タレントのアレクサンダー(41)と川崎希(36)夫妻が17日までに自身のインスタグラムを更新。長男(6)が上手にピアノを弾く様子を紹介している。アレクサンダーは「この曲は3週間くらい練習してます」とつづり、長男が「千本桜」を両手で弾く様子を収めた動画をアップ。「まだまだだけど少しずつ頑張ってます可愛いカゲカゲです。褒めるとやる気が出ます」と、愛息子の奮闘っぷりに目を細めた。アレクサンダーは、長男がピアノを弾く様子を定期的にインスタグラムで紹介。上達スピードの速さにコメント欄では「はー天才!」「メキメキ上達しててビビる」「上達が天才的ですね」「すげえええええ」「こんなに上達したの!?凄いね」「6歳でここまで弾けたら本当にすごいです!」などとコメントが寄せられた。川崎の投稿では「ピアノの習い事はじめてもうすぐ1年半年前にうちにピアノが来てからは毎日コツコツ練習して両手で好きな曲が弾けるようになったよ」としみじみ。「課題曲→ベートーヴェン、シューベルトとかを基本練習しながらカゲトラの好きな曲→ターミネーターの曲やハロウィンの曲を並行して自主練してるみたい(ピアノの習い事に関しては自主練を含めて全部アレクが見てくれてる)」と記した。また、以前の投稿でスタインウェイのグランドピアノを購入したことを報告。「ショールームで一目惚れして決めた」と明かしている。
2024年04月17日2021年のショパン国際ピアノ・コンクールにて反田恭平と2位を分かちあい、またクリスティアン・ツィメルマン賞(ソナタ最優秀演奏賞)を受賞したアレクサンダー・ガジェヴ。昨年6月~7月のリサイタルではソールド・アウト続出、また「題名のない音楽会」などへの出演でさらにファン層を広げた。ショパン・コンクール後もイタリアで最も権威ある「フランコ・アッビアーティ賞」の2022年ベスト・ソリスト賞を受賞、同年には優れたピアニストに与えられるイギリスのテレンス・ジャッド賞を受賞。また2025年欧州文化首都ノヴァ・ゴリツァの文化大使に選出されるなどなど多彩な活動と芸術性が高く評価されている。ガジェヴの音楽は常に文化的背景や思想を感じさせるもので、新しさと発見に満ちており、とはいえ難解ではなく、常に心をキュンとさせるガジェヴ節でファンの心を捉えて離さない。アレクサンダー・ガジェヴ チケット情報はこちら今回のソロ・リサイタルは11/7(火)東京オペラシティ コンサートホールほか各地で開催。“「心の動き」を巡るプログラム”と題し、バッハの変ホ長調のフランス組曲第4番、フランク「前奏曲、フーガと変奏曲」、ショパンのノクターン(夜想曲)とスケルツォ第3番、ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」をお届けする。全国ツアー以外にも大阪フィルハーモニー交響楽団との共演の公演もあるので、そちらもぜひお見逃しなく。チケットはいずれも好評発売中。【アレクサンダー・ガジェヴ ピアノ・リサイタル】2023/10/23(月) グランシップ 中ホール・大地 (静岡)2023/11/1(水) 札幌コンサートホールKitara 大ホール (北海道)2023/11/4(土) 北九州市立響ホール (福岡)2023/11/7(火) 東京オペラシティ コンサートホール (東京)2023/11/11(土) 住友生命いずみホール (大阪)2023/11/12(日) 東広島芸術文化ホールくらら 大ホール (広島)【大阪フィルハーモニー交響楽団 京都特別演奏会】2023/10/29(日) 京都コンサートホール 大ホール (京都)[指揮]秋山和慶 [ピアノ]アレクサンダー・ガジェヴ
2023年09月19日ディズニープラスにて配信が開始された『ピーター・パン&ウェンディ』より、ピーター役アレクサンダー・モロニーのコメントが到着した。ディズニーが創立100周年の節目に、ネバーランドを舞台に新たな物語を作り上げた本作。幼いころから大好きなおとぎ話の中に登場する少年ピーター・パンと、彼の住む“ネバーランド”に憧れを抱いていた少女ウェンディの大冒険が描かれる。本作でピーター・パンを演じたのは、16歳のアレクサンダー・モロニー。CMやテレビドラマで活躍をしていた彼を、ピーター・パン役に起用したことについて、本作の製作総指揮を務めるトビー・ハルブルックスは、「アレクサンダーには、無邪気さと自信があります」とその魅力を語る。続けて、「彼は、子供たちがついて行きたくなるんだけど、行き過ぎないようなリーダー像にぴったりな、ずる賢さと楽しさの間のスイートスポットを見つけたのです」とアレクサンダーを称賛。ピーター・パンの純粋さと奔放さ、さらには彼特有の悪戯っぽさまで、アレクサンダーは見事に自分のものにしたようだ。アレクサンダー・モロニー&エヴァー・アンダーソンそんなアレクサンダーは、自身が演じたピーター・パンについて、「彼のモットーは"成長しないこと"です。でも、"挑戦する者が勝つ"ということも彼のモットーなんだ。ピーターがいつもフックと戦っているのは、子供っぽさではなく、勇気の表れだとピーターは考えています。フックは背の高い大人の男で、剣を振るってくる。ピーターの中では、戦うことは勇気の証なのです」とコメント。彼が胸に秘める“勇気”が、ピーター・パンの大きな魅力といえそうだ。『ピーター・パン&ウェンディ』はディズニープラスにて独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2023年05月04日2023年1月20日(金)より公開が決定した、アレクサンダー・スカルスガルド主演、ロバート・エガース監督作『ノースマン 導かれし復讐者』より本予告とメインビジュアル、場面写真が解禁された。本作は、『ライトハウス』『ウィッチ』のロバート・エガース監督が手掛けた初のアクション大作。先日第35回東京国際映画祭でジャパンプレミアが行われ、SNS上では「傑作!」「劇場で観るべき!」など絶賛の嵐が巻き起こった。この度解禁となった本予告では、「お前はいずれ国王になる」と旅から帰還した父オーヴァンディル王(イーサン・ホーク)、そして母グートルン王妃(ニコール・キッドマン)に言い聞かされる幼きアムレートが映し出される。いずれは自分も父のような偉大な王になる! と目を輝かせたが、ある日、王に忠誠を誓っていたはずの叔父・フィヨルニルが暗殺部隊を率いて王に襲い掛かる。必死の抵抗むなしく囲まれてしまった王は首を打ち取られ、フィヨルニルは王妃も連れ去ってしまうのだった…。時は経ち、アムレートは屈強なヴァイキングに。復讐の旅路へと踏み出す。無残にも蹂躙される国を横目に命からがら逃げるアムレートは、極寒の海に一人ボートを漕ぎだし故郷から脱出し、「父上の仇を討つ! 母上を救い出す! フィヨルニルを殺す!」と強い復讐心を魂に刻む。そして数年後、成長したアムレート(アレクサンダー・スカルスガルド)は屈強なヴァイキングへと変貌を遂げる。預言者(ビョーク)と出会い己の使命“復讐”を思い出したアムレートは、憎きフィヨルニルがアイスランドで農場を営んでいることを知り、奴隷に変装しアイスランドに向かう。そして道中で親しくなったオルガ(アニャ・テイラー=ジョイ)の「あなたは敵の骨を砕く。私は敵の心を打ち砕く」という言葉が表すように、強い絆で運命に立ち向かうことを決意。こうして、アムレートの心震える復讐の旅路が始まるのだった。「運命を逃れることはできない」というメッセージの通り、アムレートにとっての“運命“とは何か、果たして復讐を成し遂げることはできるのか?エガース監督こだわりの映像美とともに、復讐の行く末に手に汗握る予告編となっている。併せて解禁された場面写真では、少年時代のアムレートや神秘的な雰囲気をまとったオルガ、そして炎の中で雄たけびをあげ、アムレートが闘志をみなぎらせるシーンなどが切り取られている。さらに、スカルスガルドの眼が復讐へと静かに燃える姿をとらえた豪華キャスト集結のポスタービジュアルも解禁。泥と血にまみれたスカルスガルド演じるアムレートが武器を両手に、野獣のように眼光鋭くこちらを睨む、リベンジに燃える熱い気持ちが伝わるビジュアルとなっている。アニャ・テイラー=ジョイをはじめ、ニコール・キッドマン、イーサン・ホーク、クレス・バング、ウィレム・デフォー、そして歌姫ビョークも登場し、各キャラクターの活躍にも注目が集まる。ムビチケデザインまた、11月11日(金)より、「てぬぐい」特典付き【ムビチケカード券】が上映劇場にて販売が開始される(数量限定)。また、ムビチケサイトからは【ムビチケオンライン券】(特典なし)も購入可能だ。『ノースマン 導かれし復讐者』2023年1月20日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ノースマン 導かれし復讐者 2023年1月、全国にて公開© 2022 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年11月10日アレクサンダー・ペイン監督、ポール・ジアマティ主演の『The Holdovers』を、フォーカス・フィーチャーズが獲得した。買収価格は3,000万ドルとのこと。トロント映画祭で密かにバイヤーに向けて行われた試写を見て、気に入ったようだ。『The Holdover』は、2005年の『サイドウェイ』以来、ペインとジアマティが初めて組む期待作。ペインはジアマティをイメージして脚本を書いたとのこと。舞台は70年代の寄宿制の学校。クリスマスで生徒たちが帰省する中、みんなから嫌われている先生(ジアマティ)が、ただひとり残った生徒、クックの女性と時間を過ごすことになるというコメディだ。フォーカスは来年後半の北米公開を狙っているという。ジアマティの次回作は、来月北米公開予定の『A Mouthful of Air』。文=猿渡由紀
2022年09月13日InstagramやTikTokで世界中にファンを持つ、犬のオリー。飼い主のアレックスさんは、SNSで日々、オリーの日常を投稿しています。しかし、アレックスさんがオリーを飼い始める前、父親は常日頃から「犬はいらない」と反対していたのだそう。そんな犬嫌いのアレックスさんの父親でしたが、オリーと暮らし始めて心境に変化があらわれたようです。今やすっかり犬好きとなった父親が、いかにオリーのことを大切に思っているかが分かる動画が反響を呼んでいます。オリーと同じ気持ちを味わおうとする父親オリーがまぶたの手術を受けた際のこと。傷口を保護するため、オリーはエリザベスカラーを装着することになりました。すると、アレックスさんの父親は、自分だけエリザベスカラーを着けていることで、オリーが孤独を感じないようと、ある行動にでたのです…!アレックスさんが目撃した、父親とオリーの姿をご覧ください。 この投稿をInstagramで見る Good Boy Ollie & Alex (@good.boy.ollie)がシェアした投稿 なんと、父親もまたオリーと同じくエリザベスカラーを着けたのです!父親のかたわらには、気持ちよさそうにくつろぐオリーの姿が。そんなオリーを優しくなでる父親は、かつて「犬はいらない」といっていたなんて、信じられないほどです…!【ネットの声】・「犬はいらない」という人は、犬を失うことが怖いからであり、本当はとても愛しているんだと思う。・最高の父親!オリーは幸せな犬だね。・なんて素晴らしい光景…。アレックスさんによると、オリーの術後の経過はよく、エリザベスカラーもすでに取れたとのこと。心優しい父親の存在もあり、きっとオリーは療養中もさびしさを感じることなく、過ごせたでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年04月01日80年代のイギリスを舞台にHIV/エイズに翻弄されるゲイの若者たちの10年を描いた海外ドラマ「IT’S A SIN 哀しみの天使たち」。先日発表された英エンパイア誌、英ガーディアン紙それぞれが選ぶ“2021年テレビ作品”第1位となり、米ニューヨーク・タイムズが選ぶ“2021年テレビ作品ベスト10”にも選出されるなど高い評価を獲得している本作から、主演オリー・アレクサンダーが日本のためにオンラインで応じてくれた貴重なインタビューが初公開された。まずは本作の舞台となる1980年代が、1990年生まれのオリーにとってどのような時代だったか問われると、「90年代から00年代前半に子ども時代を過ごした私個人的には、自分が体験できなかった時代ということもあり、80年代はスーパークール(=とってもかっこいい)だと思っていました。電子音楽やシンセサイザーなどぶっ飛んだ文化が主流でしたし、インターネットが普及する前、本格的なデジタル時代が始まる前ですから、そういった意味でもノスタルジーを感じますし、愛着を感じます」と80年代に対しての前向きな印象を語る。「英国の80年代といえば、マーガレット・サッチャー(首相)で、彼女は、緊縮財政政策を推し進め、英国社会はその影響を大きく受けました。ですから、国自体は貧しかったのですが、社会的・経済的な活動自体は活発でした」という時代。「ゲイのコミュニティにとって80年代はHIVの蔓延もあって、非常に重要な時代だったと言えます。80年代の当初、HIVという病気に対して一般社会は誤解や偏見を持っていましたし、ゲイやクィアであることの意味を知ったり、彼らに対する理解もまだ進んでいませんでした。“恐れ” が時代を包んでいた、と言えます。LGBTの人々に対する保護というものは殆どありませんでした」と80年代の実状を明かす。英国で放送開始されてからHIV検査数が記録的に伸び、社会現象を巻き起こした本作。いまの世の中で放送、配信される意味についてオリーは、「社会現象が起こることや、実際に放送される時期に今のようなコロナの状況になっているなんて、撮影段階ではキャスト・スタッフは誰も予想できませんでした。コロナという社会状況があってもなくてもこのドラマが伝える本質は変わりませんが、放送がコロナ禍と重なったことで英国人はこのドラマをより自分事として受け入れることが出来たと思っています。今、皆が死に至るウイルスの蔓延を体験しているからです」と言う。「このドラマは英国内で大きな反響を呼び、様々な意見も交わされました。HIV検査キットの1週間の注文数が史上最高を記録したり。とにかく、これだけの反響があったというのは、信じられないことですね」と本作がもたらした影響の大きさに自身でも驚きを見せる。オリーが演じたリッチーという役柄について、「リッチーと私自身は似ている部分が多いと思います。役者を目指している点、18歳の時にロンドンに移住した点、大きな夢を持っている点など、まさにリンクしています。また、リッチーは常に隠し事を持っていて、自分のセクシャリティを家族に隠していたり、HIV陽性診断を受けた時はそれを隠していました。そういった傾向の大きな原因は、自分のセクシャリティに対する恥の感情だと思います。だから、自分をオープンにすることができない。その感情は、私が若い頃に持っていたものと同じで、私自身もゲイである自分が嫌で、自分ではない他の誰かになろうとしていました」と、自身の役柄へ深い共感を寄せた。また、オリーのソロ・プロジェクトである「Years&Years」の約3年半となる新作アルバム「NightCall」が1月21日より発売されたが、オリーはリッチーを演じた経験を通してアーティスト活動にも影響があったことを明かしている。「このドラマでリッチーを演じることは、アーティストとして、これまで持っていなかった創作プロセスを与えてくれました。陽気で人生を謳歌したいという彼の役作りは簡単ではありませんでしたが、とても楽しかった。撮影現場では80年代の素晴らしい音楽をよく聴いていたのですが、そこからインスピレーションややる気を得ることができました。このドラマが持つ強力なメッセージ性にも影響を受けましたし、とても素敵な撮影チームや共演者からの影響ももちろんあります。ドラマの様々な要素から、とてもいい影響を得ることができました」と、リッチー役を通して俳優だけでなくアーティストとしても成長したことを明かしている。「Years & Years」の「NightCal」海外ドラマ「IT’S A SIN 哀しみの天使たち」はスターチャンネルEXにて全話独占配信中(全5話)。オリー・アレクサンダーによる「Years & Years」新作アルバム「NightCal」国内盤CDは2月16日(水)より発売、輸入盤&デジタルは発売・配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年01月24日海外ドラマ『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』(全5話)が現在「スターチャンネルEX」にて全話独占配信中だ。この度、主演のオリー・アレクサンダーが日本のためにオンラインで応じてくれた、貴重なインタビューを初公開となった。本作は1980年代のイギリスを舞台にHIV/エイズに翻弄されるゲイの若者たちの10年を描いた物語。先日発表された英エンパイア誌、英ガーディアン紙それぞれが選ぶ2021年テレビ作品第1位という2冠に輝き、米ニューヨーク・タイムズが選ぶ2021年テレビ作品ベスト10にも選出されるなど高い評価を獲得。その勢いは留まるところを知らず、世界中に拡大している。さらに、先日1月21日にはオリーの音楽アーティスト名義であるYears & Yearsが3年ぶりとなる新アルバム『Night Call』を発売。SIRUPを迎えた『スターストラック(SIRUPリミックス)』も収録され、日本でも大きな話題だ。本作への出演経験からも大きな影響を受けたという待望の新作に、熱い視線が止まらない。解禁されたインタビューは、本作の舞台となる1980年代が1990年生まれのオリーにとってどのような時代だったか、という質問から始まる。「90年代から00年代前半に子ども時代を過ごした私個人的には、自分が体験できなかった時代ということもあり、80年代はスーパークール(=とってもかっこいい)だと思っていました。電子音楽やシンセサイザーなどぶっ飛んだ文化が主流でしたし、インターネットが普及する前、本格的なデジタル時代が始まる前ですから、そういった意味でもノスタルジーを感じますし、愛着を感じます」と80年代に対しての前向きな印象を語る。そして「ゲイのコミュニティにとって80年代はHIVの蔓延もあって、非常に重要な時代だったと言えます。80年代の当初、HIVという病気に対して一般社会は誤解や偏見を持っていましたし、ゲイやクィアであることの意味を知ったり、彼らに対する理解もまだ進んでいませんでした。“恐れ”が時代を包んでいた、と言えます。LGBTの人々に対する保護というものは殆どありませんでした」と80年代の実情を明かした。英国で放送開始されてからHIV検査数が記録的に伸び、社会現象を巻き起こした本作が、今の世の中で放送、配信される意味については「社会現象が起こることや、実際に放送される時期に今のようなコロナの状況になっているなんて、撮影段階ではキャスト・スタッフは誰も予想できませんでした。コロナという社会状況があってもなくてもこのドラマが伝える本質は変わりませんが、放送がコロナ禍と重なったことで、英国人はこのドラマをより自分事として受け入れることが出来たと思っています。今、皆が死に至るウイルスの蔓延を体験しているからです」とコメント。さらに「このドラマは英国内で大きな反響を呼び、様々な意見も交わされました。HIV検査キットの1週間の注文数が史上最高を記録したり。とにかく、これだけの反響があったというのは、信じられないことですね」と本作がもたらした影響の大きさに自身でも驚きを見せる。演じたリッチーという役柄については「私自身は似ている部分が多いと思います。役者を目指している点、18歳の時にロンドンに移住した点、大きな夢を持っている点など、まさにリンクしています。また、リッチーは常に隠し事を持っていて、自分のセクシャリティを家族に隠していたり、HIV陽性診断を受けた時はそれを隠していました。そういった傾向の大きな原因は、自分のセクシャリティに対する恥の感情だと思います。だから、自分をオープンにすることができない。その感情は、私が若い頃に持っていたものと同じで、私自身もゲイである自分が嫌で、自分ではない他の誰かになろうとしていました」と、自身の役柄へ深い共感を寄せた。また「Years&Years」として約3年半となる新作アルバム『Night Call』を発売したが、オリーはリッチーを演じた経験を通してアーティスト活動にも影響があったことを明かしている。「このドラマでリッチーを演じることは、アーティストとして、これまで持っていなかった創作プロセスを与えてくれました。陽気で人生を謳歌したいという彼の役作りは簡単ではありませんでしたが、とても楽しかった」。そして撮影現場では80年代の素晴らしい音楽をよく聴いていたのですが、そこからインスピレーションややる気を得ることができました。このドラマが持つ強力なメッセージ性にも影響を受けましたし、とても素敵な撮影チームや共演者からの影響ももちろんあります。ドラマの様々な要素から、とてもいい影響を得ることができました」とリッチー役を通して俳優だけでなくアーティストとしても成長したことを明かした。■配信情報海外ドラマ『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』(全5話)スターチャンネルEXにて全話独占配信中公式サイト:
2022年01月24日80年代ロンドンに生きる若者たちが、忍び寄るHIVの足音に翻弄されながらも今をパワフルに生きる青春ドラマ『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』。イギリス本国で放送・配信されるやいなやHIVの検査数が記録的な伸びを見せるなど、社会現象へと発展した話題作に、ミュージシャン“Years & Years”としても世界的な人気を誇るオリー・アレクサンダーが主演。大学進学をきっかけに地元を離れ、ロンドンで青春を謳歌するゲイの青年リッチーを、LGBTQ+アクティビストとしても活躍する彼はどう演じたのか。リモートインタビューを行い、話を聞いた。──90年代生まれのオリーさんは、80年代に対してどんな印象を持っていますか?僕が子供の頃は、“ダサいファッションと髪型の80年代”という見方が普通だった(笑)。でも、個人的にはスーパークールな時代だと思っている。エレクトリックミュージックなどの登場で音楽カルチャーはぶっ飛んでいたし、本格的なデジタル時代が始まる前のノスタルジーもいいよね。どこか愛着を感じているよ。──リッチーたちが暮らすイギリスの80年代にはシビアな面もありますね。マーガレット・サッチャーが緊縮財政政策を推し進め、社会はその影響を大きく受けていた。だから国自体は貧しかったのだけど、社会的・経済的な活動は活発で。ゲイのコミュニティにとっても、非常に重要な時代だったと言えるよね。その主な理由はもちろん、HIVの蔓延。当時はHIVに対する誤解や偏見があったし、ゲイやクィアに対する理解も進んでいなかった。“恐れ”が時代を包んでいたんだ。『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』(c) RED Production Company & all3media international──リッチーとご自身の人生に重なる部分はありますか?似ている部分は多いと思う。彼は役者を目指していて、18歳からロンドンに住み始めた。お芝居をしたり、ステージに立ったりすることで輝きたい。そういった大きな夢は、まさに僕自身も持っていたものだよ。もちろんすべてが同じではないけど、彼の言動の理由などを理解するのはとても簡単だった。──ちょっと気まぐれで、つかめない部分もある青年ですね。彼には常に隠し事があるんだ。セクシャリティを家族に隠していたし、HIV検査の結果も仲間たちに隠していた。現実をそのまま受け入れようとしないんだよね。その大きな原因は、自分のセクシャリティに対する恥の感情にあると思う。だから、自分をさらけ出せないんだ。僕自身、もっと若い頃はそうだった。ゲイである自分が嫌で、自分ではない誰かになろうとしていたこともある。リッチーはたまに、ジョークを言って注目を集めようとするよね。本心を隠すために。以前の僕も、同じようなことをよくしていたな。──でも、彼ほど自己中心的ではないのでは?(笑)そうだね。僕自身はもっと思いやりのある人間だと思いたい(笑)。リッチーは時々とても自己中心的で、そんな彼を仲間たちが諭してくれる。仲間を愛しているけど、たまに失礼なんだ。彼のそういった面には、正直なところちょっとうんざりした(笑)。とは言え、演じるうえで一番魅力的だったのはリッチーの複雑な人間性。まあ、人は誰でも複雑な内面を持っているものだけど、ドラマに登場するゲイのキャラクターから複雑さを感じられるのは珍しいことだと思う。『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』(c) RED Production Company & all3media internationalリッチーを演じたことで音楽活動の創作の幅が広がった──ミュージシャンとしての表現手段も確立しているオリーさんが、役者としての表現で大切にしていることは?音楽においては、曲を書くにしても、歌うにしても、ステージでパフォーマンスをするにしても生(なま)の表現が大事。ある意味、湧き出てくるものとも言えるかな。一方、お芝居も生の表現を届けるのに変わりはないけど、そのためには役にしっかりと入らなくてはいけないし、台詞も覚えなきゃいけない。もう少し脳を使う感じだね(笑)。それに、俳優としての活動が音楽活動に影響を与えることもある。このドラマもそうで、リッチーを演じたことで創作の幅が広がった。撮影現場で聴いていた80年代の素晴らしい音楽が、インスピレーションやモチベーションにつながることもあったよ。物語が持つ強力なメッセージ性からも影響を受けたしね。とてもいい相互作用が生まれていたと思う。──出演作はどのように決めていますか?出演作に求めるものはいろいろあるけど、何よりもまず、語りがいのあるキャラクターを演じたい。ゲイのキャラクターがいいな。そう考えると、このドラマのリッチーに出会えたことは本当に幸運だったと思う。こんなにも素晴らしい作品の脚本が手元に届くことって、本当に稀なんだ。登場人物たちは魅力的だし、テーマはシリアスなのにユーモアがある。脚本を読んでいても、先の展開をもっともっと知りたいと思えたよ。『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』(c) RED Production Company & all3media international──ユーモアと言えば、リッチーたちの共同生活が楽しかったです。ピンクパレス(リッチーと仲間が共同生活を送るアパート)ね!ピンクパレスのシーンは、脚本を書いたラッセル・T・デイヴィスの実体験を基にしているんだ。ピンクパレスの撮影はキャストがみんな集まることもあり、すっごく楽しかった。僕自身、実は数年前まで友人とハウスシェアをしていたんだ。いい経験だったよ。床で寝たり、夜な夜なパーティーをしたり、部屋を散らかしたりしてね(笑)。まるでリッチーたちみたいだった。自分の人生を変えた、ガス・ヴァン・サントの『マイ・プライベート・アイダホ』──社会に問題提起する作品であり、普遍的な青春ドラマである『IT’S A SIN哀しみの天使たち』が人生を変える1作になった人もいると思います。オリーさんにもそんな1作はありますか?もちろん!たくさんあるよ。ひとつ挙げるなら、ガス・ヴァン・サントの『マイ・プライベート・アイダホ』かな。ふたりの青年が旅に出て、美しい恋模様を繰り広げる。リヴァー・フェニックスとキアヌ・リーブスが素晴らしいし、映像美にも心を奪われた。楽しめたし、喜びを感じたし、胸を引き裂かれもしたよ。本当に、魔法みたいな1本なんだ。──今後、一緒に仕事をしてみたい監督や俳優はいますか?絶対にガス・ヴァン・サント!そしてメリル・ストリープ!彼女の息子役を演じられたら最高だよ(笑)。あとは……、どうしよう。たくさんいるのに名前が出てこない(笑)。『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』の人たちとか?最近のお気に入りドラマだから、あの中に混ざってみたいな。取材・文:渡邉ひかる(c) RED Production Company & all3media international海外ドラマ 『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』 (全5話)スターチャンネルEXにて全話独占配信中 & Years 新アルバム“Night Call”(イヤーズ&イヤーズ『ナイト・コール』)国内盤 CD 2022 年2月16日(水)発売輸入盤&デジタルは 2022 年1月21日(金)発売・配信開始
2022年01月21日1月といえば、新しいドラマが始まるシーズン。何を観ようか悩むところですが、良質なドラマと出会いたいと思っている人にオススメしたいのが本国イギリスで社会現象を巻き起こした『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』です。英ガーディアン紙の「2021年TV作品ランキング1位」や米ニューヨーク・タイムズ紙の「2021年TV作品ベスト10本」に選出されるなど、大きな注目を集めています。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。オリー・アレクサンダーさん【映画、ときどき私】 vol. 4461980年代のロンドンで生きるゲイの若者たちが、HIV/エイズに関する正しい情報と理解が少ない社会のなかで、葛藤を抱えながらも明るく生きる姿を描いた本作。オリーさんは、主人公のリッチーを演じ、初主演を務めています。「Years & Years」として世界的人気を誇るミュージシャンであり、LGBTQ+アクティビストとしても活躍するオリーさんに、本作を通して伝えたいメッセージや日本のファンへの思いを語ってもらいました。―本作がイギリスで放送開始された際、HIV検査数が記録的な伸びを見せ、大きなムーブメントを巻き起こしたそうですが、この作品がいまの時代に与えた影響をどう受け止めていますか?オリーさん社会現象が起きることも、放送される時期にいまのような状況に陥っていることも、撮影段階では僕たちにも予想できませんでした。とはいえ、どんな状況でもこのドラマが伝えるストーリーとHIVが当時のLGBTコミュニティに与えた影響を語るこのドラマの本質は変わりません。ただ、放送がコロナ禍と重なり、死に至るウィルスの蔓延を体験しているからこそ、観客はこのドラマをより自分ごととして受け入れることができたとは思っています。もちろん、新型コロナウイルスと当時のHIVが与えた影響とは異なるものですが、80年代にHIVの脅威にさらされていた人々のことをより考えやすくなったのではないかなと。実際、このドラマがきっかけとなって、HIV検査キットの1週間の注文数が史上最高を記録しました。これだけの反響があったというのは信じられないことです。自分の人生とリンクするところが多かった―リッチーという役と、ご自身の人生がリンクする部分もありましたか?オリーさんリッチーと僕とは似ている部分が多いと感じています。役者を目指していた点、18歳のときにロンドンに移住した点、そして大きな夢を持っていた点などはまさにリンクしているところです。リッチーは、演技をしたり、ステージに立ったりして、ひと際目立つ人物になりたいと思っていますが、それも僕が持っていた夢と重なる部分。そういったこともあって、リッチーの言動を理解するのは、僕にとってはとても容易なことでした。―演じるうえで、リッチーという人物をどのように分析されたのでしょうか。オリーさんリッチーは現実をそのまま受け入れようとしないので、つねに隠しごとを持っている人だと感じました。そういう傾向になってしまう大きな原因は、自分のセクシャリティに対する恥の感情を持っているから。それによって、自分をオープンに表現することができないのです。そして、それは僕が若いころに持っていた感情と同じものでもあります。僕自身もゲイである自分が嫌で、自分ではない他の誰かになろうとしていたことがありましたから。ほかにもリッチーはグループの注目を浴びるためにジョークを言ったりしますが、目的は自分の本心を隠すこと。僕も以前はそのような行動をよく取っていたので、その部分も彼には非常に共感できました。この経験が僕自身にも大きな影響を与えている―そんな彼を支える友人たちとのやりとりも、非常に印象的でした。オリーさんリッチーは時々とても自己中心的な言動を取ることがありますが、そこで彼を諭してくれるのが彼の仲間たち。そんな彼らのことを愛しているにもかかわらず、リッチーは失礼な態度を取ることがあって、そういう彼の部分は個人的に少しうんざりすることもありましたけどね。仲間に対する思いやりに欠けているなと。なぜなら、僕自身はもっと思いやりのある人間だと思っているので(笑)。とはいえ、僕にとってリッチーの一番の魅力は彼の複雑な人間性。人は誰でも複雑な内面を持っているものですが、そういう複雑さを感じられるのは、ドラマで描かれるゲイのキャラクターとしては珍しいと思いました。―この役を演じた経験は、オリーさん自身の演技やアーティストとしての活動にも影響を与えたのではないでしょうか。オリーさんそうですね、大いに影響を受けました。なぜなら、このドラマでリッチーを演じたことは、アーティストとして僕がこれまで持っていなかった創作プロセスを僕に与えてくれましたから。それは音楽を作ってツアーを回る活動とはまったく別の体験でした。この物語が持つ強力なメッセージ性はもちろん、素敵な撮影チームと共演者からもたくさんの良い影響を受けていると思います。仕事とは思えないほど、すべてを楽しめている―では、役作りで苦労した点といえば?オリーさん彼はオシャレ好きで陽気で、いろいろな人と寝たい、グループの中心でありたい、とにかく人生を謳歌したい、と思っているような人。そんなリッチーを作り上げるのは簡単ではありませんでしたが、とても楽しかったです。撮影現場では80年代の素晴らしい音楽をよく聴いていたのですが、そこからやる気やインスピレーションを得ることができました。そのほかに、僕個人として一番難しさを感じたのは、母親とのシーン。お互いに愛しているのにそれをうまく表現できなかったり、激しい感情のやりとりが多かったりしたので、自分と両親との関係性がオーバーラップすることもありました。そういう意味でも、僕にとっては大きなチャレンジをしたシーンだったと思います。―初主演を経験したり、3ピースバンドだった「Years & Years」をソロ・プロジェクトにされたりと、オリーさんにとって2021年は激動の1年だったと思います。俳優とアーティストを両立するうえで大事にしていることついて教えてください。オリーさん2つのことをしているように見えますが、音楽活動では、歌手であり、プロデューサーであり、曲を書くライターであり、映像を作り上げる監督であったりと1人で何役もこなしているイメージです。俳優としては、1つの役にのめり込むので、そういった部分で音楽活動との違いはありますが、「表現」という意味ではまったく一緒。お互いが助長しあっているような感覚ですね。そんななかで、今回は非常に素晴らしいプロジェクトに恵まれたと思っています。ストーリーもチームとしても、すべてが完璧だったなと。歌手と俳優、どちらも仕事とは思えないほど楽しんでいるので、本当に僕はラッキーだと思います。自分のユニークさこそが力になることに気づいてほしい―劇中では、「5年後にどうなっていたい?」と聞かれるシーンがありましたが、ご自身は5年後の自分をどう見すえているのでしょうか。オリーさん18歳のころを振り返ってみると、リッチーと同じように成功したいという願望があり、25歳までに自分の作った音楽を出して成功したいといろいろな計画を思い描いていました。そして、実際に25歳までにすべてを実現させてしまったので、正直に言うと、いまは昔のように次のゴールというのを考えなくなっているような気がしています。しかも、コロナ禍で明日がどうなるかわからないような状況のなかにいますからね。とにかくいま思うことは、キャリアを続けられること、そして家族や友達が周りにいてくれること、それだけでハッピーだと思っています。―いまの時代もリッチーたちのようにありのままで生きることに難しさを感じている人も多いと思います。そういった葛藤を抱えている人に、オリーさんから言葉をかけるとすれば?オリーさん周りの目が気になって恥ずかしい思いをしたり、人と自分が違うことに後ろめたさを感じたりしている人は多いと思います。実際、僕もそうでしたから。ゲイであることも、人と違うことも嫌で、いつもその場になじんでいないような感覚がありました。それを克服するのに時間はかかりましたが、いまは人と違うことこそが“スーパーパワー”なんだと。そして、自分の持つユニークさこそが自分の力になるんだと気がつくことができました。そう思えるようになるのは簡単なことではないかもしれませんが、少しずつ自分の胸のうちを探っていけば、みなさんにもそういう気づきの瞬間がきっと訪れるはずです。僕がいる音楽業界は非常に厳しい世界ですし、似たようなアーティストが出てくることもありますが、僕自身は自分の持つユニークさを貫いていけば大丈夫だと信じています。できるだけ早く日本に戻りたいと思っている―公演などで来日されたことがありますが、日本の印象や思い出についてもお聞かせください。オリーさんこれまでに何度も訪れていますが、僕は日本が大好きなんです!日本とイギリスは文化がまったく違いますが、そういったことを経験できるのも楽しみのひとつ。それに、日本のみなさんは本当に親切ですよね。東京で道に迷っていたときには、助けてくれる人がたくさんいたので心強かったです。あと、いい思い出として残っているのは、電車で鎌倉に行ったときのこと。神社や森のなかを散策したり、駅の近くで日本のおいしいスイーツを食べたりしたのは楽しかったです。とにかく、日本にはもう一度戻りたいと思っています。―ちなみに、影響を受けている日本の文化や作品などもありますか?オリーさんまず、僕はジブリ作品の大ファン。美術館に行ったこともあります。なかでも特にお気に入りは、『ハウルの動く城』と『千と千尋の神隠し』です。あと、村上春樹さんの小説も読ませていただいています。とはいえ、もっと日本の作品を観たり、読んだりしたいなと思っているところです。―それでは最後に、日本のファンに向けてメッセージをお願いします。オリーさん(日本語で)ありがとうございます!日本にいるみなさんに、僕からたくさんの愛を送りたいです。できるだけ早く日本に戻れるように願っているところですが、それが叶うまではぜひドラマを楽しんで待っていてください。インタビューを終えてみて……。終始チャーミングな笑顔を浮かべつつ、ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくださるオリーさん。日本が好きなことが画面越しでも伝わってきて、非常にうれしかったです。本作では初主演とは思えない存在感を見せており、俳優としての今後もますます楽しみなところ。また、ソロ・プロジェクトとして再始動した「Years & Years」の約3年半ぶりとなる新作アルバム“Night Call”がまもなく1月21日より発売となるので、こちらでは歌手としてどんな表現に挑まれているのかにも注目です。ありのままで生きる姿がまぶしく、愛おしい社会からの偏見に悩み、恐れや不安を抱えながらも、自分の感情にひたすら正直に生きようとする若者たちを描いた本作。自分らしい人生を得るために闘い続ける彼らの姿と、仲間や家族の深い愛には、心が震えるのを感じるはず。まさに、いまの時代に観るべき傑作ドラマシリーズです。取材、文・志村昌美ストーリー1980年代のロンドン。離島出身で同性愛者のリッチーは、コリン、ロスコー、アッシュと彼らの親友ジルとともに「ピンクパレス」と名付けたアパートで共同生活を始める。同性愛に理解のない家族など、さまざまな葛藤を抱えながらも楽しく暮らす5人だったが、そんななかHIVの感染が急激に拡大。仲間が次々とエイズを発症していくことに……。引き込まれる予告編はこちら!作品情報『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』スターチャンネルEXにて全話配信中© RED Production Company & all3media international
2022年01月18日米インディーズのアイコン、アレクサンダー・ロックウェル監督、25年振りの日本劇場公開作『スウィート・シング』が、いよいよ10月29日(金)より全国順次公開。この度、コロナ禍で直接会えない日本の観客へ向け、監督からの愛が込められた<メッセージ動画>とファンの質問に答える<スペシャルQ&A動画>を映画館で限定上映することになった。本作は、頼る大人がいない15歳の姉ビリーと11歳の弟ニコ、そしてその家族の物語。主人公を監督の実の娘ラナと息子ニコが演じ、スーパー16ミリフィルム撮影のモノクロとパートカラーの映像をはじめ、一貫してインディーズにこだわり続けてきたロックウェル監督らしい映画愛溢れる作品が完成した。久々の日本公開ということで来日を願っていたロックウェル監督だが、コロナ禍で来日もできず、また現在住んでいるニューヨークとの時差の関係でライブでのオンラインQ&Aも不可能。「それでも何か日本のファンのために」と、監督から<メッセージ動画>と<スペシャルQ&A動画>が到着した。映画館での上映に先駆け、ひと足早くWEB限定公開する<メッセージ動画>では、「これは真のインディペンデント映画です」「僕らの中にもまだある子供時代の魔法を祝福するため、この映画を撮りました」と、監督が作品に懸ける思いをコメント。「瓶に入った手紙のように、アメリカから日本の観客へ届けたい」という言葉からは、本作へ注がれた愛情の深さがうかがえ、背景に飾られた本作のポスター、撮影に使用したAATONのカメラ、ギター、そしてお酒をユーモア交えて紹介するなど、監督の自宅からの親密なメッセージ動画になっている。なお、映画館限定の<スペシャルQ&A動画>は事前にオンラインで募集したファンからの質問に答えるもので、本作の撮影秘話をはじめ、監督の伝説的作品『イン・ザ・スープ』について、ジョン・カサヴェテスとの知られざるエピソードも語られ、貴重な内容となっている。<メッセージ動画>は1週間限定、<スペシャルQ&A動画>は10月29&30日の両日のみの限定上映の予定(映画館によって上映日・上映回が異なる。詳しくはHPにて)。また、本作『スウィート・シング』オリジナルTシャツの販売も決定。本作の製作費を集めるクラウドファンディングのために作成されたTシャツで、今回特別に監督から日本側にデザインが提供され、日本でプリントされた。販売の収益は、Tシャツ製作費をのぞき、監督の次回作に活かされるという。映画館と通販で販売予定。『スウィート・シング』は10月29日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スウィート・シング 2021年10月29日よりヒューマントラスト澁谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開
2021年10月27日ジョン・カサヴェテス、ジム・ジャームッシュ、スパイク・リー、クエンティン・タランティーノらを輩出した米インディーズ界の代表的存在アレクサンダー・ロックウェル監督による『スウィート・シング』が、10月29日(金)より順次公開。この度、公開を前に、監督がこだわったスーパー16ミリフィルムでの撮影風景や、インディーズ映画ならではのメイキング写真が解禁となった。頼る大人がいない15歳の姉ビリーと11歳の弟ニコ、そしてその家族の物語を、監督の実の娘ラナと息子ニコを主人公に描き、スーパー16ミリフィルム撮影したモノクロとパートカラーの映像の質感など、一貫してインディーズにこだわり続けてきたロックウェル監督の映画愛溢れる一編となっている。この度公開されたメイキング写真では、16ミリフィルムカメラで有名なAATONのカメラを担ぐロックウェル監督自身のカットもあり、インディーズでなければできなかった本作の魅力の一端が見えてくる。撮影の合間に何やら真剣な表情で雪玉を作るニコ役のニコ・ロックウェルは、ロックウェル監督の実の息子、当時11歳。演出中のロックウェル監督を、撮影で使ったプロレスラーのマスクをつけて見つめるニコ。主演のラナ、ニコ、そして父親役のウィル・パットン(『ミナリ』)が写っている本編ではモノクロのシーン。監督と、実の娘でビリー役のラナは当時15歳。マリク役のジャバリ・ワトキンスと監督。ジャバリは、スタッフがスケートパークでスカウトした少年で本作が映画デビュー。そのほか、娘ラナの演技を見守るロックウェル監督のメイキング写真が到着している。なお、そんな本作を絶賛する各界の著名人からコメントも到着した。なかでも、ロックウェル監督の『イン・ザ・スープ』を愛し、シーモア・カッセル演じる“ジョー”から名前をとったという俳優のオダギリジョーは「どんな業界、仕事にも言える事だと思うが、『お金の為』なのか『本質を極める』ことなのか? その意思がはっきり見える映画は、真に心を打つ。『映画』に立ち向かっている人。やっぱり憧れる」とコメント。また、尾崎世界観(クリープハイプ)は「この映画の中にある子供のまなざしに心を打たれた。久しぶりにあんな風に世界を見ることができて、とても嬉しかった」と語り、役者・映像作家・執筆家の小川紗良は「世界が色づくのは夢の中ばかりでも、ビリーのまぶたのきらめきや、ファーストピアスの血液に、彼女の祈りの色が確かに見えた」と、ラナが演じた長女ビリーに思いを重ねるコメントを寄せている。『スウィート・シング』は10月29日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スウィート・シング 2021年10月29日よりヒューマントラスト澁谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開
2021年10月08日アレクサンダー・ロックウェル監督25年振りの日本劇場公開最新作『スウィート・シング』の公開を記念して、ロックウェル監督の1992年の代表作『イン・ザ・スープ』が1週間限定上映されることが決定した。『イン・ザ・スープ』は個性派俳優スティーヴ・ブシェミと、一昨年に亡くなった米インディーズ界の名優シーモア・カッセルを主演に迎え、映画作りに没頭する青年アルドルフォ(ブシェミ)と彼に資金援助を申し出る怪しい男ジョー(カッセル)との奇妙な交遊をコミカルに描いた、ロックウェル監督初期の傑作コメディ。1992年のサンダンス映画祭ではグランプリを受賞した。当時ロックウェル監督の妻だったジェニファー・ビールスがアルドルフォの隣に住むヒロイン・アンジェリカを演じ、盟友ジム・ジャームッシュも映画監督役で出演。日本では公開当時大ヒットし、いまでも米インディーズの重要な作品の一つとして人気が高い。また、今回、上映に使用される35mmフィルムは、『イン・ザ・スープ』の製作総指揮を務めた鈴木隆一氏の映画会社フイルムヴォイスに保管されていたもので、貴重な上映機会となる。併せて、『イン・ザ・スープ』記念上映に寄せてロックウェル監督と鈴木隆一氏から喜びのコメントも到着した。アレクサンダー・ロックウェル監督メッセージ『イン・ザ・スープ』の35mmフィルムはアメリカの UCLA のアーカイブに収蔵されている他は、日本にあるものだけです。その貴重なフィルムで上映されるなんて、とても素晴らしいことです!『イン・ザ・スープ』と『スウィート・シング』には、隠れたつながりがありますので、ぜひ2作品併せて観てほしいと思います。鈴木隆一(製作総指揮)メッセージ『イン・ザ・スープ』は、1993年当時単館ロードショー12週間連続のロングランになりました。今年は国立映画アーカイブでも上映され、また改めてこの映画が評価され、今回も多くの方に観ていただけると幸いです。なお、本映画は宮沢りえさんのイチオシで、オダギリジョーさんはこの映画を観て主人公から名前をとりました。『イン・ザ・スープ』は、10月29日(金)から11月4日(木)まで新宿シネマカリテにて公開。『スウィート・シング』は10月29日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スウィート・シング 2021年10月29日よりヒューマントラスト澁谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開
2021年10月02日8月20日(金)より配信が開始された新「ゴシップガール」より、ジュリアン役のジョーダン・アレクサンダーと、「ゴシップガール(2007~2012)」より続投する衣装デザイナーがスタイリングの秘話を明かす特別映像が到着した。2007年~2012年に放送され、全世界を虜にした「ゴシップガール」がキャストを大胆に刷新し、新「ゴシップガール」として帰ってきた。日本でも配信がスタートすると、SNSでは「やっぱり最高!」「ナレーションを聞いて鳥肌」「幸せな58分だった…!」と、お馴染みの「XOXO」のナレーション、懐かしのキャラクターの名前やロケーションの登場に興奮と感激の声が溢れかえった。この度公開されたのは、ハイセンスなスタイリングで作品を彩る衣装デザイナーのエリック・デイマンが登場する特別映像。エリックは、前回の「ゴシップガール」から続投し、『セックス・アンド・ザ・シティ』などで世界中を虜にした名デザイナーだ。映像の中でエリックと主演のジョーダン・アレクサンダーは、各キャラクターに似合う服を探すためヴィンテージショップへ。ショッピングをしながらジョーダンが「衣装はゼロから思いつくの?それか服や柄を見てイメージを膨らませる?」と尋ねると、エリックは「特にこのシリーズではインスタなんかのSNSを見るところから始めた」と物語のキーとなるSNSを研究したことを述べ、続けて「前作ではカメラ片手に私立学校に通い詰めたよ」と過去には実際に学校へ赴きインスピレーションを受けたことを明らかに。ジョーダンが「前作はファッション全体にとてつもない影響を与えたよね」と述べると、エリックは「恐れ多いよ。セリーナやブレアをマネる姿を見るなんてすごいことだ」と、その反響に自身も驚いたことを明かした。前作でも大きな注目を集めたのがキャラクターたちの制服アレンジだ。本シリーズの制服に関して、エリックは「今までにないバランスを意識して刷新した。それから既存のブランド製品に学校の紋章や文字を加えたのも新しい試みだ」と新たなアレンジを加えたことを述べている。その後も2人は、「モネが着そうな服だ。ツイードとシャネルが好きで古き良きレディとお金持ちが融合した感じ」「これはアキっぽい。アキは自分をつかみきれずにいてその性格が格好にも現れてる」とキャラクターを連想するファッションを見つけながらショッピングを満喫。最後にジョーダンは「『ゴシップガール』をぜひ見てね」と視聴者にメッセージを送り、エリックは「トレンドのすべてがわかるよ」と自信を見せている。若いセレブたちのスキャンダラスな物語だけでなく、エリック・デイマンが魅せる最新ファッションの数々とキャストのスタイリッシュな着こなしにも注目だ。「ゴシップガール」は U-NEXTにて見放題で独占配信中。※毎週1話ずつ前半6話を配信。後半6話の配信日は未定(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴシップガール [海外TVドラマ]TM & © Warner Bros. Entertainment Inc
2021年08月28日映画『スウィート・シング』が、2021年10月29日(金)より順次、全国の劇場で公開される。監督はアレクサンダー・ロックウェル。日本では“25年ぶり”に公開、アレクサンダー・ロックウェル最新作映画『スウィート・シング』は、ジム・ジャームッシュらとともにアメリカ・インディーズ界を代表する監督、アレクサンダー・ロックウェルの最新作だ。スティーヴ・ブシェミ、シーモア・カッセル主演の『イン・ザ・スープ』や、クエンティン・タランティーノ、ロバート・ロドリゲスらと共同監督した『フォー・ルームス』などで知られるが、日本では1995年の『フォー・ルームス』以来、ロックウェル監督作品の劇場公開は行われていない。その後もスティーヴ・ブシェミ、ジェニファー・ビールス共演の『13 rooms』や、『ピート・スモールズは死んだ!』などの人気作を制作するも日本では公開されておらず、ロックウェル自身がニューヨーク大学で教鞭をとっていることから寡作となり、『スウィート・シング』は日本では“25年ぶり”の新作公開となる。待望の新作は姉弟2人の“悲しいけれど幸福な旅”そんな待望の新作『スウィート・シング』は、親に頼ることができず、自分たちで成長していかなくてはならない15歳の少女と、11歳の少年の物語。子育てができない親たちという現代社会の問題を描きながらも、『スタンド・バイ・ミー』を彷彿とさせる子どもたちの幸福感あふれる冒険を映し出す。16ミリフィルムで撮影されたモノクロとパートカラーの映像も、詩的で美しい。監督の“実の子ども”が主役の姉弟役に主役を演じるのは、アレクサンダー・ロックウェル監督の“実の子ども”たち。姉ビリー役を娘のラナ・ロックウェル、弟ビリー役を息子のニコ・ロックウェルが務める。また、実際のパートナーであるカリン・パーソンズが母親イヴを、『イン・ザ・スープ』からの盟友で、近年は『ミナリ』への出演でも注目を集めたウィル・パットンが父親アダムを担当した。全編を彩る音楽にも注目全編を彩る音楽も、映画『スウィート・シング』の魅力。タイトルにもなっているヴァン・モリソン『Sweet Thing』や、ビリー・ホリデイ、テレンス・マリック『地獄の逃避行』のサウンドトラックの引用など、ロックウェルの音楽センスが光る。なお、映画『スウィート・シング』は2020年2月のベルリン国際映画祭ジェネレーション部門にてワールドプレミア上映され、最優秀作品賞を受賞。2020年東京国際映画祭でも『愛しい存在』というタイトルで上映された。<映画『スウィート・シング』あらすじ>世界は悲しいけれど、幸福な1⽇はある。15歳のビリーと11歳のニコ、その家族の物語。普段は優しいが酒を飲むと⼈が変わる⽗アダム。家を出て⾏った⺟親イヴ。頼る⼤⼈がいないビリーとニコの姉弟。ある⽇出会った少年マリクとともに、彼らは逃⾛と冒険の旅に出る! 世界はとても悲しい。でも、幸福な1⽇はある。その1⽇がずっと⻑く続きますように。すべての⼤⼈に⼦供時代のきらめきを思い起こさせ、ベルリン国際映画祭ジェネレーション部⾨で最優秀作品賞を受賞した。【詳細】映画『スウィート・シング』公開日:2021年10月29日(金)よりヒューマントラスト渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺他全国順次公開原題:Sweet Thing監督・脚本:アレクサンダー・ロックウェル2020年|アメリカ|91分|DCP|モノクロ+パートカラー
2021年08月19日1980年代のイギリスを舞台に、HIV/エイズに翻弄されるゲイの若者たちを描いたドラマ「IT’S A SIN哀しみの天使たち」がAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて独占初配信開始。これを記念し、主演を務めた「Years & Years」のオリー・アレクサンダーが作品の見どころを語ったインタビュー映像が到着した。主人公であるリッチー役を演じたオリーは、自身の役どころについて「人生を謳歌しており、夢は役者になることと常に大きな夢を描いている人物です。この作品で描かれるのは自分が何者かを模索する若者たち」と、本作のテーマ性とあわせて語り、物語の重要なポイントについては「僕自身がゲイとして初めて知る歴史が描かれています。脚本を読んだ時、主人公たちの恐怖や困惑、個性を模索する姿に共感できました。エイズ危機が何百万もの人たちに与えた衝撃は痛みを伴うけど、忘れてはいけないんです」と深い共感を示した。さらに、本作で描かれているHIVについて「今でもHIVについて誤解が多い」と言う。「当時の人々は完全に混乱していて、理由も分からずに姿を消したり亡くなった人たちがいました。同性愛への嫌悪感や偏見によって、恐怖心が政府のトップからメディアにまで広がりました。そんなに昔の出来事ではないのが本当に衝撃的」と当時の混乱とあわせて言及。「少なくとも英国に関して言えるのは、長い闘いの末にLGBの人たちの権利は守られています。トランスジェンダーはいまだに守られていない。一方でクィアについてはメディアによって認知度が高まってはいる。だけどまだ世界的に見ると、ただ自分として生きているだけで、差別や迫害され苦しんでいる人たちが多くいます」と現在の課題についても触れた。そしてドラマの製作現場については、「限られた時間で協力し合ってすばらしいドラマを作っています。その中に僕がいるなんて信じられません」と語っている。本作の製作総指揮・脚本はイギリスの人気長寿ドラマ「ドクター・フー」でシーズン初期から脚本・製作総指揮を務め、ヒュー・グラント&ベン・ウィショー出演の傑作「英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件」でエミー賞にノミネートされた名匠ラッセル・T・デイヴィス。これまでに「Queer as Folk」(原題/1999)、「Cucumber」(原題/2015)など多くの作品で同性愛を描いてきた彼が、80年代のロンドンでは謎の病だったHIV/エイズを通じて、ゲイの若者たちが偏見、恐れ、不安、死に共に立ち向かう姿を描いた。デイヴィス自身は1981年当時18歳で、日に日にエイズの恐怖が身近に迫って来る恐怖を感じたという実体験をベースにリサーチを重ねたことで生まれた、真に迫った内容になっている。<配信および放送情報> 海外ドラマ 「IT’S A SIN哀しみの天使たち」(全5話)【配信】Amazon Prime Video「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」<字幕版> 8月17日(火)より配信開始8月17日(火)より第1話を期間限定無料配信【放送】BS10 スターチャンネル<STAR1 字幕版>9月15日(水)より毎週水曜23時~ほか、9月12日(日)20時~第1話先行無料放送(text:cinemacafe.net)
2021年08月18日「Years & Years」オリー・アレクサンダーが主演、1980年代のロンドンを舞台にHIV/エイズに翻弄されるゲイの若者たちを描いたドラマ「IT’S A SIN 哀しみの天使たち」がAmazon Prime Videoチャンネル「スター チャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」で8月17日(火)より国内独占で初配信。鮮烈な予告編と場面写真が解禁となった。■ 米TIME誌「2021年1番にチェックすべきドラマ」が早くも日本初上陸1980年代ロンドンに生きるゲイの若者たちが、HIV/エイズに関する正しい情報と理解が少ない当時の社会に翻弄されながらも、お互いを支えあいながら生きる様を描き、空前の大ヒットを引き起こした本作。先鋭的&革新的な作品ラインアップで知られるイギリスの放送局・チャンネル4で公開されるやいなや、同局史上“最も一気見(ビンジ)されたシリーズ”に。なんと、イギリスでは本作の放送・配信後の1週間でHIV検査数が記録的な回数に達するという社会現象へと発展、空前のムーブメントを引き起こしている。さらにHBO MAXが製作に参加し、北米での配信も行ったことからその勢いは世界中へ波及。米誌「TIME」は「2021年1番にチェックすべきドラマ」と賞賛し、米紙「USAトゥデイ」も「2021年のベストドラマ」と称えた。そんな話題作が早くも日本に上陸する。■ 「Years & Years」のオリー・アレクサンダーをはじめゲイを公表している役者を起用主人公リッチーを演じるオリー・アレクサンダーは世界的人気ミュージシャン「Years & Years」としての活動でも知られ、LGBTQ+アクティビストとしても活躍。『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』『ライオット・クラブ』など映画出演の経験もあるオリーが、音楽同様に豊かな表現力で魅力たっぷりの演技を見せている。さらに「恋人、敵、犯罪者、聖人などは演じるものだが、ゲイというものは演じるものではない」という製作総指揮ラッセル・T・デイヴィスの信念のもと、ゲイのキャラクターには実生活でもゲイを公表している俳優を起用、ゲイ・コミュニティに集う若手のキャスト陣の好演も必見だ。そして脇を固めるのは『ゴーン・ガール』のニール・パトリック・ハリスや『ホビット』シリーズのスティーヴン・フライらベテラン俳優陣も揃う。■「クイーン」「ワム!」ほか80年代音楽にも大注目、エルトン・ジョンとのコラボも本作の原題「IT’S A SIN」は劇中にも流れる「ペット・ショップ・ボーイズ」の同名曲(邦題「哀しみの天使」)が由来になっており、オリーによる「Years & Years」も同曲をカバーし、リリースしている。放送後には本作を見て感動したエルトン・ジョンが、オリーに連絡しイギリスのグラミー賞ともいわれる「ブリット・アワード」においてコラボパフォーマンスを披露したことでも大きな話題になった。また、BGMには「クイーン」「カルチャー・クラブ」「ワム!」「ユーリズミックス」など当時のゲイ・コミュニティでも特に支持されていた80年代の人気ポップスが満載。それぞれのシーンに合った楽曲が流れ、ドラマを痛快に盛り上げるなど、音楽にも大注目。解禁となった「IT’S A SIN」が彩る予告編映像には、リッチーほか、メインキャラが希望を胸にロンドンへ向かう姿や、HIV/エイズの到来に困惑するシリアスな場面、彼らの友情などが詰まった期待が高まる映像となっている。■「ドクター・フー」のクリエイター、ラッセル・T・デイヴィスが実体験をもとに脚本化製作総指揮・脚本はイギリスの人気長寿ドラマ「ドクター・フー」でもシーズン初期から脚本・製作総指揮を務め、ヒュー・グラント&ベン・ウィショー出演の傑作「英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件」でエミー賞にノミネートされた名匠ラッセル・T・デイヴィス。これまでに「Queer as Folk」(原題/99)、「Cucumber」(原題/2015)など多くの作品で同性愛をテーマにしてきた彼が、80年代当時の謎の病HIV/エイズが席巻するロンドンを舞台に、ゲイの若者たちが偏見、恐れ、不安、死に共に立ち向かう姿を描いた。彼自身1981年当時は18歳で、日に日にエイズが身近に迫ってくる恐怖を感じたという実体験をベースにリサーチを重ねたことで生まれたドラマに注目だ。(text:cinemacafe.net)
2021年07月08日アレクサンダー・ペイン監督の次回作に、ポール・ジアマティが主演することになった。タイトルは『The Holdovers』。1970年のクリスマス時期の私立学校を舞台にしたコメディで、ジアマティの役は嫌われているポール・ハナムという名の先生。生徒たちも先生たちも帰省するこの時期、家に帰ることができない数少ない生徒のために当番で残ることになったハナムは、やや問題児の15歳の生徒、給食シェフの女性と時間を過ごすことになる。撮影は来年1月、ニューイングランド州でスタートの予定。ペインとジアマティが組むのは2004年の『サイドウェイ』以来。今作は5部門でオスカーにノミネートされ、ペインはオスカー脚色賞を受賞した。文=猿渡由紀
2021年06月29日第70回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、ドイツ映画賞では作品賞はじめ5部門を受賞した映画『ベルリン・アレクサンダープラッツ』から予告編が解禁された。本作は、1920年代に出版された現代ドイツ文学の金字塔「ベルリン・アレクサンダー広場」を、新進気鋭の才能溢れるブルハン・クルバニ監督が不法移民の黒人青年を主人公に貧困・人種・難民の問題として、スタイリッシュな映像美で描いた衝撃作。予告編では、難民として必死にもがきながら善人になることを誓う主人公・フランシスの懸命な姿と、彼に忍び寄るダークな魅力をもつ“悪魔”のような男・ラインホルトが対比的に描かれる。フランシスとミーツェは友人を通して出会い引き寄せられるが、ミーツェがフランシスに“愛”を与え求める一方で、ラインホルトの魔の手が2人の背後に迫っていく。そんな本作で監督・共同脚本を手掛けたブルハン・クルバニから、5月20日(木)からのオンライン上映に先駆けてコメントが到着。原作の「ベルリン・アレクサンダー広場」を読んで育ったと語るクルバニ監督は、アフガニスタン難民の2世。「ベルリンに引っ越したとき、近くの公園には金持ちも黒人もいて、ただ麻薬のコミュニティは黒人の難民がほとんどでした。格差を目の当たりにし、僕は彼らに焦点を当てた物語を作りたいと考え、頭の中で難民の物語とフランツ・ビーバーコップ(『ベルリン・アレクサンダー広場』の主人公)の物語が重なりました」と明かす。「自慢のチームと役者たちが作った、旅をするような映画」と紹介しながら、「本作はドイツ人社会と難民の話で、そこには闇が存在する。しかし結末には希望の見える話になっています。楽しんでください」とコメントを寄せている。『ベルリン・アレクサンダープラッツ』は5月20日(木)よりMIRAIL(ミレール)、Amazon Prime Video、U-NEXTにてオンライン上映。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルリン・アレクサンダープラッツ 2021年5月20日よりMIRAIL、AmazonPrimeVideo、U-NEXTにて配信© Frédéric Batier, Sommerhaus Filmproduktion
2021年05月07日0.001 秒の短縮に一生を懸けた熱き男たちの物語『ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たち』が全国公開中だ。この度、出演者のアレクサンダー・スカルスガルドが役柄について語るインタビュー動画が公開された。本作は、『マネーボール』や『マネー・ショート 華麗なる大逆転』など数多くの映画化原作を持つマイケル・ルイス著『フラッシュ・ボーイズ 10 億分の1秒の男たち』にも記されている、株式の高頻度取引に絶対的勝利をもたらすため、カンザス州からニューヨーク証券取引所までの約 1,600 kmを一直線のネットワークでつなぎ、0.001秒の時間短縮を目指した熱き男たちの実話を基にした物語。プロジェクトを発案する主人公ヴィンセントに『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグ、そのバディであり、従兄弟の天才プログラマ―アントンに『ターザン:REBORN』のアレクサンダー・スカルスガルドを迎え、ベンチャー企業のを人間ドラマを描いていく。公開されたスペシャルインタビュー映像では、役のため髪の毛を剃り落としたアレクサンダー・スカルスガルドが、主人公ヴィンセントとともに野望へと突き進む天才プログラマ―を演じる様子のほか、入念に頭皮にもメイクを施す姿や、役作りについて満足げに語るスカルスガルドが映し出される。スカルスガルドは「脚本が届いたとき、魅力的なアントンを演じることにワクワクしたよ。自分自身とは大きく違う役だ」「外見を気にするタイプではないと思った」と語り、そして俳優の思い描くアイディアを広く受けいれてくれるキム・グエン監督のもと自らがイメージしたアントンを生み出すことができたと述べている。『ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たち』全国公開中
2019年09月30日アレクサンダー・スカルスガルドがハリウッド版『ゴジラ』シリーズ4作目となる『Gozzilla vs. Kong』(原題)の出演交渉に入っているという。「Variety」誌などが報じた。出演が決まれば、アレクサンダーは軍隊のリーダーを演じることになるようだ。ワーナー・ブラザース、レジェンダリー・ピクチャーズ、日本の東宝が提携し、2014年の『Gozzila ゴジラ』から始まった「モンスターバース」シリーズ。昨年には2作目となる『キングコング:髑髏島の巨神』が公開され、ミリー・ボビー・ブラウンが主演する3作目の『Gozzila: King of the Monsters』(原題)は、2019年5月31日の全米公開に向けてすでに撮影を完了。アレクサンダーが出演交渉中で、ゴジラとキングコングの戦いを描く4作目の『Gozzilla vs. Kong』は、2020年5月22日に全米公開を予定している。監督は3作目のマイケル・ドハティからハリウッド版『デス・ノート』のアダム・ウィンガードが引き継ぐとのこと。「ビッグ・リトル・ライズ」で今年ゴールデングローブ賞、昨年エミー賞を獲得し、今年・来年と例年以上に出演作が増えているアレクサンダー。待機作にはキーラ・ナイトレイとの共演作『The Aftermath』(原題)、シャーリーズ・セロンとの共演作『Flarsky』(原題)などがある。(Hiromi Kaku)
2018年10月26日1月30日、タレントのアレクサンダー(35)が自身のブログを更新。妻でAKB48出身のタレント兼アパレル会社社長の川崎希(30)から抜き打ち浮気チェックがあり、浮気メールがばれたと明かした。 アレクサンダーは、「浮気メールがばれた!!」と題したブログを更新。「のんちゃんの抜き打ちチェックで浮気メールがばれてしまった!!」と妻の川崎から浮気の抜き打ち検査があり、浮気メールが発見されたと告白。 また、ひろみという女性から「車内で待ってます」とメールが来ているスクリーンショットを掲載し、「ひろみってだれ?」「アレクまたやったな」と川崎が激怒していると明かした。さらに、みさきという女性からも「どしたのん??げんきなん!?至急返答してちょ」というメールが届いたという。 アレクサンダーは「いやいや、、、これは迷惑メールですから!!俺メアドなんて使った事ないからな」と釈明している。 翌日の31日にも「だからさ!ちがうんだよ」と題したブログを更新し、飼い猫たちからも自身の浮気を疑われ、怪しい目で見られている写真を掲載。アレクサンダーは罪の無実を訴えている。 アレクサンダーと川崎は、13年2月に結婚、仲良し夫婦として知られていたが、17年3月に写真週刊誌にアレクサンダーの浮気が報じられた。それ以後、川崎から抜き打ちで浮気チェックをこまめに受けていることをブログで報告しているが、昨年12月に、アレクサンダーは怪しい行動をとっており、妻の川崎からは常に疑われている状態だ。
2018年01月31日『ターザン:REBORN』で圧倒的イケメンぶり&美ボディを披露したアレクサンダー・スカルスガルドと『アントマン』で相棒役を務めたマイケル・ペーニャが、極悪警官コンビを演じるクライム・コメディ『War on Everyone』(原題)が『バッドガイズ!!』として、2017年2月、「未体験ゾーンの映画たち2017」にて上映されることになった。舞台は、ニューメキシコ州アルバカーキ。酒とカントリー音楽をこよなく愛する警官のテリーは、おしゃべりな相棒のボブと職務につとめていた。悪人を見つけては脅迫し、殴り、くすねたドラッグを嗜む…バッジを盾に、“独自の流儀”で仕事を行う彼らは、犯罪者顔負けのワル!あるとき、2人は怪しいストリップ・クラブの経営者をゆすりにかけるが、そのバックに裏社会を牛耳る謎の英国人がいたことで、事態は思わぬ方向に――!『ターザン:REBORN』で新時代のターザンを演じ、注目を集めたアレクサンダーと、『オデッセイ』『フューリー』などで妙演を見せるマイケルが、けんかっ早さと口の悪さがトレードマークの“悪人以上にワル”な警官コンビを演じる本作。なんと、アレクサンダーは中指を突き立て世界を挑発!ターザン以上にワイルドで(?)凶暴な、すぐ殴り、すぐ蹴る“Mr.脳みそ筋肉”というかつてない役柄をノリノリで演じており、これまでで一番クセになりそうな予感大。そして、『アントマン』での早口トークが大きな話題を呼んだマイケルは、過激なジョークを連発し、口の減らない“Mr.マシンガントーク”を好演。おしゃべりな役をやらせたら右に出る者はいないマイケルの真骨頂が発揮されている!性格も身長も凸凹だが、息はピッタリの最強バディの誕生だ。さらに、2人を窮地に陥れる謎の英国人には『ダイバージェント』シリーズのイケメン俳優テオ・ジェームズが扮し、その部下役に“シックボーイ俳優”代表のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。そして、キュート&セクシーなヒロインを『クリードチャンプを継ぐ男』で一躍注目を集めたテッサ・トンプソンが演じている。まるで『スナッチ』『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』を彷彿とさせるような本作を手がけたのは、ガイ・リッチーや、『キングスマン』マシュー・ヴォーンに続く、ブラック&スタイリッシュな英国スピリットを受け継ぐ第3の刺客、ジョン・マイケル・マクドナー。豪華キャストが織りなす、ワルなやつらの痛快クライム・コメディに、これからも注目していて。『バッドガイズ!!』は2017年2月、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田他で開催「未体験ゾーンの映画たち2017」にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月07日なぜ、いま“ターザン”を映画化するのか?その問いにアレクサンダー・スカルスガルドは「ターザンがスーパーヒーローの原点だから」と答える。強いだけではない。思いやりがあって、ハートで人々を惹きつけ、リーダーシップの取れるヒーロー。それがターザンであり、世界がいま求めているヒーローだ。「子どもの頃、僕がターザンのことが大好きだったのは、ミュータントでもない、武器やガジェットも使わない、空も飛ばない、使うのは己の頭と身体だけ──という生身の人間であることだった。ジャングルで生きるために、より強くより素早く、ターザンは超人になっていく。そんな大好きなターザンを自分が演じることになるなんて。オファーの電話をもらったときはものすごく嬉しかったけれど、後でドッキリだったと連絡が来るんじゃないかって疑ったほどだよ(笑)。信じられないほどこのオファーは嬉しかった」。憧れのキャラクターを演じることの嬉しさに加え、新しい解釈を加えていることもスカルスガルドが惹かれた理由のひとつでもある。物語はターザンがジェーン(マーゴット・ロビー)と結婚し、イギリスで生活しているところから始まる。「冒頭、ターザンは3ピースのスーツを着た英国紳士ジョン・クレイトンとして登場するんだ。彼は首相とお茶を飲むような洗練された貴族だ。これまでのターザンは野生児からだんだん人間的になっていくストーリーだったけれど、この『ターザン REBORN』はその逆。ある出来事をきっかけに、人間の世界から自分のルーツであるジャングルの世界へ戻っていく。心理的にも外観的にも面白い解釈だと思ったよ」と語る。そして、ターザンとして存在するために厳しいトレーニングを積み、彫刻のような圧倒的な美ボディを手にした。最先端のVFXでどんな映像も可能な時代に、リアルな肉体で勝負する。そこには俳優としてのこだわりがあった。「モーションキャプチャーのスーツを着て撮影すれば、CGで理想のターザンの肉体になれただろうね。でも、そうしなかったのは理由があるんだ。何か月もかけてターザンを演じるための肉体を作る、そういう準備があるからこそターザンの気持ちになれる。大変だったけれど、とてもエキサイティングだったよ。ただ、撮影を終えてから半年後に1シーンだけ撮り直したいと言われてね。撮影後は食べたいだけ食べて太ってしまっていたから、また3か月間、お酒を断ち、ダイエットをして、トレーニングをしたんだ。撮り直しのシーンはムボンガとの闘いのシーンのひとつ。さすがに“CGでなんとかならないのか!”って、トレーニング中のジムで叫んでいたよ(笑)」。ジャングルのセットは14週間かけてスタジオに作られた。今回、美術監督を務めるのはスチュアート・クレイグ。『ハリー・ポッター』シリーズを手掛け、デイビッド・イェーツ監督とも4作一緒に仕事をしている。そのセットの素晴らしさにスカルスガルドは感嘆する。「あまりにセットが素晴らしくて、信じられない光景ばかりで、これは現実なのか?ってほっぺたをつねったよ(笑)。子どもの頃からのターザンのファンにとっては夢のような世界、僕たちだけのために“ターザンパーク”を作ってくれたようなものだからね。毎日現場に行くのが楽しかった。ツタからツタへ飛び渡るシーンはターザンの目線になって、観客もまるで自分もスイングしているかのようなリアリティを味わえると思う。ただ、ターザンはそれを軽々やってしまうけれど、そこで重要になってくるのがサミュエル・L・ジャクソンのジョージのキャラクターだ。彼はターザンのようにジャングルを走り回れないけれど、苦労することで重み(リアリティ)が生まれる。その重みが観客をジャングルにいる感覚にさせてくれるんだ」。役者としての挑戦には、そこにいないCGで描かれる動物たちとの共演もあった。たとえば、ターザンがジャングルに戻って来て、自分を育ててくれたゴリラと再会するシーン。目を見つめ合うだけで気持ちが通じ合うエモーショナルなシーンだが「僕の目の前にいるのはゴリラではなく(位置を確認するための目印の)テニスボールだけだからね(笑)。ボール相手にどうやって感情を出すのかが大変だった」。また、アクション映画に見られがちだが、実は「ラブストーリーに満ちている」と、ターザンとジェーンの愛がベースになっていると熱く語る。「観ている人が2人の愛を感じなければ、この映画は成り立たないからね。彼が殺されようが、彼女が水の中に落ちようがどうでもいい相手だったら、この物語は成立しない。愛する妻を救うために、ターザンは再びジャングルへ向かうわけだから。ジェーンが自立した女性、強い女性であることも大きなポイントだと思う。ジェーンはターザンの助けを待っているだけの乙女ではないんだ。1800年代の物語ではあるけれど、ジェーンを通して描かれる女性像はとても現代的だと思うよ」。女性はきっと、ジェーンのような女性に憧れるだろう。もちろん、スカルスガルドが作り上げたターザンの男らしさにも惚れるだろう。『メランコリア』『バトルシップ』『メイジーの瞳』『ザ・イースト』…作品ごとに違う顔を見せてくれる俳優アレクサンダー・スカルスガルドにとって『ターザン REBORN』は間違いなく大きなステップとなったが、そこに留まらないのがスター。「ターザンの撮影が終わってすぐに、インディーズ系の映画『War on Everyone』に主演したんだ。その映画で演じたのはスーパーヒーローとは真逆のキャラクター。メキシコのアルバカーキにいる非常に腐敗した警察官で、アル中でコカインもやる、悪党のお金もいただく役。ヒーローを演じた反動なのかな(笑)。僕は、役にどっぷり浸かるタイプだから、ひとつの作品が終わるとそれとは全く違う役を演じたくなるんだよ」。悪党役のスカルスガルドも気になるけれど、まずは『ターザン REBORN』。強くて、優しくて、正義感があって、たくましく美しい──パーフェクトな理想の男、ターザンを見ないことには始まらない!(text:Rie Shintani)
2016年07月27日『ターザン:REBORN』に主演、来日したことで人気沸騰中のアレクサンダー・スカルスガルドが意外なところでヘンリー王子と友情を育んでいた。数年前、ヘンリー王子と戦争などで負傷した兵士ら12人とチームを組み、国際的なチャリティー・イベント「Walking With the Wounded」に参加したアレックス。マイナス45度の中、何週間もかけておよそ330キロを進み南極点到達を目指す過酷な体験だったため、数年経ったいまも記憶に鮮明に残っているようだ。先日ラジオ番組「Andey Cohen Live」で司会のアンディ・コーエンにこのときの経験を聞かれたアレックスは、「ヘンリー王子は本当にいい人だった」とふり返った。「ああいう状況だと、とにかくみんなが一つになってがんばらないと、やってられないんだ。誰が王子か、誰が海兵隊か、誰が俳優かなんてのは忘れてしまう」。過酷な状況下ではみんなが平等だったということだろう。「みんながヘンリー王子を普通の人として扱ってたし、彼もまさに普通だったよ」と王子が特別扱いを要求することもなく、チームに溶け込んでいた様子を絶賛した。就寝時はテントで2人から4人が一緒になって寝たそうだが、アレックスはヘンリーと同じテントで寝たこともあると明かした。アンディは興味津々で、王子と寝るとき、王子と頭を同じ方向に向けて寝たのか、それとも逆さまになって寝たのかという突っ込んだ質問まで投げかけたが、アレックスは「その時々だった」と答えた。(Hiromi Kaku)
2016年06月21日主演映画『ターザン:REBORN』のプロモーションでオーストラリアを訪れたアレクサンダー・スカルスガルドが、ターザンさながらのワイルドさを見せつけた。「People」誌によると、シドニーの動物園「Wild Life Sydney Zoo」で開催されたイベントに登場したアレクサンダーは、動物たちに挨拶することも忘れなかったようだ。大きな蛇を肩に巻き付けても動じることなく見つめ合い、笑顔でハリモグラに餌をやり、積極的にキスを求めてくるカンガルーの赤ちゃんにも目を細めて応じる姿は、まさにジャングルの王ターザンそのものだった。日本にはすでに先週来日し、プロモーション活動を行ったアレクサンダー。世界一のハンサムとしてたびたび名前が挙がる北欧のイケメン俳優と、生まれつきイケメンを自称する芸人の狩野英孝の「イケメン対決」が実現し、話題を呼んだ。非の打ちどころがないルックスの彼だが、ターザンになりきるためさらに肉体改造に取り組み、涙するほど厳しい食事制限とワークアウトに励んだという。アレクサンダーが全力投球でターザンを演じた『ターザン:REBORN』の日本公開は7月30日(土)から。日本語吹き替え版にはターザン役に、実写声優初挑戦となる俳優の桐谷健太さんが起用されている。(Hiromi Kaku)
2016年06月15日“世界で最もハンサムな顔”常連のスウェーデン人俳優アレクサンダー・スカルスガルドが6月9日(木)、主演作『ターザン:REBORN』の公開記念イベントに出席した。会場には多くの女性ファンが駆けつけ、身長194cmの北欧美男子が放つイケメンぶりに、黄色い悲鳴をあげた。『ハリー・ポッター』シリーズの監督&スタッフによって、誰もが知るターザン伝説を全く新しいアクション・エンターテインメントとして“REBORN”させた本作。その最大の魅力は「主人公の二面性」だと語るアレクサンダーは、「普段は英国の貴族として、スリーピースのスーツに身を包んで、首相とお茶するような高貴な男なんだ。でも、幼い頃にアフリカの密林で動物に育てられた過去を持っている。妻が誘拐されたことで、内に眠る野生――つまり、ターザンを解き放つんだよ」と新解釈のターザン像をアピールしていた。従来のイメージを覆す気品あふれる姿に加えて、彫刻のような“桁違い”の肉体美も大きな注目ポイント。肉体改造の際には「アスリートのような、しなやかな動きができる身体を目指した」そうで、「ボディビルダーに見えてしまうのは避けたかったから、ウエイトリフティングで身体を大きくしながら、ヨガやピラティスにも励んだ」とふり返った。来日は浅野忠信らと共演した『バトルシップ』(’12)のプロモーション以来、4年2か月ぶり3度目。「お昼に寿司を食べたんだ。最高だったよ!」と興奮気味に語り、しばらくはいかに自分が食べた寿司がおいしかったか熱弁。司会者から「そろそろ映画のお話をお願いしてもいいですか?」と制止されるほど、その味を気に入った様子だった。また、黒澤明の大ファンだとも語り、「僕のヒーローはミフネ(三船敏郎)」と親日ぶりを披露していた。ロンドンで裕福な暮らしを送る英国貴族のジョンは、ある陰謀によって、妻のジェーンをさらわれ、故郷のジャングルも侵略されてしまう。愛する妻と故郷を救うため、すべてを投げ打ち、長年封印したもう1つの顔である“ターザン”を解き放った男の運命は?イベントにはタレントの横澤夏子が駆けつけた。『ターザン:REBORN』は7月30日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて2D/3D公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月09日画『ターザン:REBORN』(7月30日公開)で主演を務める俳優アレクサンダー・スカルスガルドが、本作のPRのため6月9日・10日に来日することが25日、明らかになった。アレクサンダーは、「大好きな日本のみんなに、また会えるのが楽しみだよ!」と来日が待ち遠しい様子。「以前来日した時、日本のみんながとってもハートウォーミングに迎えてくれて、本当にうれしかった」と過去の来日を振り返り、「『ターザン: REBORN』、日本のみんなに楽しんでもらえるとうれしいな!」と呼びかけている。来日する2日間は、ファンとの交流イベントやテレビ番組収録などの取材を行う予定だ。スウェーデン出身、身長194cmのアレクサンダーは、アメリカの映画サイト「TC Candler」が選ぶ"世界で最もハンサムな顔"の常連。ハリウッドの旬なイケメンの一人として、注目されている。本作のほかにも、『バトルシップ』や『バトルシップ』に出演しており、海外の流行に敏感な女子の間では知名度を獲得してきている。チャーミングな性格でも知られるアレクサンダーは、体当たりのファンサービスでも話題だ。4月にMTV主催の映画授賞式「2016 MTV Movie Awards」にプレゼンターとして登壇した際は、上がタキシードに、下はパンツ一丁の姿で登場。白ブリーフにニーハイソックス、サスペンダーという、ちゃめっ気あふれるルックスに会場は笑いの渦に包まれ、「私、ターザン。ファンのみなさんにちょっとは肌をみせなくちゃね」と話すアレクサンダーの陽気な一面が世界に配信された。このパフォーマンスを受け、日本の取材クルーがシネマコンで直撃。とにかく明るい安村のネタ「安心してください!」がはやっていると教えられたアレクサンダーは、気さくに「(今度のターザンは) Don’t worry、ハイテマスヨ!」と応じ、ネット上で話題となった。映画『ターザン: REBORN』の舞台は、イギリス・ロンドン。主人公のターザン(アレクサンダー)は、愛するジェーン(マーゴット・ロビー)と結ばれ、全てを手に入れた英国貴族として裕福な暮らしを送っていたがある日、政府の命令で貿易使役として、故郷に戻ることになる。しかし、それは仕組まれたわな。捕らわれてしまったジェーンと侵略された故郷を救うため、野生性を解放してジャングルへ再び身を投じていく。(C)2016 EDGAR RICE BURROUGHS, INC., WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC.
2016年05月27日今年7月にアメリカで公開される『The Legend of Tarzan』(原題)でターザンを演じるアレクサンダー・スカルスガルドが「ターザンボディ」を作り上げるつらさを「Eonline」に語った。「トレーナーと栄養士がついてくれて…とにかくこんなに追い込んで身体を作り上げるという経験が初めてだったからナーバスだったよ。トレーニングと食事制限によって身体がどんな反応を見せるかも分からなかったしね」。撮影の数か月前から鶏肉ばかりを食べ、腹筋運動をこなして身体づくりに勤しんだが、たった1日だけ何を食べてもいいとトレーナーからのお許しをもらったという。「ランチを食べに行こうって彼が誘ってくれて、イタリアンレストランに行ったんだ。『食べたいものを注文しなよ』って言われて泣いちゃった」と食事制限から一瞬解放されて涙したことを明かした。パスタを勧められパスタを頬張り、「まだお腹いっぱいにならない?」と聞かれ「うん」とアレクサンダーが答えると「じゃあピザも、あと、ティラミスもね」とトレーナーに言われて食べたその日の食事は「人生でイチバンだった」と目を細めた。泣くほどつらい努力が実って、アレクサンダーの身体は見事、筋骨隆々のターザンボディに。映画ではアレクサンダーの肉体美はもちろん、ターザンの妻ジェーン役に旬な女優マーゴット・ロビー、敵役にオスカー俳優クリストフ・ヴァルツなど豪華キャストも必見だ。(Hiromi Kaku)
2016年03月16日アレクサ・チャンと、「トゥルー・ブラッド」でバンパイアを演じた俳優アレクサンダー・スカルスガルドのゴールインが間近なようだ。「Grazia」誌によると、2人は現在、結婚式を挙げるためのラグジュアリーで荘厳な雰囲気の家を探しているらしい。関係者によると、アレクサは真剣な関係じゃない限り、誰かに家族と会わせることはまずないのだが、すでにアレクサンダーには会わせており、しかも父親のフィリップと気が合ったらしく、アレクサも喜んでいるという。アレクサは、バンド「アークティック・モンキーズ」のフロントマン、アレックス・ターナーと2011年まで4年間交際し、アレクサンダーは、女優のケイト・ボスワースと2009年から2011年まで付き合っていた。ケイトは映画監督のマイケル・ポーリッシュと2013年に結婚しており、幸せな結婚生活をインスタグラムに投稿している。一方、アレックスは、「アレクサ&アレックス」が復縁してほしいといまだに願っているファンが多いが、現在はモデルのテイラー・バグリーと交際中のようだ。モデルのアレクサは身長174cm、アレクサンダーは194cmと文字通りの“ビッグ”カップル。ファッショニスタとして名高いアレクサだから、結婚式はおしゃれで完璧なものを計画しているだろう。絵になる2人の晴れ姿を早く目にしたい。(Hiromi Kaku)
2016年01月19日