その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【その神棚、間違った飾り方をしてませんか?】 日本の劇場の舞台裏には、ほとんどの場合、神棚が設置されているものです。もちろん、よしもとの劇場にもあります。でも、神棚って、ただ飾ればいいってものじゃないんです。大切なのは神棚の「向き」。正しい方向を向いてないと、ぜんぜん意味をなさないんです。 正しい方向を向いている神棚は、僕にはやや光を放っているように見えます。しかも近くにいるだけで、とてもすがすがしい気持ちになるんです。一方、間違った方向を向いている神棚は、もはや「無」。冷蔵庫とか電子レンジとかと同じ、ただの「物」にしか見えません。 実は以前、ある劇場の神棚の向きを変えてもらったことがあります。ずっと「この向きじゃないんだよな~」と思いながら、とくに何もせず放っておいたんですが……。「もしこの劇場が潰れちゃったりしたら困る!」と思い直して、舞台監督さんに相談しに行ったんです。 そうしたら、その舞台監督さんも少し霊感があったようで「俺もなんとなく向きが違う気がしてた」と。そして、いろいろと調べたりしながら、なんとか2人で正しい方向に神棚を付け替えることに成功。すると、神棚の雰囲気がガラッと変わって。すがすがしい空気を感じるようになりました。 あ、でも神棚の向きが違うからって悪いことが起こるとかはないんです。ただまったく意味がなくなっちゃうんで、設置するときは、どの方向に向けるか気をつけてみてください。
2018年03月25日恵比寿にある“OUR FAVOURITE SHOP”を手がける、クリエイティブユニット「キギ(KIGI)」が、同店とショップ内にあるOFS Galleryにて、「キギの本棚」と題し、KIGIの本棚に収められている本の数々を展示する。KIGIは、PARCOや午後の紅茶、ソフィーナボーテなど、誰もが1度は目にしているだろう多くの広告やプロダクトを手掛ける、アートディレクター・植原亮輔と渡邉良重のユニット。ユニット名であるKIGIは「木々」を意味している。木々は土の中の養分、水分、太陽からの光を受け、脈々と枝葉が広がり大きく成長していく。2人はクリエイションを一本の木に例え、やがて森にしていきたいという願いをこめた。同イベントでは、KIGIが土の中に眠るたくさんの栄養分のごとく、長年かけて蓄えてきた本の数々を披露。旅先で出会ったもの、作品づくりの糧となったもの、美しさに惹かれて手にしたものなど、今企画にあわせて新しく入手したお薦めの本や、今では手に入らない貴重な蔵書も店内の読書スペースでゆったりと読むことができる。なお、本は展示スペースでのみ観覧が可能。本が読みやすい大きなテーブルに、サービスのごぼう茶が振舞われる。来店特典として、特製しおりを全員にプレゼント。またクジ引きにて、3等はキギオリジナルバッグ(10名)、2等は宇都宮美術館「KIGI WORK & FREE」展(2017.7.16 – 9.24)のサイン入り開催記念図録(10名)、1等はキギの蔵書からセレクトした1冊が1名に当たる。【イベント情報】キギの本棚会期:3月21日〜4月22日会場:OUR FAVOURITE SHOP / OFS Gallery住所:東京都港区白金5-12-21時間:12:00〜19:00 ※最終日は17時まで定休日:月・火(祝日除く)
2018年03月22日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【僕の後ろに憑いているものって……!?】 先日、氣志團の綾小路翔さんがMCを務める『深夜喫茶スジガネーゼ』という番組に出演させていただきました。 共演は湘南乃風の若旦那さんや、マキシマム・ザ・ホルモンのナヲさんといったミュージシャンの方々。いつもは、芸人に囲まれてばかりなので、すごく新鮮な雰囲気でした。 しかもうれしいことに、収録が終わった後、翔さんがわざわざ声をかけに来てくれたんですよ。何でも、マネージャーさんが僕と同じ“見える人”らしく、「霊感がある者同士、霊視し合ってみたらどう?」とのこと。 「これは話のネタになるかも!」と思った僕。もちろん快諾して、そのマネージャーさんのところへ向かったんですが……。僕と目が合った瞬間、マネージャーさんの表情が急に青ざめて、廊下の狭いすき間に入ったかと思うと、そこから出てこなくなっちゃったんです。 はじめはギャグでやってるのかなと思って「そういうのやめてくださいよ?」とか言いながら近寄って行ったんですけど、「ごめんなさい、本当にダメです……」と本気で嫌がってるんですよ。僕のほうを見るのも嫌みたいで、最後には遠くのほうに逃げて行ってしまいました。多分、僕の後ろに何かヤバいものが見えたんでしょうね。 帰り際、かなり離れたところから「最近、嫌なことが続いてるんですけど、まだ何かありますかね?」って聞いたら「しばらく続くと思います……」とのこと。一体どんなものが憑いてるんでしょうね。
2018年03月18日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【親父の霊感を目覚めさせた体験】 僕よりも断然強い霊感を持つうちの親父ですが、その能力が目覚めたのは30歳を過ぎてからと、結構遅咲きだったといいます。きっかけになったのは、昔お袋と一緒に住んでいた激安物件でのある怖い体験。 引っ越し初日の夜。部屋で寝ていた親父は、外の廊下から聞こえてくるガチャッという音で目を覚ましました。そのときアパートには親父とお袋しか住人がいなかったので、もしや不審者でも入ってきたんじゃないかと思ったそうです。 耳をすましてみると、ドアを開ける音の後に「彼の家じゃない……」という女の人の声が聞こえてきます。しかもドアを開ける音とその声は、徐々にこちらへ近付いてくるんです。 そしてついに親父たちの部屋のドアがガチャッと開きました。見るとそこには“がっつり”と女の人が立っていたそうです。半透明とかぼんやりした感じじゃなく“がっつり”。 やっぱり不審者だったのかと思った親父は「出ていってもらえませんか?」と声をかけるも、まったく反応がありません。どうしようかと焦っていると、その女の人が親父のほうに向かってどんどん近付いてきました。何が何だかわからず、身動きが取れない親父。「ぶつかる!」と思った瞬間、女の人は親父の体をふっとすり抜けていってしまったそうです。 その体験をきっかけに親父の霊能力は開花し、幽霊が見えるようになってしまったとか。やっぱり幽霊が体の中を通ったのが原因なんでしょうかね。
2018年03月11日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【有名な心霊トンネルまでドライブしに行ってきました】 今度、心霊スポットをめぐるロケに参加するのですが、スタッフさんから送られてきた目的地は、どこも行ったことがない場所ばかり。そこで、下見もかねてドライブしに行くことにしました。 向かったのは、千葉県のとある廃ホテル。どんな霊がいるのかわくわくしていたんですが、僕にはまったく何も感じられませんでした。一応、周りをぐるっと一周してみたものの、結局何も起こらずじまい。 ただその道のりで、無人販売の八百屋さんを発見して。今どきめずらしいから、写真でも撮っておこうかとスマホを構えたんですよ。そうしたら、下からぬうっとおじいさんが現れて。「買わないなら撮るな」と。結局、大根を買わされました(笑)。 もう1カ所向かったのは、そこからほど近い山の中腹のトンネル。田舎の山道だからか、昼間だというのに周囲にはまったく人の気配はありませんでした。 まずは、トンネルの入口から終わりまで、速度を落として進んでいきます。が、とくに何も起こらないまま、道路へと抜けてしまいました。 そこで、今度はUターンしてもと来た道を戻っていくことに。しかしまた何も起こらなくて。後部座席からも「結局、何もなかったね」と言われてしまいました。 まあ、僕、ひとりで車に乗ってたんですけどね。若い女の人の声だったんで、はからずもドライブデートになってラッキーでした(笑)。
2018年03月04日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【霊体の“色”で、人間関係まるわかりです】 いつもお話ししていることですが、僕には対面している人の霊体のようなものが見えます。霊体の色は基本的に半透明なんですが、たまに白くなったり黒くなったりすることがあります。 これはその人の好き嫌いを表していて、好きなものに近付くと白っぽく、逆に嫌いなものに近付くと黒っぽくなるんです。 だから、僕には誰が誰を好きで、誰が誰を嫌いかがお見通し。人間関係が手に取るようにわかっちゃうんです。 あの2人、表面上はうまくやってるけどケンカ中だなとか、みんな仲悪いって思っているけど、本人たちはお互い認め合ってるんだろうなとか。 ちなみに、近付いても霊体の色が半透明のまま変わらない場合、それは相手に対して全く関心がないってことになります。 僕は、お笑いはチームプレーだと思っているので、同じライブに出ている仲間の関係を、さりげなくとりもったりすることもあります。それから、あんまり根深くない感じだったら、あえて嫌い合っている同士を近付けてみたりとか。それによって黒だったのがいつの間にか白に変わってるってこともありますからね。 お笑い芸人になってからは、こんなふうに有効活用できているこの能力ですが、学生のころなんかはちょっとつらい思い出も。 友達だと思っていた相手の霊体が、僕に近付くにつれ黒くなっていったときはやっぱりショックでしたね。最近はもう慣れてきましたけど、自分に対する霊体の色の変化はあんまり見たくないものです。
2018年02月25日目もとを集中保湿する美容機器パナソニックは、目もとを集中保湿する美容機器「目もとエステ EH-SW66」を2月下旬より発売する。まぶたへのホットスチームで、うるおいを補給する機器となっている。約12分で目もとの疲れを手軽にケアホットスチームで、パソコンやスマホで疲れた目もとを手軽にケア出来るのが「目もとエステ EH-SW66」だ。温感ヒーターは、約40℃の高温、約38℃の低温という2つのモードが付いており、好みの温度を選択出来る。スチームのリズムも、小刻みな「やわらか」と、周期が長く温度が強めの「しっかり」の2種となっている。頑張った目もとを癒やす約12分の「リフレッシュコース」、寝る前のひと時に最適な約12分の「リラックスコース」、作業の休憩時などにぴったりな約6分の「クイックコース」の3つのコース設定が可能だ。別売りの「アロマタブレット」を取り付ければ、アロマの香りとともに、ホットスチームを楽しめる。アロマタブレットは、真正ラベンダー・ベルガモット・ゼラニウム・ティートゥリー・イランイランの5種類が用意され、メーカー希望小売価格は各2,500円(税抜き・各4個入り)である。(画像はPanasonic「目もとエステ EH-SW66」ホームページより)【参考】Panasonic「目もとエステ EH-SW66」
2018年02月21日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【バレンタインデーにも霊感は役立ちます】 バレンタインデーの思い出ってみなさん1つや2つは持っているんじゃないでしょうか。今回は、霊感のある僕だからこそ体験してしまった、ちょっぴりほろ苦いバレンタインデーのエピソードをお話しします。 僕がまだ大学生のときのこと。色恋沙汰には一切縁がなかった僕ですが、ある年のバレンタインデー当日に「授業が終わったら、喫煙所前の広場に来て」と、クラスの女子からLINEをもらったんです。 あまり話したことのないコだったので正直びっくりしましたが、「本命チョコがもらえるんじゃ……?」とワクワクしながら指定された場所へ向かいました。ソワソワしながら待っていると、少し遅れて彼女がやってきて「はい」とおもむろにチョコを渡されたんですが、わざわざ呼び出したにしては、やけに淡白な感じで。 ちょっと不思議に思ったので、彼女の生き霊を霊視してみることにしたんです。もしも僕のことを好きなら、生き霊は僕の方を見ているはずですからね。でも彼女の生き霊はぜんぜん僕の方なんか見ていなくて。すぐにただの義理チョコだってわかってしまいました……。 しかも、あとから聞いた話では、そのコ、僕以外にも30人くらいの男をわざわざ呼び出して、チョコを渡していたそうです。そのなかにはきっと、義理チョコだとは夢にも思わない人もいたんじゃないかな。僕からしたら、おばけより女の人のほうがよっぽど怖いです。
2018年02月18日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【僕、この間1回、死んじゃいました(笑)】 みなさんは「走りたいのにうまく走れない夢」って見たことがありますか? 実は僕、ちょうどこの間、そんな夢を見たんです。夢の中で、自分の体が自分のものじゃないような、もどかしい思いを感じていたら、急に小学生くらいの女の子が現れて「こっちだよ」って手を引っ張ってくれました。 その瞬間、パッと目が覚めると、病院のベッドの上に寝ていたんです。横には泣きはらした顔をした親父とお袋が立っていました。 聞いた話によると、僕の心臓は一度鼓動を止めてしまったそうです。部屋で倒れていた僕を親父が偶然発見して、救急車で運んでもらったとのことでした。 幸いにも心停止していたのはほんの短い時間だったので、脳にダメージが残ることはなかったのですが、念のためその日は病院に泊まることになったんです。 病室に誰もいなくなると、すぐに目を閉じました。すると、フッと誰かが入ってきたような気配がしたんです。親父かお袋が戻ってきたのかなと思って目を開けると、そこには夢の中で僕の手を引いて走ってくれた女の子が立っていました。 パッと目が合うと、その子が「もう1回走る?」って聞いてきたんです。僕、びっくりしちゃって「いい、いい」って断っちゃったんです。そうしたらその子、しょんぼりした感じでフッと消えてしまいました。 あの子は僕を助けてくれたのか、それとも一緒に連れて行こうとしたのか。一体どっちなんですかね。
2018年02月11日ヒュー・ジャックマン出演のミュージカル・エンターテインメント『グレイテスト・ショーマン』と、よしもとクリエイティブ・エージェンシーとのビッグプロジェクト「グレイテスト・よしもと・ショーマン」の特別映像が、このほど公開された。「チュートリアル」の徳井義実を団長として結成されたこの「グレイテスト・よしもと・ショーマン」は、「トレンディエンジェル」、「尼神インター」、「南海キャンディーズ」しずちゃん、椿鬼奴、「ジャルジャル」、「マテンロウ」、「しずる」、そして「ピスタチオ」が、ゴールデン・グローブ賞主題歌賞受賞楽曲「This Is Me」に込められた、“ありのままの自分で生きよう”というメッセージを体現すべく集結。映像では、団長をはじめとする団員たちが撮影場所のYouTube Space Tokyoへ入ってくる様子から始まり、汗だくになりながらの練習を経て、深夜に及ぶまで40~50テイク撮影したというバーナム一座に負けない見事なダンスを披露。バーナム役のヒューが「本作は人々の胸をいっぱいにしてくれ、人は立ち上がって笑顔になり元気いっぱいになるだろう。この世に生まれたことを誇りに思えるような映画だ」と表現する言葉を裏付けるように、団員たちの笑顔が印象的で、ひとりひとりオンリーワンの個性を輝かせている。また、ミュージカルはちょっと苦手なジャンルだと言う徳井さんだが、「この映画は『ラ・ラ・ランド』と同じようにストーリーもシンプルで本当に見やすい作品です。だから、演出が際立っていると思います。気づいたら3~4回泣いていました」と本作を絶賛。団員たちは、「私たち芸人もいろいろなコンプレックスを持っていることが多いのですが、それを笑いに上手く使える方法が見つかったとき、一気に人生が変わるんです。ユニークな人物が数多く出てくるこの映画にとても共感しました」(しずちゃん)、「僕も石を投げられていた頃がありましたが、それを跳ね返すのは才能しかないことを思い出しました」(斎藤司)とコメントしている。『グレイテスト・ショーマン』は2月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月05日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【幽霊だって、映画が見たい!?】 僕は映画を見るのが大好きなので、時間を見つけては映画館に足を運んでいます。2~3年前に「めちゃくちゃおもしろい」という噂を聞きつけ見に行ったのが『マッドマックス怒りのデスロード』。これまでのシリーズを見たことがなかったので、過去3作品すべてを見て、しっかり予習してから劇場に乗り込みました。 ネタバレになっちゃうので、くわしいことは言えませんが、とにかく衝撃的な内容で。キャラクターのコスプレで見に来てる人が多かったんですが、それくらいハマるのがわかる名作でした。 そして何より驚いたのが、映画が終わってエンドロールが流れると、劇場中の観客が立ち上がってスタンディングオベーションを始めたこと。たまたま外国人のお客さんが多かったみたいなんですけど、僕にとっては生まれて初めての経験でした。 しかも帰り際には、みんなハイタッチをしながら劇場を出て行くんですよ。テンションが上がっていたので、僕もやってみようかなと、隣にいた日本人のおじさんに向かって手を掲げてみました。 おじさんも「お、ハイタッチか」って感じで手を出してくれたんですけど、いざ手を合わせようとしたら“スカッ”て……。そのおじさん、幽霊だったみたいなんですよ。本人もびっくりしてたようですが、すぐ見失っちゃいました。 きっとあのおじさん、『マッドマックス』超見たかったんでしょうね。
2018年02月04日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【今年のブレーク芸人を、生き霊で予測します】 ブレーク真っ最中の芸人さんにお会いすると、憑いている生き霊の数にびっくりします。 最近とくにものすごい数の生き霊を引き連れているのが、ガンバレルーヤのお2人。しかもおもしろいことに、ボケのよしこさんとツッコミのまひるさん、それぞれ憑いている生き霊の“質”がぜんぜん違うんです。 よしこさんに憑いているのは、老若男女、幅広い生き霊。一方、まひるさんには、おじさんの生き霊がたくさん憑いています。 でも別にいやらしい感じではなくて、あたたかく見守っている雰囲気なので、たぶんテレビ関係のえらい人たちが、まひるさんのことを使いたいって思ってるんじゃないかと。だからガンバレルーヤのお2人は、今年も引き続きたくさんの活躍を見せてくれるはずです。 そして生き霊の“数”と“質”を見たときに、僕が「今年ブレークするのでは!?」と思って注目しているのが、オダウエダという女性コンビ。 彼女たちには、なかなかの数の若者の生き霊がしがみつくような感じで憑いてるんです。だからもしかすると、カルト的な人気を博すかも。みなさんも注目してみてください! それと余談ですが、ガンバレルーヤのお2人は、僕のことをなぜか「先生」と呼んでくださいます。何の先生かは、よくわからないんですけどね(笑)。
2018年01月28日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【霊感が強い親父による、先輩芸人への助言】 お笑い芸人は、たとえ親が死んだとしても目の前のお客さんを笑わせなければならない仕事。だから、心が弱っていても隠そうとする芸人は山ほどいます。 ただ僕の場合、生き霊を見ればそれが一目瞭然。精神状態がよくない人は、たとえ本体が笑っていても、生き霊がめちゃくちゃ暗い表情をしています。そのうえ、全身から重苦しい空気が伝わってくるんです。 だから僕は、芸人仲間や先輩が落ち込んでいたり、悩みを抱えていたりすることに、いち早く気が付きます。実は先日も、とあるイベントで、先輩芸人の不調を見抜いてしまいました。 企画の一環で、えんにちの望月さんを霊視したんですが、生き霊がまるで死人のような暗い顔をしていたんです。精神的に相当弱っているんだなと思ったのですが、僕はウケを狙って「望月さんは近いうちに引退する!」と宣言してしまいました。 その日は、僕より霊感が強いうちの親父が客席にいたので、親父にも話を振ってみることに。すると、「病院行ったほうがいいよ」とポツリ。すかさず望月さんが「うつ病じゃないから!」とツッコんだことで、お客さんにはとてもウケていました。 僕は、笑いがとれてよかったなと思っていたのですが、そのあと望月さん、本当に芸人を辞めちゃったんですよね。「引退」はさすがにウケ狙いだったのに、まさか現実になってしまうなんて……。なんだか残念でなりません。
2018年01月21日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【お正月にまつわるゾッとする話】 あけましておめでとうございます。新年ということで、今回はお正月にまつわる話です。僕の“霊感仲間”のなかに、子どものころから、かなり強い力を持っていたという人がいます。 ある年のお正月。小学生の彼が一緒に住んでいたおじいちゃんの部屋を訪ねると、そこには8人の老人がぎゅうぎゅう詰めになって座っていたと言います。しかも驚いたことに、彼の方を振り返った老人たちが、みんなおじいちゃんと同じ顔をしていたんです。 その異様な光景を見て、彼は「ギャー!」と叫んで逃げ出しました。そして父親の部屋に駆け込み、今見てきたことを興奮しながら話すと、なぜか「早く戻って謝ってこい!」と叱られたんだとか。 実は彼が見たのは、おじいちゃんとその兄弟たち。当然、顔も似ているので、全員おじいちゃんの顔に見えてしまったわけです。勘違いとはいえ、人の顔を見ていきなり叫んで逃げ出すなんて失礼なこと。すぐに謝りに戻りましたが、自分のおじいちゃん以外の7人にこっぴどく叱られたそう。 その日の夜。布団のなかで昼間起こったことを思い出していると、自分が叱られたことがどうしても理不尽に思えて、怒りがふつふつと沸いてきたと言います。そして思わず「死んでしまえ!」と強く念じてしまいました。 そうしたら、1週間以内におじいちゃん以外の7人全員が死んでしまったそうです。ゾッとしますよね。
2018年01月14日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【あなたも生き霊を飛ばしているかもしれません】 誰かをものすごく好きになったり、逆に憎しみを感じたりすると、自分の生き霊が相手に憑いてしまうことがあります。 この話をすると必ずと言っていいほど、自分に生き霊が憑いていないか見て欲しいと言われるので菅、それと同じくらい、自分が生き霊を飛ばしていないかどうかを聞いてくる人もいます。 残念ながら、その人が生き霊を飛ばしているかどうかは僕には判断することができません。知っている人の生き霊が誰かに憑いていれば気付くこともあるかもしれませんが、僕には生き霊の顔ってはっきり見えないんですよね。 ただ僕の“霊感仲間”のなかには、生き霊の顔もはっきり見えるという人がいます。 その人はアイドルオタクで、長年ひとりの女のコを応援し続けています。もちろん、ライブにも何度も足を運んでいるのですが、先日ライブ会場で、なんとも不思議な体験をしたらしいんです。 舞台上の推しメンをずっと目で追っていたところ、彼女の後ろに誰かしらの生き霊が憑いていることに気付いたと言います。ただ、歌ったり、踊ったり、なかなかハードなパフォーマンスをするグループなので、生き霊も一緒に激しく動いて、はじめは顔がよくわからなかったそう。 その後、ライブ中盤でMCタイムに突入したとき、彼は思わず声を上げてしまったとか。 推しメンに憑いていたのは、なんと自分の生き霊だったんです。 自分の生き霊を見たら、さすがにびっくりしますよね。生き霊は無意識のうちに飛んでしまうものなので、みなさんもどうかお気をつけてください。
2018年01月04日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【続・幽霊がぜんぜん見えなくなりました】 前回の続きです。恋をしたせいで霊感を失ったことに気づいた僕。ちょうどその日、先輩芸人のサルゴリラのお2人と食事に行くことになっていたので、相談してみることにしたんです。 ちなみにボケの赤羽さんには、赤羽さんのことを性的な目で狙っているおばさんの生き霊が、腰に巻き付くように憑いているんですが、その人のことも見えなくなっていました。 僕のことを心配して、親身に相談に乗ってくれたサルゴリラのお2人。そして、霊感を取り戻すためにも、「とにかく1回告白してこい!」というアドバイスをいただきました。 実はその頃、好きな人とグループデートのようなことをしたり、頻繁に連絡を取り合ったりしていたので、少しずつ距離が近付いている実感があったんです。だから「もしかしたら……」という期待もこめて、さっそく彼女を呼び出すことに。 そして、めちゃくちゃ緊張しながら「好きです。よかったら付き合ってください」とベタすぎる告白をしました。 そんな告白に対する彼女の答えは……「ごめんなさい」。なんでも、仕事が忙しく、今は誰とも付き合う気がないんだとか。仕方ないこととはいえ、僕はかなりのショックを受けました……。 傷心のまま、サルゴリラのお2人のもとへ帰ると、赤羽さんに憑いているおばさんが、また見えるようになっていました。なんなら、前よりくっきり見えてました。 失恋した今、僕の霊能力は最高潮に達しているようで。いつもよりもギンギンに、幽霊の姿が見えています。
2017年12月17日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【幽霊がぜんぜん見えなくなりました】 先日、バラエティ番組のオーディションに参加してきました。もちろんメインはネタ見せなんですが、幽霊が見えるって話をすれば、やっぱり霊視してくれってことになりますよね。 それで、いつものようにプロデューサーの方の霊視を始めたんですが……。なんと、ぜんぜん何も見えなかったんです。かなり焦りましたが、せっかくのチャンスを逃すわけにはいきません。仕方なく、それっぽいことを言ってその場を切り抜けることにしました(あのときのプロデューサーさん、ごめんなさい……!)。 なんとかオーディションは乗り切ったんですが、その後いくら周りを見回しても、ぜんぜん幽霊らしきものが見えないんですよ。それに気づいたんですが、“そういえば最近、幽霊見えてなかったな”と。僕の霊感、どうやら失われてしまったみたいです。 それで、よくよくここ最近のことを思い出してみたところ、プライベートである変化が起こったことから、幽霊が見えなくなっていることに気付きました。その変化って……、恋なんです。実は僕、仕事で出会ったとある女性に、本気で恋しちゃって。 恋が原因で不調になるなんて、われながら随分乙女チックな能力ですよね。でもそれしか霊感喪失の原因として思い当たる節がない。はたして僕は霊感を取り戻すことができるのか。この続きは、次回お話しします!
2017年12月10日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【ヤバめの心霊相談に僕がしたアドバイス】 この連載を始めてから、たくさんの方に心霊相談を持ちかけられるようになりました。ほとんどの場合、気のせいだったり、とくに悪いものではなかったりするのですが、一度だけ「これはヤバいかも……」と感じたことがあります。 それは知人の知り合いの、大学生の女のコからのLINEを通じての相談。なんでも半年ほど前に彼氏が亡くなり、その後自分も両親もそろって大病を患うなど、不幸が続いているとのことでした。 なんだかすごく嫌な感じがしたので、霊視のために写真を送ってもらうことにしました。そして、送られてきた写真を霊視しようとしたのですが、どうしても真っ黒にしか見えないんです。 普通に見れば彼女の後ろ姿が写っているのがわかります。でも、ひとたび霊視しようとすると、そこにはただ一面黒い闇が広がっているだけ。これはマズいと感じ、直接お話ししましょうかと提案しました。 当日現れた彼女を見て、亡くなった彼氏が連れて行こうとしていることがすぐにわかりました。でも悪気があるわけではなくて、彼女を想う気持ちが強すぎて無意識にそうなってしまっているようで。 そこで、彼女を傷つけないよう彼氏のことは伏せ、悪いものを落とすために、自分が元気になれるルーティンを決めて、毎日実行してくださいと助言したんです。 “そんな簡単な対策でいいの?”と思いますか?でも僕の経験上、これがけっこう効くんです。そして3カ月後。彼女がご両親と一緒にライブを見に来てくれて、病気が治ったと報告してくれました。あのときはほっとしましたね。
2017年12月03日関西よしもと若手のホームグラウンド「よしもと漫才劇場」(大阪市中央区)のオープン3周年記念会見が1日、同劇場で行われ、上方漫才協会会長の中田カウス、副会長の中田ボタン、同劇場を拠点に活動するゆりやんレトリィバァ、ミキら若手芸人が出席した。同劇場は2015年にオープン。同時に発足した上方漫才協会に所属する若手が連日、お笑いライブを行い、漫才の腕を磨く修業の場ともなっている。この日の会見は客席にお笑いファンを集めたイベント形式で行われ、今年、さまざまな賞レースで優勝するなどお笑い界にめきめきと頭角を現す若手が次々とネタを披露し、会場を沸かせた。カウスは「丸3年やってきたが、その間に若手がグングンと伸びて、その師匠である上方漫才協会はとても充実している。相撲協会にも見習ってほしいですね。こちらは今のところ不祥事もないですし(笑)」と話題の角界スキャンダルに一撃を食らわせながら、若手たちの成長を喜んだ。また、これまで関西の若手を審査対象に行われてきたコンテスト「上方漫才協会大賞」を、来年1月8日、大阪・なんばグランド花月にて開催される第三回大会より、東京の若手にも枠組みを広げると発表。カウスは「東京にも力のある子、伸びてこようとする才能のある子がいる。大阪で3年やってきて、協会も地固めができたところで、東京の若手にも参加してもらおうということになった」と説明し、大会のさらなる発展に期待を寄せた。会見には、新たに審査対象となる東京・よしもと∞ホールで活躍する芸人の中から、相席スタート、おかずクラブ、ニューヨーク、横澤夏子も登場。おかずクラブのオカリナは「東京の劇場や賞レースでも関西芸人の勢いがすごいので、この機会に『日本の首都は東京だぞ』というところを見せたい」と意欲を見せた。そんな宣戦布告を受け、関西の若手も奮起。3日に行われる『M-1グランプリ』のファイナリストに名を連ねる兄弟漫才師のミキは「ぜひ優勝したい!」と意気込んだ。だが、続く質疑応答の場で、ミキの兄・昴生がいきなりカウスから「キミ、東京でえらいコソコソ遊んでるらしいな?」とあやしい行動をツッコまれるはめに。これに激しく動揺する昴生が「師匠、やめてください!うるさいですよ!」と抵抗するも、カウスは「でも、東京でフラれてばっかりなんやろ?」とさらに追い打ちをかけ、大阪の“彼女”の名前を白状させるなど、漫才さながらのやりとりで笑いを誘っていた。
2017年12月02日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【親父と一緒に出くわした、廃ビルでの恐怖体験】 この連載にも何度か登場している、僕とは比べ物にならないほど強い霊感を持つうちの親父。先日、そんな親父と一緒に出かける機会がありました。昔の職場の同僚と食事をするというので、タダ飯にありつこうとついて行ったんです。その同僚の方とは久しぶりの再会だったらしく、思い出話に花が咲き、親父はとても楽しそうにしていました。 帰りは同僚の方が車で送ってくれることになったのですが、車内で話しているうちに、かつて2人が働いていた職場を訪れてみようということになったんです。なんでも、その会社は何年も前に倒産してしまったんだとか。そのうえ、実際に訪れてみると、入居していたビル自体も廃ビルになっていたんです。 もちろん電気は止まっているためエレベーターは動かず、2人の職場があった2階まで、階段で上がることに。オフィスにたどり着くと、そこはまさに廃虚。壊れかけた机や椅子があちこちに転がり、異様な雰囲気でした。でも、2人にとってはやはり懐かしい場所のようで、楽しそうに歩き回っていました。 すると同僚の方が、ある机の裏側をゴソゴソと探り始めたんです。不思議に思って見ていると「あった!」と何かをパッと取り出しました。その手に握られていたのは、なんとでっかい中華包丁。「これで頼まれた仕事を片付けてたんだよ」とにこやかに語っていたのですが、僕はもちろん親父も面食らってしまって、何も見なかったことにして帰路につきました。彼は一体、どんな仕事をしていたんでしょうかね……。 まったく幽霊は関係ないですが、めちゃくちゃ怖い話でしょ?
2017年11月26日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【クリスマスイルミネーションを霊のいる場所にとりつけたら】 寒さが本格化してきて、街も少しずつクリスマス模様に変わってきましたね。そこで今回はイルミネーションにまつわる話をひとつ。 くわしい場所は教えられませんが、都内のとある住宅街に細長い形をした公園があります。実はそこ、タクシー運転手さんの間でかなり有名な心霊スポット。深夜には絶対近付いちゃいけないといわれているような場所なんです。 それが一昨年の冬のこと。どこからか話を聞きつけてきた先輩芸人に誘われて、夜中にその公園を訪れることになったんです。実際に足を踏み入れてみると、もうめちゃくちゃ嫌な感じがするんですよ。とにかく1秒たりともこの場にいたくないと思いました。 そして「ここ、マジでヤバいです」と先輩の方を振り向いたとき、元凶を見つけてしまったんです。立っていたのは、小学生くらいの男の子。ものすごく力の強い霊で、先輩に取り憑いて連れて行こうとしていたんです。 猛ダッシュで逃げましたが、先輩は公園を出るまでずっと、首を締められているような感覚があったそうです。そのときはとにかく必死でしたが、きっとひとりで寂しいんだろうなと思うと、ちょっと悲しい気持ちになりました。 ただこの話には続きがあって。実は昨年から、その公園でイルミネーションが始まったんです。夜中まで人が集まっていると聞き、すぐに様子を見に行ったんですが……。あの男の子、誰かに取り憑くどころか、人が増えすぎてちょっとオロオロしていました。 でも嫌な感じもなくなっていたので、きっともう、寂しくなくなったんじゃないかと思います。
2017年11月19日京都・祇園の歓楽街に突如現れた一棟の雑居ビル「y gion」。スナックやバーがひしめく空間をリノベーションとブランディングによって一新、“クリエイティブ雑居ビル”をコンセプトに複合施設として新たに息を吹き返した。ディレクションを手掛けたのは、クリエイティブディレクターの井上拓馬氏。10月末にソフトオープンした、4階のイベントスペースと6階のルーフトップを紹介しよう。4階では、広々としたアイランド型のキッチンと、音響設備を備えたイベントスペース「ラウンジ(lounge)」がオープンしている。同フロアでは、アートエキシビジョン、ポップアップショップ、ワークショップ、料理教室などの開催を予定しており、さまざまなジャンルのクリエイティブを体感することの出来るコミュニティの場となっている。オープンに先駆け、京都・四条にある「VOU」のポップアップを開催。(※会期終了)第二弾として、11月14日から21日まで、京都府下京区にある完全提案型無店舗花屋の「マエストロ(MAESTRO)」オーナーの綛谷武史によるエキシビジョン&ポップアップ「AGING by 技と枝」を開催している。開放感のあるキッチンスペースでは、ドリンクを提供ギャラリースペースで開催された、「VOU」によるポップアップの様子(会期終了)©Mitsuru Wakabayashi鴨川を一望できる6階のルーフトップでは、全国でもポップアップを展開するフルーツ酎ハイのパイオニア「サワー(Sour)」による「サワーガーデン(Sour garden)」が11月22日までオープンしている。同店は、「レモンやグレープフルーツの他、旬のフルーツをハンドジューサーで丁寧にプレスしたフレッシュなサワーを提供。果実そのものの優しい甘さと酸味が広がり女性でも飲みやすく、フルーツが飾り付けされた可愛らしい見た目も嬉しいところ。期間中は、ここでしか飲めない限定サワーも用意している。その他、同フロアではYOGAイベントなども実施。鴨川を見下ろすことができ、日中から夜へと移りゆく贅沢な景色を堪能することが出来る。6階のルーフトップの様子ザクロサワー(800円) クリエイティブディレクターの井上氏は、国内外の人が集まる京都から新しいカルチャーを発信していきたい。いつ来ても変化しているコンテンツを仕掛け、京都に来たら何度も訪れたくなる場所にしていきたいと話す。来年にかけてアジア料理、ギャラリーやミュージックバーなどのテナントの入居を予定している。新しい時代の“雑居ビル”として京都の新スポットとなりそうだ。<イベント情報>■ワールドワイドFM 『WW KYOTO』公開生放送会期:毎月第2月曜日「ワールドワイドFM(WORLDWIDE FM)」 とは、“音楽の伝道師”と慕われるラジオ/クラブDJのGilles Petersonがスタートしたオンライン・ラジオステーション。ロンドンに本部を置き、LA、リオデジャネイロ、ブリュッセル、東京、パリ、そしてベルリンに勢力を広めた世界が注目するオンライン・プラットフォームが、ついに京都サテライトをスタートする。DJ沖野修也率いる京都で活躍するDJが、ロンドン経由で世界へと“京都の粋”を上質な音楽セレクションと共に発信する。■「AGING by 技と枝」会期:11月14日~21日京都府下京区にある完全提案型無店舗花屋の「マエストロ(MAESTRO)」オーナーの綛谷武史によるエキシビジョン&ポップアップ。標高の高い場所で強い風に当たりありえない角度に曲がった枝。棘々しいハードな質感の枝。実の重みで曲がったしなやかなラインの枝。自然そのままな多種多様の枝の姿と向き合い全く新たな視点で表現したエキシビジョン&ポップアップショップを個人活動<枝と技>として開催。■「BAKIBAKI × Daijiro Hama 2人展 」会期:12月1日~10日アーティストBAKIBAKIこと山尾光平、京都を拠点にモノクロームでVoid(虚空)を描くDaijiro Hama。違う繋がりを持つ2人が協業して生み出される特別な作品を展示する。<取材協力>「y gion」住所:京都府京都東山区弁財天町19時間:13:00~20:00(不定休)
2017年11月15日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【先輩芸人に憑いている“ストーカー系”生き霊】 最近、テレビに出演させてもらう機会が少しずつ増えてきたのですが、そのたびに「モテる人には生き霊がたくさん憑いている」ということを実感します。 なぜなら、現場でお会いするイケメン俳優さんに憑いている生き霊の数が半端じゃないから。10人、20人なんていうのはザラで、なかには数え切れないほどの“生き霊軍団”を従えている人もいます。もちろん、好意で憑いているものなので、ご本人に悪い影響はありません。むしろ大勢の人たちから愛されている証拠です。ただ、実際に見るとちょっとびっくりしてしまうんですけどね。 でもそれ以上に驚いたのが、ある先輩芸人に憑いている生き霊を見たときのこと。イケメン芸人として名高い方なので、生き霊がたくさん憑いていても不思議はないんですが、その“生き霊”がかなり異常でした。 普通、好意から憑く生き霊は、相手の後ろにくっついてまわっていることがほとんど。思いが強いと肩に触れていたりすることもありますが、軽いボディタッチ程度です。 それなのに、先輩に憑いている生き霊は、半分体の中に入り込んでいたんです。しかもそれが1人ではなく、5?6人は入っていて。まるで体から生き霊が“生えている”ような光景です。 先輩には「粘着質な生き霊が憑いているので、ストーカーに注意してください」と警告しておきましたが、ちょっと心配です……。
2017年11月12日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【ハロウィンの日に体験した、世にも恐ろしい話】 最近は、日本もすっかりハロウィン文化が根付いて、毎年大盛り上がりですね。 僕も昨年のハロウィン当日、よしもとの同期たちと連れ立って、渋谷の街に繰り出しました。みんなはばっちり仮装していましたが、僕は私服のまま。僕の場合、本物が入れ代わり立ち代わり憑いてきているので、仮装は必要ないですよね。 ハロウィンの渋谷を歩くのは初めてでしたが、あの雰囲気は特殊。知らない人同士がすぐに打ち解けて仲よくなっているのは、ふだんはなかなか見られない光景です。 僕たちも、ハーレイ・クインの仮装をした3人組の女のコたちと仲よくなって、一緒に飲みに行くことに。彼女たちは、ハロウィン風の濃いメークをしているものの、顔も可愛いし、性格も明るくていいコたち。朝まで一緒に飲み続けました。 ただひとつ気になったのが、夜がふけていくにつれて、彼女たちの雰囲気が少しずつ変わっていったこと。うまく形容できないんですが、なんとなく違和感を覚えたんです。でも、楽しい雰囲気に水を差したくなかったので、気にしないことにして夜を明かしました。 そして朝が来て薄暗い飲み屋から明るい外に出た瞬間。彼女らの顔を見てぎょっとしました。顔が別人のようになっていたんです! まあ、ハロウィンメークが崩れてひどいことになっていただけなんですけど。『おばけより怖い……!』と思ってしまいました。
2017年11月05日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【モテる人には生き霊がたくさん憑いています】 世の中にはモテる人とモテない人がいます。実は僕、その人をひと目見ただけで、モテるかモテないか、見分けることができるんです。何人かいっせいに見てモテ度をランキング付けすることもできます。 方法はとても簡単で、その人に憑いている生き霊の数を数えるだけ。人の生き霊って、好意を持っている人にくっついて行っちゃうんです。だから、たくさん生き霊がくっついている人ほどモテる、というわけ。 死んだ人の霊や恨みを持った生き霊が憑いていると、体に悪影響がありますが、好意的な生き霊であれば心配は無用です。 この話をすると必ず「どんな人が憑いてますか?」って聞かれるんですが、残念ながら顔を識別することまではできないんです。というのも、正確には完全な生き霊というわけではなく好意の「念」のようなものだから。ただ、男女の違いは認識することができます。 だから、その人の性的嗜好がわかることも。この間、よしもとの養成所を卒業したばかりの新人の男のコと会う機会があったんですが、周りにいる生き霊の数が半端じゃない。さらに、男も女も、同じくらい憑いていたんです。 たまに、友情の念が強すぎて憑いてしまうこともあるんですが、彼の周りにいるのは見るからに恋愛のそれでした。さりげなく相方のコに聞いて見たら、案の定、その彼は「男女両刀」だそうです。 かなり精度が高い僕のモテ度判断。霊能力のポップな使いみちのひとつです。
2017年10月29日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【その風邪、もしかしたら幽霊のせいかもしれません】 最近、急に寒くなりましたね。季節の変わり目は風邪をひきやすいですが、もしかしたらその風邪、幽霊が原因かもしれません。実は、幽霊に憑かれたときの体の状態って、風邪の症状とよく似ているんです。 今回は、これまでたくさんの幽霊に憑かれてきた僕が、その見分け方をお教えします。まず、霊に憑かれると、めちゃくちゃ具合が悪くなります。体がずしんと重く、ひやーっと冷えていく感じ。突発的な吐き気や頭痛に襲われることもあります。 これだけ聞くと、風邪の症状と変わらないように思いますよね。でも、鼻水やくしゃみの症状はありません。それに本当に風邪をひいているときは、自分でも「昨日寒かったからなー」とか思い当たることがありますよね。でも霊に憑かれているときは、どうして自分の体調が悪いのか、さっぱりわからないんです。まるで自分の体が自分のものじゃないような感覚。 もし、何も思い当たる節がないのに、どうしても体調が優れないときがあったら、幽霊に取り憑かれているのかもしれません。それから、たとえ疲れていなくても、幽霊がいる場所で長時間過ごすだけでも、体調はめちゃくちゃ悪くなります。 よしもとの本社に、8人の幽霊がすんでいる部屋があるんですが、そこで働いている人はいつも具合が悪そうです。まあ、幽霊以上に仕事がキツいってこともあるかもしれませんけどね。
2017年10月22日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【生まれて初めて霊視をしてもらいました】 この連載でも以前お話ししているように、僕は自分のことを霊視してもらったことがありません。というより、みんな視たくないって言うんですよね。僕を霊視しようとすると、強烈な吐き気に襲われたり、頭の中にとてつもない暴言が飛び込んできたりするんだそうです。 でも先日ついに、生まれて初めて霊視をしてもらうことができました。とある凄腕霊能力者の方にお会いしたとき、お願いして視てもらったんです。その方が初めに言ってくれたのが「お笑い芸人になれてよかったね」ということ。なんでも、一般的な社会のなかでは、愛情に飢えて死んでしまうらしいんです。 たしかにお笑いの世界って少し特殊で、すごく愛情深いんですよ。それこそ家族や恋人以上の絆を感じるというか。だから、お笑い以外の仕事に就いていたら、どこにも溶け込めなくて、ひとりぼっちで死んじゃってたかもしれないんですよ。この世界に入れてよかったなと、改めて感じました。 ただ、やっぱり辞めさせようとする力も強いとのこと。僕の人生を悪いほうに引っ張ろうとしてる“何か”がいるらしいです。しかも、霊が憑いているわけではなく、生まれ持った体質のようなものなんだとか。「なにか対処法はないんですかね?」と聞いてみたら、ニコッと笑って「死んだら楽になりますよ」と言われてしまいました。 ただ、その方とお会いしてからネタを褒められたり、オーディションに受かったり、ちょっと運気が上がった気がするので、ありがたい限りです。
2017年10月15日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!【霊能力の調子がいいときがあります】 常に幽霊が見えている状態の僕ですが、たまに“すごく見える日”っていうのがあります。それはたいてい寝不足の時。徹夜明けのときって、寝てないのに逆に目がさえたりしません?アドレナリンが出てるっていうか。たぶん、それと同じような原理なんだと思います。霊能力にも強弱の波があるんですよ。 実はこれ、僕だけじゃなく、すべての人に当てはまるみたいで。ふだんは気づかない程度の霊感がある人が、寝不足のせいで急に霊が見えるようになっちゃったりするんです。 これは、構成作家・山田ナビスコさんの深夜ネタ見せに参加したときの話(僕みたいな若手芸人には、先輩の作家さんにネタを見せて、ダメ出しをもらう機会が毎週のようにあります)。 「失礼しまーす」と、部屋に入ると、山田さんはめちゃくちゃ具合が悪そうで、ずっとオエッてえずいてるんです。思わず「大丈夫ですか?」って駆け寄ったんですけど「風邪とかじゃないんだよ。今日、5徹夜だからさ」とのこと。病気じゃないなら安心なので、そのままネタ見せに移ることにしたんです。 そうしたら山田さんが「お前今日、珍しいね。5人でネタやるの?」って言うんです。もちろん僕はいつもどおり1人で行ったんですよ。どうやら山田さんは、5徹夜のせいで、僕にくっついてる幽霊が一瞬見えちゃったみたいです。寝不足のとき見ているのはいつもと違う世界かもしれませんよ。
2017年10月01日吉本興業の11館目となる新劇場「よしもと西梅田劇場」が25日、大阪・西梅田スクエア(旧大阪中央郵便局跡地)に誕生。盛大にオープニングセレモニーが行われた。劇場の玄関前で行われたテープカットには、吉本興業の吉野伊佐男会長、大﨑洋社長、桂文枝、西川きよし、中田カウス・ボタン、西川のりお・上方よしお、Wヤングが参加。くす玉割りは、初日公演の舞台を務める芸人たちが担当し、ハイヒールの2人が司会を務める中、晴れ晴れしい笑顔がこぼれる幕開けとなった。続いて劇場内でオープンセレモニーが行われ、オープニングアクトを務めたホンワカパッパー隊の「新喜劇のテーマ」の生演奏で賑々しくスタート。ホンワカパッパー隊の隊長を務める坂田利夫も、「アホの坂田」の生演奏をBGMに登場し、「アホの坂田でございます。嫁はんほしい」と挨拶し、「よしもと西梅田劇場で絶対に探す」との宣言が飛び出した。中田カウス・ボタンの挨拶では、カウスが「僕らは梅田花月でオーディションを受け、それから吉本に置いていただいて、初舞台も梅田花月。それから数えてちょうど50周年を迎えます。その記念すべきその年に新劇場がオープンするということですね」と語り、「これもご縁ですよね」とボタン。また、近年の各劇場の盛り上がりを挙げ、「テレビではなく劇場というのはそれぞれの芸人さんが本芸をぶつけ合い、その本芸を、お金を出して観に来てくださるお客様に対して思いきりやろうという場所。『よしもと西梅田劇場』も、皆様にもっと広く知っていただけるようになればと思います」と願った。オープニングセレモニーを締めくくったのは、桂文枝と西川きよし。文枝は「私は梅田花月の劇場で師匠を見ている時に、梅田花月の部長さんから『吉本来えへんか?』と声をかけていただいて、本当にうれしかった。その時に、条件とか聞いておいたらちょっとはよかったんでしょうけど(笑)。とにかく出られるのがうれしかったです」としみじみ。西川は「昭和41年にコンビを組ませてもらいましたが、それまでは新喜劇の通行人Aの役で、坂田利夫さんがBでした。それに、家内と初めて出会ったのも梅田花月です」と目を細めた。そして最後に2人そろって、「皆さん!『よしもと西梅田劇場』に“いらっしゃーい!”」と締めくくった。セレモニーでは吉野会長も挨拶。「吉本は、大阪のキタの劇場につきましては、梅田花月を9年前に閉館し、9年ぶりにこの梅田の地に『よしもと西梅田劇場』としてオープンさせていただきます。梅田で育った芸人さん、梅田で成功していただいた芸人さん、梅田に熱い思いを持っていただいている芸人さん、たくさんいます。その方々の感慨もひとしおだと思います」と語り、「近年注目度の高い大阪において、『よしもと西梅田劇場』が大阪の新名所として、吉本の思い、吉本の笑いを皆さまにお届けし、大いに楽しんでいただけるような空間であり、そのような時間を作っていきたいと考えております」と熱い思いを伝えた。9月25日から12月20日までは、こけら落とし公演「限定!おでかけグラントド花月」と題し、吉本新喜劇や漫才、落語や諸芸など、若手からベテランまで多彩な芸人によるお披露目公演を毎日上演。その後も、海外から招いたエンターテインメントショーなどをラインナップに加え、見どころ満載の公演を展開していく。
2017年09月26日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【幽霊の術中にハマって死にかけました……】 僕は今、ピザのデリバリーのバイトをしています。配達区域が閑静な住宅街なんですが、ああいう場所って夜になると真っ暗で、まるで迷路みたいになるんですよね。 その日は、配達帰りに道に迷ってしまって。バイクでうろうろしていたんですが、急におまわりさんに呼び止められました。いわく「今、一時停止しなかったよね?こっちに来て」とのこと。 もちろん、ちゃんと止まったつもりですが、目をつけられてしまったものは仕方ありません。「ちゃんと止まりましたよ!」なんて言いながらバイクを押しておまわりさんの方へ近付いていきました。 そうしたら、そのおまわりさんが「そこに入って」って、目の前の空き地を指さすんです。そこは、もともと家が立っていたのを更地にしたような場所でした。別に車が多い道でもないのに何でだろう?って不思議に思ったんですが、逆らって面倒なことになるのも嫌じゃないですか。だから言われたとおり、空き地に向かってバイクを押していきました。 すると、いきなり、ガクッと前輪が落っこちたんです。びっくりして手を離したら、バイクがそのまま10メートルくらい落下していきました。更地に見えたところは、実はすでに工事が始まっていて、地下2階分くらいの深さまで掘削されていたんです。 バイクが先に落ちたおかげで僕は助かりましたけど、あのまま進んでいたら大けがではすまなかったかもしれません。そのとき後ろから「クソ……!」って男の人の声がして。久しぶりに恐怖を感じた体験でした。
2017年09月24日