前回 は、子育てまっさかりの女性歌人がうたった子育て短歌をご紹介しました。今回は、パパになった男性歌人にうよる子育て短歌です。赤ちゃんが産まれる前からお腹の中で育てている女性にとって、つわりに苦しみ、陣痛に耐えて、ようやく対面したわが子は自分の分身のような存在。ところが男親にとっては、わが子の誕生はうれしい反面、戸惑うことも多いようです。現代歌壇で活躍中の男性歌人たちは、父親になることや育児、子育てをどのように考えているのでしょうか?父になる違和感?「陰暦の八月みたいにずれている 二十五歳の父であること」 吉川宏志『夜光』吉川氏は父親になった不思議さを、太陰太陽暦にたとえました。陰暦とは、日本では明治5年まで使われていた暦(旧暦)です。月の満ち欠けを基準に「月」を決め、太陽の動きをもとにして「年」を数えます。よって毎月1日はかならず新月になり、15日頃が満月になります。そのため現在の暦よりも1ヶ月ほど遅れます。だから、陰暦の8月を新暦に直すと秋になってしまいます。慣れ親しんでいる暦なら、真夏の8月に鈴虫が鳴き、すすきが生えているのは、なかなか理解しがたい感覚ですよね。「乳足らぬ 夜に鮎太が泣きはじむ 歯のない歯茎を我は見ており」 同上まだ、歯の生えていない新生児の口のなかはまっくら闇。そこにピンクの歯茎があるのは、なまなましく見えるものです。泣き出した息子をながめながら、作者は「歯がない歯茎」を発見した自分自身を客観視している、そんな歌です。ママよりもパパは、わが子を客観的に観察しているのかもしれませんね。しかし、歌集はクールな作品ばかりではありません。「頭(ず)の中で石の割れたる感じして 子の頬を撲つ飯食わぬ子を」同上「遊びたい 寝るのは嫌と子は泣けり こんなにわれは眠りたいのに」 同『海雨』子育てを歌にして詠むことで、人間くさい本心が見え隠れして、作品世界に奥行きが広がっています。父と母とで異なる、子が育つ楽しさと戸惑い「子が乳を飲まなくなりし寂しさと いうを聞けどもついにわからず」 松村正直『やさしい鮫』「子とふたり ならんで用を足すときの 何だろうこのかなしみのごときは」同上子が育つ楽しさと戸惑いにも、男女で温度差があるようです。しかし、卒乳の寂しさも、子と2人並んで用を足すときの哀しみに似た感覚も、ある意味では同じ気持ちだと言えるでしょう。赤ちゃんが、すこしずつ小さな人間に成長していく過程は、かすかな鈍痛をともなうものかもしれません。「出勤の前のひととき 仰向けの二十一本の子の歯を磨く」 同『午前3時を過ぎて』だからこそ、毎日が新しい感情の連続で、父も母も子の時間もまぶしく輝いているのではないでしょうか。お父さんも頑張っています!働きざかりの男性が、育児や子育てを頑張る姿は増えてきました。「聞けよ 父は何でもなんでも出来るのだ 母乳をくれてやる以外なら」 本多稜『こどもたんか』「はっきりと言える言葉はまずママでその次がイヤっ他はまだなし」 同上「抱き上げてむすめの涙乾くまで夕べの町をあるいていたり」 同上本多稜の作品『こどもたんか』は父親の立場で、全編を子育ての作品だけで構成した歌集です。これは、1,000年をこえる短歌史上初の挑戦です。本多氏は『こどもたんか』の「あとがき」に、子育ての楽しさをこのように語っています。「子育ては、発見の毎日。人生の復習でもある。子供の目を通して見る世界はなんと輝きに満ちていることか。その輝きを、ちいさな欠片でもいいから形のあるものにとどめておきたい」父親歌人としてのこうした作品が増えて、男性の育児参加が、もっと当たり前のことになってほしいですよね。パパは、授乳のほかは、何だってできるのですから!(有朋さやか<フォークラス>)
2016年03月22日【パパからのご相談】4月にパパになる予定です。育休を取ることになりました。以前、「運動不足になる」と書かれていましたが、その他体調面で気をつけたほうがよいことがあれば、教えてください。●A. 各種の体調不良に注意しましょう。相変わらず運動不足な、パパライターの矢山ユースケ@育休中です。コラム『ジム通い必須!? 育休中のパパが「運動不足」になるワケ』をお読みいただき、ありがとうございます!さて、冒頭で“相変わらず運動不足”と書きましたが、子どもが成長するに連れて、徐々に運動量も増えてはいます。娘はちょうど6か月になりますが、重さで言えば倍以上に育ったので、だいぶ重くなりました。近頃はバランスボールの揺れがお気に入りのため、“抱っこして一緒にバランスボール運動”をすることが増えました。これで体幹が鍛えられると良いのですが……。●パパママが育児で発症/悪化した不調とはさて、先輩パパママたちは、育児によってどのような不調を体験したのでしょうか。●フィジカルの不調『けんしょう炎。ひどいときは包丁を握るのも大変で、パパに晩ごはんの支度を手伝ってもらいました』(38歳・ママ)『子どもが重くなるにつれて、肩こりがひどくなって大変でした』(32歳・ママ)『もともと腰痛持ちなのですが、子どもが重くなっていくにつれて、悪化する一方です。ぎっくり腰っぽくなることも増えました』(パパ・38歳)いずれも、“子育てあるある” な症状です。それぞれ常態化しやすい症状なので、続くようならば専門機関の受診を考えましょう。運動不足による血行不良が原因の場合、運動することで改善することも。●メンタルの不調『夜泣きと夜中の授乳が続いて、うまく眠れなくなりました。子どもは最近だいぶ落ち着いたのですが、私は相変わらず眠れません。疲れやすいし、不眠症なのかなと思っています』(ママ・28歳)不眠症状は、うつ病の第一歩 です。産後うつや育児ノイローゼにつながりかねないので、改善が見られない場合は専門医などのカウンセリングを検討しましょう。また、産後うつはママのみならず、パパにも発症することがありますので、夫婦ともに注意が必要です。●内臓などの不調『子どもが生まれてから、今までみたいにゆっくりご飯を食べていられなくなり、早食いを繰り返すうちに、胃を悪くしてしまいました』(パパ・35歳)『日中ひとりで子どもを見ているため、なかなかトイレに行くタイミングがつかめずにいたところ、ある日急に高熱が出て、病院に行ったら腎盂炎と言われてしまいました』(30歳・ママ)子どもをひとりで見ているママがトイレに行けなくなり、ぼうこう炎や腎盂炎、腎盂腎炎を患ってしまうことが珍しくありません。子どもが泣いてしまっても、できるだけトイレは我慢せず行く ようにしましょう。胃腸不良は早食いのみならず、ストレスが原因の場合もありますので、こちらも続く場合は専門家へ相談しましょう。●育児はカラダが資本!なんと言っても、育児はカラダが資本 です。育休に入られるとのことなので、ママと上手に連携・分担して、お互いを労わりながら育児を楽しんでくださいね。●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)
2016年03月03日博報堂には、自らを"赤点パパ"と名乗りながらも、お父さんの育児を「理想」から「行動」に変えていこうとしているワーキンググループの活動がある。その名も「パパハックション」だ。 “家族の日”である2015年11月15日から、同社の「こそだて家族研究所」に所属する男性メンバーが始めたもので、パパの仕事と子育てを両立するための具体的な行動アイデアや実践ネタを「HACKTION」と命名。教科書的でない育児の"ティップス"をウェブページ上で紹介している。彼らが活動を始めたきっかけは、「こそだて家族研究所」が発表したひとつの調査結果にある。「現代パパの子育て事情」と題した調査では、子どものいる既婚男性のうち、80.0%の人が「男性でも仕事と育児の両立は必要だと思う」(「そう思う」「ややそう思う」をあわせた割合)と回答。一方で、「誰でも努力次第で仕事と育児は両立できると思う」(「そう思う」「ややそう思う」)と答えた人は45.4%にとどまったのだ。この回答結果のギャップを受けて、「なんとかしなければ」と感じたという同グループのメンバーたち。育児休業を取得したり、家事に積極的に取り組んだりするイクメンが少しずつ増えている中、"赤点パパ"たちがこのような活動を始めたのはなぜなのか。さらには、育児を行動に移すためにお父さんたちの「壁」となっているものは何なのか。活動メンバーの男性社員5人と、子育て中の女性社員2人に語ってもらった。○「イクメン」はハードルが高い?――この活動を始めるにあたって、男性の育児に対して皆さんどのようなイメージを持っていましたか。尾崎さん「この調査をするときからパパで集まって話していたときに、イクメンってどうなの、という意見が結構多かったんですね。イクメンと言われちゃうと、ちょっとハードルが高いなと。イクメンって言われるほども、なかなかがんばれないなという意見がありました」。白井さん「子どもがうまれて男性の育児についていろいろ調べたんですが、あまりにハードルが高すぎて恥ずかしながら挫折したというのが正直なところです。どうしても子どもがうまれるまでの長い間、仕事中心で生活が回ってきたので、落差が大きくて。一方でイクメンになるには何が正しいのか、平均的にはどのラインなのかという疑問もありました」。山崎さん「イクメンって100か0みたいなイメージがあって、子育てをするならイクメンレベルでコンプリートしなきゃいけない、それができなければ子育てしていないみたいになってる気がします。でもこちらからしてみると、やれることが分解されていなくて、100のうちの0.1がわからないという状態。1個ずつやれることを積み上げて子育てをやっているという実感が持てないかなということで、この活動を始めようと思ったんです」。○家事ができない、何をすればいいのかわからない――イクメンはハードルが高いということですが、育児を行動へ移すための「壁」となっているものはなんなのでしょうか。大﨑さん「壁となるのはどうしても仕事ですね。入社3年目なので自分の裁量ではどうしようもない。でも奥さんからは『仕事と家庭どっちが大事なの』とは聞かれないので、現状としては現在の育児の関わり方で奥さんの満足は得られていて、奥さんが受け入れてくれている壁なのかなと」。――夫婦それぞれの働き方によっても、育児の関わり方は違うかもしれないですね。共働きの家庭ではどうですか?山崎さん「夫婦共にフルタイムで働いていますが、子どもが3歳になってようやく夫婦の育児分担バランスが落ち着いてきた。けれど、当初は料理とか洗い物を無理にやろうとして嫁から怒られたりしましたね(笑)。これまで仕事しかしていなくて、子どもがいなかったときも家事的なものをやってこなかったので、何をすればいいのかわからないんですよ。やるべきことがわからない、本当にわからない」。白井さん「ゴミ捨てと自分の服など出来る範囲の洗濯は一応やっているんです。あと、家にいるときはオムツを替えたり風呂に入れたりと。でも、自分でやれることを見つけるとか、ある一定の水準を求められると難しい。はっきりこれやってくださいって言ってもらって、必要なことをやり始められたらとは思うんですけど。ってレベル低いという自覚はあるのですが」。○男性の"育児のスイッチ"はどこにある?――これらの男性の意見を聞いて、女性はどう思いますか。亀田さん「家事が大変っていうことではなくて、子どもの面倒をみながらする家事、いろんなものを同時進行でやっているときに何か1つ荷を下ろさせてもらうとありがたいのにって思うときがあるんですね。それはもしかしたら、家事をしている間に、子どもと一緒に遊んでいてくれるということでもいいんですけど、そこで『買い物行ってくるよ』って言われるとそうじゃない」。脇田さん「私の子どもは、現在中学3年生なので、一番大変だったときはかなり前。保育園のお迎えとか朝食とか育児の分担を夫婦で決めました。それでも子どもが突発的に熱を出したときに、仕事を休むのは私なんですよね。同じようにフルタイムで働いていて、私は覚悟を決めて断るものを断り、どうしたら生産性上げられるかって必死でやって、夜中や朝に帰ってきても朝ごはんをつくっている。これだけ本腰入れてやっているのに、旦那さんから『でも、仕事を断れない』って軽く言われたりするとイラっとしました」。尾崎さん「確かに子どもが風邪をひいたりしたときに、男性ってわりと仕事があるからしょうがないとなってお母さんに任せることが多いですよね。最後の砦感がパパはないって言われる。たぶんそこはお母さんとお父さんの働き状況で変わるとは思いますが、ママの方がそういう気持ちが強いので、パパが最後の砦をつくっていかないと両立しているって言えないなとは思います」。脇田さん「どうしても出産を経て育児に関しては、最初は女性がメインになると思います。そこで女性はスイッチ入れなきゃいけないって覚悟ができる。お父さんの場合、どうやったら同じようなスイッチが入るのかなとは思いますね」。「仕事と育児の両立」という以前に、育児に関わるために何をしたらいいのかわからない、育児に本腰を入れるための「スイッチ」を入れにくいという課題が浮かび上がった座談会。これらの課題をどのように改善していったらいいのでしょうか。座談会の後半の議論は後編でお伝えします。
2016年01月21日家計に役立つポイントアプリや料理のレシピアプリなど、ママ向けのアプリはたくさんありますが、パパ向けというと、なかなか見つからない気がしませんか?実は、パパに特化したキュレーションアプリがあります。その名も「パパタイムズ」! 育児にかけられる時間が少なく、子育てへの関心が低くなりがちなパパでも気軽に育児情報に触れられる、このアプリ。わが夫が使ってみた感想を、まとめてご紹介します!パパにも育児に関わる情報をアプリをインストール後に子どもの生年月日を入力することで、自分の子どもの成長にあった情報が配信されます。知りたいことに特化した記事を読みたい時には、ジャンル選択も可能!かかりやすい子どもの病気やお悩み解決の方法、パパでも取り組みやすい育児のアドバイスなど、「今知りたい」「考えたい」記事が豊富なので、通勤時間や休憩中などのすきま時間に手間なく読むことができます。このアプリを見るようになってから、夫から「今日、こんなこと書いてあったよ」なんて報告されるようになりました。「知識がないから口出しするのものな…」というパパでも、読むだけでさまざまな子育て知識が得られるので、育児に自信が持てるようになるかもしれません。「聞きたいけど聞きたくない!?」妻の知られざる本音も配信記事の中には、ママへのアンケート調査をまとめているものもあります。「宝くじが当たっても2割が夫に秘密」という記事では、その理由として「別居資金に使いたい」なんてギョッとする内容も…。妻に任せっぱなしで、何の危機感も抱いていないパパにとっては「妻には妻の本音がある」ことを意識しておくで、夫婦関係が良好に保たれる…かもしれませんね。住んでいる地域周辺のお出かけ情報も子どもが喜びそうな地域周辺のお出かけ情報がまとまっているのも非常に便利です。ヒーローショーや動物園といったメジャーなイベントだけでなく、お金のかからない複合施設の中の期間限定イベントや地域センターの小さな催しものまで、細かく知ることができます。週末のお出かけ先を選ぶ時にも、このアプリが一役買ってくれました!・パパタイムズ: iOS版 | Android版 私の夫も「妻の本音」が垣間みえるアンケート調査記事を読んで「世の妻たちは、こんなこと考えているのか…」とおびえていました(笑)。興味のある方はぜひ、パパにインストールしてもらいましょう!(すだあゆみ)
2015年10月25日マタニティ・ベビー用品メーカーのピジョンが展開している会員サイト「ピジョンインフォ」はこのほど「育児用品の買い物でパパに期待することは?」というテーマで取得したアンケート結果を発表した。この結果は、ピジョンインフォで会員向けに2015年3月に実施した「夫の育児用品購入に関するアンケート」(回答数535件)をもとにしたもの。それによると、パパに買ってきてもらう育児用品は「おむつ」(77.8%)が最も多く、続いて「おしりふき」(43.4%)、スキンケア商品(28%)、飲料(19%)、離乳食(13.2%)だった。同社はおむつやおしりふきは緊急性が高い場合が多いため「パパが買ってきてくれてホッとした! という経験がある方も多いのでは」とコメントしている。一方で育児用品の買い物は難易度が高いと感じるパパも多いようだ。パパが間違って買ってきてしまったケースとして「サイズ・容量」(44.9%)、「メーカー・ブランド」(42.3%)が大半を占めた。育児用品はサイズやメーカー、容量など、わずかな違いで多くの種類が並んでいるため、不慣れだと購入時に違いが分からないことが買い間違いの原因のようだ。そのことから、ママたちのパパの育児用品の買い物に対する期待度は、合計で36.8%のママたちが「してもらいたい」という気持ちを持っている一方で、「どちらでもない」ママが39.4%と最も多くなっている。これを踏まえて同社は、「ママの育児サポートを積極的にして、赤ちゃんのことをもっとよく知れば、買い間違いも少なくなるはず。赤ちゃんとたくさん触れ合って、頼れるパパになってくださいね!」と締めくくっている。慣れないからといって嫌がらず、パパも積極的に育児に関わっていくことが「買い間違い」を減らす一番の方法かもしれない。
2015年04月28日サイボウズは4月1日、イクメン養成グループウェア「サイボウズ Office 192(育児)」を発表した。Office 192では、パパママ世代の働き方が多様化する中で、家族間の情報共有が難化している点に着目。グループウェアにパパ・ママ支援機能を搭載し、課題解決を図った。ログイン画面では、サイボウズが誇るビッグデータから、独自のアルゴリズムで子供や奥さんに関するクイズを出題。スケジュール画面では、奥さんが旦那のスケジュールを握る機能を採用し、承認が得られなければタスク登録できないように機能改善を図った。なお、飲み会にもかかわらず残業を設定した場合に嘘かどうか判別する「ダウト機能」を採用しているため、注意が必要だ。ほかにも、サイボウズが誇るビッグデータと分析アルゴリズムを活用した「帰宅アラート」や「イクメン診断」「パンデミックマップ」「ライブ動画配信」「記念日アラート」「プレゼント管理」「家事育児タスク管理アプリ」など、家族思いのイクメンに旦那を育て上げられる機能を多数搭載し、女性の旦那活用を支援する。Office 192の価格は1日あたり1億9200万円となっているが、ユーザーアカウントの利用制限はない。なお、高額な利用金額からわかるように、このニュースはエイプリルフール企画の紹介記事です。エイプリルフール関連記事今年もやります! エイプリルフール 2015まとめ - 続々更新!!手を使わずに文字入力可能な「Google 日本語入力ピロピロバージョン」登場Google、パンダアップデートを超えた「Google Panda」Google、パックマン機能を採用した「Googleパックマップ」NTTドコモ、国産羊毛を採用したリアルしつじくんを呼び出せる「d-Watch」KDDIが三太郎CMシリーズをハリウッド映画化、2041年に公開へ
2015年04月01日初めての妊娠・出産・育児は不安がいっぱい! 新しい命を迎えるまで、さまざまな育児グッズを用意しているのではないでしょうか。今は育児グッズの種類も本当に豊富で、ついつい買いたくなってしまうパパママも多いはずです。しかし、必要だろうと思って買っていても、産後出番のないグッズは意外とあります。そこで今回は、先輩ママが教える「用意したけど使わなかった・いらなかった育児用品」にスポットを当ててみました! ベビーグッズがあり過ぎて、どれを買ったらよいかわからないという新米ママ必見です。■用意したけど必要なかった育児用品はコレ! 赤ちゃんグッズの専門店に足を運ぶと、あらゆるアイテムが並んでいます。それらを見ていると、すべて揃えないといけないような気持ちになりそうですが、実際に育児を経験すると、便利そうなグッズでも「ほとんど使わなかった」「いらなかった」と実感したママはたくさんいます。たとえば、次のようなアイテムはほとんど出番がなかったんだとか。・必要以上の衣服・ママの授乳用のパジャマ・耳で測定する体温計服については、近所の人や知り合いにおさがりの服をもらうこともありますし、出産祝いでプレゼントされることもあります。それに、新生児期は成長が早いので、たくさんの服を用意していても着用しないまま、あっという間にサイズアウトしてしまうことも…。ママの授乳用のパジャマは「授乳しやすい」という声もありますが、「授乳のたびに毎回ボタンを開け閉めするのが面倒」「結局普通のパジャマのほうが楽」という声が多く、わざわざ買い足す必要はないでしょう。耳で測定する体温計は、「普通の体温計の方が使いやすい」「常に誤差が生じて、結局普通のを買い直した」というママがほとんど。体温計は、早く正確に測れるものが一番です。長く使用するものなので、クチコミを参考に良いものを購入しましょう。■おむつの大量買い、おむつ用ゴミ箱など、おむつ関連で失敗したママもおむつを捨てるゴミ箱も意外な罠。ニオイ漏れのないおむつ専用のゴミ箱を買ってしまいがちですが、フタ付きのゴミ箱で十分だったという先輩ママが多数。おむつ専用のゴミ箱は割高な上、専用カートリッジが必要な場合が多いので、様子を見て購入するのがよさそうです。また、おむつの大量買いにも要注意。毎日替えるからと思い、おむつを箱買いした経験のあるママは、「新生児サイズやSサイズのうちは、サイズが合わなくなるのが早いから、箱買いはかえって損!」と実感したんだとか。おむつの大量買いは、M、Lサイズになってからのほうがよさそうです。■実は哺乳びんも必要ない哺乳びんも、生まれてから準備すれば大丈夫。完全母乳で育てるママなら、なおさらです。哺乳びんは退院時にもらえることが多いので、退院してから購入しても間に合います。今は通販で注文すればすぐに届くので、その対応でもOKでしょう。哺乳びんよりも重要なのは、実は哺乳びんの乳首選びです。吸い心地や固さにこだわりを持つ赤ちゃんもいるので、乳首の種類で飲んだり飲まなかったりすることもめずらしくありません。赤ちゃんのミルクの飲みがいまいちな時は、乳首の種類をあれこれ試してみてもよいでしょう。ほかにも、ベビーベッドやベビーバスのように使用期間が短いものはレンタルするなど、いろいろと工夫して、不要なものを溜めないようにするのも賢い方法です。初めての育児、不安もあるでしょうが、頑張ってくださいね!
2015年02月06日このところ「おむつなし育児」という育児法が話題になっています。多くのママは、「おむつなし」と聞くと、まった全くおむつをしないの? 床や部屋が汚れはしないのかな? などと疑問に思うかもしれません。そこで今回は話題の育児法、「おむつなし育児」について解説、検証してみます。■「おむつなし育児」は、かつては日本でもやっていた「おむつなし育児」は、決して目新しいものではなく、布おむつも紙おむつもなかった時代、当たり前にやっていた方法です。いつのまにか日本では途切れてしまいましたが、今再び注目されています。簡単に言えば、「おむつの中でおしっこやうんちをすることを当たり前にせず、なるべくおむつの外でさせることで、赤ちゃんのうちに排せつの気持ちよさを伝えてあげる方法」です。言い換えれば、「おむつでうんちやおしっこをすると気持ち悪い」という感覚を当たり前にすることだといえます。■おむつをまったくしないわけではありません「おむつなし」とは言っても、普段はおむつをしています。赤ちゃんをよく観察して、おしっこやうんちが出そうかな? というタイミングでおむつを外し、なるべくおまる・トイレなどでさせてあげるのが、おむつなし育児の基本です。とはいえ、何がなんでもおむつなしで! と気合いを入れ過ぎる必要はありません。家ではおまるでしていても、外出時は紙おむつでしてOK! くらいの緩やかな気持ちで取り組むことがポイントです。「おむつを外す」ことが目的ではなく、赤ちゃんの頃から排せつの仕組みや楽しさを親子で共有することが最も大切な目的。そこが、いわゆるトイレトレーニングとは違うところでもあります。歌を歌ったり、掛け声をかけたり、時には遊んでみたりと、コミュニケーションしながら行うのもおすすめです。■ママにとって子育ての自信につながります! 出産してすぐは、赤ちゃんがどうして泣いているのか、何を求めているのかがわからなくて戸惑うママがほとんどです。でも、時間を重ねて赤ちゃんに向き合っていくうちに、だんだんと赤ちゃんの欲求に気付きやすくなっていきます。これと同じように、おむつなし育児を続けていくと、徐々に子ども自身のサインやタイミングが、自然にわかってくるようになるそうです。しかも赤ちゃんは自分の欲求がすぐに満たされるとご機嫌な時間が長くなります。それは、ママにとって育てやすさを感じることにも繋がります。また、排せつ以外の欲求も気付きやすくなることが多く、結果的に子育ての自信に繋がることにもなります。とある国では、生後数ヵ月間は、家の床に赤ちゃんを置いてはいけないという風習があり、赤ちゃんはずっと、スリングのような布の中でママに抱っこされて過ごすそうです。すると、赤ちゃんとママがずっと密着しているため、五感で感じ合うようになり、排せつのタイミングがわかるようになる、という話を聞いたことがあります。おむつなし育児とは、まさにこうした感覚なのでしょうね。■おむつなし育児を実践しているママに聞いてみました!「いつの間にか子どもの排せつのタイミングがわかるようになって、親として自信が持てたような気がします!」(6ヵ月の子のママ)「ずっと便秘がちでしたが、おむつの外に出すほうがたくさん出るようで、便秘も自然に解消できました!」(7ヵ月の子のママ)「以前は布おむつを使っていましたが、だんだんおしっこの量が増え、洗濯が大変になってきたので、おむつなし育児に切り替えました。今では助かっています」(5ヵ月の子のママ)「オムツ代が節約できます! しかもエコですよね」(8ヵ月の子のママ)「トイレでうんちやおしっこをすることに抵抗を感じることがなかったので、トイレトレーニングに苦労せずに済みました」(1歳6ヵ月の子のママ)おむつオムツなし育児とはつまり、赤ちゃんとじっくり丁寧に向き合うこと、そして、親子のコミュニケーションを豊かにするためのひとつの方法だと感じました。軽い気持ちで構わないので、興味がある人はぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
2014年09月19日女性は妊娠すると日々の体の変化に伴ってママになる意識が育まれていきますが、男性は赤ちゃんができた実感がなかなか湧きにくいもの。すでにママスイッチが入っている女性からすれば、男性との意識の差に「あれ? どうして?」と思うことになりかねません。© milatas - Fotolia.com出産後は日々慌ただしく過ぎていきますので、妊娠中はお腹の赤ちゃんを大切に育むと共に、夫の「パパスイッチ」をオンする貴重なチャンスです。新しい関係に向け、しっかりと準備をしておきませんか?とはいえ、夫が育児や子育てに積極的に参加するイクメンにするのは出産後すぐだけではありません。子供が大きくなった後でも夫を「イクメン」にする方法をお伝えします。■夫を「イクメン」にする方法◆情報共有と、実体験を増やすまず妊婦検診に行ったら、夫に赤ちゃんの状況を伝えると同時に、それぞれの時期に必要なこと、大切なことも伝えていきましょう。検診に付き合ってもらって、エコー画像を見てもらったりするのもオススメです。また、子どもをどのように育てていきたいのか、お互いの考えもしっかりと共有するのも、妊娠中がベスト。赤ちゃん用品を一緒に買いに行ったり、子どもが集まるイベントに夫婦で出かけたり、赤ちゃんがいる状況をリアルに体験すれば、男性も生活をイメージしやすくなります。さらに出産後は、女性の心と体は大きく変化します。この変化についてもあらかじめ伝えておけば、夫の戸惑いは少なくなり、スムーズに対応することができるでしょう。出産前にこそ、現在の状況や気持ちをきちんと伝え、これまで以上のコミュニケーションを心がけてください。もし子供が大きくなっていても同じです。現在の子供の状況や困っていること、ママの気持ちなどをきちんと伝えて情報共有を行い、子供と関わるイベントを増やして子供との体験を増やすようにしましょう。◆パパの活躍場所を作り、とにかく褒める男性はキャンプに行ったりすると、ここは自分がやらなければと力を発揮してくれるもの。パパが自ら張り切って動きたいという気持ちにさせる状況を作ることも有効です。パパのやる気を出すには、手伝ってもらったときに、ちょっと下手でもけなさないで、めいっぱい褒めてあげましょう。子育ての練習や延長だと思って、パパ育てにもぜひチャレンジしてください。子どもが少し大きくなってきたら、パパが子どもと2人で過ごす時間をたくさん設けましょう。接する時間が多くなるほどパパと子の絆が深まります。その間ママがリフレッシュする時間を持つこともできます。「パパスイッチ」はなかなか自然には入りません。出産・育児・子育てという人生の一大イベントに男性を上手く引き込み一緒に体験していくことで、家族の絆がより深まりますように。
2014年08月26日ベネッセは、運営する妊娠・出産・育児期のママ向けの通販サイト「ウィメンズモール」にて、世の中のママたちに向け、それぞれのパパ(夫)がどのくらい「親バカ度」のポテンシャルを秘めているかを診断できる「パパの『親バカ』ポテンシャル診断」をスタートさせた。妊娠出産育児の専門サイトとして、ママたちと一緒にパパの「親バカ」を楽しく応援する。世のパパたちのわが子への深い愛情が現れたゆえの、しかし周囲から見るとほほ笑ましくてつい「親バカ」と呼んでしまうようなユーモラスな行動。サイトでは自分の夫(あるいはママ自身)がどんなタイプの「親バカ」になるポテンシャルを秘めているのか知ることができる。結果とあわせてパパのタイプ別に、強い愛情ゆえのこだわりポイントに対しても満足できるおすすめ商品を紹介したり、サイトとして3月31日まで全品送料無料のキャンペーンを展開することで、パパ&ママの育児をサポートする。4つの質問に「はい」か「いいえ」で答えていくと、自分の夫(あるいは自分が)がどんなタイプの親バカとなるポテンシャルを秘めているのかを知ることができる。設問は、「あなたの夫は自分の服装よりも子どもの服装を気にしている?」「あなたの夫は最近涙もろくなってきた気がする?」など、思わず「そういえば……」と言いたくなる内容となっている。診断結果は、『ケータイ待ち受けタイプ』『子タレ養成タイプ』など「こういう人いるいる!」と思える16タイプに分類。結果をパパ・ママ同士で診断してみたり、twitterでつぶやいたり、そのほかのSNSを通じてママ友と比べてみたりして楽しむことも可能。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月27日