皆さんはパートナーに浮気された経験はありますか? 今回は「悪女と結婚してしまった話」を紹介します!イラスト:エトラちゃんは見た!『悪女と結婚してしまった話』会社の受付嬢に恋をして、結婚した主人公。しかし結婚して半年が経ったころ…。妻が突然…出典:エトラちゃんは見た!「会わせたい人がいる」と言って、見知らぬ男性を連れてきた妻。主人公が「誰?」と唖然としていると、その男性は浮気相手だと判明します。そして妻は浮気相手を選び、主人公に離婚を突きつけたのでした。その後、あまりの事態にしばらく落ち込んだものの、主人公は新たな女性と出会い結婚し、元妻を見返したのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※この物語はフィクションです。(lamire編集部)
2023年09月18日米「タイム」誌の「次世代の100人」が発表された。「アーティスト部門」に選ばれたのは「ザ・クラウン」のエマ・コリン(推薦者:ダン・レヴィ)、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のマヤ・ホーク(推薦者:ジェニファー・ケイティン・ロビンソン)、『aftersun/アフターサン』のポール・メスカル(推薦者:コリン・ファレル)、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のステファニー・スー(ナターシャ・リオン)、ら18人。「非凡な人」部門には『ウエスト・サイド・ストーリー』のレイチェル・ゼグラー(推薦者:リタ・モレノ)、モデルで実業家のヘイリー・ビーバー(推薦者:アシュリー・グラハム)、「ゲーム・オブ・スローンズ」のベラ・ラムジー(推薦者:エマ・ダーシー)ら16人と1組。近年、目覚ましい活躍を見せている顔ぶれに、「納得」の声を上げるファン多数。特に「ゲーム・オブ・スローンズ」で気高いリアナ・モーモントを演じた後、ペドロ・パスカルとの共演ドラマ「THE LAST OF US」で高い評価を受けたベラへの声援が目立つ。一方で、お気に入りのスターが選ばれずに残念がるファンも。「ウェンズデー」で大ブレイクしたジェナ・オルテガ、『イニシェリン島の精霊』のバリー・コーガンらを「選んでほしかった」という声が見られた。(賀来比呂美)
2023年09月14日Sano ibukiが、ミニアルバム『革命を覚えた日』を10月18日(水) にリリースすることを発表した。本作には、本日8月18日(金) に配信リリースされた新曲「少年讃歌」や「眠れない夜に」「下戸苦情」を含む全6曲(CDのみボーナストラック1曲を含む全7曲)が収録される。また、ミニアルバムのリリースを記念して制作される新作グッズ「GOOD LUCK T」(Tシャツ)を同梱したUNIVERSAL MUSIC STORE限定商品の販売も決定。こちらは生産限定商品となる。さらに、本作を掲げた東阪ワンマンツアー『Sano ibuki ONE-MAN LIVE “GOOD LUCK”』を11月19日(日) に大阪・心斎橋JANUS、11月25日(土) に東京・duo Music Exchangeで開催することが発表された。<リリース情報>Sano ibuki 3rd Mini Album『革命を覚えた日』10月18日(水) リリース●CD:2,310円(税込)●UNIVERSAL MUSIC STORE限定商品(CD+GOODS):6,600円(税込)※GOODS:GOOD LUCK T(サイズ:M/L)【収録内容】「眠れない夜に」「下戸苦情」「少年讃歌」ほか全6曲(+CDのみボーナストラック1曲)収録予定【店舗別特典情報】・タワーレコード:GOOD LUCK ステッカー(タワーレコード ver.)・Amazon.co.jp:メガジャケ・共通:GOOD LUCK ステッカー※特典は購入先着となり、なくなり次第終了となります。※共通特典は、オリジナル特典以外の店舗が対象となります。※一部特典がつかない店舗もございますので、ご予約・ご購入の際に必ずご確認ください。予約リンク:<配信情報>Sano ibuki「少年讃歌」配信中Sano ibuki「少年讃歌」ジャケット配信リンク:<ツアー情報>Sano ibuki ONE-MAN LIVE “GOOD LUCK”『Sano ibuki ONE-MAN LIVE “GOOD LUCK”』告知画像11月19日(日) 大阪・心斎橋JANUSOPEN17:30 / START18:0011月25日(土) 東京・duo MUSIC EXCHANGEOPEN17:15 / START18:00【チケット情報】一般チケット:4,000円(税込)※ドリンク代別途必要※整理番号付き<イベント情報>Sano ibuki 3rd Mini Album『革命を覚えた日』リリース記念 アコースティックライブ&サイン会【東京】開催日時:10月20日(金) 19:30場所:タワーレコード新宿店 9F イベントスペース集合場所:タワーレコード新宿店 9Fイベントスペース横【大阪】開催日時:10月22日(日) 15:00場所:タワーレコード梅田NU茶屋町店 イベントスペース集合場所:タワーレコード梅田NU茶屋町店 イベントスペース横【参加方法】イベント参加希望店にて、ご予約者優先で『革命を覚えた日』をご購入いただいたお客様に、[イベント参加引換券]1枚と、お買い上げ枚数分の[サイン会参加券]をお渡しいたします。イベント・インフォメーション関連リンクオフィシャルサイト:(Twitter):::
2023年08月18日「セックス・エデュケーション」のメイヴ役でブレイクしたエマ・マッキーが、現在上映中の『バービー』に出演した感想を「すごくたくさんのことを学びました。人生が変わりましたよ」とUK版「ELLE」誌に語った。「(監督の)グレタ・ガーウィグは、私がずっと一緒に仕事をしてみたいと思っていた人でした。頭の中がどうなっているかが知りたかった。彼女はすごく人をハッピーにしてくれる人。たとえ本当に小さな役でもいいから、『バービー』の一員になりたいと思いました」とキャスティング前をふり返る。エマによると、ガーウィグ監督からキャストへの要望は最初から明確で、「自分たちが本当に美しいと感じてほしい」ということだったという。だからこそ、衣装やメイクについては、キャスト全員が話し合いに参加。「それってかなり珍しいことですし、私の限られた経験の中でもまれです。みんなが話を聞いてもらえたんです」。今後は製作にも携わっていきたいというエマ。「優秀な脚本家の友人に囲まれているということもあり、ちょっと製作をかじっていて。私のパートナーも脚本家であり監督なので、(製作側の仕事というのは)間違いなく毎日の生活に影響しています」と語っている。(賀来比呂美)
2023年08月15日ルイ・ヴィトンは、エマ・ストーンとハイムの 3 姉妹らを起用した 2023 秋冬ウィメンズ広告キャンペーンを発表します。©LOUIS VUITTON本広告キャンペーンは、フォトグラファーのデヴィッド・シムズが Hôtel Pozzo di Borgo(オテル・ポッツォ・ディ・ボルゴ)やフランス国立公文書館といったパリのランドマークで撮影しました。ウィメンズ・コレクションのアーティスティック・ディレクター ニコラ・ジェスキエールが手掛けた 2023 秋冬コレクションから沸き立つ魅力と、言葉では表現できないほど惹き付けられるフレンチ・スタイルを表現しています。©LOUIS VUITTONオスカー女優であり、メゾンのアンバサダーを務めるエマ・ストーンが、フレンチ・タッチを取入れたスタイルで物憂げな雰囲気で散策するのは、フランス国立公文書館の中庭。彼女がコレクションの 2 つのルックを着こなす様は、フレンチ・スタイルに内在する特有の洗練された趣と尽きせぬ興味を想起させます。ファーストルックを完成させるのは、メゾンのアイコニックなバッグ「GO-14」。バッグを彩るマルタージュ・パターンのデザインは、1854 年にパリの中心で創業したルイ・ヴィトンのトランク作りの長い歴史から着想を得ています。©LOUIS VUITTONルイ・ヴィトンのフレンズ・オブ・ザ・ハウスの一員であるハイムの 3 姉妹もまた、この最新広告キャンペーンのために、パリに駆け付けました。 H ô t e l P o z z o d i B o r g o(オテル・ポッツォ・ディ・ボルゴ)ツアー用のケースや機材トランクに囲まれた 3 姉妹は、コレクションからのおそろいのルックやバッグ「アルマ」を合わせ、フレンチシックなスタイルにカリフォルニアのクールな雰囲気を添えています。ルイ·ヴィトンについて1854年の創業以来、ルイ·ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ·ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ·ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
2023年07月31日エマ・ストーン主演、ヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』の北米公開日が、9月8日から12月8日に延期された。俳優のストライキのため、ストーンをはじめとする出演者が宣伝活動にたずさわれないことを受けてのもの。映画は8月末にスタートするヴェネツィア映画祭で上映されるが、ストーンらキャストは出席しない。全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)は、労働条件の交渉相手である全米映画テレビ製作者協会(AMPTP)と関係がないインディーズ映画の場合は、ケースバイケースで撮影や宣伝活動に参加することを組合員に認めている。しかし『哀れなるものたち』はディズニー傘下のサーチライトの配給であるため、そこには該当しない。ストライキが長引く中では、公開を延期する作品がほかにも出てくることが予想される。『哀れなるものたち』(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2023年07月26日お笑いトリオ・ぱーてぃーちゃんの信子が20日、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」のトーク番組『恋のよもやま座談会“恋ナナイト”』に出演。結婚生活について語った。『恋のよもやま座談会“恋ナナイト”』は、ぱーてぃーちゃんの3人が、ライバーやリスナーが抱える恋愛にまつわるさまざまな悩みやエピソードを引き出す番組。番組冒頭、すがちゃん最高No.1が「結婚生活は、恋とはまた違いますか?」と尋ねると、信子は「うちはまだ相手に恋できてる!」と答える。続けて、すがちゃんが「ときめくときとかあるの?」と質問すると、信子は「あるある! 余裕で」と即答。「寝顔がブサイクなときとか(笑)」と笑顔を浮かべた。また、すがちゃんから「旦那さんは信子の『ここがかわいい』とかあるの?」と聞かれ、信子は「うち、今、ブリーチで髪がちぎれてるじゃん? 寝起きのときとか、ここ(頭頂部の髪)だけピンって立ってたりするのね。そしたら、『ひよこたんだ! ひよこたんだ!』って言って追いかけてくる」と赤裸々に告白。すかさず、すがちゃんが「ちょっとね、もっと遠いところに引っ越してほしいですね」とツッコミを入れて、笑いを誘っていた。なお、『恋のよもやま座談会“恋ナナイト”』は、本日24日(20:00〜)に第2回が配信予定。
2023年07月24日キム・カーダシアンがエマ・ロバーツと共演することで話題の、「アメリカン・ホラー・ストーリー」シーズン12「American Horror Story: Delicate(原題)」の新ティザー動画が解禁となった。わずか30秒のミステリアスな雰囲気の映像の中で、エマ、カーラ・デルヴィーニュ、キムの3人がそれぞれのキャラクターに扮した姿がお披露目に。BGMは英語圏でお馴染みの子守歌「Rock-a-Bye Baby」だが、その歌も不穏な雰囲気を醸し出している。真っ白なロングヘア、バサバサのまつげ、黒のホルターネックドレス&グローブという姿で、白いブランケットに包まれた赤子を抱いているキム。演じるキャラクターの詳細はいまだに謎のまま。人気アンソロジーシリーズのメインキャラクターに起用されたキムは、今年5月、役作りのため演技レッスンに通っていると明かしていた。ティザー動画を観たファンからは、「エマが戻ってきてくれて本当にうれしい」「キムのことはセレブリティとしては好きだけど…。どんな風に役を演じるのか気になる」などの感想が寄せられている。今作は、8月1日に発売されるダニエル・ヴァレンタイン著「Delicate Condition」を原作としている。小説の主人公は妊娠を切望するアンナ・オルコットで、自分の妊娠を「ある不吉な人物が絶対に実現させまいと画策している」と思い込んでいる女性。(賀来比呂美)■関連作品:アメリカン・ホラー・ストーリー [海外TVドラマ]© 2011-2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2023年07月21日オーストラリア人の父と日本人の母を持つエマさんは、俊介と結婚が決まりました。しかし義両親はエマさんを拒絶し、次々に信じられない発言を放ちます。結婚の挨拶をしたエマさんは義母に名前の由来を聞かれ、オーストラリア人の父が神社の絵馬に感銘を受けてつけたものと説明しました。 すると義母は突然「駄目よ、そういうことなら俊介との結婚は認めません!」と猛反対! その理由とは?夫も予想外だった義両親の主張 エマさんはお互いの中身を見て結婚を決めたと説明しますが、義両親は「今すぐ俊介と別れろ」と聞く耳を持ちません。それでもエマさんは結婚を許してほしいと、再度頭を下げました。しかし義両親から飛び出したのは、 「日本じゃない血が混ざったあなたと結婚? 認められるわけがないでしょう!」「結婚どころか、交際していたことが高木家の汚点だ!」など、心無い発言の数々……。 その後も義両親に結婚を認めてもらうことはできませんでしたが、実の両親の発言が許せない俊介は我慢の限界に。義両親とはほぼ絶縁状態で、2人は結婚に踏み切ったのでした。エマさんに差別発言をする義両親。それでも頭を下げるエマさんは、芯の強い素敵な女性のようです。俊介もそんな彼女だからこそ結婚したいと感じたのでしょう。義両親には、家を守ろうとするあまり、息子という大切な家族を失っていることに早く気がついてほしいですね。 作画:もとむらでん(亜ヶ輪)著者:ライター エマ
2023年06月03日オーストラリア人の父と日本人の母を持つエマさんは、俊介と結婚が決まりました。しかし義両親はエマさんを拒絶し、次々に信じられない発言を放ちます。エマさんは結婚の挨拶のため、俊介の実家に訪問しました。俊介が言うには、義両親は「2人とも優しくていい人」とのこと。初対面した義母は、エマさんを見るなり表情を強張らせます。エマさんは気のせいだと思うことに……。夫と私で態度が変わる義両親 和やかなムードで俊介と会話する義父を見て、ほっとするエマさん。しかし俊介がエマさんを紹介すると、義母と同様、義父の表情も固くなりました。 「俊介さんと、どうか結婚させてください」エマさんがお願いをすると、黙っていた義母は突然、「名前はどういう漢字を書くの?」と聞いてきました。エマさんの名前は、父が日本の神社の絵馬に感銘を受けて名づけたものでした。 エマさんは、髪や瞳の色こそオーストラリア人の父の血を引いていますが、生まれも育ちも日本です。しかし、父親が外国人だと知った義母は結婚に猛反対。 「そういうことなら、俊介との結婚は認められません」 エマさんは、義母の言葉に戸惑いを隠せません。 名前は親から子どもへの最初の贈り物です。どんな名前をつけようと、それぞれの願いが込められた大切なもの。義母の発言には、自分や親まで否定されているようで悲しくなりますね。結婚を反対する理由としても、理不尽すぎるのではないでしょうか。 作画:もとむらでん(亜ヶ輪)著者:ライター エマ
2023年06月02日オーストラリア人の父と日本人の母を持つエマさんは、俊介と結婚が決まりました。しかし義両親はエマさんを拒絶し、次々に信じられない発言を放ちます。エマさんは俊介との結婚を認めてもらうため、義実家へ挨拶に行きました。そこで義父母に信じがたい言葉を吐き捨てられ、驚愕してしまいます。 結婚の挨拶が波乱の幕開けになるなんて… 先に済ませていたエマさんの両親への挨拶は、とっても和やかなムード。エマさんの両親は仲が良く、2人にとっても理想の夫婦です。 緊張するエマさんに、俊介は大丈夫!と励まし、エマさんは義母ともいい関係を築けたらと、これから始まる結婚生活に思いを寄せました。 義実家に到着後、義母は初対面のエマさんを見て一瞬表情がこわばります。エマさんは義母の変化に気付きましたが、「気のせい?」と流すことに。 俊介の実家はちょっとした富裕農家だったらしく、日本らしさを感じさせる立派な平屋。部屋に通されたエマさんはどこか懐かしさを感じながら、挨拶の瞬間を待つのでした。 結婚の挨拶は、人生で何度もあることではありません。何か失礼がないか、仲良くやっていけそうかなど、不安や緊張でいっぱいですよね。 エマさんは服装も手土産も事前にしっかり準備をしたはず。義母の態度は気にせずに、自信を持って挨拶に臨んで欲しいですね。 作画:もとむらでん(亜ヶ輪)著者:ライター エマ
2023年06月01日映画『哀れなるものたち』が、2024年1月26日(金)に公開される。監督はヨルゴス・ランティモス、主演はエマ・ストーン。なお、一部劇場では1月19日(金)より先行上映される。死から蘇った女性の大陸横断の旅映画『哀れなるものたち』は、スコットランドの作家、アラスター・グレイ著の傑作ゴシック奇譚『哀れなるものたち』を原作とする物語。原作は2008年に日本でも翻訳されており、その類稀な世界観が魅力となっている。風変わりな天才外科医ゴドウィン・バクスターの手によって死から蘇った若き女性ベラが 、世界を知るために大陸横断の冒険の旅へ出るところから、物語は始まる。時代の偏見から解き放たれたベラは 、平等と解放を知り、 驚くべき成長を遂げていく。未知の驚きと、未体験の感動に満ちたベラの旅路に注目だ。尚、日本の劇場公開においては、オリジナル無修正バージョンにて上映される。主演はエマ・ストーン主人公のベラを演じるのは、『女王陛下のお気に入り』 でもヨルゴス・ランティモスとタッグを組み、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたエマ・ストーン。『哀れなるものたち』では、主演を務めるほかプロデューサーとしても作品に携わっている。主人公・ベラ…エマ・ストーン自ら命を絶った女性。バクスターの手によって自身の胎児の脳を移植されて死から蘇り、ダンカンとともに大陸横断の旅に出る。大人の身体を持ちながら新生児の目線で世界を見つめ、恐れを知らずに行動する。ゴドウィン・バクスター…ウィレム・デフォー風変りな天才外科医。移植を行い、ベラを蘇らせる。ダンカン…マーク・ラファロベラを誘惑し、大陸横断の冒険の旅に連れ出す。監督はヨルゴス・ランティモス監督を務めるのは、『女王陛下のお気に入り』『ロブスター』のヨルゴス・ランティモス。不思議なダンス、斬新なカメラアングルといったランティモス作品の定番も組み込みつつ、独特な色合いや刺激的なカット、壮大で奇天烈なビジュアルにより、『哀れなるものたち』のファンタジーワールドを映し出す。ダイナミックでありながら緻密に表現された、鮮烈な世界観に注目だ。本作におけるテーマは、“女性の自由についての物語”。同時に、“ベラをコントロールしたいという男性たちの欲望”ももう一つのテーマといえる。ベラに関わる男性たちは独自のやり方でベラをコントロールしようとするが、ベラは男性たちの思惑を受け入れようとせず、自由の中で人生に熱意を燃やす存在として描かれている。第81回ゴールデングローブ賞で主要2部門受賞映画『哀れなるものたち』は、第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門へ出品され、ワールドプレミア上映を実施。最高賞の金獅子賞を受賞した。『哀れなるものたち』を制作したサーチライト・ピクチャーズは『シェイプ・オブ・ウォーター』『ノマドランド』なども手掛けており、過去10年で3度目の金獅子賞受賞となった。また、第81 回ゴールデングローブ賞では主要2部門を受賞。ミュージカル・コメディ部門の作品賞に輝いたほか、エマ・ストーンが主演女優賞を受賞した。第96回アカデミー賞でエマ・ストーンが主演女優賞受賞加えて、第96回アカデミー賞においては、11部門ノミネートを果たし、エマ・ストーンが主演女優賞に輝いた。また、衣装デザイン賞、美術賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞も受賞している。【作品詳細】映画『哀れなるものたち』公開日:2024年1月26日(金)※一部劇場では1月19日(金)~先行上映。監督:ヨルゴス・ランティモス出演:エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー、ラミー・ユセフ、ジェロッド・カーマイケル北米公開:2023年12月8日原題:Poor Things原作:『哀れなるものたち』(早川書房刊)R18+
2023年05月20日WOWOWで放送される「生中継!第76回トニー賞授賞式」のナビゲーターとして、井上芳雄と宮澤エマの出演が決定した。アメリカ・ニューヨークのユナイテッド・パレスで開催される「第76回トニー賞授賞式」。該当期間中にニューヨークのオン・ブロードウェイで開幕した演劇、ミュージカル作品を対象に贈られる賞で、アメリカ演劇界で最も権威のある賞。作品賞や俳優賞はもちろん、演出家、デザイナーらスタッフへの賞が演劇とミュージカルそれぞれの部門に設けられており、まさに1年のブロードウェイを総括するアワードといえる。昨年に引き続き、授賞式の司会は2年連続でアリアナ・デボーズ。昨年、オープニングで数々のミュージカルナンバーを散りばめた圧巻のパフォーマンスを披露し、会場を多いに盛り上げたが、今年のオープニングにも期待が集まる。そして、今回で9回目となるWOWOWの中継では、スタジオからのナビゲートを添えて、授賞式の様子を生中継・ライブ配信。そのナビゲーターを、井上さんと宮澤さんが務める。2人がタッグを組むのは、3回連続3度目。井上さんは、WOWOWが中継をスタートした第68回から番組に出演し、今回で9度目。宮澤さんは、今回で3度目の出演となる。「生中継!第76回トニー賞授賞式」は6月12日(月)8時~WOWOWプライム&WOWOWオンデマンドにて放送・配信(※同時通訳日本時間)。字幕版は6月17日(土)21時~WOWOWライブ&WOWOWオンデマンドにて放送・配信。※放送終了後WOWOWオンデマンドにてアーカイブ配信(生中継版:6月17日(土)20:59まで/字幕版:7月2日(日)23:59まで)(cinemacafe.net)
2023年04月26日SUPER BEAVER(スーパービーバー)の全国ライブツアー「SUPER BEAVER 都会のラクダ TOUR 2023-2024 〜 駱駝革命21 〜」の開催が決定。SUPER BEAVERの全国ライブツアー「駱駝革命21」映画『東京リベンジャーズ』と『東京リベンジャーズ2』前後編2部作の主題歌に楽曲が起用、再契約後第2弾フルアルバム『東京』がリリース、TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第6期のオープニングテーマに楽曲「ひたむき」が起用されるなど、2020年4月のメジャー再契約以降、八面六臂の活躍を続けるSUPER BEAVER。広島・仙台・福岡・札幌など計12公演現在も年間100本近いライブを行う彼らの新たなライブツアーのタイトルは「駱駝革命21」。2023年9月29日(金)・30日(土)に広島文化学園HBGホールで開催予定の広島公演を皮切りに、4都市で予定されているアリーナ公演や日本武道館公演を含む、全21公演が行われる。開催概要「SUPER BEAVER 都会のラクダ TOUR 2023-2024 〜 駱駝革命21 〜」ライブ日程:■2023年9月29日(金)【広島】広島文化学園HBGホール9月30日(土)【広島】広島文化学園HBGホール10月14日(土)【宮城】仙台サンプラザホール 10月15日(日)【宮城】仙台サンプラザホール 10月21日(土)【福岡】福岡サンパレス10月22日(日)【福岡】福岡サンパレス 10月28日(土)【新潟】新潟県民会館10月29日(日)【新潟】新潟県民会館11月11日(土)【愛媛】松山市民会館11月12日(日)【愛媛】松山市民会館11月18日(土)【北海道】札幌文化芸術劇場hitaru11月19日(日)【北海道】札幌文化芸術劇場hitaru■2024年1月27日(土) 【愛知県】 日本ガイシホール1月28日(日) 【愛知県】 日本ガイシホール2月10日(土) 【大阪府】 大阪城ホール2月11日(日) 【大阪府】 大阪城ホール2月20日(火) 【東京都】 日本武道館 ※追加発表2月22日(木) 【東京都】 日本武道館 ※追加発表2月23日(金・祝) 【東京都】 日本武道館 ※追加発表3月23日(土) 【埼玉県】 さいたまスーパーアリーナ3月24日(日) 【埼玉県】 さいたまスーパーアリーナ
2023年04月13日キム・カーダシアンが「アメリカン・ホラー・ストーリー(AHS)」のシーズン12に出演し、レギュラーキャストのエマ・ロバーツと共演するという。キムは長年リアリティー番組の「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」や「カーダシアンのセレブな日常」に出演。アニメ映画『パウ・パトロール ザ・ムービー』で声優を務めたり、映画やドラマでカメオ出演や端役で出演したことはあったものの、本格的な俳優業に挑むのは今回が初めて。クリエイターのライアン・マーフィーは「The Hollywood Reporter」に「キムは世界においてテレビ界の輝かしい大スターの一人です。AHSのファミリーに迎えることができて本当に興奮しています」とキムを称賛。「エマと私は文化における真の力(を持つキム)とコラボができてワクワクしているんです。ハリー・ファイファーがキムのために特別に楽しく、スタイリッシュで、究極的に恐ろしい役を書いてくれました。今シーズンはこれまでにやったことのないような、挑戦的なものになります」とコメントを寄せている。キムが出演する「AHS」シーズン12は「American Horror Story: Delicate」というタイトルがついており、キムとエマがSNSにティザー動画を投稿して知らせている。(賀来比呂美)■関連作品:アメリカン・ホラー・ストーリー [海外TVドラマ]© 2011-2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2023年04月11日ミュージカルでの活躍はもちろん、最近は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などテレビドラマでも注目されている宮澤エマが、舞台で初主演を飾る。作品は『ラビット・ホール』。ピュリツァー賞を受賞した家族の再生の物語にどう挑むのか。『ラビット・ホール』は、ニコール・キッドマンの製作・主演で映画化もされた傑作。4歳の一人息子を交通事故で亡くした夫婦が希望の光を見出していく姿が描かれ、宮澤は妻のベッカを演じる。「家族に突然訪れた悲劇によって、ベッカは、人生が壊れ、自分自身が壊れてしまった。そこから、私は誰なんだということを再発見していく旅が、ここでは描かれていると思うんです。夫婦としてどうなっていくのか、一人の人間としてどう歩いていくのか。いろいろなプロセスを経てベッカが最後にどんなところにたどり着くのか、丁寧に稽古で作っていきたいと思っています」。そのベッカの旅は、生々しい会話で、細やかな感情の機微を重ねながら綴られる。悲しみの向き合い方が違う夫(成河)とのすれ違いや、ベッカを慰めようとする妹(土井ケイト)や母(シルビア・グラブ)への苛立ちは、まさしくリアル。「悲しいお話ではあるんですけど、笑えるところもたくさんあるんです。普通に生きていても、ネガティブなことが皮肉やユーモアの材料になることってあると思うんですけど、ベッカたちも生活を続けていかなければならない中では、悲しいばかりじゃないんですよね。今回共演する皆さんは、そのブラックユーモアのセンスみたいなところもシェアできる方たちばかりなので。このセリフを成河さんに向かって投げかけたら、成河さんはどう返してくるんだろうとか、膨大なセリフを覚えられるのかという問題はさて置き(笑)、今から楽しみで仕方ありません」。本格的な稽古が始まる前に“翻訳会議”が行われ、英語のネイティブスピーカーでもある宮澤も参加した。「この英語のニュアンスはどういう日本語だったらよりよく伝えられるだろう」と、翻訳の小田島創志や演出の藤田俊太郎らと何度も話したという。日本の観客に届くものは大きくなっているはずだ。「私たちの生活にも、この先どうしたらいいのかわからなくなる瞬間ってあると思うんですけど、そのぐちゃぐちゃした正解のないものについて、時間がかかってもいいとか、いろんな許しをもらえる作品だと思うので。私たちが然るべき仕事をして(笑)、そこへお連れできればと思います」。▼公演情報PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』4月9日(日)〜25日(火)東京・PARCO劇場※秋田・福岡・大阪公演ありヘアメイク:高取篤史(SPEC) ※髙取篤史の「高」は、はしごだか。スタイリスト:長谷川みのり取材・文:大内弓子
2023年03月08日「ザ・クラウン」『僕の巡査』のエマ・コリンが、『デッドプール』第3弾に出演することが明らかになった。『デッドプール』シリーズに主演しているライアン・レイノルズが、ツイッターで「ファミリーに新しいメンバーが仲間入りしました!誤解のないように言っておくけれど、『デッドプール』ファミリーのことだよ。悪態をつくのが少ないということを除けば、本当のファミリーみたいだ。ようこそ、エマ・コリン!」と発表した。なお、数日前にライアンの妻ブレイク・ライヴリーがインスタグラムで第4子を出産したことを写真でほのめかしており、“リアルファミリー”にもメンバーが増えたようだ。エマもインスタグラムで『デッドプール』への出演を報告。「(ライアンが共同オーナーを務めるフットボールクラブ)レクサムAFCの入団テストを受けたのに、代わりに『デッドプール』に入れられちゃった?まじか!こんなヤバいファミリーの一員になれて光栄です。ライアン・レイノルズにショーン・レヴィ、私を招いてくれてありがとう。楽しみすぎる」とつづり、デッドプールを手のひらに乗せている画像を掲載した。ヒュー・ジャックマン扮するウルヴァリンの登場も決定している『デッドプール』第3弾は、2024年11月8日全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年02月15日2夜連続スペシャルドラマ「キッチン革命」に出演する14名の追加キャストが発表された。戦前から戦後にかけての激動期、“食に関わる革命”を起こした実在の女性たちをモデルに、2人のヒロインの挑戦をパワフルに描く本作。第1夜は葵わかな、第2夜は伊藤沙莉が主演を務め、林遣都、成田凌がそれぞれのヒロインを支えるパートナーとして出演する。第1夜は、計量カップや計量スプーンを考案し、あらゆる家庭で豊かな食生活が営めるよう、現代でいうレシピ=“料理カード”を作った女性医師・香美綾子(葵さん)の奮闘と、先輩医師・昇一(林さん)との愛の物語。綾子の父・茂雄役で名バイプレーヤーの杉本哲太、料理上手で愛情深い母・房枝役で石田ひかりが出演。また、綾子の情熱に巻き込まれる個性豊かなキャラクターとして、綾子が教えを乞う料亭の親方・深谷辰之助を伊東四朗、綾子の奮闘を支える叔母・横田フネを筒井真理子、綾子のカード作りを手伝う料亭の仲居・藤子を美村里江、綾子につらく当たる先輩医師・熊井を和田正人、綾子を導く東京帝大医学部教授・花園順三郎を渡部篤郎が演じる。第2夜は、戦後復興の荒波の中、暗く寒々しかった台所に光り輝くステンレスのダイニングキッチンを導入した日本初の女性建築家・浜崎マホ(伊藤さん)の改革を描く。中村アンが、マホの右腕となる住宅公団設計課長・本郷義彦(成田さん)の妻・栄子役。戸塚純貴、佐藤寛太が本郷の部下である津川修平、倉木明夫をそれぞれ演じる。毎熊克哉が主人公の夫・浜崎隆二役。板尾創路が日本住宅公団副総裁の執務補佐・富岡役。寺島進が板金工場を切り盛りする頑固一徹な工場長・村木役。北村一輝がマホと対立する日本住宅公団副総裁・鈴木仙吉を演じる。2夜連続スペシャルドラマ「キッチン革命」は3月25日(土)、26日(日)テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2023年02月02日パリのシンボル、エッフェル塔の設計者をロマン・デュリスが演じる映画『エッフェル塔~創造者の愛~』から、今回初めてフランス映画に挑戦するエマ・マッキーの新規場面写真が解禁となった。本作は、フランス・パリにある誰もが知る世界遺産エッフェル塔の完成に挑戦したギュスターヴ・エッフェルが成功を掴む影で、ある女性への秘た想いを情熱的かつ大胆に創作したヒューマン・ラブストーリー。ギュスターヴと情熱的な恋愛に身を投じるヒロイン・アドリエンヌを演じたのが、イギリス発のNetflixドラマ「セックス・エデュケーション」でメイヴ・ワイリー役を演じてブレイクしたエマ・マッキー。物語を牽引する大胆にして繊細なキャラクターはドラマの人気の一因となり、第4シリーズの製作が開始するほどの大ヒット作となっている。エマ・マッキーまた、次に彼女が注目を集めたのは、映画『ナイル殺人事件』で演じた事件の鍵を握るジャクリーン役。「ミステリーの女王」アガサ・クリスティが生み出した名探偵ポワロシリーズをケネス・ブラナーが監督・主演を務めた映画化シリーズ第2弾で、事件を追うごとに謎を深めていく複雑なキャラクターと深紅のドレスを身にまとった美しい姿が話題となった。今回『エッフェル塔~創造者の愛~』では、自身のルーツの1つである“フランス”映画へ初出演。主演のロマン・デュリスは「彼女にアドリエンヌ役をオファーしたのは天才的なアイデアだった」と絶賛を送り、「エマはすべてを備えた演技をする。身体を使う場面もエネルギッシュで楽しげに、自信をもってこなす。ドラマチックなシーンで純粋な感情を伝えるときと同じようにね。共演した一つ一つのシーンを二人で助け合いながら演じたよ」と撮影をふり返る。また、キャスティングも担当した製作のヴァネッサ・ファン・ザイレンは「セックス・エデュケーション」を視聴していた時のエピソードを交え、「ドラマの第1話を見ていたときに、ピンときたんです。たった今アドリエンヌ役を見つけた、エマ・マッキー!って。私には、未来のメリル・ストリープが見えたんです」と明かす。「彼女がフランス語を話せることもわかったので、彼女のエージェントを調べました。監督のマルタン(・ブルブロン)に話したところ、彼も賛成してくれて、24時間後には二人でロンドン行の電車に乗っていました」とコメントする。そして、そのブルブロン監督は「この映画で重要なものの大半は、エマが演じるアドリエンヌの反応力にかかっているんだ。彼女の決断が、彼女のいくつかの行動とともに、物語を導いていく。アドリエンヌの背後には塔があり、逆もまた然りだ。エマがそんなアドリエンヌを、元気さと優雅さをもって完璧に演じてくれている」と彼女に全幅の信頼を寄せていたことを教えてくれた。今後、エマはマーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング、ケイト・マッキノンなど人気俳優とともに名を連ねる実写版『Barbie』(原題/2023)や、名著「嵐が丘」の作者エミリー・ブロンテの伝記映画『Emily』(原題/公開日未定)で初主演を飾るなど、大きな作品が続々と決まっている。快進撃を続ける彼女の魅力が、本作には詰まっているといえそうだ。『エッフェル塔~創造者の愛~』は3月3日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エッフェル塔 ~創造者の愛~ 2023年3月3日より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2021 VVZ Production – Pathé Films – Constantin Film Produktion – M6 Films
2023年01月31日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「白紙革命」です。現体制に影響はなくても、将来、分岐点になるかも。昨年11月、中国で白い紙を掲げ、ゼロコロナ政策に抗議する運動が広がり、「白紙革命」「白紙運動」と呼ばれました。発端は、11月24日に新疆ウイグル自治区ウルムチの集合住宅で起きた火災です。ロックダウン下で移動制限があったため、脱出も救助も遅れ10人が死亡しました。これまでにも厳しいゼロコロナ政策により、自宅を出られず感染した家族がそのまま死を迎えるなど、溜まっていた市民の怒りが噴き出し、抗議運動につながりました。当局の言論統制を免れるため、スローガンは書かずに白紙を掲げたのです。白紙運動はSNSを通じて、北京、上海、重慶、天津などの都市で一気に起こり、アメリカやヨーロッパ、東南アジア在住の中国人も声を上げ、日本では11月末に新宿駅前で集会が開かれました。興味深かったのは、参加者にはグラデーションがあり、ゼロコロナ政策に不満を持つ「穏健派」と、習近平体制に反対する「過激派」に分かれていたことです。穏健派のほうでは静かにロウソクに火を灯して、被害者を追悼し白紙を掲げており、過激派のほうでは「習近平独裁を倒せ!」「中国人に自由を!」と叫んでいました。そういう意味では民主化を求めて一斉に声を上げた天安門事件とは質が異なります。しかし、強権を振るう現政権に対して、中国の人々が顔も名前も出して抗議したというのは、命懸けの大きな事件です。これにより、習近平政権はゼロコロナ政策を緩和の方向に転換。ただ、その後、感染者は急増し、各地で医療崩壊が起きています。白紙運動により、習近平体制が揺らいだわけではありません。ただ、自分たちが声を上げれば政府に届くのだという原体験を得たので、こういうことが積み重なった先に、体制が倒れることが将来起きるかもしれません。新宿の抗議集会に参加していた天津出身の女性は、「これで将来が変わると思いますか?」という質問に、「絶対に変わらない。変わらないからこそ、声を上げる意味があると思う」と話していました。中国は中国なりの「人民民主主義」を目指していると言います。民主主義としては、ひとつの前進なのかもしれません。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~)が放送中。『anan』2023年2月1日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年01月27日葵わかな、伊藤沙莉、薬師丸ひろ子が、戦前から戦後にかけて日本の食に革命を起こした女性たちを演じる「キッチン革命」に、林遣都、成田凌の出演が決定した。本作、“食に関わる革命”を起こして日本を変えた2人の女性を描く2夜連続スペシャルドラマ。第1夜は葵わかな、第2夜は伊藤沙莉という旬の実力派が主演、さらに名女優・薬師丸ひろ子も2人をつなぐ存在として登場する。第1夜は、いまでは誰もが当たり前のように使っている計量カップ、計量スプーンを生み出し、現代でいうレシピ=“料理カード”を作った女性医師・香美綾子を、葵さんが演じる。レシピという発想がなかった時代に予防医学、そして栄養学の観点から、誰もがおいしくて栄養のある料理を作ることができるよう、料理の数値化に挑んだ彼女の足跡をたどっていく。第2夜の主人公は戦後復興の荒波の中、ダイニングキッチンを発明して台所を改革した日本初の女性建築家・浜崎マホ。それまで暗くて寒い北側に追いやられていた台所を家の中心へと移し、光り輝くステンレスの流し台を備えた、明るいキッチンへと変身させる。そんな過去に前例のない一大プロジェクトに乗り出し、日本の住宅を一変させたマホを伊藤さんが颯爽と演じる。さらに、壮年期の綾子に薬師丸さんが扮し、2人のヒロインの運命が交錯する瞬間をドラマチックに描き出す。【第1夜】ひたむきな主人公を支える、純粋な先輩医師を林遣都が繊細に表現林遣都が本作で演じるのは、綾子(葵わかな)が入局する東京帝大医学部附属医院の先輩医師であり、のちに彼女の夫となる香美昇一(かがみ・しょういち)。人づきあいが苦手で研究ばかりしているが、男尊女卑がより根強い時代、ただひとり偏見にとらわれることなく、真摯に綾子に接する人物。2人はともに脚気治療のための胚芽米研究に尽力し、やがて人生を共にすることに…。林さんは「社会の風潮や常識にとらわれず、目標に向かって道を切り拓いていく女性たちの物語です。“自分を大切に生きていこう”というパワーをくれる作品」と本作の魅力を説明するとともに、「昇一は優秀な研究者。でも当時の男性らしくない平等な考えを持っており、心やさしく愛らしい人物として描かれているので、そんなキャラクターをきちんと表現したい」と役柄に誠実に向き合う決意をコメント。また、妻を演じる葵の演技を「クランクインの日、自分の出番の前にスタジオをのぞいたら、先に撮影に入っていた葵さんのスタジオ中に響き渡る力強い声を耳にして…。脚本で読んでいた以上に綾子さんの持つエネルギーを感じました」と絶賛。役柄同様、全力で突き進むパートナーを頼もしく思っていることを明かした。【第2夜】ヒロインの情熱に導かれ、理想の台所づくりに奔走する設計課長を成田凌が熱演変幻自在の演技を見せる成田凌が演じるのは、日本住宅公団日本住宅公団・設計課長の本郷義彦(ほんごう・よしひこ)。妻のために明るい台所を作りたいという思いを胸に、マホ(伊藤沙莉)とともにダイニングキッチンの開発に向けて突き進む本郷をまっすぐに演じる。成田さんは「伊藤沙莉さん演じるマホに感化されて、登場人物全員がどんどん熱を帯びて成長していくのですが、結果はもちろんのことその過程が素晴らしいので、全員が“上がっていく”物語を見てほしいですね」と、物語がはらむ“熱量”をアピール!そして、本郷という人物を「人にはわざわざ見せないやさしさを奥底に持っている人間。この作品は本郷という人間の成長物語でもあると思っているので、彼の成長も見届けてほしいなと思います」と愛ある視線で見つめるとともに、「まわりに流されず、どんどん前に進んでいくマホさんの姿はひたすらかっこいい。見れば必ず元気が出て、前向きになれるドラマです」と視聴者の背中を押す作品であることを語った。そんなパートナーに対し、主人公を演じる2人も「昇一さんは綾子が飛んでいってしまわないように、帰る場所にいてくれる人。お守りみたいな存在」(葵さん)、「バディとして揺るぎない存在。マホに引っ張られているように見せかけて、となりに並んで走ってくれるなんて、すごく心強い!」(伊藤さん)と、それぞれ信頼を寄せている。2夜連続スペシャルドラマ「キッチン革命」は3月25日(土)、26日(日)テレビ朝日系にて2夜連続放送。(text:cinemacafe.net)
2023年01月16日いつの時代も、人々の心を動かすものといえば、おいしい料理。そこでオススメする1本は、美食の国フランスを舞台に、料理で“革命”を起こそうと奮闘する主人公の姿を描いた注目作です。『デリシュ!』【映画、ときどき私】 vol. 5161789年、革命直前のフランスで、誇り高い宮廷料理人として働くマンスロン。ある日、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことで貴族たちの反感を買い、主人である傲慢な公爵に解任されてしまう。息子と共に実家へ戻ったマンスロンは、もう料理はしないと決めていた。そんななか、訪ねてきたのは、彼のもとで料理を学びたいという謎の女性ルイーズ。はじめは不審がっていたマンスロンだったが、彼女の真っ直ぐな想いに触れるうちに料理への情熱を取り戻す。そして、ついにふたりは世界で初めて一般人のために開かれたレストランを営むことに。ところが、店はたちまち評判となり、公爵にその存在を知られてしまうのだった……。タイトルの『デリシュ!』とは、フランス語で「おいしい」という意味を持つ単語ですが、食欲をそそる料理が次々と登場する本作。今回は、こちらの方にお話をうかがってきました。エリック・ベナール監督1999年に長編映画監督デビューをはたしたのち、おもに脚本家としてキャリアを積み重ねてきたベナール監督。本作では長編7本目の監督作にして、初の時代劇に挑戦しています。そこで、制作過程の苦労話や料理シーンの裏側などについて、語っていただきました。―まずは、この題材に行きついた経緯から教えてください。監督今回は、フランスのアイデンティティを形作るものに焦点を当てたいという思いから始まりました。劇中の時代は、自分の名前や地位、血統といったものよりも、自分が何をするかが重要視され始めたとき。そこから権利や可能性の平等が生まれていくので、庶民層の人が自分の才能を周りに提案していく様子と提案される側の人々の姿、その両方を見せたいと思いました。特にレストランというのは、出自に関係なく、貴族も庶民もみんなが食事をする場所なので、まさにその過程のシンボル。そういったなかで、新しいアイデンティティが作られていくと考えたのです。―何と言っても料理のシーンが見どころでしたが、撮影時には苦労も多かったのではないでしょうか。監督私自身、料理はわりと好きなほうではありますが、すごく得意というわけではないので、本物のシェフに来てもらって一緒にやる必要がありました。ただ、フランスのことわざに「船頭が2人いると船は転覆する」というものがあるように、指示する人が多いがゆえの大変さはあったと思います。形や中身は、試行錯誤しながら作り上げた―つまり、映画監督とシェフでは、お互いが求めているものに違いがあったと。監督映画界も料理界も非常に縦社会で、時間との戦いなので、共通点は多くあると思います。ただ、おいしいものを作らなければいけないというシェフと、おいしく見えるかどうかを重視する映画監督との間で大きな違いがありました。私としては、美しくておいしく見えることをまず大切にしています。―そんななか、物語のカギを握る創作料理「デリシュ」はどのように作りあげていきましたか?監督私が最初にシナリオを書いたとき、「デリシュ」はじゃがいもとトリュフの揚げ物みたいな料理というコンセプトがあっただけ。形も決まっていなかったので、クロワッサン型や三日月型など、いろんな形をテストして、最終的にいまのようになりました。中身に関しても、じゃがいもとトリュフしか決まっていなかったので、それ以外は18世紀に存在する食材を調べながら試行錯誤して作っています。その際、シェフから「世界一おいしいトリュフを使いましょう!」と言われたのですが、撮影のために100個ほど作らなければならず、映画監督としては予算も考えなければいけなかったので、それが問題になったこともありましたね……。―確かに、トリュフを使うだけでもかなりお金がかかりそうです。監督なので、結果的にはトリュフが入っているもの、じゃがいもとキノコが入っているもの、そしてじゃがいもだけのもの、という3パターンで作りました。それの使いわけ方は、私の機嫌によって。機嫌がいいときは俳優にトリュフ入りをあげていましたが、機嫌が悪いときはじゃがいもだけのものをあげたりしていました(笑)。料理の映画ならではの大変さにも見舞われた―俳優たちが気づいていたかわかりませんが、おもしろいですね。あとは、撮影のタイミングなども難しかったのではないでしょうか。監督おそらくアジア映画は得意な分野だと思いますが、料理のシーンを撮るのは特別なことだと感じました。というのも、撮り直しを何度もするので、撮りたいときにちゃんと食べれるものが出来上がっていないといけないですから。予算を考えながら温度や品質の管理などをしなければいけないので、とても複雑でしたが、そのあたりが料理に関する映画ならではの大変さだと思います。―なるほど。ちなみに、監督は日本の食文化から影響を受けていることはありますか?監督実は、私の息子は日本語が少し話せるくらい日本が大好きで、しょっちゅう日本料理屋さんに行こうと言っています。フランスでは、天ぷらやお刺身、お寿司を食べることが多い印象ですね。ただ、私はあまり詳しくはないので、この質問は息子のほうが答えられるのではないかと思うくらい、我が家には日本料理の専門家がひとりいますよ(笑)。―日本人としては、気に入っていただけてうれしいです。ほかにも、監督にとって思い出の味というのがあれば、教えてください。監督私が好きな料理は、オムレツです。一見すると、誰でも作れるくらいシンプルな料理に思われがちですが、作る人によって自分の味を出すことができる一品だと感じています。魚を入れてもいいし、ナッツや辛いものなど、その人によって何を入れていいので、「〇〇風オムレツ」みたいに作った人の名前を付けられるのも楽しみではないかなと。あと、思い出深い料理としては、祖父が作ってくれたマスタード入りのウサギ料理が忘れられないです。女性が物語を引っ張る推進力を持ってくれた―また、今回は食だけでなく、主人公に大きな影響を与える女性ルイーズの存在も欠かせません。ananweb読者たちは彼女の目線から物語を観る部分もあると思いますが、このキャラクターを作るうえでどのような意識をされましたか?監督確かに、本作において物語を引っ張っていく推進力があるキャラクターとなっているのがルイーズなので、彼女はとても重要な存在でした。ただ、18世紀を舞台にした作品で女性を描こうとすると、選択肢として上がるのは、貴族か娼婦か下女。そこで、私はその3つをいっぺんにまとめて彼女1人で描こうと考えました。正体不明の人物として登場した彼女は、ある秘密を抱えていることが明かされますが、そういった複雑なアイデンティティを持っているおかげで、当時の典型的な側面を持ちながらも現代性のある人物像になったと思っています。観客に対しては、徐々に本当の彼女がわかっていくような見せ方にしました。―それでは最後に、監督の創作意欲の源を教えてください。監督まずは、単純に何が私を突き動かしているのかに尽きるのではないかなと。私の場合は、政治的な部分が大きく、「いまあるもの」と「こうあるべきもの」の間にある距離を縮めていくことが私のモチベーションだと思います。それをするためにも、自分の視点を表すような物語を作っているところです。それらの作品を通して私自身の主観や考え、見方といったものをほかの人に提案していくので、そういった意味では、料理人と映画監督は似ているのかもしれませんね。これからも、私を突き動かすものを作品として実現していきたいです。人生を切り拓くためのレシピを教えてくれる!さまざまな困難に見舞われながらも、料理という“武器”を手に、新たな革命を起すために戦い続ける男の姿に感動を覚える本作。目で楽しめるだけでなく、心も満たしてくれるまさにデリシュな“おいしい映画”です。取材、文・志村昌美引き込まれる予告編はこちら!作品情報『デリシュ!』9月2日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開配給:彩プロ️©2020 NORD-OUEST FILMS―SND GROUE M6ーFRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS️© Charly atelier photographie
2022年09月01日「プラダ(PRADA)」が、プラダ・ビューティーの新しいアンバサダーにエマ・ワトソンを起用したとSNSで発表した。「プラダ」はエマ起用の理由を「イギリスの俳優、アクティヴィスト(活動家)、アーティストである彼女は、多面的なプラダ・ウーマンの本質を体現しています」としている。ツイッターには新しいキャンペーンのため、久々にピクシーカットにしたエマの写真が投稿されている。一方、エマもインスタグラムでプラダの顔に就任したことを報告。「プラダから新しい香水キャンペーンの顔になってほしいというオファーを受けた時、私はそれの監督を務めることは可能ですかと尋ねました。数か月が経ち、彼らが私と分かち合った信頼の結果をみなさんとシェアすることができるようになりました。私のアートであるこの作品を共有するのが待ちきれません。私が制作を楽しんだのと同じくらい、みなさんにも楽しんでもらえたらうれしいです」「私の監督デビュー作とプラダの新しい詰め替え可能な香水は、まもなくリリース予定です」。このように、エマはプラダの新作香水の顔を務めるだけでなく、広告動画の監督にも挑戦したことを発表した。インスタグラムを更新したのは約7か月ぶりということもあり、「寂しかった!」「おかえり!」「待っていたよ」「最高のニュースと共に帰ってきてくれてありがとう」とファンから温かいメッセージが届いている。(賀来比呂美)
2022年08月19日ロシアがウクライナ侵攻を開始する9年前、親ロシア派大統領の追放につながった革命に翻弄される15歳の体操選手を描き、第74回カンヌ国際映画祭でSACD賞を受賞した『オルガの翼』。日本版予告編と場面写真が解禁となった。2013年、ユーロマイダン革命直前のキーウ。欧州選手権出場を目指しトレーニングに励む15歳の体操選手オルガは、親ロシア派のヤヌコーヴィチ大統領の汚職を追及するジャーナリストの母と共に何者かに命を狙われる。身の安全のためウクライナを離れたオルガは、父の故郷スイスのナショナル・チームに。SNSを通じ、変わり果てた街や家族・友人が傷つく姿を遠くから見るしかないオルガ。しかし彼女も欧州選手権に出場するために、ウクライナの市民権を手放さなければならず――。政情が刻々と変化しオルガの心は大きく揺れる。夢を持って祖国を離れた15歳の少女は、この苦境をどう切り抜けるのか。デモ参加者が現地で撮影した緊張感とプロのアスリートが生み出す迫力と躍動感マイダン革命の映像は、全て実際にデモ参加者がスマートフォンで撮影した映像を使用。また、主人公オルガを演じるアナスタシア・ブジャシキナは2001年ルハンシク生まれ、欧州選手権出場歴のある本物のアスリート。彼女のほか、トップを目指す少女たちを国際大会出場レベルのプロのアスリートたちが演じている。体操シーンの撮影は練習のペースに合わせて行われ、ドキュメンタリーかと見紛うほど。少女たちの呼吸、情熱、目線、ためらい、ミスなど、競技の合間の繊細な表情も見事にすくい取っている。1994年生まれ、スイス出身の新たな才能エリ・グラップは、本作が初長編監督作にしてカンヌ国際映画祭SACD賞受賞の快挙。2015年、マイダン革命を経験したウクライナのバイオリン奏者による実話に深く心を動かされたグラップ監督は、2016年に脚本執筆をスタートさせ、5年の年月をかけて本作を完成させた。アメリカのエンタメ業界紙「Variety」は「個人の野心と祖国への愛着。その狭間でもがく少女の葛藤を、見事に描いている」と絶賛し、同じく「SCREEN DAILY」は「強烈な存在感。隅々まで主演アナスタシアのパワーに満ちている」と現役アスリートである主演俳優に賛辞を送っている。なお、主演のブジャシキナは、2022年2月のウクライナ侵攻を受け、危険な状況に晒されたため、スイスに移住するという、奇しくも映画の主人公と同じ状況となっている。この度解禁された日本版予告編は、2013年からキーウで起こった市民運動、ユーロマイダン革命の本物の映像素材から始まる。主人公は、ウクライナ人体操選手のオルガ。親ロシアの大統領を批判する記者の母とともに命を狙われ、単身スイスへと避難し、現地のナショナル・チームに参加する。厳しい練習に耐えながら、故郷に残してきた家族や友人たちが傷ついていく様子を、国外から見守ることしかできず、心が引き裂かれるオルガの様子が映し出される。最後の「わたしは跳ぶ、この痛みを刻み付けて。」のコピーには彼女自身の身体と心の痛み、家族や友人たちの痛みを抱えて自分はどう生きていくのか、その覚悟が表現されている。『オルガの翼』は9月3日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年08月06日フランス映画『デリシュ!』が、2022年9月2日(金)より、TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー。フランス革命前夜「世界初のレストラン」誕生秘話が明らかに映画『デリシュ!』が描くのは、“美食の国”フランスで、世界初のレストランを作った男の爽快なヒューマンドラマ。貴族と庶民が同じ場所で食を共にすることが考えられなかった時代に、フランス革命と共に訪れた「食の革命」を描く。舞台となるのは、1789年、フランス革命前夜。主人公の宮廷料理人マンスロンは、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、仕えていた公爵から解雇されてしまう。息子と共に実家へ戻ったマンスロンの前に現れたのは、弟子入りを懇願する謎めいた女性ルイーズ。マンスロンはルイーズや息子の助けを得ながら、世界で初めて一般人のために開かれたレストランをオープンさせることになるのだが、その噂が公爵まで届いてしまう。誰もが食事をして楽しめる、世界で初めての「レストラン」はいかにして生まれたのか?レゴリー・ガドゥボワやイザベル・カレが出演■主人公マンスロン...グレゴリー・ガドゥボワ誇り高い宮廷料理人。自慢の創作料理が貴族たちの反感を買い、公爵から解雇を言い渡されるが、ルイーズや息子に支えられ、料理人としての誇りを取り戻していく。主人公を演じるのは、『グッバイ・ゴダール!』『オフィサー・アンド・スパイ』のグレゴリー・ガドゥボワ。グレゴリー・ガドゥボワは撮影中、役柄になりきって料理を作り、その美味しい料理を残さずに平らげていたという。その熱心さは、料理監修者たちが口を揃えて「グレゴリー・ガドゥボワは特に熱心で、料理の楽しさを覚え、自分で用意した料理を全て食べていました」と話すほど。さらに、プロの料理人の手さばきを再現するために、自宅でも料理の練習に打ち込むなど、徹底した役作りの上でマンスロンの演技に臨んだ。■ルイーズ...イザベル・カレマンスロンに弟子入りする謎の女性。マンスロンは「弟子は不要」と断り続けるも、ルイーズの熱意に押されて希望を受け入れる。ルイーズはやがて、マンスロンと共に、料理で公爵と対決することに。『記憶の森』でセザール賞主演女優を受賞したイザベル・カレが演じる。■公爵...バンジャマン・ラベルネ■マンスロンの息子...ロレンゾ・ルフェーブル監督はエリック・ベナール監督は、フランスで長きにわたって脚本家として活躍するエリック・ベナール。映画『デリシュ!』は長編第7作目、初の時代劇となる。<映画『デリシュ!』あらすじ>1789年、フランス革命前夜。誇り高い宮廷料理人のマンスロンは、公爵主催の食事会で渾身の料理を振る舞う。しかし、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、公爵から解雇されてしまう。失意を抱えたマンスロンは息子を連れて実家に戻る。ある日、料理を学びたいという謎めいた女性ルイーズが現れる。弟子は不要と断り続けるが、熱意に押されて彼女の希望を受け入れるのだった。やがて、マンスロンは美味しい料理を作る喜びを再発見していく。そして、ルイーズの助けとの息子の協力を得て、世界で初めて一般人のために開かれたレストランを開く。店はたちまち評判となり、公爵にその存在を知られてしまう…。【詳細】映画『デリシュ!』公開日:2022年9月2日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー出演:グレゴリー・ガドゥボワ、イザベル・カレ、バンジャマン・ラベルネ、ギヨーム・ドゥ・トンケデックプロデューサー:クリストフ・ロシニョン & フィリップ・ボエファール監督:エリック・ベナール脚本:エリック・ベナール、ニコラ・ブークリエフ撮影:ジャン=マリー・ドルージュ音楽:クリストフ・ジュリアン2020/フランス・ベルギー/フランス語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/112分 原題:DÉLICIEUX
2022年07月15日ジューシーな味わいと、噛み応えのある食感で、人々を魅了する食べ物…それは、唐揚げ。油で揚げるため高いカロリーを誇りますが、おいしそうな唐揚げを目にした時、人はカロリーという概念が頭から吹き飛んでしまいます。減量を心がけていても、唐揚げの誘惑に勝つことができず、頭を抱えてしまうのは『ダイエットあるある』といえるでしょう。カリッとした唐揚げの作り方に「もっと早く知りたかった!」唐揚げが好きでたまらない人たちの間で、あるライフハックが話題になっています。それは、調理師の水飴(@152_153)さんがTwitterに投稿した、『カリッとした唐揚げの作り方』!唐揚げは水分を吸収すると、やわらかくなってしまいがち。それもまたおいしいのですが、カリッとした食感が好きな人は、もの足りなく感じるものです。水飴さんは、ある方法を取り入れることで、唐揚げ作りをする上で革命が起こったのだとか!それは、何かというと…。衣に水を少量加えて、小さなダマを作ること。カリッとした唐揚げを作るコツは、なんと、小麦粉や片栗粉で作った唐揚げの衣に、水を少量入れるだけ!ほんの少しの手間を加えるだけで、揚げた後は圧倒的な衣の存在感を味わうことができるのだそうです。ずっと気になってた『唐揚げをカリッと揚げるには、衣に水を少量加えて小さなダマを作る』という作り方を試してみたんだけどこれまじで革命起きた…衣が想像以上にザックザクで、水を入れないものと食べ比べてみても圧倒的衣の存在感。彼氏もこれやばいわ…ってひたすら食べてたもう夏なん pic.twitter.com/KFcEWio9Hr — 水飴 (@152_153) July 2, 2022 水飴さんが作った唐揚げからは、写真からも衣のザクザク感が伝わってきます!ちなみに、この方法で作っても、揚げてから時間が経過するとザクザク感はなくなってしまうので、熱々のうちに食べるがオススメとのこと。時間が経ってしまった場合は、トースターで再加熱するとザクザク感が復活するといいます。全国各地の唐揚げファンを喜ばせるライフハックは拡散され、多くの人が「マネしたい!」と声を上げました。・うわー!もっと早く知りたかった!絶対においしいやつだ。・確かにこれは革命だわ…。よし、今夜やる!・なんという有益な情報。全人類に広まってほしい。「暑くても作りたくなるし、食べたくなる揚げ物に初めて出会って感動した」とコメントしている、水飴さん。あなたもこの方法を実践して、自分の中で『唐揚げ革命』を起こしてみませんか![文・構成/grape編集部]
2022年07月03日グレタ・ガーウィグ監督×マーゴット・ロビー主演の実写版『バービー』に、「セックス・エデュケーション」のヒロイン、メイヴ役のエマ・マッキーが出演するという。「The Hollywood Reporter」が報じた。エマといえば、「セックス・エデュケーション」でブレイクしてから、映画・ドラマファンの間で「マーゴットのドッペルゲンガー級そっくりさん」として知られてきた。その2人の共演が実現するとあって、ファンは興奮の声を上げている。「2人が共演するなら姉妹役であるべきだ」「バービーが2人ということ?」「キャスティング・ディレクターは、ちゃんとツイッターでネタを仕入れて仕事をしたんだね」。エマが演じる役は明らかになっていないが、「マーゴットがバービーを演じるなら妹のスキッパーがいいだろう」と期待する声も。現在のところ、キャストはマーゴット&エマのほかにライアン・ゴズリング(ケン役)、シム・リウ(『シャン・チー/テン・リングスの伝説』)、ケイト・マッキノン(『ゴーストバスターズ』)、アメリカ・フェレーラ(「アグリー・ベティ」)、アレクサンドラ・シップ(『X-MEN:ダーク・フェニックス』)の出演が決まっている。また、このたび、ウィル・フェレルの参加も報じられた。(Hiromi Kaku)
2022年04月12日読書を愛し、自身も表現活動に携わる、文筆家・木村綾子さんとモデル・前田エマさん。文学と焦がれや高まりの関係、焦がれを感じる好きな作品についてなど、あれこれ語っていただきました。木村綾子&前田エマが考える、文学における焦がれの正体木村綾子:“焦がれる”という言葉から連想したのは、届かなさ、わかり合えなさ、一方通行の思い…そんな満たされなさを抱える相手に抱く思いでした。そんな本を今日は持ってきましたが、前田さんのセレクトも楽しみにしてきました。前田エマ:私もです!私は今までの人生でトップレベルで好きな本を持ってきました。欠けているからこそ求め、憧れ、そして“焦がれる”。すごく共感します。木村:私は、たとえ肉体的な交わりがあっても、人間は本質的にひとりだという孤独感から逃れられないからこそ、官能が刺激されると思うんです。そういう意味で、村田沙耶香さんの作品は、自分自身の肉体に対する違和感や反感まで突き詰めていて凄みがあります。性というものを徹底的に疑うんですよね。たとえば『地球星人』では、男女が結婚するのに性は必要なのかを疑うし、『しろいろの街の、その骨の体温の』では生理や女性性を疑う。前田:私は『しろいろの~』が村田作品でいちばん好きでお守りのような本です。多くの作家が今日まで繰り返し孤独と寂しさ、“動物としてのヒト”と“人間としての人”との葛藤を描いてきました。体を重ねるほど相手が遠くなる普遍的な感情もたまらない。木村:前田さんは、気になるところに付箋をつけるんですね。私は角を折り曲げちゃうんです。前田:読み返してみたら付箋を貼っている箇所の多くが匂いの描写でした。それも香水のような芳香ではなく、汗の酸っぱさや肉体が交わったときに漂う湿った匂い。匂いは私にとってとても大事なんでしょう。木村:血なまぐさいのも官能をくすぐられませんか。田村俊子の『生血』は、一晩男の人と過ごし処女を喪失した翌日から物語は始まります。赤い金魚を眺めて生理を思い出し「目刺しにしてやりたくなる」とか、生殖と殺意が同居しているような表現が頻出します。前田:官能が死と隣り合わせというのはよくわかります。『本格小説』で、死の淵に立つヒロインのよう子に、主人公の太郎が「おまえをずっと殺したかった」と言う場面があるんです。「いつから?」「出会ったときから」。愛しすぎているゆえに究極の感情に至るのはすごく人間らしいなと。その二人の愛の行方は、よう子の生家で住み込みの家政婦をしていた冨美子の視点で描かれます。実は太郎との間に関係があったようなのですが「匂わせ」だけで描かれないんです。直接的な性描写よりずっとノックアウトされました。木村:人間の想像力はたくましいので、実際に書かれている文字情報以上のもの、たとえば自分がしてきた経験や見聞や五感で得たものを同時にそこに読み取ってしまうんですよね。だからこそ、同じ文章が書かれていても、それぞれにイメージするものが違う。私が中学2年生で『仮面の告白』を読んだときに、ちらっと本から目を逸らしたときに映った、銀杏の揺れる枝葉や前の席の男子の背中が生々しくて。小説で描かれている官能が肌感覚と直につながったと感じた瞬間でした。前田:すごい大人びた素敵な中学生ですね(笑)。木村:『溺レる』も、結構暴力的なセックスがあったり、排泄の場面があったり、五感が刺激される作品集です。前田:谷崎潤一郎の『痴人の愛』は外せませんよね。木村さんも谷崎をお持ちですね。木村:『瘋癲老人日記』。谷崎は死ぬまで性や欲望に従順で奔放で、女性の肉感…特に足ですよね、その憧れと渇望の描写がすごい。前田:谷崎の趣味をこれでもかというくらい見せられて笑ってしまう。エロティシズムって滑稽な面もあるのだなあと思います。木村:前田さんは、山田詠美さんもお好きですか。前田:『蝶々の纏足・風葬の教室』は何度も読みました。私は、同性愛者でも異性愛者でも、女の子が最初に焦がれる相手は女の子だと思っていて。ちゃんのまつ毛が長くてキレイだな、触ってみたいな、とか。この一冊には女の子同士の小さな焦がれが、膨れ上がり変化していく様子が描かれているように思います。官能に意味を持たせたり娯楽にするのは大人ですが、決して大人だけのものではないと思います。木村:焦がれるって、人にとって本能的なものかもしれませんね。木村綾子さんselect『溺レる』川上弘美焦がれているからこそ増す8組の男女の愛しさと孤独。男に言われるがままに一緒にあてもない旅を続ける女の愛欲を描く表題作など、全8編。「二人の間に愛やセックスがあっても、決してわかり合えない部分がある寂しさがさまざまなシチュエーションで描かれ、皮膚感覚に迫ってきます」。文春文庫660円『仮面の告白』三島由紀夫男性にも女性にも惹かれる複雑な内面が吐露される。自身の性的指向とアイデンティティに苦悩する青年の告白小説。「直接的な性描写があるわけではないのに、たとえば聖セバスチャンの殉教図を見た〈私〉の内面描写で『ああ、射精したんだな』とわかるんですよね。言葉で官能の魅力を味わえる一冊」。新潮文庫新装版 649円前田エマさんselect『本格小説』水村美苗歴史のうねりと運命的な愛を描く、日本版『嵐が丘』。アメリカンドリームを掴み凱旋帰国した東太郎と、軽井沢のお屋敷の娘・よう子の引き裂きがたい絆はどうやって生まれたのか、運命的な愛に翻弄された登場人物たちの生と死を追う。「冨美子の語りの行間から伝わる太郎への思いが切ないです」。新潮文庫上巻924円、下巻825円『蝶々の纏足(てんそく)・風葬の教室』山田詠美息を詰めるように読む、少女期の繊細な心の動き。〈私〉が語る幼なじみのえり子との関係と成長を描く「蝶々~」を含む全3編を所収。「『風葬~』を、村田沙耶香さんがインタビューで“人生でいちばん読み返した小説”に挙げていたので、手に取った本なのですが、『蝶々~』にもとても感動しました」。新潮文庫572円木村綾子さん(写真右)文筆家。中央大学大学院にて太宰治を研究。現在は文筆業のほか、ブックディレクション、イベントプランニングなどで活躍する。昨年8月より、作者と読者がつながるオンライン書店「コトゴトブックス」をスタート。前田エマさん(写真左)モデル。東京造形大学在学中からモデル、エッセイ、写真、ペインティング、ラジオパーソナリティなど、ジャンルにとらわれない活動が注目を集める。雑誌やウェブメディアでエッセイの連載を多数持つ。※『anan』2022年3月9日号より。写真・小笠原真紀取材、文・三浦天紗子撮影協力・TITLES(by anan編集部)
2022年03月05日エマ・ロバーツ&ギャレット・ヘドランドが、数週間前に破局したことが明らかになった。「People」誌が報じた。2人は2019年5月に交際が報じられ、2020年8月にエマが妊娠中であることを公表。同年12月に第1子男児ローズくんが誕生した。関係者は破局について「悲しいことです。2人は共同で育児をするためにベストを尽くしています。大変そうです」と語っている。同誌は破局を報じた同日に、ギャレットが2020年1月に起こした車の正面衝突事故で、ひどいけがを負ったという母娘から訴えられていることも報じた。母娘は懲戒的損害賠償と陪審裁判を求めているという。事故を起こした際、ギャレットの血中アルコール濃度は法定制限の4倍以上で、事故によって窓ガラスが割れて開いているにも関わらず、車内は酒の臭いで充満していたとのこと。この件で逮捕されたギャレットは不抗争の答弁をして有罪の判決を受け、30日間のリハビリプログラムや9か月に及ぶ初犯の人のためのアルコール&ドラックに関する教育プログラムを受けていた。そしてエマと破局後、ギャレットは再び飲酒による事件を起こしてしまった。22日夜(現地時間)、米テネシー州において、公で酩酊した容疑で逮捕された。詳細は不明だが、すでに2100ドル(約24万円)の保釈金を納めて保釈されており、3月に出廷することも決まっているという。(Hiromi Kaku)
2022年01月24日ちょっぴりツンデレな、猫のエマちゃん。飼い主であるネコランド(@NEKOLAND13)さんの妻のことが大好きなエマちゃんですが、素直に甘えることができません。そんなエマちゃんの性格がよく分かる動画を、ネコランドさんがTwitterに投稿。いじらしい姿に「かわいい」「笑ってしまった」とさまざまなコメントが寄せられています。嫁が好きすぎて出待ちをしちゃう猫です(笑) pic.twitter.com/I5qbZH3eKh — ネコランド (@NEKOLAND13) January 18, 2022 ピョンピョンと跳ねるようにキッチンに向かい、じっと熱い視線を送るエマちゃん。しかし、いざ自分の存在に気付かれそうになると、何ごともなかったかのように元の場所に戻っています。「遊んでほしい。でも…」という心の声が聞こえてきそうなエマちゃんの様子は反響を呼び、多くのコメントが寄せられました。・なんてかわいいストーカー!・尻尾の動きもステップも、嬉しさを隠し切れていない。・完全に、恋する乙女の姿。ちなみに、ネコランドさんによると、エマちゃんのこうした行動は頻繁に見られるのだそう。YouTubeでは、エマちゃんのかわいらしいストーキング風景をもっと見ることができますので、ぜひご覧ください。[文・構成/grape編集部]
2022年01月19日