スウォッチ グループジャパンは、母の日のスペシャルウォッチ#IAMWONDERMOMを、お母さんをさらにパワーアップさせてくれるソックスがセットになったスペシャルボックスにて、スウォッチオンラインストアにて販売をスタートいたしました。今年は何にしますか?お花?チョコレート?似顔絵?毎年繰り返されるその問いは、1914年に「母の日」が定められて以来ずっと変わりません。2020年、スウォッチで長年のお悩みを解決しましょう!どうしてお母さんは1年に1回だけ感謝の贈り物を待たなければならないのでしょう?結局のところ、お母さんは難しいことでさえも、いつでも何でもできてしまうのです。それがお母さんの素晴らしさなのです!スウォッチは母の日の限定ウォッチ 「#IAMWONDERMOM」 を発表しました。これは、お母さんが自分自身へのご褒美にできる時計です。スーパーヒーローが登場し、赤が印象的なデザインは、お母さんの武勇伝をたくさん思い出させてくれます。スペシャルボックスの中には、お母さんをさらにパワーアップさせてくれるソックスも入っています。そして文字盤に大きく書かれた ”WONDERMOM” は、お母さんがどれだけ偉大なのかを教えてくれます。#IAMWONDERMOM (GZ338) ソックス付き1万2,100円#IAMWONDERMOM ウォッチ#IAMWONDERMOM ソックス【掲載クレジット情報】ブランド名:スウォッチ(swatch)問合せ先:スウォッチ コール 0570-004-007スウォッチ 公式オンラインストア: スウォッチ Instagram: スウォッチ LINE: 企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年04月20日国立新美術館にて開催予定の『古典×現代2020—時空を超える日本のアート』展。新型コロナウイルスの影響により、現在は休館中だが、先日行われた内覧会から展示の様子をレポートする。江戸時代以前の絵画や仏像、陶芸や刀剣の名品が、現代を生きる8人のアーティストの作品と組み合わせて紹介される同展。展示室は8つの部屋にしきられ、それぞれの部屋でペアとなった新旧アーティストの作品が展示される。その興味深い組み合わせは、「仙厓×菅木志雄」「花鳥画×川内倫子」「円空×棚田康司」「刀剣×鴻池朋子」「仏像×田根剛」「北斎×しりあがり寿」「乾山×皆川明」「蕭白×横尾忠則」の8組。現代アーティスト側には、美術家、写真家、彫刻家、建築家、漫画家、デザイナーと錚々たる顔ぶれが並ぶ。最初の部屋に登場するのは、「仙厓×菅木志雄」だ。仙厓義梵(1750〜1837)は、「円」で悟りの境地を示す禅画で知られる江戸時代の禅僧。菅は仙厓の《円相図》に呼応するように、亜鉛板で示した円形に木や石などを配置した過去作を再制作。「人とものの在り方」についての新旧の思想が、最もシンプルな形で立ち現れる。古典×現代2020時空を超える日本のアート( )
2020年04月13日小動物の写真展&物販展「まるっと小動物展 2020」が、2020年6月5日(金)から6月21日(日)まで東京のトゥデイズ ギャラリー スタジオで、2020年8月22日(土)から9月13日(日)まで名古屋のトゥデイズ ギャラリー スタジオ ナゴヤで、開催される。「まるっと小動物展」は、うさぎや小鳥、ハリネズミ、ハムスター、リス、ペンギンといった小動物の魅力を幅広くまるごと楽しめる展覧会。東京ギャラリーでは1年半ぶりの開催となる。今回の展示作品は、新作をベースに一新。過去最大規模で展示を行う。SNSで人気のハリネズミ「うに&とろ」やリスの「ビッケ&トッド」が登場する他、“ハムソン動画”の火付け役・Erikoの未公開作品も展示。また、可愛い兄弟フェレットの姿を撮影するh.n.b2809による作品や、チンチラで人気のぽこじろうによる、デグーの作品も新たに展示される。物販では、愛らしいハリネズミのイラストグッズを手がけるにしかわなみや、ハンドメイドの繊細な動物刺繍作品を制作するmoha._.moha、ガラス作品が人気のRINVERREが初出展。ヤムや灯さかすなど人気クリエイターも集結する。刺繍アクセサリーや羊毛フェルト作品、キーホルダー、雑貨など、手の込んだハンドメイドグッズを多数取り揃える。また、「まるっと小動物展」公認の、作品を収録した新作書籍『「まるっと小動物展」公認!まるっと小動物写真集』も販売。会場限定特典として、購入者にはオリジナルステッカーを数量限定でプレゼントする。【詳細】■東京「まるっと小動物展 2020」開催日時:2020年6月5日(金)~6月21日(日) 11:00~19:00休館日:毎週月曜日会場:トゥデイズ ギャラリー スタジオ(TODAYS GALLERY STUDIO.)住所:東京都台東区浅草橋5-27-6 5F入場料:600円/3歳以下は入場無料出展者:36組■名古屋「まるっと小動物展 2020 in 名古屋」開催日時:2020年8月22日(土)~9月13日(日)※2020年4月18日(土)~5月10日(日)で開催予定だったが延期となった。休館日:毎週月曜・火曜日(但し5月4日、5日の祝日は開館 ※振替なし)会場:トゥデイズ ギャラリー スタジオ ナゴヤ(TODAYS GALLERY STUDIO.NAGOYA)住所:愛知県名古屋市中区新栄1-17-12入場料:600円/3歳以下は入場無料出展者:36組 ※上記は予定のため、内容は変更になる可能性あり。■グッズ例・<moha._.moha> 刺繍ポーチ 3,800〜7,500円+税・<RINVERRE> アクセサリー各種 1,500円〜7,500円+税・<にしかわなみ> ミラー 1,500円+税
2020年03月21日「六本木アートナイト2020」が、六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウンなど東京・六本木エリアにて開催される。“一夜限り”のアートの祭典「六本木アートナイト」2009年3月にスタートした「六本木アートナイト」は、生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルの提案などを行う、東京を代表する“一夜限り”のアートの祭典。様々な商業施設や文化施設が集積する六本木を舞台に、現代アート、デザイン、音楽、映像、パフォーマンス等の多様な作品を街中に点在させ、非日常的な体験を作り出す。メインアーティストは村上隆2020年のメインプログラムアーティストは、世界を舞台に活躍する現代アーティストの村上隆。村上はルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)やユニクロ(UNIQLO)などともコラボレーションしており、ファッションとのつながりも強い。「ドラえもん」モチーフの新作アートを制作今回村上が「六本木アートナイト2020」のために選んだモチーフは、誕生から50周年というメモリアルイヤーを迎える「ドラえもん」。村上は「ドラえもん」を「20世紀、日本が生んだ最大のポップアイコン」とリスペクトしており、これまでにも「ドラえもん」の生みの親であるアーティスト藤子・F・不二雄と、アーティスト村上隆のコラボレーションとして数々の作品を生み出してきた。村上は「六本木アートナイト2020」に向けて、過去最大級のバルーン作品を制作予定。また公開されたメインビジュアルには、村上の代名詞ともいえるカラフルなフラワーと「ドラえもん」が描かれている。このフラワーは「六本木アートナイト」にも参加するアーティストMADSAKIとコラボレーションしたもの。ビジュアルの制作はデザインスタジオのグルーヴィジョンズが担当した。村上主宰「カイカイキキ」所属アーティストによる作品も村上が主宰するアーティスト集団「カイカイキキ」所属のアーティストも、「ドラえもん」をモチーフにした新作アートを制作予定。それらを村上プロデュースのもと、六本木ヒルズアリーナ、東京ミッドタウン、国立新美術館の3か所に展示する予定となっている。世界中から現代アートが集結「マジカル大冒険 この街で、アートの不思議を探せ!」をテーマにした「六本木アートナイト2020」では、「ドラえもん」をモチーフにした現代美術作品のほかにも、光のインスタレーション、映像、音楽や演劇など、世界中から集結した多くの作品を目にすることができる。展示作品の詳細は順次発表される予定だ。【詳細】「六本木アートナイト2020」日時:メインイベント 2020年5月30日(土)10:00〜5月31日(日)18:00当初、2020年5月30日(土)・31日(日)の開催を予定していたが、5月の開催は取止め決定。今後のスケジュールは、公式ウェブサイトなどで今後公開予定。※六本木アートナイト2020開催に先駆けて展示・設置する「プレプログラム」も実施予定開催場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース入場料:無料(但し、一部のプログラム及び美術館企画は有料)【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル) ※年中無休 8:00~20:00
2020年03月20日現代アートにおける“若手の登竜門”と言われる美術展『VOCA展2020 現代美術の展望-新しい平面の作家たち-』(The Vision of Contemporary Art)が、東京・上野の森美術館にて3月30日(月)まで開催中だ。【チケット情報はこちら】『VOCA(ヴォーカ)展』は、現代アートにおける「平面」の領域で、国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援を目的に、1994年より毎年、開催されている美術展。全国の美術館学芸員、研究者、ジャーナリストなどから選出した推薦委員が、それぞれ40歳以下の作家1名(組)を推薦し、推薦された作家全員に出品を依頼している。過去には福田美蘭(1994年VOCA賞)、やなぎみわ(1999年VOCA賞)、蜷川実花(2006年大原美術館賞)、清川あさみ(2010年佳作賞)らも出品している。今年出品したのは、新進気鋭の作家33人(組)。その中から、グランプリとなるVOCA賞には「Nerhol(ネルホル/田中義久・飯田竜太)」の『Remove』、VOCA奨励賞には菅実花の『A Happy Birthday』『#selfiewithme』と李晶玉の『Olympia 2020』、VOCA佳作賞には黒宮菜菜の『Image - 終わりし道の標べに』と宮本華子の『白が消えていく。 - Mein Tagebuch -』、大原美術館賞には浅野友理子の『くちあけ』が選出されている。選出委員長の小勝禮子(美術史・美術批評)は「今回のVOCA 展は、手法は多様でありながら、それぞれ質の高い作品が揃った。その中で受賞作品には写真の技法を使ったものが多く入ったが、単に写真というだけではなく、それに手を加えて加工した、独自の技法を駆使したものであった。デジタルばかりでなく、アナログ的な手法も使い、いかに加工するか、そこに各作家のオリジナリティと創意が込められ、また作品の主張も凝縮されていた。VOCA 賞のNerhol《Remove》、奨励賞の菅実花《A Happy Birthday》《#selfiewithme》、李晶玉《Olympia2020》などである」とコメントを寄せた。展示されている作品は、「平面」と言えど絵画や写真、布や網戸を使ったものまで実に多種多様。作品サイズも巨大なものからiPadまで幅広い。若い世代による「今日の美術」を体験するということに加え、ひとつの展示でさまざまなジャンルの美術を一挙に堪能できる面白さもあるだろう。それぞれの作品には作家を選出した推薦委員が“鑑賞の手引き”を書いており、それらも一つひとつが興味深い。ぜひさまざまな衝撃を受けに、足を運んでほしい。「VOCA展2020」は3月30日(月)まで。入場料は一般600円、大学生500円、高校生以下無料。開館時間は10時から18時(※入場は閉館30分前まで)。取材・文:中川實穂
2020年03月17日東京国際フォーラムにて開催される予定だった「アートフェア東京2020」が、開催を中止。日本最大級の国際的なアートフェア日本最大級の国際的なアートフェアである「アートフェア東京」。15回目の開催を迎える2020年は、“with Art”をテーマに国内外から147軒のギャラリーが出展し、古美術から工芸、日本画、現代アートまで幅広い作品が集結。作品を見るのみならず、購入することもできる。会場は主に、古美術や近代美術、現代アートなど多彩なジャンルの作品が集まる「ギャラリーズ(Galleries)」に加え、ロビーギャラリーで開催される入場無料の「プロジェクツ(Projects)」「クロッシング(Crossing)」の3つのセクションから構成される。「ギャラリーズ」セクション「ギャラリーズ」セクションには、有名作家作品が多数登場。葛飾北斎の《昇龍富士波濤図》や印象派クロード・モネの《牧草地、曇り空》をはじめ、ピカソや藤田嗣治、日本のメディアアートを牽引するエキソニモ、そして2019年から2020年にかけて個展も開催されている塩田千春や白髪一雄、森村泰昌など、巨匠から現代アーティストまでの多彩な作品が集まる。「プロジェクツ」セクション入場無料エリアのロビーギャラリーで展開する「プロジェクツ」セクションでは、今注目すべき12人のアーティストを個展形式で紹介。鑑賞者と絵画の知覚の関係を探るアメリカの若手作家、エヴァン・ネスビットなど3人の海外作家のほか、アクロバティックな視点からさまざまな都市風景を描く田島大介らが参加する。「クロッシング」セクションAFT2020の玄関口である「クロッシング」セクションでは、日本各地の文化・伝統を今に伝える地方工芸団体や百貨店企画のギャラリーなど、11軒のギャラリーが参加する。詳細アートフェア東京2020〈開催中止〉※当初、2020年3月20日(金)~22日(日)、3月19日(木)は招待制にて開催を予定していたが、開催をすべて中止。※国際展「ワールド アート トーキョー 2020」も開催を中止。※前売券は販売中止。既に販売した分の払い戻し対応に関しては、公式ホームページにて告知。場所:東京国際フォーラム ホールE、ロビーギャラリー住所:東京都千代田区丸の内3-5-1【問い合わせ先】一般社団法人 アート東京TEL:050-3187-5050(自動音声案内)
2020年02月29日尾田栄一郎による漫画・アニメ作品『ワンピース(ONE PIECE)』を題材としたアートプロジェクト「BUSTERCALL」が日本上陸し、展覧会「BUSTERCALL=ONE PIECE展 ~ 受け継がれる意志 人の夢 時代のうねり 人が「自由」の答えを求める限りそれらは決して止まらない~」が横浜・アソビルにて開催される。期間は、2020年11月20日(金)から12月27日(日)まで。尾田栄一郎『ONE PIECE』のアートプロジェクトが日本上陸「BUSTERCALL」は、尾田栄一郎の描く『ONE PIECE』が漫画&アニメという表現をベースに20年以上をかけて発信してきた圧倒的な熱量のストーリー、メッセージ、コンテンツを、日本・世界中のアーティストと共に全く新しい形で表現・発信していくことを目的としたアートプロジェクトだ。本プロジェクトは、日本に先行して、2019年11月にロサンゼルスで開催された「ComplexCon Long Beach」、12月に上海で開催された「innersect Shanghai」2都市のイベントでブースを出展している。この「BUSTERCALL」が日本初上陸し、開催される「BUSTERCALL=ONE PIECE展 」では、世界中のアーティストたちが様々な手法で『ONE PIECE』の世界観を表現した作品を展示する。イベントには、Kosuke Kawamuraや、COOKIE、PERIMETRON、蒼井ブルー、朝倉未来などの豪華アーティストを含む総勢200名が参加する。平面作品と立体作品、映像を組み合わせたダイナミックな空間会場には、多くの色鮮やかな平面作品や、複数のモニターに表示される映像によって作られたダイナミックな空間が出現。モニターの中で移り変わる映像、多様なグラフィックやカラーで構成される作品が展示されている。フィギュアや立体作品が展示空間中央に展示空間の中央に配置された複数のビッグテーブルには、アーティストのフィギュアや立体作品がずらりと並ぶ。その立体作品の周りを囲むように、壁には大迫力の原画作品が飾られているため、会場のどこを見ても作品を楽しむことができる。シアタールームで映像作品を上映会場内に設置されたシアタールームでは、有名クリエイティブチームや、クリエイターが創り出した映像作品が上映される。クリエイターたちによって自由に表現された『ONE PIECE』の世界に没頭することができる。本展限定のオリジナルグッズ会期中には、Tシャツやフーディやソックスなど、全12種類のオリジナルグッズが販売される。本展でしか手に入らないレアグッズは要チェックだ。アーティストと手掛けたアパレルアイテムオリジナルグッズの他にも、YouthQuakeやYARなどの有名アーティストとコラボレーションした限定のアパレルグッズも多数ラインナップする。Tシャツやパーカー、MA-1といったアイテムを各アーティストたちの個性あふれるデザインで展開。さらにカラフルなスカーフやネックレスなど小物類も充実している。開催概要BUSTERCALL=ONE PIECE展 〜受け継がれる意志 人の夢 時代のうねり 人が「自由」の答えを求める限りそれらは決して止まらない〜開催時期:2020年11月20日(金)~12月27日(日)開催時間:10:00〜20:00(最終入場19:00)定休日:不定休 ※施設に準ずる会場:アソビル2F「ALE-BOX」(神奈川県横浜市西区高島2‐14‐9)入場料:無料※入場には入場予約が必要。※入場予約は各時間帯先着順、予定枚数に達し次第受付終了。※1回の申し込みにつき、1人各日5枚まで。※全日QRコードチケットでの用意。※会場でのチケット販売は無いため、事前にWEBからの申し込みが必須。限定アイテム例:・T shirt GD 7,150円(税込)・MA-1 83,600円(税込)・Socks GD 2,970円(税込)抽選販売作品例:・ONE PIECE BUSTERCALL Enel (ZEROSTUDIO×山岸鋳金工房×高木謙造) 2,200,000円(税込)・ONEPIECE BUSTERCALL Devilish NAMI(石崎紗央里) 550,000円(税込)※アパレルアイテムの一部は受注販売を行う。※当初抽選販売としていたアイテムは、受注販売に変更。※発注された商品は、会期終了後に届く。※一部商品は、会場販売のものと仕様が変更される場合あり。※会場で展示されるアート作品の複製は数量限定で抽選販売される。※会場内でのグッズ購入には、本イベントの入場券が必要。※来場者は、抽選販売商品の抽選には参加不可。ⓒ尾田栄一郎/集英社ⓒ尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
2020年02月08日ブリヂストン美術館を前身とする新美術館「アーティゾン美術館」が1月18日に開館。開館記念展として「見えてくる光景コレクションの現在地」が3月31日(火)まで開催されている。株式会社ブリヂストンの創業者、石橋正二郎が収集した美術品を展示するため、1952年に開館したブリヂストン美術館。2015年から建て替えのため約5年間の休館を経て、この度「アーティゾン美術館」という新たな館名でリニューアルオープンした。新美術館は、23階建ての高層ビル「ミュージアムタワー京橋」の低層階3フロアを展示室とし、その展示面積は旧ブリヂストン美術館の約2倍に。最新の照明や空調設備を備え、快適で明るく開放的な空間が広がる。アーティゾン美術館1階部分の吹き抜け開館に先駆けて行われたプレス内覧会では、館長の石橋寛氏が登壇。新美術館では「創造の体感」をコンセプトに、単に観賞の場を提供するだけでなく、見る、感じる、知ることにより作品の創造性を体感し、そのインスピレーションが新たな時代を切り拓くきっかけとなることを目指すという。アーティゾン美術館石橋寛館長同館では、利用者がより快適に「創造の体感」を味わえるような工夫が随所に施されている。例えば、チケットは日時指定予約制を導入。入館までの待ち時間の短縮や館内での混雑緩和が期待できるほか、一部の作品を除き作品の写真撮影もOK。美術館の情報を閲覧できるインフォルームやレクチャールームが併設され、鑑賞後に湧き出る探究心も満たしてくれる。そして今回、開館記念展として開催されているのが『見えてくる光景コレクションの現在地』だ。約2,800点の石橋財団コレクションの中から、選りすぐりの206点を紹介。第1部「アートをひろげる」で近現代美術を一望し、第2部「アートをさぐる」で古今東西の美術を7つのテーマで掘り下げていく。第1部「アートをひろげる」会場エドゥアール・マネ《自画像》1878〜79年ほか第1部「アートをひろげる」メアリー・カサット《日光浴(浴後)》1901年ほか第1部「アートをひろげる」ピエール=オーギュスト・ルノワール《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》1876年ほか第1部では、1870年代のマネの作品から2000年代のスーラージュまで、約140年間の東西の名品が並ぶ。印象派、ポスト印象派、象徴派、ナビ派、フォーヴィズム、キュビズム、抽象美術、ダダイズム、シュルレアリスム、抽象表現主義と、次々に展開したヨーロッパ美術の系譜を、ルノワール、セザンヌ、カサット、青木繁から、ピカソ、ブラック、カンディンスキー、マーク・ロスコ、猪熊弦一郎、草間彌生まで、石橋コレクションが誇る数々の名作で辿ることができる。第1部「アートをひろげる」左:青木繁《海の幸》1904年中央:ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》1904〜06年頃右:オーギュスト・ロダン《立てるフォーネス》1884年頃第1部「アートをひろげる」ヴァシリー・カンディンスキー《自らが輝く》1924年ほか展示がスタートする6階はフロア全体に柱がなく、それぞれの作品はゆるやかに空間を仕切る可動式の壁に展示されている。アーティゾン美術館の教育普及部長である貝塚健氏によると、その壁を利用することで、作品同士の響き合いを感じとってほしいと言う。「ある地点から見ると、セザンヌによる山の絵と、青木繁の《海の幸》を同時に眺めることができる。場所は違えど同時代に活躍したふたりの、異なる個性がぶつかり合う様を楽しんでほしいと思います」(教育普及部長貝塚健氏)また、注目したいのが休館中に新収蔵された作品。モリゾ、カサット、ボッチョーニ、カンディンスキー、ジャコメッティ、松本竣介など31点が今回初めてのお披露目となる。続く第2部「アートをさぐる」では、「装飾」「古典」「原始」「異界」「聖俗」「記録」「幸福」という7つの視点からアートを掘り下げていく。5階では、人が身の回りを飾りたいという欲望から生まれた「装飾」のアートに始まり、多様な造形を整理しスタンダードを確立した「古典」、人間の欲望や欲求の源となる「原始」、ふとした時に立ち現れる「異界」をテーマに持つ作品を紹介していく。第2部「アートをさぐる・装飾」イランテペ・シアルク《幾何文台付鉢》紀元前4千年紀ほか第2部「アートをさぐる・古典」小杉未醒(放庵、放菴)《山幸彦》1929年第2部「アートをさぐる・異界」古賀春江《素朴な月夜》1929年ほか続く4階フロアでは、聖なるものと俗なるものを併せ持つ「聖俗」、自画像や街の風景を描きとめた「記録」、そして、人と人との出会いによって生まれるアートの「幸福」をテーマに展示は締めくくられる。第2部「アートをさぐる・聖俗」《洛中洛外図屏風》江戸時代・17世紀第2部「アートをさぐる・記録」小出楢重《帽子をかぶった自画像》1924年ほか第2部「アートをさぐる・幸福」青木茂《わだつみのいろこの宮》1907年ほか今後のアーティゾン美術館では、鴻池朋子が石橋財団コレクションと“共演”するインスタレーションを発表するほか、ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館展示帰国展など、現代美術の紹介も積極的に行なっていく予定。この先どんな「創造の体感」をさせてくれるのか。新しいアートの発信拠点として、これからも目が離せない。【開催情報】『開館記念展「見えてくる光景コレクションの現在地」』
2020年01月23日新しい年を迎えた、白金のOUR FAVOURITE SHOPでは、キギ(KIGI)と酔独楽プロジェクトチームによる、体験型アートプロジェクト「スタンディング酒 BAR・酔独楽〈よいごま〉」第2回企画展が開催されている。期間は2月16日まで。みなさんは、お座敷遊びなどで古くから伝わる“可杯(べくはい)”をご存知だろうか? 普段、日本酒をいただく盃(さかずき)は、酒を注いだまま卓上に置けるのがもちろん当たり前なので、どんなに強い酒でもちびちび飲めばOK。しかし可杯の場合、盃が尖ったり個性的な形をしていたり穴が空いていたりしているため、すべてを飲み干すまでは台へ置くことができない。KIGIと酔独楽プロジェクトチームによる「盃・酔独楽」「ベロベロの神様の歌」といったお座敷唄にのせながら、大勢で輪になって独楽をかわるがわる回し、盃を決めながら飲む、というのが可杯の遊び方。KIGIの酔独楽は、そんな伝統的な酒席遊びから着想を得て生み出されたユニークな体験型アート作品である。このプロジェクトが最初に発表されたのは2018年7月、新潟の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2018 / 方丈記私記」。KIGIの「盃・酔独楽」と、新潟の酒蔵とのコラボレーションによる「清酒・酔独楽」を提供する「スタンディング酒BAR・酔独楽」という四畳半のバーの設えで体験型のアート作品としてお披露目され、約50日間の芸術祭期間中、実際に毎日営業が行われ、多くの人が訪れてはさかずきを交わした。「スタンディング酒BAR・酔独楽」その進化版と言える今回の展示。訪れるのはぜひ、平日水・木・金の16時30分から19時まで、土・日・祝の12時30分から19時までの廻し人による「スタンディング酒BAR・酔独楽」が体験できる時間帯をおすすめしたい。ここからは、編集部員が会場で体験した酔独楽をほろ酔いでレポートしよう。参加費は500円。サイコロをふって出た目に今宵の運命を委ねる酔独楽体験。参加したのはオープニングの夜。“酒”と“盃”、二つの文字が記された升でサイコロを振るう。“酒”の出目で酒の等級、“盃”の出目で盃の大きさが決まる。盃は松・竹。ゾロ目が出ると一番大きな鶴亀。小さな梅の盃での無料体験もできる。続いて廻し人が盃を独楽のように廻す。初めは勢いよく廻る盃は、やがて酔っ払いの姿のようにゆらゆらとバランスを崩していく。その間、盃の廻る調子に合わせて廻し人は拍子木を叩く。廻る盃が止まるとそれを手に取る。日本酒に書かれた「酔いが回れば独楽も廻る」という一文。出目は2、お酒は「純米吟醸」。ぐいっといただく。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」でのお披露目を経て、第2回となる本展。今回は、このお酒と独楽に加えて、KIGIによる造語で「酔書(よいしょ)」と名付けられた書き初めさながらに、しかし利き手とは反対の手で書をしたためる(酔っ払いの書とという意)娯遊も一緒に体験できる。書は、本展の会期終了後に、京都の武信稲荷神社に奉納していただけるそうだ。「酔書(よいしょ)」2月1日にはゲストに小説『オートリバース』(2019年刊)の著者、高崎卓馬さんを招いてのKIGIの植原亮輔さん、渡邉良重さんによるトークイベント「酔独楽とオートリバース」も開催される(参加無料)。イベントは予約優先。また、KIGIのお2人の在廊予定日も公開中。詳細はOFSのオフィシャルサイト()よりチェックを。元来からともにある祝いの文化と酒文化。2020年も良き一年でありますようにと願って、豪快で愉快であり美しく奥ゆかしくもある、日本特有の酒文化を本展で感じてください。【イベント情報】体験型アートプロジェクト「スタンディング酒 BAR・酔独楽〈よいごま〉」第2回企画展会期:1月11日〜2月16日会場:OFS gallery(OUR FAVOURITE SHOP内)住所:東京都港区白金5-12-21時間:12:00〜19:00(最終日は17:00まで)休館日:月・火(祝日を除く)■酔書の酔独楽体験(所要時間20分) 1,000円〜3,000円■サイコロの酔独楽体験(所要時間5分) 500円■KIGI(植原亮輔、渡邉良重)在廊予定2月1日14:00〜16:002月8日15:00〜18:002月15日15:00〜18:002月16日14:00〜17:00※念のためSNS等で要確認。
2020年01月20日清澄白河の東京都現代美術館では、世界各地で展覧会やアーティスト支援を行う団体、カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展「もつれるものたち」を、2020年6月9日(火)から9月27日(日)まで開催する。なお、当初は2020年3月14日(土)から開催の予定だった。時代や場所と結びつく「もの」に着目木や種、化石、そして道具や本......。日常生活にはさまざまな「もの」が溢れていて、わたしたちは日々それらに何気なく触れていることだろう。しかしそうした「もの」は、ある場所や時代とは切り離せない。変化する時代や社会に合わせて、「もの」の持つ意味、あるいはお互いの関係性も刻々と変わってゆくのだ。「もつれるものたち」は、そのように時代や場所ともつれ合い、ともに変化する「もの」の側面に光を当てる、国内外12のアーティストを紹介する国際美術展だ。パフォーマンスや映像、インスタレーション、写真など多彩な表現媒体を用いた作品を通して、無数のコンテクストが複雑に交錯する現代への新しい視点を探求する。国内外から12のアーティストが参加本展には、自らの共同体で語られてこなかった歴史を考察するオーストラリア人アーティスト、デイル・ハーディングや、映像や彫刻を通して日常に潜む権力性を探るジュマナ・マナらが参加。世界的に注目される多数の若手アーティストを日本で初めて紹介する機会となる。また国内からは、自然の諸要素と身体の関係の変容に光を当てる岩間朝子や、芸術と社会構造の関係性をひもとく藤井光らを紹介。多彩な視点から、「もの」が意味や価値の運び手として紡いできた軌跡を描きだす展覧会となる。展覧会概要カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展「もつれるものたち」会期:2020年6月9日(火)~9月27日(日)※当初は2020年3月14日(土)〜6月14日(日)の開催を予定していたが、延期しての開催会場:東京都現代美術館住所:東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)休館日:月曜日(8月10日(月)、9月21日(月)は開館)、8月11日(火)、9月23日(水)開館時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館30分前まで)観覧料:一般 1,300円、大学生・専門学校生・65 歳以上 900円、中高生 500円、小学生以下 無料※各種プログラムは開催中止※来館に際しての注意事項は、公式サイトを参照のこと※予定は変更となる場合あり【問い合わせ先】ハローダイヤル:03-5777-8600 ※年中無休 8:00~22:00TEL:03-5245-4111(代表)※平日 9:30~18:00
2020年01月09日2020年の話題といえば何と言ってもオリンピック。東京が世界中から今まで以上に注目を集める今年、日本の文化を発信するべくアート界もスペシャルなイベントや展覧会が目白押し。今からチェックしておくべきトピックをまとめてお届けします!※新型コロナウイルスの影響により、各展覧会の会期が大きく変更されています。詳細は各展覧会の公式HPなどでご確認下さい。【TOPIC1】東京都はアートにも全力投球!歴史に残る2020年にすべく、東京都は文化の面でも大奮闘。「Tokyo Tokyo FESTIVAL」と銘打ち、芸術文化都市東京の魅力を伝えるアートイベントやパフォーマンス、舞台芸術などが東京中で開催される予定だ。そのなかでも注目したいのは「TOKYO SENTO Festival 2020」(5月26日~9月6日)と現代アートチーム・目 [mé]による「まさゆめ」プロジェクト(夏開催)。「TOKYO SENTO Festival 2020」は、漫画家・文筆家のヤマザキマリらアーティストが銭湯のペンキ絵を描き下ろすなど、銭湯を舞台にしたカルチャーイベント。「まさゆめ」は、ぜんぜん知られていない一般人の顔を巨大化させて東京の空に浮かべるという、シュールきわまりないアートプロジェクト。昨年12月まで開催されていた千葉市美術館の展覧会「非常にはっきりとわからない」も記憶に新しい、目の新しい試みは成功するのか。ぜんぜん知らない人の顔が空に浮かんでいた時、人類はどのようなリアクションを取るのか。すべてが楽しみだ。【TOPIC2】世界のみなさんへ、日本の宝を大公開!!『法隆寺金堂壁画と百済観音』歴史に残る2020年にすべく、日本もまた文化の面でも大奮闘。東京にやってくる外国人観光客も大満足するであろう、日本のお宝をあますところなくご開帳してくれる予定。3月に東京国立博物館で開催される特別展『法隆寺金堂壁画と百済観音』(3月13日~5月10日)では、法隆寺の国宝、百済観音が23年ぶりに東京で公開。また、1949年で焼損してしまった金堂のかつての姿を迫ろうとする試みも同時に展開する。『国宝 鳥獣戯画のすべて』そして、7月に同じく東京国立博物館で開催される特別展『国宝 鳥獣戯画のすべて』(7月14日~8月30日)では、国宝の鳥獣戯画全4巻全場面を一挙に公開するという史上初の試みが行われる。どちらも混雑必至の展覧会になりそうなので、夜間開館や平日などを狙って行ってみよう。【TOPIC3】海外の有名美術館から名品が続々と集結!『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』海外の美術館の名品が揃う「美術館展」は2020年も大人気。3月に国立西洋美術館で開催される『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』(3月3日~6月14日)や、4月に東京都美術館で開催される、『ボストン美術館展 芸術×力』(4月16日から7月5日)など、ボリュームたっぷりの展覧会が開催される。そのなかでも、『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』は大注目!約200年前に開館して以来はじめての、大規模な所蔵作品展を行う。そのため、展示される61作品はすべて初来日。ティツィアーノにフェルメール、ベラスケスにゴッホまで、ビッグネームばかりがドドドっと押し寄せてくる。『ボストン美術館展 芸術×力』また、1月に開館するアーティゾン美術館で7月から開催される『クロード・モネ ̶ 風景への問いかけオルセー美術館・オランジュリー美術館特別企画』(7月11日~10月25日)も注目。印象派の名品を多く所有する3つの館が共同で企画するクロード・モネの回顧展は、これまでとは異なる形の「美術館展」になりそうだ。【TOPIC4】美術館オープン&リニューアルオープンラッシュアーティゾン美術館2020年は美術館のリニューアル&開館ラッシュ。まず、東京・京橋のブリヂストン美術館改め、アーティゾン美術館が1月18日(土)に開館。展示面積を拡大し、現代美術の企画展も行うなどパワーアップが予告されている。3月21日(土)には、建築家の青木淳が改修を手がけた京都市美術館が京都市京セラ美術館としてリニューアルオープン。青木は館長にも就任し、今後は刺激的な企画展が期待される。4月11日(土)、青森県弘前市の弘前れんが倉庫美術館が開館。建築家・田根剛が日本で初めて手がける美術館として注目されている。そして5月28日(木)には東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館が、新設の美術館棟に移転し装いも新たにSOMPO美術館として開館する。SOMPO美術館それぞれの美術館は、最新の展示方法を積極的に取り入れ、見る人を楽しませるしかけもたっぷり用意。いまから開館が待ち遠しい!【TOPIC5】現代アートを牽引するふたりのアーティストが熱い!ピーター・ドイグ《ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュペレ》2000-02年油彩・キャンバスシカゴ美術館蔵 (c)Peter Doig. The Art Institute of Chicago, Gift of Nancy Lauter McDougal and Alfred L. McDougal, 2003. 433. All rights reserved, DACS & JASPAR 2019 C3006近年、ますます盛り上がりを見せている現代美術のフィールドでは、今世界的に注目を集めるふたりのアーティストの個展が開催される。東京国立近代美術館で2月から開催される『ピーター・ドイグ展』(2月26日~6月14日)は、どこか不安定で、甘く、幻想的な風景を描く画家、ピーター・ドイグの日本初個展。スコットランドのエジンバラで生まれ、トリニダード・トバゴとカナダで育ち、ロンドンの大学を卒業したという経歴のドイグは世界中から注目されている画家のひとりだ。また、金沢21世紀美術館の屋外設置作品《カラー・アクティビティ・ハウス》 などで知られるオラファー・エリアソンをフィーチャーした『オラファー・エリアソン』展(3月14日~6月14日)が東京都現代美術館で開催される。オラファー・エリアソン《The volcano series》より 2012年 (c)2012 Olafur Eliasson参考図版ふたりとも、これからさらに勢いをますであろうアーティスト。今年、展覧会をしっかりチェックしていれば5年後、10年後にちょっとした自慢ができるはず。【TOPIC6】どうするどうなる未来の建築!?へザウィック・スタジオ《ヴェッセル》2019年(完成)ハドソン・ヤード(ニューヨーク)Photo courtesy: Michael Moran for Related-Oxford東京は2020年夏を目標にどこもかしこも空前絶後の建設ラッシュ。スポーツの祭典に関わった建築家たちにも注目が集まっている。東京シティビュー・スカイギャラリーで4月から開かれる『ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築』(4月8日~6月14日)は、ロンドン五輪で聖火台を設計したほか、グーグル新社屋、上海万博の英国パビリオンなどを設計した建築家、トーマス・ヘザウィックをフューチャー。2023年竣工予定の「虎ノ門・麻布台プロジェクト」でも一部のデザインに関わる彼の取り組みを紹介する。隈研吾《V&A Dundee》2018東京国立近代美術館では、東京五輪開催のタイミングに合わせ、7月に『隈研吾展(仮称)』(7月17日~10月25日)を開催。新国立競技場の設計に参画するなど、様々な名建築を手掛けた隈の真髄にアプローチしていく。嬉しいことに、ふたりの作品は東京で実物を見ることができる(ヘザウィックのプロジェクトは2023年竣工予定ではあるが)。機会があれば、実際の建築物も展覧会とともに合わせて鑑賞してもらいたい。【TOPIC7】芸術祭は今年も元気『ヨコハマトリエンナーレ2020』芸術祭と社会のあり方を考えさせられた2019年に引き続き、2020年も芸術祭が全国各地で開催!今年は『さいたま国際芸術祭2020』(3月14日(土)~5月17日)、『房総里山芸術祭いちはらアート×ミックス』(3月20日~5月17日)、『ヨコハマトリエンナーレ2020』(7月3日~10月11日)、『東京ビエンナーレ2020』(7月12日~9月6日)など、関東地方で開催される芸術祭が多いのが嬉しいところ。日帰りで様々な芸術祭を巡ってみよう。自然をたっぷり堪能したい場合は『北アルプス国際芸術祭2020』(5月31日~7月19日)、『奥能登国際芸術祭2020』(9月5日~10月25日)へ。今回も、自然も食も芸術も楽しめるしかけがたっぷり用意されている。また。12月スタートという『札幌国際芸術祭』(12月19日〜2021年2月14日)にも大注目。あえて冬、あえて雪の季節に開催時期をずらすと、芸術祭やアーティストたちの作品、開催イベントはどのような変貌を遂げるのか?ぜひ現地で確かめてみたい。【TOPIC8】人気作家をいっぺんに見られる! 福袋な展覧会『STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ』草間彌生《ピンクボート》1992年詰め物入り縫製布、ボート、オウル90×350×180 cm所蔵:名古屋市美術館ブームになっている現代美術。でも、だれから見ればいいのかよくわからない……。というときは、複数名の作家を取り上げた展覧会をおすすめしたい。森美術館で4月に開催される『STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ』(4月23日~ 9月6日)は、奈良美智や杉本博司、村上隆に草間彌生など現時点での現代美術のスターが集まる展覧会。豪華なベストアルバムのような、とても健全なラインナップは誰と行っても盛り上がりそう。また、国立新美術館で3月よりはじまる『古典×現代2020―時空を超える日本のアート』(3月11日~6月1日)は、川内倫子や鴻池朋子、しりあがり寿に横尾忠則ら、これまた一流のアーティストらが集まる展覧会。しかも、それぞれのアーティストが刀剣や花鳥画、葛飾北斎や曾我蕭白らと向き合い、新しい作品を作り出していくという、興味深い試みを行う。『古典×現代2020―時空を超える日本のアート』2つの展覧会を見るだけで10名以上の作家の作品に触れることができる。そのなかからお気に入りの作家を見つけ、検索し、自分の世界を広げていく2020年にしてみよう。【TOPIC9】鎌倉時代から現代まで、ファッションの歴史をたどる!2020年は“装い”に関する大型展覧会が2つ開催される。東京国立博物館で4月に開催される特別展『きもの KIMONO』は、タイトルのとおり、着物の歴史や変遷について、鎌倉時代から現代まで通覧する展覧会。信長や秀吉、家康らが袖を通した着物も展示されるほか、国宝《婦女遊楽図屛風(松浦屛風)》や菱川師宣《見返り美人図》など、昔のおしゃれさんが登場する屏風や浮世絵も展示。昔のファッショニスタたちをさまざまな角度で見ていける展覧会だ。そして、国立新美術館で6月に開催される『ファッション イン ジャパン1945-2020』は、第二次世界大戦後から現在までのファッションを俯瞰する展覧会。こちらは衣服に加え、写真や雑誌、映像などもあわせて展示する。2つの展覧会を見ていけば(明治から昭和初期が抜けているけど)、日本の服飾史をざっと辿っていける、またとないチャンスだ。【TOPIC10】葛飾北斎ブームの到来??映画『HOKUSAI』(C)2020 HOKUSAI MOVIE2020年の3月頃より、日本国旅券、つまりパスポートのデザインがリニューアルされる。表紙は現在と同様なままだが、見開きごとに葛飾北斎の《冨嶽三十六景》の各作品を採用し、全ページ異なるデザインとなる斬新なもの。世界的にも著名な「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」、「山下白雨」はもちろんのこと、「五百らかん寺さざゐどう」や「隅田川関屋の里」など渋い作品もパスポートのなかに登場する。長いフライトの途中、することがなくてパスポートを眺めているうちに北斎に魅了する人々が続出する……かも。また、90代まで生きた葛飾北斎の生涯を、柳楽優弥と田中泯のダブルキャストで綴る映画『HOKUSAI』が初夏に公開予定。大きな展覧会の予定はないものの、2020年は北斎ブームがやってくる……かも。いずれにせよ、2020年は北斎の名前がいつもよりも多く聞こえてくる年になることは間違いない。構成・文:浦島茂世
2020年01月03日01 美術館でみる・感じるアート作品シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本の「シュール」展神奈川県 ポーラ美術館:Ken Kato「シュルレアリスムと絵画」展 会場入口神奈川県箱根町・ポーラ美術館で、2019年12月15日〜2020年4月5日まで、「シュルレアリスムと絵画」展が開催されています。この展覧会はシュルレアリスムが誕生した1920年から100年にわたる変遷をたどるもので、日本でのシュルレアリスムの展開や今日に至るまでの影響についてなど、実際の作品を通して紹介していきます。Photo:Ken Kato束芋作品展示風景シュルレアリスム独特の抽象表現や不条理な世界観は、現代日本の映画・漫画界へも大きく影響を与えた概念。「シュール」という不思議で不可解、なのに魅力的な感覚について感じ・考える展覧会です。トークイベントやワークショップも開催Photo:Ken Kato束芋と本展のために描いたウォールドローイング展覧会の開催に合わせて、ポーラ美術館では以下の日程でトークイベントやワークショップも実施。2020年は年明けからどっぷりアートに浸かってみてはいかが?2020年1月11日(土)新春!シュルレアリスム ヒットパレード ―シュールの笑いを分析する―アートや美術をわかりやすく、そして面白く解説するアートテラーのとに~さんと、ポーラ美術館の学芸員である東海林さんが対談形式で行うクロストーク。「シュールな状況や出来事はなぜ笑いにつながるのか―」をテーマに、20世紀において最も影響をおよぼした芸術運動である「シュルレアリスム」を源泉とする「シュールな世界観と笑いの関係」に迫るイベントです。日時:1月11日(土)14:00 – 15:30定員:先着100名様参加費:無料(要当日入館券)講師:とに~(アートテラー)×東海林 洋(ポーラ美術館本展担当学芸員)2020年1月12日(日)第8回ギャラリートーク駅伝ポーラ美術館のある箱根名物・箱根駅伝にちなみ、学芸員がタスキをつなぐように、1回30分のトークを10回連続で行うギャラリートーク駅伝。2020年1月12日はフランスで生まれたシュルレアリスムの絵画への広がりや、日本で独自に発展した「シュール」という世界観への変遷、ダリやデ・キリコなどの作品を通して紹介。印象派のモネやルノワールなど、ポーラ美術館を代表する名画も登場します。作品の見どころや魅力を紹介するトークイベントです。日時:1月12日(日)往路10:00-12:30(計5回)/ 復路13:30-16:00(計5回)定員:各回30名様参加費:無料(要当日入館券)★各回参加者全員にポストカード1枚プレゼント!2020年3月20日(金・祝)シュルレアリスムの技法を楽しむ ワークショップ当時、シュルレアリスムの画家であるマックス・エルンストが発明したフロッタージュ(こすり出し)やグラッタージュ(けずり出し)といった技法とともに、コラージュ(糊付け)やデカルコマニー(転写法)といった技法も駆使した絵画が数多く制作されました。これらの技法は、美術の知識や技量に関わらず、誰もが感覚的に実践できることが特徴だそう。エルンストに代表されるシュルレアリスムの画家たちが実践した絵画技法を学び、それらを使った作品を自由に制作するワークショップを開催。日時:2020年3月20日(金・祝)14:00—15:30講師:内呂 博之(うちろ・ひろゆき/ポーラ美術館本展担当学芸員)定員:20名様*要事前申込:会場:ポーラ美術館講堂参加費:500円(要当日入館券)2020年3月21日(土)香水作りワークショップ「香りの教室」「モードとアートの香水瓶」展にちなんだオリジナル香水づくりのワークショップ。展示の舞台である1920年代~1940年代に流行した香りや香料の特徴をはじめ、現代で香水を選ぶ時のコツなども教えてくれます。初めての人でも失敗しない調香の法則で特許を取得しているポーラ化成工業から講師を招いて実施する、オリジナル香水づくり。(※作った香水は持ち帰り可)日時:2020年3月21日(土)14:00—15:30講師:山本 めぐみ(やまもと・めぐみ/ポーラ化成工業株式会社横浜研究所 研究員)会場:ポーラ美術館講堂定員:20名様*要事前申込:参加費:1,500円(制作したオリジナル香水をお持ち帰りいただけます)協力:ポーラ化成工業株式会社【企画展概要】シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の「シュール」展会期:2019年12月15日(日) ~ 2020年4月5日(日)会期中無休 / 開館時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)*詳細はボーラ美術館公式HPから ミュージアムショップでさわる・ふれるアート作品SNIP SNAP WALL ART MUSEUM BY YURI HIMUROテキスタイルを切って生まれるストーリー国立新美術館内ミュージアムショップスーベニアフロムトーキョー内SFT GALLERY東京・六本木の国立新美術館内のミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」のSFT GALLERYで、2020年1月8日(水)〜3月9日(月)までの間、テキスタイルデザイナー氷室友里さんによる作品展示販売会「SNIP SNAP WALL ART MUSEUM BY YURI HIMURO テキスタイルを切って生まれるストーリー」が開催されます。「YURI HIMURO」はテキスタイルデザイナーである氷室友里さんが主宰する、テキスタイルブランド。日本とフィンランドでテキスタイルを学び、人と布との関わりを通して「日々に驚きや楽しさをもたらし、豊かにしていくこと」をテーマに遊び心あふれるデザインを生み出しています。テキスタイルデザイナー 氷室友里さん会場では「YURI HIMURO」の代表作である「SNIP SNAP」の壁に飾れるアートパネルを中心に展示販売します。「SNIP SNAP」は、ハサミで表面の糸をカットして柄をアレンジできる生地。デザイナーが自ら柄をカットするアートパネルシリーズは、アトリエで一つひとつ手作業でつくられるため、同じ生地でも表情が少しずつ異なる一点もの。好きな表情のアートパネルを選ぶのも、展示販売会ならでは楽しみ方!SNIP SNAP アートパネルは各4,500円〜39,000円(税別)また、2020年1月25日(土)には、氷室さんと一緒に「SNIP SNAP」の生地ハギレを使って18×14cmサイズのファブリックパネルに貼り込むワークショップも開催。参加は事前予約制で受付しています。(2020年1月8日(水)10時から申し込み開始)美術館でのんびりしながら、いろいろなアートに触れる1日もいいですね!2020年1月25日(土)「テキスタイルデザイナー氷室友里さんと一緒に、ちいさなアートパネルをつくろう」ワークショップ日時:2020年1月25日(土)14:00~(所要時間約50分)場所:国立新美術館 B1 スーベニアフロムトーキョー参加費:2,200円(税込)*当日お支払ください。現金のみ対応。定員:6名申込み方法:2020年1月8日(水)10時から電話で受付(03-6812-9933:スーベニアフロムトーキョーまで)*先着順で定員が埋まり次第終了。【企画展概要】SNIP SNAP WALL ART MUSEUM BY YURI HIMURO テキスタイルを切って生まれるストーリー会期:2020年1月8日(水)〜3月9日(月)10:00 – 18:00(国立新美術館の開館時間に準じます)*毎週金・土曜日は20:00まで。定休日:毎週火曜日(祝日又は休日に当たる場合は営業し、 翌日休み)*詳細は公式HPから ギャラリーアートに癒されるうつわ祥見 KAMAKURA concierge (コンシェルジュ)ギャラリー「うつわ祥見」が鎌倉に新規OPENしたギャラリーカフェ鎌倉にあるうつわのギャラリー「うつわ祥見」が、常設の新店舗「うつわ祥見 KAMAKURA concierge (コンシェルジュ)」をオープン。「うつわ祥見」は2002年鎌倉の高台に一軒家のプライベートギャラリーとしてスタート。2009年に鎌倉市御成町、2017年には鎌倉駅至近の小町に新しいギャラリーをオープンしています。鎌倉で三店舗目となる「うつわ祥見 KAMAKURA concierge (コンシェルジュ)」は店内に、鎌倉市長谷より移転した、日本古来の暦に寄り添う菓子を提案する菓子ギャラリー「かまくら七十二 (しちじゅうに)」を併設。こだわり素材と丁寧に焼き上げるお菓子・季節の食材でつくる甘露煮やジャムなど、添加物を使わない安心安全なお菓子をセレクト。また、東京・代官山の「私立珈琲小学校」が監修するカフェスペースも設置して、作家がつくるうつわの使い心地・育ち方をゆったりとした時間の中で楽しむことができるスペースとしています。店名の”concierge”には「心満たすものを伝える」というコンセプトがあり、日々のうつわをより丁寧に提案することで、その美しさや使う喜びを感じてほしいとの想いが込められています。約30人の作家による日常使いのうつわを手に取り、眺め、心を満たし、温かいお茶でほっとひと一息。居心地よく過ごせるギャラリーを一つ知っているだけで、毎日の生活がちょっと豊かになるような、そんな気がしてきます。鎌倉を訪れた時はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?【ギャラリー詳細】うつわ祥見KAMAKURA神奈川県鎌倉市小町1-6-13 コトブキハウス2F営業時間:12:00~18:00定休日:火曜日アクセス:JR線下車徒歩1分tel & fax:0467-23-1395/mail:info@utsuwa-shoken.com公式HP:アートが楽しめるのは美術館だけでなく、ミュージアムショップ、ギャラリーカフェなど、どんな時間を過ごしたいのかによっても異なり、いろいろな場所があります。作品に触れ、時に体感し、日常をふと忘れる瞬間をおもしろがれるよう、いろいろな場所に出向いてみるのがおすすめです!ショートトリップを兼ねて、ぜひ足を運んでみてください!text:Mizuki Igarashi
2019年12月30日埼玉県立近代美術館では、『ニューヨーク・アートシーン —ロスコ、ウォーホルから草間彌生、バスキアまで—滋賀県立近代美術館コレクションを中心に』展が、2020年1月19日(日)まで開催されている。第二次世界大戦後、画期的な表現を次々と生み出して注目を集めたニューヨークのアートシーン。大戦中、戦火を逃れてヨーロッパから移り住んだ多くの美術家たちによって伝えられた近代美術がアメリカの若者たちを刺激し、新しい意欲的な表現が次々と生み出された。同展は、そんなニューヨークという都市で繰り広げられたアメリカ美術の半世紀を紹介するもの。改修のため休館している滋賀県立近代美術館が所蔵する日本屈指の戦後アメリカ美術のコレクションを中心に、国内の美術館に所蔵される優品を加えた約100点の作品が並ぶ。展示は全6章で構成。「新しいアメリカ絵画—抽象表現主義」「デュシャンとその末裔—ネオ・ダダとフルクサス」「パクス・アメリカーナの夢—ポップ・アートとスーパー・リアリズム」「最後の絵画—ポスト・ぺインタリーアブストラクション」「限界における美術—ミニマル・アートとコンセプチュアル・アート」「ポスト・モダン以後の表現—ニュー・ぺインティングとアプロプリエーション・ アート」と、年代やジャンルごとに区切りながら、世界のアート・シーンを席巻した戦後ニューヨーク美術が総覧できる。マーク・ロスコ、ジャスパー・ジョーンズ、フランク・ステラ、アンディ・ウォーホル、ジャン=ミシェル・バスキアなど、時代を彩ったアーティストたちの数々の名品を、この機会に堪能したい。【開催情報】『ニューヨーク・アートシーン —ロスコ、ウォーホルから草間彌生、バスキアまで— 滋賀県立近代美術館コレクションを中心に』2020年1月19日(日)まで埼玉県立近代美術館にて開催【関連リンク】 埼玉県立近代美術館()アーシル・ゴーキー 《無題(バージニア風景)》 1943-44 年頃 油彩、カンヴァス 滋賀県立近代美術館蔵モーリス・ルイス 《ダレット・ペー》 1959年 アクリル、カンヴァス 滋賀県立近代美術館蔵
2019年12月22日箱根のポーラ美術館では、20世紀から現代までの香水瓶の軌跡を辿る「モードとアートの香水瓶―ポワレ、スキャパレッリ、ディオール」展を、12月15日から翌年4月5日まで開催する。香水瓶 「ショッキング」1937年 スキャパレッリ バカラ社製フランスでは、ファッションデザイナーのポール・ポワレが1908年に創設した香水ブランド「ロジーヌ香水」を発端に、オートクチュールメゾンが香水を販売し始め、1920年代には各メゾンの世界観を演出するために香りが重要な役割を担うようになった。多くのメゾンが香りはもちろん、ボトルの形にも工夫を凝らし、時にはルネ・ラリックやシュルレアリストなど同時代の芸術家たちもその造形に携わった。同じく12月15日に開幕する同時開催の企画展「シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本のシュール」展の関連企画として開催する本展では、メゾンの世界観を表現した香水瓶を、芸術家たちが手がけた作品を中心に紹介。香水瓶約80点に絵画、広告等の資料を加え、シュルレアリスムが世界で展開した1920年代から1940年代にかけて制作された香水瓶に焦点を当て、20世紀から現代までの香水瓶の軌跡を辿る。ルネ・ラリック 香水瓶「ダン・ラ・ニュイ(夜中に)」原型制作:1924年、ウォルト会場は、第1章「オートクチュールメゾンによる香水のはじまりと発展」、第2章「20世紀における香水メゾンの戦略」、第3章「モードとシュルレアリスムの出会い」、第4章「戦後から現代へ続く香水瓶」で構成。ラウル・デュフィとテキスタイルのデザインなどでコラボレーションしたポワレを起点とし、ダリを始めとするシュルレアリスムのメンバーと親交を持ち、彼らの前衛的な表現をとり入れたエルザ・スキャッパレッリ、そしてボトルデザインが定番として発表当時から現代まで続いているクリスチャン・ディオール等の香水瓶を展示。ファッションの新たな表現媒体として発展した香水瓶とアートの出会いを紐解く。香水瓶「パリ、クリスマス用」1940年頃 コティなお、同時開催の企画展「シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本のシュール」は、2019年がシュルレアリスム誕生から100年の節目となることから開催。フランスで誕生したシュルレアリスムは、理性を中心とした意識では捉えきれない新しい現実を表現することを目指して始まった。この100年で変遷を遂げたシュルレアリスムの展開と、フランスから日本、そしてアメリカ、アジアにいたるまでのシュルレアリスムの広がりを、約100点の絵画、版画によってたどる。【展覧会情報】モードとアートの香水瓶―ポワレ、スキャパレッリ、ディオール会期:12月15日〜2020年4月5日会場:ポーラ美術館住所:神奈川県⾜柄下郡箱根町仙⽯原⼩塚⼭ 1285時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)料金:大人1,800円、シニア(65歳以上)1,600円、大学・高校生1,300円、中学生以下無料会期中無休
2019年12月04日アートの領域を越えたさまざまなプロジェクトや作品から、近未来のヴィジョンを考察するユニークな展覧会『未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命—人は明日どう生きるのか』が、森美術館で11月19日(火)に開幕。2020年3月29日(日)まで開催されている。近い将来、私たちの生活に大きな変革をもたらすであろう、AI、バイオ技術、ロボット工学、AR(拡張現実)などの最先端テクノロジー。同展は、それらに影響を受けて生まれたアート、デザイン、建築を通して、近未来の都市、環境問題からライフスタイル、そして社会や人間のあり方をともに考えることをテーマにした展覧会だ。会場は、「都市の新たな可能性」「ネオ・メタボリズム建築へ」「ライフスタイルとデザインの革新」「身体の拡張と倫理」「変容する社会と人間」の5つのセクションで構成。国内外から参加した64のアーティスト、プロジェクトによる100点以上の作品が紹介される。「都市の新たな可能性」では、最先端の都市計画や、アーティスト、建築家が描くユニークな都市像を紹介。環境を汚染する排出物を出さないエコシティや、海上に浮かぶ都市、自然と融合した都市など、SF映画に出てきそうな都市が、実現可能な形で提示されている。森美術館( /target=)
2019年11月21日森美術館で11月19日、「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」が開幕した。会期は、3月29日まで。森美術館はこれまで現代美術と歴史的・科学的資料を組み合わせたジャンル横断型のテーマ展を企画してきたが、「未来と芸術展」は「医学と芸術展」「宇宙と芸術展」に続く第3弾となるもの。今回は、更に領域を広げ、AI、バイオ技術、ロボット工学、AR(拡張現実)など最先端のテクノロジーとその影響を受けて生まれたアート、デザイン、建築などを通じて近未来の都市、環境問題からライフスタイル、社会や人間の在り方などを考察する。前日の18日には、開幕に先がけてプレスプレビューを開催。展示と概要を公開した。100点を超えるプロジェクトや作品を紹介する今回。展覧会は「都市の新たな可能性」、「ネオ・メタボリズム建築へ」、「ライフスタイルとデザインの革新」、「身体の拡張と倫理」、「変容する社会と人間」の5つのセクションで構成されていて、都市から建築、ライフスタイル、身体とマクロからミクロのスケールに移っていく展示構成になっている。スタートは「都市の新たな可能性」のセクション。展覧会の冒頭に展示されているのは、中東アブダビに建設中の、太陽光など自然のエネルギーを使用した環境にやさしい未来型都市。既に一部は竣工している未来型都市を紹介することで未来が現実に始まっているということを示している。その他にも、都市のセクションでは、砂漠、海、空中に浮かぶ都市など、新しい住環境、環境問題、コンピューターを使用した情報都市の3つを切り口に、プロジェクトを選んでいる。建築セクションの「ネオ・メタボリズム建築へ」では、エコ・ロジック・スタジオの3Dプリンタで作られたものの中にミドリムシがジェル状になって生息することで、光合成によって空気を浄化する作品や、ミハエル・ハンスマイヤー(Michael Hansmeyer)のコンピューター制御のロボットがカットした1,400本以上のチューブで作られたという、イスラム建築の装飾からインスパイアされたインスタレーションなどを展示。建築セクションでは、工法とマテリアルがポイントになっていて、ロボット、3Dプリンタ、ドローンなどを使ったものや、ミドリムシやキノコなど環境に優しいマテリアルの提案などを中心に紹介している。また、ライフスタイルセクションの「ライフスタイルとデザインの革新」では、衣食住という生活に直結したものを紹介。バイオアーティストでもあるエイミー・カール(Amy Karle)の人間の神経や肺などの臓器や体内組織をモチーフに服を作るプロジェクトからの3体の他、ユイマナカザト(YUIMA NAKAZATO)のコレクションや、食がテクノロジーによってどう変わるのか、寿司のデータを編集し、世界中どこでも3Dプリンタを使って寿司を食べられる未来の寿司などを展示している。また、身体のセクションとなる「身体の拡張と倫理」では、身体の変容・拡張に関して、ロボット工学的な拡張とバイオテクノロジーを使った拡張の2つを紹介。ゴッホの父系と母系の末えいから細胞のDNAを提供してもらい、ゴッホが生前に切り落とした耳を現代に再現した作品など、バイオアートに関する作品では、アーティストがバイオテクノロジーを使って実験出来るような環境を展示室の中に作るという試みも行っている。また、ロボット工学的拡張では、違った画風を持つ5台のロボットアームが来場者の顔を写生する。最後のセクションとなる「変容する社会と人間」は、人間について、幸福や生きる意味などについて考察するもの。「オルタ3」の実機と新作の映像を始め、部屋の中に入ると顔が壁に映し出され、複数の場合、関係性を示すなど、監視カメラと顔の画像認識技術を活用したインスタレーションなどを展示している。展覧会の最後は、トルコに建てられた遺跡をモチーフに、文様や周囲の環境を解析し、抽象的な動画に変換した映像インスタレーション。データの海だけに生きていてこれからどうなるのかを問いかけ、展覧会が終わるという流れになっているという。プレス説明会で、の南條史生館長は「今までにやってきたことを総合的に検討した上で、この展覧会を作った。未来は今我々が行う判断で作られる。この展覧会を見て、考えたり議論したりしながら楽しんでもらえれば」などと話した。【イベント情報】未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか会期:11月19日〜2020年3月29日会場:森美術館住所:六本木ヒルズ森タワー53階時間:10:00~22:00(最終入館21:30)※火曜日のみ17:00まで(最終入館16:30)※ただし11月19日(火)、12月31日(火)、2月11日(火・祝)は22:00まで(最終入館21:30)料金:一般1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、子ども(4歳~中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円会期中無休
2019年11月19日アジア最大級のアートイベント・デザインフェスタは、プロアマ・国籍・年齢・性別は一切不問。オリジナル作品であれば無審査で参加することができるアートの祭典。春・夏・秋の年3回開催し、今年で25周年を迎える歴史の長いアートフェスです。ここでしか出会えないアート作品・手づくり品の宝庫イベント会場となる東京ビッグサイトには約5,000近い手づくり品のブースエリアをはじめ、ショーステージ、ライブペイント、ワークショップエリア、フード&パフォーマンスエリアなどさまざまなジャンルのアート作品が勢揃い。多種多様なスタイル・ジャンルのクリエイターやアーティストの作品を直接購入できるリアルなプラットホーム、通称「デザフェス」。今秋は11月16日(土)・17日(日)に開催です。クリエイターと直接対面し会話することで、一つひとつの作品への想いを肌で感じることができるでしょう!デザフェス史上最大規模での開催!1994年にスタートし第50回目の開催となる今回は、東京ビッグサイトの西展示棟全館に加え、南展示棟1・2ホールを追加した過去最大数となる4,500ブース・13,000人を超えるアーティストが出展します。前回に引き続き、会場の照明を消して暗さを活かした「暗いエリア」も登場。キッチンカーも20台以上が出店してカフェエリアも充実。1日では回り切れないボリュームです!暗さを活かしたアート作品が楽しめる「暗いエリア」は独特の雰囲気。夏開催のVol.49では野外に目移りする数のキッチンカーがずらり。ジャンルやスタイルにとらわれず「自由に表現できる場」として、国内外で活動する全てのクリエイターと、アート好きな来場者のためのデザイン祭。表現することの楽しさを五感すべてで感じるアートの祭典、ぜひ足を運んでみては?-イベント概要-デザインフェスタVol.50開催場所:東京ビッグサイト西展示棟全館+南展示棟1・2開催日時:2019年11月16日(土)・17日(日) 両日11:00~19:00出展ブース数:4,500ブース公式サイト: チケット情報-・1日券前売:800円 / 当日:1,000円・両日券前売:1,500円 / 当日:1,800円
2019年11月14日「ストラスブール美術館展 印象派からモダンアートへの眺望」が、兵庫・姫路市立美術館 企画展示室にて2019年11月12日(火)から2020年1月26日(日)まで開催される。フランス最大規模のコレクションを誇るストラスブール近現代美術館フランス北東部アルザス地域圏の中心都市ストラスブールは、ドイツ国境に近く、仏・独の文化が融合した独自の文化が発展してきた地域。その街並みはユネスコの世界遺産に認定されている。ストラスブール近現代美術館はフランスでも最大規模のコレクションを誇り、約18,000点の近現代美術作品を所蔵。「ストラスブール美術館展 印象派からモダンアートへの眺望」では、その中から絵画作品を中心に近現代の名品約100点を紹介する。モネやシスレーなど印象派からピカソのキュビスムまで会場には、モネ、シスレーといった印象派の画家が描いた風景画から、20世紀のモダンアートを代表するピカソのキュビスム、カンディンスキーの抽象絵画、マルグリットのシュルレアリスムまで、印象派から現代美術に至るまでの潮流を感じられる多彩な作品が集結。さらに、アルザス出身でダダイストとして名を馳せたジャン・アルプやマルセル・カーン、アルザスの写実主義の画家たちなど、ストラスブールゆかりの画家の作品も展示される。姫路市立美術館所蔵のルノワールやマティスもまた、姫路市立美術館では、國富奎三コレクション寄贈25周年を記念し、印象派の巨匠・ルノワールの《母性》や、モダンアートの旗手・マティスの連作版画本『ジャズ』の全点を公開するコーナーを特別に設置。関西で唯一の開催会場となる、姫路市立美術館ならではのラインナップを楽しめる。【詳細】ストラスブール美術館展 印象派からモダンアートへの眺望会期:2019年11月12日(火)~2020年1月26日(日) ※年末年始も月曜日以外は休まず開館開館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜日(ただし1月13日は開館)、1月14日(火)※年末年始も月曜日以外は休まず開館。会場:姫路市立美術館 企画展示室住所:兵庫県姫路市本町 68-25TEL:079-222-2288料金:一般 1,200(900)円、大学・高校生 600(400)円、中・小学生 200(100)円※( )内は20名以上の団体・前売料金※未就学児は無料※インターネット割引:それぞれの料金から100円引き(11月12日より割引券を姫路市立美術館公式ホームページに掲載)■前売券 ※販売期間 ~2019年11月11日(水)取扱い場所:姫路市立美術館友の会、兵庫県立歴史博物館、中井三成堂※前売券および当日券は、会場窓口以外ではABC ぴあ、チケットぴあ(P コード 769-951 0570-02-9999)、ローソンチケット(L コード 52732 0570-084-005)、CN プレイガイド(0570-08-9999)、イープラス、セブンチケット、阪神プレイガイド梅田店
2019年11月03日「青参道アートフェア2019」が、青山、表参道、原宿の対象ショップ23店舗にて2019年10月22日(火・祝)まで開催される。「青参道アートフェア2019」は、今回で13回を迎えるアートイベント。ブティックやカフェ、美容室などが並ぶ、青山通りと表参道を繋ぐ“青参道”を中心に、アート展示を楽しんだり、現代アーティストの作品をショッピング感覚で気軽に購入したりすることができる。ランプ ハラジュク(Lamp harajuku)やデ・ドゥエ アッシュ・ペー・フランス(D-due H.P.FRANCE)といったファッションストアや、Cafe Madu 青山店といったカフェが参加し、そのまま展示スペースとなる。hpgrp GALLERY TOKYO(エイチピージーアールピー ギャラリートウキョウ)では、現代アーティスト・キーニュ(Keeenue)の個展「Story in Story」を開催。田名網敬一に師事した後に独立し活動するキーニュは、デジタルとアナログを併用しながら、自由な線と独特な色彩構成によってユニークな世界観を描き出すアーティストだ。その他、フランス人アーティストのナタリー・レテや、Izumida Lee、池平徹兵など多数のアーティストが参加。さらに、「青参道アートフェア2019」会期中は、ブルーアガベ100%のテキーラカクテル「サウザクーラー」が参加各店舗にて無料配布される。カクテルを片手にしながら、クオリティの高いアートを身近に楽しむことができる。また、アッシュ・ペー・フランス全国主要店舗では、10月31日(木)まで「アート マターズ(ART MATTERS)」を開催。アート作品の展示販売等を行い、「アート感のある暮らし」に関わる企画を実施する。【開催概要】青参道アートフェア2019開催日程:2019年10月18日(金)~10月22日(火・祝)開催場所:青山、表参道、原宿の対象エリアのショップ23店舗■参加アーティスト愛☆まどんな / 浅間明日美 / アメリ・ジョー / アルフレド・オルメド / 飯田淳 / 池平徹兵 / 市野雅彦 / Izumida Lee / Keeenue / 桑田卓郎 / 鈴木夏菜 / すまあみ / 高橋生也 / 高畑早苗 / 田中麻記子 / ナタリー・レテ / にゅう / ハンナ・フシハラ・アーロン / 帆苅祥太郎 / 安田ジョージ / やましたあつこ / 吉田花子 / ラ スフルリー / ルイーサ・フレイサス / 渡辺愛子■参加ショップadditional gallery / Bazar et Garde-Manger / Cafe Madu Aoyama / DaB omotesando / D-due H.P.FRANCE / duvetica aoyama store Tokyo / GANZO本店 / H.P.DECO / H.P.FRANCE BIJOUX 表参道 / hpgrp GALLERY TOKYO / HUYGENS TOKYO / JAMIN PUECH / Juana de Arco 表参道 / Lamp harajuku / Le monde de Nathalie / Pretty Ballerinas Aoyama / SERGE THORAVAL / TRICO FIELD TOKYO / Valmuer / WALL原宿 / 3doo omotesando / 水金地火木天冥海 / 利菴アーツコレクション■キーニュ個展「Story in Story」会期:2019年10月5日(土)~11月2日(土) 12:00~20:00場所:hpgrp GALLERY TOKYO(東京都港区南青山5-7-17 小原流会館 B1F)※青参道アートフェア期間中は休まずオープン。■アート マターズ会期:2019年10月1日(火)〜10月31日(木)開催場所:全国のアッシュ・ペー・フランス主要店舗・ナタリー・レテ「usagi ningen 原画展」巡回展会期/場所:2019年10月19日(土)~27日(日)/アッシュペーブチック(兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-5)11月1日(金)~30日(土)/Le monde de Nathalie(東京都渋谷区神宮前4-28-15 Lamp harajuku B1F)
2019年10月24日アート集団・チームラボによるアートの展覧会「チームラボ 高知城 光の祭 2019-2020」が、高知県高知市の高知城にて開催。会期は2019年11月8日(金)から2020年1月13日(月・祝)まで。日本三大夜城・高知城で最新アートを夜景観賞士の投票を元に決定される“日本三大夜城”の1つであり、天守閣をはじめとする数々の建造物が国の重要文化財に指定されている「高知城」。そんな「高知城」を舞台にした、チームラボによるアート展が2018年に引き続き、2019年も開催する。会場には、人々の存在によって変化するインタラクティブな9つのアート作品を展示。高知の街を象徴する歴史的建造物が建ち並ぶ敷地を、光のアート空間へと変化させる。呼応する木々と自立しつつも呼応する生命城跡に展示する『呼応する木々と自立しつつも呼応する生命 / Resonating Tree and Autonomous Resonating Life』。展示エリアに自立する卵形体は、人に押され倒れかけると、光の色が変化。色特有の音色を響かせながら、放射状に近隣の卵形体と木々に伝播していく。世界はこんなにもやさしく、うつくしい - 高知城の石垣『世界はこんなにもやさしく、うつくしい - 高知城の石垣 / What a Loving, and Beautiful World – Kochi Castle Stone Wall』は、高知城の石垣を使ったインスタレーション作品。映し出される文字に人々が近づくとその文字を表した世界が壁に出現する。さらに相互的に影響し合い、石垣に様々な景色を描き出す。Waves of Light of Kochi Castle日本で唯一全体が現存している「高知城」本丸から、二ノ丸へ伸びる渡り廊下の襖を使った『Waves of Light of Kochi Castle』。“波”とそれを構成する“水”の粒子の挙動をコンピューターで再現し、平面に映し出した映像作品となっている。【詳細】チームラボ 高知城 光の祭 2019-2020会期:2019年11月8日(金)~2020年1月13日(月・祝)開催時間:17:30~21:30(最終入場21:00)会場:高知城・高知公園住所:高知県高知市丸ノ内1-2-1入場券販売場所:全国のコンビニエンスストアおよび現地※前売り券はコンビニエンスストアのみでの販売。※天守入館券は当日現地販売のみ。※『Black Waves of Kochi Castle』は、2019年11月8日(金)~12月19日(木)の期間展示。『Waves of Light of Kochi Castle』は、2019年12月20日(金)~2020年1月13日(月)の期間展示。<入場料>■展覧会入場券・前売券大人 1,000円、中・高校生 700円、小学生 400円・当日券大人 1,100円、中・高校生 900円、小学生 500円■天守入館券大人 400円※前売り券は2019年10月15日(火)から11月7日(木)までの販売。※天守入館券は当日販売のみ。※小学生・中高生は、展覧会入場券のみで天守への入館が可能。※未就学児入場無料。※小学生以下は要大人同伴。※天守入館券は混雑状況によって販売を中止する場合あり。※各種手帳持参者およびその介護者1名については展覧会入場券半額。【問い合わせ先】チームラボ 高知城 光の祭 コールセンターTEL:088-854-7100
2019年10月06日展覧会「お菓⼦の箱でつくる夢の世界展」が、池袋パルコにて2019年10⽉26⽇(⼟)から11⽉11⽇(⽉)まで開催される。展覧会「お菓⼦の箱でつくる夢の世界展」は、お菓⼦の空箱からアート作品を製作している空箱職⼈「はるきる」による“空き箱アート”の展覧会。まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような「はるきる」の作品の数々は、多くの⼈々を魅了。各お菓⼦メーカーからも製作の依頼がくる程の話題を呼んでいる。会場には、「プリングルズ」の空き箱を使用したフィギュアのような作品や「オレオ」の空き箱から作った飛行機、「アルフォート」の空き箱で作られた船の模型など、これまでの作品の中から厳選した30点以上が集結。お菓子の空き箱から作ったとは思えない繊細さと、なるべく元のパッケージデザインを生かしつつ作られた、ユーモアにあふれる表現が魅力だ。また、作品展示の他、トートバッグやクリアファイルなどの記念グッズを販売。作品で使用されたお菓子も一緒に販売される。【詳細】お菓⼦の箱でつくる夢の世界展期間:2019年10⽉26⽇(⼟)〜11⽉11⽇(⽉) 10:00〜21:00※最終⼊場は閉場30分前 ※最終⽇は18:00閉場会場:池袋パルコ 本館7F・パルコミュージアム住所:東京都豊島区南池袋1-28-2⼊場料:⼀般 800円、⼩・中学⽣ 500円(⼩学⽣未満無料)※画像はイメージ。※作品の空箱は製作当時のもの。※展⽰、イベント内容は変更になる場合あり。※商品は品切れになる場合あり。■「はるきる」来場イベント来場日時:・10⽉26⽇(⼟)〜10⽉27⽇(⽇)・11⽉1⽇(⾦)〜11⽉4⽇(⽉祝)・11⽉9⽇(⼟)〜11⽉11⽇(⽉)※各日13:00〜18:00(予定)※会場にて書籍または2,000円(税込)以上グッズを購⼊した人に、サインを実施。※サインは1人1点。※会場内ショップで購⼊した商品に限る。
2019年10月05日「バスキア展」が東京・森アーツセンターギャラリーにて11月17日(日)まで開催中だ。1980年代のアートシーンに、彗星のごとく現れたジャン=ミシェル・バスキア。わずか10年の活動期間に、新たな具象表現的な要素を採り入れた3,000点を超すドローイングと1,000点以上の絵画作品を残した。同展は世界各地から集めた約130点の絵画やオブジェ、ドローイングで構成された、日本オリジナルで、日本初となる本格的な展覧会となる。バスキアは、今日までアートやファッション、カルチャーに大きな影響力を及ぼし、近年でもロンドンやパリをはじめ、欧米の著名な美術館で相次いで展覧会を開催。「Yen」のようにバブル景気を迎えていた80年代の日本の世相を反映したモチーフや、ひらがなを作品に取り入れ、度々来日してこれまで6回の個展や10のグループ展を開催。同展では、バスキア研究の世界的権威ディーター・ブッフハート氏が、こうしたバスキアと日本との多方面にわたる絆、そして日本の豊かな歴史や文化がその創作に及ぼした知られざる影響を明らかにする。来場者全員に音声ガイドを無料で提供。音声ガイドは女優・吉岡里帆が担当。また、ご来場いただいた方は、もう一度ご来場、鑑賞が可能となる美術展史上初の特別キャンペーンも実施。(詳細は、会場でのご案内および公式サイトをご確認ください)芸術の秋にバスキアの世界をたっぷり堪能してはいかがだろうか。チケットは発売中。
2019年09月27日花の体感型アート展「世界遺産登録25周年記念 フラワーズ バイ ネイキッド(FLOWERS BY NAKED) 2019 ―京都・二条城―」が、京都・元離宮二条城にて開催される。期間は2019年10月26日(土)から12月8日(日)まで。花々と“鳳凰”のきらびやかな世界「フラワーズ バイ ネイキッド」は、クリエイティブカンパニーのネイキッド(NAKED Inc.)が手掛ける、花をモチーフにした体験型デジタルアート展。2018年に引き続き、世界遺産である元離宮二条城で開催される「世界遺産登録25周年記念 フラワーズ バイ ネイキッド 2019 ―京都・二条城―」では、“鳳凰”をコンセプトにしたデジタルアートを展開する。歴史的建造物を光で演出今回は、元離宮二条城のユネスコ世界遺産登録25周年を記念して実施。屋内外の演出も2018年よりパワーアップする。重要文化財・唐門をプロジェクションマッピングで彩った「秋風」をくぐれば、伝統的な空間とデジタルアートが織りなす鮮やかな世界へと誘われる。会場内では、国宝・二の丸御殿を秋色に色付ける「立秋」、特別名勝・二の丸庭園のライトアップをはじめ、歴史的建造物がプロジェクションマッピングで鮮やかに彩られる。さらに、華道家元池坊との新作コラボレーションも登場。立体的な生け花とデジタルアートの融合作品「鳳凰」が、光の世界をいっそう華やかに演出する。関連イベントもなお、10月11日(金)からは「世界遺産登録25周年記念 フラワーズ バイ ネイキッド 2019 ―京都・二条城―」の開催に先駆け「二条城まつり 2019」を開催。城内全域に散りばめられたポイントをめぐる歴史謎解きラリーをはじめ、茶会や通常見ることのできない収蔵品の公開など、様々なイベントが開催される。詳細世界遺産登録25周年記念 FLOWERS BY NAKED 2019 ―京都・二条城―期間:2019年10月26日(土)〜12月8日(日)開催時間:17:30〜22:00(入場開始 17:45/最終入場 21:00)場所:元離宮二条城住所:京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541入場料金:<早割販売>大人(中学生以上) 1,000円、小学生600円(2019年9月17日(火)〜10月25日(金))<一般販売>大人(中学生以上)1,400円、小学生800円(2019年10月26日(土)〜12月8日(日))※未就学児は入場無料※障がい者割引チケットは半額※障がい者割引チケットは、身体障害者手帳、療育手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳、精神障害者保健福祉手帳等持参者は本人及び介護者1名までが対象。入城改札口にて上記証明書を提示。※早割販売は各種プレイガイドと全国のセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートにて購入可能。※チケット取扱いプレイガイド:セブンチケット(セブンコード:079-796)/ローソンチケット(Lコード:53646)/イープラス/チケットぴあ(Pコード:992-494)/CNプレイガイド/楽天チケット【問い合わせ先】京都市文化市民局元離宮二条城事務所TEL:075-841-0096(8:45〜17:00)
2019年09月20日「オーシャン バイ ネイキッド 光の深海展」が、2020年1月27日(月)まで、横浜駅直通の複合型エンターテイメントビル・アソビルで開催される。光溢れる“深海世界”を巡るストーリー「オーシャン バイ ネイキッド 光の深海展」は、「フラワーズバイネイキッド」などを手掛けてきたクリエイティブカンパニーのネイキッド(NAKED Inc.)による、最先端の映像演出を駆使した没入型デジタルアート展。海底6,500mの光溢れる“深海世界”を巡るという、ストーリー性の高い演出が特徴で、日本に先駆けて開催された上海では、連日行列ができるほどの人気ぶり。中国の全大手チケット販売サイトにおいては、<展覧会・演出カテゴリ>部門で首位をキープし続けた。海底へと潜り浅瀬へ、全8エリアで構成全8エリアで構成される横浜会場は、一歩進むごとに海底へと潜り、ラストは波の中を潜り抜けて浅瀬に打ち上げられるという仕組み。その途中には、カラフルなクラゲのアート演出や光の魚群が織りなすショーなど、海の中のファンタジックな世界観を楽しむことができる。エリア1:エントランスエントランスでは、命なきものに命を吹き込む“生命の起源”となる海をデジタルアートによって表現。エリア2:トゥーザシー「オーシャン バイ ネイキッド」の世界の幕明けとなるエリア2では、まるで水に包まれているかのようなリアルな体験が可能。流れる水音も広がり、神秘的な海の世界へと誘われていく。エリア3:フルイドウォール続くエリア3は、クラゲにフォーカス。身体の95%が水分でできたクラゲが、海の中で生まれ、流れるように消えていく、儚き様子をフルイドアートに重ねて表現する。海流を表現したカラフルなフルイドを混ぜることで幻想的な空間を作り出した。エリア4: ショール オブ シャドウズ巨大な魚群が動き出すダイナミックなインタラクション。自分の影までも魚化し、魚群の一部になる不思議な体験ができる。エリア5:イントゥ ザ ディープ現実では人間が決して立ち入ることのできない深海の世界へ。光の届かない深海世界にあふれる生命の輝き、そして特殊な環境だからこそ誕生した生き物たちの美しさに触れることができる。エリア6:パラダイス広大な海の世界に没入することで、海の生き物たちが織り成す幻想的なストーリーを体験することができる。エリア7:ディープ シー トンネル深海から浅瀬へとつながる海中トンネル。海上から神秘的な光が差し込み、「オーシャン バイ ネイキッド」はいよいよフィナーレへ。エリア8:サーフNリーフ自然が生み出す奇跡の造形チューブライディングをバーチャル体験。波の中を通り抜け、海の世界から陸上へと上がっていく。“触ると”新海生物が現れる仕掛けまたメインとなる深海エリアには、様々な海域から集まった海洋生物たちが優雅に泳ぐオアシスのような空間が出現。映し出された海中世界に来場者が触れると、メンダコやテマリクラゲなど、深海にすむ生物たちが生み出されるというインタラクティブな演出も施されている。雪の結晶が降り注ぐクリスマス限定演出もさらに、クリスマスの期間限定で、バーチャルで創り出された雪の結晶やダイヤモンドダストによるロマンティックな演出が、エリア3「フルイドウォール」とエリア6「パラダイス」に登場。降り注ぐ雪の中に隠れるハート型の結晶を撮影するとプレゼントがもらえるキャンペーンも実施するので、是非探してみて。また、12月1日(日)から12月25日(水)までの期間、アソビル 1階 横浜駅東口 POST STREET駅側入り口には、「OCEAN BY NAKED 光の深海展」と連動した巨大海中クリスマスツリーが出現。極彩色に彩ったデジタルアートが楽しめるほか、相性占いが出来るスペシャルコンテンツを用意。友達や恋人とスクリーンの前に設置されたフットステップに立つと、中央にあるサンゴが積み重なったクリスマスツリーが変化し、その人との相性率が表示される。カラフルタピオカでティータイムまた、新しい海のエンターテインメントだけでなく海にまつわるショッピングや食事、ティータイムが楽しめるのも「オーシャン バイ ネイキッド 光の深海展」の魅力。1Fカフェでは、シュワシュワとはじける炭酸とタピオカをあわせた「OCEAN BY NAKEDオリジナルフルイドタピオカ」や、カラフルなクラゲのフルイドアートをイメージしたタピオカドリンク「OCEAN BY NAKEDオリジナルフルイドタピオカ」を発売する。物販コーナーでは、神魚(かみざかな)のマスコット付きボールペン、「オーシャン バイ ネイキッド 光の深海展」のノートやマスキングテープなどのグッズを展開。自分へのご褒美にも、友人へのプレゼントにもピッタリなアイテムが揃っている。【詳細】オーシャン バイ ネイキッド 光の深海展期間:2019年10月11日(金)~2020年1月27日(月) ※会期中無休(12/31、1/1、1/2は除く)場所:横浜駅直通「アソビル」2F住所:神奈川県横浜市西区高島 2-14-9入場料:<平日デイパス(入場時間 10:00~17:30)>大人 1,400円、高校・大学生 1,200円、小学・中学生 1,000円<平日ナイトパス(入場時間 18:00~20:30)>大人 1,200円、高校・大学生 1,000円、小学・中学生 1,000円<土日祝ホリデーパス(入場時間 10:00~20:30)>大人 1,700円、高校・大学生 1,500円、小学・中学生 1,000円■当日販売<平日デイパス(入場時間 10:00~17:30)>大人 1,700円、高校・大学生 1,500円、小学・中学生 1,000円<平日ナイトパス(入場時間 18:00~20:30)>大人 1,500円、高校・大学生 1,300円、小学・中学生 1,000円<土日祝ホリデーパス(入場時間 10:00~20:30)> 大人 2,000円、高校・大学生 1,800円、小学・中学生 1,000円※小学生未満無料。※チケットは全て税込価格。※前売販売は入場前日23:59まで、当日販売は当日0:00から開始。※空き状況次第ではアソビルで当日販売。※入れ替え制ではない。※各パスに表記された入場時間に入場すること。【クリスマスハッシュタグキャンペーン】キャンペーン期間:12月1日(日)〜12月25日(水)応募方法:1)作品内に出てくる「ハート型の雪の結晶」を撮影/2)NAKED Inc. Instagram アカウントをフォロー/3)光の深海展、oceanbynaked、京王プラザホテル樹林のハッシュタグをつけて投稿内容:「OCEAN BY NAKED 光の深海展」の作品に出てくる深海に降り注ぐ「ハート型の雪の結晶」を見つけて撮影し、インスタグラムにハッシュタグをつけて投稿。参加した人の中から抽選で、京王プラザホテル「キャンドルディナー collaborated with NAKED」のペアチケットが当たる。当選連絡:インスタグラム ダイレクトメッセージ※ハッシュタグは「光の深海展」「oceanbynaked 」「京王プラザホテル樹林」の3つを記載。※インスタグラム非公開アカウント設定をオフにしている必要がある。
2019年09月07日「鏡の国の靴下展 Vol.3」が、2019年10月12日(土)から11月17日(日)まで、大阪・上新庄「select shop sunsun -スンスン-」で開催される。靴下と鏡の展示販売を行う「鏡の国の靴下展」は今回の開催で3回目。会期中は、イベント期間限定のデザイナーズ靴下や、クリエイターによる1点物の靴下など、レアなデザインの靴下が一堂に集結する。さらに、鏡ブランド「ミーエスページョ(MIII ESPEJO)」の華やかなウォールミラーも登場し、乙女心をくすぐる鏡と靴下がコラボレーションした、アートな世界観を楽しむことができる。その他、メイドイン台湾の靴ブランド「hanamikoji」のシンプルなシューズの販売や、会場となる「select shop sunsun -スンスン-」から徒歩1分の「喫茶シフク」とコラボレーションしたスイーツ「鏡の国のカボチャプリン」など、靴下・鏡以外のコンテンツも用意する。10月12日(土)には、鏡ブランド「ミーエスページョ」によるアクセサリーのカスタムオーダー会を開催。「ミーエスページョ」のセレクトしたパーツの中から好みの組み合わせを選んで、オリジナルのブローチやピアス、イヤリングを作ることができる。【詳細】鏡の国の靴下展 Vol.3会期:2019年10月12日(土)~11月17日(日)会場:select shop sunsun -スンスン-住所:大阪市東淀川区豊新1-13-27 1F開館時間:13:00〜19:00定休日:水・木・その他■参加クリエイター・ブランドMIII ESPEJO(mirror)、RORO(socks)、COQ textile(socks)、+10 テンモア(socks)、2nd PALETTE(socks)、BANSAN(socks)、aosansyo(socks)、pop.pop.pop(socks)、bisQ38(socks)、i-mai-main(socks)、lovecycle(socks) ~10月29日・前半のみ、ソックスはきこ(socks) 11月1日~・後半のみ、hanamikoji(shoes)■ミーエスページョ アクセサリーのカスタムオーダー会開催日:2019年10月12日(土)時間:13:00~19:00 価格:ブローチ 3,500円+税、ピアス・イヤリング 6,800円+税■喫茶シフク×sunsun 期間限定コラボスイーツ場所:喫茶シフク 住所:大阪市東淀川区豊新 2-6-27(sunsunより徒歩1分)時間:7:30~18:00 / 定休日:金 ※コラボスイーツは11:00~、喫茶シフクにて提供。・鏡の国のカボチャプリン 500円
2019年09月07日アフタヌーンティー・ティールームと2019年10月より東京と兵庫で順次開催される「ゴッホ展」がコラボレーション。「ゴッホ展コラボレーション 秋のスペシャルアフタヌーンティー」を、10月1日(火)から11月13日(水)までの期間、アフタヌーンティー・ティールームにて提供する。「ゴッホ展コラボレーション 秋のスペシャルアフタヌーンティー」は、4種のスイーツと好きな紅茶のペアリングを楽しめる限定メニュー。第1弾と第2弾に分け、「ゴッホ展」のテーマ“人生を変えた2つの出会い”にインスパイアされた、色彩豊かな秋のスイーツを揃える。第1弾は、ゴッホがオランダ時代に影響を受けた“ハーグ派”の作品から着想。ゴッホの作品『陶器と洋梨のある静物』をイメージした「洋梨とピスタチオクリームのタルト」や、「メイプルシフォンサンド イチジク&クリームチーズ」をラインナップする。第2弾は、ゴッホが晩年のフランス時代に出会った“印象派”の作品が持モチーフ。ゴッホの生涯で唯一売れた絵画と言われる絵画『赤い葡萄畑』、フランス時代に描いた絵画『麦畑』イメージの「ぶどうと紅茶ゼリーのカスタードタルト」や「かぼちゃのチーズケーキ」が登場する。また、第1弾、第2弾共通のメニューとなるのが、「マロンとカシスのモンブランパフェ」と13種類の中から1品選べるチョイススイーツ。「マロンとカシスのモンブランパフェ」は、カシスゼリー、ピスタチオクリーム、フィアンティ―ヌにカシスシャーベットと濃厚なモンブランクリームを重ねた秋にぴったりの一品だ。【詳細】ゴッホ展コラボレーション 秋のスペシャルアフタヌーンティーセット提供期間:第1弾 2019年10月1日(火)~23日(水)、第2弾 10月24日(木)~11月13日(水)提供店舗:アフタヌーンティー・ティールーム(一部店舗を除く)価格:1,914円(税込)※11月1日(金)は提供しない。※「赤い葡萄畑」はゴッホ展への出品なし。<メニュー>・第1弾洋梨とピスタチオクリームのタルト、メイプルシフォンサンド いちじく&クリームチーズ、マロンとカシスのモンブランパフェ、13種類の中から好きなスイーツ1品・第2弾ぶどうと紅茶ゼリーのカスタードタルト、かぼちゃのチーズケーキ、マロンとカシスのモンブランパフェ、13種類の中から好きなスイーツ1品
2019年09月07日AR技術を活用したアート展「あなたが動かすアート展〜おくびょうキュリオと孤独な絵描き〜」が、2019年8月31日(土)から9月29(日)まで東京・池袋パルコにて開催される。AR技術を駆使したパズルゲーム型のアート展池袋パルコの開業50周年を記念して開催される本展は、館内を舞台に行われるパズルゲーム型のAR(拡張現実)アート展。館内の複数箇所に展示されるアート作品にはAR技術を駆使した仕掛けが施されており、専用アプリを起動してスマートフォン越しに作品を覗き込むと立体パズルが出現。パズルをクリアしながら、とある”絵描き”の物語を知るとある孤独な絵描きと、その絵描きが描いた絵に宿ったキュリオという名のこども。参加者は、展覧会のバックグラウンドに用意された彼らの物語を読み解きながら、パズルを解き明かしていく。見事パズルをクリア出来れば、最終地点付近のフォトブースで写真を撮影しSNSに投稿することで、クリア特典として池袋パルコで利用できる500円分の買物券がプレゼントされる。■体験の流れ1.池袋パルコ本館8Fの特設会場受付でチケットを購入し、専用アプリをダウンロード。2.受付でスタッフから説明を聞き、ゲームに参加。3.館内に掲載されているアート作品を探そう。4.カメラで覗き込むとARで出現する立体パズルに挑戦。5.全てのアート作品を周りながら、物語を楽しもう。6.最終地点付近のフォトブースで写真を撮り、SNSにアップしてクリア褒賞のお買い物券をゲット。ストーリー売れない孤独な絵描きがいた。自分を理解してくれる存在がほしい…そんな中、絵描きがふと書いた一枚に命が宿る。絵描きは好奇心旺盛な子でいてほしいという願いを込めて、その絵に「キュリオ」という名前をつけた。感受性の強いキュリオを喜ばせたい一心で、絵描きはたくさんの絵を描いた。ある日、絵描きは病におかされる。死期を悟った絵描きは、キュリオに伝えたいメッセージを5枚の絵に残しこの世を去るが、最後までキュリオがその絵を見ることはなく、世の中から忘れ去られた...そんな絵描きの展示会が池袋パルコで開催。未公開だったキュリオの絵と5枚の絵が展示されることに。展示会のガイドアプリをダウンロードしたところ、ひょんなことから絵描きのメッセージを受け取ってしまったあなた。そこには、キュリオのともだちになってほしいこと、メッセージをキュリオに伝えてほしいという文字が。絵描きの思いを受けどうにかキュリオと出会うが、絵の世界に閉じこもっていたキュリオは警戒し、おびえっぱなし…はたしてあなたはキュリオと友情を深め、絵描きのメッセージを全て伝えることができるのか?開催概要「あなたが動かすアート展〜おくびょうキュリオと孤独な絵描き〜」開催期間:2019年8月31日(土)〜9月29(日)開催時間:11:00〜21:00(最終受付20:00)所用時間:40~60分受付会場:池袋パルコ本館8F 特設会場チケット料金:980円(税込) ※事前予約の場合100円引きクリア特典:クリア後の写真にハッシュタグ「#おくびょうキュリオ」を付けてSNSに投稿すると、池袋パルコで利用できる買物券(500円分)をプレゼント※有効期限:〜2019年12月31日(火)プレイ形式:場所 屋内、スタート形式 随時チケット販売:〈事前予約〉2019年8月22日(木) 11:00〜(予約サイトから予約可能)〈一般発売〉2019年8月31日(土) 11:00〜(本館8F受付にて購入可能)
2019年08月29日箱根のポーラ美術館では、初となる現代アートの企画展覧会「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」展を、8月10日から12月1日まで開催。展覧会にあわせて制作された新作や、本展でしか鑑賞できないインスタレーション作品を公開する。オリヴァー・ビア《悪魔たち》(部分)2017年 16個の器、音響機器フォーリンデン美術館蔵(ワッセナー、オランダ)Image courtesy of the artist and Galerie Thaddaeus Ropac © Oliver Beer Photo: Stephen White「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」は、ポーラ美術館の企画展としては初めての現代美術の作家たちを本格的に紹介する展覧会。展覧会タイトルである「シンコペーション」(切分法)とは、音楽において、軸となる拍の位置を意図的にずらし、リズムを変化させることで楽曲に表情や緊張感をあたえる手法だ。今回の展覧会にあわせ、立地環境を活かしたインスタレーションや、ピカソ、セザンヌなど同館のコレクションにインスピレーションを受けて制作された新作が展示される。空間全体に広がるインスタレーション、音、映像作品、野外展示など、現代の作家たちによる多様な表現は、過去の巨匠たちの作品に今日的な光を当て、感覚を揺さぶるさまざまなリズムをもたらす。セレスト・ブルシエ=ムジュノ 《クリナメン v.7》 2019 年 Installation view: Pola Museum of Art© Céleste Boursier-Mougenot 写真:木奥惠三セレスト・ブルシエ=ムジュノの《クリナメン v.7》は、展示室内の窓から箱根の緑を望む空間に作り出した円形のプールに、大小の白い陶磁器を浮かばせ、偶然の衝突を誘発する作品。印象派のクロード・モネが、画家を志したころから水に注目し、後半生には自宅に睡蓮の浮かぶ池を造成して水面を繰り返し描いたように、水の流れや動きには、古今東西を問わず、思想、文学や美術において、「時のうつろい」の感覚が託されてきた。ここでは、2人の作家がそれぞれの時代に造りあげた環境の中で、久しくとどまることのない水面のうつろいが捉えられている。アブデルカデル・バンシャンマ 《ボディ・オブ・ゴースト》 2019 年 Installation view: Pola Museum of Art写真:木奥惠三ダイナミックな大地のヴィジョンをモノクロームのドローイングで表現するアブデルカデル・バンシャンマ。一方、バンシャンマが敬愛するクールベは、地殻変動の跡があらわな岩山や、起伏のある土地を画題に求めて森を探索した。アブデルカデル・バンシャンマ × ギュスターヴ・クールベの作品では、自然界の持つ底知れぬ生命力に魅せられたアーティストたちが、その魔力を筆にのせて驚くべき風景を描き出す様を感じられる。また、描くことの原点、さらにはリアリティを追究する主題として、画家たちが挑んできた肖像。渡辺豊は、ピカソ、セザンヌ、フジタとそのモデルたちの「名前」をインターネット上に求め、真偽の混じるいくつものイメージを参照しつつ、「キュビスム」を想起させるポートレートを制作。渡辺の探究の成果として、リアルでユーモラスなポートレートの現在形が呈示されている。スーザン・フィリップス《ロング・ゴーン》2006年 2チャンネル・サウンド・インスタレーションInstallation view: Aspen Art Museum, 2008 Photo: Susan Philipsz同美術館の森の遊歩道には、楽器や環境音、自身の歌声などを用いて、空間と物語、音に関する作品を制作するスーザン・フィリップスのインスタレーションが設置される。音楽の印象派とも称される作曲家ラヴェルの歌曲を題材とすることで、同美術館のコレクションの核をなす印象派絵画との共鳴を生みだした。第一線で活躍する12組の現代作家たちと、モネやピカソら近代芸術の巨匠とのセッションにより生み出される、新たな共鳴と響きを堪能してみては。【展覧会情報】「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」展会期:8月10日~12月1日会場:ポーラ美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285時間:9:00~17:00(最終入館は16:30まで)※会期中無休
2019年08月21日アートといえば、春と秋のイメージですが、夏も注目の美術展が多数開催されています。東京だけでなく、休日にちょっと足を伸ばして見に行きたい展覧会もご紹介。見逃せない話題のアート展を厳選してお届けします。<東京>閉幕間近!クリスチャン・ボルタンスキーの回顧展《ミステリオス》(展示風景)2017 / ビデオプロジェクション(HD、約12時間)、3面のスクリーン / 作家蔵 © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Courtesy Power Station of Art, Shanghai, Photo by Jiang Wenyiフランス現代美術を牽引するクリスチャン・ボルタンスキーの回顧展「クリスチャン・ボルタンスキー − Lifetime」が、東京の国立新美術館で9月2日まで開催中。ボルタンスキーは、1960年代後半から短編映画を発表、1980年代に入ると、光を用いたインスタレーションで宗教的なテーマに取り組み、国際的な評価を獲得。その後も歴史や記憶、人間の存在の痕跡といったものをテーマに据え、世界中で作品を発表。今回は、初期作品から最新作までを時代順に紹介するのではなく、個々の作品を組み合わせ、一つの大きなインスタレーションとして構成される。詳しくはこちら。また、東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京でもボルタンスキー個展「アニミタスⅡ」が開催中。六本木と表参道でボルタンスキーの世界を堪能できる。詳しくはこちら。クリスチャン・ボルタンスキー ―Lifetime会期:6月12日~9月2日会場:国立新美術館 企画展示室2ECHRISTIAN BOLTANSKI - ANIMITAS II会期:6月13日〜11月17日会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京巨大インスタレーションが異例の人気!塩田千春展は見逃せない塩田千春 《不確かな旅》 2016年 鉄枠、赤毛糸 展示風景:「不確かな旅」ブレイン|サザン(ベルリン)2016年 撮影: Christian Glaeser国際的な活躍が目覚ましい日本人アーティスト、塩田千春の20年の活動の全容に迫る、最大規模の個展「塩田千春展:魂がふるえる」が、東京・六本木の森美術館にて10月27日まで開催中。会場に糸を張り巡らせるなど、没入型のインスタレーションで知られる塩田千春。大規模なインスタレーション6点を中心に、立体作品、パフォーマンス映像、写真、ドローイング、舞台美術の関連資料などを加え、20年にわたる活動を網羅的に体験できる初めての機会となる。詳しくはこちら。会期:2019年6月20日~10月27日会場:森美術館ジュリアン・オピーの単純化された世界観も必見Julian Opie. Telephone. 2018. Patinated bronze with stone base. Largeイギリスを代表するアーティスト、ジュリアン・オピー(Julian Opie)の日本の美術館では11年ぶりとなる大型個展が、9月23日まで東京オペラシティ アートギャラリーにて開催中。点と線という最小限の視覚言語によって、生き生きとした人物像や風景を表現する作風で知られているジュリアン・オピーは、現代美術を語るうえで欠かせない重要なアーティスト。今回の個展は、自選による絵画、彫刻、映像など、本展で初めて公開される新作を中心に構成。BGMのように聴こえてくる会場内の音楽も、オピーの作品の一部となっている。詳しくはこちら。会期:7月10日〜9月23日会場:東京オペラシティ アートギャラリー佐藤卓ディレクションの「虫展」隈研吾らが参加隈研吾建築都市設計事務所+江尻憲泰 新作イメージ東京・六本木ヒルズにある21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2では、企画展「虫展 −デザインのお手本−」が11月4日まで開催中。知れば知るほど不思議な虫たちを「デザインのお手本」にする試み。展覧会ディレクターにグラフィックデザイナーの佐藤卓、企画監修には虫好きとしても知られる解剖学者の養老孟司。小さな身体を支える骨格を人工物に当てはめてみたり、翅(はね)を上手にしまう仕組みをロボットに応用してみたり。デザイナー、建築家、構造家、アーティストたちが、虫から着想を得たさまざまな作品を展示する。詳しくはこちら。会期:7月19日〜11月4日会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2<神奈川・静岡>彫刻の森美術館のピカソ館がリニューアルオープンピカソ館内観©2019 - Succession Pablo Picasso - BCF(JAPAN)箱根にある彫刻の森美術館が、開館50周年を記念してピカソ館を全面リニューアル。2021年3月頃まで、テーマ展示「ピカソの挑戦〜かたちの変貌〜」を開催している。ピカソ館は、20世紀を代表する芸術家パブロ・ピカソの作品を専門に紹介するために1984年に開館。以来、陶芸を中心とした319点のピカソ・コレクションを順次公開している。開館から35年を経て、初めてのリニューアルとなる今回は内装と設備を一新。内装は床、壁、天井をすべて変え、自然豊かな箱根にあうようにナチュラルで明るいイメージにとなった。箱根観光の新たな見所になりそう。詳しくはこちら。会期:7月27日~2021年3月(予定)会場:彫刻の森美術館 ピカソ館クレマチスの丘でミッフィーに会う2つの美術館でディック・ブルーナの展覧会開催静岡県長泉町のクレマチスの丘では、ディック・ブルーナ(Dick Bruna)の2つの展覧会を9月29日まで開催。ベルナール・ビュフェ美術館では、「美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」を、ヴァンジ彫刻庭園美術館では「ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展」が行われている。ベルナール・ビュッフェ美術館は、1997年に出版された『うさこちゃん びじゅつかんへいく』の絵本の内容にそって、ミッフィーと一緒にビュフェの作品を見ていく内容の企画展。2つの企画展を合わせて鑑賞することで、ディック・ブルーナの表現をより深く知ることができるとともに、作品や身近な自然を、新たな視点で楽しむことができる。詳しくはこちら。会期:4月20日〜9月29日会場:ベルナール・ビュフェ美術館/ヴァンジ彫刻庭園美術館<京都>ルイ・ヴィトン、コム デ ギャルソンからユニクロまで京都国立近代美術館でドレス・コードを紐解く展示ジェフ・クーンズ×LOUIS VUITTON 2017年京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影京都国立近代美術館では、「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」展が、10月14日まで開催されている。18世紀の男女の宮廷服や20世紀初頭の紳士服など歴史的な衣装類から現代の衣服まで、京都服飾文化研究財団(KCI)が収蔵する衣装コレクションから精選した約90点を中心に紹介。シャネル(CHANEL)、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)、ディオール(DIOR)、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)など、多数のブランドの作品が一堂に会する貴重な機会。詳しくはこちら。会期:8月9日~10月14日会場:京都国立近代美術館
2019年08月15日すみだ水族館にて、「金魚 ♡(LOVE)展」が2019年8月16日(金)から10月31日(木)まで開催される。金魚アートに彩られる展示空間約20品種の金魚を様々な角度から鑑賞できる日本最大級の金魚展示エリア「江戸リウム」で開催されているイベント「東京金魚ワンダーランド2019」に新展示が登場。「江戸リウム」の円柱型水槽の底板や外観が、展示されている金魚をモチーフとした金魚アートで彩られる。金魚作家とコラボレーション演出を手掛けるのは、2017年開催の金沢21世紀美術館「金魚美抄 展-金魚を描くアーティストたち-」に参加した、金魚絵師・深堀隆介をはじめとする6名の金魚作家たちだ。アーティストの視点で描かれた金魚と実際の金魚を見比べつつ金魚鑑賞を楽しむことができる。また、深堀隆介の代表作の1つである樹脂作品《金魚酒》の新作のほか、水彩画や油絵、羊毛フ ェルト作品など、金魚作家たちの新旧の作品も専用展示コーナーにて鑑賞することができる。ワークショップも実施秋の特別ワークショップとして、「羊毛フェルトで作るふわふわ金魚」と「プラバンで金魚ブローチをつくろう」も実施。金魚作品を見るだけでなく、自分の手でつくることもできる。詳細コラボレーション展示「金魚♡(LOVE)展」展示期間:2019年8月16日(金)〜10月31日(木)展示場所:すみだ水族館 5階「江戸リウム」住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F営業時間:9:00~21:00※入場受付は閉館の1時間前まで※気象状況および貸切営業等により営業時間を変更する場合あり料金:・一般大人 2,050円(税込)、高校生 1,500円(税込)、中・小学生 1,000円(税込)、幼児(3歳以上) 600円※中学生、高校生の人は、チケット売り場で生徒手帳の提示が必要※障がい者手帳を持参者とその同伴者1名は、一般料金の半額・一般団体(20人以上) 大人 1,850円(税込)、高校生 1,350円(税込)、中・小学生 900円(税込)、幼児(3歳以上) 540円(税込)■秋の特別ワークショップ「羊毛フェルトで作るふわふわ金魚」開催日程:2019年9月14日(土)開催時間:17:00~18:00、18:30~19:30開催場所:5階 アクアアカデミー参加対象:すみだ水族館 年間パスポート会員(18歳以上)参加方法:電話にて事前受け付け。8月下旬より受け付け開始予定。参加料金:無料 ※水族館入場料別途参加定員:各回先着5名 ※定員になり次第終了「プラバンで金魚ブローチをつくろう」開催日程:2019年9月15日(日)開催時間:17:00~18:00、18:30~19:30開催場所:5階 アクアアカデミー参加対象:すみだ水族館 年間パスポート会員(小学校3年生以上)小学生は保護者同伴参加方法:電話にて事前受け付け。8月下旬より受け付け開始予定。参加料金:無料 ※水族館入場料別途参加定員:各回先着10名 ※定員になり次第終了
2019年08月05日