日本の漫画「ルーズ戦記 オールドボーイ」を原作としてパク・チャヌク監督が2003年に映画化した『オールド・ボーイ』が、ドラマ化される。映画の言語は韓国語だが、今回のドラマは英語だという。チャヌク監督とライオンズゲート・テレビジョンが提携し、制作にあたる。「The Hollywood Reporter」などが報じた。チャヌク監督は「ライオンズゲート・テレビジョンは、『オールド・ボーイ』をテレビの世界に投入するということで私のクリエイティブ・ビジョンをシェアしてくれます。大胆で斬新、冒険心のあるストーリーテリングを特徴とする同社と仕事をするのが楽しみです」とコメントしている。チャヌク監督は過去にも自身が製作した映画『スノーピアサー』を、ドラマ化したことがある。『オールド・ボーイ』の英語版リメイクドラマ化について、ファンは「チャヌク監督自身が関わるリメイクドラマなら大丈夫そう」「主演はコリン・ファレルがぴったり」「チャヌク監督はぜひドラマの監督もしてください」といった感想をXに寄せている。『オールド・ボーイ』は2013年にスパイク・リー監督×ジョシュ・ブローリン主演で英語版のリメイク映画が作られた。(賀来比呂美)
2024年04月18日侯孝賢プロデュースによる台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』より場面写真が解禁された。台北金馬映画祭で4冠(監督賞・最優秀助演男優賞・最優秀映画音楽賞・衣装デザイン賞)を達成した本作は、バブル期の到来を迎えた台湾を舞台に、自分たちの店と家を手に入れることを夢見る父子と“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主とのかかわりを描く感動のヒューマンドラマ。また門脇麦の台湾映画初出演作だ。この度解禁された場面写真は、主人公のリャオジエと父のタイライの慎ましやかな食卓の様子、リャオジエと地主のシャが所有するゴミ回収場で話し込む様子、タイライが働くレストランにシャが訪れ情報と引き換えにチップを渡す様子などが映し出されている。また、タイライと初恋相手で門脇麦演じるヤンジュンメイがレストランで再会したシーンと高校生の時の淡い思い出、リャオジエをいじめるガキ大将たちとの対立、シャの下で働く家賃回収をする“綺麗なお姉さん”とリャオジエの交流、タイライの弟の台湾文化を感じさせる結婚式の様子など、ノスタルジックな雰囲気漂う世界観となっている。門脇さんが演じたヤンジュンメイについて、シャオ・ヤーチュエン監督は「あの役には、お嬢様気質でちょっとわがままな感じがして、でも憂いが感じられてどこか孤独の影がある、という人を求めていたのですが、30歳くらいでそういう雰囲気のある人が台湾では見当たらなかったんです」とふり返る。「それで、侯孝賢監督から『日本の俳優と仕事をしてみるといいよ』と勧められていたことを思い出しました。『浅草キッド』を見て、彼女がとてもいいと感じていたのでお願いしました」とキャスティング理由を明かし、門脇さんはそんな監督の思いを背負い、深い眼差しを称えた影のある演技を披露して本作で強い存在感を残している。また、4月16日(火)にはシャオ・ヤーチュエン監督が来日し、「くらしと読書のカルチャー・ワンダーランド」誠品生活日本橋にて、モデル・文筆家の小谷実由と台湾映画の今昔と台湾カルチャーのいまを語るトークイベントが開催される。翌4月17日(水)には、本作で台湾映画初出演を果たした門脇さんと舞台挨拶付き試写会が実施される。『オールド・フォックス 11歳の選択』は6月14日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月12日台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』が、6月14日(金) に公開されることが決定。併せて本ポスターと予告編が公開となった。『オールド・フォックス 11歳の選択』は、『黒衣の刺客』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞し、昨年10月には引退を発表した侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督作品の助監督を務めてきたシャオ・ヤーチュエン監督による最新作。これまでシャオ・ヤーチュエン監督作全てのプロデュースを侯孝賢が務めているが、本作が最後のプロデュース作となる。主演のリャオジエを演じるのは、『Mr.Long ミスター・ロン』などで日本でも知られている子役のバイ・ルンイン。そして日本でもスマッシュヒットを記録した『1秒先の彼女』のリウ・グァンティンがダブル主演としてリャオジエの父親役に扮し、慎ましやかに支え合いながら生きる父子役を演じている。また、リャオジエに影響を与える“腹黒いキツネ”(オールド・フォックス)と呼ばれる地主のシャ役をアキオ・チェン、シャの秘書役をユージェニー・リウ、経済的には恵まれているが空虚な日々を生きる人妻・ヤンジュンメイ役を、初の台湾映画出演となる門脇麦が務める。公開された予告編では、1989年、バブルに揺れる台湾を舞台に、父と慎ましく暮らす11歳の少年リャオジエの姿が。彼の夢は父と家を買い、亡くなった母の夢だった理髪店を開くことだが、家を買えると思った矢先、不動産価格は2倍に高騰してしまう。不公平を知ったリャオジエはついにオールド・フォックスと出会う。オールド・フォックスはリャオジエが住む家の家主の呼称で、高級車を何台も所有し、不動産バブルで儲けまくっていた。オールド・フォックスは「不平等を利用し、強者になれ」とリャオジエに生きる術を教えるが――。さらに、リャオジエの父と門脇演じるヤンジュンメイの大人のキスシーンや、リャオジエ父子が自宅の壁に線を引き身長を測る心温まるシーン、そして「私みたいになりたいか?」とオールド・フォックスに問われ岐路に立たされたリャオジエの姿が映し出されている。■門脇麦 コメント台湾映画でしか感じられない色彩や湿度、空気感がどうしたって強烈に昔から好きで、これまで沢山の台湾の作品に触れてきました。台湾映画に出演できるなんて信じられない!と夢心地で現場に向かい、スクリーンに映る自分を観ても、やっぱり信じられない!と夢心地で、幸福すぎる時間を過ごさせていただきました。その場にただ居さえすれば全てが成立する現場の空気、監督の言葉以上に何かが伝わる眼差し、今思い出しただけでも胸が震えるような、そんな経験をしました。日本での公開、とても嬉しいです。ひとりでも多くの方にこの作品が届きますように。■シャオ・ヤーチュエン監督 コメント金馬執委會提供他人を思いやることですべての社会問題が解決できると思うほど、私も単純ではありません。しかし思いやりがなければ、社会的な格差と矛盾は拡がっていくことでしょう。では現代社会に向き合い、私は父親として、思いやりが人間としての基本であることを、子供にどう説明したものでしょうか?「オールド・フォックス」このストーリーは、私が子供から十年以上も受け続けた問いが発端となっています。かつて私は両親から価値観を与えられました。しかし世界は変わっていきます。私自身にも新たな学びが必要です。それによって私は自分の子供たちに、変わっても良いもの、変えてはいけないものが何なのかを、伝えられるのではないでしょうか。『オールド・フォックス 11歳の選択』予告編<作品情報>『オールド・フォックス 11歳の選択』6月14日(金) 公開『オールド・フォックス 11歳の選択』ポスタービジュアル公式サイト: BIT PRODUCTION CO., LTD. ALL RIGHT RESERVED
2024年02月09日侯孝賢プロデュース、シャオ・ヤーチュエン監督による台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』が6月14日(金)より全国公開されることが決定。併せて本ポスターと本予告が解禁された。バブル期の到来を迎えた台湾。11歳のリャオジエ(バイ・ルンイン)は、父(リウ・グァンティン)と2人で台北郊外に暮らしている。自分たちの店と家を手に入れることを夢見る父子だったが、不動産価格が高騰。リャオジエは現実の厳しさと、世の不条理を知ることになる。そんなリャオジエに声をかけてきたのは、“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主のシャ(アキオ・チェン)だった。他人にやさしい父と違い、他人なんか見捨てろと言い捨てるシャ。果たしてリャオジエは、どちらの道を歩んでいくのか…。侯孝賢監督作品の助監督を務め、台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐ俊英・シャオ・ヤーチュエンが監督を務めた本作。これまでのシャオ・ヤーチュエン監督作全てのプロデュースを侯孝賢が務めており、本作が最後のプロデュース作となる。昨年の東京国際映画祭でワールドプレミア上映され、人生の選択肢を知って成長していく少年と、彼を優しく見守る父の姿に心打たれる人が続出。2023年の第60回台北金馬映画祭で監督賞、最優秀助演男優賞(アキオ・チェン)、最優秀映画音楽賞、衣装デザイン賞の4冠を達成した。シャオ・ヤーチュエン監督:金馬執委會提供主演のリャオジエには『Mr.Long/ミスター・ロン』などで日本でも知られている日台のダブルで、台湾では神童と呼ばれる天才子役バイ・ルンイン。そして日本でもスマッシュヒットを記録した『1秒先の彼女』のリウ・グァンティンがW主演としてリャオジエの父親役に扮し、慎ましやかに支え合いながら生きる父子役を演じている。リャオジエに影響を与える“腹黒いキツネ”(オールド・フォックス)と呼ばれる地主のシャ役には、台湾の名脇役アキオ・チェン。シャの秘書役に『怪怪怪怪物!』のユージェニー・リウ。そして、門脇麦が経済的には恵まれているが空虚な日々を生きる人妻・ヤンジュンメイを演じ、初の台湾映画出演を果たした。門脇麦この度解禁された予告編では、1989年バブルに揺れる台湾を舞台に父と慎ましく暮らす11歳の少年リャオジエの様子を映し出す。父と家を買い、亡くなった母の夢だった理髪店を開く夢を抱くリャオジエ。しかし、時代の波は父子に無情な現実を突きつける。家を買えると思った矢先、不動産価格は2倍に高騰、少年は残酷な現実を知る。貧しさ故にいじめにも遭い不公平を知ったリャオジエは、遂にオールド・フォックスと出会う。オールド・フォックス(腹黒いキツネ)はリャオジエが住む家の家主の呼称で、高級車を何台も所有し、不動産バブルで儲けまくっていた。オールド・フォックスは「不平等を利用し、強者になれ」とリャオジエに生きる術を教えた。リャオジエはオールド・フォックスの高級車でいじめっ子たちをギャフンと言わせ、力を知ると同時に「君の父は負け組だ」と人のいい父を蔑まれる。オールド・フォックスへの憧れと、父を馬鹿にされた悔しさに挟まれ、リャオジエは初めて父に反抗的な態度を取り「どんな大人になりたい?」という疑問を突きつけられる。「知るもんか!」と泣きながら自転車を走らせるリャオジエ。果たして彼が選ぶ未来とは…。そして、リャオジエの父と門脇さん演じるヤンジュンメイの大人のキスシーンやリャオジエ父子が自宅の壁に線を引き身長を測る心温まるシーン、そして「私みたいになりたいか?」とオールド・フォックスに問われ岐路に立たされたリャオジエの姿が描かれ、心揺さぶる予告編となっている。また本ポスターは、オールド・フォックスの横顔のシルエットの中に父の働くレストランの厨房で宿題をするリャオジエと働く父の姿、そして2人並んで自転車に乗る父子の慎ましやかな日常の姿が収められており、オールド・フォックスという存在に翻弄される父子が表現されている。そして、「ただ、夢をかなえたかったー」というコピーが見るものの胸をざわつかせる。門脇麦/ヤンジュンメイ役 コメント台湾映画でしか感じられない色彩や湿度、空気感がどうしたって強烈に昔から好きで、これまで沢山の台湾の作品に触れてきました。台湾映画に出演できるなんて信じられない!と夢心地で現場に向かい、スクリーンに映る自分を観ても、やっぱり信じられない!と夢心地で、幸福すぎる時間を過ごさせていただきました。その場にただ居さえすれば全てが成立する現場の空気、監督の言葉以上に何かが伝わる眼差し、今思い出しただけでも胸が震えるような、そんな経験をしました。日本での公開、とても嬉しいです。1人でも多くの方にこの作品が届きますように。シャオ・ヤーチュエン監督 コメント他人を思いやることですべての社会問題が解決できると思うほど、私も単純ではありません。しかし思いやりがなければ、社会的な格差と矛盾は拡がっていくことでしょう。では現代社会に向き合い、私は父親として、思いやりが人間としての基本であることを、子供にどう説明したものでしょうか?「オールド・フォックス」このストーリーは、私が子供から十年以上も受け続けた問いが発端となっています。かつて私は両親から価値観を与えられました。しかし世界は変わっていきます。私自身にも新たな学びが必要です。それによって私は自分の子供たちに、変わっても良いもの、変えてはいけないものが何なのかを、伝えられるのではないでしょうか。『オールド・フォックス 11歳の選択』は6月14日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月09日欧米映画祭を席巻した話題作『ニューヨーク・オールド・アパートメント』より予告映像が解禁された。本作は、短編「ボン・ボヤージュ」が世界各国の賞を受賞した欧米注目の新進気鋭監督マーク・ウィルキンス待望の長編デビュー作。オランダ人作家アーノン・グランバーグの小説「De heilige Antonio」を基に、アメリカが抱える移民問題を背景に親子の絆の物語をリアルに描きだした。この度解禁された予告映像では、ペルーからN.Y.へと移り不法移民として暮らすデュラン一家が、大都市N.Y.で居場所もなく肩身の狭い生活を送る様子が切り取られている。息子のティトが自転車でフード配達中に車に衝突され、転んでケガを負うが、訴えることもできずに仕方なく謝る姿や、ウェイトレスとして働く母のラファエラが、店主に独立して店を始めると話すと「英語もろくに話せないくせに。冗談だろ」と鼻で笑われてしまう姿が映し出される。一方で、そんな日陰で生きる彼らを照らすひとすじの愛が訪れる。息子たちは謎を秘めた美女クリスティンに恋をし、母は働く店の客で、新たに始める店に投資を持ちかけてきた白人男性のエドワルドにそれぞれ恋をする。しかし、彼らはあるトラブルへと巻き込まれてしまう…。映像には、タレントYOU、映画監督の西川美和、モデル・シンガーアーティストの土屋アンナから寄せられた絶賛コメントも流れ、新進気鋭監督と注目の若手俳優陣の競演による本作へ期待が高まる予告編となっている。『ニューヨーク・オールド・アパートメント』は2024年1月12日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ニューヨーク・オールド・アパートメント 2024年1月12日より新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2020 - Dschoint Ventschr Filmproduktion / SRF Schweizer Radio und Fernsehen / blue
2023年12月01日ティー(TTTMSW)とオールドフォークハウス(OLD FOLK HOUSE)のコラボレーションによるユニセックスウェアが登場。2023年11月18日(土)、19日(日)に東京・目黒のフロートで行われる限定ストアにて発売される。ティー×オールドフォークハウスの「ティーハウス」コラボウェア2023年3月、ティーの10周年を記念して行われたダイリクとのコラボレーション。続く第2弾となる今回は、快適さと面白さに焦点をあてた服作りを追求するオールドフォークハウスとタッグを組み、「ティーハウス(TTTOFH)」と題してオールドフォークハウスを象徴する“スタッズ”をあしらったシャツ、フーディ、ニットカーディガンの3型を展開する。クリーンなネイビーを基調にアイテムはいずれも、クリーンな佇まいのネイビーを基調としている。中でも注目は、ティーのシグネチャーアイテムであるニットカーディガンをベースに、大小のスタッズでアレンジを加えた1着。上品さの中にさりげないユーモアを効かせ、1枚着はもちろん、インナーとしても重宝するアイテムとなっている。このほか、アーチ状の大小スタッズと両ブランドのロゴ刺繍やネームタグを施したフーディ、シャツを用意する。詳細ティー×オールドフォークハウス「ティーハウス」価格:・スタッズ フーディ 26,400円・スタッズ シャツ 26,400円・スタッズ ニットカーディガン 26,400円サイズ(共通):S / M / L / XL■限定ストア開催日:2023年11月18日(土)、19日(日)時間:12:00~18:00会場:フロート住所:東京都目黒区目黒本町3丁目1−9
2023年11月17日N.Y.の片隅で疎外されて生きる移民親子の痛切な葛藤と成長を描き出した『The Saint Of The Impossible』が邦題『ニューヨーク・オールド・アパートメント』として、2024年1月12日(金)より日本公開。ポスタービジュアルが解禁された。安定した生活を夢見て、ペルーからN.Y.にやってきた不法移民として暮らすデュラン一家。母ラファエラはウェイトレスをしながら2人の息子を育て、息子たちも配達員として家計を支えるギリギリの毎日。街から疎外された自分を“透明人間”だと憂う2人の息子はある日、謎を秘めた女性クリスティンと出会い、恋に落ちる。一方、母ラファエラも白人男性からの耳触りのいい話に誘われ飲食店を開業するのだが――。アメリカン・ドリームを夢見る母と年頃のピュアな息子たち。そんな“大都会の弱者”である貧しい移民家族に訪れた悲劇。日陰で生きる“何者でもなかった”彼らが恋をして、大切な何かに気づき、はじめて“自分”として生きる意味を見出していく。貧しくも懸命に生きる姿をリアルな息遣いが感じられるN.Y.での大胆なロケと、ウィットに富んだ詩的な映像美で紡ぎ出す珠玉の名作が誕生した。欧米注目新鋭監督と実力派女優、注目若手俳優陣の競演短編『ボン・ボヤージュ』が世界各国の42の賞を受賞し第89回アカデミー賞短編実写映画賞ノミネートを果たした欧米注目の新進気鋭監督マーク・ウィルキンス待望の長編デビュー作。ユダヤ人移民の家族で育ち、母親が強制収容所アウシュヴィッツの生存者だったオランダ人ベストセラー作家アーノン・グランバーグの小説「De heilige Antonio」を基に、アメリカが抱える移民問題を背景に親子の絆の物語をリアルに描いた。南米ペルーのオーディションで選ばれたアドリアーノ・デュランとマルチェロ・デュランは本当の双子で、本作が映画デビュー作となる期待の新星。「LOS MORDOS」というロックバンドでも活躍する。母ラファエラ役には、ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞し、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた『悲しみのミルク』などで知られる国際派女優のマガリ・ソリエル。反骨精神を持つ移民の母を熱演した。兄弟が出会うミステリアスな女性クリスティン役には、タラ・サラー。ベテラン個性派俳優サイモン・ケザーなどが脇を固める。解禁された本ポスターでは、大都会N.Y.で肩身狭く日々を過ごしている兄弟が、神秘的な魅力を放つ女性と出会い、日々の苦悩を忘れて楽しいひと時を過ごすシーンが切り取られる。「ぼくらは懸命に恋をしたー。“透明人間”だったこの街で」というキャッチコピーが添えられた。『ニューヨーク・オールド・アパートメント』は2024年1月12日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年10月19日砂糖の甘さがしっかりと感じられる、ファミリーマートの「オールドファッションドーナツ(チョコ)」コクのあるチョコレートコーティングがポイントですよ!ガツンと甘さが感じられるドーナツは、甘党さんも大満足間違いなしです。甘党さんも大満足間違いなし!出典:coordisnap「オールドファッションドーナツ(チョコ)」は、ファミリーマートより10月10日(火)に発売されました。価格は128円(税込)です。サイズ感は手のひらほどで、ずっしり感があります。しっとりとした生地出典:coordisnapさっくりと香ばしく揚げた生地は、砂糖の甘さがガツンと感じられます。しっとりとして油脂感もある生地です。甘さがしっかりと感じられるので、甘党さん向けだと感じました。チョコレートコーティング出典:coordisnapチョコレートのコーティングは、チョコのコクも感じられておいしい♡口溶けもよく、生地とマッチしていました。気になるカロリーは?出典:coordisnap1個当たり481kcalです。しっかり甘めなので満足度は高め。ブラックコーヒーや紅茶と一緒に食べるのがおすすめです。3時のおやつにもぴったり出典:coordisnapファミリーマートの「オールドファッションドーナツ(チョコ)」は、しっとりとした生地とコクのあるチョコレートのコーティングがおいしいですよ。さっくり食感で甘さもしっかりと感じられ、3時のおやつにもぴったりですよ。気になる方はファミリーマートでチェックしてくださいね。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店にご確認くださいませ。<writer>どめさん(@chouchou.kitchen)食べること料理をすることが好き2児のママInstagram
2023年10月18日ボリュームあるバストをすっきり見せ!デザインにもこだわったフルカップブラ「どんとこいブラ」は、柔らかいバストや下垂したバストを、高めの前中心に向けてぐっと引き上げてホールドするフルカップブラジャー。Kカップまで対応しているので、グラマーさんでもぴったりのサイズが見つかります。安定感が高いUバックと3列3段ホックが背中のハミ肉を補整。後ろ姿をすっきりとした美しいシルエットに整えます。サイドパネルがバストの広がりを抑えるので、着膨れないすっきりとしたシルエットに。2本のサイドボーンが、集めたお肉をバスト本来の位置でしっかりとキープします。フルカップは「ダサい」「おばさんっぽい」というイメージを持つ人も少なくありませんが、「どんとこいブラ」はそんなイメージを払拭するデザインが魅力。上品で細やかなレースを採用しています。補整力や安定感はもちろんのこと、着けるのが楽しみになるようなおしゃれなブラです。新色のオールドローズは大人かわいい、くすみのあるピンクにベージュの刺繍がなんとも上品なカラーリング。肌馴染みのいいカラーなので透けにくく、秋のファッションも心おきなく楽しめます。おそろいで着けたいショーツも販売します。商品概要商品名:どんとこいブラ価格:6,820円サイズ:カップC~D、アンダー65~80センチカップE~K、アンダー65~90センチカラー:オールドローズ(新色)、アプリコット、アクア、ブラウン、アイボリー、ベージュ、ブラック商品名:どんとこいブラ スタンダードショーツ価格:1,320円サイズ:M、L、LL、3Lカラー:オールドローズ(新色)、アプリコット、アクア、ブラウン、アイボリー、ベージュ、ブラック(マイナビ子育て編集部)<関連リンク>✅5年後の胸に自信を育む。寝返りに負けない独自設計で全方位をカバーするglamoreの「美乳deナイトブラ」に新色2種が登場✅【80万人が愛用】SNSで話題!大人気シリーズ「ナイトブラ付きルームウエア」の長袖タイプが出た♡✅ショーツに重ね履きできてヒップアップも叶うオーバーパンツ「+PANTS」がワコールから発売
2023年09月29日VANS(ヴァンズ)とブリーフィング(BRIEFING)によるコラボレーションスニーカー「オールド スクール(OLD SKOOL)」が登場。2023年9月15日(金)より、ブリーフィング直営店舗ほかにて発売する。VANS×ブリーフィングの「オールド スクール」スニーカー両者にとって初となるコラボレーションでは、“ジャズストライプ”を配したVANSのアイコニックなローカットスニーカー「オールド スクール」を、ブリーフィングらしいカラーリングとタフな仕様にアレンジした。高機能素材「コーデュラナイロン」をアッパーにアッパーには軽量かつ耐久性や撥水性に優れたナイロン「500デニール コーデュラ」と「コーデュラ バリスティック」を採用。シックなブラックカラーを基調としつつも、シューレースやWネームを配したかかとのロゴなどにブリーフィングを象徴するレッドを取り入れることで、さりげないアクセントを加えている。選べる2種類のシューレースを用意また、スタイルに合わせて選べる2種類のシューレースも魅力。紐先のみにレッドを配したブラックのシンプルなデザインに加え、足元にカジュアルな雰囲気を演出する「チェッカーフラッグ」のデザインを用意する。詳細VANS×ブリーフィング「オールド スクール」13,750円発売日:2023年9月15日(金)販売店舗:ブリーフィング直営店舗(ブリーフィングゴルフ専門店を除く)、ブリーフィング公式オンライン、ビリーズ オンラインストアサイズ:22.5~28.5(0.5刻み)、29.0、30.0cm【問い合わせ先】ブリーフィング 六本木ヒルズ店TEL:03-6434-5922
2023年09月11日オールドパーク(OLD PARK)とマインデニム(MINEDENIM)によるコラボレーションアイテムが登場。2022年11月12日(土)より、マインドなどで発売される。ヴィンテージマフラーで構築したコラボカーディガン毎シーズン継続してコラボレーションを展開する両ブランドの新作は、ヴィンテージチェックマフラーのみで構築されたカーディガンだ。カーディガンは、1点1点異なる表情を持つマフラーをはぎ合わせて構築。袖や裾に動きが出るよう、マフラーのフリンジ部分を計算し、配置している。また、ボタンの掛け方を工夫することで、左右非対称シルエットにアレンジしたりと、様々な着方を楽しめるのもポイント。カラーは、レッド、ブルー、ブラウン、マルチカラーの4種類となる。【詳細】オールドパーク×マインデニム チェックマフラーカーディガン発売日:2022年11月12日(土)販売店舗:マインド、マインデニム正規取扱店、マインデニムオンラインストア価格:28,600円サイズ:0(フリーサイズ)カラー:レッド、ブルー、ブラウン、マルチカラー(直営店限定)※マルチカラーはマインド及びマインデニムオンラインストア限定。※ヴィンテージマフラーを使用しているため、製品のサイズ、柄の見え方が異なる。
2022年11月12日先日最終回を迎えた、TBSドラマ日曜劇場『オールドルーキー』。綾野剛さん演じる主人公は元サッカー日本代表で、引退した選手がその後、どうキャリアを築いていくかがテーマとなり、話題を呼びました。オールドルーキーで描かれた、スポーツマネジメントの監修を務めたのが、株式会社スポーツバックス代表取締役の澤井芳信さんです。澤井さんはスポーツマネジメント会社を経て独立し、2013年に同社を創業しました。学生時代は京都成章で甲子園準優勝を果たすなど、プロ野球選手を目指していた澤井さんに、スポーツマネジメントの仕事について話をうかがいました。(取材・文鈴木智之)<<関連記事:選手を支える仕事は他にも!川崎フロンターレの選手を支える「ホペイロ」の業務サカイク公式LINEアカウントでイベントや最新情報などをお届け!■アスリートをマネジメントする仕事とは澤井さんが社長を務めるスポーツバックスは、アスリートのマネジメントが主な仕事です。同社には現役メジャーリーガーの鈴木誠也選手を始め、元メジャーリーガーの上原浩治さん、元水泳選手の萩原智子さん、元新体操選手の畠山愛理さんなどが所属しています。澤井さんは業務内容について、次のように説明します。「現役選手のマネジメントに関しては、選手が競技に集中する環境を作り、結果を出すサポートをするのが主な仕事です。具体的には、練習環境を整えたり、トレーニングや身体のケアのサポート、スケジュール管理や取材の窓口、スポンサー探しなどを行っています」■現役時代の経験を活かしたサポートスポーツバックスには、澤井さんが会社を立ち上げた頃から上原浩治さんが所属しています。元読売巨人軍のエースであり、メジャーリーグ移籍後も活躍した名投手です。澤井さんは「引退した選手であれば、それまでの社会経験や競技経験を活かして、どんなことができるかを考えてマネジメントしています」と話します。上原さんは一浪して大学に入り、卒業後、巨人に入団しました。浪人してプロ野球選手になる人は珍しいですが、世の中に目を向けると、浪人経験のある人はたくさんいます。そのような視点から「ビジネスをする方との共通点があるのではないかと思い、現役時代はスポーツ誌だけではなく、ビジネス誌にコラムを書いてもらったり、引退後は、企業の社長と対談する番組にも出演しています」と、アスリートの経験を活かしたサポートを行っています。上原さんはYou Tubeでも人気ですが、澤井さんは「コロナ禍になる前に、You Tubeをしませんか? と提案したんです。おもしろいと言っていただけるのはうれしいですね」と笑顔を見せます。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは■スポーツマネジメントの世界に入ったきっかけは映画だった高校生時代は京都成章で甲子園に出場し、キャプテンとして準優勝を経験した澤井さん。スポーツマネジメントの世界に入ったきっかけは、ある映画だったと言います。「トム・クルーズ主演のザ・エージェントという映画を見て、こういう世界があるのか、かっこいいなと思ったのが、スポーツマネジメントに興味を持ったきっかけです」プロ野球選手を目指し、大学を経て社会人野球を経験しましたが、夢はかなわず。そして、もう一つの夢だったスポーツマネジメント会社に就職。経験を積んで独立し、現在に至ります。オールドルーキーをきっかけに、スポーツマネジメントの仕事に興味を持つ人も増えたそうで「学生さんからの問い合わせも多いです。弊社は新卒採用はしていないのですが、連絡をくれた人には極力会うようにしています」と話します。「スポーツの仕事は、アスリートマネジメント以外にも、球団やリーグで働くこと、栄養士になって選手のサポートをしたり、企業に勤めてスポーツに絡んだ仕事をするなど、いろんなやり方があります。学生さんたちには、視野を広げて、自分は本当に何をしたいかをしっかり考えた方がいいよとアドバイスをさせてもらっています」■競技をやりきることもマネジメント業務に活かせるスポーツマネジメントに興味を持つサカイク読者に向けて「学生時代にしておいたほうがいいこと」を尋ねると、次のようなアドバイスをくれました。「スポーツをしている学生であれば、その競技を全力でやりきることですね。僕は野球でしたが、サカイクを読んでいる方はサッカーが多いと思うので、まずはサッカーを全力でがんばること。嬉しいこと、悔しいこと、両方を経験した方がいいと思います。目標を立てて、それに向かって努力することは、スポーツでも、社会に出てからも活きると思います」さらに、こう付け加えます。「僕自身、学生時代に経験してみたかったのは、チームのマネージャーです。裏方としてマネジメントして、どうすればチームを勝たせるのか? という視点でサポートするのは、おもしろい試みだと思います」マネージャーというと、チームや選手のお世話をするイメージが強いですが、それ以外にも「どんな相手と練習試合を組むと強化になるのか」など、チームを強くなるためにどうすればいいかを考えてサポートをすることは、新たな視点と経験の獲得につながりそうです。■スポーツ選手が活躍する裏側には、多くの支えてくれる人がいるドラマ「オールドルーキー」で、スポーツマネジメントの世界にスポットライトが当たったことで「こんな仕事もあるんだ!」と知るきっかけになった人も多いはず。それと同時に、アスリートが活躍する裏には、多くの人が関わっているという発見もあったのではないでしょうか。次回の記事では、サカイクが大事にする「考える力」や「感謝の心」について、トップアスリートと身近で接する澤井さんのエピソードを紹介します。澤井芳信1980年10月26日京都出身京都成章高校時代に、春夏甲子園に出場。80回記念大会となる夏の甲子園では松坂大輔擁する横浜高校にノーヒットノーランで負け、準優勝。同志社大学に進学し、硬式野球部に所属。大学3年の時、秋季リーグ戦で遊撃手としてベストナインを受賞。その後、プロ野球選手を目指し、社会人野球の新日鐵君津硬式野球部(現在は新日本製鉄かずさマジック)に在籍するが、4年後に現役を引退。引退後、エージェントの仕事に憧れ、スポーツマネジメント会社に転職。2013年に独立し、株式会社スポーツバックスを設立する。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年09月22日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。チームワーク、信頼、夢、応援。我々に熱いメッセージを伝えてくれた『オールドルーキー』がついに最終回を迎えた。社長 VS 社員の意地の張り合い見込みのないアスリートを切る高柳社長のやり方に反発した新町(綾野剛)。もう後には引けないといった状態で彼はビクトリーを後にした。「現役時代に買ったタワマンのローンはどうなるのか…?」とも一瞬思わされたが、果奈子(榮倉奈々)がインフルエンサーとして活躍しているから、ひとまずは安心である。ビクトリーを辞めてすぐさまデリバリーのアルバイトを始めていた新町の行動の早さにも驚きだ。大きめのリュックを背負い、笑顔で配達する姿はビクトリーにいた時よりキラキラして見えた。絶大な信頼を置いていた新町がいなくなることで困ったのはビクトリーに所属していたJリーガー・伊垣(神尾楓珠)であった。それが気に食わなかったのか、新町を潰そうとするラスボス・高柳社長が動き出す。しかし、そんな高柳社長に対抗し始めたのが塔子(芳根京子)と城(中川大志)だった。高柳「私のやり方が気に入らないというなら、会社を辞めてもらっても構わない」塔子「じゃあ辞めます!」城「僕も!」コントかと思うくらいのスピード感で、二人のビクトリーの退社が決まった。熱い想いも大切だが、この時ばかりはお互い意地を張っているようにしか見えなかった。社長ももう少し冷静かつ寛大であれば、こんな優秀な社員を勢いで失うことはなかったのに。夢を追う人間は輝いて見える「そんな感情的になって仕事辞めて大丈夫!?」と誰もが心配したが、新町と夢を追いかける3人はもう誰にも止められない。伊垣の移籍に無我夢中で取り組む彼らは、「自分たちだけでやってみせる!」「絶対に成功させる!」というただ一心であった。そんな情熱を持って働いている人たちが世の中にどれくらいいるだろう。とりあえず毎日、目の前のタスクをこなし、月に一回来る給料日を待つ。やりがいも目標も気付けば見失っていた社会人に3人は仕事に対する姿勢を思い出させてくれたように思えた。誰かを応援することの楽しさ頑張っている人を見ると応援したくなる気持ちはわかる。スポーツ観戦の醍醐味はそこだろう。一生懸命何かに打ち込む人の姿や想いに圧巻され、パワーをもらえる。こちらが応援すればその応援はスポーツ選手のパワーになる。最初は現役から裏方にまわり歯痒い想いをしていた新町が、スポーツマネジメントの良さに気付きのめり込むことができたのは、応援することの楽しさを知ったからだろう。高柳社長も然り、広いスタジアムで語り合う二人の根底には同じものがあったのだと確信した。ようやくわだかまりが解け、新町はビクトリーに戻ることが決まる。ラストはこれぞハッピーエンドといった演出で締めくくられ、喜び合いながらビクトリーの仲間たちと抱き合う姿は最高だった。個人的には、くっつきそうでくっつかない梅屋敷と塔子の関係も大好きだったのだが、塔子を支える梅屋敷や、梅屋敷を見つめる塔子の目を見ていたら、ドラマで描かれなくとも、この二人が結ばれるのは時間の問題だなと確信した。お互いワインに酔って寝ている相手の頭を撫でたり、ほっぺをツンツンとしたり、最終回の二人は可愛さで溢れていた。スポーツマネジメントというこれまでに馴染みのなかった職業にフォーカスを当てた今作。裏方であるように思われがちだが、その楽しさややりがい、働く人のスキルの高さは計り知れない。頑張る主人公を応援できた3か月間は、一視聴者として、とても楽しい時間となった。ドラマを見終わった今、もっと誰かを応援したい、そんな気持ちが残る素敵な作品に出会えたことに感謝している。コラム連載に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。過去の『オールドルーキー』コラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2022年09月10日綾野剛主演の日曜劇場「オールドルーキー」が9月4日の放送でフィナーレを迎えた。国立競技場でのラストシーンに「綾野剛に0地点ですか?それはMIU404」「綾野剛が国立競技場ってゼロ地点…」などの声が続出。SNSでは大きな盛り上がりを見せている。サッカーだけの人生を歩んできた主人公が突如現役引退することに。しかしスキルや経験が何もないためどん底に追い込まれ、そんななか出会ったのがスポーツマネージメントの世界だった…スポーツマネージメントとアスリートのセカンドキャリアを描いてきた本作。高柳と対立、「ビクトリー」を解雇されてしまった新町亮太郎役で綾野さんが主演。綾野さんのほかスポーツマネージメント会社「ビクトリー」の優秀な若手社員・深沢塔子に芳根京子。新町の妻・留美と親しくなっていくサッカー好きな城拓也に中川大志。塔子のことが好きな梅屋敷聡太に増田貴久。高柳と一緒に「ビクトリー」を立ち上げた葛飾吾郎に高橋克実。「ビクトリー」社長秘書の真崎かほりに岡崎紗絵。元人気アナウンサーで料理本がヒットした新町の妻・新町果奈子に榮倉奈々。果奈子の妹で料理ライターをしている糸山留美に生田絵梨花。新町の新たな道を理解し応援するようになった娘・泉実に稲垣来泉。その妹の明紗に泉谷星奈。“すべてのアスリートにリスペクトを”という企業理念を掲げ「ビクトリー」を立ち上げたが、20年を経てビジネス中心のマインドに変化していった社長の高柳雅史に反町隆史といったキャストが出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回では「ビクトリー」を解雇された新町に続いて、塔子と城も会社を退職。3人で伊垣(神尾楓珠)の海外チームへの移籍を実現させようとする。交渉は難航するがそこに矢崎(横浜流星)が現れ、自分のチームのGMが伊垣の出場する代表戦を見に来ると話す…。1話に登場した矢崎の再登場にSNSでは「初回最終話と出演する横浜流星キーパーソンすぎてとても素敵な演出!」「金髪の横浜流星かっこよすぎたな」「金髪の横浜流星くんかっこよい」などの声が送られる。さらに伊垣が出場する代表戦でのユニフォームにも「日本代表が発表されたばかりの代表ユニ着てるの驚き」「日本代表ユニフォームが、先日発表された最新版という抜け目のなさ」「日本代表のユニフォームも既にニューユニフォームってゆ~のが凄い」などの反応が集まり、最新ユニフォームでの代表戦シーンにも多くの視聴者が注目した模様だ。伊垣の海外移籍が決まった後、高柳は新町を国立競技場のコートに連れてきて、そこでビクトリーに戻るよう告げる…。このラストシーンに「国立競技場で最終回そして、綾野剛とかMIU404と被るなw」「綾野剛に0地点ですか?それはMIU404フラグか?胸熱」「綾野剛が国立競技場ってゼロ地点…」「綾野剛くんが国立競技場にいる!0よ0!」など、綾野さんが主演した「MIU404」の最終回を思い出す視聴者が続出している。(笠緒)
2022年09月05日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。諦めずにひたむきに努力することは大切なことだ。しかし、ある組織の中でそれを行うには時に弊害も出る。『オールドルーキー』第9話では、会社に属するということを改めて考えさせられる回となった。今回は新町(綾野剛)が担当する水泳選手・麻生健次郎(渡辺翔太)が、ドーピング違反で4年間の資格停止を言い渡される。本人は潔白を主張しているが、処分を覆すのが現実的に難しいことは明らかだった。しかし、麻生の年齢を考えると4年間の資格停止は引退を意味するもので、到底受け入れがたい。麻生は、水泳のメダリストだった父親との約束もあり、オリンピックに命をかけていた。そんな彼が絶対にドーピングに手を染めるわけがない。高柳(反町隆史)は、早々に麻生の契約解除を決断するが、新町はそれに反発し、高柳に内緒で、麻生を助けるためにドーピングの潔白を証明することを決意。高柳はそんな新町の身勝手な行動に憤りを感じていた。高柳の考えは、アスリートと自分だけならまだしも、ビクトリーには大勢の社員と所属するアスリートがいる。一人が身勝手な行動をすることで、会社に損失を出し、他のアスリートにも不安と緊張を仰ぐような事態にはしたくないのだろう。会社を守らなければならない経営者として当然の判断であった。震えるほどの綾野剛の熱演!綾野剛と反町隆史の熱い演技が見られた社内での言い合いシーンも、今回ならではの見どころ。熱い想いがぶつかり合う、二人は体も震え、目が血走っていた。さすが大物俳優同士の共演。こちらも二人の緊張が伝わってきて息をすることを忘れてしまう。周りで驚きつつも気配を消していたビクトリー社員の気持ちがよくわかる。「たった一人のために他のアスリートを潰すつもりか?」と問う高柳社長に、新町が放った一言。「たった一人のアスリートを守れないでどうするんですか!!!」これを聞いてハッとさせられた。会社を守りたい社長と今目の前にいるアスリートを守りたい新町の考えは全く異なる様で実は近いのかもしない。二人とも何かを守りたいという気持ちは同じだから。「木を見て森を見ず」という言葉があるが、高柳の言う会社とは森のことで、新町の言うアスリートは木に近い。木だけを見ていては森のことは把握できないだろう。しかし、森を守るためには一本一本の木を大切にしなければならないのも確かである。経営者と社員の立場の違いにより、見えている景色が異なることも面白い。新町の行動は身勝手な部分もあるが、会社のため、利益のためにと本来の企業理念が薄れていってしまっている高柳に喝を入れたようだった。ビクトリーの初期メンバーである葛飾(高橋克己)が、「20年前の社長は新町君と同じこと、言ってましたよ」と言っていたこともあり、新町の言動は忘れかけていた高柳の当時の想いを再確認するきっかけになったに違いない。ついにクビ!?会社に属するということドーピングの潔白を証明するため、可能性がありそうなものをしらみ潰しに探した新町。ビクトリーの仲間たちの協力もありながらも、なかなか上手くいかず、塔子が見つけてきてくれたドーピング違反について詳しい弁護士の先生を頼ることに。そしてこれまで飲んでいたサプリメントを調査機関で検査し、潔白であることが証明された。その結果、4年の資格停止が4か月に軽減。ドーピングの処罰が軽減されることは極めて稀な例である。ハッピーエンドかと思いきや、今回、サプリメントを検査機関に出した費用、世界スポーツ仲裁裁判所への申し立て金、弁護士費用、通訳費用など…ざっと合わせただけでも500万円を超える損失を出した。果たして新町の行動は正しかったのか。一会社員として考えさせられる。会社に属すると言うことは会社に利益を出さないといけないのだから。オリンピックを目指していた麻生が受けるダメージが軽減されたとしても、ビクトリーが受けたダメージとは釣り合わない。「君はクビだ。ビクトリーを解雇する」社長命令を無視したあげくに、これだけの損失…ここまで来ると、さすがに庇えないだろう。視聴者も皆そう思った。次回はついに最終回。新町も心配だが、むず痒い梅屋敷(増田貴久)と塔子(芳根京子)の関係も気になるところ。約3か月間、見守ってきた新町とビクトリーの仲間たちの物語が、いよいよ終わりを迎える。[文・構成/grape編集部]
2022年09月04日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。第8話は、アスリートとそれを支えるコーチの関係、また、お互いを高め合う夫婦について描かれていた。今回担当するバレーボール選手・古川舞(田辺桃子)は、イタリアの強豪『トリエステ』からの移籍の話を断ろうとしていた。舞の想いを尊重したいものの、ビクトリーのためにも何としてでも移籍を進めたい高柳社長との間で板挟みになる塔子は頭を抱えていた。不安な要素を取り除く!塔子&新町のやり方舞が移籍を断る理由は、チームに迷惑をかけたくない想いとアシスタントコーチの宮野紘也(大谷亮平)への恋愛感情だった。しかし、宮野は舞にトリエステへ行くよう勧める。プロならより強いチームで競技できることが良いに決まっているからだ。宮野は舞をサポートするために現役をやめてコーチとなった過去があった。それほど応援しているからこその移籍の勧めだったのだと思う。塔子と新町は二人で話し合ってもらおうと、二人を体育館に呼び寄せる。そして、ずっと舞を支えたいという想いから、宮野自らもイタリアへ行くことを決断し、舞のトリエステへ移籍が決まった。少しお節介すぎるかと思ったが、ただ「移籍しなさい」と頑なに説得するよりも、ずっといいのかもしれない。問題点は何か、解決策は何か、私たちにできることは何か…悩みがいくつもあるなら一つずつ解決していけばいい。不安な要素を一つずつ取り除いていけばいい。非効率かもしれないが、塔子と新町の行動は結果的に舞の決断を自主的に変えることに成功した。強引に丸め込むのではなく、問題を取り除くことで前進させることができたのは、「すべてのアスリートにリスペクトを」というビクトリーの企業理念にも基づいている。今回このような解決ができたのは、これまでのビクトリーの仲間たちの軌跡のおかげだ。新町のアスリートへ対する想いから伝線して、城(中川大志)や梅屋敷(増田貴久)もこれまでアスリートのために行動してきた。それがあったからこそ、高柳社長に反抗するという塔子の成長は素晴らしく、今回の見ものだったといえる。順調すぎて怖い!?『オールドルーキー』の今後の展開新町がビクトリーに入社してからこれまで、ほとんどと言っていいほどアスリート関連の交渉が上手く行っているのも事実だ。また、新町の妻である果奈子(榮倉奈々)も、新町が引退してからSNSで手作りお弁当の発信に注力し、書籍出版にまでたどり着いている。今や、家庭を支える元アナウンサー妻のセカンドキャリアとして世から注目を集めているのである。彼らは一度は壁にぶつかるが、考えて、行動して、その壁を確実に突破してきている。しかし、現実で考えると、ここまで順調なのもなんだか不穏である。物事の全てが上手く行くとは限らない。今回、高柳社長が懸念していたのが新町の独立。行動力のある人間は、アスリートを引き連れて、会社から独立することがあるのだという。そうは言ってもまだ入社して間もない新町にそんな考えがあるのだろうか?ここまで果奈子のお弁当の話題がドラマでピックアップされているのも少し気になる。自分の力で地位を築いて行っている果奈子に新町も影響される日が来るのだろうか?また、社長の懸念することもわからなくはない。腰が低く、影響力があり、チームワークを大切にする新町は人望も厚い。もしかしたら、ビクトリーの仲間を引き連れて独立という可能性も捨てきれないのである。そんな不穏な空気が流れた瞬間だった。ドラマ自体、新町の引退という最初の挫折からどんどん物事が上手く行っているので、クライマックスでどんな展開が待っているのか楽しみである。次回はドーピング問題。果たして新町は次の困難をどう解決するのか?高柳社長とのバトルが見られるのか?是非皆で『オールドルーキー』のラストスパートを見届けよう。[文・構成/grape編集部]
2022年08月27日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。綾野剛が主演を務める日曜劇場『オールドルーキー』の第7話は、車いすテニス吉木修二(福山翔大)と梅屋敷(増田貴久)の熱意がマッチした見応えのある回となった。ビクトリーでは、初めてとなるパラアスリートのマネージメントをすることになったのだが、普段なら利益にシビアな梅屋敷が今回は並々ならぬ熱意で参加をしていた。その理由は、大切な姪っ子への想いからだった。家族を通じて、会社を通じて、このドラマでいま最も心情が変化している梅屋敷。最初はカリカリしていて、いつも怒っている様子だったが、今はどうだろう。表情がどことなく柔らかくなったように思える。また、社内の人間やアスリートに対する思いやりも一段と増している。最初はイケ好かないと思ったけど、実はいいヤツだった。これが梅屋敷の正体である。今回は梅屋敷が目に見えて変化をしていった要因を紐解く。車いすテニスにかける梅屋敷の想い梅屋敷にとって大きな存在となっていたのは、車いすに乗る姪っ子の近藤桜(池端杏慈)だった。桜もテニスをやっていたが、中学1年生の時に脊髄(せきずい)の病気で、その後は車いす生活を余儀なくされ、テニスからも離れてしまっていた。そんな桜のために、梅屋敷は車いすテニスで活躍する吉木の姿を一度見て欲しいと思ったのだろう。同じ境遇で頑張る人に会えば、何か生きるヒントをもらえるかもしれない。しかし、梅屋敷のそれはある種の同情だった。可哀想だから手を差し伸べていた感覚に近いのだと思う。しかし、吉木が熱心にテニスに打ち込む姿を見て徐々に考えが変化していったのである。その想いはスポンサーへ向けた梅屋敷のプレゼンではっきりとわかった。「吉木さんのことも、どこかでかわいそうって思っていたんです。でも、必死に頑張っている姿を見て、間違っていることに気づきました。パラスポーツは特別なものではない。どのスポーツともなんら変わらないです。障害はハンデじゃない。君の個性だよって」ビクトリーの社訓である「すべてのアスリートにリスペクトを」を大切にしている梅屋敷の想いが伝わる言葉であった。この想いが届いたのか、吉木の試合後、姪っ子の桜は「車いすを買って」とおねだりをしていた。姪っ子の心境の変化と希望に満ちた言葉に、顔を赤くして涙が溢れ出す、梅屋敷の姿はとても胸に来るものがあった。新町の影響とライバルだった塔子の存在梅屋敷が変化したのは、新町(綾野剛)と、ライバル関係にあった塔子(芳根京子)の存在もあるだろう。最初の頃の梅屋敷を思い返してみると、「自分さえ出来ていれば良い」という考え方だったのかもしれない。仕事が出来る人にありがちである。仕事が出来ない人に手を貸すこともしなければ、仕事が出来る人を目にすると危機感なのか異常にライバル心を燃やす。しかし、ここ数話でその関係が変わって来ている。それは新町のチームワーク精神のおかげだ。前回のバスケットボール選手の回では、新町が周囲にお手伝いをお願いし、チーム一丸となって仕事を成功させた。個々で戦っていたビクトリーのメンバーが今はチームで仕事をするようになったのである。今までライバル視していた塔子の見方が変化したのもそのおかげだと思う。ライバルから仲間に変化したことで梅屋敷のより人間らしい一面が見られたのではないか。『オールドルーキー』の初回で増田貴久の演技を見たときは、梅屋敷の怒りっぽいイメージに結びつかなかった面もあったが、優しさが溢れ出す今は増田貴久ならではの良さを感じた。塔子への闘争心が恋心に変わったのは意外であったが、これはこれで今やドラマを盛り上げる要素となっている。1話だけでなく長いスパンで見ることで、登場人物の心境の変化や主人公が与える影響が見えてくることもある。『オールドルーキー』はただの1話完結ドラマではない。最初とは明らかに違う、ビクトリーメンバーの成長や変化にも注目していただきたい。[文・構成/grape編集部]
2022年08月22日綾野剛主演「オールドルーキー」の第8話が8月21日放送。トップスイマー役で出演した渡辺翔太に「飛び込みも泳ぎも、演技も自然」「泳いでる姿綺麗すぎ」などの声とともに、プロバレーボール選手役でゲスト出演した田辺桃子の演技にも注目が集まってる。サッカーだけの人生を歩んできたトップアスリートが突如引退、スポーツマネージメント企業でセカンドキャリアを歩んでいく姿を描く本作。キャストはスポーツマネージメント会社「ビクトリー」の社員になった新町亮太郎に綾野さん。アスリートとの結婚を目論んでスポーツマネジメントの道に進んだ深沢塔子に芳根京子。インフルエンサーとして人気になった元アナウンサーで新町の妻の新町果奈子に榮倉さん。ビクトリー社員の城拓也に中川大志。ビクトリーの社長秘書・真崎かほりに岡崎紗絵。梅屋敷聡太に増田貴久。ビクトリー創業メンバーの葛飾吾郎に高橋克実。果奈子の妹・糸山留美に生田絵梨花。ビクトリー社長の高柳雅史に反町隆史といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。塔子が担当するバレーボール選手・古川舞(田辺さん)に、イタリアの強豪・トリエステから誘いがかかるが舞は移籍を断る。移籍を強く推し進めたい高柳と塔子は対立。高柳はかほりも担当につけ舞を説得しようとする。一方、レシピ本が人気となった果奈子には地方での講演依頼が舞い込み、長期間家を空けることに。新町が家事を担当することになりつつ、水泳選手の麻生健次郎(渡辺翔太)を担当することになる…というのが今回の物語。練習中の麻生のもとを訪ねた新町。麻生は新町に「プロになるつもりなんです」と宣言。自分が恵まれ過ぎた環境にいることで甘えが出てしまうと言う麻生は、ハングリーになって自分を追い込みたいと、その理由を語る…。渡辺さんの水泳選手ぶりに「飛び込みも泳ぎも、演技も自然だったしそこにいたのは水泳選手の麻生君だった」「泳ぎもすごく綺麗だった いつもの翔太くんと全くの別人麻生健次郎さんだった」「水泳選手の役、すごく素敵だった。演技もすごくよかった」などの声が送られる。特にその泳ぎに「入水とても綺麗だった」「泳いでる姿綺麗すぎ」といった反応も。一方、舞が移籍を躊躇していた理由がアシスタントコーチの宮野紘也(大谷亮平)への恋愛感情だったことが判り、アスリートのプライベートに踏み込むことを躊躇していた塔子だが、宮野に対し、舞の想いに答えを出して欲しいと頼み込む。宮野は舞のために自分もイタリアについて行くと舞に伝え、舞は移籍を決意する…という展開に。舞の想いに宮野が答えるシーンのやり取りにも「大谷亮平と田辺桃子ちゃんのシーン、うますぎて泣けた」「田辺桃子ちゃんの演技やっぱ良い、泣き笑いの演技が良かった」などの反応が寄せられている。【第9話あらすじ】麻生がドーピング違反で4年間の資格停止を言い渡される。本人は潔白を主張するも処分を覆すのは現実的には難しく、麻生の年齢を考えると4年間の資格停止は引退を意味するもので、到底受け入れ難い。さらにドーピングスキャンダルの影響はビクトリーにも大きく影響、高柳は麻生の契約解除を決断するが新町はそれに反発。高柳に内緒で麻生を助けるために行動を起こす…。「オールドルーキー」は毎週日曜21:00~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年08月21日綾野剛主演「オールドルーキー」の第7話が8月14日放送。増田貴久演じる梅屋敷に「今週すんげぇキラキラしてる」「実はめちゃくちゃいい奴」などの声が殺到。生田絵梨花演じる留美と中川大志演じる城の恋の進展にも多くの注目が集まっている。サッカー日本代表にまで上り詰めたアスリートが37歳にして突如現役引退に追い込まれる。彼のセカンドキャリアとなったのはスポーツマネージメントの世界。元アスリートとして現役アスリートの苦悩に向き合うことになった主人公と家族の物語となる本作。スポーツマネージメント会社「ビクトリー」の正社員となった新町亮太郎を綾野さんが演じるほか、元アナウンサーで新町と結婚したのちは専業主婦をしていたが、インフルエンサーとして人気になりレシピ本も出版した新町果奈子に榮倉奈々。「ビクトリー」入社5年目で新町とコンビを組むことになる深沢塔子には芳根京子。いつも毒舌を放ち冷めた視点でものを見ている梅屋敷聡太に増田貴久。サッカー好きで新町に敬意の念を抱いているビクトリー社員の城拓也に中川さん。果奈子の妹で料理ライターの糸山留美に生田さん。ビクトリーで社長秘書をしている真崎かほりに岡崎紗絵。ビクトリー創業時からのメンバーでもある葛飾吾郎に高橋克実。果奈子の大ファンのビクトリー社長・高柳雅史に反町隆史といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は車いすテニス選手の吉木修二(福山翔大)がビクトリーにマネジメントして欲しいとやって来る。パリパラリンピックの日本代表候補である吉木は、国際大会のために世界を転戦する資金が必要でスポンサーを探してほしいと言う。しかしこれまでビクトリーではパラアスリートのマネジメントを手がけたことはなかった。そんななか梅屋敷が吉木を所属させるべきだと熱く語り始める。いつもと全然違う梅屋敷に亮太郎らは驚くが、そこには事情があった。梅屋敷には姪がおり、彼女は小学生時代からテニスをしていたが、中学生になって病気を患い車いす生活になっていた…というのが今回のストーリー。「塩対応な梅屋敷さんがパラスポーツに必死になる理由は可愛がってる姪っ子さんのためだったのね」「そうたおじちゃん、オンオフ切り替えてんの表情だけでも分かる」「梅ちゃん、今まで目が死んでたのに今週すんげぇキラキラしてる」「梅屋敷、ずっと嫌な奴だったけど 実はめちゃくちゃいい奴じゃないか!」など、これまでと違う表情を見せる梅屋敷に多くの視聴者の注目が集まった模様。吉木の試合を見た姪は梅屋敷に競技用車いすを買って欲しいと告げ、自分も車いすテニスを始めたいと口にする…「姪っ子ちゃん興味持ってくれてよかった 梅ちゃんも嬉しそう」「まっすーの困惑→歓喜に変わった泣き顔とても良かった!」など、姪の決意に涙する梅屋敷に感動した視聴者からの投稿も多数。一方、生田さん演じる留美が城ともんじゃを食べに行き、彼に“あ~ん”と食べさせるシーンには「着実に距離詰めてんな~笑」「留美ちゃん!!積極的すぎるんよ」「城、子犬のようで笑いました!」など、2人の関係の進展に注目するコメントも寄せられている。【第8話あらすじ】塔子が担当するバレーボール選手・古川舞(田辺桃子)に、イタリアの強豪・トリエステから誘いがかかった。世界で活躍するまたとないチャンスだが舞は移籍を断ると言う。高柳は何としても彼女を説得するように言うが塔子は躊躇。古川との付き合いから彼女が断るのには何か大きな理由があるはずだと考えていた…。「オールドルーキー」は毎週日曜21:00~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年08月15日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。綾野剛が主演を務める日曜劇場『オールドルーキー』の第6話は、増田貴久演じる梅屋敷聡太役の意外な一面が見られる貴重な回となった。梅屋敷は、スポーツマネジメント会社ビクトリーでもエリートであるが、ツンとしていて他人にあまり心を開かないタイプだ。演じている増田貴久も同様に、恋愛のイメージがあまり結びつかない。最近出演していた『古見さんは、コミュ症です。』(NHK)でも学生の甘酸っぱい青春が描かれていたが、恋愛要素はそれほど強くなかった。ドラマでもバラエティでも個性的で独自の世界観を貫く彼の恋愛をしている姿は新鮮ではないだろうか。今回は主人公・新町亮太郎(綾野剛)が晴れて正社員となって初めて担当する業務に加え、視聴者も予想していなかったであろう、梅屋敷と塔子(芳根京子)の関係についてピックアップする。『何事も諦めない姿』は応援される日曜劇場の最大の魅力である、主人公の仕事に対する前向きな姿勢は毎回私たちに月曜から働く活力をくれる。正社員となった新町が初めて担当することになったのはバスケットボール選手の新垣和人(浅利陽介)。しかし、新垣が大ケガを負ったことでほぼ確実だった移籍は白紙となり、所属していたチームの契約も満期で終了してしまうことに。復帰には半年以上かかる状態での移籍交渉は非常に厳しいものとなった。周囲も諦めムードの中、主人公の熱意だけは冷めなかった。どんな時も笑顔を絶やさない主人公を演じる綾野剛。彼の演技には惹きつけられるものがある。ただ元気がいい時もあれば、少し無理して笑っている時の絶妙な違いも上手く表現されている。厳しい状況の中、どうすれば移籍先を説得させられるのか、頭を抱えて必死に考える姿は視聴者の心を掴む。そして今回はビクトリーの仲間たちの協力のもと、ケガから復帰した選手のデータを資料にすることに。みんなで徹夜で仕事に励む姿は、学生の時の学園祭準備を思い出させる。一生懸命、チームで取り組むことの素晴らしさを感じさせてくれた。あの梅屋敷でさえも、手伝いたい意思を見せていたのは驚きだった。「この人のためなら手伝いたい」そう思わせてくれるのは、何事も諦めずに取り組む姿なのかもしれない。資料のおかげで移籍を勝ち取った新町。彼のおかげで会社全体の潮目が変わったように思えるラストも見事だった。梅屋敷の恋愛の行方予想外だったのが、梅屋敷と塔子の関係である。二人はビクトリーでもトップの成績を誇り、互いをライバル視している関係であった。しかし、どちらから誘ったのであろうか、仲良く並んで食事をする二人。気付けば隣でほろ酔いの梅屋敷。普段は強気な態度なのに、お酒に弱いというギャップも可愛らしい。お酒のせいなのか、塔子のせいなのか定かではないが、熱を冷ますように「ふう~~」と息を吐く姿は少しあどけない子供っぽさもあった。お酒が弱いのに見栄を張ってワインを飲んでいるところもなんだか憎めない。最も衝撃だったのはこの発言である。「深沢が俺を酔わせるんだ」あの梅屋敷から…あの増田貴久から…!予想すらできなかった言葉に視聴者も驚いたことだろう。仕事とは異なるプライベートな梅屋敷も「もっと見たい」と思わせてくれた。恋愛になると途端に不器用になる姿、今回のシーンでキュンと来た視聴者も多いはず。いつもはカリカリしていて近寄りづらいが、それでも嫌いになれないキャラクターなのは増田貴久だからこその魅力だろう。これからの二人の恋の行方が気になるばかりだ。オールドルーキーの楽しみがまた一つ増えた瞬間だった。仕事に、恋愛に、いろんな楽しみ方をくれるオールドルーキー。後半戦もこの勢いのまま完走したい。[文・構成/grape編集部]
2022年08月13日綾野剛、芳根京子、榮倉奈々、反町隆史らが出演する現在放送中の日曜劇場「オールドルーキー」第7話(8月14日放送)に、声優の津田健次郎と平田広明がゲストとして登場することが分かった。「ビクトリー」として初の試みであるパラアスリートのマネージメントに挑戦し、梅屋敷(増田貴久)の新たな一面が描かれる第7話。「最愛」では刑事役、「ナンバMG5」では愛犬の声、「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」ではヒロインの元上司役と近年、ドラマ出演に注目が集まる津田さんが今回演じるのは、車いすテニス選手・吉木(福山翔大)が競技で使用する車いすを無償で提供する車いす製造・販売会社の社員で技術担当の矢部浩一郎。選手の体の一部となる車いすの調整をミリ単位で求められるメカニックは、競技には欠かせない存在。長い付き合いである吉木と矢部の遠慮のないやり取りを目の当たりにした主人公らは、2人の関係の深さに圧倒される。「第7話は熱いドラマが繰り広げられています」と今回の物語について語った津田さんは、「現場に入るのが本当に楽しみでした。一番びっくりしたのが、実在する車いすの製造会社で撮影したことです。実際に車いすテニスの競技にも使われている車いすが現場にあり、細部へのこだわりを感じました。その分、いい芝居をしなければと思っていましたが、現場の空気感のおかげで自然にその世界に入っていくことができました」とふり返り、「マイペースなところがある一方、心の中に熱いものもある。とても愛情あふれるエンジニアを演じておりますので、ぜひご覧ください!」とコメント。「ONE PIECE」のサンジの声や、ジョニー・デップの吹き替えでも知られる平田さんが演じるのは、主人公らが吉木のスポンサー獲得のためにプレゼンを行う大手企業「日本海上運送」の社長・湊啓一郎。物語のカギを握ると言っても過言ではない人物だ。平田さんは「車いすテニスという競技は、今注目を浴びていると思います。国枝慎吾選手の活躍のおかげで、車いすテニスをはじめとしたパラスポーツ全般までみなさんの意識が広がっていると思います。このドラマがきっかけでさらにパラスポーツに興味を持っていただけたらなと思います」と話し、「梅屋敷による熱い説得が特に見どころだと思います。津田健次郎にも注目してぜひご覧ください!」と見どころも明かしている。そのほか、「おカネの切れ目が恋のはじまり」以来2回目のドラマ出演となる河井ゆずる(アインシュタイン)が、吉木の所属会社の社員役で出演する。「オールドルーキー」は毎週日曜日21時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年08月11日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。綾野剛が主演を務める日曜劇場『オールドルーキー』の第5話は、中川大志が演じる城拓也の大きな成長が見られる回となった。中川大志といえば、転機となった作品はテレビドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)だろう。その後も『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)や『G線上のあなたと私』(TBS系)などのヒット作に出演し、恋愛ドラマにおいても硬派な役で女性の心を掴んだ。また『親バカ青春白書』(日本テレビ系)では天然で可愛らしい大学生を演じ、また違ったギャップを見せた。『オールドルーキー』では明るく職場のムードメーカー的存在である若手社員・城拓也。ジョークを言ったり、少しおちゃらけた表情が見られたりするところもまた新鮮である。今回はそんな中川大志の演技が光った第5話のシーンを紹介していこう。新町との衝突、城の葛藤を演じる中川大志サッカーファンの城は、ビクトリーに入社したての新町を、誰よりもリスペクトし、いつも明るい笑顔で話しかけていた。そんな新町と城が今回、初めてタッグを組むことになる。二人が担当するのは、無名のフェンシング選手・三咲麻有(當真あみ)。城が初めてスカウトした選手である。だからこそ気合が入っていたのだが、三咲はどうしてもテレビやグラビアに出るのは嫌だという。彼女は多くの人にフェンシングを広めたいという想いがあるが、極度の人見知りだったのだ。ある化粧品会社から、新商品のイメージキャラクターに三咲を起用したいと申し出があるも、三咲はやはりCMの絵コンテを見るなり、出演を拒んだ。社長の高柳雅史(反町隆史)も彼女のわがままに怒り、結局マネージメントは解除となることに。せっかく見つけて自分でスカウトした選手であっただけに、城は悔しい表情を見せる。少し顔が赤く、三咲のわがままな態度が頭に来ているのがわかる。しかし新町から「お前はどうしたいんだよ、城」「あの時の情熱、どこ行ったんだよ」と言われた時の城は、マネージメントしたい気持ちと社長である高柳の決断には逆らえない気持ちが葛藤している表情をしていた。中川大志のセリフの間の取り方、怒りと悔しさで体が震える様子、新町と言い合いになり、息が荒くなっている状態も、どれも演技が細かく、丁寧で見入ってしまった。新町との衝突シーンに胸が締め付けられた人も多いだろう。それは、城の想いを全身を使って表現した中川大志の成果ではないだろうか。この時の新町はいつもより挑発的だったが、それもまた城に火をつけさせるためだったのかもしれない。これが『アスリートファースト』について考え直すきっかけとなるのであった。城の成長が見られた反論シーン三咲とのマネージメントはしないことになっていたにもかかわらず、CMを契約してきた城と新町。もちろん高柳は勝手な行動をした二人に激怒していた。以前、「自分は社員だから社長に反論できない」と言っていた城がそこで放ったセリフ。「間違ってたのはビクトリーの方だと思います!」視聴者もみな驚いただろう。「よくぞ言えた!」と拍手したい瞬間だった。そこから間髪入れずに自らの行動がどうビクトリーに利益をもたらすか、しっかりと自分は会社に貢献しているということまでハッキリと伝えていた。これまでどことなく頼りなく、長いものには巻かれろな雰囲気だった城が、このときはとてもたくましく見えた。中川大志の真っ直ぐな視線と、迫力のある演技には惚れ惚れする。またこれまでと違った新しい一面を見ることができ、嬉しい限りである。日曜劇場では、主人公の成長も見られるが、主人公に影響して周囲の成長も描かれる。日常生活もそうやって、日々、誰かの影響を受けたり、誰かに影響を与えたりすることで変化していく。自分も城のように変わりたいと思った人もいれば、新町のように誰かを変えてあげたいと感じた人もいるだろう。第5話は中川大志の演技に見入りながら、日常にそんな気付きをくれた良回であった。新町もこれにて正社員へと昇格し、ますます勢いがます『オールドルーキー』。後半戦が楽しみだ。[文・構成/grape編集部]
2022年08月06日リミ フゥ(LIMI feu)の2022年秋冬コレクションから、「オールドスクールタトゥー」ロングブラウスが登場。“船乗りの験担ぎ”が起源の「オールドスクールタトゥー」着想タトゥープリントを施した、シンプルなシルエットのロングブラウスがラインナップ。インスピレーション源の「オールドスクールタトゥー」は、船乗りたちが出向時の験担ぎとして彫ったタトゥーが起源となっており、1930~70年代にスタイルが確立されたものだ。薔薇や蛇、燃えるハート、有刺鉄線などのモチーフをプリントプリントモチーフとして、「オールドスクールタトゥー」の図柄で人気の高いツバメやノーティカルスター、ハート、鷹、蛇、短剣、薔薇、スカルを採用。加えて、リミ フゥを象徴する炎や燃えるハートのモチーフ、2022年秋冬シーズンのテーマと連動した有刺鉄線、蜘蛛の巣をあしらった。さらに、リミ フゥとしてスタートを切った年月日を表すローマ数字や、気骨を表す言葉・絵柄も落とし込まれている。身体に彫る位置と同じ場所にレイアウト蜘蛛の巣モチーフは肘、羽は肩甲骨など、タトゥーは図案によって身体に彫る位置が決まっているため、ブラウスを身体に見立てて図案をレイアウトしているのもポイント。身にまとうことで、タトゥーを彫ったかのような雰囲気を楽しめる。カラーは、ホワイトとブラックの2色を用意。ホワイトは、ハリのあるコットンタイプライター生地、ブラックには柔らかなコットンローン生地が用いられている。【詳細】リミ フゥ 2022年秋冬新作「オールドスクールタトゥー」ロングブラウス発売日:2022年7月15日(金)~展開店舗:リミ フゥ 伊勢丹新宿店/ 西武渋谷店/ 西武池袋本店/ 三越銀座店/ そごう横浜店/ 名古屋三越栄店/ JR京都伊勢丹店/高島屋大阪店/ 大丸梅田店、公式オンラインストア [ザ ショップ ヨウジヤマモト リミ フゥ]価格:68,200円カラー:ホワイト、ブラック【問い合わせ先】リミ フゥ プレスルームTEL:03-5463-1500
2022年08月06日綾野剛主演「オールドルーキー」第5話が7月31日放送。フェンシング選手役でゲスト出演した當真あみに「透明感あるしキラキラしてる」などの声が殺到。またフェンシングを理解しようと勉強する新町にも「アスリートも信頼できる」といった反応が送られている。プロサッカー選手を引退しセカンドキャリアを歩むことになった主人公が、スポーツマネージメント企業で現役アスリートのマネジメントを担当することになる…というストーリーが展開する本作。スポーツマネージメント会社「ビクトリー」で見習いとして働く新町亮太郎を綾野さんが演じ、サッカー好きで新町に憧れている城拓也に中川大志。「ビクトリー」入社5年目でいつもは新町とコンビを組んでる深沢塔子には芳根京子。毒舌で塔子に対抗心を抱く梅屋敷聡太に増田貴久。元人気アナウンサーで新町と結婚、専業主婦をしていたが人気インフルエンサーとなった新町果奈子には榮倉奈々。果奈子の妹で城に興味がある糸山留美に生田絵梨花。ビジネスにはクールな姿勢を見せるが果奈子の大ファンでもある「ビクトリー」社長・高柳雅史に反町隆史といった顔ぶれも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。城は無名のフェンシング選手・三咲麻有(當真さん)にスター性を感じ「ビクトリー」にスカウト。高柳は城に新町とコンビを組むよう伝え、城は新町との初タッグに気合いも入る。しかし三咲は極度の人見知りで活動費とフェンシングの認知度を上げたいと思いつつ、そのためにテレビに出演したり、グラビアの撮影をするのは嫌だと言う。そんななかある化粧品会社から三咲を新商品のイメージキャラクターに起用したいと申し出がある。大きなチャンスに高柳も新町や城とともに打ち合わせに参加するが、CMの絵コンテを見た三咲は撮影を拒み、高柳は三咲と契約できないと結論を出してしまう…というのが今回のストーリー。三咲役の當真さんは「妻、小学生になる。」での演技も話題となった注目の女優。視聴者からは「當間あみさん、見たことあるな~と思ったら!「妻、小学生になる。」の出雲ちゃんだった」「當真あみさん、透明感あるしキラキラしてるし。これから楽しみ」などの声が殺到。三咲をタレント的に売り出そうとしていたが考えが合わず、彼女をマネジメントすることをあきらめる城に対し、フェンシングの本を読んで勉強し、彼女の考えを理解しようとする新町には「フェンシングしかり、2話のスケートボードしかり、ちゃんと勉強する新町さんえらいよね」「アスリートのことをちゃんと理解しようとその競技そのものを勉強してる新町さん素敵だよな」「競技のこときちんと勉強して理解しようとする新町さん良いよね。アスリートも信頼できると思う」いった反応も送られている。【第6話あらすじ】正社員になった新町はバスケットボール選手の新垣和人(浅利陽介)を担当することに。ベテランの新垣は家族のために移籍を希望しており、実力からしても移籍はほぼ確実だったはずが新垣が練習中に大ケガ。移籍先との交渉は暗礁に乗り上げ、契約切れとなる元チームにも戻れなくなる。引退の危機に追い込まれた新垣に対し、高柳もマネージメント解消を考え始める…。「オールドルーキー」は毎週日曜21:00~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年08月01日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。かつて日本代表として活躍していた主人公がスポーツマネジメントという分野で第二の人生を歩む日曜劇場『オールドルーキー』。仕事に熱心に取り組む主人公の姿はいつも視聴者に元気を与えてくれる。しかし『オールドルーキー』第4話は、これまでと少し異なる『味変』の回となった。主人公・新町(綾野剛)が仕事ではなく、家族と向き合う重要な回である。綾野剛だからこそできる父親役の魅力綾野剛が演じる、父親としての新町は、明るく、笑顔で優しい反面、少し臆病なところがあり、強く叱ったり、居心地が悪いと感じたらその場から逃げたりするところがあった。よく考えると、我々はこれまで数々のドラマや映画で、喧嘩に強く、怖いと感じる役を演じてきた綾野剛を見てきたはずだ。それなのに『オールドルーキー』の新町が、本気で怒る姿は一ミリも想像できない。子供や妻に強く当たっている姿なんて考えられない。不思議である。これが綾野剛が作り上げたキャラクターであり、私たちは先入観さえ消えてしまうマジックにかけられているのか。先入観をなくしてくれることで、彼のまた新たな一面に出会えた気持ちになる。回を重ねるごとに綾野剛という俳優の未知数な魅力に取り憑かれているのは確かだ。そのマジック状態で見ることができたからこそ、第4話では、わだかまりを解くことに時間がかかってしまった新町の家族への想いがさらに伝わってくるのであった。娘との冷戦についに終止符娘はずっと「サッカー選手のかっこいいパパ」でいてほしかったのだろう。引退が決まってから、娘は口を聞いてくれなくなっていた。そして新町自身もサッカーへの未練を断ち切ることができていなかったのである。そこでビクトリーの社長や妻からの許しをもらい、現役復帰にチャレンジすることになった。娘たちにも、「これでもしダメだったらパパを許して欲しい」と伝えたうえでの挑戦だった。しかし結果は現役復帰ならず。こうなることはわかっていたかもしれないが、許すと言ったはずの娘も泣きじゃくっていた。やはり、サッカー選手のパパが見たかったのだろう。どこかで期待していた分、悔しい想いがあったに違いない。新町も自分の力不足と本当の引退を受け止めるしかなかった。そして後日、新町の引退試合が行われることに。やはり、これまで『不完全燃焼』で終わっていたことが最大の心残りだったのである。共に働くビクトリーの仲間や、サッカー選手時代のファンや仲間に見届けられ、ようやく新町はサッカー選手生命を終えることができた。盛大に祝福されるラストはやはり感極まるものがある。そして、娘とのわだかまりも解け、家族の絆がさらに深まった。何事も自分も予期せぬタイミングや、突然の流れで終わってしまうこともあるが、区切りをつけるということは気持ちの面でも大切なのかもしれない。ここから新町の第二の人生がスタートすることを、改めてはっきりと感じることができた瞬間だった。スポーツ選手のシビアな部分このドラマの良さは、スポーツ選手の活躍しているかっこいいところだけでなく、悩みや引退といったリアリティな部分まで扱っているところだ。今回、『横浜DeNAベイスターズ』2軍選手の北芝謙二郎(板垣瑞生)は、梅屋敷(増田貴久)からマネージメント契約が間もなく終了することを告げられていた。北芝はベイスターズに入団して6年目を迎えたが、ずっと2軍のまま。まだ24歳だが、待っていたのは今季限りでの戦力外通告だった。スポーツ選手というのは実力主義の世界。成績が悪ければ24歳でクビということも起こり得るのだ。会社と違って定年までその仕事が保証されることがない。選手の悲しい表情を見ていると、そのシビアで残酷な世界を改めて実感させられる。世界の選手たちはそんな思いをしながら、日々努力しているのかと思うとこれから我々もスポーツを見る目が変わるだろう。第二の人生をスタートさせた新町と、スポーツの世界をこれからも共に楽しみたい。[文・構成/grape編集部]
2022年07月30日先ほど第4話が放送された日曜劇場「オールドルーキー」の次週第5話(7月31日放送)に、神尾楓珠がゲスト出演することが分かった。「3年A組-今から皆さんは、人質です-」「左ききのエレン」「いいね!光源氏くん」などに出演し、春ドラマ「ナンバMG5」の伍代役が大きな注目を集めた神尾さん。日曜劇場初出演となる今作では、人気も実力もある日本サッカー界の将来を背負って立つ存在、FC東京所属のJリーガー・伊垣尚人を演じる。第4話は、切羽詰まった表情で主人公・新町(綾野剛)に連絡をしてきたところで終了したが、奇しくも現役時代の新町と同じポジションであり将来有望な伊垣は、新町にどのような影響をもたらすのか。また、サッカー経験者であり、一時はプロを目指そうとしていたという神尾さんのサッカーシーンにも注目だ。神尾さんは「デビュー作がサッカー部員の役だったので、これまでも何度か作品でサッカーを披露したことはあり、僕自身、子どもの頃の夢がサッカー選手でした。現実ではなれなかったのですが、役を通してサッカー選手として生きられることが楽しみです」と話し、「これから徐々に登場していくので是非お楽しみにしていてください!」と視聴者へ呼びかけている。第5話あらすじ城(中川大志)は無名のフェンシング選手・三咲麻有(當真あみ)にスター性を感じ、「ビクトリー」にスカウト。さらに、新町(綾野剛)とも初タッグを組むことになり、気合いが入っていた。しかし、三咲は極度の人見知りのため、テレビ出演やグラビア撮影は嫌だと言い、思うようにマネージメントができずにいた。そんな中、ある化粧品会社から三咲を新商品のイメージキャラクターに起用したいと申し出がある。願ってもないチャンスだったが、CMの絵コンテを見た三咲は、撮影を頑なに拒否。同じ頃、新町はサッカー日本代表候補で人気Jリーガーの伊垣尚人(神尾楓珠)からとある連絡を受けていた――。「オールドルーキー」は毎週日曜日21時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年07月24日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。綾野剛の演技といえばどんなイメージがあるだろうか。『コウノドリ』(TBS系)のような優しいイメージもあれば、『アバランチ』(フジテレビ系)のようなワイルドで力強いイメージもあるだろう。そんな綾野剛を見てきたからこそ、現在、放送中の『オールドルーキー』(TBS系 日曜夜9時〜)は少し違和感を覚えないだろうか。私の言う違和感というのは、綾野剛が『普通』なことである。誰にでも優しくて、仕事に真面目で、情に厚い。感情表現も豊かである。ドラマの主人公としてあるべき姿をしているはずなのに、なんだか物足りない。この物足りなさは、きっとこれまで数々の作品で、綾野剛という俳優の異色を放つ演技を見続けていたからではないだろうか。良い意味で『目立たない』主人公。でも、その目立たなさがいかに大事なのかを第3話で気付かされたのである。綾野剛はあえてこのような役を作り上げているのかとさえ感じた。第3話は、アイドルグループの『SixTONES』メンバーとしても活躍する田中樹演じる、マラソンのトップランナー、秀島との絆を描いた回であった。メインはマラソンランナーの秀島と、彼を入社時からサポートしていた塔子(芳根京子)。大口を叩いたものの、大会で結果を出せなかった秀島が世間からの批判に耐えられず、方針を変えるため、担当から塔子を外すよう希望した。一方で新町(綾野剛)が、秀島を担当することになり、彼にとっては正社員への切符がかかった大事な任務となる。しかし、新町は自分のためではなく、秀島と塔子の関係の修復を試みるのであった。二人の間に入り、想いを代弁してあげ、すれ違う二人を結ばせようと必死に動いていたのである。恋愛ドラマならこれはありえない。主人公が完全にアシスト側にまわっている構図になっていたのだ。でも、新町が取った行動は間違っていない。なぜなら、その人にとってベストな方法を提案するのが彼のモットーだからだ。『塔子が担当することが秀島にとって最良』だと判断した結果なのである。もし、新町が個性の強いキャラクターだったらどうなっていただろう。今回のゲストはマラソンランナーの秀島だったが、ビックマウスといい、発言も強気なキャラクターとは、主張がぶつかっていたのではないだろうか。塔子も仕事に責任感を持って取り組んでおり、自信もある。新町まで我が強いキャラだときっと反発しあっていただろう。オールドルーキーは様々なスポーツ選手が登場するが、ゲストが豪華なだけあってやはり皆、個性も強い。綾野剛が演じる新町はこれらのキャラクターとぶつかり合わないような設計になっているのではないだろうか。この塩梅がちょうどいい故、このドラマは最高のバランスで成り立っている。新町は自分の意見をはっきり伝えることもできるが、相手の意見をしっかりと聞くこともできる。そして謙虚だ。話している時の優しい雰囲気は誰からも好かれるに違いない。主人公だからといってひたすらに存在感を放つのではなく、周囲とのバランスを考えた上でキャラクターを仕上げる。これこそが綾野剛のなす技なのだと思った。このドラマを見始めて感じていた違和感の答えがようやく見つかった気がする。俳優の想いや計算され尽くした役作りは底知れない。これからも新たな発見を楽しみにドラマを視聴したいと思う。秀島のビックマウスに隠れた弱さ、アスリートの苦悩スポーツ選手の記者会見を思い返してみると、謙虚な人もいれば、それは無理でしょと言わんばかりの大口を叩く人もいる。自由な発言が求められる記者会見の場では『その人らしさ』がより現れるのだろう。「あの選手はなぜ、そんな発言をしたのか?」と深く追求することで、その人の本質が見えてくる。その点に注目した今回の展開は実に興味深いものだった。マラソンランナーの秀島は自他共に認めるビックマウス。試合前の記者会見では日本記録更新で優勝すると断言するような男だ。しかし、このビックマウスには隠れた本心があった。それは『自信のなさ』である。秀島は自信のなさをビックマウスによって打ち消すタイプなのであった。人前で宣言すれば、プライドも相まって有言実行をしないといけない気持ちになる。それを利用して自分を奮い立たせるのだ。やる気の出し方は人それぞれだが、あえて大口を叩くやり方も悪くないように思えた。最後まで秀島がビックマウスを直さなかったのも、彼が発言に伴った『結果を出す人間』であるという、一つの表現かもしれない。次回は新町が、サッカー選手として現役復帰のリベンジをする。ようやくスポーツマネジメントの面白さに気付き始めたところで、この展開。『オールドルーキー』の今後を左右する一大事だ。[文・構成/grape編集部]
2022年07月23日全米ベストセラー小説を初映像化した最新オリジナルシリーズ「ザ・オールドマン~元CIAの葛藤」が、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」にて8月17日(水)より独占配信決定。予告編映像とキービジュアルが解禁された。本作は、米国で最も権威あるミステリー作品の賞であるエドガー賞受賞作家トーマス・ペリーによるベストセラー小説「The Old Man」(邦題「老いた男」)を原作に描かれ、ディズニープラスのオリジナル作品として初めてドラマシリーズ化された全7話のアクションスリラー作品。アメリカでは2020年以降プライムタイムのケーブルテレビで最も視聴されたシリーズ(※)となった。30年前にアメリカ政府と対立したことでCIAから逃亡することになって以来、2匹の犬と人知れず生きてきた元CIA工作員のダン・チェイス(ジェフ・ブリッジス)。CIAから逃れ静かに暮らしていたある日、何者かに狙われたチェイスは、敵を倒し名前を変えて逃走することに。チェイスにはアフガニスタン紛争中に“憎き野獣”とまで呼ばれ手段を選ばぬ男として恐れられてきた過去があったのだ。チェイスの元へさらなる追手が迫り来る一方、チェイスと複雑な過去があったFBIの副長官ハロルド・ハーパー(ジョン・リスゴー)は彼を追い詰めるよう指示されるが、逮捕は当局の予想以上に難航し、ついには特別訓練を受けた特殊部隊までもが出動する事態に。チェイスはなぜ、いまになって追われることになったのか、そして事態の背後に潜むものとは?守るべきものを守るため、チェイスは立ち上がる。主演は、『アイアンマン』や『キングスマン:ゴールデン・サークル』でもお馴染みで『クレイジー・ハート』ではアカデミー賞主演男優賞に輝いた名優ジェフ・ブリッジス。本作では自ら製作総指揮も務める。ジェフ・ブリッジスそして彼を追い詰めるFBIのハーパー役には『スキャンダル』や『猿の惑星:創世記』ほか数々の出演作と受賞歴を持つ個性派ベテラン俳優のジョン・リスゴー。ジョン・リスゴーまた、「プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち」に出演していたエイミー・ブレネマンらハリウッドの豪華俳優陣が勢揃いする。第1話と2話の監督は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のジョン・ワッツが務め、シリーズ全体の製作総指揮も担当。このほど、アメリカでは早くもシーズン2の制作が発表されている。(※2020年以降プライムタイム(ゴールデンタイム)にケーブルテレビで放送された作品の中で、公開初日の視聴者数が最多を記録)。「ザ・オールドマン~元CIAの葛藤」は8月17日(水)よりディズニープラスの「スター」にて独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年07月23日関東でも猛暑日が続いていた6月下旬、本誌が千葉県で目撃したのは綾野剛(40)。この日は日曜劇場『オールドルーキー』(TBS系)のロケが行われていたのだ。『オールドルーキー』は3話続けて視聴率は2桁を超え、好スタートをきっている。「綾野さんの最近の出演作でいえば、『恋はDeepに』の平均視聴率が8.4%、『アバランチ』の平均視聴率が8.6%でした。いま撮影中の日曜劇場は人気枠ですし、綾野さんとしても『もう一桁俳優は返上したい』という思いが強いようです。ふだんの綾野さんは、現場で共演者によく話しかけるタイプなのです。しかし今回はコロナ禍での撮影でもあり、また役作りに集中するためか、共演者から離れて、ひとりでスマホを見ている姿がよくみかけられています。ゲスト出演者にも、軽い挨拶程度ですませ、すぐに撮影に入ることが多いですね」(TBS関係者)また綾野が節減しているのは言葉数だけではないという。「綾野さんがかなりやせていたので、心配した共演者がその理由について聞いたところ、『お酒を飲むとむくみやすい体質なので、少し控えているんです』と、答えていました」(前出・TBS関係者)酒豪とも報じられている綾野が、まさかの節酒宣言。やはり「二桁視聴率死守」への強い覚悟を固めているようだ。
2022年07月21日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。「明日からまた1週間が始まる…」社会人も学生も日曜の夜は憂鬱な気持ちになってしまう人が多いだろう。そんな夜にこそ見てほしいものが日曜劇場である。気持ちが高まり「明日からまた頑張ろう」と思わせてくれる作品に出会えたら、良い1週間のスタートを切ることができるだろう。だからこそ、この枠は『日曜劇場らしさ』が大切だと思っている。ここで指す、日曜劇場らしさというのは、主人公が目の前のことに誠意を持って、熱心に取り組む姿が見られることだ。目標に向かって努力することで、チームワークもできる。そんなドラマの中の登場人物はいつだってキラキラと輝いて見えるのだ。仕事や勉強に一生懸命取り組む姿は、時に感動を与え、私たちに日常との向き合い方を改めて考えさせてくれる。それが私たちのパワーとなるのだ。開始早々、好感触を得ている綾野剛主演の『オールドルーキー』(TBS系)。引退を余儀なくされた元サッカー日本代表の主人公・新町亮太郎が、スポーツマネジメント会社の社員として第二の人生を歩む。第2話ではアスリートに向き合う新町と、増田貴久演じる梅屋敷颯太の苦労も描かれ、日曜劇場らしい見応えのある回となった。早くも仕事の本質に辿り着いた主人公高柳社長(反町隆史)から新たに任されたのは、9歳のスケートボード選手・牧村ひかりのスカウト。ひかりは全国大会で優勝したものの、まだ無名な小学生。今のうちにマネージメント契約を結び、育てて行きたいという方針である。しかし、立ちはだかるのは父親の壁。他人ではなく、自らがスケートボードを教えてひかりを育てたいという父親の意見を尊重するべく、塔子(芳根京子)は要望に合うスポンサー探しを行っていた。そしてスポンサーを獲得し、いざ契約が決まるという直前。新町は待ったを入れた。父親の意見を尊重してきたが、ひかり自身はどう考えているのか。大切なのは本人の意見である。また9歳だからといって、本人の主張に耳を傾けないのはおかしい。「アスリートに寄り添うこと」それが自分の仕事であり、使命である。新町はスポーツマネジメントという仕事の楽しさに早くも気付いたようだった。マネジメント契約が選手のためじゃなく、会社の利益を優先すべきものなら、この仕事は続けられない。自分のやり方を貫く、これでこそ日曜劇場の主人公だと思った。契約寸前で保留となったことに最初は怒りをあらわにしていた塔子だったが、新町の考えを聞いて何も言い返せないようだった。結果的に、ひかりの意見も尊重され、マネジメントは他社と協力し共同マネジメント契約を結ぶことで合意。新町の信念により、選手にとってベストな方法を提案することが出来たのである。増田貴久の独特な存在感新町・塔子ペアが奮闘するなか、同じく増田貴久演じる梅屋敷も仕事に奮闘していた。増田貴久と言えば、近年ドラマ界でじわじわとその存在感を発揮している。火付けになったのは『ボイス110緊急指令室』(日本テレビ)。主人公の部下として、職務に奮闘する姿を見せながらも、中盤で組織を裏切るという重要な役を器用に演じていた。芝居を見ていて思うが、髪型や表情からはどことなく少年のような幼さを感じさせるものの、声は低音で男らしい。『ボイス』では鍛え上げられた肉体も披露していたが、普段のニコニコとして優しい印象からは到底結びつかない仕上がりだった。そのギャップに惹かれる人が多いのも頷ける。増田貴久は口元の表情が豊かだ。怒ったり、悲しんだり、口角がわかりやすく上下する。彼から感じるマスコットキャラクターのような雰囲気はそんな多様な表情から来ているのかもしれない。しかし、オールドルーキーでは自他共に認める会社のエースを演じており、性格も怒りっぽく、これまでの役とは一味違った印象を受ける。今回、梅屋敷が担当していたのはプロゴルファーの高槻(竹財輝之助)。ペットロスが原因となり、極度のスランプに陥っていた。布団の販売からスポーツマネジメント会社に転職した梅屋敷はスポーツ経験がない故、スランプの改善方法がわからず困り果てる。匙を投げそうになりながらも、自腹でペットをプレゼントすることで高槻はスランプを乗り越えることに成功した。自分だけではどうしようもできない、これがスポーツマネジメントの仕事の難しさなのだ。にしても、自腹でペットを購入した展開は驚きの展開。梅屋敷の仕事に対する熱意が伺える。もどかしさに怒りをぶつけたり、スランプを克服し、嬉し涙する姿は締めにふさわしいシーンとなった。増田貴久の持つ独特な存在感が発揮された証である。これからも彼の俳優としての可能性には大いに期待したい。第2話では、改めて人をサポートする仕事の向き合い方や難しさを知ることができた。少しずつ成長する主人公と、ビクトリーの仲間たちの奮闘をこれからも見守っていきたい。[文・構成/grape編集部]
2022年07月09日