巨匠クリント・イーストウッド監督が現実に起きた無差別殺傷テロ事件を基に描く『15時17分、パリ行き』。事件の当事者が本人役で出演する前代未聞のキャスティングで話題を呼ぶ本作の、予告映像と監督コメントが到着した。今回解禁された予告編は、2015年8月21日、554人の乗客を乗せてアムステルダムを出発した高速国際鉄道タリスがパリに向かって走る様子を映し出す。車内には、ヨーロッパ旅行中の幼馴染の3人の若者たち、アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン。だが、すぐに尋常ではない様子を感じ取った3人。そして、銃を手にした犯人が乗客たちの車両へと歩みを進める緊迫する車内の空気と重ねて、テロに立ち向かった3人の若者の生い立ちが綴られていく。「自分の過去をふり返ると、何を優先して生きてきたかがわかる」と励ます声に重なり、軍隊に入隊し厳しい訓練に励む青年、幼き日にベッドに身を託して祈りをささげる少年、学校でイジメに遭い、ふて腐れながらロッカーに八つ当たりする少年や、いつも温かく見守ってくれた母のハグなど、誰でも共感できる彼らの成長の葛藤が映し出される。やがて、それぞれの試練を抱えながらも成長した3人の幼なじみは再会し、つかの間の休暇を取る。ヨーロッパでの再会のハンドシェイクは、かつて森を駆けた時に交わした少年時代と同じだ。米空軍兵スペンサーは「自分でもわからないけど、運命に押されている気がする」と、学生生活を送るアンソニーに語る。その後、若者たちが運命の時を迎える瞬間を描いた映像には、思わず胸が熱くなり、本編への期待は高まるばかりだ。また、今回、現実に起きた事件の当事者を本人役で登場させるという前代未聞の試みを成し遂げたイーストウッド監督から、自信に満ちたコメントが到着している。クリント・イーストウッド監督 コメントこの映画はごく普通の人々に捧げた物語です。彼らは旅行中の青年で、テロリストが電車に乗り込んできた時にとっさにアクションを起こしたのです。テロリストは300発近くの弾丸と銃を持っていました。悪事を企んでいたことは明白です。私は、数多くの素晴らしい俳優たちと出会ってきました。おそらく彼らを起用したとしても素晴らしい仕事をしてくれたでしょう。しかし私は、この3人の若者たち自身に演じてもらうことこそ、もしかすると面白い試みなのでは?と思い始めました。私は彼らと共に、事件が起こった全く同じ場所で撮影を行いました。彼らは熱意をもって挑戦し、私たちは彼らを受け入れました。きっと映画を観れば、驚いてくれると思います。3人のどこにでもいる普通の若者たちが、あの事件を体験した他の人々とともに、あの場所を再び訪れるという体験は、彼らにとっても心の浄化になったのではないかと思っています。87歳を迎えてもなお、現役の監督として新たなる挑戦を続けるイーストウッド監督の最新作。いまを生きる全ての人々に捧げられた物語を、まずはこの予告編から確かめてみて。『15時17分、パリ行き』は3月1日(木)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月01日クリント・イーストウッド監督最新作、映画『15時17分、パリ行き』が、2018年3月1日(木)より全国の劇場で公開される。無差別テロ事件を描く実話『許されざる者』『ミニオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞、近年では『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』と、真のヒーローの真実を巧みに描いてきた巨匠クリント・イーストウッド。そんな彼の最新作となる『15時17分、パリ行き』は、監督史上最短となる94分の上映時間だ。本作では、アムステルダム発・パリ行きの特急列車内で起きたイスラム過激派による無差別テロ「タリス銃乱射事件」の現場に偶然居合わせ、命を捨てる覚悟で犯人に立ち向かった3人の若きアメリカ人を描く実話を描く。主演は“当事者本人”、究極のリアリティでテロリズムの真実に迫る作品の最大の特徴は、テロ事件に居合わせた主演3人を、それぞれ当事者本人が演じたということだ。『ハドソン川の奇跡』でも実際の現場にいた人々をエキストラとしたが、今回はよりリアリティにこだわり、主演3人をはじめ、乗客として当時列車に居合わせた乗客役も当事者たちに出演を依頼。撮影も実際に事件が起きた場所で行うなど、ハリウッド映画史上前代未聞の試みに挑戦した。ヨーロッパを旅行中だった彼らー米空軍兵スペンサー・ストーン(23)、オレゴン州兵のアレク・スカラトス(22)、彼らの友人の大学生アンドニー・サドラー(23)ーは、なぜ勇気ある行動を起こせたのか?ごく普通の人々が起こした奇跡を、事実に基づくストーリーと徹底的なリアリティで描く人間ドラマとなっている。クリント・イーストウッド「この映画はごく普通の人々に捧げた物語」「マンチェスター・アリーナ会場テロ事件」など、2017年に世界で起きたテロ事件は114件にのぼる。イーストウッド監督は「数多くの俳優たちと会ったが、実際の体験者に演じてもらうことが面白い試みだと思った。彼らはやる気になってくれて、天性の才能を発揮し、事件当時の再現でカタルシスも得られた」とし、テロを経験した当事者たちの心情に寄り添いながらも、「これは実際に彼らが体験した物語だ。真実なんだ」と強調している。いつ、どこで、誰もがテロに直面してもおかしくない今こそ受け止めるべき、イーストウッドによる“今を生きる全ての人々に捧ぐ物語”だ。あらすじ2015年8月21日、乗客554人を乗せたアムステルダム発パリ行きの高速列車タリスが発車した。フランス国境内へ入ったのち、突如イスラム過激派の男が自動小銃を発砲。乗務員は乗務員室に逃げ込み、500名以上の乗客全員が恐怖に怯える中、ヨーロッパを旅行中だった幼馴染3人の若者が犯人に立ち向かった――。作品情報映画『15時17分、パリ行き』公開日:2018年3月1日(木)原題:『THE 15:17 TO PARIS』監督:クリント・イーストウッド(『アメリカン・スナイパー』『硫黄島からの手紙』『ハドソン川の奇跡』)脚本:ドロシー・ブリスカル出演:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン原作:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、そしてジェフリー・E・スターン著の「The 15:17 to Paris: The True Story of a Terrorist, a Train and Three American Heroes」©2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT INC.
2017年12月17日映画『ゲティ家の身代金』が、2018年5月25日(金)に全国の劇場で公開される。R・スコットが描くスリリングな人間ドラマ監督は『エイリアン』『ブレードランナー』『グラディエーター』『オデッセイ』など、これまで数多くの名作を世に送り出してきた巨匠、リドリー・スコット。彼の最新作は、1973年に発生した誘拐事件を、重厚なドラマとスリリングな展開で描く人間ドラマだ。“世界中のすべての金を手にした”と言われた大富豪ジャン・ポール・ゲティ。愛する17歳の孫ポールが誘拐され、1,700万ドル(当時の価値で約47億円)という破格の身代金を要求されたゲティだったが、その支払いを拒否。彼は大富豪であると同時に、稀代の守銭奴でもあった。離婚によりゲティ家から離れ、中流家庭の人間となっていたポールの母ゲイルは、息子のため誘拐犯のみならず世界一の大富豪とも戦うことに。一向に身代金が払われる様子がないことに犯人は痺れを切らし、ポールの身に危険が迫るが、事件は思いもよらぬ展開へと発展していく。脚本の段階から注目を集めるハリウッドには、映画化前の優秀脚本リスト「ブラックリスト」と呼ばれるリストがある。業界の重役をはじめ関係者が映画化されていない脚本を投票で評価するものだ。『ソーシャル・ネットワーク』や『セッション』、日本でも人気の高い『(500)日のサマー』などが過去にリストに載った作品。リストに載った脚本は、後にアカデミーやゴールデングローブ賞を受賞することが多いことで知られており、デヴィッド・スカルパによる『ゲティ家の身代金』の脚本は、制作前から既にお墨付きを受けていた。ミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグなどが出演巨匠リドリー・スコットが監督する上に、期待を集めた脚本だけにキャストも実力派揃い。アカデミー賞に多々ノミネートされる演技派がキャストに加えられた。主人公ゲイル・ハリス役を、前期『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたばかりのミシェル・ウィリアムズ。元CIA捜査官で誘拐事件のアドバイザーとなる人物フレッチャーをマーク・ウォールバーグが演じることになった。公開を目前にゲティ役ケビン・スペイシーの降板劇が発生そんな公開前から期待されていた作品だが事件が起こる。実はこの映画にはアカデミー賞受賞俳優ケビン・スペイシーの出演が決まっていたのだ。しかし、ハリウッドのプロデューサー、ハーベイ・ワインスタインのセクハラ告発に端を発した一連の騒動から派生する形で、全米公開の一ヶ月半前にケビン・スペイシーの降板劇が発生。しかもケビン・スペイシーは話の中心となるゲティ役。お蔵入りまで囁かれたなか、急遽代役として名優クリストファー・プラマーがゲティ役で出演するこが決定。映画に関わる全てのクルーが協力し、短期間での再撮影を敢行。再撮影には1000万ドル(約11億円)もの費用がかかったのだが、C・プラマー以外のキャストはなんとギャラなしで臨んだそうだ。そして、無事に予定通り全米公開されることになった。ピンチから一転、アカデミー賞 助演男優賞にノミネート本来であれば公開時期さえも見直された作品、クリストファー・プラマーにとっては準備の時間もそう多くはなかったはずだ。そんな異色の騒動で話題をさらった『ゲティ家の身代金』だが、代役に抜擢されたクリストファー・プラマーが、アカデミー賞のほか、その前哨戦であるゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされる快挙を達成。短期間で作品に参加しアカデミー賞にノミネートというのは史上最短記録だそうだ。これを受け、プラマーは次のように語っている。「ゲティ家の身代金を完成させたリドリー・スコットの素晴らしいチームに深い感銘を受けました。チームは驚異的な偉業を成し遂げ、私もこのかつてない機会に関われた事を嬉しく思います」リドリー・スコットは次のように話す。「あえてケビン版の本編を見せませんでした。クリストファー自身が思い描くゲティ像にしてみたかったのです。ケビンの演技は素晴らしいものでしたが、2人のゲティはまるで違います。ケビンのゲティは冷徹な印象であり、逆にクリストファーのゲティは人間的な深みが強調されています。」ゴールデン・グローブ賞では、惜しくも受賞は逃してしまったが、プラマーのほか、リドリー・スコットが監督賞、ミシェル・ウィリアムズが主演女優と主要部門でノミネートされた。作品詳細『ゲティ家の身代金』原題:All the Money in the World公開時期:2018年5月25日(金)監督:リドリー・スコット出演:ミシェル・ウィリアムズ、クリストファー・プラマー、ロマン・デュリス、チャーリー・プラマー、マーク・ウォールバーグ脚本:デビッド・スカルパ原作:ジョン・パーソン『Painfully Rich: The outrageous Fortunes and Misfortunes of the Heirs of J.Paul Getty』©2017 ALL THE MONEY US, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年12月16日『ミリオンダラー・ベイビー』『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』などを手掛ける巨匠クリント・イーストウッド監督の最新作『THE 15:17 TO PARIS』(原題)が、『15時17分、パリ行き』の邦題で2018年3月1日(木)より日本公開されることが決定した。■ストーリー2015年8月21日、アムステルダム発パリ行きの高速列車タリスが発車した。フランス国境内へ入ったのち、突如イスラム過激派の男が自動小銃を発砲。乗務員は乗務員室に逃げ込み、500名以上の乗客全員が恐怖に怯える中、幼なじみの3人の若者が犯人に立ち向かった――。87歳で映画界の第一線を走り続けるイーストウッド監督が今回描くのは、2015年8月21日、500名以上の乗客を乗せたパリ行きの特急列車内、乗客全員をターゲットにした無差別テロ“タリス銃乱射事件”。「The 15:17 to Paris: The True Story of a Terrorist, a Train, and Three American Heroes」(アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、ジェフリー・E・スターン著)に基づき、イスラム過激派の武装した男が企てるなか、犯人に立ち向かった3人の若きアメリカ人を描く。■前代未聞! 実際のヒーロー3人が“本人役”で主演ニューヨークのハドソン川で起こった、“奇跡”と賞賛された航空機事故の驚愕の生還劇の知られざる真実に迫った『ハドソン川の奇跡』では、実際の現場にいた人々がエキストラとして参加したが、本作ではさらに徹底したリアリティにこだわり、アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、それぞれ“本人役”で出演を務めるという、ハリウッド映画史上前代未聞の試みに挑戦!また、乗客として当時の列車に居合わせた乗客も出演し、さらに事件が起きた場所で撮影に挑むという、究極のリアリティの追求を試みた。2015年「パリ同時多発テロ」、2017年「マンチェスター・アリーナ会場テロ事件」など、世界中を震撼させるテロリズム。今年だけでも世界中でテロが114件(11月7日まで。公安調査庁調べ)起きているという事実。いつ、どこで、誰もが直面してもおかしくないいま、イーストウッド監督が初めて無差別殺傷テロを描く本作。「この映画はごく普通の人々に捧げた物語」と語る監督が描く、テロリズムの“真実”とは…。『15時17分、パリ行き』は2018年3月1日(木)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月14日『オデッセイ』『エイリアン』の巨匠リドリー・スコット監督が、世界で初めての“億万長者”といわれた石油王ジャン・ポール・ゲティの孫誘拐事件を映画化する『All the Money in the World/オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』(原題)の日本公開が決定。さらに、このほど発表された第75回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションにて、先日のケヴィン・スペイシー降板を受けて急きょ代役に決まったクリストファー・プラマーの助演男優賞をはじめ、ミシェル・ウィリアムズが主演女優賞、そしてリドリー・スコットが監督賞にノミネートされた。■あらすじ“世界中のすべての金(All the Money in the World)を手にした”といわれた大富豪ジャン・ポール・ゲティ。だが、1973年11月、愛する17歳の孫ポールが誘拐され1700万ドル(約47億円、※事件当時のレート)もの破格の身代金を要求されたゲティは、あろうことか、その支払いを拒否。彼は大富豪であると同時に、稀代の守銭奴だったのだ。離婚によりゲティ家から離れ、中流家庭の人間となっていたポールの母ゲイルは、息子のために誘拐犯のみならず、世界一の大富豪とも戦うことに。一方、一向に身代金が払われる様子がないことに犯人は痺れを切らし、ポールの身には危険が迫る。しかし、事件は思いも寄らぬ方向へ――。実力派のミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグに加え、アカデミー賞受賞のケヴィン・スペイシーが石油王ゲティ役で出演…するはずだった本作。ところが、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインのセクハラ告発に端を発した一連の騒動で、ケヴィンもセクハラで告発されたことから、12月22日の全米公開を目前に降板劇が発生。お蔵入りすらささやかれたが、急きょオスカー俳優のクリストファー・プラマーをゲティ役に迎え、ミシェル、マーク、そしてスタッフが一致団結して、この短期間での再撮影を敢行!予定通り全米公開することが発表され、先日無事に再撮影が終了したばかり。全キャスト、スタッフの本作にかける情熱とこれまでに例を見ない展開が注目を集め、今回、サプライズともいえるゴールデン・グローブ賞3部門にノミネート。ひそかにオスカー候補有力作の声も聞こえ始め、まさかの逆転劇に向けてますます期待が高まっている。また、デヴィッド・スカルパによる脚本は、2015年度のハリウッドのザ・ブラックリスト(※映画スタジオ重役が選ぶ映画化前の優秀脚本リスト)にも選ばれており、すでに内容はお墨付きだ。昨日まで普通の母親だった人間が、世界中の金を手にした男と手段を選ばない犯人グループにどう立ち向かうのか?息子の命を救えるのは母の愛か、金の力か?重厚なドラマと最後まで目が離せないスリリングな展開には要注目。そんな本作のゴールデン・グローブ賞ノミネートを受け、スコット監督、クリストファー、ミシェルから感謝のコメントが到着している。■リドリー・スコット監督「観客の皆様を思いながら、挑戦する決意を固めた」ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)が「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド」を評価してくれたことに感激し、心から感謝しています。またミシェル・ウィリアムズとクリストファー・プラマーの素晴らしい演技が称賛されたことも、誇りに思います。撮影後に予期せぬ挑戦が待ち受けていましたが、公開を楽しみにしている世界中の観客の皆様を思いながら、挑戦する決意を固めました。このプロジェクトに関わった何百人ものスタッフ・キャストが全てのシーンに魂を込めて、この挑戦へと立ち向かいました。素晴らしいニュースに、格別の喜びを感じています。ありがとうございます。■クリストファー・プラマー「素晴らしいチームに感銘」「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド」を完成させたリドリー・スコット監督の素晴らしいチームに深い感銘を受けました。チームは驚異的な偉業を成し遂げ、私もこのかつてない機会に関われたことを嬉しく思います。ハリウッド外国人記者クラブの評価に深く感謝いたします。■ミシェル・ウィリアムズ「作品に関われたことを誇りに」名誉あるノミネートに心から感謝しています。この感動を私の親愛なる友人リドリー・スコット監督と新しい友人であるクリストファー・プラマーと一緒に分かち合えることにも、大きな喜びを感じています。この作品に関われたことを誇りに思います。私にとって素晴らしい道のりでした。また、ヒュー・ジャックマンと『グレイテスト・ショーマン』のスタッフ達にも大きな祝福を贈りたいです。『All the Money in the World/オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』(原題)は2018年初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月13日ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッドに、新田真剣佑も名を連ねる『パシフィック・リム:アップライジング』(原題)の日本公開が、2018年4月に決定。合わせて、日本と思しき都市も登場する海外版予告が到着した。戦いは終わりではなく、始まりだった――。前作で描かれた人類とKAIJUの死闘から数年が経過し、平穏が戻っていた地球に、進化を遂げたKAIJUが再び姿を現し、世界を絶望の淵へと突き落とす。よりスタイリッシュに洗練され、パワーアップを果たした新世代の“イェーガー”に乗り込む若きパイロットたちは、迫りくるKAIJUを撃ち滅ぼすことができるのか…。到着した海外版予告(日本語字幕入り)は、先日まで開催されていた「ニューヨーク・コミコン」にて初披露されたもの。映像には、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でフィン役に大抜擢され、最新作『最後のジェダイ』にも出演するジョン・ボイエガ演じる主人公ジェイクが、偉大なる父ペントコスト司令官(イドリス・エルバ)の意思を継ぎ、絶体絶命の危機に直面する人類を救うため、「いま世界を救うのは俺たちだ」とイェーガーの操縦席に乗り込む決意を固める胸アツな場面が登場。また、前作に引き続き、2人のパイロットが神経を同調させ操縦するイェーガーの象徴的なシステムは健在で、さらにジェット噴射を駆使し空へと飛び立つ迫力満点の新機能も映し出されており、新たなる闘いは世界各国の都市へと飛び、陸・海・空すべてをまたにかけたケタ外れのスケールへと拡大することが予想される。さらに本映像からは、なんと日本と思しき都市でも、超巨大KAIJUとの激しいバトルが繰り広げられる様子が見られることにも注目だ。前作で日本のアニメや特撮への愛情を余すことなく注ぎ、とことんこだわり抜いた世界観で、日本はじめ世界中の映画ファンの心を鷲づかみにしたギレルモ・デル・トロは、本作では引き続き製作として参加。Netflixドラマ「Marvel デアデビル」を手がけたスティーヴン・S・デナイトがメガホンをとる。KAIJUオタクのニュートン博士(チャーリー・デイ)や森マコ(菊地凛子)ら人気キャストも続投し、新キャストにはボイエガやスコットほか、TVシリーズ「エメラルドシティ」でドロシーを演じたアドリア・アルホナ、『キングコング:髑髏島の巨神』『グレートウォール』のジン・ティエン、さらに新田さんも名を連ねており、前作を凌駕する興奮をもたらしてくれそうだ。『パシフィック・リム:アップライジング』(原題)は2018年4月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パシフィック・リム 2013年8月9日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC
2017年10月12日クリント・イーストウッドを父に持つ、イケメン二世俳優スコット・イーストウッド。そして、「世界で美しい顔100」(2015年)において第9位に選ばれ『ブレードランナー 2049』にも出演する女優アナ・デ・アルマス。このほど、いまハリウッドでも注目を集める若手俳優の2ショット写真が激写された。クラシックカーの運転席から後部席のカメラを見つめるのはスコット・イーストウッド(31)。巨匠イーストウッド監督の息子にして、いまハリウッドでノリにのっているイケメン二世俳優の注目株。がっしりとした顎のラインやセクシーな笑顔、鍛え上げられた身体、そしてアイコニックな眉は往年の映画ファンなら、若かりしころの父の姿を彷彿とさせる。そんなスコットは、『父親たちの星条旗』(’06)で映画デビュー後、『グラン・トリノ』『人生の特等席』と父イーストウッド監督作品に相次いで出演。DCコミックの実写映画作品『スーサイド・スクワッド』、ジョセフ・ゴードン=レヴィットとの共演も話題となった『スノーデン』など話題作での存在感、さらには大ヒットシリーズ最新作『ワイルド・スピード ICE BREAK』では生まれもったスター性に加え、アクション俳優としての存在感も放ち、2018年3月全米公開の『パシフィック・リム:アップライジング/ Pacific Rim: Uprising』(原題)も控えている。一方、スコットの助手席に座る美女はアナ・デ・アルマス(29)。いまや「世界で美しい顔100」の常連といえるキューバ出身の若手女優だ。キアヌ・リーブスが製作・主演を務めた『ノック・ノック』(’15)と『エクスポーズ 暗闇の迷宮』(’16)で注目され、リドリー・スコット製作総指揮、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ブレードランナー2049』(10月27日公開)ではライアン・ゴズリング、ハリソン・フォードと共演を果たすなど、ハリウッドでのネクストブレイクが予想される女優の1人だ。実はこの2人、映画『スクランブル』ではカップルを演じている。本作は、高級クラッシクカー専門の華麗なる窃盗団・フォスター兄弟が、二重三重にも入り組んだトリックを駆使して、凶悪なマフィアたちから3800万ドルもの走る芸術品【フェラーリ250GTO】を盗み出す、という物語。スコットはフォスター兄弟の兄・アンドリュー役を、アナはアンドリューの彼女ステファニー役を演じている。アナが彼について「スコットは驚異的よ。経験も豊富で、いつもできる限りの方法で助けてくれようとするの」と言えば、スコットも「アナは素晴らしい女優だよ。ラテンアメリカの小さな爆竹のような女性さ。彼女と仕事ができて、とてもよかったよ」とべた褒め。本作撮影中のこの2ショットからも、お互いへの信頼度の高さ、プロフェッショナルな姿勢が伝わってくる。ハリウッドが最も注目する2人の共演は、気にならずにはいられない。『スクランブル』は9月22日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月06日UGG(アグ)は、ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)とのコラボレーションコレクションを2017年9月13日(水)より公式サイトおよび直営店にて限定発売する。UGGとジェレミー・スコットは、“LAのポップカルチャーとカリフォルニアスピリット”を共有し、今までにないユニークでポップなシューズを完成させた。どのスタイルにも、素材にはUGG特有の最高品質のシープスキンと、柔軟性・耐久性・クッション性に優れた機能性アウトソール「Treadlite by UGG」を採用。そこに、ジェレミー・スコットの大胆で遊び心あふれるディテールがプラスされる。ジェレミー・スコット自身もお気に入りのシューズである、UGGのアイコニックな「Classicブーツ」。それを、今回はオリジナルのシルエットを残しつつも大胆に炎の刺繍を施した独創的なシューズとしてメンズ・ウィメンズともに提案する。また、ウィメンズでは、ジェレミー・スコットが選んだビーズとジュエリーをシューズ全体に手縫いした「クラシック ショート ジュエル(Classic Short Jewel)」と「アンスレー ジュエルズ(Ansley Jewels)」もラインナップ。装飾は全て手作業で行われ、ブーツ1足を完成させるのに1週間を要すほどの贅沢なアイテムとなっている。【詳細】UGG×JEREMY SCOTT発売日:2017年9月13日(水)取扱店舗:UGG直営店(渋谷、銀座、大阪、神戸、札幌)阪急うめだ本店 4階 プロモーションスペース44(2017年9月20日(水)~26日(火)の7日間限定営業)※アイテムにより取扱店舗が異なる価格:クラシック ショート フレイムス メンズ 66,000円+税、ウィメンズ62,000円+税コケット フレイムス 39,000円+税(ウィメンズのみ)UGGライフ ミニ 33,000円+税(ウィメンズのみ)クラシック ショート ジュエル 187,000円+税(ウィメンズのみ)アンスレー ジュエルズ 93,000円+税(ウィメンズのみ)【問い合わせ先】UGG / Deckers JapanTEL:0120-710-844
2017年08月28日『ワイルド・スピード ICE BREAK』に続き、『パシフィック・リム』の続編と超大作への出演が続くスコット・イーストウッドが、高級クラシックカー専門の強盗兄弟を演じる『スクランブル』。このほど、スコット本人がノースタントで挑んだアクションシーンを含む、見どころ満載の予告編映像が解禁となった。世界に2台しかない名車・37年型ブガッティを奪うはずだったアンドリューとギャレットのフォスター兄弟。しかし、その車を落札したのが残忍なマフィアのモリエールだったために、兄弟は囚われの身に。命が助かる条件は、敵対するマフィアのクレンプが所有する62年型フェラーリ250GTOを1週間で盗むこと。寄せ集めチームで犯罪史上最大の強奪作戦に挑むはずが、インターポールに追われ、アンドリューの恋人・ステファニーを人質に取られ、挙句の果てにはクレンプに計画を知られてしまう…。本作の主人公となるのは、幻の高級クラシックカーだけをターゲットにする世界一の強盗団・フォスター兄弟。あるマフィアから、彼が敵対するマフィアが所有する、40億円ともいわれる走る芸術品「62年型フェラーリ250GTO」を1週間で盗み出すというミッションを与えられる。演じるのは、巨匠クリント・イーストウッドの息子で、近年活躍が目覚ましいスコットと、新鋭イケメン俳優のフレディ・ソープだ。今回解禁となった予告編では、彼らフォスター兄弟の息をのむド派手なアクションと、「62年型フェラーリ250GTO」を筆頭に、世界に2台しかない「37年型ブガッティ」、「ジャガーEタイプ」といった幻の名車たちが奇跡の共演を果たしている。映像冒頭で見せる、スコット本人がスタントなしで行ったという、橋からトラックへと飛び移るダイブシーンは鳥肌もの!ほかにも、劇中では数多くのアクションをスタントなしで行い、走るトラックの上を移動したりと、手に汗握るアクションシーンの連続に胸が高鳴る内容となっている。さらに、『ブレードランナー 2049』にも出演する注目女優アナ・デ・アルマスの存在も見逃せない。『オーシャンズ』シリーズ、『グランド・イリュージョン』シリーズなどに続く、盗みのプロたちがスクランブル(交差)する強盗計画。観る者を何度も欺くクライム・エンターテインメントの最新版が誕生した。『スクランブル』は9月22日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月14日ロンシャン(LONGCHAMP)とジェレミー・スコット(Jeremy Scott)のコラボレーションによる「ジェレミー スコット フォー ロンシャン」から第21弾が登場。ハリウッドの歴史的大女優、マリリン・モンローを描いた新作バッグが、2017年7月26日(水)よりロンシャン直営ブティック、ロンシャンオンラインショップにて発売される。「ジェレミー スコット フォー ロンシャン」は、定番バッグコレクション「ル・プリアージュ」をベースに、ポップカルチャーを落とし込む人気シリーズ。これまでハンプティ・ダンプティやアイスキャンディーなどユニークなテーマで発表されてきた。今季、ジェレミー・スコットがこのバッグで伝えたかったのは、テレビの魅惑の力と魔法。真っ赤なキャンバス地のハンドルトートには、1950年代のグラマラスなアイコン、マリリン・モンローのポートレートを、“テレビでお馴染みの”を意味するスローガン『As Seen on TV』に組み合わせた。遊び心に溢れるキャッチーなデザインが、ファッションを楽しむ魔法の世界へといざなってくれる。【詳細】ジェレミー スコット フォー ロンシャン AS SEEN ON TV発売日:2017年7月26日(水)発売場所:ロンシャン直営ブティック、ロンシャンオンラインショップ価格:36,000円+税サイズ:W45xH35xD23cm素材:コットンキャンバス、カウハイド【問い合わせ先】ロンシャン・ジャパンTEL:0120-150-116
2017年07月07日『ワイルド・スピード ICE BREAK』も記憶に新しいスコット・イーストウッドが、『96時間』&『ワイルド・スピード』シリーズ製作陣のもと主演を務める『スクランブル』(原題:OVERDRIVE)。9月22日(金)より日本公開されることが決定した。兄のアンドリューは頭脳、弟のギャレットはメカニックを担当する、高級クラシックカー専門の世界一の強盗団、フォスター兄弟。「アル・カポネが銃撃用に改造した車だ」など、ひと目でその車の伝説を語ることができる膨大な知識を持つ彼らにとって、どんな盗みも成功させるのは当たり前。大事なのは、誰も思いつかない“驚愕の手口”で、いかに美しく完璧に盗むか。今回も、オークション会場から搬出された世界に2台の「37年型ブガッティ」を奪うはずだった。しかし、落札したのが残忍なマフィアのモリエールだったために、兄弟は囚われの身に。命が助かる条件は、敵対するマフィアのクランプが所有する「62年型フェラーリ」を1週間で盗むこと。アンドリューの恋人で一流ハッカーのステファニー、指名手配中の天才スリの美女ら寄せ集めチームで、犯罪史上最大の強奪作戦に挑むはずが、インターポールに追われ、ステファニーを人質に取られ、挙句の果てにはクランプに計画を知られてしまう。だが、実はピンチさえも兄弟の“計画”だった――。『96時間』×『ワイルド・スピード』シリーズの製作陣が、マルセイユを舞台に贈るクライム・エンタテインメントの最新作。高級クラシックカー専門の華麗なる強盗団“フォスター兄弟”のターゲットは、3,800万ドルの走る芸術品「62年型フェラーリ250GTO」、しかし、その持ち主と依頼人は敵対する凶悪なマフィア同士という大ピンチ!主人公アンドリュー・フォスター役を務めるのは、名匠クリント・イーストウッドの息子にして、『スーサイド・スクワッド』『スノーデン』、そして『ワイルド・スピード ICE BREAK』、次回作は『パシフィック・リム』続編『Pacific Rim: : Uprising』(原題)と大活躍を見せるスコット。さらに新鋭イケメン、フレデリック・ソープほか、『ブレードランナー 2049』に大抜擢されたアナ・デ・アルマスが出演しているのも注目。“車泥棒映画”の傑作『60セカンズ』『ミニミニ大作戦』や、観る者も巧みに欺く『グランド・イリュージョン』シリーズなど、盗みのプロたちの二重三重に入り組んだ計画に、あなたも騙される?『スクランブル』は9月22日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月19日20日(現地時間)、カンヌ国際映画祭のクラシック部門で4K修復版の『許されざる者』が上映された。この作品は1992年に製作されたクリント・イーストウッド監督・主演の西部劇で、4つのオスカーを受賞。今年、公開から25周年記念を迎えた同作の上映に、イーストウッドも飛び入り参加し、会場を沸かせた。「25年前にこの作品の脚本を読んだとき、『これが私にとって最後の西部劇になるだろう』と思ったんだ。結局、これほど素晴らしい西部劇の脚本には出会えていない。でも、将来的にまた何か良いものが出てくるかもしれないね」と新たな西部劇との出会いに期待は捨てていないようだ。また、翌日には講演会「Cinema Lesson By Clint Eastwood」に登壇したイーストウッド。2012年製作の『人生の特等席』以来、俳優業から遠ざかっており監督業に専念しているが「いつかまた俳優に戻るつもり」と俳優業へのカムバックに前向きであることを語った。(2014年の監督作『アメリカン・スナイパー』、2016年の監督作『ハドソン川の奇跡』にカメオ出演はしている)。最新監督作『The 15:17 to Paris』(原題)に着手したばかりというイーストウッドは現在86歳。スクリーンで再び姿が見られる日が待ち遠しい。(Hiromi Kaku)
2017年05月22日製作総指揮リドリー・スコット×主演トム・ハーディの強力タッグで放つ、英国BBC放送の愛と復讐の歴史ドラマ「TABOO」が、4月25日(火)よりスターチャンネルにて独占日本初放送される。1984年イギリス。謀殺された父の復讐のため、巨大組織 東インド会社に闘いを挑む孤高の男ジェームズ・ディレイニー。しかし、彼には秘密があった…。本作は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『レヴェナント:蘇えりし者』など、相次いでヒット大作に出演、9月にはクリストファー・ノーランの史実大作『ダンケルク』も控えているトム・ハーディが、ドラマシリーズに初主演。ハリウッドでいま最も旬なワイルド派の初めてのTVドラマでは、名匠リドリー・スコットが製作総指揮を務め、トム自身と彼の実父チップス・ハーディの原案をもとに、『イースタン・プロミス』などで知られるスティーブン・ナイトが脚本を担当している。また、共演には映画界の名優からドラマ界の注目俳優まで、豪華俳優陣が名を連ねている。主人公のジェームズと対立する東インド会社の幹部役には、「ゲーム・オブ・スローンズ」のハイ・スパロウ役や映画『未来世紀ブラジル』などで知られ、舞台でも活躍してきた英国の名優ジョナサン・プライス、ディレイニー家に仕える下男役には『戦場の小さな天使たち』のデヴィッド・ヘイマン、ジェームズの父と後妻との間に生まれたジェームズの異母妹役には、チャールズ・チャップリンの孫で「ゲーム・オブ・スローンズ」でタリサ・マイギア役を演じたウーナ・チャップリンが扮する。そのほか、『ボーン・アイデンティティー』のフランカ・ポテンテ、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のマイケル・ケリーが脇を固めている。BBCにて2017年1月からオンエアされるや、視聴者からの大絶賛を受け、早くもシーズン2の製作も決定した本作。壮絶な復讐、そして明かされる陰謀と“タブー”とは何なのか!?壮大な歴史物語の中に描かれる、謎めいたストーリーとトムの渾身の演技に期待していて。「TABOO」は【STAR1 プレミアム】にて4月25日より毎週火曜22時~(※4月25日は第1話無料放送)、【STAR3 吹替専門】にて5月4日より毎週木曜22時30分~(※5月4日は第1話無料放送)ほか放送。全10話。(text:cinemacafe.net)
2017年04月12日クリント・イーストウッド監督によるヒューマンドラマ『ハドソン川の奇跡』(9月24日公開)で主演を務めたトム・ハンクスと、共演のアーロン・エッカート。本作でトムは、制御不能になった旅客機をハドソン川に不時着させ、乗客乗員155人全員の命を救った機長役を、アーロンは共に危機を乗り越えた副操縦士役を演じた。来日した2人にインタビューし、本作に懸けた思いや、イーストウッド監督との撮影エピソードを聞いた。"ハドソン川の奇跡"は世界中で報道され、チェスリー・サリー・サレンバーガー機長は国民的英雄だと称賛された。だが、本作はお涙ちょうだいの安っぽいアトラクションムービーにはなっていない。9.11の傷跡を入れ込みつつも、知られざる真実に斬り込む人間ドラマに仕上げたのは、名匠クリント・イーストウッドならではの成せる技だ。ミラクルな生還劇を称える報道の裏側で、なにゆえ機長たちは国家運輸安全委員会から激しく糾弾されたのか!?紆余曲折を経て、最後に浮き彫りにされる真のヒロイズムが静かで熱い感動を呼ぶ。その品格にうなるのだ。――まずは脚本を読んだ感想から聞かせてください。トム:脚本を読んで驚いたのは、この人たちがどのくらい精神的な負担を受けたのかという点だよ。あの日どうやって不時着して、どうやって人が降りたのかという一連のハドソン川の奇跡についてそのまま再現されていたけど、問題はそれからだ。彼らはその後、非常にストレスを感じていたんだよ。機長のサリーたちはすぐには回復できずに、何カ月間も悩まされた。また、死ぬかもしれなかった経験をした上に、国家運輸安全委員会からの追求を受けることになって本当に大変だった。その結果は全く想像ができなかったし、そこがまさにこの映画の素晴らしさだと思った。彼らはプロフェッショナルとして完璧にやったんだ。素晴らしいことを成し遂げたはずなのに仕事を失ったり、年金がなくなったりする可能性もあった。まさに窮地に立たされたんだ。感情的にすごく負担をかけられたことが、この映画での重要な要素となった。脚本家のトッド・コマーニキがそういう形で物語を書くことができなかったら、『ハドソン川の奇跡』という映画はうまくいかなかったと思う。――まさにハドソン川での不時着は、ベテランの機長ならではの英断がもたらした奇跡だと思いました。機長役を演じられてみて、どんなことを感じましたか?トム:機長のサリーはこれまでずっとパイロットをやってきて、キャリアも長いから、きっと直感に従ったんだと思う。実際、たった208秒の中で、どうするのかを判断しなければいけなかった。その結果、正しいことをやったと2人とも確信していたんだと思う。角度やスピードなどを頭の中で計算したのではなく、直感で感じたわけだ。そのことは実際に機長に会った時に彼の口から説明してもらったよ。その時の感情について説明するのは難しいけど、何が起こったのかという内容は全部話してくれた。――アーロンさんは、副操縦士役を演じるにあたり、どんなふうにアプローチをされましたか?アーロン:まずは素晴らしい脚本があったし、クリント・イーストウッド監督や周りのキャストも素晴らしかったから心強かった。それで演じるにあたり、パイロットがどういう仕事なのかということも勉強したし、自分でも飛行機に乗ってみたりもしたよ。また、僕も副機長のジェフ・スカイルズさんからいろんな話を聞いたんだ。サリーさんやジェフさんは、国家運輸安全委員会の質問を受けながら、自分は正しいことをやったとすごく自信をもっていたと思う。もちろん大変だったとは思うけど、心の中では信じていたんだ。――クリント・イーストウッド監督の演出はいかがでしたか?トム:クリント・イーストウッド監督といえば、アメリカ映画全体で見ても5、6本は歴史上に残るような素晴らしい映画を撮っている人でしょ。『ペイルライダー』(1985年)や『許されざる者』(1992年)や『ミスティック・リバー』(2003年)など、素晴らしく洗練された映画を作る方だ。でもその一方で彼自身は俳優として『ダーティハリー』(1971年)などにも出ているんだからすごいよね。彼はそんなにたくさん話す方じゃなくて、キャストの方に託してくれる監督だ。あまりこういうふうにやってほしいとかは言わないし、とにかく説明などをしない。ここでこうやって、ちょっとここを見て、というような漠然とした指示しか言わない。僕たちは現場でいろいろと試すだけなので、全然時間が無駄にならないんだ。だから彼とはこれからも何十本も映画を作っていきたいと思うよ。アーロン:僕も同感だ。イーストウッド監督は、いつも本当に楽に監督をやっているように見える。クルーとの関係性も素晴らしいし、そこにいれば家族の一員になるような感じなので、すごく仕事がしやすいんだ。だからこそ、役者のみんなも準備万端にして臨む。だってものすごく尊敬できるイーストウッド監督の現場だもの。彼は業界の中ではアイコンみたいな存在でしょ。素晴らしい俳優であり、監督でもあるから、最高のことをやりたいと思って現場に来る。でも、監督はたいしたことはないよという感じで、仕事なのにすごく楽そうにやっているんだ。――最新テクノロジーのコンピュータではなく、ベテランの機長という人間の判断が155人の命を救うという点が興味深いです。トム:テクノロジーは間違いなく僕たちの人生をすごく簡単なものにしてくれたよね。そのことは素晴らしいし、すごく良いことだとも思う。映画だって特殊効果が使えるからこそ、上からワイヤーなどで吊るさなくてもよくなったわけだから。技術的にすごいことは認めるけど、やっぱりコンピュータでやれることは限られているんじゃないかな。いろんなことを自動化できるけど、やっぱりどこかで人間が判断しなければいけないと思う。だって実際に、パイロットがコックピットにいなかったらどう思う?コンピュータを信じられる?もし、今回のようにバードストライクに遭った時どうなるのか?と問いかけずにはいられない。この先、99%自動運転でできるようになったとしても、1%はやっぱり人間を必要としていると思う。アーロン:素晴らしい答えだね。僕もそう思うよ。もちろん技術は素晴らしいし、びっくりするような進歩も遂げているし、実際に僕たちもその恩恵を受けてきた。でも、やっぱり人間の心が大事だよね。いつかすべて自動化されるかもしれないとも思いたいけど、やっぱりできないと思う。――ハリウッドで活躍されているお二人ですが、出演作はどんな基準で選んでいますか?アーロン:俳優として、いつも一番良い機会を僕は探っている。どこのスタジオで撮るとか、共演者も重要なポイントだ。僕の場合、自分自身がその役を演じていることが想像できた時、ほとんどの場合はそのオファーをお受けするようにしている。だからいつも脚本を読みながら考えるんだ。トム:僕はその作品のテーマにやる価値を見いだせるかどうかが大事かな。ストーリーそのものにとても興味があったり、どこかに行けることが魅力的に思えたりすることもあるけど、ほとんどの場合はテーマで決めているよ。それはものすごく歴史的な記録ものだったり、愛情がこもったものであったりもする。いずれにしても脚本を読んで素晴らしいと思えなければいけない。また、これまで自分がそのことを知らなかったと思えなければ面白いと感じないんだ。もちろん、俳優としてどれだけ経験が詰めるかというところも重要だ。実際、ものすごい量の脚本が生まれているし、脚本家の数だって相当多い。やっぱりみんなが映画を作りたいと思っているんだ。例えば小説としては良くてできていても、映画としてはうまくいかないという場合もあると思う。だから僕は、脚本を読んだ時の直感で決めているよ。■プロフィールトム・ハンクス1956年7月9日、アメリカ生まれ。『スプラッシュ』(84)に主演し、注目を集め、『ビッグ』(88)でアカデミー主演男優賞にノミネート。『フィラデルフィア』(93)で同賞主演男優賞を獲得し、さらに翌年『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)でも同賞を獲得。その後、『プライベート・ライアン』(98)や『キャスト・アウェイ』(00)でも同賞にノミネートされる。『すべてをあなたに』(96)では初めて長編映画の脚本・監督を担当し、出演も兼ねた。2013年にはノーラ・エフロン演出の「Lucky Guy」でブロードウェイ・デビューし、トニー賞など数多くの賞にノミネートされる。その他、2002年にAFIの生涯功労賞、2009年にチャップリン賞、2014年にはケネディ・センター名誉賞も受賞している。アーロン・エッカート1968年3月12日、アメリカ生まれ。『エリン・ブロコビッチ』(00)で注目される。『サンキュー・スモーキング』(06)でゴールデングローブ賞や主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされる。『ダークナイト』(08)ではハービー・デント(トゥーフェイス)役を演じた。主な出演作は、『ラビット・ホール』(10)や『世界侵略:ロサンゼルス決戦』(11)、『ラム・ダイアリー』(11)、『エンド・オブ・ホワイトハウス』(13)、『アイ・フランケンシュタイン』(14)、『エンド・オブ・キングダム』(16)など。(C)2016 Warner Bros. All Rights Reserved
2016年09月24日最近では"映画の神"とまで言われ、もはや別格の域に突入中の巨匠クリント・イーストウッドの最新作は、実際に起こった航空機事故を題材にした『ハドソン川の奇跡』(9月24日公開)だ。一般的に、どれほどの天才でも歳を取れば才能が渇いてくるものだろうが、イーストウッドは74歳の時に『ミリオンダラー・ベイビー』(04)でアカデミー賞監督賞の最高年齢記録を樹立。85歳で全世界興行収入600億円という自身のキャリア史上最大のヒットを記録した『アメリカン・スナイパー』(14)を監督するなど、キャリアのピークがよくわからん! そして御年86歳で放った『ハドソン川の奇跡』もズバリ! 傑作と激賞したい一作だった。話の舞台は、2009年1月15日、極寒のニューヨーク。チェズレイ・"サリー"・サレンバーガー機長(トム・ハンクス)とジェフ・スカイルズ(アーロン・エッカート)が操縦するUSエアウェイズ1549便が、160万人が暮らすマンハッタンの上空へ向かって飛び立つが、程なく鳥の群れと激突したことで、上空850メートルで全エンジンが完全停止! 高度が足りず近くの空港に引き返せないと判断したサリーは、目前のハドソン川に着水する方法を採ることを決断する。制御不能ゆえに高速で墜落する70トンの機体を必死に制御するサリーは見事、ハドソン川に着水成功。乗員乗客155名全員無事という奇跡の生還を果たして国民的英雄になるが、過熱するサリー"フィーバー"の一方でハドソン川への着水に問題があったかどうかを調査する国家運輸安全委員会の厳しい追及が始まる、というお話。この映画、"ハドソン川の奇跡"というタイトルになっているので一定のイメージを抱きがちの可能性があるが、最大の注目ポイントは、エアバスが墜落――いやハドソン川に"着水"するまでのクライシス満点のドラマを"海猿"的なヒューマニズム全開で「オレが絶対に助け出す!」という感動巨編にまとめてあるわけではなくて、奇跡の後に起こっていたサリー機長とジェフにまつわる過酷な試練と、「一流のプロであるとはどういうものか?」という仕事や責任に全力でフォーカスが当たっていることだ。もちろんサリー機長とジェフに、乗員乗客155名全員を助け出したいという人間的な気持ちがあったと思うが、プロとして当然の判断・仕事をした結果、危機回避もなし得た、という順序がまずあるように思う。だから、サリー機長とジェフを厳しく追いつめる国家運輸安全委員会の追求も、「それが彼らの仕事だから」みたいな一定の理解を示しているほどで終始、エモーショナルなまとめかたをせず、プロ意識に基づく理詰めで進行していくドラマ展開が実に素晴らしい。ちなみに原題が機長の名前、"Sully"であることも、人間性を重視しているようだ。この「プロフェッショナルとは何か?」という点について、日本公開直前で来日を果たした主演のトム・ハンクスとアーロン・エッカートに直接質問したところ、大きくうなずいて同意していた。パイロットと俳優には大きな共通点はないものの、プロとしての哲学はあるはずで、この点トム・ハンクスは、「僕の場合は、なるべく忠実に演技することだね。それが哲学で、自分の責任だと思っているよ。今回のサリーならサリーを、真実に基づいて演じ上げなくてはいけない。僕は自分でもリサーチをするから、例えばそういうタイプじゃない脚本家とは仕事はしたくないよ(笑)」とコメント。また、アーロン・エッカートも、「他人にプロと言われること、それが一番のホメ言葉じゃないかな。"彼ら"もそうだった。救助に関わった155名全員がプロだった。皆が自分の仕事に対してプロ意識を持っていたから助かったわけだ」と激しく同意。仕事や使命をまっとうすることとは、どういうことなのか。"ハドソン川の奇跡"の事故は、この映画という素晴らしい教訓を生んだ。それにしてもトム・ハンクスが乗り物に乗っていると、必ず戻ってくる感がハンパないため奇跡感は薄まるかもしれないが、そんなことはともかく『ハドソン川の奇跡』はおよそ仕事をしている人たちであれば、鑑賞マストのイーストウッド最新作!プロとは何か? 仕事とは何か? 責任とは何か? など、夏休みボケのアタマで再考してほしい!(C)2016 Warner Bros. All Rights Reserved
2016年09月23日トム・ハンクス×クリント・イーストウッド監督のタッグで贈る最新作『ハドソン川の奇跡』。この度、日本公開、そして全米公開を前に9月6日(現地時間)、本作の舞台であるニューヨークのリンカーンセンターのアリス・タリー・ホールにて、ニューヨークプレミアが行われ、イーストウッド監督、主演のトムら豪華キャストが集結した。本作は、2009年、ニューヨークのハドソン川で起こった“奇跡”と賞賛された航空機事故の驚愕の生還劇のその知られざる真実に迫る、問題作にして究極のヒューマンドラマ。2015年度賞レースを席巻し、世界興行収入600億円を超えの史上空前の大ヒットとなった『アメリカン・スナイパー』に次ぐイーストウッド監督最新作とあって、早くも2017年度アカデミー賞有力候補の呼び声高い本作は、作品賞はもちろん、監督賞、主演男優賞など、主要部門でのノミネートが確実視されている。この日登壇したのは、86歳にして精力的に作品を世に送り続け、ハリウッドを代表する巨匠イーストウッド監督を筆頭に今月来日も決定しているトムとアーロン・エッカート。さらに“ハドソン川の奇跡”の当事者であり、大惨事から全員の命を救いながらも一夜にして容疑者となったチェスリー・サレンバーガー機長本人も登場した。イーストウッド監督は、「NYについての物語ですし、NYで起きた事故だから本当にここで行えて良かったと思っている。NYは当時155人の人を無事に降ろして安全を確認するまでNYの市民の人たちが一緒に頑張ってくれていたし、一番最初にNYの人たちに観てもらえて嬉しい」とコメント。また、本作を待ち望む日本のファンに向けて「僕は日本のファンのみなさんが大好きです。日本を舞台にした映画を撮ったこともあるくらい、私にとっては特別な国。みなさんに気に入っていただけると嬉しいです」と熱いメッセージを贈った。そして、劇中では155人の命を救った“英雄”と称賛される一方、ハドソン川への不時着は本当に正しかったのか?と容疑者になってしまうという役どころを演じているトム。そんなサリー機長を演じた理由について「それは実際のサリーが男の中の男だからだよ。事故のことは世界中の人が知っていたけど、機長についての真実は誰も知らなかった。その真実を伝えることに演じる意味があると思ったんだ」と思いを明かす。さらに、副機長ジェフを演じたアーロンは今回のプレミアを迎え、「本当に光栄だ。良い人たちに恵まれて作品が完成したと思う。監督は素晴らしい俳優であり監督。トム・ハンクスは世界一の俳優だ。一緒に映画を撮れて感激しているよ」と今回のチームは本当に素晴らしいと語った。また、トムとアーロンは14日(水)に来日も決定しており、トムは3年ぶり、アーロンは8年ぶりの来日。アーロンは「もうすぐ皆様にお会いできるのを楽しみにしてます」と日本のファンへメッセージを送り、「日本が大好きなんだ。前回行ったとき、皇居の周りを走ったんだ。すごく楽しくて、またしたいよ」と告白した。なお、トムとアーロンが来日し15日(木)に予定されている大規模なジャパンプレミア レッド・カーペットイベントには、歌舞伎俳優の市川海老蔵が登壇することも決定。トムとアーロン日本でどんな言葉を聞かせてくれるのか、期待が高まるばかりだ。『ハドソン川の奇跡』は9月24日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月08日クリント・イーストウッド監督とトム・ハンクスのアカデミー賞コンビが、2009年、ニューヨークで起こった航空機事故の知られざる真実に迫る『ハドソン川の奇跡』。本作で、イーストウッド監督と実に3度目のタッグを組み、ハンクス演じるサリー機長を支える妻を熱演しているのが、ローラ・リニーだ。『ラブ・アクチュアリー』や『私が愛した大統領』『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』などで知られる実力派女優が、イーストウッドとの仕事について語ってくれた。未曽有の航空機事故からの“奇跡”の生還劇に隠された真実に迫る本作。ベテランパイロットのサリー機長が運転する航空機が、突然160万人が住むマンハッタン上空で全エンジンが停止。サリー機長は70トンもの機体を必死に制御し、目の前のハドソン川に着水させることを決断する。この究極の決断は、ニューヨーク中を巻き込む未曽有の事故を防ぎ、“乗員乗客155人全員生存”という奇跡となった。しかし、その裏側では、彼の判断をめぐり国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われ、彼は容疑者にされてしまう。そんなサリー機長を支える妻ローリー・サレンバーガーは、夫からの電話で、事故が起きたことを知るのだった…。ローリーを演じたローラ・リニーは、夫と離れ離れになってしまう過酷な状況について、「どのニュースを見ても事故が報道されていて、事故によって家族の生活は一変したの。ローリーは電話でしかサリーと連絡が取れなかった。自分の夫があんな大変な経験をしたと知りながら、何日も離れ離れになるなんて、想像するのも難しいわ。電話越しに声を聞くことはできたし、テレビで彼を見ることはできたけれど、それだけだったのよ」と語る。事故はTwitterなどで瞬く間に拡散され、世界中から“英雄”として惜しみない称賛を受けていた夫サリーの姿は、連日テレビで報道され、画面越しに見ることはできた。しかし一方で、“容疑者”でもある事実は誰にも知らされていなかったのだ。そんな報道されなかった真実の裏側に、いったい何があったのか?その真実をイーストウッド監督が丁寧に描き出していく。“英雄”から“容疑者”へ、突然孤立した夫を支える妻を熱演してみせたローラ。マーク・ラファロ共演の『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』、フィリップ・シーモア・ホフマン共演の『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』でアカデミー賞主演女優賞に、リーアム・ニーソンの妻を演じた『愛についてのキンゼイ・レポート』で同助演女優賞にそれぞれノミネートされたハリウッドきっての実力派女優で、実は今回、イーストウッド監督とは3度目のタッグ。初タッグは、イーストウッド主演・監督の『目撃』(’97)で、彼の娘ケイト役に。2度目は『ミスティック・リバー』(’03)では、ショーン・ペン演じる主人公ジミーの妻アナベスを好演した。そんなローラだが、イーストウッドへの信頼は絶大のようで、今回は脚本を読む前にオファーを受けたそう。「イーストウッドほどの素晴らしい人から、何か一緒にやらないかと言われたらすぐに飛び込むわ。クリントは静かに、優雅に、仕事をするのが喜びでしかないような雰囲気を創りだすの。とにかく天国みたいなのよ」と、彼の作品に出演できることへの喜びを明かしている。サリー機長と離れ離れになってしまった、家族の思いは?彼女が体現する妻の姿にも注目してみて。『ハドソン川の奇跡』は9月24日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月05日クリント・イーストウッド監督がトム・ハンクスを主演に迎えた最新作『ハドソン川の奇跡』の特別映像が公開になった。公開された特別映像本作の主人公は、飛行機に乗ることに人生のすべてをかけてきたサリー機長。2009年に彼はいつものように乗客を乗せて空港を飛び立つがマンハッタン上空でエンジンが完全に停止してしまい、制御不能に。そこで彼は機をハドソン川に着水させ、乗客155人の命を救うが、このほど公開になった映像では彼のとっさの判断が問題視され、サリー機長は、乗客の命を危険にさらした“容疑者”になってしまう。映像は30秒と短いが、突然のエンジン停止、混乱する観客、巨大な飛行機の着水シーンなど緊迫した場面が次々に登場する。『ハドソン川の奇跡』9月24日(土) 新宿ピカデリー 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2016年09月02日俳優のスコット・イーストウッド(30)が、元恋人を交通事故で亡くした過去により、別の人とデートすることがつらいと明かした。スコットは、豪版GQ誌のインタビューの中で、そのつらい経験についてこう語っている。「2、3年前に付き合っていた女の子を交通事故で亡くしたんだ。一番やるせないのは、フェンダーがへこむ程度の衝突事故だったのに、エアバッグがリコール対象だったんだ。彼女のエアバッグは破裂したんだよ。それで飛び出したものが彼女の体を突き破り、脊髄を分裂させたんだ。この話は誰にもしたことがなかったんだけどね」「その前にも良い友達を何人か失ったことはあったんだ。でもここまで近い人を失ったことはなかったね。だから余計に誰かとデートするのを難しくしているのかもしれないな」そんなスコットは恋の難しさについても語っており、「若い時は恋に落ちやすいもんだろ?」「それで愛とか情熱、強い欲望っていう気持ちは生まれやすいと同時になくなりやすいものでもあると気づくんだ」と続けた。しかしスコットは以前、運命の相手のためなら俳優人生をあきらめることさえすると発言していた。愛のために仕事をあきらめることがあるかと尋ねられた際、「そうするだろうね。究極の代償になるけど、その女性なしでの人生が考えられないなら、もちろんそうするさ。でもまさに『運命の相手』じゃないとだめだけどね」と答えていた。(C)BANG Media International
2016年08月29日クリント・イーストウッド監督とトム・ハンクスというアカデミー賞コンビで、2009年、ニューヨークのハドソン川で起こった“奇跡”と賞賛された航空機事故の生還劇の裏側に迫る『ハドソン川の奇跡』。このほど、“155人が全員生存”という事実をとらえ、その年を象徴する報道写真“ピクチャー・オブ・ザ・イヤー”にも輝いた1枚を完全再現した日本オリジナルポスターが完成。イーストウッド監督とハンクスからもコメントが到着した。2009年1月15日、極寒のニューヨーク。160万人が住むマンハッタン上空850mで突如起こった航空機事故と、その未曽有の事故から乗客乗員155名が全員無事という奇跡の生還を果たした、実際に起きた出来事の真実に迫る本作。今回、マンハッタンの街並をバックに、飛行機が川に不時着した際に人々が翼の上に立っている写真をモチーフにしたポスターが完成。8月20日(土)より全国の劇場で掲出される、この日本オリジナルポスターでは、その年の優れた報道写真を選出する“ピクチャー・オブ・ザ・イヤー”に輝いた有名なワンシーンを完全再現。その上に、不時着以外の選択肢はなかったのか?命を危険にさらす無謀な判断ではなかったのか?本当に機長の判断は正しかったのか?調査委員会による厳しい追及を受ける「155人の命を救い、容疑者となった男」サリー機長(ハンクス)の姿が描かれている。9月9日(金)の全米公開を控え、2001年の“9.11”から今年で15年の節目を迎えるアメリカ人が、当時、この出来事をどのようにとらえていたのか、イーストウッドとハンクスが日本へコメントを寄せてくれた。イーストウッド監督はこの事故について、「この出来事は、9.11の後に起きた。ニューヨークが本当に落ち込んでいたときで、経済も最悪なときだった。そんな人々に、何か精神を高揚させるものがもたらされた。そして、彼ら全員がハドソン川の真ん中で飛行機の翼の上に立つ情景が、その年の“ピクチャー・オブ・ザ・イヤー”になったんだ」と象徴的な出来事であったことに言及。また、トムは「全てに感心したし、本当に素晴らしかった。ニューヨーク市で甚大な飛行機墜落事故になるところだったんだ。この国がまた、そういうことを経験するのを見たくない。僕らみんな、うまくやってくれたことに満足している」と、ねぎらいのコメントを寄せている。本作では、本編ほぼ全てのシーンを、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では一部のシーンでのみ採用された最新カメラ「ALEXA IMAX 65mm カメラ」にて撮影するという、イーストウッドの新たな挑戦にも多くの期待が寄せられている。大ベテラン監督が、世界中が注目した航空機事故の全貌を臨場感たっぷりに描く本作は、早くも2017年度アカデミー賞有力候補の呼び声が高く、作品賞、監督賞、主演男優賞など、主要部門でのノミネートが確実視されているという。なお、トムは副機長役アーロン・エッカートと共に、9月14日(水)来日。15日(木)にはジャパン・プレミア、16日(金)には記者会見への登壇を予定。2人の生の声にも期待していて。『ハドソン川の奇跡』は9月24日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月18日俳優トム・ハンクス主演の映画『ハドソン川の奇跡』(9月24日公開)でメガホンを取るクリント・イーストウッド監督は、かつて自身も劇中で描かれるような飛行機事故を経験していたという。本作の舞台は2009年1月、極寒のアメリカ・ニューヨーク。160万人が住むマンハッタン上空を飛んでいた飛行機の全エンジンが完全停止、機体が制御不能に陥り、乗客の命はおろか、ニューヨーク市内に墜落するかもしれないという危機が迫る中、サレンバーガー機長(ハンクス)はハドソン川への着水を決断する。乗客155人全員生存という生還劇を成し遂げ、世界が目撃したこの事故は、機長を国民的英雄にした。しかし、彼は一夜にして殺人未遂の罪に問われることに。本作は、その実話の裏側にある真実を描き出す。イーストウッドは俳優デビュー前の1951年、アメリカ陸軍に所属していた。ある日、彼はシアトルから軍用航空機に乗っていたが、相互通信システムに障害が発生。絶体絶命のピンチに陥り、航空機はサンフランシスコ近くのドレイク湾に墜落した。必死に脱出を図り、何とか生き延びたものの体力の限界が迫っていたイーストウッドは、最後の力を振り絞り、どうにか岸まで泳ぎきった。本作で描かれる航空機事故と同じく、水面に航空機が不時着したものの乗客全員生存という"奇跡"を経験したイーストウッド。爪先から血がしたたるほどの重症を負った当時を「私はもう死ぬかもしれないと思った。でも海岸に明かりが見えた。だから絶対にそこまで泳ぎ切ろうと必死になった」と振り返っている。その後イーストウッドは、1953年に除隊。俳優に転身し、西部劇のテレビドラマ『ローハイド』(59~65)でカウボーイを演じ、人気俳優の仲間入りをすることになった。俳優としても活躍する一方、監督業でも成功を収め2度のアカデミー賞に輝いた。(C)2016 Warner Bros. All Rights Reserved
2016年08月10日ロンシャン(LONGCHAMP)とジェレミー・スコット(Jeremy Scott)のコラボレーション「ジェレミー スコット フォー ロンシャン」より、新作バッグ「ロングディスタンスコール」が登場。2016年7月下旬からロンシャン直営ブティック、オンラインストアにて取り扱われる。「ロングディスタンスコール」のテーマは、宇宙への旅。黒ベースの宇宙に浮かぶ惑星や星の中にレトロなピンクの電話をストライプのように描いた。80年代風のグラフィックプリントが、ヴィンテージな雰囲気を加えている。ポップなモチーフで夏に活躍しそうなトートバッグ、是非手に取ってみてはいかがだろうか。【商品詳細】トップハンドルトートバッグ 37,000円+税発売時期:2016年7月下旬取り扱い店舗:ロンシャン直営ブティック、オンラインストアサイズ:W45xH35xD23cm【問い合わせ先】ロンシャン(ロンシャン・ジャパン)TEL:0120-150-116
2016年07月25日クリント・イーストウッド監督がトム・ハンクスを主演に迎えた最新作『ハドソン川の奇跡』のポスター画像が公開になった。本作は、2009年にニューヨークのハドソン川で起こった奇跡的な事件を基に描く感動作だが、ポスターでは乗客の命を救った機長の表情は曇り、その上には“155人の命を救い、容疑者になった男”というコピーが掲載されている。その他の画像本作は、C.サレンバーガーの著書『機長、究極の決断 「ハドソン川」の奇跡』(静山社文庫)が原作。マンハッタン上空でエンジンが完全に停止してしまい、制御不能になった航空機に乗っていたサリー機長は、ハドソン川に機を不時着させ、乗客全員の命を救うが、彼の判断が問題になり、彼は乗客の命を危険にさらした“容疑者”になってしまう。イーストウッド監督は、第二次世界大戦の英雄の苦悩を描く『父親たちの星条旗』や、人気ヴォーカル・グループの波乱の半生を描いた『ジャージー・ボーイズ』など、輝かしい歴史の裏側にある“闇のドラマ”を重厚に描き、観客の絶賛を集めてきた。本作についてイーストウッド監督は「映画作りにはいつも違うチャレンジがある。今回はフィクションではなく真実の物語なんだ。だから登場人物すべての人を再現することに力を尽くした。サリー機長の人間性をしっかりと描きたかったんだ」と語っている。『ハドソン川の奇跡』9月24日(土) 新宿ピカデリー 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2016年07月22日当時、Twitterを中心に拡散され、全世界が目撃した航空機事故を描く『ハドソン川の奇跡』。このほど、実際の出来事が巨匠クリント・イーストウッドならではの視点で描かれていることが明らかになった。2009年1月15日、厳冬のニューヨーク。160万人が住むマンハッタン上空1,000メートルで突如起こった航空機事故。全エンジン完全停止。制御不能。高速で墜落する70トンの機体。未曽有の大惨事を救った生死を分けた30秒。そのとき、一体何が起きていたのか…?『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞監督賞に輝くイーストウッド監督が、同じく2度のアカデミー賞主演男優賞を手にするトム・ハンクスを主演に迎えて贈る本作。先月、86歳の誕生日を迎えたイーストウッド監督は、『ミリオンダラー・ベイビー』で当時74歳にしてアカデミー賞監督賞を獲得、現在も最高齢の受賞監督として称えられている。また、ブラッドリー・クーパーを主演に迎えた前作『アメリカン・スナイパー』では、米軍史上最強と謳われた伝説の狙撃手クリス・カイルの真実を衝撃的に描き、第87回アカデミー賞に6部門ノミネート、世界興行収入は5億4,700万ドル(約600億円)を超え、監督作品史上最大のヒット作となった。いまだ現役で、勢いの止まらない巨匠が新作として選んだ題材は、全世界が目撃し、“奇跡”と称賛された未曽有の航空事故。本作の脚本の基になったのは、事故機のサレンバーガー機長の手記「機長、究極の決断『ハドソン川』の奇跡」(静山社文庫刊)。航空旅客機史上最大の非常事態の中、制御不能となった飛行機をハドソン川に不時着させ、“全員生存”という驚愕の生還劇に隠された真実が、常に映画を通して時代を映し出してきたイーストウッド監督の手により、いま改めて突きつけられることになる。ハンクスが演じる“サリー”ことチェズレイ・サレンバーガー機長は、乗員乗客全員の命を救い、全米で“国民的英雄”と称されている。だが、その裏側では、厳しい取調べで彼の判断の是非が問われていたという。戦闘機パイロットの経験を経て、エアラインパイロットになり、重大事故の調査に携わり、米国定期航空操縦士協会の安全関係各種委員を歴任する、という輝かしい経歴を持っていたサリー機長。奇跡を起こしたはずの英雄がなぜ、その判断の是非を問われることになったのか?イーストウッド監督は、その裏側にあった事実を真摯なまなざしで描き出してくれるに違いない。『ハドソン川の奇跡』は9月24日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月20日数々の傑作を世におくりだしてきた巨匠クリント・イーストウッドが本日、86回目の誕生日を迎えた。キャリアを重ねてもとどまることなく新作を発表し続けるイーストウッド監督は前作『アメリカン・スナイパー』で自身最大のヒットを記録。秋にはトム・ハンクスを主演に据えた新作『ハドソン川の奇跡』の公開が控えている。その他の情報クリント・イーストウッドは1930年5月31日生まれで、俳優として圧倒的な成功をおさめる一方で、自身の制作会社マルパソプロダクションを設立して1971年に初監督作『恐怖のメロディ』を発表。以降、次々に新作を手がけ、『許されざる者』と『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー作品賞と監督賞に輝いている。注目すべきは、イーストウッドがキャリアを重ねることで、より大きな成功をおさめていることだ。前作『アメリカン・スナイパー』は世界興行収入は5億4700万ドルを突破し、キャリア史上最大のヒットを記録。ちなみに『ミリオンダラー・ベイビー』ではアカデミー監督賞の受賞者最高年齢の記録(74歳)を更新し、現在もこの記録はやぶられていない。そんなイーストウッド監督の新作が『ハドソン川の奇跡』だ。2009年1月にニューヨークのハドソン川で起こった奇跡的な事件を基に描く感動作で、マンハッタン上空でエンジンが完全に停止してしまい、制御不能になった航空機に乗っていたサリー機長が、ハドソン川に機を不時着させ、乗客全員の命を救った奇跡のドラマを描く。イースウッド監督はこれまで数々の作品を手がけてきたが、映画監督ジョン・ヒューストンの実話に着想を得た『ホワイトハンター ブラックハート』をはじめ、伝説的なジャズミュージシャン、チャーリー・パーカーの伝記映画『バード』、1920年にアメリカで起こった実話を基にした『チェンジリング』、ラグビーの南アフリカ共和国代表のドラマを描く『インビクタス/負けざる者たち』など、実話を基にした作品を多く手がけ、好評を博している。新作のモデルになった実話は、多くの人から賞賛されたエピソードだけに、映画に対する期待値も高く、監督のキャリア史上最大ヒットを更新するのか? そしてどのような評価を得ることになるのかも気になるところだ。『ハドソン川の奇跡』9月24日(土) 新宿ピカデリー 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー(C)2016 Warner Bros. All Rights Reserved
2016年05月31日クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッドが『ワイルド・スピード』8作目に出演することになった。新しいキャラクターで、カート・ラッセルが演じる男の部下的な役柄になるようだ。同作品にはシャーリーズ・セロンが新しく参加することが、先週明らかになったばかりだ。その他の情報今回の監督は『ストレイト・アウタ・コンプトン』で高い評価を得たF・ゲイリー・グレイ。撮影は来月スタートする。北米公開予定日は来年4月14日。イーストウッドは、この夏北米公開予定のアクション映画『スーサイド・スクワッド』に出演。秋にはオリバー・ストーン監督の『スノーデン(原題)』も控えている。また最近は、刑事物映画『Crown Vic』への主演も発表されたばかりだ。共演はアレック・ボールドウィン。文:猿渡由紀
2016年04月12日アレック・ボールドウィンとスコット・イーストウッドが、『Crown Vic』で共演することになった。インディーズのスリラーで、ふたりはロサンゼルス警察の警官を演じる。私生活でも大変な状況に遭遇しているふたりは、警官を殺して逃亡中の犯罪人を追いかけることになる。監督と脚本を兼任するのは、ジョエル・スーズ。撮影は来月ロサンゼルスで始まる。その他の情報ボールドウィンは最近、ウィル・スミス主演の『コンカッション(原題)』に出演。次回作は、ウォーレン・ベイティが監督を務めるタイトル未定のドラマや、ボクシング映画『Back in the Day』などが控えている。イーストウッドは昨年、恋愛映画『The Longest Ride』に主演。今年はアメコミ映画『スーサイド・スクワッド』やオリバー・ストーン監督のエドワード・スノーデン伝記映画『スノーデン(原題)』などが控える。文:猿渡由紀
2016年04月05日大ヒット作『アメリカン・スナイパー』のクリント・イーストウッド監督が、『ブリッジ・オブ・スパイ』のトム・ハンクスを主演に迎え、真冬のニューヨークで一歩間違えれば大惨事となっていた実話を基に描く『ハドソン川の奇跡』(原題:Sully)が、9月24日(土)より日本公開されることが決まった。2009年1月15日、厳冬のニューヨーク。160万人が住むマンハッタン上空1,000メートルで突如起こった航空機事故。全エンジン完全停止。制御不能。高速で墜落する70トンの機体。未曽有の大惨事を救った、生死を分けた30秒――。そのとき、何が起きたのか…?TwitterをはじめとするSNSが人々の生活に浸透し始めたころ、あっという間に拡散され、全世界が目撃することになった“ハドソン川の奇跡”を描く本作。基になったのは、その当事者サレンバーガー機長の手記『機長、究極の決断 「ハドソン川」の奇跡』(静山社文庫刊)。航空旅客機史上最大の非常事態の中、制御不能となった飛行機をハドソン川に不時着させ、乗客・乗員“全員生存”という生還劇に隠された真実を、常に映画を通じて時代と寄り添ってきたイーストウッド監督がその独自の視点で映画化。これまで、東西冷戦下に米ソのスパイ交換を成功させた弁護士やあのウォルト・ディズニーなどを演じてきたトム・ハンクスが、その“奇跡”を起こし、全米で“国民的英雄”と称されたサレンバーガー機長に扮している。イーストウッド監督といえば、米軍史上最強と謳われた伝説の狙撃手クリス・カイルの真実を衝撃的に描いた前作『アメリカン・スナイパー』が、昨年度第87回アカデミー賞にて6部門ノミネート、世界興行収入は5億4,700万ドル(約600億円 ※1ドル=110円換算)を超え、イーストウッド監督作品史上最大のヒットに。日本でも興行収入22億円を突破し、第39回日本アカデミー賞「最優秀外国作品賞」を獲得するなど、85歳にしてもなお映画界を席巻する。その巨匠が歩みを止めることなく、新作として選んだ題材が、9.11後のニューヨークに“奇跡”を灯した驚愕の実話。スクリーンでその“奇跡”を目撃する日を、楽しみにしていて。『ハドソン川の奇跡』は9月24日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月17日クリント・イーストウッド監督がトム・ハンクスを主演に迎えた最新作『ハドソン川の奇跡』が9月24日(土)から公開されることが決定した。2009年1月にニューヨークのハドソン川で起こった奇跡的な事件を基に描く感動作だ。その他の情報本作は、C.サレンバーガーの著書『機長、究極の決断 「ハドソン川」の奇跡』(静山社文庫)を基にしたもので、マンハッタン上空でエンジンが完全に停止してしまい、制御不能になった航空機に乗っていたサリー機長が、ハドソン川に機を不時着させ、乗客全員の命を救った奇跡のドラマを描く。ハンクスがサリー機長を演じ、アーロン・エッカート、ローラ・リニーらが出演。撮影監督のトム・スターン、プロダクション・デザイナーのジェームズ・J・ムラカミらイーストウッド作品を長年に渡って支え続けるスタッフが再集結している。『ハドソン川の奇跡』9月24日(土) 新宿ピカデリー 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー『機長、究極の決断 「ハドソン川」の奇跡』発売中C.サレンバーガー著静山社文庫刊(C)2016 Warner Bros. All Rights Reserved
2016年03月17日マイルズ・テラー、アンセル・エルゴート、デイヴ・フランコ、ジャック・レイナー、スコット・イーストウッドらが、新作スピンオフ映画のハン・ソロ役候補に挙がっているようだ。ディズニーとルーカスフィルムが製作する『スター・ウォーズ』のスピンオフ作品に向けて、ハン・ソロ役の候補リストに約12人の名前が挙がっているそうで、その中にはローガン・ラーマン、エモリー・コーエン、ブレイク・ジェンナーなどの名前も入っているそうだ。バラエティ誌の報道によると、2017年1月まで撮影はスタートしないものの、プロデューサー陣たちは、『エピソード3/シスの復讐』と『エピソード4/新たなる希望』の間の時期を舞台にした今年公開予定の『ローグ・ワン: ア・スター・ウォーズ・ストーリー』にハン・ソロが登場する可能性もあるため、スターを早く確保しておきたいと考えているのだという。現在ハン・ソロ役を務めているハリソン・フォードは先日、1977年に初めて出演した『スター・ウォーズ』シリーズに現在大ヒット公開中の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で再び出演できてとても楽しかったと話しながらも、他の役者がその役を演じるのを見ることを楽しみにしているとコメント。「僕が予期していなかったこのすべての経験を本当に楽しんだよ。若かりし頃のハン・ソロをメインとした映画に関してはよく分からないけど、誰かがこの若い役どころを担ってくれることはうれしいし、もう僕の理解や管理下じゃないから、良い意味でできるだけ関わりたくないね」「良い作品になることは分かっているけれど、僕に関することではないかな」と語った。(C)BANG Media International
2016年01月14日