フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第191回目は番外編。(たぶん)ハーレクイン種ウサギのアルフレッド(Alfred)さまです。ぬいぐるみのようなうさぎさまの物語【フレンチ猫さま】vol.191 番外編猫(ウサギ)さまの話をもっと聞かせて!アルフレッドさまは2歳の男性ウサギさま。<アルフレッドさまが語ります>僕はパリ10区のサンマルタン運河の近くにある小さなアパルトマンの住人です。8時ごろ朝ご飯を食べたら、小屋の中や上でゆっくりくつろいで、その後はタオルをホリホリしたり部屋の中を走り回ったり、飼い主にくっついたり、気ままに過ごしています。自宅で仕事をしている飼い主たちがお昼ご飯を食べるころ、僕も干し草や野菜を食べ、その後はだいたい午後6時ごろまで眠っています。午後8時に夕食のペレットを食べ、8時半ごろから1時間ほど居間のほうで飛んだり跳ねたり走ったり。みんなで遊びの時間を過ごしてから自分の部屋に戻り、干し草を食べたりのんびり過ごしてから就寝。自分の小屋の上で寝ます。食べものは、ペレット、干し草、時々生野菜。たまに人参やブロッコリーの大きな茎もかじります。野菜くずは僕が消費します。好きな場所は飼い主たちの足元。時々木製の鈴入りボールで遊びます。特技は猛ダッシュです。<飼い主から見たアルフレッドさまとは>子どもの頃(小学生の頃)、家に4羽のウサギがいました。高校生のころにも1羽。パリに来てから2羽。すべての子たちと一緒にいた年月を計算すると30年ぐらいでしょうか。2022年の5月のある朝、朝食を終えた主人がアパルトマンの前の広場に目をやると、50メートルほど先の植え込みでぴょんと飛び跳ねた何かが目に入りました。「??」となって目を凝らすと、もう一度ぴょん。「あれは犬でも猫でもなく、確実にウサギだ」と確信した主人。と言うのも、その当時うちには12歳半になるうさぎがいたので、主人もうさぎの大きさ、形、動きを熟知していました。「どうもあの植え込みにうさぎがいるみたい」と、どうしたらいいのか迷いながら私に伝えてきた主人。私も「??!!」となりながら、それ以上考える暇もなく「はやく捕まえて!!」と叫びました。すぐに主人はその植え込みまで走り、私もその後うちのうさぎのキャリーケースを抱えて駆けつけ、無事に捕獲、家に連れて帰りました。どう見ても飼いうさぎであろうこのウサギちゃん。この辺りでウサギが脱走していないか、探している人がいないか訊いて回りましたが、迷いウサギの届けはなく。しばらくして捨てウサギであろうと判断して、うちの子になりました。アルフレッドは、ハーレクインという品種のうさぎによく似ています。元気いっぱい!好奇心旺盛!甘えん坊!これは好き!これは嫌い!がはっきりしています。食べることが大好きで、ごはんの時間には待ちきれずに私たちに飛び掛かったりしますが、食べ終わったら満足して、私の足元に来てしっかりくっついてくつろいでいます。アルフレッドは小さな子どものような存在です!特にかわいいと感じる瞬間は、彼が嬉しい時に思いっきり喜ぶところと首をふって走り回るところ。性格はどちらかと言えば夫に似てるのかなぁ。男の子なのでシンプルです(笑)。先住ウサギのレオナちゃん(2023年の6月に空に旅立ちました)とアル君と私たち(夫婦)、みんなで一緒に過ごした1年間は、今でも私たちにとってかけがえのない大切な時間です。レオナちゃんと同じく、アルフレッドと一緒にいるだけで気持ちが明るくなります。私の心の明かりです!レオナちゃんが旅立つ前の最後の2か月間はつきっきりで介護をしていたのですが、最期、数か月間動かしていなかった前足を一生懸命動かして、そのまま私の目の前で息を引き取りました。空に駆けていくようでした。アルフレッドとはどんな最期が待っているかわかりません。毎日元気すぎて想像もつきません。でも思いが叶うなら、やはり私たちのそばで穏やかに旅立って欲しいと思います。とにかく毎日できる限りの愛情を注いで、今を一緒に思いっきり楽しく過ごしたいと思います!ーー天然石のアクセサリーを作っている飼い主は大のウサギさま好き!アルフレッドさまは一体どこからやってきたのかわからずじまいですが、こんなに愛されるアルフレッドさまはここにやって来て毎日が幸せに違いありません。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年12月16日森永製菓のアイス「パリパリサンド<ストロベリー>」が、2023年12月18日(月)より期間限定新発売される。「パリパリサンド」アイスに期間限定の“苺”味「パリパリサンド」は、森永製菓の人気アイス「パリパリバー」の製造技術も活用したちょっとリッチなサンドアイス。しっとりとしたビスケット、パリパリのチョコ、バニラアイスが織りなす絶妙なハーモニーを楽しめる。そんな「パリパリサンド」から、初の“苺”味が登場。苺果汁をクリームに使用することで香り高い苺アイスに仕立て、パリパリチョコとの相性をさらにアップさせた。ビスケットにはロレーヌ産の岩塩をアクセントとして使用し、後キレのよい味わいに仕上げている。【詳細】「パリパリサンド<ストロベリー>」 65ml 205円発売日:2023年12月18日(月)~期間限定発売地区:全国/コンビニエンスストア【問い合わせ先】森永製菓 お客様相談室TEL:0120-560-162(受付時間:10:00~16:00 土・日・祝日・年末年始を除く)
2023年12月15日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第190回目はサビ猫のビュフィー(Buffy)さま。ただいま躾の真っ最中な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.190猫さまの話をもっと聞かせて!ビュフィーさまは生後7か月の女性猫さま。<ビュフィーさまが語ります>私が暮らしているのはバルコニー付きのアパートメントですが、まだ若すぎるため、現時点ではバルコニーに行くことは許可されていません。毎日窓の前に立って、外の様子を観察しています。ここの家は先住の猫2匹とモルモットが1匹いてとても賑やかで嬉しいです。毎日、遊んだりいたずらするために午前5時頃に起きます。時々おもちゃをベッドに持っていって家中のみんなを起こします。ようやく7時に朝食を食べ、満足して寝ます。朝活しすぎて、日中は起き上がれないほどよく寝ます。午後はみんなで一緒に遊びます。夜の儀式として、飼い主がテレビを見ているとそばに行き一緒に動く画像を追いかけます。食事はカリカリとウェットフードですが、いつも他の人のお皿から食べようとするので叱られます。たまに飼い主用のサーモンをもらえる時がありますが、そんな時は喉が鳴ります。お気に入りの場所?ベッドかソファで長ーくなって寝るのが大好きです。特におばあちゃん猫のロミーとお尻をくっつけて寝ると気持ちよく安心できるのです。<飼い主から見たビュフィーさまとは>月に2回、先輩猫のロミーの薬を買いに獣医に行くたびに、ビュフィーを差し上げますという張り紙を見ていました。何度目かのとき、まだ貰い手がいなかったので、私たちは彼女を養女にすることにしました。初めてビュフィーを見たとき、彼女に恋しました。ビュフィーは私たちと一緒に住んでまだ4か月なので、今のところは躾の段階と言えます。いたずらや、他の動物との接しかたなど…おばあちゃん猫のロミーと相性が良く安心しています。ビュフィーがやってきてからロミーは少し若返ったかもしれません。ビュフィーは要求が多くて、何か食べたいときや遊びたいときは鳴き声で表現します。すっかりビュフィーは私たちの家族の一員となってますます日常が楽しくなりました。ーーこの連載103回目に登場した長寿の20歳のロミーさまのところに、今回登場したビュフィーさまがやってきたのです。まだまだヤンチャなビュフィーさまをロミーさまが教育している部分もあるのでしょうか。ロミーさまが喜ぶ姿が想像できますね。まだまだ長生きしてください。そしてここにはオレオさまというモルモットがヴァカンスになるとよく遊びにやってきます。そのお話も近いうちにお伝えしようと思います。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年12月10日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第189回目はラグドールのエルミオン(Hermione)さま。モフモフなおばあちゃん猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.189猫さまの話をもっと聞かせて!エルミオンさまは11歳の女性猫さま。<エルミオンさまが語ります>私は庭のある家で快適な毎日を送っています。11歳になったので、1日のおよそ70%が睡眠、20%が瞑想、10%が庭をゆっくりと歩くという、全体的にゆっくりした1日を過ごしています。朝は、朝食、庭に出かける、カリカリを食べる、庭に出かける、水を飲む、庭に出かける、食べる、庭に出かける…などを約1時間30分続けます。そして、1回目の昼寝はリビングルームのカーペットの上、または夏には庭で約3時間おこないます。2回目の6時間の昼寝はベッドの上、夏には庭でも。昼寝の合間は立ち上がって、猫の木を引っ掻いて、庭に出て、鳥、昆虫、ナメクジに挨拶(?)をします。ごはんはカリカリ(3種類の味を日替わりで)とパテ(2銘柄、約10種類の味を交互に)です。私には特別な食事はなく、寝ていないときは一日中少しずつ食べています。おやつはたまにツナ缶!夕暮れにはリビングルームのカーペットの上で瞑想に専念し、テレビの前に戻ってもう少し寝て、歯磨きをします。夜はキッチンでぐっすり寝ます。家の中で一番好きな場所は、気分よって頻繁に変わりますが、現在は飼い主たちのベッドの上、または飼い主の仕事を邪魔するために椅子の上に陣取ります。椅子に飛び乗ろうとして転んだりと、自分でも年齢を感じています。おもちゃは子どもっぽいですが布でできたイワシ!友達のように遊んでいます。鳥を捕まえられずに追いかけたりしていますが、若い時より活発ではなくなってしまいました。それでもこの家の生活は満足しています。<飼い主から見たエルミオンさまとは>エルミオンは我が家で2匹目の猫ですが、私が子どもの頃はいつも家の中に猫がいました。私たちは生後3か月のエルミオンをブリーダーのウェブサイトで見つけ、ノルマンディーの繁殖農場から引き取りました。 ブリーダーさんは、この猫は室内飼いで家から出ないだろうと言いましが、エルミオンは私たちの庭と近所の庭で毎日を過ごしています。私たちは性格も外見もまったく異なりますが、貪欲さは共通しています(笑)。彼女は私がフィーダー(肥育者)であり、時々少しとろいと思っているようです。彼女が前足で私の鼻を撫で始めたのは、私がとても感動したエピソードのひとつです。そして、私が昼寝をしているときに彼女が私の隣に来て寝ると、穏やかで心安らぐ存在感を感じます。優雅さと美しい青い目は魅力的で、体は雪の結晶のように輝いています。エルミオンがいるお陰で、ご飯をあげたり、ブラッシングをしたり、外に連れ出したり、トイレを掃除したり、あらゆる場所の毛を取り除くなど、一日中たくさんのエキサイティングで楽しいアクティビティがあるのです 。ーー12月になるとクリスマスツリーがエルミオンさまの家でも飾られます。寒くなって庭遊びはなかなかできなくなりますが、エルミオンさまはツリーのデコレーションで遊ぶのが好きで、活発ではなくなった今はゆっくりゴソゴソと遊んでいるに違いません。それにしても立派な胸毛が見事ですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年12月09日株式会社パリミキホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役社長:澤田将広)は、2023年11月29日(水)マレーシア首都クアラルンプールで初の「西武百貨店」内に、パリミキSEIBU TRX店(西武トゥン・ラザック・エクスチェンジ店)をオープンいたしました。トゥン・ラザック・エクスチェンジ店の細部に日本をイメージするデザインを織り込み、カウンター周辺には木材を使用し日本を感じていただける空間にしました。PARIS MIKI SEIBU TRX店(西武トゥン・ラザック・エクスチェンジ店)取扱ブランド福井県鯖江市に自社工場を構えるパリミキグループだからこそできる【高品質・安心・安全】日本製商品、ゴルフ、サイクリングやジョギングを楽しまれるお客様へOAKLEYを始めとするスポーツブランド、そして流行最先端のインターナショナルブランドまで取り揃えております。色使いが斬新なフランスブランド【FACE A FACE】も新規取り扱いを始め、他取り扱いブランドは、PARIS MIKI Authentic Eyewear、Style J、PARIS MIKI micro-titan、DIGNA Classic、999.9、MASUNAGA、EYEVAN、OLIVER PEOPLES、TOMFORD、MOSCOT、LINDBERG、Ray BanなどエクスチェンジTRX西武百貨店についてマレーシア政府が国際金融地区として開発中の首都クアラルンプールの大型開発事業『トゥン・ラザック・エクスチェンジ(TRX)』の複合商業施設『Exchange TRX』の核テナントの1つとして西武百貨店をオープンいたしました。4つの階に渡り約25,000㎡を占め、日本式の『おもてなし』サービスを提供することをモットーにしています。また、ここでしか手に入らない商品も多く取り揃えられています。パリミキマレーシアについて1990年10月に1号店をクアラルンプールブキビンタン地区にオープンして以来、経営理念である【お客様とその未来のために】を念頭に営業に取り組んでおります。視力補正のためのツールだけでなく、多種多様なライフスタイルを楽しまれるお客様お一人おひとりに合わせた商品を提供させていただき、マレーシア在住日本人だけでなく地元のお客様からも多くの支持をいただいております。現在クアラルンプール地区に4店舗、セランゴール州に2店舗営業しておりSEIBU TRX店は7店舗目となります。Paris Miki Malaysia - : 西武トゥン・ラザック・エクスチェンジ店日本のイメージを連想させるシンプルでシックなデザインの店舗は百貨店内2階に位置し、同階は子供服、文房具、そして旅行用品まで取り揃えたフロアとなっております。西武トゥン・ラザック・エクスチェンジ店では角膜検査機器を設置し、角膜検査を実施できる資格保持者(オプトメタリスト)も常駐しております。新店舗概要店舗名: SEIBU TRX店(西武トゥン・ラザック・エクスチェンジ店)所在地: Lifestyle shop2, L2.DS.01, SEIBU Department Store, Perisiaran TRX, Imbi, 55100 KL, MalaysiaTel: +60-3-3010-9230営業時間: 10:00 – 22:00 地図 : ◆会社概要会社名:株式会社パリミキホールディングス設 立:1950年1月27日代 表 者:代表取締役社長 澤田将広資 本 金:59億107万5千円U R L: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月06日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第188回目はサビ猫のフィラエ(Philaé)さま。瀕死の状態から救出された猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.188猫さまの話をもっと聞かせて!フィラエさまは4歳の女性猫さま。<フィラエさまが語ります>私の名前はフィラエですが、飼い主はときにピトー(Pitou)またはネコ(Chat)と呼びます。それは私が何か愚かなことをしたときです…。例えばトイレットペーパーをボロボロにして芯を取り出して遊んでいる時ですね。住んでいるのはパリのバルコニー付きのアパートです。小さいけどひなたぼっこもできて植木で遊べるので、私にとっては十分なスペースです。ちょっとした虫を狩る事もできます。食事は『ピュリナ』のカリカリか袋に入っているウェットフードで、どちらも好きです。おやつはインゲン豆!留守中はいつも飼い主の温もりを感じられる彼女のベッドでくつろいでいます。お気に入りのおもちゃはクリスマスボール!飼い主がいるときは空飛ぶ虫たちを追いかけてベランダでジャンプします。その時、飼い主はいい顔をしていないのですがついついやってしまうのです。<飼い主から見たフィラエさまとは>猫なしではどうやって生きていいのかわかりません。私の元についにフィラエがやって来たのですが、私にはフィラエの前に4つのラブストーリーがありました。まったく異なる猫とのラブストーリーであり、忘れられないものでした。もし私が語り始めたら、ウィキペディアで最長の、共産主義の歴史に関するページを超えることになるでしょう。私が前の猫を亡くしたとき、同僚が小さな猫の情報を見つけたのです。その状態(歓迎されるには小さく痩せ細っていた)を考慮して、動物保護協会が安楽死させたいと考えていると教えてくれました。それを聞いた私は彼女を救うために飛んで行きました。そして、その場で引き取ることに決めました。私のところにやってきてからというもの、私の生活によくフィットしています。朝はコーヒーを飲みながら大きな抱擁を交わします。彼女は私が家を整理するよりも早く邪魔をします。私が仕事をしている間、お利口なフィラエは寝ています。私が仕事から帰ると、彼女はドアの後ろで静かに待っていて、すぐに扉をあけないと怒鳴ります。夜は消灯の時間を私にはっきりと教えてくれます。人見知りなところは、一度空き巣に入られたせいです。それ以来見知らぬ人を非常に疑っています。フィラエは時々子犬のようにも見えます。彼女の顔つきが大好きで写真を撮るとアップのものばかりになってしまいます。彼女は私のことを愛していると思いますが、天気の悪い時にベランダに出してくれないのは私に原因があると思っているようです(笑)。私はフィラエと自由と分かち合いを大切にしているので、彼女の頑固ないち面も好きです。それは私の短気さを正当化できるからです(笑)ーーフィラエさまの生い立ちは詳しく聞けませんでしたが、保護された時は見るからに小さく痩せ細ってこれ以上生きていけない状態だったようです。猫さまなしでは生きていけない今の飼い主の献身的な愛をたくさん受けて、今では可愛く立派な猫さまになったフィラエさま。いまの季節は天気が悪くてベランダ遊びはできないですが、今日もぬくぬくベッドでくつろいでいることでしょう。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年12月03日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第187回目はトラ猫のティグラ(Tigra)さま。飼い主と一緒に寝るのが大好きな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.187猫さまの話をもっと聞かせて!ティグラさまは7歳半の女性猫さま。<ティグラさまが語ります>私の飼い主は皮膚科医で、製薬研究所のメディカルマネージャーもやっています。普段は一緒にパリ中心部のアパートに住んでいます。そんな私は朝が弱く、ねぼすけなんです。食事の場所には常にふたつのボウルが置いてあります。ひとつはカリカリ用、もうひとつはパテ用です。午前と午後の終わりの1日2回パテを食べますが、カリカリは無制限です。ご馳走は、たまにひき肉をいただくこともありますし、エビの時もあります。特別な日の食事はスティック状になった液体おやつです。旅行するときはいつもおやつが準備されていてウキウキです。いまは飼い主の仕事で一緒にアメリカにいます。今日も好物のスティックを買ってもらいました!家の中では、毛皮の上が大好きです。肘掛け椅子や椅子に敷く羊皮と毛皮のクッションの間、場所を変えながら一日中家の中を動き回っています。おもちゃも毛皮で覆われたネズミと魚が大好きです。私はとても社交的で、とてもおしゃべりです。表現力豊かで、好奇心も旺盛です。優しい性格で、誰も攻撃したことがありません。新しい人に初めて会ったときは距離を置きますが、すぐにその人の隣に座り、さらに膝に登ることもあります。私は寂しがり屋でひとりでいるのが好きではないからです。<飼い主から見たティグラさまとは>彼女は捨て猫です。2008年に捨てられた動物を保護する団体『アニマル クリスマス』の取り組みのおかげで私は彼女に会いました。その時彼女はすでに1歳半でした。それ以来、私たちは離れられない関係にあり、彼女はフランスで暮らす私の唯一の家族です。私はこれまでずっと猫を飼ってきましたが、ティグラは他の猫よりも特別です。彼女は私の人生において非常に重要な存在になっています。残念ながら、彼女は家から出るのがまったく好きではありません。また捨てられるのが怖いのだと思います。予防接種のために獣医に連れて行くと、私がドアを閉め待合室で待っている間中吠え続け、私が戻るまで止みません。ティグラは私より遅く起きます。確かに、彼女はすでにちょっとしたおばさんなのかもです。私は家で仕事をすることが多いので、彼女はアシスタントとして私の隣のクッションに座っていることが多いです。夜はふたりでソファで本を読んだり映画を観たりしている間、抱きしめられたり、愛撫したりされるのが大好きで、私の腕の中で眠ってしまう事もあります。私がベッドに入るとすぐにぐっすり眠ってくれます。本当に彼女は私の隣で眠るのが好きなのです。それから彼女は大きなボウルから水を飲むのが好きです。彼女はよく私に、水道水を飲ませてほしいと頼みにきます。おやつが欲しいとき、彼女は小さなテーブルに登って唄を歌い始めます。私が家を出るときは不機嫌になり、帰宅すると喜んで床を転がり回ります。時に彼女は小さなフクロウのようにも見えます。彼女はとても愛らしく、忠実です。いつも可愛くて優しい良い性格をしています。私にとっては彼女のすべてが魅力的です。私たちはふたりとも愛情深く、気さくで、遊び好きな共通点もあるのです。私のことは無条件に愛する人と思っているはずですが、時々、ティグラは私のことを食品の流通業者としてしか見ていないのではないかと思うことがあります。同時に、私がいないと彼女が私を恋しく思っていることもわかります。私が家にいるとき、彼女の生活はより穏やかだと思います。すべてが楽しい毎日です。彼女は決して私を失望させません。たぶん最も思い出に残る嬉しかった記憶は、ティグラが私のベッドに寝に来て、私にもたれかかり、お腹をかいてほしいと頼み、そのまま眠りについたときです。ティグラは私が急いで家に帰らなければならない理由になりました。自分を待っていて、いつも自分を愛してくれる人がいるということは、本当にとても貴重なことです。ーークリスマス近くになると保護された動物を集め各地で多くの保護団体が里親探しをします。この時期に合わせて、見捨てられたペットを多くの人々が引き取れるシステムはとてもいいことだと思います。すでに大きくなってしまってもティグラさまの飼い主のようにたっぷり愛情を注いでくれる人がいるのです。クリスマスの贈り物は心が暖かくなりますね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年12月02日フランス在住のフォトグラファー、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第186回目はタビーのキャラメロ(Caramelo)、改名後はメロ(Melo)さま。5日間生死の間を彷徨った猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.186猫さまの話をもっと聞かせて!キャラメロ(メロ)さまは2歳の男性猫さま。<キャラメロさまが語ります>僕は小さい頃、両親や兄妹とはぐれて、たまたま飼い主の家の軒下に避難しました。ここの家の人たちはとても親切で、重い病気の僕の命を救ってくれました。元気になった今は、自然に囲まれたオーヴェルニュ地方のカントリーハウスに住み、もっぱら外で遊んでいます。朝起きて朝食にパテ、カリカリ、昨日の残りものを食べて、少しだけ牛乳を飲みます。それから野ネズミを狩りに1日中放浪に出かけます。もちろん他にも小さな動物も狩ります!夜は必ず自分のベッドで寝ます。暗くなると危険な大きな動物と遭遇するからです。ここは本当に安心できる僕の住処なのです。一緒に住んでいる80歳の老夫婦は、僕が来てから新たな人生が始まったと言っています。<飼い主から見たキャラメロさまとは>夏、フランスでは多くの人が休暇を過ごす時期です。キャラメロは、2022年8月に私たちの田舎の家に避難してきた雑種猫です。猫がニャーと鳴き、私たちは茂みの中に隠れている彼を発見しました。彼はとてもかわいかったのですが、暑い日だったのでお腹が空いて喉が渇いていた様子でした。私たちは彼に餌を与え、テラスに落ち着きました。身元が特定されているかどうかを確認するために、家のすぐ隣にある獣医に連れて行きました。しかし、身元が特定されなかったため、飼い主を見つけることができませんでした。 獣医によると、まだ1歳にも満たない若い猫だそうでした。見知らぬ猫の治療費を払う人が多いかどうかはわかりませんが、私にとってはその猫の世話をしないわけにはいきませんでした。キャラメル色のタビーなのでキャラメロと名付けました。 すべての特徴を備えているため、ベンガルなのではないかとさえ思いました。私にはパリから連れてきた猫が2匹いるので、リスクを避けるため、彼を家に入れませんでした。キャラメロは健康状態が急速に悪化したため、この判断は正しかったようです。 彼は食べられなくなり起き上がれなくなりました。胃の問題も抱えていたようです。それは祝日に続く週末のことでした。彼はとても遊び好きでしたが、何もできなくなりました。獣医が休みだったので、3日間水分補給し、注射器を使って強制的に食事をさせました。彼の状態が改善しなかったため、私は最終的に獣医に連れて行き、発疹チフスと診断されました。彼は明らかに予防接種を受けていなかったせいもあり非常に深刻な状態でした。この病気はワクチン接種を受けていない若い猫に影響が大きく、大多数は生き残れません。しかし、キャラメロはファイターでした。 5日間の入院と抗生物質投与の後、彼は病気を克服しました。彼は救われましたが、私たちには問題がありました。 私たちは仕事のためにパリに戻らなければならなかったので、3匹目の猫をアパートに連れて行くことができませんでした。私たちは彼を養子にしてくれる人を探さなければなりませんでした。しかしキャラメロは幸運です!ここに住んでいる義理の両親が美しい瞳に感激して、彼を養子にすることに同意し、そしてメロと改名しました。同時に身元登録とワクチン接種をしてもらいました。いまのメロは幸せで甘えん坊な猫です。 彼はほとんどの時間をオーヴェルニュの田舎ですごしていて、時折パリ地方に遊びにやってきます。養子に迎えられたという事実は私にとっては満足ですし、彼は私たちのところに来て正しい家を選んでくれたのです。私は、これは偶然ではなく、常に猫を歓迎してきた我が家のポジティブな雰囲気を彼が感じたに違いないと自分に言い聞かせています。彼は優しくて、遊び心があり、いつもとてもかわいいです。 すでに退職した義理の両親もメロとの生活を楽しみ、老後が活気のある生活になったと喜んでいます。ーー連載#97に登場したリシルさまとスルタンさまの飼い主の話です。発疹チフスウイルス感染のためにリシルさまとスルタンさまとメロさまは一緒に遊ぶことができなく、パリにも連れて戻れませんでしたが、今ではすっかり田舎での生活を楽しんでいるそうです。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月26日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第185回目はヒマラヤンアザラシポイントのマリー(Marie)さま。冒険が大好きな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.185猫さまの話をもっと聞かせて!マリーさまは9歳の女性猫さま。<マリーさまが語ります>私は、スキー場近くの山の家と、街のなかにある家を季節によって住みわけています。冬は、山にある大きな屋外ギャラリーのツアーに参加することで1日が始まり、そして終わります。飼い主たちが休みの日は、ほぼ寝て過ごしてしまいますが、飼い主たちがバックパックを取り出すと、すぐに冒険に出かけると悟ります。そして、まだかなと玄関の近くで準備ができるのを待ち続けます。夏はヨットで過ごします。ヨットの上では、冬と違って日課は変わります。 飼い主たちが起きると、すぐに外に出てヨットの甲板の上を散歩します。 そして、帆が開くまでみんなを観察します。食事はいつも『ロイヤルカナン デンタル』のカリカリのみを食べます。特別な日は『ロイヤルカナン』のウェットフードがもらえます。大好きなおやつは、味に関係なく、ニブリージャーキーです。お気に入りの場所第1位は家のベッドの上です。 続いて第2位はソファです。 ヨットに乗っているときは後部デッキに寝転がって水面を眺めるのが好きです。 ヨットの中に居なければならないときは、ドアが透明で外が見える階段に横になります。遊びは猫のハタキが好きです。最近ウサギが相棒としてやって来たので、他のどのおもちゃよりもウサギと遊ぶのが大好きです。<飼い主から見たマリーさまとは>マリーは小さな頃から船乗りをしている小柄なヒマラヤン猫です。彼女は夏の間ずっとヨットの上で過ごしており、陸地を歩くよりも水上でのほうが得意です。彼女は冬にはスキー場の近くの山で過ごし、ハイキングやクロスカントリースキーをする人間の後を追っています。彼女はジャコブという名前のドワーフラムのウサギと共同生活をしています。マリーに出会ったのは本当に偶然なんです。ショッピングセンターに行って、ペットショップの前を通ったとき、私は、当時は毛並みが乱れていた小さなマリーを一瞬で好きになり、連れ帰ったのです。マリーは人間と一緒にいるのが大好きなので、いつでも私たちのいろんな冒険に同行しようとしています。とても穏やかで愛情表現が豊かな猫です。彼女は遊ぶのが好きですが、愚かなことは決してしません。時折、ウサギの耳を噛むことくらいです。彼女は、ニャーと鳴いたり、手で私たちに触れたりすることで、自分自身を理解してもらう方法を知っています。彼女はカメラが好きで、仕事のビデオ会議にいつも参加しています。マリーは素晴らしい冒険家ですが、夏に私たちが航海しているときは、注意深く船中にいます。彼女は、決まって午後3時頃にコックピットにやって来ます。小さい頃からセーリングに慣れているだけでなく、リードをつけてとても上手に歩きます。森の小道を歩くことも躊躇しません。マリーは家族の一員なのです。彼女が私たちを追いかけることができない唯一の場所は、猫が許可されていないレストランと国立公園です。マリーの魅力は、間違いなくその大きな青い目と、人間に対して非常に社交的であるということです。冒険心があり、屋外で時間を過ごすのが大好きなのです。彼女は小さなアヒルのように私についてくるので、私を母親だと思っているのだと思います。夜は私の上で寝てくれるので、私のことが快適だと思っているはずです。最も楽しかった瞬間はたくさんありますが、暗くなってからヨットのブームに乗って歩く楽しさを知った時です。彼女は夜景にとても驚いた様子でした。私たちは彼女の幸せそうな表情にとても満足しました。残念ながら、暗かったのでこのときの写真はありませんが、思い出に残る時間でした。マリーは私に友情と慰めを与えてくれて、我が家に活気を吹き込みます。また、人生で本当に重要なことに集中できるように存在しているのだと思います。たとえば、時間をかけて彼女と一緒に過ごし、あらゆる瞬間、あらゆる冒険を楽しむことです。私にとって、それはストレスを軽くするのに役立っています。ーー冒険家のマリーさまは同じく冒険好きの飼い主のところにやってきて、幸せな毎日を送っています。これからはスキーシーズンが始まり、雪遊びが待っていますね。次は相棒のウサギ、ジャコブさまの話も聞かせてもらいます。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月25日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第184回目はサバトラのマロ(Maloe)さま。寝姿が最高にかわいい猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.184猫さまの話をもっと聞かせて!マロさまは6歳の女性猫さま。<マロさまが語ります>私はパリ郊外の、森に囲まれた集合住宅に住んでいます。朝7時には起きて家族が起きてくるのを待ち、朝ご飯になります。朝食後は必ず窓際で森の匂いを嗅ぎながらゆっくりします。昼間はだいたい寝ていますが、時々、家の中を走り回って気晴らし。午後、陽が射してくると大きな赤いソファで大の字になって寝るか、飼い主の娘の部屋のベッドで昼寝。夜はまた自分のベッドでくつろぎます。飼い主がいる時は何をしているのか興味があり、一歩離れて観察。夕方は17時くらいからお腹が空いてしまうので、お母さんの横でプレッシャーをかけつつ監視します。18時半を過ぎると、キッチンにいるお母さんの膝でカリカリを一粒ずつもらいます。急いで食べると吐いてしまうからです。いつものカリカリは『ピュリナ』の「フリスキー」。特別な日のごはんはありませんが、なぜかコーンフレークスやナッチョスが気に入ってしまい、時々つまんでいます。もしくはヨーグルトも。大好きなおもちゃは特にないのですが、小さなネズミの玩具があります。また、体操競技のリボンを追いかけるのが好きです。お母さんがシーツを替える時は盛大に邪魔をして遊びます。特技は仰向けで寝ること!お母さんの手からカリカリを貰って食べること。立ったり、座ったり、ちょっと落ち着きませんが(笑)。<飼い主から見たマロさまとは>私が高校生の時に飼い始めた雄猫が13年生きました。パリに来てからは猫を飼うタイミングはなかったのですが、娘が生まれ、猫が飼いたいと娘が5年かけて私たちを説得し、インターネットで里親募集を探しました。パリ近郊では見つからず、サルト地方のルマン市で子猫を見つけましたが、迎えに行く当日に車に荷物を積んで出かけようとしたところ、この子が朝亡くなってしまったと連絡を受けました。名前まで決めていたので娘はがっかり。再びネットで子猫を探したところ、亡くなった子猫にそっくりな子猫を見つけて決めました。最初は怖がりで、人間に慣れるのに時間がかかりました。今でも人間の膝に自ら乗りません。でも冬の膝掛けの下なら飼い主に撫でてもらってゴロゴロ言います。猫も年月を経ると性格が丸くなるようです。ここがかわいい!とひとつ挙げるなら、もちろん全てがかわいいですが、あえて言えば小さな頭、小さな口、麻呂眉毛と、墨を踏んだような黒い足の裏です。マロはシマ猫なんでしょうか?キジトラなんでしょうか?私はサバトラだと思っています。アメリカンショートヘアのような模様がサバに見えるのです。私と似ているところは、独りが好きなことと多くを語らないところ。私のことはご飯をくれる人、信頼できる人間だと、6年かけて学んだらしいです。子猫の頃から今に至るまで、仰向けに寝てお腹の模様を見ると楽しい気持ちになります。一緒にいることで癒されます。マロは外には出ないイエ猫ですが、人間との生活を受け入れてくれた彼女に感謝しています。動物が好きなので、時々、自分も猫のような気になります。安らぎを与えてくれるマロは、家族のひとりとして私たちの生活に馴染んでいます。ーーこの取材を通して里親になるために遠くまで出向くかたが多いことを再確認しました。パリからルマンまで車だと結構な時間がかかりますね。娘さんが5年もかけて子猫を見つけたのは感動的でもありました。今日も窓際を陣取っているマロさま。晩秋の森からは一体どんな匂いがするのでしょうか!著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月23日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第183回目は黒猫のサンバさま(Samba)とシールポイントのシッポナ(Shippona)さま。とても仲良しな猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.183猫さまの話をもっと聞かせて!男性のサンバさまと女性のシッポナさま、ともに7歳です。<サンバさまとシッポナさまが語ります>僕たちはパリの15区の賑やかな商店街がある通りのアパルトマンの6階に住んでいます。飼い主が在宅の時のスケジュールをお伝えしますね。朝起きたらすぐに1回目の朝食(カリカリ)トイレがきれいになっているかチェック&ダメ出しサンバは二度寝、シッポナは家中をうろうろするサンバが起きたら2回目の朝食(カリカリ)2匹で遊ぶ寝る起きるうろうろする寝る起きる1回目の夕食(カリカリ)猫じゃらしで走ったりジャンプしたり激しく遊ぶ寝る2回目の夕食2匹で遊ぶ寝る食事はカリカリを朝食、夕食それぞれ半分に分けて2回ずついただきます。6歳のときから『weight management』にしています。外に出ないので、運動不足が心配だかららしいです。2週間に1度ぐらいは同じ銘柄のソフトタイプが出てきます。かわいいかごやベッドもあるのですがすぐに飽きてしまいます。『アマゾン』の段ボールが大好きで、その段ボール箱に2匹でぎゅうぎゅうに入るのが心地良いのです。おもちゃもたくさんありますよ。小さいぬいぐるみ多数と猫じゃらしなどです。飼い主が不在の時には仲良し兄妹なのでいつもくっついて寝ています。<飼い主から見たサンバさまとシッポナさま>30年ほど前にパリからニューヨークに引っ越す友人から、猫を2匹譲り受けました。日本にいた時は常に犬を飼っていましたが、幼稚園に入る前には猫も飼っていたと記憶しています。犬派とか猫派とかよく聞きますが、私はどちらも大好きです。留守中ひとりぼっちになるのはかわいそうなので、常に猫を2匹または3匹飼っています。以前、糖尿病で毎日朝晩インシュリン注射を打っていた愛猫タラちゃんが亡くなった時、ひどく落ち込んでしまいました。その頃友人の家で子猫が5匹生まれ、友人たちの勧めもあってサンバとシッポナを迎えました。最初は1匹だけを譲ってもらおうと思っていましたが、5匹の中でも体が小さかった2匹だけでずっと楽しそうに一緒に遊んでいるのを見て、引き離すのが忍びなく2匹を受け入れました。私が出張から戻ったらお留守番のご褒美で『ちゅ~る』をあげます。お誕生日やお正月はゆがいた鶏肉、私は鶏肉の匂いが苦手で食べませんが、猫のためなら我慢して切ったり茹でたりできます。サンバはおっとりしていてのんびり屋で優しい性格です。リオオリンピックの年に生まれたのでサンバと名付けました。シッポナはおてんばですばしっこくて、甘え上手です。私が子どもの頃好きだった『ひみつのアッコちゃん』の飼い猫(アッコちゃんの相談相手、実は魔法使い)の名前をいただきました。小さい頃から、サンバがシッポナの毛繕いをしてあげています。トイレも、シッポナは最後まできちんと砂でウンチを隠さないで出ることが多く(せっかち)、そういう時はサンバが来てシッポナの代わりにやってあげています。同時に生まれた2匹なのでどちらが年上ということはありませんが、サンバがお兄ちゃんで優しくて妹思い、シッポナが妹でお兄ちゃんにすべてお任せ~、というイメージです。もう7歳だから普通だったら落ち着く年齢ですが、この2匹はとにかくいつも一緒にじゃれあって遊んでいて、子どもっぽさが抜けません。そこがかわいいですが。バッグの中身をひっくり返すなど、悪いことも大抵2匹で一緒にやります。見つかったらシッポナはさーっと逃げて知らんぷり、すべてお兄ちゃんがやったような顔をしています。サンバは取り残されて「あれ?僕だけ?」という顔をしています。私にとって猫はなくてはならない存在で、いてあたり前の存在です。2匹と生活をしているとポジティブ、楽観的なところが私に似ていると思います。「猫は拗ねる」とか「猫は嫉妬深い」とよく言いますが、うちの2匹はそういったネガティブなところが一切なく、いつもポジティブで素直。おかげさまで私もあまりネガティブなことは考えないようになっています。サンバとシッポナと一緒にいれて日常生活が毎日Maxで楽しいです。ーー私も以前、黒猫とシールポイントの組み合わせで猫さまを飼っていたことがあったので、サンバさまとシッポナさまを見て昔の思い出がたくさん蘇って来ました。サンバさまとシッポナさまは兄妹なので、お母さんの写真を見せてもらったら縞模様ではないですか!お父さんはどんな猫さまか?とても気になってしまいました。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月19日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第182回目はキジトラのユズ(Yuzu)と赤トラのサニー(Sunny)さま。とても仲良しな猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.182猫さまの話をもっと聞かせて!ユズさまは9歳、サニーさまは4歳の男性猫さま。<ユズさまが語ります>僕たちはマルヌ川が近い、パリから東に電車で15分のシェルという町で、5階建てのアパートの3階に住んでいます。寝室からリビングにキャットウォークを通って行く時に、下の階のベランダに3回落ちたことがあります。1日の行動は、朝は飼い主と一緒に起きて、トイレに行って朝食を食べます。遊んで昼寝をし、夕方起きて夕食を食べます。それから、トイレにいったあと遊んで、飼い主と一緒に寝ます。朝7時過ぎと、夜は22時半から23時ごろには飼い主のそばに張り付きます。夕食は、だいたい8時ぐらいです。飼い主が仕事から家に帰ると、玄関まで迎えに行き台所へ誘います。チラチラ振り返り、ちゃんとついて来ているか確認しながら。食事は、カリカリをセルフサービスで好きな時に好きなだけ食べます。夜はパテ缶を食べます。特別な日、例えば誕生日とクリスマスには『Sheba』の食べるスープが出てきます。たまにバターを舐めることも許されています。今は、猫レーザー遊びに夢中です。飼い主がレーザーを取り上げる音を聞くと、そばまで走っていき足元で待ち続けます。手まねきも上手にできます。弟のサニーはボール遊びが大好きで、犬みたいなところがあります。ボールが爪に引っかかりやすいような生地でできていて、手から離したいんだけど引っかかってなかなか離れてくれず、「もぉ〜なんで離れてくれないのよぉ〜」みたいな感じの表情をします。ボールを投げてもらったら、咥えて飼い主の前に落として、また投げるように催促をするのです。僕はツンデレとよく言われます。大好きな居場所はキャットタワーの上。サニーがまだ居なかった時は、飼い主の腕と脇の間で、毎晩飼い主の腕を枕にして寝ていました。今はもっぱらサニーにくっついて寝ているんです。<飼い主から見たユズさまとサニーさまとは>今までの猫歴は、子どもの時に捨て猫2匹を保護、ペルシャ猫1匹、20歳の時にアメリカンショートヘアーとペルシャの雑種を1匹飼っていました。ユズは、友だちのメス猫に子どもができたので譲り受けました。サニーは、知り合いの家の前に捨てられていた7匹の子猫のうち1匹でした。サニーが家に来た時は手のひらサイズほどの大きさでした。多分生後2、3か月ぐらいだったと思います。ユズは、警戒してフーフー言いつつも興味深々で、サニーは全く怖がらなかったので仲良くなるのに時間はかからなかったと思います。夏休みに子ども達が夫と祖父母の家に行っている間に家に連れて帰ってきて、2匹目を飼うのは子ども達には秘密にしていました。家に帰ってきた時、新しい子猫を見て、娘は嬉しすぎて玄関で泣いていました。息子は空いた口が塞がらなくて、そんな2人を見ていてとても嬉しかったです。とくに娘は、2匹目が欲しいと前々から言っていたので、本当に喜んでいました。ただ娘は、猫に構いすぎるので引っ掻き傷が絶えません。でもサニーはどんなにかまっても引っ掻いたことも噛みついたこともなく、ユズと比べるととても穏やかな性格です。私はかくれんぼごっこでいつも遊んでいます。私が隠れて、ユズとサニーが私を探すのです。2匹がいることで私は穏和で幸せな気持ちになり、とても心地いいんです。ーーユズさまとサニーさまはとても仲良し!いつもくっつき合って寝ているんだそうです。性格は違ってもお互い気持ちが通じる部分がたくさんあるようです。寒くなってきたので今日もべったり幸せにお昼寝していることでしょう。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月18日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第181回目はペルシャ猫のシラス(Shirasu)さま。奇跡的に保護された猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.181猫さまの話をもっと聞かせて!シラスさまは8歳の男性猫さま。<シラスさまが語ります>僕は早起きです。家はヴァンセンヌの森に近いので、夜明け前の鳥のさえずりで5時半ぐらいに目を覚まします。朝日が白々と明ける午前6時ころ、太陽が昇ってくると、朝の匂いを嗅いで、太陽の光を見つめ、そして近所にやってくる鳥たちを眺めることから1日が始まります。セントラルヒーティングのラジエターの上に置かれた食器置きのすぐ隣がいつからか僕の定位置になりました。心地がいいし眺めも最高だからです。最近は寒くなったのでマフラーを敷いてさらに暖かくしてもらい、お外を眺めるにはとても快適になりました。飼い主が仕事のない日は24時間一緒に過ごします。飼い主の背後、たまに膝、たまに机の上の飼い主の左手のあたりで、邪魔せずにウトウトしています。朝ごはんはスープ多めの缶詰(去年尿結石を取ったのでウェットご飯が必須)、夜ごはんはカリカリ。朝ごはんがいつも特別ご飯です。飼い主が作った天然酵母パンが好きなので、それをお裾分けしてもらう時もあります。おねだりのときは、朝のご飯を待つ場所で、準備ができるまで物言わず飼い主の様子を伺います。なんと朝がカリカリ!?の時は、お腹は空いてても缶詰が出るまで我慢して、物言わず飼い主を見上げます。意外と意地っ張りなところもあるのです。紐遊びが大好き!おっとりさんでやさしい性格とよく言われます。<飼い主から見たシラスさまとは>幼少の頃から55年間ずっと私のそばには猫がいました。先住猫イワシと日本からフランスに渡り、その後イワシは19歳半の生涯を終えました。天国に逝って4年経ち、また猫を受け入れても大丈夫か?と思っていた矢先、たまたま友人の母がタロットができるという事で、イワシがどう思っているかタロットで聞いてもらったら「いいよって言ってるわよっ」のお答え。イワシそっくりなシラス(志らすと名づけました)がやってきたのです。私のもとにやってきた経過を詳しくお伝えします。南フランスでぺンションを経営しながらブリーダーもしているかたのところでシラスは生まれました。彼の姉妹は1000ユーロという高額な値段で販売されるのですが、シラスを含め、男の子は買値が付かないので貰い手がなければ悲しいことに餓死させられてしまったかも…。たまたまそのペンションに泊まった私の友人の母にイワシの写真を見せたら「この子今私が滞在してる南フランスのペンションに居る子にそっくりだわ」と、そこにいる子猫らの写真を見せてもらったのです。その中にイワシ生き写しの子猫が居たのです。そのオス猫ちゃんを引き取ることにして、晴れてシラスはうちの子になりました。残念なことにシラスと一緒に暮らしていた子猫は餓死して友人の母の手の中でなくなったようです。友人母が言うにはオスの子猫らは薄暗い湿った部屋で餓死するまでほっとかれるのかなぁと…言っておりました。こういうシステムが早くなくなってほしいものですよね。私の元にやって来た時、私の手のひらで寝ることができるほど小さく、その時すでに生後4か月にしては未熟すぎる印象でした。フサフサの毛の下にはノミがウロウロ、即退治!30匹はいたかもしれません。その後、うちに来て2週間で急に大きくなりました。成長が遅かったせいか免疫不足で白癬菌の病気になりました。トリマーの友人からご指導いただき、抗菌にいいというシャンプーをいただきなんとか菌を撃退できました。おかげで今は健康体そのもの!猫ってそもそもどこから来たんでしょう。猫が自分達のところにやってきたのは偶然じゃなかろうと思う今日この頃です。気がつけばじっと見られていて、この子にはなにもかも見透かされているようです。猫に学ぶ毎日で、猫は生とし生けるものの先生かもと思います。好きなご飯を食べて、外の鳥を眺めてまた寝る。甘えたいときに膝に乗ってきて、そうでなければまたひとりで寝る。微妙な距離を置いて実に無駄がない猫は気まぐれとか言われますが、どうやらそうではなさそうです。彼らの中では好きなもの嫌いなものやりたいことやりたくないことは明確です。漱石の著書の「吾輩は猫である名前はまだない」我輩のように。人間てメンドクサイ生きモンだなぁ~と観察しているかもしれません。猫は神様がこの世に創り出した素晴らしい贈り物なのです。今も私の後ろで鼻息をぴぃぷぅさせて爆睡している姿を見ると、かけがえのない時間が流れている感じがします。朝起きてまず彼の食事とトイレ掃除、1日動くためのウォーミングアップ。シラスが私の日々の原動力なんです。ーーシラスさまは無事に保護されてから8年が経ちました。早起きシラスさまは今日も暖かいラジエターの上でいつも通りの朝を迎え、飼い主を1日の始まりに元気づけている事でしょう。ここでは鼻息の音を伝えられませんが、みなさん想像してください。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月12日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第180回目はトラ猫のマーカス(Marcus)さまとミニー(Minnie)さま。「ジダン」「ターミネーター」というニックネームがある猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.180猫さまの話をもっと聞かせて!マーカスさまは4歳の男性、ミニーさまは3歳の女性猫さま。<マーカスさまが語ります>ディズニーランド・パリからほど近い、快適な開発地にある庭付きの2階建ての家に住んでいます。僕は小さい頃から病気で肺が弱いため、日中はよく寝ています。でも、外が寒すぎない限り、家の外の広い緑地でも遊んでいます。妹ミニーは僕よりも活発で、足が速く、頻繁に外出します。冬の間、僕達は家の中にいます。僕らが遊んだり運動したりできるように、窓際に大きなキャットツリーが2つ準備されています。ミニーは飼い主のデスクの棚の上に座ったり、山積みになった服の中で寝るのが好きです。僕はソファで居眠りするのが好きで、いつも右隅に小さな毛布を置いてもらっています。それ以外の場合はソファに横になって窓の外を眺めています。おもちゃは前脚でサッカーのように遊ぶ小さな綿毛のようなネズミが好きです。そんな時、飼い主は僕を「ジダン」と呼びます。ミニーは、ゴムバンドが付いた小さなボールが好きで、これで飼い主と多くの時間を過ごします。飼い主はよく彼女を「ターミネーター」と呼びます。彼女は定期的にゴミ袋を攻撃します。運悪くおやつの入った小さな袋が彼女の手の届くところで見つけると、次の日の朝、その袋が歯や爪で砕かれていることがよくあります。食事は獣医さんから購入したカリカリが主ですが、時々おやつや好きなものをいただきます。例えばエビ、鶏肉、パン!です。<飼い主から見たマーカスさまとミニーさまとは>マーカス、リリー、ミニーが生まれる前、我が家にはニーナという19年間生きた猫がいました。彼女が去ったときは悲しみに明け暮れていたので、私たちはすぐに再び猫を飼うことに決めました。SNSでマーカスの写真を見ました。それは、ずぶ濡れになった2匹の猫が車の下にいる写真でした。私たちはその写真を投稿した人に会いに行き、マーカスに出会いました。会った瞬間、好きになりました。マーカスは妹のリリーから離れることはありませんでした。離ればなれにするのは非人道的であると考え、ふたりを受け入れることにしました。しかし残念なことに1年後、車に轢かれて小さなリリーを失いました。マーカスはいつもどこでも彼女を探していて、私たちは彼をひとりにしておくわけにはいかないと考えました。それから動物保護協会を通じて小さな猫を探しました。こうしてミニーちゃんが我が家にやって来たのです。ふたりはとても仲が良く、マーカスはとても臆病で何事にも恐れを抱いているので、ミニーの存在がマーカスを安心させてくれます。ミニーは幼い頃からのとても柔らかい毛皮を保っています。小さいのでミニーと呼んでいます!マーカスは何もかもが怖くて、たとえ私たちと一緒にいて安全なときでも、異常な物音を聞くとすぐに飛び上がります。ミニーとは大違いです。マーカスは私たちを必要としていて、常にコンタクトを取り合い、抱っこを求め、一緒に寝に来ます。躊躇せずに羽毛布団の下に潜り込んで私たちに寄り添ってくれます。ミニーは姉のようで、マーカスが横になっているときはなめてあげます。彼女は優しいのですが、抱っこをあまり要求しなくなりました。それでも時々私たちに会いに来て頭突きをし、私たちが大好きであることを示しています。マーカスの顔(顔の表情)は、いつも悲しんでいる、迷子の猫であるという印象を与えます。ミニーはとても元気いっぱいです。マーカスよりもはるかに活発で、何があっても常に前に進む姿勢がマーカスを安心させます。彼女は毛玉のようで、本当に優しくて、とても柔らかいのです!猫は家で何を考えているのでしょうか?目標は、この共同生活ができるだけうまくいくこと、そして猫たちが私たちと一緒にいても、私たちなしでもできるだけ快適に過ごせるようにすることです。生活や習慣の中で猫たちが私たちをずっと幸せにしてくれることを求めて。もっとも面倒なのは、彼らから逃げ回るネズミやハクビシンを家の中に連れてきてしまうこと!彼らの、勝ち誇った自慢たっぷりの表情には複雑な思いですが(笑)!彼らは私たちに多くの喜びをもたらしてくれるし、いてくれるだけで完璧なストレス解消になっています。腕に抱きしめることができるのはとても嬉しい瞬間です。ーー生まれた時からマーカスさまは妹想いでひとりではいられなかったようです。実の妹を失った後もミニーさまを本当の妹のように思っているのでしょう。とっても明るく前向きな姿勢のミニーさまとの日常はマーカスさまを常に喜ばせているのです。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月11日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第179回目はスコティッシュ・フォールドのタイスー(Taisū)さま。日本が好きな飼い主をもつ猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.179猫さまの話をもっと聞かせて!タイスーさまはもうすぐ1歳の女性猫さま。<タイスーさまが語ります>私は中庭が見える大きなロフトタイプのアパートに住んでいます。とても明るくて静かです。パリのど真ん中、サン・マルタン運河の近くなのに、一軒家にいるような錯覚に陥るほどです。いい環境なのでよく眠れています。朝起きて、最初にご飯をもらうのはこの家のお父さんからです。目覚まし時計が鳴るのを静かに待ってからご飯をもらいます。昼になると、お母さんのオフィススペースに遊びに行き注意を引きます。もっと小さかった頃は、お母さんがパソコンで仕事をしている間、ずっと机の上にいました。お母さんは家で仕事をしているので、一日中、抱っこの時間が多いのです。夜になるとベッドで一緒に寝ますが、夜中には一人で家を徘徊します。毎朝、肉か魚のパテが出てきます。それから一日中少量のカリカリもいただきます。私の特別な食事はありません。獣医のアドバイス通り、いつも同じものを食べていて、人間の食事は食べません。時々、良い行動をするとおやつをもらいます。例えば、爪を切った後とか。幸運にも家の中に部屋がたくさんあるので、家の中で散歩ができます。ソファの上で寝るのが大好きで、シートの上や端っこでも寝ています。飼い主がキッチンにいるときは、ピアノの脚の上で休むのも大好きです。小さなおもちゃをたくさんもっていますが、一番興奮するのは、クレープ・ダンテルの包み紙で作った金色の紙のボールです!ボール状に丸めて、投げてもらいます。そのボールを取りに走り、床を滑って(肉球の間に毛を挟んで)ボールで遊び、口にくわえて飼い主たちのところに持って行って、足元に置いて遊び続けます(まるで犬のように)。性格はとても穏やかで、怖がりと言われます。飼い主夫婦はもう若くなく、ここの子どもたちも成長して家を出たので、穏やかな生活には私が欠かせないそうです。ブリーダーは、私を「鳴く機械」だと断言しましたが、それは本当です!家の中では何も壊さないし、飛び跳ねたりもしないし、飼い主たちが食事をしているときにテーブルの上に乗ったりもしない。とてもお行儀がいいのです。1階だから、ドアが開くとすぐに外に飛び出すんじゃないかと飼い主は心配していたらしいけど!玄関のベルが鳴ったり、誰かが入ってきたりすると、怖がって隠れてしまうのです。<飼い主から見たタイスーさまとは>私たち夫婦は子どもの頃にそれぞれ猫を飼い、新婚の頃にも飼っていました。でも、タイスーは今まで飼った猫の中で一番かわいいというのが二人の意見です。私も夫も日本が大好きです。Taisū(タイスー)は”大数”や”対数”と訳せますが、夫の統計学の仕事にちなんで名前をつけました。猫をブリーダーから購入したのは、性格が合う特定の品種が欲しかったからです。ブリティッシュショートヘアとの交配種であるスコティッシュフォールドを選びました。スコティッシュフォールド特有の寝相は仰向けで前足を曲げて、さらに広げて寝ます。それは、彼女が私たちをどれだけ信頼しているかを示すもので、面白くもあり、感動的でもあります。小さな丸い頭、大きな目、小さな耳がフクロウのようです。「カワイイ」という言葉は彼女のために発明されたと思うくらいです。まあ、丸くて小さなフクロウのような頭と、1歳になってもまだ子猫のように見える短い脚、グレーとベージュの縞模様の被毛は見事で、とても柔らかい。まっすぐでふさふさした縞模様の尾は、マダガスカル(アニメのほう)のキツネザルを思い出させてくれます。タイスーは私によく似ています、もともと穏やかで、スポーツが嫌いで、よく寝て、お行儀がよくて、あまり冒険はしない!そっくりです。もし彼女が私に話すことができたら、私が彼女の爪を切りたがるときと、彼女に十分な食事を与えないとき以外は、私のことを好きだと言うと思います!休暇や週末の遠出から帰ってくるたびに、再会を喜びます。旅の終わりが悲しくなることは、タイスーが来てからは感じません。タイスーは私たちの人生のちょうどいい時期にやってきました。子どもたちが家を出てからというもの、私は自宅でひとりで仕事をしているため、夫の帰りを待って堂々巡りをすることが多く、時には深夜になることもあったのです。そんな時にもタイスーは私に癒しと安らぎを与えてくれる存在です。もう大きくなった子どもたちにはしてあげられない抱っこも、彼女は喜んで鳴いて受け入れてくれるのです。ーーまん丸お目目で甘え上手なタイスーさま、PCの横でこんな表情されたら仕事にならないのでは?飼い主の仕事のほうが心配になりますね。仰向けになった姿を見るとそこに顔を埋めたくなってしまうぐらい可愛い存在でした。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月05日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介。今回は番外編で、実は猫さま派家族に愛されているスナネズミの登場です。第178回目はスナネズミ(ジャービル種)のバニーユ(Vanille)さま。好奇心旺盛なスナネズミさまの物語【フレンチ猫さま】vol.178番外編スナネズミさまの話をもっと聞かせて!バニーユさまは2歳10か月の女性ネズミさま。<バニーユさまが語ります>私はパリ郊外にある1897年築の石造りの古い家に住んでいます。庭があるけど、鳥や猫のおもちゃになってしまうので、外には出してもらえません。毎日快適で、ぬくぬくの家で1日に20時間くらいは寝ているでしょうか!おもちゃはキッチンペーパーの芯。かじるのが大好きで、あっという間に細かくしてしまいます。いちばん居心地がいい場所は、そのかじったペーパーを使って作った巣の中。そこでくつろぐのが大好きです!ご飯は市販のペットフードと生野菜や果物。特にサラダ葉が大好きで、完全なベジタリアン。おやつはピーナッツやひまわりの種、ナッツ類です。ボウルに砂を入れてもらっているんですが、子どものように砂遊びも大好き。猫同様に砂で用をたすキレイ好きなのです。怖い思い出は、夏のバカンスのでのできごと。子猫のいる家にカゴごと預けられたんだけど、その子猫がカゴの上に居座って、ずっと上から覗き込んでいた時。もう、生きた心地がしなかったよ。だからバカンスは大嫌い(笑)<飼い主から見たバニーユさまとは>猫派の私は、当初「ネズミのどこが可愛いの?」と思っていましたが、飼ってみると、とにかく可愛い!この魅力に取り憑かれ、10年来、スナネズミを飼い続けています。少し空白時期もあり、2019年に飼っていた子が亡くなってから、飼うのを控えていました。しかし、コロナ下のストレスで癒しが欲しくて、自分へのクリスマスプレゼントとして2020年12月23日に我が家に2匹(バニーユとパリン)を迎えました。基本2匹飼いが良いみたいですね。仲良く遊んでいた2匹でしたが、パリンは2歳で天国に行ってしまいました。今まででスナネズミと一緒にいて一番面白かったエピソードは、バニーユではないのですが、長男に2匹、次男に2匹をプレゼントした時のこと。残念なことに長男のほうの1匹が亡くなってしまったので、新しい女の子を迎えたら、1週間後の朝に6匹の赤ちゃんが生まれていたんです。家族中パニック!結局、ペットショップが雄と雌を混ぜて販売していて、妊娠してた子を購入したみたいです。そんなわけで一挙に10匹の砂ネズミを飼うことに!子ども達は1匹に6匹おまけ付と大喜びでしたよ。(笑)そんなこんなで、過去に15匹のスナネズミを飼いましたが、バニーユが1番好奇心旺盛です。自宅に鳩時計があるんですが、この子だけ、鳩が飛び出して時を告げる時に必ず巣から出てきて、立ち上がって見ています。そのポーズと表情がなんとも言えず可愛いのです。バニーユからいつも温かさと癒しをもらっています。平均寿命は3年。バニーユはあと2か月で3歳なので、命の大切さを教えてくれます。今は砂時計の砂粒が落ちていくのが見えるような感じです。バニーユの心臓が止まったら、庭に大きな桜の木があるので、そこに埋葬します。ーー飼い主は猫さま派なんですが、たまたまスナネズミさまに出会い、その魅力に取り憑かれてしまったようです。癒されるポイントは猫さまもネズミさまも共通点がありますね。短命なスナネズミさまの心臓はとても早く鼓動しているので、時間の感覚も凝縮されているのでしょうか?もしかしたら今年が最後のハロウィンになるかもしれないと思った飼い主は、バニーユさまのために特別な場所を作ってあげたそうです。ここでナッツを食べるバニーユさまの姿はとても幸せそうでした。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年11月04日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第177回目はノルウェージャンフォレストミックス猫のキナック(Kinak)さま。こっそり甘える猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.177猫の話をもっと聞かせて!キナックさまは8歳の男性猫さま。<キナックさまが語ります>僕のお家は世界有数のサーフスポットがある大西洋のビーチエリアに建つ、日本庭園を有した一軒家です。飼い主は金融投資会社経営のお母さんとお医者さんのお父さん、それに小さな男の子と同居しています。早朝5時に飼い主とコンピュータ前に座って一緒に金融市場をチェックします。7時にここの息子からご飯とミルクをもらい、お母さんのオフィスの机上でお昼寝をしながらお仕事(の邪魔)をして、日が高くなった後は日本庭園に出てネズミやトカゲ狩りをして庭のお手入れをします。息子が学校から帰ってきた後は、庭園内にある露天風呂に入るのを端から見学。夜は息子と一緒に寝ます 。食事はカリカリタイプを1日3回、昼食前と夕食前はお料理中の飼い主にお肉の端切れを少しもらいます。僕のお世話係はすべてここの息子が担当、おやつは息子愛飲の乳糖カットの牛乳を毎日3回小皿に少しもらいます。最高のごちそうは、お父さんが趣味の魚釣りから帰ってきた日の新鮮な魚の切味。これは最高の喜びです!僕は物心つく前の生後2か月くらいでこの家に来ましたが、1歳になるまではずっと家の中で飼い主お母さんにひと時も離れず、夜寝る時もいっしょに布団に入って腕の中で寝ていました。だから僕の本当のお母さんだと思っています。ここの息子は赤ちゃんの頃から相手をしているので弟的な…そして最高の遊び相手なんです。<飼い主から見たキナックさまとは>8歳頃、学校の帰り道で拾った子猫から始まり、私は常に猫と一緒に暮らしています。メインクーンのサイファーは、7年前に旅立った後も家族に未だに愛されている唯一無二な存在です。当時サイファーに弟を迎えたいと思っていたところ、近所にパリから引っ越してきたサーフィン仲間の家で子猫が産まれたので、キナックを迎えることにしました。キナックのお気に入りは私のPCの上と息子のベッド 、おもちゃは7歳の息子(笑)。息子が生まれた時から弟(手下)だと思っており、息子が歩いていると常に追いかけ回しています。性格は自己肯定感が高めです。喧嘩に強いと思っているようですが、実際はとても弱いのです。唯一甘えられる存在である私には、周りに他の誰もいないのを確かめてから甘え、誰かが来たらすぐに距離をあけるのです。私と似ているところは忠誠心があり、家族愛に満ちているところです。一番楽しかったエピソードは息子が生まれ、初めて家に連れて帰ってきた時に優しく触ってくれたこと。その頃からずっと息子を見守ってくれています。息子が泣いていると必ず寄り添ってくれています。キナックがいることで家中が安らぐのです。ーーキナックさまはこの家の息子さんととても仲良しな関係を築いています。弟的に思っていても、お世話はすべて息子さんの役割なのでキナックさまは最高の信頼を寄せているのが写真でも感じられました。雄大な大西洋の空気を毎日浴びて今日も幸せな毎日を暮らしていることと思います。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年10月28日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第176回目はトラ猫のポポ(Popo)さま。食べかたが超器用な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.176猫さまの話をもっと聞かせて!ポポさまは4歳の女性猫さま。<ポポさまが語ります>私はパリの11区にある小さなアパルトマンで、『Les trois chocolats』というチョコレート屋さんを経営している飼い主家族と生活しています。猫にとってチョコレートの原料カカオに含まれる成分は毒のようですが、飼い主から漂う匂いも、お店の袋の香りも大好きです。ただ、九州出身の飼い主は時に焼酎を飲むのですが、それだけは勘弁してほしいです。毎朝、飼い主と一緒に起きて、出勤時間までちょっぴり遊んでもらって、留守中は窓辺のベンチでひなたぼっこしたり、鳩とにらめっこしたりしています。外を眺めながらお昼寝して、子猫の時から一緒のぬいぐるみのクマと遊んで、飼い主が帰ってきたら遊んでもらいます。寝る時も飼い主と一緒です。主食はカリカリです。大っ嫌いな病院や爪切りを頑張った日はかつおぶしがご褒美に登場します。おやつは味が苦手でまったく食べないですが、猫草が大好きです。性格は甘えん坊な気まぐれで、かまわれ過ぎたら、怒って虎のように襲うので注意してくださいね。<飼い主から見たポポさまとは>日本にいた時も犬や猫は飼っていましたが、フランスで猫さまをお迎えするとは思ってもいませんでした。お店のスタッフの義母がオスと思って飼っていた猫に子猫が産まれて引取り手を探していたので引き取ることにしました。ポポという名前は、一緒に住んでいるパートナーが何となくかわいいからという理由でつけました。だけど、「ポポ」というのはフランス語の赤ちゃん言葉でうんちという意味と知って、フランス人の友人達に爆笑されました。獣医さんのところで名前を呼ばれる時、先生達はいつも半笑いです。でも韓国語では赤ちゃん言葉のチューって意味みたいなので、良しとしています!ポポは忍者のように壁を蹴ってジャンプするのが得意です!すごく高い場所にジャンプできた時、褒めてと言わんばかりに下にいる私をドヤ顔で見てくるので、「すごいねぇー!」と全力で褒めてあげます。たまに失敗すると心が折れるのか、私の背中に飛び乗り、踏み台にしてジャンプしています。そんなポポは大切な家族の一員です。親バカですが、本当に顔が美人さんです!性格は甘えん坊で、遊んでほしい時だけかわいい声でおねだりしてきます。お腹を出して全力でかまってちゃんアピールされるととろけてしまいます。私と似ている点もあって、心を許した人にだけ甘えたり、構われすぎると急に冷たくなるのは似ているかもしれません(笑)。おもしろいエピソードもいっぱいあって、ひとつ挙げるなら、コンビニのシャケおにぎりの話。夕飯におにぎりを食べようと台所に置いて出かけたのですが、帰ってきたら器用に袋を開けて中身のシャケだけ食べて残りは床に散乱していました。怒るより器用さに驚いて、思わず「すごいね」って褒めちゃいました。彼女は1000%の癒しです!ポポが家族になってフランス生活がより充実したものになりました。彼女が20歳になったら一緒にお酒で乾杯しようねって約束してます!(乾杯だけですけど)ーー美味しいチョコレートを作る飼い主と一緒で(猫さまにカカオは禁物)毎日とろけるような生活をしている様子がよく伝わってきました。乾杯はお酒でということですが、お酒嫌いなポポさまはどんな表情で記念日を迎えるのでしょうか?著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年10月21日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第175回目はブチ猫のミヌーヌ(Minoune)さま。おもちゃは本物志向な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.175猫さまの話をもっと聞かせて!ミヌーヌさまは2歳半の女性猫さま。<ミヌーヌさまが語ります>私はパリ郊外にある庭付き一軒家でピエール家族と生活しています。1日の平均的な過ごしかたは、絶好なロケーションなのでほとんど狩りをしているか、寝る、食べるを繰り返しています。おもちゃは生きている野ネズミ!すぐにかじらないで、飼い主にプレゼントすることもあります。普段は飼い主の足元で寝ますが、早朝になると窓をカリカリして飼い主が起きてくるまで催促の合図をするのが毎朝の日課です。だって、庭をパトロールしないといけないから。いつもの食事はカリカリです。特別な日には少しパテをいただいています。おやつはチューブ入りのスープで、目がありません。お気に入りの寝場所は夏は飼い主のベッドで、冬は暖炉の横のソファでゆったりくつろいでいます。家族の中ではピエールが一番好き!ピエールがいない時は仕方がないから、他の家族とも遊んであげます。<飼い主から見たミヌーヌさまとは>保護猫協会を通じてミヌーヌを保護することになりました。生まれて数か月で前の飼い主から協会に引き取られたミヌーヌ。前に痛い思いをしていたのかも、と感じるような怯えた様子が最初はありましたが、うちに来てから彼女の生活は穏やかになりました。小さくてすばしこく、庭での狩りが大好きです。私は子どもの頃、家にはいつも猫がいたので大の猫好きです。旅行から帰った時、ミヌーヌが出迎えてくれて本当に良かったと思いました。彼女は私に幸せと優しさを与えてくれる最高のパートナーなのです。ーー飼い主のピエールさんのお宅で、ミヌーヌさまはべったりぬくぬくの季節がやってきますね。もうじき暖炉に火が入ります。でも、もちろん寒くたって狩りに出かけていくミヌーヌさま。いつでも狩りは欠かせないようです。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年10月14日置いていた海苔が湿って、ふにゃふにゃになってしまった経験をした人も多いでしょう。海苔は、常温で空気に触れて置いておくとすぐに湿ってしまい、おいしさが半減します。実は、湿った海苔を復活させる術があります。その方法は、意外と簡単です。日常で役に立つライフハックを投稿している、しーばママ(shi_bamama)さんが「湿った海苔をパリパリに復活させる方法」を紹介しています。短時間でパリパリに戻せるので、忙しくて時間がない時でもとても便利です。それでは、見ていきましょう。湿った海苔をパリパリに復活させる方法は2つあります。方法1.フライパンを使った方法フライパンを用意します。油や調味料は使いません。湿った海苔だけをフライパンに広げて並べましょう。中火~強火にして、海苔を片面ずつあぶります。ここで重要なのが、海苔に含まれている水分をしっかりと飛ばすことです。水分が飛んでくると、海苔が縮んで、パリパリになってくるのが分かるでしょう。火を止めて海苔を触って、パリパリになっていたら取り出します。方法2.電子レンジを使う方法皿の上に湿った海苔を広げて置きます。ラップはかけずに、電子レンジに入れましょう。600Wの電子レンジで、海苔を30秒加熱します。海苔を取り出して触ってみて、海苔がまだ湿っている場合は、様子を見ながら10秒ずつ追加で加熱してください。海苔を触ってみて、パリパリになったら取り出しましょう。どちらの方法も数分でできるので、とても便利です。時間がない時でも、フライパンか電子レンジさえあれば、すぐに海苔をパリパリに復活させることができます。海苔がパリパリに復活したら、保存方法に注意しましょう。密閉せずに常温でそのまま置いておくと、海苔が空気中に含まれる水分を吸収して、再び湿ってふにゃふにゃになってしまいます。海苔を保存する時は、チャック付きポリ袋などの密閉できる袋に入れましょう。袋に海苔を入れたら、空気を抜きながらしっかりと密閉します。チャックを閉めたら、冷凍庫に入れて保管しましょう。万が一海苔が湿ってしまったとしても、フライパンや電子レンジを使うだけで、元通りのパリパリになります。この方法を覚えておくと、いつでもパリパリの海苔が楽しめるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年10月08日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第174回目はグレー白のフィガロ(Figaro)さま。生後3か月のフワフワ猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.174猫さまの話をもっと聞かせて!フィガロさまは生後3か月の男の子猫さま。<フィガロさまが語ります>僕は毎日思いっきり遊んで過ごしています。64㎡の家が僕には広すぎて、走り回ると疲れてすぐに眠くなってしまいます。まだ子猫用のフードだけなんですが、飼い主は大人になったらおやつをあげるよって言っています。いつから大人になるんでしょうか?名前の由来はディズニー映画の「ピノキオ」に登場するゼペットじいさんの飼い猫の名前だそうです。性格が似てるんですって!ちょっと話が長くなって眠くなりました。おやすみなさい!<飼い主から見たフィガロさまとは>ママ友が子猫を譲ってくれると言うので、猫好きな私はすぐにOKしました。その時フィガロは生後1か月半でした。最初に会いに行ったとき、友達が「子猫の中で一番きれいな子猫だよ」って言ってくれました。本当にフィガロは超かわいいので恋に落ちました。彼はとてもスイートです!ハグして欲しい時はよく鳴きます。抱き上げると小さなゴロゴロ音が聞こえてきます。あ〜幸せだなと思う瞬間です。ひと言でフィガロを表すのは難しいですが、キュートでクレイジーなんです。たくさんたくさん遊んであげるので、これからも健康で私にとっての世界一の猫でいてください。ーーまだ、赤ちゃんのフィガロさまの毛並みはフサフサでとても柔らかいんです。アップの写真ではすでに大人顔になってきているので、将来が楽しみですね。あっという間に猫さまは大きくなってしまうので、今の瞬間を楽しんで生活してくださいね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年10月07日分子サイズの異なる2種類のバイオヒアルロン酸を配合SHIGETA株式会社が、フランス・パリ発のオーガニックブランドであるSHIGETA PARISから、保湿美容液「デュアルHAコンセントレート(DUAL HA CONCENTRATE)」を、9月28日に発売した。肌にもともと存在する美容成分「ヒアルロン酸」は、水を含むと1,000倍に膨らむ性質がある。ハリや潤いを保つ重要な役割を果たしているが、体内のヒアルロン酸の量は年齢を重ねるごとに減少していき、弾力の低下やしわの発生などにつながる。そこで「デュアルHAコンセントレート」には、分子サイズの異なる2種類のバイオヒアルロン酸(ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸)を配合。潤い不足による悩みに応え、肌を潤いで満たす。3つのエッセンシャルオイルとともにもたらすシナジー「デュアルHAコンセントレート」には、香りと肌のためのイモーテル、ゼラニウム、カモミールの3つのエッセンシャルオイルが採用されており、前述のバイオヒアルロン酸とともにリラックスアロマシナジーを楽しむことが可能だ。また、ブルガリア産ローズのフローラルウォーターによって、肌をリフレッシュさせるとともに、明るい印象ももたらす。(画像はプレスリリースより)【参考】※デュアルHAコンセントレート
2023年10月06日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第173回目は雑種のビスコット(Biscotte)さまとミルカ(Milka)さま。弟猫を溺愛する猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.173猫さまの話をもっと聞かせて!ビスコットさまは9歳の女性、ミルカさまは6歳の男性猫さま。<ビスコットさまが語ります>ビスコットさま私はパリの中庭があるアパルトマンに住んでいます。グレーのトラでハチワレのかわいい弟ミルカと一緒に生活しています。ミルカがどうしてここに来たのかは詳しくはわかりません。ただ、コロナ時期にいつも家にいたので退屈していた私に飼い主がサプライズなプレゼントをと思っていたのかもしれませんね。ミルカさま私の平均的な1日は食べて寝て、少し起きて食べてそしてまた寝ます。ミルカは活発でよく遊んで、飼い主のストーカーをしています。食べて少し寝て、また遊んでという感じです。食事はパテとカリカリです。特別な日には鶏肉と野菜のスープが登場します。おやつもいただきます。ちゅ~るとカリカリのおやつですね。いろいろな猫がうちに遊びに来るのですが、その時はソファーの下に隠れたり、ベッドの横の高い所から様子を伺っています。私の特技は、背伸び状態でしばらく立っていられること。反対にミルカは、初めましての猫でも、全く動じなく逞しいです。こんな日常ですが弟が来て本当に良かったと毎日思っています。<飼い主から見たビスコットとミルカさまとは>ビスコットは、クリスマスにSPA(動物保護協会)が、パリのrepublique広場に来ていた時に出会いました。怯えていたのに、私が近づいたらそばに来てくれた時が初めましてになりました。ミルカは、コロナウイルス蔓延中にFBB(ブリジット・バルドーが主催している動物協会)に私たちが行き、うちの彼にしがみついたのが出会いです。ビスコットは、穏やかで、シャイ、怖がり、ですが猫界の影の番長です。ミルカは、社交的、甘えん坊、穏やかで寛大!性格も顔つきも違って、特にビスコットはチャーミング。ミルカはいつもお返事してくれます。私に似ているところもありますよ。誰が来てもあまり気にしないところ、寝たらすぐ忘れる、などなど。私は小さい頃から野良猫と遊んだりしていて、フランスに来てから猫を飼い始めました。初めての猫はダネットとという名前で、猫のことをよく知るきっかけになりました。いつも思い出すのはダネットとお散歩へ行ったことかなぁ。お別れはいつかはやってきます。もうすでに経験済みですが、最期の時はビスコットもミルカも病院などには入れず、うちで看取りたいと思っています。ーーパッツン前髪で優しいビスコットさまは活発なミルカさまをいつも観察しているようです。小さい頃から野良猫さまと遊んでいた飼い主さんは、先代のダネットによって、すっかり猫さまの虜になってしまったようですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年09月30日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第172回目はヨーロピアン猫のアキラ(Akira)さま。本当は超甘えん坊な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.172猫さまの話をもっと聞かせて!アキラさまは2歳半の男性猫さま。<アキラさまが語ります>僕はパリ近郊のシャンピニーという町にある、庭付き一軒家に住んでいます。朝起きると、とりあえず家から出してもらい近所をパトロール。夏限定で庭の草でかくれんぼをします。この夏は暑かったので桜の木の下の茂みで涼んでいることが多かったです。気に入らない奴がいると警告猫パンチで追い払います。ケンカ早いので鼻の頭に傷を負ったことも1度や2度ではありません。いつも家の裏のガレージの屋根から遠くを監視して侵入者を見張ります。この仕事が終わると、夜のパトロールまで寝ています。家のなかでは、ここの家の娘のIKEAの椅子でだいたい昼寝をしています。庭に向かって置かれている電子ピアノの上で庭を監視しながら伸びていることもあります。ここなら安心して留守番ができます。自慢は長いしっぽです。飼い主にはかなり甘えん坊だけど、ここの家族に相手にされないと諦めてふて寝しちゃいます。<飼い主から見たアキラさまとは>子ども達が小さい頃、もらって来たポンズという雄猫がいましたが、1歳になる前に肝臓の病気で亡くなってしまいました。それからしばらくはやっぱり、生き物は飼いたくないなって思っていました。娘の友人のホッケー仲間の知り合いの猫に子どもが生まれたということで、すぐに引き取ることにしました。名前の由来は子ども達が好きな漫画『AKIRA』から。家に初めてきた日は忘れられません。私たちのことは興味はあるけど、怖いしびっくりの連続で家中をぴょんぴょん飛び回って可愛かったです。『ちゅ~る』というものを食べたことがない子で、パテをあげたらお腹を壊してしまい、病院に行きました。そのときお医者さまから「この子のお腹にはパテはよくない」と言われました。それからは少量パッケージ売りされている、ちょっとお高いビスケットが常食です。遊びは棒にネズミがついているものと、ぬいぐるみのジェラトーニ。彼女を連れてよくデートしていますが、先日はとうとう、彼女を家の外に持ち出していました!私はアキラみたいに甘えん坊じゃないし、心配性じゃないです。アキラは私の事を母親って思っているかも?ふみふみされることが多いし、甘えかたが尋常じゃありません。一般的なパリの猫さん事情と違って、外に出している庭猫は、それ用のワクチン打ったり、どこかで怪我して血だらけで帰ってきたりと心配な毎日です。近所では交通事故で亡くなる猫が多いので、ふらりと帰ってきて、またパトロールに出かける彼を見ると逞しさも感じます。雄猫だからか、長男に抱かれるのはあまり好きじゃないみたいで、一緒に暮らし始めた頃は彼の部屋にだけオシッコをしたり嫌がらせをしていました。今では良い関係になっています。アキラが私に与えてくれるものは癒しと、これからもずっと裏切らない信頼。寂しいときに癒してくれる家族。彼は私たちにとって大切な家族の一員です。ーーアキラさまはこの家(ここの家族)が大好きで、いつも直立不動の状態で侵入者を観察しています。不審者を見つけると飛び出していき猫パンチで応答します。鼻には傷が絶えないですが、ここの家族を守る勇者のようでした。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年09月24日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま番外編!第171回目は犬さまの登場、フレンチブルドッグのマロ(Maro)さま。パーティが大好きな犬さまの物語【フレンチ猫さま】vol.171番外編猫(犬)さまの話をもっと聞かせて!マロさまは2023年の8月に3歳になった女性犬さま。<マロさまが語ります>私はセーヌ川の中州に浮かぶ自由の女神像の目の前のタワーマンションに住んでいます。パリでは珍しい高層マンションからは、郊外にあるSaint-Germainまで見渡せます。ママとふたり暮らしなので、毎日ママの起床時間に合わせて起きます。毎朝ベッドを出る前に「おはよう、今日も大好きだよ」と抱きしめ合ってから朝ごはんを食べます。食べ終わると、コーヒーを飲んでいるママにお気に入りのおもちゃを持って行き、少し遊んでもらってから洗面所でお手洗いと身支度を整えます。ママが自宅でお仕事をする時は、ソファやママの足元でじっと遊んでもらえるのを待ちます。ママが朝からお出かけの準備をする時は「行かないで」を伝えようとママの足先に乗ってボイコットをします。ママがいようといまいとその後はしばらくお昼寝タイムなのですが。お散歩はお天気を見計らって夕方に行きます。家の前はセーヌ沿いのお散歩道がいくつかあって、その日の気分でルートを変えます。四季の花々の香りや蝶々を確認してパトロールしたあとは、そのまま川沿いにあるママのお気に入りのカフェで休憩をしてお家に帰ります。手足を洗ってもらった後は夜ご飯まで休憩して、ママが「寝ようか」というまでひたすら待つ毎日です。ママはお友だちとお家でパーティーをすることが大好きなので、夜にはたくさんのお友だちに遊んでもらうのも楽しみのひとつです。私に会うために来てくれるお友だちもいるほど、みんなに愛されて幸せな日々です。2歳になる前に避妊手術をした後は、肥満防止のためのカリカリを朝晩の2回食べます。たくさん運動した時はおやつが少し多めだったり、カリカリが少し多めだったりします。お留守番の時間が長い日や、悪天候が続いてなかなかお散歩に行けない日などはたまに『ちゅ~る』かけご飯が出てきます。待ちきれずに先によだれが出てしまうこともしばしばです。お誕生日には毎年ママの手作りケーキを食べます。大好物の水切りヨーグルトと果物のショートケーキです。袋についたクリームも綺麗になくなるまで平らげます!夏はママの隣、冬はママの脚の間に挟まるのが大好きです。日中はソファの上ですが、夜に寝室の扉が開いたらママより先にベッドに飛び乗ります。ママのお友だちからもらったたくさんのぬいぐるみを投げてもらったり、引っ張り合いっこをするのが大好きです。ぬいぐるみ達は何度も怪我をして、そのたびにママが手術をして直します。<飼い主から見たマロさまとは>実家には私が生まれた時から犬がいました。実家で最後の犬は亡くなった祖父から預かった雑種犬、ジョニー。私の青春時代、特に落ち込んだ時にはいつも家の前の海へのお散歩に付き合ってくれました。19歳で大往生をした際、細い息で横たわるジョニーを撫でながらたくさんの思い出に涙が止まらなかったのを覚えています。ずっとフレンチブルドッグを飼いたかったのですが、ひとり暮らしで出歩くのが好きな私が犬の生命に責任を持つ、という決意がなかなかできませんでした。しかし、コロナ外出禁止令の間、長期間孤独を味わったことで決意。最初に出会ったのがマロでした。いつも側で私を癒し、強くしてくれる存在はありません。マロが私を幸せにしてくれるように、私もマロがいつまでも幸せに暮らせるように頑張りたいと思わせてくれる存在です。マロがやってきたのは2020年10月末、コロナの外出禁止令が緩和されたタイミングで南仏Nîmeのブリーダーを訪問し出会いました。動物と飼い主のことをとても想ってくださる優しい女性ブリーダーさんで、命を預かる飼い主の覚悟を確認した上で犬舎からマロを連れてきてくださいました。「はい、今日はマロが初めて犬舎の外に出た日で、あなたが初めてマロを抱っこした人よ」そう言ってもらい、私の胸にしがみつきながら震える小さなマロに出会い、自分が産んだかと勘違いするほど可愛さに感動して大泣きしてしまいました。マロは肝っ玉かあさんとお茶目なお父さんの間に生まれて、お母さんの綺麗な毛色とお父さんの可愛い麻呂眉を受け継いでいます。表情も、怒った時はお母さん、お出かけを待つ間はお父さんにそっくりです。こういうことが知れたという意味でも、ブリーダーさんを訪ねてよかったと思っています。マロは噛む力が強くすぐに飲み込んでしまうので、大型犬用の固い歯磨きガムやお肉のジャーキーを食べることが多いです。フレンチブルドッグらしく、食いしん坊で人懐こくて遊ぶのが大好き。私が構ってくれない時は魅惑のお腹を出して早く撫でてとせがみます。片時も私と離れたくないようで、たまに入浴中にお風呂に飛び込んでしまうこともあります。何と言っても豪快ないびき!人間のおじさんのような大きないびきをかいて眠ります。あとは小さなビニールボールでのヘディング。ボールを投げてもらって鼻先でヘディングして私に戻します。最高記録は50回!豊かでコミカルな表情で可愛がられる術をよく知っている賢い子です。片方ずつ動く眉、プリプリのお尻、うさぎさんのように大きな耳。お友達と遊ぶのが大好きなところと寝るのが大好きなんです。生みの母と兄弟から引き離されて、コロナが明けるまでは私しか知らない子だったためか依存度がかなり高い子になってしまったと思います。毎年バカンスには近所の犬友だち家族とビーチ沿いの庭付きの家に滞在しています。普段アパートで暮らしているので、大きなお庭や砂浜を力いっぱい走り回っているマロを見ながらアペロをする時が至福です。いつか広いお庭のあるお家に住めることができたら、マロに兄弟を迎えてあげたいのですが残念ながらいつ実現するかはわかりません。私とマロのお誕生日は3日違い。2022年はふたり合わせて50歳のお誕生日キャンプを2泊3日で開催し、たくさんのお友だちが集まってお祝いしてくれました。次は元気にふたり合わせて還暦祝いをしたいです!ーーマロさまにお会いしたのはこの夏休み前でした。散歩道のお気に入りカフェではとても良い子にしていました。これからヴァカンスで、ノルマンディの庭付きの家を借りて友だちと一緒に過ごす夏休みが待ち遠しいと飼い主もマロさまも目を輝かせていました。きっと良い思い出がたくさんできたことと思いますね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年09月23日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第170回目はバーマン猫のシラタマ(Shiratama)さま。かまってちゃん猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.170猫さまの話をもっと聞かせて!シラタマさまは1歳半の女性猫さま。<シラタマさまが語ります>私はパリ7区のアパルトマンで、レストランのパティシエをしている飼い主と生活しています。通りを挟んだ向かいはアイスクリーム屋さんです。鳩ウオッチングしながらお店の入りもチェックしています。平均的な1日は朝5時に飼い主を起こしに行ってご飯をおねだり、その後はブラッシングでまったりタイム!その後8時くらいまで窓のそばで入念なニャルソック!仕事に出かける飼い主をお見送りして16時頃までお昼寝をします。飼い主が休憩時間に帰ってきたら一緒に遊んだり、ブラッシングをしてもらいます。17時半からはお留守番です(時々レストランのスタッフルームで寝ていることもあります)。23時半に飼い主が帰宅、飼い主が寝る25時くらいまで遊んでもらいます。食事は2種類あって、毛長用と高タンパクのものをちょこちょこと1日かけて食べています。プラス、ウエットフードを食べますが、こちらの量は少なめです。私の美貌を保つために飼い主はバランスの良い食事を提供してくれます。例えば以下のような献立です。朝:お魚の缶詰(サーモン)昼:poulet dinde(チキン、ターキー)などのお肉が入ったウエットフード夜:お肉系のパテに水を加えたもの飼い主がお休みの日は19時~22時までシラタマ運動会。おもちゃでたくさん遊びます。遊ぶのが好きなので、あの手この手を使って遊びます。<飼い主から見たシラタマさまとは>私が小学生の頃、目がブルーのシャム猫のような野良猫を拾いました。お腹に赤ちゃんがいて、4匹ほど飼っていた時期があります。シラタマを飼うきっかけになったのは、去年のバカンスの時に借りたアパートの部屋に毎日遊びにくる三毛猫があまりにもかわいく、人懐っこい子で、とんでもなく癒されたこと。その後猫を飼うことを決めました。ブリーダーさんの家に生後2か月の猫を見に行って出会いました。小さくてほわほわのたんぽぽの綿毛みたいでした。私の仕事柄、平日は仕事時間が長いので、お休みの日は、散歩に出たりほとんどシラタマのために使っています。彼女の居場所は『Muuto』のboxの中。とにかく箱が好きなようです。ベットの上ではコロコロご機嫌で転がったり、へそ天で寝ます。大好きなおもちゃは私のヘアゴム、ティッシュを小さくまるめたものには目がありません。他に『ヨロコブラ』(日本の作家さんの猫用おもちゃ)や、ネズミのおもちゃで遊びまくっています。性格は人懐っこく、時にはわがままでやんちゃ、そしてかまってちゃん!!箱入り娘として大切に育ててます(こんなに可愛くなると思ってなかったです!)。私の人生に欠かせない存在になりました。抱っこすると、ふわふわでとろけそうな柔らかさが気持ち良いです。私と似ている一面は、頑固なところでしょうか!粘り強くて、一度外に出る!と決めたらずっと鳴き続けます。シラタマは私のことはお母さんもしくは、親友?と思っているでしょうね。私には猫を被らず言いたいことを言ってきます。私のベッドの上で一緒に寝ることが多いのでやっぱりお母さんかな?一番楽しかったエピソードは一緒にサンセヴァスチャン(スペイン)を旅行して、リュックサックに入れて街中をお散歩したり、バルに行ったり海を見に行ったこと。街中の猫さま好きに可愛がってもらいました。シラタマがいるお陰で絶大な癒しがもらえ、生き物を大切に扱うことを教えてくれます。言葉が通じなくても気持ちを察することは可能なんですね。ーー飼い主は、シラタマさまが小さな頃からリュックサックに入れて、公園やカフェに散歩に行き、移動や外の環境に慣れさせていたとの事です。今では4時間くらいの列車の旅ならお利口にできるようになりました。サンセヴァスチャンには2度も行ったそうです。街を一緒に散歩してシラタマさまも飼い主とお出かけして嬉しかったというお話も聞けました。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年09月18日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第169回目はハチワレ猫のツクネ(Tsukuné)さま。気遣い上手な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.169猫さまの話をもっと聞かせて!ツクネさまは3歳の女性猫さま。<ツクネさまが語ります>私はパリの19区にあるアパートメントで、飼い主と、私より若い2歳の彼らの息子と一緒に生活しています。パティシエの居候もいて、毎日ワイワイ暮らしています。朝6時くらいからご飯が食べたくて、ベッドの飼い主にカラダでアタックします。7時に朝ご飯を食べて、ご機嫌でバルコニーへ虫ハンティングに行きます。『Royal canin』 のカリカリ、たまにパテも。よく虫も食べています。特別な時は日本の『ちゅ~る』が出てきます。人間の食べ物にはあまり興味がないのですが、たまに甘いパンやチーズをお皿に少し入れてもらうと時間をかけて食べます。日中はだいたいリビングにある飼い主の夫のアトリエエリアでゴロゴロしています。アトリエの布の隙間、ソファ、飼い主の身体の上は特に気持ちがいいです。19時の晩ご飯後はおもちゃで遊んで、21時には飼い主の周りをウロウロして早くベッドに行こうとアピールします。飼い主と必ず同じタイミングでベッドに入り、横で眠りにつきます。おもちゃは髪の毛を結ぶゴム遊びが一番です。<飼い主から見たツクネさまとは>私は小さい頃からおばあちゃんといる事が多かったのですが、おばあちゃん宅にはいつもいろんな猫がいました!初めて家族として猫を迎えたのは高校一年の秋。近所で産まれた子猫を連れて帰って来て、ブンと名づけました。時を経て、残念ながら最期の時には立ち会えなかったのですが、彼女と過ごした青春がよくフラッシュバックします。ツクネが家族になった経緯をお話します。親しい友人宅のお庭に迷い込んだ猫がそのまま翌朝出産し、そこで産まれた3匹の姉妹達の次女がツクネでした。偶然出産の翌日に友人宅を訪れ出会ったのです。性格は怖がりでいつもビクビクしています。気を遣っているのか、息子が眠るとすぐに甘えてくる遠慮猫でもあります。特技はウゥっとうめきながら膝の上に上手にジャンプすることと、蜂や虫のハント。ツクネは私にとって長女、たまにマッサージ師(笑)です。名前を呼んだら走ってくるところが可愛いです。私に似ているところがあって、自分では感じたことは無いのですが、キャットシッターをしてくれる友人からは、気を遣うところが私にそっくりだと何度も言われました。一番楽しかったエピソードは、息子を出産した日のことです。深夜に陣痛が始まったのですが、初めてのことでよく分からず朝まで我慢しようとお風呂に入って耐えていた時、いつも夜はひっくり返って寝ている彼女が身体中をトントンしてくれて、お風呂が大嫌いなのに湯船に座って私を朝まで見つめていてくれた事です。ツクネと初めてふたりで夜を明かしました。彼女の存在は毎日をアクティブに生きるパワーを教えてもらい、時にはダラダラしていいよと許してくれます。のんきなツクネと一緒にいられて毎日が本当に癒されています。ーーこの猫さま連載にはすでにたくさんのハチワレ猫さまが登場していますが、ツクネさまはビー玉のようなまん丸お目目が可愛いですね。ひっくり返った姿を見るととても怖がりには見えません。今日も虫を捕まえて遊んでいるのでしょうね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年09月16日この度、アパレルブランド「louren (ローレン)」が、フランス・パリにて2023年9月25日~2023年10月3日に開催される「2024SS Paris Fashion Week (主催Global Fashion Collective)」への出展が決定いたしました。Paris Fashion Week詳細: ■Global Fashion Collective (GFC) について「Global Fashion Collective(GFC)」は2017年に発足され、クリエイティブなデザイナーを支援し、世界に発信することを目的として立ち上げたプロジェクトです。東京・パリ・ロンドン・ミラノ・ニューヨークで行われるファッションウィークは、各デザイナーがグローバルブランドとしての存在感を高め、国際的な露出を増やし、新たな市場を開拓することを目的として開催されています。■ファッションウィーク出展の背景ブランドを立ち上げる前は、服飾学校でデザインを一から学んだことも、アパレルブランドで企画や生産の経験を積んだ経歴もなかったので、この5年間は業界未経験者というハンディキャップを少しでも軽減しようと、積極的に現場に立って経験を積み、インプットしてはアウトプットするという工程を繰り返してきたと思います。創立5周年という大きな節目を迎えるタイミングでお声がけをいただき、これまで作り上げてきたlourenの世界観やクリエイションをランウェイショーという形で純粋に表現してみたいという新たな想いが芽生え、今回の出展を決めました。(ディレクター/デザイナー 佐藤 涼実)初のコレクションでは、オートクチュール界にてグラン・マダムと呼ばれ、“布の彫刻家”として賞賛されたマダム・グレをオマージュし、繊細なドレープ美学で洋服に立体感を生み出す作品を中心に展開。グレの作り出すエレガントなイブニングドレスから着想し、よりエフォートレスかつタイムレスに落とし込んだlourenならではのready to wearを発表する。■louren (ローレン)について日本のファッションブランドとして、2018年FWコレクションよりローンチ。ウィメンズアイテムを中心に展開している。“飾らない女性らしさと時代に左右されない、心地良いアーバンスタイル”をコンセプトとして掲げ、ミニマルで洗練された女性像をデザイナー自身の経験・五感を通じて表現している。2023 SPRINGSUMMER COLLECTION LOOKBOOK■佐藤 涼実 プロフィールlouren (ローレン)のクリエイティブディレクター兼デザイナー。法政大学デザイン工学部システムデザイン学科にてプロダクトデザインを学んだ後、ヤフー株式会社にてWEBデザイナーとして就職。当時から自身のファッション・ライフスタイルが同世代の女性を中心に高い支持を集め、クリエイティブディレクター兼デザイナーとして2018年自身のブランドとなる「louren (ローレン)」を設立。2021年には直営店を東京・広尾に路面店としてオープン。2023年SSコレクションでは、品質やクオリティ、素材や生産地に特化したハイラインを展開し、よりオリジナリティを求めてモノづくりに取り組んでいる。そして2023年9月、Paris Fashion Weekにて初のコレクションを発表。この秋、ブランド設立5周年を迎える。■会社概要商号 : 株式会社あえか代表者: 代表取締役 稲井 義哉所在地: 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-2-2 萩原ビル2 5FURL : ■本件に関するお客様からのお問い合わせ先株式会社あえか カスタマーサポートTEL : 03-3473-2088お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月13日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第168回目はアビシニアンのカルロス(Carlos)さま。ご褒美のパテが大好物な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.168猫さまの話をもっと聞かせて!カルロスさまは2歳の男性猫さま。<カルロスさまが語ります>僕はパリのアパートメントで生活しています。平均的な1日は、ハエを狩ること、太陽を追って寝ること、バルコニーを楽しむこと、ハトを観察することで終わってしまいます。毎日の食事はカリカリばかりですが、週に一度パテを食べる権利があります。このパテは格別で、週末に苦手な外へ出かけたときは、よく頑張ったご褒美にもらえるのです。お菓子全般が大好きで、飼い主がケーキを焼いているとそばに行き観察します。オーブンで焼かれたケーキの香りが漂うだけでよだれが出てきます。家の中で一番好きな場所は天気が良いときはバルコニー、外出できないときはベルベットのアームチェアの上を陣取ります。<飼い主から見たカルロスさまとは>子どもの頃に猫を飼っていたのですが、大人になって私自身では初めて猫を飼いました。インターネットで検索してアビシニアンのブリーダーさんを見つけました。私たちは赤ちゃんの頃にカルロスに会い、幸運にも彼を家族として迎え入れることができました。彼はすぐに私たちのところにやって来て、私たちの腕で眠ってしまいました。最も楽しかったエピソードは、彼がアパートに到着した最初の数時間。夜になると布団の下に隠れてハグを求めに来ました。この時は極上の幸せを感じました。カルロスはいわゆるパリのアパートメントの猫です。私たちは彼を田舎に連れて行くのが好きですが、彼はいつも家にいるので、自然をあまり好きではありません。チャームポイントは頭と大きな耳。小さなライオンのような愛と優しさの存在がたっぷりのカルロスにゾッコンです。ーーとても懐っこいカルロスさまは何時間撫でられてもじっとしているそうです。小さな犬のようでもあるとのこと。飼い主もカルロスさまもグルメなようで、話を聞いているだけで大好きなお菓子作りの匂いがしてきそうです。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年09月10日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第167回目は黒白ハチワレ猫のオリオン(Orion)さま。フランスとイタリアを行き来する猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.167猫さまの話をもっと聞かせて!オリオンさまは5歳の女性猫さま。<オリオンさまが語ります>私はフランスとイタリアを行き来して生活しています。飼い主が国際機関のアナリストなので、それぞれの国に私の家があるのです。パスポートはフランス猫としていつも持ち歩いています。パリでは6区のアパルトマン、イタリアではベネト州のトレビソ(Venice 近郊)というところに住んで約2年が経ちます。今はイタリアが拠点ですが、もちろんパリにも年に何回かは帰国しています。朝が弱いので9時前には起きません。フランス、イタリアどちらにいても、窓際で鳥の観察が日課です。食事は『シェーバ』のチキンが常食で、おやつにはミルクとカリカリをいただきます。飼い主が家にいる週末には大好物のローストビーフが出てくるのを期待しています。飼い主のやっていることにはなんでも参加したいタイプで、料理もですが、特にプリンターの構造に興味があります。毎日飼い主の秘書的な役目をしています。<飼い主から見たオリオンさまとは>3歳ぐらいから実家には絶えず猫がいました。オリオンは動物保護団体から2019年の春に引き取った時に、既に右手に障がいがありました。通りにうずくまっていたところを保護されたそうです。車に轢かれたのか、もしくは木登りをして落ちたのかはわかりません。私の元にやって来てからはいつも一緒に旅をしています。得意技は、ソファーからジャンプして、歩いている私の背中にタッチすることです。これはお帰りなさいのサインのようです。最近グルメなところが私と似てきました。イタリアに来てからいろいろな魚を食べるようになって、スズキとエビが大好物になりました。休暇で年に2回ほどパリの自宅に戻りますが、パリのマイベッドでは、やはり睡眠の質が違うようで、ゆっくり寝られるようです。オリオンは障がいがあるものも真摯に生きています。性格はとても明るいです。そんなオリオンをとても尊敬しています。ーー魚が豊富なイタリアの生活と、生まれ育ったフランスの生活はどちらにいても幸せそうでした。パスポートを持ち国境越えに慣れっこになっているオリオンさまは、まさに飼い主の秘書的な役割をしていていました。障がいが残っているのであまり自由に遊べませんが、その代わりジャンプ力がすごいお転婆娘でした。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2023年09月09日