ギフトコンシェルジュの真野知子さんがおすすめするギフトをご紹介。今回は『パーク ハイアット 東京 デリカテッセン』のホームグローンです。土産やギフトとして人気の高い品揃えに定評がある、『パーク ハイアット 東京』のデリカテッセン。この秋からホテル館内のレストランによる特製メニューが手軽に買えるようになると聞き、とびついてしまった。第1弾として登場したのは『ニューヨーク グリル』から、料理長、ステファン・ヘアット氏のエスプリが効いた3品だ。まずはその見た目からもフレッシュなテイストが伝わってくるタコのマリネ。タコのほどよい弾力が旨味を引き出し、玉ねぎの風味にパッションフルーツやピンクグレープフルーツが加わって、爽やかな酸味がマリネにさっぱりした軽さを与えている。シャンパンや白ワインとも相性が良さそうな、品の良い味わい。シーザーサラダは店のシグネチャーディッシュのひとつ。特製のドレッシングがレタスによく絡み、チーズのコクがこの薄さでも口の中で風味を増して存在感を放つ。そこへベーコンの旨味が合わさると、なんとも味わい深い。そしてオリジナルソースでマリネした牛頬肉を、丁寧に燻製したパストラミ。シェフのおすすめは、マスタードやピクルス、刻んだホースラディッシュなど好みの食材と一緒にライ麦パンで挟んだサンドイッチだとか。何枚も重ねて、思いきり頬張りたい!まの・ともこギフトコンシェルジュ。金沢の金箔メーカー、箔一の婚礼ライン「HAKUICHI Wedding」を監修。パーク ハイアット 東京デリカテッセン東京都新宿区西新宿3-7-1-2-1FTEL:03・5323・363511:00~19:00無休第2弾には、オールデイダイニング『ジランドール』のメニューが登場予定。シーザーサラダ¥1,340、タコのマリネサラダ¥1,400、国産牛頬肉のパストラミ¥1,500(写真は1パックの半量)。3品ともランチブッフェの前菜に並んでいるもの。※『anan』2017年11月8日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子文・真野知子(by anan編集部)
2017年11月01日ギフトコンシェルジュの真野知子さんがおすすめするギフトをご紹介。今回は『さんぽう 招月庭』の但馬牛しぐれ煮と蟹山椒です。但馬牛に蟹!とくれば、高級食材のツートップ。それが手軽にご飯のお供として食べられる。そんな贅沢な品が登場した。兵庫県北部・城崎温泉にある西村屋ホテル招月庭が改装オープンし、ホテル内にあるギフトショップも全面リニューアル。店内を覗けばプライベートブランド『さんぽう』の商品ラインナップがぐっと充実し、目移りするほど。その中でもひと際目をひいたのが、このふたつ。但馬牛に紅ずわい蟹、朝倉山椒といった地元・但馬産の食材に特化し、使用する調味料までとことんこだわりぬいて仕上げられている。しぐれ煮と聞いて、ちょっと大きな肉そぼろ?ぐらいに思っていてはいけません。予想を裏切って、厚くスライスされた但馬牛が何枚も入った、肉々しい贅沢な一品。地元・大徳醤油の風味や生姜の存在感も利いて大人好みの味わいに。ご飯が何杯でも食べてしまえるのだから恐ろしい逸品なのだ。そして何ですか、この蟹山椒は!ちりめん山椒は知っているけれど、“蟹”山椒には初対面。蓋を開けると繊維状になった紅ずわい蟹の身がびっしり!吟味を重ねたという地酒と白醤油の風味に、山椒がじんわり余韻を残す。この品格のある味わい、まさに至極。さんぽう 招月庭兵庫県豊岡市城崎町湯島1016‐27:30~21:30不定休(ホテル休館日に準ずる)TEL:0796・32・3535ホテル内に誕生したショップで、地元の食品や伝統工芸品など約600アイテムが揃う。通販は電話にて問い合わせを。写真左から、但馬牛しぐれ煮(100g)¥1,371、朝倉山椒と紅ずわい 蟹山椒(70g)¥1,186。まの・ともこギフトコンシェルジュ。手土産など日常的なギフトからハレの日まで多彩なシーンに合わせたギフトをセレクト。※『anan』2017年10月11日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子文・真野知子(by anan編集部)
2017年10月08日ギフトコンシェルジュの真野知子さんがおすすめするギフトをご紹介。今回は『mitsukoji(みつこじ)』の桃ジャムです。新潟へ拠点を移した『mitsukoji』のジャムの販売が再開された!楽しみに待っていたファンも多いはず。実は私もそのひとり。10年目を迎えたmitsukojiは、2016年、イギリスのデールメイン国際マーマレードアワードの職人部門で金賞を受賞した。「コンクールの評価の中で『果物に対する真っすぐな姿勢』とあり、その言葉をいつも念頭に置きながらジャム作りを楽しんでいます」と、作り手の小島友見さん。収穫時期など、果樹園との細やかなコミュニケーションから、パッケージのデザインまで全てをこなす。ジャムのラインナップは季節や収穫のタイミングによって変わっていき、包みのデザインや色もそれに合わせて変えられているのも、また楽しみのひとつ。今の旬は、桃。夏から秋にかけ収穫される20品種もの桃から時季に合わせて選ばれる。甘さがスッキリとしたあと味のものから、トロリとして桃の余韻が舌に長く残るものなど、それぞれに特徴があるとか。フレッシュな果実感はそのままに、しっかりとした食感も残したジューシーな味わい。一般的なジャムとは、ひと味もふた味も違うひと品です。桃(たまき)ジャム¥1,296(税込み、品種は時季により変わります)まの・ともこギフトコンシェルジュ。著書『大切な日のためのギフト・マニュアル』(マーブルブックス)好評発売中。mitsukoji基本的に通販は行っておらず、全国のパン屋さんや雑貨店に卸している。各店舗の販売予定はblog、インスタグラム(@mitsukoji_jam)にて告知。※『anan』2017年9月13日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子文・真野知子撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2017年09月06日ギフトコンシェルジュの真野知子さんがおススメのギフトをご紹介。今回は『TWG Tea』のアイスティーバッグコレクションです。ドロワー式のエレガントな装い。それだけで貴婦人のような佇まい。そのボックスをゆっくりと引き出す時には、まだ知らないものとの出合いにココロが高鳴る。少しずつ見えてくるのは、ゴールドカラーが輝く仕切りに収められて整然と並ぶティーバッグ。個装のデザインもいちいち素敵。さすがの贅沢なルックスも、シンガポール発のラグジュアリーティーブランド『TWG Tea』のものだと聞けば、納得。世界一のバリエーションを誇るだけあって、ティーコレクションにはアイスティーのラインナップも豊富にある。この夏、日本に上陸した3つのブレンドで、私が特に気にいっているのは「キャラバン ティー」。ガンパウダーという中国緑茶をベースに、ほのかなミントと、柑橘類のアロマが余韻を残す、芳醇な香りのアイスティー。ほのかな香りを楽しみたい時は、水出しでじっくり丁寧に抽出するのもよい。しっかりとした味わいを感じたい気分の時には、お湯で抽出して、氷をたっぷり入れたグラスにそそいで。カラリン、と涼し気な音をたてて、風流なひとときに。この暑さのど真ん中に、こんな素敵なボックスに入ったティーバッグが届けば、夏の日に彩りを与えてくれるはず。暑気払いの贈りものにぴったりです。まの・ともこギフトコンシェルジュ。著書『大切な日のためのギフト・マニュアル』(マーブルブックス)好評発売中。TWG Tea Salon &Boutique Jiyugaoka東京都目黒区自由が丘1-9-8TEL:03・3718・158810:00~21:00無休※『anan』2017年8月9日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子文・真野知子(by anan編集部)
2017年08月02日ギフトコンシェルジュの真野知子さんがオススメするギフトをご紹介。今回教えてくれたのはの『15度』のドライフルーツとグラノーラです。***代々木八幡エリアにある人気のベーカリー『365日』。その姉妹店『15度』がオープンした。カフェスペースも充実し、店内で焙煎されるオリジナルブレンドのコーヒーや、オーダーしてから作られるハンバーガー&サンドウィッチがテイクアウトできるのも魅力のひとつ。ショーケースには焼き菓子&デリなどが並び、棚には本やレコードまで。見ていて飽きないディスプレイのなか、ひときわ目に飛び込んできたのはテトラ型のパッケージたち。小さなテトラの中身は無農薬のドライフルーツ。グリーンレーズンにクランベリー、デーツ、セミドライのプルーン。4種類がラインナップ。どれもぷっくりとして肉厚なのが私好み。お手頃なプライスに、このサイズ感はバッグの中に忍ばせるヘルシーなおやつにもぴったり。大きめのテトラは店内で製造されるオリジナルのグラノーラ。オートミールとクルミ、ピスタチオがザクザクした食感と、ほのかにクリーミーな風味を後から連れてくる。隠し技には白ゴマ(!)も。グリーンレーズンやカレンツ、クランベリーなどドライフルーツの異なる甘酸っぱさがミックスされて口に運ぶ度に変化するのも味わい深い。こだわりの食材からでき上がる、おいしい&ナイスなルックスたちは誰もがギフトにしたくなるはず。◇まの・ともこギフトコンシェルジュ。著書『大切な日のためのギフト・マニュアル』(マーブルブックス)好評発売中。◇左から、グリーンレーズン、クランベリー各¥380グラノーラ¥1,000デーツ¥380プルーン¥454◇15度テイクアウトほか、サンドイッチやハンバーガーをはじめとするイートインメニューも充実。東京都渋谷区富ヶ谷1‐2‐8TEL:03・6407・09427:00~23:00不定休※『anan』2016年4月20日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子文・真野知子
2016年04月14日ギフトコンシェルジュの真野知子さんがオススメする季節の贈り物。今回教えてくれたのは「フィオレンティーナ ペストリーブティック」の桜ブレッドです。***日本の食文化が良いなと思うのは、巡る季節を大切にしているところ。ことさら桜の咲く季節には、あの手この手を使って愛でますよね。皆さんには春が巡るたびに食べたくなるものってありますか?私の場合は、フィオレンティーナの2種類の桜あんぱん。まず、なんといってもその姿。桜の花がちょこんとのって、とってもキュートな春の装い。「桜あんぱん」は洋風でエレガントなルックス。けれど、ひとたび口に運ぶと、しっかり和の印象を残します。ミルクロールの生地に桜餡が練り混ぜられ、その桜餡には細かく刻んだ桜の葉が。ほんのりした塩加減が甘さを引き締め、ほどよく生地の甘さを引き立てる。ねじねじ&くるくるのデザインで、バランスよく餡がポジショニング。どこから食べても淡いピンク色の餡が入っていて、キュンとします。桜餅のように塩漬けした桜の葉がアクセントの「桜の葉あんぱん」はもちもちした生地で、おやき風に焼きあげられ、この焼き色えも美しい。桜餅の葉は食べない派という人も、これはぜひ葉も一緒に。そして、できれば最初のひと口より後の方に。風味が変わるのも楽しんでみて。個々に丁寧かつ品よく包装されているので、お花見のお供やパーティの手土産にもぴったり。老若男女が楽しめます◇まの・ともこギフトコンシェルジュ。著書『大切な日のためのギフト・マニュアル』(マーブルブックス)好評発売中。◇SHOP DATAご紹介の桜ブレッド2種類の販売は4月中旬まで。この季節は、エクレアやロールケーキなど見た目にも華やかな桜スイーツも登場。東京都港区六本木6‐10‐3グランド ハイアット 東京1FTEL:03・4333・8713 9:00 ~ 22:00無休※『anan』2016年3月23日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子文・真野知子
2016年03月21日さまざまな分野を縦横無尽に活躍するエイジレスな女性たち。彼女たちが好きな人・空間・コトには、ずっと探していた「キレイ」のヒントが隠されているはず。 “KIREI interview” では、そんな彼女たちのキレイの秘密を探ります。裏地 桂子さん / ギフトコンシェルジュギフトコンシェルジュとして雑誌・TVなどでもおなじみの裏地桂子さん。忙しい日々の著述業やお仕事のかたわらで、美しくあることへの気配りはもちろん、周囲への心配りも驚くほどきめ細やか。すでに8冊もの著書を発表するパワフルウーマンでありながら、常にしなやかでチャーミング。会うたびに輝きを増す彼女の「キレイ」の秘密を探ります。裏地桂子 Keiko Uraji ギフトコンシェルジュ。クリエイティブコーディネーター。草月流師範。1996年より、『Grazia』『メイプル』『和樂』などの女性誌でライター、コーディネーターとして活躍後、衣食住ライフスタイル全般に精通した知識とそのセンスを生かし、プロデュース、ブランディングなどを数多く手がけている。食通、きもの好き、京都好きでも知られ、講演会やトークショー、執筆活動にも力を入れている。著書に『わたし好みのHAPPYデザインギフト100選』(小学館)、『ほめられきもの宣言』(小学館)、『贈る心得。ご縁結びのスイーツ』(講談社)など多数。昨年10月ワニブックスより刊行した『ごきげん力 8つの育て方』も話題に。裏地桂子ホームページ www.uraji-keiko.com― 会うたびにキラキラ度があがっているように思うのですが、どんなことを日々心がけているのか、スキンケアや美容法なども含めて、そのいくつか教えていただけるでしょうか?先ほども※お話ししたように、自分の「ごきげん力」を育てるために常に “好きのあぶり出し” をしています。分かりやすい例で言えば「香り」。好きな香りって纏っているだけで気分が上がるでしょう? そのくらい身近なものから、なんでもいいから「好き!」と感じることをあぶり出していく作業。香り以外は、たとえば好きなハンカチ、箸置き、なんでもいいの。ノートとかにひたすら好きなものを書き出しておけば、落ち込んでいる時や気分が沈んでいる時の特効薬になってくれるんですよ。※【前編】記事 それから、良質な睡眠をとること。睡眠って考えてみれば人生の約1/3を占めるのだから、その環境をしっかり整えることってものすごく大切なことだと思うの。以前睡眠で悩んだ時期があって、その時以来「ラークオール」のマットレスを使ってます。季節を問わず、とにかくこのマットレスさえあれば上質な眠りが得られるというものすごく快適なマットレス。ちょっとお高いのだけど、長い目でみればそうでもないって思えてくるくらい、もはや私の生活においてなくてはならないもののひとつになってます。あと、睡眠繋がりでもうひとつ、IWATAの羽毛の靴下もとってもおすすめよ。よく寝るときは靴下を脱ぎなさいって言うけれど、足先が冷たいとなかなか眠りにつけないでしょ? これはおやすみ専用ソックスで、羽毛がふんわり足全体を包み込んで足首までポカポカにしてくれるの。冷え性の人にはとにかくおすすめしてます。お風呂に入るのは朝って決めてます。お風呂がとにかく好き。朝のばたばたがひと段落して家でひとりになった時間、バスタブにお湯を張ってお気に入りのオイルやバスソルトを入れて「あ~、私って幸せ!」と思いながらお風呂に浸かっている時間が、とにかく最高に好きなの。「ごきげん力」の源にもなっているのね。今愛用中のバスソルトは大好きな「JO MALONE」と、キャピタル東急のアメニティになっているこちら。チェリーブラッサム(桜)の香りがものすごくリラックスできて、ぜひ商品化して欲しいのだけど今のところは非売品なので、キャピタルを定宿にしている知人にお願いして譲っていただいてるの。― ヘアケア、スキンケアで愛用されているアイテムも教えていただけますか?▼「john masters organics」のヘアケアアイテムもともと少しクセっ毛なので、オーガニック過ぎるのは好きじゃないの。キシキシするのが多いでしょう? 「john masters organics」(ジョン マスター オーガニック)は洗い上がりがきしまないし、香りも好み。あと、高過ぎないのもいいのよね。▼「SYNACTIF」のスキンケアいまスキンケアはクレ・ド・ポー ボーテのスキンケアライン「SYNACTIF(シナクティフ)」が基本。シンプルステップが好きだから、洗顔のあと、保湿液+日中美容液、保湿液+夜用美容液。それぞれ2万円くらい。ちょっと高いかな? と思うのだけどたった3アイテムのシンプル2ステップだから許せてしまう。塗ってみるとすぐ分かると思うけれど、とにかくぐいぐい中に入っていく感じで圧倒的な浸透力。これに変えてから肌が変わったってよく言われるようになったの。1度使ってからもう手放せなくなってます。▼「クレ・ド・ポー ボーテ」のSPF付きハンドクリームこれね、SPF18なの。ハンドクリームでSPFついてるのはなかなかないでしょう? でも手って実はいちばん無防備に紫外線を浴びているパーツ。SPFはついていて然るべきものだと思うの。これはSPF18に加えてPA++。しかも日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ美白有効成分も入っていて至れり尽くせり。ものすごく賢い。香りもちょっと嗅いでみて!良い香りでしょう? 塗ってるだけで気分も上がるし、いいことづくめのアイテムよ!メイク遍歴のなかでいきついた、私的優秀コスメたち― メイクアイテムでは、どんなものを愛用されていますか? 私、ある時からファンデーションを塗るのをやめたんです。肌に確実に負担をかけている気がして…。現代は秀逸なコスメがたくさんあるので、ファンデーションをぬらなくても肌の質感は上げることはできるはず、というのが信条。メイクの中でもとくに大事だと思うのが最後の仕上げのステップ。ドゥ・ラ・メールの「ザ・イルミネーティング パウダー」は化粧ポーチにも入れて持ち歩いてるのだけど、メイクの最後に大きめブラシでぱぱっと塗るだけで顔全体につや感を出してくれる。勝手に「魔法の粉」って呼んでます(笑)「さぁ!」と気持ちを押してくれる魔法の粉ですね。ファンデーションをやめたので、洗顔は洗顔フォーム派。使っているのはもうずっとディオールの「DIOR SNOW」オンリーです。これも泡のきめ細やかさと洗い上がりが理想的なのね。メイクアイテムでもうずっと愛用しているのは、IPSAのコントロールパウダーとコンシーラー。アイカラーやライナー、チークはどれもBOBBI BROWN。最近、口紅はゲランの「KISS KISS ローズリップ」N'R371。お着物のときは(お着物に負けない発色の)N'R329を愛用。どれもあれこれ本当にいろいろ試したうえで行き着いたわたしの「好き」なアイテムばかり。教えたがりなので、自分がいいと思ったものはなんでも公開してしまうの(笑)― ありがとうございます! 本当に裏地さんのお肌って思わず触りたくなるくらいきめ細やか。この艶感を目の当たりにすると、どれもこれも説得力があり過ぎますね。思わず前のめり気味にメモしてしまいました(笑)最後にひとこと、読者へメッセージをお願いします。自分の「ごきげん力」を養うクセをつけることってそんなに難しいことではないはずなんです。ひとつ言えるのは、「ごきげん」は人に移るということ。つまり、ちゃんと自分のごきげんをとってあげれば、もれなく周りをハッピーにすることもできる。だから「大手を振ってもっと自分を甘やかしてあげてね」と、みなさんに声を大にして伝えたいです!(インタビュー・文:松浦明) ギフトコンシェルジュ 裏地桂子さん 「ごきげん力」と「キレイ」の源はここにあり! 【前編】はこちら>> 『ごきげん力 8つの育て方』(ワニブックス刊)前向きになりたいと願っているのに、何か心が晴れない。いつもなにか不安に苛まれている。“揺れやすい”女性たちの心に一筋の光が差し込むような感覚で、思わず一気に読み上げたくなる一冊。「自分のご機嫌をとれるのは自分だけ」「好感度をあなどるなかれ」「言霊(ことだま)は私の守り神」「その『いつか』はいつくるの?」気になる章はどこから読んでもOK。マル高出産で子育てと仕事の両立に奮闘中の私自身(インタビュアー)も元気をいただいた一冊です。
2016年01月29日さまざまな分野を縦横無尽に活躍するエイジレスな女性たち。彼女たちが好きな人・空間・コトには、ずっと探していた「キレイ」のヒントが隠されているはず。 “KIREI interview” では、そんな彼女たちのキレイの秘密を探ります。裏地 桂子さん / ギフトコンシェルジュギフトコンシェルジュとして雑誌・TVなどでもおなじみの裏地桂子さん。忙しい日々の著述業やお仕事のかたわらで、美しくあることへの気配りはもちろん、周囲への心配りも驚くほどきめ細やか。すでに8冊もの著書を発表するパワフルウーマンでありながら、常にしなやかでチャーミング。会うたびに輝きを増す彼女の「キレイ」の秘密を探ります。裏地桂子 Keiko Uraji ギフトコンシェルジュ。クリエイティブコーディネーター。草月流師範。1996年より、『Grazia』『メイプル』『和樂』などの女性誌でライター、コーディネーターとして活躍後、衣食住ライフスタイル全般に精通した知識とそのセンスを生かし、プロデュース、ブランディングなどを数多く手がけている。食通、きもの好き、京都好きでも知られ、講演会やトークショー、執筆活動にも力を入れている。著書に『わたし好みのHAPPYデザインギフト100選』(小学館)、『ほめられきもの宣言』(小学館)、『贈る心得。ご縁結びのスイーツ』(講談社)など多数。昨年10月ワニブックスより刊行した『ごきげん力 8つの育て方』も話題に。裏地桂子ホームページ www.uraji-keiko.com― 先日刊行された著書『ごきげん力』ですが、ページをめくるごとに勇気をもらうメッセージやキーワードが次々と飛び込んできて、「ああ、今この本を読んで本当によかった!」という清々しい読了感。「悩みも心配ごともたくさん。だって人間だもの」というくだりから「そうかぁ。そうよね!」と。相当前のめり気味に読ませていただきました。嬉しいわ。本当に書いているとおり「どうしていつもそんなに元気いっぱいなの?」「悩みごとなんてないでしょう?」ってよく言われるの(笑)過ぎた今だから振り返ってそう思えるのだけど、30代ってまだまだ若いのよね。とにかく体力があるし、周囲から評価もされるようにもなってキャリアもどんどん磨かれて。続いて訪れる40代は、私自身は雑誌のライターを辞めていまのキャリアへとこぎ出す大きな転機となった時期で、それこそ「いけいけどんどん」。新しいことへの挑戦が次から次へと繋がって、変化していくこと自体が楽しくて仕方がなかった時代。でも、いざ「50代」に突入するとなった時、正直想像できないことだらけだったの。明らかな体力の変化に戸惑うことも多かったし、とにかく不安だらけ。でもいちいち落ち込んでいても仕方がないないでしょう? 上を見ればきりがないし、下を見ても仕方がないのよね。そう思って、自分なりにあれこれと試行錯誤しながら「いつまでもキラキラしていたい!」という目的に向かって行き着いた解決策が、この本の主題にもなっている「ごきげんに暮らす」ことだったんです。― これまでの書籍は、贈り物や手土産のテーマや、京都好き、食通、着物などご自身の「好き」が主題でした。今回の『ごきげん力』は今までにないアプローチですよね。本書を書くに至ったきっかけは何だったのでしょう?最近よく若い女性から人生相談を受けるようになって。おしなべて感じるのは、30代は焦っている人が多い。揺れているのよね。私だってそうだったもの。だからご相談を受けるたびに思うんです。今、世の中はセルフコントロールの時代。自分のことは自分にしかわからないのだから、どんどん自分のことを知る作業を重ねるべきなのよって。でも、話を聞いているとみな大体自分で答えを決めているの。私がしてあげられるのは、背中を押してあげることなんだな~と。本書を書く原動力になったのは、自分自身が紆余曲折してたどり着いた答えを共有することで、揺れているもやもやした気持ちや悩んでいる背中を押してあげれるかも! と感じたからなんです。― 本書ではマーカー片手に読みたくなるほど、心にすとんと落ちるキーワードがたくさん登場するのですが、なかでも「好きのあぶり出し」ということばには、膝を打つ女性たちも多いように思います。現代の荒波をくぐって前向きに生きていくには強いセルフコントロール力が必要だと思うんです。まず第一に「私って幸せ!」と思えることはものすごく大切で、そう感じることが多ければ多いほど「ごきげん力」を養うことができると思うんです。本書でも書いてますが、 “好きのあぶり出し” はマスト作業なんですよね。ものすごくシンプルな作業で、頭に思い浮かぶ「好き」なことを何でも良いから紙に書き出していくんです。このステップを踏むと、「どうすれば自分が喜ぶのか」を知ることができるでしょう? たとえ何かで落ち込んでも「そういえば私、朝からお風呂に入ってシャンパン飲むのが好きだったじゃない?」って。そうやって少し自分を甘やかしてあげると「心のリカバリー」が早いんです。― 裏地さんは会うたびに「これものすごくいいわよ!」って、コスメでもなんでも惜しみなく情報公開してくださるんですよね。なおかつその情報がものすごく信憑性があって、どれもこれもすぐ買いに走りたくなるものばかり。50数年生きてきた分、失敗もたくさん。だからその試行錯誤の末に出会った良いものはどんどん人に共有していきたいって思うんです。本に書いていることも含めて、自分が本当に良いなと思ったものはできるだけ多くの人と共有したい。すべて「お福分け」だと思ってるんです。 【後編】へ続く>> (インタビュー・文:松浦明)★裏地さんインタビュー記事【後編】では、「キレイ」になれる愛用品の数々をご紹介! 【後編】はこちら>> 『ごきげん力 8つの育て方』(ワニブックス刊)前向きになりたいと願っているのに、何か心が晴れない。いつもなにか不安に苛まれている。“揺れやすい”女性たちの心に一筋の光が差し込むような感覚で、思わず一気に読み上げたくなる一冊。「自分のご機嫌をとれるのは自分だけ」「好感度をあなどるなかれ」「言霊(ことだま)は私の守り神」「その『いつか』はいつくるの?」気になる章はどこから読んでもOK。マル高出産で子育てと仕事の両立に奮闘中の私自身(インタビュアー)も元気をいただいた一冊です。
2016年01月29日ギフトコンシェルジュの真野知子さんが今回紹介するのは『西村屋』のかにおこわです。* **冬の味覚の王様といえば、私はやっぱりカニ。それもタラバガニでもなく、毛ガニでもなく、松葉がに。私のルーツでもある兵庫県・城崎温泉は、冬になると温泉とカニ料理を楽しむ観光客で賑わいます。そして、知る人ぞ知る松葉がにの高級ブランド「津居山かに」が食べられるのも魅力。そのメス「せこかに」の漁期は解禁からわずか2か月ほどで、限られた期間だけ食することができる禁断の味。それゆえ一度食べたら忘れられない魅惑の味わいなのです。それを長く楽しめるのが、城崎温泉の名旅館『西村屋』が手掛ける冬季限定の「かにおこわ」。色鮮やかなのは、せこかにの身と内子と呼ばれるオレンジ色をした卵巣部分を贅沢に使っているから。本物のせこかにの甲羅に詰められているのも格別な味わい。その繊細な旨味は、胃袋の細胞レベルで味わいたい!そんな衝動にかられるほど。がらりと風味が変わるのが笹包みのおこわ。紅ズワイガニという別種類のカニの身がふんだんに混ぜられ、もっちりとした食感に上品な甘みも。笹の葉の香りが風味豊かに余韻を漂わせ、いっそう味の深さを引き立てる。名店の味を家庭でも手軽に楽しめる贅沢な冬限定の味。お世話になった方への贈り物や、年末年始の家族団欒の食卓におすすめです。◇「せこかにのおこわ甲羅詰め」と「紅かにのおこわ笹包み」を各4個ずつセットにした、かにおこわ(8個入り)¥4,320(税込み)。2月くらいまでの期間限定品。◇西村屋 彩「SAI」城崎温泉で創業以来150余年、文人墨客に愛されてきた老舗旅館の味を気軽に自宅で楽しめるようにとオープンした、ショッピングサイト。兵庫県豊岡市城崎町湯島1016-2TEL:0796・32・3535※『anan』2015年12月25日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子文・真野知子
2015年12月19日ギフトコンシェルジュの真野知子さんがオススメするギフトをご紹介。今回教えてくれたのは「やきいも日和」のつぼ焼きいもです。* **この焼き芋、よく見かける石焼き芋とは、ひと味違うシロモノ。その秘密は特製の壺で焼いている「つぼ焼きいも」なんです。大正時代に中国から伝わった方法で、実は石焼きより古い歴史があるのだそう。そんな焼き方にもこだわる焼き芋屋『やきいも日和』は冬季限定。いよいよ味わえる季節がやってきました。サツマイモは秋から冬にかけて寒くなるほどに美味しくなるそうで、シーズン始めはホクホク、中盤にはシットリ、終盤にかけてネットリと食感が変化していくんだとか。つぼ焼きに使うサツマイモは「紅はるか」。大きな壺の中で1時間ほどかけてじっくり丁寧に焼いた芋は、外は芳ばしく、中は持ち味を引き立てたしっとりした焼き上がり。なかなかお店まで足を運べない、だけど食べたい!そんな欲望を叶えてくれるのが、通販で買える冷凍したタイプのもの。ふた通りの食べ方が楽しめて、ホカホカに温めてから食べるのはもちろん、解凍して冷えたままという方法も。冷たい焼き芋なんて…って思ったアナタ。あなどるなかれ。まさかまさかの新感覚。甘みが熟成され、ぎゅーっと凝縮されたような深い味わい。ねっとり&とろけるような口当たりがまるでスイートポテトのよう。この感動を誰かにもお裾わけしたくなるはず。◇やきいも日和冷凍の箱入りタイプは取り寄せ可。現在予約受付中で12/1~の発送となります。在庫なくなり次第終了で、通年6月くらいまで。月・木曜のみ大磯本店にて店頭販売もあり。TEL:090・5443・2221◇写真は冷凍の箱入りタイプ。つぼ焼きいも1kg(5~6本入り)¥1,940ほか、2kg(10~12本入り)¥3,800も。店舗販売の場合は1本¥330~。◇まの・ともこギフトコンシェルジュ。著書『大切な日のためのギフト・マニュアル』(マーブルブックス)好評発売中。※『anan』2015年11月25日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子文・真野知子
2015年11月21日ギフトコンシェルジュとして、多彩なシーンに合わせた贈り物を提案する真野知子さん。今回は、「NEWE(ニュー)」のハーブ入り緑茶を紹介してくれました。***バリエーション豊富で華やかなパッケージたちに惹きつけられてしまいませんか?これらは、紅茶を連想してしまいそうな洋風なルックスとはうらはらに、実は緑茶や焙じ茶を使った大人のフレーバーティー!この秋スタートしたばかりのギフトブランド『NEWE』のもの。完全有機栽培の煎茶など国産の香り高い茶葉の品種をベースにしたハーブ緑茶で、なんと16種類ものフレーバーが楽しめます。ブルガリア産のダマスクローズや、良質なオーガニックハーブとの組み合わせは、いつまでも香り高い優雅な余韻を引き連れ、華やかさもぐっと際立てて。ドライアップルやストロベリー、温州みかんなどを使ったフルーティなタイプや、ミントにカモミールなど、さまざまなハーブを使ったハーバルティーのシリーズも揃う。いくつもの味わい深さと、複雑で繊細な香りを楽しめるのも大きな魅力。これまで、ちょっぴり地味な印象があった緑茶を、華麗に大変身させたのは、茶の葉や果実、花びらをイメージしたカラフルな装いの包み。ひと手間加えるとコースターにもなる!そんなデザインもティータイムをいっそう楽しく演出してくれます。個包装になっているので、パーティシーズンが始まるこれからの季節にプチギフトとして大活躍してくれそう。◇NEWE10/28~11/3の期間限定で、伊勢丹新宿店 本館地下1 階プラ ド エピスリーにて催事出店。トップ ギフト事業部TEL:03・5501・2929◇まの・ともこギフトコンシェルジュ。著書『大切な日のためのギフト・マニュアル』(マーブルブックス)好評発売中。※『anan』2015年10月28日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子文・真野知子
2015年10月26日ギフトコンシェルジュとして、多彩なシーンに合わせた贈り物を提案する真野知子さん。今回は、「ハニーベイクド・ハム」のハムを紹介してくれました。* **アメリカ最大級の高級ハムブランド『ハニーベイクド・ハム』。その魅力は上質な豚の骨付きモモ肉だけを使ってじっくり燻製した、しっとり柔らかでジューシーな肉質。周りを包む表面のシンボリックなグレーズは甘く香ばしく、パリッとした食感で風味をより際立たせます。さらにスパイラルスライスとネーミングされたオリジナルのカッティング技法も特徴的。ほどよく食べやすい厚みと、細かに波打つ螺旋状のスライスが、オリジナルのハニーマスタードとよく絡んで、ぐっと味を引き立てて。蜂蜜のほのかな甘さ、シナモンの隠し味。それにスモークの効いた旨味をギュッと凝縮した深い味わいが噛むたびにジワ~ッと口の中に広がっていく。そんな極上のハムを私はエッグベネディクトの具材にするのもお気に入り。この一枚で、いつものメニューがグレードアップするのです。今まではオンラインショップや、限られたホテル&レストランでしか味わえなかったのが、8月6日(ハムの日!)に日本初の路面店がオープン。このハムを使ったメニューが豊富に楽しめるように。手軽にテイクアウトできるサンドウィッチなど、手みやげや差し入れにいかが?アウトドアのお供にもおすすめですよ。◇ハニーベイクド・ハム東京都港区虎ノ門5‐1‐5TEL:03・6450・186911:00~14:00、17:00~22:30(土曜11:00~15:00)日・祝日休ハムの販売はもちろん、サンドウィッチなどの軽食や、夜はビールやワインにもぴったりなハムステーキやハムを使用した前菜なども揃う。www.honeybaked.co.jp◇ハニーベイクドクォーターハム¥5,907(約1800g)。ボリュームもしっかりのハムを挟んだサンドウィッチは上から、グリルしたトマトや玉ねぎ、茄子など野菜たっぷりのメディテリアンサンドウィッチ¥830、ブルーチーズとりんごとの相性も抜群なアップルブルーチーズ¥880。◇まの・ともこギフトコンシェルジュ。著書『大切な日のためのギフト・マニュアル』(マーブルブックス)好評発売中。※『anan』2015年9月2日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子文・真野知子
2015年09月01日ギフトコンシェルジュとして、多彩なシーンに合わせた贈り物を提案する真野知子さん。今回は、「八雲茶寮(やくもさりょう)」の手延べ玉素麺を紹介してくれました。***夏真っ盛り。日本の夏を感じる食べ物といえば、やっぱりツルッとしたのど越しの素麺。大人にも子供にも馴染みのあるものは、季節のご挨拶にも人気です。だからこそ、ひと味もふた味も違うものを贈りたくなりませんか?そんな欲望を叶えてくれるのは、都会のカオスから離れ、凛とした空気と時間が流れる和食料理屋『八雲茶寮』。亭主の美意識が凝縮され、細部にまでこだわり抜いた世界観を体験できる隠れ家です。おもたせとして季節限定販売されている「玉素麺」は、籠に入った品のある装い。封を開けると、想像を超えた感動が待ち受ける。まず、手のひらに収まるほどの美しい丸曲げ状の麺が姿を見せる。まっすぐな状態の麺をイメージしていると見事に裏切られるフォルム。これは、細く、長く、丸~くご縁が繋がりますようにと、ひとつひとつ職人の丁寧な手仕事による技。その産地は長崎県島原。製麺工場のご主人自らが無農薬栽培した小麦を使い仕上げた最高級の手延べ素麺。少し生成りがかった麺を茹でると、とても艶やか。縒よりをかけながら麺を延ばすのが、驚くほど弾力のある強いコシのもとに。もちもちとした食感も特徴的。風味豊かな薬味を加えていただくのもよし、ちょっと贅沢にすっぽんスープと楽しむなんてのもよし。◇八雲茶寮東京都目黒区八雲3‐4‐7TEL:03・5731・16209:00~17:00日・祝日休茶房では季節の生菓子をはじめ、お茶、甘味、お酒が愉しめる他、朝膳(11:00LO)も。昼懐石は¥5,000~(12:00~15:30<13:30LO>、月曜休)。◇まの・ともこギフトコンシェルジュ。著書『大切な日のためのギフト・マニュアル』(マーブルブックス)好評発売中。※『anan』2015年7月29日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子文・真野知子
2015年07月25日ギフトコンシェルジュとして多彩なシーンに合わせた贈り物を提案する真野知子さん。今回は、天のやの「たまごサンド」を紹介してくれました。***たまごサンドというと関西では玉子焼き、関東では茹で卵をマヨネーズで和えたものを挟んであるのが主流。地域によって調理法に違いがあるけれど、ホッとする懐かしさを漂わせるのは同じ。そのたまごサンドが手土産や差し入れで秘かに大人気なのが、麻布十番にある甘味処『天のや』。甘味処なのにたまごサンド?と思うことなかれ、ここは知る人ぞ知る、たまごサンドが名物。今までは麻布十番のお店で予約をしないとテイクアウトできなかったのが、専門店で手軽に買えるように。その人気の秘密は、なんと出汁巻き玉子が挟まれているのです。まず箱を開けるとギッシリと詰められた、たまごサンドが目に飛び込んでくる。ごくごくシンプルなルックス。ひとつ手にとるとズッシリとした重み。ゆっくりと口へ運び、ひとくち頬張る。たっぷりの出汁を含んだ出汁巻き玉子は、キメが細かく、しっとり&滑らかな舌ざわり。柔らかな弾力と、沁みでる出汁の繊細さ。なんとも優しい上品な味が口の中に広がる。さらに食べ進めると、マスタードをピリッと利かせたマヨネー ズも味の余韻をいっそう引き立てて。その味を確かめるように、またどんどん手がのびてしまうのです。自分用にちょうどよいボリュームのハーフサイズがあるのもうれしい。◇たまごサンド レギュラーサイズ(12カット)¥1,180*税込み毎日限定数での販売となっているので、早めの時間帯のほうが確実。◇天のや 池袋西武店東京都豊島区南池袋1‐28‐1西武池袋本店B1(南B11)=おかず市場 惣菜売場特設会場TEL:03・3981・0111(代)10:00~21:00(日・祝日~20:00)無休渋谷西武店、京王百貨店新宿店も。◇まの・ともこギフトコンシェルジュ。著書『大切な日のためのギフト・マニュアル』(マーブルブックス)好評発売中。※『anan』2015年6月3日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子文・真野知子
2015年06月01日