今回の「やさしいママのヒミツ」は、人気コミックライターのまりげさん。昨年8月に三男を出産したばかりの3人の男の子ママです。2年前にご主人の地元に移住し、農業と漁業をスタート。同時に日々の暮らしをインスタグラムに綴るようになり、昨年初の著書を出版。ウーマンエキサイトで連載中の 「まりげのケセラセラ日記」 も好評の超多忙ママです。まりげ さん息子さん:長男くん(4歳)、次男くん(3歳)、三ちゃん(5ヶ月)埼玉県出身。京都府舞鶴市に移住、築100年の古民家をセルフリノベーションして暮らす。漁師に転職した夫と3人の息子と暮らす日々を綴った3コママンガをインスタグラムにて更新。夫が運営する 「岡山八朗兵衛商店」 を手伝いながら農業も行う。昨年、初の著書 『たのしいことを拾って生きる。~まいにちいろいろ、家族ドロップス~』 (大和書房)を上梓。ウーマンエキサイトで「まりげのケセラセラ日記」を連載中。Instagram: @marige333 、 @okayamahachirobe お子さんが3人いるだけでなく、3つの仕事をこなす忙しい日々のなかで、まりげさんが笑顔のママでいるために心がけていることは? たっぷりお話を伺いました。移住とともに、新たな仕事を3つスタート早速、まりげさんの平日のスケジュールを見てみましょう。 6:30 : 全員起床 7:00 : 朝食、身支度 8:30 : 保育園へ登園 9:00 : 買い物 10:00 : 洗たく干し、掃除 12:00 : 昼食 13:30 : 授乳、お昼寝、お散歩 17:00 : お迎え 18:00 : 保育園から帰宅 18:30 : 夕食の準備、夕食 19:30 : お風呂 21:00 : 子どもたち就寝 22:00 : 絵日記や連載のマンガを描く 24:00 : お茶を飲んでラジオを聴きながら、皿洗い 25:00 : 就寝三男を出産したばかりのまりげさん。現在は産休中ですが、普段は子どもたちが保育園から帰ってくるまでの間に農作業と漁業も加わるため、「自分の時間」は家族が寝ている深夜の時間だけなのだそう。「昼間は赤ちゃんとの時間、子どもとの時間、仕事の時間、いろいろな時間軸があります。主人も徒歩圏内で仕事しているので、自分だけのスケジュールはないですね。本当は健全な時間にマンガを描いたほうがいいのはわかっていますが、いまは赤ちゃんもいて、中断するとストーリーを考えたりできなくなるので、子どもたちが寝た後の方が落ち着いて描けるんです。睡眠時間はどうしても細切れになりますが、お昼寝も含めて1日トータルで8時間は寝ているので、眠くて仕方がないということはないですね」子どもたちを寝かしつけたあとに起きて、深夜にラジオを聴きながら家事をするのが、まりげさんの至福の時間なのだとか。「子どもが生まれてから、視覚も聴覚も全部取られてしまうテレビはほとんど見なくなりました。ラジオは耳だけでいいから、子育て中は相性がいいと思います。洗いものは、使ったらすぐに片付けていたときもあったのですが、食べた後は子どもたちとおしゃべりして、ゆっくりしたいなと。最近は、夫がとりあえずシンクにお皿を下げてくれるので、水につけておいて夜にまとめて洗います。母親でもなく妻でもない、自分ひとりのこの時間が、一番心をリセットできるんです」三男が生まれて3人の男の子ママになったまりげさん。長男だけのときよりも、次男が生まれてからの方が子育てがラクになったそう。「親たちが付き合いきれないほどの体力で、ふたりでめいっぱい遊んでくれています」もともとは、まりげさんの地元・埼玉で母親と2人の息子と夫婦の5人暮らしでしたが、ご主人の地元・京都府舞鶴市に引っ越してから、がらりと生活が変わったのだそう。「夫は木製雑貨のデザイナー、私はアパレルで販売員をしていました。夫は海好きだったので、いつかはこちらに引っ越すのかなとは思っていましたが、脱サラ宣言をしたのが次男が生まれて一ヶ月の頃だったので、“このタイミングで?!” という思いは正直ありました。でも年齢を重ねるごとに慎重になり、フットワークが重くなると思ったので、思い切って移住を決めたんです。川も山も海もある。多少不便なところもあるけれど、子育てをするにはとてもよい環境です」移住とともに始めたのが、ご主人の祖母の家業である農業。まりげさんは、義祖母と二人で農作業を行っています。「農業をすることになるとは、想像もしていなかったですね。でも、畑は放っておくと荒れてしまうし、おばあちゃんも一人でするのは難しくなってきた頃だったんです。規模はそれほど大きくないのですが、野菜やお米などを育てて、直売所や学校給食用に卸しています。おばあちゃんが実践する昔ながらの “機械に頼らない農業の仕方” を覚えておくことは、自分にとってもいいかなと。例えば、作物を支柱に結びつけるのも、必要な材料はホームセンターですぐに揃うのですが、おばあちゃんは竹を切ってきて、それに古い服の裂布で結ぶんです。非効率かもしれないですが、ものに頼らずにあるものを使うということを直接学べるのは、とてもいい経験だなと思います」農作業だけでも大変そうですが、ご主人の牡蠣の養殖の手伝いもしているというから驚きです。「冬から春にかけては旬の真牡蠣を通販で販売しています。それ以外の時期はタコをとったりしています。真牡蠣やタコなどを使った加工食品も製造し、冊子やパッケージも自分達でつくり、ウェブショップや雑貨屋さんなどで販売しています。漁師が製造からデザイン、販売まで手掛けるのはめずらしいかなと思いますね(笑)。『岡山八朗兵衛商店』のインスタグラムをまめに更新することで、“こういう人たちが、実直に育てている牡蠣を清潔な状態で届けている” という、安心感につながればいいなと。三男が保育園に入るまでは、SNSを更新したりお客様にコメントをお返ししたりと、家でできることでフォローをしています。いまはちょうど寒い季節で農作業がない分、負担は少ないです」「岡山八朗兵衛商店」の天然真蛸やムール貝、真牡蠣の燻製オリーブオイル漬。ボトルにはまりげさんが描いたイラストのラベルが。「たのしいことを拾って生きる」生活新しい環境のなかで、新しいことへの挑戦。そのなかで “楽しさ” を探し出せるまりげさんだからこそ、大変そうな暮らしも楽しそうに見えてきます。「基本適当なんです(笑)。『しなやかで、たおやかに』というのが自分のなかでのテーマ。“3年後にこうなっていたい” とか、“こういう家族を作るんだ”、みたいな目標はあまりなくて、そのときどきで順応していけるのが一番ラクかなと思います。夫がリードしてくれているので、私はその流れに沿っているだけですね。築100年の古民家をセルフリノベーション。インテリアは、アパレル時代はディスプレイを手がけていたというまりげさんの担当。手作りのドライフラワーやかごが並ぶ。もしも私が、友だちと頻繁に飲みに行くような社交的な人だったら、こんなに毎日インスタグラムを更新できないです(笑)。家族といる時間が一番楽しいんです。いまは授乳中だから飲みにも行けないし、外食するのも遠いし、子どもが小さいからできない。じゃあ家でどんな風に過ごしたら楽しいだろう? って考えます。“ないから嫌” ではなく、作ればいいと。いかに自分が楽しく暮らせるように変えていくか、というのが大切ですね」この日、子どもたちのおやつに用意されていたクッキーやスコーンは、まりげさんが子どもたちと一緒に作ったもの。スコーンはもちろん、ジャムもクロテッドクリームも手作り。「買えるところがないので、作るという発想に切り替わります」とまりげさん。「母が譲ってくれたこのレシピブックは、簡単に作れてすごくおいしいんです。クッキーは手のひらで潰すだけでよくて、大きさも厚みもバラバラでOK。『こうしないといけない』と言わなくてもいいのが、子どもと作るのにぴったり。作りながら、むかし母が『冬は寒いからバターも溶けなくて、おかし作りにいいんだよ』と教えてくれたことを思い出します。寒いからこそ、家の中で過ごす “楽しみ” や、“上手くできること” もあると思いますね」子どもたちと料理をすることも多いというまりげさん。野菜を好きな大きさに切ってもらったり、トンカツを揚げるときは “パン粉担当”、“小麦粉担当” と3人仲良く並んで作ったり。後片付けは大変なことになるけれど、それで楽しかったらよしと考えるのだそう。「週末のおやつも、金曜日に子どもたちと一緒にレシピ本を読んで決めるんです。買ったおやつは5分しか時間がもたないけど、作るところから一緒にやると1時間、2時間の遊びになるんですよね」そんな遊び方をしていると、おもちゃもあまり必要ないのだそう。「おもちゃは遊び方のパターンが決まっているから、子どもたちも飽きるのが早いようです。『自然』は、何がそこにいるか、どういう表情を見せてくれるか、日々変化があるので飽きないみたいです。公園はないけれど、季節によって生えている草や花があるので、庭の一角でずっと遊んでいます。おもちゃのブロックとかで遊んでいると、思い通りにならなくてイライラしたり、なぜか喧嘩になったりしますよね。でも自然のなかで遊んでいるとそういったことも少ないようです。自然に囲まれた環境に引っ越したことが、子どもたちを怒らずに済んでいる理由のひとつかもしれないです」「子どもたちが、“田舎で暮らす楽しみ” を増やしてくれています。木の実をたくさん拾ってきて一緒に図鑑で調べるのが面白かったり、そんなことを外でしていると近所の人が『それは椎の実だから、炒めると食べられるよ』と教えてくれて、味見してみたり。どんどん広がっていくんです。何もないところでも、子どもって面白いことを見つけてきますよね。子どもは喜んでくれる人、楽しんでくれる人代表じゃないですか。だから私も生活の張り合いがありますね」マンガは遠くに暮らす母、そして子どもたちへの手紙インスタグラムへのマンガの投稿がきっかけで、初の著書も出版したまりげさん。でも、あくまでも主軸は牡蠣の養殖と農業でマンガは副産物だと話します。「突出してイラストが得意なわけでもないですし、こんな生活をしている自分を描いているから皆さんに見てもらえているのかなと思います。マンガは移住が決まった後に書き始めました。美大を中退するとき、母には『自分の絵を好きだって言ってくれる人のために描き続けるよ』と言ったのですが、まさかこうなるとは思っていなかったですね(笑)」A4用紙に細かく描き込まれた原画。紙に鉛筆で下書きして、ミリペンを使って描いて、マーカーで色をつけて。インスタグラムを始めた頃、まだ複数枚投稿できる機能がなかったので、3コマを1枚に詰め込む形に。「小さい枠に描いているので色を塗るのも早い。原画をスキャナーで取り込んでアップしています。私にはこのアナログなやり方があっていますね」まりげさんが描くのは、日記にも書かない程度の日常の小さな出来事。子どもと向き合っているこそ気がつくような変化や会話が、読んでいて愛おしく感じられます。「最初は、埼玉にいる友達に “京都に行って、こういう風に暮らしているよ” って、近況報告のような感じで、毎日インスタグラムに投稿し始めました。マンガを描くようになって、さらに子どものことをよく見るようになりましたね。3コマのマンガを描くのは1時間半くらい。ネタは一日中考えています。でも正直に言うと自分の心情の吐露にもなっているんです。実際には大変なこともいっぱいあるのですが、そのまま『辛い』と描くと、人に心配されたり励まされたりしてしまうので、それより笑ったほうが自分も楽しいし、読んでいる人にも負担にならないかなと思って描いています。人に発信するようになったら、自然と笑えるポイントを探し出すようになったところもありますね。あと、遠くで暮らす母に “孫はこういう風に成長しているよ” って伝えたいというのもあるし、子どもたちが大きくなったときに、“お母さんって、僕たちが小さいときにこんなに一緒にいて、楽しいって思ってくれていたんだな” と伝わるといいなと思っています。私が大人になったときに、母が保育園の先生との連絡ノート一式をプレゼントしてくれたんです。それを見たら、おもらしに苦戦したり、食べてくれないものに頭を悩ませたりしてくれていたんだなとダイレクトに伝わってきたので、それに近いものになればいいなと。今後は京都の媒体で、マンガを描けたら嬉しいですね。舞鶴に引っ越してきたことでエピソードが生まれて、出版したり取材を受けたりという機会をもらえているので、恩返しをしたい気持ちです。外からきた私たちの視点だからこその発見もあると思うので、京都の方にも私のマンガを通して “この場所の良さ” を再発見してもらえたら嬉しい。いま住んでいる場所への感謝を、すごく感じているんです」自然に囲まれて暮らすからこそ、選びたいものそんなまりげさん、結婚前はなんと「山小屋」で働いていたという経験の持ち主。自分たちの生活が自然環境へとつながっていると、身を持って実感したのだそう。「母のすすめで山小屋でのアルバイトを始めました。そこで一から料理も教えてもらって、花嫁修行をさせてもらいましたね。山小屋の生活排水は浄化槽を通して川に流していたんですが、浄化槽の処理能力にも限界があるため、排水には気をつかうように。そんな経験から自分たちが排出するものは自然とつながっていることを感覚的に覚えました」山と海に囲まれた舞鶴に移住して、さらに自然環境に対する意識が高まったというまりげさん。日々の農作業でも水に触れる機会が多く、冷たい井戸水で大根を100本近く洗うこともあるそう。そんなまりげさんが選んだのは「サラヤ」の食器用洗剤「ヤシノミ洗剤」でした。手肌へのやさしさと高い生分解性をもつ、ヤシの実由来の洗浄成分を使用。排水は微生物によって、水と二酸化炭素に素早く分解され、地球に還ります。「ヤシノミ洗剤」本体(ポンプ付き500ml/400円)、詰め替え(480ml/270円) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「最初にヤシノミ洗剤を買ったのは、初めて子どもが生まれた頃。夫が『環境にいいらしい』と教えてくれたんです。他の洗剤を使っていたときは、食器やフライパンを洗い流した後も洗剤の香りが気になって、大量の水で何度も洗い流したり。夫に『この目玉焼き、洗剤の匂いがするね』と言われたこともありました。ヤシノミ洗剤は無香料で無着色な点もいいし、食器洗いで手が乾燥してガザガサになることがなくなりましたね。野菜も洗えるというのは驚き。あらためて、安心して使用できる成分なんだなと思いました」「じつは、ヤシノミ洗剤は他の洗剤と比べてあまり泡立たないので、洗浄力にやや不安を抱いていたんです。でも、『しつこい油汚れは最初に新聞紙などで拭き取ると洗いやすく、洗剤やすすぎの節約にもなる』とホームページで書かれていたので実践したところ、時間短縮もできてすごくラクで。それ以来、わが家では新聞紙を常備して拭き取ってから洗うようにしています。ゆくゆくは、子どもたちに自分の茶碗は自分で洗うようにさせたいですね。やってくれる人がどんどん増えていくと思うので、それが楽しみです」ヤシノミ洗剤と同じシリーズの「ヤシノミ洗たく洗剤」と「ヤシノミ柔軟剤」は、今回初めて使ったというまりげさん。使ってみた感想は?左:植物性洗浄成分ツインパワーノニオンが、臭いの原因となる菌を99.99%除去。洗濯後の生乾き臭を残しません。「ヤシノミ洗たく洗剤」(600ml/オープン価格)右:繊維を滑らかにすることで物理的な肌への刺激を低減でき、肌が乾燥して、敏感になる季節にぴったり。「ヤシノミ柔軟剤」(600ml/オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「侮っていましたね。“自然派のものは高くて、落ちが悪い” という先入観があったのですが、1本で約60回分と日常的に使えるコストパフォーマンスもあるし、洗ったあとに脂っぽい臭いや汗の臭いも気にならず、きちんと汚れが落ちている感じがしました。普段の洗濯とは異なり、漁業と農業の汚れは半端じゃないので、作業着は固形石鹸で少し予洗いし、そのあと『ヤシノミ洗たく洗剤』で洗うと、とてもきれいになります」「一番よかったなと感じるのは、『ヤシノミ柔軟剤』ですね。無香料のものがなかなかなく、選択肢が限られるので、これはいいなと思いました。化学的なきつい香りがないので子どもたちの洋服と寝具、タオルにも安心して使用できます。ふんわりと柔らかく仕上がりました。これまでは洋服を着るとかゆくなることがあったのですが、そういうことも減ったように感じます。柔軟剤の香料って、少し香るくらいならよいけれど気持ち悪くなってしまうことが多く、指定された量の半分に減らして使っていたんです。でも『ヤシノミ柔軟剤』ならそんな必要がないのもいいですね」「サラヤ」のヤシノミシリーズ。左から食器用の「ヤシノミ洗剤」、「ヤシノミ洗たく洗剤」、「ヤシノミ柔軟剤」。これらの売上の1%が、ボルネオの環境保全のために使われます。 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う さらに、原料の循環サイクルにも目を向け、原料の生産地であるマレーシア・ボルネオ島の環境保全活動に取り組んでいる点でも賛同したい、とまりげさん。「サラヤが環境に配慮した製品を販売していることは以前から知っていましたが、具体的に取り組んでいるプロジェクトについては今回初めて知りました。ヤシノミシリーズの売上の1%が、こういった環境保全のための資金に充てられ、私たちも “環境に負担が少なく、意識の高いものを選択できている” というのはうれしいですね。自分が最も日常的に参加できる取り組みだと思うので、これからも継続して使い続けたいと思っています」夫婦で決めた「役割分担」でバランスをとる3人の子育てのほか、コミックライター、農業、漁業もするまりげさん。限られた子どもとの時間のなかで心がけていることは、「あまり怒らないこと」。「入園時に園長先生から『子どもにとって、保育園は仕事に行くようなものだから、家庭ではゆっくり過ごさせてください』と言われて、確かにそうだよなって思ったんです。集団のなかに1日何時間もいるのは、大人でも疲れるじゃないですか。家に帰ってきてまでお母さんに『あれしろ、これしろ』って言われたら本当に逃げ場がないから、“家に帰ってきたら一番ほっとする、お母さんはやさしい” というのが私の理想なんです。夫がしつけ担当でしっかり教えてくれているので、私は安心して子どもと楽しく過ごすことに専念させてもらっています。二人とも厳しいと、子どもたちは辛いと思うんです。だから私の前ではダラダラしてもいいし、リラックスしてほしい」そんな子育て方針は、お母さまから学んだことでもあるそう。「母はとにかくすごく褒めてくれる人でした。だからこそ、私が大人になってから周りの人に怒られることも多々あったんですが(笑)、『教えてくれてありがとう』と言える素直さや愛嬌があれば生きていける、と母は考えていたんじゃないかなと、いま自分が母の立場になって感じています。私が何気なく選択していることはすべて “怒らないことにつながっている” ようです。怒るのがいやなんですよね、きっと(笑)。怒ることってストレスだし癖になる。私が怒りん坊になると子どもまで真似しちゃいそうですし。3人子どもがいて大変だからこうする、とカチッと決めていることも特になくて、ラクな方にやっているだけですね。マイルールがないのがマイルールです(笑)」そして、いまの暮らしに欠かせないのはご主人の協力。夫婦が仲良くいられる秘訣は、役割分担をすること、そして適宜バランスを見直すことだそう。「全然性格の違う人間なので、仕事も分担してお互いの領域にはあまり口出ししない。うまくいくようになったのは、分担表を作ったのがきっかけでした。私は抽象的に『私の方が負担が多い気がする。やっていることが多い』と言ったんですが、彼は理性的な人なので『じゃあいまやっていることを書きだそう』とパソコンで表を作って『どのあたりがアンバランスだと感じますか?』って言われて。そうやって納得し合って振り分けたので、私も自分の担当は自分でしなくちゃと思うし、彼がやっていないことがあっても『後でやるんだな』と任せることができるように。変な苛立ちもなくなってラクになりました。最初は “上司かよ!” と思いましたが(笑)こうやって可視化することで感情的になっていたものが露わになったんです。“なんとなく” では男性には伝わらないんですよね。子どもが生まれてバランスが変わるたびに見直しています。いまでは子どもと一緒に過ごす時間も長いので、何をすればよいかわかるようになり、私が言わなくても率先して抱っこしてくれたりすることが断然増えました。そういう点でも、生活スタイルが変わってよかったと思います」いつも前向きで笑顔、常に楽しいところを見つけようとするまりげさん。「私はとにかく “育てること” が楽しいですね。母からは『あとになってわかると思うけど、 多分いまのあなたは人生で一番“主役”のときだよ』って言われて。たしかに、私が子どもの頃は親に育てられていたし、これから歳を重ねていったら息子たちを支える側になる。そう思うと、幼い子どもたちを育てている “いま” が一番主役でいられるのかな、って。子どもを育てている自分がどう楽しむか、いつも考えています。子育てはあっという間に終わってしまうし、もう一度味わいたいと思っても味わえない。子どもは大人がいろいろ手出ししなくても社会で育っていくから、そんなに気負わなくてもいいんじゃないかなと思っています。人生のピークはできるだけ後に持っていきたいのですが、この子育ての楽しさのピークを越えるのは難しいでしょう、っていうくらい毎日が楽しいです(笑)」まりげさんも実践! ヤシノミ洗剤を上手に使う4つのコツ 「エコ洗剤って汚れが落ちにくい? どんなふうにやさしいの?」そんな疑問を解決。まりげさんのほっこり描きおろしマンガとともにご紹介! 詳しくはこちら >> 子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活をヤシノミシリーズはヤシノミ由来の植物性。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活をはじめてみませんか。 楽天でヤシノミシリーズを買う amazonでヤシノミシリーズを買う ロハコでヤシノミシリーズを買う 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR] サラヤ株式会社
2019年01月21日『みつば通り商店街にて』は、タケミさんと商店街に集う人々との交流が四季の移ろいとともに描かれた、ほんわか下町情緒コミックだ。東京の下町にある〈あまり立派ではない〉商店街で、小料理屋コエドを始めたタケミさん。ワケありかと思いきや、〈わりと空(す)いてたから…〉と天然ぶりを見せるあたりも愛らしい。「私自身は人づきあいがドライな環境で育ったので、人間同士の距離は近いけど閉鎖的すぎない下町の空気に憧れがあるんです。そんな場所で、小料理屋でも開いて暮らしてみたいという、タケミさんの気持ちに乗っかる形で描きました」ウェブに1日1枚をアップするスタイルで連載。新聞の4コママンガのように、キャラクターたちがワイワイ動いていく世界ができたらいいなと思った、とオカヤイヅミさん。「ただし、表舞台のドタバタからこぼれてしまうような些細な出来事に自分は惹かれがちで、軸足はそちらにある感じです」たとえば、タケミさんは酉の市に出かけても、大声で三本締めされるのが苦手で小さな熊手しか買えない。「こういう場面で照れてしまうのはまんま自分ですね。テンションが高い領域に踏み込めない、はしゃげない(笑)。丸刈りの文学少年ヒサオくんも、『萌える』みたいなことが言えないタイプ。内に秘めてしまうオタク心がもやもやと発酵している期間って、好きですね」おしゃれな色みのオールカラー作品で、いつまでも眺めていたくなる。「当時はフルデジタルで描いていました。使う色も絞って、パレットに置いておき、先に背景の色とかを大胆に塗り分け、あとから人物の顔やフキダシ部分を白で抜いたり。いまは紙とペンなので、懐かしいです」『みつば通り商店街にて』5年ほど前の連載を書籍化。おしゃまなサヤちゃんは商店街の情報通、元スナック経営者のユフコさんは恋多き大家さん…気になる人物が多数登場。KADOKAWA980円©オカヤイヅミ/KADOKAWAマンガ家、イラストレーター。多摩美術大学卒。Webデザイナーとして勤務後、フリーに。『すきまめし』、『ものするひと』1~2巻ほか著書多数。装画や雑誌のカットなども手がける。※『anan』2018年12月26日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2018年12月20日コミックエッセイ『離婚してもいいですか?翔子の場合』を描いたイラストレーター、野原広子さんにお話を伺いました。「離婚」の2文字を胸に秘めて結婚を続けている妻は、きっと多い。夫への不満は募るばかり。でも子どものことを思えば、離婚も簡単ではない。結婚生活の堂々巡りを描いて反響を呼んだ、野原広子さんの『離婚してもいいですか?』。その続編に当たる本書もまた、「結婚って、幸福って、何だろう」と考えさせる、共感必至のコミックエッセイだ。シリーズの始まりは、雑誌『レタスクラブ』の編集長からの「離婚をテーマにした、モヤモヤと答えのないものを描いてみませんか」という提案だったそう。「周囲を見渡しても、話を聞いてみても、多くの奥さんたちが『離婚したい』と思っていることを知りました。けれど、踏み出しているかといえばそうでもない。『3組に1組が離婚する』といわれる時代ですが、実際には翔子のように、離婚を考えても踏み出さない、踏み出せない人は、離婚した人よりずっと多いのではないかと思ったんですね」妻に作ってもらったごはんに、能天気に点数を付け、家では何もしない夫。専業主婦の翔子に対し、「翔子さんなんてラクしてるじゃない」と言う共働きの義姉。無神経な物言いで翔子を追い詰めていく、そんな無自覚さがリアルだ。「『聞いて聞いて』という人が本当に多くて、ネタには困りませんでしたね。むしろ、翔子に使ったネタはもっと闇が深くて、少し柔らかくしたくらいです」離婚に後ろ向きだった翔子だが、心療内科の医師の言葉で力を得たことが、その後の翔子を変えていく。「翔子のパート先の同僚が、『怒っていいんですよ』という弁護士さんの言葉に背中を押されたエピソードは実話。同僚は怒ることすらしなくなってしまっている状態で、その自覚さえ失ってました。第三者からの冷静な言葉に背中を押されるのは、大きな意味があると感じました」翔子の最後の選択。このラストには賛否両論あるかもしれないが、「結果として翔子が自分自身で決めたことなので、不幸な選択ではないと思っているんです。この本を読んでくれた読者が、自分の心を見つめて『あれっ、もしや私も?』と気づいてくれたらうれしいです」『離婚してもいいですか?翔子の場合』 専業主婦の翔子は、夫が大嫌い。けれど毎日夫の好物を献立に入れる。不満を押し込め続ける結婚生活の行方は?雑誌連載に描き下ろしを加え書籍化。KADOKAWA1000円©野原広子/KADOKAWAのはら・ひろこイラストレーター。神奈川県生まれ。出産を機にフリーのイラストレーターになり、『娘が学校に行きません』(KADOKAWA)で、コミックエッセイデビューを飾る。※『anan』2018年8月1日号より。写真・大嶋千尋インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2018年07月28日クレイジーという個性が光る最強にカワイイ女の子たちが次々と登場する、川夏子さんが描いたコミック『boy meets“crazy”girl』。狂気、というとドキリとしてしまうけれども、ちょっと度が過ぎてしまったり、自分をコントロールできなくなるようなことは誰にでもある。特に恋をしているときは、そんな内面に潜んでいる狂気という名の素顔が表に出やすいのかもしれない。「最初はボーイミーツガールという普遍的なテーマで、いろんなパターンを描いてみようと思っていました。そしたら私が魅力を感じる女性には、自然にcrazyという冠がつくことに気がついて。昔から強い思いを持つ人に惹かれる傾向があって、その強さはなぜか、“普通”のカテゴリーから外されてしまうことが多いんです。最初にcrazyとカテゴライズすることで、力強さや優しさを制約なく描きたいと思いました」この短編集に出てくるのは、大好きな男の子の服装や髪型を完コピしてしまう女の子、片思いしている先輩の前で思い出の品を容赦なく燃やす女の子、一日に何度も外見を大胆に変える女の子など。突飛な行動も、根本にある思いがちらりと見えると、とても愛おしく感じてしまう。「社会にはいろいろな制約があるので、正直に出せない思いもたくさんありますよね。そうやって押し殺している欲求をまっすぐ伝えたら、どんなことが起こって、相手はどう反応するのか。キャラクターの正直な思いが曲がってしまうことのないよう、気をつけながら描きました」奇をてらったり、物語を盛り上げることを目的とした突飛さではないから妙にリアルだし、不器用な愛情表現を受け止める相手の反応もいちいち絶妙。著者初の単行本なのだが、繊細な感情表現や人間関係の描き方は、すでに持ち味となっている。「自分の少し前を歩いているキャラクターがしゃべっていることを、逃さないようビデオに撮っている感じで物語を作っています。短編は、自由に布を裁つように物語を切り取っていけるのが楽しさであり、難しさとも思っています。切りすぎて、後悔することも多いのですが(笑)」今後も“つながり”を描いていきたいという川夏子さん。まずはデビュー短編集で、新たに登場した才能を存分に味わっておこう。女の子のさまざまなクレイジーな部分を切り取った9つの短編と、男同士の出会いを描いた2編。極端な部分を持っている人ほど、魅力的に見えるからステキ。祥伝社900円(C)川夏子/祥伝社フィールコミックスかわ・なつこマンガ家。2013年「純愛サンプル」で『on BLUE』よりデビュー。『FEEL YOUNG』でも短編を発表。na名義でイラストを執筆することも。Twitterは@n__atuco※『anan』2018年2月21日号より。写真・水野昭子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2018年02月18日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)から新作ライターが登場。2017年7月中旬に発売される予定だ。オイルライターは、ブランドのアイコンである天体モチーフ「ORB(オーブ)」を大きくあしらった、インパクトのあるデザイン。表面にヴィンテージ感のある古美加工を施すことで、メタルの質感を引き立たせた。サイドにはロゴをあしらったほか、キャップを開けると中から型抜きされたORBが現れるなど、遊び心を感じさせるディテールもポイントだ。カラーはゴールド・シルバーの2色で展開される。【詳細】オイルライター発売時期:2017年7月中旬価格:各13,000円+税【問い合わせ先】ヴィヴィアン・ウエストウッド インフォメーションTEL:03-5791-0058
2017年07月13日ミュージシャン・渡辺俊美さんによる大反響のお弁当エッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』がコミックに。コミック版の作者、荒井ママレさんにコミック化に際し、工夫した点をお聞きしました。***「私は独身で、女のひとりっ子なので、男だけの家庭の空気を出せるか多少不安もありました。だけど原作を読んだら愛情に溢れていたので、これなら描けると思ったのです」そう語るのは、コミック版の作者である荒井ママレさん。同名の原作はTOKYO No.1 SOUL SETなどで活躍するミュージシャンの渡辺俊美さんによるエッセイなのだが、シングルファーザーの彼は、息子の登生(トーイ)くんとふたり暮らし。高校入学を機に、息子の希望で父が3年間、毎日弁当作りをすることに。「原作は俊美さんの視点なので、息子思いのいいお父さんといった印象が強いのですが、トーイさんから直接お話を聞いて印象が変わった部分も大きくて。距離が近くてお互いを必要としているけど、ひとりの人間として見ているところがステキで、マンガに出せたらと思いました」仕事で慌ただしい日々を送りながらも、父は弁当で毎日しっかり愛情を示し、多感な時期の息子もそれを素直に受け止める。一緒に過ごす時間や交わす言葉が決して多くないときも、弁当が豊かなコミュニケーションになっているのだ。しかも俊美さんの作る弁当が、いちいちおいしそうで、グルメマンガとしての楽しみも。ただしそこは、マンガ家泣かせでもあったようで……。「お弁当は冷めているもので、しかも箱の中に整然と並んでいるので、シズル感でおいしさを表現できない難しさがありました。だから料理シーンではなるべく素材に寄るなどして、臨場感を意識したんです」原作モノを手がけるのは、初めてだったという荒井さん。「キャラクターも空気感も、読んで素直にニコッとできるお話は、自分からあまり出てこないので、今までにない描き方ができたと思います」思わず笑みがこぼれるだけでなく、読んだらきっと、大切な人に弁当作ってあげたくなる(あるいは作ってもらいたくなる!)はずだ。◇ミュージシャン・渡辺俊美さんによる人気エッセイのコミカライズ。息子トーイくんの視 点で描いたコミック版オリジナルエピソードが奥行きを与えている。弁当作りのヒントがより詰まった原作(マガジンハウス 1500円)も併せて読みたい!小学館552円(C)荒井ママレ・渡辺俊美/小学館◇あらい・ままれマンガ家。第63回小学館新人コミック大賞に入選して、デビュー。著作に『おもいでだま』(全4巻/小学館)がある。現在は次回作に向けて準備中。※『anan』2016年4月20日号より。写真・森山祐子(本)インタビュー、文・兵藤育子
2016年04月19日フランスに本社を置くライター製造販売会社SocieteBicの日本法人BICジャパンは3月下旬より、フリント式ライター「BIC WAGARA ライター」シリーズを全国のタバコ店で順次展開。参考価格はいずれも130円(税別)。同商品は、スリムサイズで手になじみやすいとされているJ23サイズ。約1,900回の着火が可能で、子供が簡単に使用できないようにするチャイルドレジスタンス機能やフリント式着火方法を採用している。デザインは、だるまや招き猫など縁起がいいとされる日本の伝説・伝承に登場するキャラクターのものと、麻の葉や青海波など日本文化を象徴する和柄のデザインの2種類を展開している。
2016年03月24日2003年、2014年に上演し好評を博した「コミックジャック」が、1月20日より東京・紀伊國屋サザンシアターで「コミックジャック-RETURN2016-」として再び幕を開けた。【チケット情報はこちら】漫画家・天辺麻人(木戸邑弥)が、現実と漫画の世界が交差する第3の世界に迷い込んでしまう物語。自身の連載『ゲートマン』の最終回を前に、編集者から「"アクション、バイオレンス、スペクタクル”が足りない」と指摘された麻人が迷い込んだのは、自分が連載してきた漫画の世界だった。そこでは、自分の描いたヒーロー・ジン(伊崎龍次郎)の評判はすこぶる悪く、ジン自身も「もう戦いたくない」と酒におぼれている。ショックを受ける麻人。なんとか最終回に向かうために、戦いたくないジンに剣を握らせたり、そんなつもりがない敵キャラに通りすがりの“(麻人曰く)ザコキャラ”を撃たせようとする。いかにもヒーロー然としたド派手な風貌のジンだが、無駄な殺生はしたくないし、戦うことで嫌われたくもない。さらに、恋までしてしまうジンに、「これは青春ストーリーでもラブコメでもない!」と引き裂こうとする麻人。麻人が「こんなの『ゲートマン』じゃないよ!」と、無理矢理、ジンに罪なき者を殺させようとしているのを見ていると、観客はだんだん誰がヒーローで誰が悪いのか分からなくなってくる。登場するキャラクターはひとりひとりがとても魅力的で、ただ殺されるだけのはずだった“ザコキャラ”も気付けばしっかりと観客の心に入り込み、いつのまにか重要な役を担っている。そのキャラクターたちは麻人が生み出したはずなのに、ストーリーとかみ合わないのはなぜ?麻人は、編集者の言うことを丸飲みし、自分の考えを手放してしまっている。わかりきったラストシーンを提示され、それを描く前から「読者が喜ぶ」と信じて一生懸命がんばる。それが本当に自分の描きたいものなのか、本当に読者が喜ぶラストなのか、自分の頭で考えることはなく、「これは自分のためだ」と信じて必死で取り組む。それは観ていてもどかしいがどこか身に覚えがあり、いつの間にか麻人の成長を願っている。脚色・演出を担当するきだつよしは、スーパー戦隊のステージショーなども手掛けており、アクションシーンは圧巻。さらに、普段はサンリオピューロランドでミュージカルを演じている“ねずみ男子”も登場する。舞台は終始賑やかで楽しく、終演後は自然と「私もがんばるか!」と元気に劇場をあとにできそうだ。「コミックジャック-RETURN2016-」は、東京・紀伊國屋サザンシアターで1月27日(水)まで上演中。取材・文:中川實穗
2016年01月22日少女コミックもいいけれど、たまには大人の恋愛コミックで、等身大の恋を楽しんでみませんか? 仕事と恋のはざまで揺れる、大人のためのリアルな恋愛コミックを3冊ご紹介。どの作品も内容もさることながら、独特なタッチのイラストもステキ。■引っ越し先で起きる大人の恋の話「グランメゾンむらさきばし」南Q太タイトルにもなっている「グランメゾンむらさきばし」という集合住宅が物語の舞台。その集合住宅に越してきたばかりの39才、子持ちの美穂。引っ越し先では、いまの時代には珍しいご近所付きあいが展開されます。幼稚園児をかかえるシングルファザーや、小学生の女の子をもつ気のよさそうなおばさん、個性的な髪型のフランス人、少しかわっている漫画家などさまざまな人たちが登場。美人な美穂に、シングルファザーの男性が好意を寄せます。両思いになれるのか、とても微妙な間合いが描かれています。なにやら訳ありな人間模様とともに、恋愛が繰り広げられていく。これからの展開が楽しみな一冊です。■主人公の愛への正直さを表現「南瓜とマヨネーズ」魚喃キリコ同棲(どうせい)を始めて1年半になる現在の彼氏「せいちゃん」との日常に、昔つき合った「ハギオ」との思いでが重なります。何気ない生活のなかで、自分の行動を「せいちゃん」のせいにしている自分。そんな自分と向き合う主人公の心情を軸に話は進みます。納得がいかない「せいちゃん」の行動に、「ハギオ」だったら…と考えてしまい、つい「せいちゃん」に八つ当たり。「ハギオ」との関係は決して良いことだけではなかったのに、どうしてこんなにも思い出があふれてしまうのだろう。結局いまを選んでいるのは自分。どうすべきかを悩みながらも進んでいく、心の葛藤が繊細に描かれています。■夫婦の関係性をオシャレなタッチで描いた「西荻夫婦」やまだないと結婚7年目のとある夫婦のゆるやかな生活が、オシャレなタッチで描かれています。漫画家である夫ナイトーと会社員の妻ミーちゃん。お互い仕事をもっており、誰から見てもステキな夫婦。ところが実際は夫婦であるのに孤独を感じていたり、パートナーに言えないひみつのことがあったり…。人間は一方向だけでなく別の角度からみてみると、何やら違ったものが現れる、と気付かされる内容です。日常のなかでふと愛の本質について考えさせられる3冊。これらの作品を読んで、大人の恋愛とは何なのか追及してみませんか。
2016年01月20日2003年、2014年に上演された人気作再び!というわけで、2016年上演の舞台『コミックジャック-RETURN2016-』パンフレット撮影現場に潜入だ!舞台『コミックジャック-RETURN2016-』チケット情報物語は、自身の描く作品世界に迷い込んでしまった漫画家・天辺麻人が元の世界に戻るべく、主人公のヒーロー・ジンと奔走する冒険活劇譚だ。まずはジンに挑む、伊崎龍次郎さんを直撃。──笑いの絶えない撮影でした。伊崎:衣裳を着ると気持ちが上がって、弾けました!スタッフの皆さんも「ジンがいる!」って言ってくださってすごくうれしかったです。──ジンはどんなキャラクターでしょう。伊崎:ヒーローですがすごく人間味があって、凹むし、酔っ払って愚痴ったりするんです。ぼく自身も弱いところがあるので共感できます。ただ、同時に熱い面もあって、そこも似ていると思うので、めいっぱいジンに心を寄せて魅力的なヒーローを演じたいです。──12月ですが、今年はどんな一年でしたか?伊崎:たくさんの舞台に立たせていただき、激走!の年でした。この作品が、新年最初の舞台になるので、そのまま続けて走っていきたいです。初めて共演する方と初めて立つ劇場と、初めてだらけの新年に向け、今は少しでも役を深めたいです。──皆さんにひとこと、お願いします。伊崎:文字通り、おもちゃ箱をひっくり返したような、楽しい作品世界を楽しんでください!続けて、主演で漫画家・天辺麻人を演じる木戸邑弥さん、登場です。──撮影はいかがでしたか?木戸:ペンを持った手元だけを撮る、という経験は初めてでした。ちょっと恥ずかしかったですが、どんなパンフレットになるのか楽しみです。──夢を諦めない主人公です。木戸:はい!麻人は漫画家として作品のために苦しみますが、僕自身も役のために苦しむことがあって、努力を続けています。だから、もっともっと麻人を知って近づきたいです。同時に座長を務めさせていただきますが、俺についてこい、というタイプではないので(笑)。出演者全員で、いい舞台を創りあげたいと思っています。──12月ですが、今年はどんな一年でしたか?木戸:充実、ですね。映像も舞台もライブも…色々と経験させていただいた一年になりました。「コミックジャック」から始まる2016年も、充実した一年にしたいと思います。──皆さんにひとこと、お願いします。木戸:人気作品なので、前作の方々の思いを継ぎ、僕らは僕らにしかできない舞台を創りあげます。それには、まず僕らが楽しんで、その空気をまるごと観てくださる方々に届けたいと思います。彼らの冒険活劇は、2016年1月20日(水)から27日(水)まで東京・紀伊國屋サザンシアターにて。取材・文/おーちようこ
2015年12月17日2015年8月27日(木)に創刊した新しい4コマ雑誌「月刊コミックキューン」(KADOKAWA刊)は、10月27日(火)より無料WEBコミックサイト「ComicWalker」にて連載中の全タイトルの無料配信を開始した。全タイトル無料で、第1話以降も順次配信することが決定している。毎月5日・10日・15日に各タイトル配信予定となっているので、雑誌とあわせてチェックしてみよう。
2015年10月28日フランスに本社を置くライター製造販売の世界大手Societe Bic(ソシエテ・ビック)の日本法人BICジャパンは、国民的人気コミック『ゴルゴ13』(さいとう・たかを/リイド社)とタイアップし、ゴルゴ13ライター第2弾「超レアシリーズ」を発売する。第2弾となる「超レアシリーズ」は、第1弾「名言シリーズ」の好評を受けての販売決定で、2015年11月上旬より全国のセブン-イレブン(一部店舗を除く)、たばこ店、量販店にて順次販売開始となるが、10月27日より「ヴィレッジヴァンガード」(一部店舗を除く)にて先行販売がスタートしている。希望小売価格は180円(税別)だが、今回の第2弾では2種類の愛蔵版4本セット(希望小売価格720円/税別)も用意されている。さらに第2弾の発売を記念して、ゴルゴ13ライター専用収納アタッシュケースなど豪華賞品が抽選で80名に当たるプレゼントキャンペーンも実施されている。○読者が選ぶ"デューク東郷"の意外な姿 …… その第1位は?「おれのうしろに立つな」という名台詞が有名な「ゴルゴ13」の主人公・デューク東郷は、作中にて世界を舞台に暗躍するプロ意識の高い超一流のスナイパーとして描かれている。実際、同社が行った『ゴルゴ13』を読んだことがある男女300名へのアンケート調査でも、「クール」(67.3%)、「仕事ができる」(46.7%)、「渋い」(44.3%)、「強そう」(43.7%)と、デューク東郷のイメージとして上位に並んだのは、彼のプロフェッショナルな一面を象徴するワードばかりだったという。ゴルゴ13ライター第2弾は、人気コミック『ゴルゴ13』のレアなワンシーンがテーマになっており、デューク東郷の意外な一面を楽しめるのがポイント。8種類のデザインは、いずれも、ファンにとっては名シーンともいえる、レアなワンシーンが取り揃えられている。なお、前述の調査では、今回の限定デザインに対して、『ゴルゴ13』読者の視点で"最も意外なデューク東郷の姿"についてもアンケートが行われており、その結果、「チャイナ・タウン(第37巻)」、「パンドラの棺(第140巻)」、「神に贈られし物(第35巻)」のそれぞれのワンシーンがTOP3に選ばれた。いずれも、一般的なプロスナイパーとしてのデューク東郷のイメージからはかけ離れた意外な一面ばかりとなっている。1位「ラーメンゴルゴ」・洋食しか食べないイメージ(男性・30代)・モノを食べるというのがイメージと結びつかなかった(男性・40代)2位「お色気ゴルゴ」・硬派なイメージとかけ離れているから(男性・40代)・常に男の色気ムンムンなのに、あえて露出をしてきたところが意外(女性・30代)3位「風船ゴルゴ」・渋いイメージなので、小さな子供が持つような風船はアンバランスで面白い(男性・30代)■調査概要【調査対象】20代~70代以上の男女300名(男性:230名、女性:70名)※コミック『ゴルゴ13』を読んだことがあると回答した人【調査期間】2015年10月8日(木)~2015年10月9日(金)【調査方法】インターネット調査【調査実施機関】ドゥ・ハウス(C)さいとう・たかを/リイド社
2015年10月28日文章を書くことでダイエットは、果たしてできるものなのでしょうか。特にライターという職業は書くことばかりしているので、「仕事でダイエットできたらこんな嬉しいことはない……(筆者)」。そこで『なんでもカロリー換算』の著者の一人、丸山篤史先生にカロリー消費のことについて聞いてみました。すると、はじめに知っておかなくてはならないのは、「大半のエネルギーは基礎代謝(一日中寝ているだけで消費されるカロリー)で使われている」ということだそうです。これには驚きますよね。私達は無意識のうちにカロリー消費しているわけです!では、本題。記事作成で消費するカロリーはどのくらいなのでしょうか。なんと、(1)取材して書く記事は842kcal、(2)自分の経験談を書く記事は140.84cal、(3)翻訳して書く記事は465.86kcal、(4)本のレビュー記事は422.53kcalとのこと!今回は、それぞれの記事のカロリー詳細をお伝えしたいと思います。※今回の対象は30代女性として、身長158.2cm・体重53.5kgの平均体型(平成24年国民健康・栄養調査報告より)で丸山先生に計算をしてもらいました。行動の評価はすべて下の活動別のカロリー消費量の目安でみていくことにしましょう。■人の活動別のカロリー消費量の目安(1)座位:リラックス(テレビ視聴、簡単なゲームなど)・・・1.0kcal(2)座位:自分のペースでできる作業(執筆・タイピング・好きな勉強)・・・1.3kcal(3)座位:良い緊張感でできる作業(頭脳ゲーム・会話・スポーツ観戦)・・・1.5kcal(4)座位:強い緊張感が必要な作業(好きでない勉強など)・・・1.8kcal(5)立位:慣れた外出準備・・・2.5kcal(6)立位:普段と違う外出準備・・・3.5kcal(7)立位:電車に乗車・・・1.3kcal(8)歩行:仕事中ほどほどの速さ(4~5 km/h)・・・3.5kcal(9)歩行:通常の通勤など・・・2.5kcal※参考資料:身体活動のメッツ(METs)表・2012年4月11日改訂版■記事の種類で大きく違う消費カロリー(1)取材をして書く記事の消費カロリーでは早速、上の表を元にみていきましょう。取材して書く記事は場所移動などがあるため、自宅作業の場合よりも消費カロリーは若干高めです。やはり動くということは大切だということが分かります。[かかった時間]9.5h・記事企画(1h):座位自分のペースでできる作業・・・1.3kcal×1・取材先検索(1h):座位自分のペースでできる作業・・・1.3kcal×1・メール作成・交換(1h):座位自分のペースでできる作業・・・1.3kcal×1・外出準備(0.5h):立位普段と違う外出準備・・・3.5kcal×0.5・移動(0.5h):歩行仕事中ほどほどの速さ・・・3.5kcal×0.5・取材者に挨拶、質問(2h):座位良い緊張感でできる作業・・・1.5kcal×2・帰宅(0.5h):歩行通常の通勤など・・・2.5kcal×0.5※行きと同じ時間かかったと仮定・記事作成(3h):座位自分のペースでできる作業・・・1.3kcal×3・提出消費カロリーは、「運動時間×運動強度×基礎代謝率(今回は30代女性で基礎代謝率54.17kcal/時と設定)」で求めるそうです。すると9.5時間で842kcal消費したことになり、1時間で消費するカロリーは88.67kcalとなりました。(2)自分の経験談を書く記事の消費カロリー自分の経験談執筆を自宅で作業すると考えた場合、移動もなくマイペースに書けることでしょう。ある程度リラックスして取り組める反面、カロリー消費は期待できない仕事のようです。[かかった時間]2h・記事企画(1h):座位自分のペースでできる作業・・・1.3kcal×1・記事作成(1h):座位自分のペースでできる作業・・・1.3kcal×1・提出合計を計算してみると1.3+1.3=2.6、これに設定した基礎代謝率の54.17kcalをかけると2時間で140.84calの消費になります。1時間換算だと、70.42kcalです。(3)翻訳して書く記事の消費カロリー翻訳は神経を使う仕事の一つと言えます。この場合、ほど良い緊張の中で仕事をするので、消費カロリーは若干大きくなるようです。[かかった時間]6h・海外情報検索(1h):座位自分のペースでできる作業・・・1.3kcal×1・翻訳(4h):座位良い緊張感でできる作業・・・1.5kcal×4・日本語補足(1h):座位自分のペースでできる作業・・・1.3kcal×1・提出合計は6時間で465.86kcal、1時間では77.64kcalの消費となります。(4)本のレビュー記事の消費カロリー本のレビュー記事作成はすべて、自分のペースでできる作業です。読書の時間はかかりますが、消費カロリー的には多くないのが実情でしょう。[かかった時間]6h・新刊チェック(1h):座位自分のペースでできる作業・・・1.3kcal×1・読書(2h):座位自分のペースでできる作業・・・1.3kcal×2・記事企画(1h):座位自分のペースでできる作業・・・1.3kcal×1・記事作成(2h):座位自分のペースでできる作業・・・1.3kcal×2・提出合計は6時間で422.53kcal、1時間で70.42kcalの消費となります。このように(1)~(4)のカロリーを比べて見てみると、取材記事と翻訳記事の消費カロリーは高いことが分かりますね。ちなみに丸山先生から、「新しい刺激になることや、勉強をして書くことはある程度のカロリー消費が期待できます」と教えてもらいました。ということは、書くことはダイエットにも効果アリなのでしょうか。さらに疑問をぶつけてみたところ、「そうは言っても、結局は慣れた道を歩くほうが一時間あたりのカロリー消費は大きいです。執筆の合間に散歩するほうが有効でしょう(笑)」とのこと。なるほど……、やはり意識的に運動をすることが一番の方法のようです。日常生活(書く仕事など)にうまく運動を組み込みながら、ダイエットは地道に行っていきましょう。(文/齊藤カオリ)【参考】※竹内薫・丸山篤史(2013)『なんでもカロリー計算』PHP研究所カロリーの本質について科学的な話に触れながらも愉快に読めるカロリー本の決定版。「パソコンのワンクリックは何カロリー?」「フィギュアスケート三回転半ジャンプは何カロリー?」から始まり、宇宙の事象までカロリー計算。カロリーで世界の見方がガラリと変わる本。※竹内薫・丸山篤史(2015)『99.996%はスルー 進化と脳の情報学』講談社また今年の2月19日に出版された、この本も好評発売中。うまく情報をスルーしつつ、自分はスルーされないための基本情報が書かれている。※竹内薫・丸山篤史(2015)『老化に効く!科学』ベストセラーズ物理学・医学・生物学、さらには哲学まで含めたあらゆる見地から、「老化」にアプローチした本。【取材協力】※丸山篤史・・・1971年生まれ。大阪大学大学院医学系研究科単位満了退学。医学博士。生命科学(生理学、神経科学、医用工学)専攻。
2015年04月23日Amazon.co.jpは27日、Kindleストアの新機能として、コミックなどのシリーズ作品を一括購入できる「まとめ買い」サービスの提供を開始した。今回実装された新機能は、巻数の多いコミックなどをまとめ買いできるというのもの。ただしまとめ買いできるのは25冊までで、それ以上の巻数のものは複数のセットで分割される。なお、まとめ買いによる特別な割引などはない。サービス開始時点での提供タイトルは、「進撃の巨人」(講談社刊)、「ONE PIECE」(集英社刊)などを含めてたコミックを中心に、400シリーズ以上が用意される。購入済みのタイトルに関しては対象から除外される。
2015年03月27日5月に公開になる映画『夫婦フーフー日記』が公開に先がけてコミック化されることが決定した。本作は、佐々木蔵之介と永作博美が主演を務める“泣けるコメディ映画”で、コミックはビッグコミックオリジナルで2月20日(火)発売号から全6回連載される。その他の画像映画『夫婦フーフー日記』は、育児と闘病生活に奮闘した実在の夫婦による闘病ブログを書籍化した『がんフーフー日記』が原作。『婚前特急』『わたしのハワイの歩きかた』の前田弘二監督がメガホンを執り、“死んだはずのヨメと残されたダンナが、夫婦の軌跡を振り返る”という設定を加え、ブログには書かれなかった夫婦の想い、家族愛を浮き立たせ、笑いながら涙が溢れるハートウォーミングな作品を目指した。本作のコミック化を手がけるのは“第1回オリジナル新作賞・大賞”を受賞した新進気鋭の作家くれよんカンパニーで、連載後に単行本の発売も決定している。『夫婦フーフー日記』5月30日(土)より新宿ピカデリー他にて全国ロードショー
2015年02月05日電子書店パピレスが運営し、コミックから小説、実用書、雑誌、グラビアと幅広いジャンルの電子書籍を取りそろえている電子貸本サイト「Renta!」。特にコミックは、少年漫画、少女漫画、ティーンズラブ、レディース、青年漫画、4コマ、萌え、サブカル、ボーイズラブなど最も豊富なラインナップを誇っているが、今回はその中からロマンスコミックの9月の月間ランキング上位作品をピックアップして紹介していこう。○奇妙なお花屋さん仕事人間のエルマ・ガードナーが3年ぶりにクリスマスを実家で過ごすことになることから始まる不思議なラブ・ストーリーが、曜名の『奇妙なお花屋さん』。祖母の頼みでポインセチアを買いに訪れた近所の花屋で、摩訶不思議な植物と花屋の息子で不思議な魅力をもつハンサムな青年、グレン・ウェントワースと出会う。この出会いは占いが趣味の祖母の予言通りなのか……?不思議に思いながらも休みのたびにフラワーショップに通うようになるエルマ。仕事漬けだった毎日に、植物とグレンの優しさから、癒しを貰うエルマ。植物学者でもあるグレンと、彼を取り巻くちょっと変わった花々とのお話が、一話完結式で綴られていく。本来んら動くことも話すこともできない花々。けれどグレンとエルマに関わる花々のいじらしさが、素直な気持ちを伝えることの大切さをヒロインに伝え、彼女を変えていく。悪人かも?という登場をする人物でも、とてもいい人ばかりでほんわか癒されるストーリーだ。○試された婚約者曜名の『試された婚約者』は、スイスを舞台にした2人の姉妹の結婚にまつわるラブ・ストーリー。スイスの田舎町に、名門出身で才色兼備、その上とてつもない自信家のユリアン=シュナイダーが吹雪と共に戻ってきた。彼はヒロインのルート=ハウエンシュタインと結婚式を挙げるため、6年ぶりに帰郷したのだ。幼いころから休暇中にしか顔を合わさないけれど、4つ年下のユリアンを弟のようにかわいがる面倒見のよい心優しい女の子だったルート。成長してエリートコースをひた走るユリアンは、結婚の準備もワンマンに進めていく。そんな彼に戸惑い引きずられるようにしながらも結婚式が間近に迫ったヒロインには、一つだけ不安な想いが……。そんな結婚前の乙女心を、巧みに描くのは著者の力量あってこそ。またスイス人と結婚している著者がスイスの婚姻事情にふれ、物語を豊かなものにしている。同録のルートの妹、レオニーの物語も一癖も二癖もあって読み応えあり。○ボスはコワモテ!?「笑顔は世界を平和にする魔法よ」。亡き祖母の教えを守り、いつも笑顔を絶やさず生きてきた主人公ジーン・グリーン。そしてヒョンなことからジーンが社長秘書として就職することになる没落したおもちゃメーカーの社長ミカエル・マーロー、2人のラブ・ストーリーが「ボスはコワモテ!?」だ。タイトルの意味は、周囲が引くくらいの仏頂面の大男ミカエルのこと。そんなある日、持ち前の笑顔で入社早々大仕事を任されたジーン。かつてのライバル企業の別荘で開かれるコンペへ、社長と二人“パートナー”として参加することになるのだが……その意味とは?ミカエルの父ヴィンセントとブラックマン社社長ジョージの因縁と友情、そして託された思いが絡みあう。そして亡き父母への葛藤を抱え、踏みだせなかったミカエルに、ヒロインはミラクルを起こすことができるのか?ビジネス専門用語やギャグもふんだんに織り込まれ、単にロマンス一色でないストーリー展開は◎、一読の価値ありだ。2位は高山繭 ジョスリン・デイの『エスコートは恋の罠』、3位はさいとうちほ コニー・メイスンの『誘惑のシーク』、6位は三浦浩子 ジーン・ウェブスターの『甘い契約』などがランクインしている。なお9月のロマンスコミックランキングは以下の通り。
2014年10月06日ソフトバンクは本日26日より、会員向けポータルサイト「My SoftBank」スマートフォン版にコミックの閲覧コーナーを新設した。人気作品が期間限定で無料閲覧できる。無料で読めるコミックは、Yahoo!ブックストア、スマートブックストアより人気作品をピックアップ。Yahoo!ブックストアからの作品は毎日1話ずつ配信し、掲載開始から3日間閲覧可能。スマートブックストアは週に1~2作品を配信する。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年09月26日愛知の味といえばやはりみそ!というわけで今回は、長年のライター経験から、地元メディアを中心に中部圏のカルチャーを深く広く発信しているライター・石黒昭弘が、絶品みそグルメをご紹介!赤みそを「これでもか!」と使いまくるイメージのある名古屋メシ。たしかにみそを使ったメニューは数々あるが、基本「みそカツ」「みそおでん」「みそ煮込みうどん」といった定番メニューで固定された感がある。今回は生粋の名古屋っ子ライター石黒が、名古屋で生まれ育った食通の仲間たちと共に、ド定番からちょっと変わったニューウェイブまで食べ歩いてみた。秋冬に名古屋を訪れる方々へオススメの「厳選」みそグルメである。みそグルメのド定番といえばみそ煮込みだ。筆者たちが足を運んだのは、その中でも究極のド定番「山本屋本店」エスカ店。名古屋にみそ煮込みの店は数あれど、全ての味において比較対象となるのはこの山本屋である。エスカといえば、新幹線名古屋駅から直結の地下街。旅行者は名古屋旅の最後に、ここエスカ店でみそ煮込みを食べ、新幹線に乗り込むのが王道だ。最初に断っておくと、山本屋のメニューは他店のみそ煮込みに比べるとけっこう割高だ。しかしそれを補って余りある魅力が、この店にはある。この店で面白いのは、観光客は妙~に気張って「名古屋コーチン入り味噌煮込みうどん」(一鍋2,205円)なんかを注文する人が多い点。しかし、一度、素朴な定番「味噌煮込みうどん」(一鍋1,260円)をオーダーしてみてほしい。当然、鶏肉と卵は標準で入っているので心配なく。待つことしばらく、高熱のみそ煮込みうどんが登場する。年季の入った土鍋のフタを開けると、ぐつぐつぐつぐつぐつと煮立った音が…。まず、つゆをレンゲでひと飲み。あつッッッッッッ!山本屋ならではの、ダシのきいたみその風味が口中に広がる。聞けば、赤みその他に白みそを少し加えているという。ほのかに感じる甘さの正体はそれか。みそはブレンドするほどうまみが増す食材なのだ。ちなみに、フタを取り皿にするのが山本屋の流儀だ。麺とつゆにはぜひとも一味・七味をふりかけていただこう。さて、さらにミニレクチャー。みそ煮込みは決して「みそうどん」ではない。普通のうどんとの最大の違いは、麺がアルデンテで出されることだ。アルデンテといえば聞こえはいいが、要するに生煮えの芯だらけ(笑)。生煮えが前提だから、麺打ちには塩を使っていない。それを、打ち粉を落とさずそのまま鍋に投入する。食べた時のゴワゴワ感に、初めて食べた人はびっくりするだろう。まれに讃岐(さぬき)うどんでみそ煮込みを提供する店がある。しかしそれは「鍋焼きうどんのみそ味」であって、みそ煮込みでは決してないことを忘れずに!このゴワゴワ麺が受け入れられるか否かが、みそ煮込みを食べる上での分岐点となる。そして、途中で卵をくずす。卵黄をつゆにかき混ぜてもよし、麺に直接ちょんちょんと付けてもよし。食欲旺盛な人には、白ご飯(お替わり自由)も注文することをオススメする。みそ味を食べ続けていると、やたら白米が欲しくなるものだ。ご飯とみそとのコラボを存分に楽しみながらつゆを最後の一滴まで飲み干せば、満足も高まること間違いなし。山本屋でみそ煮込みうどんの味に目覚めたら、次はぜひとも他店にも足を運び、自分好みの味を発見してほしい。●Information 山本屋本店エスカ店 名古屋市中村区椿町6-9 新幹線地下街エスカ 豚の大腸をみそダレで漬け込み、網焼きした下町グルメが「とんちゃん」だ。いわゆる焼き肉屋の定番メニュー「豚ホルモン焼き」によく似たメニューなのだが、名古屋メシとしてはまだマイナーな部類に属するだろう。タレの主原料は赤みそで、いわゆる「こてっちゃん」的なしょうゆベースの味付けではない。そして、鉄板ではなく網焼きで食べること、串焼きではないことなどが特徴として挙げられる。とんちゃんという名前だけに、食材は豚だけで牛ホルモンは使わない。だからこそリーズナブルで、名古屋では昔からとんちゃんを専用に扱う「とんちゃんや」が下町で庶民のおなかを満たしてきた。名古屋のとんちゃんファンが集結する店「がんこちゃん」は、市内に数店舗を構えている。庶民的でうまい店というセレクションで友人S氏に尋ねると、彼が真っ先にあげたのがこの店だった。そこで男2人で連れ立って午後7時に店に行ったところ、すでに満席。「席が空いたら連絡してあげる」と大将がいうので携帯番号を伝え、近くの喫茶店でコーヒーを飲んで待つことなんと1時間。店に入れたのは8時過ぎだった。テーブルの上には昔ながらのガスコンロ。早速、目当てのとんちゃんを2皿注文。1皿250円はこのご時世、かなりリーズナブルといえるだろう。赤みそをベースにしたタレは、みそならではの甘味とコクがあり、唐辛子系のほのかな辛みとニンニクの風味も程よく効いている。そして適度な焦げ目がさらに食欲をそそるのだ。少しみその味に飽きてきたら、左手のビールでノドをうるおし、そしてキュウリの漬物をパリパリいただく。この喜びを男ふたりでかみしめる。「こういったみそとんちゃんは、名古屋エリアのソウルフードだと思いますよ。東京の人も大阪の人も知らないって言いますから」と、店の大将。「とんちゃん」というコトバは大阪にもあるが、イントネーションから違うのだ。大将に焼き方のアドバイスを聞くと「まあ、焼き加減は好みなんですけどね」と前置きがあり、「初めての人には、くるくる丸まってうっすら焦げ目が付いたくらいを食べ頃と思っていただければよいかと思います」とのこと。1時間待ちだけのことはあった、と大満足の僕の表情に、友人S氏もうれしそうだ。ただひとつ気になったのは、メニュー構成。とんちゃんだけでなく、サガリやナンコツ、ミノ、野菜など、やたらメニューが多い。昔のとんちゃんはシンプルだったのだけど…。大将いわく、「時代の流れですね。とんちゃん1本で勝負する時代じゃない。皆さんいろんな味を欲しがるんです」。ちなみに「がんこちゃん」は名古屋市内に4店舗あり、タレは全て大大将が調合したもの。「タレのレシピは大大将以外、誰も知らないんです」と大将。とんちゃんの世界は奥深いのだな。●Information がんこちゃん天白店 名古屋市天白区植田南1-108 オヤジっぽい濃い目の飲食店が2軒続いたので、もう少しお手軽に「みそグルメ」が味わえる店をご紹介しよう。今回足を運ぶのはなんとカレーハウスココ壱番屋中区矢場町店だ。僕に情報を入れてくれたのは、近所に住む受験生の男の子たち。夜10時ごろ塾が終わった後に食べに行くのだという。ここにみそを使った新たな名古屋メシがあるというので、早速行ってみた。日本最大のカレーチェーンとして超有名なココイチ。しかしその本部が愛知県一宮市にあることは意外に知られていない。ご当地企業が仕掛ける新・名古屋メシ。それは「名古屋赤みしカレー」(780円)なる商品だった。「お待たせしました」と出てきたそれは、自分にとっては少々異質なルックスだった。これが学生諸君に人気の「名古屋赤みそカレー」かい。みそを使っているだけに、ルーの色は少し濃いめ。中央にはネギと名古屋コーチンの卵黄がトッピングされている。まずは気になる、カレー本体の味だ。ベースはスタンダードなココイチカレーと思われるが、みそ味とのハイブリッドということはハッキリ分かる。うまい、というより舌に馴染(なじ)む味というべきか。ん?この具材は…鶏肉かと思ったら豆腐!そして中盤から卵黄を割ることで、ネギと一緒に食べるとよりコクがありマイルドな風味を味わえる。薬味のネギがここで味のアクセントになる。形こそ違うが、ひつまぶしのように食べ方を変えて楽しめるのが面白い。名古屋の「みそグルメ」の世界は、まだまだ奥深い。今回ご紹介した商品の他にもバラエティーゆたかな「みそグルメ」のバリエーションが市内の様々な飲食店で展開されているのだ。秋冬に名古屋を訪れる皆さん、スタンダードな一品からマニアックな一品まで、偏見なしにどんどん食べ歩きをしていってほしいものだ。●Information カレーハウスココ壱番屋中区矢場町店 名古屋市中区大須4-1-77 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月10日ジャパンは4月下旬から、「BIC チャイルドレジスタンスライター J23 デザインライター CDP20」を全国のサークルK・サンクスで販売する。価格は168円。新デザインのライターは、エレガントでゴージャスな幾何学模様を採用。感度の高い大人の女性たちに昨今人気となっているモチーフだ。ベースカラーは、グリーン、オレンジ、ピンク、パープル、ブルーの5色というラインナップになっている。同社のライターは、着火回数が多く、寿命の長いことが特徴。ライター本体に耐熱性・耐圧性の高いデルリン樹脂を使用、薄いプラスチックで強度を保ち、さらに安全基準を順守しながらもガス充塡(じゅうてん)量をより多くしている。さらに、製品の精度の高さから、ガスを使い切るまでの着火確度を上げることで、ライターの使用期間を長持ちさせている。同社では、国内で販売するたばこライターや多目的ライターが消費生活用製品安全法に基づく特別特定製品に定められる以前から、国際標準化機構の定めるライター規格 ISO9994 以上の高い安全基準に準拠したライターを生産。規制以前の2010年6月下旬より、ダブルアクションなど、子供が着火しにくいチャイルドレジスタンスに対応したライターを販売している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月26日20代男性は、コミックの世界をしっかり描いた長編映画を支持!コミック原作の映画が当然のごとく制作されるようになった今日この頃。ただ、原作が有名であればあるほど観る側の評価のハードルも上がってしまいますよね。そんな厳しい状況をかいくぐって20代男性のお眼鏡にかなった作品はどれか?残念ながらかなわなかった作品も一緒にしてランキングを発表します!>>女性編も見るQ:コミックが原作の実写映画で、期待以上に面白かった作品は?1位『DEATH NOTE デスノート』シリーズ14.0%2位『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ12.1%3位『20世紀少年』シリーズ11.1%4位『海猿』シリーズ7.3%5位『ROOKIES -卒業-』7.0%Q:コミックが原作の実写映画で、期待はずれだった作品は?1位『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズ11.1%2位『タッチ』9.8%3位『ドラゴンヘッド』7.6%4位『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』7.0%5位『20世紀少年』シリーズ6.7%■期待以上に面白かった!派・『DEATH NOTE デスノート』シリーズ:「原作とは違う結末になっていたので、毎回ハラハラドキドキだった」(25歳/卸/総務)・『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ:「原作よりもドラマ性が強く、心に響いた」(24歳/建築/財務)・『20世紀少年』シリーズ:「原作に忠実に再現されていることが自分にとって重要なので、非常に満足だった」(26歳/繊維/研究開発)・『海猿』シリーズ:「原作より実写の方が迫力あった」(25歳/金融/営業)・『ROOKIES -卒業-』:「キャストの見事な演技で、コミックの内容がさらに引き立てられていた」(25歳/食品/研究開発)・『クローズZERO』シリーズ:「原作の世界観を壊していないどころか、漫画よりもアクションシーンにスピード感があって良かった」(23歳/マスコミ/営業)・『ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE』:「ゆるーい感じがうまく再現されていた」(23歳/IT/営業)・『蟲師』:「映像が不気味だったが、そこが逆にリアルで良かった」(25歳/情報[その他]/情報収集)■期待はずれだった!派・『タッチ』:「短くまとめすぎ」(28歳/金融/営業)・『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズ:「配役があまりマッチしていない感じがして、違和感を持ったまま観てしまった」(26歳/人材派遣/その他[SE補佐やコンサルタント調査業務補佐など])・『ドラゴンヘッド』:「出演陣は豪華だったが、いまひとつストーリーを理解できなかった」(25歳/IT/営業)・『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』:「アニメのイメージが強いだけに、この映画のハットリくんはただのおっさんにしか見えない」(28歳/その他/その他)・『20世紀少年』シリーズ:「物語でわかりにくい部分があった」(25歳/情報/その他[調査])・『どろろ』:「コミックにあったヒューマニズムが足りない感じがした」(31歳以上/IT/SE)・『鉄人28号』:「鉄人が何となくしょぼかった」(26歳/IT/販売)総評口コミを見ると、ストーリーの“まとめ方”も良し悪しの判断材料のひとつであることがわかりました。ただ、十何巻と続く原作を2時間前後に収めるのは至難の業。『DEATH NOTE デスノート』、『20世紀少年』が「期待以上」の上位にランクインしたのは、それぞれ2部作、3部作の構成にして、長い物語をじっくり丹念に描いたことも関係がありそうですね。(文・大城健太郎)調査時期:2010年1月14日~1月17日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性315名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク大人になっても“We Love 漫画!”COBS世代のバイブルコミックとは?声優さんとキャラクターの声がマッチしてると思うアニメは?【男性編】名作と思える少年漫画ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年02月15日人気がありすぎるコミックの映画版は、確実に賛否両論に!マンガで読んだ夢のような世界がリアルに再現される……。コミックを原作にした実写映画は、限りない期待を抱かせてくれる一方、ちょっとイメージが違うだけで大きく落胆させられてしまうデリケートな代物ですよね。そんな作品群を、20代女性はどう見ているのか。皆さんの基準で見た勝ち組・負け組がここではっきりしました!>>男性編も見るQ:コミックが原作の実写映画で、期待以上に面白かった作品は?1位『花より男子ファイナル』23.1%2位『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ16.9%3位『DEATH NOTE デスノート』シリーズ16.6%4位『海猿』シリーズ12.3%5位『20世紀少年』シリーズ10.9%Q:コミックが原作の実写映画で、期待はずれだった作品は?1位『NANA -ナナ-』シリーズ18.0%2位『タッチ』9.5%3位『花より男子ファイナル』5.1%4位『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズ4.7%5位『テニスの王子様』4.5%■期待以上に面白かった!派・『花より男子ファイナル』:「原作とかけ離れたストーリーだったのが逆に良かった。まっすぐな道明寺に惹かれた」(26歳/損保/秘書・アシスタント)・『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ:「映画はまったく別ものという感じだけど、原作同様、心温まる触れ合いが描かれていて良かった」(28歳/小売/総務)・『DEATH NOTE デスノート』シリーズ:「配役が原作のイメージと合っていて、気持ちが入りやすかった」(25歳/卸/財務)・『海猿』シリーズ:「原作よりリアルに“生きること”について描かれていて、すごく感動した」(26歳/建築/設計)・『20世紀少年』シリーズ:「原作をはしょっているけど、世界観は思ったより良く出ていた」(30歳/官公庁/研究開発)・『NANA -ナナ-』シリーズ:「全然期待してなかったけど、主人公ふたりの関係が深く描かれていて、マンガと同じくらい泣いてしまった」(26歳/通信/総務)・『ROOKIES -卒業-』:「原作の微妙に後味の悪いところをなくし、メッセージが広く伝わるように工夫されていたと思う」(27歳/マスコミ/クリエイティブ)・『真夜中の弥次さん喜多さん』:「原作はゲイゲイしい話だが、意外とそのまま再現されていて、よく役者がやってくれたなぁ……という感じで面白かった」(24歳/電気/法務)■期待はずれだった!派・『NANA -ナナ-』シリーズ:「物語を短い時間で進めようとしていて、すべてのシーンの印象が薄かった」(29歳/アパレル/クリエイティブ)・『タッチ』:「マンガのキャラクターのイメージが強すぎて、映画には違和感を覚えた。その上、上映時間が短い気がした」(26歳/医療/秘書・アシスタント)・『花より男子ファイナル』:「現実には絶対ありえない設定で、マンガの中だけで通用する世界なので、それが実写化されたときにはすごく違和感があった」(27歳/その他[メーカー]/プログラマー)・『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズ:「怖さや暗い感じをもっと出してほしかった」(24歳/金融/金融系専門職)・『テニスの王子様』:「マンガだからこそ表現できる技の描写は、やはり映画では無理だなと思った」(25歳/飲料/サービス)・『砂時計』:「淡々と進みすぎて、ストーリーに引き込まれなかった。マンガもしくはTVドラマの方が良かった」(25歳/小売/販売)・『20世紀少年』シリーズ:「3部作でまとめられるわけがない。コミックだからこそ想像力を働かせて楽しめる作品」(26歳/不動産/事業開発)総評少女コミック原作の作品が「期待以上」、「期待はずれ」双方で1位になりましたが、前者1位の『花より男子ファイナル』は後者の3位にもランクイン。ここでの「期待はずれ」は、むしろ「でき上がり以上のものを期待していた」という意味で、原作に対する強い愛情の裏返しと見るべきではないでしょうか。まさにこの賛否両論の激しさこそが、原作・映画双方の人気の高さを示しているといえるでしょう。(文・大城健太郎)調査時期:2010年1月14日~1月17日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性685名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク大人になっても“We Love マンガ!”COBS世代のバイブルコミックとは?声優さんとキャラクターの声がマッチしてると思うアニメは?【女性編】名作と思える少年漫画ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年02月15日