「アダム・ケイン」について知りたいことや今話題の「アダム・ケイン」についての記事をチェック! (1/5)
俳優・タレントのケイン・コスギ(50)が1日、自身のXを更新。まさかの変身を披露した。『忍者戦隊カクレンジャー』(1994)でニンジャブラック/ジライヤを演じたケイン。昨年30周年を迎え、『忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編』がTTFCで配信されるなど再び大きな話題となった。そんな中、大人向けなりきり玩具『ドロンチェンジャー30th ANNIVERSARY EDITION』が発売された。ケインはXで「30周年のドロンチェンジャーが届きました」と動画を投稿。ドロンチェンジャーで変身ポーズを披露した。しかし、スーパー変化した後の姿は、まさかのベージュのジャケット姿。こちらもゲインがCMに出演している「センチュリー21」でおなじみの姿でドロンチェンジャーを持ったまま「CENTURY21」と英語で語っていた。この動画にニンジャレッド/サスケを演じた小川輝晃は「なにしてんのケインちゃん」とツッコミを入れ、ニンジャホワイト/鶴姫を演じた広瀬仁美も「うちのヒロイン枠が可愛すぎる…」と反応していた。
2025年04月01日バイエルン・ミュンヘン所属のハリー・ケインが12日に公式Xを更新。【画像】ハリー・ケイン、ブレーメン戦勝利を報告「任務完了! 次は水曜日」「Brilliant performance from all the boys. Doesn’t get much better away from home in a second leg. Quarter finals here we come! 」とコメントし、試合中の写真をいくつか投稿。UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦で、バイエルンは敵地でバイエル・レヴァークーゼンと対戦し、2-0で勝利。ケインは52分に先制ゴールを決め、その後71分にはアルフォンソ・デイヴィスのゴールをアシストし、チームの勝利に大きく貢献した。この結果、バイエルンは2戦合計5-0で準々決勝進出を決めた。Brilliant performance from all the boys. Doesn’t get much better away from home in a second leg. Quarter finals here we come! pic.twitter.com/j0YUX2K2Mr — Harry Kane (@HKane) March 11, 2025 この投稿には多くの「いいね」が集まり、「素晴らしいプレーだった!」や「次も期待している!」といったコメントが寄せられている。
2025年03月12日バイエルン・ミュンヘンのハリー・ケインが3月6日、公式Xアカウントを更新。【画像】ハリー・ケイン、最新試合で活躍!「完璧な夜」とチームメイトへの祝福投稿には「Half the job done. What a night at the Allianz! 」というコメントとともに、試合中の写真が複数添付されている。バイエルンはUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)ラウンド16・ファーストレグでレバークーゼンと対戦し、ケインの2ゴールの活躍で勝利を収めた。Half the job done. What a night at the Allianz ! pic.twitter.com/7chHggfUKd — Harry Kane (@HKane) March 5, 2025 この投稿には多くの「いいね」が集まり、「素晴らしいパフォーマンス!」「セカンドレグも期待しています」といったコメントが寄せられている。
2025年03月06日元プロ野球選手のアダム・ブレット・ウォーカーIIが15日、自身のインスタグラムを更新。【画像】上地雄輔が読売巨人軍キャンプへ!坂本勇人との2S公開に「最高すぎる」との声福岡県にある観光名所「櫻井二見ヶ浦の夫婦岩」を訪れ、バレンタインのメッセージを投稿した。「Happy Valentine’s Day‼️ ❤️ 」とシンプルに綴り、美しい景色をバックにした写真を公開。プロ野球選手として活躍した彼が、日本で穏やかな時間を過ごしている様子がうかがえる。 この投稿をInstagramで見る Adam Brett Walker II(アダム ウォーカー)(@walkoff28)がシェアした投稿 ファンからは「❤️❤️❤️❤️❤️」「もうプロ野球ではプレーしないの?」といったコメントが寄せられている。
2025年02月15日バイエルン・ミュンヘンのハリー・ケインが8日、公式Xを更新。【画像】ハリー・ケイン、PK弾でバイエルンを勝利に導く!次戦に向け意気込みケインは「Getting the job done! Another good win at home. Roll on Wednesday 」と投稿し、試合中の写真を添えた。これは、7日に行われたブンデスリーガ第21節、ブレーメン戦での勝利を受けてのもの。この試合でバイエルンは3-0で勝利し、ケインは2ゴールを挙げる活躍を見せた。ケインの投稿にある「Roll on Wednesday」は、次の試合が水曜日に予定されていることを指しており、チームの連勝を続ける意気込みが感じられる。Getting the job done! Another good win at home. Roll on Wednesday pic.twitter.com/r5b5BIE6ur — Harry Kane (@HKane) February 7, 2025 この投稿には多くのいいねが集まり、ファンからは「素晴らしいパフォーマンス!」「次の試合も頑張って!」といったコメントが寄せられている。ケインの活躍とチームの快進撃に、サポーターの期待が高まっている。
2025年02月08日ジェフリー・アーチャーが1979年に発表した小説『ケインとアベル』を原作として、音楽のフランク・ワイルドホーン、脚本・演出のダニエル・ゴールドスタインをはじめとするトップクリエイター陣、そして松下洸平、松下優也ら選りすぐりのキャストによって世界初演の幕を開けたミュージカル『ケイン&アベル』。極上の人間ドラマを紡ぎ出し、素晴らしく見ごたえのある作品に仕上がった。その公演の模様をお伝えする。ロレンティナ=咲妃みゆ(中央)巨大なキューブ状の舞台装置に映し出される、発展するアメリカの姿。観客が自然に20世紀初頭のアメリカに入っていったところで、ストーリーテラーであるフロレンティナ(咲妃みゆ)が現れる。彼女が手にしたアルバムの“スナップショット” によって、観客はウィリアム・ケイン(松下洸平)とアベル・ロスノフスキ(松下優也)という、同じ日に生まれ、宿命の糸で結ばれたふたりの男の物語をたどっていくことになる。左から)ウィリアム・ケイン=松下洸平とアベル・ロスノフスキ=松下優也ボストンの名家に生まれ、家の名を冠した銀行とその仕事に誇りを抱いているウィリアム。一方、ポーランドの山奥に生まれて苦難の果てに“アメリカン・ドリーム”を叶えようとするアベル。彼らの生い立ちも人間関係も、対照的でありながら相似形をなしている。公私共に大きな存在である親友、マシュー・レスター(植原卓也)とジョージ・ノヴァク(上川一哉)。恋に落ちて結婚し子どもをもうける女性、ケイト・ブルックス(愛加あゆ)とザフィア(知念里奈)。彼らの後見人と言うべき男性、アラン・ロイド(益岡徹)とデイヴィス・リロイ(山口祐一郎)。そして彼らの子ども、リチャード・ケイン(竹内將人)とフロレンティナ。このふたりは、性別が異なることも大きな意味をもつ。マシュー・レスター=植原卓也(右)ジョージ・ノヴァク=上川一哉(右)ケイト・ブルックス=愛加あゆザフィア=知念里奈アラン・ロイド=益岡徹(左)デイヴィス・リロイ=山口祐一郎(左)左から)フロレンティナ=咲妃みゆ、リチャード・ケイン=竹内將人また、ふたりにとって“光”の関係である上記の人々とは異なり、“闇”を背負ってふたりの間にいるヘンリー・オズボーン(今拓哉)。彼とウィリアムの因縁がきっかけとなって展開していったことを考えると、いわばヘンリーを媒介としてウィリアムとアベルは表裏をなす存在となったのだ。観客の共感を呼ぶ人間味にあふれている彼らは、絶妙なキャスティングによってキャストと役柄が素晴らしくマッチしている。求められる役割を十二分に果たしている人々の中にあって、個人的に強く印象に残ったのは上川一哉のジョージだ。朗らかさと、復讐に燃えるアベルに抵抗を示しながらもどこまでもよりそい続けた誠実さ。観客にとってもいい意味で肩の力が抜ける癒しポジションを、上川は自身の持ち味と確かな技量でのびやかに演じている。ジョージ・ノヴァク=上川一哉(中央)さらに、山口祐一郎のデイヴィスもこれまで彼が演じてきた役の数々を思い起こすとかなり異色。自身の持つ土地から石油が出たことをきっかけにホテルグループのオーナーとなった、テキサスの男。その出自を匂わせる口調や佇まい、アベルの資質を見出す眼も持つ大らかな人柄。アベルの道標足りえる説得力の一方で、進退窮まって追い詰められた時に見せた弱さは、非常に新鮮な姿だった。そして何より、この舞台をリードし光り輝いているのは、言うまでもなくウィリアムの松下洸平とアベルの松下優也。イメージカラーとしてウィリアムは青、アベルは赤を配されているが、まさにそれ。静かに、だが高い温度で燃える青い炎と、大きな火花を散らしながら燃える赤い炎とが相対する時、観客はこのうえない高揚感に包まれる。松下洸平は繊細な感情表現によって、生真面目な理想家、だが時には潔癖であるがゆえに他人を追い詰めてしまう面もあるウィリアムをほのかな色気すら漂う魅力的な人物として現出している。一方の松下優也も、移民から立身していこうとする野心家、情も厚いが怒り・恨みも激しいアベルをダイナミックに演じ、こちらも素晴らしく色香が漂っている。極上のキャスト陣と共に、フランク・ワイルドホーンのメロディーラインの美しさ、編曲を担当したジェイソン・ハウランドの的確な仕事ぶりを忘れる訳にはいかない。アンサンブルの的確かつ厚みのあるコーラスワーク、さらに各場面のデュエットでのハーモニーは、間違いなく聴く者を魅了する。有村淳の衣裳も、20世紀アメリカの時代の変化を反映したデザインはスタイリッシュで最高にキャストを引き立てている。特に、ウィリアム初登場時の艶やかなタキシードや、ホテル王に上り詰めたアベルのストライプのダブルスーツは白眉。スーツに軍服、女性陣の華やかなドレスや普段着のワンピース、ウィリアムとアベルに至ってはノースリーブとパンツのインナーウェアまで、視覚的にもゴージャス。こうしたクリエイティブワークの素晴らしさも、挙げていくとキリがない。怒りと絶望の果てに希望の光が輝くエンディングで後味もよく、どこをとっても舞台でミュージカルを観る悦びを感じさせてくれる極上のステージだ。取材・文:金井まゆみ<公演情報>ミュージカル『ケイン&アベル』原作:ジェフリー・アーチャー音楽:フランク・ワイルドホーン歌詞:ネイサン・タイセン編曲:ジェイソン・ハウランド振付:ジェニファー・ウェーバー脚本・演出:ダニエル・ゴールドスタイン【配役・キャスト】ウィリアム・ケイン:松下洸平アベル・ロスノフスキ:松下優也フロレンティナ:咲妃みゆザフィア:知念里奈ケイト・ブルックス:愛加あゆジョージ・ノヴァク:上川一哉マシュー・レスター:植原卓也リチャード・ケイン:竹内將人ヘンリー・オズボーン:今拓哉アラン・ロイド:益岡徹デイヴィス・リロイ:山口祐一郎【東京公演】日程:2025年1月22日(水)~2月16日(日)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】日程:2025年2月23日(日)~3月2日(日)会場:新歌舞伎座チケット情報:()公式サイト:
2025年01月24日ミュージカル『ケイン&アベル』(読み:けいんとあべる)が1月22日、東京・東急シアターオーブで開幕した。イギリスの国民的作家であるジェフリー・アーチャーのベストセラー小説『ケインとアベル』を原作とした東宝ミュージカルの最新作で、世界初演のオリジナルミュージカルとして上演。主演を務める松下洸平、そのライバルを演じる松下優也、咲妃みゆ、知念里奈、愛加あゆ、益岡徹、山口祐一郎が初日を迎えた心境と、手応えを語った。左から)松下洸平、松下優也左から)山口祐一郎、益岡徹左から)愛加あゆ、知念里奈、咲妃みゆ松下洸平が銀行家の父の跡を継ぐという、将来を約束されたボストン生まれのウィリアム・ケイン役を、松下優也がケインと同じ日に生まれ、ポーランドの山奥で過酷な幼少期を過ごしたアベル・ロスノフスキ役をそれぞれ演じる。東宝ミュージカル初主演となる松下洸平は「思ったよりも緊張せず、リラックスして舞台に臨めた。お客様がいてくださることが、安心につながり、充実した初日を迎えられた」と安堵の表情。見どころは「とてもフレッシュなところ」だといい、「長い歴史を背負った作品の素晴らしさはもちろん、長く愛されるミュージカルが数多くあるなかで、我々が今やっていることは、誰も見たことがない、やったことがないこと。すごく新鮮です」と、世界初演の挑戦に胸を張った。一方、松下優也は「まずはホッとしています」と無事に幕が上がったことに、胸をなでおろし、「割と喜怒哀楽が激しいタイプで、新作の稽古後半はやることも多くなり、切羽詰まるんですが、隣に洸平君がいてくれたおかげで、平穏な気持ちで過ごせた。最高の存在です」と感謝を伝えていた。ダニエル・ゴールドスタインによる演出のもと、約1ヶ月半に及ぶ稽古が進められ、松下洸平は「言葉の壁があるかと思っていたが、言葉を超えたところで繋がれたと感じることが多かった」と振り返る。「たくさんの人たちが、情熱やパッションをもって接してくださったので、言葉以上に受け取るものがありました」と、学びの大きな稽古だったと明かした。稽古については、松下優也も「今回は全員、シングルキャストなので、メンタルも含めて、支え合いでしか乗り越えられないと思った。自分だけが頑張っても、たどり着けない場所なので、稽古場で洸平君が寄り添ってくれた」と改めて謝意。劇中ではライバル関係にあるが、「ライバルと言うよりは相棒」だと全幅の信頼を寄せていた。それだけに、お互いへの敬意は以前にも増して強くなったそうで、「尊敬できるところは、数えきれないくらいあります。びっくりしたのは、ずっと練習しているんですよ。こんな研究熱心で努力家な役者は、なかなかいない」(松下洸平)、「すごく周りを見ていますよね。やることが多いにも関わらず、他人のお芝居もしっかり見ていて。他の撮影もあったりするのに、常に冷静で」(松下優也)と、賞賛の言葉を贈り合った。取材・文・撮影:内田涼<公演情報>ミュージカル『ケイン&アベル』原作:ジェフリー・アーチャー音楽:フランク・ワイルドホーン歌詞:ネイサン・タイセン編曲:ジェイソン・ハウランド振付:ジェニファー・ウェーバー脚本・演出:ダニエル・ゴールドスタイン【配役・キャスト】ウィリアム・ケイン:松下洸平アベル・ロスノフスキ:松下優也フロレンティナ:咲妃みゆザフィア:知念里奈ケイト・ブルックス:愛加あゆジョージ・ノヴァク:上川一哉マシュー・レスター:植原卓也リチャード・ケイン:竹内將人ヘンリー・オズボーン:今拓哉アラン・ロイド:益岡徹デイヴィス・リロイ:山口祐一郎【東京公演】日程:2025年1月22日(水)~2月16日(日)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】日程:2025年2月23日(日)~3月2日(日)会場:新歌舞伎座チケット情報:()公式サイト:
2025年01月23日『ジキル&ハイド』『スカーレット・ピンパーネル』『デスノート』などで知られる世界的作曲家、フランク・ワイルドホーンの新作『ケイン&アベル』が日本で世界初演を迎える。原作は、イギリスの国民的作家ジェフリー・アーチャーによるベストセラー小説。脚本・演出は『ニュー・ブレイン』『ザ・ミュージック・マン』のダニエル・ゴールドスタイン(翻訳:小田島創志・一川華)、歌詞はネイサン・タイセン(訳詞:竜真知子)、編曲はジェイソン・ハウランド、振付はジェニファー・ウェーバーが手掛け、松下洸平と松下優也が主演する。舞台は20世紀のアメリカ。ボストンの名家ケイン家に生まれたウィリアム(松下洸平)は、幼くしてタイタニック号の事故で父親を亡くすも、父のような銀行家になるべく勉学に励んでケイン・アンド・キャボット銀行に入行する。一方、ウィリアムと同じ日にポーランドの山奥で生まれたヴワデク(松下優也)は、劣悪な環境で育ち戦災孤児となるも、度重なる苦難を乗り越えアメリカへ。アベル・ロスノフスキと名乗ってウェイターとして働くうち、ホテル王デイヴィス・リロイ(山口祐一郎)に認められてホテル経営に携わるようになる。そんな矢先、アメリカを大恐慌が襲い、ホテルへの融資をウィリアムに断られて非業の死を遂げるリロイ。アベルはウィリアムへの復讐を決意し、ふたりは対立を深めていく――。このほか、咲妃みゆ、知念里奈、愛加あゆ、上川一哉、植原卓也、竹内將人、今拓哉、益岡徹ら、世界初演にふさわしい豪華キャストが集結。ミュージカル『ケイン&アベル』プロモーション映像ワイルドホーンが「アメリカ史を背景に、世代と時代を超えていくつもの家族を描いたドラマであり、多彩な人物造形、波乱の展開、そして優れた演劇性を備えています。『ケイン&アベル』はまさにミュージカルにうってつけの作品なのです」と語る壮大な物語をオリジナルキャストとして描き出す。ゆくゆくは海外でも上演されるであろう注目の公演は、本日1月22日(水)に東京・東急シアターオーブで開幕。2月16日(日)までの東京公演の後、大阪・新歌舞伎座でも公演を行う。文:熊田音子★松下洸平さん×松下優也さんの対談を前後編で掲載中!【前編】~枠に留まらない僕らだからこそ~()【後編】~刺激的な稽古場での発見~()<公演情報>ミュージカル『ケイン&アベル』原作:ジェフリー・アーチャー音楽:フランク・ワイルドホーン歌詞:ネイサン・タイセン編曲:ジェイソン・ハウランド振付:ジェニファー・ウェーバー脚本・演出:ダニエル・ゴールドスタイン出演:ウィリアム・ケイン:松下洸平アベル・ロスノフスキ:松下優也フロレンティナ:咲妃みゆザフィア:知念里奈ケイト・ブルックス:愛加あゆジョージ・ノヴァク:上川一哉マシュー・レスター:植原卓也リチャード・ケイン:竹内將人ヘンリー・オズボーン:今拓哉アラン・ロイド:益岡徹デイヴィス・リロイ:山口祐一郎【東京公演】日程:2025年1月22日(水)~2月16日(日)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】日程:2025年2月23日(日·祝)~3月2日(日)会場:新歌舞伎座チケット情報:()公式サイト:
2025年01月22日イギリスの国民的作家ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説『ケイン&アベル』がミュージカルとなって再誕。1月22日、東急シアターオーブにて世界初演の幕を開ける。クリエイター陣には、音楽フランク・ワイルドホーン(『ジキル&ハイド』)、脚本・演出ダニエル・ゴールドスタイン(『ザ・ミュージック・マン』)など世界の精鋭が集結した。ボストンの名家に生まれ、裕福に育ったウィリアム・ケインと、ポーランドの山奥に生まれ孤児となり、苦境を生き抜いて来たアベル・ロスノフスキ。同じ日に生を受けたふたりの青年は、ケインは銀行頭取に、アベルはホテル王へとのし上がり、運命の出会いを果たして激しくぶつかり合う。ケイン役の松下洸平とアベル役の松下優也、ともに俳優であり、また音楽アーティストとしても華々しい活躍を見せるふたりが、激動の人間ドラマを主導。【後編】は、稽古真っ只中に行われたインタビューをお届け。“このふたりならでは”のミュージカルを立ち上げようと奮闘中の稽古場で、作品やそれぞれのキャラクター、そしてお互いを深く見つめて語り合った。「ミュージカル」の枠に留まらない作品。表現の幅をどれだけ見せられるか――ここまでの稽古の感触や、作品の状況などをお話いただけますか?洸平稽古はついていくのに必死なくらい、ものすごい速さで進んでいます。立ち稽古が始まって一週間くらいで一幕を通したほどです。優也通したけど、まだふたりともミザンス(立ち位置や動線)も入っていなくてグダグダでしたね(笑)。洸平最後はすごくカッコよく「ジャン!」みたいにして終わるんですけど、あんな情けないジャン!はなかったよね(笑)。でもすごく刺激的な稽古場です。優也この作品、ミュージカルにしては会話劇のように台詞が多いんですよ。家に帰ったら「明日たぶんあのシーンやるから台詞覚えとかないと!」みたいに覚えることに追われて。最初の一週間はがむしゃらに過ごした感じでしたね。洸平演出や振付、ステージングはブロードウェイで活躍されているスタッフの方々が作ってくださっていることもあって、作品として面白いのは間違いないです。観に来てくださる方々に、ミュージカルだからこその壮大なものをお届けできるのは確信していて。でも、そこからさらに細かいところを、逆に“ミュージカルだから”という部分にこだわらずにやっていこうと思っています。単純に、僕は演劇として、とても面白い作品だと思っているんです。優也君が言ったように、これ本当にミュージカルだっけ!?って思うくらい、ずっとふたりだけで喋っているシーンがあったりします(笑)。優也本当にメッチャ会話劇。この会話こそ歌にせえへん!?って。洸平そうそう(笑)。でもそうやって会話で見せられるところもあるのがこの作品の面白さだし、我々に課されている部分でもあると思います。優也うん!洸平ミュージカルとしての素晴らしさと演劇としての素晴らしさ、あとエンターテインメントショーとしての素晴らしさ、この三つが入っているので、あとは僕たちがそれぞれをどれだけ大きくしていけるかが、この作品をより面白くする鍵なんじゃないかなと思います。優也本当に洸平君が言ってくれたように、会話劇みたいなところとショーアップされた部分の両方が混在していて、グランドミュージカルには結構珍しいタイプなんじゃないかなと思います。自分はとくに音楽だけ、ミュージカルだけ、みたいにフィールドを限定して活動して来なかったんですが、そこはきっと洸平君も同じですよね。二足の草鞋みたいな活動をしてきたからこそ、この『ケイン&アベル』で表現の幅を見せられるんじゃないかなと。その振れ幅が今回の面白味かなと思います。稽古場での印象は――「めちゃくちゃカッコいい」「そこにもう答えがあるという感じ」――稽古場でお互いに向き合って、あらためて発見したことなどはいかがですか?松下洸平(撮影:杉映貴子)洸平優也君はもう、めちゃくちゃカッコいいです。ケインとアベルは対になるキャラクターで、ケインは裕福な家庭に育った、わかりやすく言うとお坊ちゃんのエリートですけど、アベルは真逆で、身寄りのないところからのし上がって来た野生的な人物。優也君の演じるアベルはまさにそういう、メラメラと燃えたぎっている感じです。稽古の段階でこれだけカッコいいアベルなので、本番はもっとヤバいと思います!松下優也(撮影:杉映貴子)優也洸平君も音楽アーティストとして活躍されているし、自分も音楽活動からミュージカルの世界に入って来た人間だから、洸平君がどんなふうにミュージカルで歌うんだろう、というのは結構興味があったんですよ。初めての本読みをやった時に、歌がものすごく繊細だったんですね。歌の技術として、ケインの心情がすでに本読みの時点で盛り込まれているのに驚きました。二幕にケインのメチャクチャいいソロ曲があるんですけど、それはとくに素晴らしいなと思ったし、純粋に勉強になるなと思いました。立ち稽古が始まってからは、今回は劇場がシアターオーブで結構大きい空間なので、最初はとりあえず大きくやってみるスタートもあると思うんですよ。でも洸平君はもう、そこだけで成立しちゃうお芝居を完成させているのが凄くて。そんなに大きく動かなくてもお芝居が成立するって、本当にお芝居を捉えている人じゃないと出来ないなと自分は思うので。やっぱりそれは映像でもこれだけご活躍されているからこそなのかな、と思いましたね。稽古場で見ていて、そこにもう答えがあるという感じ。そんなふうに、ちょっとしたふたりのやりとりを見ようとする感覚ってあまりミュージカルの現場にはないことだから、そこも純粋に楽しんでいますね。――ご自身の役柄について、稽古を通して見えてきた人物像について伺いたいと思います。洸平ケインは、台本を読んで僕がイメージした通りかなとは思いましたが、演出を受けて動いてみると意外とチャーミングなところもあるなと感じています。あとは意外と短気です(笑)。ちゃんと自分の意見を言って、信念が強くて頑固なので。その強さは本読みをした時よりも二割増しくらいになっているなと感じています。それは演出のダニエルの要望で、それくらい強い人間じゃないと、銀行の頭取になんてなれないだろうなと思うので、僕もすごく納得しています。誠実な人間ではあるけれど、頑固さや強さといったものをこれからもっと足していけたらなと思っています。優也アベルはポーランドからアメリカに移民としてやって来て、ここから上にのし上がっていく!という強い野望を掲げたところからスタートするんです。非常に喜怒哀楽が激しい、アップダウンの激しい人だなと思いますね。実際アベルの周りでいろんなことが巻き起こるからというのはあるんだけど、その激しい感情の揺れを一つひとつ、繋いでいけるようにしていきたいですね。ケインとアベル、役としての野心と表現者としての野心――ケインとアベル、それぞれの野心のぶつかり合いが両者の対立を引き起こすわけですが、その野心についてはどのように理解、共鳴しているのでしょうか。洸平ケインはアベルに対して、出会った時から基本的にはリスペクトの気持ちがあるんです。投資をする上で彼のプレゼンを聞いて、銀行としてはお金は貸せないけど個人として貸せるだけの素晴らしい人材だということは感じていた。でもその気持ちをケインはあまり表には出さなかったんです。それがいつしか憎しみ合う存在になってしまったことに対しても、どこか悲しさをずっと抱きながら暮らしていたのではないかと思います。僕は台本を読みながら、これだけ相手をリスペクトしていたのに、ボタンの掛け違いひとつでこうなってしまうなんて、すごく数奇な人生だなと感じました。素直になれないことの辛さのような感じです。そうしたふたりを歯がゆい気持ちで観ていただくのも、この作品の面白さじゃないかなと思います。優也アベルの野心的なところは表面化されてるからわかりやすいと思うんです。ケインかアベル、どっちのほうが共感できるかといったら、自分は絶対的にアベルなんですよね。ケインとアベルは同じ年、同じ日に生まれたけれど、その境遇はまったく違う。で、ケインがアベルに対して色眼鏡で見ていると、アベルはそう思っているんだけど、実は逆で、アベルの方がケインに対して色眼鏡で見ているんだなと思うんですよね。普通の人なら経験しないような壮絶な体験をして、命からがら生き延びてアメリカにやって来た。そんなふうにして這い上がって来た人間だから、おそらくケインのことを「あなたはいいよね。最初からいい環境でやってきた」と偏った見方をしている。そこは、ちょっと自分もそういう面を持っているかもしれないなと思ったりします。今こうして素晴らしい仕事をさせていただけていることはありがたい、でも元々そうだったわけじゃない、やっと今ここに辿り着いて来た人間だと思っているので。まあでも、もちろん皆それぞれ表に出さないだけで、いろんな経験や苦しみがあるとは思いますけど。アベル自身は、ケインに対してそういう先入観で見てしまっているのだなと思います。――では最後におふたり個人の、表現者としての洸平さんの野心、優也さんの野心をお聞きしたいです。洸平僕自身の野心としては、今はとにかくこの作品を面白くすることだけです。そのために自分に何が出来るのか、そのことしか考えていないです。野心なんてカッコいいものじゃないですけど、とにかく常に全体を見ながら、自分のことばかりにならずに、一人ひとりの顔を見ながら芝居をすることが大切だなと思っています。この先に向けた野心というのも、今やるべきことを一生懸命やることが明日につながっていくと思っています。優也自分も洸平君と似ていますね。最終的に自分がこのキャリアにおいて、どこまでたどり着けるかはすごく興味があります。でもそれもこうした作品との出会いで意味を成すことなので、今回は『ケイン&アベル』に向き合った時に、この作品をどれだけいいものにできるか、そこに自分の価値があると思うんですね。今やっている作品に集中する、自分のやるべきことに向き合う、それが次の仕事に繋がっていくのだと思っています。取材・文:上野紀子撮影:杉映貴子★松下洸平×松下優也『ケイン&アベル』対談【前編】はこちら()<公演情報>ミュージカル『ケイン&アベル』原作:ジェフリー・アーチャー音楽:フランク・ワイルドホーン歌詞:ネイサン・タイセン編曲:ジェイソン・ハウランド振付:ジェニファー・ウェーバー脚本・演出:ダニエル・ゴールドスタイン【配役・キャスト】ウィリアム・ケイン:松下洸平アベル・ロスノフスキ:松下優也フロレンティナ:咲妃みゆザフィア:知念里奈ケイト・ブルックス:愛加あゆジョージ・ノヴァク:上川一哉マシュー・レスター:植原卓也リチャード・ケイン:竹内將人ヘンリー・オズボーン:今拓哉アラン・ロイド:益岡徹デイヴィス・リロイ:山口祐一郎【東京公演】2025年1月22日(水)~2月16日(日)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2025年2月23日(日)~3月2日(日)会場:新歌舞伎座チケット情報:()公式サイト:
2025年01月21日イギリスの国民的作家ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説『ケイン&アベル』がミュージカルとなって再誕。新年1月、世界初演の幕を開ける。クリエイター陣には、音楽フランク・ワイルドホーン(『ジキル&ハイド』)、脚本・演出ダニエル・ゴールドスタイン(『ザ・ミュージック・マン』)など世界の精鋭が集結した。ボストンの名家に生まれ、裕福に育ったウィリアム・ケインと、ポーランドの山奥に生まれ孤児となり、苦境を生き抜いて来たアベル・ロスノフスキ。同じ日に生を受けたふたりの青年は、ケインは銀行頭取に、アベルはホテル王へとのし上がり、運命の出会いを果たして激しくぶつかり合う。ケイン役の松下洸平とアベル役の松下優也、ともに俳優であり、また音楽アーティストとしても華々しい活躍を見せるふたりが、激動の人間ドラマを主導する。ぴあアプリでは、開幕を前に1月1日より配布中の ステージぴあ() に掲載中のふたりのインタビューを再編集し、誌面に載せきれなかったお話も公開! 昨年秋に行われた製作発表会見後、初共演で世界初演の大作に挑むふたりの熱き思いプレイバックしてお届けします。王道のグランドミュージカルで、どれだけ自由に表現できるか――まずは、製作発表を終えた今の率直な心境からお話いただけますか?洸平いよいよ動き出しそうだなという感じですね。まだ台本や楽曲などの素材が全部揃っていないので、どんな舞台になるのか想像するしかない部分もたくさんありますけど。でも優也君を始めキャストの皆さんや関係者の方々とお会いできたので、始まるな!という感じがしました。皆さんとお話して、面白い稽古場になるんじゃないかなと思いましたね。優也僕も、新作ミュージカルを作る責任の重さを感じたりもしていたんですが、今日皆さんとお会いして、すごい心強いキャストだなと思って。自分が無理して頑張らなきゃというより、皆で一緒に作っていけそうだなという安心感が生まれましたね。次にまた稽古場で皆さんと会えるのが楽しみになりました。――素材が全部揃っていないとのお話ですが、現時点での台本や楽曲の感想など、伺えますでしょうか?優也台本はまだ準備稿という段階で、一番最初にいただいた時から、もう何度もアップデートされているんですよ。その度に面白くなっていっている印象です。小説が原作なだけあって、場面の描写もディテールがとても丁寧に書かれているし。洸平うん、確かに。楽曲のほうもまだデモなので、メロディーラインを追うくらいしか出来ない段階ですね。でも本当にフランク・ワイルドホーンさんのメロディーは美しいなと思います。これを皆でせーの!で歌う日が来ると思うと、ちょっといい意味でゾワゾワッとしますね(笑)。どんなに分厚い音になるだろうなと。――洸平さんのケイン、優也さんのアベル、それぞれの個性が際立つソロナンバーも?洸平そうですね。アベルの場合は、野心を持ってニューヨークに来る場面の歌も、すごくダイナミックな音楽ですし。あと僕、個人的にはワイルドホーンさんのバラードがめちゃくちゃ好きなので、あれは早く歌いたいなと思います。――ケインには素敵なソロバラードがあるんですね。洸平でも、ふたりともにあるんじゃないかな?優也まだ全部揃ってるわけじゃないから、わからないよね。洸平そうなんだよね。台本も今はまだ直訳っぽいので、たぶん稽古が始まったら「こう言ったほうがいいのでは」とか意見が出て来るんじゃないかと。グランドミュージカルという王道のものに、どれだけ僕たちが縛られずに、自由に表現できるかというのは考えますね。たくさんのミュージカル俳優さんがいる中で、僕と優也君が選ばれているわけですから、いい意味で型にハマらない表現の仕方もトライしてみたいなと思います。ミュージカル『ケイン&アベル』ビジュアル「親近感しかない」ふたりで挑む“世界初演”――おふたりが会って話をするのは、本作のビジュアル撮影に続いて今回が2回目と伺っていますが、すでに意気投合といった雰囲気ですね。洸平もともと優也君の存在は知っていましたし、僕はいちファンとして優也君の音楽を聴いていたので。同じようなジャンル感で音楽を作っている者同士で、そして同じ松下なので(笑)、勝手に親近感を持っていました。いつかどこかでお会いするんだろうなとずっと思っていたので、あらためてこうして会っても、さほど距離感を感じないですね。優也僕もずっと洸平君自身のこと、洸平君の音楽活動やバックボーンも知っていたので、もう親近感しかない(笑)。洸平君も自分と一緒で役者と音楽、両方やられていて、しかも第一線で活躍されている。自分がその両方をやる楽しさと大変さを知っているから、洸平君はどんな思いでやっているんだろうな〜というのは正直、いろいろ聞きたいことは山ほどあります。悩んでいることとか、共鳴出来る部分はきっとあるだろうなと勝手に思っていて。洸平うん、そうだね。優也だから、早く一緒に飲みに行きたいです。飲みに行ったらもう完成するような気がしますね。洸平ハハハ!――洸平さんは、ミュージカル出演は7年ぶりだそうですね。優也え、7年ぶり!?洸平うん。最後に『スリル・ミー』をやったのが2018年で、それは小劇場ミュージカルだから、グランドミュージカルはその前の2017年の『スカーレット・ピンパーネル』以来だとすると、7年ぶりぐらいですね。――本作のオファーに、躊躇などはなかったのかなと。洸平いや、躊躇しましたよ、メチャクチャ躊躇しましたよ!(一同笑)そもそも、僕はもうミュージカルはやらないかな……と思っていたので。やっぱり本当に大変でしょ?優也ミュージカルが?いや、まあ大変ですけど、映像でも何でも大変ですし。大変さの質が違う感じは、ありますけどね。洸平そう、ミュージカルには歌があるから“音符の正解”があるわけじゃないですか。そこを毎公演、しっかりなぞって完璧にこなし続けるミュージカル俳優の方々を本当にリスペクトしているんですよ。凄いな!と。だからミュージカルを観に行くことは好きなんですけど、それをやるとなると、そりゃ勇気がいりますよね。失敗したらどうしよう〜とか。でもそれは主演とかは関係なく、全員が同じリスクを背負って舞台に立っているわけだから、やっぱり凄いことだなと。大変だけど、全員の呼吸がうまくハマっていいグルーブが出た時は、普通のお芝居では感じられない、また別の感動が絶対にあるんだろうなと思います。――優也さんは、多くのミュージカル作品を経験されていながらも、“ミュージカル俳優”という枠に留まらない印象があります。優也そうなんですよ。“ミュージカル俳優”で検索しても僕は出て来ないんです(笑)。自分でも自分がよくわからないです。まあ、それを決めるのは見てくださっている皆さんだし。どこを自分の魅力と思ってくれているのか、わからないですからね。ただひとつ言えるのは、自分はエンタメ、芸事が好きなだけであって、ミュージカルだから、映像だから、音楽だからというジャンルの違いはそんなに意識していないんですね。もちろんアウトプットの最終形はそれぞれ違うけど、“表現する”という意味では結局一緒なので。自分がやる作品に関しては、ミュージカルも好きですよ。だから、それこそ『ケイン&アベル』をやる洸平君と僕は、いわゆるミュージカルの正統派とは違うかもしれない。そんな僕らにやらせてもらえるってことは、何でもやっちゃっていいのかな〜と。洸平ハハハ!そういうことだよね。優也まずはその心意気が嬉しいですね(笑)。本当に新しいものを作ろうとしているのだろうなと思います。ワイルドホーンさんの楽曲を世界で最初に僕らが歌う、それは非常に楽しみです。ブロードウェイ作品の翻訳版をやる場合、すでにお手本があるじゃないですか。それを踏まえて自分はこんなふうに表現してみよう、と考えるわけだけど、今回はこれが世界初演だから、自分の表現がお手本になるわけで。責任感も湧いてくるし、作り甲斐があるな!と思いますね。洸平素晴らしい。優也君、頼もしいです。メチャクチャ頼ります。優也いやいや、お互いに頼り合いましょ(笑)。海外でも上演されるくらいの作品を――おふたりがやるからこそ立ち上がる新感覚のミュージカル、期待が募ります。優也ただ、この『ケイン&アベル』は作品としては古典的な要素も押さえているから、まったく新しいものをやるというより、古き良きものに新たなスパイスが加わる、みたいな感じになるんじゃないかなと思うんですね。洸平より演劇的なものを作りたいな、という欲はあります。優也君が言ってくれたように、古典的な部分と新しいものをうまくミックスさせつつ、芝居としても高いクオリティのものを目指せたらいいなと。それは僕たちだけが思っていても叶わないことなので、出演者全員で、同じテンションでやれるといいなと思っていますね。もちろんミュージカルの熟練の方々のお知恵をお借りしながら、自分たちが目指すのは、古典的だけど攻めた作品。いかに楽しんで崩しながらも継承していくか、が課題かなと思っています。――製作発表で優也さんがおっしゃった、“東の松下、西の松下”のタッグを、多くの観客が楽しみにしているはずです。優也ほら!もう皆に言われてる〜!(一同笑)そうですね。“東の松下、西の松下”を観に来てもらって。東京公演に大阪公演もありますので、もしかしたら東京は僕がアウェーになって、大阪は洸平君がアウェーになるかも……!?洸平いやいや、それは大丈夫でしょう(笑)。本当に、面白いエンターテインメントが出来ると思うし、演劇ファンの人たちもミュージカルファンの人たちも、見応えのあるものを持って帰っていただけるんじゃないかなと思います。――シングルキャストなので体調に気をつけて、ぜひ完走していただきたいと思います。優也それですよ!本当にそれが心配です。洸平あ、それを心配って思ってくれているんだ、良かった〜。皆心配だよね、そこは。優也心配だと思います。ただ、全員がシングルやから、逆に気持ち一緒って思えると、頑張れそうな気がする。洸平そうだね、そこはみんなで支え合っていけるといいですね。このカンパニーなら大丈夫な気がします。優也うん、いつか海外でもやってもらえるくらいのいい作品を、僕ら皆で作っていきますよ!取材・文上野紀子撮影:石阪大輔★稽古開始後のふたりを直撃した【後編】掲載中!松下洸平×松下優也『ケイン&アベル』対談【後編】()<公演情報>ミュージカル『ケイン&アベル』原作:ジェフリー・アーチャー音楽:フランク・ワイルドホーン歌詞:ネイサン・タイセン編曲:ジェイソン・ハウランド振付:ジェニファー・ウェーバー脚本・演出:ダニエル・ゴールドスタイン【配役・キャスト】ウィリアム・ケイン:松下洸平アベル・ロスノフスキ:松下優也フロレンティナ:咲妃みゆザフィア:知念里奈ケイト・ブルックス:愛加あゆジョージ・ノヴァク:上川一哉マシュー・レスター:植原卓也リチャード・ケイン:竹内將人ヘンリー・オズボーン:今拓哉アラン・ロイド:益岡徹デイヴィス・リロイ:山口祐一郎【東京公演】2025年1月22日(水)~2月16日(日)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2025年2月23日(日)~3月2日(日)会場:新歌舞伎座チケット情報:()公式サイト:
2025年01月21日バイエルン・ミュンヘンのハリー・ケインが1月16日、公式Xを更新。【画像】サッカー選手ハリー・ケインが1月7日、公式Xを更新。「That felt good! 」とコメントを添え、ザルツブルクとの親善試合を振り返った。ハリー・ケインは「A perfect night at home and a happy birthday for @ericdier 」とコメントし、試合中の写真を投稿。今回の投稿は、1月15日に行われたブンデスリーガ第17節、ホッフェンハイム戦での勝利を受けてのものだ。バイエルン・ミュンヘンはこの試合を5-0で制し、ケイン自身も1ゴールを決める活躍を見せた。さらに、元チームメイトで親友でもあるエリック・ダイアーの誕生日を祝福する心温まる一面も垣間見られる。A perfect night at home and a happy birthday for @ericdier pic.twitter.com/tMhqTnQPqq — Harry Kane (@HKane) January 15, 2025 この投稿には「素晴らしいパフォーマンス!」「ダイアーとの友情が素敵」といったコメントが寄せられ、多くのいいねが集まった。ケインの投稿は、試合での充実感とチームメイトへの思いやりが詰まったものとなった。
2025年01月16日俳優の松下洸平が11日、自身のインスタグラムを更新した。【動画】ダンスがかっこいい!俳優 松下洸平 CMに出演!「今日は『ケインとアベル』のお稽古がお休みなので収録DAYでした。楽屋でも喉を守るために吸入器を持って歩く平です」と綴り、複数枚の写真をアップした。1月22日からミュージカル『ケインとアベル』が渋谷ヒカリエで公演される。そこに向けて松下は楽屋でも喉をいためないように吸入器を持ち歩いていると明かした。続けて「一昨日からオーケストラも入って、みんなマイクつけて、せーので歌った時の迫力たるや。是非、劇場で体験してほしい。」と劇場での生の迫力を感じてほしいと綴っている。 この投稿をInstagramで見る 松下洸平(@kouheimatsushita_official)がシェアした投稿 この投稿に6万以上のいいねが集まり、「もうすぐ始まるのかと思うとドキドキワクワクです」「3回東京公演行きますよ〜❢」と心待ちにしているファンの声が多数寄せられた。
2025年01月12日『ジョン・ウィック』シリーズ第4弾『ジョン・ウィック:コンセクエンス』で盲目の暗殺者ケインを演じたドニー・イェンが、ケインを主人公としたスピンオフ映画に主演するだけでなく、メガホンも取ることになるようだ。ドニー・イェン自身が「Collider」とのインタビューで「(その情報は)正しいです」と肯定した。「ファンもスタジオも、どちらもそれが実現することを望んでいると思います。どうなるでしょう。まだわかりませんし、言えることもそんなにないですね。ただそうです。私たちは話し合っています。密に会話をしています。そのうちわかりますよ」と語った。武術家・アクション俳優として名高いドニー・イェンだが、映画監督やプロデューサーとしての顔も持っており、『ドラゴン危機一髪’97』や『ドニー・イェン COOL』の監督・製作を務めたこともある。今作については、「『ジョン・ウィック』シリーズを台無しにしたくないというプレッシャーと責任を感じています。シリーズになにか新しさを取り入れられるよう、ベストを尽くしたいです。ファンの期待外れにならないように。いつも通り、一生懸命やりたいです」と意欲を示している。映画ファンは「映画館で『ジョン・ウィック:コンセクエンス』を観終わった瞬間から、この映画を待ち望んでいた」「望んでいるなんてものじゃない。必要なんです!」と今作に対する期待のコメントをXに寄せている。(賀来比呂美)■関連作品:ジョン・ウィック:コンセクエンス 9月22日(金)全国公開®, TM & © 2023 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2025年01月10日サッカー選手ハリー・ケインが1月7日、公式Xを更新。【画像】ハリーケインがバイエルンへ移籍⚽️新天地でタイトル目指すこの試合はバイエルン・ミュンヘンが6-0で快勝。ケイン自身は得点を挙げることはなかったが、攻撃陣を牽引するプレーで勝利に貢献した。シーズン準備を進める中で、チーム全体の仕上がりの良さを感じさせる内容となった。試合後、ケインは公式Xで自身の出場を振り返り、ファンにメッセージを発信。ザルツブルク相手の圧倒的なパフォーマンスに、自身も満足した様子をうかがわせた。That felt good! pic.twitter.com/bfxynOXBIz — Harry Kane (@HKane) January 6, 2025 投稿には「ケインらしい素晴らしい動きだった!」「次の試合が楽しみ!」といった多くのファンコメントが寄せられ、新シーズンへの期待が高まっている。
2025年01月07日レスポートサック(LeSportsac)から、「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPÉ)」とのコラボレーションバッグが登場。2024年11月26日(火)より、アダム エ ロペ全店舗ほかにて発売される。種類豊富なバッグやポーチ第2弾となる今回のコラボレーションでは、「ギフト(GIFT)」をテーマに、男女問わず愛用できるバッグやポーチなど全10型を展開。カラーは「アダム エ ロペ」のモードな印象を軸にした、シルバーとブラックの2色となっている。3段テープのショルダーバッグ注目は、3段に施されたテープが印象的なショルダーバッグ。「レスポートサック」のロゴが入ったネイビーのテープがアクセントとなっている。収納が3つに分かれており、様々なシーンで活躍する便利なアイテムだ。大容量な2wayトートさらに、人気のリバーシブルトートが、メタリックなシルバーと定番ブラックの組み合わせにて登場。サイズは縦横36cmでマチも広いため、荷物が多い時や通勤バッグとしても使用可能だ。太めのショルダーを採用し、肩への負担が軽減されるよう作られている。ポーチやパソコンケースもそのほかにも、コスメや小物を入れられるスクエア型ポーチや、リバーシブルで裏表2色が楽しめるパソコンケースなど、バリエーション豊富にラインナップする。【詳細】レスポートサック×アダム エ ロペ 限定アイテム発売日:2024年11月26日(火)販売店舗:アダム エ ロペ全店舗、ジャドール ジュン オンライン※2024年11月1日(金)より、ジャドール ジュン オンラインにて予約受付を開始価格例:・LG リバーシブル トート(シルバー&ブラック) 22,000円・クイン バッグ(シルバー) 15,400円・ショルダー ドローストリング メッシュ トート(シルバー) 22,000円・レクタンギュラー コスメティック(ブラック) 4,840円・スクエア コスメティック(ブラック) 4,510円・モバイル ポーチ(シルバー&ブラック) 8,800円【問い合わせ先】アダム エ ロペTEL:03-6371-8060
2024年11月04日2025年1月から3月に東京・東急シアターオーブ、大阪・新歌舞伎座で上演されるミュージカル『ケイン&アベル』(読み:けいんとあべる)の製作発表会見が10月30日、都内で行われ、主演を務める松下洸平、そのライバルを演じる松下優也、共演する咲妃みゆ、知念里奈、山口祐一郎が出席した。イギリスの国民的作家であるジェフリー・アーチャーのベストセラー小説『ケインとアベル』を原作とした東宝ミュージカルの最新作で、世界初演のオリジナルミュージカルとして上演。東宝ミュージカル初主演となる松下洸平が銀行家の父の後を継ぐという、将来を約束されたボストン生まれのウィリアム・ケイン役を、松下優也がケインと同じ日に生まれ、ポーランドの山奥で過酷な幼少期を過ごしたアベル・ロスノフスキ役をそれぞれ演じる。松下洸平にとっては、初めてのグランドミュージカル出演となり「もちろん、不安やプレッシャーもありますが、ここにいる素晴らしいキャストの皆さんと一緒に、ひとつのゴールを目指して、大きな船を漕いでいきたい。毎日毎日、新しい発見と出会いに恵まれる作品になれば」と意気込みを語る。松下洸平座長としての抱負を問われると、「僕自身が先頭に立って、作品を引っ張っていこうとか、思い過ぎないように、皆さんと同じ目標に迎えれば。その目標をなるべく早く見つけられるに、そこは率先して意見を出していきたい」と神妙な面持ち。「世界初上演だからと気負わずに、僕らにしかできない作品にしたい。極上のエンターテインメントであるべきですが、楽しんでいただきつつ、何か問いを投げかけて終われれば」と背筋を伸ばした。一方、松下優也は「自分自身も、野心が強い方だと思います」と、叩き上げで成功の道を歩むアベルに自分を重ね、「洸平さんは内なる炎を燃やしている感じで、自然とケインとアベルの関係性を演じられるんじゃないかと思っている。たくさん吸収して、学んでいきたい」と期待感。「アメリカのケインと、ポーランドのアベルですけど、“東の松下、西の松下”になっていければ」と笑いを誘った。松下優也知念はアベルの妻・ザフィアを演じる。音楽を手掛けるフランク・ワイルドホーンとは、舞台デビュー作『ジギル&ハイド』から縁があり「久しぶりにフランクさんの歌を歌えてうれしい」と喜びの声。アベルとザフィアの愛娘・フロレンティナ役の咲妃は、脚本・演出を手がけるダニエル・ゴールドスタインとは、ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』でも演出を受けており、「2度目のご縁をいただいた、大変尊敬する演出家さん。大いなる挑戦に参加させていただくことが光栄で、身震いするほどドキドキしている」と心境を語った。知念里奈咲妃みゆそして宿命のライバル同士にとって、最大の衝突を生むきっかけとなるデイヴィス・リロイ役を、東宝ミュージカルを牽引してきた山口祐一郎が担当することになり、「最初『ケイン&アベル』をやると聞いて、自分が演じるのはケインとアベル、どっちだろうと思ってしまった。古希が近づいている現実を忘れていた(笑)」と会見を盛り上げた。隣で緊張した面持ちの松下洸平を気づかい、「洸平さん、優也さんと同じラインに立って、全員でしっかりついてまいります」と息巻いた。山口祐一郎会見では、現在84歳になる原作者・ジェフリー・アーチャーから届いた、以下のメッセージが紹介された。「45年前に出版されて以来、世界中で愛され続けている『ケインとアベル』が、この度、画期的なミュージカルとして初めて舞台化されることになりました。東宝とキューブが、このライバル関係と愛の偉大な物語を、壮大なミュージカルにしたいという構想を私たちに持ちかけてくれました。慎重に検討した結果、私たちはこの申し出を喜んでお受けすることにしました。原作は豊かで複雑な物語ですが、音楽には、ケインとアベルを突き動かす深い情熱を独特の説得力で表現する力があると思っています。このミュージカルが日本で大きな成功を収めるだけでなく、ウエストエンドやブロードウェイ、そしてそれ以外の地域でも上演され、世界中の観客が洸平と優也の激しい闘いを目撃できることを心から願っています」取材・文・撮影:内田涼<公演情報>ミュージカル『ケイン&アベル』原作:ジェフリー・アーチャー音楽:フランク・ワイルドホーン歌詞:ネイサン・タイセン編曲:ジェイソン・ハウランド振付:ジェニファー・ウェーバー脚本・演出:ダニエル・ゴールドスタイン【配役・キャスト】ウィリアム・ケイン:松下洸平アベル・ロスノフスキ:松下優也フロレンティナ:咲妃みゆザフィア:知念里奈ケイト・ブルックス:愛加あゆジョージ・ノヴァク:上川一哉マシュー・レスター:植原卓也リチャード・ケイン:竹内將人ヘンリー・オズボーン:今拓哉アラン・ロイド:益岡徹デイヴィス・リロイ:山口祐一郎【東京公演】日程:2025年1月22日(水)~2月16日(日)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】日程:2025年2月・3月会場:新歌舞伎座公式サイト:
2024年10月31日バイエルン・ミュンヘンに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが29日、自身のXを更新。【画像】ハリー・ケイン アウェイでのUNL開幕戦完勝を報告!「Tough game and very frustrating not to win. We’ve just gotta keep going forward with the same strong mindset. (タフな試合で、勝てなかったのはとても悔しい。同じ強い気持ちで前に進み続けるしかない。)」とコメントし、3枚の写真を投稿した。現地時間28日、ドイツ・ブンデスリーガ第5節で昨季王者のレヴァークーゼンとホームで対戦し、1-1と引き分けたバイエルン・ミュンヘン。開幕5連勝とはいかなかったものの、昨季のリーグ王者と価値ある引き分けに終わった。勝てなかったことに悔しさを見せるも前を向いたハリー・ケイン。この日もチームの勝利のために走り続けた彼の活躍から目が離せない。Tough game and very frustrating not to win. We’ve just gotta keep going forward with the same strong mindset. pic.twitter.com/wwEkGhT7Jv — Harry Kane (@HKane) September 28, 2024 この投稿には世界中のファンから多くのいいねが寄せられている。
2024年09月29日イギリスのみならず世界で活躍するレジェンド、マイケル・ケインが俳優人生のフィナーレとして選んだ作品、『2度目のはなればなれ』が10月11日(金)に全国公開される。2014年に「ノルマンディー上陸作戦の70年記念式典」が開催された時、世界中で話題となった、ある退役軍人の行動を描いている感動作だ。『2度目のはなればなれ』物語の主人公はバーニー・ジョーダン。19歳の時にノルマンディー上陸作戦(Dデイ)で戦った、89歳の退役軍人だ。そのバーニーが「ノルマンディー上陸作戦70年記念式典」を前に、愛妻レネと暮らすケアホームから失踪し、騒ぎとなった。捜索にあたった警察が、彼はどうやら、こっそりホームを抜け出し、ひとりでフェリーに乗り、ドーバーを越え、式典が行われるノルマンディーを目指したらしいと突き止め、Twitterで戦争映画の名作になぞらえて「#TheGreatEscaper(大脱走者)」とハッシュタグをつけて発信した。それが、“Dデイ70年”の格好のトピックとして、マスコミでも派手に取り上げられ、話題になった。なぜバーニーは、70年も経ったこの時に、ひとりでノルマンディーへ向かったのか? 妻のレネは、それをどう受けとめた?ふたりにとっては、戦争で引き離されたのが”最初のはなればなれ”だった。そして”2度目のはなればなれ”が、このバーニーのノルマンディーへの旅。映画は、旅の途中で起きるできごとと、大戦時の回想、若き日のレネとの恋を並行して描く。退役後、社会に貢献しながら健やかに暮らす日々のなかで、彼が忘れられなかったDデイのトラウマを炙りだしていく。そのバーニーを演じたのが、俳優歴70年、2度のオスカーのほか、数々の賞に輝いている、マイケル・ケインだ。ケインは、下積み生活を経て、『ズールー戦争』(1964)で映画初主演。『アルフィー』(1966)でつき合う相手をつぎつぎと乗り換えるプレイボーイを演じ、スターダムに駆け上がった。ローレンス・オリヴィエと共演したミステリー『探偵スルース』(1972)、ショーン・コネリーと共演した『王になろうとした男』(1975)ほか、スパイ映画、戦争映画、歴史ものなどに幅広く出演し、クールな演技で存在感をみせた。ウディ・アレンの『ハンナとその姉妹』(1986)では、妻の妹に魅せられ浮気をしてしまう中年男役で米アカデミー助演男優賞を受賞。『サイダーハウス・ルール』(1999)でも同賞を受賞している。最近では、クリストファー・ノーランが監督した『ダークナイト』などのバッドマンシリーズで、ブルース・ウェインの執事役を渋く演じているが、まさに名優という名にふさわしいキャリアの持ち主だ。レネ役は、ケインとは『愛と哀しみのエリザベス』以来、50年ぶりの夫婦役となるグレンダ・ジャクソン。彼女も『恋する女たち』(1969年)と『ウィークエンド・ラブ』(1973)で2度もオスカーに輝いている。50歳半ばにして政界入りを果たすなど才気に満ちた活躍をし、80歳になるときに女優を再開したが、この映画の公開前、2023年6月15日にこの世を去っている。そんな、レジェンド俳優ふたりが、惜しみもなく放出する“エスプリの利いた演技”と“ウィットに富む会話”は、ともすると重たくなってしまうこの映画のテーマを、決して湿っぽくさせない。むしろ、ものすごくオシャレな愛の物語に仕上がっているのだ。どちらかというと、シニカルな役が多く、今回のような感動作とはイメージが少しちがうマイケル・ケインだが、脚本を読んで、心を動かされ、本作の出演を決めたという。特に、記念式典に向かうバーニーがドイツの退役軍人グループと遭遇し、交流するシーン。あるバーで、静かに飲んでいた元ドイツ兵の彼らは、式典に参加するわけではないが、秘めた思いを胸に、ひっそりとノルマンディーにやって来ていたのだ。1944年6月6日、いわゆるDデイの死者は連合軍と防戦するドイツ軍をあわせて10万人をこえたという。『プライベート・ライアン』、『史上最大の作戦』、これまでハリウッド映画では何度も熾烈を極めた戦いが描かれてきたノルマンディー上陸作戦だけれど、敵でも、悪人でもなく、ドイツ兵も同じ犠牲者だったのでは、と描かれているこの作品は、きわめて珍しいのでは、と思う。あれから80年。対戦相手のことも思いやるために、それだけの時間がかかったのだ。と、そのことにも深い感銘を受ける作品だ。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)2023 Pathe Movies. ALL RIGHTS RESERVED.
2024年09月23日バイエルン・ミュンヘンに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが22日、自身のXを更新。【画像】「旧友と再会」ハリーケインが古巣トッテナムとの試合の出場!「Brilliant away win! Been a great week full of wins and goals. Let’s keep it going (見事なアウェイでの勝利!勝利とゴールに溢れた素晴らしい1週間だった。この調子で行こう)」と綴り、3枚の写真を投稿。現地時間21日、ブンデスリーガ第4節でヴェルダー・ブレーメンとアウェイで激突したバイエルンは5-0で圧勝。17日に行われたチャンピオンズリーグ、ディナモ・ザクレブ戦では9-2、13日のリーグ戦第3節ホルシュタイン戦では6-1と圧巻のゴールショーを見せており、3戦合計20ゴールと攻撃陣が爆発しており、自身も直近4試合で8得点と絶好調のハリー・ケイン。今季は悲願の自身初となるシャーレを掲げることができるか、イングランドのゴールマシンに期待がかかる。Brilliant away win! Been a great week full of wins and goals. Let’s keep it going pic.twitter.com/v0ViUOlWaB — Harry Kane (@HKane) September 21, 2024 この投稿には世界中のファンから多くのいいねが寄せられている。
2024年09月22日松下洸平、松下優也らが出演するミュージカル「ケイン&アベル」より、今回初共演で宿命のライバルを演じる2人のコメント映像と、第2弾ビジュアルが公開された。本作は、イギリスの国民的作家ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説を原作に、東宝/キューブ製作により、世界初演のオリジナル・ミュージカルとして上演する。松下洸平上演にあたって、ウィリアム・ケイン役の松下洸平は「初めましてのキャストの方々もとても多くて、それも僕の中では楽しみのひとつです。新しい出会いと新しい発見に詰まったこの『ケイン&アベル』になるんじゃないかなと思っていますし、もちろん原作を大切にしながらも、僕たちにしかできない、そして僕たちなりの『ケイン&アベル』を目指していけたらいいなと」と意気込む。アベル・ロスノフスキ役の松下優也も「緊張感もありますが、その緊張感を楽しみながら、答えのないこの作品をみんなで一緒になって作っていって…僕もプライドをかけて日本初のものがお届けできたらなと思っています」と話す。松下優也また、ライバル役となる2人。お互いについては「今回はライバルですけれども、稽古中も本番中も2人で支えあって、助け合いながら1公演1公演大切に演じていけたらいいなと思っていますので…頼りにしています」(松下)、「舞台上ではライバルなんですけど、やはり新作のミュージカルということもあるので、本当にたくさん洸平さんともディスカッションをしながら稽古場で楽しく一緒に新しいものを作っていけたらいいなと思います」(松下)とコメントしている。ストーリー20世紀初頭。ボストンの名家ケイン家に生まれ、祝福された人生を歩むウィリアム・ケイン。彼は銀行家の父の後を継ぐという、将来を約束された子としてこの世に生を受ける。同じ日にポーランドの山奥でヴワテグは生まれ、猟師の子として貧困と劣悪な環境で育つ。その後、その土地の城主に聡明さを買われ教育を受けるも、ドイツ侵攻により孤児となり度重なる苦難を乗り越えて、アメリカ渡る。ケインは銀行頭取に、アベルはホテル王へとのし上がり、そして、出逢う。宿命的に出逢った2人は、戦い、失い、再起し、また衝突し、彼ら自身の世界を変えていく――。ミュージカル「ケイン&アベル」は2025年1月22日(水)より東急シアターオーブ、2・3月新歌舞伎座にて上演予定。(シネマカフェ編集部)
2024年09月12日2025年1月から3月に東京・東急シアターオーブ、大阪・新歌舞伎座で上演されるミュージカル『ケイン&アベル』(読み:けいんとあべる)の第2弾ビジュアルが公開された。『ケイン&アベル』は、イギリスの国民的作家であるジェフリー・アーチャーのベストセラー小説『ケインとアベル』を原作とした東宝ミュージカルの最新作で、世界初演のオリジナルミュージカルとして上演される。ボストンの名家ケイン家に生まれ、祝福された人生を歩むウィリアム・ケイン役を東宝ミュージカル初主演となる松下洸平、そのライバルとなるアベル・ロスノフスキ役は松下優也が演じる。そのほか、フロレンティナ役で咲妃みゆ、ザフィア役で知念里奈、ケイト・ブルックス役で愛加あゆ、ジョージ・ノヴァク役で上川一哉、マシュー・レスター役で植原卓也、リチャード・ケイン役で竹内將人、ヘンリー・オズボーン役で今拓哉、アラン・ロイド役で益岡徹が出演。そして宿命のライバル同士にとって最大の衝突を生むきっかけとなるデイヴィス・リロイ役を、東宝ミュージカルを牽引してきた山口祐一郎が務める。音楽はフランク・ワイルドホーン、脚本・演出はダニエル・ゴールドスタインが手がける。また、松下洸平と松下優也によるコメント映像が公開。松下洸平は「初めましてのキャストの方々もとても多くて、それも僕の中では楽しみのひとつです。新しい出会いと新しい発見に詰まった『ケイン&アベル』になるんじゃないかなと思っていますし、もちろん原作を大切にしながらも、僕たちにしかできない、そして僕たちなりの『ケイン&アベル』を目指していけたらいいなと。難しいところもあると思いますが、それを楽しさに変えて、そして絆を深めながらいい作品になればいいなと思っております」、松下優也は「伝説のミリオンセラー『ケインとアベル』が日本で世界初のミュージカルになるということで、それなりに緊張感もありますが、その緊張感を楽しみながら、答えのないこの作品をみんなで一緒になって作っていって……僕もプライドをかけて日本初のものがお届けできたらなと思っています」とそれぞれ意気込みを寄せた。ミュージカル『ケイン&アベル』松下洸平 コメント映像ミュージカル『ケイン&アベル』松下優也 コメント映像【あらすじ】20世紀初頭――ボストンの名家ケイン家に生まれ、祝福された人生を歩むウィリアム・ケイン。彼は銀行家の父の後を継ぐという、将来を約束された子としてこの世に生を受ける。同じ日にポーランドの山奥でヴワテグ(のちの、アベル・ロスノフスキ)は生まれ、猟師の子として貧困と劣悪な環境で育つ。その後、その土地の城主に聡明さを買われ教育を受けるも、ドイツ侵攻により孤児となり度重なる苦難を乗り越えて、アメリカへ渡る。ケインは銀行頭取に、アベルはホテル王へとのし上がり、そして、出逢う。宿命的に出逢ったふたりは、戦い、失い、再起し、また衝突し、彼ら自身の世界を変えていく。<公演情報>ミュージカル『ケイン&アベル』原作:ジェフリー・アーチャー音楽:フランク・ワイルドホーン歌詞:ネイサン・タイセン編曲:ジェイソン・ハウランド振付:ジェニファー・ウェーバー脚本・演出:ダニエル・ゴールドスタイン【配役・キャスト】ウィリアム・ケイン:松下洸平アベル・ロスノフスキ:松下優也フロレンティナ:咲妃みゆザフィア:知念里奈ケイト・ブルックス:愛加あゆジョージ・ノヴァク:上川一哉マシュー・レスター:植原卓也リチャード・ケイン:竹内將人ヘンリー・オズボーン:今拓哉アラン・ロイド:益岡徹デイヴィス・リロイ:山口祐一郎【東京公演】日程:2025年1月22日(水)~2月16日(日)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】日程:2025年2月・3月会場:新歌舞伎座公式サイト:
2024年09月12日映画『2度目のはなればなれ』が、2024年10月11日(金)に全国公開される。マイケル・ケインとグレンダ・ジャクソンが50年ぶりに共演を果たす。老夫婦の“2度目のはなればなれ”を描く感動の実話映画『2度目のはなればなれ』は、ともに2度のオスカー受賞に輝いたことのある名優マイケル・ケインとグレンダ・ジャクソンが、『愛と哀しみのエリザベス』以来、2度目の競演にして再び夫婦役を演じた作品。89歳の退役軍人が6月ノルマンディ上陸作戦70年記念式典に参加するため、老人ホームを抜け出した実話がもとになっており、老夫婦の愛と絆を描く感動のストーリーとなっている。マイケル・ケインの引退作、グレンダ・ジャクソンと2度目の夫婦役なお、主演のマイケル・ケインは『ハンナとその姉妹』『サイダーハウス・ルール』でオスカーを受賞した経歴を持っており、約70年にわたる俳優人生の中で180本以上の映画に出演。『2度目のはなればなれ』は、そんなマイケル・ケインの引退作となる。また、『恋する女たち』『ウィークエンド・ラブ』で2度オスカー受賞したグレンダ・ジャクソンは2023年6月15日にこの世を去り、『2度目のはなればなれ』は名優2人の最後の共演作となった。主人公バーナード(バーニー)…マイケル・ケインイギリス・ブライトンの老人ホームで、妻のレネとともにささやかで幸せな日々を送っている。フランスでノルマンディ上陸作戦が実施されたDデイの記念式典に行きたい、と願うものの、老人ホームのスタッフからは「もう間に合わない」と言われてしまう。しかし、妻から背中をおされ、フランスのノルマンディに旅立つ。レネ…グレンダ・ジャクソンバーニーの妻。長年連れ添った夫の「フランスへ行きたい」という思いを受け、戦時中に1度目、そして今回2度目となる“はなればなれ”を決意。夫の背中を押し、夫は必ず戻ってくると信じて待つ。映画『2度目のはなればなれ』あらすじ2014年夏、老人ホームで寄り添いながら人生最期の日々を過ごす老夫婦バーナードとレネのある行動が世界中の大ニュースとなった。ひとりバーナードはフランスのノルマンディへ旅立つ。彼が行方不明になったという警察のツイート(#The Great Escaper)をきっかけに、世界中で話題になったのだ。ふたりが離れ離れになるのは、人生で2度目。決して離れないと誓った男がどうしてもはなればなれにならなければならなかった理由とは。必ず戻ってくると信じる妻の真実の想いとは。【作品詳細】映画『2度目のはなればなれ』公開日:2024年10月11日(金)監督:オリバー・パーカー脚本:ウィリアム・アイヴォリー出演:マイケル・ケイン、グレンダ・ジャクソン、ダニエル・ヴィタリス、ローラ・マーカス、ウィル・フレッチャー原題:The Great Escaper
2024年07月25日マイケル・ケイン主演『2度目のはなればなれ』(原題:The Great Escaper)が10月11日(金)より全国公開されることが決定。ポスタービジュアルが解禁された。2014年夏。イギリス・ブライトンの老人ホームで寄り添いながら人生最期の日々を過ごす老夫婦バーナード(マイケル・ケイン)とレネ(グレンダ・ジャクソン)のある行動が世界中の大ニュースとなった。ひとりバーナードはフランスのノルマンディへ旅立つ。彼が行方不明になったという警察のツイート(#The Great Escaper)をきっかけに、世界中で話題になったのだ。ふたりが離れ離れになるのは、人生で2度目。決して離れないと誓った男がどうしてもはなればなれにならなければならなかった理由とは…。必ず戻ってくると信じる妻の真実の想いとは…。マイケル・ケイン Photo by Gisela Schober/Getty Images本作は89歳の退役軍人が6月ノルマンディ上陸作戦70年記念式典に参加するため、老人ホームを抜け出した実話を基にした作品。『ハンナとその姉妹』(87)『サイダーハウス・ルール』(00)で2度のオスカー受賞したマイケル・ケインが主演を務め、本作で引退することを表明している。共演には、『恋する女たち』(69)『ウィークエンド・ラブ』(74)で2度のオスカーを受賞したグレンダ・ジャクソン。全英公開を控えた去年2023年6月15日、87歳でこの世を去り、輝かしい女優人生に幕を閉じた。2度のオスカー受賞という名優2人が『愛と哀しみのエリザベス(原題:THE ROMANTIC ENGLISH WOMAN)』(75)以来、50年ぶり2度目の競演にして、2度目の夫婦役を演じ話題になり、本国イギリスで10億超えの大ヒットを記録した。この度到着したポスタービジュアルには、“もし、またどこかに行くことがあれば、私もいっしょにいくわ…。”とメッセージが添えられ、バーナードとレネの2人が寄り添う姿が描かれている。バーナードの胸元には、かつて1度はればなれになった2人の波乱の過去が垣間見えるいくつもの勲章が。2人の“2度目のはなればなれ”で起こる出来事と感動に期待が膨らむビジュアルとなっている。『2度目のはなればなれ』は10月11日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年06月15日ミュージカル『ケイン&アベル(けいんとあべる)』が、2025年1月から3月に東京・東急シアターオーブ、大阪・新歌舞伎座で上演される。『ケイン&アベル』は、イギリスの国民的作家であるジェフリー・アーチャーのベストセラー小説『ケインとアベル』を原作とした東宝ミュージカルの最新作。20世紀初頭、ボストンで銀行家の一族ケイン家の長男として生まれたウィリアム・ケイン。彼は将来、父の後を継ぐ銀行家として素晴らしい一生を約束された子としてこの世に生を受ける。ウィリアムが生まれた同じ日に、ポーランドの山奥で私生児として貧困と劣悪な環境に生まれたのがヴワデク、後のアベル・ロスノフスキである。ウィリアムは名門校に通い生涯の友マシューと出会い、12歳で父がタイタニック号に乗り合わせていたために年若くしてケイン家の家長となる。母は後に再婚相手のオズボーンの子どもを出産する時に命を落とし、オズボーンのウィリアムの資産の使い込みも発覚し、ウィリアムの憎しみの対象としてその後の彼の人生に常に黒い影として登場することになる。ハーバードを卒業後は父の銀行で働きだし、ウィリアムは自分の足で人生を歩み出すようになる。一方、アベルはロシア軍のポーランド侵攻とドイツによる統治で苦労を重ね、新しい人生を切り開くためアメリカに渡る。ホテルのウェイターとして働きながら、彼の持前の頭の良さと忍耐力で周囲の人々に認められ、遂にホテルグループの支配人までに出世したが、アベルにチャンスをくれた恩人が株式市場の暴落で破産・自殺をしてしまう。彼はホテルへの融資を拒否した銀行の担当者であったウィリアムに一生かかってでも復讐を遂げることを固く心に誓う。祖国ポーランドの救済とウィリアムへの復讐だけを胸に秘めたアベル。ふたりの熾烈な戦いが始まる――。世界初演となる今回は、ウィリアム・ケイン役を東宝ミュージカル初主演となる松下洸平、アベル・ロスノフスキ役を松下とは初共演の松下優也が演じる。またフロレンティナ役で咲妃みゆ、ザフィア役で知念里奈、ケイト・ブルックス役で愛加あゆ、ジョージ・ノヴァク役で上川一哉、マシュー・レスター役で植原卓也、リチャード・ケイン役で竹内將人、ヘンリー・オズボーン役で今拓哉、アラン・ロイド役で益岡徹が出演するほか、宿命のライバル同士にとって最大の衝突を生むきっかけとなるデイヴィス・リロイ役を山口祐一郎が務める。音楽は、2001年に日本で初演された『ジキル&ハイド』から今夏にハロルド・ピンター劇場で英国カンパニーが12週間上演を行う最新作『四月は君の嘘』まで、数多くのミュージカルを手がけるフランク・ワイルドホーン、脚本・演出は、『ニュー・ブレイン』(2009年シアタークリエ)、『ザ・ミュージック・マン』(2023年日生劇場)の日本版演出が高く評価されるダニエル・ゴールドスタインが担当。さらに歌詞をミュージカル版『アメリ』などで知られるネイサン・タイセン、振付を『&Juliet』『KPOP』がトニー賞にノミネートされたジェニファー・ウェーバーが手がける。<公演情報>ミュージカル『ケイン&アベル』原作:ジェフリー・アーチャー音楽:フランク・ワイルドホーン歌詞:ネイサン・タイセン振付:ジェニファー・ウェーバー脚本・演出:ダニエル・ゴールドスタイン【配役・キャスト】ウィリアム・ケイン:松下洸平アベル・ロスノフスキ:松下優也フロレンティナ:咲妃みゆザフィア:知念里奈ケイト・ブルックス:愛加あゆジョージ・ノヴァク:上川一哉マシュー・レスター:植原卓也リチャード・ケイン:竹内將人ヘンリー・オズボーン:今拓哉アラン・ロイド:益岡徹デイヴィス・リロイ:山口祐一郎【東京公演】日程:2025年1月・2月会場:東急シアターオーブ【大阪公演】日程:2025年2月・3月会場:新歌舞伎座ミュージカル『ケイン&アベル』松下洸平と松下優也、スタッフ陣のコメント■松下洸平Q1:ミュージカル『ケイン&アベル』にかける意気込みたくさんの方に愛され続けている作品のミュージカル化、さらに世界初上演作品の主演という貴重な機会をいただき、とても光栄です。原作を大切にしながらも、作品作りの醍醐味でもある、僕らなりの僕らにしか出来ない『ケイン&アベル』を目指したいと思っています。“世界初”という難しさもありますが、かけがえのない時間になると思います。精一杯務めます。Q2:東宝ミュージカル初主演となるお気持ち6年ぶりのミュージカル出演でこのような大役を頂き、嬉しい気持ちと不安が入り混じっています。登場人物それぞれに大切な物語があるので、独りよがりにならず、楽しみながら素晴らしいキャストの皆さんと一緒に作っていけたらと思っています。Q3:松下優也さんとライバル役を演じること、また、松下優也さんの演技についての印象とても上品で、美しい歌声をお持ちの方という印象を持っています。音楽活動もされていますし、好きな音楽カルチャーは芝居にも反映されると思っていて、色気と強さ、リッチな雰囲気の中にある寂しさを持ち合わせたアベルを演じる松下優也さんと、稽古や本番で向き合えることが今からとても楽しみです。Q4:ワイルドホーンさんをはじめ海外のクリエイティブスタッフとの共同作業についてワイルドホーンさんとは、2017年に『スカーレット・ピンパーネル』でご一緒させていただいたことがあり、力強い旋律と壮大で美しい音楽がとても魅力的です。ワイルドホーンさんの音楽に再び触れられること、海外のクリエイティブスタッフの皆さんと新作ミュージカルが生まれる瞬間を味わえること、とてもワクワクしています。言葉や文化の違いを超えて、オリジナリティあふれる熱い物語、ミュージカル『ケイン&アベル』にしたいと思っていますので、楽しみに待っていてください!■松下優也Q1:ミュージカル『ケイン&アベル』にかける意気込みジェフリー・アーチャーさんの伝説のミリオンセラー『ケインとアベル』が世界で初めてミュージカルになります。海外の素晴らしいクリエイターの皆さんと東宝が作り上げる新作ミュージカルに自分が出演させていただけることを、今からワクワクしています。「世界初」ということで緊張感もありますが、その緊張感を楽しみながら、新しい作品をみんなで一緒になって作り上げていければと思います。僕もプライドをかけて日本発のミュージカルをお届けできたらなと思っています!Q2:松下洸平とライバル役を演じること、また、松下洸平の演技について自分が演じさせていただくアベルという役はポーランドに生まれ、そして孤児になって……そんな苦しい環境の中で彼自身のクレバーさやハングリー精神によって、ホテルチェーンの経営者に成り上がっていきます。そして松下洸平さん演じるケインとは、同じ日に生まれつつも対照的な境遇で育った役を演じます。洸平さんは、ものすごく細かくて丁寧で繊細なお芝居をされる印象を持っています。一緒にお芝居を作り上げていけることが、今からすごく楽しみです。今まで誰も演じたことのない新作のミュージカルなので、たくさん洸平さんともディスカッションをしながら、稽古場で楽しく一緒に新しいものを作っていけたらいいなって思います。Q3:ワイルドホーンさんをはじめ海外のクリエイティブスタッフとの共同作業についてワイルドホーンさんの作品には『ジキル&ハイド』や『スカーレット・ピンパーネル』の楽曲など、世界中で歌われる名曲がたくさんあって、『ケイン&アベル』でもどのような曲が生まれるのか今からとても楽しみにしています。今回の『ケイン&アベル』では、世界で初めて自分が歌えるということがすごく光栄なことですし、誇らしいことだなと思っています。過去には自分も、ミュージカル『太平洋序曲』という作品でも海外のクリエイターの皆さんと様々な点においてディスカッションさせて頂いたことがあります。意見交換しながら作品を作り上げていくことはどちらかというと大得意な方だと思っています(笑)。『ケイン&アベル』は新作なので、0から作り上げていくのは難しい作業だと思いますが、今回もみなさんと意見交換をしつつ、いち演者として緊張感を持って作品と向き合っていければと思います。■ジェフリー・アーチャー(原作)東宝、フランク、ネイサン、ダニエル、チームの皆さんとご一緒できることを大変嬉しく思います。ミュージカル『ケイン&アベル』をこの目で観るのが待ちきれません。■フランク・ワイルドホーン(音楽)私がこのように東宝とコラボレーションできるのは大変幸運なことであり、私たちのつながりはまもなく四半世紀を迎えようとしています!私たちはいくつもの冒険を分かち合い、日本をはじめ各国の観客の皆様に私たちの作品を楽しんでいただきました。アーティストである私にとって東宝はつねに素晴らしいクリエイティブなホームであり、私の作品を育て、支えてくれました。私たちの最新のコラボレーションは、ジェフリー・アーチャーによる傑作小説を原作とした『ケイン&アベル』。アメリカ史を背景に、世代と時代を超えていくつもの家族を描いたドラマであり、多彩な人物造形、波乱の展開、そして優れた演劇性を備えています。『ケイン&アベル』はまさにミュージカルにうってつけの作品なのです。アメリカンドリームを追い求める移民の物語であり、その夢をつかむために支払う代償が描かれています。演出家・脚本家であるダニエル・ゴールドスタインと作詞家であるネイサン・タイセンとのコラボレーションは今回が初めてであり、彼らふたりと、そして日本の観客の皆様とともにこの旅に乗り出すことをとても楽しみにしています。幸いなことに、私の多くの作品で音楽スーパーバイザーを務めたパートナー、ジェイソン・ハウランドも参加します。私はかつてシアターオーブでコンサートを開くという光栄な機会に恵まれ、この上なく幸せな経験をさせていただきました。その場所で『ケイン&アベル』を上演できることをとてもうれしく思っています。アリガトウゴザイマス!■ダニエル・ゴールドスタイン(脚本・演出)世界の歴史の中でアメリカンドリームは大きな存在感を放っています。それはゼロから始めて、子やその後の世代にも残るであろう何かを自らの手で勝ち取ることができるというファンタジーです。ひとつ前の世代より、より良い場所にたどり着けるという概念、努力は必ず成功につながるという理念です。それは私たちの文化の核心を占めていますが、歴史上初めてアメリカではもはや現実離れしたものになっているのかもしれません。『ケイン&アベル』は、生まれながらにして将来を約束された男と自ら夢をつかみ取らねばならない男、ふたりの類まれな男たちのアメリカンドリームをめぐる物語です。より高みへと昇り続け、より大きなものを築き上げようとするふたりは、頂点には限られたスペースしかないという考えから、互いを破滅に追いやろうとします。しかしながらすべてを手に入れようとするあまり、最も大切なものである家族が置き去りにされていることに気づきません。ケインとアベルを演じる松下洸平さんと松下優也さんの抜きんでた才能によって、その確執の炎は熱く燃え上がります。私にとって東宝の作品に再び携わることができるのは光栄なことであり、かねてよりご一緒したいと切望していた巨匠フランク・ワイルドホーン、作詞を手がける私の旧友ネイサン・タイセン、そしてデザイナー・チームとコラボレーションできることをありがたく思っています。彼らがいるからこそ、皆様が笑って泣いて、ステージに向かって叫びたくなるような、そしていうまでもなく皆様のためだけにフランクが書き下ろした珠玉のメロディーに合わせて歌い出したくなるようなミュージカルを日本の皆様にお届けできるのです。■ネイサン・タイセン(歌詞)この度、『ケイン&アベル』のクリエイティブチームに参加することをとてもうれしく思っており、比類なき作曲家、フランク・ワイルドホーンと共に曲作りができることに感激しています。脚本・演出のダニエル・ゴールドスタインと東宝が現代の名作小説から新たに作り上げたものを皆さんと共有するのを楽しみにしています。■ジェニファー・ウェーバー(振付)『ケイン&アベル』のクリエイティブチームの一員になれてとても光栄です。この素晴らしいアーティストたちと一緒にこのような壮大な物語に取り組めるのは夢のようです。この美しい物語に命を吹き込むために、皆さんと一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。フランク・ワイルドホーンさんの素晴らしい音楽とダニエル・ゴールドスタインさんの先見性のある演出は、クリエイティブチーム、キャスト、そして観客のために素晴らしい旅を生み出してくれることでしょう。東京で振付デビューできることを心より嬉しく思います。
2024年06月11日2025年2月をもって休館期間に入る帝国劇場。その精神を宿した東宝ミュージカルの最新作、松下洸平主演ミュージカル「ケイン&アベル」が2025年の幕開けに世界初演を迎える。20世紀初頭、ボストンで銀行家の一族ケイン家の長男として生まれたウィリアム・ケイン。彼は将来、父の後を継ぐ銀行家として素晴らしい一生を約束された子としてこの世に生を受ける。ウィリアムが生まれた同じ日に、ポーランドの山奥で私生児として貧困と劣悪な環境に生まれたのがヴワデク、後のアベルである。ウィリアムは名門校に通い生涯の友マシューと出会い、12歳で父がタイタニック号に乗り合わせていたために年若くしてケイン家の家長となる。母は後に再婚相手のオズボーンの子どもを出産するときに命を落し、オズボーンのウィリアムの資産の使い込みも発覚し、ウィリアムの憎しみの対象としてその後の彼の人生に常に黒い影として登場することになる。ハーバードを卒業後は父の銀行で働きだし、ウィリアムは自分の足で人生を歩み出すようになる。一方、アベルはロシア軍のポーランド侵攻とドイツによる統治で苦労を重ね、新しい人生を切り開くためアメリカに渡る。ホテルのウェイターとして働きながら、ホテルグループの支配人までに出世しアメリカンドリームを手にしたとき、恩人が株式市場の暴落で破産・自殺をし、ホテルへの融資を拒否した担当者ウィリアム・ケインに一生かかってでも復讐を遂げることを固く心に誓い、祖国の救済とウィリアムへ復讐だけを目的に2人の熾烈な戦いが始まる――。本作は、イギリスの国民的作家、ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説を原作にした、オリジナル・ミュージカル。1970年に帝国劇場で生まれ、1972年にロンドンでのライセンス上演を成し遂げた、マーガレット・ミッチェルの小説「風と共に去りぬ」の世界初のミュージカル化作品「スカーレット」と同様に、東宝が名作小説の世界初のミュージカル化に挑み、世界初演として上演する。東宝ミュージカル初主演の松下洸平さんが、ボストンの名家ケイン家に生まれ、祝福される人生を歩み、銀行頭取となるウィリアム・ケイン。初共演となる松下優也が、ポーランドでドイツ侵攻により孤児となり、ホテル王へとのし上がるアベル・ロスノフスキという、宿命のライバルを演じる。松下洸平さんは「原作を大切にしながらも、作品作りの醍醐味でもある、僕らなりの僕らにしか出来ない『ケイン&アベル』を目指したいと思っています」と意気込み、「6年振りのミュージカル出演でこのような大役を頂き、嬉しい気持ちと不安が入り混じっています。登場人物それぞれに大切な物語があるので、独りよがりにならず、楽しみながら素晴らしいキャストの皆さんと一緒に作っていけたらと思っています」と心境を語る。松下優也さんは「洸平さんは、ものすごく細かくて丁寧で繊細なお芝居をされる印象を持っています。一緒にお芝居を作り上げていけることが、今からすごく楽しみです。今まで誰も演じたことのない新作のミュージカルなので、たくさん洸平さんともディスカッションをしながら、稽古場で楽しく一緒に新しいものを作っていけたらいいなって思います」と共演に期待を寄せている。ほかにも、咲妃みゆ(フロレンティナ)、知念里奈(ザフィア)、愛加あゆ(ケイト・ブルックス)、上川一哉(ジョージ・ノヴァク)、植原卓也(マシュー・レスター)、竹内將人(リチャード・ケイン)、今拓哉(ヘンリー・オズボーン)、益岡徹(アラン・ロイド)らが参加。宿命のライバル同士にとって、最大の衝突を生むきっかけとなるデイヴィス・リロイを、東宝ミュージカルを牽引してきた山口祐一郎が演じる。音楽は「ジキル&ハイド」「四月は君の嘘」など数多くのミュージカルを手掛けるフランク・ワイルドホーン、脚本・演出は「ニュー・ブレイン」「ザ・ミュージック・マン」の日本版演出が高評価を受けるダニエル・ゴールドスタイン、歌詞:ネイサン・タイセン、編曲:ジェイソン・ハウランド、振付はトニー賞2022-2023に2作品でノミネートされたジェニファー・ウェーバーが手掛ける。ミュージカル「ケイン&アベル」は2025年1・2月東急シアターオーブ、2・3月新歌舞伎座にて上演予定。(シネマカフェ編集部)
2024年06月11日俳優の松下洸平が、ミュージカル『ケイン&アベル』の主演を務めることが11日、明らかになった。同作はジェフリー・アーチャー氏のベストセラー小説のミュージカル化作で、東宝/キューブ製作により上演される。2025年2月をもって帝国劇場が建て替えのためしばしの休館期間に入るが、帝劇の精神を宿した東宝ミュージカルの最新作として製作。1970年に帝劇で生まれ、1972年にロンドンでのライセンス上演を成し遂げた、マーガレット・ミッチェルの小説『風と共に去りぬ』の世界初ミュージカル化作品『スカーレット』と同様に、東宝が名作小説の世界初のミュージカル化に挑み、世界初演として上演する。20世紀初頭、ボストンの名家ケイン家に生まれ、祝福される人生を歩むウィリアム・ケイン、ポーランドでドイツ侵攻により孤児となり、何とかアメリカに辿り着いたヴワデク(後のアベル・ロスノフスキ)という宿命の2人が同じ日に生まれる。ケインは銀行頭取に、アベルはホテル王へとのし上がり、2人は出逢う。宿命的に出逢った2人は、戦い、失い、再起し、また衝突し、彼ら自身の世界を変えていく。ジェフリー・アーチャーの壮大で比類ない面白さのドラマが、今ミュージカルとなる。音楽は、東宝ミュージカルとかけがえのない絆で結ばれ、2001年日本初演『ジキル&ハイド』から始まり、『ルドルフ~ザ・ラスト・キス~』、今夏にハロルド・ピンター劇場で英国カンパニーが12週間上演を行う最新作『四月は君の嘘』まで数多くのミュージカルを手掛けるフランク・ワイルドホーンが務める。脚本・演出は、『ニュー・ブレイン』(09年)、『ザ・ミュージック・マン』(23年)の日本版演出が高く評価されるダニエル・ゴールドスタインが務める。すでにワイルドホーンのもとにクリエイティブスタッフが集まり、脚本や音楽の打合せは順調に進行しているという。さらに、歌詞:ネイサン・タイセン、編曲:ジェイソン・ハウランド(『リトル・ウィメン~若草物語~』(09年)、振付は、トニー賞2022-2023に2作品(『&Juliet』『KPOP』)でノミネートされたジェニファー・ウェーバーが手掛ける。ウィリアム・ケイン役は、松下洸平が、東宝ミュージカル初主演として臨む。アベル・ロスノフスキ役は、松下優也が初共演で演じる。東宝ミュージカルの新たな第1歩に相応しい宿命のライバルを演じることとなる。さらに咲妃みゆ(フロレンティナ)、知念里奈(ザフィア)、愛加あゆ(ケイト・ブルックス)、上川一哉(ジョージ・ノヴァク)、植原卓也(マシュー・レスター)、竹内將人(リチャード・ケイン)、今拓哉(ヘンリー・オズボーン)、益岡徹(アラン・ロイド)ら豪華キャストが集結した。そして宿命のライバル同士にとって最大の衝突を生むきっかけとなるデイヴィス・リロイ役を、東宝ミュージカルを牽引してきた山口祐一郎が演じることが決定。2025年1・2月に東急シアターオーブ、2025年2・3月新歌舞伎座での上演を予定している。○■松下洸平 コメント・ミュージカル『ケイン&アベル』にかける意気込みたくさんの方に愛され続けている作品のミュージカル化、さらに世界初上演作品の主演という貴重な機会をいただき、とても光栄です。原作を大切にしながらも、作品作りの醍醐味でもある、僕らなりの僕らにしか出来ない『ケイン&アベル』を目指したいと思っています。“世界初”という難しさもありますが、かけがえのない時間になると思います。精一杯務めます。・東宝ミュージカル初主演となる気持ち6年振りのミュージカル出演でこのような大役を頂き、嬉しい気持ちと不安が入り混じっています。登場人物それぞれに大切な物語があるので、独りよがりにならず、楽しみながら素晴らしいキャストの皆さんと一緒に作っていけたらと思っています。・松下優也とライバル役を演じること、また、松下優也の演技についての印象とても上品で、美しい歌声をお持ちの方という印象を持っています。音楽活動もされていますし、好きな音楽カルチャーは芝居にも反映されると思っていて、色気と強さ、リッチな雰囲気の中にある寂しさを持ち合わせたアベルを演じる松下優也さんと、稽古や本番で向き合える事が今からとても楽しみです。・ワイルドホーンをはじめ海外のクリエイティブスタッフとの共同作業についてワイルドホーンさんとは、2017年に『スカーレット・ピンパーネル』でご一緒させていただいた事があり、力強い旋律と壮大で美しい音楽がとても魅力的です。ワイルドホーンさんの音楽に再び触れられる事、海外のクリエイティブスタッフの皆さんと新作ミュージカルが生まれる瞬間を味わえること、とてもワクワクしています。言葉や文化の違いを超えて、オリジナリティ溢れる熱い物語、ミュージカル『ケイン&アベル』にしたいと思っていますので、楽しみに待っていてください!○■松下優也 コメント・ミュージカル『ケイン&アベル』にかける意気込みジェフリー・アーチャーさんの伝説のミリオンセラー「ケインとアベル」が世界で初めてミュージカルになります。海外の素晴らしいクリエイターの皆さんと東宝が作り上げる新作ミュージカルに自分が出演させていただけることを、今からワクワクしています。「世界初」ということで緊張感もありますが、その緊張感を楽しみながら、新しい作品をみんなで一緒になって作り上げていければと思います。僕もプライドをかけて日本発のミュージカルをお届けできたらなと思っています!・松下洸平とライバル役を演じること、また、松下洸平の演技について自分が演じさせていただくアベルという役はポーランドに生まれ、そして孤児になって…そんな苦しい環境の中で彼自身のクレバーさやハングリー精神によって、ホテルチェーンの経営者に成り上がっていきます。そして松下洸平さん演じるケインとは、同じ日に生まれつつも対照的な境遇で育った役を演じます。洸平さんは、ものすごく細かくて丁寧で繊細なお芝居をされる印象を持っています。一緒にお芝居を作り上げていけることが、今からすごく楽しみです。今まで誰も演じたことのない新作のミュージカルなので、たくさん洸平さんともディスカッションをしながら、稽古場で楽しく一緒に新しいものを作っていけたらいいなって思います。・ワイルドホーンをはじめ海外のクリエイティブスタッフとの共同作業についてワイルドホーンさんの作品には『ジキル&ハイド』や『スカーレット・ピンパーネル』の楽曲など、世界中で歌われる名曲がたくさんあって、『ケイン&アベル』でもどのような曲が生まれるのか今からとても楽しみにしています。今回の『ケイン&アベル』では、世界で初めて自分が歌えるということがすごく光栄なことですし、誇らしいことだなと思っています。過去には自分も、ミュージカル『太平洋序曲』という作品でも海外のクリエイターの皆さんと様々な点においてディスカッションさせて頂いたことがあります。意見交換しながら作品を作り上げていくことはどちらかというと大得意な方だと思っています(笑)『ケイン&アベル』は新作なので、0から作り上げていくのは難しい作業だと思いますが、今回もみなさんと意見交換をしつつ、いち演者として緊張感を持って作品と向き合っていければと思います。○■原作:ジェフリー・アーチャー コメント東宝、フランク、ネイサン、ダニエル、チームの皆さんとご一緒できることを大変嬉しく思います。ミュージカル『ケイン&アベル』をこの目で観るのが待ちきれません。○■音楽:フランク・ワイルドホーン コメント私がこのように東宝とコラボレーションできるのは大変幸運なことであり、私たちのつながりはまもなく四半世紀を迎えようとしています!私たちはいくつもの冒険を分かち合い、日本をはじめ各国の観客の皆様に私たちの作品を楽しんでいただきました。アーティストである私にとって東宝はつねに素晴らしいクリエイティブなホームであり、私の作品を育て、支えてくれました。私たちの最新のコラボレーションは、ジェフリー・アーチャーによる傑作小説を原作とした『ケイン&アベル』。アメリカ史を背景に、世代と時代を超えていくつもの家族を描いたドラマであり、多彩な人物造形、波乱の展開、そして優れた演劇性を備えています。『ケイン&アベル』はまさにミュージカルにうってつけの作品なのです。アメリカンドリームを追い求める移民の物語であり、その夢をつかむために支払う代償が描かれています。演出家・脚本家であるダニエル・ゴールドスタインと作詞家であるネイサン・タイセンとのコラボレーションは今回が初めてであり、彼ら二人と、そして日本の観客の皆様とともにこの旅に乗り出すことをとても楽しみにしています。幸いなことに、私の多くの作品で音楽スーパーバイザーを務めたパートナー、ジェイソン・ハウランドも参加します。私はかつてシアターオーブでコンサートを開くという光栄な機会に恵まれ、このうえなく幸せな経験をさせていただきました。その場所で『ケイン&アベル』を上演できることをとてもうれしく思っています。アリガトウゴザイマス!○■脚本・演出:ダニエル・ゴールドスタイン コメント世界の歴史の中でアメリカンドリームは大きな存在感を放っています。それはゼロから始めて、子やその後の世代にも残るであろう何かを自らの手で勝ち取ることができるというファンタジーです。ひとつ前の世代より、より良い場所にたどり着けるという概念、努力は必ず成功につながるという理念です。それは私たちの文化の核心を占めていますが、歴史上初めてアメリカではもはや現実離れしたものになっているのかもしれません。『ケイン&アベル』は、生まれながらにして将来を約束された男と自ら夢をつかみ取らねばならない男、二人のたぐいまれな男たちのアメリカンドリームをめぐる物語です。より高みへと昇り続け、より大きなものを築き上げようとする二人は、頂点には限られたスペースしかないという考えから、互いを破滅に追いやろうとします。しかしながらすべてを手に入れようとするあまり、最も大切なものである家族が置き去りにされていることに気づきません。ケインとアベルを演じる松下洸平さんと松下優也さんの抜きんでた才能によって、その確執の炎は熱く燃え上がります。私にとって東宝の作品に再び携わることができるのは光栄なことであり、かねてよりご一緒したいと切望していた巨匠フランク・ワイルドホーン、作詞を手がける私の旧友ネイサン・タイセン、そしてデザイナー・チームとコラボレーションできることをありがたく思っています。彼らがいるからこそ、皆様が笑って泣いて、ステージに向かって叫びたくなるような、そしていうまでもなく皆様のためだけにフランクが書き下ろした珠玉のメロディーに合わせて歌い出したくなるようなミュージカルを日本の皆様にお届けできるのです。○■歌詞:ネイサン・タイセン メッセージこの度、『ケイン&アベル』のクリエイティブチームに参加することをとてもうれしく思っており、比類なき作曲家、フランク・ワイルドホーンと共に曲作りができることに感激しています。脚本・演出のダニエル・ゴールドスタインと東宝が現代の名作小説から新たに作り上げたものを皆さんと共有するのを楽しみにしています。○■振付:ジェニファー・ウェーバー コメント『ケイン&アベル』のクリエイティブチームの一員になれてとても光栄です。この素晴らしいアーティストたちと一緒にこのような壮大な物語に取り組めるのは夢のようです。この美しい物語に命を吹き込むために、皆さんと一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。フランク・ワイルドホーンさんの素晴らしい音楽とダニエル・ゴールドスタインさんの先見性のある演出は、クリエイティブチーム、キャスト、そして観客のために素晴らしい旅を生み出してくれることでしょう。東京で振付デビューできることを心より嬉しく思います。【編集部MEMO】ミュージカル『ケイン&アベル』あらすじ…20世紀初頭、ボストンで銀行家の一族ケイン家の長男として生まれたウィリアム・ケイン。彼は将来、父の後を継ぐ銀行家として素晴らしい一生を約束された子としてこの世に生を受ける。ウィリアムが生まれた同じ日に、ポーランドの山奥で私生児として貧困と劣悪な環境に生まれたのがヴワデク、後のアベルである。ウィリアムは名門校に通い生涯の友マシューと出会い、12歳で父がタイタニック号に乗り合わせていた為に年若くしてケイン家の家長となる。母は後に再婚相手のオズボーンの子供を出産する時に命を落し、オズボーンのウィリアムの資産の使い込みも発覚し、ウィリアムの憎しみの対象としてその後の彼の人生に常に黒い影として登場することになる。ハーバードを卒業後は父の銀行で働きだし、ウィリアムは自分の足で人生を歩み出すようになる。一方、アベルはロシア軍のポーランド侵攻とドイツによる統治で苦労を重ね、新しい人生を切り開くためアメリカに渡る。ホテルのウェイターとして働きながら、彼の持前の頭の良さと忍耐力で周囲の人々に認められ、遂にホテルグループの支配人までに出世しアメリカンドリームを手にした時、アベルにチャンスをくれた恩人が株式市場の暴落で破産・自殺をし、ホテルへの融資を拒否した銀行の担当者ウィリアム・ケインに一生かかってでも復讐を遂げることを固く心に誓い、祖国ポーランドの救済とウィリアムへ復讐だけを目的に2人の熾烈な戦いが始まる。
2024年06月11日『ジョン・ウィック』シリーズ第4弾『ジョン・ウィック:コンセクエンス』で盲目の暗殺者ケインを演じたドニー・イェンが、同役を再演することが分かった。ケインを主人公としたスピンオフ映画に主演するという。ライオンズゲートが発表した。本作は、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のその後を舞台とし、主席連合(ハイテーブル)から解放されたケインを描くという。撮影は来年、香港で行われる。企画には、『ジョン・ウィック』シリーズ全ての作品のメガホンを取ったチャド・スタエルスキ監督が関わった。今年初め、スタエルスキ監督は『ジョン・ウィック』の世界をさらに拡大していくため、ライオンズゲートと新たな契約を締結した。本作もその一部だという。スタエルスキ監督は、同シリーズを共に手掛けてきたベイジル・イヴァニク&エリカ・リーと共に本作も製作。監督は未発表だが脚本は「アンブレラ・アカデミー」のロバート・アスキンスが担当する。ドニー・イェン Photo by Myunggu Han/Getty Imagesドニーによると、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の撮影前、ケインはアジア人俳優に与えられる、典型的なステレオタイプのアジア人役だったという。そこでドニーはスタエルスキ監督と話し合い、役名、衣装、脚本を修正してもらい、クールなケイン役を作り上げることに成功した。映画ファンはケインを主人公とした映画が製作されることを歓迎しており、「最高のアイディアだ。だって、彼のキャラクターはものすごくかっこよかったから」「ケインは記憶に残るキャラだったから楽しみ」「ケインは主人公にふさわしいキャラクター。アクションシーンに期待する!」と喜びの声を上げている。(賀来比呂美)■関連作品:ジョン・ウィック 2015年10月16日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開Motion Picture Artwork © 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. © David Leeジョン・ウィック:コンセクエンス 9月22日(金)全国公開®, TM & © 2023 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2024年05月16日映画『フェラーリ』が、2024年7月5日(金)に全国公開される。監督はマイケル・マン、主演はアダム・ドライバー。F1界の帝王エンツォ・フェラーリの情熱と狂気を描く実話映画『フェラーリ』は、F1界の“帝王”と呼ばれたフェラーリ(Ferrari)社の創業者、エンツォ・フェラーリの情熱と狂気を描く衝撃の実話。元レーサーであり、カーデザイナーでもあるエンツォ・フェラーリは、自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた人物だ。しかし、その私生活は謎に包まれており、1988年にこの世を去って以来、様々な世間の評判に晒され続けている。映画『フェラーリ』では、そんなエンツォ・フェラーリが59歳だった、1957年の波乱と激動の1年間を映し出す。マイケル・マンが監督製作・監督を務めるのはマイケル・マン。『ヒート』、『インサイダー』など数々の傑作を世に送り出し、『フォードvsフェラーリ』では製作総指揮を務めた巨匠だ。映画『フェラーリ』は構想30年に及ぶ、満を持しての作品となる。主演はアダム・ドライバー主演を務めるのは、『スター・ウォーズ』シリーズや『パターソン』、『ホワイト・ノイズ』などに出演するアダム・ドライバー。製作総指揮も担いつつ、起死回生を賭けてレースに挑むエンツォ・フェラーリを陰影深く演じている。役作りのため、毎日2時間以上をヘアメイクに費やし、エンツォの決断、歴史、振舞い、呼吸の仕方、歩き方、話し方に至るまで徹底的に研究したという。主人公エンツォ・フェラーリ…アダム・ドライバーフェラーリ社の創業者。難病を抱えた愛息ディーノを前年に亡くしたことから、妻ラウラとの夫婦生活が破綻。ひそかに愛し合っていた女性リナとその息子ピエロとの二重生活も、ラウラに知られてしまう。フェラーリ社も業績不振で破産寸前、他者からの買収の危機に陥る中、再起を誓ってイタリア全土1000マイル縦断の公道レース「ミッレミリア」に挑む。会社経営とレースには情熱と狂気をぎらつかせる一方、愛する者たちには優しさと人間味を感じさせる人物。ラウラ・フェラーリ…ペネロペ・クルスエンツォの妻であり、フェラーリ社を支える共同経営者。夫婦関係は冷え切っており、エンツォの愛人関係についても知ってしまう。リナ・ラルディ…シャイリーン・ウッドリーエンツォの愛人。エンツォとの間に息子ピエロがいる。アルフォンソ・デ・ポルターゴ…ガブリエル・レオーネ若く野心に満ちた新進気鋭のレーサー。ピエロ・タルッフィ…パトリック・デンプシー引退を目前にしたベテランレーサー。エンジン唸るレースシーンやエンツォの葛藤を映し出した予告編一足先に公開された「フェラーリ」の予告編では、V8エンジンの唸る轟音とともに、迫力のあるカーレースシーンや、それぞれの想いを背負った熱き男たちの姿が公開。「私の車に乗るなら勝て」と冷徹に言い放つエンツォ。しかし、その裏では愛息の死、妻との崩壊寸前の夫婦生活、愛人リナとの二重生活、さらにフェラーリ社は破産寸前で、買収の危機に瀕しており、F1 の“帝王”と呼ばれたエンツォの知られざる悲劇と闇が映し出される。「負ければ廃業だ」と言われる中で、エンツォは起死回生を賭けたレースへの挑戦を決意。美しいフェラーリがイタリアの風景を駆け抜けるシーンや、街中での熱いレース、そして命をかけたレーサーの姿が描かれている。映画『フェラーリ』あらすじイタリアの自動車メーカー「フェラーリ」の創始者エンツォ・フェラーリは激動の渦中にいた。妻ラウラとともに設立した会社は経営の危機に瀕し、1年前の息子ディーノの死により夫婦生活は冷え切っていた。その一方で、愛するパートナー、リナ・ラルディとの間に生まれた息子ピエロを認知することは叶わない。しかも、リナ、ピエロとの二重生活が、ふいにラウラの知るところに。私生活と会社経営の両方で窮地に立たされたエンツォは、起死回生を賭け、イタリア全土1000 マイル縦断の公道レース「ミッレミリア」に挑む。【詳細】映画『フェラーリ』公開日:2024年7月5日(金)監督:マイケル・マン脚本:トロイ・ケネディ・マーティン原作:ブロック・イェイツ著『エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像』出演:アダム・ドライバー、ペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリー、パトリック・デンプシー、ガブリエル・レオーネ原題:FERRARIPG12
2024年03月15日天海祐希とアダム・クーパーによる舞台『レイディマクベス』の東京公演の模様が、期間限定配信されることが決定した。『レイディマクベス』は、ウィリアム・シェイクスピアの『マクベス』の登場人物であるレイディマクベスを大胆に解釈した作品。レイディ役の天海、マクベス役のクーパーのほか、鈴木保奈美、要潤、宮下今日子、吉川愛、栗原英雄が豪華競演を果たした。本作を書き下ろしたのは、英国若手の気鋭女性作家のひとりであるジュード・クリスチャン。そして演出には、渡辺謙主演『ピサロ』や、寛一郎の初舞台となった『カスパー』、新国立劇場の新作バレエ『マクベス』を発表したオリヴィエ賞受賞演出家・ウィル・タケットが参加。俳優陣とともに綿密に台本を紐解き、繊細かつ大胆な演出で新作を創り上げた。配信期間は、本日から2024年1月8日(祝・月) 23時59分までとなっている。<配信情報>『レイディマクベス』配信期間:11月27日(月) 16:00~2024年1月8日(祝・月) 23:59本編:2時間3分【チケット料金】価格:4,400円(税込)※視聴可能期間は、購入後Cloakでのお引き取り後、3日間となります。視聴券発売期間:~配信の終了日 21:00まで公式サイト
2023年11月27日2023年11月8日、お笑いタレントの、なかやまきんに君さんはX(Twitter)を更新。俳優のケイン・コスギさんとコンビを組み、漫才日本一決定戦として知られる『M-1グランプリ2023(以下、M-1)』の3回戦に出場したことを報告しました。本日は、M-1グランプリ2023の3回戦でした。ケイン・コスギさんとパーフェクトパワーズで出場しております。かなり仕上げて行きました、、、体の方をね。(大爆笑)パワーなかやまきんに君 pic.twitter.com/uOUcT83R59 — なかやまきんに君 (@kinnikun0917) November 8, 2023 高い身体能力の持ち主と知られるケイン・コスギさんと、数々のボディビル大会に出場し、筋肉ネタを披露している、なかやまきんに君さん。芸能界で随一の肉体派でもある2人が『パーフェクトパワーズ』の名でコンビを組んだことに、注目が高まっています。【ネットの声】・すごい!めっちゃ仕上がっていますね。パワー!・楽しみ。応援しています!ヤー!パワー!・2人の笑顔は元気がでる。ぜひ勝ちあがってほしいです。パワー!そして同月9日に公開された、M-1の結果発表を見てみると…。 #M1グランプリ 2023東京での3回戦が終了しました❗️\準々決勝進出者はこの86組/準々決勝は11/20(月)@大阪・なんばグランド花月11/21(火)@ルミネtheよしもと11/22(水)@ルミネtheよしもとで開催します❗️ #m1 #M1グランプリ2023 pic.twitter.com/oCFvRgPiAN — M-1グランプリ (@M1GRANDPRIX) November 9, 2023 リストの最後に『パーフェクトパワーズ』の名前が!『オズワルド』など名だたる大会の常連とともに、見事準々決勝進出を果たしました。M-1の決勝戦は同年12月24日に、テレビ朝日系で生放送されるとのこと。決勝の舞台で、仕上がった2人の完璧なボディ…だけでなく漫才を見られることを、多くの人が期待しているでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年11月10日