エルガー『愛の挨拶』、メンケン『美女と野獣』、パッヘルベル『カノン』などなど、誰が聴いても楽しめる美しいメロディを荘厳なパイプオルガンの響きで楽しむコンサートが開催される(2月11日:すみだトリフォニーホール)。「トリフォニーホールパイプオルガン・バレンタイン・コンサート2021」には、その名の通り“愛にまつわる名曲”が満載。室住素子のオルガンに操美穂子のハープを加えた素敵なアンサンブルが、特別な時間を演出してくれるに違いない。さらには、演奏中の手元や足元を舞台上のスクリーンに映し出し、普段は見ることのできないパイプオルガン演奏の様子を紹介するのも楽しみの一つ。非日常のひとときをエスコートする司会の田添菜穂子のトークにも注目したい。年に一度の素敵な時間を巨大なオルガンの響きの中で過ごしてみるのはいかがだろう。バレンタインデーにはオルガンがよく似合う。
2021年02月07日ベルリンのコンツェルトハウスを拠点に活動を展開するベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ。この腕利き集団を率いるのが日本の名手、日下紗矢子であることがなんとも誇らしい。超難関として知られる「パガニーニコンクール」2位(2000年)の実績を引っさげて、天下の名門ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の第1コンサートマスターに就任したのが2008年。2013年には読売日本交響楽団コンサートマスターに就任するなど、近年の活躍ぶりには眼を見張るものがある。その日下紗矢子が、2009年に新設されたベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラを引き連れて、リーダーとして凱旋するとなればこれは気になる。日本各地で開催されるコンサートには、ヴィヴァルディやパッヘルベルなど、バロック時代の巨匠の作品にあわせて、グリーグ&シベリウスの北欧メロディが楽しめるのも嬉しい限り。弦楽アンサンブルが最も引き立つ瞬間がここにある。●公演概要・12月06日(金)青葉区民文化センターフィリアホール・12月08日(日)宗像ユリックスハーモニーホール・12月09日(月)東京文化会館小ホール・12月14日(土)兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール●ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ Konzerthaus Kammerorchester Berlin『ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ』の母体であるベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団/Konzerthausorchester Berlin(旧称ベルリン交響楽団/Berliner Sinfonie-Orchester)は、楽都ベルリンのコンツェルトハウス(旧シャウシュピールハウス)を本拠地に1952年設立の旧東ドイツを代表する伝統ある名門オーケストラ。1960~1977年の間は名匠クルト・ザンデルリンクが首席指揮者を務めた。近年では2017年春にエリアフ・インバル指揮で来日。2008年にヴァイオリンの日下紗矢子が日本人初の第1コンサートマスターに就任、短期間のうちに団員の厚い信頼と支持を得て、翌2009年に日下紗矢子をリーダーとして『ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ』が結成された。ベルリンでの旗揚げ公演は大成功を収め、以降も常に意欲的なプログラムを取り上げながら着実にその評価を高め、チェロの巨匠ミッシャ・マイスキーとの共演、ヴァイオリン奏者ダニエル・ホープとのドイツ・グラモフォンでのCD録音(2013年独エコー賞受賞)など急速に活動の場を広げている。現在本拠地コンツェルトハウスで年3~4回の定期演奏会を行うほか国内外への招聘も相次いでおり、2012年からはベルリンのb-sharpよりCDが続々リリースされている(2015年「バルトーク&ピアソラ集」は『レコード芸術誌《特選盤》』に選出)。2013年初来日、精緻かつ躍動感あふれるアンサンブルと美しい響きで絶賛を博した。2015年の来日公演ではNHKが収録し、BS「クラシック倶楽部」、FM「ベスト オブ クラシック」、Eテレ「クラシック・ハイライト2015」、同「クラシック音楽館」等でオンエアされた。2017年9月、3度目の日本ツアーで全国6公演を行い成功を収めた。結成10周年となる2019年12月には2年ぶり4度目となる日本ツアーを行う。●日下紗矢子 Sayako Kusaka, concertmaster & violin solo(C)Kiyoaki Sasaharaベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団第1コンサートマスター。兵庫県出身。東京芸術大学を首席で卒業。米・南メソディスト大学大学院およびフライブルク音楽大学留学。2000年パガニーニ国際コンクール第2位。日本音楽コンクール第1位。シベリウス国際コンクール第3位。2002年ロドルフォ・リピツァー国際コンクール第1位、併せてバッハ賞、モーツァルト賞、現代曲賞など7つの副賞を受賞。2009年第19回出光音楽賞、2013年ミュージックペンクラブ・ベストニューアーティスト賞ほか受賞歴多数。ソリストとして国内外のオーケストラと多数共演。ロッケンハウス音楽祭をはじめ数々の音楽祭に出演。2008年ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団第1コンサートマスター就任。翌2009年に設立されたベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラのリーダーに抜擢される。2011年1月ベルリンの日本大使館で行われた「日独交流150周年」オープニング式典ではドイツ大統領出席のもと演奏を披露。2015年には、日本とドイツの文化交流に大きな貢献があったとしてベルリン駐在日本大使より「在外公館長表彰」が贈られた。CD「Sayako Kusaka Solo Violin」(HERB-011)リリース。2013年リリースの「Sayako Kusakaリターン・トゥ・バッハ」(COCQ-84998)は、平成25年度(第68回)文化庁芸術祭賞レコード部門「優秀賞」受賞。また「レコード芸術」誌上で「特選盤」に選出される。2014年から2019年まで東京・トッパンホール主催「日下紗矢子・ヴァイオリンの地平」シリーズ(全4回)に出演。2013年読売日本交響楽団コンサートマスター就任(2017年度より特別客演)、日独両オーケストラのコンサートマスターを兼務しながら、オーケストラ、室内楽、ソロと活発な活動を展開している。ベルリン在住。
2019年12月03日ジャズピアニスト上原ひろみの新作アルバム『Spectrum(スペクトラム)』が、2019年9月18日(水)にリリースされる。本作は、2011年リリースの『VOICE(ヴォイス)』以降、ベーシストのアンソニー・ジャクソンとドラマーのサイモン・フィリップスを迎えた“トリオ・プロジェクト”を中心に活動してきた上原にとって、『Place To Be(プレイス・トゥ・ビー)』以来、約10年ぶりとなる新作ソロアルバム。レコーディングエンジニアとしてデビューアルバムの『Another Mind(アナザー・マインド)』に参加して以降、ほとんどの作品に携わっているマイケル・ビショップ (Michael Bishop)が、本作でも上原と共に共同プロデュースで参加。ルーカスフィルムが持つカリフォルニア州の名門音響スタジオ「スカイウォーカー・サウンド・ステージ」にて録音された全9曲が収録されている。アルバムの発売に先駆けて、7月26日(金)よりタイトル曲の「スペクトラム」が各種音楽ダウンロード/ストリーミングサービスにて先行配信。既に公開中の新作トレーラー映像でも使用されている楽曲だが、この先行配信と共にその全貌が明らかとなる。また、アルバム発売直後の9月19日(木)及び21日(土)~23日(月・祝)には、昨年に続き人気漫画「BLUE GIANT」シリーズのライヴ・イベント「BLUE GIANT NIGHTS 2019」へ出演。ブルーノート東京3日間公演に加え、「BLUE GIANT」の主人公=宮本大の故郷である仙台での開催も決定した。さらに、11月17日(日)の東京・サントリーホールでの公演を皮切りに、ライブツアー「JAPAN TOUR 2019 “SPECTRUM”」もスタートする。【作品情報】上原ひろみ『Spectrum』発売日:2019年9月18日(水)価格:・初回限定盤SHM-CD 2枚組 3,564円(税込)・通常盤SHM-CD 2,808円(税込)・高音質SA-CD~SHM仕様 4,320円(税込)<収録曲>1. カレイドスコープ2. ホワイトアウト3. イエロー・ワーリッツァー・ブルース4. スペクトラム5. ブラックバード6. ミスター・C.C.7. ワンス・イン・ア・ブルー・ムーン8. ラプソディ・イン・ヴァリアス・シェイズ・オブ・ブルー9. セピア・エフェクト<初回限定盤ボーナスCD>1. BQE2. シシリアン・ブルー3. シュー・ア・ラ・クレーム4. パッヘルベルのカノン5. ビバ! ベガス - ショー・シティ・ショー・ガール6. ビバ! ベガス - デイタイム・イン・ラスベガス7. ビバ! ベガス - ザ・ギャンブラー8. プレイス・トゥ・ビー※2010年8月20日・21日、ブルーノート・ニューヨークでのライブ録音■ライブツアー「JAPAN TOUR 2019 “SPECTRUM”」チケット イープラス先着先行受付:7月25日(木)12:00~8月4日(日)18:00一般発売日:9月28日(土)日程:11月17日(日) 東京 サントリーホール11月19日(火) 広島国際会議場 フェニックスホール11月21日(木) 札幌文化芸術劇場 hitaru11月23日(土) 水戸芸術館 コンサートホールATM11月24日(日) 大阪 ザ・シンフォニーホール11月26日(火) 金沢市文化ホール11月27日(水) 長野市芸術館11月29日(金) 四日市市文化会館 第1ホール11月30日(土) 静岡市清水文化会館マリナート 大ホール12月1日(日) 大阪 ザ・シンフォニーホール12月3日(火) 愛知県芸術劇場 コンサートホール12月6日(金) サンポートホール高松 大ホール12月7日(土) 岡山市民会館12月8日(日) アクトシティ浜松 大ホール12月10日(火) 新潟県民会館12月11日(水) 日立システムズホール仙台12月13日(金) 東京 サントリーホール12月14日(土) 東京 すみだトリフォニーホール12月15日(日) 横浜 みなとみらいホール12月17日(火) 福岡シンフォニーホール12月18日(水) 大分 別府ビーコンプラザ フィルハーモニアホール12月19日(木) 山口市民会館 大ホール
2019年07月28日10月21日(金)、22日(土)、23日(日)の3日間、様々な文化・芸術施設を構える上野「文化の杜」で日本文化を世界に発信するイベント『TOKYO 数寄フェス』が開催されます。アート作品の展示や様々なイベントの開催に加え、10月21日(金)と22日(土)は、一部の施設で開館時間を20時まで延長。アート一色に彩られる上野「文化の杜」で、新たな「数寄」を見つけてみませんか。『TOKYO 数寄フェス』でアートを堪能日本初の公園として上野恩賜公園が開園して以来、博物館、美術館、芸術大学、動物園、音楽ホールなど多くの重要な文化施設が一つの公園一帯に集まり、世界でも類を見ない文化芸術拠点が集中するエリアとして発展してきた上野。その歴史的資源と文化資源の宝庫である上野恩賜公園エリアに関わりのある各機関・団体が相互に協力し、『TOKYO数寄フェス』が開催されます。日本や東京を「数寄(=好き)」になるコンテンツを上野「文化の杜」で味わいましょう。いたるところにアート作品が出現!不忍池も幻想的な空間に変身●チームラボ「浮遊する、呼応する球体」 デジタル社会の様々な分野のスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団、チームラボ。不忍池沿いの並木道から弁天堂へと続くボールに触ると、光の色が変わり音色が響きます。・日時:10月21日(金) 20:00~22:00、10月22日(土)、23日(日) 17:00~21:00・場所:弁天堂(不忍池)・申込方法:申込不要※自由にご覧いただけます。●日比野克彦+島田清夏 「不忍池ファイヤーアート 和火(わび)・茶火(さび)」静寂の池に咲く侘び寂び。夏の夜空を彩る花とは異なる花が不忍池に咲きます。都会の中に潜む不忍の闇を彩るファイヤーアート和火・茶火を目撃してください。・日時:10月21日(金) 18:30~(約15分)・場所:不忍池(ボート池)・申込方法:申込不要※自由にご覧いただけます。●大巻伸嗣 「Memorial Rebirthー光の露地ー」 杜の日常を異化する無数のシャボン玉たちが空を舞います。何気なく見過ごされてきた風景と土地に紡がれてきた歴史が観客たちのストーリーと交錯する瞬間、溶け合う世界の新しい興奮が訪れます。・日時:10月21日(金)13:00~/15:00~/18:00~(約30分)、10月22日(土)、23日(日)11:00~/15:00~/17:30~(約30分)※天候や機材調整によって、時間を変更する場合があります。・場所:噴水広場東側・申込方法:申込不要※自由にご覧いただけます。●鈴木太朗+東京藝術大学美術学部デザイン科 空間・演出研究室 「ミナモミラー」不忍池をキャンバスにたとえ、光を不忍池に投影します。風の流れによって時間とともに変化する、水面にたゆたう反射光を楽しむ作品です。不忍のボート池全周、池に浮遊するオブジェを淡く柔らかい光が囲みます。現実の世界と水面に映し出された世界を結界をなくしひとつにします。虫の声を聴きながら、幻想的な世界を楽しみましょう。・日時:10月21日(金) 日没後~22:0010月22日(土)、23日(日) 日没後~21:00※10月21日(金)のみ、池中央のオブジェ無しでの展示となります。・場所:不忍池(ボート池)・申込方法:申込不要※自由にご覧いただけます。●橋本和幸 「ITO EN ティーテイスターフォレスト」伊藤園のお茶のスペシャリスト「ティーテイスター」が様々な種類のお茶を振舞いながら、お茶の楽しみ方や日本茶の魅力を幅広く紹介します。爽快に切り取られた橋本和幸がデザインした斬新な空間と、東京藝術大学OBの黒川悦史がデザインしたオリジナルのコスチュームがお茶の新しいカタチを彩ります。・日時:10月21日(金)、22日(土)、10月23日(日) 各日10:00~18:00・場所:噴水広場・参加料:無料・申込方法:申込不要●藝祭御輿東京藝術大学の学園祭である藝祭で展示された巨大なお御輿が展示されます。本年度学生によって制作された優秀作5基(ゴリラ・蟹・桃太郎・ウミガメ・猪鹿蝶)が上野の杜を震撼させます。日時:10月21日(金)、22日(土)、23日(日) 終日・場所:噴水広場 ・申込方法:申込不要※自由にご覧いただけます。コンサートやパフォーミングアーツも充実!●国立西洋美術館・東京藝術大学共催東京藝術大学演奏芸術センター特別講座「美を語る」世界的なヴァイオリニスト諏訪内晶子氏と馬渕明子国立西洋美術館長によるトークと演奏が楽しめます。音楽と美術が融合する贅沢な夢のひとときを堪能しましょう。演奏・スピーカー:諏訪内晶子(Violin / 東京藝術大学客員教授)・馬渕明子(国立西洋美術館長)コーディネーター:松下功(東京藝術大学副学長)・日時:10月21日(金)①第1部/対談 19:00(開場)19:20~②第2部/コンサート 20:00~20:30・場所:①第1部/対談国立西洋美術館地下2階講堂 ②第2部/コンサート 国立西洋美術館企画展示室前ロビー・定員:100名※事前申込制・入場料:無料※クラーナハ展観覧券のご提示が必要です。・申込方法:本イベント特設WEBサイトより申込受付 (URL:)●藝大プロジェクト2016「サティとその時代」 ー世紀末からベル・エポックへー第3回「サティとピアノ…そして、言葉」レクチャー&コンサート奇抜なタイトルや人をくった態度で有名なサティ。彼は楽譜に通常の音楽用語とは全く異なる不思議な言葉を書き 込んでいます。サティ演奏の第一人者、高橋アキ氏をお迎えして、サティの言葉に注目しながら、彼のピアノ曲の数々が紹介されます。レクチャー:小沼純一(早稲田大学教授)ピアノ:高橋アキ、鈴村真貴子 ほか語り: 若松泰弘、伊藤安那 ほか・日時:10月22日(土) 13:30(開場)①第1部/レクチャー14:00~②第2部/コンサート15:20~・場所:東京藝術大学奏楽堂 ・入場料:3,000円・チケット購入方法:藝大プロジェクト2016WEBサイトをご覧ください。 (URL:)●ル・コルビュジエに捧げる音楽の贈りもの~サティ・バッハ・パッヘルベル・クセナキス~世界遺産に登録された国立西洋美術館の設計を担当したル・コルビュジエの事務所で1950年代にスタッフとして働いていた現代音楽家クセナキス。彼の楽曲を始め、ル・コルビュジエが活躍したパリの雰囲気を伝えるサティの楽曲や国立西洋美術館で開催中のクラーナハ展にあわせたドイツの作曲家の楽曲を演奏します。演奏:アンサンブル東風指揮:松下功(東京藝術大学副学長)①国立西洋美術館地下2階講堂 演奏・日時:10月23日(日) 15:30(開場)16:00~16:40 ・場所:国立西洋美術館地下2階講堂 ・定員:100名※事前申込制・入場料:無料※クラーナハ展観覧券のご提示が必要です。・申込方法:本イベント特設WEBサイトより申込受付 (URL:<演奏曲目>エリック・サティ / ジュトゥヴヨハン・パッヘルベル / カノンヨハン・セバスティアン・バッハ / リチェルカーレ②国立西洋美術館前庭 演奏・日時:10月23日(日) 16:50(予定)~17:30 ・場所:国立西洋美術館前庭 ・定員:なし・入場料: 無料※自由にお聴きいただけます。<演奏曲目>ヤニス・クセナキス / カイ、フレグラ、ルボントークイベント・ワークショップ・シンポジウムも見逃せない!●チームラボ代表 猪子寿之 + 八谷和彦21世紀のアーティストが岡倉天心『茶の本』を語ったらチームラボ代表 猪子寿之氏と飛行装置「メーヴェ」の開発でおなじみの八谷和彦氏によるトークイベント。現代テクノロジーの大家である2人のクリエイターが岡倉天心のお膝元で熱い談義を繰り広げます。スピーカー:猪子寿之(チームラボ)・八谷和彦モデレーター:藤崎圭一郎(東京藝術大学デザイン科教授)・日時:10月23日(日) 13:00~15:30・場所:東京藝術大学美術学部中央棟第一講義室・定員:当日先着200名・参加料:無料・申込方法:申込不要※当日先着● 「数寄」をテーマにアルバム辞典を作ろう非対称、好き、空っぽ…「数寄」をテーマに自分の美意識を本にしてみましょう!国立科学博物館や動物園、公園内を自由に撮影します。東京都美術館をスタートし、東京藝術大学で冊子作りと講評会を行います。・日時:10月22日(土) 10:00~13:00 / 14:00~17:00、10月23日(日) 10:00~13:00 / 14:00~17:00・場所:国立科学博物館、東京藝術大学、東京都美術館、上野動物園 (集合場所:東京都美術館アートスタディルーム)・定員:20名/回・対象:小学4年生以上※小学4年生未満の方は、保護者ご同伴で参加可能・参加料:無料・申込方法:本イベント特設WEBサイトより申込受付 (URL:)●動物のしっぽを新聞紙で作ろう動物のしっぽを新聞紙で作ります。細部までしっかりと観察し鋭い観察眼を身につけましょう。作成したしっぽを付けて園内を自由に歩き回りましょう。10月21日(金)は、3種類の動物のしっぽを作ります。10月23日(日)は、特別バージョン「お面としっぽで全身パンダ」を開催します。・日時:①10月21日(金)全5回 (各20分)10:00~/11:00~/12:00~/13:00~/14:00~②10月23日(日)全6回(各20分)12:30~/13:00~/13:30~/14:00~/14:30~/15:00~・場所:上野動物園内東園動物慰霊碑横テント・定員:先着20名/回 21日(金)は9:30より、23日(日)は12:00より、動物園慰霊碑横テントにて、当日の各回すべての整理券を配布します。・対象:小学1年生以上 ※未就学の方は、保護者ご同伴で参加可能・参加料: 無料(入園料別)●ヨリミチビジュツカンー緑茶で語らうゴッホとゴーギャンー夜のライトアップされた東京都美術館で一期一会の出会いを楽しみましょう。「ゴッホとゴーギャン展」を鑑賞後、美味しい緑茶を飲みながら、展示室で話しきれなかったあれこれをおしゃべりしあうワークショップです。・日時:10月21日(金) 18:00~20:00、10月22日(土) 18:00~20:00・場所:東京都美術館・定員:各日15名 ※事前申込制・対象:18歳以上・参加料:無料※ゴッホとゴーギャン展の観覧券のご提示が必要です。・申込方法:東京都美術館とびらプロジェクトWEBサイトより申込受付 (URL:)夜間開館で、ゆっくりアートを堪能しよう下記施設で開館時間が20時まで延長されます。心ゆくまでアートを堪能しましょう。■10月21日(金)、22日(土)国立科学博物館、国立西洋美術館、東京国立博物館、東京都美術館、東京藝術大学大学美術館■10月22日(土)上野の森美術館※開催されるアート作品の展示やイベント詳細は、変更する場合があります。変更内容は『TOKYO数寄フェス』特設WEBサイトで確認してください。【開催概要】名称:TOKYO数寄フェス期間:2016(平成28)年10月21日(金)、22日(土)、23日(日)会場:上野恩賜公園各所(不忍池、噴水広場 他 )、東京国立博物館、国立科学博物館国立西洋美術館、東京都美術館、上野動物園、東京藝術大学公式ホームぺージ:公式Facebook:
2016年10月20日宮前義之によるイッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)が、3月4日パリ・チュイルリー公園内の特設テントで16-17AWコレクションのショーを開催した。コレクションタイトルは「BEYOND」。コレクションの主軸となるのが“PRISM×Baked Stretch”と、“OPTICAL×3D Steam Stretch”2つのシリーズで、前者は特殊な”のり”をプリントし、熱で膨らませることで自由なプリーツを成形するBaked Stretchから発展させたもので、後者はスチームで布を縮める3D Steam Stretchをバリエーション豊かにしたもの。シリーズ内でも、幾何学ラインでベイクドしたもの、同心円状にベイクドしたもの、異なる角度のプリーツを織り込んだスチームストレッチ、渦上にしたスチームストレッチなど、全く異なる表情を見せている。総じて、グラフィカルで彫刻的。今までに見たことの無い素材を提案するパワーは健在だ。合間には、今までのプリーツの技術を使用したコートや、パッチワークのシャツなどのベーシックなアイテムが挟み込まれ、コレクションに厚みを加えている。BGMはオープンリールアンサンブル(Open Reel Ensemble)の和田永が、“換気扇サイザー”を使用し、吉田悠と共にパッヘルベルの『カノン』をライブ演奏。終盤で最高潮の盛り上がりを見せ、感動的なフィナーレとなった。
2016年04月10日成海璃子、池松壮亮、斎藤工を迎え直木賞受賞作家・小池真理子の半自叙伝的同名小説を映画化する『無伴奏』。この度、本作の予告編が公開され、斎藤さんの恋人役を演じた「non-no」モデル・遠藤新菜が体当たりで濡れ場のシーンに挑んでいることが分かった。1969年。日本中で学生たちが学生運動を起こす混沌とした時代に仙台の高校に通う多感な女子高校生の響子(成海璃子)。同級生のレイコやジュリーとともに、時代に流されて制服廃止闘争委員会を結成し、学園紛争を行っていた。そんな響子が気がかりな両親は仕事の都合で東京に引っ越すが、仙台の進学校に通う響子は、仙台の叔母のもとで過ごすことになる。レイコに連れられ、初めてクラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」へ足を運ぶ響子。そこで偶然にも渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)と出会う。この喫茶店では、好きな音楽をリクエストできるのか、バッヘルベルのカノンをリクエストする渉。響子は、席が隣り合わせになったそんな渉に興味を抱く。ある日、大学での集会で怪我をして自分の甘さを痛感し、学生運動から離れた響子は、逃げ込んだ「無伴奏」で、渉たちと再会する。響子は、渉に逢うたびに強く惹かれていった。時に嫉妬や不安に駆られ、それでも熱い想いを渉に傾けていく。だが、いつしか見えない糸が絡み始め、どうすることもできない衝撃に包まれていく…。北欧最大の映画祭「ヨーテボリ国際映画祭」に出品され、世界からも注目を集めている本作。『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司監督が恋愛小説の大家にして直木賞受賞作家・小池真理子が過ごした多感な時代を記した小説「無伴奏」を完全映画化した。キャストには、成海さん、池松さん、斎藤さんとドラマや映画で活躍する若手俳優陣をはじめ遠藤さん、松本若菜、酒井波湖、仁村紗和、斉藤とも子、藤田朋子、光石研が出演する。今回公開されたのは、女子高生から大人へと成長する女の性を繊細かつ体当たりの演技で表現する成海さんの姿が印象的な予告編。さらにこの映像で目を惹くのは斎藤さん演じる祐之介の恋人・エマ役を務めた遠藤さん。遠藤さんが演じるエマは、成海さん、池松さん、斎藤さんの三人に影響を及ぼす、キーパーソンとなる。エマを熱演した遠藤さんは「エマは、憎めない大胆さがあり、私自身、『エマってすごいな』って思った部分もありました。私がキャスティングされたのだから、グラマラスなセクシーさを求められているのではなく、響子と違い、セックスが身近にある、エマの等身大の描写を求められているのだと思いました」とコメント。本作で初脱ぎとなった遠藤さんだったが、斎藤さんとの共演に安心して挑めたそうで「私が脱いでいて工さんがくっついている濡れ場のシーンでカットがかかったときも、衣装さんとかが毛布を持って来てくださるまでずっとそのままで待っていくださいました。カットがかかってパッて離してくださってもいいけれど、その方が私がトップが見えたままで待つから恥ずかしいとわかって、ずーっとぎゅっとしたまま『もうちょっともうちょっと』『毛布持ってきて』って言って毛布をかけてから離れてくれる。そういう配慮がさすがだなって思いました。祐之介役が工さんで本当に良かったって純粋に思います」と語っている。本作の演技が高く評価されており、インタビューのオファーが多数舞い込んでいるという遠藤さんだが、共演した斎藤さんは彼女の“体当たり”の演技について真摯なコメントを残した。「新菜さんが“体当たり”と言われているのは彼女の覚悟や心、内面的なものであるべきです。矢崎監督に負けじと私は近い距離でその迷いの無い強い覚悟を感じていたからです。作品や監督の目的を身を持って体現するのが我々役者の責務ですがやはり男女の違いはあります。当人にとってではなく周りの受け止め方が違います。日本人特有の”脱ぐ脱がない”の幼稚な基準では無く、矢崎監督が映し出した彼女のエマの美しさ、新菜さんの心を多くの方に感じて欲しいと祐之介として強く思います」。また今回の予告編では特報で解禁となった注目の5人組女性ロックバンド「Drop’s」による主題歌「どこかへ」に加え、バロック喫茶「無伴奏」で池松さん演じる渉がリクエストする「パッヘルベルのカノン」も使用している。1970年前後の仙台を舞台に、多感な恋に揺れ動く男女の姿をこちらから覗いてみて。『無伴奏』は3月26日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日マルチな才能で人気を博している青島広志による「世界まるごとクラシック」。 子供からお年寄りまでに親しまれているこのコンサートでは、青島が指揮、司会、解説、編曲、イラストなど多彩な活躍を繰り広げている。この1月11日の公演も広い東京国際フォーラムホールAが満員の盛況。演奏は今年創立10周年 を迎えるシアターオーケストラトーキョーが務めた。世界まるごとクラシック2016今年はスッペの喜歌劇「軽騎兵」序曲から始まった。映像用のスクリーンが舞台の両サイドにあり、指揮者やオーケストラのメンバーの表情が映し出される。青島の書いた作曲家のイラスト肖像画や曲目解説の字幕も入る。ショパンのピアノ曲「華麗なる大円舞曲」を青島自らがオーケストラ用に編曲。ここでは、ワルツがひとつ変わる毎に照明が変わる演出も施された。正月の定番、宮城道雄の「春の海」も青島の編曲。日本の旋律がフル・オーケストラで繊細に表現された。まるごと版「モーツァルト・メドレー」はこの日が初演だった。青島は「一番好きな作曲家はモーツァルト」という。モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、「フィガロの結婚」序曲、「魔笛」序曲、交響曲第40、41番などをつなぎ、ここでもアレンジを施した。この日一番の聴きものだった。前半最後は、今年が生誕140年、没後70年となるファリャの「恋は魔術師」から“火祭りの踊り”。後半は、唱歌「1月1日」をみんなで歌って始まった。そして、ジョン・ウィリアムズ作曲の映画「スター・ウォーズ」より“メイン・タイトル”。勇壮なトランペットのファンファーレだけでなく、大オーケストラの迫力が満喫できた。次はセミ・クラシックを代表する作曲家アンダーソンの「タイプライター」。親しみやすい小品。今年が没後310年にあたるパッヘルベルの彼の代表作「カノン」では、ヴァイオリン群が3つに分かれて、旋律を順番に演奏(カノン)していく。今年のみんなで歌うコーナーは、「サウンド・オブ・ミュージック」より“ドレミの歌”。青島が振り付きで聴衆をリードする。最後は、ビゼーの歌劇「カルメン」から4曲が演奏された。アンコールはウィーン・フィルのニューイヤーコンサートと同じ、ヨハン・シュトラウス1世の「ラデツキー行進曲」。青島は舞台を降り、客席まで入って、手拍子を指揮した。2時間を超えるコンサートは、バラエティに富み、青島のユーモアを交えた早口の解説で情報も満載。ボリューム感たっぷりの内容を満喫した。東京公演の後は大阪、愛知、北海道、広島の各地で開催。チケット発売中。テキスト:山田治生
2016年01月25日2016年5月、比嘉愛未、ミムラ、佐々木希が三姉妹を演じる『カノン』が公開されることがこのほど決定した。金沢・富山・東京と、それぞれ別々に住む三姉妹が祖母のお葬式に集まった。そこで明かされる、「死んだ」と聞いていた母親のこと。母の真実を探るなかで、それぞれが等身大の悩みと向き合い、自分たちの前に立ちはだかる人生に勇気を持って一歩踏み出していく――。富山県黒部市、石川県金沢市など、北陸の町と東京を舞台に三姉妹と母親との絆を描く本作。タイトルとなった“カノン”は、劇中で三姉妹によって演奏される、母と娘たちの記憶を結ぶピアノ曲「パッヘルベルのカノン」から付けられている。次女・岸本藍役を演じる比嘉さんは、「GTO」や主演を務めた「恋愛時代」などTVドラマで活躍し、映画で主演を果たすのは2013年の『飛べ!ダコタ』以来となる。長女・宮沢紫(ゆかり)役を、近年舞台での主演を務めるなど、活躍の幅を広げているミムラが演じ、三女・岸本茜(あかね)役を、『さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~』で主演を務めた佐々木さんが演じる。監督は、『リトル・マエストラ』が高く評価された雑賀俊朗。脚本は、漫画原作者としてデビューし、雑賀監督の『チェスト』で映画脚本を手がけた登坂恵里香が手掛ける。そしてこのほど、三姉妹役の比嘉さん、ミムラさん、佐々木さんからコメントが届いている。■比嘉愛未(次女・岸本藍役)この脚本を読ませて頂いて、本気で家族と向き合いたい!と感じ、切なく暖かい気持ちになれました。その世界観をしっかり丁寧に表現していきたいと思います。そして、生まれて初めてのピアノへの挑戦も大きな見せ場の一つなので、ぜひ多くの方に観て頂きたいです。■ミムラ(長女・宮沢紫役)大人になれば無条件に強くなれると考えがちですが、実際には弱い部分や過去からの傷を具に見つめられるようになるのが“大人”かなと感じるいま。この作品に込められた想いが沢山の方の心に反響するよう尽力致します。■佐々木希(三女・岸本茜役)初めて訪れる富山県黒部市での撮影と、以前撮影で訪れたことのある石川県での撮影がいまから楽しみです。気持ちの良い風景を感じ、美味しい空気の中で、長女役のミムラさんと次女役の比嘉さんと息を合わせながら伸びやかに演じられるよう頑張ります。2015年3月の北陸新幹線開通で注目を集める石川、富山を舞台に三姉妹の成長を描く本作。『海街diary』に続く、美人姉妹出演の映画として大きな注目を集めそうだ。『カノン』は2016年5月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月24日