マイクロンジャパンは10日、フラッシュメモリ製品の「レキサー」ブランドから、複数のメモリカードリーダーやストレージ機器を搭載できるワークフローリーダーハブの新製品として、Thunderbolt2対応の「Lexar Professional Workflow HR2」を発表した。3月末の発売予定で価格はオープン、店頭予想価格は29,800円前後。Lexar Professional Workflow HR2は4基のスロットを備え、それぞれのスロットに各種メモリカードリーダーや外付けSSDを装着できる。ただし装着可能なのは、ワークフローリーダーハブに対応するLexar Professional Workflowシリーズのストレージ機器のみ。Lexar Professional Workflowシリーズのストレージ機器は、単独でも使用可能だ。従来モデル「HR1」は、PCとの接続インタフェースがUSB 3.0だったが、今回の「HR2」はUSB 3.0×1基とThunderbolt2×2基を搭載した。対応するLexar Professional Workflowシリーズのストレージ機器は以下の通り。SR2(SDHC/SDXC UHS-II USB 3.0リーダー)CFR1(CompactFlash USB 3.0リーダー)XR1(XQD USB 3.0リーダー)CR1(CFast 2.0 USB 3.0リーダー)CR2(CFast2.0 Thunderbolt/USB 3.0リーダー)UR1(3スロットmicroSDHC/microSDXC UHS-IUSB 3.0リーダー)DD256(256GB SSD USB 3.0ストレージドライブ)DD512(512GB SSD USB 3.0ストレージドライブ)
2015年02月11日キヤノンは2月6日、新コンセプトのフォトストレージ「Connect Station CS100」を発表した。NFC(近距離無線通信)かWi-Fiを用いて、デジタルカメラなどから写真や動画データを転送・保存する。発売は6月。価格はオープンで、推定市場価格は税別39,800円だ。Connect Stationは、2015年1月に海外発表されていた製品で、このたび日本でも正式に発表された。容量1TBのハードディスクを内蔵しており、NFCやWi-Fi経由でキヤノン製デジタルカメラの写真・動画を直接取り込める。USBポートとSD/CFカードスロットを装備しているため、NFCやWi-Fiを搭載していないデジタルカメラやビデオカメラでも利用可能だ。USBポートに接続した外付けUSB HDDにConnect Station内のデータをバックアップできる。Connect Station同士がネットでつながる「イメージシェア」機能を搭載しているのも大きな特徴。Connect Station内の写真や動画を、他のConnect Stationと送受信できる。自宅と田舎の祖父母宅にそれぞれConnect Stationを置き、自宅のConnect Stationに保存した子供の写真などを、祖父母宅のConnect Stationへ転送するといった使い方が提案されている。ただし、イメージシェア機能を使用するためには、「CANON iMAGE GATEWAY オンラインアルバム」への会員登録(無料)が必要だ。Connect Stationに取り込んだ写真や動画は、HDMI接続したテレビなどでも鑑賞できる。また、外出先からでも、スマートフォンやタブレット、パソコンを使って、自宅に置いたConnect Station内のコンテンツにアクセスできるだけでなく、ファイルのアップロード・ダウンロードも可能だ。サイズはW155.6×D155.6×H51.1mm、重量は570g。対応するフォーマットはJPEG/MP4/MOV/AVCHD、RAWファイルはCR2のみ。Wi-FiはIEEE802.11b/g/nに準拠。内蔵する1TBのハードディスクには、概算で静止画を約150,000枚、動画を約70時間を保存できる。操作用のリモコンが付属。
2015年02月06日ヴイエムウェアは2月2日、仮想環境で共有ストレージを実現するソフトウェアの最新版「VMware Virtual SAN 6」、サードパーティのストレージ装置に仮想マシンをネーティブに認識させることができる「VMware vSphere Virtual Volumes」を発表した。同製品は、同社の戦略「Software-Defined Storage」を進歩させる製品と位置づけられており、マーケティング本部 シニア プロダクト マーケティング マネージャ 桂島航氏が、同製品を紹介する前にSoftware-Defined Storageについて説明を行った。「われわれは、Software-Defined Storageにおいて、ストレージをハードウェアに依存しない形で管理すること、専用のストレージ装置ではなく汎用的なハードウェアを使うことを目指している。Software-Defined Storageによって、仮想環境において必要なストレージサービスが自動的かつ瞬時に提供されるようになる」「VMware Virtual」はサーバ仮想化ソフト「VMware vSphere」による仮想 環境上のサーバに内蔵されているハードディスクとSDDをプール化し、プロビジョニングや管理を簡素化する。管理機能も「VMware vSphere」に統合されており、「vSphere Web Client」から操作が行える。同氏は、「Virtual SAN 6」の主な新機能として、「オールフラッシュ対応」「2倍のスケーラビリティの実現」「4倍以上のパフォーマンスを実現」「信頼性および耐障害性を支える機能の追加」を挙げた。最近、オールフラッシュのストレージ製品が増えているが、同製品は2階層のオールフラッシュ アーキテクチャに対応している点で、競合に対してアドバンテージがあるという。SSDを使い分けることで、費用対効果にすぐれたオールフラッシュのアーキテクチャを構築することが可能になる。また、最大32ノードまで対応していたクラスタは最大64ノードまで拡張可能になり、ホスト当たりのIOPSはオールフラッシュは4倍以上になっている。そのほか、高性能かつ効率的なスナップショット機能、ラックを認識する機能が追加されている。同氏はこうした機能により、同製品の使い方が変わってくると述べた。具体的には、これまで利用が推奨されてこなかったミッションクリティカルなアプリケーションやVDIなどのプラットフォームとして利用されることが見込まれるという。一方、「VMware vSphere Virtual Volumes」は、仮想マシンレベルでストレージ機器とvSphereをきめ細やかに統合できるストレージAPI群で構成される。これまで、ボリュームなどストレージの単位ごとにストレージサービスが提供されてきたが、同製品により、仮想マシン単位でストレージのデータサービスを利用することが可能になる。VMware vSphere Virtual Volumesに対応したストレージは、Atlantis Computing、Dell、富士通、ヒューレット・パッカード、日立製作所、IBM、NEC、NetApp、NextGen Storage、Pure Storage、Symantec、Tintriから、2015年上半期に提供される予定。「VMware Virtual SAN 6」の1プロセッサ当たりの市場想定価格は31万2000円から、「VMware Virtual SAN 6 for Desktop」の1ユーザー当たりの市場想定価格は6000円からとなっている。オールフラッシュ・アーキテクチャはVMware Virtual SAN 6 のアドオン機能として提供される予定で、1プロセッサ当たりの市場想定価格は18万7000円から、デスクトップ当たりの市場想定価格は6000円からとなっている。
2015年02月04日オンラインストレージについて解説している本連載だが、前回よりGoogleドライブを取り上げている。2回目となる今回は、ダウンロードや保存など、ファイルの扱い方のコツを紹介しよう。○新旧のインタフェースを好みで変更可能オンラインサービスは変化が著しいため、以前と見た目や使い勝手が変わってしまうということがよくある。基本的には新しいものにユーザーが慣れるしかないのだが、Googleドライブはインタフェースを古いものと新しいものを自由に切り替えて利用することができる。インタフェースを変更するには右上にある設定ボタンをクリックし、表示されたメニューから「新しいドライブを試す」か「以前のドライブに戻す」を選択するだけだ。ファイルリストなどの状態ではあまり変化が感じられないが、最も違いがわかりやすいのは、左にあるメニューの「マイドライブ」の下にある項目が、新しいものでは「新着アイテム」、古いものでは「共有アイテム」となっていることだ。このように変化された部分や使い方がわかりづらい部分については簡単な説明が表示される。これは最初に開いた時だけでなく、実際に使うまで毎回表示されるから、「うっかり閉じてしまって何の機能かわからなくなった」というようなことはない。また、説明の末尾にある「詳細」をクリックすれば、その項目のヘルプが表示されるからわかりやすい。変更が比較的多いGoogleサービスだけに、ベテランユーザーでもこうした配慮はうれしいポイントだ。○2種類あるダウンロードしたファイルの開き方ブラウザでファイルをアップロードする場合は、ブラウザのウィンドウにドラッグ&ドロップするだけでよい。アップロードしたファイルを開く時は、リストからダブルクリックする。開き方には2種類あって、ダブルクリックすると新しいタブで直接開かれる場合と、いったんプレビューが表示されてから開くメニューを利用する場合がある。画像やアップロードしたOfficeファイルなどはプレビューが表示されるタイプで、Googleドライブ上で直接作ったファイルはそのまま開かれるタイプのようだ。いきなり開かれるタイプのファイルも、リストから選択して目の形をした「プレビュー」ボタンをクリックすれば開く前にプレビューの確認は可能だ。また、ファイルの表示形式をリストではなく「ギャラリー」にすれば中身をサムネイルで確認することもできる。○ファイルはそのまま保存も変換して保存もOKファイルのダウンロードは、ファイルリストで選択してからメニューの「ダウンロード」を指定する方式と、プレビュー画面のダウンロードボタンから行う方式、さらにドキュメントを開いてからファイルメニューで保存する方式がある。前者2つはファイルを直接ダウンロードするやり方だ。どちらも保存先を決めるメニューなどが表示され、ファイルをローカルドライブに保存できる。3番目の方法である、Googleドライブと連携したGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシート、Googleスライドといったアプリケーションで開いた状態での保存では、「ファイル」メニューから「形式を指定してダウンロード」を選ぶと、ダウンロードしたい形式に変換して保存できる。指定できる形式はアプリケーションによって違うが、PDFへの変換などが簡単にできるのはおもしろい。
2015年02月03日さくらインターネットは、ネットアップ社製ストレージ機器を手軽に利用できる「ストレージ専有 with NetApp」および「DR with NetApp」のサービス提供を1月27日より開始すると発表した。「ストレージ専有 with NetApp」は、都内データセンターに構築するネットアップ社製ストレージFASシリーズと、ネットワーク回線を1社専有で利用できる物理ストレージのクラウドサービス。ストレージ利用の際に必要な、データセンターへの入局や機器の設置といった物理作業、ラック搭載時にかかる重量および電力の設計構築、さらに日々の運用管理すべてを同社が代行。注文から最短1カ月で利用開始できる。また、FASストレージから、データを自動的にバックアップする「DR withNetApp」を併せてリリースする。「DR with NetApp」では、同社の石狩データセンターに、ネットアップ社製ストレージFAS8000シリーズを構築。レプリケーションを実現するSnapMirror 機能を用いて、データを自動的にバックアップする。なお本サービスを利用して、「ストレージ専有with NetApp」のFAS ストレージからもバックアップも可能。「DR with NetApp」ではVPN も標準提供。さらに、障害時にDR 側FAS ストレージをメインサイトとして利用する、BCP オプションも用意する。
2015年01月27日日本オラクルは1月15日、NASストレージの新製品「Oracle ZFS Storage ZS4-4」の発表会において、ストレージ製品全般の戦略について説明を行った。初めに、システム事業統括 プロダクト・マネジメント・オフィス 本部長 宮坂美樹氏が、「デジタルデータは爆発的に増加しているが、企業が抱えているすべてのデータが使われているとは限らない。80%のデータは90日を経過するとほとんどアクセスがないという調査結果も出ている。そうした状況を踏まえ、われわれはコストをできるかぎり抑えて、データを最適な場所に配置することを考えている」と、同社のストレージ製品におけるコンセプトを説明した。このコンセプトを実現するのが、フラッシュストレージ、ディスクストレージ、テープストレージから構成される「階層化ストレージ」となる。同社は、フラッシュストレージとして「Oracle FS1 Flash Storage System」、ディスクストレージとして「Oracle ZFS Storage Appliance」、テープストレージとして「StorageTek」というラインアップを持っている。同社は、全体の数%程度の比較的使用頻度の高いデータはフラッシュストレージに、次に全体の10数%の使用頻度の高いデータはディスクストレージに、残りのデータはテープストレージにといった具合に、データのアクセス頻度に応じてデータを自動管理することを推進している。2014年10月に発表された「Oracle FS1 Flash Storage System」は、国内で初めて研究機関に導入されたという。その導入目的は「頻繁にアクセスする研究データ、再現性のない実験データなどの一定期間保管が必要なデータを効率よく保管したい」といったものだった。この研究機関では、同製品とともにテープストレージを導入して、多数のファイルサーバのデータをディスクとテープにまとめて、使用頻度の低いデータをテープに保管することにより、全体的なディスク容量が減って消費電力も削減されたという。また、宮坂氏は米国で昨年12月に発表されたフロント・ポーチ・デジタルの買収について言及し、買収途中のため詳細は明らかにできないとしたうえで、「今後、4Kや8Kに対応した機器やコンテンツが増えることが見込まれるため、フロント・ポーチが持つ高解像度の各種データ、ストレージ管理ソリューションと当社のストレージ製品を統合することで、効率的かつ低コストなデータ保管を実現したい」とその狙いについて語った。システム事業統括 プロダクト・マネジメント・オフィス プロダクト・ビジネス推進部 山崎隆文氏からは、テープ・ストレージ製品の最新動向について説明が行われた。山崎氏は、コンテンツ管理、メディア&エンターテインメント、HPC/ビッグデータ、ヘルスケア、図書館、ビデオ監視といった分野でテープ・アーカイブの需要が高まっていると述べた。同社のテープ・ストレージの中で特徴的な製品としては、StorageTek T10000 T2カートリッジが紹介された。同製品はバリウム・フェライトというビット密度を上げることが可能な素材からできており、従来の素材であるメタルパーティクルよりも磁気が安定しているという。また同氏は、昨年、テープの規格「LTO」のロードマップに「LTO9」と「LTO10」が加わったことを挙げ、今後もテープストレージの進化は続くと語った。
2015年01月16日富士通は1月15日、大規模な仮想化環境の専用ストレージ「FUJITSU Storage ETERNUS TR series」(以下、ETERNUS TR series)において、データ容量あたりのコストを最大約50%引き下げた新モデル「ETERNUS TR820」、「ETERNUS TR850」、「ETERNUS TR880」の3モデルを同日より販売開始すると発表した。新モデルは、ディスク上に格納するデータを最新の高速圧縮アルゴリズムを用いて処理することで、ディスクの使用効率を向上。これにより、「ETERNUS TR850」の場合1台あたりのデータ格納容量を従来機として最大約2倍の66TBに向上するとともに、容量あたりのデータの格納コストを最大約50%引下げる。後継機モデルとなる「ETERNUS TR820」「ETERNUS TR850」に加え、新たな製品レンジとして提供する最上位モデル「ETERNUS TR880」では、大容量のSSDを搭載することで、従来機と同一の筐体サイズで従来比約1.8倍となる最大3,500の仮想マシンの処理が可能。また、データ格納容量を従来機と比較して約3倍の最大100TBに拡張し、これにより、仮想化環境における大規模なデータ統合が可能となり、設置スペース、消費電力を最大約70%削減できる。そのほか、情報漏洩対策などデータのセキュリティ強化への要望に応えるため、ディスクに格納するデータを対象に、AES-256bit方式の強固な暗号化を性能劣化なく実施する機能をオプションで選択できる。これにより、ディスクドライブが持ち出されたとしても個人の機密情報や、知的財産などのデータ保護が可能となっている。最小構成価格(税別)は1,497万8,000円から(初年度のサポート費用を含む)で、提供時期は2月20日。
2015年01月16日NTTデータは1月15日、NTTドコモのクラウド型メールサービス「ドコモメール」を支える新たなクラウドストレージを構築し、1月14日に本格稼働を開始したと発表した。スマートフォンをはじめとしたモバイル端末の普及によって、「ドコモメール」の利用者は急増しており、クラウド型メールサービスへの移行に伴ってサーバで保管するデータ量も増加しているという状況に対応するため、今回、論理容量の合計が6.4ぺタバイトのクラウドストレージを用いたインフラが構築された。同クラウドストレージには、オープンソースソフトウェアの「OpenStack Swift」をベースとした、NTTデータの「プライベート・クラウドストレージ・ソリューション」が採用されている。また、地理的に分散したデータセンターに同じデータを複数分散して格納することで、ストレージの障害やデータセンターの被災時にもサービスを継続して運用することが可能な高い堅牢性を確保し、「ドコモメール」のアーカイブデータの信頼性・安全性を大幅に向上させたという。NTTデータは、今回採用された「プライベート・クラウドストレージ・ソリューション」を、他のクラウドサービスにも適用していく予定。
2015年01月16日IDC Japanは1月14日、国内ファイル/オブジェクトストレージ市場の2014年~2018年の予測を発表した。これによると、同市場の2014年の売上額は781億円、出荷容量は946PBと予測されている。同社によると、非構造化データを管理するストレージインフラとしては、これまではファイルストレージの利用が中心だったが、国内市場でもオブジェクトストレージの導入が増加してきているという。同社は、これらのストレージソリューションを「ファイル/オブジェクトストレージ市場」と定義している。同市場は、スケールアップソリューションとスケールアウトソリューションの2つのセグメントで構成されている。スケールアップソリューションには、汎用OSベースのファイルサーバとスケールアップファイルストレージが含まれ、スケールアウトソリューションには、スケールアウトファイルストレージとスケールアウトオブジェクトストレージが含まれる。同社は、今後、スケールアップソリューションからスケールアウトソリューションへのシフトが進むと見ている。今回の調査結果によると、2018年までの予測期間中、スケールアウトソリューションが市場の成長をけん引し、国内ファイル/オブジェクトストレージ市場の2018年の出荷容量は3751PBになると予測されている。ストレージシステムズマーケットアナリストの宝出幸久氏は「国内ファイル/オブジェクトストレージ市場においては、Software-Defined Storageの普及、オープンソースソフトウェアの影響力の拡大、クラウドサービスプロバイダーへのストレージ支出のシフトなどに留意すべき」と分析している。
2015年01月14日Canon U.S.Aは5日(現地時間)、新コンセプトのフォトストレージ「Connect Station CS100」を発表した。NFC(近距離無線通信)かWi-Fiを用いて、デジタルカメラなどから写真や動画データを転送・保存するというものだ。米国での発売は2015年6月で、価格は299.99ドル。Connect Stationは、2010年のキヤノンエキスポでプロトタイプが初めて展示され、2014年9月に日本でも開発発表されていた。Connect Stationは1TBのフォトストレージで、NFCやWi-Fiを経由して写真・動画をキヤノンのデジタルカメラなどから直接取り込める。SD/CFカードスロットとUSBポートを備えるため、NFCとWi-Fi非対応の機器で撮影した写真や動画もパソコンなしで保存可能だ。約150,000枚の写真、あるいは約70時間の動画の保存できるとする。取り込んだコンテンツはConnect StationとHDMI接続したテレビなどで鑑賞可能だ。また、会員制Webサイト「Canon iMAGE GATEWAY」を通じて、スマートフォンやタブレット、パソコンからConnect Stationに保存したコンテンツを閲覧できるだけでなく、ファイルのアップロード・ダウンロードもできる。外付けハードディスクとUSB接続してバックアップを取ることも可能。サイズはW155.6×D155.6×H51.1mm、重量は570g。対応するフォーマットはJPEG/MP4/MOV/AVCHD、RAWファイルはCR2のみ。Wi-FiはIEEE802.11b/g/nに準拠。操作用のリモコンが付属する。なお、Connect Stationは、米ラスベガスにて開催されている家電関連見本市「2015 International CES」のキヤノンブースにて展示される。
2015年01月07日エアーとサイオステクノロジーは12月16日、Google DriveおよびboxほかWebDAV対応クラウドストレージのデータを暗号化するゲートウェイソフトウェア製品「WISE Gateway」(ワイズゲートウェイ)の教育機関への販売において協業すると発表した。企業のクラウド利用の急激な増加に伴い、クラウド事業者は顧客の重要なデータやプログラムを守るために高度なセキュリティ環境を提供しているが、サイバー犯罪の高度化や悪質化に伴い、クラウドサービスを利用する企業が重大で深刻な被害にあう可能性も高まっており、より高度なセキュリティを望む声が増加している。こういった背景の中、ユーザ側でクラウド利用の際にセキュリティを高めることができるソリューションとしてクラウドアクセスセキュリティブローカ(Cloud Access Security Broker:CASB)という技術が注目されている。エアーが提供するCASBソリューション「WISE Gateway」を導入することによって、データはクラウドストレージに保存する前に暗号化され、暗号鍵はユーザ側で管理できるようになるためより高いセキュリティを確保することができる。今回の協業では、Google Appsなどの企業や教育機関への導入支援サービスや、様々なソリューションの提供などで実績を持つサイオステクノロジーが、「WISE Gateway」の導入を支援することで、教育機関の安全なクラウド利用を容易にし、より高いセキュリティ環境を実現する。両社の協業により、3年間で100団体への販売を計画している。両社は、今後も協業を深め、企業がクラウドを安心して利用できるソリューションの提供と販売を促進するとしている。
2014年12月17日容量や速度、インタフェースのみでストレージを語るのは、もはや時代遅れかもしれない。ストレージ業界においても特徴的な製品を世に出すコアマイクロシステムズの代表取締役 高橋晶三氏は、各業界・各分野・各用途に合わせたストレージを提供することが重要だと述べる。同社はクラウディアンの強力なパートナーであり、オブジェクトストレージの導入を容易にする「Cloudian HyperStoreアプライアンス」の開発・販売にあたって、豊富な経験に裏付けされたアドバイスを授ける存在でもある。両社は、どのような戦略をもってストレージ業界に潮流を起こすつもりなのだろうか。○今後のストレージは“メリハリ”が重要── コアマイクロシステムズのストレージについて教えてください高橋氏もともとは、ハードディスクや光磁気ディスクの評価や検査を行う装置を扱っていました。その後、ストレージシステム業界に参入し、RAIDシステムの自社開発を始めたのは1998年のことです。正直に言えば、リソースの問題もあって、私が考えていたストレージ製品は、なかなか開発することができませんでした。独自性の高い製品を開発できるようになったのは、それからしばらく経ってからのことです。例えば、最近話題になっており、当社の主力製品でもあるSSDストレージ装置の自社開発を開始したのは2003年です。2005年には、今で言う「ソフトウェアディファインド型」の構造を採用した、仮想化ストレージの開発に着手しました。つまり、汎用的なサーバを高速なストレージとして活用できるソフトウェアです。現在販売している製品は、当初から数えて三代目の技術に当たります。当初はSSDストレージもニッチな製品でしたので、高速かつ大容量のストレージを提供するため、米国ベンダーと提携してZFS系ストレージを開発しました。そして、2011年ごろからクラウディアンと提携し、3番目の主力製品となる広域分散型のオブジェクトストレージ製品の開発を開始しました。エンタープライズのIT環境に合わせて簡単にオブジェクトストレージを利用できるよう、フロントエンドとなるゲートウェイやアダプターも同時に開発し、統合ストレージ製品として展開しています。── 特徴的な製品を提供されていますね高橋氏私たちは、できるだけ“トンガッた”ものを提供したいという思いで開発を行っています。マーケットは小さくとも、認知されやすいものです。例えば、今でこそストレージのQoS技術は当たり前になってきていますが、私は7~8年ほど前から必要性を提唱してきました。つまり、アプリケーションの特性に合わせたストレージが必要であると、当初から考えていたのです。一部の業界を除いては、容量が大きくインタフェースやプロトコルが適合すればよいと考える傾向があるようですが、決してそのようなことはありません。すべてを網羅できるオールマイティなストレージなど、この世には存在しません。例えば、レイテンシーとアベイラビリティを同時に追求することはできないのです。私は、ストレージ製品に“メリハリ”を付けるべきだと考えています。それにより、各業界やアプリケーションに合わせて、効率がよく価格も最適化されたストレージを提供できると考えています。本橋氏オブジェクトストレージに限っても、同じことが言えます。ある業界では、非常に高速なオブジェクトストレージを求め、またある業界では、性能よりも安価で大容量なオブジェクトストレージを求めます。クラウディアンがオブジェクトストレージを“ソフトウェア”として提供しているのは、ハードウェアの性能を選び、使い分けることで“メリハリ”が付き、各業界に対応した製品を投入できるためです。しかし、私たちにはハードウェアの経験とノウハウが不足していました。そこで、高橋氏に協力を仰ぎ、さまざまな知識を提供していただいています。コアマイクロシステムズは、私たちにとって先生のようなものです。私たちのこれからのチャレンジは、どの業種にどのような製品を提供していくか、どのようなストレージがマッチするのかという点にあります。高橋氏今や、サーバの力を使えば何でもできるという時代になりました。私たちが注力すべきも、ソフトウェアだと確信しています。○オブジェクトストレージは広域分散型であることが最大のポイント── オブジェクトストレージの注目ポイントは高橋氏オブジェクトストレージは、ブロックストレージ、ファイルストレージに次ぐ第三世代の技術と言えます。クラウディアンのように、オブジェクトI/Oに特化した製品もあれば、ブロックI/OやファイルI/Oを取り込んだ製品もあります。コアマイクロシステムズにおいても、こうしたユニファイド型のストレージ製品は計画段階にあります。世の中には、500種類ほどのファイル形式があると言われています。構造もサイズも異なる非定型のデータが大多数を占めるようになり、これを効率よく保存するためにオブジェクト指向のデータ管理技術が登場しました。ファイルストレージでは限界があったためです。もちろん、世の中には高度な並列処理で高速かつ大容量を実現する分散ファイルシステムが存在します。しかしそれは、特殊な学術用途などに用いる高価なもので、一般企業に適したものではありません。オブジェクトストレージが最大の価値を生むのは、上位層から共通インフラとして用いる広域なエンドポイントにおける活用だと考えています。トランザクションやスループットは求めず、確実性と大容量性を重視する部分です。本橋氏複数のデータセンターに分散したり、地域冗長を図ったりする用途ですね。エンタープライズにおいては、複数のプライマリストレージから共有するセカンダリストレージにも適しています。高橋氏オブジェクトストレージは巨大な地下貯水槽のようなもので、地上にあるさまざまなアプリケーションやプライマリストレージから管が伸びているという姿が想像できますね。管の先端には、さまざまなフィルターが付けられており、好きなように味付けして“飲む”ことができます。企業にとって、データを持つことは勝利につながります。巨大なクラウドベンダーがパブリッククラウドサービスを提供するのも、膨大なデータを預かることで、加工や分析、配信といったさまざまなサービスを提供できるようになるためです。一般企業においても同様で、社内の膨大なデータを蓄積するところから、競争力を付けることが可能になるのです。本橋氏従来のエンドポイントストレージと言えばテープでしたが、使いたい時にすぐ活用することは困難でした。そうした膨大なデータをオンラインで使えるようにするのが、オブジェクトストレージと言えるでしょう。高橋氏オブジェクトストレージは、安価で大容量という面に目が向きがちですが、もしこれが閉じたシステムで、用途が限られるのだとすれば価値は半減します。オブジェクトストレージの持つ「広域性」「分散性」こそが、最も注目すべきポイントなのです。○コアマイクロシステムズはCloudianパートナーを繋ぐ“くさび役”── コアマイクロシステムズとクラウディアンは、どのような協業体制を敷いているのでしょうか本橋氏当社が2014年9月に発表した「Cloudian HyperStore Readyプログラム」は、ハードウェアパートナーのみならず、アプリケーションやサービス、周辺機器等を扱うベンダーやインテグレーターとのパートナーシップを強化するものです。コアマイクロシステムズさまを含めたハードウェアパートナーは、自社のハードウェアにCloudianをプリインストールし、“認定アプライアンス”としてエンドユーザーへ提供します。また、アプリケーション/サービス/周辺機器等のパートナーは、独自の製品やサービスと組み合わせて、ソリューションパッケージとして販売することも予定しています。ユーザーにとっての最大のポイントは、すでに述べたように、さまざまな業種や用途に合わせたCloudianソリューションを入手できるところにあります。そもそも、インターネットサービスにとっては使い慣れた「S3互換のAPI」でも、一般ユーザーにとってはハードルが高い場合もあります。パートナー各社のゲートウェイやサービスを組み合わせることで、容易に導入・活用できるCloudianへと生まれ変わるのです。コアマイクロシステムズとの協業において特徴的なのは、他のパートナーに対してもソリューションを提供していただいている点にあります。高橋氏再販パートナーが、顧客にCloudianやCloudianアプライアンスを提案しても、そのままでは適用しにくいケースがあります。そこで当社が、どのようなハードウェアを選ぶべきか、どうすれば最適なシステムが構築できるかといったノウハウを提供し、間接的にCloudianの導入を支援するのです。また、フロントエンドソフトウェアなどを開発されているテクノロジー・パートナーに対しては、そのアプリケーションにCloudian側をどう最適化すべきかといった技術支援を行います。本橋氏Cloudian自体は、特別な業界やニーズへの対応を目指した製品ではありません。つまり、フラットな“ストレージインフラ”です。だからこそ、逆に各パートナーはCloudianを使うことで各業界・分野に特化したソリューションを作ることができるのです。コアマイクロシステムズには、Cloudianを最適な形で届けるためのノウハウと知恵を授けていただくと同時に、当社と他のパートナー、あるいはパートナーどうしを繋ぐ“くさび役”を担っていただいています。このようなパートナーどうしが協力しあうエコシステムが大きく育つことこそ、私たちの目指すところです。高橋氏クラウディアンは、私の考えや提案に賛同すればすぐに吸収し、場合によっては製品に反映してくださいます。そうした俊敏性は、ぜひ学ぶべきところだと感じています。目に見える身近なところで開発している親近感も相まって、互いに成長していける貴重なパートナーだと感じています。
2014年12月12日トライポッドワークスは、企業向けオンラインストレージ「GIGAPOD(ギガポッド)」の新しいバージョン「GIGAPOD 4」を12月1日にリリースしたと発表した。GIGAPODは、インターネット上で大容量のファイル転送・ファイル共有を行える企業向けのビジネス・コミュニケーション基盤。 アプライアンス、ソフトウェアパッケージ、SaaSの多様なサービス提供が可能。GIGAPOD 4では、AES-256bitによるデータ暗号化に対応したほか、64ビットOSに対応。 RedHat Enterprise Linux(x86 64)、および、CentOS(x86 64)に対応することで、より高速な処理を実現した。また、自動バージョンアップに対応し、管理者の権限で有効・無効が可能であるため、企業のシステムにあわせた設定を行うことが可能。そのほか、アプライアンスモデル「Type-L」のハードウエアを機能面/性能面で強化。処理性能を向上(前モデル比:約3倍)したほか、ストレージ容量を増量(前モデル320GBから500GB)。一方で、消費電力の低減(前モデル比:約半分)やファンレスによる静音性の向上を図っている。
2014年12月01日イメーションは、iPhoneの外部ストレージとなる「LINK Power Drive」を12月5日に発売する。同製品にデータを移行することで、iPhoneのストレージ不足を解消できる。価格はオープンだが、市場想定価格は16GBが税込9,800円前後、32GBが同12,800円前後、64GBが同17,800円前後。「LINK Power Drive」は、内蔵のLightningケーブルをiPhoneに接続し、iPhoneから専用アプリ「Imation LINK Power Drive」を使って、iPhone内の写真・動画などを転送・保存できる外付けメモリ。同製品内に保存した動画などのコンテンツはiPhoneに移動させることなく、ストリーミング再生することも可能。また、3000mAhのバッテリーを搭載しており、外出時の補助電源としても使える。ただし、充電使用可能容量は2700mAh。さらに、iOSデバイスへの充電はデータ転送中も行える。主な仕様は以下の通り。ストレージは、16GB、32GB、64GBの3種を用意。サイズ/重量は縦64mmx横73mmx高さ21mm/重量は112g。対応機種はiPhone 5s/5c/5、第5世代iPod touch(これらはMFi認証取得)。iPhone 6/6 Plus、iPad、iPad mini(Lightning搭載機種)は同社で動作確認済み。PC対応環境はWindows XP / Vista / 7 / 8 /8.1、Mac OS X 10.1以降。
2014年11月22日センチュリーは20日、映像再生機器からの出力を直接USBストレージにキャプチャできる、HDMI/アナログ動画レコーダー「カンロクHD」を発表した。11月21日に発売し、価格はオープン、店頭予想価格は17,280円。映像入力はHDMIとアナログ(RCAコンポジットまたはコンポーネント)、音声入力は3.5mmミニジャックを搭載する。HDMIパススルー出力に対応しており、例えばゲーム機を接続してプレイ動画をキャプチャするときでも、送信遅延や反応遅延が少ない。本体前面のUSBポートに接続したUSBメモリやUSB HDDに記録し、キャプチャ(録画)の開始は本体前面の「REC」ボタンを押すだけ。キャプチャ形式は映像がH.264/MPEG-4 AVC形式、音声がAAC形式だ。キャプチャ解像度/フレームレートは、HDMI入力時が1080p(1,920×1,080ドット/30fps)、および720p(1,280×720ドット/60fps)、アナログ入力時が720×576ドット/60fpsとなっている。ビットレートは最大16,000kbps(1080pと720p)。本体サイズはW132×D102×H35mm、重量は約150g。アナログ入力(映像がRCAコンポジットまたはコンポーネント、音声がRCA LR)を行う、専用アナログ接続用ケーブルが付属する。
2014年11月20日先日、無料で利用できる容量を大幅に増量して話題を呼んだ、マイクロソフトのオンラインストレージ「OneDrive」。WindowsやInternet Explorerを提供しているマイクロソフトのオンラインストレージということで、すでに利用している人も多いであろう。初回となる今回は、OneDriveを取り上げることにしたい。○無料で最大23GBまで利用可能「OneDrive」は少し前まで「SkyDrive」という名前で提供されていたため、こちらの名前で覚えているという人もいるだろう。無料で利用できる容量も多く、特にビジネス利用に向いたサービスだ。まずは、容量などの基本的な部分を紹介しよう。OneDrive(2014年11月現在)容量の追加は有料で購入する以外に、スマートフォンなどでカメラロールと連携させることで得られるボーナスと、友達の紹介によって得られるボーナスがある。カメラロールのボーナスは3GBで、友人の紹介は1人紹介するごとに0.5GB追加され、最大5GBまで増やすことが可能だ。つまり最大、無料で23GB利用できるということになる。利用にあたってはMicrosoftアカウントが必要だ。これは無料で簡単に取得できるし、PCのログオンやメッセンジャーなど、別のサービスで利用しているものがあれば、それをそのまま流用できる。○「Office 365」ユーザーなら1TBを無料で使えるOneDriveを利用開始する前に確認できる料金表では「1TB6.99ドル/月 Office 365を含む」とある。残念ながら、これは現時点では日本で利用できないプランだ。これは、マイクロソフトが海外で提供している、Office 365の最もコンパクトなライセンス「Office 365 Personal」を利用した場合の金額で、同じプランが日本では提供されていないのだ。しかし、Office 365を利用するとOneDriveの容量がついてくる、という制度自体は日本でも提供されている。日本の場合、2台のPCと2台のタブレット、2台のスマートフォンで利用できる「Office 365 Solo」が最もコンパクトなパッケージであり、月額1274円または年額1万2744円で利用できる。このユーザーはOneDriveで1TBを利用可能だ。また、Office PremiumなどがインストールされているPCでOffice 365へ乗り換える場合は年間6264円で利用できるが、この場合も1TBのOneDriveの容量がついてくる。手持ちのOfficeをアップグレードしたいと考えているならば、よい選択肢になる。もちろん、ビジネス向けのパッケージ「Office 365 Business Essentials」や「Office 365 Business」、「Office 365 Business Premium」でも、1TBのOneDriveの容量は提供される。組織単位で導入を考えた時、Office 365を使えばそのデータの保存領域まで提供されるというのはわかりやすい。○ブラウザからMicrosoft Officeのファイルを編集可能そして、OneDriveの最大の特徴は、Microsoft Officeとの連携が強いことだ。WordやExcelなどで作ったドキュメントをブラウザ上で表示・編集できるのだが、その際の表示が通常のデスクトップ版を利用している時とほぼ同じだ。互換製品ではありがちな、「罫線の太さが変わる」「配置が崩れる」といった問題もない。もちろん、編集したドキュメントをデスクトップ版で開いた時も違和感はない。また、Wordの校正機能やコメント機能を業務で利用していることも多いだろうが、これもブラウザ上で無理なく確認できる。当然のことながら、これはデスクトップ版のOfficeを所有していなくても利用可能だ。外出先などでOfficeの入っていないPCを一時的に使いたい場合などにも便利だろう。タブレットやスマートフォンからのOfficeファイル閲覧・編集にも対応している。WordやExcelのオンライン版だけでなく、マイクロソフトの提供している各種オンラインサービスとも統合されており、メニューから簡単にそれらが利用できるというのも便利なポイントだ。OneDriveでできることはもっとたくさんある。よって、次回も、OneDriveを取り上げることにしたい。
2014年11月17日米Amazon.comは4日(現地時間)、Amazon Prime会員向けの写真ストレージサービス「Prime Photos」を開始した。米国のAmazon Prime会員は容量無制限かつ無料で同サービスを利用できる。Prime Photosがサポートする端末は、AmazonnのFireタブレットやFire TV、Fire TV stick、Fire phoneをはじめ、iPhone、iPad、Android端末、PlayStation 3、PlayStation 4、LGやSamsungのsmart TVなど。Web経由のほか、専用アプリを使って画像をアップロードする。米国のAmazon Primeは年会費99ドルで、即日配送や音楽ストリーミングサービスが受けられる。
2014年11月06日サイオステクノロジーは、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズと共同で、SQL Serverとフラッシュ・ストレージを用いた低コスト・高速・高可用性サーバの構築に関するセミナーを11月14日に開催する。セミナーでは、「フラッシュ・ストレージの動向とioMemory製品」「Haswellプロセッサ搭載のSystem x製品の最新情報と、フラッシュ・ストレージの実機による効果」「フラッシュ・ストレージを使用した高速データベースサーバの可用性を向上する方法」について講演が行われる。具体的には、「IBM System x3650」+「 ioDriveによる高速データベースサーバ」のHAクラスターシステムを、「Windows Server フェールオーバー クラスタリング」+「DataKeeper」によって、非共有ディスク構成の高速HAクラスターシステムとして構築する方法が紹介される。加えて、Windows 2012からサポートされたSQL Server Always On可用性グループ機能を用いたクラスターシステムとの性能比較を行った実測データに関する解説も行われる。概要は以下のとおり。開催日時: 2014年11月14日(金)14:30-17:20(受付開始 14:00)開催場所:レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 秋葉原本社セミナールーム定員:35名受講対象:System xを取り扱っているビジネス・パートナーのエンジニア申し込みはWebサイトから行うことができ、参加者はサイオスの 「LifeKeeper/DataKeeper 有償テクニカルトレーニング」(5万円相当)を無償で受講可能なクーポンがもらえる。
2014年11月06日米Amazonは4日(現地時間)、プライム会員向けの無制限オンラインフォトストレージ「Prime Photos」を発表した。米国では、プライム会員であれば同日より無料で利用できる。プライム会員向けの拡張機能として提供されるが、米国以外への提供は不明。対応端末はKindle Fireタブレット、Amazon Fire TV、Amazon Fire TV stick、Fire phone、iPhone、iPad、Android端末、PlayStation 3、PlayStation 4、LG・Samsung製smart TVなど。「Prime Photos」はWebサービスに加え、iOSやAndroid向けアプリ、PC向けデスクトップアプリも用意。モバイルアプリでは、対応端末で撮影した写真を自動的にアップロードする設定も行える。利用には、Amazonアカウントでサインインする必要がある。
2014年11月05日アイ・オー・データ機器は5日、パーソナルクラウドストレージ「ポケドラクラウド」(HLS-C)シリーズを発表した。容量が500GB / 1TB / 2TBの3モデルを用意。12月上旬より発売する。価格(税別)は500GBが16,500円、1TBが22,100円、2TBが28,800円。自宅のネットワーク環境に有線LAN接続して、外出先のスマートフォンなどからアクセスできる三角柱型のパーソナルックラウドストレージ。設定が簡素化されており、スマートフォンに専用アプリ「Remote Link Files」をダウンロード後、パッケージ記載のQRコードを撮影することで使用できるようになる。「Remote Link Files」は11月中旬に提供予定で、ファイルのブラウズやソート、検索機能などを備える。また、画像/動画/音楽の再生、ファイルのアップロード/ダウンロードに対応し、アクセス権の共有も可能だ。これらの設定はPCを使うことなく、スマートフォンだけで設定できる。インターネットを介した接続はP2P技術を使っており、アイ・オー・データ機器のサーバを通じてスマートフォン(タブレットやPCでもかまわない)とポケドラクラウドが紐付けられたあとは、P2P接続となる。多段ルータ超えに対応しているのも大きな特徴だ。例えば、マンションの集合ルータから各戸へインターネット回線が引かれ、各戸でもルータを設置しているような環境でも、ポケドラクラウドに対してインターネット経由でアクセスできる。クラウドストレージとの連携にも対応し、「Doropbox」や「フレッツ・あずけ~る」などを利用してデータ連係が可能。「ポケドラクラウド」同士での自動同期や、PCなどの指定フォルダとの同期もサポートする。インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1。本体サイズは約W85×D79×H130mm、重量は約340g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.7~10.9、Android 4.1~4.4.4、iOS 7~8。
2014年11月05日アイ・オー・データ機器は、パーソナルクラウドストレージ「ポケドラクラウド」を12月上旬より発売する。iOSおよびAndroid端末で利用可能。500GB/1TB/2TBの3モデルを用意し、価格は500GBが税別16,500円、1TBが同22,100円、2TBが同28,800円。「ポケドラクラウド」は、スマートフォン向けのパーソナルクラウドストレージ。設定は、スマートフォンに専用アプリ「Remote Link Files」をダウンロードし、パッケージに同梱されたQRコードを撮影することで完了する。専用アプリ「Remote Link Files」では、タッチ操作で「ポケドラクラウド」上に保存されたデータを検索したり、写真や動画、音楽を再生することができる。家族や友人にデータを共有するときも、タッチ操作によってアクセス権を付与できる。そのほかクラウドストレージサービス「Dropbox」、「フレッツ・あずけ~る」との同期機能なども搭載されている。「ポケドラクラウド」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約85mm×厚さ約79mm×高さ約130mm/約340g。対応OSは、iOS 7以降、Android 4.1以降、Windows 8.1/8/7/Vista(32/64ビット版)、Mac OS X 10.7から10.9。なお、「ポケドラクラウド」は、有線LANでインターネット環境に接続する必要がある。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月05日トライポッドワークスは、企業におけるファイル転送やオンラインストレージの利用実態の把握を目的として、日常的にファイル転送サービスやオンラインストレージサービスを使った経験がある従業員数100名以上の「民間企業」に勤める会社員を対象に、2014年8月にインターネットパネル調査を利用して実態調査を実施、その結果を「企業におけるファイル転送とオンラインストレージの業務利用と期待」として発表した。それによると、社外へのファイル転送方法では、回答者のうち92.7%が「メールの添付」と答えており、その一方で「ファイル転送サービスまたはアップローダー」、「オンラインストレージサービス」を利用していると答えた割合が83.5%に上った。また、メールの添付と併用してファイルを転送している割合が53.2%あり、転送する内容によりメールの添付とファイル転送サービスやオンラインストレージサービスを使い分けていることが分かったという。ファイル転送とオンラインストレージサービスの会社内での許可状況についての調査では、全体の84.9%のユーザーが公式に社内利用を全面禁止しているわけではないことが分かり、また暗黙的に利用されている現状も24.9%となっており、部分的・暗黙的・状況不明などファイル転送サービスの企業内利用自体がグレーゾーンであることがうかがえるという。なお、個人でファイル転送とオンラインストレージサービスを利用しているユーザーは、その7割が業務での利用を求めている。
2014年11月05日日本IBMは10月29日、ビッグデータを活用するアナリティクスにおいて重要となる膨大なデータを、効率的・経済的に保管するストレージ製品「IBM FlashSystem V840」と「IBM Storwize V7000/V7000 Unified」「IBM TS1150」を新たに発表した。IBMのソフトウェア・デファインド・ストレージは、Elastic Storageをはじめとするソフトウェアに、フラッシュやディスク、テープといった特長の異なるストレージを組み合わせることで、変化するデータの価値に応じた効率的な保存と迅速な洞察の獲得を支援するという。「IBM FlashSystem V840」では、膨大なデータのリアルタイム処理を加速するため拡張性を強化。最大クラスター構成(コントロール・エンクロージャー 8ノード / AE1ストレージ・エンクロージャー20台)では、容量を800テラバイト、処理能力を250万IOPSまで拡張できる。また、データ圧縮エンジンを2機搭載することでリアルタイム圧縮処理を従来比で2倍に高速化し、実効容量1.6ペタバイト(2分の1圧縮時)、120万IOPSを実現した。ハードウェアでの暗号化(AES256対応)では、データのセキュアな保護を可能とする。「IBM Storwize V7000 / V7000 Unified」は、コスト効率や使いやすさ、信頼性を兼ね備えるディスク・ストレージ「IBM Storwize V7000 / V7000 Unified」の第2世代機。リアルタイム圧縮の性能を従来比2倍に向上したほか、新たに6TBのディスクドライブに対応し、同じ設置面積で従来比1.5倍のデータが保存可能となった。また、搭載するすべてのドライブに対し暗号化を行い、データをセキュアに保護する。「IBM TS1150テープ・ドライブ」は、従来比2.5倍となる10TBの大容量と、44%高速な最大360MB/秒(非圧縮時)の転送レートを実現する「IBM 3592第四世代 テープカートリッジ」に対応したテープ・ドライブ。「IBM Linear Tape File System」を活用することで、テープに保管されたデータにアプリケーションから直接アクセスでき、データの利用と長期保管における利便性とコスト効率の向上が期待できる。また、「IBM Security Key Lifecycle Manager」により、「IBM TS1150 テープ・ドライブ」を使用するストレージの分散環境全体の暗号鍵を容易に生成・管理することが可能だ。導入価格は、それぞれ最小構成で、「IBM FlashSystem V840」が3322万8400円~、「IBM Storwize V7000 / V7000 Unified」が855万円~、「IBM TS1150テープ・ドライブ」が798万7800円~となる(いずれも税別)。
2014年10月30日富士通は10月27日、大容量コンテンツの保管に適したハイパースケールストレージ「FUJITSU Storage ETERNUS CD10000(ETERNUS CD10000)」の発売を開始した。同製品は、ディスクとコントローラーを組み合わせたノードの追加により、最大224ノードまで増設可能で、最大56PBの大容量ストレージを提供する。システムを停止させることなくノードの増設ができ、処理量の増加に応じて柔軟・タイムリーにシステム拡張を行うことが可能なため、近年、爆発的にデータ量が増加しているドキュメントや画像、動画といった参照を主としたコンテンツのデータ格納に対応する。また、分散ファイルシステムのオープンソース・ソフトウェア「Ceph(セフ)」を採用することで、ノード間でデータを冗長化するとともに、特定のノードに負荷が集中しないようデータを自動で分散配置する。これにより、従来のRAIDを利用した冗長化で必要となる設計作業を不要にしつつ、高い可用性を実現。Cephによる分散ファイルシステムは、構成変更時のデータ移動を最小限に抑えているため、全体を再構成する一般的な分散ファイルシステムと比べ性能に対する影響を低減するという。コンテンツに固有のIDを付与し、属性情報と合わせて管理するオブジェクトアクセス方式にも対応。データ種別や保存期間、複製ポリシーなどの属性情報に基づいた柔軟なコンテンツ管理を実現するほか、データを一定サイズのブロック単位で読み書きするブロックアクセス方式もサポートし、用途に応じてアクセス方式を選択できる。加えて、オープンソース・ソフトウェア「OpenStack」に対応し、OpenStackで構築・運用するプライベートクラウド基盤のストレージとしての利用も可能だ。販売価格は最小構成標準価格4409万7000円(税別)~、提供開始は12月22日を予定する。
2014年10月28日プリンストンは、ストレージ製品の開発および製造を手掛ける米Droboと国内での販売代理店契約を締結し、ストレージケース「Drobo」シリーズと「Transporter」の販売を11月1日より開始すると発表した。「Drobo」シリーズは、パーソナルユースからエンタープライズまで用途に応じたラインアップで展開しているストレージケースブランドである。PCとワイヤリングしてデータ転送が行えるUSB 3.0、Thunderboltモデルから、ネットワーク上でファイル共有可能なNASモデル、サーバールームで利用できるiSCSIプロトコル対応モデルと、各種インターフェイスに対応したモデルを用意する。「Drobo」シリーズには全機種、Drobo独自の特許技術「BeyondRAID」テクノロジーが搭載されており、これによりユーザーは、異なる容量、異なるメーカーのハードディスク/SSDを好みに応じてRAIDに組み込むことができる。「Transporter」は、市販のSATA HDD(2.5インチ)を1台装着し、ネットワークに接続することで、ファイルの共有、同期および外出先からのリモートアクセスが行えるストレージケース。 クラウドストレージサービスのように月額料金を支払う必要がないため、ランニングコストに優れており、クラウド上にデータを保存しないためデータを他人に覗かれる心配もなくなる。また、本製品を2台組み合わせることで、中のデータを丸ごとバックアップすることも可能となっており、万一のデータ消失に備えることもできる。「Drobo」シリーズおよび「Transporter」各モデルの製品名、品番、価格、対応OSは以下の通り。
2014年10月27日日本オラクルは10月23日、Oracle DBに特化し、フラッシュ・メモリーを最大912TB搭載可能なフラッシュ・ストレージ「Oracle FS1 Flash Storage System」(以下、「Oracle FS1」)の国内販売開始を発表した。出荷開始は2014年11月を予定している。「Oracle FS1」は、エンタープライズSAN向けフラッシュ・HDDも搭載できる点が特徴だという。「Oracle FS1」はデータ圧縮のHybrid Columnar Compression(HCC)や圧縮データの最適配置を行うAutomatic Deta Optimization(ADO)など、Oracle DBに特化した機能を搭載。また、「QoS Plus」という、優先度に応じた自動階層化機能を搭載する。米Oracle プロダクト・マネジメント担当バイスプレジデント ボブ・マネス氏は、「他社製品は優先順付けなしでFirst In First Outで処理しており、ビジネスの優先度にI/O性能が不一致となるが、Oracle FS1はビジネス優先度に即してI/O管理ができる」とした。「QoS Plus」は、5つの優先度を設定することができ、優先度に応じて、パフォーマンス重視のフラッシュストレージ、容量重視のフラッシュストレージ、パフォーマンス重視のHDD、容量重視のHDDという、4つのストレージ層に分けて格納できる。最大16HAリードまでスケールアウトでき、フラッシュは数ペタバイトまで拡張できる(ノードあたりでは最大容量:912TB(フラッシュ構成)/ 2.88PB(ディスク・ドライブ構成))。スループットは、最大200万の読み込み・書き込み性能(IOPS)、毎秒80GBのスループットを実現。ボブ・マネス氏は「Oracle FS1は最大5.8PBまで増設可能なSANストレージだ。他社はWriteとReadの比率を20:80でIOPSを計算しているが、Oracleは50:50で計算しており、パフォーマンスは最大8.7倍良い」とアピールした。日本オラクル 常務執行役員 システム事業統括 飯尾光國氏は、国内の販売戦略に関して「Oracle FS1は、Oracle DBに特化したストレージで、Oracle DBの高速化ニーズへの対応していく。QoS Plusによって独自価値を提供し、フラッシュ・ストレージ市場でリーダーシップを確立したい」と述べた。価格(予価)は、9,379,559円(税別。オールフラッシュによる最小構成)。ボブ・マネス氏は、同等の競合ソフトウェアでいえば、22万5000ドル相当のソフトウェア込みの価格で、コストパフォーマンスは高いとアピールした。
2014年10月24日弥生は、10月23日、クラウドストレージ「弥生ドライブ」の利用社が10万を超えたと発表した。「弥生ドライブ」は、弥生が運用・提供するクラウド上のストレージで、2013年10月にサービス開始。同社では、「弥生ドライブ」を通じて「データ共有サービス」と「データバックアップサービス」を提供している。「弥生ドライブ」を利用すると、会計事務所が顧問先と会計データをやり取りでき、「弥生ドライブ」上のデータを選択・直接起動して編集できる機能が、「弥生 15 シリーズ」より「弥生会計」と「やよいの青色申告」に加えて、「弥生給与」「やよいの給与計算」「やよいの見積・納品・請求書」「やよいの顧客管理」でも使用できる。なお、「弥生ドライブ」を利用できるのは、会計事務所(弥生PAP会員:20GB)とあんしん保守サポート加入者(無料導入サポート含む:2GB)。
2014年10月23日NECは10月23日、中小規模システムのファイルサーバ統合に最適なNASストレージ「iStorage NSシリーズ」2機種を、同日から販売開始すると発表した。NECが新たに販売するのは、ラック型の「iStorage NS300Re」とタワー型の「iStorage NS100Te」。いずれも、インテル最新CPUを採用し、処理性能を向上させている。ラック型モデル「iStorage NS300Re」は、NS300シリーズでは初めてとなるIntel Xeonシリーズを採用し、処理性能を従来機比15%向上させるとともに、従来機比2倍の8GBのメモリを標準搭載した。さらに、電源やHDDの冗長化により、万が一の障害時にも業務を停止することなく利用できる。一方の小型で防塵対応のタワー型モデル「iStorage NS100Te」は、インテル最新CPU Pentium G3240を採用し、処理性能を5%向上させた。幅98mmの小型筐体で、防塵フィルタ付きのベゼルに対応し、ハードウェアの故障の原因となる埃の吸入を低減する。価格(税別)は、「iStorage NS300Re」が39万8,000円(4TB)~、「iStorage NS100Te」が19万8,000円(2TB)~。いずれも10月29日から出荷される。
2014年10月22日サンディスクは16日、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットと32GBの内蔵フラッシュメモリを搭載した、Wi-Fi対応のストレージデバイス「サンディスク・コネクト・ワイヤレス・メディアドライブ」を発表した。10月下旬より発売し、店頭予想価格は17,000円前後(税別)。スマートフォンやタブレット、PCからWi-Fi(無線LAN)でワイヤレス接続し、データを保存したり参照したりできるストレージデバイス。iOS用とAndroid用のアクセスアプリも提供しており、iOS 6.0以降とAndroid 2.3以降に対応。アクセスアプリは、スマートフォンの電話帳をバックアップ/リストアする機能も持っている(スマートフォンを機種変更するときに電話帳をスムーズに引き継げる)。Wi-Fiの暗号化はWPA2に対応し、最大で8台のデバイスから接続できる。保存してあるHD映像を再生する場合、同時に再生できるHD映像は最大5つとなる。電源は内蔵バッテリで、駆動時間は約8時間。充電用のACアダプタが付属する。USB 2.0インタフェースを備え、Wi-Fi接続のほか、USB有線接続も可能だ。本体サイズはW65×D65×H13.5mm。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6以降。
2014年10月16日ネットアップは10月7日、米NetAppが9月23日(米国時間)に「NetApp StorageGRID Webscale」オブジェクトストレージ ソフトウェアの提供を開始したことを発表した。同製品は、次世代のクラウドアプリケーション向けに開発され、Amazon S3やCDMIなどの業界の標準的なクラウド環境向けプロトコルに対応しており、アプリケーションをオンプレミスまたはホストされた環境で稼働させることが可能。数十億のモバイル端末やユーザー、アプリケーションなどから日々生み出される大規模なデータを、ハイブリッドクラウド環境で低コストかつ安全に管理できる。また、同社のEシリーズや他社が提供するストレージなど基盤となるストレージ製品を問わず、仮想化されたサーバインフラ上で稼働する。これにより、Amazon S3に対応したクラウドアプリケーションのスムーズな統合のほか、世界中の分散したデータセンターを対象に、最大1000億のオブジェクトの単一かつ弾力性の高いコンテナ内への保存を実現する。同社は、次期NetApp StorageGRID Webscaleの早期導入プログラムを2014年後半に開始する予定。プログラムに参加する顧客は、グローバル規模でのデータ保護を可能とする分散データ抹消コードなどの先進的な機能を利用できるようになるほか、オンプレミス/オフプレミスのレポジトリ向けのクラウド階層化などの機能も利用できる。なお、次期製品は、2015年に一般提供を開始するという。
2014年10月08日