特別展「生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―」が、神奈川・箱根の岡田美術館にて、2020年4月5日(日)から9月27日(日)まで開催される。浮世絵師・葛飾北斎の肉筆画や版画など集結「生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―」は、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の生誕260年の節目を記念した展覧会。北斎の70年にわたる画業のうち、40歳代から最晩年までの各時代を代表する珠玉の肉筆画11点を中心に据え、版画・版本、春画を含む全17点の北斎作品を展示する。岡田美術館で収蔵する北斎作品全てを同時に公開するのは、本展が初となる。夏の美人画2大傑作注目したいポイントは、50歳前後に描かれた肉筆美人画の2大傑作「夏の朝」と「美人夏姿図」(個人蔵)の同館初競演。2枚の絵を見比べながら楽しむことができる。さらに、代表作「冨嶽三十六景」や『北斎漫画』、北斎に影響を受けたフランスのガラス作家、エミール・ガレの作品なども登場。様々な角度から、北斎の魅力を紹介する。【詳細】特別展「生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―」会期:2020年4月5日(日)~9月27日(日)開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)場所:岡田美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1入館料:一般・大学生 2,800円(2,550円)、小中高生 1,800円(1,550円)※( )内は前売り料金。前売券(JTBレジャーチケット、チケットぴあ)は、主要コンビニエンスストアならびにチケットぴあにて販売。
2019年09月20日山種美術館では広尾開館10周年記念特別展『大観・春草・玉堂・龍子 ―日本画のパイオニア―』が、8月31日(土)から10月27日(日)まで開催。新たな日本画の創造を目指した画家たちの多彩な表現を見ることができる。横山大観(よこやまたいかん・1868〜1958)、菱田春草(ひしだしゅんそう・1874〜1911)、川合玉堂(かわいぎょくどう・1873〜1957)、川端龍子(かわばたりゅうし・1885〜1966)。彼らは活動の場を異にしながらも、伝統をふまえながら新しい時代に即した絵画を模索し、日本画の発展を導いたパイオニアたちだ。日本美術院の創設に参加した大観と春草は、さまざまな技法や表現を試みて革新的な日本画を生み出し、官展を中心に活躍した玉堂は、日本画における風景表現に新境地を拓いた。また龍子は、再興日本美術院を脱退して自ら主宰する青龍社を創立し、大画面の迫力ある作品を発表して画壇にインパクトを与えた。同展では、そんな4人の画業をたどりながら、近代日本画の歩みを振り返っていく。さらに、山種美術館の創立者である山﨑種二の希望により企画され、晩年の大観・玉堂・龍子の3人が出品した『松竹梅展』(1955〜1957年)にも焦点を当て、山種美術館が所蔵する『松竹梅展』の作品が全点展示される。また、南画とやまと絵を融合させた大観の《作右衛門の家》、光や空気の描出に挑んだ「朦朧体(もうろうたい)」の代表作である春草の《釣帰(ちょうき)》、田園の情景を生き生きと表した玉堂の《早乙女》、第1回青龍展に出品された記念碑的な龍子の《鳴門》など、山種コレクションから各画家の珠玉の作品が紹介される。近代日本画のパイオニアとして画壇を牽引した大観・春草・玉堂・龍子の競演を、この機会に堪能したい。【関連リンク】 山種美術館()
2019年08月31日LINEのトップ画が人に与える印象は思いのほか大きいです。そこで、ここでは男性の好感度をアップさせる女性のLINEトップ画をいくつかご紹介しましょう。友達と一緒に写っている画像自分の顔をアップで自撮りした画像をトップ画にしている方も少なくありませんが、これはあまりおすすめしません。男性に自意識過剰、ナルシストといった印象を与えてしまう可能性があるからです。それよりも、友達と一緒に写っている画像のほうが好印象を与えられるでしょう。友達と一緒に写っている画像なら自然と笑顔になっているでしょうし、明るい女性といった印象も与えられます。自然にセクシーをアピールできる一枚セクシーな自撮りなら男性は喜ぶでしょうが、人によっては「男遊びが激しそう」「生活が派手そう」といった印象も受けてしまいます。明らかに男ウケを狙ったような画像だと特にそう思われてしまうので注意が必要。それよりも、ナチュラルな感じでセクシーさをアピールできるような画像がおすすめです。ほんの少し露出が多い服で、自然の中で遊んでいるような画像はよいですね。ペットの画像もおすすめLINEのトップ画をペットの画像にしていると、それだけで男性は「優しそうな女性」と思ってくれる可能性があります。動物好きに悪い人はいない、とよく言われますし、ペット思いの優しい女性という印象を与えられるでしょう。男性にも動物好きな方はたくさんいますし、LINEのトップ画がきっかけでペット話に華が咲くかもしれません。気になる異性とより親密になれるかもしれませんよ?趣味に関連している画像例えば、ピアノが趣味という方だとピアノの画像、または自分が演奏している画像を設定するというのはアリです。自分の趣味をアピールしたいのなら、なおさらおすすめといえるでしょう。話のきっかけになるでしょうし、自分がどんなことに熱中しているのかを知ってもらうこともできます。ただ、あまりにもマニアックすぎる趣味の画像だと、逆に男性が引いてしまう可能性があるので注意が必要です。キレイな風景の画像見るだけで癒されるような美しい風景の画像はオシャレですし、LINEのトップ画にもおすすめ。観光地や景勝地で撮影した写真で、トップ画にできそうなものがあれば試してみましょう。話題になりそうな風景画像だと、そこからメッセージのやり取りをするきっかけになることもあります。
2019年08月14日「水彩画ネコ」は、みずみずしい水墨画のようなタッチで、黒猫を描いたブランドの人気モチーフ。新作は、春らしいレモンイエローに、愛らしく動き回る「水墨画ネコ」を描いた。オリエンタルなムードと、気品溢れるフレンチシックなカラーを融合させたアイキャッチなデザインとなっている。バリエーションは、ペンケースやマスキングテープ、クリアファイルといったステーショナリーをはじめ、パスケースやカードケース、スマートフォンケースといったアクセサリー類を取り揃える。【詳細】ポール & ジョー ラ・パペトリー「水墨画ネコ」の新デザイン発売日:2019年4月1日(月)※マークス直営店、オンライン・マークスでは、2019年3月31日(日)まで先行発売取扱店舗:マークス直営店、全国の取り扱い店舗、オンライン・マークス・ペンケース・S2 2,300円+税・刺繍ステッカー(2枚セット) 860円+税・マスキングテープ・セパレート 800円+税・ペンホルダー 各850円+税・クリアファイル・A4(2枚セット) 680円+税・パスケース 3,800円+税・カードケース 1,900円+税・メガネケース 3,800円+税・iPhone 8・7・6s・6用手帳型ケースN 3,700円+税・iPhone 8・7・6s・6背面ケース 3,200円+税【問い合わせ先】ポール & ジョー ラ・パペトリーTEL:03-5779-7550
2019年03月25日大丸心斎橋店は、「懐かしのアニメ セル画・版画展」を2019年1月23日(水)から29日(火)まで開催する。世界中で人気を博す日本のアニメ。本展では、世界中にファンを持つ日本アニメにスポットを当て、手塚治虫の「鉄腕アトム」をはじめ、「銀河鉄道999」、「魔女の宅急便」、「サザエさん」、「ルパン三世」、「セーラームーン」、「アンパンマン」など、昭和から平成を代表する人気アニメ作品の手書きセル画をメインに展開。さらに、石ノ森章太郎ら有名漫画家の直筆原稿・原画なども展示・販売する。なお、会場にはポストカードやミラーなどを揃える、オリジナルグッズ販売コーナーも設置予定だ。【詳細】懐かしのアニメ セル画・版画展会期:2019年1月23日(水)~29日(火)場所:大丸心斎橋店 北館1階特設会場営業時間:10:00~20:30入場料:無料
2019年01月14日2017年の東京・すみだ北斎美術館における朗読劇に続き、ロンドン・大英博物館でのリーディング公演も好評だった宮本亜門演出の『画狂人 北斎』。その後、東京・曳舟文化センターでの凱旋公演を経て、いよいよストレートプレイ版が、新国立劇場 小劇場で上演される。12月5日、宮本と葛飾北斎役の升毅らキャストを迎え、スタート地である、すみだ北斎美術館にて制作発表が行われた。《冨嶽三十六景》など約3万点もの作品を遺し、ゴッホら海外の画家にも影響を与えた北斎。一方で、「30回もの改名」「93回の引っ越し」など“奇行の人”としても知られる。会見では、まず宮本が「世界中で人気の絵師なのに、なぜ北斎がそんな奇行をしたのかについては、あまり知られていないんですよね。人間・北斎は何を考えていたんだろうというのを、(初演からの上演を通して)探っているところです」と熱を込めてあいさつ。主演の升は、「北斎を調べていくと、本当に面白い生き様の人だったんだなというのが分かります。今回は、(88歳で死んだ)北斎の70歳からの物語ということで、さて、どう“生きようか”と。魂を込めて演じたいですね」と、4年ぶりの舞台出演に手ごたえを感じている様子。宮本も「北斎の内面を描くにあたって、今回は雄弁にセリフを語るようなことはしません。升さんなら、葛藤をグッと内に溜め込んで、観る人に“この人は葛藤し続けたことで、こういう言葉が出てきたんだな”と感じさせる北斎になるのでは」と期待を寄せた。物語は、現代と江戸時代を行き来しながら展開。キャストは北斎の娘・お栄に黒谷友香のほか、北斎の孫・柳川時太郎に玉城裕規、現代の北斎研究家・長谷川南斗に津村知与支、長谷川の助手・峰岸凛汰役に和田雅成。さらに北斎の友人で戯作者の柳亭種彦を、水谷あつしが演じる。「幕府の圧力のもと反抗心をもって描き続けた北斎に比べて、現代の日本人は、僕も含めて“小さくなったな”と感じるんですよ。モノを表現する人間として、役者さんたちもきっと、北斎に感化されながらの稽古場になると思います」という宮本の言葉が印象に残った。『画狂人 北斎』は、1月10日(木)から20日(日) まで新国立劇場 小劇場にて上演。取材・文:佐藤さくら
2018年12月06日「フェルメールの絵画の世界を小説にしたい」という思いから生まれたデボラ・モガーのベストセラー小説の実写化『チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛』。この度、本作で“肖像画家役”として出演しているデイン・デハーンが、実は絵が下手(?)ということが明らかになる画像がInstagramにて投稿されている。『アメイジング・スパイダーマン2』『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』など人気作にも出演し、ハリウッド映画界を担う次世代若手俳優として期待されているデイン・デハーン。本作では、“若手の肖像画家”ヤン・ファン・ロースとして、主人公のソフィア(アリシア・ヴィキャンデル)とキャンパス越しに視線を絡め合いながら恋に落ちていく役どころを熱演している。本作の舞台は、希少な品種の球根1個が邸宅1軒分に相当し、世界最古の経済バブルとして知られる「チューリップ・バブル」がピークを迎えていた17世紀オランダ。この時代のオランダでは、諸外国に比べて多くの肖像画の注文があり、巨大な市場となっていたそうで、中でも独特な発想・技法・構図で人気を博していたのがフェルメールだ。そんな時代に将来を渇望された画家という役どころを演じるにあたり、デインは役作りで絵画教室に通ったそうで、「僕は絵を描くことが苦手なんだ。だから、本作の撮影に入る前に、肖像画の描き方の基礎を学んだんだよ」と絵の才能がないことを告白。自身のInstagramには、それを裏付けるかのような、なんともかわいらしい直筆のイラストを投稿している。共演したアリシア・ヴィキャンデルは、デインの絵について「当初に比べて格段に上達した」と苦笑しながらも明かしており、撮影前の絵画教室通いの甲斐もあったようだ。また、劇中では肖像画を描くシーンがいくつか登場する。そんなところもチェックしながら本作を観賞してみては?『チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛』は10月6日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛 2018年10月6日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2017 TULIP FEVER FILMS LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年08月26日旅するような展示構成 珠玉のコレクションを所蔵していることで知られているモスクワのプーシキン美術館。古代エジプトから近代までの絵画、版画、彫刻を収蔵し、印象派を中心とするフランス近代絵画コレクションは世界屈指と言われています。本展覧会は、プーシキン美術館より“風景画”をテーマにし、初来日となるモネの《草上の朝食》をはじめ、ルソーの《馬を襲うジャガー》のほか、ロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャンのフランス近代絵画65点が来日します。初夏の爽やかな風が吹き抜ける上野で、巨匠たちが愛した光と色彩が躍る、美しい風景を楽しめる「旅」をどうぞお楽しみください。 風景画の展開 風景画…現在では美術のジャンルとして確立しており、まるで絵画と同時期に誕生したかのように思えますが、クレタ島の宮殿壁画やポンペイの中のフレスコ画を除けば、17世紀まで確立していませんでした。本展覧会の第一部では、17世紀末の神話や聖書の物語を題材にした風景画にまでさかのぼり、19世紀からヨーロッパでは自然主義が主流となった、自然への賛美が感じられる情景を切り取った風景画に触れています。写真(右)のクロード・ロラン《エウロペの掠奪》は、フェニキアの王女エウロペに一目惚れしたゼウスが白い牡牛に姿を変身し、侍女たちと花を摘んでいたエウロペに近づいて、一瞬にして彼女を連れ去ってしまうシーンを描いた作品。暴力的な場面とは対照的に美しい自然が広がっている背景には、風が波を立てる様子や大きな木々、洋上の船などが丁寧に描かれ、理想的な風景が生み出されていますね。 印象派以降の風景画 クロード・モネ《草上の昼食》 1866年 130×181cm 油彩・カンヴァス本展覧会の第二部では、風景画に描かれている場所に着目した構成になっています。19世紀中頃から「パリ大改造」が行われた忙しない大都市パリの街並みや、鉄道網が発達したことからレジャーを楽しみ郊外に目を向けた作品。さらには南フランスや海辺、そして海を渡ってタヒチまで、果ては想像の世界へと、自然豊かな風景を表現しています。こちらはポスターにも使用されているモネの《草上の朝食》。本作品は、当時26歳のモネがみずみずしい感性で描いたもので、銀杏の木から溢れる木漏れ日の表現方、モネの才能溢れるタッチを感じ取れることでしょう。 風景画から読み解く 数々の風景画が教えてくれるのは、神話や聖書の物語をはじめとし、その時代を生きる人々の暮らしだけではなく、情景を切り取った筆跡から、画家自身の個性が読み取れます。また、それぞれの画家が捉えた世界の見方は、私たちに光と影が織りなす世界の美しさを教えてくれることでしょう。是非、多様なスタイルで表現した風景画の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。 【情報】 『プーシキン美術館展――旅するフランス風景画』 会期:2018年4月14日(土)~7月8日(日)会場:東京都美術館 企画展示室(東京・上野公園)時間:9:30~17:30※金曜は20:00まで ※入室は閉室の30分前まで休館:月曜日(ただし、4月30日は開室) 【プレゼント応募】本展覧会の無料鑑賞券をプレゼント致します。件名に【『プーシキン美術館展――旅するフランス風景画』『チケットプレゼント】に加え、下記の情報を記入の上、info@pelulu.jp宛にメールにてご応募下さいませ。名前(漢字/カナ)郵便番号住所電話番号Q1:pelulu.jp内で今までで面白かった記事3つをあげるとしたら?Q2:今後pelulu.jpで取り上げて欲しい記事を3つあげるとしたら?応募締切日:6月24日プレゼント当選者は発送をもって代えさせていただきます。
2018年04月28日ヒロ杉山の個展「 "ONE HUNDRED AND EIGHT"」が、東京・六本木「A/D GALLERY」で4月13日から5月6日まで開催。A/D GALLERYで2年ぶりとなる本展では、2017年から2018年にかけて、自由からの探求の誠実さを求めて描かれた水彩画“ONE HUNDRED AND EIGHT”シリーズを展示する。水彩画にはコントロール不能な面白さがあり、抽象的な側面を持つ画材として、いつもより内面に気持ちを向けて描いたという108点の作品のうち、30点ほどが展示される。【イベント情報】ヒロ杉山個展 "ONE HUNDRED AND EIGHT"会期:4月13日~5月6日会場:roppongi hills A/D GALLERY住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウェストウォーク3階
2018年04月13日フランスの風景画のコレクションが一堂に来日17世紀から20世紀の風景画が来日します。神話の物語や古代への憧憬、あるいは身近な自然や大都市パリの喧騒、果ては想像の世界に至るまで、描かれた時代と場所を軸にフランス近代風景画の流れをご紹介します。様々な情景を舞台にした風景画は、その土地のにおいや太陽の煌めき、風にそよぐ木々や街のさざめきをも感じさせてくれます。クロード・モネ《草上の昼食》1866年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.なかでも、注目は初来日となるモネの『草上の昼食』。同時代の人物たちとみずみずしい自然の風景が見事に調和しています。印象派の誕生前夜、26歳となる若きモネの魅力溢れる作品です。ほかにもロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーらの作品が集います。初夏の上野で、巨匠たちが愛した光と色彩が躍る美しい風景を巡る「旅」を体感できます。展示構成第1部「風景画の展開クロード・ロランからバルビゾン派まで」1章近代風景画の源流/2章自然への賛美第2部「印象は以後の風景画」3章大都市パリの風景/4章パリ近郊--身近な自然へのまなざし5章南へ—新たな光と風景/6章海を渡って/想像の世界宗教画の背景として描かれていた風景でしたが、17世紀のオランダにおいて「風景画」として独立したカテゴリーになります。フランスの画家たちも次第に関心をしめし、イタリアで目にした古代の移籍や旅先の風景を描くようになります。19世紀に入ると、身近な自然を愛したバルビゾン派の画家たちが人気になります。そして19世紀半ばからは「パリ大改造」が行われ、街並みが大きく変わりました。印象派の画家たちは生まれ語ったパリを歩き、都市の情景を数多く描きます。さらに鉄道網の発達にともない、郊外や南仏の風景を描き、さらには海を渡って、想像の世界へと広がりました。『庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰』ムーラン・ド・ラ・ギャレットはパリのモンマルトルにあったダンスホール。喧騒から少し離れた木陰で楽し気に語らう男女5人が描かれています。後ろ姿の女性はルノワールのお気に入りのモデル・ニ二。その後ろから顔をのぞかせているのは画家のモネです。ピエール=オーギュスト・ルノワール《庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰》1876年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『サント・ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め』エクス・アン・プロヴァンスの近くにあったセザンヌの家の近くから見ることができた。この山はセザンヌが主題にしたモチーフのひとつで、30点以上の油絵と多数の水彩画にしています。ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め》1905-06年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『マタモエ、孔雀のいる風景』1891年、ゴーガンはタヒチ島へ赴きます。タヒチ語のマタモエの意味は議論されてきましたが、ゴーガンはフランス語では「死」というタイトルをつけました。文明化されたヨーロッパ人としての自身の死を示していたと考えられています。ポール・ゴーガン《マタモエ、孔雀のいる風景》1892年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『馬を襲うジャガー』アンリ・ルソーの作品は熱帯のジャングルを舞台にしたものが多数あるが、実際に南国に行ったことはなく、パリの植物園でスケッチしたさまざまな植物を組み合わせて、幻想的な風景を作りあげました。アンリ・ルソー《馬を襲うジャガー》1910年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.展覧会概要会期:2018年4月14日(土)~7月8日(日)会場:東京都美術館企画展示室(東京・上野公園)休室日:月曜日※ただし、4月30(月)は開室開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)夜間開室:金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省お問い合わせ先:TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)大阪会場会場:国立国際美術館(大阪・中之島)会期:2018年7月21日(土)~10月14日(日)主催:国立国際美術館、朝日新聞社、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省
2018年04月12日X JAPANのhideが永眠して20年となる節目の今年、4月4日(水)より浮世絵木版画シリーズ「浮世絵木版画 hide 桜の景」が数量限定で販売される事が決定した。【チケット情報はこちら】これまで、The Rolling Stones、初音ミクなどとコラボレーションし、大きな話題を呼んだ浮世絵木版画シリーズ。今回はX JAPANのhideとコラボ。絵師、彫師、摺師ともに、江戸時代よりその技術を継承してきた日本を代表する一級の職人たちの手により制作され、人間国宝9代岩野市兵衛氏による越前生漉奉書和紙を使用し、伝統技術を極めた作品に仕上がっている。4月28日(土)29日(日・祝)には、メモリアルライブ「hide 20th memorial SUPER LIVE「SPIRITS」」が東京・お台場野外特設ステージJ地区で開催。hide with Spread Beaverが両日に出演するほか、ゲストにPATA(X JAPAN)が登場。さらに初日にはBUCK-TICK、MUCC、2日目には氣志團、布袋寅泰が出演。没後20年を迎え、このほかにも様々なメモリアルイベントが行われる予定。浮世絵木版画シリーズ「浮世絵木版画 hide 桜の景」は4月4日(水)午前10時より、ぴあ特別サイトにて販売開始。■浮世絵木版画 hide 桜の景※サイズ:紙 寸 法 40×27.5 版画寸法37×25紙:越前生漉奉書紙(人間国宝九代岩野市兵衛漉元)絵師:冬奇彫師:北村昇一摺師:中山誠人22版47度摺販売価格:86,400円(税込)初版:200枚限定■hide 20th memorial SUPER LIVE「SPIRITS」日時:4月28日(土)29日(日・祝)開場10:00/開演11:30(終演予定/19:00)会場:お台場野外特設ステージJ地区(東京都)出演:【4月28日(土)29日(日祝)両日出演】hide with Spread Beaver/Guest:PATA(X JAPAN)【4月28日(土)】OBLIVION DUST / ZEPPET STORE / D’ERLANGER / BUCK-TICK / MUCC【4月29日(日・祝)】氣志團 / J / ZIGGY / defspiral / 布袋寅泰
2018年03月22日「小林 路子 菌類画の世界~きのこに会いにいきましょう!~」が京都の美術館「えき」KYOTOで開催。会期は2018年3月8日(木)から25日(日)まで。「小林 路子 菌類画の世界~きのこに会いにいきましょう!~」は、画家・小林路子による"きのこ"の肖像画を描いたアート「菌類画」を展示する企画展だ。これまでに小林が野生のきのこを描いた作品は約900点。その一部はすでに植物や菌類図譜の世界的コレクションを誇る英国キュー王立植物園に収蔵されるなど、学術界からも高い評価を得ている。会場では、そんな小林による菌類画の数々や"きのこ"の絵本などの原画約150点を展示。また、22名の作家による"きのこ"をモチーフにした個性豊かなグッズも登場し、"きのこ"の新しい魅力に出会うことが出来る。さらに、3月8日(木)には小林路子本人によるギャラリートークも開催。「菌類画」のパイオニアの語りを生で聞くことが出来る貴重な機会だ。【詳細】「小林 路子 菌類画の世界~きのこに会いにいきましょう!~」会期:2018年3月8日(木)~25日(日)会場:美術館「えき」KYOTO住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町ジェイアール京都伊勢丹7階隣接開館時間:10:00~20:00入場料:中学生以上 500円※百貨店の営業時間に準じ、開館時間の変更あり。※入館は閉館30分前まで。【問い合わせ先】ジェイアール京都伊勢丹 大代表TEL:075-352-1111
2018年03月06日水彩画みたいな淡さが魅力!ネイルの技法”ウォーターカラー”とは?今回はマニキュアリストさんにも、セルフネイラーさんにも使っていただけるアート技法をご紹介します!“ウォーターカラー”とは、絵の具をお水で薄く薄めて描く水彩画の様なタッチの技法。別名、たらしこみ技法とも呼ばれます。始める前に、準備するものはこちら<必要なもの>・水・アート用の筆・アクリル絵の具(好きな色)・ペーパーパレット・ティッシュやキッチンペーパー(水気を取るため)ウォーターカラー(たらしこみ)ネイルの作り方の手順① まずは、お好きな色の絵の具をお水で薄く溶きます。② ①の絵の具をたっぷり付けた筆で、丸を描きます。③ 筆についた水分を拭き取ってから、②の丸の中にある水分を筆で吸い取ります。④ 花びらを被らない様に3枚描いたら、乾かします。⑤ ④が完全に乾いたら、被せる様に花びらを2枚描きます。⑥ お好みで周りにも花を描き、ストーンを付けたら、トップコートで仕上げます。<気を付けるポイント!>注意点は、触り過ぎないこと!そして、乾くまで待つこと!ウォーターカラーは、少しのんびりした気分で試していただくと上手に仕上がります。乾く前に色を重ねてしまうと色が滲んでしまうため、せっかちさんは要注意です!!ネイルアーティスト/天白麻耶(Nail Salon Glitter)
2017年03月24日美術館の中の「もうひとつの美術館」で日本画を身近に山種美術館のミュージアムショップでは、美術館の中にある「もうひとつの美術館」。日本画をもっと身近に感じられるオリジナルの品々は、館長・山崎妙子さんによってプロデュースされています。日本画に描かれる繊細な色合いや和紙の風合いを自宅でも感じられるグッズは見逃せません。シックで使いやすいトートバッグ2016年で開館50周年を迎えた山種美術館では、記念として新たに作成されたシンボルマークがあしらわれたトートバッグです。日本を代表するグラフィックデザイナー・佐藤卓氏によってデザインされたこのマークは、横組みの「YAMATANE」の文字と縦組みの「日本画」の漢字が組み合わされており、横文字文化が日常化していながらも、従来の縦文字文化がしっかりと根付いている現代日本文化の姿が表されています。黒と白でシックにまとめられたトートバッグは、どんなシーンにも使うことのできる大人っぽい仕上がりです。3,240円。コレクションしたくなる! 日本画マスキングテープ名画をモチーフにした山種美術館限定のマスキングテープ。淡い色合いの中に日本画の繊細な技法が感じられ、主張しすぎない上品なデザインが目を引く品々です。お手頃価格でゲットできる、彩色豊かでおしゃれな絵柄は、全種類集めてしまいたくなるようなかわいいものばかり。432円。絵はがきで、感動をそのまま持ち帰るショップには、豊富な種類の絵はがきが取り揃えられています。名画の繊細な色合いや風合いが忠実に再現された絵はがきは、お家で眺めて再び楽しむことができます。ちょっとした連絡に日本画の魅力を伝えられる絵はがきを送れば、普段とは違った印象を与えることができそうです。108〜162円。文・佐藤百イベント情報イベント名:山種美術館 「日本画の教科書」展催行期間:2016年12月10日 〜 2017年04月16日住所:東京都渋谷区広尾3-12-36電話番号:03-5777-8600
2017年02月02日今年一番SNSのプロフィール画像にされたであろうカスタマイズ似顔絵といえば、「マジョリカ マジョルカ」によるパーソナルギフトサービス「マジョリ画」でしょう。アンニュイかつモードな雰囲気で人気を博し、瞬く間にSNSを駆け巡ったマジョリ画に新パーツが登場。11月21日(月)に発売された新製品のプロモーションテーマ「星集め」にあわせ、ギフトにぴったりの「星座パーツ」と「クリスマスパーツ」が登場しました。さらにマジョリ画を手がけるイラストレーターの宇野亞喜良氏によって新たに描き下ろされた限定ギフトボックスが資生堂総合美容サイト「ワタシプラス」にて2,000個限定で発売中。書き下ろし限定ギフトボックス新たに描き下ろされたギフトボックスはマジョリカ マジョルカならではの「女の子のかわいくなりたい気持ち」をファンタジックに表現したストーリーが描かれています。正面には風船を持った少女、そして側面に描かれた少女の猫は身体が軽く少しだけ地面から浮かんでいます。裏面にはユニコーンがいて、猫の風船を割ってしまいます。割れた風船の中には、少女のまだ知らない「かわいい」が詰まっていました。そして、ボックスの中を開けるとそこには隠されたメッセージが...ボックスの中を開けると、資生堂で活躍したのち数多くの広告を手がけているコピーライター土屋耕一氏の回文「軽い機敏な子猫何匹いるか(カルイキビンナコネコナンビキイルカ)」が現れます。ギフトボックスには、「マジョリカ マジョルカ」のアイテムで色付けして楽しむことができる似顔絵「マジョリ画」を差し込む窓がついていて、自分でカスタマイズした世界にひとつだけのギフトを作ることができます。季節限定で星座・クリスマスパーツが登場シーズンテーマ「星集め」に合わせてマジョリ画に12星座のパーツが登場。クリスマスパーツも加わり、これからのギフトシーズンにぴったりのカスタマイズができます。マジョリ画の遊び方Step1ギフトをあげたい友達や、自分の似顔絵をつくる似顔絵にしたい写真を選ぶ、もしくはパーツを自分で選んで組み立てることで、自分だけのオリジナルな似顔絵をつくることができます。Step2つくった似顔絵に魔法のエッセンスでお化粧やアクセサリー、フレーム、背景などを施す「マジョリカ マジョルカ」のアイテムをモチーフとした魔法のエッセンスを選ぶことで、似顔絵に色づけや装飾を施すことができます。お化粧やアクセサリーなどを微調整して、自分のかわいさを引き出すマジョリ画に仕上げます。Step3完成画像をシェアしたり、エッセンスとして使ったアイテムと似顔絵カード付きギフトボックスを購入する完成したマジョリ画の画像は無料でダウンロードでき、Facebook、Twitter、LINEでシェアすることができます。そしてマジョリ画の作成において魔法のエッセンスとして使ったマジョリカ マジョルカのアイテムは、似顔絵カードをセットできるギフトボックスと一緒に資生堂オンラインショップ「ワタシプラス」で購入することができます。ツーショットも可能!ギフトボックスの楽しみ方ギフトをあげたい友人のマジョリ画と自分のマジョリ画を並べて、オリジナルのツーショットボックスを作ることも可能。大切な友人には、いつまでも飾っていたくなるような世界で一つだけのギフトを贈ってみてはいかがでしょうか?かわいいを引き出す、魔法の似顔絵で絆を深めて。サービス実施期間:2016年7月14日~12月31日(予定)「マジョリ画」サイト: 「マジョリカ マジョルカ」ブランドサイト:
2016年11月23日宮原夢画の個展「Renaissance」が六本木のタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで開催される。期間は2016年8月20日(土)から9月17日(土)まで。宮原夢画は、ファッションを中心とした広告写真やエディトリアルの分野で活動を続けてきたフォトグラファー。写真の歴史や古典技法にも関心を深め、スナップ写真からセットアップ写真まで、異なる技法・ジャンルを行き来し作品を発表してきた。さらに、日本の歴史や伝統文化に対する造詣を深め、そこでの学びや気づきを自身の作品制作へと反映させている。本展では、宮原が2015年より制作を始め、現在も続いている最新作「Renaissance」と「Radiation」から、合わせて約13点を展示。「Renaissance」は自身のプリントを破り、散らばったパーツを無造作にコラージュしたシリーズだ。立体物を平面に写し取ったプリントがばらばらになり、記号性を強めながら、他のパーツと混ざり合わさった作品は独特の魅力を放つ。 一方、「Radiation」は作家が幼少期に好んで描いていた、色を重ねた上を削ると下に塗った色が出てくるクレヨン画に着想を得たシリーズ。宮原が強く惹かれているという、放射状のモチーフをイメージに重ねた作品となっている。【詳細】宮原夢画「Renaissance」会期:2016年8月20日(土)〜9月17日(土)会場:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル2階営業時間:11:00〜19:00定休日:日・月・祝日TEL:03-5575-5004
2016年08月21日コンバース(CONVERSE)から、新作の「オールスター コミックニッポン MG Ⅱ R HI」が2016年8月に発売される。登場するのは、日本が誇るサブカルチャーをファッションに昇華するシリーズ「コミックニッポン」の第4弾モデル。今回はコアなファンが多い「漫☆画太郎」とコラボレーションをした。「漫☆画太郎」は1998年にデビューした漫画家で、代表作『珍遊記』はナンセンスギャグ漫画として人気を博した。スニーカーは、彼の代名詞とも言えるキャラクター「ババア」をアッパー全面にプリントしたインパクトのあるデザイン。モノクロプリントの中に、様々な表情のババアを配置。インソールにも迫力のある表情がプリントしてあり、ユニークな一足に仕上がっている。なお、スニーカーにはオリジナルボックスとタグが付いてくる。【詳細】オールスター コミックニッポン MG Ⅱ R HI発売日:2016年8月価格:8,500円+税サイズ:22.0〜28.0cm、29.0cm、30.0cm取り扱い:全国のコンバース取り扱い店【問い合わせ先】コンバースインフォメーションセンターTEL:0120-819-217
2016年07月07日2人の優れたアーティスト、ポール・ローデンとヴァレリー・ルース(Paul Roden & Valerie Lueth)による、木版画工房・タグボート プリントショップ(Tugboat Printshop)。2006年からアメリカ・ペンシルベニアでその活動を開始させた2人は良き職人同士でありながら、実は夫婦でもある。山や森林などの雄大な自然をテーマにした作品を中心に制作をしており、版の隅々まで彫り込み何重にも色を重ねて完成された作品は圧巻だ。木版画は長年鍛え上げられた職人による印刷技術で1枚ずつ刷られており、全ての行程が手作業により行われている。作品1枚に費やされる時間は絵の複雑さと重ねる版の数にもより、また複数の作品を同時進行で制作しているため正確には測れないが、おおよそ4から6ヶ月はかかるそうだ。2人は、現代の印刷物からよりも古いものにインスピレーションを受けることが多いそうで、日本の浮世絵からも多大な影響を受けたそうだ。特にその題材と色使いにおける複雑さと遊び心に刺激されたようで、その影響は確かに彼らの作品にも活きているように思える。数ある手法の中で、木目や何百回の印刷にも耐えうる耐久性など木そのものの素材の特徴に惚れ込んで木版画を選んだという。また木版画はスクリーン印刷やデジタルプリントとは違った、くっきりと鮮やかな線画を表現できシャープな印象を与えてくれるところも気に入っている。日本には数年前に夫婦で足を運んだそうで「一瞬一瞬が本当に楽しくて、いつかまた遊びにいきたいです!」と語ってくれ、かなりの好印象だったとコメントしてくれた。彼らの工房では作品の国外発送も受け付けており、過去に日本からの注文も何度か受けたという。価格は1枚1万円から5万円ほど。ウェブサイトで注文を受け付けている。※本記事は (引用元: に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。
2016年02月16日スーパーマリオ誕生30周年にあたる2016年、木版画「マリオ&ルイージ図屏風木版画額装」が2月6日(土)より発売する事が決定した。同商品は、「私淑」といわれる独特の継承方法をとっていることが特徴的な琳派(りんぱ)の祖のひとり、俵屋宗達が描いた「風神雷神図」をモチーフに、京都の画家、山本太郎氏が描いた。今回販売する浮世絵は、木版画による浮世絵版画の手法で作られている。木版画「マリオ&ルイージ図屏風木版画額装」は90枚の数量限定で販売。なお、ぴあでは同商品の販売を皮切りに、「浮世絵プロジェクト」として今後も商品の販売が予定されている。また、チケットぴあの特設ページでは同商品製作の様子を公開中。チケットぴあでは同商品の90枚のうち30枚を販売する。販売期間は2月6日(土)午前10時から3月20日(日)午後11時59分まで。■マリオ&ルイージ図屏風木版画額装価格:194,400円(税込)
2016年02月05日東京都・渋谷のBunkamura Box Galleryは、水墨画で景色を描く画家・篠原貴之の個展「墨いろの光 -イタリア、アイルランドより-」を開催する。会期は2016年1月9日~1月17日。開場時間は10:00~19:30。入場無料。同展は、篠原氏がこの夏に訪れたイタリアトスカーナと南アイルランドを描いた新作を中心に発表するもの。篠原氏が制作に用いるのは墨と水のみで、大きな筆一本で全てを描くその水墨画は、水を引いた画面に垂らしただけの墨が澄み渡る青空になり、塗り残した紙の地色はきらめく水面となるなど、筆の運びや勢いで生き生きとした躍動感があるという。研ぎ澄まされ、それでいてどこか素朴さを感じる篠原氏の水墨画の世界は、生活する里山での移りゆく景色や、旅先で出会った光景の真ん中に立ち、そこで芽生えた穏やかな感動をありのままに表現した作品となっている。なお、関連企画として、ギャラリートークが開催される。伝統を重んじながらもその枠に捉われない作品はどのようにして生まれるのか、作家により創作の裏側が語られるということだ。開催日時は2016年1月10日15:00~。事前予約不要。
2015年11月30日9月9日から渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで『ウィーン美術史美術館所蔵風景画の誕生』展がはじまります。数多くの名画を所蔵するウィーン美術史美術館。本展では、美術館のコレクションから「風景画」をテーマにした作品を選び抜き、紹介しています。ヨーロッパの風景画がいつごろ誕生したのか、ご存じですか?昔からあったのでは?と思われそうですが、意外にも歴史は浅く、はじめは15世紀以降、宗教画に描かれた窓の景色として部分的に風景画が現れます。次第に、風景そのものを主役にした作品が出てくるようになりました。美術史上、最初の風景画家といわれているヨアヒム・パティニールの作品も今回展示されているので、ぜひチェックしてみてください。また、一風変わった風景画も見どころのひとつです。奇才の画家、ヒエロニムス・ボスの流れをくむ作品《楽園図》は、アニメに出てきそうな斬新なビジュアル。新しい視点で風景画を楽しめます。ウィーン美術史美術館は、ハプスブルク家のコレクションをもとに1891年に開館した世界有数の美術館。数十万点もの美術品を所蔵し、質・量ともトップクラスを誇ります。この膨大なコレクションのなかから選ばれた風景画が一堂に集まるのですから、見ごたえ抜群。風景画を極めに、ぜひ渋谷までお越しください!イベントデータ:『ウィーン美術史美術館所蔵風景画の誕生』展会期:2015年9月9日(水)~ 12月7日(月)※休館日は10月5日(月)のみ時間:10:00 ~ 19:00(金・土曜日 10:00~21:00)※入館は閉館の30分前まで会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(東京)料金:一般 1,500円/大学生・高校生 1,000円/中学・小学生 700円
2015年09月01日キャンディー「小梅」のアートワークや、漫画『赤色エレジー』などで知られる、現代美人画の第一人者・林静一による“美人画”の集大成画集『林静一美人画集』が発売された。今年、古希を迎えた林静一は、愁いを湛えた美女の横顔を描いた叙情的な作品が特徴で、その人気は海外でも熱烈な信奉者がいるほど。14年にキューバ、メキシコで「トラディショナル・モダンな日本美術 林静一の美人画展」を開催すると、その様子がNHKのテレビ番組「視点・論点」でも紹介された。今回発売される画集では、「小梅」のアートワークを始め、あどけない少女、妖艶な美女、和服美人、洋装の令嬢、浮世絵風の町娘から現代的な女子まで、初期から現代までの林静一作品の中から厳選した美人画を収録。“幻の作”と称される「リリー・マルレーン」も復刻収録される他、典雅な筆致の日本画や、挿絵、表紙画などのイラストレーション、劇団系のポスターアート、レコードジャケットなど様々な作品が収められている。
2015年08月21日それぞれ全く画風の異なる、4作品。実はこれらは、どれも同じ人物が描いたものなんです!作者は、幕末明治に活躍し、「画鬼」と称された絵師・河鍋暁斎(かわなべきょうさい)。今、『画鬼・暁斎‐KYOSAI幕末明治のスター絵師と弟子コンドル』が東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催中です。暁斎は、6歳で浮世絵師・歌川国芳(うたがわくによし)に入門し、9歳で狩野派に転じるなど正統派のキャリアを重ねながら、他の流派や画法も貪欲にとり入れて、ユーモラスで型破りな絵を描きました。そして展覧会名に名を連ねているジョサイア・コンドルとは、そんな暁斎の弟子である英国人建築家。元々日本美術愛好家だった彼は、明治10年にお雇い外国人として来日すると、暁斎に心酔。日常生活ではもちろん、旅先にまで付いて回り、また暁斎のいまわの際にもその手を握っていたなど、その師匠愛はただならぬもの。絵を学ぶとともに、師の作品を海外に広めることにも深く貢献しました。本展では、暁斎の作品約120点や、コンドルによる写生中の暁斎を描いたスケッチなどを、コンドルが復元を手がけた三菱一号館美術館で展示。暁斎のぶっとんだ作品はもちろん、師弟の共演にも注目あれ!◇コンドルの画技の上達を喜び、暁斎が1年ほどかけて制作し、進呈。弟子にこそ伝統的絵画を贈ろうという、師匠の心境が垣間見える。≪大和美人図屏風≫明治17-18(1884-85)年京都国立博物館寄託8月2日まで展示。◇書画会とは、今で言う展覧会。美術愛好家が料亭などで作品を見せあった。作品を見る人々をさらに見下ろすようなテーマも秀逸!≪書画展覧余興之図≫明治14(1881)年頃河鍋暁斎記念美術館蔵。◇新富座で上演された歌舞伎『漂流奇譚西洋劇』の前宣伝として掲げられた行灯絵(あんどんえ)。男女が洋服をまとう西洋画風の一枚。≪河竹黙阿弥『漂流奇譚西洋劇』パリス劇場表掛りの場≫明治12(1879)年GAS MUSEUM がす資料館蔵。◇猫又、狸、イタチ、モグラが集まり、何を祝ってか1本足で踊り狂う。言わずと知れた鳥獣戯画も、暁斎の手にかかればこの通り!≪鳥獣戯画猫又と狸≫画稿 明治期河鍋暁斎記念美術館蔵。◇information東京都千代田区丸の内2-6-2開催中~9月6日(日)10:00~18:00(金曜、8月31日~9月4日は~20:00、入館は閉館の30分前まで)月曜休(7月20日、8月31日は開館)TEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)一般¥1,500一部展示替えあり。※『anan』2015年7月8日号より。文・山田貴美子
2015年07月06日東京都・丸の内の三菱一号館美術館にて、"画鬼"と称された絵師・河鍋暁斎の型破りな画業と、その弟子で英国人建築家のジョサイア・コンドルの功績を紹介する「画鬼・暁斎-KYOSAI幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」が開催される。開催期間は6月27日~9月6日(7月20日、8月31日を除く月曜は休館、一部展示替えあり)、開場時間は10:00~18:00(祝日・振替休日を除く金曜、8月31日~9月4日は20:00まで)。入場料は一般1,500円、高校・大学生1,000円、小・中学生500円。同展は、幕末明治の絵師・河鍋暁斎のユニークで型にはまらない幅広い画業を、滑稽な戯画や風刺画、挿絵、錦絵など多様なジャンルの作品約130点によって紹介するもの。暁斎は、6歳で浮世絵師・歌川国芳に入門、9歳になると狩野派に転じて、18歳という早さで修行を終える。熱心に絵に向かう姿勢や描くことに夢中になってしまう彼のエピソードは有名で、卓越した画力と合わせて「画鬼」と呼ばれた由縁だ。また、暁斎に弟子入りして絵を学んだ英国人建築家のジョサイア・コンドルは、師の没後に「Paintings & Studies by Kawanabe Kyosai」を出版し、暁斎作品を広く海外に紹介したことで知られているが、同展では、三菱一号館の設計など日本の近代建築にもたらした建築家としてのコンドルの功績についても紹介されている。なお7月5日には、同展の関連企画として現代美術家の天明屋尚とコントユニット「ラーメンズ」の片桐仁によるトークイベントが開催される(会場は青山ブックセンター本店、開催時間は14:00~16:00、要事前予約)。
2015年07月03日東京都・原宿の太田記念美術館は、浮世絵の中で今まで注目を浴びることのなかった、戦争画を紹介する展覧会「浮世絵の戦争画 -国芳・芳年・清親」を開催する。開館時間は10:30~17:30。入館料は一般700円、大高生500円、中学生以下無料。同展は、太平洋戦争が終結してから70年の節目に、これまで注目を浴びることのなかった浮世絵の戦争画について紹介するもの。泰平の世を描いた享楽的な絵という印象を持たれることも多い浮世絵だが、江戸から明治にかけて、「戦争」を題材とした浮世絵が連綿と描かれ続けていたという。源平時代や戦国時代といった歴史上の合戦を題材としたものから、幕末の戊辰戦争、明治時代の西南、日清、日露戦争など、同時代に勃発した戦争を題材としたものまであり、同展ではこれらの戦争がどのような目的で描かれ、また、どのような形で表現されているかについて検証される。また、歌川国芳、月岡芳年、小林清親といった浮世絵師たちは、戦争を題材とした作品をいくつか描いているものの、これまで戦争画そのものに注目が集まることがなかったためほとんど紹介される機会が無かったが、戦争画を通して、有名浮世絵師たちの知られざる一面も紹介されるということだ。また、関連企画として、学芸員が同展の見どころを解説するスライド・トークが開催される。開催日時は7月3日、7月9日、7月18日の各回14:00から40分程度。参加費無料(要入場券)。
2015年06月26日サッポロホールディングスのグループ企業であるサッポロビールは6月15日頃より順次、三越限定お中元ギフト商品「<サッポロ>歌川広重画 ヱビスビール」を発売する。○昨年のお歳暮に続き、浮世絵のデザイン缶第2弾を発売同商品は、100年以上の歴史を持ち、プレミアムビールの先駆けとして知られるヱビスビールとのコラボで生まれた三越限定デザインのお中元ギフト商品。デザインは、歌川広重画「冨士三十六景 東都駿河町」の浮世絵をあしらった。その絵の中に描かれた越後屋(現三越)の店先を賑やかに歩く門付芸人たちと、その遠景に富士山を描いた粋な浮世絵を愛でながらリッチな一杯を楽しめるという。中味は、通常のヱビスビールと同様となる。セット内容は、350ml缶×12本と350ml缶×20本で、価格はそれぞれ3,240円(税込)と5,400円(税込)。配送は、6月15日頃より順次行う。
2015年05月31日東京都・武蔵野市立吉祥寺美術館では、日本の菌類画の第一人者による個展「小林路子の菌類画きのこ・イロ・イロ」を開催している。開催期間は5月17日まで、開場時間は10:00~19:30、入場料は100円(小学生以下、65歳以上、障害者は無料)。同展では、約30年もの間、山野に通って「きのこ」を探し、絵に描く、という暮らしを重ねてきた小林路子が、自身の約850点もの作品の中から厳選した、多種多様多彩な菌類画70点を公開している。小林が「きのこ」と運命的な出会いを果たしたのは、1986年に刊行された書籍『キノコの不思議』(森毅編、光文社)の挿絵の仕事がきっかけ。以降、その魅力にとりつかれ、さまざまな「きのこ」と出会い、その一体一体と忠実に向き合うことで、緻密で類まれなる「きのこ」画の世界を築き上げた。現在では、日本の菌類画の第一人者ともいえる存在となり、長年の観察と蓄積された知識にもとづくその描写は学術界からも認められている。植物・菌類図譜の世界的コレクションを誇るイギリスのキュー王立植物園にも作品の一部が収蔵されている。
2015年05月11日気温が暖かくなってきて、パステルカラーやビビットなど明るいネイルが似合う季節。いろいろな色を入れたいけど派手になるのは嫌・・・そんな方にもオススメのまるで水彩画のようなアートネイルを集めました。・ ビジューネイル 爽やかな色合いのデザインに同系色のビジューを。・ 水彩パンジーネイル 水彩絵具で描いたような、パンジーのネイルです。・ ホワイトベースにたらし込み水彩アート キャンパスに描いたようなたらしこみアートが素敵なデザイン。・ ふんわりたらしこみフラワー たらしこみアートで作ったお花が今年らしくて可愛いデザイン。・ 春カラーパステル+△スタッズ 三角のスタッズににじんだカラーが少し個性的、だけど可愛い!・ たらしこみピンク ピンクベージュのシンプルなネイルにポイントで左右ひとつずつたらしこみアート。・ ローズペイントネイル ホワイトベースにたらしこみアートでフラワーを。・ たらしこみアートでお花★ 最近人気のイエローとアイボリーに、たらしこみアートでお花をイメージ。・ ふんわりお花 アイボリーをベースににじみアートでフラワー風に。・ 水彩風タイダイフレンチ 落ち着きのある色合いのタイダイアート。ワンランク上のオシャレな水彩画アート。淡く上品に指先を彩ってみませんか? >>その他新着のデザインを見る 提供:ビューティーナビ編集部 ・ネイルビューティーナビ
2015年04月23日パルコは、アンティークな博物画やボタニカルアートを展示する「19世紀までの博物画・ボタニカルアート展 ビューティフルからグロテスク~一瞬のはかない美の記憶~」を開催する。開催期間は12月16日~12月25日 10:00~21:00。会場は東京都・渋谷パルコ パート1 B1階のギャラリーX。入場無料。同展では、16世紀のヨーロッパで当時の科学者らが発見し200年以上経過した現代でも美しい芸術として愛される「博物学」や、古代エジプトや中国などで薬草を見分けるために生まれたという「ボタニカルアート(植物細密画図譜)」をテーマとした書物や図版が展示・販売されるもの。「博物学」からは、残酷でグロテスクな死体解剖書や未公開のタブー図譜をはじめ、ゴスロリブームの元祖とも言われる「死の舞踏 - ダンス・オブ・デス」、ゲオルク・ヴォルフガング・クノールによる「自然界からの逸品の蒐集室 - Deliciae naturae selectae oder auserlesnes naturalien cabinet」、版画家クノールの「Kunstkammer(驚異の部屋)」から鳥、動物、魚、ウニ、貝、蟹、サンゴなどの生物90図などを展示。一方、「ボタニカルアート」からは、ロバート・ジョン・ソーントンの銅版画「フローラの神殿」やアールデコ期オリジナルデッサン画による手彩色細密画、19世紀の水彩画ボタニカルアートのオリジナル作品の逸品など、美しい未公開植物図譜が展開されるということだ。
2014年11月20日博物学とボタニカルアートをテーマとした展覧会「19世紀までの博物画・ボタニカルアート展 ビューティフルからグロテスク ―一瞬のはかない美の記憶―」が12月16日より渋谷・パルコギャラリーXにて開催される。25日まで。本展は、博物画・解剖画や、ハーブなどの薬草学から医学から誕生した「ボタニカルアート(植物細密画図譜)」について、多数の秘宝図鑑や博物図鑑の名艦を用いて紹介する。中でも注目なのは、これまでキリスト教ではタブーとされコレクター達の間で密かに貯蔵されてきた未公開の死体解剖書に加え、ゴスロリブームの元祖とも言われるアンティーク版画「死の舞踏 - ダンス・オブ・デス」の展示。その他にも、各国の著名な画家、トマス・ローランドソン、ハンス・ホルバイン、ピーテル・パウル・ルーベンス、リチャード・ダグリーなどによる名作や、限定1冊で特別販売される巨大サイズの博物書名図鑑「自然界からの逸品の蒐集室」(600万円)も必見だ。【イベント情報】「19世紀までの博物画・ボタニカルアート展ビューティフルからグロテスク ―一瞬のはかない美の記憶―」会場:パルコギャラリーX住所:東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷パルコパート1地下1階期間:12月16日から25日時間:10:00から21:00入場無料
2014年11月19日