■前回のあらすじ三者面談で、なんとか県外のA大学に通えるよう母を説得したかったしろみ。しかし、結局先生もしろみも母の圧に負けてしまい、母の思惑通りになってしまい…。ひょんなことから他校に通う旦那に出会い、向こうからアプローチ。「何だこのチャラ男は」と思いつつも、こんな私のこと好きなんてどんな人なんだろうかと思い始めたのが、私たちのざっくりしたなれそめです。彼氏ができたことは喜ばしいのですが一つ問題が…。そして卒業旅行シーズン…。なんとか母を説得する方法はないのでしょうか…?次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月04日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。サオリちゃん一家の近くに住む山中さんによると、サオリちゃんを含む子どもたちはいつものように家におらず、無傷とのこと。さらに山中さんは「夜遅くまで幼い子をほったらかしにしたバチが当たったのね」と、サオリちゃんの母親に対して辛辣な言葉を続けます。今回の火事で母親のネグレクトが警察にばれ、サオリちゃんたちは施設に行く可能性が高いことを知ったホノカさん。畑の野菜を盗ませるなど、子どもたちに犯罪行為までさせていた母親の所業に絶句します。山中さんは母親と離れ、施設で暮らす方がサオリちゃんたちにとっては幸せかもしれない、と話すのでした。サオリちゃん一家の近くに住む山中さんは、「畑から野菜を盗られても怒れなかった」「たまにご飯をご馳走して見守ることしかできなかった」と語ります。サオリちゃんの母親はギャンブルで大損する度に、サオリちゃんに対して「この疫病神!いらない子!」などと怒鳴っていたそう。山中さんは警察への相談も視野に入れていたようですが、親子を引き離す結果になってしまう可能性に思い至り、二の足を踏んでいたそうです。山中さんはホノカさんに「サオリちゃんのお友だちのお母さん?」と尋ね、「あの子にお友だちがいるって聞いて安心したわ……」と微笑みかけます。ホノカさんはミホちゃんのお迎えを理由に、その場を後にするのでした。しかし、ミホちゃんを連れて家に戻ると、玄関前にサオリちゃんの姿が……!? ミホちゃん 仲良くしてくれてありがとう サオリちゃんの家が火事になったことをミホちゃんに伝えたホノカさん。サオリちゃんの母親が半ば無理やり取っていった古いヒーターが出火の原因になったのかもしれないと、ホノカさんは責任を感じてしまいます。 ミホちゃんを連れて家に戻ると、玄関前には膝を抱えたサオリちゃんの姿が。サオリちゃんはミホちゃんに手紙を渡し、謝罪と感謝の言葉を述べます。ミホちゃんはあまり状況をつかめていないようでしたが、手紙のお礼として幼稚園で作ったキーホルダーをサオリちゃんに渡すのでした。 お別れにやってきたサオリちゃん。ミホちゃんに対して嫌なことをしていたという自覚はあったようです。犯罪などに手を染めず、子どもらしくいられる環境で、サオリちゃんたちが幸せに暮らせるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年07月03日■前回のあらすじ高校3年になり県外のA大学に興味を持ったしろみ。しかし、母は家から通えるB大学の推薦の話を進めようとしていました。しろみはなんとかA大学に進みたいのですが…。そして三者面談当日…母に負けないぞと意気込みは十分!センターとは、当時あったセンター試験のことです。母の勢いに担任の先生も押され気味です。やはり母には敵わないのか…、自分の意思が弱すぎるのか…。こんな流されてる人間私以外にいるんでしょうか? 当時の私は自分の意思が表に出せなさすぎて、ふわっとした人間で、担任の先生からも『あんた大丈夫!? クラゲみたいよ! 骨入ってる? もっとピシ! としなさい!』なんて言われていました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月03日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。近所の人たちの話を聞くうちに、火事が起きたのは放置子のサオリちゃんの家だと確信を持ったホノカさん。思わず話に割って入ります。そこへ、サオリちゃんの母親が救急車で運ばれるところを見た山中さんがやってきました。山中さんによると、サオリちゃんの家はほとんど焼け落ち、サオリちゃんの母親はかなりの重症だったよう。「子どもたちは無事だったみたいよ」との言葉に、ホノカさんは涙ぐみながらホッと胸をなでおろすのでした。サオリちゃん一家の近くに住む山中さんによると、サオリちゃんを含む子どもたちはいつものように家におらず、無傷とのこと。さらに山中さんは「夜遅くまで幼い子をほったらかしにしたバチが当たったのね」と、サオリちゃんの母親に対して辛辣な言葉を続けます。今回の火事でネグレクトが発覚し、サオリちゃんたちは施設に行く可能性が高いことを知ったホノカさん。畑の野菜を盗ませるなど、子どもたちに犯罪行為までさせていた母親の所業に絶句します。山中さんは母親と離れ、施設で暮らす方がサオリちゃんたちにとっては幸せかもしれないと言いますが、語られるエピソードは怒りが湧いてくるものばかりで……!? この疫病神!いらない子! サオリちゃん一家の近くに住む山中さんは、「畑から野菜を盗られても怒れなかった」「たまにご飯をご馳走して見守ることしかできなかった」と語ります。サオリちゃんの母親はギャンブルで大損する度に、サオリちゃんに対して「この疫病神!いらない子!」などと怒鳴っていたそう。山中さんは警察への相談も視野に入れていたようですが、親子を引き離す結果になってしまう可能性に思い至り、二の足を踏んでいたそうです。 山中さんはホノカさんに「サオリちゃんのお友達のお母さん?」と尋ねました。戸惑いながらも肯定するホノカさんに対し、山中さんは「いつも母親からいらない子、いらない子って言われていたあの子に、お友だちがいるって聞いて安心したわ……」と微笑みかけます。ホノカさんはミホちゃんのお迎えを理由に、その場を後にするのでした。 暴力こそふるっていなかったものの、育児放棄や窃盗の教唆など、サオリちゃんの母親がしていることは虐待です。幸いにも、サオリちゃんたちには山中さんやホノカさんのママ友のように、気にかけてくれる大人がいたため、少なからず救われていたのかもしれません。 もしも虐待などが疑われる場合は、ためらわずに児童相談所へ連絡し、子どもたちを守りましょう。 ▼児童相談所全国共通ダイヤル育児や子育てに悩んだときなどの相談窓口です。全国共通ダイヤル「189」に電話をかけると、発信した電話の市内局番等から当該地域を特定し、管轄する児童相談所に電話が転送されます。子どもが虐待されているかもと思ったとき、自分の子育てがつらくて子どもにあたってしまうときなどに、専門家に相談することができます。電話番号:189(いちはやく)著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年07月02日■前回のあらすじ家に帰るなり、断末魔のような叫びを聞いたしろみ。見に行くと母が野良猫を餌でおびき寄せて捕まえていたのですが、懐きそうもないのでしろみに猫を逃がさせました。「この人は生き物の命をなんだと思ってるんだろうか」としろみは思います。気になる大学の広報課さんが優しくて優しくて…。知名度もそこそこでいかにも母が好みそうな大学…。進路を決める頃、必ず母は先手を打って自分が希望する学校を決めていました。私だってA大学に行きたい…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月02日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。火事が起きたのはサオリちゃんの家だと確信を持ったホノカさん。自分やわが子に危害が及ばないよう、サオリちゃん一家には極力関わらないようにしていると話すママ友。それでも、罪悪感からなのか、サオリちゃんの弟が毎日のようにごはんを食べに来ることを黙認しているようでした。そんなママ友を見て、指輪の件で関係が途切れてよかったのかも、と思い始めるホノカさん。その晩、近所で一軒家が火災に。次の日、火事現場の近くを通りかかったホノカさんは、「古いヒーターから発火したんですって」「それがきっかけでお母さんが……」という近所の人たちの噂話を耳にします。「確かお姉ちゃんはサオリちゃんだっけ?」という言葉に、ホノカさんの背筋は凍り付くのでした。近所の人たちの話を聞くうちに、火事が起きたのはサオリちゃんの家だと確信を持ったホノカさん。思わず話に割って入ります。そこへ、サオリちゃんの母親が救急車で運ばれるところを見た山中さんがやってきました。山中さんによると、サオリちゃんの家はほとんど焼け落ち、サオリちゃんの母親はかなりの重症だったよう。「子どもたちは無事だったみたいよ」との言葉に、ホノカさんは涙ぐみながらホッと胸をなでおろしますが……!? バチが当たったのね サオリちゃん一家の近くに住む山中さんによると、サオリちゃんを含む子どもたちはいつものように家におらず、無傷とのこと。さらに山中さんは「夜遅くまで幼い子をほったらかしにしたバチが当たったのね」と、サオリちゃんの母親に対して辛辣な言葉を続けます。 今回の火事でネグレクトが警察にばれ、サオリちゃんたちは施設に行く可能性が高いことを知ったホノカさん。畑の野菜を盗ませるなど、子どもたちに犯罪行為までさせていた母親の所業に絶句します。山中さんは母親と離れ、施設で暮らす方がサオリちゃんたちにとっては幸せかもしれない、と話すのでした。 近所の人たちの間でも、サオリちゃんの母親はかなり問題人物だったよう。犯罪行為を促される環境からサオリちゃんたちを救うには、母子を引き離すという決断もやむを得ませんね。子どもが安心して暮らしていける環境を作るのは親の使命ですが、周りの大人たちもサポートできるよう心がけておくと、不幸の連鎖を減らせるのかもしれません。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年07月01日■前回のあらすじゴン太が亡くなったと言うのに、冷たい態度をとる母を、しろみは心底軽蔑しました。そして、ゴン太のお葬式が済んだ矢先、家に帰ると断末魔のような悲鳴が。私だって猫触ったことないし、こんなに暴れ狂ってる猫の近くに行くのは怖い…。猫が外に走り出したのを見届けた母は…。へらへら笑っていました。気まぐれに餌をやって、何となく飼ってみたかったからと気分で捕まえて、自分の思っていた反応と違えば手放す。私ももしかしたら私もこの野良猫とおんなじ様な存在なのかな、都合が悪ければ怒鳴り叩き、私が必要な時はこの時みたいに少し頼って…なんてこの時は思ったりもしました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年07月01日■前回のあらすじ普段より遅く目覚めたしろみがゴン太のいる部屋に行くと、ゴン太は動かなくなっていました。そんなゴン太を見た母は「あらまあ」と言っただけでした。 無事ゴン太の火葬が済んだ矢先、家に帰ると断末魔のようなすごい声が聞こえました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月30日■前回のあらすじ1人でゴン太の介護を続けて1年。ある日突然ゴン太が立ち上がり、台車ナシで散歩に行けました。その晩、1年ぶりにゴン太は夜中吠えることもありませんでした。何だか嫌な予感…急いで下に降りました。包まれたゴン太をみて弟はすぐに走って母を呼びに行きました。母からの言葉はこの一言だけでした。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月29日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。ママ友からサオリちゃんの弟が朝ごはんを食べに来ていることを打ち明けられ、さらに下の子2人は小学校に行っているものの、サオリちゃんはいじめられており、不登校は半ば事実のようでした。サオリちゃんの母親から、父親は服役中と聞いていたホノカさんですが、ママ友によると実際は別の女の人を作って出て行ってしまったとのこと。ママ友も児童相談所にサオリちゃん一家のことを児童相談所へ相談しようかと思ったようですが、警備のおじさんのように、後から言いがかりをつけられるのが怖くて何もできなかったと話すのでした。自分やわが子に危害が及ばないよう、サオリちゃん一家には極力関わらないようにしていると話すママ友に、うなずくホノカさん。それでも、ママ友は罪悪感からなのか、サオリちゃんの弟が毎日のようにごはんを食べに来ることを黙認しているようでした。そんなママ友を見て、指輪の件で関係が途切れてよかったのかも、と思い始めるホノカさん。その晩、近所で火災が発生。次の日、火事となった一軒家の近くを通りかかったホノカさんは、「古いヒーターから発火したんですって」「それがきっかけでお母さんが…」「確かお姉ちゃんはサオリちゃんだっけ?」という話を耳にしてしまい……!? サオリちゃんの家族に当てはまる… 近所の人たちの話を聞くうちに、火事が起きたのはサオリちゃんの家だと確信を持つホノカさん。思わず近所の人たちの話に割って入ります。そこへ、サオリちゃんの母親が救急車で運ばれるところを見た山中さんがやってきました。 山中さんによると、サオリちゃんの家はほとんど焼け落ち、サオリちゃんの母親はかなりの重症だったよう。「子どもたちは無事だったみたいよ」との言葉に、ホノカさんは涙ぐみながらホッと胸をなでおろすのでした。 いくら迷惑をかけられた他人の子どもであっても、その子の身に何かあれば不安になってしまうもの。重症を負ったという母親は心配ですが、サオリちゃんたちが無事で本当によかったですね。まずは母親の回復が一番ですが、これをきっかけに子どもたちの環境が好転するといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月28日■前回のあらすじ愛犬ゴン太の脳に腫瘍ができたが、母は手術させることを拒否。しろみは毎日学校の後掃除をし、自作の台車でゴン太を散歩に連れていきました。しろみがゴン太に「あまり一緒に散歩に行けなくてゴメン」と言っているのを聞いた母は、自分への当てつけかと思ってキレるのでした。そんな母を見て何て心が乏しい人なんだろうと思いました。そして私って結局何にもできないんだと思いました。ある夜ゴン太がスクッとたちあがりました。立ち上がれる気配もなかったのに突然立ち上がって、びっくりしたと同時にすごく嬉しかったのを覚えています。後から聞いた話によると体重が落ちた分体が軽くなり立ち上がれたとのこと。台車ももう必要なくなり、補助ベルトで元気よく歩いているゴン太を見て近所の人も「新しい犬を飼ったのか?」とめちゃくちゃ驚いていました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月28日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。公園で泣いていたサオリちゃんを不憫に思い、パチンコ屋の警備のおじさんから食べ物を分けてもらっていましたが、ある日おなかを壊してしまいます。サオリちゃんの母親は、「性的暴行を受けた」「わいせつな行為があった」などと、罪をでっちあげてお金目的でおじさんを訴えます。そのおじさんはお金を払い、警備の仕事もクビになってどこかへ行ってしまったそう。ホノカさんはつい最近まで、サオリちゃんが家に来ていたことをママ友に話しました。すると、そのママ友は「今サオリちゃんの弟のひとりが家に来てるよ」と打ち明けたのでした。サオリちゃんの弟がごはんを食べに来ていると教えてくれたママ友は、サオリちゃんが学校でいじめられていて、不登校は半分本当であること、服役中とされていた父親が実は他の女の人を作って出て行ってしまったことをホノカさんに話します。また、警備のおじさんのように変な言いがかりをつけられるのが怖く、今まで誰も何もできなかったと語るのでした。そんなある日、事件が起こり……!? 確かお姉ちゃんはサオリちゃんだっけ? 自分やわが子に危害が及ばないよう、サオリちゃん一家には極力関わらないようにしていると話すママ友に、うなずくホノカさん。それでも、ママ友は罪悪感からなのか、サオリちゃんの弟が毎日のようにごはんを食べに来ることを黙認しているようでした。そんなママ友を見て、指輪の件で関係が途切れてよかったのかも、と思い始めるホノカさん。 その晩、近所で一軒家が火災に。次の日、火事現場の近くを通りかかったホノカさんは、「古いヒーターから発火したんですって」「それがきっかけでお母さんが……」という近所の人たちの噂話を耳にします。「確かお姉ちゃんはサオリちゃんだっけ?」という言葉に、ホノカさんの背筋は凍り付くのでした。 いくら放置されているよその子を助けたくても、自分やわが子の身を一番に考えるのは自然なこと。そんな中でも、せめて自分ができることとして「追い返さずにごはんを食べさせてあげる」といったママ友のように、周囲の大人の目が少しずつ子どもに向けば、それだけで救われる子どももいるかもしれません。 そして虐待などが見受けられたら、見過ごさずに児童相談所へ連絡をし、子どもたちを守ってあげたいですね。 ▼児童相談所全国共通ダイヤル育児や子育てに悩んだときなどの相談窓口です。全国共通ダイヤル「189」に電話をかけると、発信した電話の市内局番等から当該地域を特定し、管轄する児童相談所に電話が転送されます。子どもが虐待されているかもと思ったとき、自分の子育てがつらくて子どもにあたってしまうときなどに、専門家に相談することができます。電話番号:189(いちはやく)著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月27日■前回のあらすじ塾の先生に触られたしろみでしたが、母の影響で被害にあうのは自分が悪いのだと思ってしまいました。高2になったころハスキー犬のゴン太の調子が悪くなりました。母は渋りましたが、弟からも説得して病院に連れていくことに。脳腫瘍ができていたお散歩に連れて行けないのでペットシッターも解約。散歩がなくなった代わりに、家に帰るとゴン太のお下の世話をする毎日が始まりました。母はゴン太を少し離れた部屋に匂いが来ないように閉じ込めていました。ちなみにシッターさんは外の散歩だから頼んでいましたが、他人が家に入るのが嫌な潔癖症の母は介護を頼むのは論外と考えていました。当時セカンドオピニオンという言葉は知りませんでしたが、他の病院なら手術できる先生がいるのではと思い、母に他の病院にも行こうと言いました。でも『田舎の病院なんてどこも一緒だ』と言い取り合ってくれませんでした。お小遣いをもらっていない私は、どうしても困った時近所に住む祖父母に頼ることもあったのですが、祖父母は相談もなしに私の母がゴン太を飼ったことをよく思っていないようでした。そのため、祖父母の前ではゴン太のことは触れてはいけないという暗黙のルールがありました。それゆえ情けないことに、私は祖父母にゴン太のことについて助けを求めることができませんでした。祖父母からいつも資金援助を受けていた母も、手術となった場合、高額な医療費を祖父母から出してもらえる可能性が低いから、ゴン太の手術を渋っていたのかもしれません。この頃のことを思い出すともっと何かできたのではととても心が痛みます…。台車に載せて毎日散歩大型犬なのでのっけられる台車がなく、近所の人と一緒に手作りの台車を作りました。歩いている気分になっているのか尻尾を振って足を動かすゴン太。私も試験や進学クラスの補習授業などがあり、毎日つきっきりでゴン太に構ってあげられるわけではありませんでした。もっと何かできたことがあったのかなと今でも思い返してしまいます。自分から飼いたいといいだし飼い始めたゴン太。そして専業主婦で家にいるのに世話は少しもしない。そんな多少の後ろめたさを母も感じているのか、こんな些細な私の発言に母はいちいち突っかかっていました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月27日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。実の孫より、よその子のサオリちゃんばかりかわいがっていた義母の形見である指輪の一件以来、サオリちゃんはホノカさん宅へ来なくなりました。ホノカさんは新しくできたママ友に、サオリちゃんについて尋ねますが、「あんまり関わらないほうがいいよ」と釘を刺されます。ちょうど一年前、パチンコ屋の整備のおじさんが公園で泣いていたサオリちゃんにおじさんが声をかけると、サオリちゃんは「ご飯がもらえない」「叩かれる」と家の事情を話しました。「話しか聞けないけどいつでもおじちゃんところおいで」と、おじさんはサオリちゃんに同情したのでした。サオリちゃんに自分の食べ物を分け与えていた警備のおじさんを、無実の罪で訴えたサオリちゃんの母親。語ってくれたママ友は「子どもを道具だと思ってるのかしら」と憤ります。ホノカさんが、サオリちゃんが最近まで家に来ていたことを打ち明けると、そのママ友は「今サオリちゃんの弟のひとりが家に来てるよ」と教えてくれました。さらに、サオリちゃん家族の事情も次々と明るみになり……!? 怖くて誰も何もできなかったのよ… ママ友は、サオリちゃんの弟が朝ごはんを食べに来ていることをホノカさんに打ち明けます。また、下の子2人は小学校に行っているものの、サオリちゃんはいじめられており、不登校は半ば事実のようでした。 サオリちゃんの母親から、父親は服役中と聞いていたホノカさんですが、ママ友によると実際は別の女の人を作って出て行ってしまったとのこと。 ママ友も児童相談所にサオリちゃん一家のことを児童相談所へ相談しようかと思ったようですが、警備のおじさんのように、後から言いがかりをつけられるのが怖くて何もできなかったと話すのでした。 ママ友から教えてもらった話は、どれも驚くものばかり。隠された事実も次々と明るみになり、サオリちゃん家族の家庭は崩壊していたことがわかります。児童相談所への通報を試みるも、言いがかりをつけられて目をつけられるのが怖いというママ友の気持ちも理解できるのではないでしょうか。しかし、尊い命を守るためにも、いざというときは大人が子どものSOSを受け取ってあげたいですね。 ▼児童相談所全国共通ダイヤル育児や子育てに悩んだときなどの相談窓口です。全国共通ダイヤル「189」に電話をかけると、発信した電話の市内局番等から当該地域を特定し、管轄する児童相談所に電話が転送されます。子どもが虐待されているかもと思ったとき、自分の子育てがつらくて子どもにあたってしまうときなどに、専門家に相談することができます。電話番号:189(いちはやく)著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月26日■前回のあらすじとっさに防犯ブザーを鳴らして講師から逃げたしろみ。塾長に触られたことを話したものの、「彼はクビにするから。もう帰っていい」と言われただけでした。先生はバイトをクビになって終わり幸いまだ体験入学だったので母も案外さらりとやめさせてくれました。そしてあの大学生先生はというと…。バイトなのでクビになってはい終わり。履歴書にも何も残らないのが悔しいですよね…。何かしらのペナルティがあればいいのに、そして就活とかで不利になればいいのに、と当時の私はめちゃくちゃ根に持っていました。ゴン太の足の調子が悪くなっていたこんな時は弟に頼るのが1番。母も弟の意見なら聞き入れてくれるからです。ハスキー犬の寿命は12~13くらいと言われているらしく、ゴン太はおじいちゃんですがまだ平均寿命には達していない。なのにこんなにも突然ヨボヨボしてしまうなんて…。病院に連れていくと、獣医さんから厳しい現実が突きつけられました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月26日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。自分の孫より、よその子のサオリちゃんばかりかわいがる義母の死を知ったサオリちゃんは泣いてしまいます。そんなサオリちゃんを見て、「きっしょ」と嗤う母親。図々しくも「指輪返してあげたんだから」とホノカさん宅の暖房器具をねだります。すると、おばさんが「あげればいいじゃない このこじきさんに」と一言。怒りながらも、サオリちゃんの母親は暖房器具を持って帰るのでした。一方、ホノカさんは毒親に育てられ、疫病神と罵られていたサオリちゃんに対し、つい同情してしまうのでした。指輪の一件以来、ホノカさん宅へ来なくなったサオリちゃん。ホノカさんは新しくできたママ友に、サオリちゃんについて尋ねます。すると、そのママ友は「関わらないほうがいいよ」とホノカさんに釘を刺したうえで、約1年前に起きたサオリちゃんとパチンコ屋の警備のおじさんのエピソードを語り始めて……!? 子どもを道具だと思ってるのかしら サオリちゃんはパチンコ屋の警備のおじさんから食べ物を分けてもらっていましたが、ある日おなかを壊してしまいます。サオリちゃんの母親は、「性的暴行を受けた」「わいせつな行為があった」などと、罪をでっちあげてお金目的でおじさんを訴えます。そのおじさんはお金を払い、警備の仕事もクビになってどこかへ行ってしまったそう。 ホノカさんはつい最近まで、サオリちゃんが家に来ていたことをママ友に話しました。すると、そのママ友は「今サオリちゃんの弟のひとりが家に来てるよ」と浮かない顔で打ち明けたのでした。 自分を心配し、かわいがってくれた警備のおじさんを守ろうと抵抗したサオリちゃんの気持ちを想像すると、いたたまれなくなってしまいます。それなのに、平気で嘘をつき恩を仇で返すサオリちゃんの母親の言動は理解できません。子どもにとって家族は世界のすべてと言われているように、子どもが安心して甘えられる居場所をつくるのも親の使命ということを忘れたくないですね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月25日■前回のあらすじ塾に通いだしたしろみ。その日、問題で躓いていると大学生の男性の先生が見に来てくれたのですが、距離がやたら近いのが気になりました。さらに手を握ってきて、しろみは恐怖で固まりました。どうしよう…その時思い出したのはついに腰にまで手を回してきた先生。怖くてパニックで、声を出したくても出せませんでした。夢の中で何かから追われていてもっと早く走りたいのに足が重いとか、空飛びたいのに全然飛べない、意味がないくらいの低空飛行…。そんな感覚とすごく似ていました。脳は命令しているのに体が動いてくれない感覚…。そんな時防犯ベルを持っていたことを思い出し思い切り鳴らしました。小学校のころ『不審者を目の前にすると声が大きく出なかったりするからその時は防犯ベルを鳴らすんだよ! 恥ずかしいことではないから思い切り鳴らせ!!』と言っていたのを思い出し、本当にその通りだなと思いました。先生はその場から逃げ出した!この時なぜか急に冷静に塾長に報告しなきゃとすぐ塾長の元へ行きました。大学生を呼んで謝罪させるくらいはしてくれると正直思っていました…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月25日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。実の孫のミホちゃんよりも、素性の知れないサオリちゃんばかりをかわいがっていた義母が急に亡くなり、さらに義母の形見の指輪がなくなっていたことにサオリちゃんが関与していると知ったホノカさんは母親を呼び出します。そこへ義母の妹であるおばさんが指輪の件で訪れます。大騒ぎするサオリちゃん親子をよそに、おばさんは平然とサオリちゃんの指から義母の形見の指輪を抜き取り、おばさんはすでに義母が亡くなっていることを告げたのでした。義母の死を知ったサオリちゃんは泣いてしまいます。そんなサオリちゃんを見て、「きっしょ」と嗤う母親。図々しくも「指輪返してあげたんだから」とホノカさん宅の暖房器具をねだります。返答に迷うホノカさんの代わりに、おばさんが「あげればいいじゃない このこじきさんに」と一蹴。怒りながらもヒーターを持って帰る母親とは逆に、サオリちゃんはホノカさんたちに一礼して去ります。ホノカさんは、憎らしいと思っていたはずのサオリちゃんに対し、つい同情してしまうのでした。これで一件落着と思っていたものの……!? ご飯がもらえなくて叩かれて… 指輪の一件以来、サオリちゃんはホノカさん宅へ来なくなりました。ホノカさんは新しくできたママ友に、サオリちゃんについて尋ねますが、「あんまり関わらないほうがいいよ」と釘を刺されます。 ママ友が語り始めたのは、ちょうど一年前ごろのサオリちゃんとパチンコ屋の整備のおじさんのエピソード。公園で泣いていたサオリちゃんにおじさんが声をかけると、サオリちゃんは「ご飯がもらえない」「叩かれる」と家の事情を話しました。「話しか聞けないけどいつでもおじちゃんところおいで」と、おじさんはサオリちゃんに同情したのでした。 さまざまな情報が入ってくるママ友ネットワークは、子育てに欠かせないものですよね。しかし、時に良くない話や噂話を耳にすることも。サオリちゃんにも複雑な事情がありそうですが、まずは憶測だけで判断しないように心がけたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月24日■前回のあらすじ電車の中で触られることを母に相談すると、母は心配するどころか、「触られるような雰囲気を出すあなたも気持ち悪い」などと言いさらにしろみを傷つけるのでした。塾の先生が…私はこの時試験前の1カ月間、お試し入学のような形でとある塾に通っていました。個別指導塾での出来ごとです。相手は大学生のアルバイトの先生。今まで女の人の先生ばかりだったので安心していたのですが、初めての男性の先生。当時悩んでいた真っ最中だった私は、何かあったらどうしようと冷や汗をかいていました。そしてその嫌な予感は的中したのです…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月24日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。実の孫のミホちゃんよりも、素性の知れないサオリちゃんばかりをかわいがっていた義母が急に亡くなり、さらに義母の形見の指輪がなくなっていることに気づきます。ミホちゃんの目撃証言により、サオリちゃんの母親がホノカさん宅へやって来ました。出張に行っているはずのサオリちゃんの父親は実は服役中で、子どもたちがコジキまがいのことをしたり、嘘をついたりしても、一切の罪悪感を抱かない様子の母親に嫌悪感が増していきます。義母の妹であるおばさんが指輪の件で訪れた際、サオリちゃんの母親は「サオリがもらったんですけど!?」と言い張り、サオリちゃんは嘘泣きをしますが、おばさんは平然とサオリちゃんの指から義母の形見の指輪を抜き取ります。「いざとなったら警察にも動いてもらう」とサオリちゃん親子を牽制。サオリちゃんの母親は、指輪の持ち主である義母に直接確認しろと迫りますが、おばさんはすでに義母が亡くなっていることを告げたのでした。すると、サオリちゃんが涙を流し始め……!? あげればいいじゃないこのこじきさんに 義母の死を知ったサオリちゃんは泣いてしまいます。そんなサオリちゃんを見て、「きっしょ」と嗤う母親。図々しくも「指輪返してあげたんだから」とホノカさん宅の暖房器具をねだります。 すると、おばさんが「あげればいいじゃない このこじきさんに」と一言。怒りながらも、サオリちゃんの母親は暖房器具を持って帰るのでした。一方、ホノカさんは毒親に育てられ、疫病神と罵られていたサオリちゃんに対し、つい同情してしまうのでした。 母親とは違い、最後に頭を下げていったサオリちゃん。嘘をつくことはいけませんが、その裏には家庭環境などの複雑な事情があるのかもしれません。自分の子どもに暴言を吐き捨てる母親を見て育てば、物事の善悪の判断がつかない子になってしまうことも考えられます。みなさんがホノカさんの立場だったら、サオリちゃんに対してどのような感情を抱きますか?著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月23日■前回のあらすじ通学中に触られることに悩んでいたしろみ。思い切って母に相談することに。いつものように薄い反応しか返ってこないだろうと思っていたのですが、意外にも母は「気持ち悪い」と言うのでした。「どうしたらいい?」と聞く間もなく…たくさんの乗客の中から選ばれてるんでしょ? だとしたら貴方にもいけない部分があるってことなのよ。そう話す母をただ呆然と見つめていました。しかし、嫌なことは立て続けに続きます。母に相談したことを猛烈に後悔しました。そして私って気持ち悪いんだ…ショックを受けました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月23日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。実の孫のミホちゃんよりも、素性の知れないサオリちゃんばかりをかわいがっていた義母が急に亡くなり、さらに義母の形見の指輪がなくなっていることに気づきます。ミホちゃんの目撃証言により、サオリちゃんの母親がホノカさん宅へやって来ました。そこでさまざまな嘘が明るみになり、母親の非常識な言動もエスカレートしていきます。サオリちゃんや下の子たちの非常識な行動にも、「何が悪いの?」と一切悪びれる様子のないサオリちゃんの母親。それどころか、「うちで生活するよりこいつらの幸せになってる」とすら言うのでした。サオリちゃんの母親の図々しさはエスカレートし、ホノカさん宅の物置にあった暖房器具を「もらってあげてもいいですよ?」と言い出す始末。そこに義母の妹がやって来て……!? こんな噓泣きに騙されるものですか サオリちゃんの母親の非常識さに憤りを覚えるホノカさん。ここで、義母の妹であるおばさんが指輪の件で訪れます。サオリちゃんの母親は「サオリがもらったんですけど!?」と言い張り、サオリちゃんは嘘泣きをしますが、おばさんは平然とサオリちゃんの指から義母の形見の指輪を抜き取ります。 さらに、おばさんは「これ以上騒ぐなら然るべきところに相談する」「いざとなったら警察にも動いてもらう」とサオリちゃん親子を牽制。サオリちゃんの母親は、指輪の持ち主である義母に直接確認しろと迫りますが、おばさんはすでに義母が亡くなっていることを告げたのでした。 埒が明かない状況に、第三者の介入によって一歩前進したように思えます。非常識な態度を取ってくる相手には、いざとなったらおばさんのように強気で対応するのが得策かもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月22日■前回のあらすじ高校を卒業したら家を出ていくと言う弟。しろみも初めて、自分も出て行った方がいいのかもと思うのでした。電車通学中に…私が乗ってた電車は20分間ノンストップ、しかも満員電車なので片足で立ち続けたり体が半分浮いた状態だったり身動きはほぼ取れない状態でした。最初は鞄が当たっているのかなと思ったのですが、明らかに人の手でお尻を触っていることがわかるほど堂々と揉まれました。残念ながら後ろ姿しかわかりませんでした。捕まったらやばいと思ったのか、すごいスピードで電車から降りて人混みに消えて行きました…。思い切って相談をしてみました。どうせいつもの調子でふーんあっそ、で終わるかなと思っていたのですが、母からは意外な反応が返ってきました…!それにしても、犯人はどんな教育を受けてきたのでしょう。こんなくだらないことで心を痛めていたなんて、馬鹿らしいったらありゃしないと改めて何だか腹が立ってきました!次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月22日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。実の孫のミホちゃんよりも、素性の知れないサオリちゃんばかりをかわいがっていた義母が急に亡くなり、さらに義母の形見の指輪がなくなっていることに気づきます。ミホちゃんの目撃証言により、サオリちゃんの母親がホノカさん宅へやって来ましたが、その母親はサオリちゃんをないがしろにする非常識ママでした。実は8歳で、小学校にも通っていないサオリちゃん。人に媚びを売り、よその家でごはんを食べるように母親に仕向けられていたのでした。「まともな会話ができない……」と感じるホノカさんでしたが、サオリちゃんの父親について尋ねます。すると、サオリちゃんの母親は「出張?働いていないのに?」と笑い飛ばして……!? これの何が悪いの? 出張に行っているはずのサオリちゃんの父親は、実は服役中でした。さらに、サオリちゃんの母親は、子どもたちがコジキまがいのことをしたり、嘘をついたりしても、一切の罪悪感を抱かない様子。 むしろ、他人の家で服を買ってもらったり、ごはんを食べさせてもらったりすることに対し、「うちで生活するよりコイツらの幸せのためになってるじゃん?」と言うのでした。 サオリちゃんの母親の図々しさはさらに増していきます。ついには、ホノカさん宅の暖房器具を「もらってあげてもいいですよ?」と言い出すのでした。 見栄やプライドもなく、ただ自分が得すれば良いと考えているサオリちゃんの母親。子どもの価値観を育てるためにも、親は人間として恥ずかしくない行動を見せたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月21日■前回のあらすじ友人たちとのその親の関りを見て、自分の家が普通でないことに気づいたしろみ。そのことを弟に話すと、弟はすでに自分たちの母が変わっていることに気づいていたのだと言います。自由に暮らす…?母が思い切り何かを蹴飛ばす音が聞こえました。母は弟と私が2人で仲良く喋ることをよく思っておらず、私と弟の話し声がすると壁や床を殴ったり蹴ったりして圧をかけていました。この時この家を出ていくということを初めて意識しました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月21日■前回のあらすじ女子高の友人たちと買い物に行ったしろみ。ケーキを買ってもらったり迎えに来てもらったりしている友人を見て自分の家が普通ではないと気づいたのでした。親ってそういうもの!?友だちとその親との会話を聞いて衝撃を受けたのですが…。「まあこの子の家庭ではそうなのかな?」とその時は思っていました。しかし…。この日かなりの衝撃を受け、思わず弟に話しかけました。あまり他の親と友だちが絡んでるところを見たことがなかったので、この時初めて「他の家庭ではこんな感じなんだ!」と驚いた記憶があります。弟にもこの衝撃をシェアせねば…。早速弟に話しかけてみると、またもや衝撃の事実を知る羽目になるのでした。弟の秘密弟がまさかのトイレの主をしてたなんて! 衝撃の事実でした…。でも、トイレって狭い空間だし、椅子になるし、鍵ついてるし、ちょっとした隠れ家みたいな感じですよね。弟は普通のトイレは1階でして、2階は椅子として使っていたみたいです。私はゲームとか漫画は許されていない家庭なんだと諦めていたのですが、弟は弟なりにエンジョイしているのを見て、ただ漠然といいなぁと思いました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月20日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。実の孫のミホちゃんよりも、素性の知れないサオリちゃんばかりをかわいがっていた義母が急に亡くなり、さらに義母の形見の指輪がなくなっていることに気づきます。ミホちゃんの目撃証言により、サオリちゃんの母親がホノカさん宅へやって来て、そこでさまざまな嘘が暴かれていくのでした。親戚と夫が外出してしまい、1人でサオリちゃんの母親と対峙しているホノカさん。サオリちゃんの母親は子どもの目の前にもかかわらず、「子どもは大っ嫌い」といった発言を繰り返します。しかし、一方ではサオリちゃんの頭をなでて「今回はうまくやったんだね」「あんたもやるじゃん」と褒めるのでした。 どこまでもクズな親… サオリちゃんに、人の家でごはんを食べるように仕向けていたサオリちゃんの母親。さらに、サオリちゃんが8歳であることが明かされます。衝撃を受けるホノカさんでしたが、小学校があるはずの日中にもサオリちゃんが来ていたことを不審に思います。 母親によると、サオリちゃんは不登校ということになっており、学校に通わせてもらっていませんでした。さらに、サオリちゃんが「出張に行っている」と語っていた父親は、働いてすらいないのでした。 サオリちゃんの嘘が次々と暴かれていくのと同時に、サオリちゃんを取り巻く環境が少しずつ見えてきたように感じます。しかし、うつむくわが子の前で言いたい放題の母親には共感できませんよね。せめて幼い子どもの心に過剰な負担をかけないよう、そして子どもが不必要な嘘をつかなくていいよう、親は配慮するべきではないでしょうか。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月20日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。実の孫のミホちゃんよりも、素性の知れないサオリちゃんばかりをかわいがっていた義母が急に亡くなり、さらに義母の形見の指輪がなくなっていることに気づきます。ミホちゃんの目撃証言により、サオリちゃんの母親がホノカさん宅へやって来ますが、母親は非常識な言動を繰り返します。ついに、放置子サオリちゃんの母親が2人の男の子と赤ちゃん1人を連れて、ホノカさん宅に姿を見せました。しかし、サオリちゃんのことを「疫病神のヤー」と呼んだり、「指輪はウチのものなんじゃないの?」と、返す素振りすら見せなかったりと、非常識な態度にホノカさんたちは絶句します。 ところで指輪売ったらいくらになるんだろ 義兄夫婦と夫が外出し、1人でサオリちゃんの母親の相手をすることになったホノカさん。サオリちゃんの母親は、サオリちゃんの目の前にもかかわらず「子ども1人で楽そう」「子どもは大っ嫌い」などの衝撃的な発言を連発します。 そして、サオリちゃんが盗った指輪を見て、「売ったらいくらになるんだろ」と非常識な発言をするサオリちゃんの母親。さらに、サオリちゃんの頭をなでながら「今回はうまくやったんだね」と褒めるのでした。 母親に自分の存在を否定するような言葉をかけられる子どもの気持ちを考えると、いたたまれなくなってしまいますね。さらに、悪事だとわかっていて褒められれば、何が正しいのかの判断ができなくなってしまいそうです。よその家庭に口を出すのは躊躇してしまうところですが、こんな場面に遭遇したら、みなさんはどうしたらいいと思いますか?著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月19日■前回のあらすじ友人たちに「ミステリアス」と言われたしろみ。テレビをほとんど見ず、アニメも芸能人もよく知らないしろみは、友人たちとの話がかみ合わず焦るのでした。うちっておかしいの!?わが家の方針が特殊だったのか、何とも言えない空気が漂いました…。そして私がハッとする出来ごとがついに起こります。え?もはや誕生日でさえケーキを用意してもらってないんだけど…。何ということでしょう…。しかし、衝撃はまだまだ止まりません…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月19日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。実の孫のミホちゃんよりも、素性の知れないサオリちゃんばかりをかわいがっていた義母が急に亡くなり、さらに義母の形見の指輪がなくなっていることに気づきます。すると、ミホちゃんが「サオリちゃんが義母のカバンから指輪を取ったのを見た」と言い出したこときっかけに、ついにサオリちゃんの母親がホノカさん宅へやって来ます。ミホちゃんが「サオリちゃんが指輪を取ったのを見た」と話したのをきっかけに、泣き出したサオリちゃん。見かねたミノルさんがサオリちゃんから連絡先を聞き出し、サオリちゃんの母親に来るよう電話をします。しかし、サオリちゃんの母親がホノカさん宅に現れたのは、電話から2時間以上経過した後のことで……!? 疫病神の「ヤー」 2人の男の子と赤ちゃんを連れて現れ、断りもなく家に上がりこむサオリちゃんの母親。非常識な態度に、ホノカさんは不信感を抱きます。 さらに、「こいつが生まれてからロクなことないから」と言って、サオリちゃんのことを「疫病神のヤー」と呼ぶ姿に、同じ年ごろの娘を持つ母親としてショックを受けてしまいます。 話を聞く姿勢は見せたサオリちゃんの母親ですが、「指輪をあげるって言う話があったのなら、この指輪は当然ウチのものなんじゃないの?」と返す気はさらさらないようでした。 断わりもなく家に上がりこんだり、「めんどくせぇな」と言い放ったり……。些細なことかもしれませんがこういった所作に、人の本質は表れるものかもしれません。何より、わが子を邪険に扱う様子も気になります。この両者の話し合いによって、サオリちゃんという1人の女の子を知るきっかけになるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月18日