フランスを舞台に、世界で初めてレストランを作った男の爽快な人間ドラマを描く映画『デリシュ!』が現在公開中。この度、元宮廷料理人マンスロンが良い食材の見極め方を伝授する本編映像がシネマカフェに到着した。貴族と庶民が同じ場所で食を共にすることが考えられなかった時代。世界初のレストランはいかにして生まれたのか。フランス革命と共に訪れる食の革命、世界初のレストラン誕生の秘密が描かれる本作。9月2日より全国11館で公開され、ミニシアターランキングで初登場1位を奪取。今回到着した映像は、元宮廷料理人マンスロンに弟子入りを志願した女性ルイーズに、料理の基本である“良い食材の見極め方”を伝授するシーン。テーブルの上に並ぶのは、ルイーズが採ってきた木の実やキノコ、香草。マンスロンは食材をひとつひとつ吟味し、「この香草は小便臭い。キノコはこの2つと小さいのは合格」と食材の見極め方を指南。キノコを指して「だがこれは誰かを消したいときに使う」とジョークを交えながら、「森の奥にはトリュフやウズラも。いい食材を見分けてこそ真の料理人だ」と、食材採取から調理まで、全てが繋がってこそ、美味しい料理ができるのだと教える。そして、マンスロンはルイーズに「オムレツは?」と問い、焼け具合を確認しながらオムレツを口にし、「味がない」と一蹴する場面も。そんな謎の女性の弟子入り、父の信念を信じる息子の応援で、マンスロンは料理人としての誇りを取り戻す。『デリシュ!』はTOHOシネマズ シャンテほかにて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:デリシュ! 2022年9月2日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©︎2020 NORD-OUEST FILMS―SND GROUE M6ーFRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS
2022年09月10日現在公開中の映画『デリシュ!』より、本編映像が公開された。1789年、フランス革命前夜。宮廷料理人マンスロン(グレゴリー・ガドゥボワ)は、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、主人である傲慢な公爵(バンジャマン・ラベルネ)に解任されてしまう。失意を抱えた彼は、息子(ロレンゾ・ルフェーブル)を連れて実家へ。そんなある日、料理を学びたいという謎めいた女性ルイーズ(イザベル・カレ)が現れる。彼女の助けと息子の協力を得たマンスロンは料理を作る喜びを再び見出し、世界で初めて一般人のために開かれたレストランを営むことに。店はたちまち評判となったが、そこにあの公爵が訪れた……。貴族と庶民が同じ場所で食を共にすることが考えられなかった時代、世界で初めての「レストラン」はいかにして生まれたのか。フランス革命と共に訪れる「食の革命」、世界初のレストラン誕生の秘密が今明らかとなる。公開された本編映像は、公爵の来店に向けてマンスロンが準備に奔走し、厳選した食材を調理する場面。まず飛び込んでくるのは、公爵が舌を巻く料理を振る舞おうと考えている気合充分のマンスロンの姿だ。美しい自然に囲まれた場所では、数多くの人々が慌ただしく食事会の準備を手伝っている。なかにはマンスロンの息子とルイーズも。一方、厨房のマンスロンの調理卓には、肉、野菜、パイナップルやブドウなど、極上の素材が並ぶ。野菜をひとつ手に取ると香りを確認する横顔には、料理人としての自信にあふれている。場面が切り替わると、大小様々な包丁がズラリと並べられ、食材にあった1本を選ぶシーン。鶏肉をグリルでじっくりと焼いて卵黄を塗り、丁寧に練った生地に包み込む。鍋にバターを落とし、野菜とマッシュルームを細かく刻み込んでいく。まさにプロフェッショナル。汚名返上のチャンスに賭けたマンスロンの姿が、フランス印象派の絵画のように映し出された映像だ。『デリシュ!』公開中
2022年09月02日美食の国、フランスを舞台に、世界で初めてレストランを作った男の爽快な人間ドラマを描いた『デリシュ!』より、本編映像が解禁された。今回解禁された本編映像は、公爵に解雇され寝床に伏せっていた元宮廷料理人のマンスロン(グレゴリー・ガドゥボワ)が、旅籠を訪れた軍人たちが食事を楽しんでいる姿を目にした直後の場面。食事代金を手にした弟子のルイーズ(イザベル・カレ)は、「もうあなたに公爵(バンジャマン・ラベルネ)は必要ない。今日のようにやればいい」と、これからの雇い主は公爵ではなくひとりひとりのお客さんだと告げる。そして息子のバンジャマン(ロレンゾ・ルフェーブル)も「そうだよ。ここを変えよう。どんな人にも開かれた場所に。僕たちならできる」と口を揃え、ルイーズも「料理をたっぷり出せばお客は幸せになるし心を込めたもてなしには金を惜しまない」「遠回りしてでも食べに来る。あなたの料理を」と太鼓判を押す。興奮し、未来のレストランのイメージをドンドン膨らませていくルイーザとバンジャマンのふたりの矢継ぎ早の提案に対し、公爵との関係を気にするマンスロンは、やっとのことで「大テーブルは反対だ」と発言。そんな父に時代が大きな変化を迎えていると感じている息子は、気球の描かれた紙を突きつけ「父さんが決めるんだ。自由に作れる。公爵はもう忘れてよ。あとは父さん次第だ。空も飛べる時代だ」と啖呵を切る。ふたりの言葉に、マンスロンもようやく「スペースが要るな」とつぶやき、失意の底から料理人としての誇りと情熱を取り戻していく。1789年、貴族と庶民が同じ場所で食事をすることが考えられなかった時代に、貴賤に関係なく誰もが気軽に食事を楽しめる世界で初めてのレストランはいかにして生まれたのか。その秘密は映画館で確かめてほしい。『デリシュ!』は9月2日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デリシュ! 2022年9月2日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©︎2020 NORD-OUEST FILMS―SND GROUE M6ーFRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS
2022年09月02日いつの時代も、人々の心を動かすものといえば、おいしい料理。そこでオススメする1本は、美食の国フランスを舞台に、料理で“革命”を起こそうと奮闘する主人公の姿を描いた注目作です。『デリシュ!』【映画、ときどき私】 vol. 5161789年、革命直前のフランスで、誇り高い宮廷料理人として働くマンスロン。ある日、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことで貴族たちの反感を買い、主人である傲慢な公爵に解任されてしまう。息子と共に実家へ戻ったマンスロンは、もう料理はしないと決めていた。そんななか、訪ねてきたのは、彼のもとで料理を学びたいという謎の女性ルイーズ。はじめは不審がっていたマンスロンだったが、彼女の真っ直ぐな想いに触れるうちに料理への情熱を取り戻す。そして、ついにふたりは世界で初めて一般人のために開かれたレストランを営むことに。ところが、店はたちまち評判となり、公爵にその存在を知られてしまうのだった……。タイトルの『デリシュ!』とは、フランス語で「おいしい」という意味を持つ単語ですが、食欲をそそる料理が次々と登場する本作。今回は、こちらの方にお話をうかがってきました。エリック・ベナール監督1999年に長編映画監督デビューをはたしたのち、おもに脚本家としてキャリアを積み重ねてきたベナール監督。本作では長編7本目の監督作にして、初の時代劇に挑戦しています。そこで、制作過程の苦労話や料理シーンの裏側などについて、語っていただきました。―まずは、この題材に行きついた経緯から教えてください。監督今回は、フランスのアイデンティティを形作るものに焦点を当てたいという思いから始まりました。劇中の時代は、自分の名前や地位、血統といったものよりも、自分が何をするかが重要視され始めたとき。そこから権利や可能性の平等が生まれていくので、庶民層の人が自分の才能を周りに提案していく様子と提案される側の人々の姿、その両方を見せたいと思いました。特にレストランというのは、出自に関係なく、貴族も庶民もみんなが食事をする場所なので、まさにその過程のシンボル。そういったなかで、新しいアイデンティティが作られていくと考えたのです。―何と言っても料理のシーンが見どころでしたが、撮影時には苦労も多かったのではないでしょうか。監督私自身、料理はわりと好きなほうではありますが、すごく得意というわけではないので、本物のシェフに来てもらって一緒にやる必要がありました。ただ、フランスのことわざに「船頭が2人いると船は転覆する」というものがあるように、指示する人が多いがゆえの大変さはあったと思います。形や中身は、試行錯誤しながら作り上げた―つまり、映画監督とシェフでは、お互いが求めているものに違いがあったと。監督映画界も料理界も非常に縦社会で、時間との戦いなので、共通点は多くあると思います。ただ、おいしいものを作らなければいけないというシェフと、おいしく見えるかどうかを重視する映画監督との間で大きな違いがありました。私としては、美しくておいしく見えることをまず大切にしています。―そんななか、物語のカギを握る創作料理「デリシュ」はどのように作りあげていきましたか?監督私が最初にシナリオを書いたとき、「デリシュ」はじゃがいもとトリュフの揚げ物みたいな料理というコンセプトがあっただけ。形も決まっていなかったので、クロワッサン型や三日月型など、いろんな形をテストして、最終的にいまのようになりました。中身に関しても、じゃがいもとトリュフしか決まっていなかったので、それ以外は18世紀に存在する食材を調べながら試行錯誤して作っています。その際、シェフから「世界一おいしいトリュフを使いましょう!」と言われたのですが、撮影のために100個ほど作らなければならず、映画監督としては予算も考えなければいけなかったので、それが問題になったこともありましたね……。―確かに、トリュフを使うだけでもかなりお金がかかりそうです。監督なので、結果的にはトリュフが入っているもの、じゃがいもとキノコが入っているもの、そしてじゃがいもだけのもの、という3パターンで作りました。それの使いわけ方は、私の機嫌によって。機嫌がいいときは俳優にトリュフ入りをあげていましたが、機嫌が悪いときはじゃがいもだけのものをあげたりしていました(笑)。料理の映画ならではの大変さにも見舞われた―俳優たちが気づいていたかわかりませんが、おもしろいですね。あとは、撮影のタイミングなども難しかったのではないでしょうか。監督おそらくアジア映画は得意な分野だと思いますが、料理のシーンを撮るのは特別なことだと感じました。というのも、撮り直しを何度もするので、撮りたいときにちゃんと食べれるものが出来上がっていないといけないですから。予算を考えながら温度や品質の管理などをしなければいけないので、とても複雑でしたが、そのあたりが料理に関する映画ならではの大変さだと思います。―なるほど。ちなみに、監督は日本の食文化から影響を受けていることはありますか?監督実は、私の息子は日本語が少し話せるくらい日本が大好きで、しょっちゅう日本料理屋さんに行こうと言っています。フランスでは、天ぷらやお刺身、お寿司を食べることが多い印象ですね。ただ、私はあまり詳しくはないので、この質問は息子のほうが答えられるのではないかと思うくらい、我が家には日本料理の専門家がひとりいますよ(笑)。―日本人としては、気に入っていただけてうれしいです。ほかにも、監督にとって思い出の味というのがあれば、教えてください。監督私が好きな料理は、オムレツです。一見すると、誰でも作れるくらいシンプルな料理に思われがちですが、作る人によって自分の味を出すことができる一品だと感じています。魚を入れてもいいし、ナッツや辛いものなど、その人によって何を入れていいので、「〇〇風オムレツ」みたいに作った人の名前を付けられるのも楽しみではないかなと。あと、思い出深い料理としては、祖父が作ってくれたマスタード入りのウサギ料理が忘れられないです。女性が物語を引っ張る推進力を持ってくれた―また、今回は食だけでなく、主人公に大きな影響を与える女性ルイーズの存在も欠かせません。ananweb読者たちは彼女の目線から物語を観る部分もあると思いますが、このキャラクターを作るうえでどのような意識をされましたか?監督確かに、本作において物語を引っ張っていく推進力があるキャラクターとなっているのがルイーズなので、彼女はとても重要な存在でした。ただ、18世紀を舞台にした作品で女性を描こうとすると、選択肢として上がるのは、貴族か娼婦か下女。そこで、私はその3つをいっぺんにまとめて彼女1人で描こうと考えました。正体不明の人物として登場した彼女は、ある秘密を抱えていることが明かされますが、そういった複雑なアイデンティティを持っているおかげで、当時の典型的な側面を持ちながらも現代性のある人物像になったと思っています。観客に対しては、徐々に本当の彼女がわかっていくような見せ方にしました。―それでは最後に、監督の創作意欲の源を教えてください。監督まずは、単純に何が私を突き動かしているのかに尽きるのではないかなと。私の場合は、政治的な部分が大きく、「いまあるもの」と「こうあるべきもの」の間にある距離を縮めていくことが私のモチベーションだと思います。それをするためにも、自分の視点を表すような物語を作っているところです。それらの作品を通して私自身の主観や考え、見方といったものをほかの人に提案していくので、そういった意味では、料理人と映画監督は似ているのかもしれませんね。これからも、私を突き動かすものを作品として実現していきたいです。人生を切り拓くためのレシピを教えてくれる!さまざまな困難に見舞われながらも、料理という“武器”を手に、新たな革命を起すために戦い続ける男の姿に感動を覚える本作。目で楽しめるだけでなく、心も満たしてくれるまさにデリシュな“おいしい映画”です。取材、文・志村昌美引き込まれる予告編はこちら!作品情報『デリシュ!』9月2日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開配給:彩プロ️©2020 NORD-OUEST FILMS―SND GROUE M6ーFRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS️© Charly atelier photographie
2022年09月01日フランス革命前夜、美食の国で、世界で初めてのレストランを開業した者たちを描く爽快な人間ドラマ『デリシュ』。この度、セザール賞に輝くイザベル・カレが演じる、失意を抱えた料理人マンスロンの前に「弟子にしてくれ」と現れる女性ルイーズに注目した。貴族と庶民が同じ場所で食を共にすることなどが考えられなかった時代に、世界で初めての「レストラン」はいかにして生まれたのか?フランス革命と共に訪れる「食の革命」といえる世界初のレストラン誕生の秘密が描かれる。自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、主人である傲慢な公爵に解任される主人公マンスロン。彼の元を訪れる謎めいた女性ルイーズを演じたのは、10代から俳優として活躍するイザベル・カレ。『恋路』(91)、『プロヴァンスの恋』(95)などの話題作に出演し、『記憶の森』(01)の演技が高く評価され、フランス映画界で権威のあるセザール賞主演女優賞を受賞した。フランソワ・オゾン監督『ムースの隠遁』(09)や『奇跡のひとマリーとマルグリット』(14)に続く主演作『KOKORO』(16)では國村隼とも共演、着実にキャリアを伸ばしてきた。今回、イザベルが演じる謎の女性ルイーズをとらえた場面写真3点が解禁。最初の1枚は、料理への希望を見失いどん底にいるマンスロンに、フードを纏ったルイーズが「弟子にして下さい」と申し出る姿。続いて、「料理は男の仕事だ」と断るマンスロンに対して食らいつくシーン。料理人になりたいと願う彼女の決意は固く、全ての貯金を差し出して食い下がる。そして、ルイーズの熱意に押され、渋々弟子入りを認めたマンスロンを鋭いまなざしで見つめる毅然とした姿。このとき、2人の間には何が起こっていたのか。厨房が男の職場とされた時代に、なぜ、彼女は料理を学ぼうとするのか。実は彼女の胸の内には誰にも話すことのできない“ある秘密”が隠されているのだが…。実はジャガイモをむくことすらできなかったというイザベルが演じるルイーズ。世界で初めてのレストラン誕生を描く本作に隠された、もう1つのドラマにも注目だ。『デリシュ!』は9月2日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デリシュ! 2022年9月2日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©︎2020 NORD-OUEST FILMS―SND GROUE M6ーFRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS
2022年08月15日9月2日(金)より公開される映画『デリシュ!』から、主人公の料理人マンスロンが檄を飛ばす公爵家の厨房を捉えた本編冒頭映像が公開となった。本作は、美食の国、フランスを舞台に、世界で初めてレストランを作った男の爽快な人間ドラマ。貴族と庶民が同じ場所で食を共にすることが考えられなかった時代のフランスで、「レストラン」は誕生した。フランス革命と共に訪れる「食の革命」、世界初のレストラン誕生の秘密が今明らかになる。1789年、フランス革命前夜。宮廷料理人マンスロン(グレゴリー・ガドゥボワ)は、自慢の創作料理“デリシュ”にジャガイモを使ったことで貴族たちの反感を買い、主人である傲慢な公爵(バンジャマン・ラベルネ)に解任されてしまう。失意を抱えた彼は、息子(ロレンゾ・ルフェーブル)を連れて実家に帰る。ある日、料理を学びたいという謎めいた女性ルイーズ(イザベル・カレ)が現れ、彼女の助けと息子の協力を得たマンスロンは料理を作る喜びを再び見出し、世界で初めて一般人のために開かれたレストランを営むことに。店はたちまち評判となるが、公爵が訪れることになり……。本作のタイトル『デリシュ』とは、フランス語で「美味しい」を意味する言葉。公開された本編映像は、小麦とバターを合わせ、ミルクと卵を混ぜ合わせて生地を繊細にこねていく描写で幕をあける。生地を円形の型で切り込み、薄くスライスしたジャガイモにトリュフを詰めていく。その上に三日月型の生地を重ね合わせて、仕上げに卵黄を塗る。実はこの料理、マンスロンが“デリシュ”と名づけた自慢の創作料理なのだ。その出来映えをルーペで覗き込むマンスロン。だが、フライパンを落とすけたたましい音に静寂はかき消される。次に映像は見習いの少年の背中を追って、マンスロンが仕切っている宮廷料理の厨房へ。そこには鍋を洗う者、野菜を切る姿、器用にフライパンを返す料理人もいる。厨房内を一望したマンスロンが、「バターだ!精を出せ!バターを使え。惜しみなく」と叫ぶ下で、白い作業着とコック帽の料理人たちがそれぞれに忙しく料理を続けている。「魚介には氷を、肉には火を、鳩はレアに、野菜はカリカリに」と、すべての料理に気を配るマンスロンの視点の先には、色とりどりの野菜、氷漬けの新鮮な魚介類、グリルで焼いた肉などの映像が畳みかけられ、思わず食欲をそそられる。「ただ作るんじゃない。うまい料理を作るんだ。喜ばせろ!」と、公爵の食事会に集った貴族たちに極上の料理を給仕しようとするマンスロンの姿から、公爵への忠誠心と料理人としてのプライドが垣間見える内容となっている。この後、マンスロンが精魂込めて作ったメニューと自慢の創作料理“デリシュ”がゲストたちに振る舞われる。だが、当時のフランスでは、ジャガイモは豚のエサとして使われることが多く、貴族が口に入れる食材ではなかったことから、事態は誰もが予期しない方向へと進んでいくことに……。自分を信じる料理人マンスロンには、果たしてどんな未来が待ち構えているのだろうか。『デリシュ!』9月2日(金)より公開
2022年08月10日世界初のレストラン誕生秘話を描く『デリシュ!』より日本版オリジナル予告が到着した。本作は美食の国、フランスを舞台にした、世界で初めてレストランを作った男の爽快な人間ドラマ。宮廷料理人を解任されたマンスロン(グレゴリー・ガドゥボワ)が世界で初めて一般人のために開かれたレストランを営む姿が描かれる。今回初解禁となった予告編映像では、マンスロンが自慢の創作料理「デリシュ」を貴族たちに振る舞うシーンから始まる。豪華絢爛な料理が並ぶ中、「デリシュ」を口にした司祭は「トリュフとジャガイモは豚に食わせておけ」と皿ごと投げ捨てる。当時、豚のエサとして使われることが多かったジャガイモを使用したことを知った貴族たちは、「我々は豚だと思われた」と声高に嗤う。神妙な顔つきの料理人に、主人である公爵は怒りに震えて解雇を言い渡す。息子と実家に戻ったマンスロンの前に、「弟子にしてください」という女性、ルイーズが現れる。「料理人は辞めた」と冷たく言い放つが、彼女の熱意に押されて希望を受け入れる。失意を抱えていたマンスロンだったが、息子に「このまま人生を諦めないで」と叱咤され、ルイーズからは「あなたは料理を作ればいいんです」と激励され、再び美味しい料理をつくる喜びを見出していく。「誰でも食事を楽しめる場所をつくる」と決意したマンスロンは、「世界は変えられるんだ」と明日を見つめる息子、そしてルイーズに支えられ、料理人としての誇りを取り戻していく。自らの表現を信じた料理人が起こしたもうひとつの“美味しい”革命。世界で初めての「レストラン」誕生の秘密が明かされる様子が切り取られている。『デリシュ!』は、9月2日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デリシュ! 2022年9月2日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©︎2020 NORD-OUEST FILMS―SND GROUE M6ーFRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS
2022年08月02日世界で初めてレストランを作った男の爽快な人間ドラマを描いた『デリシュ!』より、場面写真11点が解禁された。貴族と庶民が同じ場所で食を共にすることが考えられなかった時代、世界で初めての「レストラン」はいかにして生まれたのかを、美食の国フランスを舞台に描く本作。この度解禁された場面写真は、マンスロン(グレゴリー・ガドゥボワ)とルイーズ(イザベル・カレ)が厨房で和やかに小麦粉を捏ねるシーンを含めた11点。繊細な指先使いでマッシュルームをカットし、丁寧にお皿に盛り付けするマンスロンの姿からは料理愛が溢れる。そんな彼が精魂込めた料理の数々を公爵(バンジャマン・ラベルネ)と貴族たちが吟味するのだが、当時のフランスではじゃがいもは一般的には豚のエサとして使われることが多く、まして優雅な貴族の食卓に並ぶものではなかったため、じゃがいもを使った創作料理「デリシュ」は司祭に注文をつけられてしまう。そして司祭のひと言で公爵も豹変し、マンスロンは解雇を言い渡される。写真の中には失意のマンスロンに弟子入りを志願するルイーズ、進歩的な考え方を持ち父に反発する息子(ロレンゾ・ルフェーブル)とのスリーショット、公爵の執事イアサント(ギヨーム・ドゥ・トンケデック)が厨房で指示を伝える場面。また、テーブルに並んだ料理の数々や、「デリシュ」を両手に抱えるマンスロンにルイーズが寄り添って給仕に向かう場面など、作品を彩るシーンの数々が切り取られている。『デリシュ!』は9月2日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デリシュ! 2022年9月2日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©︎2020 NORD-OUEST FILMS―SND GROUE M6ーFRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS
2022年07月21日9月2日(金)より公開される映画『デリシュ!』から場面写真が公開された。『デリシュ!』は、美食の国、フランスを舞台に、世界で初めてレストランを作った男の爽快な人間ドラマ。1789年、フランス革命前夜。誇り高い宮廷料理人のマンスロン(グレゴリー・ガドゥボワ)は、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、主人である傲慢な公爵(バンジャマン・ラベルネ)に解任されてしまう。失意を抱えたマンスロンは、息子(ロレンゾ・ルフェーブル)を連れて実家に帰ることになる。ある日、料理を学びたいという謎めいた女性ルイーズ(イザベル・カレ)が現れる。弟子は不要と断り続けるが、熱意に押されて彼女の希望を受け入れるのだった。やがて、マンスロンは美味しい料理を作る喜びを再び見出す。そして、ルイーズの助けと息子の協力を得て、世界で初めて一般人のために開かれたレストランを営むとことになる。店はたちまち評判となり、公爵にその存在を知られてしまう。貴族と庶民が同じ場所で食を共にすることが考えられなかった時代に、世界で初めての「レストラン」はいかにして生まれたのか!?フランス革命と共に訪れる「食の革命」、世界初のレストラン誕生の秘密が今明らかになる。公開された場面写真は、マンスロンとルイーズが厨房で和やかに小麦粉を捏ねるシーンなどの劇中カット。繊細な指先使いでマッシュルームをカットし、丁寧にお皿に盛り付けする姿からは料理愛が溢れる。そんなマンスロンが精魂込めた料理の数々を公爵と貴族たちが吟味する。だが、創作料理「デリシュ」に司祭が注文をつける。当時のフランスでは、じゃがいもは一般的には豚のエサとして使われることが多く、まして優雅な貴族の食卓に並ぶものではなかった。司祭のひと言で公爵も豹変し、解雇を言い渡すことになってしまう。失意のマンスロンに弟子入りを志願するルイーズ、進歩的な考え方を持ち父に反発する息子とのスリーショット、公爵の執事イアサント(ギヨーム・ドゥ・トンケデック)が厨房で指示を伝える場面もある。また、テーブルに並んだ料理の数々や、「デリシュ」を両手に抱えるマンスロンにルイーズが寄り添って給仕に向かう場面も。フランス革命前夜、自らの表現を信じた料理人が起こしたもうひとつの”美味しい“革命。ぜひ、映画館で味わってほしい。『デリシュ!』9月2日(金)より公開
2022年07月21日フランス映画『デリシュ!』が、2022年9月2日(金)より、TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー。フランス革命前夜「世界初のレストラン」誕生秘話が明らかに映画『デリシュ!』が描くのは、“美食の国”フランスで、世界初のレストランを作った男の爽快なヒューマンドラマ。貴族と庶民が同じ場所で食を共にすることが考えられなかった時代に、フランス革命と共に訪れた「食の革命」を描く。舞台となるのは、1789年、フランス革命前夜。主人公の宮廷料理人マンスロンは、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、仕えていた公爵から解雇されてしまう。息子と共に実家へ戻ったマンスロンの前に現れたのは、弟子入りを懇願する謎めいた女性ルイーズ。マンスロンはルイーズや息子の助けを得ながら、世界で初めて一般人のために開かれたレストランをオープンさせることになるのだが、その噂が公爵まで届いてしまう。誰もが食事をして楽しめる、世界で初めての「レストラン」はいかにして生まれたのか?レゴリー・ガドゥボワやイザベル・カレが出演■主人公マンスロン...グレゴリー・ガドゥボワ誇り高い宮廷料理人。自慢の創作料理が貴族たちの反感を買い、公爵から解雇を言い渡されるが、ルイーズや息子に支えられ、料理人としての誇りを取り戻していく。主人公を演じるのは、『グッバイ・ゴダール!』『オフィサー・アンド・スパイ』のグレゴリー・ガドゥボワ。グレゴリー・ガドゥボワは撮影中、役柄になりきって料理を作り、その美味しい料理を残さずに平らげていたという。その熱心さは、料理監修者たちが口を揃えて「グレゴリー・ガドゥボワは特に熱心で、料理の楽しさを覚え、自分で用意した料理を全て食べていました」と話すほど。さらに、プロの料理人の手さばきを再現するために、自宅でも料理の練習に打ち込むなど、徹底した役作りの上でマンスロンの演技に臨んだ。■ルイーズ...イザベル・カレマンスロンに弟子入りする謎の女性。マンスロンは「弟子は不要」と断り続けるも、ルイーズの熱意に押されて希望を受け入れる。ルイーズはやがて、マンスロンと共に、料理で公爵と対決することに。『記憶の森』でセザール賞主演女優を受賞したイザベル・カレが演じる。■公爵...バンジャマン・ラベルネ■マンスロンの息子...ロレンゾ・ルフェーブル監督はエリック・ベナール監督は、フランスで長きにわたって脚本家として活躍するエリック・ベナール。映画『デリシュ!』は長編第7作目、初の時代劇となる。<映画『デリシュ!』あらすじ>1789年、フランス革命前夜。誇り高い宮廷料理人のマンスロンは、公爵主催の食事会で渾身の料理を振る舞う。しかし、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、公爵から解雇されてしまう。失意を抱えたマンスロンは息子を連れて実家に戻る。ある日、料理を学びたいという謎めいた女性ルイーズが現れる。弟子は不要と断り続けるが、熱意に押されて彼女の希望を受け入れるのだった。やがて、マンスロンは美味しい料理を作る喜びを再発見していく。そして、ルイーズの助けとの息子の協力を得て、世界で初めて一般人のために開かれたレストランを開く。店はたちまち評判となり、公爵にその存在を知られてしまう…。【詳細】映画『デリシュ!』公開日:2022年9月2日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー出演:グレゴリー・ガドゥボワ、イザベル・カレ、バンジャマン・ラベルネ、ギヨーム・ドゥ・トンケデックプロデューサー:クリストフ・ロシニョン & フィリップ・ボエファール監督:エリック・ベナール脚本:エリック・ベナール、ニコラ・ブークリエフ撮影:ジャン=マリー・ドルージュ音楽:クリストフ・ジュリアン2020/フランス・ベルギー/フランス語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/112分 原題:DÉLICIEUX
2022年07月15日