日々、迷いも不安もある24歳の青年がお寺の住職となり、自分の道を見つけていく、伊藤淳史主演の『ボクは坊さん。』。現在、ジワジワ来ている“お坊さん”ブームを後押しする(?)本作のブルーレイ&DVDが3月16日(水)にリリースされることに合わせ、伊藤さんと真壁幸紀監督からコメントが到着した。白方光円、24歳。突然の祖父の死をきっかけに書店員を辞め、四国八十八ヶ所霊場、第57番札所・栄福寺の住職になったばかり。この寺で生まれ育ったものの、住職として足を踏み入れた“坊さんワールド”は想像以上に奥深いものだった!個性豊かな僧侶との出会いにワクワクしたり、檀家の人たちとの関係に悩んだり。お葬式や結婚式で人々の人生の節目を見守るのはもちろん、地域の“顔”としての役割もお坊さんには必要。職業柄、人の生死に立ち合うことで“生きるとは何か?死ぬとは何か?”と考えたりもする。坊さんとしての道を歩み始めたばかりの光円は、試行錯誤を繰り返しながら、人としても成長していく――。本作は、糸井重里が主宰するWEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載されていた本物のお坊さん、白川密成による人気エッセイを『ALWAYS 三丁目の夕日』のスタッフにより映画化。実話をもとにした生きるヒントがたくさん詰まった、“お坊さん”エンターテインメントだ。主演を『ビリギャル』『劇場版MOZU』の伊藤さんが務めるほか、山本美月、溝端淳平、濱田岳、松田美由紀、イッセー尾形と豪華キャストが集結。開創1200年を迎えた高野山・奥の院で史上初めて映画撮影が敢行された。また、本作には意外なお坊さん専用グッズや心にしみいる仏教用語、さまざまなタイプの僧侶など、知られざるお坊さんの日常が満載、コミックやドラマなどでも取り上げられた“お坊さん”ブームをひそかに後押しする。<伊藤淳史コメント>この作品は、決して特別なことをたくさん描いているわけではありませんが、誰しもが送っている当たり前の日常の中の喜びや悲しみがたくさん詰まった、愛すべき映画になりました。観てくださった方々が、自分の日常とか、身近な存在の人をあらためて『感じてもらえる』作品になっていると思います。映画の中で「僕にはまだまだできないことがある」という台詞があるのですが、僕自身、いまの自分にできることは少ないけど、目の前のことをコツコツやろうとずっと思ってきたので、それをこの映画で再確認できました。悩んだり、エネルギーを使い果たしたときに、ふとこの映画を観て、癒やされたり、大切な人に思いを寄せてもらえたらうれしいです。<真壁監督コメント>「ボクは坊さん。」を映画化するにあたり、大切にした要素の一つとして、「優しさ」があります。原作が持っている読後感や、ロケ地の栄福寺の空気感が、とても優しかったので。「優しい映画を作ろう。けど優しいだけじゃつまらない。じゃあどうしよう」そうやって出来たのが、この映画です。メイキング映像でもわかると思いますが、撮影現場はとても穏やかに進んでいきました。その撮影現場の雰囲気が、そのまま映画の空気になっていると感じます。劇場でご覧になった方も、そうでない方も、肩の力を抜いて、リラックスして観ていただきたいです。見終わった後、温かい気持ちになれると思います。『ボクは坊さん。』は3月16日(水)よりブルーレイ&DVDリリース(※同日レンタル開始)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボクは坊さん。 2015年10月24日より全国にて公開(C) 2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2016年01月14日誰がなんと言おうと、女子の特徴はよく恋愛相談をすることです。大学のサークル仲間の男子と付き合った場合、彼が付き合っている事実をオープンにしたがらないこともあるでしょう。社内恋愛の場合、彼が付き合っている事実をオープンにしたがらないことがあるでしょう。でもある日、なぜか付き合っている事実が周囲の人たちにバレていた・・・・・・たいていの場合は、女子が女友だちに恋愛相談をしたからです。・・・・・・と言い切っていいのかどうか分かりませんが、そういうケースは多いでしょう。男がおしゃべりというケースは一般的に見て少ないものです。■男は男のことを客観的に見ているから女子どうしで恋の話をして、恋の相談に乗りあう・・・・・・これはなにも男がそれをいけないと言う筋合いの話でもないもので、おおいに女子どうしで相談しあえばいいと思います。でも、付き合っている彼のことに関する相談は、きっと男友だちにしたほうがいいものです。男は男のことを客観的に見ているからです。男どうしは基本的にはセックスをするわけでもなければ恋愛をするわけでもないので、あなたより、あなたの彼のことを客観的に見て、あなたの女友だちより、彼のことを客観的に見ています。だから、付き合っている彼のことに関する相談であれば、彼の友だちを呼び出して相談したほうがいいものです。男は口がカタいので、守秘義務を課したらちゃんと守ってくれるでしょう。■またこの相談かよ恋愛の相談とか恋愛談義って、結局のところ、いくつかのパターンに集約されます。あなたも他人の恋愛相談にじっと耳を傾けてみるとよくわかるはずです。突飛な相談内容って実はほとんどなく、多くは「またこの相談かよ」というような、ありふれたものです。相談をしてくる当事者は必死でしょうけど、聞いている側は「ああ、パターン3の話ね」みたいなものです。そして、そのいくつかのパターンは、結局のところ「男という生き物の謎」に関することだったりもします。「ホントは男子ってなにを考えているの?」「こういうとき、彼氏にはなんて言えばいいの?」などなど・・・・・・。こういった恋愛相談は、男友だちに相談してみてはいかがでしょうか?女子会より安いコストで、女子会よりもいい話が聞けるかもしれません。彼氏と別れたいんだけど・・・・・・という気持ちを前提に男友だちに相談をすれば、運が良ければ男友だちから告白されるというオマケがついてくるかもしれません。まぁ、それが迷惑という人もいると思いますが、何はともあれ、「餅は餅屋」。「男のことは男に聞け」です。(ひとみしょう/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年01月03日シンプルだけどどこか美しい。無理のない “自然なフォルム” にまとわれた女性は、世の女性たちの憧れの姿。凛としていて気品のある、シュッとしたその姿からは、長年積み重ねてきたその人の「努力の結晶」が滲み出ています。その結晶が「キラキラした輝き」となり、その人の魅力となって「色気」となる。それは、わかりやすい「セクシーさ」とは比べものにならないほど美しく、いつの間にか周囲を魅了してしまうもの。そんな女性の “本質美”を手に入れるために役立つ、「3の法則」についてご紹介しましょう。“本質美” を手に入れるには?「雰囲気ある佇まい」はいつでもすぐに作れるものではありません。色んな道を色んな方法で歩んできた人にしか出せない「キレイの源」があるのです。前でも後でもダメ。今だからこそ放てる、女性の “本質美”。この特別な輝きは、長きに渡る「努力の結晶」で手に入れることができます。とはいえ、仕事と家事、子育てなどで忙しい毎日…、一体どうやったら「目標」を達成し続けて、女性の “本質美” を手に入れることができるのでしょう?STEP 1小さな目標からとにかく「やってみよう」ダイエット、英会話、資格、朝ラン、筋トレ… あなたは今までどれだけの目標をたててきましたか? チャレンジしたものの継続できず、仕事や環境、誰かのせいにしたことはありませんか? 目標をたててチャレンジすることは、決して「大きなこと」だけではありません。たとえば、まずはこんな「小さなこと」から始めてみましょう。・おはよう! と自分から話しかける・毎日、姿見で自分をチェックする・0時までにベッドに入って眠るこんな風に「やろう」と思えばすぐできることだって、立派な目標です。目標の内容が何であろうと「やろう! やってみよう! 」そう思う気持ちがいくつになっても大切なのです。STEP 2「3の法則」で “小さな自信” をつける小さなことから目標をたてて、「小さな自信」をたくさんつけていくことが重要です。大切なのは、ゴールを目指すことよりも、継続してそこまでの過程をじっくりと楽しむこと。「3の法則」のポイント・小さく目標をたて、思い立ったらそれを3回続けてみる。 ↓・3回できたら、それを3日続けてみる。 ↓・3日続いたら、3週間。 ↓・3週間続いたら、3か月。 ↓・3か月続いたら、ずっとできるはず!例えばダイエット。どうやっても痩せない人が、いきなり「走る!」だなんて無謀過ぎますよね。でも電車やバスで「絶対に座らない!」という目標ならばどうでしょう? 3回なんてすぐですよね。3回できたら3日間、3日間できたら3週間。そうやって3ヶ月間が経過したとき、あなたはもう、ずっと継続できるはずです。おさぼりは3日まで! 4日めから小さく再スタート「失敗するかもしれない」「やってみても続かない」「どうせ続かないから最初からやらない」そんなふうに理由をつけて、チャレンジすることから目をそらしているなら、まずはこの「3の法則」を実行してみてください。どんなことでも構いません。継続できたら、自信をもってできるだけ長く続けてみましょう。そして、途中で気分が乗らなくなったときは一旦やめてしまうこと! ただし、おさぼりは3日までです。3日間はダラダラと過ごします。そして4日目からはまた、小さく再スタートしていく。これが「3の法則」のルールです。これならやれそうな気がしてきませんか? 「3の法則」をどんどん取り入れよう目標達成を習慣化できるのが、この「3の法則」。チャレンジすることは、どんなことでも構いません。たとえば「色」の取り入れ方。長年あまり「色」を意識してこなかった方が、いきなり慣れていない「色」の服を着たり「色」のある空間で生活することは、とても勇気がいること。そこで、すぐに直接的に取り入れるのではなく、まず「色」を意識する感覚を取り入れてみます。これも「3の法則」を使うだけ。最初は3分だけ集中して、それができたら次は1日3回集中してみます。さらにこれを3日間行なってみてください。3日間できたら3週間。3週間できたら3ヶ月です。道具も何もいりません。ただただ色を「意識するだけ」。それだけで、その「色」を受け入れることができるようになるのです。模様替えやイメージチェンジなどで、チャレンジしたい「色」がある方は、ぜひ試してみてください。「コミュニケーション」についても、同じことが言えます。気遣いのできる大人になったからこそ、ものごとを難しく考えてしまったり、先のことを考えて臆病になってしまうもの。恋愛だってそう。「告白しても振られてしまったらどうしよう? 」「振られるくらいなら、言わないほうがよいのでは? 」 …いいえ、違います。まず3回トライして、ダメならそこで考えれば良いのです。もしも3回のキャッチボールが続いたら、今度は3日間のコミュニケーションをとってみましょう。それができたら今度は3週間。気づくと、相手から食事に誘ってくれるところまで進展しているかも? しれませんよ。恐れず、惑わされず。自分を動かすのは「自分」。自分を動かすのは「自分」でしかありません。周囲の意見や本の言葉など、他者から影響を受けて動くことももちろん大事なのですが、そこから先はすべて「自分」です。まずは自分の心を、自分の軸をしっかり立てる。そこから始めることがとても大切です。トレンドに惑わされたり、他人のことばかりを気にして “人生を無駄” にするのはもうやめませんか? 怖いかもしれません。ドキドキするかもしれません。でも恐れずに「自分」を信じて動いてみましょう。思い立ったら「3の法則」です! ぜひ試してみてくださいね。
2016年01月03日SC15において、ムーアの法則が終わった後の時代のコンピューティングがどうなるかについてのパネルディスカッションが行われた。モデレータはローレンスバークレイ国立研究所のGeorge Michelogiannakis氏。登壇したパネルメンバーは、(右から順に)同じくローレンスバークレイ国立研究所のチーフテクノロジオフィサーのJohn Shalf氏、南カリフォルニア大のBob Lucas教授、ローレンスバークレイ国立研究所のDavid Donofrio氏、IBMのJun Sawada氏、チューリッヒのETHのMattias Troyer教授、 IntelのShekhar Borkar氏という豪華メンバーである。南カリフォルニア大のLucas教授は、D-Wave Systemsの量子コンピュータを使った研究を行っていることで有名で、Troyer教授は、D-Waveは通常のコンピュータの性能を大きくは超えない、本当に量子効果で動いているのかどうかは疑問という論文を出している反D-Wave派の中心人物である。IntelのBorkar氏は、Extreme-scale Technology開発のディレクタで、Intelのテクノロジ部隊を代表する人物である。IBMのSawada氏は、IBMのニューロチップ「TrueNorth」の開発者で、日本で開催されたCool Chipsでも講演している。Michelogiannakis氏は、「これは、どのテクノロジが勝つのかというバトルではなく、それぞれのテクノロジはどのような問題を解くのに適しており、どこがテクノロジ間の境界線になるのか、各テクノロジはどのような可能性を持っているのかに関して理解を深めることが目的」と述べてパネルディスカッションを開始した。○IntelのSekhar Borkar氏のポジションモデレータの指名で、最初にポジショントークを行ったのは、IntelのBorkar氏である。ムーアの法則の時代のデバイスはMOSトランジスタであり、これは熱励起された電子(または正孔)を使うデバイスで、増幅作用があり高い信号/ノイズ比をもつ回路が作れる。そして、性能、エネルギー効率、コストが何10年にもわたってスケールしてきた。また、製造性も何10年にわたって維持されてきた。コンピューティングは、(数100年の歴史のある)ブール代数を使い、トランジスタを使ってメモリとロジックを作ってきた。計算の論理としてはチューリングマシンを数10年にわたって使っている。そしてコンピューティングの実装としてはノイマンアーキテクチャを使ってきている。これに対して、今後のデバイスの候補とされるものとそれを使うコンピューティングについてまとめると次の表のようになる。CNT(カーボンナノチューブ)やグラフェンのようなカーボン系の素子は、基本的な動作原理は、シリコンと同じMOSトランジスタで、熱イオン素子である。10-20年にわたって研究されてきたが、まだ、成熟していない。問題点としては、ソースドレインのコンタクトの形成、CNTの成長の方向などを揃えること、直径を一定に制御すること、メタリックなCNTを除去することなどが解決されていない。ということで、大量生産の見通しが立たない。TFET(Tunnel FET)はMOSデバイスであるが、熱イオン素子ではなく、トンネル現象を使う。10年以上にわたって研究されているが、まだ、成熟していない。性能が低く、当初、想定されたほど、サブスレッショルドの漏れ電流も小さくならない。量子コンピューティング素子は、増幅作用が無い。このため、ノイズの中から信号を探すような動作になってしまう。また、超電導が維持できる低温に冷やすことが必要である。10年以上にわたって研究されているが、まだ、成熟していない。用途が限られるし、大量生産の見通しもない。ニューロ素子は、コンピューティングの理論が無く、なぜ、どうやって動作するのかが分からない。何10年も研究されているが、依然、先行きが見えない。用途も限られる。ということで、ポストムーアの候補と目される素子の研究は続けて行くべきであるが、本当に実用になるかどうかの見通しがあるものは無い。従って、Post MooreはMore of Mooreで行くしかない。というのがBorkar氏の主張であった。
2015年12月09日2012年に単行本が刊行されるや、斬新なアイディア、そして心温まる物語が支持され、世代を問わずまさに究極の恋愛バイブルとなった樋口卓治原作の「ボクの妻と結婚してください。」が映画化されることが決定。この度、本作の主演を4年ぶりの映画出演となる織田裕二が務めることが明らかになった。テレビ業界の第一線で働く敏腕放送作家が余命宣告を受け、愛する家族の未来のために、残された時間を使って妻の「最高の結婚相手」を探しだす…。本作の映画化に挑むのは『阪急電車 片道15分の奇跡』(’11)『県庁おもてなし課』(’13)を手掛け、繊細な人間ドラマの描写が高く評価されている三宅喜重。主人公と家族の複雑な心情の変化だけではなく、“笑い”や“驚き”も細やかに描き出す。愛する妻と子の幸せを願い突き進む“強さ”、いつ尽きるとも分からない自分の命に翻弄される“弱さ”を併せ持つ三村修治を演じるのは、「踊る大捜査線」シリーズ、「株価暴落」(WOWOW)などで主演を務める俳優・織田裕二。さらに修治の妻・三村彩子には『HERO』や現在放送中の「コウノドリ」(TBS)などに出演し、いま最も輝く女優・吉田羊が、余命僅かな修冶の“思いつき”と真摯に向き合うヒロインを好演。2人は本作で初共演となる。そのほか、『神様のカルテ』シリーズや、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」で杏の父親役としての熱演も記憶に新しい原田泰造が、修冶の見初めた“結婚相手”伊東正蔵役を、元敏腕リサーチャーで現在は結婚相談所を経営する修治の良き理解者、知多かおり役を高島礼子が演じるなど実力派俳優陣が集結している。<以下、キャストコメント>■織田裕二(三村修治役)『ボクの妻と結婚してください。』いただいたときに、まず面白いタイトルだなと思いました。そして脚本を読んでクスッと笑えて、すぅーっと涙が流れました。こんな役は演じた事がありません。「人恋しくなる季節」、人の優しさが心地よく染みました。いま、僕はこの作品に出逢えてとても嬉しいです。■吉田羊(三村彩子役)『ボクの妻と結婚してください。』なんて、タイトルからしてもう観たい。台本を読ませて頂いたらこれまた更に観たい。映画が完成した時、この「観たい」をきちんと「満足」に変えられるよう、精一杯“妻”の務めを果たしたいと思います。織田さんは、ずっとテレビで見ていた憧れの方。その方と夫婦役でお芝居させて頂けるなんてこの上ない喜び。織田さんと築く温かい夫婦関係に、笑い泣きして頂けたら幸いです。■原田泰造(伊東正蔵役)伊東正蔵役を演じる曲がったことが大嫌い原田泰造です。最初台本を読んだとき、織田さん演じる修治の家族を思うまっすぐな気持ちに胸が熱くなりました。そして、結婚っていいなあと改めて思いました。僕が演じる伊東という人物は真面目で誠実な男です。この男の魅力を皆さんに伝えられるように頑張りたいと思います。■高島礼子(知多かおり役)死が他人事と思えなくなった最近、この物語は勇気を持たせてくれる。家族、友人達の存在に感謝したくなる。主人公の三村の決断は、とても真似出来ないが、共感出来る。切ないのに、楽しいと思える心温まるストーリーです。■樋口卓治(原作者)「事件は会議室で起きてるんじゃない」とは逆で放送作家の仕事は会議室で行われます。視聴者の笑顔を思い浮べながらせっせと企画を考える。それはとても楽しい作業です。三村修治は人生最後の企画を、妻の結婚相手を探すことに決めました。最後くらい愛する妻のために企画を考えたい。放送作家で培った全てを捧げたいと思いました。誰かのために一生懸命何かを考える。そこには愛が宿ります。映画に関わるみなさんが観客のために考えた愛を楽しみに拝見させていただきます。「ボク妻」をよろしくお願いします。『ボクの妻と結婚してください。』は2016年秋、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月18日「MOZU」のスピンオフドラマ「大杉探偵事務所」や「無痛~診える眼~」などで活躍する伊藤淳史の最新主演映画『ボクは坊さん。』。このほど、先月末に行われた本作の完成披露試写会で、ともにイマドキの“お坊さん”を演じた主演の伊藤さんと共演の濱田岳が苦労エピソードとして触れた修行“護摩行”の画像がシネマカフェにて解禁。さらに、糸井重里や山崎貴監督らからコメントが到着した。24歳で突然住職になった白方光円(伊藤さん)が、想像以上に奥深い“お坊さんワールド”に足を踏み入れ、失敗しながらも成長していく姿を描き、笑って泣いて、人生のヒントがもらえると注目の本作。今回到着したのは、伊藤さんと、お坊さん学校での同級生を演じた濱田さんが、キュートな坊主姿ながら、燃えさかる炎の前で行う“護摩行”に真剣な面持ちでのぞんでいるシーンだ。先日の完成披露試写で2人は、「とにかく熱くて大変だった!」とこのシーンをふり返り、「苦労したのにあまり使わなかったですよね」と真壁幸紀監督に恨み節。だが、監督は「最大限、使ってます!」と自信たっぷりに応じており、真相はスクリーンで確かめてみたいところ。また、本作は愛媛県今治市にある真言宗栄福寺の現役住職・白川密成さんが7年にわたり「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載したエッセイを、『ALWAYS 三丁目の夕日』スタッフが映画化。そこで、「ほぼ日」主宰の糸井さん、『ALWAYS』シリーズの山崎監督からも応援コメントが到着。さらに、フリーマガジン「フリースタイルな僧侶たち」代表で浄土真宗本願寺派の僧侶・若林唯人さん、浄土真宗本願寺派の僧侶でお寺カフェ「神谷町オープンテラス」の“店長”として親しまれている木原祐健さん、アメリカでMBA(経営学修士)を取得し、インターネット寺院「彼岸寺」を立ち上げた浄土真宗東本願寺派緑泉寺の住職・青江覚峰さんら、イマドキのお坊さんから、“仏教フリーク”芸人、尼さん漫画家、お寺出身の大物アーティストなど、“お坊さん”業界の多彩な著名人たちからも大絶賛されている。<コメント>■糸井重里(コピーライター)わぁ、こういうドラマになるのかぁ。現実の坊さんも、ドラマの坊さんもがんばれ~。■南こうせつ(シンガーソングライター)人は煩悩をしょって泣いたり笑ったり、今は亡き父の早朝のお務めの木魚の音が映画と共に鮮明に甦りました。ありがとう光円和尚。■養老孟司(解剖学者)「人生をあきらめるな。」静かに映画は語り、僕らが忘れかけている日常の”大切なこと”を教えてくれた。■「笑い飯」哲夫(一応、漫才師)おっさんは葬式でええこと言うてくれはります。このおっさんにも泣かされるとは思てませんでした。般若心経で笑うとは思てませんでした。■悟東あすか(尼僧漫画家)等身大の若いお坊さんの成長がとてもハートフルに、しかも個性的かつ不思議な味で綴られている映画だと思います。爽やかです!!■比嘉愛未(女優)お坊さんの姿に笑いお坊さんの言葉に泣いた。仏の心に触れ、日本人の美徳や生死観を改めて考えさせてくれた。出逢て良かったと思えるそんな作品です!!■山崎貴(映画監督)坊さんの暮らしを覗いてみたら、そこには沢山の「生きていくこと」へのヒントが詰まっていました。なんだか心がすっと軽くなるような”お参り”のような映画体験でした。『ボクは坊さん。』は10月17日(土)より四国エリアにて先行公開、24日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボクは坊さん。 2015年10月24日より全国にて公開(C) 2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2015年10月08日過去の恋が忘れられず、新しい恋に進めないという人もいるのではないでしょうか。忘れるための行動をとることも良いですが、復縁をのぞんだ行動をとってみるのも、ひとつの方法です。運命の相手というのは、必ずしも“すんなり結婚にたどりつける”とは限らないもの。わたし自身、復縁した経験があり、結果的にその相手と結婚をしています。復縁において大切なこととして、「連絡をとらない」「自分からアクションを起こさない」というものがあります。もちろんその方法も復縁するための行動法則としては正しいのですが、行動する前にもっと大切なことがあります。じつはこのことをわかっていないため、心と行動がともなっていない状態で続けていった結果、復縁がうまくいかないということになってしまうのです。では、復縁のための行動をとる前に大切なこととは何でしょうか?それが3つの<カエル>です。■1:片思いの自分に<カエル>復縁をのぞむときに忘れがちなのが、「いま現在あなたは片思い中だ」ということです。“彼と付き合っていた”という実績はありますが、いまは“一方的に彼を好きな状態である”ということになります。元カノという立場になると、どうしても片思いという意識が薄くなってしまいます。「付き合っていたとき、こういうの好きだったよね」「デートのとき、こういうことあったよね!」片思いをしていた経験のある方も多いと思いますが、それを思い出してみて欲しいのです。片思いの相手に、彼女ヅラしますか?片思いの相手に、過去の話をしますか?片思いの相手に、彼の知っていることをドヤりますか?少しでも自分を好きだったころの気持ちを思い出して欲しいという焦りはわかりますが、これは彼の気持ちが落ち着いたときでも遅くありません(もっといえば、彼も昔の話ができるくらい距離が縮まってからでOK)。もし彼に片思いをしていた時期があったのなら、それを思い出してみてください。逆に彼に片思いをした時期がないなら、過去の片思いを思い出してみてください。片思いの意識が薄く、元カノを前面に出すというのは、過去の栄光にすがっている人とかわりません。もちろん自分が彼女でしたし、その事実は変わりません。しかし、「付き合っていたころは~」「あなたって、いつもそうだよね~」などといわれても、彼にとっては“いまさら感”しか残りません。むしろ「なに彼女ヅラしてんだよ」と嫌悪感を抱かれかねません。わたしは復縁に失敗した経験と成功した経験があります。失敗したときは、まさに元カノを全面アピールしていました。しかし、それでは彼の心が離れる一方でした。逆に復縁に成功したときは、過去は過去として、思い出は大切にしつつも、いま自分は片思いであるという気持ちを持って行動しました。そうすることで、いい意味で謙虚になっている自分がいたように思います。恋人だったという自分のおごりのようなものがなくなり、「彼のことを知りたい!」「自分の変わったところを見てもらいたい!」そんな気持ちで、まさに片思いを楽しんでいた状態でした。まずは「わたしは彼に片思いしている」ということを自分でしっかり受け入れてください。そこから、彼との復縁の一歩がはじまります。次回は、残りふたつの<カエル>について、お話ししますね。
2015年10月07日『ALWAYS 三丁目の夕日』スタッフと「ほぼ日刊イトイ新聞」の人気連載を映画化した伊藤淳史主演の『ボクは坊さん。』。この日本発の“お坊さん”映画が、仏教伝来の道でもある、シルクロード国際映画祭で日本映画“初”のプレミア上映されることが決定。併せて、三蔵法師もビックリするような(?)伊藤さんの“美麗な”坊主姿の新ビジュアルも解禁となった。本作は、24歳で突然、書店員から住職になった白方光円(伊藤さん)が、想像以上に奥深い“坊さんワールド”に足を踏み入れ、失敗しながらも成長していく姿を描いた“お坊さん”映画。9月22日より中国・福州で開催される第2回シルクロード国際映画祭にて、晴れて特別招待作品としてGALAプレミア上映されることになった。シルクロード国際映画祭は、中国が北京・上海に次ぐ第3の映画祭に育てるべく、昨年より始まった注目の映画祭。ジャッキー・チェンが広報大使であり、今回は『さらば、我が愛/覇王別姫』『北京バイオリン』の名匠チェン・カイコー監督が審査委員長を務める。昨年の第1回は、陸のシルクロードの拠点・西安で開催され、第2回目となる今年は、海のシルクロード拠点である福州が開催地となった。シルクロードを通って日本に伝来し、定着してきた仏教。今回、日本映画としては初めての栄誉を得た『ボクは坊さん。』が、現代日本人の心にも響く“お坊さん”映画として、逆ルートで中国に上陸を果たすことになる。現地には真壁幸紀監督と安藤親広プロデューサーが参加予定。真壁監督は、「シルクロードの冠が付いた映画祭で上映できることが大変光栄です。また今回が第二回目という新しい映画祭に、初めての長編監督作品が上映されるということも、とても感慨深く、映画祭と共に私も成長していけたらと思っています」と、喜びのコメントを寄せている。また、併せて解禁された新ビジュアルでは、主演の伊藤さんが美麗な横顔を披露。これまでのポスタービジュアルでは“後ろ頭”だけだったため、「この坊主頭は一体誰?」という問合せも相次いでいたとか。映画の原作者でモデルとなった僧侶・白川密成さんも「本物のお坊さんのような佇まい!」と太鼓判を押す、この美麗な坊主姿も含め、シルクロードを旅した「西遊記」の三蔵法師にも劣らない(?)話題を呼び込むことになりそうだ。『ボクは坊さん。』は10月17日(土)より四国エリアにて先行公開、24日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボクは坊さん。 2015年10月24日より全国にて公開(C) 2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2015年09月18日みなさん、「マッチングセオリー」という言葉をご存知でしょうか。これは、人は自分と釣り合いの取れている相手を選びやすいという、心理学上の理論です。こちらをうまく利用すれば、どんな人でも素敵な恋人ができるはず!「私なんて……」と諦めているあなた、以下のことを試してみませんか?≪マッチングセオリーとは≫お互いの外見や性格、社会的地位などに大きな格差がなく、なんとなく似ていたり、釣り合いが取れていたりする相手を好きになりやすい、という考え方。これは周りからの意見によって決めるのではなく、自分自身が判断し、また感じるものです。例えば、街を歩いていて、「何でイケメンがあんなブスを連れてるの!?」というカップルを見かけることもありますよね?それは周りから見るとチグハグかもしれませんが、本人たち同士にとっては釣り合いが取れているのです。≪分相応の相手だと安心する≫仮にあなたが庶民で、超セレブの男性と交際したとしましょう。その場合、最初は「ラッキー」と喜んでいても、だんだん不安になってくるはず。「高価なものをもらっても、どうお返ししたらいいかわからない」「実は私のことを見下しているのではないか」「貧乏くさいと思われたらどうしよう」と、次から次へとふたりの格差に頭を悩ませることに……。一方、相手が同じステイタスだったら、こんな不安は起こりません。背伸びせずにいられる相手はとても楽。だから長続きもしやすいのです。≪美人すぎるとモテにくい?≫美人はモテると思っている人はたくさんいますし、実際、第一印象での人気は高いでしょう。ところが、いざ付き合うとなったとき、男性の多くは「自分には釣り合わない」と考えて諦めてしまいます。まず、勝手にモテモテだと思い、ライバルがたくさんいそうだからと断念する人。すでに恋人がいるだろう、と考えてアプローチすらしない人。このあたりをクリアしたとしても、マッチングセオリーの影響で、「やっぱり美人とは付き合えない」と判断する男性も少なくないでしょう。こうなると俄然、美人ではない女性に有利な風向きとなります。≪自分だけ評価で測らないようにしよう≫マッチングセオリーの基本となるのは、自分が自分をどう評価するか、にあります。例えばの話、芸能人と交際するとイメージしてみてください。「キムタクとは恐れ多くて付き合えない!」とか、「福山雅治なんてとんでもない!」。でも、「出川哲郎なら安心して付き合えそう」などという答えが出たとしたら、あなたは「私は出川哲郎と釣り合うビジュアル」と自己評価していることになるわけです。だからといって、周りもあなたを同じように見ているとは、思わないこと。容姿に自信のない人が消極的になりがちなのは、単なる自己評価なのに「みんなもそう思っているはず」と思い込むから。でも周りには、「あなたなら素敵な人と付き合えると思うよ」と言う人もいるでしょう。自己評価と周りの評価はイコールではないことのほうが多い、と覚えておきましょう。≪マッチングセオリー、振り返り≫◆あなたもイケメンと付き合えるかも超イケメンを好きになったとしても、「恋人がいるだろうな」と思い込んで諦めるのは早合点。誰もが不釣り合いになるのを恐れてアタックしない可能性があるので、むしろ成功率は高いかもしれません!その代わり、交際が成功した後、マッチングセオリーによってあなたが不安を抱える可能性もあります。そこはイケメンを落としたのですから、自信を持ちましょう!◆人は自分と釣り合う相手を選ぶ自分では「このレベルくらいの人しか相手にしてもらえないだろう」と感じていても、周りの人はそうは思っていません。もしもウソみたいに素敵な男性からアプローチされたら、その相手はあなたと釣り合いが取れていると判断して声をかけてきたのだということ。それを信じましょう。ただし、詐欺師やカラダ目当ての男性の場合は、マッチングセオリーを超えてくるほど口がうまく、あなたに合わせてくる場合も。そこは冷静な見極めが必要です!(文=くらげ)【プロフィール】占いライター、恋愛コラムニスト、心理カウンセラー。あの人があなたに抱いた第一印象【無料占い】
2015年09月04日○「ムーアの法則&科学技術館開館」50周年のダブルイベントインテルは1日から21日まで東京・千代田区の科学技術館にて「ムーアの法則」50周年記念展示を開催している。また、科学技術館では開館50周年を記念し「くらしの技術 50年『大・展望展』」を8月8日から30日まで開催し、ここでもインテルの展示が行われている。7~9日には小学生の親子を対象とした親子PC体験教室も行われる。この親子PC体験教室に合わせてこれらの展示に対する説明会が行われた。インテル 代表取締役社長 江田麻季子氏は、説明会冒頭のあいさつで「夏休みという機会に子供にムーアの法則とコンピューティングの歴史を知ってほしい。そしてコンピュータに興味を持ってほしい」と今回の展示の意義を説明する。また、「ムーアの法則は、ゴードン・ムーアの予見にすぎなかったものを、技術革新を重ねつつ、50年間続けてきた」と説明し、微細化による性能と電力効率の向上が与えた社会的インパクトや、安価で高性能なマイクロプロセッサを提供してきたインテルの歴史を振り返った。企画展示に関しては、ショーケースを左から右へと見るだけでITテクノロジーが全部わかる作りになっており、子どもたちがこの分野で興味を持ってくれることを期待するという。また、会場となる科学技術館が開館50周年ということに合わせて、記念展示にも参加していることを紹介していた。○親子で最新PCを体験し、オリジナルうちわを作成夏休みイベントとして7日~9日には、「インテル 親子 PC 体験教室」が行われた。このイベントでは、最新の2in1 PCを使ってオリジナルのうちわを作成するもの。また、これに合わせてムーアの法則と最新の小型PCとしてNUCとコンピュートスティックを紹介していた。○「くらしの技術 50年『大・展望展』」での展示も8日から実施する科学技術館開館50周年 2015年夏休み特別展 ニッポンの産業技術50年「くらしの技術 50年『大・展望展』」においても、50周年を迎えた製品やブランドとしてりかちゃん人形、カップヌードル、リポビタンD、ブルーバックスとともにインテル製マイクロプロセッサの展示が行われていた。さらにこれからの社会で大切かつ身近な産業技術から「クルマ」「食」「素材」「コミュニケーション」の4つのテーマでの展示も行われている。どちらも科学技術館の入館料のみで見ることができるので、夏休みの自由研究のワークショップ参加を兼ねて足を運んでみてはいかがだろうか。
2015年08月11日エディ・レッドメインが天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士を熱演し、本年度アカデミー賞「主演男優賞」を受賞した『博士と彼女のセオリー』のブルーレイ&DVDが、いよいよ8月5日(水)よりリリースされる。世界が絶賛したこの心揺さぶる愛の物語から、長きにわたって博士を支えた妻・ジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズのインタビューが到着した。宇宙の起源の解明に挑み、現代宇宙論に多大な影響を与えたホーキング博士。ALS(筋委縮性側索硬化症)を抱えながらも研究を続け、たびたび公の場にも登場する彼だが、博士による偉業がひとりの女性によって支えられていたことは、これまで、あまり知られていなかった…。そんな博士とジェーンのひと目惚れの出会いから、余命2 年と宣告されながらも、お互いの存在を必要としあった愛の過程、さらに、きれいごとだけではない夫婦の現実、そして予想外の結末に至るまで、2人のおよそ50 年分の半生を、エディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズという若手実力派俳優で描いた本作。世界中から絶賛を受け、エディは見事オスカーを獲得、フェリシティも同「主演女優賞」にノミネートされた。159cm と小柄で、どことなく少女らしさを残しつつも、31 歳の大人の女性としての凛とした美しさを併せ持つフェリシティ。先日、エディは『ハリ-・ポッター』シリーズ初のスピンオフ作品の主演に決定したばかりだが、彼女も本作で一躍注目を浴び、『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ第3弾『インフェルノ』(2016 年10 月公開予定)や、今夏クランクイン予定の『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ作品『Rogue One』(原題/2016 年12 月16 日公開予定)のヒロインに大抜擢されている。本作では、病いと闘いながらも生きる意味を全うし続ける博士と、それを支え続けた女性ジェーンの、いわば夫婦よりも深い関係が観る者の胸を打った。「すばらしいラブ・ストーリーの要素がこの映画にあった」と、フェリシティも言う。「これはスティーヴンとジェーンの2人についての映画で、2人の愛が困難な状況を乗り越えていくことの映画なの。それに、この脚本はある意味で日常的な物語で、恋愛について語られていたところがとても気に入ったわ」と、初めて脚本を読んだ感想を語る。「実在の人物を演じるのは、その人物に対してもの凄い責任感が伴うものなの。だから、ジェーンがどんな人物であるかを知るために、私にできることは何でもしたわ」と彼女は言う。「ジェーン・ホーキングの記録映像やドキュメンタリーの映像を見ることから始めたの。スティーヴン・ホーキングについてのドキュメンタリーが70年代から現在に至るまで、たくさん作られているから、その中でジェーンの部分があれば、たとえ3分だけの映像でも、私の携帯に録画して、その動画をパソコンに入れて、何度も見返したわ」。映画の原作になったジェーンの本も熟読し、役に対する思いが固まりつつあったころに、ジェーン本人と会うことができたという。「ジェーンと実際に会ったことで、私の場合は、役作りがかなり楽になったわ。彼女はとても陽気な人で、彼女の身のこなし方は素晴らしかったわ。声も素敵だったわね。彼女と会ったことで、たくさんのことを役作りに生かすことができたわ」。博士とジェーンが、同じ日に撮影中のセットに現れたこともあったそうで、「セットの傍らでスティーヴンとジェーンがそれぞれ離れたところにいる中で、本人を演じるのはとんでもない瞬間だったわ。特に撮影の最初の週は、ちょっと気後れしそうになったわね」と、フェリシティ。また、博士本人からも「若いころの自分をみているよう」と太鼓判を押されたエディとの共演は、「彼との仕事は素晴らしかったわ。エディは、演技に対して熱心で、誠実に取り組むの」とふり返る。「彼は自分自身の演技のことを考えるだけじゃなくて、周りの役者を後押しして、手を差し伸べてくれたわ。そういう人が現場にいるのは、とても新鮮なものだったわ。そういう意味で、彼はとても献身的な人よ」。だが、やがて、博士とジェーンはそれぞれ別の人との人生を選択することになる。「彼女はとても信心深い人なんだけど、禁欲的にはなっていないの。むしろ、とても官能的な女性なの。そして、彼女はジョナサン・ヘリヤー・ジョーンズ(チャーリー・コックス)を愛してしまって、彼らはそのことで思い悩んでしまうのよ。スティーヴンがその2人の関係を知る根拠はたくさんあって、複雑な状況から三角関係になるの。ジェーンにとって、スティーヴンとの生活は重荷や負担になっているから、彼女には信仰と歌と音楽という別の生活の側面があったわ。そこでは、彼女が自分自身を表現できて、慰めと支えになっていたの」。今回、ブルーレイとDVDには、泣く泣くカットされた未公開シーンも収録されているが、フェリシティが挙げたのは、「スティーヴンが手を使って書くことができなくなって、ジェーンが彼の論文と『ホーキング、宇宙を語る』の初期の原稿を書き上げる」というシーン。「彼女は彼の研究の始まりにかなり深く関わっていたことが分かるシーンなの」と語るように、ジェーンはまさに公私にわたって博士を支えていたのだ。少しずつすれ違いが生じながらも、お互いを想わずにはいられなかったジェーンと博士との関係を、この機会に改めて見つめ直してみて。『博士と彼女のセオリー』は8月5日(水)よりブルーレイ&DVD発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:博士と彼女のセオリー 2015年3月13日より全国にて公開(C) UNIVERSAL PICTURES
2015年07月19日「anan」1963号7/15発売は「運命を変える絶対セオリー。」特集。今週の表紙作成ストーリーを紹介します。木村拓哉さんの「運命を変えるジャンプ」誕生の瞬間。6月某日、スタジオに入るとそこには、幅約5メートルものトランポリンが鎮座。そう、木村拓哉さんの躍動感あふれるポーズは、これを使って生み出されたのです。今回、編集部とカメラマンさんの事前の打ち合わせで、「運命を変える」というコンセプトを表現するためにと出た案が、トランポリンによるジャンプ。表紙撮影での編集者の仕事は、スタッフさんとのやり取りから飲み物の買い出しまで多岐にわたります。が、しかし!まさかトランポリンの手配をすることになるとは、編集部2年目の私には思いもよりませんでした。さらに加えて、木村さんが万全の態勢で飛べるようにとトランポリンのインストラクターも探すことに。するとなんと、元オリンピック強化指定選手の方に来ていただけることになったのです…!こうして迎えた撮影日。その跳躍は、私たちの期待をはるかに上回るものでした。当日、お着替えが終わった木村さんは、すぐにトランポリンの上へ。最初の数回のジャンプで、早くも表紙候補か!?というカットが続々と。ここで私たちはその完璧なまでの運動神経を見せつけられるのです。モニターを覗きながら、スタッフ一同「うわぁ~」と歓声を上げるばかり。普通、ジャンプしながら撮る時は、顔がぶれてしまうことが多いらしいのですが、木村さんの場合、体の軸がしっかりしているので、ぶれは全くありません。サクサクと撮影が進みます。カメラマンさんがちょっとハードめな要求をすると、「まじかよ~」と言いながらも嬉しそうに体を弾ませる木村さん。ときにはご自分からインストラクターさんに跳び方を質問するなど、とっても意欲的。少年のような表情に、私たちは釘づけです。そばでずっと見ていたインストラクターさんも、「普通の人はいきなりここまでできませんよ」と、そのハイレベルぶりに舌を巻いていました。ときにシャツをはためかせ、ときにネクタイを空に躍らせながら、「運命は自分次第で変えられる」という特集テーマを力強く表現してくださった木村さん。本誌中面には、表紙同様に息を呑むグラビアがロングインタビューとともに8ページ詰まっています。どうぞご堪能ください!(K)
2015年07月14日同じ職場で働く異性にドキッとした経験のある女性も多いのではないでしょうか? 仕事に熱中している彼を見ているうちに、いつの間にか恋心を抱いていたというケースも珍しくありません。ただ、社内恋愛=困難・障害が多いというイメージもあるはず。同じ空間で働くことができ、お互いの良いや魅力を発見できるというメリットはありますが、それ以上に職場仲間との兼ね合いなどの問題も出てきます。今回は、社内恋愛経験者からのアドバイスを踏まえながら、社内恋愛の在り方について考えてみましょう。何がきっかけで社内恋愛に発展するの?社内恋愛に憧れている女性が知りたいのが、「どうやって社内恋愛になるのか」というきっかけだと思います。きっかけは十人十色ですが、次のようなきっかけが多いようです。・同じ企画を任されて、関わる頻度が高かったため。・職場以外でばったり会って、仕事中の雰囲気とはまた違った魅力を感じた。・残業や仕事を手伝ってもらった。・仕事でミスをしたときにフォローしてくれた。・飲み会の席で急接近した。・デスクが近く、やり取りする回数が多かった。同じ職場だからこそ得られる特権なので、きっかけづくりは大切にしたいですね。職場仲間にいつ伝える?彼との社内恋愛がスタートしてからも、悩みが尽きることはありません。ある程度の交際期間が経つと、職場仲間にいつごろ彼と交際していることを伝えるかという問題も出てくるでしょう。経験者たちは「仲の良い同僚には、早く伝えておかないと後から面倒なことになる」「信頼できる上司には交際して数か月で伝えた」「絶対に周りにばらさない、口の堅い人数名に伝えて、あとは退職ぎりぎりまで言わなかった」と言います。「職場仲間に全部知られてしまって、退職する羽目になった」という失敗談もあるので、職場での恋愛話は避けておいた方が無難でしょう。逆に言わない方が燃える特に仲の良い同僚だけにしか言わなかった経験者は、「仲間が知らない状況の中、2人の愛を育めるという状況に燃える」という、社内恋愛ならではの快感を楽しんでいたようです。どういう関係にするべきかをしっかりと彼と話し合うことが、社内恋愛を成功させる秘訣とのこと。2人の意見にズレがあると、ケンカの原因になるので気を付けてくださいね。社内恋愛真っ只中の人は、経験者談を参考にしてどうすれば社内恋愛をうまく発展させることができるかを今一度考えてみてはいかがでしょうか?
2015年07月06日映画『ビリギャル』で主人公を慶應合格に導く塾講師を好演中の伊藤淳史が、今度は一転、“お坊さん”となって奮闘する『ボクは坊さん。』。このたび、主役の白川光円を演じる伊藤さん始め、山本美月、溝端淳平、濱田岳ら個性派キャストの出演が発表。併せて、ポスタービジュアル&予告映像が到着した。白方光円、24歳。突然の祖父の死をきっかけに書店員の仕事を辞め、四国八十八ヶ所霊場、第57番札所・栄福寺の住職になったばかり。この寺で生まれ育ったけれど、住職として足を踏み入れた“坊さんワールド”は想像以上に奥深いものだった!人の生死に立ち合うことで、“生きるとは何か?死ぬとは何か?”と考えたりもする光円。坊さんとしての道を歩み始めたばかりの光円に、何ができるのか…。原作は、糸井重里が編集長を務める「ほぼ日刊イトイ新聞」、通称“ほぼ日”に掲載されていた、白川密成さんによる連載「ボクは坊さん。」。1日140万PVを超える人気を誇った、このコンテンツは、24歳の若さで突然、愛媛県今治市にある栄福寺住職になった白川さんの日々を綴ったもの。白川さん本人が「僕が原作の中で伝えたかったことは、もしかしたら、ただひとつ。“そこに坊さんがいること”。ただの青年がある日、“坊さん”になって見たシーンは、『ねぇ、こんなことが、あったんだよ』と誰かに話したくなる日々でした」と語るとおり、日本人の生活に密着していながら、あまり知ることのないお坊さん生活に視点を当てたその内容が話題を呼び、書籍化もされている。お坊さんやお寺というと、なんとなく特別な存在というイメージを持ってしまいがちだが、本作に登場する、伊藤さん演じる光円たちはいたって“普通の人間”。今回解禁となった予告編でも、軽やかな音楽に乗って展開されていくコミカルなシーンは微笑ましいものばかり。主演の伊藤さんも「この映画は、当たり前のように繰り返される毎日を描いた作品で、その中で起こる、喜びや悲しみに、生を感じさせてくれる、心温まるストーリーだと思います」と、その“和み度”に太鼓判を押し、「お坊さんの役を演じさせていただき、お寺の世界の厳しさや、美しさを、身をもって感じる事ができました。共演者やスタッフの皆様と、今治の空気を感じながら、楽しく撮影に臨むことができました」と充実感あふれる撮影となったことを語っている。光円を取り巻く人々を演じるのは、山本美月、溝端淳平、濱田岳、松田美由紀、そしてイッセー尾形など、個性的なキャストたち。実力派の顔ぶれが盛り立てる予告編後半では、前半とは打って変わって、生と死、人として果たす役目など、シリアスなメッセージが込められ、試行錯誤を繰り返しながら成長していく光円の姿を垣間見ることができる。また、場面を盛り上げる主題歌「Today,Tonight」を手掛けた男性デュオ「吉田山田」も、「率直にこの書き下ろしの話をいただいたとき、とても嬉しかったです。通り過ぎてしまえば懐かしく、どこか愛しい“思春期”も、当時は欲求不満と不安と迷いにまみれていました。そんな気持ちを久しぶりに感じさせてもらえて、この曲を作らせてもらえて、とても光栄です」と、コメントを寄せている。『ALWAYS三丁目の夕日’64』で監督助手を務めるなど、第一線の現場でキャリアを積んだ真壁幸紀が監督を務め、日本アカデミー賞「最優秀撮影賞」を3度受賞している柴崎幸三が撮影を担うなど、『ALWAYS』シリーズのベテランがずらりと顔を揃えた本作。そんな腕利きのスタッフがとらえた四国や高野山の美しい風景と、愛すべき人間の営みのどちらも存分に味わうことができる、“坊さんエンタテインメント”の公開を楽しみにしていて。『ボクは坊さん。』は10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月26日インテルは4月21日、半導体の高性能化を支えてきた「ムーアの法則(Moore’s law)」が発表から50周年を迎えたことを祝うリリースを発表。併せて報道機関向けカンファレンスを実施した。ムーアの法則は、1965年4月19日発行号の「Electronics Magazine」に、当時Fairchild Semiconductorに在籍していたGordon E. Moore(ゴードン・ムーア)氏が執筆した論文に由来する。当時はムーアの法則とは呼ばれておらず、ムーアの所見などと呼ばれていた。その主な文章は、「安価な集積回路の複雑性は、これまで毎年約2倍の比率で増大してきました。長期的に見て、少なくともこの先10年は、この増加率が続くと思われます」、「集積回路による電子部品の大きな魅力の1つはコスト削減であり、単一の半導体基板により多くの回路機能を実装できるよう、(半導体)技術が進化すればするほど、コスト優位性はさらに高くなっていきます」といったものであったという。講演を行ったインテルの取締役 兼 副社長執行役員 技術開発・製造技術本部長である阿部剛士氏は、「多くの人はムーアの法則はテクノロジーロードマップであると考えている。それも正しいが、単に技術的なものだけでなく、経済、社会という側面の意味がある」とし、論文掲載当時から、コストにも言及していたことを強調する。インテルのCPUの歴史をざっくりと振り返ると、1971年に世界初のマイクロプロセッサ「4004」が登場。10μmプロセスを採用し、2300個のトランジスタを搭載したダイサイズ3mm×4mmの製品であった。そこから、1972年に「8008」、1974年に「8080」と続き、1978年にx86アーキテクチャを採用した「8086」が登場。以降、1982年に「286」が、1985年には32ビット化された「386」が、1989年には「486」がそれぞれ発売され、1993年に「Pentium」へとブランドが変更された。その後は、1995年に「Pentium Pro」、1997年にスロット方式(Slot 1)を採用した「Pentium II」、1999年に「Pentium III」、2000年にソケットタイプへと変更となった「Pentium 4」、2006年に「Core 2 Duo」、そして2008年に「Core iシリーズ」が登場し、2015年4月時点でCoreプロセッサファミリは第5世代品が発売されるに至っている。この初代の4004と最新となる第5世代 Core i5を比較すると、性能は3500倍、電力効率は9万倍、コスト単価は6万分の1に縮小される計算となる。こうした半導体の高性能化を支えてきた大きな技術の1つがプロセスルールの微細化だ。より微細なトランジスタを製造して、集積することで、さまざまな処理を一度により少ない電力で実行することができるようになるためであり、各半導体ベンダはこぞってプロセスの微細化を推し進めてきた。その最たる企業がインテルであり2年に1度、前世代の0.7倍のサイズにすることで、トランジスタの集積度を高めてきており、4004の10μmプロセスから、現在は14nmプロセスへと至っている。しかし、130nm(0.13μm)あたりから、単にプロセスを微細化だけでは、性能が向上しにくい、消費電力が下がらない、などの問題から、さまざまな技術(アルミ配線の銅配線への変更や歪みシリコン技術、low-k層間絶縁膜の採用、近年ではHigh-K/メタルゲートの採用やトランジスタのFinFET化など)を取り入れることで、性能向上とコスト効率の両立が図られるようになってきた。「それでも単位面積あたりのトランジスタコストは世代が進むごとに上昇している。3D化(FinFET)により、さらに急峻になってきており、企業としては頭の痛い問題となっているが、トランジスタの微細化を進めることで結果として、コストの削減を実現している」(阿部氏)とのことで、次世代の10nmプロセスの開発はもとより、7nm、そしてその先の5nmの研究も進めているとするが、実現への道のりは平たんではない。最たる課題は次世代の露光装置として長年量産ラインへの導入が待たれているEUVがまだ実用化の域に達していないことだ。現在は波長193nmのArF露光装置を液浸化することで波長を134nmへと短くしたり、露光回数を増やす(マルチパターニング)をしたり、という工夫を施すことで14nmの製品を実現し、10nmプロセスも実現しようとしている。インテルとしても、「7nmの研究では、EUVがあれば使うが、なくても実現できるように進めている」としており、まずは量産に使える既存技術をどうにか活用していく、といったスタンスをとっている。とはいえ、「技術的にできても、コストを上げてはいけないということがチャレンジ。なかなかタフな問題」という認識も示している。半導体プロセスの微細化が、コンピュータの性能向上に果たしてきた役割は大きく、その旗振り役となってきたムーアの法則についてインテルは「常に根本的な指針であると同時に、常に推進力である」としている。その一方で、「More than Moore」という言葉が近年用いられるようになってきたように、微細化とは別の角度から半導体の性能向上を目指そうという動きも活発化している。また、従来のトランジスタ技術を根本的に変える「Beyond CMOS」のコンセプトをもとにした研究も各所で進められている。プロセス微細化の限界が囁かれ、ムーアの法則が終わりを迎える、ということが語られるようになってきたが、これまでも半導体業界は、多くの壁にあたっては、その都度、それを乗り越える技術を取り入れ、成長を続けてきた。そうした半導体業界が乗り越えてきた道程を考えると、楽観視はできないが、ムーアの法則の終焉はまだ見えず、半導体の進化もまだまだ続いていくという期待はできるだろう。なお、インテルではムーアの法則 50周年記念の展示を2015年7月ころに、東京都千代田区北の丸の科学技術館にて開催することを予定している。同イベントはこれから詳細を決定していくとのことだが、同社がこれまで製造してきた歴代のプロセッサが一堂に介する予定のほか、ウェハなども展示され、50周年を振り返ることができる内容になる予定だという。
2015年05月07日インテルは21日、科学技術館にて「ムーアの法則」50周年に関する記者説明会を開催した。ムーアの法則とは、米Intelの創立者の一人であるゴードン・ムーア氏が1965年4月19日に発行されたElectronics Magazineに載せた論文「Cramming more components onto integrated circuits」で示された、集積回路におけるトランジスタ数増大に関する予見である。1965年当時は「毎年2倍で少なくても10年続く」と記載されているが、1975年に「24カ月に2倍」と改められた。この集積度の増大ペースは現在も続いている。冒頭登壇したインテルの阿部剛士氏はまず、Intelのミッションステートメントが2014年変更し、新たにムーアの法則に関する記述が追加されたことを紹介した。また、「ムーアの法則というと技術的な指針やロードマップという側面が強調されているが、経済と社会にも大きな影響を与えている」とし、いくつかの事例を挙げつつ、50年にわたる成長で与えた影響について説明した。一方、単にプロセスをシュリンクし、集積度を上げるだけでは性能を上げることができなくなりつつある。しかし、インテルの技術では90nmから歪みシリコン(Strained Silicon)、45nmからHi-Kメタルゲート、22nmからトライゲートトランジスタといった新たな技術を取り入れることで、パフォーマンスの向上や消費電力の削減を実現してきた。阿部氏は、最新のプロセスである14nmのとなる10nmは現在、実用化へ向けての開発が進められている。続く7nm、5nmといったプロセスも技術研究中であるとし、まだ微細化には先があると説明する。さらに、CMOS以外の手段や3D構成など微細化以外の要素も含め今後も性能向上を目指すという。続いてインテル株式会社の土岐英秋氏はムーアの法則によって、インテル自身も戦略を転換してきたことを説明。1985年にメモリ製造を止めてCPUに特化したこと、2005年にプラットフォーム戦略、2010年にさらにソフトウェアとサービスを加えたとこれまでの歩みを振り返る。現在も処理能力の追求や新たな機能を盛り込むことで、PCそのもののフォームファクタが多様化したり、ユーザーインタフェースも自然なものへと変化しているという。ムーアの法則50周年に関しては今回の記者説明会だけにとどまらず、2015年の夏休みに科学技術館にて「『ムーアの法則』50周年記念展示」を行うと発表した。詳細は後日との事だが、普段普通の人では見ることができなかった半導体ウエハや、i4004からの歴代の主なCPUの展示、ビデオ紹介と説明コーナーが予定されている。
2015年04月22日車いすの天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士と、その最愛の女性ジェーンとの愛を描いた映画『博士と彼女のセオリー』。彼らの間に芽生えた唯一無二のラブ・ストーリーはもちろん、博士を全身全霊で演じきったエディ・レッドメインがアカデミー賞主演男優賞を獲得したことでも話題です。あまりにそっくりな様子に、受賞に納得する方も多いのではないでしょうか。物語は二人が出会った1963年からスタート。変わり者のスティーヴンと、詩を愛するジェーンはパーティで意気投合し、すぐ恋に落ちました。学生時代からその鋭いひらめきで教授たちを驚かせていたスティーヴンでしたが、在学中にALSを発症。残酷にも余命宣告を受けてしまいます。一緒に居られる時間は短いと覚悟しながら、共に人生を歩むと決めたジェーンとスティーヴン。現在に至るまで続く、彼らの愛と覚悟の物語が綴られていくのですが、本作の魅力のひとつは感傷的すぎないこと。二人の間には、想像を絶するほどの困難があったはずなのですが、単なる同情や安っぽい憐みを引く様な描写は一切排し、厳しい状況の中でも、彼らなりの愛を貫く姿に焦点を当てているのです。明晰な頭脳を持ちながら、運動機能、言語機能が失われ、人とコミュニケーションをとれなくなり、さらには知性を発揮できなくなる可能性をはらんでいた悲劇的な事実は、作品に影を与えています。でも、本作が強調するのは、あくまでもすべてを乗り越える愛の力=つまり彼らだけのセオリー。二人の関係は、決してよくある夫婦のそれではないですし、理解できないという人もいるかもしれませんが、この愛でしかこの困難に立ち向かうことができなかったということが良く理解できます。つまり、関係の数だけ“愛のセオリー”があるということなのでしょう。悲劇的な現実を描きながらも、爽やかさすら感じる理由は、もちろん愛情物語ゆえでもあるのですが、作品の持っているおしゃれな雰囲気のせいでもあります。60年代にケンブリッジ大学で学んだ二人の学生生活には、当時のイギリスファッションが反映されています。当時の二人の写真を見ると、ジェーンはトラディッショナルなツイードジャケットを着ているものの短いスカートにブーツを合わせ、博士はどこか同時代の大スター、ビートルズ風の髪形をしています。1960年代のイギリスといえば、若者たちに文化の大革命をもたらした「スウィンギング・ロンドン」の真っただ中。世界を巻き込むほど大きな文化のうねりの中で、名門大学に通う両家の子女だって、流行と無縁ではいられなかったのでしょう。女性から見れば、若い博士を演じている頃のエディのキュートさも気になりますが、ジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズの陽気な可憐さも見逃せません。彼女が着るワンピースの数々は、まるで60年代スタイルブックのようでファッション好きの目を楽しませてくれるのです。そんな柔らかな要素が、陰のある作品にすら陽の要素を与え、上手くバランスをとりながら、製作陣が本当に伝えたかった唯一無二の愛の物語へと導いていく。映画を選ぶ場合、作品の印象を決めるのは、小耳にはさんだストーリーラインとビジュアル。本作が、必要以上に重い印象を人々に与えないのは、きっとおしゃれ感あふれるビジュアルのおかげでもあるはず。作品を多くの人の目に触れさせるためには、こういったセンスも大切。もちろん、作品のメッセージやトーンと全く違ったビジュアルを持つのは考えものですが、すべてが見事に調和した本作は、きっとビジュアル優先で選んだ方でも、素晴らしい愛の物語に満足できることでしょう。(text:June Makiguchi)■関連作品:博士と彼女のセオリー 2015年3月13日より全国にて公開(C) UNIVERSAL PICTURES
2015年03月30日第87回アカデミー賞で見事「主演男優賞」を受賞したエディ・レッドメインが、“車椅子の天才物理学者”スティーヴン・ホーキング博士を熱演する『博士と彼女のセオリー』が、いよいよ今週3月13日(金)より公開される。実は本作のモデルとなったホーキング博士と妻ジェーンには3人の子どもがいたことや、現在は離婚し、お互いに再婚していることはあまり知られていない。さらに、夫婦を支え続けた1人の男性の存在をめぐり、不思議な三角関係があったことが明らかとなった。第72回ゴールデン・グローブ賞の「主演男優賞」(ドラマ部門)を始め、第68回英国アカデミー賞「英国作品賞」「主演男優賞」を含む 主要3部門、さらにアカデミー賞「主演男優賞」を受賞し、話題沸騰中の本作。エディ演じるスティーヴン・ホーキング博士と、彼を献身的に支え続けたフェリシティ・ジョーンズ扮する妻ジェーンの出会いから、恋愛、結婚生活と、苦難を乗り越えながら進んでいこうとする2人の姿が描き出されているが、本作をいち早く観た人からは「知らなかった!」という驚きの事実が、実は数多く存在する。余命2年と宣告をされたホーキング博士との結婚を、相当な覚悟で決断したジェーン。しかし、結婚生活がスタートすると、徐々に身体が不自由になっていく博士の介助と育児、そして家事、自らの学業と、彼女の負担は日に日に大きくなり、精神的にも追い詰められていく。そんなとき、彼女の母親は気分転換にと教会の聖歌隊に入ることを提案。そこで出会ったのが、聖歌隊の指揮者で、妻を亡くし心に傷を抱えるジョナサン(チャーリー・コックス)だ。彼は、ホーキング夫妻の子どもにピアノを教えるために家に出入りするようになり、少しずつジョナサンとジェーンの距離も近づく。やがて、そんな2人をホーキング博士も認める不思議な三角関係が始まることになる。この関係について、プロデューサーのリサ・ブルースは、「この映画は大人のラブストーリーであって、綺麗にリボンで飾った贈り物じゃない。結婚生活はみな変化していくものだけど、ホーキング家の結婚生活が直面した膨大な困難は、その早い時期から襲いかかったはず。だとしても2人は長い間一緒に暮らしたわ。2人が直面した困難は、私たちがラブストーリーで見てきたどんな出来事とも違う」と分析する。また、一見常識から外れたようにも見える彼らについて、フェリシティは「スティーヴンとジェーンは一緒に暮らしている間に、ジェーンは別の人と出会って、しかもスティーヴンも彼を家に迎え入れたの。こうしてこの3人の間には、慣習にとらわれない、本当にダイナミックな関係が結ばれたの」とふり返り、「だから私は、ジェーンとスティーヴンの関係はもちろん、彼女とジョナサンの関係も探求しなくちゃならなかったわ」と明かす。そして、「このころ、ジェーンとスティーヴンの関係はもう同じやり方では続けられない地点まで達していたと思うの」と続けた。さらに、メガホンをとったジェームズ・マーシュ監督は言う。「3人の大人たちの間に醸し出される美しいハーモニーを表現したかったんだ。ジェーンとジョナサンは、2人に共通する“渇き”から、どうしようもなく恋に落ちてしまい、それはスティーヴンも認めざるをえないものだったんだよ」。そして、ジョナサンを演じたチャーリー自身も、「アンソニー・マクカーテンの書いた脚本でとても良いところは、3人のどの人にも、それに彼らそれぞれのラブストーリーにも、完全に感情移入ができる点だ」と語っている。そんなチャーリーについて監督は「ジョナサンのジェーンへの愛情を控えめに演じてくれた。その演技はとてもセンスが良くて、微妙なニュアンスに溢れている。それが大切なんだ。それで初めて、スティーヴンがジョナサンに共感を寄せる表現が成り立つからね」と絶賛する。知られざる彼らの愛の物語の裏側を、ぜひ劇場でも確かめてみて。『博士と彼女のセオリー』は3月13日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:博士と彼女のセオリー 2015年3月13日より全国にて公開(C) UNIVERSAL PICTURES
2015年03月11日映画『博士と彼女のセオリー』が13日(金)から公開になる。本作は、実在の天才物理学者のスティーヴン・ホーキング博士の半生と、彼を支え続けた妻ジェーンの物語を描いた作品だが、ホーキング博士“本人”は完成した映画をどう観たのだろうか?その他の写真映画は、天才物理学者として周囲の期待を集めるも、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、余命2年を宣告されたスティーヴンと、それでも決して諦めることなく彼と生きることを決めたジェーンの愛のドラマを描く感動作。スティーヴンを演じたエディ・レッドメインは本年度のアカデミー主演男優賞に輝くなど高い評価を集め、妻のジェーンの演じたフェリシティ・ジョーンズにも賞賛が集まっている。本作は、ジェーンが執筆した書籍『Traveling to Infinty: My Life with Srephen』が基になっているが、ホーキング博士は「大手映画会社が私に関する映画を製作したいと思っていることに驚いた。最初は前妻ジェーンの著書に基づいた映画になると聞き心配だったが、脚本を読んで安心し、映画の最初のシーンを観てより一層安心した。私たちの結婚生活やALSとの闘いに関する描写が驚くほど誠実だった」と言い、自身を演じたレッドメインを「とても素晴らしい。彼はリアリティを追求するために、実際のALS患者と共に過ごして役作りをしている。時々、彼の姿が自分に見えた」と振り返る。博士は映画の撮影現場も訪れており、ジェーンも映画制作に協力。ふたりは現在、それぞれの道を歩んでいるが、博士は「これは困難な状況に打ち勝つという感動秘話である。障害は決してハンディキャップではないことを示している」と分析する。単なる偉人の伝記映画でも、“共感”や“困難に打ち勝つ”ためのドラマでもなく、スティーヴンとジェーンというカップルだけが体験した“愛のドラマ”を描くことで、多くの観客に感動を与える本作。ホーキング博士“本人”もその完成度には満足しているようで「予告編を見た友人が泣いたと言っていた。この映画は大きな心理的影響を与えると思う」と語っている。『博士と彼女のセオリー』3月13日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2015年03月10日天才物理学者のスティーヴン・ホーキング博士の半生と、彼を支え続けた妻ジェーンの物語を描く映画『博士と彼女のセオリー』の特別映像が公開になった。映画の主人公のひとりジェーンにフォーカスした映像で、これまであまり知られてこなかった彼女の存在と、ジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズの魅力に迫った内容になっている。特別映像映画は、天才物理学者として周囲の期待を集めるも、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、余命2年を宣告されたスティーヴンと、それでも決して諦めることなく彼と生きることを決めたジェーンの愛のドラマを描く感動作。スティーヴンを演じたエディ・レッドメインは本年度のアカデミー主演男優賞に輝くなど高い評価を集めている。スティーヴンは“車椅子の天才物理学者”として多くの人に知られているが、彼の生涯に欠かすことができない女性の存在はあまり知られていない。ジェーンは、大学在籍時にスティーヴンに出会い、ふたりはすぐに恋に落ちるが、その直後に彼がALSを発症する。スティーヴンは落ち込むが、ジェーンは残された時間に関係なく彼と共に歩むことを決め、結婚をし、子をもうける。その意思の強さと、まっすぐな想いは映画の中でしっかりと描かれており、観る者の感動を呼ぶ。結果的にスティーヴンは73歳になった現在も研究活動を続けているが、ジェーンの存在と彼女の愛を欠かすことはできなかっただろう。映画でジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズは、ジェーン本人に何度も会い、話を聞き、彼女の持っている家族写真など資料を参考にしながら演技を組み立てた。特別映像ではジェーン本人とジョーンズが作品について、役作りについて語っており、後半にはホーキング博士が登場。彼は「映画は私たちの結婚生活そのものだ」と言い、ジェーンは「スクリーンの彼女に驚いた。“私だわ”とね」と賛辞をおくっている。『博士と彼女のセオリー』3月13日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2015年03月05日第87回アカデミー賞授賞式が2月23日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『6才のボクが、大人になるまで。』のパトリシア・アークエットが「助演女優賞」を受賞した。初ノミネートで、初受賞を果たした。リチャード・リンクレイターが12年間という歳月をかけて、ある少年とその家族の移ろいを同じキャストで撮影し続けた野心的なヒューマンドラマ。パトリシアは二人の子どもを育てるシングルマザーを演じた。離婚や再婚相手のDVといった苦境から子どもたちを守ろうと奮闘し、愛情を注ぐ母親。それでも、子どもたちは成長とともに自分の世界を見つけ、巣立っていく…。そんな現実と向き合い、大学進学が決まった18歳の息子を前に「これで終わりだなんて。もっと何かあると思っていたのに」とこぼすシーンは多くの女性の心を震わせただけでなく、世代を問わずすべての観客に“母親の愛情”を再認識させた。今年の助演女優賞はパトリシアを筆頭に、ローラ・ダーン(『Wild』)、キーラ・ナイトレイ(『イミテーション・ゲームエニグマと天才数学者の秘密』)、エマ・ストーン(『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)、メリル・ストリープ(『イントゥ・ザ・ウッズ』)という新旧の実力派が候補に名を連ねていたが、前哨戦である各映画賞レースで先頭を走ってきたパトリシアが順当にオスカーを手にした。姉は女優のロザンナ・アークエット。兄弟や父親も俳優という芸能一家に育った。ブレイクのきっかけは日本でも大ヒットを記録した『トゥルーロマンス』で、彼女が演じた自由奔放なヒロインは当時の若者に鮮烈なイメージを残した。その後はティム・バートン(『エド・ウッド』)、デヴィッド・リンチ(『ロスト・ハイウェイ』)、ミシェル・ゴンドリー(『ヒューマン・ネイチュア』)など個性豊かな監督とタッグを組んだ他、など。2005年よりテレビシリーズ『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』に主演し、エミー賞を獲得している。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日余命宣告からも希望を持ち難病と闘い続けた天才スティーヴン・ホーキング博士と彼を支え続けた妻・ジェーンの感動ヒューマン・ラブストーリー『博士と彼女のセオリー』。今月22日(現地時間)に行われる第87回アカデミー賞にて主演男優賞の最有力候補と言われているエディ・レッドメインが主演を務める本作からこの度、ホーキング博士とジェーンの出会い、そして強い絆で乗り越えていく2人の姿が描かれた日本版本予告が公開された。学生の頃から天才物理学者として将来を嘱望されていたスティーヴン・ホーキング。彼がケンブリッジ大学の大学院に在籍しているとき、詩を学ぶジェーンと出会い、たちまち2人は恋におちる。しかし、直後にスティーヴンは難病ALS(筋委縮性側索硬化症)を発症し、余命2年の宣告を受ける。それでも彼と共に生きると決めたジェーンは、力を合わせて病気と闘う道を選択する――。今回公開された日本版予告編では、ホーキングとジェーンの出会いから始まる。宇宙論学者であるホーキングとアート専攻のジェーン目が合った瞬間からお互いを知り始め、恋に落ちる。幸せそうな2人の様子は、見るからに完璧なカップルだ。しかし、突如、ホーキングに襲いかかったのは難病ALS。医師から余命2年の残酷な宣告を受けることに…。別れを決意するホーキングに対して、「できるだけ一緒にいたいの」と訴えるジェーン。“悲しい結末しかない”と周りに言われる中、彼女自身も病気と闘い、彼を支えていく決心をする。“人間の挑戦に限界はない。どんなに辛い人生でも、生きていれば希望がある”。どんな困難が立ちはだかっても、偉業を成し遂げ、博士となり、人々へ生きる喜びを伝えてきたホーキング博士。それは彼だけの偉業ではなく支える妻・ジェーンの偉業でもあったのだ。『レ・ミゼラブル』で青年マリウスを演じたエディ・レッドメインと、『アメイジング・スパイダーマン2』や『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフへの出演もうわさされているフェリシティ・ジョーンズが好演する本作。エディは、アカデミー賞前哨戦といわれる、第72回ゴールデン・グローブ賞で主演男優賞(ドラマ部門)受賞に続き、全米映画俳優組合賞 主演男優賞を受賞。第87回アカデミー賞では、作品賞を始め、主演男優賞、主演女優賞など主要部門を含む計5部門でノミネートされており、オスカーの行方にも目が離せない。『博士と彼女のセオリー』は3月13日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月16日天才物理学者のスティーヴン・ホーキング博士の半生と、彼を支え続けた妻ジェーンの物語を描く映画『博士と彼女のセオリー』の予告編映像が公開になった。『博士と彼女のセオリー』予告編このほど公開された予告編は、大学に籍を置き、天才物理学者として周囲の期待を集めていたスティーヴンと、詩と言語の研究をしているジェーンが出会い、恋に落ちる場面から始まる。ふたりは幸福な時間を過ごすが、スティーヴンはALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、余命2年を宣告される。しかし、ジェーンは諦めることなく、難病と闘い、彼と共に生きることを選択する。映像では、余命を宣告され、身体の自由がきかなくなり、絶望を感じるスティーヴンをエディ・レッドメインが演じ、彼と共に生きようとするジェーンの姿をフェリシティ・ジョーンズが表情豊かに演じる。ふたりとも、本年度の映画賞で高い評価を集めており、予告編にもふたりの繊細な演技と、やりとりが収録されている。『博士と彼女のセオリー』3月13日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2015年02月16日英国アカデミー賞が8日(現地時間)に発表になり、『6才のボクが、大人になるまで。』が作品賞や監督賞など主要部門で受賞した。最多受賞作は5部門を制した『グランド・ブダペスト・ホテル』。オリジナル脚本賞、作曲賞、美術賞、衣裳デザイン賞、メイクアップ&ヘア賞と主に技術部門で表彰された。英国作品を対象とした英国映画作品賞に輝いた『博士と彼女のセオリー』は、主演男優賞(エディ・レッドメイン)、脚色賞を受賞。主演女優賞はジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)、助演男優賞はJ・K・シモンズ(『セッション』)、助演男優賞はパトリシア・アークエット(『6才のボクが、大人になるまで。』)、とこれまで各映画賞で勝ち進んできた本命たちが順当に受賞を果たした。アメリカでは『6才のボクが、大人になるまで。』の対抗作として健闘している『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』はエマニュエル・ルベツキが撮影賞を受賞した。主な授賞結果は以下の通り作品賞:『6才のボクが、大人になるまで。』英国映画作品賞:『博士と彼女のセオリー』監督賞:リチャード・リンクレーター(『6才のボクが、大人になるまで。』)オリジナル脚本賞:ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)脚色賞:アンソニー・マッカーテン(『博士と彼女のセオリー』)主演男優賞:エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)主演女優賞:ジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)助演男優賞:J・K・シモンズ(『セッション』助演女優賞:パトリシア・アークエット英国脚本家、監督、プロデューサーによるデビュー作賞:『Pride』(原題)外国語映画賞:『イーダ』アニメ映画賞:『LEGOムービー』(text:Yuki Tominaga)
2015年02月10日英国アカデミー賞の最優秀作品賞に、リチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで。』が選ばれた。監督賞も、リンクレイターが受賞。この数週間、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が、プロデューサー組合賞(PGA)、映画俳優組合賞(SAG)、監督組合賞(DGA)を立て続けに受賞し、フロントランナーに躍り出ていたが、オスカー作品賞の結果と一致することが多い英国アカデミー賞を『6才のボク~』が受賞したことで、さらに激戦の度合いが増した。その他の写真イギリス映画部門は、『博士と彼女のセオリー』が受賞。同作品では、エディ・レッドメインが主演男優賞を受賞している。主演女優賞には、『アリスのままで』のジュリアン・ムーアが輝いた。助演男優賞は、『セッション』のJ・K・シモンズ、助演女優賞は『6才のボク~』のパトリシア・アークエット。脚本賞は『グランド・ブダペスト・ホテル』、脚色賞は『博士と彼女のセオリー』が受賞した。文:猿渡由紀
2015年02月09日天才物理学者のスティーヴン・ホーキング博士の半生と、彼を支え続けた妻ジェーンの物語を描く映画『博士と彼女のセオリー』が高い評価を集めており、第87回アカデミー賞ではホーキング博士を演じたエディ・レッドメインと、ジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズが“主演”男優賞と女優賞の候補になった。本作はホーキング博士の“伝記”映画ではなく、過酷な状況中で愛し合い、お互いを理解しようと苦闘する男女の姿を描いた感動ドラマだ。その他の写真本作は、ケンブリッジ大学に籍を置き、天才物理学者として周囲の期待を集めていたスティーヴンと、詩と言語の研究をしているジェーンが出会うことから物語がはじまる。ふたりは恋に落ちるが、スティーヴンはALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、余命2年を宣告される。しかし、ジェーンは諦めることなく、難病と闘い、彼と共に生きることを選択する。結婚し、子をもうけ、進行していく病と何とか付き合っていく術をおぼえたふたりは、少しずつ生きる希望を見出していく。スティーヴンが提唱した新たな理論は多くの人々を驚かせるが、身体の自由がきかないスティーヴンと、彼のために家事や子育ての一切を取り仕切るジェーンは何度も何度も壁にぶつかり、迷い、苦しむ。映画は“偉業をなしとげた夫と、それを支えた妻”ではなく、愛し合った男女がそれぞれに悩みや欲望を抱えてぶつかり合いながら共に生きる道を新たに探し出す過程が描かれる。時にふたりの選択は多数の人々の考えとは少しだけ異なる場合もあるが、ふたりはそれぞれが生き延び、自分が壊れてしまわないように選択を積み重ねていく。レッドメインはALSが進行していく過程に応じて身体や表情を巧みに制御し、制限された動きで観客の心に響く感情表現を見せる。また、ジョーンズはスティーヴンのために気丈に振舞うジェーンの行動や表情の端々に不安や恐れ、苦しみを繊細に挟み込んでいく。どちらもが本作の“主役”と呼んでいい存在で、アカデミー賞ではどちらもが“主演”として候補入りした。また、本作は同賞で作品賞、脚色賞、作曲賞にもノミネートされており、賞の行方が気になるところだ。『博士と彼女のセオリー』3月13日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2015年01月27日主婦の友社は1月30日、ハイヒール・モモコさんが10年ぶりに上梓する最新エッセイ『縁運勘、人 ハイヒール・モモコの欲しいものをすべて手に入れる法則』を発売する。○"欲しいものをすべて手に入れる法則"を知る1冊「才能もなし、それほど努力もしていない」ながら、多くの女性から憧れられ、トップでい続けているモモコさん。その秘訣は「縁と運と勘、そして人」という4つのキーワードにあるとのこと。同書は、女性の憧れすべてを手に入れてきた"モモコ流"の人生指南がつまった一冊となっているという。「第1章 三十年も働けた! モモコ流ポジティブ思考 -仕事-」「第2章 こんな私でもママやってます -家族-」「第3章 女五十歳からがめっちゃ楽しい! -美-」の3つの項目で構成されており、192ページ、価格は1,000円(税別)。
2015年01月16日第72回ゴールデン・グローブ賞授賞式が11日(現地時間)、ロサンゼルス開催され、同じキャストで12年間かけて撮影した『6才のボクが、大人になるまで。』がドラマ部門作品賞、監督賞、助演女優賞の最多3部門を受賞した。ゴールデン・グローブ賞はハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)会員の投票によって決定するもので、最多7部門で候補となっていた『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』はコメディ/ミュージカル部門男優賞、脚本賞の2冠となった。コメディ/ミュージカル部門作品賞は『グランド・ブダペスト・ホテル』が受賞した。『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で同部門男優賞を受賞したマイケル・キートンは、「(受賞者が)多くの人に感謝を述べるには理由があります。本当に感謝すべき人が大勢いるからです」と、まずはゴールデン・グローブ賞にコメディ部門を設けたHFPAに感謝し、質素な家庭に育った生い立ちから息子への愛まで涙ながらのスピーチ。会場の感動を誘った。ドラマ部門で男優賞を受賞したのは『博士と彼女のセオリー』スティーブ・ホーキング博士を演じたエディ・レッドメイン。先日ゴールインしたばかりの彼にとって、素敵な結婚プレゼントになったことだろう。功労賞にあたるセシル・B・デミル賞を受賞したジョージ・クルーニーは、7日(現地時間)にパリで起きた新聞社襲撃事件犠牲者に「Je suis Charlie(私はシャルリー)」のバッジを胸につけて登壇。大作以外にも光をあてるゴールデン・グローブ賞に感謝を述べ、「大作は大丈夫ですが、小規模作には観客が必要です」とコメント。さらに、昨年亡くなったローレン・バコールとロビン・ウィリアムズの名前を挙げて、受賞することよりも人々の記憶に残ることの大切さについて語り、会場にいる夫人に向かって「アマル、君の夫であることを何より誇りに思っているよ」と語りかけた。そして、同日パリで行われた大規模なデモにもふれ「Je suis Charlie」と支持を示すひと言で締めくくった。授賞式前半ではHFPA協会長のテオ・キングマも「国際ジャーナリストである我々は芸術表現の自由の重要性を理解しています。北朝鮮からパリまで、言論の自由を抑圧しようとする人々と戦うために団結しましょう」と昨年末に起きたコメディ映画『THE INTERVIEW』(原題)の公開をめぐる騒動、パリの新聞社襲撃事件に言及したスピーチを行い、スタンディング・オベーションを受けた。授賞結果は以下の通り<映画>ドラマ部門作品賞:『6才のボクが、大人になるまで。』男優賞:エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)女優賞:ジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)コメディ・ミュージカル部門作品賞:『グランド・ブダペスト・ホテル』男優賞:マイケル・キートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 』)女優賞:エイミー・アダムス『ビッグ・アイズ』助演男優賞:J・K・シモンズ(『セッション』)助演女優賞:パトリシア・アークエット(『6才のボクが、大人になるまで。』)監督賞リチャード・リンクレイター『6才のボクが、大人になるまで。』脚本賞アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、 ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr、アルマンド・ボー(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 』)外国語映画賞『リヴァイアサン』(ロシア)アニメ作品賞『ヒックとドラゴン2』作曲賞ヨハン・ヨハンソン『博士と彼女のセオリー』主題歌賞GLORY『SELMA』(原題)<テレビ>TVシリーズドラマ部門作品賞:「THE AFFAIR」(原題)男優賞:ケヴィン・スペイシー(「ハウス・オブ・カード 野望の階段」)女優賞:ルース・ウィルソン(「THE AFFAIR」原題)TVシリーズコメディ/ミュージカル部門作品賞:「TRANSPARENT」(原題)男優賞:ジェフリー・タンバー(「TRANSPARENT」)女優賞:ジーナ・ロドリゲス(「JANE THE VIRGIN」原題)ミニシリーズ・TV映画部門作品賞:「FARGO/ファーゴ」男優賞:ビリー・ボブ・ソーントン(「FARGO/ファーゴ」)女優賞:マギー・ギレンホール(「THE HONORABLE WOMAN」原題)助演男優賞:マット・ボマー(「ノーマル・ハート」)助演女優賞:ジョアンヌ・フロガット(「ダウントン・アビー」)(text:Yuki Tominaga)
2015年01月12日天才物理学者のスティーヴン・ホーキング博士の半生と、彼を支え続けた妻ジェーンの物語を描く映画『博士と彼女のセオリー』が来年3月に日本で公開されることが決定した。その他の情報本作は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)のハンデを負いながら最先端の研究を精力的に行うホーキング博士と彼がケンブリッジ大学の大学院に在籍中に出会った女性ジェーンのラブ・ストーリーを主軸に、余命2年の宣告をされながら決して諦めることなく、難病と闘い、研究を重ねて未知の領域を探求し続け、お互いに支えあいながら苦闘するふたりの姿を描いた感動作だ。『レ・ミゼラブル』のエディ・レッドメインがホーキング博士を、『アメイジング・スパイダーマン2』のフェリシティ・ジョーンズがジェーンを演じ、『マン・オン・ワイヤー』でアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したジェームズ・マーシュが監督を務める。『博士と彼女のセオリー』2015年3月全国ロードショー
2014年12月05日ニューヨーク映画批評家サークル賞が発表された。作品賞に輝いたのは、リチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで』。作品賞のほか、監督部門(リンクレイター)、助演女優部門(パトリシア・アークエット)でも賞を獲得した。その他の画像主演男優賞は、『Mr.Turner(原題)』のティモシー・スポール。スポールは5月のカンヌ映画祭でも男優賞を受賞している。主演女優賞は『エヴァの告白』『Deux jours, une nuit(原題)』のマリオン・コティヤール。助演男優賞は『Whiplash(原題)』のJ・K・シモンズ。アニメ部門は『LEGO(R)ムービー』が受賞した。主な受賞結果は以下のとおり。作品賞:『6才のボクが、大人になるまで。』監督賞:リチャード・リンクレイター『6才のボクが、大人になるまで。』脚本賞:ウェス・アンダーソン『グランド・ブダペスト・ホテル』主演男優賞:ティモシー・スポール『Mr.Turner(原題)』主演女優賞:マリオン・コティヤール『エヴァの告白』『Deux jours, une nuit(原題)』助演男優賞:J・K・シモンズ『Whiplash(原題)』助演女優賞:パトリシア・アークエット『6才のボクが、大人になるまで。』外国語映画:『Ida(原題)』(ポーランド)文:猿渡由紀
2014年12月02日