「ドリー・パートン」について知りたいことや今話題の「ドリー・パートン」についての記事をチェック! (1/2)
Netflixシリーズ実写版『ONE PIECE』の続編でドリー、ブロギー、クロッカス役を演じる新キャストが26日、発表された。伝説の“海賊王”ゴールド・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を巡り、モンキー・D・ルフィ率いる海賊“麦わらの一味”が大海原へと繰り出す壮大な海洋冒険ロマンを描いた尾田栄一郎氏による人気コミック『ONE PIECE』が原作。シーズン1配信直後、世界93カ国でTOP10入り、46カ国でTOP1を獲得した。このたび、常識を超えた冒険の海“偉大なる航路(グランドライン)”での航海を描くシーズン2が始動し、“スケールの大きい”キャラクターたちを演じる新キャストが決定。ドリーをヴェルナー・コーツァー、ブロギーをブレンダン・マーリー、クロッカスをクライヴ・ラッセルが演じる。世は大海賊時代。偉大なる海賊・赤髪のシャンクスに憧れる少年ルフィは、シャンクスと海での再会を約束。それから数年後、成長したルフィは海賊王を目指して大海原へ。予測不能な冒険の中で、ルフィ(イニャキ・ゴドイ)はゾロ(新田真剣佑)、ナミ(エミリー・ラッド)、ウソップ(ジェイコブ・ロメロ)、サンジ(タズ・スカイラー)ら信頼できる仲間たちと出会っていく。ドラマ『Getroud met rugby(原題)』のヴェルナー・コーツァー、『ブロークン・ダークネス』などで存在感を放つブレンダン・マーリー、『ゲーム・オブ・スローンズ』『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』『最後の決闘裁判』などに出演しているクライヴ・ラッセル。彼らの登場で“スケールアップ”したシーズン2の物語に注目だ。【編集部MEMO】Netflixは、190以上の国や地域で2億7,000万人の有料メンバーが利用するエンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービス。各種受賞作を含む幅広いジャンルのシリーズや映画、ゲームなどを多くの言語で配信している。Netflixシリーズ「ONE PIECE」シーズン1:独占配信中、シーズン2:近日独占配信/(c)尾田栄一郎/集英社
2024年06月26日『ジュディ 虹の彼方に』で好演を見せ、『ドクター・ドリトル』にも出演するジェシー・バックリー主演『ワイルド・ローズ』が6月26日(金)より全国にて公開。この度、刑務所を出所し、音楽で人生をやり直そうとする主人公を捉えた冒頭映像が解禁となった。カントリー歌手としての成功を夢見るシングルマザーのローズは、軽犯罪で刑務所に収監されていたが、いよいよ出所の日を迎える。部屋の壁には“カントリー・ミュージックの聖地”ナッシュビルの地図、音楽を聴きながらこの日を待ちわびていたローズ。「これでカントリーを聞かずに済む」と言う看守や「あんたが次のドリー・パートンだ!」とカントリー界のベテランシンガーの名を挙げて激励を送る刑務所仲間たちに別れを告げ、ヘッドホンをしてバスに乗り込み、家族と暮らすグラスゴーを目指すローズ。入所中も片時も音楽のことを忘れず、ナッシュビルに憧れを抱いていたローズが、これからどのような音楽を紡ぐのか期待が高まる冒頭映像となっている。その映像中に流れるのは、グラスゴー出身のバンドである「プライマル・スクリーム」の「Country Girl」を主演のジェシーが歌いあげたバージョン。もとはロックテイストの楽曲が、軽快なカントリー・ミュージックとして見事に昇華され、彼女のキャラクターを象徴。「盗みをしたし罪も犯したこの魂は汚れてるそれでも生きていかなきゃ」という歌詞が、刑務所を出所し再出発を図るローズの気持ちとリンクし、より物語に臨場感を与える。プロデューサーのフェイ・ワードは「映画はバックリーの『Country Girl』から始まります。グラスゴーのバンドで、私達をローズの世界へ正しく誘います。とてもローズらし生々しさがあります」と、映画の始まりにピッタリなこの楽曲に太鼓判を押す。賞レースを席巻した主題歌「GLASGOW」のほかにも、劇中に散りばめられたローズの力強く美しい楽曲に注目だ。『ワイルド・ローズ』は6月26日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワイルド・ローズ 2020年6月26日より全国にて公開© Three Chords Production Ltd/The British Film Institute 2018
2020年06月18日ロックバンド・official髭男dismが、音楽ストリーミングサービス・Spotifyを通じ、自宅で過ごすリスナーに向けた期間限定プレイリスト「Listening Together #聴いてつながろう」を公開した。新型コロナウイルス感染拡大によって“Stay Home”が社会の新たな潮流となる中、「おうちで楽しむ音楽」や「一緒に聴きたい音楽」をテーマに選曲。第1週目はofficial髭男dismが選曲を担当し、今後も様々なアーティストをゲストキュレーターに迎え、プレイリストを週替りで更新していく。official髭男dismのプレイリストには、「パラボラ」「I LOVE...」「Stand By You」「LADY」といった自身の楽曲のほか、星野源「Family Song」、大橋トリオ「青月浮く海」、サカナクション「ミュージック」、ユニコーン「すばらしい日々 UC30 若返る勤労 Remastered」、矢野顕子「ひとつだけ」、安全地帯「カリント工場の煙突の上に」などが収められている。そのほかSpotifyでは、料理やエクササイズ、瞑想、ゲームなど家の中でできることをテーマにした5つのプレイリストも公開。第1週目は、ドリー・パートン(「At Home Together」)、セレーナ・ゴメス(「Cooking Together」)、リル・ヨッティ(「Gaming Together」)らが参加している。
2020年04月24日アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月26日(木)、フランス・パリで発表された。鍵を握るのは「Jolene」今シーズン、インビテーションに記されていたのは「Jolene」の文字。1970年代に発表されたドリー・パートンのこの歌は、愛する人の心を他の女性に奪われてしまう悲しみや憎しみを歌った名曲だ。今季のクリエーションはこの楽曲をカバーをしたアメリカ人マルチインストゥルメンタリスト・アーティストLingua Ignotaに大きな影響を受けている。ショーミュージックにも彼女がアレンジした「Jolene」が起用され、ショーにはLingua Ignota本人も来場した。漆黒のピース今季のランウェイを染め上げたのはダークなブラック。ブランドが度々取り組んでいる真っ黒な世界が、ドレスやジャケット、ニットウェア、シューズなど、ありとあらゆるアイテムの上に広がっている。ショーの中盤、まさに紅一点投入されたレッドカラーのシースルードレスを除いては、モノトーンのパレットがメインだ。センシュアルなカッティングや素材漆黒のピースには、肌を露わにする大胆なカッティングを施し、センシュアルなムードを演出。ベアトップドレスは、左足の付け根まで見えてしまうほど、深いカットを入れている。また、セクシャルでエレガントなドレス群は、胸元でストラップやテキスタイルが絡み合うようにレイヤードされ、複雑な表情を見せている点も印象に残った。レーシーなキャミソールや、メッシュ素材のワンピース、シースルーのドレスといった透け感のあるアイテムも散見。艶やかなサテンのジャケットや、エナメルのスキニーパンツも、妖艶なムードを演出するのに一役買っている。崩れ落ちるようなスタイリング崩れ落ちるようなスタイリングも印象的。ロングアウターの袖には片腕だけを通して、ドレスのストラップは左肩だけをずり落とすようにして、アシンメトリーな着こなしを生み出している。95年に発表したシューズが復活足元を彩るシューズは、1995年にアン ドゥムルメステールのショーに登場したカーヴィーなヒールパンプスを復刻。25年の時を経て、鳥の爪のように力強い形状のシューズを、セバスチャン・ムーニエがインダストリアルなムードにモダナイズした。
2019年09月30日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では、6月15日(金)より2週連続でディズニー映画の大ヒット作『ズートピア』『ファインディング・ドリー』を“地上波最速初放送”することが分かった。■まずは6月15日(金)に『ズートピア』まず最初に放送するのは、2016年に公開された洋画でNo.1のヒットを記録し、アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『ズートピア』。本作は、動物たちが人間のように暮らす楽園“ズートピア”の危機に、「夢を信じる」ウサギと「夢を忘れた」キツネがコンビを組み大奮闘する物語。日本語吹き替えキャストには、ヒロイン・ウサギのジュディ役を女優の上戸彩、詐欺師のキツネ・ニック役をトム・クルーズの吹き替えでお馴染みの声優・森川智之が担当しているほか、「サバンナ」の高橋茂雄、三宅健太、竹内順子らが参加。また、主題歌「トライ・エヴリシング」を歌うDream Amiがズートピアのポップスター、ガゼル役も演じている。■続いて6月22日(金)に『ファインディング・ドリー』そして続く2週目は、『ファインディング・ニモ』の続編『ファインディング・ドリー』を放送。前作から一転、ニモとマーリン親子の親友で、昔のことはもちろん、ついさっき起きたこともすぐに忘れてしまうドリーが主役となり、ドリーの親を探す。舞台は、カクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子ニモを“人間の世界”から救出した冒険の旅から1年後…。固い絆で結ばれた3匹は、平穏な日々を過ごしていたが、ある夜ドリーは夢で“家族の思い出”を思い出す――。前作でも声優を務めた木梨憲武と室井滋のゴールデン・コンビが、ニモのパパ・マーリン、ドリ―として続投したほか、上川隆也、中村アンらが参加したことで話題となった。なお、番組内で放送される「4つのキーワード」を集めると、『ズートピア』キャラクターのツムツムぬいぐるみ、『ファインディング・ドリー』キーチェーンなどのグッズが当たるチャンスも。劇場で楽しんだ方はもちろん、見逃してしまった方も、ぜひ、地上波最速初放送となるこの機会をお見逃しなく。『ズートピア』は日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて6月15日(金)21時~ノーカット放送。『ファインディング・ドリー』は日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて6月22日(金)21時~本編ノーカットで放送。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー 2016年7月16日より全国にて公開© 2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年05月18日ビヨンセと長女のブルー・アイヴィー写真:Splash/アフロ 米経済誌Forbesが毎年発表している「音楽業界で最も稼いだ女性(The World’s Highest-Paid Women In Music)」ランキングで、今年はビヨンセが首位を獲得した。その総収入は、驚愕の1億500万ドルだ。集計期間は2016年6月1日からの1年間。 2016年4月に予告なしでリリースした6枚目のアルバム『レモネード』が世界的大ヒット。ワールドツアーも大成功を収めた。9部門にノミネートされた今年2月のグラミー賞受賞式では、双子を宿した身体で圧倒的なパフォーマンスを披露。その後、出産に備えてコーチェラ・フェスティバルのヘッドライナーを辞退するなど活動を控え、6月に双子を出産した。 2位はアデルの6,900万ドル。3枚目のアルバム『25』のリリースと、それに伴うワールドツアーが主な収入減となった。 次いでテイラー・スウィフトが4,400万ドルで3位につけたが、発売したばかりのアルバム『Reputation』が非常に高い評価を得ており、ワールドツアーも決定していることから、来年のランキングではさらに上位に食い込むことが予想される。 10位までの順位は以下のとおり。 4位セリーヌ・ディオン4,200万ドル5位ジェニファー・ロペス3,700万ドル6位ドリー・パートン3,700万ドル7位リアーナ3,600万ドル8位ブリトニー・スピアーズ3,400万ドル9位ケイティ・ペリー3,300万ドル10位バーブラ・ストライサンド3,000万ドル
2017年11月21日9月18日、マルケス・アルメイダ(Marques’ Almeida)が2018年春夏コレクションを発表した。2015年 LVMHのヤング・ファッション・デザイナー部門を受賞した同ブランドは、マルタ・マルケス(Marta Marques)とパウロ・アルメイダ(Paulo Almeida)の男女デュオがデザインを手掛ける。ポルトガル出身の二人は揃ってセントラル・セント・マーチンズでデザインを学び、2011年秋冬のファーストコレクションがオープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)や東京のデスペラード(DESPERADO)といったセレクトショップで取り扱われ、デビュー直後から注目を集めた。公私を共にする二人は、半年前に第一子目となる娘を授かったばかりで、今季のコレクションは“女性の強さ”をテーマに掲げた。会場は、イースト・ロンドンにある普段は立ち入り禁止の高架下。約50メートルにも及ぶ長いランウェイは、カントリー・ミュージックの第一人者として知られているアメリカ人歌手ドリー・パートン(Dolly Parton)の曲とともにスタート。音楽と見事にマッチする、ウエスタン調のルックが今季の要。ハラコ素材の牛柄のパンツやアウター、ブーツ、クラシックなウエスタンブーツやボロタイでマルケス・アルメイダ流の西部劇が繰り広げられた。シグネチャーであるデニムは、オーバーサイズのワークウェアやサイドにスリットやホールを加えたチャイナドレス風のワンピースとして登場。農夫や肉体労働者のワークウェアが解体され、肌の露出やシルエット、フェザーの装飾など、女性独特の柔らかさも表現しようと試みたようだ。オリエンタルな龍のプリント、フランス生まれのジャガード織など他国のエッセンスも混合する。「強く生きる、世界中の女性からインスパイアされた」とショー後にバックステージで二人は説明した。「肉体的な強さだけはなく、挑発的なセクシーさや寛容な柔軟性も兼ね備えているのが、本当の女性の強さ」だと語る。コレクションの力強さもさることながら、時折笑顔で向かい合いながらインタビューに答える姿に、より一層の二人の絆の強さが印象に残った。
2017年09月22日前スパイダーマンのアンドリュー・ガーフィールドがドラァグクイーンにも負けない女っぷりを披露して観客を喜ばせた。現在、ヨーロッパツアーを開催中のドラァグクイーンたちによる「Werq the World Tour」のロンドン公演にやってきたアンドリュー。ショーの中では観客の中から4人選び、ウィッグを着用してホイットニー・ヒューストン、シェール、ドリー・パートン、ケイティ・ペリーになりきり、それぞれの音楽に合わせて口パクするというゲームがあったという。その1人に選ばれたアンドリューは、ホイットニーになりきることになった。「I’m Every Woman」の曲に合わせて口パクしながらノリの良いダンスを踊るアンドリューに観客は黄色い歓声を上げた。元スパイダーマンとだけあり、バック転まで披露し、観客席の盛り上がりは最高潮に。しかし、残念ながら優勝ならず。ドリー・パートンに扮した観客が勝者となった。SO ANDREW GARFIELD JUST CAME ON STAGE AND LIPSYNCED TO WHITNEY I AM NOT OKAY!!!!! #andrewgarfield #werqtheworld @vosseventsEmily Meow さん(@emilymeowwww)がシェアした投稿 - 2017 5月 30 2:21午後 PDT今月初め、現スパイダーマンのトム・ホランドがリアーナになりきり、アクロバティックなダンスと口パクでファンを魅了したことがアンドリューの耳にも入っていたのだろうか。「ETonline」によると、アンドリューは主演舞台「Angels in America」の公演でロンドンに滞在しており、共演仲間とこのショーを見に来ていたということだ。(Hiromi Kaku)
2017年06月01日ディズニー/ピクサーの待望の最新作『ファインディング・ドリー』のMovieNEXが、11月22日(火)よりついに発売中。今回は、そんな本作の監督を務めたアンドリュー・スタントンからコメントが到着している。舞台は『ファインディング・ニモ』の旅から1年後。忘れんぼうのドリーが突然思い出した家族の記憶――。ニモやマーリンたちに支えられて、ドリーがたどり着いたのは海の生き物たちにとって禁断の「人間の世界」…。そこで、ドリーは7本足のタコのハンクや泳ぎが苦手なジンベエザメのデスティニー、自分に自信がないシロイルカのベイリーなど、個性豊かな新しい仲間たちと出会う。“忘れんぼうのドリー”が、大切な家族と再会するための旅で出会う、仲間たちとの奇跡の冒険を描いた感動の冒険ファンタジーだ。日本では7月16日(土)に公開され、この夏興行収入68億円突破の大ヒットを記録し、10月9日(米現地時間)には世界興行収入が10億ドルの大台を突破した『ファインディング・ドリー』。日本語吹き替え版には、室井滋と木梨憲武を始め、上川隆也、中村アン、さかなクンらが出演。また、声優と日本版エンドソングの歌唱には八代亜紀が起用されていることでも話題にとなった。現在発売中の本作のMovieNEXには、MovieNEXだけに収録されたボーナス・コンテンツが収録!このコンテンツについてスタントン監督は、「最終的にお蔵入りとなったシーンがとても多いので、カットしなければならなかったシーンがたくさん見られますよ」と未公開シーンがオススメだと語る。また中でも、「ドリーの寝言」は一部が実際の予告編に使われながら、最後の最後で本編からカットされたというめったにないシーンで、「予告編を見ていた皆さんは『あれ、このシーンは本編になかった』と思うかもしれません」と冗談交じりに当時をふり返る。実際このほかにも、泣く泣くカットしたシーンが多数あると言い、これらの未公開シーンで作品の違う側面を楽しむのも面白いだろう。さらにピクサー作品は、本編内に別の作品のキャラクターが隠されていることでも有名。“隠れキャラクター”について監督は、「すぐには思い浮かびませんね。カンニングペーパーが必要です(笑)」とその数の多さを示唆し、「数字が出てきたときは、何か意味があります。隔離区域の壁の近くに、ピザ・プラネットのトラックも“A113”も出てきます。“A113”は少なくとも2回は登場しています」と一例を明かす。ピザ・プラネットは『トイ・ストーリー』に出てくるピザ屋で、“A113”はピクサーのクリエイターたちが卒業したカリフォルニア芸術大学の教室の部屋番号。どちらも彼らが手掛けた作品内でほぼ毎回出てくるお馴染みのものだ。最後に、海の底に沈んでいた古いビートルと「カーズ」の関連性を聞いてみると、「カーズ」からのネタだった可能性は否定せず、「本編に『カーズ3』をネタにしたものがあります。ただ、見つけるのはかなり難しいと思います。車ではありませんし…。とても小さい何かに車のイメージが付いているんです」となんと、今後劇場公開が予定されている『カーズ3』(原題)に関する隠れキャラクターも登場しているという。さて、あなたは“隠れキャラクター”を見つけることはできるのか?ぜひストーリーだけでなく、こちらもチェックしてみて欲しい。『ファインディング・ドリー』MovieNEXは発売&デジタル配信中。※Blu-ray&DVDレンタルも開始(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年11月27日『ファインディング・ニモ』の奇跡の冒険から1年後の世界を描いたディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』が、早くも11月15日(火)より先行デジタル配信、続く11月22日(火)にはMovieNEXが発売される。この待望の続編でもドリーのボイス・キャストを務めた、全米で大人気の女優・コメディアンで司会者のエレン・デジェネレスが明かす“ドリー愛”が到着した。ポジティブだけど、何でもすぐに忘れてしまうドリーが、ただ1つ忘れなかった家族の記憶――自分はどこからやってきて、パパとママはいまどこに…?その謎を解く鍵は、10,000km離れた人間の世界にあった。ドリーやニモ親子、ウミガメのクラッシュやエイ先生といったキャラクターはもちろん、タコのハンク、ジンベエザメのデスティニー、シロイルカのベイリーなど、ユニークな新しい仲間も加わり、前作以上に壮大で、ドラマチックな大冒険を描き出す。本作で、前作『ファインディング・ニモ』に引き続き、主人公ドリーの英語版ボイス・キャストを務めたエレン・デジェネレス。コメディアン、女優、ベストセラー作家などさまざまな顔を持ち、レディー・ガガやジャスティン・ビーバーなどの大物セレブが続々と登場する人気トーク番組「エレンの部屋」の司会者としても知られる。彼女が司会を務めた第86回アカデミー賞授賞式では、授賞式の真っ最中にTwitterに投稿した、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ジェニファー・ローレンス、ブラッドリー・クーパーらと撮った自撮り画像がリツイート回数の新記録を樹立。会場に宅配ピザを呼んだことも話題となった。そんな全米で大人気の彼女が明かす、ドリーが世界中で愛されるワケとは?「ドリーが世界中で愛されるのは、相手に対する批判や意地悪な心がまったくないから。彼女はとても楽観的ですし、親切で無邪気です。そして、何事も決してあきらめません。もちろん自分を憐れむこともありません」とエレン。久しぶりにドリーの声を演じて、「本当に楽しかったです!」とふり返る。「ドリーはとてもかわいらしく無邪気で、子どものように純真なんです。また彼女を演じて、とても興奮しました。今作は、前作よりもドリーの感情を描いているので、本当のドリーが分かる感動的なストーリーです」。たくさん登場する魅力あるキャラクターのうち、実際に会ってみたいのは、「ハンクですね! 文句ばかり言ってるけど、愉快なキャラクターだと思います。私自身、彼とうまくやっていく自信があります!」というエレン。また、ドリーに聞いてみたいことを聞かれると、「あら、考えたこともなかったですけど、『あなたの声を演じたんだけど、どう思う?』ですかね!」と笑わせる。そして、MovieNEXを楽しみにしているファンに、「今作は、素晴らしいメッセージがつまった、楽しくて、独創的で、かわいらしくて、心温まる感動の物語です!それにピクサー作品ではおなじみの、隠れキャラクターがあちこちにあるので、そちらもぜひ楽しんでください!」とメッセージを贈ってくれた。『ファインディング・ドリー』は11月15日(火)より先行デジタル配信開始、11月22日(火)よりMovieNEX発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年10月30日カクレクマノミのニモ&マーリンの友達、ナンヨウハギのドリーが主人公となり、この夏、興行収入60億円突破の大ヒットを記録したディズニー/ピクサーの最新作『ファインディング・ドリー』。このほど、早くも11月15日(火)より先行デジタル配信、11月22日(火)にはMovieNEXの発売が決定。ピクサー作品でお馴染みのキャラクターが隠れていたことが判明する、MovieNEX収録ボーナス映像の一部が解禁となった。マーリンとドリーが、マーリンの愛する息子ニモを“人間の世界”から救出した冒険の旅から1年後。ポジティブだけどなんでもすぐに忘れてしまうドリーが、ただひとつ忘れなかった家族の記憶――。その謎を解く鍵は、1万kmも離れた“人間の世界”にあった!?ドリーやニモ親子、ウミガメのクラッシュやエイ先生といったキャラクターはもちろん、タコのハンク、やジンベエザメのデスティニー、シロイルカのベイリーなど、ユニークな新しい仲間も加わり、前作以上に壮大なドラマチックな冒険を描いた本作。このたび、MovieNEX発売決定を記念して解禁となった映像には、本作でのさまざまな“隠れキャラ”の存在が明らかにされている。◆『トイ・ストーリー』シリーズのピザ屋、ピザプラネットのトラック!迷子になってしまったドリーが海底をさまよっているシーンでは、『トイ・ストーリー』シリーズのアンディ一家がよく利用するピザ屋、ピザプラネットのトラックを発見!周りと同化していてかなり見つけにくいので、一時停止でチェックしてみてほしい。◆ピクサー作品のオープニングでお馴染みの電気スタンド、ルクソーJr.のアレ!ドリーを乗せたハンクがトラックを運転して暴走するシーンで、ピクサー作品のオープニングで登場する電気スタンドの“ルクソーJr. ”が遊ぶボールのマークが、ハンドル中央に描かれている。この“ルクソーボール”は、『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』などにも登場して(転がって)いるが、これも注意深く見ていないと気づかないかも。手に汗握るスリリングなシーンにも、ピクサーならではの遊び心がしっかりと描かれている。このほかにもMovieNEXには、ボーナスコンテンツ用オリジナル短編、非常に珍しいCGエラー映像集、そしてメイキングや未公開シーンなど、ボーナス映像を多数収録。なお、MovieNEX初回限定版には、見る角度で絵柄が変わる「ドリーのミラクル!3Dカード」が付く。『ファインディング・ドリー』は11月15日(火)より先行デジタル配信開始、11月22日(火)よりMovieNEX発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年09月27日『ファインディング・ニモ』の13年ぶりの新作『ファインディング・ドリー』の興行収入が60億円突破を記録。併せてディズニー映画初のバリアフリー上映が8月23日から上映開始することが分かった。『ファインディング・ニモ』の奇跡の冒険から1年。カクレクマノミのニモの親友で、何でもすぐに忘れてしまう、忘れんぼうのドリーがただひとつ忘れなかったのは“家族の思い出”。「今度は僕がドリーを助けてあげる」――ニモと父マーリン、そしてカメのクラッシュや個性豊かな新しい仲間たちも加わり、ドリーの家族を探す感動の冒険が始まる。その秘密を解く鍵は、海の生き物にとっての禁断の場所=“人間の世界”に隠されていた…。アニメーションのみならず実写作品も含む2016年公開の洋画オープニングNo.1の記録を樹立した本作。公開6週目となった現在もその勢いは止まらず、興行収入は60億円を突破し、まもなく動員500万人を超える勢いを示している(8月21日時点で動員4,961,653人、興行収入60億4,405万2,900円)。このほど決定した、ディズニー映画では初の試みとなるバリアフリー上映は、「耳や、目が不自由な方にも映画を楽しんでほしい」という本作で監督を務めたアンドリュー・スタントンの想いから実現。アメリカなど数か国では既に実施されていたが、日本においてもTOHOシネマズとの相互協力のもと、晴れて実現される運びとなった。バリアフリー上映では、目が不自由な方向けにはラジオを手持ちもしくは貸与し、FM局から音声ガイドを拾って聴くことができ、耳が不自由な方向けには吹き替え版日本語字幕付き(通常の字幕に、さらに情報量を増やしたキャプチャーが付加されているもの)での鑑賞が可能となる。ディズニーは、今後も他作品でのバリアフリー上映を視野に入れており、将来的には通常上映の中で一緒に鑑賞できる形に発展させていくことを目指しているとのこと。大人から子どもまで幅広いファンを持つ同スタジオの新たな展開として、大きな注目が集まりそうだ。『ファインディング・ドリー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年08月22日夏休み映画の大本命として大ヒットを記録している『ファインディング・ドリー』。これまで、シネマカフェが実施したピクサー・アニメーション・スタジオの現地取材レポートを通して、本作で活躍している数々のクリエイターのインタビューを紹介してきたが、実は本作には、ピクサーで働く日本人のスタッフも制作に関わっている。現地取材レポート第7弾の今回は、本作でキャラクター・テクニカル・ディレクターを務めた小西園子さんのインタビューをお届けする。「ニモにもう一度会いたい!」――前作『ファインディング・ニモ』への参加後も、長らくニモたちとの再会を待ち望んでいたという小西さん。本作で小西さんは、水中に漂うプランクトンや塵を表現するシミュレーションを担当しており、『ファインディング』シリーズの大部分を占める、水の中の世界のリアルな表現に一役買っている。小西さんがテクニカル・ディレクターのアシスタントとしてピクサー・アニメーション・スタジオで働き始めたのは、世界初の長編CGアニメーションとして公開された『トイ・ストーリー』の、まさに制作真っ只中だったという1994年8月のこと。「その時は、ピクサーがソフトウェアの会社だっていうのはわかってたんですけど、アニメーション作品としては短編『ルクソー Jr.』を作っていたのを知っていたぐらいで、『CGで長編作品?』っていう感じでしたよ」と当時を述懐する。その後、セット美術や照明、コマーシャル制作、キャラクター・モデリング、モデリングの関節制御など、様々な仕事を通して『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『Mr. インクレディブル』『メリダとおそろしの森』『インサイド・ヘッド』といった、ほぼすべてのピクサーの長編作品に関わっている。本作の制作にあたって、13年前となる前作の制作時との技術的な変化について尋ねると、「使っている技術はかなり進歩して変わっているんですけど、続編としての世界観を壊さないようしています。前作よりもキャラクターたちの泳ぎは綺麗になったし、表情も豊かになって、水中や水面の表現も、かなり本物のように見えると思いますよ」と、表現力の向上と複雑さを増したという制作過程について語る。これまでの様々なクリエイターのインタビューにおいても、本作で登場する新キャラクター、ハンクのチャレンジングな制作過程について語られてきたが、小西さんも同じくハンクの制作について、「ぬるぬるとしたタコの皮膚感や、吸盤が吸い付いて離れる様子を表現しています。それぞれが早いショットであまり見えないかもしれないですけど、ちゃんとやってるんですよ」と、その大変さとやりがいについて語った。「私たちシミュレーションの仕事は、『気づかなかった』と言われるのが一番いいんです」と話す小西さん。「パイプの中などの狭いシーンでも、きちんと水が流れていることがわかるような表現や、キャラクターの動きに合わせた水の流れを加えたりしながらも、決して画面上がうるさくならないようにしています」。観客である私たちが、キャラクターやストーリーに夢中になることができるのは、あまりに自然すぎて意識することがないほど繊細な表現を担っているシミュレーションという影の立役者のおかげなのだ。年々フォトリアルと呼ばれる本物と見紛うほどアニメーション表現すらも実現しているピクサーだが、『ファインディング・ドリー』の同時上映作品である『ひな鳥の冒険』でも、実写と勘違いしてしまうほどのリアリティが多くの観客を驚かせている。今後のピクサー作品における表現と技術の関係について小西さんは、「デザインやお話によって世界観が変わっていくので、全部がフォトリアルにはならないです」と語る。「『アーロと少年』の時に本当にリアルな世界を作ったんですけど、それがずっと継続するかというと、そうじゃないんですね、全てストーリー次第なので」。これまでのインタビューでも何度か同様の質問を投げかけてきたが、全てのクリエイターがキャラクターとストーリーの重要性についてまず指摘し、あくまで技術はそれを表現するためにあることを共通して語っており、改めてピクサーで働くスタッフが同じ価値観のもとでチームワークを発揮しているのだという事実に驚かされる。世界初の長編CGアニメーション作品である『トイ・ストーリー』に関われたことを、「おそらく人生で一番の経験です」と語る小西さん。ピクサーで働く上での心意気について尋ねると、「仕事のほかにも、自分の趣味とか興味を必ず持っていないと、燃え尽きちゃう人も多いと思います。自分らしさを持っていないと新しいことにも興味が湧かなかったり、与えられた仕事で満足して、そこから先に進めなくなってしまうと思うので」と話す。そんな小西さんは、もともと裁縫やコスチューム作りが趣味のようで、それがそのまま服の質感などを表現するシミュレーションへの興味へとつながっているようだ。ちなみに最近は3Dプリンターに夢中なのだそう。ピクサーがその歴史的な歩みを刻み始めた『トイ・ストーリー』から、20年以上に渡ってクリエイティブに関わり続けている小西さん。同じ日本人であることにどこか誇らしい思いも感じながら、ぜひ劇場で『ファインディング・ドリー』の美しい世界を体感してみて欲しい。『ファインディング・ドリー』は全国にて公開中。次回で最後となる現地取材レポートでは、ピクサーで働くもうひとりの日本人クリエイター・原島朋幸さんのインタビューをお届けする。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年08月20日現在大ヒット公開中の『ファインディング・ドリー』。これまで、シネマカフェが実施したピクサー・スタジオ現地取材レポートをご紹介してきたが、ディズニー/ピクサーにて活躍中のアーティストたちへのインタビューにおいて共通して登場していたのが、彼らが制作に先立ってリサーチ活動を行ったというモントレーベイ水族館である。シネマカフェの現地取材レポート第6弾では、実際にモントレーベイ水族館に赴き、ピクサーのクリエイターたちのリサーチのサポートを行ったという水族館のスタッフの方々に実施したインタビューをご紹介する。もともとはイワシの缶詰工場だったというモントレーベイ水族館は、アメリカ西海岸、カリフォルニア州サンフランシスコのモントレーベイにて1984年にオープン。年間200万人もの来館者数を誇る同水族館は、取材当日も多くの人々で賑わっており、中でも子ども達の姿が多く見られた。そのことについてスタッフに触れると、学校の課外授業としての来館を多く受け入れているとのことで、子どもの頃に授業で訪れた人々がやがて親になると、自分たちの子ども達を連れてくるという人が多いという。このエピソードからも、観光スポットとしてはもちろん、地元の人々にも愛されている水族館であることがわかる、どこかアットホームな雰囲気が感じられた。前回、『ファインディング・ドリー』におけるセットの制作過程についての記事で、本作で印象的に登場する「ケルプの森」について触れたが、本水族館は世界で初めてケルプの育成に成功した水族館であり、ピクサーがリサーチ先として選んだことも頷けるほど、研究機関としても充実した設備を構えている。ほかにも、本館は海洋生物の保護にも力を入れており、案内されたバックヤードでは、保護されたラッコについてのエピソードなどが披露された。本作品内で、ドリーとハンクの関係性における重要なキーとなる、ドリーが研究所のスタッフに捕らえられた時に付けられてしまう“タグ”のエピソードも、本水族館のリサーチを通して生まれたのかもしれない。本取材では、ピクサーのスタッフが同水族館へのリサーチを実施するにあたって、数年に渡り協力したというモントレーベイ水族館飼育繁殖部長のジョン・ホーシュさんのインタビューを実施。ピクサーのクリエイターたちが、リサーチ活動においてどのような仕事ぶりを発揮していたのかについてお話を伺った。「僕らは、3、4年前に、ピクサーのスタッフからアプローチを受けた。彼らは『ファインディング・ニモ』の続編をやる可能性があるので、リサーチをしているところだった」とジョンは話し始める。「そして彼らは、モントレーベイ水族館には、彼らにとって興味のある施設と展示があると結論を出したんだ。彼らは、当水族館の施設や展示が、新しいキャラクターを開発する上でインスピレーションを与えてくれたり、また、公共の水族館がどう運営されているかとか、自然史や、ここにいる生き物たちの生物学(生態)を学ぶことが出来るかもしれないと思ったんだ」。そうジョンが語るように、新キャラクターのハンクのインスピレーションのもととなったと思われるタコについての展示スペースが、本館に置いては広く設けられており、タコそのものの展示はもちろん、映画や絵画など、様々な文化の中でモチーフとして登場してきたタコの歴史についても数多く展示されている。「最初は、監督たちやプロデューサーたちがここに来て、そのうち、彼らのチームが大きくなっていくと、もっともっと、人がやって来るようになった。アニメーターたちや、照明の人たち、セットデザインの人たちがここにやってきて、何時間も使って、歩き回ったり、観察したり、システムの中の動物たちのディテールについて話したりした。そういったことが、しばらくの間続いていたよ」。これまでの記事でも触れたとおり、とにかく微に入り細に入り徹底したリサーチ活動を実施するのがピクサー流だ。同水族館のスタッフ達とのやり取りは、きっとピクサーの面々の知的好奇心を大いに刺激したに違いない。「彼らはとてもクリエイティブな人たちのグループで、エリアを歩き回りながら、常にアイディアを生み出していたよ」。さらに、まるで科学者のような目線で生物や建物の構造についての質問を投げ掛けれたというジョンだが、やはりフィルムメーカーとして独創的な視点を持つピクサーの面々には驚かされるところもあったという。「僕らは、水族館と結びついたものの見方をしているけれど、彼らは、私たちとかなり違った見方をする。ここには、プロテイン分留装置(水をきれいにするフィルターのこと)というものがあるんだけど、彼らはそれを見たときに『火山だ!』と言ったんだ。彼らは、僕らとは別の視点から刺激を受けるんだ」。また、実際に作品を鑑賞したというジョンに、とりわけハンクの印象について尋ねてみると、「ハンクはとてもおかしくて、チャーミングだったよ。興味深いキャラクターで、見ていてとても楽しい存在だ。間違いなくね」と賛辞を寄せる。「タコがアニメーションのキャラクターになっているのは見ていてとても楽しかったよ。彼らはとてもよく科学的情報や、動物について理解すると同時に、それをキャラクターたちのコミック・リリーフのために大げさにして、映画をエンターテイニングなものにしたんだ」。タコという生物の複雑さを理解しているジョンだからこそ、どれだけハンクの描写が複雑であり、それを成し遂げた上で魅力的なキャラクターに仕上げるピクサーの手腕には、やはり私たち観客とはまた違う感動があるに違いない。ジョンのインタビューの後は、同水族館のバックヤードに案内された。幾つかの扉を抜けて披露された水族館の裏側でまず大きく目を引いたのは、巨大なダクトの数々。ピクサーのスタッフが調査を続ける中で注目していたという巨大なダクトは、本水族館内に取り入れられる海水や、フィルターを通した水の流れなどが、計算された回路として設計されているのが一目でわかり、水族館の心臓部を目撃しているような、ダイナミックな景観が広がっていた。さらに歩みを奥に進めると、至るところに見覚えのあるビビットなイエローの手すりの数々が視界に飛び込んでくる。この手すり、本編を見るとなんとも印象的なハンクとドリーの脱出シーンで、まさにそっくりな手すりが登場するので、ぜひこれから鑑賞する際には注目してみて欲しい。バックヤード探訪を終えて、いざ水族館の展示スペースに足を運ぶ。600種類もの生き物が展示されている水族館だけあって、広大な館内には見応えのあるダイナミックな展示の数々が来場者を飽きさせない。中でも、『ファインディング~』シリーズファンにとってはもはやお馴染み、マーリンとニモのモデルとなったクマノミや、ドリーのモデルであるナンヨウハギが同じ水槽の中で泳ぐ展示には注目したいところだ。ほかにも、思わず目を見張ってしまうイワシの大群が堪能できる巨大水槽や、圧巻のケルプの森、数多くの美しく幻想的なクラゲの展示や、ラッコやペンギン、ウミガメなど、日本の水族館とはまた違うスケール感が楽しめる展示ばかりだった。そして、なによりも窓の外に広がるモントレーベイの海の美しさに目を奪われる。実際に波打際が間近で見られる建物の外のバルコニースペースに足を運び、改めて建物全体を仰ぎ見てみると、なるほど、海と直結する本水族館が、いかに『ファインディング・ドリー』の世界に影響を与えているのかがわかる。ピクサーのクリエイターたちの頭の中でみるみるビジョンが広がっていく過程を、ほんのすこしだけ追体験ができる気分にもなれる、壮大な光景が広がっていた。もしカリフォルニアに訪れる機会があったら、ぜひ足を運んでみて欲しい。『ファインディング・ドリー』は、全国にて公開中。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年08月15日『アナと雪の女王』を超えて全米歴代アニメーションNo.1記録達成した現在公開中の映画『ファインディング・ドリー』。この度、8月9日(火)にTOHOシネマズ 梅田にて行われた大ヒット御礼舞台挨拶に、本作で声優・日本版海洋生物監修を担当したさかなクンが登場した。現在公開中の本作は、日本ですでに360万人動員、興行収入44億円を突破。週末の映画ランキングでは、公開週に2016年洋画No.1の成績を記録し、現在4週連続のTOP3入りをしており、まだまだ勢いは止まらない。本作は、子どもから大人まで幅広い客層に支持され、日本中で“ドリー現象”が巻き起こっている。この日、さかなクンは映画に登場するキャラクターモデルになったお魚を自ら描いた特製の白衣で登場。白衣の前面左には水タコ、ナンヨウハギ、カクレクマノミ、背中にはジンベエザメがあしらわれていた。まず始めに「ドリーとニモが大好きなさかなクンです!今日はドリーちゃんの魅力をお話しに参りました!」と挨拶。客席からは歓声が上がり、子どもたちからは「ナンヨウハギー!」と声援も上がっていた。ドリーのモデルとなったナンヨウハギがどんな魚なのか聞かれると、「ナンヨウハギは、泳ぎ方に特徴があり、身体をまっすぐにしながら胸ビレを鳥の羽のようにパタパタして泳ぎます。早く泳ぐときは尻尾も使います。青い体に黒い模様、真ん中に穴が開いてる模様です。画家さんが使うパレットのような形をしていて英語の名前ですと“パレットサージョンフィッシュ”と言います。パレットのような黒い模様、サージョンというのは尻尾の近くのトゲで、これは外科の手術で使うメスに似ているのでパレットサージョンフィッシュと言われます」と説明。また、カクレクマノミについて聞かれると「カクレクマノミは体全体をくねくねしながら泳ぎます。名前の由来は歌舞伎役者の顔の模様、“クマドリ”の模様に似ているのでクマノミになりました」と説明し、子どもだけでなく、大人も真剣に耳を傾けていた。そして、声優を担当したことについては「超うれしいでギョざいます! 僕のアタマのフグちゃんの親玉的存在のマンボウの声を担当しています!マンボウちゃんが小さいドリーちゃんに道を尋ねられるところで一言だけしゃべっています!あのマンボウ、さかなクンかな?と気づいて頂ければ嬉しいです!」と呼びかけた。最後にこれから映画を観る方に向けて「もう本当に注目は~…全部ぅっ! さかなクン的にはまばたきするのがもったいない!っていうぐらいの一瞬一瞬が感動でギョざいます!海の輝き、イキイキとしたお魚たち、海の仲間たちの友情の素晴らしさ。ずっと観てたい感動です!」と魅力を語り、「さかなクンも、ギョ(5)回観ていますが、ギョジュッ(50)回ぐらい観たいです!」と鑑賞目標を掲げていた。『ファインディング・ドリー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年08月10日ディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』(公開中)に登場するキャラクターの声優として、アメリカと日本ともに前作『ファインディング・ニモ』(03)でニモの声を務めた人物が起用されていることが、このほど明らかになった。『ファインディング・ニモ』で、当時ニモの声を演じたのは両国ともに1994年生まれの少年。彼らは22歳の大人に成長し、本作でも声優を務めている。その役柄は、トラック運転手のカール。彼がどの場面に登場し、どんな鍵を握っているかを確かめることは、本作の楽しみの一つとなっている。日本の初代ニモの声を演じた宮谷恵多は、本作の公開を知った際、「もう自分に関係ないのか…僕も成長したこの声だからニモはできないし、違う子がニモをやると思うとちょっと寂しい気持ちになりました」と複雑な気持ちになったと明かすも、「同時にうれしい気持ちもありました。他の子が新たにニモをやりますが、やっぱりニモがどのくらい活躍するのか気になってしまいます」と、自身がかつて演じたキャラの成長に期待したという。そんな宮谷の期待に応えるのが、"2代目ニモ声優"となった菊地慶。彼は、歌舞伎の舞台で子役としても活躍している8歳の男の子で、その可愛らしい声色もあって、ネット上では「ニモの声変わってないよね? そのまま? あれ?」、「ニモの子、声変わりしてないのすごくない?」と、声優の変更に気付かない視聴者も現れている。また、アメリカで"2代目ニモ声優"になったのは、今年12歳のヘイデン・ローレンス。菊地同様に子役として活動している彼は、ニモの声優に決まったことを大好きな祖母に早く伝えたかったそうだが、そのことを「誰にも明かしてはいけない」とくぎを刺されていたことから、この朗報を伝えられずにつらい思いをしたという、劇中のニモを思わせる家族思いなエピソードを持っている。前作よりもスケールアップして帰ってきたニモの姿に加え、かつてニモを演じた声優たちの登場も出演している本作。忘れんぼうのナンヨウハギ・ドリーが主人公となって、ニモ&マーリン親子と共に、家族を見つける冒険を繰り広げる。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年08月02日現在公開中のディズニー/ピクサーアニメーション映画『ファインディング・ドリー』の大ヒット舞台挨拶が1日(月)都内で行われ、日本語吹き替え版声優を務めた女優の室井滋、子役の青山らら、菊地慶が登壇。前作同様に物忘れの激しいキャラクター・ドリー役を務めた室井さんは、プライベートでのリアル・ドリー化を嘆いた。同作は、第76回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『ファインディング・ニモ』の約13年ぶりの続編で、早くも全米アニメーション歴代No.1の興収を記録中。忘れん坊のドリーの家族を探すために、親友のニモとマリーンの父子らお馴染みの仲間たちが再び結集する。大ヒットを祝うくす玉をフライングで割ってしまった室井さんは「ごめんなさい!スイマセン!待ちきれなくて」と平謝りで「私おかしくてソワソワしている。忘れ物をしない人間だけれど、かなり変」と近況を告白。続けて「居酒屋に行ってもカウンターの隣に座っている人の食べ物を食べてしまうし…。相当な危険水域。道にも迷いますし、ドリー化していると思う」と日常でのリアル・ドリー化に大慌てだった。一方、ベビー・ドリー役のららちゃんには「ベビー・ドリーの声も自分でやるのかと思っていて、両方を練習していたけれど、やはり本物には敵わない。凄く可愛かった」と賞嘆。ニモの声を務めた慶くんにも「どんな男の子がやっているのかと楽しみにしていたら、こんなに可愛い子だった。もう私の気持ちがすっかりドリーになっているので、彼がニモにしか見えない」と目を細め、「皆で水族館に行きたいね」と楽しそうに提案していた。『ファインディング・ドリー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年08月01日先日、いよいよ公開を迎えたピクサー最新作『ファインディング・ドリー』。本作ではたくさんのキャラクターたちが登場しているが、中でも公開後からあるかわいすぎるキャラクターが大人気となっていようだ。『ファインディング・ニモ』の奇跡の冒険から1年後を描く本作。全米アニメーション歴代No.1を記録し、すでに日本でも100億超えに期待がかかると話題だ。物語は、忘れんぼうのドリーが唯一忘れなかった“家族の思い出”を探しに、魚たちにとっては禁断の場所である水族館を舞台に大冒険を繰り広げる感動のアドベンチャー・ファンタジー。お馴染みのニモやマーリン、クラッシュに続き、7本足のタコのハンクや泳ぎが苦手なジンベエザメのデスティニーなど、前作以上に多くのキャラクターが登場するのだが、今回紹介するのは、女性を中心に「かわいい!」と話題になっているのがラッコたち。ムギュっと抱き合う姿がなんともかわいらしく、ふわふわの体につぶらな瞳が観る人たちの心を掴んで離さないようで、鑑賞後には「かわいすぎる」「ラッコでだっこ!やばいカワイイ!」 と絶賛の声が飛び交っているのだ。実はこのラッコたち、ピクサーの制作陣がとことん“かわいい”を追求してできたキャラクター。 本作のキャラクター・アート・ディレクターのジェイソン・ディーマーは、ラッコについて「本物のラッコを見ていたら、とにかく信じられないほどかわいくて、どうにかして映画に登場させるべきだと思ったんだ」とラッコ制作のきっかけを明かし、「クマのぬいぐるみのようにならないよう注意し、 少なくとも本物のラッコの可愛さに負けないくらい“キュート”なラッコになるよう全力を注いだよ 」と力が入っていると語る。またTwitterでも鑑賞後にラッコについての反応が多く、歌手の大塚愛は「可愛すぎたラッコ、ああ、満足」と心を掴まれたことを報告。そのほかにも、「ドリーにでてくるラッコちゃん可愛すぎた」「ラッコたちがもう本当に可愛くて。ストーリーの中でも可愛いやつ扱いされてるけど、本当に可愛い!!」「最強なのはラッコ!! めちゃくそ可愛いかった」など、ラッコの可愛い姿に悶絶する人が続出している。台詞もなく、登場シーンも多くはないキャラクターながら、そのかわいい姿に虜になってしまう人はこれからも増していくようだ。これまでにもピクサー作品には数多くのキャラクターが登場しているが、可愛さに全力を注いだキャラクターは、ほかにいなかった。もふもふの体にムギュっと抱き合う姿、大きなつぶらな瞳に、ちっちゃいお手てなど言い出したらキリがないほどとにかくかわいいラッコたちの姿も見逃さないでいて。『ファインディング・ドリー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月23日●初のディズニー声優での課題ディズニー/ピクサー映画の大ファンだという俳優の上川隆也とモデルで女優の中村アンが、『ファインディング・ニモ』の続編『ファインディング・ドリー』(公開中)で、新キャラクターの日本語版吹替声優に抜てきされた。タコのハンク役の上川はディズニー/ピクサー作品の声優初挑戦、ジンベエザメのデスティニー役の中村アンは声優初挑戦となる。今回の起用について「ただただうれしい」「本当に感動」と喜びを爆発させていた2人に、実際にアフレコに挑戦した感想をインタビュー。今回初めて声優として関わって気づいたことや、本作に込められているメッセージについて、また、ピクサーを好きになったきっかけなども語ってもらった。――ハンクとデスティニーの声を演じるにあたって特に気を付けた点は?上川:どういう存在なのかわからないキャラクターなので、そのあたりですかね。でも、ピクサーの映画って、キャラクターがはっきり性格付けさせて描かれているので、それを忠実に演じることが大事なんだと思います。――後半になるにつれて、ハンクの声から優しさがにじみ出るような感じがしましたが、意識されていましたか?上川:ドリーとハンクが出会ったことで起きた一つの化学反応なんでしょうね。それは物語に組み込まれていることなので、僕はそれをいかに表現するかということだけです。でも、そう感じていただけたのならとてもうれしいです。――中村さんは?中村:明るくて元気で前向きなデスティニーなので、"元気に"ということを意識しました。でもその元気さを出すために、自分が思っている何十倍もテンションを上げる必要があってすごく難しかったですね。最初は恥ずかしさもあって、でもデスティニーに対する愛が深まっていくにつれて、少しずつできるようになりました。――クジラ語がインパクトありました。中村さんがやっているとは思えないような声で。中村:アハハハ! あれは難題でしたね。歌を歌う感じで頑張りました。――今までにない声の出し方を?中村:高いところから出すというのが難しくて。しかもちゃんと言葉になっていて、大事なことを伝えなきゃいけないというのに苦労しました。――最近、中村さんはドラマなどでも活躍されていますが、演技自体はどうですか?中村:このデスティニーの声をやらせていただいてから、声を出すことへの抵抗が減ってきて、少しずつ声が出せるようになったんです。7月からの松嶋菜々子さん主演のドラマ(フジテレビ系『営業部長 吉良奈津子』)をやらせていただいてますが、それもデスティニーのあとなので気持ちも新たに、前よりは楽しめるようになった気がします。――以前は声を出すことに抵抗があったんですね。中村:ドラマでは「もっと声を出して」ってよく言われました。バラエティ始めた時も声がちっちゃいっていうのはあって…。やっぱり自信がないと出せないんですよね。でも、少しずつですけど自信がつきました、このデスティニーで(笑)上川:今回、吹替キャストをあらかじめ聞いて見ましたけど、見ている間は中村さんだっていうことを忘れていたんですよね。そこがすごいなと。終わってからそうだったって思い出すみたいな。――上川さんのハンクの声は男らしく、そしてセクシーさも感じました。中村:そうですよね! 色気があるオクトパス(笑)上川: "色気があるオクトパス"、いいキャッチフレーズ(笑)(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.●コンプレックスを告白――上川さんは、ハンクとは似てない、ハンクのように賢くないとおっしゃっていましたが、意外だなと。推理ものや事件ものなどの役の印象があるので、賢そうなイメージが…。上川:ドラマとかは脚本がありますから(笑)。書いてあることを言っているだけなので、全然違いますよ。中村:やっぱ俳優さんってわからないですよね。どれが本当か(笑)上川:(笑)――逆にご自身で自己分析すると?上川:賢いというのとは程遠いんですよ。――この作品で似ているキャラはいますか?上川:う~ん、難しいことをおっしゃいますね。中村:でもハンクではない?上川:ハンクではないですね(笑)中村:私はわりとデスティニーなんです。だから、思いのままやらせていただいた感じです。――せっかちなところが似ているとおっしゃっていましたね。中村:そうですね。せっかちかもしれないです。――この作品には、いろんな個性豊かな男性キャラが出てきますが、こういう男性いいなっていうキャラはいますか?中村:結局、ベイリーみたいなゆるい人が楽なのかなと思いますね。ハンクだと緊張して素が出せないのかなと。少し上から言えるくらいが長い目で見ればいいのかなと思います(笑)上川:なるほどね。――この作品には、「それぞれの持つ欠点は個性なんだ」という大切なメッセージが込められていますが、お二人はコンプレックスなんてありますか?上川:ないわけないじゃないですか、当たり前じゃないですか(笑)――あるんですか! それはどういう?上川:言えないからコンプレックスなんですよ! 吹聴して回れたらそれはコンプレックスを克服しているっていうことなんですよ。――確かに! ちなみに、克服したものはありますか?上川:これはみっともないなと思って直したのは猫背です。お芝居はじめてすぐの頃、劇団でビデオを撮っていたんですが、あまりにも姿勢が悪くて気持ち悪いくらいで…。それからちゃんとしようと思って直しましたね。これは言える(笑)――中村さんはいかがですか?中村:そうですね。いっぱいありますけど…とにかく太りやすいこと。かなり必死なんですよ。気を抜くとダメです。これも仕事の一部だって考えると管理できるんですけど、本当はだらしない感じなんです。上川:食べるのが好きなんですか?中村:好きです! しかもそれを吸収するという体質ですね。だからなんとか努力してやってますが、何もやらなくても大丈夫な人がうらやましいです。●ピクサーへの熱い思い――昔からピクサーが大好きだというお二人ですが、ピクサーを好きになったきっかけを教えてください。上川:僕は『ルクソーJr.』から。もともとその前からずっとアニメーションは見ていて、その中からいつの間にかCGアニメーションというのがジャンルとして確立されていく過程で『ルクソーJr.』があった。なんじゃこりゃって思って見て、そこから今日に至るという感じ。CGでこんな風に感情を表せるようになるってすごいなって思いましたね。中村:私は、『Mr.インクレディブル』とか『モンスターズ・インク』とか、全部見てます! 大人になっても見返すのは『モンスターズ・インク』。疲れた時とか見たくなりますね。テレビに出始めて忙しくなった時期…違うものを見て仕事から頭を切り替えたい時によく見ていたんです。違う世界に行けるものを見てリフレッシュしていましたね。――今回、見る側から制作に関わる側になったことで新しい発見はありましたか?上川:非常にオタク目線になりますけど、本国での制作と僕らの声をあてていく作業が並行作業だったので、どんどん絵がきれいになっていく過程が見られたんです。こうやって過程を経て完成品に近づいていくんだなっていうのを垣間見られたのは貴重な体験でしたね。中村:そうですね。少しだけ裏側をのぞかせてもらった気がします!――今回、上川さんはディズニーの吹替初挑戦、中村さんは声優初挑戦。お二人とも"初"でしたが、今後初挑戦したい野望はありますか?中村:なんだろう…。私、3歳からピアノ習っていて、まったくできないわけではないです。だから、またピアノをちゃんと習ってマスターして、どこかで披露して好感度をあげたいです(笑)上川:好感度!?中村:「ピアノ弾けんの?」「ピアノできるんだ!」みたいに思ってもらいたいなって(笑)――上川さんは?上川:僕は中村さんと初めてご一緒させていただいたのが、某バラエティ番組の船長企画。ナインティナインの岡村さんと2人で船長をしてお客様をもてなすっていう企画で、中村さんはお客様の1人だったんです。中村:乗らせていただきました!上川:なので、アンさんとは海つながりでご縁があるなと思っているんですが、車の免許を持っていて、船舶免許もとれたので、次は空の何かに挑戦したいなと。飛行機の免許とは言いませんので、スカイダイビングくらいはやってみたいなと思っています。■プロフィール上川隆也1965年5月7日生まれ。東京都出身。大学在学中より演劇活動を開始し、NHKドラマ『大地の子』(95)で主演に抜てき。NHK大河ドラマ『功名が辻』(06)では主人公の山内一豊役を務めた。近年の主演作に日本テレビ『エンジェル・ハート』(15)、WOWOW『沈まぬ太陽』(16)など。中村アン1987年9月17日生まれ。東京都出身。雑誌『andGIRL』『BAILA』にてレギュラーモデルを務めるなどファッション誌で活躍するほか、CMなどにも出演。現在、フジテレビ系ドラマ『営業部長 吉良奈津子』(毎週木曜22:00~)に今西朋美役で出演中。
2016年07月22日ディズニー/ピクサーが手掛けた映画『ファインディング・ニモ』の奇跡の冒険から1年後を描いた『ファインディング・ドリー』の公開記念スペシャルライブイベントが7月20日(水)池袋サンシャイン水族館で行われ、日本版エンドソングを担当した八代亜紀が登場した。八代さんはサメやエイなど、様々な魚が涼し気に泳ぐ大きな水槽を前に「アンフォゲッタブル」を歌い上げた。本作は、ニモの親友で何でもすぐに忘れてしまうドリーが、子どもの頃からたったひとつ忘れなかった家族の思い出を胸に、離れ離れになってしまった両親を探す旅に出る感動の物語。先週末16日に公開されるいなや、動員は92万人を超え、初登場堂々第1位という大ヒットスタートを切った。新たなディズニーの歌姫となった八代さんは、インターネットなどで映画名を検索すると「ファインディング・ドリー八代亜紀」と出ることを聞き、「本当ですか」と高らかにほほ笑んだ。ドリーの世界観について、八代さんは「生きていくうちにいろいろなことがあったりするじゃないですか。ドリーならどうするかと、ほかの魚は考えるんです。じゃあこうしようといいところを見つけて、信頼して真似をするところを人間は学ばないといけないと感じました」と、メッセージを訴えた。さらに八代さんは、ディズニー/ピクサー映画史上初となる本人役での声優に初挑戦している。自身でも完成作を観たときに「ドリーが『八代さん』と言ったとき、ドキッとしました。ちょっと照れました」と言いながらも、「劇場でも(八代さんの声の登場に)笑いが起きているとか聞きました(笑)」と、うれしそうに想いを語った。イベントの最後には八代さんがエンドソング「アンフォゲッタブル」を初披露。「間違ったら最初からいくね」と集まった親子連れの観客や記者の笑いを誘っていたが、曲が始まるやいなやその場の全員が、圧倒的な美声に静かに感銘を受けていた。どんなことがあっても忘れられない“愛しい人への想い”を綴った世紀の名曲を「温かく包み込むような歌にしてみました」と歌い上げた八代さんには、大きな拍手が送られた。9月25日(日)まで同所では、映画の公開を記念した特別展<「ファインディング・ドリー」の世界展>が開催中。『ファインディング・ドリー』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月20日『ファインディング・ニモ』のその奇跡の冒険から1年後の世界を描く、全世界待望の続編『ファインディング・ドリー』が、ついに今月16日(土)より日本全国511の劇場で公開された。公開3日間で動員92万1,766人、興行収入は11億7,418万4,200円で週末興収、初登場 No.1の大ヒットスタートを切ったことが分かった。なお、この成績は2016年洋画オープニングNo.1に輝いており、ディズニー/ピクサーの日本歴代の新記録樹立も期待できる爆発的な記録となった。舞台はカクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子・ニモを、人間の世界から救出した冒険の旅から1年後の世界。「今度は、僕がドリーを助けてあげる」。ドリーとニモ、そして、心配性のマーリンも渋々ながら、再び大海原へと旅立つ。この夏、世界一有名な魚たちの奇跡の大冒険が幕を開ける――。すでに全米の興行収入は、アニメーションのみならず実写を含む今年公開全ての作品においてのNo.1記録を達成。さらに、先週末にはついに4億4,574万5,629ドルまで到達し、2004年から1位をキープしていた『シュレック2』の記録を塗り替え、全米アニメーション歴代No.1の歴史的快挙を成し遂げた。待望の公開初日には、劇場にドリーやニモをイメージしたコーディネイトの若者女性や、キャラクターのぬいぐるみを持った子どもたちが押しかけ、客層はティーンや20代の友人同士、社会人カップル、中高年層と幅広く、さらには家族連れも多く来場していた。公開直後、SNS上では「開始5分で号泣!!」「ピクサーの最高傑作だと思う!!」など作品についてのコメントはもちろん、新登場のキャラクターのタコのハンクについて「イケメンならぬイケタコ」や、「ハンクやばい!!結婚して!!」など、大人の女性がハンクに熱狂し盛り上がっているコメントが溢れた。また、公開前から大きな話題だったドリーの赤ちゃん時代のキャラクター“ベビー・ドリー”についても、「可愛すぎた! 飼いたい!」「かわいすぎて変な声出た!」など、その可愛さに悶絶する声が飛び交っている。そして、この大人気を受けた日本公開時のみの限定特典、とってもキュートな「激レア“ベビー・ドリー”キラキラ★ステッカー」が公開初日より全国の劇場での数量限定先着で配布され、そのステッカーの写真がSNSに次々に投稿され、その人気にさらに拍車をかけたようだ。来日記者会見の際に「欠点はあるけど、その“ありのままの自分”を受け入れた時、心の平穏や自信を持つことができると感じてもらえたら」ということをドリーを通して伝えたいと語っていたアンドリュー・スタントン監督。その想いが通じてか、「ドリーの言葉が深い」「欠点があってもそれが個性なんだとわかった」との声も挙げられていた。この夏一番のエンターテインメント映画でありながら、ドリーを始め登場するキャラクターたちのように、欠点を持っていても常に前に進み続ける気持ちが人々を前向きにさせてくれるという、奥深いメッセージが、幅広い客層の心に響いた要因のひとつともいえるだろう。そして、まだ観ていない方に注目していただきたいのが、エンドロール後のおまけ映像。本作では個性豊かな新キャラクターたちがたくさん登場しているが、『ファインディング・ニモ』でのあのお馴染みのキャラクターたちが再び登場! こちらもぜひお見逃しなく。『ファインディング・ドリー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月19日日本でのディズニー/ピクサー歴代興収1位を記録した『ファインディング・ニモ』の続編、『ファインディング・ドリー』が16日、公開を迎える。物語の舞台は、前作の冒険から1年後。忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが、ただひとつ忘れなかった家族の記憶を手掛かりに、カクレクマノミのニモ&マーリン親子と共に家族を見つける冒険を繰り広げる。タコのハンクやジンベエザメのデスティニーなど、個性あふれる新しい仲間が加わり、壮大な冒険が描かれる本作では、何でも忘れてしまう…そんなドリーだからこそ通らざるを得なかったつらい過去が明らかに。そして、ドリーを通して「欠点も個性なんだ」という大切なメッセージを届けてくれる。前作から13年という年月とともに進化したピクサーの最新技術を用いた、キャラクターやリアルな自然も本作の魅力だ。指揮をとったのは、『ファインディング・ニモ』で監督を、『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』では脚本を担当したアンドリュー・スタントン。そして、テレビ作品『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』でアニー賞監督賞に輝いたアンガス・マクレーンが共同監督を務めた。先日来日した2人に、本作に込めた思いや制作秘話を聞いた。――まず、前作からの映像の進化に圧倒されました。来日会見でも、「驚きを与えられる映像になった」と語られていましたが、特に自信を持っているのはどんなところでしょうか?アンドリュー:いっぱいあるけど、一番は"海草の森"かな。作るのが難しかったというのもあるけど、ロマンチックだしユニークだし、そして、『ファインディング・ニモ』と『ファインディング・ドリー』の最も違う世界観をよく表現しているところでもあるから。前作で大海原を渡らなければいけなかったニモは、まるで砂漠を縦断するような感じだったと思う。それに対して、今回の海草の森は、森林のようにおとぎ話のようにいろいろなものが隠れていて、秘密があって、そこで迷子になったりして…というそれぞれの作品の性格をよく表していると思うんだ。マクレーン:その通りだと思う! 付け加えるとしたら、キャラクターとしてのハンク。これは、技術面でも芸術面でも、われわれがどれだけ進歩を遂げているか、見て楽しんでもらえると思う。――ピクサーの方はいつも徹底的にリサーチをされていますが、制作にあたって海に潜ったりしたんですか?アンドリュー:今回は潜ってはないんだ。前作では潜ったけど、今回はむしろ水族館を重点的にリサーチした。特に、その中にいる魚たちから見た水族館はどんなものだろうということで、遊びに来た人が見ないバックヤードの部分…家具や排水管、スタッフが作業しているところなどを研究した。それによって、魚からの視点の水族館を作り上げることができた。マクレーン:いわゆる水族館の舞台裏を正確に描写できていると思うよ!――そのリサーチで気付き、実際に映画に取り入れたという何か具体的なエピソードを教えてください。マクレーン:タコを展示している水槽は、人工芝で囲っているんだ。なぜかというと、タコの足がそれだとくっつかず、逃げられないから。タコは脱出を試みるという習性があり、それを防ぐためにそういった工夫が施されている。何度もタコが脱走してタコを見つけるという話は実際に物語に取り入れたし、擬態化という点もリサーチから学んだものなんだ。――ドリーの赤ちゃん時代"ベビー・ドリー"がとてもかわいかったです! そのベビー・ドリーから、何段階かドリーの成長が描かれていましたが、ドリーの成長を描くにあたって意識した点は?アンドリュー:どのくらい長いこと海を彼女がさまよっていたのか…悲劇だと思う。それを表現するために、ドリーが本当にずっと1人だったんだということを見せる必要があった。そして、前作であんなにポジティブだった彼女は実は痛みを抱えていて、だれかに置いて行かれることをこんなにも恐れているということを感じさせなければいけないと考えた。ドリーに痛みを与えるのは、僕らにとってもつらかったね。――ビジュアル面で意識したことは?アンドリュー:ベビー・ドリーについては、全部、目だよ(笑)マクレーン:確かに目がほとんど(笑)。とにかく最大限かわいく、もうこれ以上は無理っていうくらいのかわいさを出したかったんだ。壊れるくらいかわいすぎるキャラクターをという思いで作り上げたのが、あのベビー・ドリーだ。アンドリュー:基本的に、目とヒレだけ! そこにちっちゃい口がついている(笑)――目がポイントなわけですね! 映画を通して笑えるシーンがちりばめられていましたが、そこは意識的にそうしたんですか?アンドリュー:マーリンに比べてドリーはよりユーモラスでおかしみがあるから自然と笑いが増えたんだ!マクレーン:ドリーがおもしろいからっていうことだね!――本作では、「欠点は個性」「ありのままの自分を受け入れられたら幸せだ」という大切なテーマが根底にありますが、このテーマに込めた思いをお聞かせください。アンドリュー:それが、ドリーがしなければならないことだと僕は最初から思っていたからなんだ。ドリーのことが心配になり、ドリーの物語は未完だと思って続編を作ろうと決めた段階から、彼女を海で1人さまよう最悪な状態に追い込まなければいけないけれど、彼女の内なる自信が「大丈夫だ」と言ってくれるという状態をつくろうと考えた。「自分を信じればいいんだ」というのは、どんな親も自分の子供に願うことだと思う。そこがゴールだというのは最初から見えていたんだ。――今回登場したキャラクターで、心配なキャラはいませんか?アンドリュー:なるほど、そうきたか(笑)マクレーン:劇中に出てくるおもちゃのロボットの魚はどう?(笑)マクレーン:いいね! みんな『ファインディング・ハント』を作ればって言うんだけど、僕自身8年間、水、魚とつきあってきてちょっとお休みがほしいので、まずは『ファインディング・アンドリュー』かな(笑)■プロフィールアンドリュー・スタントン1965年、米マサチューセッツ州出身。カルアーツ(カリフォルニア芸術大学)でキャラクター・アニメーションを学び、90年にジョン・ラセターに次ぐ2人目のアニメーター、および9人目の社員としてピクサーに入社。現在、クリエイティブ部門のヴァイス・プレジデントとしてすべてのピクサー作品を監修している。監督を務めた『ファインディング・ニモ』(03)と『ウォーリー』(08)でアカデミー賞長編アニメーション賞を獲得した。アンガス・マクレーン1975年、米オレゴン州出身。ロードアイランド・スクール・オブ・デザインで学び、97年にピクサーに入社。アニメーターとして、『バグズ・ライフ』(98)から『トイ・ストーリー3』(10)まで、ピクサーの長編作品すべてに携わってきた。テレビ作品『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』でアニー賞監督賞を獲得。本作で、アンドリュー・スタントンと共同で初の長編監督デビューを果たした。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年07月15日全米歴代記録を次々に塗り替え、歴史的な大ヒットを記録している『ファインディング・ドリー』。本作の大ヒットの一因とも言われているのが、ディズニー/ピクサーの新たな才能の発掘の場となっている短編作品。この度、本作と同時上映されるピクサー史上超絶もふもふキュートな短編アニメーション『ひな鳥の冒険』(原題:「PIPER」)の本編映像が到着した。舞台はカクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子・ニモを、人間の世界から救出した冒険の旅から1年後の世界。「今度は、僕がドリーを助けてあげる」。ドリーとニモ、そして、心配性のマーリンも渋々ながら、再び大海原へと旅立つ。この夏、世界一有名な魚たちの奇跡の大冒険が幕を開ける――。『トイ・ストーリー3』や『ズートピア』を超えアニメーション史上全米歴代No.1のオープニング成績を記録した本作。すでに全米では、大ヒット作である『アナと雪の女王』や『トイ・ストーリー3』の最終興収も超え、2016年の全ての公開映画の中でNo.1の興行収入を達成している。様々な魅力が詰まった本作だが、その中でも、ヒットの要因にもなっているのが、同時上映される短編『ひな鳥の冒険』。ディズニーやピクサーの短編映画は、長編本編に引けを取らない人気の高さがあり、短編集が発売されるほど。さらにピクサーの短編アニメーションは過去11回もアカデミー賞にノミネート(内3作品受賞)されており、アカデミー賞の常連としてクオリティの高さにも定評があるのだ。今回のこの短編アニメーションでは、海岸線で食べ物を得るために、生まれて初めて巣を出て冒険する幼い腹ペコな小鳥(シギ)の物語が描かれる。今回解禁となった映像では、もふもふでキュートだが怖がりな小鳥が生まれて初めてエサを探しに、勇気を出して大きな海に向かっていく姿が描かれている。しかし子どものシギにとって最大の問題が。食べ物が深く埋まっている海岸線の砂は、冷たくて、濡れていて、しかも恐ろしい波がかぶってくるということだった。だが新しくできた小さな友だちの助けを借りて、自らの恐怖心を乗り越えてお腹を満たせることを願いながら、勇気を振り絞ってもう一度突っ込んでゆく。また、羽や砂、水など全てが緻密にリアルに描かれており、まるで実写と見紛うような映像にも注目だ。もふもふでキュートな小さな鳥は、抱きしめたくなるほど超絶可愛く、誰もが釘付けになること間違いなしだ。また、短編は次世代を担うクリエイターの登竜門としても注目されており、短編監督を務めた後、長編アニメーション監督を務める人も多く、次世代のピクサーを担うクリエイターが育つ場としても注目を集める存在。 本作の監督を務めたアラン・バリラーロは、『トイ・ストーリー2』や『モンスターズ・インク』、『ファインディング・ニモ』など様々な長編アニメーションのアニメーターとして活躍。ようやく本作で監督を務めることになり、長編アニメーションで培った実力を存分に発揮している。そんなアラン監督は「アニメーターとして普段からあらゆるものがキャラクターに見えるんだけれど、ビーチでランニングをしているときに鳥と打ち寄せる波を観て、この映画のアイデアを思いついた」と制作の経緯を語り、「実は、この映画のストーリーは、3人の子どもを持つ親である僕自身のとても個人的な物語でもあるんだ。いい親とはどういうものなのか、どうやって子どもに恐怖を乗り越えさせるのか。そういったものを伝えたかった」と込めた想いをコメントしていた。『ファインディング・ドリー』と同時上映短編『ひな鳥の冒険』は、7月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月15日木梨憲武や室井滋を始め、中村アンや上川隆也などが日本語版吹き替えを担当する『ファインディング・ドリー』。先日、八代亜紀が同じく声優として本人役で登場する映像が解禁されたが、この度、新たに八代さんがエンドソングを歌う予告映像が到着した。舞台はカクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子・ニモを、人間の世界から救出した冒険の旅から1年後の世界。「今度は、僕がドリーを助けてあげる」。ドリーとニモ、そして、心配性のマーリンも渋々ながら、再び大海原へと旅立つ。この夏、世界一有名な魚たちの奇跡の大冒険が幕を開ける――。全米では公開18日間で前作の最終興行収入を超え、歴史的大ヒットを記録。その後も快進撃はさらに勢いを増し、世界的大ヒット作の『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー3』を超え、公開4週目ではアニメーション作品の歴代興行収入の第2位までその数字を伸ばした。さらにはアニメーションのみならず実写作品も含む2016年の全米公開作品の中で興行収入No.1の座に輝くなど注目を集めている。そんな本作からこのほど到着したのは、八代さんが歌う日本版エンドソング「アンフォゲッタブル」の音楽予告。本楽曲は、グラミー賞の常連・世界的な歌姫シーアが歌う同曲とは違うアレンジが施された、日本だけの特別バージョン。英語で歌い上げる八代さんの声に日本語字幕が付く映像は、歌詞と大切な人を想うドリーの想いが重ね合わされ、感動のストーリーを予感させる。特に「忘れないわ 愛しいあなた。忘れられないの どこにいても」という歌詞には注目。これは、忘れんぼうのドリーが唯一忘れなかった“家族に対する想い”を表しており、大人が自分にその歌詞を重ね合わせ、心にも染みいる内容となっている。ドリーはマーリンと出会う前、自分がどこから来たのか、家族はいるのか、自分は何者なのか忘れてしまい孤独だった。だが、マーリンとニモの生活の中で、あることをきっかけに、自分にも「アンフォゲッタブル=忘れられない」大切な家族がいたことを思い出す。離れ離れになってしまったかけがえのない両親にたまらなく会いたいと願うドリー。そんな切なく誰もが共感できる思いを、八代さんのしっとりとした歌声に乗せて日本中に感動を届ける。また、音楽予告の最後には、赤ちゃん時代のドリー“ベビー・ドリー”が「私を忘れないで」と言うシーンも。忘れんぼうだけど楽天家で、一見するとユーモラスなキャラクターにも見えるドリー。しかし、世界中から愛されるドリーの過去に秘められた切ない思いを、観客に伝えたかったと語るアンドリュー・スタントン監督。そして「ドリーは人生のほとんどを海の中をさまよって生きてきたけど、何でもすぐに忘れてしまうため、海の中で出会った者たちのことを思い出すことはできない。でも、“感情の記憶”は残っていて、大切な人との別れの記憶は覚えているんだ」と明かしていた。そんなドリーの過去に隠された秘密と、大切な家族に会うための壮大な冒険が描かれる本作。観客にも本当に大切なものは何なのかと問いかけ、大人にこそより心に響くラストが待っている。映画をいち早く鑑賞した人たちからは、楽曲が本作の感動が増すとの声も挙がっている本作。字幕版ではシーアの声が、日本語吹き替え版では、シーアのエンドソングと八代さんが歌う日本版エンドソング、2つのバージョンの「アンフォゲッタブル」を楽しめるようだ。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月13日ディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)の制作スタッフが、本作のために水族館をリサーチし、ユニークな視点から観察していたことが、このほど明かされた。日本でも熱狂的な支持を得た『ファインディング・ニモ』(03)の続編となる本作は、前作から1年後の物語。忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが、カクレクマノミのニモ&マーリン親子と共に、家族を見つける冒険を繰り広げる。全米では6月に公開され、"アニメーション史上歴代No.1オープニング"の記録を塗り替えるなど、大ヒットスタートとなっている。ピクサーは作品を制作する際、リアリティを追及するために、通常1年がかりでリサーチを敢行。前作では、魚の生態を徹底的に調査するため、アニメーターたちがハワイでスキューバ・ダイビングを行い、海の様子や魚の観察に時間をかけたという。『レミーのおいしいレストラン』(07)では、ピクサーで本物のネズミを飼って動きを観察したそうだ。これまで数々の作品で、"人間の目線"から動物の生態を観察してきたピクサーだったが、本作では水族館を"ドリーの目線"で観察。真逆の立場からアプローチしていった。共同監督アンガス・マクレーンも「普段リサーチは人間の目線で観察しますが、今回は"ドリーから見て人間がどう見えるか"というところを1番に考えていました」と明かしている。この観察から、ドリーとタコのハンクが迷い込むタッチプール(ヒトデなど海の生き物に触れられる子供たちに人気の水槽)のシーンが誕生した。ドリーの目線で見ると、このタッチプールは、人間の手が次々と勢いよく飛び出す、予測がつかない危険な場所。緊張感を強調するため、カメラワークにもこだわった。ドリーとハンクが危険に逃げまどう姿をカメラが後ろから追いかけるように映し出しており、アンガスはこれを盛り込むことで「ドリーやハンクの感じる危険が、観客の方にも迫って来るような感覚を覚えさせるんだ」と、観客たちも"ドリー目線"で楽しめると語る。ドリーが大冒険を繰り広げる舞台「マリーン・ライフ・インスティチュート水族館」のモデルの一つになったのが、アメリカ・カリフォルニア州の「モントレーベイ水族館」。この水族館は、海洋生物研究所も兼ねており、海の生物の保護、救助、リハビリも行っている。ピクサースタッフたちは、この「モントレーベイ水族館」を訪れ、調査に挑んだ。しかし、真っ先に観察したのは、魚ではなく"水族館全体がどう機能しているのか?"という施設の裏側。"どんな部屋があるのか?"、"魚たちをどのように運び入れるのか?"といった、リサーチによって分かったことが、物語でも重要な鍵を握っている。水族館に迷い込んだドリーとカモフラージュ姿のハンクが初めて出会い、2人が行動を共にするきっかけが生まれた隔離部屋のシーンなどは、この裏側にまで及ぶ調査を実現したからこそ生まれた場面だ。家族を捜すドリーがハンクの力を借りて、水族館中をめぐる冒険も描く本作。その映像の見せ方には、ピクサーがリサーチした"ドリーからの目線"が隠されている。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年07月11日「僕は『ファインディング・ニモ』のときから、ドリーの心が傷ついていることを知っていた。たとえ他の人たちは知らなくてもね。僕は、それを治してあげないといけないことがわかっていたんだよ」。日本におけるディズニー/ピクサー作品No.1の興行収入を記録した『ファインディング・ニモ』。その13年ぶりの続編で『~ニモ』の1年後を描いた『ファインディング・ドリー』において、引き続き監督を務めたアンドリュー・スタントンは、本作の主人公であるドリーについてこう語る。シネマカフェでは、本作の公開に先立ち、アメリカはカリフォルニア州エメリービルのピクサー・アニメーション・スタジオに現地取材を敢行。第1弾として、監督のアンドリュー・スタントンとプロデューサーを務めたリンジー・コリンズのインタビューをお届けする。人間に捕まってしまったクマノミの子ども、ニモを探しに、父親のマーリンが奮闘する姿を描いた前作。捕らえられてしまったニモを必死に追いかけようとするマーリンは、彼よりも少し大きくて青と黄色のカラーが特徴的なナンヨウハギと衝突してしまう。ボートを見失ったことに焦り、失望するマーリンに、その魚は明るく意気揚々と話しかける。「ボートなら見たわ!こっちよ!」ーーそれが本作の主人公、ドリーだ。自分で言ったことすらも忘れてしまう、“忘れんぼう”のドリー。1作目では、そんなドリーにうんざりさせられながらも一緒に旅をするマーリンの姿がコミカルに描かれ、コンビを組んだ彼女の人気にも火がついた。はぐれたニモを探し出す(ファインディング)ストーリーを描いた前作だが、本作もタイトルと同様、家族を探しに人間の世界へ飛び出していくドリーを、今回はマーリンとニモが探す姿が描かれる。そして何より本作では、ドリーが家族の居場所を探すことで、彼女自身を見つけるというもうひとつのストーリーが描かれていく。「彼女が彼女自身を信じ、私たちが彼女は大丈夫だと信じられるようにするためには、もう1本の映画が必要だったのよ」。そう続編に至る経緯を語るのは、プロデューサーを務めたリンジー・コリンズ。1997年に入社以来、『バグズ・ライフ』『トイ・ストーリー2』『ファインディング・ニモ』『レミーのおいしいレストラン』など、数々の作品に参加する凄腕だ。そして前作に引き続き監督を務めるのは、1990年に9人目の従業員として入社して以来、一貫して同スタジオのクリエイティブの大きな柱であり続けてきたアンドリュー・スタントンだ。「僕がドリーを作った時…それは1999年のことだけど、僕は彼女のことを忘れんぼうにしたかったことを間違いなく覚えている」。ドリーを生み出した当時を述懐するスタンドンは、前作『ファインディング・ニモ』で監督としてデビューを果たし、アカデミー賞2部門(脚本賞、長編アニメーション賞)にノミネートされ、長編アニメーション部門受賞という、ピクサーの長編アニメーションにとって初のアカデミー賞をもたらしている。「彼女がもしひとりぼっちで、マーリンに偶然出会うとすれば、それは彼女が、自分がどこから来たか忘れてしまったということに違いないと、ある意味論理的に思ったんだ」。続編製作にあたり、スタントンはドリーというキャラクターが既に持っていたストーリーを紐解いていったという。忘れんぼう、という大きな特徴と同じく、ドリーというキャラクターを魅力的にしているのは、時に強引にまで周りを巻き込んでいく彼女の明るさだろう。「ドリーを私たちが大好きなことの一つは、彼女が決して他の人の欠点を見ない、または、欠点で彼らを見ない、ということよ」そうリンジーが語るように、彼女の明るさはシリーズの全キャラクターを、とてもポジティブな方向へと導いていく。このシリーズには、一般的には“欠点”と見られてしまうようなユニークな特徴を備えたキャラクターたちが数多く登場する。ドリーの“忘れんぼう”という特徴をはじめ、ニモの“小さな右のヒレ”や、本作より登場する“7本足のタコ”のハンク、“近視”のジンベエザメのデスティニーなど、それぞれが欠点を抱えながらも、魅力的にストーリーの中で活躍する。「たとえば、ニモについていうと、ドリーは決して彼の小さなヒレについて特にネガティブに話すこともしないし、デスティニーが『うまく泳げないの』と言えば、ドリーは『あなたは美しく泳ぐと思うわ』と言うの。彼女はキャラクター全員に、自信を注入するのよ」。しかしながら、そんな明るいドリーの過去が明かされていくうちに、観客はドリーの孤独に次第に胸を締め付けられるような思いを抱かざるをえない。それは、彼女は誰かに話しかける時の「すみません」という言葉を、「エクスキューズ・ミー」ではなく、「アイム・ソーリー」と言ってしまうところにあらわされる。「彼女は多分たくさんの友だちを作り、そして彼らを忘れてしまう。または、彼らは彼女をうまく扱えなくて、逃げてしまうんだ。だから彼女は、見捨てられた、という思いをたくさん抱えているに違いない。そして、彼女はそれを自分自身のせいだと感じているんだ。それで僕は、 “アイム・ソーリー”と言うキャラクターに行き着いたんだ」と、謝ってばかりいるドリーについてスタントンは解説する。「彼女の喜びや楽観主義、誰かの助けになろうとするところは、実は彼女の鎧なんだ。もし彼女がすごく助けになれば、多分その人は彼女を置き去りにしたりしないだろうというのが、彼女なりの考えなんだよ」。前作では、子を思うマーリンの視点を通して、親子愛だけでなく自立していく子どもを見守る“親の子離れ”が描かれ、その物語の普遍性が年齢を問わず多くの人に感動をもたらしたと言えるだろう。本作においても、ドリーが自分自身のルーツに出会い、変わっていく姿を描くストーリーには、観るものの琴線に触れる普遍的なテーマを宿している。エンターテイメントの第一線を走りながらも、なぜここまでもそこに人々の感動を呼ぶ作品を生み出すことができるのだろうか?「ディズニー/ピクサー映画に共通するテーマは、人々が共感出来るように、世界共通のものであってほしいと感じていることだと思う」とリンジーは話す。「ある作品がスーパーヒーローについてで、ある作品が魚について、そしてある作品がロボットやモンスターについてで。これらの作品は表面的にはかなり違うストーリーのように見えるし、実際そうよ。でも、映画が何について描かれていて、その冒険がキャラクターにとってどういうものなのかという核を見れば、人間の条件の普遍性に本当に触れているかどうかということになる。たとえ彼らのほとんどは人間でなくてもね(笑)。だから、私たちの映画は子どもにも大人にも共感してもらえるんだと思うわ」。『ウォーリー』における、荒涼とした地球をバックに流れるルイ・アームストロングの楽曲や、『2001年宇宙の旅』のなんとも痛快なパロディシーンにおける「ツァラトゥストラはかく語りき」など、スタントンの作品には、オールディーズの楽曲が使用されたり、古典的名作への敬意あるオマージュが見られたりと、間口の広い子ども向けアニメーションとは思えないほどの、映画ファンを唸らされる演出が多分に含まれている。そのことを指摘すると、スタントンは「宇宙で“ハロー・ドーリー”を流すというアイディアを思いついた時、『これはヒップホップみたいだ』と思ったよ」と彼流の発想法について語る。「古いものを使って、新しいもののために再利用するということだ。僕らはより繊細なレベルで、いつもそういうことをしている。どんなアートを作る時でもね。アートは、アートをインスパイアするからだよ」。そしてそれはもちろん、本作でも健在だ。ラストを飾るシーアが歌う名曲「アンフォゲッタブル」はもちろん、アクション映画のようなスリリングな展開を見せる後半における、誰もが知っているであろうあの名曲の起用には、驚きとともに笑ってしまうほどの痛快さがある。「本作の目標は、ドリーがみんなに与えるのと同じ優雅さを、彼女自身に与えることだったのよ」と語るリンジー。「アイム・ソーリー」とついつい言ってしまうドリーの姿は、どこか「謝りすぎ」だと表現されがちな日本人の姿にだぶるところもある。そしてそんなドリーが自らのルーツを求め、自信を取り戻していく姿は、きっと多くの感動と勇気を観るものに与えることだろう。『ファインディング・ドリー』の冒険は、自分自身に出会うための忘れられない旅になるに違いない。『ファインディング・ドリー』は、7月16日(土)より全国にて公開。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月09日映画『ファインディング・ドリー』公開を記念して、ジャム ホーム メイド(JAM HOME MADE)のディズニー コレクションから限定アクセサリーコレクションが登場。2016年7月9日(土)より発売予定だ。映画『ファインディング・ニモ』から13年。息子のニモを探すマーリンと共に冒険の旅に出たドリー。本作ではドリーの家族を探すため、新たな冒険ファンタジーが繰り広げられる。限定アクセサリーコレクションでも同様に、ドリーが主役に。生き生きと自由に泳ぐドリーをシルバーでかたどり、ピンクカラーでコーティング。珊瑚とパールをあしらって海の世界を表現した。店頭には、ネックレスとイヤーカフの2モデルが並ぶ予定だ。【アイテム詳細】映画『ファインディング・ドリー』のアクセサリーコレクション発売日:2016年7月9日(土)※予定・ネックレス 12,000円+税・イヤーカフ 9,000円+税取り扱い店舗:ジャムホームメイド東京店、その他ジャムホームメイド直営店、ディーラーストア発売元:中川装身具工業(株)販売元: JAM HOME MADE©Disney/Pixar
2016年07月07日『ターザン:REBORN』や『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』といった強敵を抑え、全米No.1ヒット中の『ファインディング・ドリー』。本作でアカデミー賞監督アンドリュー・スタントンとともに共同監督を務めるのが、『トイ・ストーリー』シリーズや『ファインディング・ニモ』などでアニメーターとして活躍してきたアンガス・マクレーンだ。実はこの彼、『ウォーリー』ではアニメーション監督も務めるなど、長年アンドリューの右腕として彼を支えてきたが、ピクサーでは“ポスト”ジョン・ラセターとささやかれる逸材だったことが分かった。“ディズニー/ピクサーの顔”ジョン・ラセターとアンドリュー・スタントンといえば、監督と脚本家として『トイ・ストーリー』など数々の名作を誕生させた名コンビ。本作プロデューサーのリンジー・コリンズも、「アンドリューが素早く素晴らしい作品の土台を作る。そこに、ディテールを作りこむのがとても上手いジョンが、キャラクターの可愛らしさを表現していくの」と、その名コンビぶりを説明している。そんな中、本作でアンガスを共同監督として迎えたアンドリューは、なんと彼との関係性がジョン・ラセターと自分に似ていると明かしている。「アンガスはジョンと同じタイプの監督。だから、彼とはジョンの時と同じように良い作品を生み出せるんだ」と、その相性はジョン・ラセターに匹敵するほどという。さらに、アンドリューがアンガスを指名したのには、“自分とは全く正反対の監督”だという理由もあった。アンドリューは監督としても、徹底にストーリーを練る“脚本家気質”。プロデューサーのリンジーは、「彼の映画への取り組みはすべて脚本家目線なの。どんな会議に出ていても脳みその90%はストーリーのことを考えているわ」と語る。一方のアンガスは、アニメーターの経験を活かした“キャラクターに注力するタイプ”の監督。アンガスは「私はコメディの要素やキャラクターの動きなど演技に焦点を当てている」と自身の製作のポイントを明かしている。そんな自分にはないものを持つアンガスを、アンドリューは直々に指名したわけだ。アンドリューは「僕たちは物事をそれぞれ反対側から覗いていて、真ん中で落ち合うような感じ。だからアンガスと僕はバランス良く作品を生み出せるんだ」と、正反対の視点を持ったアンガスが自分を補ってくれる存在だと語っている。そんなアンガスは、ピクサーに入社して約20年になるベテラン。これまで『バグズ・ライフ』『ファインディング・ニモ』『ウォーリー』と多くの作品で、アンドリューと仕事を共にしてきた。“最高の先生”とアンドリューを慕うほど、2人の信頼関係も確固たるもの。しかも、アンガスは長編作品の監督を務めることが長年の夢だったという。「私は何年も何年も映画を作ろうとしていたが、なかなかできなかった。でも、ずっと作品へのアイデアと執念を持ち続けていたんだ」と言う。そんな彼の熱意が実ったのは、『ウォーリー』のサイドストーリーを描いた短編『Burn・E』(DVD特典として収録)だった。アンガスは「あるシーンのアイデアが浮かんで、それをそのままにしておけなかった。それで、“こんな風にしたらどうか”、“こういうこともできるかも”、というような話をアンドリューにしていたら、『じゃあ短編を作ってみたらどうか』とチャンスを与えてくれたんだ」と、短編の初監督を手掛けた際の経緯を明かしている。そんな彼の地道な努力も、アンドリューは評価しているのだ。アンドリューの練りに練ったストーリーのベースに、かたや、彼とは正反対のアンガスがアニメーターの目線から新たな要素を加える。2人の監督によって前作以上にストーリーもキャラクターもパワーアップした本作が、ますます楽しみになってきた。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月06日ディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』の七夕イベントが7月6日(水)、東京・日本橋三井タワーアトリウムで行われ、日本語吹き替え版に出演する室井滋、木梨憲武、上川隆也、中村アン、海洋生物監修を務めたさかなクンが出席した。ディズニー/ピクサー作品として日本では歴代No.1のヒットを記録した『ファインディング・ニモ』の続編。すでに全米では長編アニメ歴代最高のオープニング記録を樹立し、3週連続で首位をキープする社会現象を巻き起こしている。小さなカクレクマノミのニモが、奇跡の大冒険を繰り広げてから1年後。今度は忘れんぼうのナンヨウハギ、ドリーが家族を探すため、大海原に旅立つ。13年ぶりの声優続投となる室井さんと木梨さんは、それぞれ「100%、200%満足してもらえる作品」「すごいストーリーに、すごい映像。間違いなく見たほうがいい」と熱くアピール。七夕のお願いごとを聞かれると、ニモの父・マーリン役の木梨さんは「『ファインディング・マーリン』、あるかな。もうピクサーの皆さんが話を作っているかも」とニモ、ドリーに続き、今度こそ自分が主人公の“第3弾”に期待を寄せていた。ドリー役の室井さんも、「映画が大ヒットして続々編で、ドリーがまた皆さんと会えますように」とヒット&続編を祈願。上川さんが演じるタコのハンクを引き合いに、「ハンクは足が(8本ではなく)7本だから、ハンクの足を探す『ファインディング・ハンクの足』もいいかも」と仰天アイデアを披露した。この日は映画とコラボし、ドリー(ナンヨウハギ)とニモ、マーリン(カクレクマノミ)が泳ぐアートアクアリウムがお披露目され、さかなクンがそれぞれの生態や特徴を“ギョギョっと”レクチャーする場面も。室井さんが「ナンヨウハギと、カワハギは違う種類なの?」とたずねると、「ナンヨウハギはスズキの仲間で、カワハギはフグの一種。猫とモグラくらい違います」とピンとくるような、こないような解説。さかなクン本人は、「普段はイソギンチャクと仲良く暮らすニモとマーリンが、外の世界に飛び出るのは勇気がいるはず。その姿に元気をもらった」と魅力を語っていた。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月06日『ファインディング・ニモ』の奇跡の冒険から1年後の世界を描く待望の続編『ファインディング・ドリー』。先日、日本版エンドソングを日本を代表する超大物シンガー・八代亜紀が歌唱することが発表されたが、この度新たに八代さんが本人役として本作に登場していることが分かった。舞台はカクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子・ニモを、人間の世界から救出した冒険の旅から1年後の世界。「今度は、僕がドリーを助けてあげる」。ドリーとニモ、そして、心配性のマーリンも渋々ながら、再び大海原へと旅立つ。この夏、世界一有名な魚たちの奇跡の大冒険が幕を開ける――。すでに公開されている全米では『トイ・ストーリー3』や『ズートピア』などの歴史に残る大ヒットアニメーションのオープニング成績を超え、全米アニメーション歴代No.1の大ヒットを記録。さらには、全米アニメーション史上No.1の平日記録や史上最速の12日間で3億ドル超えの成績を叩きだし、次々と記録を塗り替える歴史的な大ヒットと共に世界中で“ドリー旋風”が巻き起こっている。本作の見どころのひとつは、本編の中に仕込まれた様々な“笑いの仕掛け”。中でも、 日米の大物スターが驚きの方法で登場するカメオ出演には注目だ。本作では忘れんぼうのドリーが唯一忘れなかった家族の思い出を探すため、ニモとマーリンと一緒に海の生物にとって禁断の「人間の世界」で大冒険を繰り広げるのだが、そこでドリーが迷い込むのが、海洋生物研究所。この海洋生物研究所のアナウンス役として、各国の有名スターが“本人役”として登場する。日本語吹き替え版では、日本版エンドソングを歌う八代さんが抜擢されたのだ。著名なタレントが“本人役”として登場するのはディズニー/ピクサー史上初めてのこと。また、八代さんの役は字幕版では『アバタ―』や『エイリアン』シリーズの体を張った熱演で知られるハリウッドの大物女優、シガニー・ウィーヴァーが好演している。そして併せて公開されたのは、八代さんの初登場シーン。ドリーが海の中で迷子になっていると、海上から「こんにちは」という女性の声が聞こえ、その声の主は 「八代亜紀です」と名乗る。その声に「ああ、どうも、八代さん。助けてもらえない?」と答えるドリー。キャラクターが実在の有名人の名前を呼ぶことは異例。ドリーがその“八代さん”の姿を探すうちに、なんとボートに乗った人間たちに捕まってしまう!ドリーは迷い込んだ水族館で、家族を見つけることができるのか…?まさかの本人役で登場という役柄を知った八代さんは「アニメーションで八代亜紀役の出演は初めてでした。『八代さん!』とドリーが言うセリフにはびっくりしましたね」とドリーとの共演に嬉しそうな様子。さらにドリーが自分の名前を呼ぶことについて、「ドリーのセリフを聞いてとても面白いなって思いました。なんか不思議な感じでしたね。これからどうなるのかなとワクワクしました」と期待を寄せた。また「監督に八代亜紀の“声”のまま淡々とした感じでと言われたんです。歌ではずっと抑揚をつけるということを何十年もしていますから、抑揚がいらないと言われてとても難しかったですね 」と語った。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月05日