「MCT-Cocoil(ココイル)」新発売!天然ココナッツ由来の「MCTオイル」と、スリランカ産の「有機エキストラバージンココナッツオイル」のいいとこ取りをしたスーパーオイル「MCT-Cocoil(ココイル)」が新発売する。夏に向けて、ダイエットを開始したい人には必見だ。2月26日販売開始。「MCTオイル」「MCTオイル」(中鎖脂肪酸油)は、ダイエットに不可欠な多機能なオイル。母乳やココナッツオイルなどにも含まれる天然の脂肪酸の中から、機能性の高い脂肪酸だけを抽出している。原料は、天然のココナッツ100%だ。「MCT-Cocoil(ココイル)」「MCT-Cocoil(ココイル)」は、「MCTオイル」7割「有機エキストラバージンココナッツオイル」3割の割合でブレンドしたもの。MTCオイルに比べお腹に優しく、オーガニックココナッツオイルの香りが漂う一品だ。免疫力向上や、抗酸化作用のあるラウリン酸が50%程度含まれているため、美容や健康への効果が期待される。セミナーも「MCT-Cocoil(ココイル)」発売に伴い、MCTオイルダイエットセミナーも開催予定。講師は、「驚異のMCTダイエット」の著者で、医師の畠山昌樹氏だ。セミナーでは、「運動不要・お腹もすかない」ダイエットの最新メソッドを公開する。開催日時は2016年3月18日(金)。場所は、TKP東京駅八重洲カンファレンスセンターだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・MCTオイル&EXVココナッツオイルの長所を兼ね備えた「MCT-Cocoil(ココイル)」新発売!MCTオイルの魅力満載セミナー3/18(金)開催決定!
2016年02月19日キヤノンは18日、「EF-Sレンズ」シリーズの新商品として、新開発の超音波モーター「ナノUSM」を搭載した高倍率ズームレンズ「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」を発表した。3月25日に発売する。価格は83,000円(税別)。2012年6月に発売した「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM」の後継機種にあたる、焦点距離18mm~135mm(35mm判換算)の高倍率ズームレンズ。新開発の超音波モーター「ナノUSM」(USM:Ultrasonic Motor、超音波モーター)を搭載。フォーカスレンズの駆動速度が、従来モデルと比べ最大約4.3倍高速になり、静音性もアップした。レンズをコンパクト化するインナーフォーカス方式を採用。レンズ内手ブレ補正「IMAGE STABILISER」のほか、動画撮影時に有効な手ブレ補正機能「ダイナミックIS」も搭載する。オートフォーカスの後、フォーカスリングを回転させるだけでマニュアルフォーカスが可能なフルタイムマニュアルフォーカスにも対応。主な仕様は、画角が水平64度30分~9度30分、垂直45度30分~6度20分、対角線74度20分~11度30分、最小絞りがF22~F36、レンズ構成が12群16枚、絞り羽枚数が7枚、最短撮影距離が0.39m、最大撮影倍率が0.28倍、フィルター径が67mm。本体サイズは最大径が77.4mm、全長が96mm、重量は約515g。
2016年02月18日湖池屋は2月22日、機能性オイルをかけて仕上げるポテトチップス「Pototto+ オリーブオイル×ハーブ&ソルト味」「Pototto+ アボカドオイル×アボカド&チーズ味」(実勢参考価格: 各150円前後・税別)をコンビニエンスストアにて先行発売する。2月29日からは、スーパーマーケットなど一般チャネルにて販売する。同商品は、健康に良いとされる機能性オイルを摂取できるポテトスナック。同社調査によると、機能性オイルに興味はあるものの、「オイルだけで飲むには抵抗がある」「使用方法がわからない」などの理由で、実際に試すことができていない人が多いことがわかったという。そこで同社では、機能性オイルを気軽に楽しみながら、ポテトスナックの"乾燥対策"を実現できる商品の開発に着手した。採用する機能性オイルは、多数の候補の中から、消費者になじみ深く、機能性とおいしさを兼ね備えたオリーブオイルとアボカドオイルに決定した。カロリーを抑えるためにノンフライ技術を活用し、そこに機能性オイルを加えることで生地に潤いを与え、風味を最大限に引き出すことに挑戦したという。また、各機能性オイルは、自身で調整しながら素材の味わいを楽しめるようにエクストラバージンオイルを別添としている。同商品の発売にあわせ、「Pototto+ブランドサイト」もオープンした。おいしい食べ方やおいしさの秘密などを公開している。
2016年02月17日世界最小級の大人向けホビーブロック「ナノブロック」が、韓国のファッションブランド「NONAGON(ノナゴン)」とコラボした「ナノブロック・ノナゴンタイガー 骨格モデル」が2月8日より2000個限定で発売される。価格は5,800円(税別)。「NONAGON」は、BIGBANGや2NE1、PSYら人気アーティストが所属する韓国大手芸能プロダクション「YG ENTERTAINMENT」とサムスン物産ファッション部門が共同設立したカジュアルファッションブランド。今回のコラボレーションは、ファッションとトイホビーという異業種間の相乗効果を狙った取り組みになるという。「ナノブロック・ノナゴンタイガー」は、「NONAGON」ブランドを象徴するアイコンの1つであるタイガーの骨格を、「ナノブロック」のリアルホビーシリーズ「骨格」モデル同様に細部まで再現。全長30cmと「ナノブロック」としては大型の商品で、色はNONAGONのイメージカラーである黒が基調に。あご、首、前足、後足、尾が可動するため、さまざまなポージングが可能となっている。販売店舗は、販売店舗は、nanoblock store(東京ソラマチ)が2月6日から先行発売、阪急メンズ大阪1階イベントスペースは2月15日~23日、阪急メンズ東京1階イベントスペース は2月15日~23日、阪急メンズ大阪2階ガラージュ D.EDITでは2月24日~29日、阪急メンズ東京4階ガラージュ D.EDITでは2月24日~29日、ロフト渋谷店は2月6日から先行発売(渋谷ロフト以外の店舗は2月8日から)となる。
2016年02月01日SK-IIを象徴する独自成分ピテラとオイルを黄金比で配合マックスファクターは、SK-IIから、冬の深刻な乾燥肌に潤いと艶をもたらす美容オイル、「SK-II フェイシャル トリートメント オイル」を、1月10日より新発売。SK-IIを象徴する独自の成分ピテラとオイルを、黄金比と呼ばれる比率(1:1.618)で配合し、理想的な保湿効果を実現する。厳しい寒さや乾燥にも負けない、輝く艶肌へ「SK-II フェイシャル トリートメント オイル」は、ピテラ層と、天然由来のオイルを含む6つの成分を配合したオイル層「ナチュラル オイル コンプレックス」の2層に分かれた美容オイル。ピテラは、アミノ酸類、ビタミン類、有機酸類、ミネラル類、糖類やその他肌に有用な成分で構成されているSK-IIを象徴する唯一無二の成分。オイル層は、オリーブオイル、アボカドオイル、ライスステロール、ホホバオイル、米ぬかオイル、スクワランなど、天然由来のオイルを含む6つの成分をSK-II独自の比率で配合する。ボトルを振ると2つの層が素早く混ざりあい、なめらかな乳液状に。使い心地はサラッと軽やかで、溶け込むように肌に馴染み、厳しい寒さや乾燥にも負けない、やわらかく、しなやかな輝く艶肌へと導くという。天然由来のラベンダーとキャロットハートの心地良い香りが、やすらぎのスキンケアタイムを演出する。【参考】・SK-II「新着情報」
2016年01月15日アメリカのスパブランドの新アイテム株式会社ウィズ・アスは、同社が取り扱っているナチュラルスパブランド「ペボニア・ボタニカ」より、オイル美容液「Vitaminic Concentrate(バイタミニック コンセントレート)」を2016年1月10日(日)より発売する。特徴は「青いオイル」同製品は、あらゆる肌のトラブルに対応するオイル美容液。オイルなのにベタつかず、さらさらとしたテクスチャーと、鮮やかなブルーのオイルが特徴。肌にハリを与えるビタミンAをはじめとして、ビタミンE、青の成分であり、抗炎症作用があるアズレンが配合。マッサージに使ったり、パックに使ったりとマルチに使えるのも嬉しい。香りはマンダリンオレンジの香り。天然果皮油を使ったうっとりとした香りが癒やしを与えてくれる。長時間のメイク、紫外線などの肌ストレスによる乾燥やごわつきが気になる肌に使えば、翌日肌がふっくらするのが実感できるとのこと。同製品は、15mL・税抜7,700円でオンラインショップにて販売。(画像はプレスリリースより)【参考】・Vitaminic Concentrate 販売ページ/ペボニア・ボタニカ・株式会社ウィズ・アス プレスリリース/PR TIMES
2016年01月09日九州大学(九大)は12月14日、カイラリティ選択的で、長く欠陥の少ない高品質な半導体性単層カーボンナノチューブ精製を可能にする脱着型可溶化剤を開発したと発表した。同成果は、同大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所/大学院工学研究院 中嶋直敏 教授、同大学院 工学研究院 利光史行 特任助教らの研究グループによるもので、12月14日付けの英オンライン科学誌「Scientific Reports」に掲載された。単層カーボンナノチューブは、その炭素原子の配列により半導体性と金属性の性質をもつ二種類のチューブが存在する。なかでも半導体性単層カーボンナノチューブは、理論的にはほぼすべての電子状態を得られることから、次世代のナノエレクトロニクスにおける高効率な素子として重要な存在である。しかし、製造時に発生する構造異性体や不純物に加え、炭素配列の結晶度の良否により、デバイスの性能が制限されるため、高品質でカイラリティ純度の高い精製法の確立が課題となっていた。今回、同研究グループは、脱着型可溶化剤として水素結合ポリマーに着目した。同研究で用いた水素結合ポリマーは、半導体性単層カーボンナノチューブを選択的に認識する小分子を主骨格に、水素結合をするアミノ基あるいはカルボン酸を配した有機物質から形成され、一次元の直線的な構造を取るようにデザインされている。一般的に、単層カーボンナノチューブの可溶化に利用される強力な超音波照射は、もろく細いカーボンナノチューブを破壊し、炭素結晶度や長さなどの品質低下を招くが、今回、この操作をより温和な攪拌に置き換えることで、ほぼ非破壊であると同時に、水素結合ポリマーの効率的な吸着を促進し、従来法では難しかった高品質なカイラリティをもつ半導体性単層カーボンナノチューブの選択的抽出に成功した。水素結合ポリマーは、アセトンなどの水素結合を阻害する溶媒で洗浄するだけで分解・剥離されるため、目的物の表面から完全に除去できる。分離後の水素結合ポリマーはそのまま再利用することも可能だ。今後は、同成果をデバイスへ応用することで、ナノエレクトロニクスにおける単層カーボンナノチューブトランジスタの高効率化が期待されるという。
2015年12月15日東北大学(東北大)は12月14日、セリウムアルミニウム合金を70℃のアルカリ水溶液に浸漬するという手法により、極めて細い酸化セリウムナノロッドを高収率で作製することに成功したと発表した。同成果は、同大学 原子分子材料科学高等研究機構 浅尾直樹 教授の研究グループと同機構 中山幸仁 准教授の研究グループによるもので、12月11日付けの独科学誌「Advanced Materials」に掲載された。酸化セリウムは、酸化雰囲気下では酸素を取り込み、還元雰囲気下では酸素を供給する酸素吸蔵放出能を示す。このため、酸化セリウム系材料は、自動車の排気ガス浄化触媒の助触媒として利用されているが、低温下ではその機能が大きく低下することが知られている。近年、ガソリン車の飛躍的な燃費の向上やハイブリッド車の普及により、排気ガスを低温下で浄化する必要性が高まっている。今回、同研究グループは、セリウムアルミニウム合金を出発原料として、これを70℃の水酸化ナトリウム水溶液に浸漬するという極めて簡単な手法を独自に開発し、直径5~7nmと極めて細い酸化セリウムナノロッドを高収率で作製することに成功した。これに伴い、比表面積は200m2/g以上と極めて高いものとなっている。また、同材料は、200℃以下の低温においても酸素吸蔵放出機能が発現することが明らかになっている。今後は、低温域における酸素吸蔵放出能発現機構の詳細な解明と、酸化セリウムナノロッドにジルコニウムなどの機能元素を添加して材料組成をコントロールすることで耐熱性についても検討していくとしている。
2015年12月15日オイルなのにふわふわ?スキンケアにオイルを取り入れ、乾燥しがちな肌を保湿する美容法「オイル美容」が近年話題となっている。そんな、要注目のオイルをホイップ状にしたボディ用ムースオイル「LuLuSowa(ルルソワ)ホイップボディオイル」が、株式会社T-Gardenより発売された。オイルは保湿力や浸透力に優れている一方、肌につける際のべたつきや重たいつけ心地が苦手だという意見も。同商品は、ボディオイルをホイップ状にすることで、そんなオイルのデメリットを解消。「軽いつけ心地でしっかり保湿」を実現させる。冬でもうるおうやわらか肌へココナッツ、ホホバ、アルガン、オリーブといった4種の植物性オイルと、7種の保湿・美容成分が配合されている。使い方も簡単。お風呂上がり、ボトルをしっかり振ってからホイップを手に取り、肌に乗せてマッサージするだけだ。ホイップヴェールがうるおいを閉じ込めて、全身がやわらか肌になるのを実感できるだろう。おしゃれでかわいいパッケージは、話題のイラストレーター・関根正悟氏が担当。毎日のケアが楽しみになる、女心をくすぐるデザインとなっている。「LuLuSowaホイップボディオイル」は150gの容量で、価格は1,480円(税抜)。公式通販サイトや全国バラエティーショップ等で購入できる。(画像はプレスリリースより)【参考】・LuLuSowa・株式会社T-Gardenプレスリリース
2015年12月04日早稲田大学はこのほど、皮膚に貼り付けて生体電気信号を計測可能な極薄電極(電子ナノ絆創膏)を開発したと発表した。同成果は同大先進理工学研究科の武岡真司 教授、藤枝俊宣 助教、先進理工学研究科一貫制博士課程の山岸健人氏らのグループと、Italian Institute of Technology のAlessandra Zucca 研究員、Francesco Greco 研究員、Virgilio Mattoli 主任研究員らの研究グループの共同研究によるもの。同研究の詳細は11月26日~27日に行われる第24回ポリマー材料フォーラムで発表される。今回の研究では、素材に導電性高分子ポリ(3、4-エチレンジオキシチオフェン):ポリスチレンスルホン酸(PEDOT:PSS)を利用した電子ナノ絆創膏を開発。電子ナノ絆創膏は数十~数百nmという超薄性に由来する高い柔軟性と密着性を示し、皮膚に貼り付けてヒトの筋肉の活動を計測したところ、医療機関で用いられる金属製電極パッドとほぼ同等のシグナル-ノイズ比で表面筋電位を検出することに成功した。また、ロールtoロール法と呼ばれる連続式印刷技術を応用することで、平方メートルサイズまで大量に製造する方法も確立した。今回開発した電子ナノ絆創膏は、皮膚表面にやさしくフィットするため、装着時の違和感がほとんどなく、接着剤を使用しないため剥がす際の皮膚へのダメージを最小限に抑えることができる。そのため、アスリートの運動計測から幼児、高齢者などのヘルスケアまで幅広い応用が見込まれているほか、将来的には義足や義手、装着型ロボットへの適用も期待される。
2015年11月19日オイル=油。「太る~!」「健康によくなさそう……」と嫌厭している人もまだまだ多いのではないでしょうか。それ、すごくもったいない!オイルは選び方次第で、女性の外見も内面も美しく健康にしてくれる効果があるんです。■美人になるオイルって?私たち人間に必要な栄養素は、たんぱく質、炭水化物、そしてオイルである脂質です。脂質は動物性脂肪の太りやすい「飽和脂肪酸」と植物性脂肪でつくられた「不飽和脂肪酸」に分けることができます。そして、美人効果が高いのは、「不飽和脂肪酸」。不飽和脂肪酸は、オメガ3系、オメガ6系、オメガ9系にわけることができ、美人効果にも違いがあります。それでは、女性を美しくする積極的に摂りたいオイルを厳選して3つご紹介します!■オメガ3系オイルおすすめは“亜麻仁油”オメガ3系オイルは、肌を若々しく保つためのセラミドを生成したり、シミなどの原因であるメラニンを抑制する効果があります。また、アトピーや花粉症、ぜんそくなどのアレルギー性疾患を予防、改善する働きもあります。おすすめは自立神経を安定させメンタルケアもしてくれる“亜麻仁油”です。いつもニコニコのハッピー美人に!【“亜麻仁油”の使い方】熱や光に弱いので冷蔵庫で保存しましょう。加熱はせずに、サラダなどにかけて食べるのがおすすめです。■オメガ6系オイルおすすめは“ウォールナッツオイル”オメガ6系オイルは、血圧、血糖値、コレステロールを下げる効果があるのでダイエットの強い味方になります。なかでも、血行を促進してむくみをとる効果も期待出来る“ウォールナッツオイル”がおすすめ。全身スッキリ美ボディ美人に!【“ウォールナッツオイル”使い方】冷蔵庫で保存しましょう。くるみの種子からできる“ウォールナッツオイル”は、香りがとっても良いです。お菓子づくりもヘルシーに行うことができますよ~。■オメガ9系オイルおすすめは “アボカドオイル”オメガ9系オイルは、腸の運動を高め、便秘を予防、解消する効果があります。血管を丈夫にして、アンチエイジング効果も期待できます。おすすめは美肌効果が非常に高いアボカドの果肉を絞ってつくる“アボカドオイル”。もちもちツヤツヤの美肌美人に!【使い方】直射日光をさけ常温で保存しましょう。酸化しにくいので加熱料理にも使えます!炒め物などさまざまな料理に使いましょう。オイルは種類が多くて選ぶの大変……。なんて方は是非参考に!賢くオイルを使って美人度を高めてくださいね。
2015年10月31日モデルのミランダ・カーさんやローラさんなどが愛用していることで話題となった「ココナッツオイル」。それをきっかけに、最近ではココナッツオイルやココナッツミルクを生活に取り入れる人が増えてきた。その理由は、ココナッツの栄養・美容効果はもちろん、"食べてよし、塗ってよし"といった幅広い活用法にあるようだ。そこで今回、ココナッツについての書籍『人の名前が出てこないことありませんか? ココナッツ君の出番です』(SDP / 1,296円・税込)の実践指導を担当したハワイ・アイランド料理研究家の藤沢セリカさんに、ココナッツの効果・効能と活用法について伺った。なお同書は、医学博士の白澤卓二先生が医学監修を務めている。○ココナッツオイル工場で働く女性の手がキレイだったココナッツオイルは、天然のココヤシの実を原料にして低温で絞ったもの。その過程で分離されたものはココナッツミルク、若い果実から取り出されたものはココナッツウォーターと呼ばれている。藤沢さんとココナッツとの出会いは、今から約30年前。バリ島に行ったときにココナッツオイルを使用した料理を食べ、オイルの味わいが気に入って「日本に買って帰ろう! 」と思ったという。そして数年後にタヒチを訪れたときに、引き寄せられるようにココナッツオイル工場を見つけて立ち寄ったそう。「本当に偶然見つけたんです。その工場ではココナッツの実を削ってオイルを作っていて、60・70代ぐらいの女性たちが働いていました。皆さん、手がキレイだったことがとても印象的でしたね。それでオイルを分けてもらいました」。藤沢さんが関心を持った当時、日本国内ではココナッツ商品は一般の店では販売されておらず、通信販売で購入するしか手段がなかったという。しかし今は、輸入食品店以外でもさまざまな商品が販売されている。興味がある人はすぐ手に取れる環境にあるため、生活にも取り入れやすいはずだ。○認知症予防への可能性気になるココナッツの効果・効能だが、同書の医学監修を務めた白澤先生は、ココナッツの摂取がアルツハイマー型認知症の予防・改善に効果があることを提唱している。アルツハイマー型認知症は脳(神経細胞)がブドウ糖をエネルギー源として使えなくなることで起こるとされている。ブドウ糖が使えなくなると神経細胞はガス欠状態に。しかし、ココナッツオイルとココナッツミルクに含まれる「中鎖脂肪酸」を摂取すると、ブドウ糖の代わりとなるエネルギー源を生み出せるという。そのエネルギー源は、中鎖脂肪酸が肝臓で分解してできる「ケトン体」。ケトン体によって細胞内のミトコンドリアでエネルギー物質の「ATP(アデノシン三リン酸)」が生成され、アルツハイマー型認知症を予防・改善できるとのこと。なお、同じココナッツでも中鎖脂肪酸の含有量には違いがあり、ココナッツオイルであれば1日大さじ2杯(30ml)、ココナッツミルクであれば1日計量カップ1/2杯(100ml)が目安とされている。認知症予防について藤沢さんは、「私は医学的な専門家ではないので、あくまで個人的な体験なのですが……」と前置きしながら、ある実体験を語ってくれた。「飼っている犬の様子が気になって病院に連れていったら、認知症と診断されたんです。高齢なので特別な手だてがなかったのですが、母がココナッツオイルを1日大さじ1杯食べさせていたら、2週間ぐらいで症状が改善して……。獣医の先生にも『認知症が治っています』と言われました(笑)」。また、ココナッツオイルの効果で口臭も気にならなくなったという。ペットを飼っている人には興味深い事例と言えるだろう。※ペットに与える際は獣医師の指導のもと行ってください○ココナッツの活用法イロイロこのように認知症予防の観点からも積極的にとりたいココナッツ。美容法も含めて、おすすめの活用法を教えてもらった。1.飲み物や食べ物に「チョイ足し」まずココナッツを毎日手軽に取り入れやすい方法として、藤沢さんは普段の飲み物や食べ物への"チョイ足し"を提案する。例えばコーヒー。コーヒーにココナッツミルクを1対1の割合で加えてかき混ぜて飲む方法だ。目安は1日2杯で、5時間あけて飲むとよいという。さらに効果的な方法として、藤沢さんはココナッツコーヒーをミキサーで泡立てる方法を提案。泡立てることでミルクに含まれる脂質が乳化し、効率のよい吸収が期待できるという。泡立て方は以下のとおり。■ココナッツコーヒーの泡立て方1.ミキサーに淹(い)れたてのコーヒーを入れ、ココナッツミルクをコーヒーと1対1の量で加える。2.中身が混ざるまでミキサーを数秒~10秒程度回す。3.カップに注いで完成。なお、ココナッツオイルをコーヒーに加える場合もミキサーで混ぜるとよい。オイルは大さじ1~1/2杯(15~7.5ml)を1日2回が目安となる。2.ココナッツオイルを肌&髪に!以前から、ココナッツオイルを肌や髪に使用する美容法が話題となっている。その理由は、天然素材を原料としているココナッツオイルは体につけても安心・安全で、保湿力も高いからだ。これからの季節は特に、美容の大敵となる"乾燥"から肌や髪を守る効果が期待できる。また、顔やデコルテ(首から胸元にかけて)のマッサージをしながら塗ると、リンパの流れがよくなって"アンチエイジング"効果も見込めるという。このような"ココナッツ美容"を取り入れている藤沢さん。「私は一年中、ココナッツオイルやココナッツミルクを肌と髪に塗っています。今年の夏も日焼け止めは使わずにココナッツオイルだけを塗って過ごしていましたが、肌トラブルは気になりませんでした」。その言葉どおり、藤沢さんの肌はキレイな小麦色だ。近距離で見ても肌ムラがなく、ツヤとハリがあるのがわかる。一般に、夏に日焼けをした女性は秋から冬にかけて肌ダメージを引きずりがちだが、ココナッツオイルを取り入れればキレイな肌をキープできるかもしれない。3.ココナッツオイルで「口をすすぐ」ココナッツオイルを使ったオーラルケアも紹介しよう。ココナッツオイルで口をすすぐことで歯についた汚れや細菌などを取り除く「ココナッツオイル・プリング」だ(「プリング」は英語のpullingで「根こそぎ除去する」の意)。同書によると、口は体の中でもっとも雑菌や有害物質がたまりやすい箇所。清潔にしておくことで体内に細菌やウイルスが侵入するのを防ぐことができ、主に口臭・歯周病・虫歯などの予防、歯のホワイトニング効果が期待できるという。さらに口元の筋肉を動かすため、ほうれい線が目立たなくなるなど美容効果も見込めるとのこと。やり方は次のとおり。■ココナッツオイル・プリングのやり方1. 大さじ1杯(15ml)程度のココナッツオイルを口に含み、口の中で動かす。2. 10~15分程度行ったらオイルを吐き出し、水ですすぐ。※1~2日に1回が目安※ココナッツオイルは未精製のバージンオイルを使用する※気分が悪いときは無理せず途中でやめる※洗面所や流し台などに直接オイルを吐き出さない藤沢さんもココナッツオイル・プリングを毎日実践する1人。「私の場合は夜寝る前にやっていますが、寝ている間に口の中の雑菌は増えるといいますから、朝の起きぬけに行うのもよいでしょう。最初は口に入れているのがツライかもしれませんが、慣れてくればキープできるようになります。口の中がスッキリして口臭対策にもなるので、ビジネスマンの方におすすめです」。美容効果だけであれば"女性のためのもの"と敬遠する男性もいるかもしれないが、ココナッツは健康効果も実証されている。家庭に1個備えておけば何通りもの活用ができる"オールインワン"のような存在だ。ライフスタイルにあわせて、取り入れてみてはいかがだろうか。なお10月31日には、藤沢さんが講師を務める「家族みんなでおいしくとれる! ~ココナッツオイルレシピの体験ワークショップ~」を開催する。藤沢さん直伝の"簡単でおいしい"ココナッツオイルを使ったオリジナルレシピや、マッサージを紹介するとのこと。参加費は500円(税込)。開催時間は13~15時(開場は12時半~)。詳細は「cafe eight」ホームページより確認できる。
2015年10月29日2015年10月末で7周年を迎える世界最小級ブロック「ナノブロック」のテレビCMが、26日よりオンエアされている。「ナノブロック」は、1つの突起がわずか4mm×4mmという世界最小級ブロック。小さなサイズで作品の完成度を追及できることから、まったく新しい大人向けのブロックとして全世界累計で2,400万個以上を売り上げている。キャラクターとのコラボレーション商品のほか、自由な作品を作ることができる「ベーシックセットシリーズ」、世界遺産をはじめ世界の観光地を再現できる「情景コレクションシリーズ」、電車を作って走行させることができる「ナノゲージシリーズ」、難易度が高い大型作品を作ることができる「リアルホビーシリーズ」、小さなパッケージで気軽に作品を作ることができる「ミニコレクションシリーズ」など、さまざまなシリーズを展開している。公開されているCMでは、「ナノブロック」を箱から開けて組み立て始め、完成に至るまでのシーンを異なる世代の生活者それぞれの目線で撮影。ドキュメンタリー感を重視して製作された映像には、出演者から自然に漏れた声が採用され、「ナノブロック」に初めて触れた人たちの率直なリアクションを見ることができる。なお、CM中に登場する「ナノブロック・海賊船」(3,500円/税別)、「ナノブロック・ティラノサウルス骨格モデル」(3,200円/税別)、「ナノブロック・人体骨格」(2,500円/税別)はいずれも「リアルホビーシリーズ」の中難易度に位置するモデル。関節部の可動によるポージングや細部の作り込みも楽しめる商品となっている。なお、11月中旬~2016年3月31日の期間にはナノブロック7周年「好きナノ、作ろう!」購入キャンペーンとして、「7色のナノイド」や「 ナノブロック特製 ディスプレイケース」が当たるイベントを実施。詳細については11月上旬にイベントページにて発表されるという。(C)1998-2014 KAWADA CO.,LTD. All rights reserved.
2015年10月27日ニュクス(NUXE)の人気のオイルに今年、新たにデビューしたばかりのシャワーオイルが早くもギフトセットになって登場!オイル美容は、もはや常識といった感のある昨今。オイルジプシーをも納得させる確かな保湿力とマルチユースで本国フランスはもちろん、多くの人を虜にしているプロディジュー。新作のシャワーオイルもまた、繊細なきらめきとなめらかな使い心地はそのままに、どこまでもやさしく洗い上げる。そんなシャワーオイルのハーフサイズを含むセットがホリデーシーズンのコフレ、「ニュクス プロディジュー ホリデー オイル コフレ(プロディジュー オイル 100ml、プロディジュー シャワー オイル 100ml、プロディジュー キャンドル<非売品>)」(5,500円・11月11日限定発売)がお目見え。オイルとシャワーオイル、キャンドルを詰め込んだ、乾燥の進む季節に頼もしいセットだ。雪の入り交じる、冷たい冬の夜。全豊潤なオイルと温かいキャンドルが心身を緊張から解きほぐしてくれるはず。<問い合わせ先>ブルーベル・ジャパン 香水・化粧品事業本部TEL:03-5413-1070
2015年10月21日美容オイルケアで自分色に染める「美容オイルリップ」発売常盤薬品工業株式会社は、メイクアップブランド『エクセル』より、美容オイルリップ「リップケアオイル」(全3色)を2015年11月17日より発売した。「エクセルリップケアオイル」は、天然由来の美容オイルベース処方で荒れた唇をケアし、内側からあふれるようなジューシーな唇に仕上げる「美容オイルリップ」となっている。ベタつかずスルスルとしたテクスチャーが、快適なつけ心地で、塗布部分も唇にフィットする使いやすい斜めカットチップを採用した。ジューシーな“色っぽリップ”にカラーは3色、にじみ出るような色気レッドの「ルビーレッド(LO01)」、赤ちゃんみたいな血色ピンクの「チェリーピンク(LO02)」、肌になじむ大人ピーチの「ハニーピーチ(LO03)」と集めたくなる展開色だ。自身の唇の色を活かした艶感シースルー発色でキレイに見せるため、手持ちのリップに重ねて使用することも可能。唇全体にのばしてなじませれば、ケアしながらぷっくりツヤツヤとなり、ティッシュで軽くおさえることでスッピン風の自然なふっくらとした唇になる。つけかた次第で艶感や抜け感をプラスした仕上がりになる。7種の天然由来の美容オイルで瞬時につるん!「血色ティント処方」により自身の唇のpHと反応するため、時間の経過とともに、唇が自分だけの色に染まるのも特徴だ。【商品名】エクセルリップケアオイル全3色(LO01~LO03)1,400円(税抜)(プレスリリースより引用)保湿成分であるアルガンオイルや、グレープシードオイル、マンゴーオイル、オリーブオイル、シアバター、マカダミアナッツオイル、メドウフォームオイルといった7種の天然由来美容オイルを配合し、ガサガサに荒れてしまった唇を、瞬時につるんとなめらかにする。(画像はニュースリリースより)【参考】・常盤薬品工業株式会社ニュースリリース
2015年10月18日ディノス・セシール株式会社ディノス・セシールは、乾燥するこれからの季節に向けた「冬のオイル図鑑」と題したオイル美容の10アイテムを提案している。2015年10月1日からの発売で、「美」「健康」「ダイエット」をテーマにした『Beauty & Health 2015 VOL.5』や、セシールオンラインショップで購入可能だ。定番のオイルからまずは、ココナッツオイル。ビューティーケアだけでなく、食事やダイエットにも使用可能で、大ブームとなっている天然由来のオイルだ。アメリカ製の「CNココナッツオイル」は198g、1,500円(税抜き)だ。軽い使い心地で全身に使用可能。場油も日本人にはなじみ深いオイル。江戸時代から実演販売で売られていた「がまの油」が実は「我馬(がま)の油」であったという説もあるほどだ。日本製の「バースキンビューティーオイル」は60ml、2,370円(税抜き)だ。椿油も日本では平安時代から使用されており、ヘアケア・スキンケアに使用することができる。「椿の美容オイル」は30ml、2,300円(税抜き)だ。さまざまなオイルこれら以外にも、エミューオイルや、オリーブスクワランオイル、ホホバオイル、スクワランオイル、アプリコットオイル、アルガンオイル、セサミオイルなどがセレクトされている。いずれも乾燥が気になるこれからの季節には、オススメのアイテムだ。目的や用途を見直してオイルをセレクトしてみてはいかが。(画像はプレスリリースより)【参考】・セシールが、乾燥が気になる季節に向けて、美容オイル10種類を新発売~大人気のココナッツオイルから、貴重なエミューオイルまで~
2015年10月03日愛媛大学は10月1日、ロシア・シベリアの巨大隕石クレーターで発見されたダイヤモンドが天然のナノ結晶ダイヤモンドであることがわかったと発表した。同成果は同大学地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)の大藤弘明 准教授、入舩徹男 教授(東京工業大地球生命研究所兼任)らと、ロシア科学アカデミーのK. D. Litasov 教授らの日露共同研究チームによるもので、10月1日の英科学誌「Scientific Reports」オンライン版に掲載された。シベリア北部にある直径100kmにおよぶPopigaiクレーターは、1970年代に周辺で通常より硬いダイヤモンドが発見されており、ダイヤモンドが大量に存在する可能性のあるエリアとして注目されてきた。今回の研究では、GRCの集束イオンビーム微細加工装置と透過型電子顕微鏡を使用しPopigaiダイヤモンドの特徴と生成過程を詳しく調べた。その結果、研究で調べた10個のダイヤモンドうち、黄色味を帯びた透明のダイヤモンドが、数十nmの微粒の純粋なダイヤモンドで構成されている「ナノ多結晶ダイヤモンド」であり、隕石衝突時の超高圧・高温により地表付近に存在していた単結晶グラファイトが変化してできたことがわかった。極めて高い硬度を持つことで知られる「ナノ多結晶ダイヤモンド」は2003年に入舩教授らによって人工的に合成できることが発表されており、今回の研究によって実験で合成されるものと同様の純粋な「ナノ多結晶ダイヤモンド」が天然にも存在することが明らかとなった。
2015年10月02日信州大学は9月14日、独自の人工タンパク質を用いた「タンパク質ナノブロック(PN-Block)」を開発し、複数種類の超分子ナノ構造複合体を創り出すことに成功したと発表した。同成果は同大学大学院総合工学系研究科博士課程3年の小林直也氏、同大学学術研究院繊維学系の新井亮一 助教、横浜市立大学大学院生命医科学研究科の雲財悟 助教らの共同研究グループによるもので、米国化学会誌「Journal of the American Chemical Society」の9月9日発行号に掲載された。同研究グループは、独自の二量体人工タンパク質と三量体ファージタンパク質を融合することで「PN-Block」を開発し、樽型(ラグビーボール型)や正四面体(テトラポッド型)などの超分子ナノ構造複合体を自己組織化により同時に創出することに成功した。同技術は将来的に次世代半導体のための有機無機ハイブリッドナノ材料開発、次世代医薬品のためのドラッグデリバリーシステムや人工ワクチン開発などへの応用が期待されるという。
2015年09月14日パナソニックは4日、「ナノケア」シリーズの新製品として、フェイスケア用スチーマー「EH-SA96」を発表した。発売は11月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別42,000円前後。EH-SA96は、5種類の自動温冷コースと2種類の温スチーム単独コースを備えたスチーマー。温冷コースには新しく「バリア肌コース」追加した。バリア肌コースは、2カ所の吹き出し口から、約40℃の温スチームと、微量のミストを含んで肌温度を下げすぎない「潤冷風」を交互に発生させるというもの。温度差が小さい温冷を短時間で繰り返すことによって、肌温度の急激な変化を抑える。その結果、肌のうるおいを守れるだけでなく、化粧水のなじみが良くなるという。新たに、アロマを楽しめる機能を追加。別売のアロマタブレットを取り付けると、スチーマーを浴びながら香りを楽しめる。アロマタブレットは「真正ラベンダー」(EH-4S11)と「ベルガモット」(EH-4S12)、「ゼラニウム」(EH-4S13)から選べる。アロマタブレット(4個入り)の希望小売価格は税別2,500円。なお、お試し用として真正ラベンダーのアロマタブレット×2個が付属する。本体サイズはW171×H209×D216mm、重量は約2kg。このほか、温スチームや微粒子イオン「ナノイー」を発生させる「EH-SA64」と、コンパクトタイプの「EH-SA35」も同時に発売する。推定市場価格はEH-SA64が34,000円前後、コンパクトタイプのEH-SA35が20,000円前後(いずれも税別)だ。
2015年08月04日ココナッツオイル、飽きてない?ミランダ・カーをはじめとする海外セレブから火が付き、日本でもブームとなっているココナッツオイル。脂肪を燃焼させてダイエット効果をもたらし、便秘や冷え性の解消にも効き目があるとされている。紅茶やホットミルクなどあたたかい飲み物に溶かしたり、ドレッシングに使ったりすることで手軽に摂取できるが、ココナッツ独特の香りが苦手だという人や、暑い夏にはホットドリンクを飲みたくないと感じる人もいるだろう。甘酒を足して凍らせるだけ!そんな人にオススメなのが、ココナッツオイルと甘酒をまぜて凍らせた「ココナッツオイル氷」。7月22日に発売される「認知症を防ぐ、やせる、美肌になる!『ココナッツオイル氷』」(株式会社主婦の友インフォス情報社)によれば、ココナッツオイルは加熱せずに食べると酵素が摂れ、アンチエイジングにつながるのだそう。甘酒にも酵素が含まれていて、「飲む点滴」と呼ばれるほどビタミンやアミノ酸などの栄養がたっぷり。そのふたつを凍らせることでシャーベットのようになり、美容効果がアップ。夏でもシャリシャリとおいしく食べることができるのだ。フルーツや調味油バージョンもいちごとバナナのピューレを加えた「フルーツバージョン」や、料理に使いやすい調味油にした「にんにくしょうがバージョン」などアレンジメニューも掲載されており、飽きずに続けられそう。作り置きもできてお手軽なココナッツ氷を使えば、この夏こそダイエットを成功させられるかも?!(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社主婦の友インフォス情報社プレスリリース(PR TIMES)
2015年07月18日“保湿”と“使い心地のよさ”を両立したボディー用美容液資生堂は、「専科」から、美容オイルからつくったボディー用美容液「ボディーオイルエッセンス」(2種)と、ボディー洗浄料「パーフェクトバブルフォーボディー」の新香調(1種)を、8月下旬に発売する。「ボディーオイルエッセンス」は、“保湿”と“使い心地のよさ”を両立したいというニーズに応え、美容オイルからつくったボディー用美容液。美容オイル成分をマイクロサイズに微細化する「マイクロモイスチャー製法」により、オイルのように肌をうるおわせ、肌へのなじみがよく、ベタつかない。Wヒアルロン酸配合で、カサつく肌もしっとり、みずみずしく美しい肌へと導く。無香料とリラックス感のあるフローラルの香りの2タイプ。ボディー洗浄料「パーフェクトバブルフォーボディー」から“スウィートフローラルの香り”「パーフェクトバブルフォーボディー」は、ボディー洗浄料による日中の匂いケアというソリューションを実現した、新発想のボディー洗浄料。「専科」の香料技術「匂いチェンジセンサー」が汗などの匂いを変えて、日中も不快な匂いが気にならない身体へ洗い上げる。保湿効果の高い「白まゆ成分」が、うるおい感のある洗い上がりを実現する。今春発売の“フローラルプラスの香り”に加え、新たに、ふんわりやさしい“スウィートフローラルの香り”が発売となる。(画像はプレスリリースより)【参考】・資生堂プレスリリース
2015年07月16日産業技術総合研究所(産総研)は、光によって発熱できるカーボンナノチューブ(CNT)と特定の温度で内包分子を放出する温度感受性リポソームを組み合わせて、線虫Caenorhabditis elegans体内の細胞機能を制御できる分子複合体(ナノロボット)を開発したと発表した。同成果は、産総研 ナノ材料研究部門の都英次郎 主任研究員らと、バイオメディカル研究部門の戸井基道 研究グループ長、大阪府立大学 大学院工学研究科の河野健司 教授らによるもの。詳細はドイツの化学誌「Angewandte Chemie International Edition」に掲載された。カーボンナノチューブ(CNT)は、そのまま水中に分散させようとすると、強い分子間の相互作用により束状や粒状に凝集してしまうが、今回の研究では、CNTの光発熱特性を最大限に利用し、かつ、リポソームと組み合わせて分子複合体を作製することを目的に、アビジンやポリエチレングリコール(PEG)、リン脂質(PL)から構成される分子(アビジン-PEG-PL)を単層CNTの表面にコーティングし、水中へ分散させ、温度感受性を与えたリポソームの自己組織化を利用しCNTとリポソームからなる分子複合体を作製したという。この分子複合体はナノスケールのロボットに例えられる「ナノロボット」に相当し、近赤外領域の光エネルギーを与えると内包している分子(薬物など)を放出し、この薬物により細胞機能を制御できることから、およそ1000個の細胞からなる線虫を対象にナノロボットの運動抑制効果の検証を行った結果、近赤外レーザー光を照射すると、線虫の動きが鈍化していき、最終的には停止することを確認したという。また、細胞毒性と生体適合性を調べたところ、問題ないことが判明したほか、CNTの表面に結合したリポゾームが生体適合性を向上させることも明らかになったとする。なお研究グループでは今後、今回の技術の応用として、生体組織のごく限られた領域だけに存在する細胞機能を個々に調べることで、がんや免疫疾患などの分子・細胞レベルでの病態解明につながる研究用ツールの開発を目指したいとするほか、生体内におけるナノ物質の健康面への影響は不明瞭な点もあるため、CNTを用いて作製するさまざまな物質の細胞毒性評価や生体適合性評価を進め、生体内で安心・安全に利用できる材料やシステムの開発を目指すとしている。
2015年07月10日パナソニックは7月6日、ヘアドライヤー「ナノケア EH-NA97」を発表した。発売は8月21日。価格はオープンで、推定市場価格は税別21,000円前後だ。EH-NA97は、「ナノイー」イオンチャージPLUSを搭載するヘアドライヤー。従来の「ナノイー」イオンチャージを強化したもので、髪に帯電しているマイナスの電気をさらに逃がしやすくし、ナノイーとダブルミネラルを髪に付着しやすくする。これによって、髪のまとまり感、指通り、しなやかさが向上した。サイズはW20.7×D8.9×H22.3cm、重量は約575g。風量は毎分1.3立方m。ターボ時の消費電力は1,200W。カラーはビビッドピンクとピンク、白の3色。200/240V電圧対応で海外でも使用可能な「EH-NA57」と、コンパクトタイプの「EH-NA27」も同日に発表された。推定市場価格はEH-NA57が16,000円前後、EH-NA27が13,000円前後(いずれも税別)。サイズと重量はEH-NA57がW19.2×D8×H21cm/約545g、EH-NA27がW15.7×D7.9×H21.7cm/約475g。カラーはEH-NA57が青とピンクゴールド、EH-NA27が白とペールピンク。
2015年07月06日東京大学(東大)は、ナノワイヤ量子ドットレーザの室温(300K)での動作に成功したと発表した。同成果は、同大ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構の荒川泰彦 教授、舘林潤 特任助教らによるもの。詳細は「Nature Photonics」に掲載された。ナノワイヤレーザは、従来の半導体レーザと同様の動作原理ながら、1万~10万分の1の体積でレーザ発振が可能なほか、出力先の方向・形状を制御しやすいため、次世代半導体技術として期待される光電子融合集積回路へオンチップで実装することが可能だ。これまで、さまざまな材料系でのレーザ発振が報告されてきたが、それらのほとんどがバルク材料の光利得を用いてきたが、今回、研究グループでは、量子ドットを活性層に持つナノワイヤレーザ(ナノ量子ドットレーザ)を作製し、共振器構造の最適化を行うことで室温でのレーザ発振を実現したとする。実際にデバイスの評価を実施した結果、光励起による室温発振を確認。性能の指標となる特性温度は133Kと、従来のナノワイヤレーザに比べても高く、これについて研究グループでは、量子ドット導入によるキャリアの効率的な閉じ込めが起きていることが示唆されると説明する。なお研究グループでは今後、ナノレーザ光源の高性能化や多機能化が見込めることから、成長・プロセス・評価技術のさらなる開発による低しきい値動作化や長波長化、実用化に向けた電流駆動によるレーザ発振動作を目指すとしいている。
2015年06月30日もともとオイルランプの燃料にも使われていたというオリーブオイル。匂いや煤 (すす) が出にくいので、ランプの燃料としては最適です。もし、ご自宅に賞味期限切れのオリーブオイルがあったら、自作のランプを試してみませんか。インテリア用途だけではなく、災害時の非常用ランプとしても有効ですので、覚えておくといいかもしれません。○家にあるものだけでOK料理で使うオリーブオイルですが、出番が毎日……というわけではないので、うっかり使い忘れて数カ月が経過したオリーブオイルが残ってしまうことがあります。古くなったオリーブオイルは廃棄することが多いと思いますが、ちょっともったいない気がします。ここで紹介するのは、そんなオリーブオイルをキャンドルの燃料として活用する方法です。用意するものは背の低いグラスと針金 (30cm程度)、ティッシュペーパー、オリーブオイル (古いものでOK) です。針金は、曲げやすい園芸用針金を使用しました (ビニールコーティングされているものは不可です)。○作り方最初に芯を作ります。ティッシュペーパーを1センチ程度の幅に裂いて、写真のようなこよりを作ります。芯はこれで十分です。続いて針金をグラスの底の大きさに合わせて円を作り、渦巻き状に巻いて、中心に来たら目打ち (楊枝でもOK) などを芯にして、細いコイル状にします。コイル部分に芯を差し込みます。芯の下端は、グラスの底から1.5センチ程度浮くよう、針金を曲げて調整します。これでパーツのできあがりです。できあがったパーツをグラスにセットします。上端は、コイルから1センチ程度出したところでカットします。芯の下端とグラスの底からの距離も確認し、1.5センチ程度になるようにあらためて調整してください (芯が太すぎたり長すぎたりすると、炎が大きくなって危ないので気を付けてください)。安全のため、グラスに1センチほどの水を入れます。この時、芯が水に濡れないように注意してください。続いて、コイルが隠れるくらいまでオリーブオイルを注ぎ、芯に浸みこんだらマッチやライターで点火します。お好みでグラスにアロマオイルを数滴入れてもいいでしょう。心地よい香りが漂います。ちなみに、このキャンドルの燃料としてサラダオイルやごま油などで代用することも可能ですが、特にごま油はニオイがするので緊急時以外の使用はオススメできません。キャンドル作りを行う際は、周囲に燃えやすいものを置かず、作業中は目を離さないなど、火の取り扱いには十分ご注意ください。執筆:YUM中学3年生の息子に身長を追い抜かれてから、上から目線に悔しい反面、成長を目の当たりにしてうれしい日々を過ごしています。趣味はDIY、クラフト全般……と、手を動かすことが大好き! 現在自宅をセルフリフォームするべく画策中です。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年06月29日先行発売もACQUA株式会社は6月16日、低温圧搾したココナッツオイルを1粒に凝縮したサプリメント「バージンココナッツオイル 60粒」を2015年7月21日(火)より全国のドラッグストア、薬局、通販サイト等にて販売すると発表した。また、同社の公式販売サイトでは、一般販売に先駆けて、2015年6月25日(木)より先行販売を行うということだ。忙しい人も手軽にダイエットやアンチエイジング効果が科学的根拠に基づくものとして注目されるココナッツオイルだが、現在は「瓶タイプ」のものが主流を占めており、「興味はあるけど使い方が難しそう」などの理由で購入をためらう人が多いという現実もある。同製品は「もっと手軽にココナッツオイルをとりたい!」という要望から開発されたもので、品質や安全性で高い評価を受けるフィリピン産バージンココナッツオイル100%を手軽なサプリメントタイプにした。40℃以下の低温圧搾と有機溶剤を用いない自然発酵法で抽出することで、酵素などの栄養素を損なうことなく、自然100%のココナッツオイルをそのままカプセルに閉じ込めた。一般的な国内メーカーのサプリメントのココナッツオイル配合量(1日あたり)が600mg~900mgなのに対し、同製品はこの倍以上の2,000mgを高配合している。(画像はプレスリリースより)【参考】・acquavita(アクアヴィータ)公式販売サイト・ACQUA株式会社のプレスリリース
2015年06月27日慶應義塾大学(慶応大)は、CMOS互換プロセスを用いて世界最高クラスの性能を実現したナノ光共振器を作製することに成功したと発表した。同成果は、同大大学院理工学研究科の大岡勇太氏(修士課程1年)と同理工学部電子工学科の田邉孝純 准教授らによるもの。詳細は、英国Nature Publishing Groupが出版する「Scientific Reports」に掲載された。電子機器や半導体デバイスの金属配線には抵抗が存在し、電流が流れることで熱が発生するという問題があった。この解決に向けた技術としてシリコンデバイスの金属配線を光配線に置き換えるシリコンフォトニクスの研究が各所で進められてきた。この実現には、光をナノ空間に閉じ込めることができるフォトニック結晶技術が有力とされてきたが、従来、フォトニック結晶を作製するためにはスループットの遅い電子線で描画する必要があるため、時間とコストが必要となっていた。そこで、同研究では、CMOS素子を作製する際に用いるフォトリソグラフィ技術を用いたフォトニック結晶の作製が試みられた。従来、フォトリソグラフィでは、電子線描画に比べ精度が低いため、光をナノ空間に閉じ込めるための構造設計を誤差に強いものにする必要があった。そこで今回は、幅変化型という構造を用いることで、その課題を解決したフォトニック結晶共振器を作製することに成功。さらにSiO2膜でフォトニック結晶の上下を保護することで、素子寿命の向上の実現したという。実際に光学特性を測定したところ、光の閉じ込め性能を示すQ値は2.2×105を指し示していることを確認したとする。この値は世界最高クラスのものとのことで、研究グループでは、今回のフォトニック結晶共振器はLSI試作用のシャトルサービスを用いて作製していることから、誰でも手軽に実現することが示され、全光信号処理回路の実現に大きく近づいたとコメント。今後は、ほかのシリコンフォトニクス素子や電子デバイスと集積した光回路の設計・評価を行っていくことを検討しているとしている。
2015年06月22日東北大学は、原子のクラスターにX線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA」から供給される強力なX線を照射すると、ナノメートルクラスの大きさのプラズマ(ナノプラズマ)を生成することを見出したと発表した。同成果は、東北大学多元物質科学研究所の上田潔 教授、福澤宏宣 助教のグループ、京都大学大学院理学研究科の八尾誠 教授、永谷清信 助教のグループ、広島大学大学院理学研究科の和田真一 助教、理化学研究所 放射光科学総合研究センターXFEL研究開発部門ビームライン研究開発グループの矢橋牧名グループディレクター、高輝度光科学研究センターXFEL利用研究推進室先端光源利用研究グループ実験技術開発チームの登野健介チームリーダーらによるもの。詳細は、英国の科学雑誌「Scientific Reports」に掲載された。強力なX線と物質との相互作用はこれまで研究されていなかった。そこで今回、研究グループは、そうした強力なX線と物質との相互作用の解明に向け、原子の集合体である原子クラスターを試料として、XFEL照射によりどのような応答を示すかを調べたという。これまで、X線を原子クラスターに照射すると、クラスターを構成する原子の深い内殻軌道から電子が放出され、原子はエネルギーが高く不安定な原子イオンになるが、比較的浅い軌道の電子を放出することで安定化し、多価原子イオンになることが知られていた。また、SACLAのような強力なX線パルスを照射した場合、単一クラスター内の複数の原子においてこのような過程が起こり、たくさんの電子が放出され、この過程が進行していくと、時間的に遅れて原子から飛び出した電子のうち、エネルギーが低い電子は正の電荷に引き寄せられてクラスターからは飛び出せなくなっていくことから、微小空間内に正の電荷と負の電荷が混在するナノプラズマが生成することが予想されていた。研究では、アルゴン原子クラスターに強力X線を照射し放出される電子の運動エネルギー分布を測定。その結果、2000~5000eVの高速電子はクラスターから飛び出せなくなることなないが、200eVから低エネルギー側の領域が平らになることが確認され、電子が減速し、ナノプラズマが生成されることが示唆されたとする。また、理論計算からX線照射によって放出される電子の中でも比較的低エネルギーの電子とクラスター内の原子との衝突により放出される2次電子がナノプラズマ生成に主に寄与していることも判明したという。なお、今回の研究結果について研究グループでは、SACLAの強力なX線パルスを用いた物質の構造解析を行う上で、ナノプラズマが生成される反応素過程を正確に知り、考慮したうえで解析を行うことが必要不可欠であることを示すものであるとするほか、強力X線と物質との相互作用に関する問題を1つひとつ解決していくことで、SACLAを用いて、これまで見えなかった超微細・超高速な現象を見ることも可能になることが期待されるとコメントしている。
2015年06月18日パプリカは6月12日、ナノサイズカーボン粒子をスクワランオイルに分散させた接点導通改善剤「Sound Clear Nano」を発売した。希望小売価格は4,980円(税別)。ヘッドホンジャックやプラグは、使用しているうちに表面に細かな凹凸ができる。その凹凸のために、理想的な「面接触」ではなく、1点で接触する「点接触」になり、振動などの影響を受けやすくなる。Sound Clear Nanoは、ナノサイズカーボン粒子で端子表面の凹凸を埋めることで、面接触を実現する製品だ。ボトルのキャップにあるブラシで、端子の金属部分に塗り、軽くふき取るだけで効果を発揮する。理想的な面接触にすることで、音圧や移送が安定し、またインピーダンスも低下するという。容量は2mL。
2015年06月12日東京工業大学(東工大)や東京大学(東大)、放射線医学総合研究所(放医研)などで構成される研究グループは6月10日、日帰りがん治療の実現に向けたナノマシン技術を開発したと発表した。同成果は、東大大学院工学系研究科/医学系研究科・教授の片岡一則氏(ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)・センター長兼任)、東工大 資源化学研究所・教授、ナノ医療イノベーションセンター・主幹研究員の西山伸宏氏、ナノ医療イノベーションセンター主任研究員のMI PENG氏、放医研 分子イメージング研究センター・チームリーダーの青木伊知男氏らによるもの。詳細は米国化学会発行のナノテクノロジー専門誌「ACS Nano」に掲載された。今回開発された技術は、骨の成分であるリン酸カルシウムの内部に、造影剤として用いられるガドリニウム(Gd)-DTPAをナノ化し、取り込み、ドラッグデリバリシステム(DDS)としてがん組織に送り込むというもの。Gdは中性子線が当たると核反応によりガンマ線やオージェ電子を放出、これでがん細胞などを破壊することでがんの治療を実現する。具体的には、がん細胞に確実に届けるために、リン酸カルシウムの表面にポリエチレングリコールやアスパラギン酸を組み合わせた直径55nmのナノ結晶集合体(ナノマシン)を構築。この大きさは、正常な血管の場合、血管周辺の組織につながる孔では狭く通らないが、がん細胞が周辺にある血管の場合、100nmまでその孔が拡大するため通り、がん細胞の近辺に到達するサイズだという。また、リン酸カルシウムは正常の細胞ではほぼ中性のpH7.4程度では比較的安定しているが、pHが酸性になると溶ける性質があり、がん細胞は部位によって異なるがpHが6.5~5程度であり、さらに細胞内に取り込まれた場合は酸性度が向上するため、内部のGd-DTPAががん細胞およびその周辺組織にダイレクトに届けられることとなる。Gd-DTPAはこれまでの研究から、がん組織に選択的に集積されることが確認されており、実際に研究グループの研究でもMRIを用いて、固形がんを選択的に造影できていることが確認されているほか、ナノマシン化により、Gd-DTPA錯体のMRI造影剤としての性能を表すT1緩和能をGd-DTPA錯体と比べて、5~6倍に増大させる効果を有することも確認したという。研究では、大腸がん細胞を皮下に移植したマウスを複数例作成し、ナノマシンを投与した結果、ナノマシンが血中に長期滞留し、がん組織に選択的に集積することを確認。これらの結果を受けて研究グループでは、この技術を応用していくことで、MRIによるがんのイメージングの容易化、熱中性子線の照射によるがん組織のみのピンポイント治療の実現の可能性が示されたとしており、将来的な切らない手術の実現と、入院不要の日帰り治療も可能になると期待されるとコメントしている。なお研究グループでは、今後は関係機関などとの調整、ならびに中性子線を発生させるための加速器の設置、病院で実施する場合の設備の検討などを行う必要があるとするが、数年以内にそういった次の段階に進みたいとしている。
2015年06月10日