元チャットモンチーの福岡晃子(40)が11日、自身のインスタグラムを更新。友だちである俳優の優香(43)が1ヶ月前にインスタグラムを開設するも、フォロワーが29人しかいないことを明かした。福岡は、優香、デザイナーの板橋よしえ氏との3ショットを投稿。「お仕事で東京に来たので、3人で久しぶりにご飯した。話し出すと止まらなくて、仕事の予定も忘れて遅刻しそうになったけど笑」と仕事の合間に3人で会ったことを報告。そのなかで、「優香ちゃんがインスタ開設したって教えてくれたんやけど、ご本人の本物アカウントなのに、開設1ヶ月経ってフォロワー29人でめちゃくちゃ笑った笑『だって自分の顔うつすの恥ずかしいじゃん!』だって。どの口が言うてんねん」と、優香のインスタグラムの現状について言及。続けて、「ケーキの写真1枚しか載せてないのが彼女の本物のアカウントなので、みなさんフォローしてください」とアピールした。また、同じく板橋氏もインスタグラムを更新。「優香ちゃんがインスタ開設したよー!と教えてくれたので、探そうとしたらキーワード"優香"では出てこないっ。そして、顔写真載せるの恥ずかしいからって、ケーキの写真しか投稿してなくて、本人のインスタか怪しい状態にそういう苦手なところも優香ちゃんらしくて大好きだよ 笑」と、現状を報告し、「恥ずかしがり屋さんの優香ちゃんなので、なかなかご本人は出てこないかもしれないけれど!ぜひチェックしてみてくださいー!」とフォロワーに呼びかけた。なお優香のインスタグラムは12日午後2時30分現在、フォロワー3477人となっている。
2024年04月12日「女性ロックバンド」に革命を起こしたチャットモンチー。彼女たちの曲に詞も提供したことのある作家・西加奈子さんが思う、7月の「完結」を迎えたラスト武道館ライブのこと、彼女たちのこと。「私は生きている」文・西 加奈子チャットモンチーはすごいバンドだ。私が知った時にはもうすごかったし、彼女らはデビューの時からすごかった。ちょっと怖くなるくらい格好いい演奏と、とても切実なボーカル。可愛らしい容貌を裏切るバンドだと散々言われてきただろうけど、私はバンドとしての彼女たちを「可愛い」と思ったことは一度もない。いつも、いつだって、ずっと格好良かった。なんだったら「北斗の拳」のラオウの集まりみたいに思っていた。彼女たちの音楽には、ずっと全力で応援されているような気持ちになった。その一方で圧倒的すぎて置いてきぼりにされているような気持ちにもなった。私のためだけに叫んでくれているようにも思えたし、自分たちのためだけに叫んでいるようにも見えた。とにかくどんな感想も想いも矛盾しなかった。自分が感じたことを、全部信じることができた。唯一共通点があったのは、彼女らの演奏を聞くと、いつもお腹いっぱいおにぎりを食べた後のような、とてもシンプルな幸福を感じることだった。彼女たちの潔い佇まいと、それは無関係ではないはずだ。どれだけ高度な演奏をしても、複雑な楽曲を披露しても、彼女たちの姿勢はシンプルだった。自分たちがいいと思う音楽を奏でる。つまり真っ向勝負をしていた(やっぱりラオウだ!)。おにぎりが私たちを生かしてくれているように、彼女たちの音楽に「生かされている」と思うことは多々あった。表現というものは、いつだって食べ物の救いよりは遅い。圧倒的に遅い。表現それ自体が物理的に人の命を救うことはないと、表現する人間ならみんな分かっている、はずだ。でも、私にとってチャットモンチーは限りなくおにぎりなのだった。なんかもう、ものすごく生きることに直結させてくれる音なのだった。そんなチャットモンチーが「完結」する。メンバーの脱退や変化を繰り返し、それでもチャットモンチーはずっとそこにあり続けるだろうと思っていた。勝手に私の常食にしていた、おにぎりが、なくなる?寂しくてめまいがしたけれど、彼女たちが「解散」という言葉を使わないこと、そこに何かすごく意味があるような気がした。これは絶対に目撃せねば、と思った。それで武道館へ行った。武道館のチャットモンチーは、いつもと変わらなかった。「CHATMONCHY MECHA」「たったさっきから3000年までの話」ラオウ的真っ向勝負をして、私たちみんなの口に、おにぎりを放りこんでくれた。「the key」「裸足の街のスター」演奏が終わるたびに、私の体はあたたかなもので膨らんだ。ああ、これがチャットモンチーだ。最初から私はずっと泣きそうで、結局泣いてしまって、すごく泣いて、その時思っていたことは「チャットモンチーを見れなくなるなんて嫌だ」ではなくって、「ありがとうチャットモンチー」なのだった。「私を生かしてくれて、ありがとう!」最近、みんな「ちょっとだけ死のう」としているように思う。本当に死にたいんじゃない。それどころか生きたくてたまらない。だから、自分が「本当に生きている」ことを実感したくて、ちょっとだけ死のうとしているように思うのだ。例えば分かりやすく手首をちょっと切ってみるだけじゃない。痛みを感じ、流れる血を見て「生きている」と思うのではなく、インターネットに誰かの悪口を書いたり、悪いお酒を飲んで酩酊したりして、チクチクと自分の心を刺すのだ。そうして見えない血を流して、それで「生きている」と思う。チャットモンチーの音楽は、「ちょっとだけ死ぬ」必要なんてないんだよ、と言ってくれていた。そんなことしなくても、自分を傷つけなくても、あなたは生きている。まごうことなく、完全に、全身全霊で生の只中にあるから、だから生きているんだよ。そう、叫んでくれていた。「砂鉄」「クッキング・ララ」「惚たる蛍」「染まるよ」私は生きている。「majority blues」「ウィークエンドのまぼろし」「例えば、」生きて、歌を歌う。「東京ハチミツオーケストラ」「さよならGood bye」「どなる、でんわ、どしゃぶり」熱狂する。「Last Love Letter」「真夜中遊園地」「ハナノユメ」体中を血がぐるぐると回る。それは、痛みを覚えるための血じゃない。生きている、それはもう圧倒的に生きている証拠の血が流れるのだ。「シャングリラ」「風吹けば恋」「サラバ青春」7月4日の武道館、私たちはみんなで生きていた。みんなで、ちっとも死なずに生きていた。チャットモンチーのへその緒に、みんなで繋がっていた気分だ。確かに彼女たちは「完結」した。そしてそれは同時に、生まれ直す行為だった。圧倒的に生きたまま生まれ直す行為。彼女たちの音楽が、その粒が私たちの体に入り込み、血になって、骨になって、細胞になって、心になった。そういえば武道館に下がった垂れ幕には、大きな字でこう書かれていたではないか。「Every day is your birthday」新しい誕生日おめでとう、私たち。新しい誕生日おめでとう、チャットモンチー。にし・かなこ作家。1977年生まれ、エジプト、大阪育ち。『サラバ!』(小学館)にて直木賞受賞。最新刊に『おまじない』(筑摩書房)。チャットモンチーの楽曲「例えば、」では、作詞を担当した。チャットモンチー2004年、地元徳島県にて結成。幾度かのメンバーチェンジを経て、橋本絵莉子(Vo、G)、福岡晃子(Ba、Dr)、高橋久美子(Dr)の3人での活動を始める。2005年、ミニアルバム『chatmonchy has come』にてメジャーデビュー。以降、テレビアニメ『働きマン』のエンディングテーマに抜擢された「シャングリラ」をはじめ、数々のヒット曲を世に出す。’11年の高橋の脱退以降は、サポートを迎えつつ2人体制で活動。’18年7月4日の日本武道館ライブ、そして同21日・22日の「徳島こなそんフェス」をもって「完結」。※『anan』2018年9月12日号より。写真・古溪一道上山陽介(by anan編集部)
2018年09月07日チャットモンチーが7月に活動を《完結》する。昨年11月にふたりからのメッセージが発表されると、困惑と悲しみの声が巻き起こったが…。「いままでは次のアルバムはどうしようか、と考えてきたけれど、次の目標はチャットモンチーを終わらせる、完結させるという言葉が、さらりと出てきたんです」(橋本絵莉子)「えっちゃんからそう聞いたとき、なるほどと思いました。いい形で終わらせることができる気がして、すごく前向きになりました」(福岡晃子)11月の段階ではどんな完結になるか白紙だったそう。しかし、ふたりは最後に素晴らしいアルバム『誕生』を完成させた。しかもいかにもラストという“最終章”“集大成”という内容ではなく、新たな試みに溢れたポジティブな作品でもある。「ラストということをテーマにしてアルバムを作るのは難しかったので、いま私たちが一番興味のあるテーマで制作しました。それが生楽器をほとんど使わない、全編打ち込みというサウンド作りでした。最後に新しいことに挑戦するのもチャットらしい、という気持ちもあり、前進しながら作ったアルバムです」(福岡)主にトラックメイキングは福岡さんが手掛けたが、「打ち込み初心者なので、先輩のPOLYSICSのハヤシさんなどに、電話やメールをしまくって(笑)、あれこれ教えてもらいながら作り上げました」。そして完成した作品は、作り方は変わっても、まさしくチャットモンチーにしか奏でられないサウンドだ。「歌詞についても、こんなふうに思われるかな、ということをいつもより気にしないで書きました。リード曲の『たったさっきから3000年までの話』は、実家の父の姿と息子の姿を重ね合わせて、世代交代をしていく感じを詞にしました」(橋本)福岡さんが書いた「裸足の街のスター」は、そのままチャットモンチーのことをテーマにしている。「最後の歌詞になるから、いままでのことを書けたらな、と思って。裸足というのは、徳島のスタジオが靴を脱いで演奏するところだったので。昔のライブは靴下でやっていたんですよー!(笑)」(福岡)また「砂鉄」という曲は、元メンバーの高橋久美子さんが歌詞を提供している。3人の関係をストレートな言葉で綴る美しい曲だ。「3人で作ったもののCD化していない良い曲があったので、それを入れようと思っていたら、デモテープが見つからなくてメロディが思い出せなかったんです。それで、久美子にイチから新しい歌詞をお願いしてみました」(橋本)あまり語られない家族のこと、メンバーのことを彷彿とさせる歌が聴けるのも、嬉しいポイントだ。『誕生』リリース後は、武道館のラストワンマンと徳島のイベントで、いよいよチャットモンチーは完結する。完結後のことを聞いてみると、橋本さんは「分からないです。いまはまったく想像できない」、福岡さんは「決まっていません。転職してもいいかな(笑)」。ショックを受けるファンがいるかもしれないけど、「趣味になっても音楽は続けていくと思う」とも。どんな形であれ、またいつかふたりが奏でる素晴らしい音楽を聴ける日が来るだろう。写真左・福岡晃子(B&D&KEY)右・橋本絵莉子(V&G)7/4にラストワンマンを日本武道館で行う。7/21・22は地元・徳島で「チャットモンチーのこなそんフェス2018」を主催し、結成から18年の活動を完結させる。Last Album『誕生』【初回生産限定盤】¥3,000【通常盤CD】¥2,400全編打ち込みで制作された7枚目のオリジナルアルバム。全7曲。『誕生』と同日発売の6th Album『共鳴』【Forever Edition 2CD】¥3,4006thアルバムのリマスター盤。DISC2は『共鳴』の全曲の、2015~2016年に演奏されたライブテイクを収録したCD。(Ki/oon Music)※『anan』2018年7月4日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)文・北條尚子(by anan編集部)
2018年07月01日ロックバンドのチャットモンチーが、J-WAVEのラジオ番組『SPARK』(毎週月曜~木曜 24:00~25:00)に5月マンスリーナビゲーターとして登場し、約2年ぶりの番組復活を果たすことが分かった。初回放送は5月2日で、9日・16日・23日・30日の全5回を予定している。チャットモンチーの『SPARK』は、2014年の10月から2016年3月までの約1年半にわたって、計77回放送されていた。最終回では「またどこかでお耳にかかることもあるかも」と語っており、その言葉通りに今回、再登場することとなった。7月に最後のワンマンライブとなる日本武道館公演『CHATMONCHY LAST ONEMAN LIVE ~I Love CHATMONCHY~』、 そして地元徳島で開催する『チャットモンチーの徳島こなそんそんフェス2018 ~みな、 おいでなしてよ!~』をもって"完結"(解散)するチャットモンチー。今回の番組復活では、かつての名物コーナーの他、約13年にも及ぶメジャーシーンでの活動に終止符を打つ彼女たちのリアルな心境が語られる予定だ。
2018年04月25日蒼井優が演じる主人公が登場しない、“行方不明”の特報映像が話題を呼んでいる『アズミ・ハルコは行方不明』。本作の主題歌を、2人体制となった「チャットモンチー」が映画主題歌としては8年ぶりに書き下ろしていることが分かった。突如、街中に拡散される、女の顔のグラフィティアート。無差別で男をボコる、女子高生集団。ひとりのOLの失踪をきっかけに1つの街で交差する、2つのいたずら。これは、行方不明になったOLアズミハルコの企みなのか?ハルコは、なぜ姿を消したのか?『私たちのハァハァ』の松居大悟監督が作家・山内マリコの同名小説を、蒼井さんを主演に迎え映画化した本作。さらに、行方不明の女の顔をグラフィティアートとして街中に拡散する若者集団「キルロイ」のメンバーを、NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」や大ヒットした『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の高畑充希が演じ、20代、30代を代表する実力派女優の共演により最強の青春映画が誕生した。そんな本作の主題歌を手がけたのは、2011年より橋本絵莉子 (Guitar, Vocals) 、福岡晃子 (Bass, Chorus)の2人体制となった徳島県出身のガールズ・ロックバンド「チャットモンチー」。主題歌「消えない星」は、本作の脚本を読んで、福岡さんが作詞を行い、橋本さんが作曲を行った書き下ろし楽曲。映画主題歌を担当するのは、実に8年ぶり。15年11月のデビュー10周年記念の日本武道館公演では、アンコールにて「まだこれからどうなるかわからない、赤ちゃんみたいな曲ですけど」という紹介の後、橋本さん&福岡さんの2人によって初披露された。レコーディングは2人編成で行われ、CDリリースは映画公開に合わせた11月下旬を予定している。<「チャットモンチー」コメント>■橋本絵莉子映画を観て、女性の、弱いところ、強いところ、情けないところ、負けないところ、変わっていくところ、全部に、そのまま自分と、変化していくバンドを重ねました。あっこちゃんからもらった歌詞に、歌いたいようにメロディーをつけて、2人で完成させました。映画館でたくさん流れてほしいです。■福岡晃子脚本を読んで、迷わず歌詞を書きました。実はもう存在しないかもしれない星にも、ひとは願いをかけます。それぐらい事実なんてものは、人間にはあまり関係のないことなのかもしれません。ひとの中にあるそれぞれの真実が世界をつくっていて、それが美しいときと、どうしようもなく不条理に思えるときがあることを目の当たりにする映画だと思います。『アズミ・ハルコは行方不明』は12月、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月24日2月1日(水)にリリースされる橋本絵莉子・福岡晃子のふたり体制での第1弾シングル『満月に吠えろ』が楽しみなチャットモンチー。同曲が、2012年1月22日(日)スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『妄想捜査~桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』主題歌に決定した。チャットモンチーの情報を見る9月いっぱいでドラムの高橋久美子が脱退し、新ドラマーの行方に注目が集まっていた中、新体制のお披露目となる「チャットモンチーの求愛ツアー」(11月18日~12月4日)では、今夏猛練習を積んだベースの福岡晃子が、なんと“ドラムを担当する”という誰もが予想しなかった2ピースバンドの姿を披露しファンを驚愕させた。『満月に吠えろ』は、チャットモンチーとしては『Last Love Letter』(2009年2月リリース)以来約3年ぶりのシングル。新体制でのサウンドがドラマをどのように彩るのか、大きな注目が集まる。【チャットモンチー コメント】「“暗くて長い夜も、みんなで吠えて乗り越えていこうぜ!”という曲です。どうせ乗り越えるなら、堂々とやってしまいたいという気持ちを込めて作りました。うぉおー!!!」
2011年12月16日