イギリスに住むリビー・デイヴィーさんは2匹の犬を飼っていました。名前は『スミフ』と『フランク』。スミフは2020年10月に天国へと旅立ちました。Posted by Libby Frances Davey on Monday, October 5, 2020Posted by Libby Frances Davey on Monday, October 5, 2020天国にいる『親友』の肖像画を見た犬はウェブメディア『The Dodo』によると、リビーさんはスミフの絵を家に飾りたいと思い、ペットの肖像画を描いてくれる人に注文したのだそう。そして彼女は後日、届いた絵を早速部屋に飾りました。するとその絵を見たフランクは…。I done a painting for a lady who’s dog recently died. this is his brother how amazing & sadPosted by Tina Muir on Saturday, October 31, 2020I done a painting for a lady who’s dog recently died. this is his brother how amazing & sadPosted by Tina Muir on Saturday, October 31, 2020スミフの絵を見て興奮したように尻尾を振るフランク。「ねえ!ここにスミフがいるよ!」といっているかのように、リビーさんのほうを振り返ります。その後すぐに窓の外を見たフランクはスミフを探そうとしていたのではないでしょうか。この動画にはさまざまなコメントが寄せられています。・悲しいのと同時に素晴らしい。・鳥肌がたった。・この動画は犬がどれほど知的な動物かということを証明しているね。・泣き出しそうになったわ。フランクは絵の中のスミフを見て、彼が帰ってきたと思ったのかもしれません。一生懸命、絵に近付こうとするフランクの姿は微笑ましくもあり、悲しくもあります。2匹はとても仲よしだったのでしょうね。これからはこの絵を見るたびに、リビーさんとフランクの心の中にスミフの思い出が鮮明によみがえってくることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年11月11日昨年のカンヌ国際映画祭にて特別賞と国際映画批評家連盟賞をW受賞した『天国にちがいない』のポスタービジュアルが到着した。2002年『D.I』で独特なユーモアと豊かなイマジネーションで世界に衝撃を与え、現代のチャップリンあるいはジャック・タチと評される名匠エリア・スレイマンが10年ぶりに手掛ける本作はこの世界に生きる全ての人に根源的な疑問を投げかける意欲作。パレスチナへの愛と苦悩、そして世界の混迷と人間の愛おしさを描く。今回解禁された3種のポスタービジュアルは、「この世界は、かくも可笑しく愛おしい――。」というコピーと共に美しい海を眺めるシーン、パリの街角に放置された空き瓶の山やカフェのテラス席を管理する警官、セントラルパークの天使など、監督の鋭い風刺とイマジネーション豊かな映像美が垣間見えるデザインとなっている。なお本作は公開に先駆け、10月30日(金)より開催される「第21回東京フィルメックス」に特別招待作品として上映が決定し、監督のリモートQ&Aが予定されている。また、スレイマン監督の過去作の特集上映も決定している。『天国にちがいない』は2021年1月29日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天国にちがいない 2021年1月29日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 RECTANGLE PRODUCTIONS – PALLAS FILM – POSSIBLES MEDIA II – ZEYNO FILM – ZDF – TURKISH RADIO TELEVISION CORPORATION
2020年10月29日アメリカでは誰かが亡くなった時、著名人でなくても地域の新聞に死亡記事を掲載する習慣があります。一般的には故人の亡くなった日時や場所、葬儀の日時などが記載されます。2020年9月、サウスカロライナ州に住むサリー・グレゴリー・ハメットさんは最愛の家族を失いました。それは愛犬のゴールデンレトリバー『チャーリー』。子犬の頃から一緒に暮らしてきたチャーリーはサリーさんにとって大切な家族の一員でした。 この投稿をInstagramで見る Sallie Gregory Hammett(@salliegregoryhammett)がシェアした投稿 - 2016年10月月24日午後2時42分PDTチャーリーがいなくなってから、サリーさんは悲しみに打ちひしがれていました。そして彼女はチャーリーが生きた証と彼の思い出を特別な形で残したいと思ったのだそう。そこで文章を書くのが好きなサリーさんはチャーリーの死亡記事を書くことにしたのです。天国にいる愛犬の死亡記事を書いた女性ウェブメディア『Bored Panda』によると、サリーさんは当初、地元の新聞に死亡記事を出すつもりだったのだそう。しかし掲載料が高額だったため、本物そっくりの記事を作ってTwitterに投稿することにします。そして彼女が実際に作った記事がこちらです。I wrote my dog an obituary because of course I did. He was the best boy. pic.twitter.com/FKmqeivtq9 — Sallie Hammett (@SallieGHammett) September 22, 2020 チャーリーを偲んで9月13日日曜日、チャーリー・ジェームズ・グレゴリー・ハメットがママの腕の中で穏やかに虹の橋を渡りました。チャーリーは散歩、木の枝を集めること、泳ぐこと、笑うこと、居眠りすることが大好きでした。正直いうと、彼は犬生で与えられることすべてを愛していました(階段を除いては)。チャーリーはビーチやドライブ、バナナ、ソックスも大好きで、おいしいおやつがもらえる祖父母の家に行くといつもリスを追いかけていました。キャンプやハイキング、釣りにも行きました。チャーリーは最高の犬生を送りました。チャーリーが何より愛していたのは彼のママです。彼はあらゆることが得意でしたが、特に上手だったのが無償の愛を与えることでした。彼は出会った人たちに、人を愛することについて教え、人々の中によさを見出すことに長けていました。チャーリーは5か月間、リンパ腫と勇敢に闘いました。最後の数日間を大好きなビーチで過ごした彼は幸せだったと思います。私たちは永遠にチャーリーがいないことをさびしく思い、彼のことを思い出すでしょう。しかし彼が残してくれた愛は決して揺らぐことはありません。お花を送ってくださる代わりに、チャーリーのためにどうかあなたの愛犬に特別な愛を送ってあげてください。@SallieGHammettーより引用この投稿は拡散され、サリーさんには同じく愛犬を失った人たちからのお悔みのメッセージがたくさん寄せられました。またコメント欄は天国にいる犬たちの愛らしい写真で埋め尽くされています。※画像上の矢印をクリックするとほかの画像を見ることができます。 この投稿をInstagramで見る Sallie Gregory Hammett(@salliegregoryhammett)がシェアした投稿 - 2020年 9月月13日午後2時08分PDT愛するペットを失う悲しみはこの上ないことです。そしてその悲しみの乗り越え方は人それぞれなのだと思います。サリーさんはチャーリーのことを多くの人に知ってもらうことで、彼の7年間の幸せな犬生を祝福したかったのではないでしょうか。この記事を書いたことでサリーさんの悲しみが少しでも癒されているといいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月12日家族の一員であるペットを亡くす悲しみは計り知れません。なかには『ペットロス症候群』になり、日常生活に支障をきたす人もいます。イギリスに住む5歳のネヴァちゃんには大親友である愛猫の『タンタン』がいました。そのタンタンが病気のため、空へと旅立ってしまったのです。タンタンがいなくなって以来ずっと、ネヴァちゃんは悲しみに打ちひしがれて眠れない日が続いていたのだそう。また彼女は天国にいるタンタンがひとりぼっちでさびしい思いをしているのではないかと、心配していたといいます。そこでネヴァちゃんは、天国にいるタンタンに手紙を書くことにしたのです。天国にいる愛猫へ手紙を書いた少女海外メディア『Mirror』によると、母親のタマラさんはネヴァちゃんに「天国は手紙を送るには遠すぎるかもしれないよ」といいましたが、彼女はどうしても書きたいといったのだとか。こうして親子はタンタン宛てに手紙を書いて、郵便ポストに投函しました。Posted by Tamara Lowe on Friday, August 28, 2020Posted by Tamara Lowe on Friday, August 28, 2020Posted by Tamara Lowe on Friday, August 28, 2020Posted by Tamara Lowe on Friday, August 28, 2020宛先の住所は『天国の雲の中の1番明るい星』。ネヴァちゃんはこの手紙がタンタンのもとに届くことを信じていました。それから約1週間後、ネヴァちゃん宛に小包が届きます。中にはなんとタンタンからの返信と猫のぬいぐるみ、また猫が出てくる絵本が入っていたのです。Posted by Tamara Lowe on Friday, August 28, 2020Posted by Tamara Lowe on Friday, August 28, 2020僕の親友ネヴァへ手紙と僕たちが一緒に写っている写真を送ってくれてありがとう。とても嬉しくて、ここ天国でふわふわのベッドのそばに飾ってあるよ。僕は元気で、友達もできたよ。ティブルスっていう猫がいるんだけど、昼寝をする時にすごく大きないびきをかくんだ。天使たちが僕のごはんなど世話をよくしてくれているよ。僕がそばにいないことでさびしいと思うけど、どうか悲しまないで。僕にちょっと似た猫のぬいぐるみを送るから、さびしくなったらその子を抱きしめてね。僕と話したくなったら、夜空を見上げて1番明るい星を探してね。僕はそこで聞いているよ。きみの永遠の親友タンタンよりTamara Loweーより引用(和訳)Posted by Tamara Lowe on Friday, August 28, 2020Posted by Tamara Lowe on Friday, August 28, 2020天国から返信をくれたのは…?この思いがけない贈り物に感激したタマラさんは写真をFacebookに投稿し、差出人の情報提供を呼びかけます。すると手紙を書いたのは郵便局員の男性であることが分かり、その男性の妻と話をすることができたのだとか。ネヴァちゃんの手紙を偶然見つけたその男性の家では猫を飼っていて、「ネヴァちゃんの気持ちがよく分かる」と話していたのだそう。タマラさんの投稿は450件以上シェアされ、幼い少女のために『天国から返事を書いた男性』には称賛の声が上がっています。タンタンが天国で元気にしていることを知ったネヴァちゃんは夜もよく眠れるようになり、少しずつ笑顔が戻ってきているそうです。元気になったネヴァちゃんを見て、星になったタンタンも喜んでいるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月09日こんにちわ。渋谷です。先日娘のみったんが初めての外泊をしました。親元を!! 離れて!! よそのご家庭で過ごしたんです!■子どもが初めていない夜の夫婦は天国!?いかんせんとても甘えんぼうのみったん。今でも夜中に目が覚めるとおっとぅんの布団に潜り込んで寝たりしています。そんなみったんが一人で両親以外の人間と過ごせるのか?一抹の不安を抱えた私たちだったのです。そして、その日の夜は夫婦で天国状態に。子どもがいないと、こんなに自由だなんて!!いちいちあれしろこれしろと世話を焼く対象がいない!寝かしつけで時間をとられることもない!静か!!!!(大声)ウッキウキで過ごしていた私たちでしたが…■まさか最初に値を上げたのは親だった…唐突におっとぅんに襲いかかるみったんロス。さみしいと言い出してお気に入りのみったん動画を肴に酒をあおり始めたのでした。娘と離れてまだ24時間も経ってませんけど!?翌日、そこにはよっぽど楽しかったのか、あれやこれやと何をしたかを話しまくるみったんがいました。私たちの心配をよそにみったんはたくましく成長しているようです。問題はおっとぅん。みったんに思春期が来て「きらい!」とか言われたらどうなるんでしょう。泣いてやけ酒あおってそう(また酒かよ)。生きろ!!
2020年09月22日カンヌ国際映画祭にて特別賞と国際映画批評家連盟賞のW受賞した『天国にちがいない』(原題:It Must Be Heaven)が来年、日本公開されることが決定。場面写真も到着した。映画監督エリア・スレイマンは、新作映画の企画を売り込むため、故郷ナザレからパリ、ニューヨークへと旅に出る。パリでは美しい街並みに見とれ、ニューヨークでは映画学校やアラブ・フォーラムの登壇者として招かれ、友人ガエル・ガルシア・ベルナルの計らいで映画会社のプロデューサーを紹介されるも、新作の企画はあっけなく断られてしまう。行く先々で故郷とは全く違う世界を目の当たりにするが、思いがけず故郷との類似点を見つけてしまう――。2002年『D.I』でカンヌ国際映画祭審査員賞及び国際映画批評家連盟賞を受賞した名匠エリア・スレイマン監督がメガホンをとり、出演もする本作は、この世界に生きる全ての人に素朴な疑問を投げかける意欲作。パレスチナの愛と苦悩、そして世界の不条理と人間の愛おしさをユーモラスに描く。本作は、世界中の映画祭で絶賛され、昨年のカンヌ国際映画祭では特別賞と国際映画批評家連盟賞を受賞し、2020年度米アカデミー賞国際長編映画賞のパレスチナ代表に選出されている。また公開に先駆け、10月30日より開催される「第21回東京フィルメックス」に特別招待作品として上映が決定し、監督のリモートQ&Aも予定。過去作『時の彼方へ』 (’09)、『D.I.』(’02)、『消えゆく者たちの年代記』(’96)の特集上映も決定している。『天国にちがいない』は2021年1月29日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年09月21日月曜深夜に日本テレビで放送されている「映画天国」の6月15日(月)今夜放送回は、超人気海洋パニック映画のシリーズ第2弾『ジョーズ2』をオンエアする。巨大な人食いザメとの死闘を描く本シリーズ。第1作の『ジョーズ』は世界的大ヒットを記録。スティーヴン・スピルバーグの出世作となり、ジョン・ウィリアムズによるテーマ曲も鮮烈な印象を残した。また本作のヒットにより“サメ映画”なるジャンルが誕生。現在に至るまでサメと人間の戦いを描いた作品が数多く製作され、1つのジャンルを生み出したという意味でも本シリーズは映画史に大きな功績を残した。前作で主人公の警察署長・ブロディがジョーズを倒してから4年後を描いた本作では、再びアミティの海でダイバーや観光客たちが次々に行方不明になっていく。ブロディ保安官は、これらの失踪事件が再び現れたホオジロザメによるものだと政治家たちを説得するも、小魚の群れをサメと勘違いし発砲する失態を犯す。ダイバーが遺したカメラが回収され、そのフィルムにはサメらしき影が映っていたが、ブロディの意見は受け入れられず、警察署を解雇されてしまう。一方、ブロディの息子・マイクと友人たちは、ブロディの制止を無視してヨットで沖へ繰り出す。そこに巨大なホオジロザメが姿を現し、息子たちを追ったブロディは1人でサメに立ち向かうことに…という物語が繰り広げられる。ブロディ役には前作に引き続き『フレンチ・コネクション』『ブルーサンダー』などのロイ・シャイダー。共演はロレイン・ゲイリー、マーレイ・ハミルトン、ジョセフ・マスコロジェフリー・クレイマーら。「CSI:マイアミ」「ヤング・スーパーマン」などのTVドラマも数多く手掛けるジュノー・シュウォークが監督。『サウンド・オブ・ミュージック』や『ディープ・インパクト』『チャーリーとチョコレート工場』と長きにわたりヒット作を送り出し続けたリチャード・D・ザナックが製作を手掛けた。映画天国『ジョーズ2』は6月15日(月)25時59分~日本テレビでオンエア。(笠緒)
2020年06月15日日本テレビで月曜深夜に放送されている「映画天国」の5月25日(月)放送回は、伝説のコミックを中国、日本、香港、韓国とアジアの総力を結集して映画化した『墨攻』をオンエアする。戦乱の中国を舞台に、壮大な人間ドラマと大迫力の戦闘シーンを描いた日本の伝説コミック「墨攻」(ぼっこう)を構想10年、巨額を投じ完全映画化した本作。荒れ狂う戦乱の世に、攻撃せずに守り抜く、墨家(ぼっか)という集団がいた。大国・趙(ちょう)の攻撃によって落城寸前の小国・梁(りょう)は、墨家に援軍を求めるが、やって来たのは、天才戦術家・革離(かくり)、ただ1人。彼が立ち向かうのは猛将・巷淹中(こうえんちゅう)率いる10万の敵。次々と繰り出される猛攻を、墨家の秘策で凌ぐ。革離は城と民を守り、使命を果たすことができるのか…。出演は80年代より活躍、レオン・カーフェイ、ジャッキー・チェンらと共演した『炎の大捜査線』や趙雲視点で描かれた『三国志』。『グレートウォール』や『インファナル・アフェア』などこれまで数多くの作品に出演。ドニー・イェンらと共演した最新作『追龍』の公開も迫るアンディ・ラウ。韓国で子役時代から活動、実際にあった軍の極秘計画を映画化した『シルミド』や『第7鉱区』などのアン・ソンギ。『X-MEN:フューチャー&パスト』などハリウッドにも進出。日本でも多数のCMに出演するなど高い人気を誇るファン・ビンビンといったキャストが出演する。アンディ・ラウ最新作『追龍』は1960年代のイギリス領香港を舞台に、汚職が蔓延し黒社会と繋がっている警察が市民を恐怖に陥れていた当時の香港に実在したマフィアのボス、ン・シックホーと、警察署長ルイ・ロックをモデルに描いた香港ノワール。中国・潮州から仕事を求めて香港にやってきたホーをドニー・イェンが演じ、警察署長のロックをアンディ・ラウが演じ、2人はプロデューサーとしても本作に参加している。1960年代の香港の町並みや、悪の巣窟と言われた九龍城砦を再現して描かれる壮大なドラマをお見逃しなく。『追龍』は6月26日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。映画天国『墨攻』は5月25日(月)深夜25時59分~日本テレビでオンエア。(笠緒)
2020年05月25日パラマウント・ピクチャーズで、『セイント』のリブート企画が進められているようだ。クリス・パインが主演の交渉をしているようである。監督は『ロケットマン』のデクスター・フレッチャー。脚本はセス・グレアム=スミスが手がけた。原作小説が出版されたのは20年代。60年代にはロジャー・ムーア主演でテレビ化され、97年にはヴァル・キルマー主演、フィリップ・ノリス監督で映画化された。パインの次回作は、『ワンダーウーマン1984』。コロナの影響で、北米公開は8月に延期されている。文=猿渡由紀
2020年04月22日月曜深夜の映画番組「映画天国」。3月23日(月)放送回では、別れた元妻が再婚した夫婦を恐怖に陥れるスリラー『アンフォゲッタブル』を放送する。元夫、デイヴィッド(ジェフ・スタルツ)の再婚を知った前妻のテッサ(キャサリン・ハイグル)は、新しくデイヴィッドの妻となったジュリア(ロザリオ・ドーソン)に、自分の家族や人生感を盗まれてしまうような嫉妬と疑惑を抱く。やがて幸せな日々を送るジュリアに近づき、悪質な嫌がらせを繰り返し、ついに彼女を恐怖のどん底に突き落とす…という本作。デイヴィッド役には犯罪現場に残された被害者の骨から事件を解決に導いていく「ボーンズ」と呼ばれる捜査官たちの姿を描いた人気海外ドラマ「BONES -骨は語る-」をはじめ、ヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマーがクリス・ヘムズワース主演で描いた対テロ戦争の最前線で活躍したグリーンベレーの実話を映画化した『ホース・ソルジャー』などに出演するジェフ・スタルツ。元夫の再婚をきっかけに恐怖の存在へと変わっていくテッサ役には大病院で働く外科医たちの姿を描いた人気ドラマ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」や、『プラダを着た悪魔』のスタッフによる『幸せになるための27のドレス』などのキャサリン・ハイグル。テッサに狙われることになるジュリア役には人気ファンタジーをクリス・コロンバス監督がメガホンを取って映像化した『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』や人気アメコミを映画化してシリーズ化も果たした『シン・シティ』などのロザリオ・ドーソン。また番組の企画「クイズ!佐藤梨那アナ 映画マイスターへの道」では近日公開予定の『ドクター・ドリトル』を取り上げる。同作はヒュー・ロフティングの児童文学「ドリトル先生」を新たに映像化するもので、ロバート・ダウニー・Jr.が動物と会話できる医者ドクター・ドリトルを演じるほか、藤原啓治、石田ゆり子、小野大輔、中村悠一ら豪華な吹き替えキャストにも注目が集まっている。映画天国『アンフォゲッタブル』は3月23日(月)深夜25時59分~日本テレビで放送。(笠緒)
2020年03月23日3月2日(月)放送の日本テレビ「映画天国」では、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』や『若者のすべて』など数々の名作で知られる名匠ルキノ・ヴィスコンティ監督の『ベニスに死す』をオンエアする。1906年にイタリア・ミラノの貴族の家に生まれ、1942年に『郵便配達は二度ベルを鳴らす』で映画監督デビュー。その6年後には『揺れる大地』を発表。『ベリッシマ』『夏の嵐』、ドストエフスキーの小説を映画化した『白夜』などを世に送り出すと、アラン・ドロンらを起用した『山猫』ではカンヌ映画祭のパルム・ドールに輝き、『熊座の淡き星影』ではヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。1967年にはカミュの『異邦人』を映画化するなど、映画史に残る名作の数々を生み出してきたヴィスコンティ監督。彼が1971年に製作したのが本作となる。ドイツの高名な老作曲家アッシェンバッハ(ダーク・ボガード)は静養のために赴いたベニスで、究極の美を体現したような美少年タージオ(ビョルン・アンドレセン)に出会う。ゆるくカールした金髪と澄んだ碧眼の瞳。まるでギリシャ彫刻のようなタージオにアッシェンバッハは次第に心を奪われてゆく…というストーリー。アッシェンバッハ役には『召使』『ダーリング』で英国アカデミー賞に、『わが恋は終りぬ』ではゴールデングローブ賞にノミネート、ヴィスコンティ作品には本作のほか『地獄に堕ちた勇者ども』にも出演しているダーク・ボガード。タージオ役には本作への出演で一躍アイドル的な人気を博し、日本でも熱狂的なファンを生んだビョルン・アンドレセン。またタジオの母役で『デューン/砂の惑星』などのシルヴァーナ・マンガーノも出演する。映画天国『ベニスに死す』は3月2日(月)深夜25時59分~日本テレビで放送。(笠緒)
2020年03月02日松久淳と田中渉によるベストセラー小説『天国の本屋』がミュージカル化。1月17日(金)から東京と大阪で上演される。日本のみならず海外でも出版され、2004年には映画化もされた同作。物語の舞台は、ずばり、天国だ。そこには町も、小さな公園も、喫茶店も、書店もある。就職活動中の青年が、アロハシャツを着たおかしな男に「天国の本屋店長代理」にスカウトされるところから物語が始まる。一時的に天国に連れてこられた青年さとしは、その天国の本屋で「ユイ」という緑色の瞳をした少女に出会う。書店に集まる子どもたちに、本の読み聞かせをするうち、青年はその仕事に惹かれていき、そんな彼の姿を見て、ユイも少しずつ心を開いてゆく……。さとし役に舞台経験の豊富なA.B.C-Zの河合郁人が扮するほか、ユイ役には乃木坂46の井上小百合、謎の男・ヤマキ役にはブラザートムがあたる。演出・脚本は、コメディの舞台から名だたる歌手のコンサートまで手がける菅野こうめいが担当。劇場をあとにするとき、ちょっと優しくなれる舞台だ。1月17日から25日(土)まで東京・よみうり大手町ホール、1月31日(金)から2月2日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼで上演。文:小川志津子
2020年01月15日《昨日ココナツが女房とシナモンの待つ天国へと旅立っていきました女房が病に冒されてからココナツの面倒をずっと看て下さった青木家の皆様には感謝の気持ちで一杯です「あ~あ、遂に一人ぽっちになっちゃた」》12月20日付けのフェイスブックでそう告白したのはパティシェ鎧塚俊彦氏(54)。15年9月に胆管がんのため亡くなった妻・川島なお美さん(享年54)が長年、飼っていたミニチュアダックスフント・ココナツも、なお美さんを追うように亡くなっていた。15歳だった。「ミニチュアダックスフンドの平均寿命は14~17歳(人間年齢72~84歳)とも言われています。 生活環境や健康状態によっても異なりますが、比較的犬のなかでは長寿な部類に入ります」(ペットショップ専門店店員)鎧塚氏は翌日のフェイスブックで、ココナツの葬儀の様子を紹介している。《前もって考えていた訳ではありません思わず骨になったココナツの体の極一部を口に含みしっかりと噛みしめ飲み込みました禁忌なのか悪行なのかは知りません思いだけで無く実際に同化したかったのですココナツ、シナモン、そして女房の分も皆の思いを背負い明日もクリスマス前の怒涛の日々に全力で立ち向かいます!》「川島さんが長年飼っていたシナモンは彼女が亡くなる8カ月前に天国へ旅立ちました。ココナツはシナモンの子供で、川島さんと永遠の別れを知ったココナツは食欲不振となり、しばらく眠り続けていました。告別式にも同席し、川島にキスをして最後のお別れをしたんです。川島さんが亡くなった後は、川島さんの元マネジャーの女性が共に暮らして面倒を見ていたんです。鎧塚さんも時折、ココナツに会いに来ていました」(川島さんの知人)川島さんは死後も、文化人団体「エンジン01文化戦略会議」のメンバーであり、「動物愛護委員会」の中心的存在でもあった。「今でもなお美さんのご遺族や事務所の方からの了承を得て、なお美さんがシナモンとココナツ2匹を抱いたポスターやチラシが使われています。そこに書かれているのは『飼いとげよう。』というコピーでした。もちろん鎧塚さんも、その活動を今も続けてくださいます」(動物愛護委員会関係者)そのポスターには、こう記されている。《ペットには、さいごまで責任を持って。私たちは、2020年までに「殺処分ゼロ」をめざします》生前、熱心な動物愛護活動を続けていた川島さん。ココナツが旅立った後も、彼女の遺志は受け継がれていく――。
2019年12月23日東京二期会のオペレッタ《天国と地獄》(オッフェンバック)が11月21日(木)に幕を開ける。本番を翌週に控えた稽古場では、ピアノ伴奏による通し稽古が行なわれていた(11月12日・東京都内のリハーサル・スタジオで)。【チケット情報はこちら】これ、めちゃくちゃ面白い。誤解を恐れずにいうなら、同じオペレッタでも、《こうもり》や《メリー・ウィドウ》のような、こじゃれた喜劇ではない。体を張った全力勝負の吉本新喜劇の世界。出演者全員が迷いなく振り切った演技と歌で笑わせにかかるからたまらない。これをしかめっ面で見ることができるのはよほどの精神力の持ち主にちがいない。その証拠に、すでに細部までネタを知っているはずの制作スタッフや出番を待つ歌手たちを含めて、稽古場にいる全員が、つねに笑顔がデフォルトになっていた。日本語上演が効いていて、笑いの反応速度がちがう。そのうえ歌唱部分には日本語字幕も出るから、予習なしで聴いてもまったく問題なく理解できる。(でもじつは日本語の歌詞もとても聴きやすい。)セリフ部分には、ラグビーW杯の日本チームの活躍で流行語になった「ワン・チーム」など、直前まで台本に改訂を加えているからこその時事ネタも組み込まれている。かなり楽しい。公演はWキャストで、この日は初日・3日目のキャストによる通し稽古。ヒロインのユリディスに愛もも胡。神々を虜にする色気と高音の鮮やかな超絶技巧は魅力たっぷり。持ち前の甘いテノールに、今回ばかりは相当な暑苦しさも全開の又吉秀樹のオルフェ。あらわな下心のもと、輝かしいバリトンの美声が最高神としての威厳を示す大川博。そして超高いテンションの上原正敏のプルートが、このプロダクションの喜劇の性格を象徴していた。芸達者たちが多士済々。1858年にパリで初演された『天国と地獄』(地獄のオルフェ)は、グルックのオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』(1762年)のパロディ。原作はギリシャ神話で、17世紀初めのオペラ誕生期から、何十人もの作曲家がオペラ化してきた人気の題材だ。オッフェンバックはこれを徹底的に茶化して喜劇に作り変え、命がけの美しい夫婦愛は、倦怠期の夫婦の化かしあいにすり替わった。地獄の王プルートと浮気して、全能の神ジュピターの誘惑にもなびく多情な妻ユリディス(エウリディーチェのフランス語よみ)。彼女を救いに行くオルフェも、世論に負けてしぶしぶ地獄へやってきただけなので、「いとしさのあまり彼女を振り向いて地獄へ逆戻り」という有名な結末も、彼にとっては願ったり叶ったりの大喜びでめでたしめでたしという具合。でも、実際の世の中は案外こんなものかもと思わせる風刺に満ちている。東京二期会の《天国と地獄》は11月21日(木)から24日(日)まで東京・日比谷の日生劇場で全4公演。指揮:大植英次。演出:鵜山仁。オーケストラは東京フィルハーモニー。理屈抜きにオペラを楽しむ絶好の機会。取材・文:宮本明
2019年11月20日何やら神の思し召しなのだろうか?西洋的、東洋的な宗教観の違いはあれど、奇しくもいま、天使や悪魔、天国や地獄が描かれるドラマや映画がSNSで大好評となっている。今回は、イッキ見&リピート間違いナシの4作品に注目した。「グッド・オーメンズ」天使&悪魔の異色バディ×「クイーン」!?Amazon Prime Videoにて5月31日より配信されるや、「SHERLOCK/シャーロック」をはじめとする英国ドラマファン、英国俳優ファンの間で話題をさらっている本作。アダムとイブの、あのイブがリンゴを食べたエデンの園で出会って以来、約6000年(!)にわたり腐れ縁が続いている天使アジラフェルと悪魔クロウリーが、世界の終わりをもたらす“反キリストの少年”を見つけるために奔走するファンタジー・コメディだ。本作は、「LUCIFER/ルシファー」(キャラクター創造)や「アメリカン・ゴッズ」(原作&製作総指揮)、『コララインとボタンの魔女』などの生みの親ニール・ゲイマンと、「ディスクワールド」シリーズなどのファンタジー作家テリー・プラチェットによる1990年発表の同名小説を、ゲイマン自身が脚色とショーランナーをつとめて映像化。1話あたり約1時間が全6話、ゲイマンも言うようにさながら「6時間の映画」のような形で楽しむことができる。心優しくお茶目な天使アジラフェルを「マスターズ・オブ・セックス」や『トワイライト』シリーズのマイケル・シーン(声:山本兼平)、皮肉屋なツンデレ悪魔のクロウリーを「ドクター・フー」「ジェシカ・ジョーンズ」などのデヴィッド・テナント(声:関俊彦)が演じており、本来なら決して交流してはならない天使と悪魔が、地球で暮らしながらこっそり友情を育んできた、という設定に悶絶する人が続出。「可愛い!」「しんどい」「キャスティングが完璧すぎ」「二人が仲良く一日を過ごすだけのスピンオフはまだですか」などなど、その関係性に注目が集まっている。加えて、大天使ガブリエルを「MAD MEN マッドメン」『ベイビー・ドライバー』のジョン・ハムが演じているほか、「エメラルド・シティ」のアドリア・アルホナ、次世代美少年サム・テイラー・バック、さらに『ハリー・ポッター』シリーズのミランダ・リチャードソン、「ベター・コール・ソウル」のマイケル・マッキーン、「Fleabag フリーバッグ」のビル・パターソン、「サクセッション」(メディア王~華麗なる一族~)のブライアン・コックス、『オリエント急行殺人事件』のデレク・ジャコビといったベテラン勢が参加。あのベネディクト・カンバーバッチも声の出演で登場するなど、実に豪華な顔ぶれ。さらに、全てお見通し(?)の神の声を『スリー・ビルボード』の母親役でアカデミー賞に輝いたフランシス・マクドーマンドが担当し、ブラックユーモアを含ませた語りでスパイスを与えている。やはり一番の魅力は天使&悪魔バディのキャラ造形で、アジラフェルは寿司も食す美食家で、ロンドンのソーホーに古書店を構えている。また、クロウリーはお洒落なマンションに植物と暮らし、愛車のヴィンテージのベントレーに「クイーン」は欠かさない。地球での暮らしにすっかり馴染んだこの2人は、大好きな世界を破滅させてなるものかと、反キリストの子を陰ながら監視し、終末(ハルマゲドン)を阻止しようとするが、やがて赤ん坊の時期に取り違えがあったことが発覚。2人はそれぞれ天国や地獄の上層部をごまかしながら、結託してその子を探し出そうとするのだが…。お互いのことを放っておけない2人のおっさん、いえ、天使と悪魔のみならず、クセが強すぎる天使たち・悪魔たち、願いむなしく世界は破滅を迎えてしまうのか、その行方にもハラハラさせられっぱなし。そんなストーリーを、原作にも登場する「クイーン」の「ボヘミアン・ラプソディ」や「地獄へ道づれ」「マイ・ベスト・フレンド」などの楽曲が彩り、いっそう深い“沼”へと誘う。なお、天使と悪魔がバディという“禁断の関係”に立腹したキリスト教団体が、配信停止を求める抗議文をなぜか配信元のAmazonではなくNetflixに送っていたことがニュースに。これには原作者&クリエイターのゲイマンやNetflix側、Amazon側もTwitterで小粋に反応してみせている。「グッド・プレイス」クリスティン・ベル主演のポップな天国!?上記「グッド・オーメンズ」のクリエイター、ニール・ゲイマンが、ファンからの質問に「(悪魔の)クロウリーも好きなんじゃないかな」と答えているのが、Netflixで配信中の“死後の世界”ものとなる本シリーズ。天国のような素敵な場所、“グッド・プレイス ”(いい所)を舞台にした本作で、主人公エレノアを演じるのは『アナと雪の女王』シリーズのアナ役や「ヴェロニカ・マーズ」のタイトルロール、「ゴシップガール」の“ゴシップガール”の声でお馴染みのクリスティン・ベル。「サタデー・ナイト・ライブ」「ブルックリン・ナインーナイン」「マスター・オブ・ゼロ」などのマイケル・シュアがクリエイターをつとめ、来るシーズン4が最終シリーズとなる。ある日、“グッド・プレイス ”(いい所)で目覚めたエレノア。彼女はスーパーの駐車場で亡くなったと聞かされるが、超自己中で生前に善い行いをした覚えが全くないのに、手違いで“いい所 ”に送られてしまったらしい!?エレノアは、これはラッキーとばかりに馴染もうとするが、彼女が来てからというもの“いい所 ”では異変が続発。自分のせいだと思ったエレノアは、ソウルメイトである倫理学者チディから“授業”を受け、死んだ後ながら善人になろうと奮闘する。誰だって、完璧な善人とはいかなくとも、“普通の人”ならば、ほんのちょっとズルや小さなウソは多少なりとも身に覚えがあるはず。1話約22分、“いい所”の世界観がポップで、テンポもよく進むため気軽に観ることができるが、現代社会における善人とはどんな人物を指すのか、善と悪を区別するものは何なのか、意外と奥深いテーマもはらんでいる。その上、「登場人物のダメさがリアル」「イッキ見で終わった」など、個性豊かなキャラクターやシーズン1終盤からの怒涛の展開にハマる人が続出。また、“いい所 ”ではFワードは使えないため、fuckはforkに、Holy shitはHoly shirtなどに“自動変換”される点も面白く、海外ドラマファンや映画ファンが思わずニヤニヤしてしまう小ネタも至るところに。クリスティン演じるエレノアを取り巻くキャラクターには、“グッド・プレイス ”を設計した天使(?)マイケルに「CSI:科学捜査班」「チアーズ」のテッド・ダンソン。エレノアのソウルメイトである倫理学者で、優柔不断すぎるチディに、本作がきっかけで注目を集め、アダム・ドライバー×ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』にも出演したウィリアム・ジャクソン・ハーパー。エレノアの隣人となる、ウザかわいいお嬢様タハニには、同じく本作でブレイクした英女優ジャミーラ・ジャミル。彼女は若い女性たちに行き過ぎたダイエットの弊害や体形差別について啓発するアカウント「I Weigh」も運営している。エレノアと共通点のあるジャニュことジェイソン役マニー・ハシントは、本シリーズの監督のひとり、ドリュー・ゴダード監督の『ホテル・エルロワイヤル』や、『トップガン』の続編『Top Gun : Maverick』(原題)にも抜擢されている要注目俳優。ダーシー・カーデンが演じる、“いい所”および“悪い所”のガイド役、死後の世界版アレクサともいえるジャネットも人気キャラクター。彼女がいま話題の「ボトル・キャップ・チャレンジ」に挑むと、こうなる。『神と共に』2部作が世界中でヒット!その一方で、日本人なら誰もが一度は想像を巡らせたことのある地獄の世界が、怨霊との超絶バトルやロン毛の閻魔大王付きで描かれるのが『神と共に第一章:罪と罰』『第二章:因と縁』の2部作(公開中)。ハリウッドばりの最新VFXで表現された地獄に、下界の“地獄”を生き抜く家族の愛や師弟愛などがてんこ盛りに詰め込まれている。アメリカ、カナダ、香港、台湾などで『新感染 ファイナル・エクスプレス』を超える大ヒット、韓国では第一章だけで1440万人を動員し、韓国映画史上歴代2位。第二章との累計では韓国人口の半分以上にあたる2700万人を動員する快挙を達成。続編となる第三章・第四章も予定されている。人気ウェブコミックを原作にした本作で描かれるのは、死者たちが49日間に受けなくてはならない<殺人、怠惰、嘘、不正、背徳、暴力、天倫>の7つの地獄の裁判。その地獄の裁判を無罪で通ったものだけが、現世に生まれ変われるという。その裁判で死者の弁護を務める3人の冥界の使者と、裁判を受ける死者の地獄めぐりの旅が本筋で、第一章では消防士の兄(チャ・テヒョン)、第二章では従軍中の弟(キム・ドンウク)が使者たちと共に地獄の裁判に臨む。“韓国のアベンジャーズ!?”といわれるほど、子役出身やアイドルからベテランまで人気俳優が揃った中で、特に人気を集めているのが3人の使者たちだ。リーダー格のカンニム(ハ・ジョンウ)は単独行動をとりがちだが、その分、ほかの2人に信頼を置いている。時には警護担当のヘウォンメク(チュ・ジフン)と冥界の武器を手にして魔物たちと戦うことも。そのヘウォンメクは天然で、ちょっぴり抜けたところがあり、そこをしっかり者の補助弁護士ドクチュン(キム・ヒャンギ)がフォローする、という見事なチームワーク。第一章で「かわいいの極み」と言われた彼らが、第二章では、なぜこの3人がチームなのかが明らかにされており、その因縁の深さに「つらい…」「愛おしさが天元突破」と涙なしには観られない展開に。彼らの過去を知る屋敷につく神として人気者マ・ドンソクが出演している点にも注目。松山ケンイチ&染谷将太がイエスとブッダに「聖☆おにいさん」そして日本発としては、“下界”が舞台ではあるが、神の子・イエス役に松山ケンイチ、目覚めた人・ブッダ役に染谷将太を迎えた「聖☆おにいさん」が好評を受けて第II紀が登場。このところプロデューサーとしても大活躍を見せる俳優・山田孝之が製作総指揮、「今日から俺は!!」『銀魂』の福田雄一が監督・脚本をつとめ、「ピッコマTV」での独占配信中だ。中村光による累計1,600部超えの大ヒットギャグ漫画を原作に、イエス(松山さん)とブッダ(染谷さん)の聖人コンビが東京・立川でアパートをルームシェアし、下界でのバカンスをゆる~く満喫していく。松山さん主演『聖の青春』でライバル同士を演じたこともある、演技力に定評のある2人だけあって「ハマりすぎ」「かわいい」との声が上がっている。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング神と共に第一章:罪と罰 2019年5月24日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 LOTTE ENTERTAINMENT & DEXTER STUDIOS All Rights Reserved.神と共に第二章:因と縁 2019年6月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 LOTTE ENTERTAINMENT & DEXTER STUDIOS All Rights Reserved.
2019年07月16日2018年セザール賞で5部門受賞を果たしたフランス映画の必見作『天国でまた会おう』。本作で特に注目してほしいのが、主人公のひとり、戦争によって“顔に重傷を負う”エドゥアールを演じるナウエル・ペレーズ・ビスカヤートだ。ナウエル・ペレーズ・ビスカヤートは、アルゼンチン・ブエノスアイレス出身の32歳。2003年にアルゼンチンのTVミニシリーズで俳優デビューし、本国のTVシリーズや映画に多数出演して注目され、近年はヨーロッパの映画への出演が目白押し。一方で、2014年に共同監督・脚本として参加したベトナム語による短編ドキュメンタリーがロッテルダム国際映画祭に出品されており、本人Instagramに挙げられるアーティスティックな写真の数々などからは、彼自身が持つ独特の世界観も垣間見えてくる。日本では巨匠ブノワ・ジャコ監督作『肉体の森』も映画祭上映されたが、出演作が劇場公開されたのは2018年カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた『BPM ビート・パー・ミニット』が初めて。死と隣り合わせの中、人生を鮮烈に生き抜いたHIV陽性患者ショーンを熱演したナウエルは、たった1作で日本の映画ファンに強い印象を残した。本作で演じるエドゥアールにもSNSでは「BPMの彼だ!」といった投稿は数多く、感度の高い女子からすでに熱い視線が注がれている要注目の“ネクストカマー”である。本作『天国でまた会おう』でナウエルが演じたエドゥアールは、母を早くに亡くし、大企業を経営する父親との対立が深まり、終戦とともについに絶縁することになる御曹司。幼い頃から画家を夢見ていたが、戦地でもうひとりの主人公アルベールを救った時に顔に重傷を負い、その夢は絶たれてしまう。だが、年の離れた奇妙な友情を育むことになる彼の励ましもあり、沢山の仮面を作り、それを自らの顔に着けることで様々な“心”を代弁させていく。エドゥアールは劇中の多くの場面で仮面やマスクを着けているため、ナウエル自身の一度見たら忘れがたい瞳や印象的な顔立ちはそれほど多く見ることができないが、仮面とまさに一体化した演技、抜群の身体感覚を活かした喜劇的な動きや洒落たダンスシーン、そしてやがて訪れる父との対峙など、才能あふれる演技を堪能できる必見ポイントは盛りだくさん。アルベール役にして監督を兼任するアルベール・デュポンテルは、ナウエルについて「エドゥアールの視線、動き方、生意気で冷やかすような表情、ナウエルはそのすべてを持っていた。彼はその視線に、登場人物の想いを凝縮させたんだ。あとは私が撮影するだけだったよ」と絶賛を惜しまない。ちなみにフランスでは、本作公開の約2か月前に『BPM』が公開され、そろって2018年セザール賞に大量ノミネートされた結果、フランス人ではない彼が主演したこの2作品がほとんどの賞を獲り尽すという驚異の席巻ぶりをみせた。その後も南米の大先輩ガエル・ガルシア・ベルナルと共演したフランス映画『If You Saw His Heart』(英題)や、イタリアの歴史ファンタジーとなる主演作『Agadah』(原題)といった映画に出演したが、この2作品の日本公開は未定。つまり、本作での演技は、“いま観るべき”貴重な機会となりそうだ。『天国でまた会おう』は3月1日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天国でまた会おう 2019年3月1日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 STADENN PROD. – MANCHESTER FILMS – GAUMONT – France 2 CINEMA
2019年02月10日フランス映画『天国でまた会おう』が、2019年3月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国の劇場で公開される。ピエール・ルメートルのゴンクール賞受賞作『天国でまた会おう』が映画化原作は、フランス文学界で最も権威のあるゴンクール賞に輝いた同名のミステリー小説『天国でまた会おう』。各国のミステリー界を席巻した小説『その女アレックス』で新たなミステリー史を切り開き、新作発表のたびにベストセラーを記録し続けるピエール・ルメートルの著作の中でも、特に意欲的な異色作として評価される作品だ。国が相手の詐欺計画と、隠された本当の目的戦場で死にかけた年の離れた2人が、何もかも奪った国を相手に企てた大胆な詐欺計画と、その裏に秘められた感動の物語を描いた本作は、本国フランスで公開されるやいなや大ヒットを記録。フランスにおける米アカデミーにあたるセザール賞では13部門にノミネートされ、脚色賞や監督賞を含む5部門を受賞している。あらすじ1918年、休戦目前の西部戦線。生き埋めにされたアルベールを救ったエドゥアールは、その時に顔に重傷を負ってしまう。パリに戻った二人を待っていたのは、戦没者は称えるのに帰還兵には冷たい世間だった。仕事も恋人も失ったアルベールと、生還を家族にひた隠しにするエドゥアール。そこに、声を失ったエドゥアールの想いを“通訳”する少女が加わった。一度は負けた人生を巻き返すために、彼らは国を相手にひと儲けする大胆な詐欺を企てる。だが、そこには隠された本当の目的があった──。監督・共同脚本・主演にアルベール・デュポンテルピエール・ルメートルとの共同脚本、監督、主演の3役を務めたのは、アルベール・デュポンテル。マルチな才能を爆発させたデュポンテルは、「原作の小説は、巧みに隠された現代に対する風刺だと思ったからだ。すべての登場人物に驚くほどの現代性があり、金銭欲が強くて貪欲な少数の人々が世界を支配し、真面目に生きてきた多くの人たちを苦しめているのは、まさに今の世界の状況だ。そして、親子関係や友情など普遍的な物語もある。物語にはリズムとサスペンスがある。これらのすべての要素がぜひ自分の手で映画化したいと思わせたんだ」と、映画化を決めた理由と原作の魅力を語っている。『BPM』のナウエル・ペレーズ・ビスカヤートがもう一人の主演にそのデュポンテルと共に、戦場で死にかけ、その後深い友情で結ばれていく年の離れた2人を演じるのは、『BPM ビート・パー・ミニット』での鮮烈な演技が高く評価されたナウエル・ペレーズ・ビスカヤート。それぞれ、戦争で職も恋人も失った小心者のアルベール役と画才に恵まれながら戦争で顔に重傷を負った御曹司のエドゥアール役を演じる。また、二人の宿敵でもある上官のプラデル中尉役を『エル ELLE』での怪演も記憶に新しいロラン・ラフィット、エドゥアールの画家になりたいという夢を認めない頑固な父親マルセル役を『真夜中のピアニスト』『サラの鍵』で知られるニエル・アレストリュプが務める。作品情報映画『天国でまた会おう』公開日:2019年3月1日(金)監督:アルベール・デュポンテル原作:ピエール・ルメートル『天国でまた会おう』(平岡敦訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)脚本:アルベール・デュポンテル、ピエール・ルメートル出演:ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート、アルベール・デュポンテル、ロラン・ラフィット、ニエル・アレストリュプ、エミリー・ドゥケンヌ、メラニー・ティエリー原題:Au Revoir Là-Haut英題:SEE YOU UP THERE© 2017 STADENN PROD. – MANCHESTER FILMS – GAUMONT – France 2 CINEMA©Jérôme Prébois / ADCB Films
2019年02月09日セザール賞5部門受賞を果たした、フランス映画『天国でまた会おう』の日本での公開が、来年3月1日(金)に決定。併せて、日本版予告編、ポスタービジュアル、そしていくつかの場面写真が公開された。第一次世界大戦後のフランスを舞台に、ふたりの男性が時代に翻弄されながらも生き抜く姿が描かれる本作。原作は、フランス文学界でもっとも権威ある賞のひとつ、ゴンクール賞に輝いたピエール・ルメートルの同名小説。2018年のセザール賞では13部門にノミネート、5部門での受賞を果たした。また、批評家サイト「ロッテン・トマト」では満足度93%の高い評価を獲得している。アルベール役のアルベール・デュポンテルは本作の脚本・監督も兼任しており、この作品を映画化する理由について「原作の小説は、巧みに隠された現代に対する風刺だと思ったからだ」と明かし、「物語にはリズムとサスペンスがある。これらのすべての要素がぜひ自分の手で映画化したいと思わせたんだ」と語っている。今回公開された日本語版予告編では、個性的な登場人物と、その映像美が印象的な仕上がりとなっている。戦争で負った傷のせいで顔の下半分を隠し、話すこともままならない青年エドゥアールと、そのエドゥアールの仮面の美しさに心を奪われ、共に暮らし始めるアルベール。そして、ふたりの間に立ち通訳をする謎の少女…。かの有名なベートーヴェンの「交響曲第9番ニ短調」が響く中、めまぐるしく変わる場面の数々に目が離せない。また同時に公開された場面写真では、鼻から下を包帯で覆うエドゥアールを優しく抱くアルベールの姿や、不気味な仮面いくつも置かれたテーブルを囲んで何やら作業をする登場人物たちの姿が写し出されている。また、エドゥアールの美しい仮面が印象的なポスタービジュアルも同時に公開された。これらからは、本作特有のクラシカルな雰囲気かつ、豪華絢爛でありながらどこか寂しげな雰囲気が伝わって来る。『天国でまた会おう』は2019年3月1日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天国でまた会おう 2019年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 STADENN PROD. – MANCHESTER FILMS – GAUMONT – France 2 CINEMA
2018年12月18日2018年セザール賞5部門を受賞したフランス映画『SEE YOU UP THERE(英題)』が、邦題『天国でまた会おう』として日本で公開することが決まった。併せて、本国版ポスタービジュアルと予告編、場面写真も公開。■あらすじ1918年、第一次世界大戦休戦間近の欧州。エドゥアールは、生き埋めにされたアルベールを救った際に顔に大きな傷を負ってしまう。パリに戻った2人を待ち受けていたのは、冷たい世間の目だけだった。戦争で恋人も仕事も失ったアルベールと、自らの帰還をひた隠しにするエドゥアール。彼らは国を相手に大胆な詐欺計画を企てることになる。■ミステリーの傑作、ついに映画化世界各国でベストセラーを記録し、日本でも人気の高いミステリー作家ピエール・ルメートル。中でも著書「その女アレックス」は、世界中で数々の賞を受賞。ミステリー界に新たな扉を開いたと絶賛され、話題となった。そんなルメートルが、フランス文学界で最も権威のあるゴンクール賞に輝いた「天国でまた会おう」が映画化。本年度のセザール賞では13部門にノミネート、うち5部門受賞と、高い評価を得た。■フランスの豪華俳優陣共演!アルベールを演じたのは、本作で監督も務めたアルベール・デュポンテル。また、もうひとりの主人公・エドゥアール役は、『BPMビート・パー・ミニット』でのあまりに鮮烈な演技が高く評価されたナウエル・ペレーズ・ビスカヤート。画才に恵まれながらも、父親との確執に悩む繊細な青年を演じる。ふたりの宿敵ともなるプラデル中尉役に、『エルELLE』のロラン・ラフィット。また、エドゥアールの父親役を、『真夜中のピアニスト』『サラの鍵』のニエル・アレストリュプが演じる。今回、仏版ポスタービジュアルと場面写真も公開となった。真っ白な仮面をつけたエドゥアールの顔が印象的なポスターからは、本作のアーティスティックな雰囲気が伝わってくる。また本国版予告編では、その圧倒的なビジュアルセンスを伺うことができる。『天国でまた会おう』は2019年春、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年11月29日カレンウォーカー(KAREN WALKER)が、2019年リゾートコレクションを発表した。テーマは”天国で過ごす休日”リゾートシーズンのテーマは、架空の理想郷「ユートピア」。”もしも天国で休日を過ごすとしたら?”そんな遊び心溢れるコンセプトとともにコレクションを展開する。柔らかで軽やかな素材やゆったり広がるシルエットで、リゾートにぴったりな居心地の良い装い。そしてディテールには、宗教的な神聖さやエキゾチシズムを感じさせえるデザインを取り入れている。スーツにはミケランジェロの描く神話をプリントしたスカーフを巻いて柔らかな素材の淡いグレーのスーツは、ハンサムで大人な女性のリラックス感ある装いに。ゆったりとオーバーサイズでありながら、腰にきゅっと結んだシルクのリボンが、さりげなくフェミニンさを醸し出す。首元に巻かれた美しい色合いのスカーフは、ミケランジェロによる《最後の審判》などが描かれたシスティーナ礼拝堂の天井模様がプリントされている。真紅の花々が咲き誇るエキゾチックなルック鮮やかな真紅で花々の模様をプリントしたワンピースやシャツのシリーズは、溢れるバカンスのムードに思わず心が躍る。ノースリーブのトップスのフリルを重ねた袖や、ワンピースの絞った袖口など、ドレッシーなディテールを取り入れ、ファッショナブルにリゾートスタイルが楽しめる。天使や聖体拝領からインスパイアされた神秘的なワンピースフリルやリボンをポイントにあしらったワンピースも多数登場した。鮮やかなブルーのメタリックドレスには細かなピンプリーツを施し、繊細で美しい1枚に。コンパクトなシルエットでありながらも、立体的でボリューミーなフリルの袖が、天使の翼のように個性的なシルエットを生み出している。
2018年10月03日9月17日(月・祝)深夜放送の日本テレビ「映画天国」ではニック・フロスト主演によるダンスコメディー『カムバック!』をオンエア。また番組内でお笑いコンビ「さらば青春の光」が公開中の『プーと大人になった僕』をテーマにコントを披露する。『宇宙人ポール』『ワールズ・エンド酔っぱらいが世界を救う!』などコメディ作品でお馴染みのニック・フロストが主演のみならず製作総指揮・原案も手がけている本作。ニックが本作で演じるのは、元天才サルサダンサーだったものの現在では“サエない中年メタボ男”となったブルース。ブルースは妹のサムと共に数々の賞を総ナメにしていた天才サルサダンサーだったが、いじめられて選手権に出場できなかったことがきっかけでサルサを封印する。それから25年後――、会社員として平凡な日々を送るブルースのもとにある日アメリカから新しく女ボスのジュリア(ラシダ・ジョーンズ)が赴任してくる。美人でユーモアもある彼女にブルースと同僚のドリュー(クリス・オダウド)はたちまち夢中になるのだが、ある時、ブルースは偶然サルサを踊る彼女の姿を見てしまい、25年振りのトラウマと熱い情熱が再び押し寄せてくる…という物語。3年にわたり温めていた企画を実現させるべく本作の撮影にあたりニックはおよそ6か月に及ぶ訓練を経てサルサダンスに挑んだそう。どう見てもメタボ体形ながらキレキレの動きをみせ、ギラギラのラテン系男子ぶりを見せつけセクシー女子とばっちりポーズを決める様は必見。また数々の大ヒット曲を生み出してきた音楽プロデューサー・クインシー・ジョーンズの娘でもあるラシダがヒロイン・ジュリアを演じるほか、『ヴィンセントが教えてくれたこと』などのクリス・オダウド、『スノーホワイト』などのイアン・マクシェーン、『オリエント急行殺人事件』などのオリヴィア・コールマンらも共演している。またお笑いコンビ「さらば青春の光」が公開中の映画をテーマにしたコントを披露するコーナーでは、『プーと大人になった僕』をテーマに書き下ろしコントをみせてくれるのでこちらもお楽しみに。25年ぶりにサルサの舞台に“カムバック”するブルースの姿に笑いながらも感動すること間違いなしの『カムバック!』は9月17日(月・祝)深夜25:59~日本テレビ「映画天国」枠でオンエア。(笠緒)■関連作品:カムバック! 2014年10月25日よりシネクイントにてレイトショー公開© STUDIOCANAL LIMITED / THE BRITISH FILM INSTITUTE /CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2013.All Rights Reserved.
2018年09月17日インスタ映えばっちり! 思わず写真を撮りたくなる店内大阪・肥後橋にある「天国」は生搾りチューハイやホルモンが楽しめる立ち飲みバーです。お店の目印は、路上に出ている看板と、路地を入ったところに見える大きな赤ちょうちん。手書きで「天国」と書かれたピンクの扉を開けると、薄暗い店内にディスコミュージックが流れ、ミラーボールが回るおしゃれな空間が広がります。カラフルな文字が書かれた壁やまばゆいネオン管は、写真に収めたくなること間違いなし。2017年2月のオープンと共に、魅了される人が続出中2017年の2月にオープンしたこちらのお店は、北堀江にある韓国料理のお店「イノチ食堂プリズム」の2号店です。お店のロゴである天のマークは「天国」オーナーのお兄さんで「イノチ食堂プリズム」のオーナーである鄭聖基さんのデザイン。こだわりの内装や色鮮やかなチューハイをインスタグラムに載せるお客さんが増え、瞬く間に人気のお店になりました。10種以上も! 新鮮で美味しい「生搾りチューハイ」カウンター席で特に目を引く生搾りジューサーを使って、新鮮な果物を絞ってもらえる生搾りチューハイが特におすすめです。ふんだんに使われるフルーツは、京町堀で珍しい果物・野菜を取り扱う「Vege Euphoria(ヴェジ・ユーフォリア)」の新鮮な食材を使用しています。定番と日替わり合わせて常時10種類以上のラインナップがある種類の豊富さは、どれにするか迷ってしまいそうです。甘辛いホルモンにチューハイがすすむ! 「トロテッチャン」ホルモン料理をメインにしているだけあって、ホルモンの種類も豊富です。なかでもおすすめが、自家製の味噌ダレを絡めたトロテッチャン。ニンニクの効いたタレ「ヤンニョンジャン」が添えられているので、付けて食べればお酒もすすみます。メニューはどれもお手頃な価格なので、気軽に頼みやすいのが嬉しいところ。チューハイとホルモンの相性はピッタリです。「このお店知っている?」と勧めたくなるお店目の前で搾ってくれるフレッシュな生搾りチューハイと、他では味わえない希少なホルモンがマッチした極上の味を提供してくれる「天国」。OsakaMetro四つ橋線「肥後橋駅」7または8番出口から徒歩3分。西京町堀ビルの東、自動販売機があるビルの奥に「天国」と書かれた大きなちょうちんが目印です。右に曲がり、突き当りまで進むとお店があります。知らなければ行くことが無いような路地裏にあるにも関わらず、多くの人で賑わっています。初めて行くには少し緊張するかもしれませんが、勇気を出してピンク色の扉を開ければ、まさしく天国のような時間を過ごせるでしょう。スポット情報スポット名:天国住所:大阪府大阪市西区京町堀1-6-23 西京町堀ビル1F電話番号:080-9474-2171
2018年05月22日日本テレビ深夜の「映画天国」では、世界的にPrideパレードが実施される6月の「Pride Month(プライド月間)」に合わせ、昨年に引き続き「映画天国LGBT映画祭」を実施。地上波初登場のユアン・マクレガー主演『人生はビギナーズ』ほか、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』『チョコレートドーナツ』の3作品を放送する。“LGBT”とは、レズビアン(女性の同性愛者)・ゲイ(男性の同性愛者)・バイセクシュアル(両性愛者)・トランスジェンダー(出生時に登録された性別と自認する性別が一致しない人)の頭文字をとった言葉。LGBTたちが「自分たちの性的指向や性自認にPrideをもとう」と奮起し、1970年にニューヨークで始まったPrideパレードも、いまではニューヨーク、サンフランシスコ、トロント、ベルリン、ソウルなど、世界各地に拡大。毎年6月に大小様々なLGBTのイベントが開催されている。「映画天国」では、昨年6月に『パレードへようこそ』など4作品を連続放送して好評を得た「LGBT映画祭」を今年も実施。LGBT当事者でもある映画ライター・よしひろまさみち氏と、NPO「虹色ダイバーシティ」代表の村木真紀氏をゲストに迎え、番組担当でトランスジェンダーの谷生プロデューサーを加えた3人が作品を解説するコーナーを作成。LGBT当事者を家族に持つこと、アイデンティティを模索すること、そして「家族」になること…など、様々な観点からLGBTを描いた3作品を放送する。■父が突然のカミングアウト!?『人生はビギナーズ』6月4日(月)深夜放送奥手な38歳の独身男性オリヴァーは、母が亡くなってから5年たったある日、年老いた父から突然、自分がゲイであると告白され、戸惑う。その父は同時に様々な人生の楽しみを探し求め、若い恋人とも出会い、ゲイの友人たちに囲まれて過ごすように…。主演はユアン・マクレガー、年老いた父親役を演じたクリストファー・プラマーがアカデミー賞助演男優賞を受賞。『20センチュリー・ウーマン』のマイク・ミルズ監督が自身の父親をモデルに描いた(2010年米)。地上波初放送。■大ヒット舞台の映画化『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』6月11日(月)深夜放送1997年よりオフブロードウェイで上演され、大ヒットした舞台の映画化作品。ロングランとなった舞台の楽曲の権利をマドンナが手に入れようとしたことでも知られる。共産主義下の東ドイツで生まれたトランスジェンダーが愛を探し求める姿を描き、サンダンス映画祭観客賞ほか多数受賞。原作・監督・脚本・主演は『パーティで女の子に話しかけるには』のジョン・キャメロン・ミッチェル(2001年米)。■ロングランヒットした感動作『チョコレートドーナツ』6月18日(月)深夜放送1970年代アメリカであった実際の出来事をもとに製作され、全米の映画祭で観客賞を総ナメにした話題作。母親に育児放棄されたダウン症の青年(アイザック・レイヴァ)を、ゲイのカップル(アラン・カミング&ギャレット・ディラハント)が里親として迎え入れ、“家族”になろうとするが…。日本では2014年に小規模公開でスタートするも、口コミで評判が広がり大ヒットとなった(2012年米)。■自身もトランスジェンダー、番組プロデューサーからコメント昨年の「映画天国LGBT映画祭」放送に「いろいろな方々から前向きな反応を頂きました」と語る谷生プロデューサーは、「とりわけ、LGBTをテーマとした良質な映画を連続放送したことについて大きな反響があったことが、映画枠を預かる者として、大変光栄に思いました」とコメント。「今年も、LGBTをテーマに含む素晴らしい3作品をお届けできることになりました。いずれも、世界の映画祭などで多くの賞を受賞した良作揃いです。LGBT当事者の方はもちろん、映画ファンの方々や、LGBTになじみのない方々にもきっとお楽しみいただける映画だと確信しています」と期待を込めている。「映画天国LGBT映画祭」は6月4日(月)26時9分~、3週にわたり日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)■関連作品:人生はビギナーズ 2012年2月4日より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Beginners Movie, LLC. All Rights Reserved.チョコレートドーナツ 2014年4月19日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開© 2012 FAMLEEFILM, LLC
2018年05月21日4月23日(月)深夜放送の日本テレビ「映画天国」で『グレイテスト・ショーマン』も大ヒット中のザック・エフロン主演作『きみがくれた未来』がオンエアされる。「ハイスクール・ミュージカル」や『ヘアスプレー』などへの出演を経てこの春公開の『グレイテスト・ショーマン』ではヒュー・ジャックマンが演じる主人公P.T.バーナムの斬新なビジネス・スタイルに魅了され相棒となるフィリップを演じたザック。ゼンデイヤ演じる空中ブランコ乗りのアンとの“空中デュエット”も同作の見どころだ。そんなザックが2010年に出演、当時トップアイドルとして注目を浴びるなか大人の俳優へのステップアップ作として選んだのが本作。2004年に刊行され15か国語に翻訳されているベン・シャーウッドによる小説が原作となっている本作。ザックが演じるチャーリーはヨットレースで目覚しい活躍を見せ名門大学への進学のチャンスを手に入れ、誰もがうらやむ人生を歩む青年だったがある日、固い絆で結ばれた弟のサムが交通事故で亡くなる。同乗していて自分だけが助かったチャーリーは悲しみに打ちひしがれるが、そんな彼が目にしたのは墓地の裏の森にたたずむサムの姿だった。サムにこれからもこの場所で同じ時間にこれまでと同じように二人の日課だった野球の練習を続けることを誓うチャーリー。約束された輝かしい将来を犠牲にしてその約束だけを胸に生きるが、5年の歳月が流れたときテスという女性と出会ったことで自身の生き方を見つめ直す…という物語。ザックのほか、『アイ・アム・レジェンド』のチャーリー・ターハン、『スティーブ・ジョブズ』のアマンダ・クルー、『L.A.コンフィデンシャル』のキム・ベイシンガー、『シン・シティ』のレイ・リオッタらが出演している。映画天国『きみがくれた未来』は4月23日(月)深夜25:59~日本テレビでオンエア。(笠緒)■関連作品:きみがくれた未来 2010年12月23日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開© 2010 Universal Pictures. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年04月23日2018年4月に公開された、香取慎吾、稲垣吾郎、草彅剛の「新しい地図」によるオムニバスムービー『クソ野郎と美しき世界』。公開後、大ヒットを記録し、早くも続編の製作が決定した。第1弾の『クソ野郎と美しき世界』では、4つのエピソードを4人の監督が演出するオムニバスムービーとして公開された。稲垣吾郎出演映画は『ピアニストを撃つな!』。『愛のむきだし』でベルリン国際映画賞にて国際批評家連盟賞を受賞し映画界の寵児となった園子温とタッグを組んだ。また、香取慎吾が出演する『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』は山内ケンジが担当。そして『光へ、航る』には草彅剛が出演し、お笑いタレント、漫才師、作詞家、文筆家として活躍する爆笑問題の太田光が監督を務めた。なお、現在作品のストーリーなど詳細は未定。続報に期待したい。
2018年04月23日「新しい地図」を立ち上げた稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が出演する、オムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』が4月19日に上映終了を迎え、ユーチューバー草なぎチャンネルにて緊急YouTube Live配信を行った。そこで8分6秒の御礼と共に『クソ野郎と美しき世界』の第2弾の製作決定が明らかになった。4月6日より2週間限定86館で公開された本作は累計256,639名を動員するヒットを記録。これを受け配信された生放送では稲垣さん、草なぎさん、香取さん3人そろって“クソ野郎Tシャツ”を着て登場。2週間舞台挨拶やラジオ出演など精力的に活動してきた3人はそれぞれ感謝の言葉を口にした。「わずか2週間という期間で全国的な賑わいをみせてもらえたというのは本当にこれを見てくださってるみなさん1人1人の想いのお陰だと思っております。本当にありがとうございました」(稲垣さん)、「新しい地図を立ち上げたときにやりたいと思ったのが映画だったからそこに集ってきてくださった方が映画を作ってくれたわけだから、72時間テレビとかあったけど非常に大きな一歩が踏み出せて、しかも(15万人以上という)目標が達成できたから次に繋がるんではないでしょうか!」(草なぎさん)、「本当にみなさまのお陰ですよね。見てくれたみなさんもそうだし、作ってくれるスタッフのたくさんの方々が集まってくれて、その方々とこの映画を作れて、そして86館の劇場のみなさんがすごく温かった。本当に皆さんありがとうございました」(香取さん)とそれぞれ想いを語った。そして3人で乾杯をした後、香取さんから「つよぽんと、ゴローちゃんとこれをご覧のなかまのみなさんにお伝えしなければいけないことがあります」話し、「新しい地図ムービー『クソ野郎』シリーズ第2弾製作決定!」と発表!草なぎさんと稲垣さんは「ちょっと聞いてないんだけど!」と驚きながらも喜んでいた。なお、タイトル、作品内容、製作期間については未定とのことだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クソ野郎と美しき世界 2018年4月6日より全国にて2週間限定公開
2018年04月20日わずか2週間の限定上映にもかかわらず、動員が20万人を超えた映画『クソ野郎と美しき世界』。主演の稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人を応援しているファンの人たちにまず見てほしいという思いからマスコミ試写を行わなかったらしい、この映画。2週間ってほんとにあっという間で、慌てて劇場に駆けこんだが、平日にもかかわらずどの上映回も満員だった(私はTOHO シネマズ新宿で見ました)。○"新しい地図"という意義のある作品映画はオムニバス形式で、稲垣主演、園子温監督『ピアニストを撃つな!』香取主演、山内ケンジ監督『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』草彅主演、太田光監督『光へ、航る』3人勢揃い、児玉裕一監督『新しい詩』……という4本立ての1時間45分。3人がそれぞれ忙しく、個性もバラバラだから別々の作品を撮ったものを並べたというわけではなく、最後の『新しい詩』は、前3作の要素も盛り込んだ、まとめ的な感じになっている。ひとりひとりの力と、それが融合したときの力という、“新しい地図”という集団の意義がある作品。プロデューサー、監督、スタッフ、出演俳優……と日本の優れた才能がこれでもかというほど集まり、3人をバックアップして、完成度の高いものになっていた。パンフレットには、「稲垣は暴力とエロス、香取は歌、草彅は涙」というふうに役割分担されたとプロデューサーがコメントしていて、実際は「暴力」は草彅作品にもかなりあったものの、かなりうまいことジャンル分けされている。○4編の見所は三人三様ながら、通奏低音は、タイトルのとおり、愛すべき「クソ野郎」たちの物語だ。『ピアニストを撃つな!』の稲垣は、お髭が色っぽい、愛に生きるエロピアニスト役。一目惚れした女性(馬場ふみか)を想って、ピアノを弾き続ける。監督・園子温は、『愛のむきだし』や『地獄でなぜ悪い』などの代表作のタイトルどおり、愛がむきだしで地獄の業火のような人間のエネルギーを撮っていく人物。寺山修司の流れを汲んでいる監督だけに、その世界は、昭和のアングラ浪漫的な詩的で知的な笑える変態さがあり、稲垣吾郎はそこにみごとにハマっていた。そういういうものを受容する素養があるのだと思う。ともすれば、それはマイナーの領域なのだが、稲垣がやることで門戸が広がるところがいい。『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』の香取は、歌と絵のアーティスト。ひとの歌を食べてしまう“歌喰い”という名の少女(中島セナ)に歌を食べられてしまう。そのうえ、絵も狙われて……。カラダは大きいが、内面が誰よりも繊細な印象のある香取にぴったりの、ファンタジックな作品だった。山内ケンジ監督は、映画化もされた『トロワグロ』で岸田國士戯曲賞を受賞した奇才。舞台の作・演出や映画、CMも手がけている。人間の奇妙な生態を観察するように描きながら、突き放し過ぎず、人間のダメさを赦している感じが魅力で、『〜歌喰いの巻』もくすっとなるところが随所に盛り込まれ、香取はその微妙な間合いを巧く演じていた。淡々とでも可笑しいという難易度の高い笑いを、みごとにやってのけるのは、萩本欽一のところで学んだだけはあるなと感じる。太田光の『光へ、航る』は、子供を失くした夫婦(草彅、尾野真千子)が、その子供の腕を移植した少女に会いに行くロードムービー風。根っこはかなり悲しい話だし、草彅の役は足を洗ったヤクザで、ダーティーな世界観。でも、ずっぽりそこに行きすぎず、思い切って笑いに振っていくところなどもある。なかなか難しいところだと思うが、お笑いをやっている太田光だからこそ、その匙加減が的確だった気がするし、なにより、草彅がひたすら真面目に演じているのがいい。最近の代表作『銭の戦争』(15年)、『嘘の戦争』(17年)のような、お腹のなかにマグマを抱えたような雰囲気がよく出ていた。パンフレットによると、草彅は、その手の役はもういいと考えていたようだが、怒りや悲しみの火柱をストレートに出せる芝居ができる俳優は貴重で、笑いの部分を哀愁に昇華したのは草彅の力だと思う。そして『新しい詩』。各作品世界でのたうちまわって生きていた人たちが一同に介し、『新しい詩』を歌い上げる。ショーっぽい構成の、かなりの多幸感に満ちたエピローグで、終わったあと、立って拍手したくなった。○新しい旅立ちをする者たちへの応援歌この映画の主人公3人は、もともとハッピーに生きてるなわけではない。みんな、なんらかの欠落を抱えている。稲垣の役は、どんなに恋愛してもどこか虚無を抱えていて、香取の役は、大事な歌を奪われ、草彅の役は子供を亡くしている。彼らの物語を観ている私たちも、日々の生活のなかで、大なり小なり喪失体験はしているから、彼らの欠落を抱えた想いが強く響く。……思えば、新しい地図の3人は、芸能のお仕事をはじめたときから、欠落の物語を背負ってきている。最初に仲間をひとり失って、口には出せないがその人の分も背負って生きてきて、やがて、集団自体を失くして、それでも活路を求めて、いまがある。しかも、失くしたものについて、語ることもない。ないないづくしである。それもまた、彼らほどではないにしても、観客である私たちにも、きっとなんらかの思い当たる体験があるはず。大切なものを失くした記憶、言いたいことを言えない記憶が。そんなときの想いを、新しい地図の3人に見てしまう、託してしまう。スクリーンのなかの彼らは、何かを失いながらも、立ちあがって、歩き出す。『クソ野郎と美しき世界』は新しい旅立ちをする者たちへの応援歌だ。私たちは映画のなかの彼らを応援し、そんな私たちは映画のなかの彼らから希望をもらった。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2018年04月18日今月6日より全国86(野郎)館、2週間限定で公開中の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が出演する映画『クソ野郎と美しき世界』が、13日までの公開8日間で観客動員数16万1,458人となり、動員15万人の目標を達成したことが14日、わかった。15万人突破を受け、3人が喜びのコメントを寄せた。■稲垣吾郎皆さんと一緒につくった記念すべき僕たちの「新しい地図MOVIE」がすばらしいスタートを切ることができました。応援、ありがとうございます。■草なぎ剛こんなにも早く15万人を突破できたことに正直驚いています。これも多くの皆さんが映画館に足を運んでくださったおかげです。またこのメンバーで楽しいことができたらいいなと思います。■香取慎吾カッコいいクソ野郎になれました!皆さんと作った、美しき世界に、NAKAMAに、心から感謝です!ありがとう世界!同作は、3人のオフィシャルファンサイト「新しい地図」が初めて製作を手掛けた劇場公開作品。Episode.1「ピアニストを撃つな!」(園子温監督/稲垣出演)、Episode.2「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」(山内ケンジ監督/香取出演)、Episode.3「光へ、航る」(太田光監督/草なぎ出演)、Episode.4「新しい詩(うた)」(児玉裕一監督/クソ野郎★ALL STARS出演)の4つの短編からなるオムニバス映画だ。6日に東京・二子玉川で行われた初日舞台挨拶で15万人という目標動員数が発表され、香取は「そうしたら次につながりますか?」と期待を込め、「(15万人)いったときには盛大に言いますけど、突破しなかったら言わないで『また次回やりたいです』って。みなさんにかかってますから!」と呼びかけていた。(C)2018 ATARASHIICHIZU MOVIE
2018年04月14日元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が出演する映画『クソ野郎と美しき世界』(公開中)の観客動員数が10万人を突破したことが11日、わかった。公式サイトで「4月10日現在112,504人」と発表された。目標動員数は「15万人」。6日に都内で行われた初日舞台挨拶で発表され、香取は「そうしたら次につながりますか?」と期待を込め、「(15万人)いったときには盛大に言いますけど、突破しなかったら言わないで『また次回やりたいです』って。みなさんにかかってますから!」と呼びかけた。草なぎが出演するエピソードの監督を務めた爆笑問題の太田光は、10日深夜に放送されたTBSラジオ『爆笑問題カーボーイ』(毎週火曜25:00~27:00)で15万人という目標について言及。「お客さんもけっこういい数字らしい。もう9万9000人くらいになっているらしいんです。これはいけるんじゃないか」と手ごたえを口にした。4月6日より全国86(野郎)館にて2週間限定で公開中の同作は、3人のオフィシャルファンサイト「新しい地図」が初めて製作を手掛けた劇場公開作品。Episode.1「ピアニストを撃つな!」(園子温監督/稲垣出演)、Episode.2「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」(山内ケンジ監督/香取出演)、Episode.3「光へ、航る」(太田光監督/草なぎ出演)、Episode.4「新しい詩(うた)」(児玉裕一監督/クソ野郎★ALL STARS出演)の4つの短編からなるオムニバス映画だ。
2018年04月11日「新しい地図」を立ち上げた稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が出演する、オムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』が4月6日より公開された。4つの物語を4人の監督が演出する短編オムニバス構成となる本作の情報をおさらい!■「新しい地図」が製作!中居正広、木村拓哉、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の5人(結成当時は6人)で構成されていた「SMAP」。ファンに惜しまれながらも2016年に解散後、稲垣さん、草なぎさん、香取さんの3人は2017年9月上旬にジャニーズ事務所を退社。その後3人は独立し9月22日に「新しい地図」を立ち上げ、「AbemaTV」での72時間生放送決定や、それぞれがSNSアカウントを開設するなど、これまでにはなかった挑戦の数々でファンだけでなく日本中を驚かせ、楽しませている。そんな「新しい地図」の新プロジェクトとして決定したのが、2週間限定で公開される『クソ野郎と美しき世界』だ。短編オムニバス構成全てのエピソードがつながっており、ラストで1本の映画となる仕掛けに。一つの物語として完成するラストでは、豪華ミュージカルが待っており、稲垣さん、草なぎさん、香取さんの歌って踊る姿が見られる。■あらすじ全力で走る女、フジコ。フジコを追う不気味なマスクをした極悪人「マッドドッグ」。彼らが向かう先には天才ピアニスト。歌を食べて生きる少女「歌喰い」と歌えなくなったアーティストの不思議な関係。失った息子の右腕を探す旅を続ける夫婦。2人が沖縄の海で出会ったのは…?夜な夜なクソ野郎たちが集まるダンスフロアではショーが繰り広げられ…。それぞれのエピソードの監督には、園子温、山内ケンジ、太田光、児玉裕一ら映画界という枠組みを飛び超えた異彩を放つ創作の名手たち。彼らが、それぞれのエピソードで渾身の物語を生み出し、1本の映画を作り上げていく。Episode1.『ピアニストを撃つな!』園子温×稲垣吾郎稲垣さんとタッグを組むのは、『愛のむきだし』でベルリン国際映画賞にて国際批評家連盟賞を受賞し映画界の寵児となり、その後も『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』『新宿スワン』『リアル鬼ごっこ』などを手がけてきた鬼才・園監督。共演は浅野忠信、満島真之介、馬場ふみか、でんでん、神楽坂恵、野崎萌香、冨手麻妙、スプツニ子!。Episode2.『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』山内ケンジ×香取慎吾香取さんとタッグを組むのは、CMディレクターとしても知られ、自身の脚本・演出による演劇プロデュース・ユニット「城山羊の会」を率いた舞台「トロワグロ」では岸田國士戯曲賞受賞した山内監督。共演は本作が映画デビューとなる中島セナと古舘寛治。Episode3.『光へ、航る』太田光×草なぎ剛草なぎさんとタッグを組むのは、お笑いタレント、漫才師、作詞家、文筆家としてマルチな才能を発揮しており、初の小説「マボロシの鳥」や続く「文明の子」なども注目を集めている「爆笑問題」の太田光。共演は尾野真千子、新井浩文、健太郎。Episode4.『新しい詩』児玉裕一×クソ野郎★ALL STARS稲垣さん、草なぎさん、香取さん3人が集結しタッグを組むのは、ミュージックビデオやCMなどを手掛ける映像ディレクターで、手掛けたウェブ広告がカンヌ国際広告賞、クリオ賞、ワン・ショーの世界三大広告賞すべてのインターネット部門でグランプリを受賞した児玉裕一。『新しい詩』で全てのエピソードがつながり、ラストで1本の映画になるという仕掛けとなっている。■クソ野郎たちがダンスフロアに集結!予告編4つの世界観が楽しめる本映像では、夜な夜なクソ野郎たちが集まるダンスフロア「クソユニバース」での様子も映し出される。フロアの中心で、歌っているのは?踊っているのは!?ド派手なショーの中、待ち受けているものとは…。■各エピソードの撮影現場に潜入稲垣吾郎「まさか園監督の世界観に自分がいるなんて…」劇中、「ゴロー」という役名で登場する稲垣さんは、園監督の作品のファンだそうで「たまに園監督が『ゴローちゃん』と僕の名前を呼んでくれることがあるのですが、それがすごくうれしい」と笑顔でコメント。そんな本作では「きわどいシャワーシーン」もあるようだ。取材時には“園ワールド”全開のビジュアルで集結したキャスト陣。不気味なマスクをした極悪人・マッドドッグを演じる浅野さんは「見ての通り面白い役なので、むちゃくちゃやるだけです」、個性的なファッションの満島さんは「メッチャワクワクしていたらこんなになっちゃいました。これはカツラじゃないです」と大胆に髪を刈り上げた姿を披露。フジコ役の馬場さんはセクシーな衣装で登場し「思い切りやりたいです」と気合い十分の様子だった。香取慎吾「久々に歌いたいな」取材が行われたのは中島さん扮する歌を食べて生きる「歌喰い」が、香取さんと出会い、「慎吾の部屋」にやってきて、独創的な会話や歌喰いと香取さんがベッドで添い寝をするなど、不可思議な交流をはかるシーン。歌喰いに歌を食べられてしまうと、その歌を歌うことができなくなるというストーリーについて、撮影当時、香取さんは「久々に歌いたいなという思いもあるんですよ」とポツリ胸の内を明かしていた。なお「慎吾の部屋」の絵はすべて香取さん本人の絵を使用している。草なぎ剛「とても演じがいがある」夫婦役を演じる草なぎさんと尾野さん。撮影されていたのは公園で尾野さんと子役がキャッチボールをするシーンや、夫婦のクライマックスシーン。太田監督は「(草なぎさんにとって)新しいスタートとなる重要な作品に声をかけていただいて嬉しかった」と笑顔を見せた。草なぎさんも「起承転結がしっかりしていて、オムニバスではなくても成立している。『クソ野郎と美しき世界』というタイトルですが、クソ野郎な部分と、美しい部分がしっかり描かれていて、とても演じがいがあります」と話していた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クソ野郎と美しき世界 2018年4月6日より全国にて2週間限定公開
2018年04月06日