高野山金剛峯寺 襖絵完成記念「千住博展」が、2019年9月14日(土)から11月4日(月・振休)まで、神戸ゆかりの美術館、神戸ファッション美術館で同時開催される。高野山金剛峯寺 襖絵完成記念「千住博展」は、千住博が手掛けてきたこれまでの主要作品や初期作品など約30点を一堂に集めた展覧会。神戸ゆかりの美術館、神戸ファッション美術館による初の合同展となる。展示のメインとなるのは、世界遺産・高野山金剛峯寺の依頼を受けて、千住博が描き上げた新作の障壁画「断崖図」と「瀧図」。奉納に先駆けて公開される「断崖図」と「瀧図」は、2作品を合わせると襖約40面、総延長は40メートル以上にも及ぶ大作だ。千住博自身も、画業40余年の集大成と位置付けている。また、ブラックライトの光によって表情を変える「龍神Ⅰ・Ⅱ」など、ユニークな演出を加えた作品にも注目したい。高野山金剛峯寺 襖絵完成記念「千住博展」の開催を記念したプレイベントとして、ヒロコ コシノ(HIROKO KOSHINO)のデザイナーであり、神戸ファッション美術館名誉館長でもあるコシノヒロコと、千住博による対談イベントを、9月13日(金)に実施。対談終了後は、開幕に先駆けて展示を観賞することもできる。【詳細】高野山金剛峯寺 襖絵完成記念「千住博展」会期:2019年9月14日(土)~11月4日(月・振休)開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日(ただし9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館)、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)会場:・第1会場 神戸ゆかりの美術館・第2会場 神戸ファッション美術館住所:いずれも神戸市東灘区向洋町中2-9-1入館料:第1会場、第2会場の共通券一般1,300円(1,100円)、大学生650円(500円)、高校生以下無料※( )内は20名以上の団体料金 ※65歳以上の方は当日一般料金の半額※小磯記念美術館の当日入館券(半券)を持参者は割引を受けられる。■イベント(事前申し込みが必要)1.千住博氏×コシノヒロコ氏 スペシャル対談(開幕プレイベント)日時:9月13日(金)14:00~15:30会場:神戸ファッション美術館 オルビスホール(建物5階)定員:250人参加料:2000円2.千住博氏スペシャルトーク日時:9月14日(土)14:00~15:30会場:神戸ファッション美術館 オルビスホール(建物5階)定員:250人参加料:無料 ※展覧会入館券(入館済半券も可)が必要申込方法:1.イベント名 2.参加者全員の名前(ふりがな) 3.年齢 4.住所 5.電話番号 を記入し、往復はがき、または神戸ファッション美術館メールアドレスに送付宛先:〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中2-9-1 神戸ファッション美術館メールアドレス:workshop@fashionmuseum.or.jp申込締切:先着順。定員に達し次第、締め切り。【問い合わせ先】神戸ゆかりの美術館TEL:078-858-1520神戸ファッション美術館TEL:078-858-0050
2019年09月13日「彼女の嫉妬が怖い」という男性って結構いるんです。可愛いヤキモチと怖い嫉妬は男性にとっては全然別物のよう……。だって心配なんだもん!という女子の気持ちもわかるけど、男性が怖い!と引いちゃう「やりすぎな嫉妬」とは?■ 会社に電話「仕事のあと、軽く飲んでたら、上司から携帯に着信が。何か失敗した?と慌てて出たら『お前の彼女が、まだ仕事してます?って電話してきたぞ』って……。確かにLINEが来ても無視してたけど、僕たち一緒に住んでるんですよ。会社に電話ってやりすぎじゃないですか?みんなに『大変じゃん笑』って笑われるし、やりすぎだと思いましたね」(28歳・男性)仕事に、恋愛をはじめプライベートなことを持ち込むのを嫌う男性は多いです。このケースでは上司に理解があったので、からかわれることはなかったのは不幸中の幸い。でも、この彼は「見境がない」「メンヘラ?」「仕事を頑張っている俺の気持ちがわかってない」と思ったそう。いくら不安でも、男性の仕事の領域には立ち入らないのが鉄則です。■ 友人関係を把握したがる「彼女を友達に会わせると、めちゃめちゃ感じよくしてくれて鼻が高かった。だから、よく友達に紹介してました。でもそれは僕の友人関係を把握して浮気しにくくするためだったんですよ。『友達と飲んでる』といえば『誰?5分以内に店の名前と、その人と撮った画像送って』とか言ってくる。『◯◯くんは地味だし安パイ(安全パイの意)、△△くんは既婚だけどイケメンだしあんまり仲良くしないで』とか……うるさいよ!正直もう別れたい」(31歳・男性)このケースの彼女は、彼の男友達に実際に会って顔を見ておき、リアルタイムで一緒にいる写真を送らせる。そして、申告通りの場所にいるか、女が同席している気配はないか、チェックするのだとか。束縛のきつさにも震えますし、彼の友達を格付けするような言動もマイナスポイント。浮気防止という点では、「彼の男友達の前で感じよく振る舞う」だけの方が、よっぽど効果的だったかもしれません。■ LINE見るだけでもダメって声も「僕には確かに仲のいい女友達はいるけど、浮気と言えるようなことはしてない。でも、僕の彼女はすごく疑い深くて、僕が寝てる時、そーっと僕の手で指紋認証を解除しようとしてたことがあるのを知ってる。でも、そうやって携帯やLINEの中身を見たら、それはもうその時で終わりって思います。だって怖いじゃないですか、一切信用してない人間(僕)と付き合い続けようっていうその心が」(29歳・男性)上2つのケースを見て「私ならしない」「やりすぎ(笑)」と思った人の中にも、「携帯ならまあ見ちゃうかも」という人もいるのでは?しかし男性からは「LINEの盗み見だけでも、もう無理」「それをやったら終わりだよ」という声も多く聞かれます。先の2つのケースのような言動は、嫌ではあるけど堂々とやっているだけまだいい。でも携帯・LINEの盗み見は、「人権を無視している」「軽蔑する」と不評。気軽にやってしまいがちだけど、失うものは多いといえそう。■ 束縛は愛情じゃないちょっとしたやきもちは可愛い。けれど、周りの人を巻き込んだり、LINEチェックなど、いきすぎた束縛に走ってしまうと「やりすぎ」と思われることに。彼女という立場なら、何をしてもいいわけではありません。信頼関係を失わないようにしたいものです。(中野亜希/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年07月12日展覧会「アニメ化 30周年記念企画 ちびまる子ちゃん展」が、京都の美術館「えき」KYOTOにて2020年2月7日(金)から3月2日(月)まで開催される。1986年に少女マンガ雑誌『りぼん』(集英社)で連載を開始、1990年スタートのアニメ放送は2020年に30周年を迎える「ちびまる子ちゃん」。明るくユーモアがある“まるちゃん”と仲間たちの日常を描く、長年お茶の間に笑顔を届ける日曜夕方に欠かせない国民的アニメだ。「アニメ化30周年記念企画 ちびまる子ちゃん展」では、放送当初からのセル画、スケッチ画、絵コンテ、映像など約350点を展示し、アニメ制作の裏側を紐解いていく。また、2018年8月に亡くなった原作者さくらももこの直筆脚本やキャラクター設定資料、プライベート作品なども登場。作者のアニメへの想いや日々の暮らしにも迫った、大変貴重な展覧会となっている。なお、2月7日(金)・8日(土)にはちびまる子ちゃんと記念撮影ができるイベントも開催される。【詳細】アニメ化 30周年記念企画 ちびまる子ちゃん展会期:2020年2月7日(金)~3月2日(月) 会期中無休 会場:美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町開館時間:10:00~20:00(入館締切:閉館30分前)※ただし、百貨店の営業時間に準じ、変更になる場合あり。入場料:一般 900円(700円)/高・大学生 700円(500円)/小・中学生 500円(300円)※( )内は前売および「障害者手帳」を提示の本人と同伴者1名の料金。※価格はすべて税込み。※前売券は2020年2月6日(木)まで、美術館「えき」KYOTO チケット窓口(休館日を除く)、チケットぴあ(Pコード 992-496)、ローソンチケット(Lコード 54549)、京都駅ビルインフォメーションなどにて発売。■ちびまる子ちゃんと記念撮影会開催日時:2月7日(金)・8日(土)※各日とも11:30~/14:00~ 開催場所:7階=美術館・南エレベータ前参加方法:開催当日 10:00~、本展図録を購入した各回先着40名にその日の参加券を配付。※詳細は美術館「えき」KYOTO公式ホームページに記載。【問い合わせ先】TEL:075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹大代表)
2019年07月04日猫の合同写真展&物販展「ねこ休み展」のスピンオフ企画「まるごとホイちゃん展 in 夏祭り」が、東京・浅草のギャラリー「TODAYS GALLERY STUDIO」にて開催される。期間は2019年7月26日(金)から9月1日(日)まで。「まるごとホイちゃん展」は、人気の甘えん坊猫“ホイップ”こと、通称“ホイちゃん”にフォーカスするもの。今回は、「夏祭り」をテーマに新作展示やグッズを展開する他、国内外で活躍するペインティングアーティスト・チョーヒカルが描くホイちゃんのトリックアートも登場する。また、来場者には先着特典としてヨーヨー釣りチケットがプレゼントされる。会場では、「ねこ休み展」ゆかりの作家陣とのコラボレーショングッズも販売。アップルココが制作した「ホイちゃんキーホルダー お座りver」や、marucoro chanの浴衣をまとった「ホイちゃんこけ)」など、夏祭り限定バージョンでラインナップする。【詳細】ねこ休み展スピンオフ企画「まるごとホイちゃん展 in 夏祭り」開催日時:2019年7月26日(金)〜9月1日(日)11:00〜19:00休館日:毎週月曜日※ただし8月12日(月)は開館、振替休日なし会場:TODAYS GALLERY STUDIO(東京都港区東新橋1丁目8台東区浅草橋5-27-6 5F)入場料:500円/3歳以下は入場無料※東京ドームシティで開催中の「ねこ休み展 夏 2019」のチケット半券持参で、オリジナルポストカードプレゼント。※本展覧会のチケット半券を「ねこ休み展 夏 2019」で提示すると、入場料200円引き。※上記は予定のため、内容は変更になる可能性がある。グッズ例:・<アップルココ>ホイちゃんキーホルダー お座りver 1,900円・<marucoro chan>ホイちゃんこけし(浴衣) 2,500円・<空木>ホイぺろ新作ポーチ 2,350円※限定グッズは数量限定で無くなり次第終了。【問い合わせ先】株式会社BACONTEL:03-5809-3917
2019年06月29日こんにちは! そんたんママです。雨の日が続くと、室内遊びの時間が増えますね。我が家のきーちゃんはぬり絵にはまり中。毎日のように塗った絵を園から持ち帰っては、私に見せてくれます。■ぬり絵が大好きな息子。けれど私は…大人向けのぬり絵なども売られている昨今。ぬり絵好きなママさんは多くいると思うのですが、私自身は大の苦手。昔から絵を描くのは好きでしたが、決められた線の中を塗るのがどうも好きになれず…。正直言って、なぜ子どもがぬり絵に夢中になれるのかわからず、部屋に飾るのも、どうせなら全部子どもが描いた絵のほうが…と思っていました。■親子ぬり絵「全然楽しくない…!」達成感が得られずため息きーちゃんが「いっしょにやろう」と誘ってくるので、1冊のぬり絵絵本を親子で塗ったりもしました。しかし、きーちゃんのぬり絵といえば、線を無視してぐりぐり〜っとクレヨン単色で描いただけのもの。私が塗りきる前に、どんどん新しいページをめくってしまうので、達成感がまるでない!えんえんと終わらぬ宿題をやらされている気分になり、私のぬり絵嫌いに拍車がかかりました。■子どもの成長は突然に…ある日、息子のぬり絵が変化した!ある日いつものように、きーちゃんが園からぬり絵を持ち帰ってきたので、「またか…」と受け取ろうとすると、「まだ、とちゅうだったんだ」と手に持ったまま。もしかして塗り足りないのかなと思い、「続き、塗る?」と聞くと、「あしたももっていく」と言って通園リュックにしまいました。はじめてぬり絵を2日かけて塗ろうとする、きーちゃんの姿がありました。■ぬり絵ってすごい! 1週間かけた超大作完成翌日、さらに塗られた絵を持ち帰ってきたので、「完成?」と聞くと「まだ」とのこと。結局、1週間かけて1枚の絵を塗ってきました。1週間飽きずに取り組む姿に「大したもんだな」と感心しましたが、ぬり絵の内容も、単色でぐりぐり塗るものから、色を使いわけて枠内を塗ろうと変化していることに気がつきました。さらに驚いたのは、家で絵の具を使った時のこと。今まで形にならなかったのが、クレヨンで形を描き、絵の具で内側をていねいに塗りだしたのです。その上達ぶりにビックリ!そこではじめて、ぬり絵はぬり絵の中だけにとどまらず、子どもの発達に大きな関わりがあるのだと実感しました。■ぬり絵に夢中なきーちゃんの「新しい発見」息子を見ていてもうひとつ気づいたのは、ぬり絵を塗っている時、何も食べていないのに口をもぐもぐ動かすようになったこと。集中するとだ液が出ると聞くのでそのせいかもしれませんが、「はじめてのクセ」ともいえるその小さな動作が妙におもしろく、ついつい見入ってしまいます。ぬり絵が得意な子(きーちゃん)、苦手な子(私)、いろいろいると思います。「知育に良いからやらせたい」というママさんもいるそうですが、ぬり絵ができずに今日まできた私からすると、できなくたってどうってことはない! です。ただ楽しんでいる子がいるならば、その気持ちは大事にしてあげたいなと感じたのでした。
2019年06月27日アザラシの合同写真展&イラスト展&物販展「あざらしラッシュ!!展」が、名古屋のTODAYS GALLERY STUDIO NAGOYAで2019年6月29日(土)から7月21日(日)まで、静岡パルコで2019年7⽉21⽇(⼟)から8⽉12⽇(⽉・祝)まで開催される。アザラシと言えば、アニメにもなって人気を博した"ゴマフアザラシ"や水族館でも見ることができる"アゴヒゲアザラシ"を思い浮かべる人も多いだろう。諸説あるが、実は全世界には18種のアザラシが存在するとも言われている。「あざらしラッシュ!!展」は、そんなアザラシにフォーカスした合同写真展&イラスト展&物販展。写真とイラストの融合展示や立体物販物、アニメーション作品などを楽しむことができる。出展する写真作家は、カナダなどでアザラシの赤ちゃんを撮り続ける動物写真家・小原玲など。会場では小原玲が過去30年間撮り溜めた作品を厳選して展示する予定だ。見るものを圧倒するほど美しく、愛らしいアザラシの姿を目にすることができる。イラストレーションは、インスタグラムでフォロワー数3万人を誇るぽんたによる“流氷からアザラシたちが昇り立つような大型作品”をはじめ、癒し系イラストが人気を博す植月えみりによる新作展示、初のアニメーション作品も公開予定。また、静岡会場では特設ブースを設置し、植⽉えみりの会場限定アニメーションやほわころくらぶのほっこり映像を公開する。約1,000種以上のグッズ販売にも注目。日本キャンドル協会認定キャンドルアーティスト作家による「流氷ごまキャンドル」、羊毛フェルトハンドメイドの「アザラシさんのパンケーキタワー」、食べ物とアザラシがコラボレーションした「あざらし寿司マスキングテープ」などが展開される。会場限定の新作グッズも並ぶのでファンは要チェックだ。【詳細】あざらしの合同写真展&イラスト展&物販展「あざらしラッシュ!!展」■名古屋開催日時:6月29日(土)~7月21日(日) 11:00~18:00休館日:月・火曜日(但し、7月15日(月)海の日は開館、17日が振替休日)会場:TODAYS GALLERY STUDIO NAGOYA(愛知県名古屋市中区新栄1-17-12-1F)入場料:600円/3歳以下は入場無料出展者:25組※来場者には先着2,000名限定で、イラストレーター・ぽんたが無数のアザラシを描いた特製オリジナルポストカード「ぎゅうぎゅうあざらし」をプレゼント。■静岡開催日時:2019年7⽉27⽇(⼟)〜8⽉12⽇(⽉・祝) 10:00〜20:00休館⽇:なし会場:静岡パルコ 3階特設会場(静岡県静岡市葵区紺屋町6-7 静岡パルコ3F)⼊場料:400円/⾼校⽣以下300円/ペア⼊場700円/3歳以下⼊場無料出展者:23組※来場者には先着1,000名限定で、⾬宮菜々⼦特製のオリジナルポストカード「ぽよざらしのポストカード」をプレゼント。グッズ例:・流氷ごまキャンドル 1,600円+税・アザラシさんのパンケーキタワー 2,500円+税・あざらし寿司マスキングテープ 580円+税・コッペパン列車マスキングテープ 580円+税<新作・会場限定>・あざらしクリームソーダトートバッグ 1,600円+税<新作・会場限定>
2019年04月27日LINEは大好きな彼にいつでも気軽にメッセージやスタンプを送ることができて便利ですよね。とはいえ、何も考えずに思いつくままにLINEをしていると「これはヤバい…」と彼を怖がらせてしまっているかもしれません。あなたは男性にこんなLINEを送っていませんか?放置は許さない!しつこい返信催促LINEこっちから連絡したのにちっとも返信が来なかったり、既読にすらならなかったりすると、つい不安になってしまいますよね。そんなとき、「今何してるの?」「なんで返信してくれないの?」と連続でメッセージを送りつけてしまうのは危険です。彼がスマホを見たときに、返信を催促するメッセージが山ほど並んでいたら、怖くてどう返信していいかわからなくなってしまうでしょう。私はこんなに怒ってるの!怒りの長文LINE彼に対して不満がたまっているとき、スマホ画面の上から下まで文字がびっしりの長文LINEを送りつけていませんか?LINEでは表情や声のトーンが伝わらないですし、一方的にこちらの言い分だけを一気に送ることできるので「私はこんなに怒ってるよ!」という思いを伝えようとして、文章が長くなってしまいがちです。しかし、長文LINEはパッと見たときにまず「何だこれ…」と恐怖を感じますし、長々と一方的に責め立てられては彼も疲れてしまいます。これでは彼も返信するのが億劫になってしまうかもしれません。私の悩みを聞いて!病んでる系LINE「つらいから話を聞いてほしい…」「どうせ私なんて…」と気持ちが沈んでいるとき、彼から優しい言葉がほしくて、頻繁に悩み相談のLINEを送っていませんか?たまに相談するだけとか、小さな悩みであれば、彼も頼られて嬉しいかもしれません。ですが、あまりにも頻繁に相談LINEが送られてきては、「またきた…」と彼もさすがにうんざりしてしまうでしょう。また、相談内容が重すぎると、彼が引いてしまう可能性もあるので注意しましょう。送る前に一度、落ち着いて内容を見直してみて!いかがでしたか?彼に「これはヤバい…」と思われるようなLINEを送ってはいないでしょうか。気軽にメッセージを送れるのがLINEの利点ですが、すぐに送る前に、一度落ち着いて内容を見直してみましょう。相手の都合を無視した内容になっていませんか?同じメッセージが人から送られてきたら、自分はどう思うでしょうか?衝動的に送ったLINEで彼との仲を壊してしまわないよう、くれぐれも気をつけてくださいね。
2019年03月27日こんにちは、もつです。突然ですが、私は昔から絵を書くことが趣味でした。昔はただの落書きをしていたんですが、子どもが生まれて絵を書く事が好きでよかったと思う事がありました。一つ目は子どもと一緒に絵を書くのが楽しいという事です。お人形遊びなどの、いわゆる子どもが好きな遊びが苦手なんですが、お絵かきは私も楽しく付き合えるのでよく誘っています。娘に書いてもらったり、私が書いたものに色をぬったり、誰か当ててもらったりして遊んでいます。もう一つは、子どもの成長を絵日記にして残せるので細かい所まで思い出せる事です。どうしても写真には残せないタイミングがありますよね。そういった事も絵だと表現できるので、書いておくと後で思い出せるのでよかったと思います。また、2人目が生まれて娘はこの時期どんなだったかな?と思い出せるので、絵日記は本当におすすめです!自分のその時の感情も書き残せるのも気に入ってます。娘ももお絵かきが好きで、よくいろんなものを書いてくれるのでこれからの作品が楽しみです!●ライター/もつ
2019年03月05日猫クリエイターによる合同写真展&物販展「ねこ休み展」冬の本祭が、2019年1月25日(金)から2月24日(日)まで、東京・浅草橋のTODAYS GALLERY STUDIOにて開催される。これまで55万人以上を動員してきた、人気の猫クリエイターによる、ねこの合同写真展&物販展「ねこ休み展」。SNSで人気のスター猫の写真をはじめ、キャットモチーフのグッズ販売などを行っている。「ねこ休み展」冬の本祭では、過去にふーちゃん、うらちゃん、ホイちゃんなどのスター猫を描き下ろした福嶋吾然有が、無防備な寝姿で人気の猫“どんぐり”とコラボレートした作品を展示。サイン・シリアル⼊りの複製ポスター、ミラー、マウスパッドなどのグッズも限定販売される予定だ。また、北海道で過ごすスター猫「ももとみらい」も初参戦。北国の四季の移り変わりとともにのびのびと過ごす猫たちの自由な姿を映した写真を展示予定だ。開催期間中の2月22日(金)の“猫の日”には、営業時間を22時まで延長。19時よりから「ミッドニャイトパーティー&ワークショップ」として、Mai Yamamotoによるオリジナルザビエルの作り方を初公開。通常つけていない鈴やリボンなどのデコレーションも、最大2個まで施すことができる。【詳細】「ねこ休み展」冬の本祭開催期間:2019年1月25日(金)~2月24日(日)11:00〜19:00※2月22日(金)猫の日のみ、22:00まで開館。会場:TODAYS GALLERY STUDIO住所:東京都台東区浅草橋 5-27-6 5F休館日:月曜日入場料:500円※3歳以下は入場無料出展者 : 34組■ミッドニャイトパーティー&ワークショップMai Yamamoto<オリジナルザビエルの作り方>参加費:1,800円+税日時:2月22日(金) 19:00〜 先着30名
2019年01月21日特別展「息を呑む繊細美 切り絵アート展」が、神戸ファッション美術館で2019年1月12日(土)から3月24日(日)まで開催される。特別展「息を呑む繊細美 切り絵アート展」では、切り絵にフォーカス。はさみやナイフで紙を切ることによって人物や風景などを表現する切り絵は、職人たちの“カミワザ”が感じられる繊細なアート作品だ。今回は、蒼山日菜(あおやま・ひな)、倪瑞良(にい・みずよし)など国内外で高い評価を得ているアーティストたち11名が参加。平面的、モノトーンといった従来の切り絵のイメージから解き放たれた、自由で個性的な作品110点が集結する。【詳細】特別展「息を呑む繊細美 切り絵アート展」会場:神戸ファッション美術館住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1開催期間:2019年1月12日(土)~3月24日(日)時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日※1月14日、2月11日は開館。翌1月15日、2月12日は休館。入館料:一般 1,000円(800円)、大学生・65歳以上 500円(400円)、高校生以下無料※カッコ内は30人以上の団体料金※特別展期間中は特別展料金で特別・常設展の両方観覧可。なお、特別展期間中は常設展のみの観覧は不可。※神戸ゆかりの美術館の当日入館券持参者は割引。参加アーティスト:蒼山日菜、井出文蔵、酒井敦美、関口コオ、辰己雅章、筑紫ゆうな、倪瑞良、林敬三、百鬼丸、福井利佐、柳沢京子【問い合わせ先】神戸ファッション美術館TEL:078-858-0050
2019年01月12日ねこの合同写真展&物販展「ねこ休み展」のスピンオフ企画「まるごとホイちゃん展 in ⼤阪」が、ルクア大阪にて開催。期間は、2019年1月16日(水)から21日(月)まで。「ねこ休み展」史上初の単独展開催となる本展。記念すべく第1回目の主役に選ばれたのは、「ねこ休み展」で⼈気の⽢えん坊猫“ホイップ”こと、通称“ホイちゃん”だ。まるで「チクワ」のようなユニークな模様の毛並みを持つホイちゃんは、その愛らしい姿からSNSで25万人超えのフォロワーを持つアイドル猫でもある。今回は、そんなホイちゃんに焦点をあてた新作や未公開作品を展示。また2.5メートルを超える超巨⼤化したホイちゃんと写真が撮れるフォトスポットも設置予定など、会場全体がホイちゃん一色に彩られる。ファンにはたまないグッズコーナーには、「ねこ休み展」ゆかりの作家陣とのコラボレーションアイテムも登場。<灯さかす>とタッグを組んだステッカーや、<marucoro chan>とコラボレートした「ホイちゃんこけし」など、会場でしか手に入らない限定グッズが並ぶ。さらに期間中は、先着入場者1000名に、ホイちゃんの姿を捉えたオリジナルポストカードを配布する嬉しい特典も用意。なお1月19日(土)と20日(日)には、ホイちゃんの飼い主である“ホイ主”も在廊する予定だ。【詳細】「まるごとホイちゃん展 in ⼤阪」期間:2019年1月16日(水)~21日(月)10:00〜21:00 ※最終⽇のみ19:00閉場休館日:なし場所:ルクア大阪 9階 LUCUAホール住所:⼤阪市北区梅⽥3-1-3⼊場料:300円 ※3歳以下無料※上記は予定の為、内容が変更になる可能性有り■アイテム例<灯さかす>ステッカー 2種 各700円<0313>オリジナルトートバッグ 2,400円<marucoro chan>ホイちゃんこけし 2,500円■入場者特典先着入場者1000名に、ホイちゃんのオリジナルポストカードがプレゼント
2018年12月28日“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”にお悩みを送ってくれた方の中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。〜「mihoさん 40歳」のお悩み〜はじめまして。 いつも、男性目線の感じ方を解りやすく、直球なコラムを楽しく、興味深く、参考にさせてもらっています。 さて、今回の相談です。今、私には、“好きだ”とお互いに言っていないのに、体の関係がある男性がいます。同じ職場の者同士のため、相手の仕事ぶりや性格は知るところなのですが、はっきりと好意のある言葉をかけてくれず、ヤキモキしています。その方は、9才歳上で離婚経験があります。 奥様とは、生活習慣や考え方の不一致が原因で別れたそうで、女性に対して慎重になっているのかなあ…と考えています。私も若くありませんから、遊ばれているのか、本気で付き合っていくつもりなのか、言葉で安心したいのですが、失うのが怖くて尋ねられません。こちらから、好きなアプローチが強くても重たがられてはいけないと、心理的なブレーキがかかってしまいます。 どうしたら、男性の曖昧な関係でよしとする気持ちを変えられるでしょうか?アドバイスをお願いします。〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜この手の相談ってホント多くて、頻繁にこの問題について考えていますが、「そういうものだと思うしかない」というのが、まず最初の答えです。20代くらいの女子が同様の質問をしたら「彼からLINEの返信が返ってきません」とか「既読スルーされます」という相談になるのだけれど、とにかく男が適量と思われる量の言葉を使わないことに不安を覚え、それをどうにかしたいと思って悩んでいる女性でこの世は溢れている!女性はなにが楽しくてあんなにたくさんおしゃべりするのだろう「男性はなぜ言葉を上手に使わないのだろう」という女性が抱く疑問と、「女性はなにが楽しくてあんなにたくさんおしゃべりするのだろう」と男が抱く疑問って、根本のところでおなじなんですよね。つまり、そこからは「それはそういうものだ」という視点が抜け落ちているということです。男はなぜ口数が少ないのか?(=女性はなぜおしゃべり好きなのか)という問いに、おそらく心理学は何らかの理由を述べているのかもしれないですね。でもそれは「それだけのこと」です。たとえば、心理学が「男はもともとシャイだからです」という答えを出しているとして、あなたはその答えを聞いて満足しますか?きっとしないですよね。それは「一般的な理由」であって、あなたが欲しいのは、あなた方だけの理由と解決法ですもんね。2種類の男がいます男には2種類いて、それは言葉を適切に使える人と使えない人です。これは若い頃からほぼ一貫して変わらないその人の性質です。20歳くらいでよくしゃべる男は40歳になっても50歳になってもよくしゃべるし、反対に20代から無口な男は40歳になっても50歳になっても無口です。あなたの彼は若い頃から女性に対して無口だったはずです。だから今さらその性格を変えろと言われても無理です。ちなみに男だって、女性に対して「どうしてそんなにずっとしゃべってるの?」と思うことがあるんですよ。でもそういう女性って、それこそ小学生くらいからすごくよくしゃべる子だったわけで、「今さらそれを言ってもしかたない」んですよね。相談の本質って、彼が無口だというところにはないではどうすればいいのかといえば、カップルでお互いにちょうどいいと思える量の会話ができる「関係」になればいいわけです。「彼が無口で、しかもわたしからは彼に今後のことを怖くて聞けない」じゃなくて、彼が無口なら無口なりに、あなたが今後のことを彼に聞けるような関係になればいいということです。と、ここまで読んでお気づきかもしれませんが、あなたの相談の本質って、彼が無口だというところにはないんですよね。ましてや、彼の「曖昧でよしとする性格」を変えるとコトがまるく収まるわけでもないんですよね。冒頭に書いた若い女子のLINE問題も、あなたの問題も、根本は「ふたりでしっくりくる関係になっていない」ところにあります。愛ってホントは「ふたりで実際にやったこと」がすべてではどうすればしっくりくる関係になるのかといえば、その答えの1つは、パラドックス的に「カップルでたくさんおしゃべりしよう」ということなわけですが!他に答えがあるとすれば、無口なままでいいので、ふたりで一緒になにかをすることでしょうね。小旅行でもいいので彼とどこかに行くとか、そういうことをすること、つまりふたりの「歴史」をつくること(ふたりだけの経験を積み重ねること)です。無口でも仲睦まじいカップルって、ふたりだけの歴史をつくっているカップルなんですよね。もう若くないから、なにかと怖いというのはよく理解できるけど、怖くても怖くなくても、また、彼が無口であっても饒舌でも、ふたりでふたりだけの歴史をつくることはできますよね。彼が無口だとあなたは物足りなさを覚えるかもしれないけど、愛ってホントは「ふたりで実際にやったことがすべて」だから。(ひとみしょう/作家)
2018年12月22日読者の皆さまにはまだ引っかからないニュースかもしれないけれど、先日、「女性たちの間でグレイヘアというスタイルが広まりつつある」という記事を見ました。年を重ねた女性たちが白髪染めをやめて地毛のままでいるというムーブメントが少しずつ広がっているようです。そういえば本屋でもグレイヘアのスタイルブックが平積みになっていたし、そこに登場する女性たちはいずれも個性が際立っていて素敵だったし、いいじゃんいいじゃん…と私は思ったのです。しかしその記事を読み進めていくと、「んん?」と思う箇所にぶち当たりました。それは、女性のグレイヘアに否定的な男性の意見。曰く「主張が強い女性という感じがして怖い」「自分が男性として見捨てられた気がして寂しい」…。そろそろ総白髪にさしかかろうという年齢になってもまだ「主張が強い女はうんぬん」て声に遭遇しなくちゃいけないのか…あほくさ! 同じグレイヘアの男性を見ても、素敵だと思いこそすれ誰もそんなこと言わないのになー。「主張する女、強い女は怖い(=モテない)」という言葉はみなさんご存知の通り、若い頃から女子たちに五月雨式に降りかかる呪いです。服装や髪型、はっきりものを言うこと…その程度ですぐに「怖そう」というレッテルを貼られがち。さまざまなメディアやシーンで「だからこそ女は優しくやんわりと、男性を立ててうまく操縦しながら生きましょう」とずっと言われ続けてるんですけど、もういい加減やめてよくないすか?これに忖度するの。「物言いや自己主張がガンガンに強い人は怖い」ってのは分かります。でもそれは男女関係なく「人として、キャラとして怖い」って話ですよね。でも、男だと「頼もしい」が、女だと「おっかない」になるみたいなの、もう勘弁です。好き嫌いの話なら個人が思う分にはいいんですけど、それをあまねく女性に吹き込まないでほしいよね。世の中には「女性は俺より弱くあってほしい」という男性がそんなたくさんいるの?マジで?女が下になることでやっと保てる男のアイデンティティなんて羽毛じゃないですか。羽毛の軽さ。吹けば飛ぶ。それを保護してあげる必要なくない…?そういう男性はこの世界の片隅でお好きにやって頂いて、女子のみなさんは決してそれを「男性の総意」「世の真理」とは思わないようにしましょう。もちろん「威圧的、高飛車」みたいなのは男女問わずよくないけど、これからの世の中、なるべく心身ともに「強い女」である方がいいと私は思います。自分のためにも、パートナーのためにも、社会のためにも。そして「女は弱い方がいい」と思ってる男よりも「強い女がいい」と思ってる男を探しましょう。大丈夫、そういう男性は意外とたくさんいるから。弱いふりして男に庇護されて生きられた時代は、とうに終わった気がします。男だって決して強い生き物じゃないってことは、みんなうすうす気付いてるはず。これからは男女助け合ってサバイブしていく時代。ならば片方が弱った時、もう片方ががっちり支えられないと困りますよね。飲み会で一方的には話しまくらない方がいい。でも男性を立てるために「そうなんだーすごーい」という役割におさまる必要はない。年長者を敬い、彼らに可愛がられることは悪くない。でも彼らの「若い女は無知」という思い込みに合わせる必要はない。バリバリ稼ぐ男を支えるというのもアリだ。でも「私は彼に比べて大したことないし」と思ってしまうのは大きな間違い。周囲をなごやかにするのも大切なこと。でも空気読みすぎて「NO」を引っ込めるのはやりすぎ。人の気持ちを考えられる優しい女は貴重だ。でもあなたを大切にしていない人に尽くすのは時間のムダだ。自分と、大事な人を守る。それは時に「怖い」と言われることもあるだろうけど、知ったこっちゃありません。卑怯なもの、ナメてくるもの、よこしまなものをはねのけるためにも、女はちょっとくらい怖くてナンボですわ。強くたって、しっかり者だって、時に怖くたって、男を褒めて2人で笑いあって幸せになることは十分できます。愛嬌も可愛げも両立できます。見た目はふんわり柔らかでも、噛んだらしっかり芯がある。そんな絶妙な焼き加減の女でいきましょうぜ。
2018年11月19日10月5日から上野の森美術館で『フェルメール展』がはじまります。この展覧会のナビゲーターとして音声ガイドを担当される女優の石原さとみさんにインタビューを実施。音声ガイドの収録を終えたばかりの石原さんに、展覧会のことや美術の楽しみ方について語っていただきました!音声ガイドに初挑戦、その感想は?【女子的アートナビ】vol. 126――今回、美術展の音声ガイドに初挑戦とのことですが、収録を終えられて、今の感想をお聞かせいただけますか?石原さん最初は緊張しました。みなさんの耳もとで流れる声なので、どういうテンションでどういう声色でどういう硬さがいいのか、とても迷いました。はじめは硬めにやってみたのですけど、休憩後に柔らかい調子でやってみたら、この雰囲気がいいなと思って、また最初からやり直したりもしました。いろいろ試行錯誤して……。まだ完成したものを聞いていないのでわからないのですが、「これでいい」と言ってくださったスタッフのみなさんを信じるしかないです(笑)。――収録の様子をスタジオで拝見していたのですが、録音されているときの表情がとても優しい雰囲気でした。石原さんフェルメールの絵が柔らかい雰囲気なので……、堅い表情よりも柔らかい表情で優しく問いかけているほうがいいのかな、と考えたりしましたね。――今回の音声ガイドのなかで、特に石原さんが気に入っている部分、「これだけは聞き逃さないでほしい」と思われている部分はありますか?石原さん展示室の1階「フェルメール・ルーム」の前で流れるボーナストラックです。私が自分で考えた文章を読んでいるんですけど、ここは「消さないで!」って(笑)。最後まで聞いてほしいなって思います。ここではフェルメールについて話しているのですけど、私が思うフェルメールの良さみたいなものが何か伝わったらいいなと思っています。女心を描いた絵が好き!――今回展示される作品の中で、お気に入りのフェルメール作品はどれですか?石原さん黄色い上着を着ている女性の絵シリーズが好きですね。ラブレターを書いているかもしれない、読んでいるかもしれない、という雰囲気の絵があるのですが、女性としていろいろ想像してしまうんです。全作品、とても想像しやすくて……。もし絵の中に吹き出しがあったら、登場人物はなんて言っているのだろうか、ということを想像しやすい作品だと思うんです。日が沈んできて、小さな窓から入る光だけをたよりに絵が描かれている感じが、女性の持つ女心のせつなさみたいなものとか、はかなさみたいなものが表わされている感じがして、とても好きですね。絵のモデルにシンパシーを感じる――女優さんとして、何かフェルメールに共感する部分はありますか?石原さんつい最近までやっていたドラマ『高嶺の花』では華道家の役を演じて、ゼロからイチにする作業の苦悩みたいなものを描いていたので、芸術家の苦悩というのを疑似体験させてもらいました。でもどちらかといえば、作品に描かれている登場人物のモデルさんのほうに共感しますね。私自身、監督さんからの難しい注文を聞かなければならない状況がよくあるのですけど、例えば《牛乳を注ぐ女》のモデルさんも、「もうちょっと細い感じで牛乳を流してほしいんだけど…」とかフェルメールに言われて牛乳の量を調整したりしているのかな、と勝手に想像したりして(笑)、すごくシンパシーを感じます。ファッションもかわいいです!――フェルメール作品で女の子が楽しめるポイントはありますか?石原さん専門知識がなくても楽しめる絵画だと思います。絵画って難しいイメージがあるんですけど、フェルメールの絵は見て想像しやすいので、「全然難しくないよ」って言いたいです。歴史を知らなければいけないとか、勉強していかなければとかはいっさいないから大丈夫です!また、フェルメールのブルーや黄色がとても鮮やかなので、17世紀に描かれたものが現存するんだというその希少価値、その昔からの美しさを今も美しいと思えるかどうかも試していただきたいですね。あとはファッションもかわいいし、恋をしている女性の絵や、恋に焦がれている感じの絵がフェルメール作品には多いので、そこも女子が共感できるポイントかもしれないですね。また、ドラマや物語が好きなみなさんは、ひとつの絵を見ていろいろなことを想像してみると楽しめるのではないかなと思います。NYでアート好きに…――海外旅行ではわざわざ美術オタクのガイドさんをリクエストすることもあるそうで、ふだんから美術に親しまれていますが、美術や芸術にはいつごろから興味がありましたか?石原さん小さいころから親に美術館に連れて行ってもらっていたと思います。バレエとかも見に行った記憶があります。習い事もやっていたので、「習い事をするなら一流のものを見なさい」といわれていましたので、そのころからのベースはあるのかもしれないですね。でも、自発的に好きになったのは、2010年にニューヨークに遊びに行ったときかな。いろいろな美術館に行ったり、舞台を見たり、楽しめたので。見方がわからなくても、見て回るのが楽しくて。そこでたぶん博物館よりも美術館が好きって自覚したと思います。そして一昨年スペインに行って、美術オタクの人にガイドをしてもらってから、美術の見方とか楽しみ方を感じて、そこから日本でも海外でも美術館でより楽しめるようになりましたね。各部屋にアートを飾っています――特に好きな画家はいらっしゃいますか?石原さん家で飾るなら、持っていないですけど、ミロ(スペインの画家)の絵が好きです。抽象画ですけど、夢と現実のはざまのような雰囲気がすごい好きですね。どこの部屋に飾っても通用する色で、好きな色を選ぶ感覚で選べる絵画は飽きがこないから。フェルメールも色がステキだから飽きがこなくてさみしくならない。風景画でもさみしい絵ってけっこうあるのですが、そういうのは家に飾りたくないですね。――実際、何か家に飾っていらっしゃいますか?石原さんいっぱい飾ってありますよ。各部屋に全部あります。キューバで買った誰が描いたのかわからない絵もありますし、海外の美術館で買ったポストカードを額縁に入れて飾ったりとかしています。私はひとりで見るのが好き――石原さん流の美術館めぐりのコツ、楽しみ方を教えてください。石原さんあまりオススメはしないんですけど……、私はひとりで見たいです。ひとりで行ったり、時間差で友だちと行って、そのあとお茶したりしています。それぞれ見るスピードが違ったりするので、無理に合わせなくていいかなと思うんです。音声ガイドを聞きたい子も聞かない子もいるので。私は聞きたい派なので、見るペースが変わってきますよね。ひとりで音声ガイドを聞きながら、誰の目もペースも気にせずに、絵と自分の一対一で楽しみながら考えている時間は好きです。気に入った絵は絶対ポストカードも買いますよ。気軽にカジュアルに来てみてほしい――最後に、読者の方にメッセージをいただけますか?石原さん絵を見る際、どんな見方も正解がない……いや全部正解なんですね。どこが気になっても正しいし、歴史を知らなくても、「ここが気になってこう思う」というのも、もしかして歴史が全部正しいわけではないから正解かもしれない。今回は難しくない美術展だからこそ、気軽な感じでカジュアルに来てもらって、一流のものに触れてほしいです。17世紀のオランダで輝いていた色というものを今も感じられる……その喜びは作品を見たら感じられるので、会場にきて見てほしいですね。若くて感受性豊かなみなさんが作品を見て何かを感じる、その可能性をこの展覧会で引き出せるかもしれないから、ぜひ足を運んでほしいですね。取材を終えて…あの美しすぎる眼差しで、筆者の目をじっと見ながら質問に丁寧に答えてくださった石原さん。その言葉の端々から、美術を愛する気持ちがあふれ出ていました。今回、特別に収録中のスタジオも取材させていただいたのですが、石原さんは納得がいくまで何度も果敢に吹き込みにチャレンジされていました。またスタッフのみなさんの熱量も非常に高く、プロフェッショナルな熱い現場の雰囲気に感動しました。そんな石原さんたちの情熱が詰まった音声ガイド、東京の会場では来場者全員、無料で借りることができます。ぜひ彼女の優しい声を聞きながら、珠玉のフェルメール作品を楽しんでみてくださいね!『フェルメール展』概要同展は、日本初公開を含む9点ものフェルメール作品を展示する、日本の美術展史上最大となるフェルメールの展覧会です。東京展の会場ではフェルメール作品が一堂に会する【フェルメール・ルーム】が登場。まるで奇跡のような贅沢な空間でフェルメール作品を堪能できます。ほかに、ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ステーンなど約40点の作品を通して、17世紀のオランダ絵画を心ゆくまで楽しめます。会期:2018年10月5日(金)~2019年2月3日(日)※会期中、一部作品の展示替えがあります。「赤い帽子の娘」10/5(金)〜12/20(木)、「取り持ち女」1/9(水)〜2/3(日)時間:9:30~20:30(入場は閉館の30分前まで)※開館・閉館時間が異なる日があります。詳しくは公式サイトをご確認ください。休館:12月13日(木)前売り日時指定券:一般¥2,500/大学生・高校生¥1,800/中学・小学生¥1,000/未就学児無料※本展は、日時指定入場制。入場券は事前にご購入ください。※音声ガイドは来場者全員無料
2018年09月27日「息をのむ繊細美 切り絵アート展」が、2018年9月29日(土)から12月16日(日)までの期間、茨城県・しもだて美術館にて開催される。紙などを切って形造られた作品である切り絵は、国や地域によっても作風が異なり、それぞれの風土や歴史を背景として発展してきた。「息をのむ繊細美 切り絵アート展」では、関東で初めて、現代日本を代表する11人の作家の作品を一堂に展示。ハサミのみで美しく繊細なリース切り絵を制作する蒼山日菜、過去に歌手の中島美嘉のCDジャケットやステージ装飾なども手掛けた福井利佐などが生み出した、渾身の力作を是非会場で見てみてはいかがだろうか。【詳細】息を呑む繊細美 切り絵アート展開催期間:2018年9月29日(土)~12月16日(日)場所:しもだて美術館住所:茨城県筑西市丙372開館時間:10:00~18:00 ※入館は17:30まで休館日:月曜日(祝日の場合は翌休館)入館料:一般700円、団体(10人以上)650円、高校生以下無料※板谷波山記念館入館券の半券提示で、600円で入館可能。※障害者手帳等を持参の場合、付き添い1人まで入館無料。※毎月第3日曜日「家庭の日」は、高校生以下を連れた家族は入館無料。
2018年08月10日教室の壁に貼られた子どもたちが描いた絵の中で、とても上手に描けている子の作品を見て自分の子の作品と比べてしまい、「自分も絵を描くのが苦手だから仕方ない」なんて思ってはいませんか。幼少期は、絵の描き方がわからないから、うまく描けないということがよくあります。つまり、感性やセンスの問題ではなく、線の書き方がわからないということなのです。そこで、今回は幼児絵画指導インストラクターである筆者が、難しいと思われがちな動きのある人物の簡単な描き方を紹介します。子どもの絵画レッスンを始める前に●線と形を描く練習から始める例えば、サクランボを描いてみようといったときに、丸を描くことができなければサクランボを描くことができません。絵を描くためには、まずはじめに線や丸、三角、四角などの形が描けるようになることが大切。線と形が描けるようになったら、虹や蛇など曲がった線を描く練習もしてみましょう。●形をとらえる練習をする線と形が描けるようになったら、対象物の形をとらえる練習をします。どんな形をしているのか、見て考えて図形を組み合わせたりしながら、線で描いていきます。家の絵を描きたいなら、四角の上に三角を描く。というように積み木遊びの感覚で描き進んでいっても楽しいですね。動いている人物を描いてみよう夏休みの思い出や運動会をテーマにしたときに描くことが多い、人物画。人の形や大きさをバランスよく描くのは、難しいもの。そこで、家にあるもので簡単に描くコツを紹介します。●モールで形をとらえる形が固定されているものは、描きやすいですが、動きのある人物を描くのはちょっと難しいですよね。そこで、モールを使って形をとらえていきます。針金入りのモールなら、好きな形に簡単に動かせます。モールがなければ、毛糸で代用してもいいでしょう。走っているとき、人の手や足はどんな形をしているのか、子どもと一緒にポーズをとりながら考えてみたりしてください。●モールで作った形を線で描くモール形を作ったら、その形を線で描きます。●線に肉付けをしていく線を軸にして、体のこの部分はどのくらいの太さなのか、考えながら肉付けをしていきます。そうすると、走っている人の形が、浮かび上がってきます。●装飾をして完成髪型や洋服を考えながら装飾していけば、走っている人物画の完成です。描き方がわかれば絵を描くことがもっと好きになる!絵画コンクールなどがあると、自分の子と他の子が描いた作品を比べてしまうママが多いのですが、絵が上手かどうかということよりも、子どもが絵を描く方法を知っているのか、楽しく描けているのかということに気がつくことが大切です。絵画というと難しくとらえてしまうママも多いのですが、図形を組み合わせる絵描き歌などを取り入れながら、おうちで楽しく絵画レッスンしてみてはいかがでしょうか。描き方がわかると、意欲がわいてきて絵を描くことがもっと好きになるはずですよ。<文:フリーランスライターやまさきけいこ>
2018年06月29日「猫さま大賞」は、厳正なる審査を重ねて選ばれた猫たちを紹介する大人気企画です。今回は、何をしていたって、美しければすべてOK!悔しいほどに絵になる美猫さまたちが大集合。なつこくりくり、ワクワクな目がキュート!と思ったら、第3回準グランプリのなつこさまでした。もふお野良出身の保護猫だそうですが、イケニャンポテンシャルの高さを感じます!これじゃ放っておけません。くらら真っ白ボディにオッドアイの瞳がなんともお美しい!上目づかいで見つめるだけで破壊力あります。チャコ白い絨毯に溶け込みそうなボディをくねっとひねり、お色気ポーズで悩殺。「男子ですけどね」ぎんた蝶ネクタイ&衿付きのカラーが甘いお顔立ちに似合いすぎ。猫界のプリンス、ここに現る!せっちゃんどこか遠くを見つめるまなざしが凛々しい。ワイルドな毛並みにもシビれます。ふわり「なに、なんか用?」。カーテン裏でおくつろぎのところすみません。不意の表情もかわいいです。ぽんず透んだブルーの瞳と、ラブリーなピンクのお鼻にキュン♪それにしても、マグカップの位置が絶妙。ミッシェル黄色い目が美しいクールビューティさん。「黒猫って撮りにくいし、損してるのよね……」しらす「よく見てね♪」。小首を傾げているそのお顔をよく見れば、とても美形さんなのでした。ニャンタ、ヨシコ兄妹なのか親子なのか……?柄は違えど、整った目鼻立ちがなんだか似ています。りん気品溢れるゴージャス美猫の王道、チンチラさん!「んふ~♪」。自分がかわいいこと知ってますよね?フランスちょっとずれた前髪や途切れた鼻の縁取りのことはさておき、こちらもシュッとした美形です。福ふんわりミルクティー色の毛並みに映える、淡いブルーの瞳は子猫ならでは。「今は、すっかりオレンジの瞳よ」桃二郎「おぉ、あれは!!」何かをロックオンした時の表情も、イケニャンだとサマになりますね~。ジャックダニエル得意技は上目づかい。「オレがこうやって見つめたら、もうみんなイチコロよ……(古っ)」※『anan』2018年7月4日号より。文・野尻和代(by anan編集部)
2018年06月28日上野の森美術館で『ミラクル エッシャー展』がはじまりました。見るほど深みにはまるトロンプ・ルイユ(だまし絵)をはじめ、不思議で奇妙な版画作品が勢ぞろい!思わず「ありえない!」と声を上げたくなる究極のアートも登場します!『ミラクル エッシャー展』、スタート!【女子的アートナビ】vol. 113この展覧会は、オランダ出身の版画家、マウリッツ・コルネリス・エッシャーの生誕120年を記念して開催。彼の代表的な作品ともいえるトロンプ・ルイユ(だまし絵)をはじめ、初期作品や直筆ドローイングなどを紹介しています。日本でも人気の高いエッシャーは、これまでも何度か作品展が開かれてきましたが、今回は約150点もそろう大規模展。世界的なエッシャーコレクションを誇るイスラエル博物館から来日した作品で構成され、日本初公開となる秘蔵コレクションも見ることができます。エッシャーって?1898年にオランダで生まれたエッシャーが最初に版画制作を行ったのは、中学校での美術の授業。でも、大学では当初建築を学んでいたそうです。その後版画科へと転じて版画家メスキータのもとで技法を学び、自身も版画制作の道へ進むことになります。旅好きのエッシャーは各地を周りながら作品を制作。特にイタリアは好きだったようで北から南まで多くの街を訪れています。イタリアにしばらく定住し結婚もしますが、ファシズム台頭によりスイスに移住。さらにフランスやスペインを旅しながらベルギーに移住したあとオランダに戻り、1972年に亡くなるまで故国に定住しました。最初の見どころは?同展の会場は「科学」「聖書」「風景」「人物」「広告」「技法」「反射」「錯視」の8つのテーマで構成されています。例えば入場してすぐの部屋、「科学」の展示室で見られる《メビウスの輪I》はエッシャーにしてはシンプルな作品。ですが、よく見るとそんなに単純な形ではないようです。3匹の魚がそれぞれ相手の尾にかみついている構造でエンドレスにループ。じっと目で追い続けると確実に目が回ります。また、「風景」のコーナーではローマの街やアマルフィ海岸など景色をテーマにした素描や木版画が並んでいます。平坦なオランダで生まれ育ったエッシャーにとって、起伏のあるイタリアの風土は新鮮で、多くのインスピレーションを受けたそうです。断崖の景観や山上の集落など、彼の視点で切り取った美しいイタリアの風景を堪能できます。見れば見るほど大混乱…!それでは、2階の展示室に向かいます。移動の際にチェックしたいのが、展示室の壁面。階段の途中にもエッシャーのキャラクターがさり気なく描かれているので、ぜひ探し出してみてください!2階の奥、「錯視」の部屋で展示されているのが、彼の代表的な “だまし絵” のひとつ、《相対性》。独立した3つの世界がひとつの絵の中に描かれているのですが、それぞれの空間で重力が異なっています。まさに現実ではありえない世界。空間や繋がりの不自然なところを探し出そうと凝視してみたのですが、見るほどに混乱してきます。この独創的な空間表現は多くのクリエーターに影響を与え、ハリウッド映画などにも使われています。最後の最後もお見逃しなく!また、最後のエピローグの展示室で紹介されているのが、長さ4メートル近くもある大作《メタモルフォーゼII》。文字からはじまった絵が四角形や六角形などに形を変え、さらにハチの巣や魚、建物などに変容しながら最後はまた文字に戻るという不思議なアートで、展覧会の目玉作品です。この作品は展示室中央のガラスケース内に展示されていますが、拡大してパネルにしたものが展示室の壁に貼られています。(上の写真はパノラマモードで撮影)プレス内覧会では、展覧会の監修をされた東京藝術大学大学美術館の熊澤弘准教授が本作品について解説されました。それによると、エッシャーはスペインのアルハンブラ宮殿に旅したとき、建物の幾何学的なタイル模様に強いインパクトを受け、本作品のようなタイル模様が徐々に変化していく表現を生み出したそうです。また、彼の作品は戦後アメリカの雑誌などに紹介されて評判となっていったそうで、「アートの領域よりも科学や数学の分野で取り上げられる機会が多かったのがエッシャーのおもしろいところ」と語っていました。20世紀の科学者や数学者、建築家だけでなく現代のクリエーターたちにも多くのインスピレーションを与え続けているエッシャーの魅力、ぜひ美術館で体感してみては?Information会期:~7月29日(日)会期中無休時間:10:00-17:00※毎週金曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで会場:上野の森美術館料金:一般 1,600円/大学生・高校生1,200円/中学生・小学生 600円/小学生未満無料※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しております。
2018年06月21日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優、モデルの岡崎紗絵さんです。女優としても、モデルとしても。もの作りの現場にいることが幸せ。雑誌『Ray』の専属モデルとして活躍しながら、女優としても邁進中。現在はドラマ『ブラックペアン』に出演している。「初の医療ドラマということで緊張していましたが、楽しい現場です。研修医役同士仲がいいですし、ベテランの先輩方の演技を間近で見るのは勉強になります。今後出てみたいのは、時代物。所作を学びたくて、茶道を習う予定なんです」。将来の夢は、家庭を持つこと。「なんて言いながら、現段階では想像すらできません。今は仕事に打ち込みたい。いつかきっと…ですね(笑)」実家で飼っている愛犬のレオくん♪家族とアルバムアプリで画像を共有していて、しょっちゅう眺めています。お菓子代わりにドライフルーツを。小腹がすいた時用にいつも携帯。イチジクは美容にいいし、味も好き。カラーサングラスにハマっています!最近よくかけるのがピンク。肌なじみがよく、さらりとかけられますよ。おかざき・さえ1995年生まれ。2012年にミスセブンティーングランプリ獲得。現在はRay専属モデルを務める。ドラマ『僕たちがやりました』(フジテレビ系)など出演作多数。※『anan』2018年6月20日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年06月18日視覚の魔術師といわれた版画家の世界最大級コレクションが初来日。『生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクル エッシャー展 奇想版画家の謎を解く8つの鍵』が開催されます。子供の頃、はじめてトロンプ・ルイユ(だまし絵)を見たときはあまりにも不思議で、描かれている階段を何度も指でなぞったりしたものだ。精緻に描かれたトロンプ・ルイユは、エッシャーの代名詞。現実にはあり得ない構造物や、画面の中で無限に繰り返されるループなど、透視法を用いた独創的な作品には、大人になった今も惹きつけられる。オランダ生まれの版画家、マウリッツ・コルネリス・エッシャー(1898~1972年)。24歳のとき、スペインのアルハンブラ宮殿で幾何学模様の装飾に魅せられ、その体験が後の作風につながっている。ほかの芸術家との交流がなく、美術史においては異端ともいえる存在だ。そんなエッシャーの世界最大級のコレクションを持つイスラエル博物館から、普段は公開されていない同館秘蔵の作品のうち約150点が初来日。“科学”“聖書”“錯視”など8つのキーワードごとの展示構成で、エッシャーの世界の謎に迫る。展覧会ナビゲーターを務めるバカリズムさんによる作品解説も、会場でのお楽しみ。上野の森美術館東京都台東区上野公園1‐2開催中~7月29日(日)10時~17時(金曜~20時、入館は閉館の30分前まで)会期中無休一般1600円ほかTEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)《相対性》1953年現実には不可能な構造がなぜか画面の中で成立している、だまし絵の傑作。All M.C. Escher works copyright ©The M.C. Escher Company B.V. ‐ Baarn‐Holland. All rights reserved.※『anan』2018年6月13日号より。文・黒澤 彩(by anan編集部)
2018年06月11日今日マチ子さんの『センネン画報+10years』は、絵とコマだけで物語性を感じさせる、不思議な雰囲気を持つマンガ。2004年からブログでほぼ毎日発表された1ページ漫画「センネン画報」。今日マチ子さん初の単行本がまとめられた日から10年。オールカラー増補改訂版となる『センネン画報+ 10years』が完成した。「自画自賛のようになってしまうのですが、これがこの作品の本来の姿だ!と思えるほど素晴らしい仕上がりです。1冊目の単行本はモノクロページも多かったのでカラーで出したいという思いをずっと持っていて、10年目にしてようやく叶いました。収録作品にはかなり古いものも交じっているので、表現にも技術にも稚拙なところはやっぱりある。でもそこに後期の作品が合わさり、連続するページに別々の作品が並べられて一冊にまとめられることで、新しいストーリー性が生まれました」ページをめくったり戻ったり、ひとつの絵をじっと眺めたり。読み手に委ねられた時間のなかで、作品と作品の行間が立ち上がるような不思議な作用も感じられる。その後、多くのストーリー漫画を手がけるようになる今日さんが、『センネン画報』で描きたかったものとは?「これを描き始めた頃は、漫画の描き方も知らないまま、憧れだけで描いていました。でもあるところまで進んだら、漫画って何だろう?漫画らしさって本当に必要なのかな?と疑問を持つようになり、じゃあセリフもナレーションも取り払ってみよう、登場人物のキャラクター性をなくしてみよう、と表現の冒険に気持ちが移っていきました。言葉にしたくてもできないものを絵とコマで表現したい。日常に存在しているけれどあえて描写されることのない、記憶にも残らないような微妙な瞬間をスケッチしたかったんです」描かれる情景や感覚は、どんなふうに記憶されているのだろうか。「記憶ではなく観察して考えることの繰り返しですね。メモに残すとつまらなくなってしまうので、メモする時間があったら漫画として描いてしまおうという感じです」「センネン画報」は、ひたすら描きたいものを描いていたデビュー前の時期に生まれた。「漫画を描いてる時間は1日で実質1時間くらい。それなのに、1枚描いただけでもどっと疲れてしまうくらい、絵に対して集中していました。もっと速く描けとか、面白くしろとか言われることもなく、何をやってもいいという気持ちの自由さに満ちていて、そういう意味では贅沢に描くことができた、とても幸せな作品だと思います。セリフのない1ページ漫画なので、本が苦手な人や、長い文章や漫画を読み通すのが苦手な人は、パッと開いたページを眺めてみてください。本好きな人は、バラバラに見える並びの中から、自分だけの物語を紡いでいってほしい。鞄に忍ばせて、いろいろなところに連れて歩いてもらえたら幸せです」冬の朝の一瞬を切り取った美しい1枚絵。「これが描けた時は、自分も新しいスタートラインに立てたような、清々しい気持ちになりました」と今日マチ子さんに言わせた、作家渾身の一枚。扉に映った影は一体誰のもの?指も視線も絡まないまま繋がっていく二人。5コマが連続してリズムを作る。淡くもカラフルな画面と、白く抜けるような青春の爽やかさ。その向こう側に、「七夕」の日に語られる、切ない恋の逸話が思い起こされる。『センネン画報+10years』淡く繊細な色で彩られた世界は、言葉はなくとも音と思いにあふれている。『センネン画報』を底本に、新たな収録作を多く加え、編み直されたオールカラー改訂版。通常版1、2巻も発売中。太田出版1600円きょう・まちこマンガ家。2004年にブログ「センネン画報」をスタート。短編、長編、エッセイマンガまで、これまで30作以上を出版。’15年に日本漫画家協会賞大賞を受賞。※『anan』2018年6月13日号より。インタビュー、文・鳥澤 光©Machiko Kyo
2018年06月11日結婚した後も付き合った頃のようにずっとラブラブでいられたら、それは素晴らしいことですね。とは言え、夫婦となれば元々長く付き合っている上に年齢的にも若くないため、ラブラブな状態を維持するのは一見難しいように思えます。確かに、何も考えずに結婚生活を送っていてはいずれやってくる倦怠期で夫婦仲は冷めてしまうでしょう。ずっとラブラブな夫婦でいるためにはコツ…つまりそのための秘訣があるのです。2人で同じことに挑戦するこれは挑戦することに意味があるため、何に取り組んでも構いません。夫婦で新しいことに挑戦すれば今までなかった経験ができ、それに関係する会話も生まれるのでマンネリ予防になります。ただし必ず同じことに挑戦すること…なぜならそれぞれ違ったことに挑戦すると、場合によっては一方が楽しめてもう一方が楽しめない状況になる可能性があるからです。お互いのプライベートな時間を確保するどんなにラブラブなカップルでも常に一緒にいればマンネリを感じます。そこで、お互い自由に過ごせるプライベートな時間を生活の中で確保してください。そうすることで「たまには1人でのんびりしたい」という夫婦にありがちな悩みを予防することができます。夫婦それぞれの個室が確保できない場合は、お互い干渉しない時間を作りましょう。同じ部屋で一緒に寝る同じ部屋で一緒に寝るようにすれば口論した時に仲直りするタイミングを作りやすくなりますし、状況的にセックスする機会も増えるでしょう。1日の終わりを甘く過ごすことは翌日の朝も楽しく過ごすことにつながりますし、朝楽しく過ごすことは仕事から帰ってからも楽しく過ごすことにつながります。つまり同じ部屋で一緒に寝ることは、1日夫婦で楽しく過ごすことにつながってくるのです。さいごにこのように、ずっとラブラブな夫婦の実現は日常生活の中でささいな工夫を取り入れるだけで可能になります。「常に新しく、常に楽しく、時には1人で」…これがラブラブな夫婦を実現するためのポイントです。ちなみにこれは同棲中のカップルにも効果的なので、マンネリの危機を感じている女性はぜひ参考にしてください。written by Ryuka
2018年05月17日「この手描きの絵は、娘のリオが12歳のときに描いたもの。ここから、魔女の少女キキの物語が始まったんです」 『魔女の宅急便』や『ちいさなおばけ』シリーズで知られる角野栄子さん(83)は3月26日、児童文学のノーベル賞といわれる「国際アンデルセン賞」の作家賞に選出された。選評にはこうあった。 《角野の描く女性たちはひときわ自立心が強く、大胆だ》 12歳の魔女キキが、宅配便屋さんとして活躍する代表作『魔女の宅急便』は野間児童文芸賞などを受け、本編6作と特別編2作で累計167万部に達し、英語や中国語などにも翻訳された。’89年には宮崎駿監督によってアニメ映画となり、約265万人を動員して、新たな作品のファンを生み出した。 遅いデビューだった。結婚と出産を経て、2年間のブラジル暮らしの経験をベースに書いた第一作『ルイジンニョ少年』が出版されたのが35歳。『魔女の宅急便』が世に出たのはさらに15年後の50歳のときだ。 『魔女の宅急便』の物語誕生のルーツは、その7年前に長女・リオさんの描いた1枚の絵にさかのぼる。 「もともと絵やイラストを描くのが好きな子でした。12歳のころ、ふと机の上を見たら魔女の絵がポンと置いてありました。ほうきやリボンにラジカセも付いていて、そんな12歳くらいの魔女が空を飛ぶ話はおもしろいなと思って。最初に決めたのは、魔女は空を飛ぶ一つだけということ。小さいときに読んでいたアラジンの魔法は、ちょっと便利すぎたかなと思ったのね(笑)」(角野さん・以下同) すぐに続編もできたこの物語には、角野さん自身の体験が込められていた。キキが13歳になって、魔女として独り立ちの決心をするシーンのことである。 《今は、贈り物のふたをあけるときみたいにわくわくしてるわ》 「キキがジジに言うセリフは、私がブラジルに行ったときの気持ちそのまま。もちろん、すごく不安でした。でも、不安は憧れに近いと思うの。そして憧れからは、思いがけない力が生まれる」 ブラジルへ夫婦で渡ったのは結婚の翌年、24歳のときだった。 「外国を見てみたいというのは、当時の若い人は誰もが思うことじゃないかしら。小田実さんの『何でも見てやろう』の時代ですね。英語がなんとか通じればと思ったんだけど、あっちはポルトガル語。そんなことも知らずに貨客船に乗り込んで、2カ月間かけて。ほんと、自分でも無謀だと思います」 留学生でも政府移民でもない、自費移民としての渡航だ。 「1ドル360円の時代で、所持金も1カ月暮らせる分くらいしか持っていけない規則で。サントスの港で途方に暮れていると、バナナを積んだトラックが通りすぎて、山積みの黄色い実を見てたら、まあ、あれを食べてりゃなんとかなるか、って思えたの!」 8月に、ギリシャ・アテネでの国際アンデルセン賞の授賞式を控え、久しぶりの海外への旅を前に、現在執筆中の『魔女の宅急便』特別編3作目や、自伝的要素が強く自らの戦争体験をベースにした『トンネルの森1945』の続編など、角野さんの世界はますます広がっていく。 「この年になっても、気づくと、一歩踏み出しちゃっているの。違う世界があると思うと、見ておかなくっちゃって考える。貪欲を超えて、強欲なの、わたし!」
2018年05月07日香川県出身の画家である猪熊弦一郎の“猫”を描いた作品を集めた展覧会「猪熊弦一郎展 猫たち」が、3月20日から4月18日まで、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて開催。(無断転載禁止)※クレジット付画像を使用しています猪熊は、戦前にはマティスと交流し、戦後は20年間ニューヨークを拠点に活躍、その後はハワイでも活動。百花繚乱の昭和の画壇にあって試行錯誤を繰り返しながらも、常に独自の境地を維持し、極めて個性的な作品群を残した画家。「いちどに1ダースの猫を飼っていた」ほどの無類の猫好きとして知られ、私生活でも作品のモチーフとしても猫は重要な存在だった。たくさんの猫に囲まれた暮らしのなかで、写実的なスケッチ、シンプルな線描、デフォルメした油彩画など実にさまざまな作品を描いた。本展では百数十点にのぼる作品を、作風や技法、他のモチーフとの組み合わせなど複数の視点から紹介する。また猫以外の主題の作品も加えた本展の構成は、猪熊の奥深い芸術世界に触れるきっかけとなるよう企画された。地元では親しみをこめて「いのくまさん」と呼ばれる猪熊。香川県にある丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で2015年に開催された「猫達」展は、絵画ファンのみならず、全国の猫好きの人々が訪れ話題に。本展はその展覧会をさらにパワーアップし、猫以外の主題の作品も加えた内容で開催される。(無断転載禁止)※クレジット付き画像を使用していますかつて「今まで色々と沢山描かれている猫は、どうも自分には気に入らない。それで猫の形と色を今までの人のやらないやり方で描いてみたいと思った。」(“美術の秋「赤い服と猫”報知新聞 1949年10月4日)、そして「愛しているものをよく絵にかくんです。愛しているところに美があるからなんです。」(“「歩く教室」写生会アルバム”「少年朝日」 1950年12月号)とも語った猪熊氏。モチーフとしての猫に対する客観的な視点と、友としての猫に対する敬愛の念が呼応した、彼ならではのユニークな「猫たち」を堪能してみては。なお、通常前売り券(一般/税込1,100円、大学・高校生/税込700円、中学・小学生/税込400円)と、数量限定のオリジナル缶バッジ付き前売券(一般のみ/税込1,400円)が3月19日まで販売中。【展覧会情報】「猪熊弦一郎展 猫たち」会期:2018年3月20日~4月18日会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 地下1階時間:10:00~18:00(毎週金曜、土曜は21:00まで)※入館は各閉館の30分前まで料金:一般 1,300円(1,100円)大学・高校生 900円(700円)中学・小学生 600円(400円)※( )内は前売および団体料金※団体は20名以上。電話(03-3477-9413)での予約が必要会期中無休
2018年03月07日大人になると過去の恋愛経験が時に邪魔になることもあります。本来愛し合うことは幸せなこと。永遠に続く保証はないけれど、人が愛を求めることはごく自然なことなのです。将来結婚したい、そのためには恋愛したいけどなかなか踏み出せない・・・。今回は、その一歩を踏み出すヒントをお伝えします。根拠のない自信をもつ人は、これは自分が出来ると確証があることに対しては自信をもつことができますが、失敗したことや苦手なことに対してはなかなか自信をもてないものです。自信がもてないということは、謙虚に現実を理解して物事をありのままに受け止める力があるという見方もできます。引き寄せの法則のように、望みを思い込むことによって現実化し易くなります。少しの勇気で世界が変わる誰だって失敗したくないし恥ずかしい思いもしたくないしリスクは負いたくないもの。順調そうに見える人でも気持ちの面では、皆同じようなスタートラインに立っているのです。大人になるとなかなか思い切ったことができにくいものですが、少しだけ勇気をだして一歩踏み込んでみると結果はどうであれ確実に視野が広がり世界が変わります。大人数は苦手だけど飲み会に参加してみる、気になる人に一度だけでもこちらから連絡をとってみるなど、無理のない範囲で勇気をだして変化を楽しんでみるのはいかがでしょうか。完璧を求めない恋愛に臆病なのは実は殆どの人に該当するのではないでしょうか。結婚している人だって何の問題もなくスムーズに結婚出来た訳ではないでしょうし、結婚したらしたで想定外な事態に悩み、苦しむ可能性も珍しくありません。どんな状況でも壁にぶち当たるのなら。事前に対策し、今後の壁を出来るだけ最小限に減らすことが出来ます。結婚に繋がるよう完璧に恋愛をしようとしなくてもいいのです。まずは、恋愛を楽しめるように自身の不安要素を再確認してから不安なことをそのまま受け入れてみてください。何となくでも受け入れられたら、その上で自分の味方をしてあげて下さい。少しの自信と勇気で、自然と素敵な出会いがあるはずです。
2018年02月21日現在、「高橋真琴 展 The Classic 画業65周年記念 少女絵の原点」が銀座三越7階ギャラリーで開催中。1960年代から現在に至るまで、憧れの少女を描き続けている画家の高橋真琴。2017年10月に行われた2018年春夏パリウィメンズコレクションでは、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)とコラボレーションし、高橋真琴のイラストを全面にまとった洋服が大きな話題を集めた。本展では、画業65周年を記念して新作の描き下ろし原画、ジクレーが公開された。またその絵柄を用いた新作のクッションカバーや、ワンピース、タイツ、ソックスなども販売中。期間は、2月6日まで。【イベント情報】「高橋真琴 展 The Classic 画業65周年記念 少女絵の原点」会期:1月31日~2月6日会場:銀座三越7階ギャラリー住所:東京都中央区4-6-16時間:10:30~20:00(最終日は18:00まで)■サイン会会期:2月4日時間:14:00〜16:00※1月31日より額装品グッズ合計5,400円以上購入者を対象とした先着100名にサイン会整理券を配布
2018年02月03日「高橋真琴展 The Classic 画業65周年記念 少女絵の原点」が、2018年1月31日(水)から2月6日(火)まで、銀座三越7階ギャラリーにて開催される。高橋真琴は、1960年代から現在に至るまで、美しい少女やかわいい動物たちを描き続ける漫画家・イラストレーター。ジェニー ファックス(Jennyfax)などのファッションブランドともコラボレーションしており、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)2018年春夏コレクションのランウェイでは、高橋真琴の少女画が落とし込まれたルックが注目を集めた。今回の展覧会「高橋真琴展 The Classic 画業65周年記念 少女絵の原点」では、画業65周年の記念として、新作の原画を出品。初日1月31日(水)11:00までの来場者に、抽選にて特別販売する。また新作グッズとして、カラフルな色彩のクッションカバーや、斬新なデザインのタイツ、ソックス、ワンピースなどのアパレルアイテムを展開。さらに2月4日(日)には、サイン会が実施される。【詳細】高橋真琴展 The Classic 画業65周年記念 少女絵の原点会期:2018年1月31日(水)~2月6日(火)時間:10:30~20:00 ※最終日は18:00閉場。会場:銀座三越7階ギャラリー(東京都中央区4-6-16)TEL:03-3562-1111(代)■内容レセプション:1月31日(水) 17:00~19:00サイン会:2月4日(日) 14:00~16:00 ※1月31日(水)より額装品グッズ合計5,400円以上購入者のうち先着100名に、サイン会整理券を配布。※書籍はサイン会対象外。出品内容:描き下ろし原画、新作ジクレー、開催記念グッズ、書籍 ※初日混雑が予想されるため、原画作品は11:00までの来場者に抽選にて販売。
2018年02月02日■切り絵で作るランジェリーとの出会いランジェリー好きが集まるランジェリーイベント「#共犯は赤いランジェリー」が、表参道にて開催されました。会場のドアを開けた瞬間に、想像以上の魅惑の世界、品があり、高級なエロスが漂っていました。赤いランジェリーをこよなく愛する私は、その世界観にすぐに引き込まれてしまいました。細部にまで手を抜かない、こだわりが詰まったこのイベントは、ワコール広報・宣伝部 アーティスティックディレクターのRIBONさんが企画されたものでした。写真ではわかりにくいかもしれませんが、実はこの4体のマネキンたちは、通常のマネキンの1/2サイズの大きさです。1/2サイズのマネキンが1/2サイズで作られた美しいレースを纏う、この姿が何とも官能的で、今までに感じたことのない興奮を覚えました。こんな艶っぽい演出にもため息が出ます。圧倒されっぱなしでした。■切り絵作家・佐川綾野さんの作品さらに私の心を鷲掴みにしたのは、会場にディスプレイされていた切り絵。切り絵作家・佐川綾野さんの作品です。繊細なランジェリーが切り絵で表現されていて、なんとも言えない美しさが漂います。佐川さんはテレビなどでも活躍されているほか、フェリシモの「ギリシア神話切り絵プログラム」などの監修もされています。■切り絵体験教室へ行ってみました京都と東京に切り絵教室のアトリエがあり、東京でも体験ができるということで、早速体験してきました。切り絵は初めてですが、もともと細かい作業は好きなほう。佐川先生に少しアレンジしていただき、繊細なスリーインワンのデザインを選びました。最初からここまで細かいデザインを希望する人はあまりいないそう。ただ、どうしてもランジェリーの切り絵に挑戦したかったので、集中すること2時間。ひたすら切り続けてなんとか仕上げることができました。完成!これは佐川先生のアイデアですが、切り終えた作品を額に入れると、アートのように素敵に飾ることもできます。ランジェリー好きにはたまりませんよね!ちなみにこの額はなんとセリア(100円ショップ)のものだそう。今までする機会がなかった切り絵を体験してみて、「無心」になれる時間があまりにも心地よく、ストレス発散にもなりました。仕上がった切り絵を額に入れて飾る喜びも格別でした。私はランジェリーモチーフをデザインに選びましたが、たくさんの図案から選べます。切り絵に興味がある方、無心になりたい方にはおすすめです!
2018年01月25日12月17日まで上野の森美術館で開催されていた「怖い絵」展が惜しまれながら閉幕しました。週末ともなると2時間待ちはザラという盛況ぶりで、普段あまり美術館に足を運ばない若者層にも支持され、結果として来場者数41万人超(東京に先んじて開催された兵庫では27万人超)を記録。まさに2017年は「怖い絵」ブームの1年となりました。この展覧会の元になったのは、作家でドイツ文学者である中野京子さんの大ベストセラー「怖い絵」シリーズです。今回は、シリーズの魅力をひも解くとともに、展覧会で展示された絵画の見どころを解説するガイドブック『怖い絵のひみつ。「怖い絵」スペシャルブック』(角川書店)をご紹介します。シリーズを読んだことがある人もない人も、魅惑の世界に触れてみて!想像の羽を広げてつづられた絵画エッセイフィレンツェを旅行した際、友人に「絶対に観るべき!」と言われてウフィツィ美術館へ行きました。当時、「ちょっと難しそう……」と、西洋絵画鑑賞に苦手意識があった私。ところが、ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」や、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」など、「美術の教科書で見たことがある!」という超有名絵画を目にしてミーハー心に火が付き、テンション急上昇。本当に楽しかった!そのとき、「本物に触れるってやっぱり大切ね」と実感したのと同時に、絵が描かれた時代背景(西洋史)や、西洋絵画とは切り離せない宗教について理解していなければ、100%楽しむことは難しいとも思ったのでした。なかなか勉強する機会に恵まれなかったのですが、数年前に中野京子さんの「怖い絵」シリーズと出合いました。発売から今年で10年を迎える大人気シリーズです。手にした当初は、「絵が怖いってどういうこと?」「ホラーやオカルトの類?」と、若干怪しんだのですが、ページを開いたとたん、すぐに夢中に!世界史や美術史が苦手な私にもわかりやすく、何より文章が読みやすくおもしろい。これまで散々目にしてきた、「何年生まれの画家で、○○派に属しており……」といった教科書的解説とは対極にある、想像の翼を広げてつづられた魅惑の絵画エッセイだったのでした。本書の中で中野さんはこうつづっています。特に伝えたかったのは、これまで恐怖と全く無縁と思われていた作品が、思いもよらない怖さを忍ばせている驚きと知的興奮である従来の絵画鑑賞は、知識のない状態で絵の前に立ち、そこから何かを「感じる」ことが大切だと考えられてきました。けれど、中野さんはその既成概念に対し、高らかにNOを突き付けたのです。十分な知識と情報があるうえで鑑賞したほうが何倍も楽しむことができるはず、と。その革命的ともいえる発想からこのシリーズが生まれたのです。まさしく、コロンブスの卵です。一見すると普通の絵でも……じつはかなり怖い!元来、人間は怖いものに心を奪われがちです。私も小学生のころ、友だちと一緒にキャーキャー騒ぎながら心霊写真を眺めたし、大学生になるとイベント的に病院やマンションなどの廃墟めぐりもしました。それはまさに「怖いもの見たさ」という表現がぴったり。恐怖とは角度を変えれば極上のエンターテインメントになり、人を夢中にさせるのでしょう。中野さんが紹介している絵も、一見すると怖さのかけらもないように見えます。たとえば、シリーズが誕生するきっかけになったという「処刑台に連行されるマリー・アントワネット」(ジャック=ルイ・ダヴィッド)。タイトルは衝撃的ですが、絵自体に「怖さ」はありません。ところが、中野さんの手にかかるとこの絵が意味することの本質が浮き彫りになり、じわじわと恐怖がわきあがってくるのです。かつて「ロココの女王」と呼ばれ、美しい肖像画の数々で知られるアントワネットの愕然とするような姿。この絵が衝撃的なのは、栄枯盛衰を突きつけられるからというより、反王党派で王の処刑に賛成票を投じたダヴィッドの悪意を感じさせられるからです。つくづく怖いことだと感じました。(本文より)「処刑台に連行されるマリー・アントワネット」の隣のページに、バラ色に頬を染めたアントワネットの美しい肖像画が掲載されているのですが、とても同一人物とは思えません。その対比により、ダヴィッドの絵の怖さがいっそう増すのでした。上質なミステリを読んでいるような気分に「怖い絵」展で展示されていた絵のなかで、私がとくに興味を持ったのは「切り裂きジャックの寝室」(ウォルター・リチャード・シッカート)でした。ダークな色合いの薄暗い(薄気味悪い)部屋。ロンドンの貧民街で実際に起こった猟奇連続殺人事件の犯人、切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)が住んでいた家の寝室が描かれたもの。といっても切り裂きジャックは捕まっておらず、当然、犯人が誰なのかはわかりません。それなのになぜ犯人の寝室を描くことができたのか?じつはこの絵を描いたシッカートこそ「真犯人だ!」という説を、7億円という私財を投入して捜査したアメリカ人ミステリ作家のパトリシア・コーンウェルが主張しているのだそうです。イギリスのみならず世界中の人が注目した殺人事件の詳細、画家の生い立ち、さらにはコーンウェルが書いた本に至るまで。中野さんは探偵よろしく徹底的に調べ上げ、丁寧な筆致でつづります。そして、最後の答えは私たち読者に委ねてくれるのです。おかげで、絵がトリックとして使われた上質のミステリを読んだような気分に浸れたのでした。知らぬ間に知性と教養が身についている!本書の巻末には、「あの名画はどこにある? 世界『怖い絵』MAP」と称し、展示された絵が所蔵されている美術館が掲載されています。イギリス、フランスの各地、さらにはアメリカ東海岸。こんなにたくさんの場所から、東京(そして兵庫)へ絵が集まってきたのかと思うと感慨深いものがあります。この展覧会を開くことになったいきさつや、苦労話も掲載されていて、一大プロジェクトの裏ではさまざまなドラマがあるものだと感動しました。ガイドブックならではの読み物が充実しているところも、本家シリーズとは違う魅力でしょう。「展覧会には行けなかった」「興味がわいた」という方はぜひ「怖い絵」シリーズを!現在、シリーズ4作が出版されています。基本的に、絵画1枚につき1コラムで構成されているので、どの巻から&どのページから読んでも大丈夫。表紙買いするのも楽しそうです。読めばきっと、これまで感じたことのない「知的興奮」が味わえ、知らぬ間に教養も身についていることをお約束します!Information『怖い絵のひみつ。「怖い絵」スペシャルブック』(角川書店)¥1300+税(C)J33P3l2/Gettyimages(C)portishead1/Gettyimages
2017年12月28日ベストセラー『怖い絵』シリーズの初版刊行10周年を記念した「怖い絵」展(東京・上野の森美術館で12月17日まで開催中)は、兵庫県立美術館の27万人に続き、上野でもすでに35万人を動員。最長3時間待ちの行列もでき、今年最大の美術界の“事件”となっている。これを特別監修したのが、『怖い絵』の著者でドイツ文学者の中野京子さん。 「(ギュスターヴ・)モローの《ソドムの天使》は、町に火の雨を降らせたのが実は天使だったと知って、日本人の“天使はやさしくて人間の味方”という先入観を覆されるようです」(中野さん・以下同) 約80点の絵はもちろん、隣に掲げられた中野さんの解説パネルを見て、2度ゾクッとできるのも人気の秘密。チャーミングな語り口で取材に応じてくれた中野さんだが、年齢非公開も含め、ファンからは「中野さんこそ謎」という声も。その疑問をぶつけると、「あまりプライベートなことは公開したくないのですが……」と、いいながら“謎すぎる素顔”の一端を明かしてくれた。 「北海道のごく普通のサラリーマン家庭に育ちました」とほほ笑みながら、小学生時代の『怖い絵』のルーツについて語り始めた。 「祖父宅の仏間には、ご先祖の遺影がズラリと飾られていて、あるとき叔母がその1枚を指し『この女の人は駆け落ちしたんだよ』と言いました。それまではどれも似た顔をした親族の写真だったのが、以降、そのおばあさんの写真だけ、私には特別な物語をもつ1枚となったんです」 早稲田大学大学院修士課程を終え、母校で西洋文化史などを教えていたころには、小説家を目指したことも。 「ミステリー作家になりたくてカルチャーセンターにも通い、江戸川乱歩賞の最終候補作に残ったこともありました」 その後、オペラに関する著作などを発表していたとき、ある絵画との運命の出合いが。 「(ジャック=ルイ・)ダヴィッドの《処刑台に連行されるマリー・アントワネット》でした。一見、単なるスケッチで、かつて“ロココの薔薇”と呼ばれたアントワネットが荷車で連行される様子を描いているのですが、その線のタッチに画家の悪意を感じ取ったんです。絵の背景の物語を調べるうちに、恐怖と美とは相性がいいことにも気付きました。これがきっかけで、『怖い絵』を書き始めました。最初は教科書を扱う出版社で3000部からのスタートで、まさか続編が出るなんて」 いまや累計70万部の『怖い絵』に加え、『名画で読み解く』などシリーズ作品も多い中野さんは、携帯は持たない、テレビも見ない主義。目下、執筆や講演が忙しくて、映画館に行けないのが悩みのタネとか。 「電車のなかで本を読んでいたいタイプだから、携帯は必要ないんです(笑)。テレビは、もっぱらDVDでの映画鑑賞用。好きなジャンルはスパイや脱走モノ。ちょっと男性っぽいかな(笑)」 取り上げたい怖い絵は、まだまだたくさんあるという。 「昨今、SNSの映像の世界になじみの深い若い人たちが『怖い絵』を通じて、モッサやシムズなど、日本では無名の画家の絵に興味をもってくれるのがうれしいし、もっと歴史好きが増えればと思うの!」
2017年12月13日