『イーダ』のパヴェウ・パヴリコフスキ監督最新作、第91回アカデミー賞では3部門にノミネートされた映画『COLD WAR あの歌、2つの心』。この度、本作の本予告映像がいち早くシネマカフェに到着した。今回の映像は、冷戦下、歌手を夢見るズーラ(ヨアンナ・クーリク)が、ピアニストのヴィクトル(トマシュ・コット)も審査員を務める、ポーランドの民族音楽舞踏団マズレクのオーディションを受けるところからスタート。2人は瞬く間に激しい恋に落ち、ズーラはマズレクの花形として活躍。しかし、ジャズへの渇望を止められないヴィクトルは、ズーラと共にパリへの亡命を決意するものの、無情にも冷戦の時代は2人を引き裂いていく…。また本作では、美しいモノクロの映像とともに流れる印象的な歌も必聴。映像でも流れる「Dwa serduzka(2つの心)」は、ポーランドの伝統音楽と舞踏を継承する実在の楽団で、本作では“マズレク”のモデルとなった“マゾフシェ”が長く歌い繋いできたスタンダードナンバー。冒頭のズーラがマズレクのオーディションで歌う際は、東側の象徴である純粋なポーランド民謡として。また、パリのジャズバーで歌う際は、当時東側では禁止されていた西側の音楽、ジャズのバージョンとしてと、異なった形で登場している。形を変えながら何度も登場する本楽曲は、ズーラとヴィクトルの関係性や時代の変化を表すメタファーとして表現。ズーラとヴィクトルに次いで、“3人目の主人公”と言われるほどの重要な役割を担う“音楽”を、まずはこちらからご覧あれ。『COLD WAR あの歌、2つの心』は6月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:COLD WAR あの歌、2つの心 2019年6月28日よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開
2019年05月11日モデルの梨花(45)が10日、都内で行われた「第12回ベストマザー賞」の授賞式に出席し、息子とのエピソードを明かした。同賞は日本マザーズ協会が2008年より開催し、ママ達の投票によって憧れや目標となる著名人のベストマザーを選出するもの。1年間を通し、全国で開催されるイベントのアンケートやSNS・子育てWEBサイトなどの投票結果で決定する。梨花は文化部門で受賞し、そのほか、芸能部門で吉瀬美智子、スポーツ部門で松本薫、文芸部門で辻村深月氏、経済部門で小脇美里氏が受賞した。2010年に結婚し、翌年男児を出産した梨花。盾を受け取ってマイクの前に立つと、「本日はこのような素敵な賞をいただき、ありがとうございます」と受賞の喜びを伝え、「息子が誕生して日々の感じることや見えてくる景色が本当に全然違うものになって、今まで気づけなかったことに気づけるようになりました」と自身の変化を語った。息子は現在7歳で、誕生日には5歳の時から家族全員で出産シーンの映像を見返すことが恒例行事に。苦しむ母を見た息子は、「ママ、痛そうだよ!」「こんなに大変だったんだね」と同情していたそうで、「その時から優しくしてくれるようになった気がしますし、何かがある時に『僕たちって1つだったんだね』と言ってくれて、いろいろなことを乗り越えていけてる気がします」と笑顔を見せた。一方で、「最近、彼を見ていると彼の人生が少しずつはじまって、巣立っていく日が来るんだなと少しずつシミュレーションしています」と寂しさも感じているようで、「1日1日を噛み締めながら、生きています。ありがとうございます」とスピーチを締めくくっていた。
2019年05月10日アカデミー賞受賞のオリヴィア・コールマン、レイチェル・ワイズ、エマ・ストーンの競演で贈る『女王陛下のお気に入り』。そのブルーレイ&DVDリリースに先駆け、豪華女優陣に負けず劣らずの装いを披露しているニコラス・ホルトに注目した特別映像がシネマカフェに到着した。豪華絢爛の英国王室に渦巻く、女性たちの愛と嫉妬、裏切り、野心を描いた本作。ニコラスが演じたのは、病気がちで気まぐれなアン女王(オリヴィア)に代わって権力をふるうレディ・サラ(レイチェル)と対立するロバート・ハーリー。国内経済のためフランスとの戦争には反対しており、戦争推進派のレディ・サラの動向を探るべく、又従兄妹であるアビゲイル(エマ)を利用しようとする横柄で傲慢な政治家だ。3人の女性たちに絡むキャラクターであり、出番も多めだが、劇場公開時から「TLがニコラスホルトでざわざわしっぱなし」と話題を呼んでいたのは、やりすぎともいえるハーリーのいでたち。「なんだこの愛着しかわかないビジュアルは?合格」「また白塗りになってる!!!!似合うな!!!」「ばっちり化粧でキメてるニコラスホルトが可愛くて可愛くて」「ニコラスホルトの『男は美しくなくては』がキいてました」「それにしてもニコラスホルトが可愛いかった」などなど、SNS上にはニコラスも強烈な印象を放っていたという声が続々とアップ、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』以来の白塗りメイクも注目を集めていた。白塗り+カツラ+ハイヒールのニコラス・ホルトは必見!今回の映像では、「18世紀の男性の装いは女性よりもはるかに派手だった」と語るヨルゴス・ランティモス監督や、本作の衣装デザインを担当しアカデミー賞にノミネートされたサンディ・パウエルほか、ニコラス本人らキャストたちもド派手な衣装やメイクについてコメント。188cmのニコラスが8センチヒールを履きこなし、白塗りメイクにカツラ、大げさなレースだらけの衣装を着けた姿を「最高だったわ」とエマが語れば、「まるでスーパーモデルよ」とレイチェル。「思わずとろけそうになった」と打ち明けている。『女王陛下のお気に入り』は5月24日(金)より2枚組ブルーレイ&DVDリリース、5月15日(水)より先行デジタル配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Fox
2019年05月10日オリヴィア・コールマンの第91回アカデミー賞主演女優賞受賞など、賞レースを賑わせた『女王陛下のお気に入り』が早くもリリース。5月15日(水)より先行デジタル配信、5月24日(金)より2枚組ブルーレイ&DVDが発売されることになった。18世紀初頭のイングランドの宮廷を舞台に、17人もの我が子を亡くした孤独な女王と、その寵愛を奪い合う女官と侍女を描いた禁断の歴史絵巻。気まぐれで孤独なアン女王を演じるのは、本作でアカデミー賞ほか各国の主演女優賞を総なめにしたオリヴィア・コールマン。人間の弱さと脆さ、そして愚かさを表す迫真の演技が世界を魅了した。また、没落した貴族で上流階級への返り咲きを狙う侍女アビゲイルを演じたのは、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞したエマ・ストーン。本作で初のヌードシーンに挑んだ。さらに、女王の心を支配し絶大な権力を振るうレディ・サラに『ナイロビの蜂』でアカデミー賞を受賞したレイチェル・ワイズと、実力派が集結。三大アカデミー賞女優による火花散る演技合戦を、ぜひ目撃して。(text:cinemacafe.net)■関連作品:女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Fox
2019年05月10日劇団EXILEのメンバーが総出演した、SABU監督の映画『jam』が25日(現地時間)、モスクワ国際映画祭でロシア批評家協会賞を受賞した。同作は、EXILE HIROプロデュースによる、鬼才・SABU監督の最新作で、劇団EXILEが総出演する。ファンの一人・雅子(筒井真理子)に付きまとわれている場末のアイドル演歌歌手・ヒロシ(青柳)、大切な彼女が瀕死の重傷を負ってしまい“善いこと”貯金をすれば彼女の意識が戻るのではないかと信じるタケル(町田)、刑務所からシャバに戻りやくざに復讐を仕掛けるテツオ(鈴木)、3人の人生が交錯する。世界四大映画祭(カンヌ、ベルリン、 ヴェネチア、モスクワ)の1つ、モスクワ国際映画祭の正式コンペティション部門に正式出品された同作。ロシア批評家協会賞の受賞は日本人監督初であり、世界各国からの問い合わせが一気に増えているという。日本の公開(2018年12月1日)以降も、台湾、イタリア、中国、北米などの映画祭から熱烈オファーにより、今後も映画祭巡業していく予定。現在開催中の ヨーロッパ最大のアジア映画祭であるウディネ・ファーイースト映画祭では、1,200人の観衆が集まりスタンディング・オベーションの中、映画祭ディレクターであるサブリナ・バラチェッティが 「”SABU”というジャンルでしかくくれない本作、次に何が起こるか わからないサプライズが最後まで続き、世界共通でエキサイトする作品」とコメントを残した。世界最古のエンタメ業界紙ハリウッド・ レポーターも「何が起こるかわからない、ストーリー展開。こんな自由で緻密なオリジナル映画が作られる日本映画界、まだまだ今後が楽しみ」とコメントするなど、注目を受けている。6月19日に、Blu-ray&DVDが発売予定。
2019年04月30日アディダス オリジナルス(adidas Originals)とグラミー賞受賞アーティスト、ドナルド・グローバーによるコラボレートコレクション「ドナルド・グローバー プレゼンツ(Donald Glover Presents)」が、2019年4月26日(金)よりアディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウなどで発売される。ドナルド・グローバーは、アメリカのアーティスト兼プロデューサー、俳優。なお、アーティスト活動時は、「チャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)」名義を使用している。2019年の第61回グラミー賞では、最多獲得となる5部門の受賞を果たした。「ドナルド・グローバー プレゼンツ」は、“自分の価値は、身に着けているものではなく、自ら経験したことで磨かれ創造される”というドナルド・グローバーの考えを、アディダスの3つのスニーカーで表現したコレクションだ。シューズのベースモデルは、アディダス オリジナルスのクラシックスニーカー「NIZZA」「Lacombe」「Continental 80」。クリーム色のキャンバスアッパーには、ハンドメイドのようなアディダスのスリーストライプスや不均一なステッチ、裏返しにしたシューレースホールなどをあしらった。さらに、コラボレーションのシンボルである“蛾”のデザインが、ヒールとインソールに施されている。また、ほつれたキャンバス地の端やフリンジの様に揺れるシューレースが、履き込むことで着用者の個性を表してくれる。経年変化によってそれぞれのシューズのデザインが完成する、ユニークな1足となっている。【詳細】ドナルド・グローバー プレゼンツ発売日:2019年年4月26日(金)販売店舗:アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウ、ミタスニーカーズ、スタイルス、アンディフィーテッド、アディダス オンラインショップ価格:・NIZZA DG 11,000円+税・Lacombe DG 9,990円+税・Continental 80 DG 12,000円+税【問い合わせ先】アディダスグループお客様窓口TEL:0570-033-033(土日祝除く、9:30~18:00)
2019年04月29日アイドルグループ・乃木坂46の生田絵梨花が26日、東京・東京會舘で行われた第四十四回菊田一夫演劇賞授賞式に登壇した。授賞式には他、大竹しのぶ、橋爪功、若村麻由美、古川雄大、高田次郎が出席した。同賞は、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。生田は『モーツァルト!』『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』での演技が評価され、演劇賞を受賞した。「ここに立っているようで立っていないような、でも立ってるみたいな、夢の中にいるような気持ちでいます」と心境を表した生田。「まだまだ自信がないとか、至らないところとか山積みなんですけど、でもきっとこのタイミングで偉大な先人からの贈り物をいただいたことには、大きな意味があるんじゃないかなと思います。今の功績とか実力というよりも、『新しい時代に向けて、頑張っていっておくれよ』というエールなんじゃないかなと思います」と賞への思いを語る。さらに生田は、「菊田一夫さんをはじめ、本当にたくさんの方々の力でミュージカルや演劇が立ち上がって、平成でもたくさんの先輩方の情熱をもってこの道をいろんな方向に大きく広げてくださって、そのおかげで私が今、舞台に立てているんだなということを、改めて実感します」と思いを馳せる。「令和の時代は私たちの世代がそのバトンをしっかりと引き継いで、少しでも、貢献して活性化できるように頑張れたらと思っております」と意気込んだ。授賞式後の取材では、メンバーの反応について「おめでとうと言ってくれて。マネージャーさんも『遠くに行っちゃうみたいだから、また罰ゲームで辛いものでリアクションしたりしなきゃね』と言ってくれたり」と明かす。「いつまでも身近な存在でいれたらと思うし、自分をたいした人間だとは思ってないので、ちゃんと地に足つけて進んでいきたい」と謙虚な様子を見せ、「末長くステージに立っていたい」と今後の女優人生への希望を語った。
2019年04月26日俳優の古川雄大が26日、東京・東京會舘で行われた第四十四回菊田一夫演劇賞授賞式に登壇した。授賞式には他、大竹しのぶ、橋爪功、若村麻由美、生田絵梨花、高田次郎が出席した。同賞は、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。古川は『モーツァルト!』『マリー・アントワネット』『ロミオ&ジュリエット』での演技が評価され、演劇賞を受賞した。古川は「2012年に初めて『エリザベート』という作品でルドルフ役をやらせていただきまして、同じ作品のトートという役に憧れて、いつかこういう役ができるようにやりたい、ミュージカルを頑張っていこうと決めました」と自身のこれまでを振り返る。「音楽を一切学んでこなかったのでまったく基礎がない状態で、今までの6年間というのはかなり大変な道のりだったんですけど、ゆっくりでいいから前に進もうという気持ちを忘れずに頑張ってきました。ついに念願のトートをいただけて、さらにこのような素晴らしい賞までいただけて、幸せな気持ちです」と心境を吐露した。さらに、「僕は昭和62年生まれで、僕が生まれてすぐに平成になったんですけど、平成にミュージカルに出会い、平成最後のタイミングで自分の夢が叶い、すばらしい賞をいただけけて、このように終われるとは思っていませんでした」としみじみ。「令和に向けていいスタートが切れるように、いま稽古中のトートに挑んでいきたいと思っています」と意気込んだ。授賞式後の取材では、生田とともに登場。これまでに3回共演しており「"いくちゃん"と呼ばせていただいております」と呼び方を明かす。生田からは「古川さん」と呼ばれているが、「"なんとかちゃん"と呼んだ方がいいですか?」と聞かれ、苦笑していた。相手役が多いために、互いにキュンとするところを聞かれると生田は「役でパートナーなので、普段からも気遣ってくださる。キュンとすると言うか、安心します」と回答する。古川は「恋に落ちる役が多いので、その瞬間はすごいキュンとしてます」と明かしつつ、「実際に落ちたりはしない」とバッサリ。「舞台上では恋に落ちても、終わったら『じゃあね、おつかれ』みたいなパターンが多い。本当に恋に落ちちゃうと、日常と演技の差がつかなくなってしまうんじゃないでしょうか」と見解を述べ、生田も「兄弟とか家族とか、そういうものに近い信頼関係が生まれるんじゃないかな」と語った。
2019年04月26日実写版『アラジン』でも注目を集めるウィル・スミスが、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』で2度目のアカデミー賞を受賞したアン・リー監督と挑む最新作『ジェミニマン』(原題:Gemini Man)が公開決定。日本版特報映像が解禁となった。ウィルが今回演じるのは、伝説的なベテラン暗殺者。政府に依頼されたミッションを遂行中、何者かに襲撃されるが、襲撃者の正体が若い自分自身だと知り、政府を巻き込むクローン技術の巨大な陰謀に巻き込まれていく近未来アクションエンターテインメントだ。プロデューサーには、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『アルマゲドン』などのジェリー・ブラッカイマー。ウィルはリー監督と待望の初タッグを組み、120フレーム撮影や新しい3D技術を駆使し、“誰も見たことのない未知の映像体験”の実現に挑んでいる。解禁となった特報映像は、何者かの追跡から逃げる暗殺者ヘンリー(ウィル・スミス)のバイクチェイスで幕を開ける。自分の動きを全て把握し、神出鬼没で絶対に殺せないと評される最強のターゲットをヘンリーが追い詰めたとき、それが秘密裏に作られた若い自分自身のクローンであるという事実が明かされる!最新技術を駆使し実現した20代のウィルと現在のウィルの対決シーンには息を飲むこと必至。クローン誕生を陰で操る巨大な陰謀の存在も予感させる映像となっている。『ジェミニマン』は10月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年04月26日映画芸術科学アカデミーの会長ジョン・ベイリーが、来年の第92回アカデミー賞授賞式から実施予定のルール変更について発表した。結論として、Netflixに不利になる変更はなかった。これまで、スティーヴン・スピルバーグ監督が「Netflixなどのストリーミング配信サービス向けに作られた作品は、オスカーではなくエミー賞の受賞対象にすべき」と強く主張し、ヘレン・ミレンは「映画は映画館で観るべきもの。Netflixは好きよ。でもクソくらえ!」と罵り言葉を用いて批判するなど、長らく“Netflix論争”が展開されてきた。今年はついにNetflix作品でアルフォンソ・キュアロン監督作の『ROMA/ローマ』が監督賞、外国語映画賞、撮影賞の3つの賞を受賞。危機感を持ったスピルバーグ監督は、アカデミー理事会にNetflixの締め出しを提案するらしいと報じられていたが、ルール改正にスピルバーグの主張は反映されなかった。選考対象となるのに必要なルールの1つ、「ロサンゼルス郡内で7日以上、1日当たり3回以上の有料上映すること」も変わらずそのままだ。大きな変更点は、外国語映画賞の名称が「グローバルな映画製作コミュニティにおいて、“外国”という言葉は時代遅れである」という理由から国際長編映画賞という名称になったこと、メイクアップ&ヘアスタイリング賞のノミネート作品枠が3枠から5枠に増えたことなど。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年04月25日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(略称:SSFF&ASIA)2019」の上映作品ラインアップが決定。21年目となる今回はオンライン上映やライブ配信なども行い、来年のアカデミー賞候補を選ぶ審査員には安藤桃子監督、女優のかたせ梨乃、俳優の永瀬正敏らが決定した。「SSFF&ASIA2019」では、世界130の国と地域から応募されたおよそ10,000本を超える作品の中から厳選された約200作品を、東京の5会場のほかオンライン会場でも紹介。セレモニーのライブ配信も予定しており、全国規模で映画祭を楽しむことができる。日本初公開の第91回アカデミー賞関連作やナオミ・スコット主演作も上映作品は、日本初公開となる第91回アカデミー賞短編実写部門受賞作『スキン』(Skin)ほか、『ROMA/ローマ』アルフォンソ・キュアロン監督による初期作品、『アラジン』でジャスミン役を務めるナオミ・スコット主演作、フランスの美男子俳優ギャスパー・ウリエル、『運命の逆転』ジェレミー・アイアンズのなどの出演作がラインアップ。さらに、今年から合計4作品が推薦できることになった翌年のアカデミー賞につながる「オフィシャルコンペティション」「ノンフィクション」の部門に加え、「CGアニメーション部門」「地球を救え!部門 supported by リンレイ」など計10部門と、子役がきらりと光る「チャイルドアクターズプログラム supported by テアトルアカデミー」、「Shibuya Diversityプログラム」、「戦争と生きる力プログラム supported by 赤十字」など多様なジャンルのショートフィルムを紹介。また、新たにスタートする「U-25プロジェクト supported by 日本セーフティー」では25歳以下の国内監督による5分以下の作品を、「Ladies for Cinema Project」 では世界の女性監督を特集。「Cinematic Tokyo部門」では東京都との製作作品『ホセのトーキョー夢物語』(TVシリーズ「ナルコス」のディエゴ・カターニョ主演)を特別上映する。オフィシャルコンペティション審査員に安藤桃子監督らインターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパン各部門を審査し、各部門優秀賞およびグランプリ:ジョージ・ルーカスアワードを決定する審査員には、自身の小説の映画化『0.5ミリ』やウタモノガタリ CINEMA FIGHTERS project「アエイオウ」を手掛けた安藤桃子。さらに数多くの作品で活躍する女優・かたせ梨乃、ニュージーランドの「Show Me Shorts 映画祭」フェスティバルディレクタージーナ・デラバルカ氏、女優で作家の中江有里、『あん』『パターソン』『光』と出演作がカンヌで3年連続ノミネートされたアジア初の俳優・永瀬正敏が決定。アカデミー賞公認映画祭である「SSFF&ASIA」は、これまではグランプリ作品1点が翌年のアカデミー賞短編部門ノミネート候補となっていたが、今年より「オフィシャルコンペティション」各部門及び「ノンフィクション」部門の優秀賞をアカデミー賞候補として推薦できる権利を獲得している。(text:cinemacafe.net)
2019年04月24日WOWOW「生中継!第73回トニー賞授賞式」では、日本のスタジオからミュージカル界のトップスター井上芳雄がナビゲートし、スペシャルゲストとして堂本光一が出演することが決定している。この度、授賞式を前に、2人のお互いの印象やトニー賞に対する思いなどを語るオフィシャルインタビューが到着した。今回6年連続でトニー賞授賞式のWOWOW生中継番組に出演する井上さんは「当たり前ですが、出てくる作品が毎年違うので、慣れたという感じもせずに、毎回ドキドキしながらその時を迎えるという気持ちは変わらないです」と毎回新たな気持ちだと言う。一方、トニー賞はいつもチェックしているという堂本さんは「授賞式は、これは観ておくべき作品というものが凝縮された形で見られるので、すごくお得」と、ミュージカルにあまり興味がない人にもおすすめだと語る。そんな授賞式に期待することについて井上さんは「司会者が誰かによって雰囲気も違ってくるので。今年はジェームズ・コーデンさんが司会ですが、本当に面白いし、司会もうまい。盛り上がるだろうなと思います。いろんな俳優が出てきて華やかな面もありますが、その中で皮肉がきいていたり、風刺があったりするんですよね。そこから世界が見えてくるところがあるので、楽しみですね」とコメント。また堂本さんは「賞レースでなくてもいいんですが、日本でもこういう番組があればいいのにな」と言うと、井上さんも「いつか日本でもトニー賞のようなものができれば、また違う盛り上がりがあるんじゃないかなと思いますね」と同意する場面も。そして、授賞式の生中継番組とは別に、事前番組「トニー賞直前SP 2019 ~僕たちのブロードウェイ物語~」の収録で2人一緒にニューヨークのブロードウェイに行き、生の空気を体感することが予定されている。そのことについて「ただただ楽しみ」という井上さんは、「今までも事前番組でNYに行かせてもらったことがありますけど、基本的にはひとりでした。だから 今回、光一くんと一緒に新作を観られるのも楽しみ」と期待した。堂本さんと井上さんは、ミュージカル「ナイツ・テイル―騎士物語―」で共演して以来、親交を深めたそうで、堂本さんは「今回、芳雄くんと一緒に仕事ができるというのも、すごくステキなめぐり合わせで。すごくうれしいことですね」と言い、井上さんも「光一くんが来てくれることで広がることがありますし。影響力もすごいので感謝しています。光一くんも進行が上手なので、お互いに助け合いながらやっていきたいと思います」と意気込んでいる。また最後に、「今見ておくべき、エンターテインメントが凝縮して見られる、すごくぜいたくな時間だと思います。この素晴らしいパフォーマンスを是非楽しんでいただければ」(堂本さん)、「日本では年々、ミュージカルが浸透しているかなと思いますし、ブームと言われて久しいですが、常に最先端のブロードウェイの息吹、空気を日本の皆さんにお届けしたいので、ぜひ注目していただければ」(井上さん)とそれぞれ視聴者へメッセージを寄せている。「生中継!第73回トニー賞授賞式」は6月10日(月)8時~WOWOWプライム(二/同時通訳)、6月15日(土)19時~WOWOライブ(字幕版)にて放送。「トニー賞直前SP 2019 ~僕たちのブロードウェイ物語~」は5月25日(土)18時45分~WOWOWプライムにて放送。(cinemacafe.net)
2019年04月24日本年度ゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞にて『ROMA/ローマ』や『万引き家族』と外国語映画賞を競ったレバノン代表作品『カペナウム/Capernaum』(原題)が、邦題『存在のない子供たち』として7月、日本公開されることが決定した。ストーリーわずか12歳で、裁判を起こしたゼイン。訴えた相手は、自分の両親。裁判長から「何の罪で?」と聞かれたゼインは、まっすぐ前を見つめて「僕を産んだ罪」と答えた。中東の貧民窟に生まれたゼインは、両親が出生届を出さなかったために、自分の誕生日も知らないし、法的には社会に存在すらしていない。学校へ通うこともなく、兄妹たちと路上で物を売るなど、朝から晩まで両親に働かされている。唯一の支えだった大切な妹が11歳で強制結婚させられ、怒りと悲しみから家を飛び出したゼインを待っていたのは、大人たちが作ったさらに過酷な“現実”だった――。カンヌをはじめ映画賞を席巻した衝撃作パルム・ドールに輝いた是枝裕和監督作『万引き家族』とともにカンヌ国際映画祭を震わせ、コンペティション部門「審査員賞」「エキュメニカル審査員賞」を受賞した本作。その後もゴールデン・グローブ賞ならびにアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。メガホンをとったのは、『キャラメル』(’07)で監督・脚本・主演の一人三役を果たし、カンヌ国際映画祭の初上映で話題を集めた後も多くの映画賞を受賞したナディーン・ラバキー監督。女優としても活躍しており、5月14日より開催される第72回カンヌ国際映画祭<ある視点部門>の審査員長も務めることが先日発表されたばかり。リサーチ期間に3年を費やした本作は、主人公ゼインをはじめ出演者のほとんどは彼と似た境遇にある演技未経験の素人ばかり。感情を「ありのまま」に出して自分自身を生きてもらい、彼らが体験する出来事を演出するという手法をとった結果、リアリティを突き詰めながらも、ドキュメンタリーとは異なる“物語の強さ”を観る者の心に深く刻み込むことに成功。いまも全世界へと広がり続けている絶賛の波が、ついに日本へも押し寄せる。目をそらしたくなる貧困の生々しさの中で、必死に生きようとする彼らの強いまなざしやその歩みには、胸を打たれずにはいられない。断ち切ることも抜け出すこともできなかった、ちいさな存在が起こすセンセーショナルな展開に感情を揺さぶられ、深く自身に問わずにはいられない衝撃作を目撃して。『存在のない子供たち』は7月、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年04月23日お人好しの猫のトムと賢くてすばしっこい鼠のジェリー。永遠の“追いかけっこ”コンビがアメリカで生まれて来年で80周年。そのアニバーサリーとして、過去最大規模の展覧会開催が決定。『トムとジェリー』が幅広い年齢層から愛される日本に、世界に先駆けてやってくることに。天敵? 親友? 世界最強コンビ誕生の秘密に迫る。作者はウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラ。「カートゥーン」と呼ばれるアメリカンアニメの世界でも、ウォルト・ディズニーと並び称される天才アニメーターコンビ。シリーズ第1作「上には上がある」がいきなりアカデミー賞にノミネートされて以来、7回も受賞しているというから驚き。“トムジェリ”はデビュー当初からスターだった!というわけ。同展覧会では受賞作の映像をはじめ、映画製作会社ワーナー・ブラザースアーカイブで大切に保管されてきた原画や資料を展示。セルに描かれたトムとジェリーの姿は色褪せることなく、初公開のレイアウトスケッチや絵コンテには、面白さの秘密が隠れていそう。そのほか、ジェリーにこてんぱんにされたトムの立体作品がお目見えしたり、追いかけっこシーンの特別映像がミニシアターで上映されたりとお楽しみも満載。Tシャツ、バッグなど展覧会限定や先行販売などのオリジナルグッズ約200アイテムが登場。お買い物も楽しめそうだ。デビュー作のセル画も。現在では使われなくなったセル画は、透明のシート上に直接キャラクターを描いたもの。たくさんのコマ数のセル画を連続して見せることで動きを表現。アニメ制作の原点だ。『トムとジェリー』「上には上がある」セル・セットアップTOM AND JERRY and all related characters and elements © & TM Turner Entertainment Co.(s19)史上最強コンビ、誕生秘話。キャラクターの造形も80年の間に変化が。今よりワイルドな初期のトム。中央の「THE ALLEY CAT」とは「野良猫」の意味。現行の設定に至るまでの変遷も興味深い。『トムとジェリー』モデルシートTOM AND JERRY and all related characters and elements ©& TM Turner Entertainment Co.(s19)『誕生80周年 トムとジェリー展 カートゥーンの天才コンビ ハンナ=バーベラ』松屋銀座 8階イベントスクエア東京都中央区銀座3-6-1 TEL:03・3567・1211(大代表)開催中~5月6日(月)無休10時~20時(4月21日は~19時30分、最終日は~17時。入場は閉場の30分前まで)一般1300円ほか※『anan』2019年4月24日号より。文・松本あかね(by anan編集部)
2019年04月22日『戦場のピアニスト』でアカデミー監督賞の受賞経験があるロマン・ポランスキー監督が、2018年5月にビル・コスビーとともに映画芸術科学アカデミーから追放されたことを受け、同アカデミーに会員権の回復を求めて提訴した。ポランスキー監督は、13歳の女子に性的行為を行ったとして有罪判決を受け、1978年にアメリカからフランスに逃亡したという過去がある。ポランスキー監督の長年の弁護士ハーランド・ブラウンは、「アカデミーの(追放の)過程に公正さが欠けるため、提訴しました。ポランスキー監督に対する警告や、話す機会さえも与えずに彼を放り出したのです。(事件から)40年も経っていまさらなぜという理由も知らせずに。コスビー氏と同じ日にです。うんざりですよ」と「PA」に語っている。なお、ビル・コスビーも性的暴行で2018年4月に有罪となり、アカデミーから除名された。しかし、アカデミー側は「ポランスキー氏の除名の手続きは、公正に、合理的に行われました。アカデミーの理事会は人権の尊重、人間の尊厳を守ることをメンバーに求めており、そういった倫理基準を大切にしてきました。そして、どんな形の暴行、ハラスメントに対し、断固として反対する姿勢です」と声明文を発表している。(Hiromi Kaku)
2019年04月22日フランスのアカデミー賞と言われる「セザール賞」にて最多10部門にノミネート、フランスで動員400万人突破した大ヒット作『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』(原題『Le grand bain』)から、本予告映像とシーン写真が到着した。本作は、スウェーデンで実際に起き、ドキュメンタリーも公開されるなど話題を呼んだ、実話を基に描くサエないおじさんシンクロチームの人生リスタートをかけた感動のヒューマンドラマ。監督は、フランス公開1週目で興行収入25億円を突破した『セ・ラ・ヴィ』(’17)にも俳優として出演したジル・ルルーシュ。主演は『潜水服は蝶の夢を見る』でアカデミー賞にノミネートされた、フランスを代表する演技派俳優のマチュー・アマルリック。今作では、うつ病を患い引きこもりがちのなさけないニートおじさんを演じている。今回到着した予告編では、そんなマチュー扮するベルトランが地元の公営プールで男子シンクロナイズド・スイミングの練習風景を偶然目にするシーンからスタートし、現在の日々をどうにかしたいと思っていた彼が、チーム入りを決意する姿が映し出される。そしてそこで出会ったのは、家庭や仕事、将来になにかしらの不安を抱え、ミッドライフ・クライシス真っただ中のおじさんたち。不満だらけの短気おじさん・ロラン(ギョーム・カネ)、会社は倒産寸前の中二病おじさん・マルキュス(ブノワ・ポールヴールド)、ミュージシャンを目指し続ける夢追いおじさんシモン(ジャン=ユーグ・アングラード)、いつも一人ボッチのピュアな童貞おじさんティエリー(フィリップ・カトリーヌ)…。彼らと“世界の頂点・金メダル”を目指すことになるが、そう簡単には上手くいくはずもなく、あらゆるトラブルが彼らを襲い始めるのだ。登場するのは、まるでダメなおじさんたちだけど、思わず応援したくなる愛らしさで溢れた部分も。まずはこちらから、おじさんたちの逆転の幕開けを覗いてみて。『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』は7月12日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢 2019年7月12日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、ほか公開©2018 -Tresor Films-Chi-Fou-Mi Productions-Cool industrie-Studiocanal-Tf1 Films Production-Artemis Productions
2019年04月20日本年度アカデミー賞にて作品賞を含むの計3部門を受賞、国内ではすでに興行収入18億を突破している話題作『グリーンブック』が、急遽吹き替え版を製作し、4月26日(金)より公開されることが分かった。今回吹き替え版では、ガサツで無教養だけれど人間的魅力に溢れるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)を、「亜人」佐藤役やアンディ・ガルシア、カート・ラッセル、ドニー・イェンの吹き替えなど、長年トップランナーとして活躍する大塚芳忠。インテリな黒人天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)を、「黒子のバスケ」「ユーリ!!! on ICE」などの人気アニメや、『ヴェノム』『ジャスティス・リーグ』では吹き替えで参加した諏訪部順一が吹き替えることが決定。アカデミー賞作品賞受賞『英国王のスピーチ』(’10)の最終興収18.2億円を公開7週目にして超えることとなり、アカデミー賞作品賞受賞作品としては、ここ15年で最高の興収を記録するなど大ヒットとなっている本作。ベテラン声優による吹き替え版でも軽妙なトークを満喫してみては?なお、この吹き替え版公開を記念して、大塚さんと諏訪部さん登壇予定の舞台挨拶も4月27日(土)に実施。4月18日(木)11時よりぴあプレリザーブにて抽選販売が行われる。『グリーンブック』は全国にて公開中。※吹き替え版は4月26日(金)より(cinemacafe.net)■関連作品:グリーンブック 2019年3月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.
2019年04月17日ゴールデン・グローブ賞にジョン・C・ライリー、英国アカデミー(BAFTA)賞にスティーヴ・クーガンと、伝説のお笑いコンビを演じた主演2人がそれぞれ主演男優賞にノミネートされた映画『僕たちのラストステージ』(原題:Stan&Ollie)が、いよいよ4月19日(金)より日本公開。この度、彼らの“鉄板ネタ”を満席の客席を前に完全再現した本編映像がシネマカフェに到着した。本作は、ハリウッドでサイレントからトーキー期に活躍した伝説のコンビ、ローレル&ハーディの晩年の実話を描いたヒューマンコメディ。『フィルス』で数々の賞を受賞したジョン・S・ベアードがメガホンをとり、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では英米公開後に94%フレッシュ(1月18日現在)という高評価を記録。共に人生を歩んできたコンビが人生の晩年に差しかかり、改めて友情、舞台の大切さに気づいていく。そんな人生の可笑しみと哀しさ、素晴らしさをユーモラスに描いた。今回解禁となった本編映像は、再起をかけたイギリスでのホールツアーで人気を取り戻し、ついに名門ロンドン・ライセウム劇場で初日を迎えたローレル&ハーディが、満員の客席を前に彼らの代表作のひとつである「Blue Ridge Mountains Of Virginia」を披露するシーン。冒頭から「ヴァージニアの青い山脈~」と心地よいハーモニーでしっとりと歌いあげる2人に観客の視線は釘づけ。目立ちたがり屋のオリバー・ハーディ(ジョン・C・ライリー)は、歌詞の最後にこぶしを入れ、ひとりだけアドリブ全開で観客の笑いを誘い、絶好調。このままオリバーだけ美味しい思いをして歌い終えるのかと思いきや、デュエットが2周目に入った途端、彼を不機嫌そうに見つめていたスタン・ローレル(スティーヴ・クーガン)が、突然メインパートを低音の野太い声で歌い出し、場内は笑いの渦に。調子に乗り、気持ちよく歌い続けるスタンに怒ったオリバーは、セットの後ろから木のハンマーを取りだし、スタンの頭にポンッ! と渾身の一撃。叩かれた衝撃でスタンの歌声は男性のバスパートから女性のソプラノに大幅にキーチェンジ!何事もなかったかのように好調に歌い続けるスタンだったが、最後はフラフラと目を回しながらバタン!その様子をみたオリバーは「やってやった」と言わんばかりのしたり顔。この絶妙なやり取りに客席からは大きな笑いと割れんばかりの拍手が巻き起こる。本作では、ローレル&ハーディのツアーを忠実に再現するため、実際に劇場に観客を入れ公演を行いながら撮影が行われたという。実際のローレル&ハーディもオリバーは歌が上手く、スタンは下手だったと言われており(わざと下手に演じたという説もあり)、コンビの細かな特徴までも捉え演じきったクーガンとライリーの再現度の高さには脱帽。実物の2人と見間違うほどの名演を観たエキストラからは自然と笑いが起こった、というエピソードもある。ふくよかなオリバーを見事に演じ、『シカゴ』でみせた抜群の歌唱力を本作でも披露しているライリーは「撮影されているということは、我々の映画作りに対するプレッシャーだけではなく、観客として我々を見ている人々にとってもプレッシャーとなる。我々の思いを観客たちのために伝える必要があるんだ。それは、まるで戦場でお互いに忠誠心を確認するようなものだった。そんな場面を一緒に乗り越えてきたからこそ、スティーヴのことが大好きになったし、これからも親友でいられると思うね」と語り、撮影をふり返っている。再起をかけたイギリスツアーでの地道な宣伝活動によりファンを取り戻し、ついに名門ロンドン・ライセウム劇場での2週間公演を決めたローレル&ハーディ。このままツアーは無事に終わるのかと思われたが…。この後の2人の関係性&パフォーマンスも気になる注目のシーンを、ぜひチェックしてみて。『僕たちのラストステージ』は4月19日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:僕たちのラストステージ 2019年4月19日より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開Ⓒ eOne Features (S&O) Limited, British Broadcasting Corporation 2018
2019年04月17日堂本光一が、WOWOWで生中継する世界最高峰の演劇&ミュージカルの祭典「第73回トニー賞授賞式」のスペシャル・ゲストに決定した。トニー賞とは、該当期間中にニューヨークのブロードウェイで上演された演劇、ミュージカル作品を対象に贈られる賞で、アメリカ演劇界で最も権威のある賞とされている。「第73回トニー賞授賞」は、日本時間6月10日(月)、N.Y.のラジオシティ・ミュージックホールで開催。WOWOWでは、今年もこのトニー賞授賞式を生中継する。そして今回、スペシャルゲストとして「Endless SHOCK」でミュージカルの単独主演最多記録1700回公演を達成し、自ら演出も手掛ける堂本さんの出演が決定。授賞式当日は、ナビゲーターの井上芳雄と共に、日本のスタジオに生出演!さらにこの授賞式を前に、2人がニューヨークを訪れ、最新のブロ ードウェイ情報をレポートするトニー賞授賞式の事前番組「トニー賞直前SP 2019 ~僕たちのブロードウェイ物語~」も放送予定となっている。<堂本光一コメント>トニー賞授賞式は、今見ておくべきエンターテインメントが凝縮して見られる、すごくぜいたくな時間だと思います。ミュージカルって人間から出てくるエネルギーみたいなものがものすごく感じられるものだと思うんです。そういった部分が、テレビを通して間違いなく感じることが出来るはずなので、きっとこの素晴らしいパフォーマンスを皆様にも楽しんでいただけると思います。僕も芳雄くんのナビゲートで、トニー賞授賞式を楽しみたいと思います。「生中継!第73回トニー賞授賞式」は6月10日(月)8時~WOWOWプライムにて(二/同時通訳)、15日(土)19時~WOWOWライブ(字幕版)にて放送。(cinemacafe.net)
2019年04月15日引退もささやかれていたアジアの映画王チョウ・ユンファが主演を務め、昨年の東京国際映画祭ではチケットが即ソールドアウト、本年度香港アカデミー賞にて最多17ノミネートを果たした『プロジェクト・グーテンベルク』(邦題未定)の日本公開が決定した。本作は、『男たちの挽歌』『グリーン・デスティニー』などのチョウ・ユンファと『風雲 ストームライダーズ』のアーロン・クォックという香港を代表する二大スターがW主演で贈るクライムアクションサスペンス超大作。監督は、日本やハリウッドでもリメイクされた『インファナル・アフェア』シリーズの脚本家として知られるフェリックス・チョンが務める。貨幣偽造の名人が巻き込まれる犯罪の連鎖、男が行きつく驚愕のラストとは――?予想もつかないストーリー展開とスケールの大きなアクションシーンで観客を魅了し、中国では興行収入200億円超、香港で5億円を達成する大ヒットを記録。4月14日に発表される第38回香港電影金像奨(香港アカデミー賞)では作品賞はじめ、監督賞、脚本賞、主演男優賞2人、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞を含め、最多17部門にノミネート。すでに韓国でのリメイクが決定している。日本でも第31回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門で紹介されるとチケットは即完売!上映後のQ&Aでは、チョウ・ユンファは本作に出演した後「引退を撤回した」と監督が明かしていた。ストーリー偽造画家のレイがタイで逮捕され香港に護送されるが、高名な美術家ロアンによって保釈されるところから物語は始まる。 そして舞台は1990年代のカナダへ。貧しい画家だったレイは恋人と将来に希望を託すが、なかなか認められず、いっこうに暮らしは楽にならない。こっそりと絵画の偽造に手を染めだすレイは「画家」と名乗る男に腕を認められ、彼が運営する偽札組織で働くことになる。やがて米ドル紙幣の偽札発見テクノロジーの進化をあざ笑うように、彼の偽札造りは世界を席巻していき…。『プロジェクト・グーテンベルク』(邦題未定)は2020年2月、新宿武蔵野館ほかにて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2019年04月12日アカデミー賞受賞女優のシャーリーズ・セロンが4月上旬、家族と一緒にカリフォルニアのディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークを訪れ、新しく誕生したアトラクションの前で記念撮影に応じたようだ。公式パークブログによると、セロンが立っている場所は、同パークのピクサー・ピアに新たに誕生したアトラクション、「ジェシーのクリッター・カルーセル」の前。セロンは普段着のようなラフな格好で、頭にはミッキーシェイプのカチューシャをつけており、休暇を満喫している様子だ。この日、セロンが体験したかどうかは定かではないが、「ジェシーのクリッター・カルーセル」はヨーデルを歌うカウガールのジェシーがゲストを歓迎する新アトラクション。ディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー2』に登場するテレビ番組“ウッディーのラウンドアップ”にインスパイアされていて、板張りのカルーセルはクラシカルな雰囲気も楽しめそう。先日「10年間シングル」発言も話題となり、1月にはブラッド・ピットとの交際報道も飛び出したシャーリーズ・セロン。今年はセス・ローゲンと共演するラブ・コメディー『Long Shot』(原題)の公開も控えている。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、全ての情報は、予告なく、変更になる場合があり得ます。(text:cinemacafe.net)
2019年04月11日この冬大ヒットを記録し、第91回アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされたディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『シュガー・ラッシュ:オンライン』。本日4月10日(水)から先行デジタル配信されることに合わせ、映画本編から8分を超えるプレビュー映像が解禁。思わず共感する“インターネットあるある”がいたるところに描かれている。今回の8分超えのプレビュー映像では、思わず共感してしまう“インターネットあるある”が、ディズニー・アニメーションとなって描かれているのが見どころ。日常生活の中で調べたいことを検索したり、動画や音楽を楽しんだり、ショッピングをしたりと、現代に欠かせなくなっている“インターネット”が、本作では分かりやすく表現されている。たとえば、インターネット世界そのものは、高層ビルがそびえ立つカラフルな巨大都市として表現、古いウェブサイトのうえに新しいウェブサイトが構築され、全ての建物が繋がっているようになっていたり、インターネット・ユーザーはアバター化され、ウェブページの移動はカプセルのような乗り物に乗ることで表されている。製作スタッフは、実際のウェブサイトをグラフィックやフォントまで細かく研究、「Amazon」や「楽天」など、現実のインターネットでもお馴染みのサイトのロゴを表現し、Twitterはアイコンの特徴を生かして青い鳥がおしゃべりする仕様に作り上げている。また、多くの人が日常的に使用している検索機能は、“ノウズモア”としてキャラクター化されており、ある女性が「バレエの…」と検索ワードを入力すると、ノウズモアが先回りして「バレエ教室?バレエシューズ?」と検索ワードの候補を次々と挙げていく。ここまで分かりやすくインターネットの世界が描かれているのは本作ならでは。このプレビュー映像や先行デジタル配信で、友達や家族と、“インターネットあるある”やインターネットのトリビアを探しながら、本作を楽しんでみて。『シュガー・ラッシュ:オンライン』MovieNEXは4月24日(水)リリース、先行デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シュガー・ラッシュ:オンライン 2018年12月21日より全国にて公開©2018 Disney. All Rights Reserved.
2019年04月10日ジョン・カサヴェテス監督の『アメリカの影』でデビュー。その後も同監督の作品にたびたび出演し、『フェイシズ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネート経験もあるシーモア・カッセルが、アルツハイマーによる合併症のため亡くなった。享年84。1989年、59歳の若さでこの世を去ったカサヴェテス監督に対し、2006年にシーモアは「NPR」とのインタビューで「ぼくには兄はいないけど、兄みたいな存在だった。男友達の中で最も親しかった。ぼくのキャリアにすごく影響を与えた人で、導いてくれた人だった」と語っていた。「The Hollywood Reporter」によれば、本当の父親のことは全く知らず、養父とストリッパーの母に育てられたというシーモア。初めて舞台に立ったのは3歳半という芸歴の長さだった。90年代から2000年代は、ウェス・アンダーソン監督作で常連に。出演したアンダーソン監督作品は『天才マックスの世界』、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』、『ライフ・アクアティック』。アンダーソン監督とは、シーモアが出演した『イン・ザ・スープ』のアレクサンダー・ロックウェル監督を通じて知り合ったという。この映画に主演したスティーヴ・ブシェミとも良好な関係を築き、スティーヴの初めての長編監督作『トゥリーズ・ラウンジ』にも出演している。一度仕事をすると再びラブコールを送りたくなるという俳優だったようだ。(Hiromi Kaku)
2019年04月09日アカデミー賞監督ダニー・ボイルと脚本家リチャード・カーティスが贈る最新作『YESTERDAY』(原題)が日本公開することが決定。音楽、夢、友情、そしてこれら全てに対する深い愛が「ザ・ビートルズ」の名曲たちに彩られて描かれる。ジャックは、イギリスの小さな海辺の町に住む、悩めるシンガーソングライター。幼なじみで親友のエリーから献身的に支えられているものの全く売れず、音楽で有名になりたいという夢に限界を感じていた。そんな時、世界規模で瞬間的な停電が起こり、彼は交通事故に遭う。昏睡状態から目を覚ますと、この世には史上最も有名なバンド、「ザ・ビートルズ」が存在していなかったことになっていることに気づくが…。本作の監督を務めるのは、『トレインスポッティング』で世界を圧倒し、『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞を8部門受賞、ロンドンオリンピック開幕式で芸術監督を務めたダニー・ボイル。脚本は『フォー・ウェディング』『ラブ・アクチュアリー』『ノッティングヒルの恋人』などイギリスを代表するロマンティック・コメディで知られるアカデミー賞ノミネートの脚本家リチャード・カーティスが務める。主人公・ジャックには映画初主演となるヒメーシュ・パテルが大抜擢され、エリー役のリリー・ジェームズなどフレッシュで個性的なキャストが揃う。4月に来日公演を控える世界的アーティスト、エド・シーランも本人役で出演が決まっており、大きな話題を呼んでいる。さらに、本作はアメリカN.Y.で開催されるトライベッカ映画祭のクロージングナイト作品に選出され、5月4日(土)18時(現地時間)からワールドプレミアを予定。ダニー・ボイル監督は、「トライベッカ映画祭で本作を通じて「ザ・ビートルズ」の名曲たちを初めてアメリカに届けるような不思議な気持ちです。本映画祭のクロージングに選出されてとても嬉しいですし、大変光栄です」と意気込みを語っている。1960年代に一世を風靡した「ザ・ビートルズ」。彼らが生み出した楽曲の数々は誰でも一度は耳にしたことがあるはず。ファンにとっては公開が非常に待ち遠しい作品になりそうだ。劇中で流れる名曲たちにも注目したい。『YESTERDAY』(原題)は10月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年04月08日映画『フリーソロ』が、2019年9月6日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。第91回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞受賞作品ロープや安全装置を使わず、素手で岩壁を登る“フリーソロ”。本作は、その第一人者として知られるアレックス・オノルドが、カリフォルニア・ヨセミテ国立公園にある970メートルの高さを誇る北米最大の岩壁「エル・キャピタン」に挑む様子を描いたドキュメンタリー作品だ。第91回アカデミー賞において、長編ドキュメンタリー賞を受賞したほか、2019年英国アカデミー賞(ドキュメンタリー部門)を受賞するなど、全世界で45賞ノミネート、19賞受賞の快挙を成し遂げている。監督は、トップクライマーのジミー・チン監督を務めるのは、映画『MERU/メルー』で抜群のコンビネーションを見せた山岳カメラマンでありトップ・クライマーのジミー・チンと、エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ。臨場感あふれるカメラワークで、極限状態にある人間の姿を垣間見ることができる。ストーリーアメリカ・カリフォルニア州にあるヨセミテ国立公園。アレックス・オノルドはそこにある970メートルの高さを誇るエル・キャピタンの岩肌を登るという生涯の夢を実現するため準備を始める。しかも、ロープなし・道具なしのフリーソロだ。他に類を見ない世界で最も偉大な功績と称されるこの挑戦は、究極の選択を突きつけてくる。成功か死か―。幾度の失敗と練習を重ね、2017年6月3日、人類史上最大の挑戦に挑む―。映画『フリーソロ』公開日:9月6日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国ロードショー場所:新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開監督:エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ、ジミー・チン製作:エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ、ジミー・チン出演:アレックス・オノルド配給:アルバトロス・フィルム
2019年04月06日Netflixオリジナルドラマ「アンブレラ・アカデミー」のシーズン2の制作が決定した。同作のSNSアカウントから正式に発表された。「アンブレラ・アカデミー」は、2013年に解散したバンド「マイ・ケミカル・ロマンス」のフロントマン、ジェラルド・ウェイ作のコミックをベースとしたドラマ。ある日、妊娠していない女性たちが、同時刻に突然出産するという怪現象が世界中で発生。生まれた子どものうちの7人を養子に迎えた大富豪のハーグリーヴス卿は、特殊能力を持つ彼らをスーパーヒーローとして訓練するため、「アンブレラ・アカデミー」を創設した。しかし、成長するにつれて家族はバラバラに。十数年後、養父の死をきっかけに再集結した子どもたちは、これまで明かされなかった家族の秘密や世界滅亡の危機に直面し…という物語。1号~7号と呼ばれるメインキャラクター7人を演じているのは、エレン・ペイジ(7号)、「ゲーム・オブ・スローンズ」のトム・ホッパー(1号)ら。「Variety」誌などによれば、シーズン2は7人全員が出演し、前シーズンと同様全10話。今年の夏にトロントで制作がスタートするという。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年04月03日『ムーンライト』や『ルーム』『レディ・バード』などアカデミー賞常連の話題作を次々に世に送り出し、気鋭の映画製作スタジオとして脚光を浴びている「A24」がいま最も輝いている若手俳優ティモシー・シャラメ主演で贈る青春映画『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』が公開決定。初映像となる特報と、美ティモシーに魅せられるティザービジュアルが到着した。物語の舞台は1991年、愛する父親を亡くした少年の人生を大きく変えた、ひと夏の経験。美しい海辺の町での初めての恋、クールで危険な仲間との友情、裏切り。きらめくような一瞬の夏は、最大級のハリケーンの到来とともに、劇的な結末を迎えることになる――。主演は、『君の名前で僕を呼んで』で一躍その名を世界に轟かせ、まもなく『ビューティフル・ボーイ』も日本公開されるティモシー・シャラメ。共演には『イット・フォローズ』で注目されたマイカ・モンロー、『フィフス・ウェイブ』の新進俳優アレックス・ローら若手実力派俳優が結集。監督はこの作品で長編デビューを果たしたイライジャ・バイナム。キャスト・スタッフともにミレニアル世代の才能が贈る本作は、まさに“HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ(熱帯夜)”にこそ観たい90年代のきらめきが詰まった青春映画となっている。この度、到着したのはティモシーの魅力が満開のティザービジュアルと特報映像。ビジュアルは『君の名前で僕を呼んで』や『レディ・バード』に出演前だった、初々しいティモシーの顔にフォーカスし、本作の監督も惚れ込んだという彼の魅力があふれ出たもの。特報も、忘れられないひと夏の恋や危険な仲間との関わりが匂わされている。なお、ティモシーの色気がダダ漏れのムビチケ、前売り特典画像も公開、4月5日(金)より発売される。『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』は8月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年04月03日スタジオジブリ初の海外共同製作作品として2016年に公開され、アニメ界のアカデミー賞「アニー賞」長編インディペンデント作品賞を受賞した『レッドタートル ある島の物語』が4月1日(月)深夜放送の日本テレビ「映画天国」枠でオンエアされる。ジブリのプロデューサーとして宮崎駿監督の数々の作品などを手掛けてきた鈴木敏夫氏が、『岸辺のふたり』で米国アカデミー賞短編アニメーション映画賞に輝くなど高い評価を得たマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督にオファー、監督の長編初監督作品としてスタジオジブリが初めて海外と共同で製作に臨んだ記念すべきタイトル。第69回カンヌ国際映画祭では「ある視点」部門特別賞も受賞するなど世界的に高く評価されたのも記憶に新しい。嵐の中、荒れ狂う海に放りだされた男が九死に一生を得て、ある無人島にたどり着いた。必死に島からの脱出を試みるが、見えない力によって何度も島に引き戻される。絶望的な状況に置かれた男の前に、ある日、1人の女が現れた――。マイケル監督が「ジブリとの話し合いで『むしろセリフがないほうが、強い作品になるはず』という結論に至り」というセリフがない圧巻の映像美は必見だ。また今回は『巨神兵東京に現わる 劇場版 TV版』もオンエア。こちらは東京都現代美術館で開催された「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」で上映された、宮崎監督の『風の谷のナウシカ』に登場した巨神兵を主役にした特撮短編映画となる。『風の谷のナウシカ』で印象深い巨神兵の作画を担当、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』や『シン・ゴジラ」などアニメ、実写両方で活躍する庵野秀明監督が鈴木氏らとプロデュースを手掛け、『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督がメガホンを取った。映画天国『レッドタートル ある島の物語』『巨神兵東京に現わる 劇場版 TV版』は4月1日(月)25時59分~日本テレビでオンエア。(笠緒)■関連作品:レッドタートル ある島の物語 2016年9月17日より全国にて公開
2019年04月01日2018年、第31回東京国際映画祭「ユース」部門にて上映され、輝きを放つ若手俳優に贈られる「東京ジェムストーン賞」に主演のカレル・トレンブレイが選ばれた『蛍はいなくなった』(英題:The Fireflies Are Gone)が、邦題改め『さよなら、退屈なレオニー』として6月15日(土)より公開されることが決定した。ストーリーカナダ・ケベックの海辺の街で暮らす17歳の少女、レオニー。高校卒業を1か月後に控えながら、どこかイライラした毎日を送っていた。退屈な街を飛び出したくて仕方ないけれど、自分が何をしたいか分からない。口うるさい母親も気に入らないが、それ以上に母親の再婚相手のことが大嫌い。レオニーが唯一、頼りにしているのは離れて暮らす実の父親だけだった。そんなある日、レオニーは街のダイナーで年上のミュージシャン、スティーヴと出会う。どこか街になじまない雰囲気を纏うスティーヴに興味を持ったレオニーは、なんとなく彼にギターを習うことに…。夏が過ぎていくなか、あいかわらず、口論が絶えない家庭、どこか浮いている学校生活、黙々とこなす野球場のアルバイト、それから、暇つぶしで始めたギター…毎日はつまらないことだらけだが、レオニーのなかで少しずつ何かが変わり始めていた――。グザヴィエ・ドランに続く新鋭×「ジェムストーン賞」受賞の注目女優2018年カナダでスマッシュヒットを記録した本作は、自分がやりたいことも自分の居場所もみつからない、小さな街に住む17歳の少女レオニーの物語。監督はカナダの新鋭、セバスチャン・ピロット。前作『The Dismantling』(‘13)は、カンヌ国際映画祭「SACD賞」やトロント国際映画祭「国際映画批評家連盟賞」を受賞するなど、同じケベック出身のグザヴィエ・ドランに続くカナダ映画界の新世代として注目を集めている。また、ヒロインのレオニーを演じるカレル・トレンブレイは、2015年のトロント映画祭で「未来を担うひとり」に選ばれ、2018年東京国際映画祭で「東京ジェムストーン賞」を村上虹郎、木竜麻生らとともに受賞するなど、すでに日本の映画ファンも魅了。さらに、ディズニー映画『ダンボ』の字幕版エンドソングを手掛けている「アーケイド・ファイア」やベテランロックバンド「ラッシュ」など、カナダを代表する人気バンドらの曲が劇中を彩り、いまの世の中に居場所が見つけられない若者たち、そして、大人たちにささやかな勇気を与えてくれる青春映画の新たな傑作が誕生した。『さよなら、退屈なレオニー』は6月15日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年04月01日アガサ・クリスティーが自身の「最高傑作」と誇ったミステリー小説を、本年度アカデミー賞ノミネートの名女優グレン・クローズら豪華キャストで描く『アガサ・クリスティー ねじれた家』。この度、監督やキャストたちがメイキング映像と共にクリスティーの魅力について語った特別映像が、シネマカフェに到着した。1920年のデビューから100年で20億部もの売り上げを記録する、世紀のベストセラー作家アガサ・クリスティー。本作は、1949年に発表されたミステリー小説を70年の時を経て初めて映画化した。まず、毒殺された大富豪レオニデスの若き後妻ブレンダを演じるクリスティーナ・ヘンドリックスが「みんなアガサ・クリスティーが大好きよ。いつの時代もね」と語ることから始まる本映像。「何度でも読み返したくなるし、クラシックなひねりのきいたミステリー、風変わりな登場人物、エキゾチックな舞台設定。本格的な傑作よ」と、その魅力を語る。一方、レオニデスの孫娘ソフィア役のステファニー・マティーニは、「アガサ・クリスティーは子供の頃から親しんでいる国民的文学。特にイギリス人はアイデンティティに刷り込まれているわ」とまで。さらに監督のジル・パケ=ブレネールは、「優れたミステリー作家の多くがそうであるように、プロットが非常によく書かれている。物語のテーマもとっても興味深い」と言い、だからこそ「『バットマン』の映画みたいで、世代によって解釈が異なるという現象が起きるんだ」と語っている。「色んな解釈が可能」という本作が、ますます気になるばかりだ。『アガサ・クリスティー ねじれた家』は4月19日(金)より角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アガサ・クリスティー ねじれた家 2019年4月19日より角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開Ⓒ2017 Crooked House Productions Ltd.
2019年03月31日