ドリームワークス・アニメーションのCGアニメ映画『カンフー・パンダ3』(16)が、映像配信サービス・dTVで配信開始した。『シュレック』や『マダガスカル』などを生み出し、10月に最新作『バッドガイズ』の公開を控えるドリームワークスが手掛ける『カンフー・パンダ』。シリーズ3作目となる同作では、ジャイアントパンダのポーが実の父親・リーと感動の再会を果たす。しかし同時に、カンフーマスターの全滅を企む「気功」の使い手・カイ将軍が魂の国から復活。リーが暮らすパンダ村に気功術が伝わっていることを知ったポーは、カイ将軍を倒す力を身につけるため、リーとともにパンダ村へ向かう。また、豪華な吹き替えキャストも魅力の同作。主人公・ポーの声は、『ジュマンジウェルカム・トゥ・ジャングル』などコミカルな演技で人気のジャック・ブラックが担当するほか、ポーの師匠のシーフー老師には名優ダスティン・ホフマン、マスター・タイガーはアンジェリーナ・ジョリー、マスター・モンキーはジャッキー・チェンらが吹き替えキャストとして顔を揃える。
2022年09月07日『花様年華』『恋する惑星』の巨匠ウォン・カーウァイがプロデュースを熱望し、サンダンス映画祭でワールドシネマドラマティック部門で審査員特別賞、先日の第25回ファンタジア国際映画祭アジア映画部門で観客賞を受賞した『プアン/友だちと呼ばせて』。先日4年ぶりの来日を果たしたバズ・プーンピリヤ監督のインタビューコメントが到着した。バズ・プーンピリヤ監督といえば、前作『バッド・ジーニアス危険な天才たち』もスタイリッシュな映像や、その美しさが話題となっていた。今回はウォン・カーウァイプロデュースということもあり、より一層その点は際立っていた。そんなプーンピリヤ監督に一番お気に入りのシーンについて聞いてみると、「個人的にはアリス(1人目の元カノ)とウードが再会して、ダンスをするシーンです。これは私の狙い通りに撮れました」と言う。「観客からもとても好評でした。なんてことないフードコートで撮っているので特に素敵な場所でもないんです。でも、撮影監督、衣装さん、小道具さん、照明さん、脚本もよかった、そして役者の素晴らしい演技のおかげで、あんなに素敵な瞬間が生まれました」。また、予想外に面白くなったシーンについても聞いてみると「旅の途中でバーに寄ってコブラ酒を飲むシーンです。あのシーンは特に重みのあるシーンではなかったのですが、こちらもスタッフの努力によりとても魅力的なシーンになりました」という。プーンピリヤ監督も挙げているこのバーのシーンは、ボス役を演じたトー・タナポップも最も撮影で愉しかったシーンとして挙げており、現場の空気の良さを感じさせる。本作は主役のボス役のトー・タナポップとウード役のアイス・ナッタラットのストイックな増量・減量に関しても話題となっている。トーは15kgの増量、アイスは17kgの減量をして役に臨んだ。この役作りに関しても監督は、「実は何キロ痩せて欲しいとか具体的な数字は伝えていません。ただ、脚本には身体的に変化があるとだけ記載があり、実際のガン患者やロイドさん(監督の友人で、病により余命宣告を受けていた)と話してアイスが自分で考えました」と明かす。さらに増量をしたというトーについては「実はトーには増量してほしいとは言っていないんです。大人になった現代のパートと、過去の回想パートと違う雰囲気を見せないといけない。大人っぽさを身体的に見せるにはどうすべきかを考えて増量したそうです。実際の彼は背が高くてとっても痩せてるんです」と、彼らのプロ意識の高さを打ち明けてくれた。『プアン/友だちと呼ばせて』は新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、渋谷シネクイントほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:プアン/友だちと呼ばせて 2022年8月5日より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、渋谷シネクイントほか全国にて公開©2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.
2022年08月14日映画『サバカン SABAKAN』(8月19日公開)の冊子版パンフレットおよび電子版SPECIAL CINEMA BOOKの発売が決定した。本作は、1980年代の夏の長崎を舞台に、“イルカを見るため”に冒険にでる2人の少年のひと夏を描く物語。演技初挑戦の番家一路を主演に、原田琥之佑、尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、岩松了、そして草なぎ剛が出演する。撮影は、2021年8月から9月にかけて、長崎県を中心に行われた。冊子版パンフレットは、8月19日から発売し完売次第終了となる。価格は880円(税込)、28ページ。草なぎ剛や金沢知樹監督の独占インタビュー、撮影時のプロダクションノート、原作小説の冒頭などを収録。スシロー132店舗にて販売される。販売店舗の詳細は後日映画公式HPやスシローHPで発表。事前予約不可。電子版SPECIAL CINEMA BOOKは、8月19日に文藝春秋より発売。価格は1000円(税込)、40ページ。主役を演じる番家一路と原田琥之佑の独占インタビュー&撮りおろしグラビアや登場人物たちの相関図、金沢知樹監督と草なぎ剛の対談などを収録。Kindleストア、Apple Books、楽天Koboなどの主要電子書店にて販売される。(C)2022 SABAKAN Film Partners
2022年08月05日カンゴール(KANGOL)より、東京出身のヒップホップクルー・KANDYTOWNのDJ MASATOとコラボレーションした新作ハンチング&ハットが登場。2022年8月3日(水)より、渋谷・カンゴール ヘッドウェアにて発売される。カンゴール×KANDYTOWN・DJ MASATOのコラボレーションハット毎年3月8日と8月3日は、アイコニックなカンガルーロゴが誕生した1983年に因んだ“カンゴール デー”。今回あ8月3日の記念日を祝し、同日にアルバム「CRATES SHIP」をリリースするKANDYTOWNのDJ MASATOとのコラボレーションヘッドウェア2型を展開する。キャンディ刺繍の“Washed Bucket”「MASATO(KANDYTOWN)-CRATES SHIP Washed Bucket」は人気バケットハット“Washed Bucket”がベース。キャンディが“レコード”で表現されたキュートなロゴをさりげなく配し、遊び心を加えた。カラーは柔らかなカーキやブラック等が揃う。ロゴを配したハンチング“Tropic 504 Ventair”「MASATO(KANDYTOWN)-CRATES SHIP Tropic 504 Ventair」は、夏らしいハンチング帽子“Tropic 504 Ventair”モデルを採用。センターには、アルバム名やメッセージ、カンガルーロゴが刺繍されている。カラーは様々なコーディネートに合わせやすいブラックを用意する。【詳細】カンゴール デー×DJ MASATO発売日:2022年8月3日(水)取扱店舗:カンゴール ヘッドウェア、カンゴール公式オンラインストア、KANDYTOWN公式オンラインストアアイテム:・「MASATO(KANDYTOWN)-CRATES SHIP Washed Bucket」(ブラック、カーキ、ホワイト) 6,490円※ホワイトはオンライン限定。・「MASATO(KANDYTOWN)-CRATES SHIP Tropic 504 Ventair」(ブラック) 6,490円【問い合わせ先】カンゴール ヘッドウェアTEL:03-6805-1272
2022年08月04日ファン・ジョンミンが“彼自身”を演じ、その演技力を駆使して命がけの脱出劇に挑む『人質 韓国トップスター誘拐事件』。今回は、身代金5億ウォンを要求した誘拐犯との決死の交渉術がさく裂する、鬼気迫る本編映像が解禁となった。韓国トップスターのファン・ジョンミンが何者かに監禁され、自ら身代金交渉に挑む本作から、緊迫度MAXの本編映像が解禁。誘拐犯のアジトに監禁されたファン・ジョンミン。彼より先に誘拐され拉致されていた女性パク・ソヨン(イ・ユミ)が目の前で暴行を受け、殺されそうになると、ファン・ジョンミンは女性の命を救うべく矛先を自分に向け、命がけで誘拐犯との交渉にあたるのだった。突き付けられた銃口を睨みながら、2人の解放と引き換えに提示した金額は…大スターらしからぬ(?)金額5億ウォン(日本円で約5,000万円)。誘拐犯も拍子抜けするその金額にはファン・ジョンミンの機転の利いた策略があった。命の値段…誘拐犯に現実味を抱かせ、延命を勝ち取ろうとする様は、どこかコミカルで張り詰めた緊迫感との調和が絶妙!ファン・ジョンミンがファン・ジョンミン本人役で出演した利点を生かした誘拐犯との化かし合いは必見となっている。『人質 韓国トップスター誘拐事件』は9月9日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:人質 韓国トップスター誘拐事件 2022年9月9日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2021 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & FILMMAKERS R&K & SEM COMPANY. All Rights Reserved.
2022年08月03日子役・番家一路が主演する青春映画『サバカン SABAKAN』の予告編ロングver.が公開された。今回到着したのは、“サバ”にちなんだ予告編。5年前に収録をしたものの、お披露目に至らなかった、草彅剛が感動のあまり声を震わせたという「幻のラジオドラマ」音声を使用して(一部再録)構成されている。草彅さん演じる小説家の久田が、サバの缶詰を見つめ、ある忘れられない思い出を綴るところからスタートし、父(竹原ピストル)と母(尾野真千子)と弟(番家天嵩)と暮らす少年時代の久田(番家さん)の様子が映し出される。いつも机に魚の絵を描いているクラスの変わった少年・竹本(原田琥之佑)の家を見に行くことになった同級たちは、まるで廃墟のようなボロボロの家を見て大笑いする。それを横目に、久田は竹本の悔しそうな顔を見て、どこかさみしい気持ちになった。夏休みのある日、竹本と久田は、「一緒にイルカを見に行こう」と2人でイルカを探す旅に出ることを決意。小さな冒険がスタートするが、波乱の予感も感じられる。『サバカン SABAKAN』は8月19日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:サバカン SABAKAN 2022年8月19日より全国にて公開©2022「SABAKAN」Film Partners
2022年07月21日8月19日(金)より公開されるウォン・カーウァイ5作品4K〈WKW 4K〉の各作品のポスタービジュアルが完成。今回の上映は、2000年第53回カンヌ国際映画祭にてトニー・レオンが主演男優賞を獲得し、ウォン・カーウァイ監督の代表作となった『花様年華』(00)の製作20周年を記念し、監督自らの手により過去作を4Kレストアするプロジェクト。現在、各国でリバイバル上映が開催されているが、日本では『花様年華』のほか、『恋する惑星』(94)、『天使の涙』(95)、『ブエノスアイレス』(97)、『2046』(04)の5作品が上映される。ウォン・カーウァイ監督自身、この度のレストアについて「単なる焼き直しではなく、新たに生まれ変わった作品」とコメント。画面サイズ、色味など、かなり多くの箇所が修正されている点にも注目だ。『恋する惑星 4K』そしてこの度、5作品それぞれの一新されたポスタービジュアルが完成。フェイ・ウォンの奔放な魅力に溢れた『恋する惑星 4K』のビジュアルをはじめ、『天使の涙 4K』では若き日の金城武がマグショットで自由にポージングするシーンが切り取られ、『ブエノスアイレス 4K』は青空の下に佇むレスリー・チャンとトニー・レオンの絶妙な距離感が表現されている。『2046 4K』『花様年華 4K』は作品を象徴するマギー・チャンの妖艶な姿が目を惹き、『2046 4K』は木村拓哉とフェイ・ウォンが顔を寄せ合う姿が印象的だ。いずれも今回の4Kレストアにあわせて、すっきりと洗練されたスタイリッシュなビジュアルとなっている。ウォン・カーウァイ監督と撮影監督クリストファー・ドイルの名コンビが生み出す映像は、それまでのアジア映画のイメージを一新。90年代に日本で巻き起こったミニシアターブームを牽引する存在となり、そのスタイリッシュな映像と世界観はいまもなお多くのクリエイターに影響を与え続けている。当時からのファンも、配信等で知った若い世代も、新しい作品として生まれ変わったウォン・カーウァイ作品の魅力に浸れる絶好の機会となりそうだ。『恋する惑星 4K』『天使の涙 4K』『ブエノスアイレス 4K』『花様年華 4K』『2046 4K』は8月19日(金)よりシネマート新宿、グランドシネマサンシャイン 池袋、立川シネマシティほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年07月17日韓国の歌手で女優のイ・ジウン(IU)が26日、都内で行われた映画『ベイビー・ブローカー』(公開中)の来日記念舞台挨拶に、ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、イ・ジュヨン、是枝裕和監督とともに登壇した。本作は、“赤ちゃんポスト”に赤ちゃんを預けた母親、預けられた赤ちゃんを子供を欲しがる人に斡旋するベイビー・ブローカーの男たち、彼らを現行犯逮捕しようと追う刑事らが繰り広げる一風変わった旅路を描いた物語。「第75回カンヌ国際映画祭」で主演のソン・ガンホが韓国人俳優初となる最優秀男優賞を受賞、また、キリスト教関連の団体から「人間の内面を豊かに描いた作品」に与えられる「エキュメニカル審査員賞」も受賞した。イ・ジウンは「コンニチハ! IUです。日本に久しぶりに来ましたが、空港にも多くの皆さんが来て歓迎してくださいました。また、多くの皆さんがすでに映画をご覧になって『すごくよかったよ』という言葉をかけてくださって、とても気分がいいです」と挨拶。「前のほうに泣いているファンの方がいらっしゃるんですけど、私も日本に来るのが本当に久しぶりで申し訳ないなと思います。私も皆さんに会いたいなと思っていました」と話した。“赤ちゃんポスト”に赤ちゃんを預けた母親・ソヨンを演じたイ・ジウン。「長編映画に出演するのは初めてだったので挑戦だったと思います。また、演じたソヨンはさまざまな設定がされているキャラクターで、それを立体的に表現できるようにということで監督ともさまざまな会話を交わしましたし、そういったところを気にしながら演技をしました」と撮影を振り返った。是枝監督は、コロナ禍に韓国ドラマにハマり、印象に残ったイ・ジウンとイ・ジュヨンに声をかけたという。イ・ジウンは「監督が私を知る前に、韓国の食堂で監督を偶然見かけたことがあるんです。そのとき私は監督のファンでしたが、監督はまだ私のことを知らない状況だったので、挨拶したいなと思ったんですけど、することもできずそのまま通り過ぎました」と是枝監督を偶然見かけたエピソードを披露し、「それから1年経ったあとに監督の映画に出演することができ、監督が私の作品や音楽を知っているということですごく不思議な気分がしますし、とても気分がいいです」と語った。MCを務めた宮司愛海アナウンサーが「監督、一度スルーしていたんですね?」と振ると、是枝監督は「そうなんだよね~」と申し訳なさそうに話し、会場から笑いが起こった。
2022年06月26日スパークリングワイン・シャンドンのイベント「シャンドン シークレット ガーデン ミッドパーク ラウンジ」が、2022年7月15日(金)から8月28日(日)まで、六本木・東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内にオープンする。スパークリングワイン「シャンドン」のガーデンリゾートプレミアム スパークリングワイン「シャンドン」のカクテルや限定フードが味わえる、ガーデンリゾート「シャンドン シークレット ガーデン ミッドパーク ラウンジ」が2022年夏限定オープン。自然を大満喫できる開放的な空間で、オリジナルカクテルやスイーツ、フードメニューを味わうことが可能だ。新作スパークリングワインをグラス1杯から目玉となるのは、2022年4月発売になったばかりのスパークリングワイン「シャンドン ガーデン スプリッツ」。ヨーロッパで人気のカクテル「スプリッツ」に着想を得て、乾燥させたネーブルオレンジやブラッドオレンジの果皮と、スパイス、ハーブなどを浸漬させて作った「ビターズ」をブレンドしている。オレンジの酸味やフレッシュ感が楽しめ、後味はスッキリ。繊細な苦みなども感じられるスパークリングワインは、暑い夏にぴったりだ。「シャンドン シークレット ガーデン ミッドパーク ラウンジ」では、新作のスパークリングワイン「シャンドン ガーデン スプリッツ」はグラス1杯から提供。氷を浮かべ、オレンジとローズマリーを添えた特別な1杯は、デートや友人とのおでかけにぴったりだ。また、「シャンドン ガーデン スプリッツ」をボトル1本オーダーすると、トッピングセットも併せて用意してくれる。オレンジやミント、ローズマリーなどがセットになっているので、好みのフルーツやハーブでアレンジして楽しむことが可能だ。好みのフルーツやハーブでアレンジよりおしゃれに楽しみたいときには、パイナップルと山椒を合わせたアレンジカクテル「シャンドン ガーデン スプリッツ ”トロピカル スパイス ガーデン」や、グレープフルーツピールとバジルを使用した「シャンドン ガーデン スプリッツ ”ガーデン ブリーズ”」をチョイスしてみるのもグッド。シャンドントッピングの「大人なかき氷」さらに、シャンドンをトッピングして楽しむ“大人のかき氷”「シャンドン シェイブアイス」も揃うので、シュワシュワとしたスパークリングワインの味わいをスイーツでも楽しむことができる。【詳細】シャンドン シークレット ガーデン ミッドパーク ラウンジ開催期間:2022年7月15日(金)~8月28日(日)※荒天中止時間:平日 17:00~22:00 / 休日 12:00~22:00※ラストオーダー21:30。※お盆期間<8月13日(土)~8月16日(火)>は12:00オープン。場所:東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン住所:東京都港区赤坂9-7-1※東京ミッドタウンの夏イベント「ミッドタウン サマー 2022」内で開催。席数:100席程度※一部予約席※画像はいずれもイメージ。<メニュー例>・シャンドン ガーデン スプリッツ “パーフェクト サーブ” 1,200円・シャンドン ガーデン スプリッツ ボトル1本 6,000円+フレッシュハーブセット 2,200円+フルーツポンチセット 2,200円・シャンドン ガーデン スプリッツ ”トロピカル スパイス ガーデン 1,200円・シャンドン ガーデン スプリッツ ”ガーデン ブリーズ” 1,200円・シャンドン シェイブアイス(ストロベリー / マンゴー) 各1,200円【問い合わせ先】東京ミッドタウン・コールセンターTEL:03-3475-3100
2022年06月23日是枝裕和監督がソン・ガンホ、カン・ドンウォン、イ・ジウン(IU)、イ・ジュヨンら韓国を代表する俳優たちと組み、作りあげた『ベイビー・ブローカー』。第75回カンヌ国際映画祭にて昨日の公式上映に続き、是枝監督らはフォトコールと記者会見に参加。海外のプレスからは、『そして父になる』『万引き家族』に続く3部作となる可能性について、物語のきっかけとなる「赤ちゃんポスト」や、初の母親役を演じたイ・ジウン(IU)らの役へのアプローチなどに鋭い質問が飛び交った。公式上映の正装とはうって変わってカジュアルな装いでフォトコールに登場した是枝監督。白い爽やかなジャケットに身を包んだソン・ガンホと、涼しげで個性的なハーフパンツスーツでラフに決めたカン・ドンウォン、タイトな白いミニスカートのスーツ姿のイ・ジウン。さらにクールな白いパンツスーツのイ・ジュヨンも揃って、世界から集まったスチールカメラマンたちの前で笑顔で撮影に応じた。その後、会見場へ向かった5人。パルムドールを受賞した2018年の『万引き家族』以来4年ぶり参加となる是枝監督と、2020年パルムドールに続いて米アカデミー賞作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』のソン・ガンホの主演ということもあり、場内には多くのメディアが詰めかけ、作品への注目度が伺える熱気に包まれた会見となった。なお、第75回カンヌ国際映画祭授賞式は、現地時間5月28日(土)20時30分ごろ、日本時間5月29日AM3時30分ごろから予定されている。是枝監督「“家族”というものを捉えなおしたい」Q:(監督へ)キャラクターたちはみな孤独です。それでいて親密なグループを形成する家族の話ですが、今回もまた自分たちが選んだ家族の物語を描いていますが、どうしてそういう作品にしたのですか?監督:今回、車に乗り込む者たちの疑似家族の旅を描こうとおもって書き始めたプロットで、そこに乗り合わせる人たちが、あらかじめ色々な形で、一般的に考えられる普通の家族、親子という者から排除されている、切り離されて生きてきたという人たちが、ほんの短い間同じ車に乗るという話にしたいなと思って書きました。そのことによって、わたしたちが考えている、考えて捉えている“家族”というものを捉えなおしたいという気持ちもありましたし、彼らが一瞬だけ手にすることで何かひとつだけいいことをする、すごく小さな悪人だったり、悪意をもって旅に同行した人たちが、ひとついいことをする、そんな物語を紡いでみたいと思って作った映画です。Q:(監督へ)ブローカーたちが犯していることは重罪ですが、視点はとてもヒューマニズムであったり、彼らに対する視線が優しい。だから少し混乱しました。どういう風にどうしてこういうキャラクターたちを生んだのでしょうか?監督:描かれるモチーフが深刻であればあるほど、ディティールの描写にはある種の軽やかさやおかしみのようなもの、コメディではないですが、人間が本来持っている存在のおかしみみたいなものを表現したいと思い、それを表現するにはソン・ガンホさんという役者さんは一番ピッタリだなと思いました。Q:(役者さんへ)4名とも素晴らしかったです。是枝監督と他の韓国監督たちとの一番大きな差はなんですか?教えてください。ソン・ガンホ:是枝監督と韓国の監督との違いは、是枝監督は食が大好きなところです。美食を好み、食べることが好きで韓国料理が好きです。他の韓国の監督との大きな違いでした。カン・ドンウォン:監督と仕事して、他の監督はわからないですが、現場では本当にそこに一緒にいてくれた。それは本当に素晴らしかったです。役者と共にいてくださる。そして感情をディティールにわたって捉えて下さる。イ・ジウン:私にとっては監督と違うのはまず同じ言語を話しません。なので努力をします。ちょっとしたディティールも見逃さないように。言語のバリアがあるから、より集中しました。他の参加した映画に比べて面白い体験でした。イ・ジュヨン:監督との仕事はすばらしいもので、もちろん通訳は入れましたけども、それ以外はそんなに大きな差は感じませんでした。国籍が違うというだけで、非常に監督はリラックスしてましたし、私たちといても、そして現場の雰囲気もリラックスしたものを作ってくださったので撮影も快適でした。Q:(監督へ)釜山は映画人にとってとても大切な場所だと思いますが、その釜山を舞台にした理由を教えてください。監督:釜山のロケーションについては、映画祭には度々参加しているのですが、いつも食べるのに一生けん命で、撮影を前提に街を見ていなかったというのもありまして、今回ロケハンで結構色んな場所を候補として回らせていただきました。その中でやはりあの町は坂道が多い。山が迫っている。その立地の高低差みたいなものを活かした場所を、撮影のホン・ギョンピョさんと一緒に探して、結果的にああいう場所を選んで撮影しました。とても魅力的な街で、ソウルとの違いもワンカットで出るという、とても面白い撮影でした。Q:(監督へ)最も難しかった撮影シーンは?それはなぜ?監督:基本的に撮影は、製作部、撮影部が本当に優秀で、スムーズに進みました。車のロケーションも合成を使わずに、基本的には全部実際の車を走らせて撮るというやり方をしたのですが、それにも関わらずとても順調だったんですけど…一番難しかったのは観覧車かな。観覧車が狭くてですね、僕自身は乗れないので、僕はさっきドンウォンさんがおっしゃってくださったように、なるべく役者の側でお芝居をみて、ジャッジをしたいと思っていたんですけれども、あのシーンに限っては僕は下で待っていて、観覧車が上に行くにつれて音が飛ばなくなるので、どんなやりとりがあったのかっていうのは戻ってこないと判断ができないというような状況もあったりして、そこが一番不安でしたし、撮れたものに一番感動したのもあのシーンでした。Q:(ソン・ガンホさんへ)監督はパルムドールを2018年に受賞して、フランスで、そして韓国で撮影されてこられてました。監督のチャレンジをどう思われますか?ソン・ガンホ:監督は素晴らしい作品を手掛けられてきた。例えば『真実』。フランス映画です。今もいろんな作品企画を手掛けられていることを知っています。監督は常に挑戦を受ける方で、そこに感銘をうけます。あるいは感服しています。この作品もそうです。最もワクワクさせる作品の一つです。日本と韓国では文化的な違いがある。そういうことがあっても私たちはそれを乗り越えて幸せに一緒に仕事をすることができましたし、そのことが逆にこの仕事を面白いものにしてくれました。ソン・ガンホ「出会うまでは幸福ではなかった」キャラクターたちへの思い明かすQ:(監督へ)監督はトリロジー三部作をこの作品で完成させているような感覚はありますか?『そして父になる』、『万引き家族』、この作品で終わらせている感覚はありますか?またフランスで映画を作りたいと思っていますか?監督:繋がりがあるといえばそうかもしれない。『そして父になる』を撮って、こういうインタビューに答えていると、女性は子どもを産むとみんな母親になれるけど、男性はなかなか実感が持てなくて、父親になるには何か階段をのぼっていかないとなれないんです、というような実感を話したときに、友人から批判をされまして。女性でも産んだ人たちがすぐに母になるわけではない。母性というものが生まれつき備わっているのだということ自体が、やはり男性からみた女性に対する偏見であるということを指摘されて、それはすごく反省しました。そのことから、『万引き家族』の安藤サクラさんが演じた産まないんだけど母親になろうとする女性と、今回イ・ジウンさんが演じた産んだんだけれども、色んな事情で母になることを諦める女性という、その2人の女性像というのが、自分なりにそこの反省から生まれた2人の女性像という形で。これは本当に姉妹として描いているんですね。だから僕の中でも直線的に『そして父になる』からこの『万引き家族』と『ベイビー・ブローカー』はつながっております。Q:(ソン・ガンホさん、カン・ドンウォンさん、イ・ジウンさんへ)素晴らしい演技でした。とても強烈なキャラを演じつつも、社会背景だったり、複雑な部分を理解させなければならなかったでしょうからどんな風に役に命を吹き込みましたか?カン・ドンウォン:ドンスは孤児です。でも彼は赤ちゃんを売っている仲介役です。なので、リサーチでそういう孤児院とか環境で育った方にお話を伺いました。その方々の内に痛みを感じ、それを映画のなかで表現しようとしました。ソヨン(イ・ジウン)と会うときに、彼の痛みは少し和らぎます。それを表現したいと思いました。イ・ジウン:私にとって初めての母親役。しかも未婚の母でした。なのでスクリーンで表現するのに自分が実際経験したことがほとんどなく緊張しました。またベイビー・ボックスについてはそれが何であるかを知るのに調べなければいけませんでした。シングルマザーという役は慣れ親しんだものではなく、シングルマザーに対しても知識がなかったのでお話をしたり、いろんなインタビューやドキュメンタリーを見たりして、ある程度理解することができました。彼女たちが強いこと、でも社会が彼女たちを見下しているということ。この経験で私の彼女たちを見る目がかわりました。ソン・ガンホ:同じですね。この映画のすべてのキャラクターはいままで人生で幸せを感じていない。幸福だった過去もないし、今も幸福ではない。出会うまでは幸福ではなかった。監督が描いたのは彼らの日常。それは普通の日常かもしれないが、同時にそこにある暴力性やその恐怖心、苦しみも描いている。それぞれの人生でそういったことが積み重なってきているわけです。そして客観的な距離のある形でこの世界がどんなに冷たいものか描きつつ、私たちの心を同時に溶かしてくる。僕らはみなキャラクターのアプローチは似たようなものがあったと思います。ベイビー・ブローカーを追う刑事の視点が映画の縦軸にQ:赤ちゃんとの撮影はどうでしたか?絆ははぐくめましたか?キャラクターが赤ちゃんに対して想いを描くことでどう変化していくか、そのあたりはどうでしたか?監督:母親役のイ・ジウンさんに似ているとか、そういうこととは一切関係なく、音に反応する子ということで選びました。それは正しかったんじゃないかと思っていますが、撮影の現場で、ソン・ガンホさんが動くと目で追ったり、目の前にいる養父母役の女性の顔に触ったりすることが、もちろん僕の演出ではなく起きていました。彼が電車の中でずっとカン・ドンウォンさんの手をずっと握っていたりして、そういうことが多分大人のお芝居にも活きてきているのではないかと思います。最後、ホテルで(赤ちゃんを)売りに行こうとするサンヒョン(ソン・ガンホ)に語り掛けるように赤ちゃんが大きな声を出してソン・ガンホさんの顔をみるとか、もう二度とできないと思いますが、本当にこういうことが起きるんだなって思う奇跡的な瞬間が、映画の中にはたくさんありました。ソン・ガンホ:今監督がおっしゃったように最後のシーンですよね。赤ちゃんが僕を見ていて、「ソンもういいんじゃない?テイク数、十分だと思うから撮影もうここでいいんじゃない?」、僕も撮影はここで良いと思ったからまるで赤ちゃんと会話しているような気がしておりました。カン・ドンウォン:ソン・ガンホさんとは僕は共演もしていて仲がいい。イ・ジウンさんのことはよく知らなかったんです。映画の中でも2人は仲がいいわけではなかったのですが、ロードムービーのような映画ですからすこしずつ仲良くなっていかなければいかない。その友情が映画と共に育まれていかなければない。そして加えて赤ちゃんの存在があった。赤ちゃんがアイスブレイカーになってくれた。赤ちゃんをきっかけにいろんな話をすることができたので赤ちゃんきっかけで仲良くなれました。イ・ジウン:赤ちゃんのリアクションが素晴らしくうまかったです。困ったことはなく、すごくかわいくて。劇中では母親としてふるまわなければいけなかったけど。本当にかわいくて何の問題もなく、役を演じるにあたり大きな助けになりました。Q、(イ・ジウンへ)自分の子どもを捨てるという役柄で一番の挑戦はなんでしたか?イ・ジウン:母親役は初めてのことでした。以前は、奇妙な話ですが、母親役をやったら面白んじゃないかと思っていたら、オファーが来たんです。すごい偶然でした。今回の母親役を演じるにあたって最善を尽くそうと思っていました。よくある母親ではなく複雑な過去をもち、すこし影がある。複雑な母親。母性もあるけど劇中ではその母性を持っていないかのようにふるまわなければいけない。赤ちゃんのことを愛に満ちた目で見つつ、その気持ちを隠さなければいけなかったり。Q、(監督へ)捨てられる赤ちゃんについてデリケートな形で語られた映画だと思いますか?ベイビー・ボックスはすばらしい発明だと思います。そういう状況の見方は変わりましたか?監督:日本でも韓国でも、この「ベイビー・ボックス」というものへの評価というのは定まっておらず、賛否色々とあると思います。多くは、この物語の冒頭でぺ・ドゥナさんが演じたスジンが発する「捨てるなら、産むなよ」というひと言のような、母親に対するバッシングが多分大半を占めるんじゃないかと思います。あえて、そのスジンのセリフから始めつつ、彼女の目線を通して、車の外から見ていたら単なる犯罪者の集まりである彼ら、そして売られていく赤ん坊を見る目線を、2時間の映画を通して色々なところから揺さぶっていきながら、スジンの中で彼女の言葉や、考え方、目線、母親に対する意見がどういう風に変わっていくのか、それが、映画の縦軸になるのだろうなと思いながらつくっていました。何か、僕が意見を表明するというよりは、映画をご覧になった皆さんがスジンと同じようにあの旅に同行しながら、スジンがそうしたように、それぞれの今までの価値観をちょっとだけ見終わった後にもう一度見つめ直していただけるような、そんな映画であれば良いなと思っています。『ベイビー・ブローカー』は6月24日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビー・ブローカー 2022年6月24日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED
2022年05月28日『バッド・ジーニアス危険な天才たち』の監督とアジアの巨匠ウォン・カーウァイがタッグを組んだことで話題の『プアン/友だちと呼ばせて』。この度、主人公2人の旅を収めたアルバムのような場面写真が一挙解禁となった。世界中からリメイク権を熱望され、日本でも大ヒットを記録した『バッド・ジーニアス危険な天才たち』のバズ・プーンピリヤ監督の才能に心底惚れたウォン・カーウァイが、自らプロデュースを熱望した本作。プーンピリヤ監督が脚本制作の段階でウォン・カーウァイから常に言われていたのが、「自分らしくあれ、自身のストーリーを綴れ」ということだった。そのため、音楽や衣装、ボス(トー・タナポップ)とウード(アイス・ナッタラット)が旅をする車でさえ、全て監督が個人的に思い入れあるもので揃えられた。また、監督が紡いだ物語は、余命宣告を受けるウードが“もし、自分だったら?”ということを念頭におき、ボスがいることで、2人で人生のレッスンを学び、1人が生き残ることでこの学びを未来へと継承していくことをテーマに脚本づくりにとりかかった。彼の元恋人たちのキャラクター設定やキャスティングには困難を極めたが、自身の恋愛経験に基づいたイメージで選んでいったという。今回解禁された場面写真は、車で元恋人たちのもとへ車を走らせるウードと、ボス。そして、その道中で酒を楽しむ2人。さらに、元カノたちとの甘酸っぱい思い出がつまった写真の数々など8点が一挙解禁。監督が「タイという国の地域によって異なる美しさを映像に残したかった」という写真には、様々な表情が切り取られた。アジアの青春映画を象徴するようなバイクでの2人乗りや、ウォン・カーウァイ作品を彷彿とさせるネオンの下で唇を重ねそうな2人など、エモーショナルな雰囲気に溢れている。『プアン/友だちと呼ばせて』は8月5日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、渋谷シネクイントほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:プアン/友だちと呼ばせて 2022年8月5日より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、渋谷シネクイントほか全国にて公開©2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.
2022年05月25日5月26日(現地時間)に第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて世界初お披露目される、是枝裕和監督の最新作『ベイビー・ブローカー』。この度、主演のソン・ガンホをはじめ、カン・ドンウォン、ぺ・ドゥナ、イ・ジウン(IU)、イ・ジュヨンが集結する本ポスターと、まるで家族のように仲睦まじいメイキングカット7点が解禁となった。本ポスターは、<赤ちゃんポスト>に預けられた赤ん坊を連れ去ったベイビー・ブローカーのサンヒョン(ソン・ガンホ)とその相棒ドンス(カン・ドンウォン)、2人の裏稼業を知ったことをきっかけに、彼らと共に養父母探しの旅に出ることになった赤ん坊の母親ソヨン(イ・ジウン)、そして彼らを現行犯逮捕しようと追いかける刑事スジン(ペ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)の5人の登場人物が一堂に会したビジュアル。全員が同じ方向を向きながらも、それぞれ異なった表情を見せており、5人の知られざる背景と感情が交差する旅の先に何が待ち受けているのか、期待の高まるデザインとなった。本作について是枝監督は「脚本を書きながら、韓国で様々な取材を行い、ベイビー・ボックス出身の子どもたちの声にも触れました。“自分は生まれてきてよかったのか”と葛藤する彼らの切実さと向き合った時、その問いに答えられる作品にしなければいけないという思いが膨らんでいきました」と決意を胸にしながら撮影に挑んでいたことを明かしており、繊密なリサーチとそこで感じた思いとともに作り上げた渾身のストーリーとなっている様子。さらに、撮影現場のキャストの姿を捉えたメイキングカット7点も到着。本作では、<赤ちゃんポスト>をきっかけに出会った5人が旅を重ねていく中で、それぞれに思惑を抱えながらも、どこか“家族”のような関係性を紡いでいくのも見どころ。撮影が順撮りで行われたということもあってか、キャスト陣はシーンを重ねていく中で家族のような親密さを育んでいったという。このメイキングカットでは、笑顔を見せる仲睦まじいキャストたちの姿を目にすることができる。『ベイビー・ブローカー』は6月24日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビー・ブローカー 2022年6月24日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED
2022年05月20日日本フィルハーモニー交響楽団が5月18日、都内で記者会見を行い、シンガポール出身の指揮者カーチュン・ウォン(現・首席客演指揮者)が首席指揮者に就任すると発表した。任期は2023年9月より5年を予定。会見を前に寄せたメッセージでは「“昭和のプリン”のような音作りを目指していきたい」と抱負を明かしている。また、会見当日には、男の赤ちゃんが誕生するという吉報もあり、ウォン氏は「今日という日は忘れられない日になりました。喜ばしい発表ができたのはもちろん、息子の誕生日であり、グスタフ・マーラーの命日でもあるのですから」と喜びを胸に、首席指揮者としての決意を新たにしていた。日本フィルハーモニー交響楽団の魅力は「独自で素晴らしい“音”を持っていること」だと語り、「世界中に素晴らしいオーケストラが存在しますが、どうしても同じ音になりがちな傾向があります。そういう意味で、日本フィルが持つ独自な音を守りつつ、かつ成長させていきたい。そのポテンシャルは十分感じていますし、この5年間で音作りを確立させたい。どう成長するか、楽しみです」と強い意気込みを明かした。また、日本独自の文化的特徴として「伝統を守りながら、現代性も取り入れている姿勢」を挙げて、「クラシックに、技術面も含めた新しいものを取り入れ、どんな形で音楽を残していくか。長い旅路は始まったばかりですが、そのプロセスで何ができるのか一緒に歩んでいきたい」と話していた。会見にはウォン氏をはじめ、理事長の平井俊邦氏、事務次長/企画・制作部部長の益滿行裕氏が同席した。平井理事長は今後、年3回のサントリーホールでの東京定期演奏会(年間12公演予定)をはじめ、九州公演や全国ツアー、加えて、日本フィルが足を運んでいないアジア諸国への楽旅も目指していると明かした他、日本フィルの大きな特徴でもある社会貢献、教育活動と地域活動、東北地方で行っている「被災地へ音楽を」の活動にも意欲を見せていた。<カーチュン・ウォンメッセージ>日本フィルハーモニー交響楽団の皆様とこれまで以上に深く、密接に関わることが出来ることに、光栄であると同時に身の引き締まる思いです。私はいつもどの演奏会もそれが地球上で最後の演奏会だと思うように指揮をしています。ですから、作曲家が紡いだ一音一音を逃すことなくホールに響かせたい。そして、日本フィルハーモニー交響楽団とは、この想いを共にし、叶えることが出来ると強く信じています。私のレパートリーには、マーラー、バルトーク、シベリウス、細川、武満、伊福部などの作品の数々、そして、ベートーヴェン、ブラームス、ワーグナー、ラフマニノフなど、私の好きな作曲家の作品があります。また、あまり知られていないカリンニコフやミャスコフスキーの作品にもとても心惹かれています。もちろん、どの作曲家にもそれぞれの音のカラーがあります。しかし、敢えて申し上げるならば、私の理想とするオーケストラの音は、「昭和のプリン」の様な、とても豊かで甘美で、甘すぎず、どこか大人っぽい苦味があり、どこかカタイ音でなければならないと思っています。柔らかすぎると、音の輪郭や構成がはっきりしなくなる。ジェラートのようにクリーミーであったり、レアチーズケーキのようにふわふわであってはならない。日本フィルハーモニー交響楽団の皆様とは、この様な「昭和のプリン」のような音作りを目指していきたいと思っています。日本フィルハーモニー交響楽団の皆様が私に寄せてくれている信頼に感謝をし、今まで以上に濃密な音楽づくりに励みたいと思います。<今後の演奏会>■第740回東京定期演奏会2022年5月27日(金)、28日(土)サントリーホールピアノ:務川慧悟*ソプラノ:三宅理恵**伊福部昭:ピアノと管絃楽のための《リトミカ・オスティナータ》*マーラー:交響曲第4 番ト長調**■第135回さいたま定期演奏会2023年1月14日(土)埼玉会館■第399回名曲コンサート2023年1月15日(日)サントリーホールギター:村治佳織ロドリーゴ:アランフェス協奏曲ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》■第747回東京定期演奏会2023年1月20日(金)、 21日(土)サントリーホール伊福部昭:シンフォニア・タプカーラバルトーク:管弦楽のための協奏曲■第384回横浜定期演奏会2023年1月28日(土)横浜みなとみらいホール■第244回芸劇シリーズ2023年1月29日(日)東京芸術劇場ピアノ:小菅優ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ラフマニノフ:交響曲第2番■第750回東京定期演奏会2023年5月12日(金)、13日(土)サントリーホールチェロ:佐藤晴真ミャスコフスキー:交響曲第21番《交響幻想曲》芥川也寸志:チェロとオーケストラのためのコンチェルト・オスティナートヤナーチェク:シンフォニエッタ取材・文・写真=内田涼
2022年05月18日第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されている是枝裕和監督の最新作『ベイビー・ブローカー』。この度、ソン・ガンホとカン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン、イ・ジュヨンという豪華キャストと是枝監督のインタビュー&メイキングが収められた特別映像が解禁となった。是枝監督が本作で描くのは、“赤ちゃんポスト”を巡る人々の物語。インタビュー&メイキング入り特別映像では、監督が手掛けたオリジナル脚本をキャスト陣も絶賛を贈る。映像では、是枝監督が映画祭で顔を合わせていたソン・ガンホとカン・ドンウォン、そして『空気人形』で“また必ず一緒に”と誓っていたペ・ドゥナが、是枝監督から映画出演のオファーを受けたときのことをふり返る様子からはじまる。長い年月を重ねながら企画をあたためてきた是枝監督が韓国を舞台に描き出すのは、“赤ちゃんポスト”をきっかけに出会った、赤ん坊の母親のソヨン(イ・ジウン)、ベイビー・ブローカーのサンヒョン(ソン・ガンホ)、相棒のドンス(カン・ドンウォン)、そして彼らを現行犯逮捕しようと追いかける刑事のスジン(ペ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)といった様々な事情を持った登場人物たちの物語。「一人の赤ちゃんを中心にして、血縁ではつながっていない人々が旅を通して家族を形成するという話です」と是枝監督が説明する本作の脚本を読んだペ・ドゥナは、「是枝監督らしいシナリオだと思いました」を笑顔で語り、イ・ジウン(IU)は「監督の想像がどう現実になるか、私がそこにいたらどんな姿に見えるかなと…」と目を輝かせる。カン・ドンウォンは「家族の物語をブローカーを通して語るのは新しい視点で面白かったです」、さらにソン・ガンホは「人間についての物語。人間が持っている尊い感情を表現した映画」と、是枝監督が独自の眼差しで登場人物の感情を紡ぐストーリーに感銘を受けたよう。先日韓国で開催されたイベントでも、“韓国映画界の宝物のような役者さんたち”と評したように、キャスト陣に絶大な信頼を置いている是枝監督は、本映像でも「役者を楽しめる映画だと思いますのでそこを堪能してください」と太鼓判。最後はカン・ドンウォンの「心を込めて撮影しました」、イ・ジウンの「皆さんにこの想いが届くと嬉しいです」、ソン・ガンホの「深い井戸の水のように澄んで美しい作品の世界に出会えると思います。ぜひ観てください」といった想いがつまったメッセージとともに締めくくられている。映像にはメイキングもあり、キャスト陣が真剣な眼差しでモニターを見つめる様子や、監督とコミュニケーションを取りながら撮影に挑む姿を確認することができる。『ベイビー・ブローカー』は6月24日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビー・ブローカー 2022年6月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED
2022年05月13日『恋する惑星』『花様年華』のウォン・カーウァイと、日本でも大ヒットした『バッド・ジーニアス危険な天才たち』の監督バズ・プーンピリヤがタッグを組んだことで話題となり、サンダンス映画祭で絶賛された『One For The Road』(原題)が、邦題『プアン/友達と呼ばせて』として8月5日(金)より公開決定、予告編が解禁となった。N.Y.でバーを経営する青年ボスのもとに、バンコクで暮らす友人のウードから数年ぶりに電話が入る。がんで余命宣告を受けたため、帰ってきてほしいというのだ。バンコクに戻ったボスが頼まれたのは、元恋人たちを訪ねる旅の運転手。カーステレオから流れる思い出の曲が、2人がまだ親友だった頃の記憶を呼びさます。忘れられなかった恋への心残りに決着をつけたウードを、ボスがオリジナルカクテルで祝い、旅を仕上げるはずだった。だが、ウードがボスの過去も未来も書き換える、“ある秘密”を打ち明ける――。本作は、天才学生たちの危うい集団カンニングを描き、本国タイで年間ランキング1位、アジア各国でタイ映画史上歴代興収1位を獲得、世界中からリメイク権を熱望された『バッド・ジーニアス危険な天才たち』のバズ・プーンピリヤ監督最新作。彼の才能に心底惚れた、巨匠ウォン・カーウァイが自らプロデュースを熱望。完成した作品はサンダンス映画祭でプレミア上映され、ワールドシネマドラマティック部門で審査員特別賞に輝いた。プーンピリア監督の半自伝的な物語であり、実在し、若くして他界した親友に捧げている作品でもある。邦題『プアン/友だちと呼ばせて』のプアンはタイ語で“友だち”という意味。余命宣告を受けた親友との友情が永遠に続くことに願いを込めた副題が添えられている。予告編では、女性客といちゃつくN.Y.のバーテンダーのボスの元に懐かしい親友ウードから電話が。「タイに帰ってきてくれ」と言われ、バンコクへ戻ったボス。痩せて弱々しいウードに驚きながらも「元カノに返したいものがある」というウードの願いを聞き入れ2人で旅に出る。道中、かつてのように酒を飲みかわし楽しい時間を共有する2人だったが、ウードは血を吐き、気を失ってしまう。それでも旅は続き、病気を隠して元恋人たちに会おうとするウードに気を揉むボス。しかし、旅も終わりにさしかかったその時、ウードはボスに「おまえにも返すものがあるんだ」と切り出す。「永遠の<友>(プアン/タイ語で友だちの意味)でいたいから」と語られる、ウードの“秘密”とボスの未来が匂わされる映像となった。ポスタービジュアルは、さわやかな青空を背景に、親友同士が車のボンネットに腰をかけ、肩を組んだ1枚。旅の足となる車をBMWのクラシックカーにするあたりにも監督のこだわりを感じる。さらに、「言えなかったことがあるんだ――」という過去のある秘密を暗示するコピーが配されている。『プアン/友達と呼ばせて』は8月5日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、渋谷シネクイントほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:プアン/友だちと呼ばせて 2022年8月5日より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、渋谷シネクイントほか全国にて公開©2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.
2022年05月12日カン・ハヌルとチョン・ウヒ共演の映画『雨とあなたの物語』のDVD発売を記念して、「椿の花咲く頃」や『ミッドナイト・ランナー』のカン・ハヌルからファンに向けたメッセージ動画が到着した。本作は、2021年春の公開後、韓国で興行収入初登場第1位を記録。明確な夢も目標もなく、退屈な浪人生活を続けていたヨンホ(カン・ハヌル)と母親と一緒に古書店を営むソヒ(チョン・ウヒ)が、1通の手紙から心を通わす姿を通じ、忘れることのできない青春の煌めきや切なさを丁寧に描いたラブストーリー。韓国で2019年に地上波放送され最高視聴率23.8%を記録した大ヒットドラマ「椿の花咲く頃」主演のカン・ハヌルと、本作で第40回黄金撮影賞・主演女優賞を受賞したチョン・ウヒの共演も話題に。この度、解禁となるメッセージ動画は、カン・ハヌルが日本のファンに向けて、「皆さん、こんにちは」と呼びかける様子からスタート。「1通の手紙をきっかけに僕が演じたヨンホとチョン・ウヒさんが演じたソヒの人生が変化していくそんな物語です」と作品の魅力を伝えるとともに、韓国で6月より放送開始される「インサイダー」への主演も控えるだけに「僕は皆さんにより良い作品をお届けします」と決意表明し、最後には「皆さん、バーイ」と日本語を交え挨拶する様子が収められている。『雨とあなたの物語』DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:雨とあなたの物語 2021年12月17日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開ⓒ 2021 KIDARI ENT, INC., SONY PICTURES ENTERTAINMENT KOREA INC. (BRANCH), AZIT FILM CORP., AZIT PICTURES CORP. ALL RIGHTS RESERVED
2022年05月11日ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、イ・ジウン(IU)、イ・ジュヨン、そしてリモート参加の是枝裕和監督が、韓国映画『ベイビー・ブローカー』の制作報告会に集結。是枝監督が現場へ送った手紙やキャスティングの秘話、貴重なエピソードも披露された。韓国・CGV 龍山アイパークモールで行われた本イベントには、豪華韓国キャスト陣とともに日本からのリモート出演で是枝監督も登場。作品の魅力をはじめ、撮影での思い出や、5月17日(火)より開催される第75回カンヌ国際映画祭にむけての意気込みなどを熱く語り合った。本作初のイベントということもあって、会場にはマスコミ陣が大勢集まり、監督やキャストに直接質問の出来るQ&Aも挙手の嵐。是枝監督が初めて韓国で映画を制作した最新作の注目度の高さが窺える大盛況のイベントとなった。ソン・ガンホ&イ・ジウン(IU)らカンヌ参加への意気込み語る赤ちゃんポストに預けられた赤ん坊を連れ去るベイビー・ブローカーのサンヒョンを演じたソン・ガンホの「個人的に3年ぶりにこういう場で是枝監督の新作と共にご挨拶できるようになり、嬉しいです。ありがとうございます」という挨拶に続き、サンヒョンの相棒であるドンスを演じたカン・ドンウォン、2人と共に旅をすることになった赤ん坊の母親ソヨンを演じるイ・ジウン(IU)、彼らを検挙しようと尾行を続ける刑事スジン(ペ・ドゥナ)の後輩、イ刑事を演じたイ・ジュヨンも挨拶。その後、日本からリモートで参加した是枝監督もモニター越しに「長年の夢が叶って、映画が完成してこの日を迎えられたことを嬉しく思います」と明かした。カンヌ国際映画祭のコンペティション部門への出品決定が決まったことについて是枝監督は「あの場所は何度行っても本当に緊張しますし、喜びでもありますし、この作品にとっては本当に最高のワールド・プレミアの場所に選んでいただいたなと思っています」と並々ならぬ思いを吐露。本作でカンヌ国際映画祭への参加が7回目となるソン・ガンホは「光栄なことにも、素晴らしい監督と役者さんたちのおかげで、このような結果になり、嬉しいです。特に是枝監督の初めての韓国映画演出作ですし、こういう素晴らしい役者さんたちと一緒に行けるようになり、とても嬉しく思います」とコメント。同映画祭への参加が初となるイ・ジウン(IU)は「私も本当に光栄に思います。コンペ部門に招待され、人生にこんな日が何度あるか分からないので、(向こうで)一生懸命学び、満喫してきたいです」と話し、同じく初参加のイ・ジュヨンは「参加することができて嬉しいです。先輩たちとジウンさん、監督と一緒にフランスの雰囲気を感じることができるだけでもワクワクしています」とそれぞれ意気込みを語った。ソン・ガンホ「昔から是枝監督の作品世界のファンでした」本作の企画のはじまりについて問われた是枝監督は「ペ・ドゥナさんは一度映画をご一緒させていただきましたし、ソン・ガンホさんとカン・ドンウォンさんは映画祭でお会いさせていただいたり、日本へ新作のPRイベントで来日された際に上映に花束を持って参加させていただいたり…というような交流をさせていただいておりまして、“いつか映画でご一緒しましょう”という漠然とした言葉を交わしていたんですが、2016年頃にふと思いついたプロットがありまして、これなら自分の頭の中にいる韓国の役者の方々と一緒に映画が作れるのではないかと…その思いつきがきっかけでした。神父の格好をしたソン・ガンホさんが赤ん坊を抱き上げて、すごくいい人に見えるんだけど実は……、そんなワンシーンを最初は思い浮かべていました」と初期の貴重なプロットの内容とともに今作の企画に至るまでのエピソードを披露。続いて、作品の紹介を改めて問われ、「赤ちゃんポストというのは日本にも存在していて、前から関心を持っていたんですが。韓国にも同じようなものがあると聞きまして。そこに預けられた一人の赤ちゃんを巡って、そこに善意と悪意が絡まりながら、赤ん坊と一緒にいろんな思惑をもった人間たちが旅をしていく、そういう話にしたいと思って作った映画です」と説明した。ソン・ガンホは是枝監督からオファーがあった当時のことを尋ねられ、「正確な年度は覚えてないですが、6-7年前に、釜山(プサン)映画祭で初めてミーティングをしました。昔から是枝監督の作品世界のファンでしたし、尊敬する芸術家ですので、とても光栄でした。監督の映画を見ていると、先入観かもしれませんが、冷たい話の中に温かいヒューマニズムが描かれて終わる印象でしたが、この作品を経験したら、監督の冷徹な現実直視により、温かいストーリーの中でも、冷静な視線で社会を俯瞰している感じがして、とても感動しましたし、新しい挑戦でもあり、ワクワクする作業でした」と是枝監督との初のコラボレーションに感無量の様子でコメント。カン・ドンウォンは「私も6-7年前に東京で監督に初めて会いました。その後、映画化されるまでかなり時間がかかったんですが、やっと去年、撮影をすることになり、こうやって公開を控えていますね。感慨深いです」と懐古した。是枝監督、コロナ禍に「マイ・ディア・ミスター」「梨泰院クラス」にハマる本作が劇場公開映画への初出演となったイ・ジウン(IU)は「もらったシナリオを読む前に、短編映画の撮影で共演したことのあるペ・ドゥナさんに電話をしたんです。そしたら“とてもハマり役だ”と言ってくれたんです。好きな先輩からそう言われて、私も確信を持って台本を読んだ覚えがあります」とペ・ドゥナとのエピソードを披露しながら、自信を持って役と向き合ったことを明かす。シナリオを読んだときに涙を流したというイ・ジュヨンは「ネタバレにならない範囲で言いますと、登場人物たちがお互いの心を理解しながら会話するシーンがありますが、ソヨンがあの3人に言ってあげる言葉があるんです。その言葉をじっくり考えたら、心にとても響きました。人物たちの感情をきちんと積み上げていくシナリオでした。監督の作品がとても好きで、この映画の中に自分が存在できて光栄でした。そして、とても楽しくお仕事ができました」と是枝監督が本作でも描いた奥深い人間ドラマを役者として身をもって体感した様子。イ・ジウン(IU)とイ・ジュヨンのキャスティングの経緯について問われた是枝監督は「コロナの自粛の間に、韓流ドラマを配信で観ることにハマリまして、『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』(※イ・ジウンが出演するドラマ)を観ていたんですが、後半はイ・ジウンさんが登場するシーンはずっと泣いているような状況で、もうこの人しかいないと思って、オファーしました。そして、イ・ジュヨンさんは『梨泰院クラス』(※イ・ジュヨンが出演するドラマ)にもハマって、2周観たのですが、彼女の存在がとても印象的だったので名前を挙げました」と、日本でも話題を呼んだドラマで2人の演技力に惚れ込んでキャスティングに至ったことを明かした。ソン・ガンホ&カン・ドンウォン「実の兄弟のように演技の相性が良い」演じたドンスというキャラクターについて問われたカン・ドンウォンは「ドンスは少し頑固な面があるんです。ドンス自身が児童養護施設で育ち、使命感をもって子供を養子縁組させる人物で、子供は児童養護施設で育つより家庭で育った方が良いという考えを持ってる人物です。実際、児童養護施設を何度か訪ねて、そこの出身の方々とお話をしたりして、その気持ちを演技に込めようと努力しました。その会話で感じた感情とその方々の悲しみを表現しようとしました」と役作りのために自ら足を運んでリサーチを重ねたという。サンヒョンを演じるにあたってのこだわりについて問われたソン・ガンホは「カン・ドンウォンよりもっとカッコよく映りたいなと思いました(笑) 劇中ではちょっとカッコよく撮れたと思ったんですけど、今日の彼の衣装を見て、そういう期待はやめることにしました(笑)」と会場の笑いを誘いつつ、久しぶりの再タッグとなったカン・ドンウォンとの共演については「12年前の『義兄弟』で実の兄弟のように演技の相性が良いと感じたので、今回も自然に演じることができました」と言う。「末っ子の弟と共演する感じで、分析的ではなく本能的なケミストリーを作れたと思います」と自信たっぷりにコメント。続いて「サンヒョンというキャラクターは、普通にいそうな中年男性で、幸せな人生というよりは順調でない人生と寂しさを感じる人物かなと思います。彼が劇中でやってることは不合理なことで非道徳的なことかもしれないけど、真の部分では純粋で温かい感性を持ち、そういうものに憧れを抱いている、そんな感情が凝縮された人物ではないかと思います」と分析した。是枝監督は、そんなソン・ガンホについて演技力や洞察力を絶賛、「演じる人物像のなかに、善も悪も両方入っていて、それがシーンやセリフによって微妙に入れ替わる。色が単色ではない人物描写っていうのが、とても深くて見事だなと。本当に素晴らしいと思って拝見していました。今回のサンヒョンの役も、悪人なのか、善人なのか、見ている人たちが探っていけるような、そういう人物描写にしたいなと思っていました」と明かす。カン・ドンウォンもソン・ガンホとの撮影を振り返り、「個人的には、12年前よりももっと相性がよかったと思います。私もだいぶ成長しましたし(笑)。現場で演じる時もとても相性がよかったですし、私も年を取ったので会話ももっとスムーズにできました」と明かすと、ソン・ガンホが「成長しましたね。背も伸びたし(笑)」とジョークを飛ばすなど長年の関係からなる仲の良さを見せるひと幕も。ソン・ガンホも絶賛するイ・ジウン(IU)「親にも自慢しました」一方、イ・ジウン(IU)は「母親の役は初めてなので、子供の抱き方や、遊んであげるときの振る舞いなど、小さな習慣を自然に見せようとしました。外見的にもあまりやったことがなかったスモーキーメイクやブリーチヘアなど、メイクチームからアイデアをもらいながら役作りをしました」と外見から役作りにこだわったことを語る。そんなイ・ジウンについてソン・ガンホは、「イ・ジウンさんは、とある屋上でのシーンで、役者としてのテクニックもそうですが、感情と気持ちを伝える正確な表現、感情を伝える表現の仕方にとてもインパクトを受けました」と称賛。当時の撮影現場をイ・ジウンも記憶に残っているようで「撮影期間の中でじゃなく、人生の中で一番印象的な瞬間だったと思います。夕日が沈みかけていて、ソン・ガンホさんは撮影が早く終わったのに、私を待っていてくれてました。お疲れさまでしたと挨拶したら、あのシーンをモニターで見たけど、すごくよかったよと言ってくれましたね。そして、ソン・ガンホさんの車は遠ざかって行き(笑)、その光景がとても美しく感動的で、涙が出ちゃいました。親にも自慢しました」と胸いっぱいの様子でふり返った。ペ・ドゥナとのタッグについて尋ねられた是枝監督は「前回ご一緒したときに彼女のお芝居の素晴らしさを痛感していたのですが、今作ではさらに研ぎ澄まされていました。車の中のシーンが多かったのですが、その限定されている中で、ちょっとしたセリフの間とか、振り向くタイミングのコントロールとか、そのようなところであらゆる感情を表現してくる底力のようなものを感じました」と、『空気人形』からさらに進化した役者としての魅力を明かす。そんなペ・ドゥナとともに刑事役に挑んだのがイ・ジュヨン。「映画での刑事ってステレオタイプを思い浮かべますが、監督の映画の中の人物には、みんな発見されていない人間性があると感じました。サンヒョンたちを追う時も捜査目的ではなくて、ソヨンが赤ちゃんを捨てなければならなかった事情を知りたがったり、理解してあげたいという感情がイ刑事にはありました。そのような部分をもっと引っ張り出そうとしてくれました。ペ・ドゥナさんとは車内シーンが多かったですが、とても上手にリードしてくれました。漫才コンビのような愉快な雰囲気が出せるように2人でたくさん話しました」と語った。これまでにも様々な巨匠たちとタッグを組んできたソン・ガンホだが、是枝監督に対しては「日本の巨匠監督に対する先入観ですが、緻密で完璧に計算されたディレクションであるとよく耳にしてました。ところが、是枝監督は本当に自由にリラックスさせてくれて、限りなく役者たちの感性を尊重し、引き出してくれて、とても驚きました。やはり巨匠たちはみんな共通してるなと、役者にすべてを任せるんだと思いました。もちろん監督の中では全てが整理されていると思いますが、現場では役者たちの話を聞きたがっていて、とても立派な形の作業でした」と明かす。そして、そんな是枝監督が撮影中にスタッフに向けて書いていた手紙がスクリーンに!是枝監督は「撮影が進んでいくなかで感じたことなどを、言葉が通じない関係なので、できるだけ文字にして伝えていくことで、自分が何を感じているのか、悩んでいることもふくめて、共有して頂いたほうが良いなと思ったので、このような形でスタッフやキャストの皆さんにお手紙を渡させていただいていました」と、コミュニケーションを重視する是枝監督のエピソードも語られた。マスコミからの質疑応答ーー家族の社会的解体と再構成、今作のポイントは?監督:旅を通して、一組の疑似家族を描こうと思っていました。その背景には、家族を諦めた人もいれば、家族を求め続けている人もいて、そういう人たちが非常に短い時間ですが、ひとつの車に乗って旅をする話を描きたいなと思っていました。ただ頭の中心にあったのは、“家族”というよりはひとつの“命”を巡る話。生まれた命をどういうふうに守るのか、そして手放すのか、そのような物語に仕上がっていると、今自分では考えています。マスコミからの質疑応答ーー言語や世代の違う撮影現場での作業は?監督:キャストだけじゃなく、スタッフも含め、全員に言えるのですが、日本の現場に比べて、準備が非常にしっかりしています。撮影にのぞむまでの準備、撮影が始まってからの準備、全てが早いことが一番驚きでした。完璧な状態で現場がスタートするという感じでした。イ・ジウン:本当に色んな年代の人がいる現場だったので、最初は私もかなり緊張してました。でも、子役たちが活躍してくれて、場の雰囲気を和ませる可愛いエピソードが多かったですね。例えば、監督も子供たちがなるべく自然にいられるように配慮してくれて、大人の私たちは深刻な感情を抱えたシーンだけど、一方で子供たちはすごく楽しそうにしてまして、緊張をほぐしてくれるポイントになっていましたね。子供たちのおかげで和気あいあいな現場になれたと思います。マスコミからの質疑応答ーー刑事役の役作りは?イ・ジュヨン:イ刑事が、サンヒョンたちはプロのブローカーにしては中途半端なところがあると言うシーンがありますが、実はスジンとイ刑事も中途半端な刑事なんです。女性青少年課の刑事で、社会的弱者に対する捜査をするので、剛直なプロの刑事とは違うイメージですね。車で朝晩を過ごすコンセプトだったので、服や乱れた髪でそういったところを見せようと努力しました。そして最後に是枝監督が、「ここに並んでいただいている方に加え、ペ・ドゥナさんも含めて、韓国映画界の宝物のような役者さんたちと、韓国映画界を代表するスタッフの方たちに集まっていただいて、自分自身も納得ができる大好きな作品になりましたし、カンヌ国際映画祭でのお披露目という素晴らしいスタートを切ることができて、この後韓国での公開を控えて、韓国の映画ファンの方に作品を届けられることを本当に嬉しく心待ちにしています」と改めて喜びを語り、「公開時期にはオンラインではなく、韓国にお伺いして直接この映画を届けられればと思います」と訪韓にも期待を寄せていた。『ベイビー・ブローカー』は6月24日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビー・ブローカー 2022年6月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED
2022年05月10日ソン・ガンホ、カン・ドンウォンをはじめ、豪華韓国キャスト陣が集結した是枝裕和監督の韓国映画『ベイビー・ブローカー』。5月に開催される第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された本作の初映像が解禁、日本公開日が6月24日(金)に決定した。本作から初の映像となった特報は、古びたクリーニング店を営みながらも裏で赤ん坊の売買をするベイビー・ブローカーのサンヒョン(ソン・ガンホ)の「まあ、一言でいうなら、善意ってことかな」というセリフとともに、ある雨の日に赤ちゃんポストから連れ去られた小さな赤ん坊の姿が映し出される。まるで家族のように見せかけながら、韓国各地を旅して買い手となる養父母を探すサンヒョンと相棒のドンス(カン・ドンウォン)。ドンスは赤ちゃんポストがある施設で働く児童養護施設出身だ。映像では、成り行きで2人と共に旅をすることになった赤ん坊の母親ソヨン(イ・ジウン)の姿も見られ、さらに、彼らを検挙するため尾行を続ける正義感に溢れた刑事スジン(ぺ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)の2人も後に続く様子が描かれている。だが、彼らの旅は思いもよらない展開と結末に向かっていくようで…。“K‐POPクイーン”・IUことイ・ジウンや「梨泰院クラス」『野球少女』のイ・ジュヨンも含め、韓国を代表する名優たちが是枝演出によってひと味違った表情を見せる様子も垣間見え、作品の全貌にますます期待が高まる特報となっている。イ・ジウン『ベイビー・ブローカー』は6月24日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビー・ブローカー 2022年6月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED
2022年04月29日「フアン家のアメリカ開拓記」『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』への出演などで知られるコメディエンヌのアリ・ウォンが、監督デビューを果たすことがわかった。「Variety」誌が報じた。アリが初めてメガホンを取ることになるのは、Netflixの1時間モノのコメディ・スペシャルで、コメディアンのシェン・ワンのNetflixデビュー作。6月12日にロサンゼルスのベラスコ劇場で撮影し、今年後半に配信予定だという。アリとシェンは、テレビ界のベテランプロデューサーのジョン・アーウィンとともに製作総指揮も務める。アリはインスタグラムでニュース記事を引用し「兄弟(ほど親しい)のシェン・ワンと一緒にこの作品を製作するのが、ものすごく楽しみで光栄です。彼はすごくおもしろくて、独創的で、それにとても素晴らしい人。6月12日にロサンゼルスで撮影されるショーのチケットは22日午前10時に発売開始です。「PEPPER」のコードを使ってね。詳しくはリンクにあります」とインスタグラムでショーの宣伝を行っている。「エミリー、パリへ行く」のアシュリー・パーク、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のオリヴィア・ワイルド、「マーベラス・ミセス・メイゼル」のレイチェル・ブロズナハンらから激励コメントや絵文字が送られている。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年04月21日是枝裕和監督初の韓国映画『ベイビー・ブローカー』が、「第75回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に正式出品決定。この度、ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン(IU)、そして先日出演が明らかになったイ・ジュヨンという豪華韓国キャスト陣からのコメントが到着。カンヌ版のポスタービジュアルも解禁された。是枝監督作品がカンヌ国際映画祭でコンペティション部門に選出されるのは、最高賞パルムドールを受賞した2018年の『万引き家族』から4年ぶり、6回目(カンヌ国際映画祭への出品自体は、8回目)。これまで、2004年『誰も知らない』では主演を務めた柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞、2013年『そして父になる』では審査員賞を受賞、そして2018年『万引き家族』でパルムドールに輝いた。さらに、是枝監督は2019年ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門でオープニングを飾った『真実』でも海外の才能たちと組んだが、本作は長年温めてきたオリジナル企画を韓国の製作・俳優陣と映画化した初の韓国映画となる。キャスト陣コメント●ソン・ガンホカンヌ映画祭への参加は、常にワクワクして楽しいことです。何より、是枝裕和監督や出演者の皆さんとこの素晴らしい知らせを共有できることを光栄に思い、感謝しています。●カン・ドンウォン『ベイビー・ブローカー』はみんなで心をこめて作った作品なので、“カンヌ入選”という意味深い知らせを聞いて、とても有難く思います。カンヌ映画祭に続いて劇場公開もされるので、観客の皆さんとのひとときを、これまで以上に楽しみにしています。●ペ・ドゥナ嬉しく、光栄です。『ベイビー・ブローカー』は、是枝裕和監督と『空気人形』以来12年ぶりにご一緒させていただいた2作目ということで、すでに私にとって特別な作品になっています。まだ本編を観られていませんが、カンヌのリュミエールシアターで初めて観られたら、とても嬉しいです。●イ・ジウン(IU)昨年の春、『ベイビー・ブローカー』を撮影している間、沢山のことを教えていただき感謝し魅了されたことを覚えています。この春も、カンヌ映画祭に招待されたことで再び興奮し、昨年の春と同じように魅惑的なものになるような気がしています。●イ・ジュヨン昨年の今頃は全国各地で『ベイビー・ブローカー』の撮影をしていました。そして、再び春が訪れると同時に、このような嬉しい知らせを聞いて感激しています。楽しく撮影させてもらった『ベイビー・ブローカー』が、沢山の方に届くことを願っています。『ベイビー・ブローカー』は6月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビー・ブローカー 2022年6月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED
2022年04月15日90年代日本のミニシアターブームを牽引する存在となった、香港の名匠ウォン・カーウァイ監督作5作品が4Kレストアされ、8月19日(金)より順次公開されることが決定した。2000年、第53回カンヌ国際映画祭にてトニー・レオンが主演男優賞を獲得し、カーウァイ監督の代表作となった『花様年華』(00)。その制作20周年を記念し、監督自らの手により過去作を4Kレストアするプロジェクトが実施。『花様年華』その中より、香港の重慶マンション周辺を舞台に、トニー・レオンと金城武が演じる2人の警官の失恋とすれ違う恋模様を描き、フェイ・ウォンも一躍注目を集めた『恋する惑星』(94)、香港のネオン街で織りなされる男女5人の恋と青春を描く群像劇『天使の涙』(95)。『天使の涙』レスリー・チャンとトニー・レオンが傷つけ合いながらも愛し合う恋人同士を演じた『ブエノスアイレス』(97)、トニー・レオンとマギー・チャンが互いに伴侶を持つ身でありながら惹かれ合う男女を演じた大人のラブストーリー『花様年華』。トニー・レオン、チャン・ツィイー、コン・リー、木村拓哉などアジアの人気スターが多数出演するSFラブストーリー『2046』(04)の5作品を公開。現在、各国でリバイバル上映が開催されている。カーウァイ監督は「観客は、その作品を初めて観た時の記憶が強烈に残っているもの。今回のレストアは、単なる焼き直しではなく、新たに生まれ変わった作品と位置付けることにしました。この新しい作品を楽しんでもらいたい」とコメント。『恋する惑星』そして、「『恋する惑星』と『花様年華』は私のお気に入りのアスペクト比1.66:1で撮影され劇場公開されましたが、ビデオ化の際に1.85:1に修正されました。そこで今回のレストアでは元のアスペクト比に戻しました。『天使の涙』は、元々意図していたスコープサイズに変更しています。当時はスタンダード画面で撮影したものをワイド画面に編集することは不可能でしたが、今回のレストアで実現することができました。また、『恋する惑星』は公開当時5.1chが存在しなかったため、今回5.1ch音声を再構成。『花様年華』もリミックスしています」と、画面サイズや音声の修復についてこだわりを明かしている。2019年におきた火災によって、残念ながらオリジナルネガの一部が焼失してしまった『ブエノスアイレス』についても、「(火事が原因で)一部のシーンを短くする必要がありましたが、ほとんどのシーンは以前よりも美しく復元することが出来ました」と自信をのぞかせた。『ブエノスアイレス』なお、1967年の香港で近未来小説を書く男の現在と、小説の中の世界が交錯して描かれる『2046』は、2004年の初公開以来、18年ぶりの全国公開となる。『2046』ウォン・カーウァイ監督×撮影監督クリストファー・ドイルの名コンビが生み出す映像は、それまでのアジア映画のイメージを一新。そのスタイリッシュな映像と世界観は『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督をはじめ、いまもなお多くのクリエイターに影響を与え続けている。『恋する惑星 4K』『天使の涙 4K』『ブエノスアイレス 4K』『花様年華 4K』『2046 4K』は8月19日(金)よりシネマート新宿、グランドシネマサンシャイン 池袋、立川シネマシティほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年04月01日ペットの飼い主の中には、自宅に動物を見守るためのカメラを設置している人もいます。カメラの種類によって異なりますが、動くペットの姿を写真に収めたり、動画として録画したりなど、その機能はさまざまです。インコのゴルちゃんと、カチョカバロちゃんを飼っている、えるぽ(@lpo_on)さんは、愛鳥を見守るため、ホームカメラを購入しました。設置後、録画されたかわいい愛鳥の姿を確認しようとしたのですが、そこには予想だにしていなかった光景が残されていたのです…。ペットカメラの録画を確認したらやべー人が映ってたよ371 #えるポピの絵日記かくところ pic.twitter.com/tmFkeO90Bd — えるぽ ⚠️オーダー停止中 (@lpo_on) March 1, 2022 「私が帰ってきた瞬間、愛鳥たちが喜んでいるのではないか…?」そんな淡い期待を胸に、動画を確認したえるぽさん。しかし、帰宅を一番喜んでいたのは「おかえりー!」「ちゃんとご飯食べましたかー!?」と叫ぶ、えるぽさん自身だったのです…!この投稿には共感の声が多数寄せられています。・私も帰宅と同時に「ちゃんとご飯食べましたかー!?」といっています…。・ほぼ私と同じ行動!こんなことをしているの、私だけじゃないと分かって安心しました!・他人には絶対に見せられない姿…。・飼い主であれば、まったくもって、正常な行動ですよ!えるぽさんが、帰宅とともに「おかえりィー!」というのには理由があります。それは、いつかインコたちが「おかえり」といってくれるのではないかと期待しているから。ちなみに、『セルフおかえり』を始め、10年ほどが経ったものの、いまだに「おかえり」といってもらったことはないそうです。しかし、愛鳥たちはきっと、心の中でえるぽさんの帰りを喜んでくれていることでしょう…たぶん!えるぽさんは、ブログでも日常のエピソードを投稿しています。興味がある人は、ぜひチェックしてください!えるポピハッピーオタクライフ[文・構成/grape編集部]
2022年03月03日是枝裕和監督がソン・ガンホ、カン・ドンウォン、さらにペ・ドゥナを迎えた初の韓国映画となる最新作『Broker』(原題)の邦題が『ベイビー・ブローカー』に決定。さらに韓国を代表するシンガーソングライター・IUがイ・ジウンとして出演していることが分かった。これまで、現代社会やそこに生きる人々を鋭い視点と温かい視線で描き上げ、『そして父になる』(13)でカンヌ国際映画祭の審査員賞受賞、さらに『万引き家族』(18)ではカンヌ最高賞であるパルムドールを受賞するという栄誉に輝き、続く『真実』(19)では、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホークら海外の才能たちとタッグを組んだ是枝監督。世界中の映画人たちとタッグを組み、新作を生み出していく監督が今回手掛けるのは、韓国の製作・俳優陣と長年温めてきた企画である『ベイビー・ブローカー』。子どもを育てられない人が匿名で赤ちゃんを預けていく“ベイビー・ボックス”を巡り、そこで出会っていく人間を描くオリジナルストーリーとなる。すでに、アカデミー賞作品賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』でも主演を務めたソン・ガンホ、『MASTER/マスター』のカン・ドンウォン、さらに是枝監督とは『空気人形』でもタッグを組んだペ・ドゥナという、韓国を代表する名優たちがキャストとして発表されている。さらに、今回共演キャストとしてイ・ジウンの出演が決定。アーティスト名“IU”としてソロ活動をするシンガーソングライターで、韓国では老若男女を問わず絶大な知名度と人気を誇る。新譜の度にチャートを席巻し、iTunesソングチャートでは他国でも第1位を獲得、MV再生回数もうなぎ上り。最近では「BTS」SUGAとのコラボ曲「eight」もヒットを記録した。“国民の妹”“K‐POPクイーン”ほか、“CM女王”としても化粧品、アパレル、食品、飲料、ゲームなど起用ブランドの業種は多岐に渡り、「グッチ(GUCCI)」や「ニューバランス(NEW BALANCE)」のアンバサダーに起用されたことでも話題を呼んだ。また、自身が幼くして経験した経済的困難や苦労をふまえ、慈善活動にも積極的で“寄付天使”とも呼ばれている。2019年12月には米誌フォーブスが選んだ「アジア太平洋地域の最も優れた慈善家30人」のリストに名を連ねた。イ・ジウンは、「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」「ホテルデルーナ~月明かりの恋人~」などのドラマほか、いくつかの映像作品に出演しているものの劇場公開長編映画への本格的な出演は本作が1作目となる。今後はパク・ソジュン(「梨泰院クラス」)とのW主演の映画『ドリーム』(仮題)の公開も控えているが、本作では是枝監督が演出する俳優イ・ジウンの新たなる発見も見どころの1つとなる。『ベイビー・ブローカー』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年03月01日ピーター・バラカン監修の音楽フェスティヴァル「LIVE MAGIC! 2021 EXTRA」(有料配信で昨年10月6日開催)で行われた、ピーター・バラカンさんと、いとうせいこうさんとのトーク短縮映像が、ライヴ・マジック関係者の皆さんのご厚意により期間限定で特別公開となりました。ミャンマー軍事クーデターから1年となり、多くの方にミャンマーの惨状を忘れずに注視してほしいとの思いからです。ミャンマーの素晴らしい音楽、そして音楽の持つパワーと政治についての熱いトークをどうぞお楽しみください。そして、できるだけたくさんの人に見ていただけるように、この映像(下記URLのYouTube映像)をぜひ広めてください。「LIVE MAGIC! 2021 EXTRA」ピーター・バラカン × いとうせいこう映像URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月03日何気なく発言したことで、男性からドン引きされたら悲しいですよね。そこで今回は、男性からドン引きされる「おばさん発言」をご紹介します。筆者自身、「私も言ってる……」と苦笑いしながら、男性たちに「代わりに使える言葉」も聞いてきましたよ!■ 1.「〇〇知らないの?」年下男性と話していると「あの曲や有名人をを知らないなんて!」と思ってしまうことはありませんか?ジェネレーションギャップはどうしようもないこと。でもここで「なんで知らないの?」という態度を取ると、男性も困るかもしれません。もしこんなシーンに遭遇したら、その〇〇の良さについて彼に教えてあげて。ついでに、彼が興味があることも聞いて、深堀りする質問をしてみてください。互いの気持ちを理解するよう努めていけば、「おばさん臭い」印象から「いろいろ教えてくれるお姉さん」に変われるはずですよ。■ 2.「もうちょっと若ければ…」年齢を重ねるとともに、若さを羨ましく思うことってありますよね。肌もきれいで、寝不足でも元気でいられる……。筆者もいいなあと思います。でもこの言葉を口にしたとしても、ただおばさん臭いと思われてしまうでしょう。若い子と自身と比べず、「若い子をかわいいと思う気持ち」を素直に表現するといいかもしれませんよ。ただし、言いすぎはNGなので注意してくださいね。■ 3.「年齢的に厳しい」食べられない、運動できないとき、こんな言葉を吐き出したことはありませんか?実際には40代50代でもたくさん食べたり、運動したりする人はいるわけです。ですので、この言葉は少しだけ言い訳にしか聞こえません。男性陣からすれば年齢を出さず、ただ「厳しい」と言えば、印象が違ってくるようです。年齢には触れず気持ちだけ表現してみてはいかがでしょう?■ 日々の発言に気を付けてどれも、つい使ってしまいがちな言葉でしたよね。これを機に反省して、違う言葉を使っていきましょう。まずは意図的にこれらの言葉を「言わない」ことからです。日頃から心がけて、「おばさんみたい」と思われないようにしましょうね!(恋愛コラムのプロ集団・5656/ライター)(恋愛メデイア・愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2022年01月24日大人気マンガシリーズ、今回はようみん(@mamayoubi)さんの投稿をご紹介!「忍び寄る足音」第14話です。時間を変えて通勤するようになり、例の不審者とは会わなくなったようみんさんでしたが…?【#14】<忍び寄る足音>出典:instagramお風呂に入ってサッパリ!出典:instagram「ん…?」出典:instagram何か不気味な気配を…
2022年01月17日本気の恋をすると、自分がコントロールできなくなることってありますよね。そんなときの言動のなかには、男性がドン引きしちゃうものがあるのだとか。今回は、ドン引きされる言動について血液型別「やりがちなNG言動」にご紹介します。■ A型の女性は…【ツンデレになりがち】A型の女性は、好きな気持ちが大きくなると、素直な気持ちを表に出せない傾向があります。そのため気のないフリをしたり、甘えてみたりとアプローチがブレブレになりがち。この様子は、ちょっぴり鈍感なタイプな男性からすると、「なにを考えているか分からない」と疑念を抱かせてしまいます。誤解をされないためには、顔を合わせないLINEなどで、好きと気持ちを伝えるのがオススメです。そのとき「いつも素直になれなくてごめん」と添えると、その後の誤解を防げるでしょう。■ B型の女性は…【自分の話ばかりしがち】B型の女性は、好きな人に「自分のことを知ってもらいたい」という気持ちが強い傾向があります。そのため、自分の趣味を「〇〇やってみて」と相手になかば強制的に押し付けることも……。その様子に、ドン引きする男性もいるようです。引かれないためには、相手の好きなものにも視野を広げることがポイント。そこから共通の話題が生まれ、相手との仲が深まるでしょう。■ O型の女性は…【好き好き攻撃をしがち】O型の女性の多くは、良くも悪くも素直でわかりやすい傾向があります。恋に落ちたときも、好き好き光線がダダ漏れなところが。その積極的なアプローチに、多くの男性はドン引きしてしまうようです。どんなに好きな相手だとしても、「相手がどう思うか」に着目したアプローチがポイント。お互いの歩幅を合わせることで、恋の成功率はグッと上がるでしょう。■ AB型の女性は…【高嶺の花になりがち】AB型の女性なかには、「自分が本気になれば、その気にならない男はいない!」と自負している人もいます。そのためアプローチするときも、ちょっぴり上から目線になりがち。そんな様子に、多くの男性はアプローチしづらくなり、いつしか身を引くことも多いようです。まずは相手と同じ目線で関わることで、恋の成就は確実になっていくでしょう。■ 大事なのは「相手目線」アプローチの際に一番大切にしたいのは、「相手の気持ちに寄り添うこと」。ここで紹介した逆効果アプローチに気を付けながら、彼の気持ちを惹き寄せていきましょう。(芦田イングリット/占い師)(恋愛メディア・愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2022年01月15日映画『サバカン SABAKAN』が、2022年8月19日(金)に全国ロードショー。少年たちと家族を描く“愛の物語”映画『サバカン SABAKAN』は、『ミッドナイトスワン』や『クソ野郎と美しき世界』などの製作を手掛けてきたプロダクションCULENによる最新作。1986年の長崎を舞台に、“イルカを見るため”に冒険にでることになった二人の少年の友情、それぞれの家族との愛情の日々を描く。人々の温かさと優しさを映し出した、ひと夏のみずみずしい物語だ。ドラマ「半沢直樹」脚本の金沢知樹が映画監督デビューメガホンを取るのは、ドラマ「半沢直樹」など主にテレビ・舞台の脚本・演出を手掛けてきた俊英で、『サバカン SABAKAN』で映画監督デビューを飾る金沢知樹。『サバカン SABAKAN』は萩森淳との共同脚本による完全オリジナル作品となっており、金沢は「撮影の舞台は僕の出身でもある、長崎県の長与町という田舎町です。物語は創作でありながら、自分の幼い頃の体験や、登場人物にもほぼモデルがいます」と自身の体験に基づく物語であることも明かしている。〈映画『サバカン SABAKAN』あらすじ〉1986年の長崎。夫婦喧嘩は多いが愛情深い両親と弟と暮らす久田は、斉藤由貴とキン消しが大好きな小学5年生。そんな久田は、家が貧しくクラスメートから避けられている竹本と、ひょんなことから“イルカを見るため”にブーメラン島を目指すことに。海で溺れかけ、ヤンキーに絡まれ、散々な目に合うが、この冒険をきっかけに二人の友情が深まる中、別れを予感させる悲しい事件が起こってしまう…。子役が主人公、草彅剛らも出演主演は、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」に出演し、『サバカン SABAKAN』で映画デビューを果たす子役・番家一路(ばんかいちろ)。子役の原田琥之佑に加え、『ミッドナイトスワン』の草彅剛、尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほりら実力派俳優が集結した。主人公・久田(番家一路)…両親・弟とともに長崎に暮らす小学5年生。斉藤由貴とキン消しが大好き。竹本(原田琥之佑)…久田の友達。家が貧しくノートを買うことができず、いつも机に魚の絵を描いている。クラスメートから避けられている。久田の母(尾野真千子)久田の父(竹原ピストル)大人になった久田(草彅剛)草彅剛は、「僕にも忘れられない子供の頃の思い出があります。あの頃のおかげで踏ん張れる事ってあると思います。この作品を見るとそんな事を思い出してもらえるんじゃないかな」とコメント。『ミッドナイトスワン』に続く愛の物語に期待が募る。主題歌は「キズナ」主題歌として、ORANGE RANGEによるヒット曲「キズナ」をANCHORが編曲し、りりあ。が歌唱を担当する。また、音楽担当は大島ミチル。きらめくような夏の物語を、音楽によってより一層奥深いものにしている。【詳細】映画『サバカン SABAKAN』公開日:2022年8月19日(金)出演:番家一路、原田琥之佑、尾野真千子、竹原ピストル、村川絵梨、福地桃子、ゴリけん、八村倫太郎、茅島みずき、篠原篤、泉澤祐希、貫地谷しほり、草彅剛、岩松了監督:金沢知樹脚本:金沢知樹、萩森淳
2021年12月18日エトロ(ETRO)から、アニメ映画『カンフー・パンダ』のキャラクター、マスター・タイガーをモチーフにしたカプセルコレクションが登場。ユニセックスのウェア&バッグなどが、2021年12月6日(月)より、全国のエトロブティックで販売される。22年干支にちなみ“マスター・タイガー”を主役に『カンフー・パンダ』は、カンフーを愛する食いしん坊の主のパンダ・ポーが繰り広げる壮大な冒険を描いたアニメーション映画。エトロでは2022年の干支・寅にちなみ、『カンフー・パンダ』に登場する勇敢で誠実なキャラクター、マスター・タイガーにフィーチャーしたカプセルコレクションを展開する。ニットウェアやトートバッグなどアイテムは、エトロのアイコニックなペイズリー柄に、カンフーポーズのマスター・タイガーをあしらったジャカードセーターなど。パンダのポーとマスター・タイガーを散りばめたストライプシャツも取り揃える。トートバッグ、クロスボディバッグ、モバイルホルダー、コインケースなどの小物類も充実。ペイズリー柄をベースに、マスター・タイガーやポーだけでなく、シーフー老師、マスター・カマキリ、マスター・ツル、マスター・モンキーといった映画の人気キャラクターをあしらい、楽し気な雰囲気に仕上げた。【詳細】エトロ「カンフー・パンダ」カプセルコレクション発売日:2021年12月6日(月)販売店舗:エトロ銀座本店をはじめとする全国のエトロブティック、公式サイトアイテム例:・ニット 170,500円・メンズシャツ 58,300円・トートバッグ 105,600円・モバイルホルダー 55,000円※商品により取り扱い店舗が異なる。■阪急うめだ本店 期間限定ストア期間:2021年12月29日(水)~2022年1月9日(日)住所:大阪府大阪市北区角田町8番7号【問い合わせ先】エトロ ジャパンTEL: 03-3406-2655
2021年12月09日カン・ハヌル、チョン・ウヒ、カン・ソラらが共演する最新映画『雨とあなたの物語』の公開を記念し、カン・ハヌルがパク・ソジュンとW主演を務めた『ミッドナイト・ランナー』が特別上映されることになった。本作主演のカン・ハヌルは、映画『ミッドナイト・ランナー』(2017)でパク・ソジュンとW主演を果たして映画界でも注目を集め、2020年、韓国の“ゴールデン・グローブ賞”と謳われる第56回百想芸術大賞では「愛の不時着」や「梨泰院クラス」を抑えTV部門の最高賞・大賞を受賞した「椿の花咲く頃」に主演し、今注目を集める韓国俳優の1人。そんな彼がスクリーンに4年ぶりにカムバックした本作では、実力派チョン・ウヒとの共演が話題を呼び、韓国で興行収入初登場第1位を記録した。この度、『雨とあなたの物語』の日本公開を記念して映画『ミッドナイト・ランナー』の特別上映が決定。「梨泰院クラス」後、マーベル・スタジオ作品『キャプテン・マーベル』の続編となる『The Marvels』に出演することが決まったパク・ソジュンと、映画『二十歳』やTVドラマ「ミセン-末生-」「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」など話題作への出演が続くカン・ハヌルが、見事な掛け合いや痛快なアクションを見せた『ミッドナイト・ランナー』は、 韓国観客動員550万人突破の大ヒットを記録している。カン・ハヌル主演映画『雨とあなたの物語』公開記念/映画『ミッドナイト・ランナー』は12月18日(土)、19日(日)、シネマート新宿にて特別上映。『雨とあなたの物語』は12月17日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:雨とあなたの物語 2021年12月17日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開ⓒ 2021 KIDARI ENT, INC., SONY PICTURES ENTERTAINMENT KOREA INC. (BRANCH), AZIT FILM CORP., AZIT PICTURES CORP. ALL RIGHTS RESERVED
2021年11月26日