アカデミー賞授賞式での「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」のデュエットがあまりにも情熱的だったため、「2人は本当に恋愛関係にあるのでは?」とささやかれているブラッドリー・クーパーとレディー・ガガ。ブラッドリーにはイリーナ・シェイク、ガガにも婚約者のクリスチャン・カリーノというパートナーがいたが、先月ガガがクリスチャンと破局していたことが発覚し、今度はガガが「妊娠している」といううわさの的に。クリスチャンの子なのか、はたまたブラッドリーの子なのか…と憶測が飛び交う中、ガガがある意味で妊娠を認めた。「私が妊娠しているっていううわさがあるんだって?そうね、私は#LG6を宿しているわ」とツイートしたのだ。LG6(レディー・ガガ6)とは、ガガにとって6枚目となる最新アルバムのこと。これを子どもにたとえたジョークにファンたちは大喜び。ガガの“出産”が待ちきれない様子で「早く産んで」、「予定日は?」、「#LG6のママになる準備はできているわ!」などの返信が殺到した。発売予定日は明らかになっていないが、2016年の「ジョアン」から新作を待ち続けていたファンにとってうれしいニュースだったようだ。(Hiromi Kaku)
2019年03月14日アカデミー賞長編アニメ映画賞をはじめ、主要映画賞を総なめにした『スパイダーマン:スパイダーバース』が3月8日(金)よりついに日本公開。SNSには「最高のスパイダーマン映画」「最初から最後まで、興奮しっぱなし!」と絶賛の声が溢れており、「今年ベスト候補」「これが作品賞でいいよ!」と本年度ベスト級と認めるコメントも相次いでいる。◆“スパイダーマンたち”が共闘する物語にジャンルを超えたファンが熱狂ニューヨーク・ブリックリンに暮らす、頭脳明晰だが冴えない13歳の黒人の少年マイルスが、別次元で活躍するスパイダーマン(ピーター・B・パーカー)やスパイダー・グウェン(グウェン・ステイシー)たちと共闘し、“隣人”ヒーロー・スパイダーマンとして成長していく姿を描いた本作。アメリカ国内外の批評家や著名人、そして観客たちからも大絶賛を受け、賞レースを独走状態で走り抜けてきた本作がついに日本公開されると、3月9日・10日の週末土日2日間で動員9万8,074人、興収1億6005万2,800円、公開初日から3日間の累計成績は動員13万4,386人、興収2億1679万3,700円となる大ヒットスタート。「スパイダーマン」ファンやアメコミファンだけでなく、若い世代を中心としたジャパニメーション・ファンや声優ファンなども取り込み、大興奮のコメントがTwitterなどのSNSに続々と溢れる結果となっている。◆「とにかくすごい」慣れ親しんだスパイダーマン映画なのに斬新!国内有数の映画レビューサイト「coco」では3月12日現在で総ツイート数6,754件、レビュアー満足度はなんと99%の高数値。何と言っても、「『スパイダーマン史上最高』という評価は誇張でもなんでもない」「スパイダーマンがいっぱいのお祭り映画かと思ったら、ガッツリとしたニューヒーロー誕生譚」「スパイディ誕生譚として、極上の部類」「スパイダーマンとは何か?の完璧な答えを導き出した最高傑作」「サム・ライミ版で感じたスイングの魅力を再び感じられるとは!最高!」と、何度も映画化されてきた“スパイダーマン”というヒーローについての掘り下げ方や、何者でもなかった少年の成長譚・ヒーロー誕生譚に心を打たれる声が数多い。そのいわば普遍的ともいえるストーリーを、これまで目にしたことのないCGと手描きアニメが融合した全く新しい表現で描いたことにも、「動くコミックというかアニメとコミックが融合したような絵がとにかくすごい」「パラパラっとコミックのページをめくってるみたい」「アニメというより動く漫画、スプリットスクリーンというよりコマ割のような画面分割、色んな絵柄のキャラの混在が楽しい」「吹き出しや効果音の文字のアメコミ感が良かった」「ジャパニメーションやディズニーの緻密なアニメとは違ったアプローチ」「アメコミだけでなく、カートゥーン、マンガ、アニメに対するリスペクトに感動」「新たな技術革新がおとずれるまで唯一無二の存在になった」などなど、驚きを込めた称賛の声を上げる人が続出。「極彩色の洪水という感じ」「この映画のためにあるんだと思った!」「通常よりも何倍も楽しめる」と、IMAX3Dや4Dでの鑑賞を薦める声も後を絶たない。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。◆“生みの親”スタン・リー登場も胸アツ!また、スパイダーマンの生みの親として知られ、2018年11月12日に95歳で亡くなったアメコミ界のレジェンド、スタン・リーもカメオ出演。いままでも『アイアンマン』『アベンジャーズ』などのマーベル作品はもちろん、TVアニメ版やサム・ライミ監督の『スパイダーマン』3作、マーク・ウェブ監督の『アメイジング・スパイダーマン』2作、そして『スパイダーマン:ホームカミング』にもカメオ出演しており、劇中のスタン・リー探しはもはや醍醐味の1つとなっている。本作にも、ひと目で彼と分かるアニメキャラで自ら声優も務めて登場。「亡くなったスタン・リーもちゃんと出演していて感動」「実写版やスタンへのリスペクトも素敵」「リー御大にじわり」といったファンからの声が聞こえている。しかも、彼がスパイダーマンを通じて伝えたかったメッセージは健在だ。家にも学校にも居場所がない黒人の少年や、中年太りの男も少女も、マスクを被れば誰もがスパイダーマン=ヒーローになれる。「基本的に孤軍奮闘な印象の強いキャラ」であるスパイダーマンだからこそ、「異なる次元のスパイディが一堂に会すのはムネアツ」「プリキュアやライダー、戦隊もののような夢の競演」「異次元スパイディ達が合流する山場には高揚」と、いっそうの興奮を呼んでいるようで、「ペニー・パーカー主役でスピンオフ作って」「グウェンが可愛い」と個々のスパイディたちを応援する人たちもいる。さらに1シーンの情報量の多さも圧倒的で、「小ネタ、情報量がすげえ!」「追いつかない!」との声が。『LEGO(R)ムービー』のフィル・ロード(共同脚本)&クリストファー・ミラーがプロデューサーを務めているだけあり、実写版やほかの作品にもリスペクトを込めたオマージュがたっぷり。スパイダー・グウェンが“自己紹介”するシーンのタイムズスクエアにはどこかで見たことがあるような看板が並んでいるので、目を懲らしてチェックしてみてほしい。◆2019年は異彩を放つヒーローが映画界を席巻!これまでに見てきたスパイダーマンらしさがありつつ、これまでに見てきたどのスパイダーマンとも違う真新しさがある本作。思えば今年は、DCのヒーロー映画としては異色のワイルドキャラ&ド派手海中バトルの『アクアマン』が大ヒットしたばかりで、“見た目は大人、中身は子ども”の悪ノリギャップヒーロー『シャザム!』も待機。3月15日(金)からはマーベル初の女性単独ヒーロー作品で、女性主人公の映画として世界興収のオープニング記録を塗りかえた『キャプテン・マーベル』も控えている。今年は新機軸のヒーロー映画が、ますます熱くなりそうだ。『スパイダーマン:スパイダーバース』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:スパイダーバース 2019年3月8日より全国にて公開
2019年03月12日俳優の伊藤健太郎が12日、東京・表参道のベーカリーカフェ426表参道で行われた「三井住友銀行アプリ新動画&ミドすけカフェ」お披露目イベントに出席した。三井住友銀行は、マスコットキャラクターのミドすけをテーマにした「ミドすけカフェ」を3月11~17日の期間にベーカリーカフェ426表参道でオープン。それに伴い、イメージキャラクターを務める伊藤健太郎が出演するWEB限定動画を3月12日よりYouTube公式チャンネルにて公開される。それを記念したイベントがこの日行われ、伊藤がエプロン姿で登壇。同店舗では伊藤がデザインしたラテアートも提供されることになり、「もうちょっとちゃんと描けば良かったなと後悔しています。たくさんのカメラに撮られるとは思わなかったので」と苦笑い。「僕もタイミングが合えば行くので、『伊藤健太郎ラテアートください!』と言ってみようかな。是非店頭に遊びに来て楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。この日から公開されるWEB限定動画の撮影については「思い出す限りではそんなに(テイクを)やった感じではないですけど、楽しかったです。中々あのスーツを着て会社に行こうとは思わないですけどね(笑)」とコメント。また、この春から放送されるCMでは吉高由里子の後輩役として出演したが、「吉高さんとは今回初めてお会いしたんですが、すごくフランクに接してくださいました。ご一緒にいる時間はあまりなかったんですけど、撮影で天丼を食べている時は隣が席だったので、スタンバイ待ちしている時は指スマやったりしていました。じーっと(笑)」と緊張することなく楽しい撮影だったという。伊藤は、第42回日本アカデミー賞で新人俳優賞と話題賞の俳優部門を受賞。授賞式の時は同じく新俳優賞を受賞した中川大志、成田凌、吉沢亮と入場する際に一人で飛び出してしまったが、「登場のシーンでやっちゃったんですけど、それを一番言われます。わざとやったでしょと(笑)。本当にやっちゃった、という感じです」と頭をかき、受賞には「賞をいただくことは今まで考えていなかったんですけど、うれしかったですね」と笑顔。今後について「たくさんお褒めのお言葉をいただいたので、これからも変わらず頑張っていきたいです」と意欲を見せ、「まだ学生の役が多いので、職業というものに憧れがありますよ。宇宙飛行士とかレーサーとか、職業をやってみたい気持ちはあります」と具体的に演じたい役柄もあげていた。
2019年03月12日先のアカデミー賞で長編アニメーション賞に輝いた『スパイダーマン:スパイダーバース』。おなじみのヒーロー、スパイダーマンが何人も登場してチームを組むという奇想天外なコンセプトを、革新的なビジュアルとハートフルなストーリーで魅せる傑作だ。日本でも劇場公開が始まったばかりだが、先行して公開されたイギリス、フランス、北米、韓国など世界各国では4DX版が大好評を博しているという。4DXといえば、シーンに合わせて椅子が動くなど、さまざまな物理的効果で臨場感を高めてくれる上映形式で、確かに『スパイダーマン:スパイダーバース』との相性は抜群にいい。そもそも本作は「スパイダーマンが死亡!」というショッキングな展開に始まり、後を継ぐことになった少年マイルスが、パラレルワールドから集まった何人ものスパイダーマンとチームを組むといういささか入り組んだ内容。しかし、個性豊かな各スパイダーマンの世界観に合わせて映像スタイルを変えるなど、膨大な情報がビジュアルとして目に飛び込んでくることで、誰もが理屈抜きで楽しめるようになっている。そして万華鏡のように変化するビジュアルをみごとに補完してくれるのが4DX効果。例えば主人公マイルスが学校の行く時には、流れるヒップホップ系のリズムが椅子からも振動として伝わり、校舎に入る時はカメラワークに合わせて椅子がゆっくりと動く。それによって学校に馴染めていないマイルスの宙ぶらりんな気持ちも伝わってくるのだ。もちろんスパイダーマンがニューヨークの摩天楼を飛び回るシーンでは、4DX効果によって自分がスパイダーマンになったかのような爽快感が味わえる。特に客席全体に巻き起こる“風”の効果によって、高層ビルのてっぺんからダイブする“滑空”感とシンクロできるのは「スパイダーマン」映画ならでは。また、スパイダーマンの腕から糸が飛び出すウェブシューターの表現は、鋭い空気の球を発するエアーショット効果がばっちりカバーしてくれる。しかし、一番『スパイダーバース』の4DX版をおすすめしたい理由は、この物語が「ヒーローの孤独」を扱っているからだ。本作のスパイダーマンたちはそれぞれの世界で独りで戦ってきたのだが、パラレルワールドの扉が開いたことで初めて仲間ができる。彼らは互いに「君の気持がわかる」と相手を思いやることができるのだ。現実の世界に生きるわれわれが「スパイダーマンの気持ち」を100%理解することは難しい。しかし4DXでは、主人公マイルスが新米スパイダーマンにとして戸惑ったり、高揚したりする感覚を、五感を通じて感じることができる。そして身体全体でスパイダーマンの世界を味わうことで、自分もチームの一員のような一体感に包まれ、気がつけば感動も4割増しになるという、アクションとエモーションの相乗効果が起きているのだ!きっと本作は、『パシフィック・リム』や『マッド・マックス怒りのデス・ロード』のように、映画ファンたちに“4DXの殿堂”入り作品として記憶されるに違いない。取材・文:村山 章『スパイダーマン:スパイダーバース』公開中
2019年03月12日「ぴあ」調査による2019年3月8日、9日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、第91回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』が第1位になった。劇場にはアメコミ好きや、マーベル作品ファンが多くつめかけており、出口調査では“ストーリー”と“映像”を絶賛する声が続出した。本作は、ニューヨーク・ブルックリンで暮らす少年マイルスが、初代スパイダーマンと出会い、彼のもとで2代目スパイダーマンへと成長していく姿を描いた作品で、ふたりの他に、全く別の次元から飛ばされてきた複数のスパイダーマンが登場し、彼らはマイルスを中心に集結し、世界の危機に立ち向かっていく。観客からは「アメコミらしい雰囲気が前面に出ていて、演出がかなり斬新」「それぞれが抱える悩みとか、どのスパイダーマンもヒーローとしての役目を責任をもってやっていて、かっこよすぎた!」「ヒーローという重圧に耐えながら成長していく少年の物語で、スパイダーマンが誕生する瞬間が見られた」「アクションあり、笑いあり、涙ありの全部が詰まった映画。でも泣きが1番強かった!」などの声があがり、「アクションだけでなくストーリー面が良いなと思った。たまたまヒーローになっただけというところに親近感があって、等身大ヒーローという点に魅力を感じる」と話す人もいた。出口調査では「アメコミのスパイダーマンをそのまま映像にしたような予告がカッコよくて興味を持った」と話す人もいて、“映像”を評価する声も目立ち、「読んでいたアメコミのイメージのまま観れたのでよく出来ていると思う」「リアルとコミック調のところがうまく合っていて面白い」「アニメならではのアクションの派手さがあってスピード感があった」「色彩豊かでアニメじゃないと表現できないシーンがよかった」などのコメントが寄せられた。(本ランキングは、3/8(金)、3/9(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年03月11日アカデミー賞女優ブリー・ラーソンが過去の記憶を失ったミステリアスなヒーローを演じる『キャプテン・マーベル』。アベンジャーズ誕生のきっかけとなる、マーベル最重要ヒーロー“キャプテン・マーベル”が家族や友人はもとより、全ての記憶を失うという複雑な境遇を乗り越えて“本当の自分”を取り戻し、ヒーローになるまでを描く。彼女の記憶に仕掛けられた衝撃の事実を巡る本作では、キャプテン・マーベルが“究極の自分探し”をすることが大きなカギを握る。これまでも数多く描かれてきた“究極の自分探し”映画は、語り継がれる名作の宝庫だ。★『キャプテン・マーベル』/マーベル最重要ヒーローの失われた記憶に隠された衝撃の事実とは!?瀕死の重傷を負って全ての記憶を失い、その代償に“規格外の強大な力”を得たキャプテン・マーベル。彼女の過去に隠された“秘密”が、恐るべき戦いの引き金となってしまう。自在に姿を変える正体不明の敵に狙われ、孤独や不安に打ちのめされても、彼女は不屈の精神で何度も立ち上がる。果たして、彼女は記憶を取り戻し、この戦いを終わらせることができるのか?なぜ、その記憶は禁断なのか?そして最後につかむ“衝撃の真実”とは…?そんな謎めく女性ヒーロー“キャプテン・マーベル”を演じるのは、『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したブリー・ラーソン。また、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』への出演でも話題となったジュード・ロウ、「アベンジャーズ」シリーズのサミュエル・L・ジャクソンら超豪華キャスト陣も集結しており、名作の仲間入りに待ったなし!★『ボーン』シリーズ/記憶を失った主人公ジェイソン・ボーンが新たなスパイ映画を確立!主人公のジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は、記憶を失った最強の男。『ボーン・アイデンティティー』(02)は嵐の地中海から漁船に救出され、それまでの記憶が一切ないことに気づいた彼は、スイスの銀行で自分の写真が貼られた複数のパスポートと各国の紙幣、1丁の拳銃を発見する。自分は何者なのか、何のためにいくつものパスポートを持っていたのか、混乱する彼だったが、さらに追い打ちをかけるように謎の暗殺者から命を狙われることになる。最初は恐怖心を抱いていたが、常人を超越した戦闘能力を武器に、まさに“自分の正体”=アイデンティティーを突き止めようとするボーン。言葉を失ってしまうほど衝撃的な結末には、日本中が熱狂の渦に包み込まれた。2016年の『ジェイソン・ボーン』まで5作が製作。★『バイオハザード』シリーズ/日本発の世界的人気ゲームを実写化、主人公アリスの秘密に手に汗握る!アメリカ合衆国ラクーンシティ郊外に位置する巨大企業アンブレラ・コーポレーションの地下研究所ではバイオ兵器の研究が秘密裏に進められていた。しかし、研究中のウイルスが何者かによって施設内に散布されてしまい、“バイオハザード”が起こってしまう。地下研究施設を管理しているコンピューターはウイルスの飛散を防ぐため完全閉鎖し、外部との接触を遮断。内部調査のため施設に送り込まれた特殊部隊は出入口付近で倒れていた“アリス”(ミラ・ジョヴォヴィッチ)を発見するが、彼女の記憶は失われていた…。人類滅亡を止めるためにカギを握る彼女の記憶。彼女は一体、何者なのか? 『バイオハザード』(02)以降、主演ミラとポール・W・S・アンダーソン監督のタッグによる6作品はいずれも世界的大ヒットに。★『メメント』(00)/鬼才クリストファー・ノーランが描く極上のサスペンス!主人公レナード(ガイ・ピアース)は妻を殺害されたその現場で犯人の1人を射殺するが、犯人の仲間に突き飛ばされ、その外傷で記憶が10分間しか保てない前向性健忘になってしまった。復讐のために犯人を探し始めたレアードは、出会った人や訪れた場所をメモ書きを添えたポラロイド写真で管理し、さらに重要なことはタトゥーで体に刻み、忘れてしまう記憶を補おうとするが、目まぐるしく変化する周囲の環境に対応し切れず、疑心暗鬼になっていく…。何が真実で、誰を信じればいいのか?彼は犯人を探し当てることでできるのか?『ダークナイト』3部作や『ダンケルク』などで知られるクリストファー・ノーランがその名を知らしめるきっかけとなった作品。確かに“究極の自分探し”映画は映画史に残る名作ばかり。自分は一体何者で、何が真実なのか?複雑に謎が絡み合う様子に観客は否応なしに引き込まれ、その謎が解けたときには言葉にならない爽快感に包まれる。これまでのヒーロー映画の一線を画すサスペンスフル・アクション『キャプテン・マーベル』にも期待が高まる。『キャプテン・マーベル』は3月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キャプテン・マーベル 2019年3月15日より全国にて公開ⒸMarvel Studios 2018
2019年03月11日北海道・夕張市で行われる「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」が10日にフィナーレを迎え、各賞の発表が行われた。同映画祭は北海道・夕張市にて行われるリゾート型映画祭で、今年で29回目を迎える。3月7日~10日、夕張市内5会場で120以上の作品の上映が行われ、延べ来場者数11,699人となった。10日に行われたクロージングセレモニーでは、ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門(審査員/白石和彌、マーク・シリング、冨永昌敬、長谷直美)&インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門(審査員/久保直樹、沖田修一、安藤桃子)のグランプリほか各賞が発表された。ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門でグランプリに選ばれたのは、監督・脚本を森田和樹が務める『されど青春の端くれ』で、高校生3人組を描く。また、インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門には中島悠作監督の『極東ゲバゲバ風雲録』が選ばれ、沖田修一監督は「安藤桃子さんが『愛おしい、ぎゅっと抱きしめたい作品!』と、それはもう大絶賛していました。個性的な作品ぞろいでしたが、僕としても中でも飛び抜けた個性で忘れられないものを(グランプリに)選びました」と説明した。クロージングセレモニーでは、小網敏男・映画祭実行委員長が「126年もの間、石炭と住民たちと共に懐かしい思い出を運んで、この3月で廃線になる鉄道(夕張線)」に対し、「ありがとう」と感謝を述べ、「夏に新たな映画祭が始まる」ことを期待する。深津修一エグゼクティブ・プロデューサーは、夏の開催になる来期について、より会期内のイベントを増やし、「フェス」感覚を強める展望を解説。夕張が「メロンと映画のマチ」として活性化することを望むと語った。○受賞一覧■ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門・グランプリ『されど青春の端くれ』(監督・脚本/森田和樹)・北海道知事賞『桃源郷的娘』(監督・脚本/太田慶)・審査員特別賞『赤い原罪』(監督・脚本/ムン・シング)・優秀芸術賞 『MoonDrops』(監督/ヨーラム・エヴァー・ハダニ)、『5つ目の記憶』(監督/小野寺しん)、『M&A』(監督/宮城伸子)■インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門・グランプリ『極東ゲバゲバ風雲録』(監督・脚本/中島悠作)■ファンタランド大賞 (観客賞)・グランプリ『いつくしみふかき』・イベント賞「斎藤工セレクション&アニメワークショップ」・ゆうばり市民賞「第1回ゆうばり怪獣自主映画まつり」・人物賞「安井謙太郎」 (ジャニーズJr./『ニート・ニート・ニート』主演)■シネガーアワード (批評家賞)・『されど青春の端くれ』(監督・脚本/森田和樹)○森田和樹監督 受賞コメント2年前に難病になって入院し、映画作りを辞めようと思ったこともあったが、続けていて良かった……(涙ぐむ)。入院中、天井ばかり見つめていて「これじゃだめだ」と思ったときに構想した物語です。まだ「(高く)評価される」という域には達していないのは分かっています。でも「作りたい!」という「衝動」が審査員の方々に伝わったのはうれしい。これからもっと評価される作品を作っていきたいと思います。(次回支援金は)青春映画が大好きなので、次回作は青春スプラッタを考えています。○白石和彌 監督コメント映画としてはまだ未熟な部分もあり、技術的にも高めていく必要はありますが、「映画を撮りたい!」という「衝動」が一番ストレートに伝わってくる力のある作品で、そこを評価しました。審査員全員が「(グランプリなら)この作品だよね」と感じていました。
2019年03月10日アナ・ケンドリックとブレイク・ライブリーという美しいふたりが競演することで話題の映画『シンプル・フェイバー』。本作では、本年度アカデミー賞作品賞受賞作『グリーンブック』にも出演するリンダ・カーデリーニが、全く別の顔を見せていることが分かった。華やかなふたりのキャストに目が惹かれる本作だが、脇を支えるキャストには『クレイジー・リッチ!』のヘンリー・ゴールディングほか、アカデミー賞にて作品賞をはじめとする3部門を受賞した『グリーンブック』に出演するリンダ・カーデリーニの姿も。『グリーンブック』ではヴィゴ・モーテンセン演じるトニーの妻・ドロレスを演じているリンダ。黒人の天才ピアニスト、ドクター・シャーリーの南部ツアーに運転手として同行する夫の身を案じながらも、純粋に愛しぬく美しき妻を演じ、観客のハートをじんわりと温かくさせている。ところが、本作ではブレイク演じるエミリーに執着し続ける売れない画家・ダイアナ役に。劇中ではナイフを取り出し、酒を瓶から直飲みするといった荒れた姿を見せ、まさにドロレス役からは想像できない様を披露する。本作について「とてもサスペンス要素に富んでいて、次に何が起きるか脚本のページをめくる手がとめられなかった」とリンダ。「これは面白いものになると思ったわ」と語っている。海外ドラマ「ER 緊急救命室」やホークアイの妻役を演じた『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』などで活躍し、今後は主演を務めるホラー映画『ラ・ヨローナ~泣く女~』の日本公開が5月に控えるなど、バラエティに富んだ作品で様々な顔を見せる彼女に、いまこそ注目だ。『シンプル・フェイバー』は3月8日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グリーンブック 2019年3月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.シンプル・フェイバー 2019年3月8日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2019年03月10日カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)ほか3冠を受賞し、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞ノミネートという快挙を成し遂げたルーカス・ドンの『Girl/ガール』が7月5日(金)より公開決定。評論家や観客からは“ニュー・ドラン(第2のグザヴィエ・ドラン)”とも称される新鋭監督が描く本作の予告映像とポスターが到着した。バレリーナになるために奮闘するトランスジェンダーの少女の記事に心を動かされたルーカス・ドンが、“必ず彼女を題材にした映画を撮る”という強い思いを実現させ誕生した本作。主演のビクトール・ポルスターは、実際に「アントワープ・ロイヤル・バレエ・スクール」に通う現役のトップダンサーで、“性別を超越した美しさ”と絶賛され、500人を超える候補者の中から選ばれた逸材。初の映画出演となる。彼自身はシスジェンダー(※)であるものの、バレリーナを目指すトランスジェンダーの少女・ララの繊細な表情や思春期の心の機微を見事に表現し、バレエシーンでは圧倒的なパフォーマンスを披露。その息をのむほどに美しいバレエシーンの振り付けはコンテンポラリーダンス界の旗手であり、日本でも森山未來とタッグを組んだ公演でも知られる天才振付師シディ・ラルビ・シェルカウイが担当している。今回解禁されたポスターでは、彼が演じたララのイノセントな瞳がまっすぐにこちらを見つめ、「バレリーナになる。この夢は、何があっても諦めない。」という強い決意を物語っている。また、予告編に映し出されるのは、バレリーナになるために父親と弟と共に新しい街で生活を始めた、期待と不安に揺れる15歳のララ。入学を許された難関のバレエ校では厳しい指導が待ち受け、ララは身体の変化によってうまく踊れなくなることへの焦り、クラスメイトから向けられる嫉妬などに直面する。さらに思春期の葛藤や孤独を抱えながら、いまを必死に生きるララとその娘を支える父との絆が描かれ、夢に向かって美しく踊り続けるララの姿が胸を打つ映像となっている。■ストーリー15歳のララの夢はバレリーナになること。しかしそれは簡単なことではなかった。彼女は男の体に生まれてきたから。それでも強い意志と才能、娘の夢を全力で応援してくれる父に支えられ、難関のバレエ学校への入学を認められる。夢の実現のため、毎日厳しいレッスンを受け、血のにじむような努力を重ねていくララ。だが、初めての舞台公演が迫る中、思春期の身体の変化により思い通りに動けなくなることへの焦り、ライバルから向けられる心ない嫉妬により、彼女の心と体は追い詰められていく――。『Girl/ガール』は7月5日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。※シスジェンダー:生まれながらの性別に違和感がない人のこと。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Girl(原題) 2019年初夏、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開予定
2019年03月08日『キャプテン・マーベル』で注目を集めるアカデミー賞女優ブリー・ラーソンが、自身の出世作『ショート・ターム』の監督と再タッグを組んだ『The Glass Castle』。その邦題が『ガラスの城の約束』に決定し、ポスタービジュアルと予告編が到着した。■あらすじ「ニューヨーク・マガジン」で活躍する人気コラムニストのジャネットは、恋人との婚約も決まり、順風満帆な日々を送っていた。ある日、ジャネットは車道に飛び出してきたホームレスの男性に遭遇する。それは、なんと彼女の父・レックスだった――。レックスは、いつか家族のために「ガラスの城」を建てるという夢を持つエンジニア、妻のローズマリーはアーティスト。彼らは定職につかず理想や夢ばかりを追い求め、自由気ままに暮らしていた。物理学や天文学などを教えてくれる父・レックスは、幼い頃のジャネットたち兄弟にとってカリスマ的な存在で、聡明なジャネットのことを彼は「チビヤギ」と呼び、愛情を注いでいた。しかし、仕事が上手くいかないレックスは次第に酒の量が増え、家で暴れるようになっていく。やがて、高校生になったジャネットは大学進学をきっかけに、ニューヨークへと旅立ち、両親との関係を断とうとするが…。■ブリー・ラーソン×ウディ・ハレルソン×ナオミ・ワッツが親子にホームレスの両親に育てられた女性の半生を綴った全米ベストセラー小説を映画化した本作。原作となったジャネット・ウォールズの自叙伝「The Glass Castle」は、華麗なセレブのイメージをかなぐり捨て、過酷な子ども時代の思い出を赤裸々に描いたことが話題を呼び、2006年にはアメリカ図書館協会のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が主催するアレックス賞を受賞。発売から10年以上経った現在もなお売れ続けている全米ベストセラー小説。主演は、2016年に『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソン。最新作となる本作では実在の女性ジャーナリスト、ジャネット・ウォールズ役を演じる。両親への複雑な感情を心の内に秘めながらも、高級ブランドのスーツと隙のないメイクで武装し、幸せをつかみ取ろうと邁進する主人公を好演。日本公開を控える『キャプテン・マーベル』では、マーベル映画史上初の女性ヒーロー単独主役を務めており、世界的にも話題沸騰中だ。また、単純に“毒親”とは言い切れない、正邪併せ持つ両親を演じたのは、『スリー・ビルボード』のウディ・ハレルソンと『インポッシブル』のナオミ・ワッツ。監督には、『ショート・ターム』でブリーと組んだデスティン・ダニエル・クレットンが務める。■いまの幸せがあるのは大嫌いだった父のおかげだった…予告編では、ニューヨークで自立し幸せに暮らす主人公ジャネットが、関係を断ったホームレスの父との再会をきっかけに、いままで隠して生きてきた子ども時代の想い出を呼び起こしていく映像が続く。父との想い出をたどる中で、「自分らしく生きる幸せ」を教えて育ててくれた父の想いに気づき、“本当の幸せ“を掴むために再び人生を歩み出す物語を予感させる。ポスタービジュアルには、青空の下で父に肩車をされている幼いころのジャネットを、大人になった彼女が思い出している姿が描かれ、“「自分らしく生きる幸せ」を教えてくれたのは、大嫌いだった父”というコピーに呼応して、父と娘が築いてきた関係性を想像させられるビジュアルとなっている。過去とともに忘れようとした父の、正しくはないけれど強烈で深い愛が観る者の心を震わし、一歩前へ進む勇気をくれるヒューマンドラマに、引き続き注目していて。『ガラスの城の約束』は6月14日(金)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年03月08日第91回アカデミー賞で長編アニメ賞に輝いた『スパイダーマン:スパイダーバース』が本日から公開になる。本作は他にも英国アカデミー賞、アニー賞、ゴールデングローブ賞など多数の映画賞を受賞。単に“スパイダーマン”のアニメ作品ではなく、映画史にその名を刻む傑作映画として高く評価されている。マーベル・コミックの人気キャラクターのひとり“スパイダーマン”はこれまでに幾度となくアニメ化、実写映画化されてきたアイコン的な存在だが、本作は主人公が暮らす世界とは“異なる次元”にも同じようにスパイダーマンが存在し、ある事件をきっかけに複数のスパイダーマンが集結するドラマが描かれる。アメリカのブルックリンで暮らす高校生マイルスはある日、突然変異したクモにかまれたことで驚異的な力を得る。やがて彼は地下鉄で“異次元”との扉を開く装置を発見。さらに街の安全を守っていたスパイダーマン=ピーター・パーカーの死を目撃する。その後、異次元から“別の世界のピーター・パーカー”が出現。さらに別の次元からもスパイダーマンが現れ、マイルスは自身の能力を制御する術を学び、さらに自分は一体、何者なのか? 自分は何をするべきなのかを見出していく。複数の次元から複数のスパイダーマンが集まる設定はこれまでにもコミックで描かれてきたが、本作は『21ジャンプストリート』や『LEGO ムービー』など数々の傑作を手がけてきたフィル・ロードとクリス・ミラーのコンビが製作を担当。ロードは脚本も執筆しており、平凡な主人公がヒーローに成長する定番の物語を主軸に置きながら、ヒーローの継承の物語や家族のドラマを、掟破りのギャグや展開をアクセントにしながら巧みに描き出している。さらに本作はこれまでにないアニメーション表現に挑んでおり、単にデジタル3Dのアニメーションを制作するだけでなく、そこに手描きの線やコミックブックの質感(効果線やドット模様など)、グラフィティの要素をミックスし、観客が“コミックの世界に入り込んだ”ような映像世界を実現。音楽もストリングスを主体とした劇伴だけでなく、HIPHOP、エレクトロミュージックの音源をミックス&スクラッチして、これまでにないトラックが生み出されている。本作はすでに公開されている国と地域で高評価を集めており、日本でも絶賛の声が広がることになりそうだ。
2019年03月08日アルフォンソ・キュアロン監督・脚本・撮影を務め、第91回アカデミー賞監督賞、外国語映画賞、撮影賞と3部門を制したNetfilxオリジナル映画『ROMA/ローマ』が3月9日(土)より全国48館のイオンシネマにて上映されることが決定した。1970年代のメキシコ・ローマ地区を舞台した本作は、キュアロン監督の幼少期の実体験を盛り込みながら、中産階級の家に家政婦として働く若い女性クレオ(ヤリツァ・アパリシオ)の目線から激動の1年の出来事を美しいモノクロ映像で描いた静謐なヒューマンドラマ。昨年の第75回ヴェネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞し、第76回ゴールデン・グローブ賞では外国語映画賞と監督賞をW受賞、先日の第91回アカデミー賞においては最多タイ10ノミネートを果たし、監督賞、外国語映画賞、撮影賞の3部門を受賞した。2018年12月よりNetflixにて世界配信されているほか、これまでに米国やメキシコ、韓国など、30か国以上で劇場公開。日本では第31回東京国際映画祭にて1日4回上映されたのみで、アカデミー賞受賞もあり劇場公開を望む声が上がっていた。Netflixでは、この劇場公開を通じて日本の多くの人々に、世界で大きな注目を集めるNetflixオリジナル映画『ROMA/ローマ』を届けることに期待を寄せているという。『ROMA/ローマ』は3月9日(土)よりイオンシネマ全国48館にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミングNetflixオリジナル映画「ROMA/ローマ」 2018年12月14日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング開始
2019年03月07日マシュー・マコノヒーとアン・ハサウェイというアカデミー賞俳優が競演するNetflixオリジナル映画『セレニティー:平穏の海』。今回、主人公ベイカーの別れた元妻カレンを演じたアンが、この役に惹かれた理由を明かした。本作は、『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞助演女優賞を受賞し、『プラダを着た悪魔』や『オーシャンズ8』で知られる人気女優アン・ハサウェイと、『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーら豪華キャスト出演で描かれる至極のサスペンス・スリラー。アンが演じたカレンは、主人公ベイカーの元妻で、過去から逃げるようにカリブ海の島で慎ましく暮らすベイカーの前に突然と現れ、現夫(ジェイソン・クラーク)をサメの餌にして欲しいと提案する、美しくも憂いのある、怪しげな魅力を振りまく物語のキーパーソンだ。そんなカレンに関してアンは「脚本を読んだ時、最初はこういうキャラクターが私のところに送られたのが信じられなかったの。カレンは男性の欲望の対象なのよ。それは私が普通もらう役じゃないわ。でも実は彼女はどうしようもない状況の中で、無力じゃないの。それは観客の期待をいい意味で覆すことができる素晴らしい機会だと思ったわ。私にとって大きな喜びよ」と語る。カレンが持つ大きなギャップに惹かれた様子だ。さらにアンは「私は彼女が、男たちによって作られたこのマスクをどのようにかぶるのかにとても興味があったの。そして最後のシーンでそのマスクが外されると、彼女は人間にさえ見えないの。彼女は怒りや痛みで歪められた顔つきをしている。彼女はほとんどグロテスクなの。そんな彼女の変化を演じるのはとてもクールだと思ったわ」と続け、カレンの意外な一面を明かしてくれた。アンのいうカレンの“意外なギャップ”を際立たせているのは、そのゴージャスなブロンドヘア。その美しい金色はカレンの可憐な一面をより鮮明にしている。実はこの金髪のアイディアはアン自身のものだそう。アンは「プロデューサーたちは、最初私にブロンドにしてほしくなかったのよ。だから髪を染めて、ビデオに撮って、それを送ったの。そしたらプロデューサーの1人が『なんていいアイディアなんだ!!』って言ってくれのよ!」と、かつてない姿となった秘話にも触れる。カレンの“グロテスク”な一面は、美しい金髪と大きな瞳を持つ彼女の容姿からは全く想像もつかない。しかし、予告編などでベイカーに時折見せる表情は、氷のように冷たいことも。息を呑むほどの美貌を持つ彼女がいかに変容してゆくのか?これまで我々が見たことのないような新たなアン・ハサウェイの演技に期待に胸が高まる。Netflixオリジナル映画『セレニティー:平穏の海』は3月8日(金)よりNetflixにて配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年03月06日今年日本でも公開が予定されていた『妻たちの落とし前』と、メリッサ・マッカーシーが第91回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされ話題となっていた『ある女流作家の罪と罰』(CAN YOU EVER FORGIVE ME?/原題)が、日本での劇場公開を中止すると配給元である20世紀フォックス映画が発表した。4月に公開予定だった『妻たちの落とし前』は、『それでも夜は明ける』でアカデミー賞を受賞したスティーヴ・マックイーン監督が『ゴーン・ガール』の原作者、ギリアン・フリンと共同脚本を手掛けた、未亡人犯罪者の運命を描く衝撃のクライム・サスペンス『WIDOWS』(原題)。最愛の夫を亡くし悲しみに暮れるも、反撃に立ち上がる強靭な女性ヴェロニカをヴィオラ・デイヴィスが、彼女と共に女性犯罪チームのメンバーとして立ち上がる未亡人たちに、ミシェル・ロドリゲス、エリザベス・デビッキ、シンシア・エリヴォが出演しているほか、リーアム・ニーソン、コリン・ファレルと男性俳優陣も豪華。同じく劇場公開を見送ることとなった『ある女流作家の罪と罰』は実話を基にした物語で、コメディ女優のメリッサ・マッカーシーが文書偽造で生計を立てていた人好きしない売れない女流作家を熱演し主演。これまでとは違う彼女の意外性もあってか、第76回ゴールデン・グローブ賞と第91回アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされた。ほかにも、アカデミー賞では助演男優賞(リチャード・E・グラント)、脚色賞にノミネートされた。今回劇場公開は中止となったが、タイトルを変え、デジタル&ディスクでのリリースが決定した。リリース日程は現在、未定となっている。(cinemacafe.net)■関連作品:妻たちの落とし前 2019年4月、全国にて公開予定©2018Twentueth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2019年03月06日第91回アカデミー賞作品賞を受賞した『グリーンブック』(公開中)で初来日したピーター・ファレリー監督が4日、ザ・リッツ・カールトン東京で開催された緊急来日記者会見に登壇。アカデミー賞授賞式前から本作の作品賞とマハーシャラ・アリの助演男優賞受賞を予想していたという俳優の伊藤健太郎も登壇し、ファレリー監督と共に鏡開きを行った。本作の舞台は、まだ差別が色濃く残っていた、1962年のアメリカ南部。ここでコンサートツアーをすることになった黒人の天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)と、彼の用心棒兼運転手を務める、粗野で無教養な男、トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)との旅を描く。作品賞、助演男優賞のほか、脚本賞の計3部門を受賞した本作は、3月1日より公開され、公開4日間で28万人を動員し、興行収入は3.4億円を超えるメガヒットとなった。MCの「作品賞受賞、おめでとうございます」という呼び掛けで拍手に包まれたファレリー監督は「アリガト!」とピースサイン。「昨晩、青山牛彩で鉄板焼きをいただきましたが、人生最高のお食事でした」とご満悦だった。『メリーに首ったけ』(98)や『愛しのローズマリー』(01)など、コメディの名手として知られるファレリー監督だが「本作は、これまで僕が作ってきた作品とは少しタイプが違う。僕はコメディが大好きだから、これからも作っていきたい。本作は、たまたま聞いた話に惚れ込み、心に従って作ったんだ」とコメント。さらに「出会いは偶然で、この実話を初めて聞いた時、これは絶対に映画として作らなければいけないと思った。恐ろしいまでの人種差別が盛り込まれていて、それは我々の今日の世界にも共通するものだったし、我々の心にも響くと思ったから」と本作を手掛けた動機について語った。続いて、本作のオスカー受賞を確信していたという伊藤健太郎が登場し、監督とハグ。伊藤は受賞について「単純に直感です。観ていてすごくすてきな映画だと思いましたし、マハーシャラ・アリさんの演技も良かったから、絶対獲るんだろうなと思って。僕の中では何の不思議もなかったです。めちゃくちゃうれしいです」と喜んだ。また、伊藤が作品についていくつか監督に質問したあと、ファレリー監督からも伊藤に「あっという間にスーパースターになったんですよね。どんな気持ちですか? (日本)アカデミー賞の新人賞を受賞したんですよね」と逆質問が入る。伊藤は「自分でもびっくりしてます。まだ、追いついてないですね」と笑いながらたじろぐ。また、ハリウッドについては「いつか行ってみたい。役者というお仕事をさせていただいている上で、目標でもあったりするので」と言うと、ファレリー監督は「まずは行ってしまえってことで。いつか僕と一緒にお仕事をしてください」とラブコール。さらに監督が伊藤について「映画スターらしさをすごく感じます」と言うと、伊藤は「そうですか!? うれしいな。あまり言われたことがないので」と目を輝かせた。舞台挨拶では、伊藤からファレリー監督へ、グリーンのはっぴが手渡された。ファレリー監督はさっそくはっぴを着用すると「着心地がいい。普段も着たい」と言いながら、伊藤と一緒に笑顔で鏡開きを行った。
2019年03月05日ザ・プリンスパークタワー東京にて先日、「第14回 渡辺晋賞」の授賞式が行われ、俳優の別所哲也が受賞。「今回受賞をいただけてとても光栄です」と受賞への喜びを語った。毎年3月2日の渡辺晋の誕生日に授賞式が執り行われる「渡辺晋賞」。大衆性、将来性を兼ね備えた独創的なソフト(作品、アーチスト)を生み出し、また才能ある人材を登用、組織し新しいビジネスモデルを構築し、大衆文化の発展に多大の貢献をしたエンターテインメント業界のプロデューサーを選考対象とし、顕彰している。今回受賞した別所さんは、俳優として映画、TV、舞台など幅広く活躍するほか、アメリカでのショートフィルムとの出会いから1999年より日本初となる国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(「SSFF & ASIA」)を主宰、2018年には20周年を迎え、世界に羽ばたく映像作家を支援してきた。さらに、企業のブランディング価値を高めるためのブランデッドムービーにも注力し、デジタル映像事業のプロデューサーとしても活動。そんな「SSFF & ASIA」をはじめとしたエンターテインメントへ貢献、さらなる活躍を期待を込めて、今回の受賞に至った。この度の受賞を受け、別所さんは「評価を頂けた理由は“時代”だと思っています」と言うと、「平成が終わり、新しい元号がまもなくスタートしますが、現代はインターネットの時代になりメディアウィンドウといわれているものが変化しています。渡辺晋さんが映画からTVへと進化する新しい時代をとらえたように、音楽配信や動画配信など時代はまた動いているんだなと映画祭を通して感じております」とコメント。また「プロデューサーとしてだけでなく俳優としても一層頑張っていきたいです」と気持ちを新たに語っていた。また、前回の受賞者・村井邦彦からお祝いのビデオメッセージが流れる場面も。「ショートショートフィルムフェスティバルを代表されている別所さんには、今後もすばらしい文化切り開き日本の文化を継承していってほしいです」と讃えた。さらにこの日は、河瀬直美監督や女優の木村佳乃、デザイナーのコシノジュンコ、映画コメンテーターのLiLiCoがお祝いに駆けつけた。河瀬監督は「個人的にも監督として支えてくれる、出会いの場をもたらせてくれる方です。人と人をつなぐ、信頼に厚い方なので人柄の良さということだけではなく、ビジネスに展開されているのだと思います。いつまでも色んな人を元気にし幸せをくださることを期待しています」とコメント。今年から本格始動する、女性クリエイターを応援するプロジェクト「Ladies for Cinema Project」のプレゼンターを務める木村さんからは「いつものニコニコ笑顔で、知的で頼りになるお兄さんというイメージでした。それは他の俳優さんとは比較にならない、別所さんは別所さんでしかないとにかく素敵な存在です。朝も早くてミュージカルの本番があるときなどはいつ寝ているのか心配になるぐらいご活躍されて」と別所さんの人柄が語られると、それに対し「ショートスリーパーなんです」と別所さん。会場からは笑いが起こっていた。(cinemacafe.net)
2019年03月04日『ルーム』で脚光を浴び、アカデミー主演女優賞を獲得。まもなく公開の『キャプテン・マーベル』で同名役に抜擢され、マーベルのスーパーヒーローの仲間入りを果たしたブリー・ラーソンが、現在同映画のプロモーション活動に励んでいる。土曜日(現地時間)、プロモーションの一環でジョナサン・ロスが司会を務めるイギリスのトーク番組にニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンと出演したブリー。ロスに10代の頃歌手として活躍していた過去を紹介されると、あまり触れられたくないのか「なんて人なの…」と苦笑い。そこからロスが「ライブ・オーディション」と称するブリーのパフォーマンスが展開。最初はミュージカル「キャッツ」の一部分を歌い、大いに盛り上がった。続いてブリーの隣に座っていたサミュエルが、アカデミー賞でレディー・ガガとブラッドリー・クーパーが歌った「シャロウ~『アリー/スター誕生』 愛のうた」を歌い出し、機転を利かせたブリーがすぐに自分の歌声を重ねた。今年のアカデミー賞授賞式で最も注目を浴びたといっても過言ではない、ガガ&ブラッドリーのパフォーマンスのパロディに、観客たちは大喜びかつ大笑い。ただ、ロマンティックとはほど遠く、唸り声のような声を上げるブリーと低音ボイスを鳴り響かせるサミュエルに向けて、ロスはジョークで靴と靴下を投げつけるという評価を下した。「これ以上続けたら、ズボンも投げてやる!」とのこと。(Hiromi Kaku)■関連作品:キャプテン・マーベル 2019年3月15日より全国にて公開ⒸMarvel Studios 2018
2019年03月04日第91回アカデミー賞でスパイク・リー監督が脚色賞を初受賞し、名スピーチで会場を沸かせた最新作『ブラック・クランズマン』。この度、本作でジョン・デヴィッド・ワシントン演じる主人公の黒人新米刑事と関わる、ヒロインのパトリスを演じたローラ・ハリアーのインタビュー映像がいち早くシネマカフェに到着した。その抜群なスタイルと美しい顔立ちで、一度見たら忘れることはないローラ・ハリアー。17歳でファッションモデルとして「ELLE」や「Marie Claire」などで活躍。2017年にはトム・ホランド主演『スパイダーマン:ホームカミング』でリズ役を演じて注目を集め、最近では「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ブルガリ(Bvlgari)」の広告塔を務めている。「絶対にスパイクの作品に出たかったの」と話すローラが演じたのは、アフロヘアでレザーやベルボトムといった70年代ファッションに身を包む黒人学生自治会の会長パトリス。黒人であることに誇りを持ち、当時ブラックパワーを先導したブラック・パンサー党の女性リーダー、アンジェラ・デイヴィスがモデルとなっている。ローラはパトリスという役柄について、「自分の考えを言葉にするパトリスに感心した。たとえ危険で怖かったり反対されたりしても関係ない。パトリスは本当に勇敢で共感できたわ。彼女を演じられて誇らしい」と明かす。また、本作でついにアカデミー賞脚色賞を受賞したスパイク・リー監督については、「彼の作品を見ると自分の結論にたどり着く。だから彼の作品は特別なの。全く違う人生を歩んできた人たちに影響を与えているでしょう?素晴らしい監督だと思う。スパイクの作品は社会を映す鏡なの」とコメント、現代社会が抱える側面と映画との関連性を示し、いつの時代も世界へメッセージを発信してきた監督へのリスペクトを熱く語っている。注目女優ローラが演じるパトリスの活躍、そしてジョン・デヴィッド演じる“潜入”刑事ロン・ストールワースとの関係にもぜひ注目していて。『ブラック・クランズマン』は3月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・クランズマン 2019年3月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C)2018 FOCUS FEATURES LLC, ALL RIGHTS RESERVED.
2019年03月04日第91回アカデミー賞作品賞を受賞した『グリーンブック』(公開中)を引っさげ、ピーター・ファレリー監督が初来日し、3日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催された舞台あいさつに登壇。女優でピアニストの松下奈緒が、花束を手に駆けつけた。最後にファレリー監督が観客に向かって『グリーンブック』とタイトルコールをするところを、『Shoplifters』という『万引き家族』(公開中)の英題を元気よく叫び、会場を爆笑の渦に包んだ。『メリーに首ったけ』(98)や『愛しのローズマリー』(01)など、コメディの名手で知られるファレリー監督だけに、このおちゃめなジョークには会場も大ウケ。さらに監督は「僕は『万引き家族』が大好きなんだ。まだ、観てない人は観たほうがいい」とプッシュして、会場を沸かせた。『グリーンブック』の舞台は、まだ差別が色濃く残っていた、1962年のアメリカ南部。コンサートツアーをすることになった黒人の天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)と、彼の用心棒兼運転手を務める、粗野で無教養な男、トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)との旅を描く。作品賞のほか、マハーシャラ・アリの助演男優賞、脚本賞の計3部門を受賞した。ファレリー監督はオスカーなどの賞レースを振り返り「いろいろたくさんのことがあって、すごいとしか言いようのない経験だった。僕は、今まで手掛けてきたのがコメディばかりだったから、賞レースに絡んだことなんてなかったから。起きたことすべてが自分にとってもサプライズだった」と感慨深い表情を見せた。今回、初来日となった監督は、日本について「本当にすごくすてきな美しい国。洗練されていて、とてもワクワクする国だ」とリップトーク。以前に来日したことのある、弟のボビー・ファレリー監督からは「食べ物がめちゃくちゃおいしいから、すべて食べつくせ!」と言われたそうで「あと、日本のウィスキーもぜひ試せと言われたよ」と笑顔で語った。梅の花束を手に登場した松下は、監督と笑顔でハグをしたあと、物語を褒め称え「音楽もすばらしく、心に響いてくるものがありました。2時間くぎづけになりました」と絶賛。さらに、劇中のバーで、ジャズのセッションが始まるシーンについて「あのシーンはピアノを弾く者としてすごく楽しいシーンでした。音楽が人と人をつないでくれる感じがしました」と大興奮し、監督にいくつか質問もしていった。ファレリー監督は、松下について「大変美しい方」と称えたあと、「質問もすてきなものばかり。お会いできて光栄です」と喜んだ。
2019年03月04日第42回日本アカデミー賞の授賞式が1日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、受賞者が一堂に会した。一流の女優・俳優陣が集まっただけあり、授賞式では、祝いの場で談笑する姿も多く見られた。OPの入場時には、俳優の伊藤健太郎がフライングして歩き出してしまい、同賞の中川大志、成田凌、吉沢亮が笑顔を見せる場面も。優秀助演女優賞・優秀主演女優賞に輝いた松岡茉優も、レッドカーペットを歩きながら深田恭子や吉永小百合と談笑する。司会を務めた蒼井優とプレゼンターを務めた広瀬すずも、仲良さげに話しながら登場した。式開催中は、同じテーブルだった二宮和也、西島秀俊、岡田准一がステージを見ながら笑顔を見せたり、メニュー表を見ながら話し込んだりと終始リラックスして楽しそうな様子。菅田将暉と二宮が握手する場面もあった。また体を近づけて笑顔を見せる深田と広瀬など、意外な交流も見られた。常連も多い同賞なだけに、受賞者たちによるまた新たなヒット作も期待できそうだ。
2019年03月02日第42回日本アカデミー賞の授賞式が1日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、様々な男性俳優がスーツ&タキシード姿で登場した。『空飛ぶタイヤ』で優秀助演男優賞を受賞したディーン・フジオカは、エンポリオ・アルマーニのスーツとシューズで決め、ジャガー・ルクルトの時計を身につける。司会の西田敏行から「非の打ち所がない」と絶賛され、照れを見せる場面もあった。『坂道のアポロン』『覚悟はいいかそこの女子。』で新人俳優賞を受賞した中川大志は、スーツ、シューズ、アクセサリー全てイブ・サンローランで固める。『孤狼の血』で最優秀主演男優賞に輝いた役所広司は、最優秀助演男優賞を受賞した昨年と同じく、スーツ・シューズ・アクセサリーをジョルジオ・アルマーニで揃えた。■最優秀賞受賞リスト作品賞…『万引き家族 』監督賞…是枝裕和(『万引き家族』)主演男優賞…役所広司(『孤狼の血』)主演女優賞…安藤サクラ(『万引き家族』)助演男優賞…松坂桃李(『孤狼の血』)助演女優賞…故・樹木希林さん(『万引き家族』『日日是好日』)アニメーション作品賞…(『未来のミライ』)脚本賞…是枝裕和 (『万引き家族』)音楽賞…細野晴臣 (『万引き家族』)編集賞…上田慎一郎 (『カメラを止めるな!』)録音賞…浦田和治 (『孤狼の血』)照明賞…藤井勇(『万引き家族』)撮影賞…近藤龍人(『万引き家族』)美術賞…今村力 (『孤狼の血』)外国作品賞…『ボヘミアン・ラプソディ』
2019年03月02日第42回日本アカデミー賞の授賞式が1日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、受賞作品・受賞者が揃った。作品賞・監督賞含め、8冠に輝いたのは、第71回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞も受賞した、是枝裕和監督の『万引き家族』。是枝監督は昨年も『三度目の殺人』で最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞・最優秀編集賞を受賞し、今年のプレゼンターも務めていたために、『万引き家族』と自分で読み上げるたびに笑いが上がっていた。松崎薫プロデューサーは「本当に多くの方々にご覧いただき、パルムドールからオスカーのノミネートまで評価いただき、最後締めくくりをいただきありがとうございました」と感謝。是枝監督も「長い旅をこの作品と続けてきましたけど、本当にいいラストを迎えることができました」と満足そうにしていた。優秀主演男優賞のリリー・フランキーは「知らないうちにお祭りが続いてて、いろんなことに行かせていただいて、辛いお別れもありましたけど、楽しく過ごさせていただきました」としみじみ。最優秀主演女優賞に輝いた安藤は「素敵な時間をありがとうございます。(城)桧吏、(佐々木)みゆ、やったね! ありがとう!」と、子役たちに語りかける。松岡は「こういうとき、たいていものが浮かぶタイプの人間なんですけど……」と言葉を詰まらせ、本当に良かった。ありがとうございます」と頭を下げた。■最優秀賞受賞リスト作品賞…『万引き家族 』監督賞…是枝裕和(『万引き家族』)主演男優賞…役所広司(『孤狼の血』)主演女優賞…安藤サクラ(『万引き家族』)助演男優賞…松坂桃李(『孤狼の血』)助演女優賞…故・樹木希林さん(『万引き家族』『日日是好日』)アニメーション作品賞…(『未来のミライ』)脚本賞…是枝裕和 (『万引き家族』)音楽賞…細野晴臣 (『万引き家族』)編集賞…上田慎一郎 (『カメラを止めるな!』)録音賞…浦田和治 (『孤狼の血』)照明賞…藤井勇(『万引き家族』)撮影賞…近藤龍人(『万引き家族』)美術賞…今村力 (『孤狼の血』)外国作品賞…『ボヘミアン・ラプソディ』
2019年03月01日「第42回日本アカデミー賞授賞式」が3月1日(金)に開催され、『万引き家族』が最優秀作品賞を受賞した。12部門において優秀賞を受賞している『万引き家族』だが、作品賞以外にも、最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞、最優秀脚本賞など、最多計8部門で最優秀賞を受賞した。なお、最優秀主演男優賞は『孤狼の血』の役所広司、最優秀助演男優賞は『孤狼の血』の松坂桃李が受賞した。『万引き家族』は、是枝裕和監督が、貧困と幸せ、血縁と心の絆など社会に抱いたある違和感に、10年間描いてきた家族に関するテーマを投入した渾身作。下町の一軒家で、家主である老女(樹木希林)の年金を目当てに暮らす柴田家。足りない生活費を万引きなどで稼いでいた彼らは、冬の日、親から虐待を受ける少女を拾い一緒に暮らし始める。しかし、ある事件をきっかけに家族の秘密は白日の下にさらされる。日本映画の頂点に立ち、抱き合って喜び合った是枝監督、リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優などの“家族”たち。是枝監督は「撮影からちょうど1年、長い旅をこの作品と続けてきました。本当にいいラストを迎えることができました」と簡潔ながら気持ちのこもったコメント。優秀主演男優賞を受賞したリリーさんは、「すごく小さく始まった映画でしたけど、知らないうちにお祭りが続いて、1年間いろいろなところに行かせていただきました。つらいこと、人のおわかれもいっぱいありましたが、この映画の魔法にかかって楽しく過ごさせていただきました」と、リリーさんらしい詩的な言葉に思いを乗せた。リリーさんの妻役となった安藤さんは「素敵な時間をありがとうございます!本当にたった1年と思えない1年間でした。(城)桧吏、(佐々木)みゆ、やったね!」とステージの向こうにいるであろう子役たちにも笑顔を投げかける。終始涙をこらえられない様子の松岡さんは、「ものが浮かぶタイプですけど、本当に浮かばない…」とマイクを返す仕草をしたものの「ありがとうございます」と伝え、この日何度目かの涙を流していた。(cinamacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年03月01日「第42回日本アカデミー賞」授賞式が3月1日(金)に開催され、『未来のミライ』が最優秀アニメーション作品賞に輝いた。この日、細田守監督の姿はなかったが、齋藤優一郎プロデューサーと声優を務めた上白石萌歌、黒木華、役所広司が壇上にあがり、受賞の喜びを分かち合っていた。優秀アニメーション作品賞には、そのほか、『ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー』、『ペンギン・ハイウェイ』、『名探偵コナン ゼロの執行人』、『若おかみは小学生!』と、様々なジャンルの作品がひしめき合っていた。『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』などを手掛けた細田監督による本作は、4歳の甘えん坊の男の子・くんちゃん(上白石さん)が、未来からやってきたセーラー服姿の少女・ミライちゃん(黒木さん)とともに、時空を超え、家族のルーツに出会う不思議な旅が描かれた。齋藤Pは、「小さな4歳の男の子を主人公にした映画、というチャレンジングな作品でした。新しいチャレンジに一緒に挑戦していただいた、ここにいらっしゃる才能あふれる役者の皆さん、優秀なスタッフのみんな、改めて心から感謝したいと思います」と、深々とお辞儀をした。感激の表情で立っていた上白石さんは、「すごくびっくりしています。私の中で大事な存在の作品なんです」と鼻をすすりながら感想を伝えた。初めての声優のチャレンジとなったが、上白石さんは「初めてで4歳の男の子という大きな壁があったんですけど、自分のすべてを、命を吹き込めた大切な作品が、こんな名誉ある賞をいただけたことがすごくうれしく思います」と、愛を込めて細田監督へのお祝いの言葉に変えていた。黒木さんは、「細田さんと仕事をするたびに、いろいろな世界に連れて行ってもらえて、自分自身ワクワクします。今回、この映画と自分の未来にも思いを馳せました。こんなかわいいお兄ちゃん(上白石さん)と檀上に立てることが、すごくうれしいです」と上白石さんに向けて微笑んでいた。(cinamacafe.net)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2019年03月01日映画『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が1日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第42回日本アカデミー賞の授賞式に出席。同作の最優秀編集賞を受け、スピーチで喜びと感謝の気持ちを伝えた。プレゼンターの是枝裕和監督からブロンズを受け取った上田監督は、「まさか優秀賞をいただけるとは思ってなかったので、考えてきたスピーチがぶっ飛んでしまいました」と照れ笑い。「ほとんどの作業を自宅で、自分一人でしました。7年前に買ったMacBook Pro1つで、まな板2つぶんぐらいのスペースで編集した作品です」と当時を回顧した。さらに、「その作品が300館以上の映画館にかかり、このような評価をいただいて」と喜びを噛み締め、「最新の機材やスタジオも必要だとは思いますが、編集は人の粘りや閃きなんだということをあらためて信じられました」と再認識。「7年前に仲間たちとお金を出し合ってMacBook Proを買ったんですけども、その仲間たちに『ありがとう』と伝えたいです」と感謝の言葉を送っていた。
2019年03月01日第42回日本アカデミー賞の授賞式が1日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、俳優の伊藤健太郎が、話題賞 俳優部門、および新人俳優賞に輝いた。映画『コーヒーが冷めないうちに』の演技が評価された伊藤。オープニングの入場では、1人フライングで歩き出してしまい、一緒に新人俳優賞を受賞した中川大志、成田凌、吉沢亮から爆笑される場面も。話題賞のプレゼンターを務める菅田将暉は「おめでとうございます。僕の周りでも伊藤健太郎って、いっぱい聞くので、間違いなく話題になっていると思います。そして、たくさん作品を拝見しています」とエールを送る。しかし、降段する菅田を遮って司会の西田敏行が伊藤に話しかけてしまったために、西田は「菅田くん、怒った?」と訪ねる場面も。菅田が生声で「怒ってないです!」と応え、笑いが起こっていた。西田は改めてドラマ『今日から俺は!!!』で共演した時のことを思い出し、「髪の毛、すごい扮装してたね。地毛だって自慢げに話してたよね。絶対俺にはできないことを……」と伊藤の毛量を羨ましがる。「そんな言い方はしてないと思います!」と焦る伊藤に、「健太郎くんのそういう柔らかい感じがとってもとっても好きです。どんどんこれからキャリア広げてってね。髪の毛もどんどん上げてってね」と声をかけていた。新人俳優賞でも登場した伊藤は、「初めて試写室でこの映画を観たとき、監督からお手紙をいただいて、『あなたは本当に人を幸せにする役者さんになれます』という言葉がすごく嬉しかった」と明かす。「これから役者をやっていく上で、その言葉を一番大事に、心の中に留めて、しっかりとこれからも役者として、いい映画を作っていきたいと思います」と喜びを見せた。マネージャーから「重大発表があります」と、受賞を知らされた伊藤は「パニックで、あまりその時はわからなかったんですが、超やべえと思いました」と苦笑する。その伊藤の様子に西田が「ご両親は優しくあなたを育ててくれたんじゃないですか」と言うと、伊藤は「そうですね、ご両親もそうですし……」と語り始め、「ご両親……」と笑いが起こる。「あっ」と気づいた伊藤は「両親もそうですし」と言い直し、「おばあちゃんも僕のことをしっかり育ててくれて、今日来てくれてるんですけど、温かい人たちに囲まれて、人に恵まれてるなと思います」と周囲に感謝していた。
2019年03月01日第42回日本アカデミー賞において、安藤サクラが『万引き家族』で最優秀主演女優賞に輝いた。目に涙をためながら、安藤さんは自身の状況と照らし合わせた赤裸々なスピーチを行い、会場中が温かい感動に包まれた。優秀主演女優賞には『日日是好日』の黒木華、『人魚の眠る家』の篠原涼子、『勝手にふるえてろ』の松岡茉優、『北の桜守』の吉永小百合という豪華な顔ぶれが並んだ。しかしながら、第71回カンヌ国際映画祭の審査委員長ケイト・ブランシェットも絶賛した安藤さんの演技は、一歩抜きん出ての受賞となった。『万引き家族』は、クリーニング店で働きながら、家族を支える柴田家の母親・信代を演じた安藤さん。最初は犯罪でつながっているだけに見えた家族の絆を、人として、母親として、女として存在する演技で魅了。台本なしで臨んだという刑務官の取り調べシーンでは、信代が憑依したかのような佇まいをみせた。菅田将暉から最優秀賞の受賞が発表されると、松岡さんと抱き合った安藤さん。ブロンズ像を受け取った後は、深々と一礼し、「ありがとうございます」と瞳を潤ませた。当時、安藤さんは第一子出産後、初の撮影現場となっていたという。「本当に…正直どうやって子育てをしながら、作品に関わる時間を作れはいいのかってずっとわからなくて…」と迷いの中、必死で向き合っていたことを告白。「子育ては24時間、映画の現場も24時間、子育ては全力でなければならないし、映画の現場でも全力を尽くしていかなければならない。どうバランスをとっていいかわからなくて、どう両立すべきなのか今まったくわかりません」と安藤さんは言葉を紡いだ。「でも今日この場に来て、本当に素晴らしい先輩方の姿を見て、その方たちと出会えた時間、今まで作品で関わらせていただいた先輩方と過ごした時間も、これから生きていく時間に活かせていけたらいいかなと思っていました」と絶えぬ情熱を語る。「自分が曖昧な気持ちでいるのがすごく嫌で、ずっとモヤモヤしていたんですが、こうして賞をいただくことができて、必ず自分の中で決着をつけてきちんと映画の時間に携われるような環境に、自分自身を整えてまた映画の世界に戻ってきたいと思いました。本当にありがとうございます」と、晴れやかな表情で安藤さんがスピーチを終えると、松岡さんが感動のあまり涙をハラハラとこぼしていた。(cinamacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年03月01日女優の安藤サクラが1日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第42回日本アカデミー賞の授賞式に出席し、『万引き家族』で最優秀主演女優賞を受賞した。マイクの前に立った安藤は涙ながらに「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えると、「今日、会場にいながら、これからどうやって子育てをしながら作品に関わる時間を作ればいいのかずっと分からなくて」と吐露。2017年に出産を経験し、同作を通じて「子育ては24時間。映画の現場も24時間。子育ては全力でなければならないし、映画の現場でもみんなと全力を尽くしていかないといけない」とあらためて実感したという。さらに、「私は妻として、母として、健やかな日常を送ることが一番の目標であります」とした上で、仕事と育児について、「この2つをどう両立したらいいのか、正直全く分かりません」と告白。一方で、「やっぱりどうしたって、映画の世界の方にはものすごく憧れを抱いてしまうんだということがはっきり自覚しました」と正直な思いを伝える。そして、「今日、ずっとこの授賞式はじまってから自分が曖昧な気持ちでいることがすごく嫌でずっとモヤモヤしていたんですが、こうやってすばらしい賞をいただくことができて。必ず自分の中で決着をつけて、きちんとまた映画の時間に携われるような環境に自分自身を整えて、また映画の世界に戻ってきたいと思いました」と決意を新たにし、「本当にありがとうございます」と結んだ。
2019年03月01日役所広司が『孤狼の血』で、第42回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞した。第41回では『三度目の殺人』で最優秀助演男優賞を受賞しており、2年連続での名誉ある受賞に、名優は「今日は本当に素晴らしい賞をいただいて、びっくりしました」と謙虚に目を丸くしていた。主演男優賞では、『散り椿』の岡田准一、『万引き家族』のリリー・フランキーなど賞レース常連の俳優陣に加え、『終わった人』でいぶし銀の魅力を見せた舘ひろし、さらには2018年の邦画界のビッグトピックスとなった『カメラを止めるな!』で、何があってもカメラを回し続ける監督を熱演した濱津隆之が優秀賞を受賞。最優秀のブロンズは、役所さんの手に渡った。『孤狼の血』では、やくざを手なずけ、弱みを握って警察官を脅す型破りな刑事・大上となった役所さん。大上のことを「汚れた世の中のゆがみの象徴」と捉えた役所さんは、ダーティな捜査をしながらも、自分の正義感に突き動かされて行動する男を体現。呉弁を駆使し見事なアウトローを誕生させ、高い熱量で物語を完璧にリードした。開口一番、「いやあ、本当に意外でした」と最優秀主演男優賞の受賞について漏らした役所さん。「岸部一徳さんが『死の棘』で最優秀主演男優賞をとられたときに“こんなことってあるんだな”とおっしゃったのを、会場で聞いていてすごく感動した記憶があるんです。僕も最優秀主演男優賞は2年連続でいただいて以来、ずっともらっていなかったですけど本当に最優秀は難しいことだろうなって…」と第21回の『うなぎ』以来20年ぶりの受賞に感慨深げ。この日、最優秀助演男優賞を受賞し、息の合った松坂桃李とのコンビについて、役所さんは「素晴らしい男優さん。今日は主演男優賞と助演男優賞をかえっこしたいくらいです」と手放しで賞賛。うれしそうに役所さんを眺めた松坂さんは、「本当に、この役は同年代には渡したくないくらい、役所さんと一緒に過ごせていただけた時間だったので、宝物のようでした」と、つもる思いを返していた。(cinamacafe.net)■関連作品:孤狼の血 2018年5月12日より全国にて公開ⓒ 2018「孤狼の血」製作委員会
2019年03月01日第42回日本アカデミー賞の授賞式が1日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、優秀主演男優賞を受賞したアイドルグループ・V6の岡田准一が登場した。映画『散り椿』の演技が評価を受けた岡田が、司会の西田敏行から「日本で一番立ち回りのうまい俳優」と褒められる。「殺陣のシーンも多重カメラで1回なんですよね」と撮影方法を明かす。「リハーサルをやってる時から、大作さんの『俺はここからしか撮らないぞ』という、大作さんのプレッシャーの中で、西島さんとたちと一緒にどうやって作っていくのかと」と撮影時の苦労を語った。また岡田は「現場でも大作さんの愛を感じながら、家族のように。スタッフがみんなで『祭りだよね』『大作さんのチームはもうお祭りだから』と、ワイワイ進んでいく感じがすごく楽しかったです」と振り返る。いい感じに話を振られた木村監督だったが、「岡田さんが今日(最優秀主演男優賞を)獲っていただかないと、この後、監督賞も作品賞もないんだよね!」と本音を爆発させ、岡田は苦笑。「主演女優賞は黒木華さんが出るんだけど、違う映画なんだよ! 本当にいたたまれないの、ここに! なんとか准ちゃんに頑張ってもらって! そんなこと言ってもう決まってるんだけど!」と自由な発言で、周囲を笑わせていた。なお、最優秀主演男優賞は『孤狼の血』役所広司に決定した。
2019年03月01日