プレミアリーグU-11が誕生して7年。全国36都道府県537チームが参加する、日本最大のリーグ戦に成長しました。「全員出場」「3ピリオド制」など、独自のレギュレーションを設け「力の拮抗した相手と、年間を通じてホーム&アウェイを戦う」ことを目的とし、日本にリーグ戦文化を根付かせるための活動を続けています。プレミアリーグU-11創成期からのメンバーであり、70チームが参加する長谷工プレミアリーグ神奈川U-11(プレミアリーグ神奈川U-11)の責任者を務める、末本亮太氏(大豆戸FC代表)に「カテゴリー分けされたリーグ戦の意義」について話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之)長谷工プレミアリーグU-11神奈川1部あざみのF.C.の選手たち<<前編:「全員出場」が子どもたちの成長につながることを指導者たちも実感、プレミアリーグU-11がチーム強化につながるわけ■実力の拮抗している相手との真剣勝負の方がトレーニング効果が高いプレミアリーグ神奈川U-11は1部から3部に分かれていて、昇格・降格があります。ジュニアサッカーはクラブや少年団の間で力の差が激しく、2ケタの得点差がつく試合も少なくありません。そのような試合はお互いにとって得られるものは少なく、大量失点で負けた子たちの心情を察するに、デメリットにすらなります。この現状を改善するために、プレミアリーグは1部、2部、3部と実力に応じてカテゴリーを分けました。末本氏は言います。「プレミアリーグは『実力の拮抗した相手と、真剣勝負の中でプレーする』ことで、選手の成長に良い影響を与えられると考えています。かつては前後半15分ずつ、3本目は15分のフレンドリーマッチというレギュレーションでしたが、3本目の試合の強度がガクッと落ちてしまっていたんですね。そこで3ピリオド制にしたら、強度の高い真剣勝負が繰り広げられるようになりました」たしかに、結果が昇格・降格につながる試合とフレンドリーマッチでは、選手の意識が違うのはうなずけるところです。末本氏は「コンサートで言うと、本番とリハーサルぐらいの違いがありました」と、当時を振り返って言います。「フレンドリーマッチに意味がないとは言いませんが、真剣勝負の強度の高い中でプレーすることの方が、同じ時間試合をするとしても、トレーニング効果は何倍もあると思います」■点差がつく試合はどちらのチームにとってもメリットにならないプレミアリーグ神奈川に参加する、あざみ野キッカーズの佐渡誠監督は「拮抗したレベルの試合ができるのはいいこと。点差がつく試合は、どちらのメリットにもなりませんよね。全員出場というルールも、全体の育成という意味ですごく良いと思います」と、プレミアリーグのレギュレーションに賛同します。あざみ野F.C.の林和泉代表も「点差が開かない試合をシーズンを通してやることはすごく大切で、プレミアリーグの場合は、年に何試合かとくに重要な試合があります。そこには、指導者も子どもたちも、公式戦の重要な試合と同じモチベーションで挑んでいます」と話します。全員を出場させることで全体のレベルアップをうながし、真剣勝負の場を体験させる。その経験が6年生になったときに、活きていると感じることも多いようです。末本氏は言います。「今年のU-12横浜市春季少年サッカー大会の上位はプレミアリーグの参加クラブでしたし、地区予選を勝ち抜いて出場する、神奈川県大会の出場クラブのおよそ半数が、プレミアリーグに参加しているクラブです。5年生のときに、同じぐらいのレベルの相手と真剣勝負を繰り広げたことで力をつけて、6年生に良い形でつなげていると感じています」■子どものサッカーを「点」で見ないで「面」で見るプレミアリーグには昇格・降格があるので、次年度にどのカテゴリーに所属するかは、シーズンを終えてみないとわかりません。「今年の4年生が来年5年生になるので、そのときにプレミアリーグの1部に所属しているかもしれないし、2部かもしれません。4年生のコーチは、翌年のプレミアリーグのことも見据えて準備をする必要性が出てきます。全員出場なので、『8人の上手な子だけじゃ、試合にならないぞ』と理解すれば、自然とその学年の選手全員をレベルアップさせることに、意識が向いていくと思うのです」プレミアリーグに参加するクラブの選手は、「小学5年生のときに、年間を通した強度の高いリーグ戦に出場する機会が保証されている」と言えます。これは非常に珍しいケースです。「選手は試合に出ることで、間違いなく成長します。それが同じぐらいのレベルの相手ではなおさらです。メディアを通じて情報が発信されることで、『プレミアリーグに所属するクラブには5年生のリーグ戦があって、必ず試合に出られる』という理由で、選手や保護者に選ばれるクラブも出てくると思っています」プレミアリーグは年間を通した結果で優勝が決まり、各地域の優勝チームが争うチャンピオンシップもあります。2部リーグ以下では、U-11のセカンドチーム、U-10チームの登録を認めるなど、様々な出場機会を創出。サッカーの上手、下手に関係なく、プレーする場を提供し、経験を積む機会を与えています。「子どもたちのサッカー人生はこれからです。小学生のときにセカンドチームだった子がJリーガーになった例なんて、いくらでもありますよね。保護者は子どものことを、その瞬間という『点』で見ていますけど、僕ら指導者はその子のサッカー選手としての成長という、長い『面』で見ています。そこの違いはあると思いますが、プレミアリーグは両方のちょうどいいところにアプローチできるリーグだと思っています」■子どもの成長のためにどんな場を作るか、を大人が考えなければならない年間を通じて、実力の拮抗した相手と真剣勝負をする。全員を試合に出場させ、全体のレベルアップをうながす。その理念に共感した、全国的な家電メーカーのアイリスオーヤマが2019年よりスポンサードするなど、広がりを見せています。神奈川県では独自に、2020年度より長谷工コーポレーションがメインスポンサーとして、子どもたちの環境をサポートしています。子どもの成長のために、どのような場を作るか。情熱を持った大人たちが真剣に考え、毎年のようにレギュレーションがブラッシュアップされているのも、プレミアリーグの特徴のひとつです。このリーグを経験した子どもたちの中から、将来のJリーガー、日本代表選手が出てくるのも、そう遠くない未来になりそうです。末本亮太(すえもと・りょうた)JFA B級ライセンス、フットサルC級ライセンス、JFA公認キッズリーダー。大豆戸FC代表理事、U12監督。ジュニアユース、シニアチームの立ち上げ、クラブのサッカー以外の多角的な活動構築にも尽力。「ちょっと自慢できる、サッカーを通じて出会うはずのない感動、人、未来を創造し、非日常を提供すること」をミッションに掲げ、自チームの活動の他に「プレミアリーグU11神奈川」の運営や地域でサッカー広場を開催するなど、育成年代の活動に力を注ぐ。また、小学生を連れての被災地訪問などNPO団体として、サッカーだけにとどまらない活動も行っており、将来を担う子どもたちの育成にも力を注いでいる。
2021年08月16日本当の意味での選手ファーストを実現するためのリーグ戦として、一般社団法人あしたのためにプロジェクト「アシタノタメニリーグ・U‐10」を立ち上げました。子ども達のためでなく「ただ消化するため」につくられている試合形式が多かったり、「大人が満足するため」にやっているような目的が形骸化してしまっている現状が多い中、ジュニア年代の試合として本来あるべき姿に戻そう、という思いがキッカケで作られたこのリーグは、子どもを伸ばすために考えられた他ではないレギュレーションが特長です。一般社団法人あしたのためにプロジェクト代表理事の久保田大介さんに、リーグ立ち上げについての思いなどを伺いました。(取材・文:松尾祐希)本当の意味での選手ファーストを実現するU‐10リーグが開幕(提供:アシタノタメニリーグ・U‐10)■U‐10年代は本当のフットボールの入り口――"アシタノタメニリーグ・U‐10"を創設された理由を教えて下さい。理由はふたつあります。ひとつ目は10歳を一つの区切りとし、フットボーラーとしてのターニングポイントにしてほしかったからです。小学校4年生は10歳を迎え、そろそろフットボーラーとして一段ステージを上がってもおかしくない年齢。低学年の頃は遊びの中でサッカーに触れていく中で、4年生からはジュニアユース年代に進んでいく入口として競技に向き合ってほしかったんです。そして、ふたつ目の理由はU‐10のリーグ戦がU‐12年代、U‐11年代と比較すると、リーグ戦の機会が多くはありません。そうした疑問を持っていたので、新たにリーグ戦を創設する際にどの年代で行うべきかをTwitter上でアンケートを取りました。すると、U‐12が最もリーグ戦を開催している年代でニーズがなく、逆にU‐10の需要があったんです。そうしたふたつのことから、本当のフットボールの入り口として、U‐10年代でフットボールの本質に基づいたリーグ戦を創設しました。「アシタノタメニリーグ・U-10」のレギュレーション基本は8人制だが、対戦チーム同士の合意があれば、人数変更もOKハーフタイム7分のうち、5分は選手だけの時間とし、指導者はベンチから離れる。指導者は何か伝えたいことがあるならば、2分以内にまとめる力が必要になる。試合時間を長くし(25分ハーフ)、試合運びに緩急をつけることを学ぶ。また、長い時間なので必然的に多くの選手を出さなければいけなくなる。リトリートラインの設置(ゴールキックは必ずGKが蹴る)ユニフォーム&用具の細かすぎる規定を廃止しきたりだけの挨拶、やめましょう(試合後は歩み寄ってグータッチ)得失点差、総得点の廃止。大差ゲームをなくすため勝ってるチームがゴール後にボールを持ち帰る行為はイエローカード。試合開催日の夜、オンラインで指導者同士の「感想戦」を実施■出場機会を作るための25分ハーフ――確かに、ジュニア年代に限らず、各カテゴリー最上級位のリーグ戦は充実しています。その一方でその間に当たる年代のリーグ戦は数が限られていますよね。しかし、海外に目を向けると、特に欧州では年齢ごとにリーグ戦を行っているケースがほとんどです。そういう意味では定着すれば、選手のレベルアップに繋がりそうですよね。例えば、神奈川県の横浜市ではU‐10年代の大会として市大会を行っています。数チームでのリーグ戦で決勝トーナメントに進むチームを決めますが、リーグ戦では行っていません。そうした事情を踏まえ、私は年間を通じて週末に試合がある状況を作りたかったんです。同じチームと2度対戦することでチームとしても個人としても成長具合を測れます。1つの試合で上のステージへの進出が決まってしまうと、指導者の人は目先の勝敗に意識がいく場合も少なくありません。また、リーグ戦は選手たちの出場機会を増やすきっかけになります。一番望ましいのは指導者の方が良識を持つことです。大人はリーグ戦を行う意味を考えながら、子どもたちと接する環境を作っていかなければいけません。成長を促したり、進級してもサッカーを続けること。そういう目的を大人たちが持っていれば、自ずと全員を出場させますよね。25分ハーフにしたのも出場機会を作るためです。全日本少年サッカー大会は20分ハーフですが、試合時間を長くすれば自ずと選手交代が必要になります。ルールとして設けているわけではありませんが、全選手の出場を奨励しています。暑い時期でも25分ハーフでやるので、自ずとスタートの選手だけで試合は成り立ちません。ルール化はしていませんが、全選手が試合に出場するリーグ戦を行うことで、選手の成長を促せると考えています。■必ずしも8人でなくてOK、チームやピッチ状況に合わせて臨機応変に対応すればいい――試合を行う人数も基本は8人制ですが、ピッチ状況やチーム事情を考慮して7人から9人で行うことも認めています。そこの狙いを教えて下さい。僕は8人制が必ずしも正解だとは思っていません。10年前にジュニア年代のサッカーが8人制へ移行する際、JFAが移行の理由に挙げたのはボールタッチを増やすためでした。しかし、単純に8人制をやるだけでは意味がありません。ボールタッチを増やすことに意欲的ではなかった指導者が8人制のサッカーをやったとしても、効果が出るとは思えなかったんです。ピッチサイズが小さくなり、8人制の場合はミスが即失点につながります。11人制で信念のない指導をしている人であれば、間違いなくリスクを考えて省略したサッカーをする可能性があります。出場させられる人数も減ってしまうので、スタメンで出場する選手のタッチ数が多くなる一方で、その分補欠に回った選手は出場機会がなくなってボールタッチが減ってしまうのも懸念材料です。そうした指導者の問題を解決するために"アシタノタメニリーグ・U‐10"では臨機応変に出場する人数を変えていくつもりです。ピッチが広いのであれば人数を増やしてもいいですし、ピッチが狭いのであれば減らす。柔軟に考え、一番良い形で試合をさせてあげることが大事ではないかと。"アシタノタメニリーグ・U‐10"は一応8人制というレギュレーションにしていますが、環境に合わせて決めてもらって構いません。8人制ありきではなく、選手が成長するためには何が良いのか。大人たちが子どもたちのために考えることを望んでいます。■走り切れない試合時間にすることで、ペース配分や試合運び学ぶきっかけになるハーフタイム7分のうち、5分は選手だけの時間としているので、子どもたちが主体的に話し合う場になっている(提供:アシタノタメニリーグ・U‐10)――"アシタノタメニリーグ・U‐10"は25分ハーフで行われます。U‐10の試合では15分のレギュレーションがほとんどで、U‐11でも15分で行う場合が少なくありません。15分だと走り切れる選手もいますが、25分ハーフだといくらスタミナがあっても最初から最後まで走り続けることは不可能です。ペース配分も求められますが、考える力を身に付けることも意図しているのでしょうか。15分ハーフであれば、最初から最後まで走り切れるかもしれません。しかし、走り切れたとしてもプレーでゆとりを失い、周りを見る余裕がなくなってしまいます。あまりにも忙しい試合になってしまいますし、試合時間が短ければ相手も素早く寄せてくるので、セーフティーに試合を進めるチームも多くなってしまうのではないでしょうか。その結果、忙しない試合になってしまうので、あえて長い時間をプレーしてほしかったんです。考えながら試合を進めていくきっかけになりますし、「今は慌てなくて良いからゆっくりボールを回そう」など、試合運びを学ぶ場になるんです。あまりジュニア年代でやっていない取り組みなので、そういうところも"アシタノタメニリーグ・U‐10"で培っていければいいなと思います。■ボールを大事にすることはフットボールを知る第一歩――試合時間以外にも独自のルールが設けられています。リトリートラインを設けた理由を教えて下さい。リトリートラインは、まずGKから試合をスタートしてほしいという想いからルールに入れました。基本的にGKキックはGKが蹴ります。しかし、キック力がなければ、パワーがあるフィールドの選手が前に大きく蹴ります。なので、クリエイティブではないプレーを避け、リトリートラインを作るので下から始めたかったんです。ボールを大事にしていくことはフットボールを知る第一歩になりますし、逆に相手が後ろに引かずに始めるのであれば、選手たちは対応する知恵を出すことになります。選手全員でこの状況をどうすればうまく持っていけるかを考える機会を作り、それをピッチに立つ選手が主体となって取り組める環境を作ってあげる狙いがあります。久保田大介(くぼた・だいすけ)東京都出身。1999年~2020年5月まで、SUERTE juniors横浜(現・LOBØS.FC)代表・監督を務める傍ら、2004年~2016年3月まで都立国際高校女子サッカー部 や世田谷区の公立中学サッカー部などで指導に携わる。現在は"一般社団法人あしたのためにプロジェクト"の代表を務め、2021年6月に"アシタノタメニリーグ・U-10"を創設した。
2021年07月27日これ以上ない相手である。U-24日本代表は『第32回オリンピック競技大会(2020/東京)』前最後のテストマッチでU-24スペイン代表に挑む。ルイス・デ・ラ・フエンテ監督率いるスペインは『UEFA ユーロ2020』ベストイレブンに選出されたペドリことペドロ・ゴンザレス、同じくA代表でプレーするGKウナイ・シモンにDFエリック・ガルシア、FWダニ・オルモ、さらにオーバーエイジのMFダニ・セバージョス、ミケル・メリノ、FWマルコ・アセンシオら豪華メンバーが顔を揃える。1992年『バルセロナ五輪』以来となる金メダルを獲得するために本気の布陣でやってきたのだ。文句なしの優勝候補の筆頭であるスペインは、金メダルをターゲットにする日本としては避けて通れない相手でもある。7月16日、『キリンチャレンジカップ2021』前日記者会見に臨んだ森保一監督は本番直前にV候補と当たるメリットを口にした。「我々も『東京五輪』の金メダルを目指しているので、選手たちには同じ目線で戦ってほしい。日本の力をしっかり出し切れば世界の強豪としっかり戦えると思っているので、選手たちにはしっかり自信を持って試合に臨んでほしい。強い相手との親善試合の中でスピード感やテクニック、世界のトップレベルとの戦いにいい刺激を受けて、『東京五輪』へ向けて自信となる準備をしてほしい」金メダル候補との距離を測るゲームとなるが、森保監督は勝利を譲るつもりはさらさらない。「日本のホームで戦うし、サポーターにもスタジアムに応援にきてもらえる中で、勝つ可能性は十分にあると思っている。選手にはどんな相手にも勝ちにいこうと伝えているし、試合の中で成長につながる課題を感じながら進んでいこうと言っている。勝つ確率がいくつかはわからないが、十分勝つ可能性があると思っている。選手たち一人ひとりが100%持っているものを出し、チームとして組織力を発揮すれば十分勝てると思っている。チャレンジする気持ち、勝ちにいく、掴み取りにいくんだという気持ちを試合で見せてほしい」指揮官は選手起用にも言及した。「スペイン戦は交代枠11人ということで少しでも多くの選手を起用していきたいと考えている。理由はいくつかあるが、ひとつはこれまでの積み上げてきた練習、大学生とのふたつのトレーニングマッチ、ホンジュラス戦でゲーム体力は上がってきたと思うので、より多くの選手に経験させてあげたい。もうひとつは世界のトップトップのチームと戦えることによって選手たちがいい刺激を受けて、彼らの成長につながると思う。と同時に『東京五輪』で我々の目標を達成するために世界のトップに勝っていかないといけない。選手にはその指標を掴んでほしい」7月15日から全体練習に合流したFW上田綺世、別メニューが続くMF三笘薫のコンディションを問われると、森保監督はこのように答えた。「まずは上田については全体練習に合流し、昨日の練習を受けてメディカルから今日のリバウンドはないと聞いている。スペイン戦に向けて十分プレーできる状況だと思っている。三笘も足の張りが残っているが、回復するために別メニューで調整しつつ、本大会では問題なくプレーできると思っている」スペインで育ち、成長してきた久保建英の評価について改めて求められると、監督はこう語った。「まず彼が常に成長している、進化しているのは代表活動、所属クラブでの活動から感じさせてもらっている。いい指導者に出会い、本人の努力もあり、スペインへ渡り、非常に厳しい環境で成長してきた。また日本へ帰ってきて、競争に勝ち抜くことが自然に身に付いている。サッカーが好きなのはもちろん、競争を勝ち抜くメンタリティは自然に備わっている。昨季は難しいシーズンだったが、攻撃やフィジカル、守備、総合的に彼のスキルは伸びている。攻守が必要な現代サッカーの中、インテンシティが高い中、彼の持つスキルを生かしている」監督だけではない。選手たちも本大会直前のスペイン戦を歓迎した。吉田麻也「欧州王者であり、優勝候補。来日して間もないが、間違いなく実力がある。自分たちの立ち位置もわかる。いい準備をして本大会へつなげたい。個々の実力差も把握できるのはいい機会。引き続きいいゲームの入りをすること、ゲームを支配すること、決め切る時に決めて試合を決める、その三つが大事だと思う。相手の得意な形を出させないのが大事。相手の良さを消さないといけない。個としても組織としても、世界のトップトップとやるには泥臭くやらないといけない。理解しないといけないのはまだまだ差はある、自分たちはうまくないという気持ちで戦わないといけない。全員がハードワークをしないといけないと、この試合で理解するのではないかな」酒井宏樹「コンディションや試合勘を合わせていくいい親善試合かなと思っている。勝つことで自信につながるし、いい雰囲気になるので、勝つことを前提に戦いたい。五輪の準備としては負けた方がいいと思われるかもしれないが、勝ちながら修正していくのが強いチームには必要だと思うので勝っていきたい。でも本大会ではないので特別スカウティングしているわけではないし、自分たちもスペインも90分フルで出る選手はいないと思うので、五輪へコンディションを高めていければと思っている」旗手怜央「対戦相手はどこであろうと、僕自身試合できることは毎回楽しみ。ましてや今回優勝候補のスペイン。『東京五輪』、『東京五輪』後のサッカー人生を含めて大事な試合になると思うので、僕の持てる力を発揮したい。正直、すごい楽しみ。もうすぐ五輪が始まるというのもあるが、スペインとやれるのは本当に楽しみ」遠藤航「チームとしてはホンジュラス戦の前半のような試合を90分することが理想だが、本番は連戦がある中で、全員が力になる必要がある。スペイン戦はどういうメンバーでやるかわからないが、全員がいい準備をするために大事になるし、相手は優勝候補だし単純に腕を試すという部分もある」田中碧「僕が今までやってきた相手の中で一番技術も頭の中も目もスピードも速いチームだと思う。その中で守備や攻撃でどれだけ通用するか楽しみ。自分たちが圧倒的に押し込める相手ではないが、その中で何ができるか。でも大事なのは本大会。すべてを出し切って勝ちにいくかというと、自分たちのやるべきことをやり続けることが大事。手を抜くわけではないが、ホンジュラス戦の反省を生かしながら、チームとしていい方向に持っていく試合にしたい」久保建英「最後の試合なのでいい感触で終わりたいというのがあるし、そのために残りいい練習をしたい。(バルセロナでともにプレーしたガルシアについて)昔のチームメイトや知り合いと対戦するのは試合が終わったら有意義だが、今は五輪。勝つことだけに集中している。本番前に強いところと組めないというイメージがあったが、優勝候補の筆頭とやれる。勝つか負けるかわからないが、自分たちの立ち位置がわかるメリットしかない。連携面も大事だが、押し込まれる展開が多くなる中、自分個人で何ができるか試したい」本番へ向けてポジション争いでアピールするか、チームの和を優先するか、難しい対応が求められる選手たちだが、左ウイングのポジションを争う相馬勇紀と三笘はこうコメントした。相馬「自分が試合に出て活躍することは選手の誰もが目指すと思うが、チームスポーツの難しさとしてチームの勝利を第一に考えないといけない。日々の練習、試合で結果を残して、選んでもらうようプレーするが、普段から(三好)康児とも、薫とも仲がいい。自分が試合に出たら相手のサイドバックのスタミナを消耗させてバトンタッチするとか、チームのことを考えてやっていきたい。僕と薫とかでどんな話をしているかというと、タッグでがんばろうと。僕が先に出たら相手のスタミナがヘロヘロになるまでがんばると、普段からそういう話をしている」三笘「大学から知っているし、ふたりの中でそういう話をしている。相手も嫌がるだろうし、強度の部分でもチームの助けになるし、信頼してやっている」初戦・南アフリカ戦をターゲットにコンディションを上げてきた上田はこのように胸中を明かした。「(コンディションは)順調としか言えない。自分の目標に順調に向かっている。焦りはないが、僕だけの問題でもない。選んでもらっている中ケガをして、自分が何を残さないといけないかが重要。僕が出たいというのではなく、リハビリさせてもらって感謝している。1戦目からいいパフォーマンスをする準備をすることが大事」U-24日本代表のメンバーは以下の通り。【GK】1大迫敬介(広島)、12谷晃生(湘南)、22鈴木彩艶(浦和)【DF】5吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、2酒井宏樹(浦和)、4板倉滉(マンチェスター・シティ/イングランド)、3中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、20町田浩樹(鹿島)、13旗手怜央(川崎F)、14冨安健洋(ボローニャ/イタリア)、15橋岡大樹(シントトロイデン/ベルギー)、21瀬古歩(C大阪)【MF】6遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)、16相馬勇紀(名古屋)、8三好康児(アントワープ/ベルギー)、11三笘薫(川崎F)、10堂安律(PSV/オランダ)、17田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、7久保建英(レアル・マドリード/スペイン)【FW】19林大地(鳥栖)、9前田大然(横浜FM)、18上田綺世(鹿島)U-24スペイン代表の来日メンバーは以下の通り。【GK】1ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)、13アルバロ・フェルナンデス(ウエスカ)、22イバン・ヴィジャール(セルタ)【DF】5ヘスス・バジェホ(レアル・マドリード)、4パウ・トーレス(ビジャレアル)、18オスカル・ヒル(エスパニョール)、2オスカル・ミンゲサ(バルセロナ)、20フアン・ミランダ(ベティス)、12エリック・ガルシア(バルセロナ)【MF】8ミケル・メリノ(レアル・ソシエダ)、10ダニ・セバージョス(レアル・マドリード)、14カルロス・ソレル(バレンシア)、15ヨン・モンカジョラ(オサスナ)、3マルク・ククレジャ(ヘタフェ)、6マルティン・スビメンティ(レアル・ソシエダ)、16ペドロ・ゴンザレス(バルセロナ)【FW】7マルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)、11ミケル・オジャルサバル(レアル・ソシエダ)、9ラファ・ミル(ウルヴァーハンプトン/イングランド)、19ダニ・オルモ(ライプツィヒ/ドイツ)、17ハビ・プアド(エスパニョール)、21ブライアン・ヒル(セビージャ)U-24日本代表は7月17日(土)・ノエビアスタジアム神戸での『キリンチャレンジカップ2021』U-24スペイン戦を経て、『東京五輪』へ突入する。『東京五輪』では7月22日(木)・東京スタジアムでU-24南アフリカ、25日(日)・埼玉スタジアム2002でU-24メキシコ、28日(水)・横浜国際総合競技場でU-24フランスと対峙し、上位2枚のノックアウトステージのキップを争う。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年07月17日millennium paradeが7月12日に配信リリースした、最新シングル「U」。本楽曲がメインテーマを務める細田守監督のアニメーション映画『竜とそばかすの姫』の公開前夜となる明日7月15日(木) 20:00に、millennium parade公式YouTubeチャンネルにて映画の本編映像を使用したミュージックビデオがプレミア公開されることが分かった。先日48時間限定で公開された、millennium paradeと、中村佳穂が演じる主人公Belleがコラボレーションした冒頭シーンが、80万人以上の視聴数を記録し、話題となった本楽曲。この度、ミュージックビデオとして公開される映像は、クリエイティブディレクターに佐々木集 (millennium parade / PERIMETRON)と、高畠新、前田勇至のユニットMargt(PERIMETRON)がディレクターを務め、随所にmillennium paradeならではの”遊び”が散りばめられた作品に仕上がっている。■millennium parade Official YouTubeチャンネル:「U」millennium parade × BelleMusic & Lyrics: 常田大希Vocal: Belle (中村佳穂)Timpani, Drum line snares, Marimba, Gran cassa & Cymbals: 石若駿Horn arrange, Trumpet, A.Sax & Flute: MELRAWPiano & Synthesizer: 江﨑文武Trombone: 川原聖仁Horn: 濱地宗Beat Programming & all other Instruments: 常田大希Recording & Mixing: 佐々木優Mastering: Randy Merrill (Sterling Sound)【先行配信リリース】2021年7月12日(月)0:002021年8月18日 (水) 通常盤・初回限定盤同時リリース予約ストア: 【初回限定盤】■CD収録楽曲:M-1 UM-2 U ‒Instrumental-■Blu-ray収録内容:millennium parade 3D Live 2020 @国際フォーラム■価格:4,950円(税込)【通常盤】■CD収録楽曲:M-1 UM-2 U ‒Instrumental-■価格:1,100円(税込)購入特典対象店舗/特典内容■millennium parade 応援店・・・Poster (B2) Type A■Sony Music Shop・・・Poster (B2) Type B■TOWER RECORDS全店(オンライン含む/一部店舗除く)・・・Poster (B2) Type C■楽天ブックス・・・Poster (B2) Type D■全国のローソン・ミニストップLoppi端末/HMV全店(HMV&BOOKS online含む/一部店舗を除く ・・・オリジナルスマホサイズステッカー2種セット■Amazon.co.jp・・・メガジャケ※無くなり次第終了※上記店舗以外での配布は無し※応援店対象店舗、特典絵柄、ローソン・ミニストップ・HMV特典内容はのちにお知らせ『竜とそばかすの姫』7月16日(金)公開
2021年07月14日yonawoが8月11日にリリースする2ndフルアルバム『遙かいま』より新曲「闇燦々」を明日7月9日に先行配信し、同日22時よりMusic Videoをプレミア公開することが決定した。「闇燦々」は亀田誠治をプロデューサーに迎え制作された楽曲で、亀田が主催する日比谷音楽祭で初披露され話題となっていた。冨田恵一がプロデュースを手がけ、5月に先行配信された初のバラード曲「哀してる」とは一転、亀田のエッセンスが加わって生み出されたファンクかつアップテンポでダンサブルなサウンドは、今までのyonawoにはない新たな境地が垣間見える楽曲となっている。yonawoは、アルバム『遙かいま』を引っ提げ全国7カ所をめぐる最大規模のワンマンツアー『yonawo 2nd full album『遙かいま』release one man live tour』を開催することが決定しており、チケットは7月10日より一般発売がスタートする。<配信情報>「闇燦々」7月9日(金)リリース配信リンク:「闇燦々」MV※7月9日(金) 22:00にプレミア公開yonawo 2nd Full Album『遙かいま』2021年8月11日(水) リリース●通常盤:2,800円(税抜)●初回限定盤LIVE(CD+DVD):3,600円(税抜)●初回限定盤DEMO(CD+CD):3,600円(税抜)yonawo 2nd Full Album『遙かいま』ジャケット【CD収録曲】※全形態共通01. ごきげんよう さようなら ※WOWOWオリジナルドラマ『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年のこと』オープニング曲02. 闇燦々03. The Buzz Cafe04. 浪漫05. 愛し私06. 夢幻07. 恋文08. はっぴいめりいくりすます - at the haruyoshi/Take 509. sofu10. beautiful Day to Die11. 哀してる12. 美しい人【DVD収録内容】※「初回限定盤LIVE」のみ00. 独白01. 矜羯羅がる02. トキメキ03. rendez-vous04. 麗らか05. close to me06. 26時07. しあわせ08. ミルクチョコ09. good job10. Mademoiselle11. cart pool12. ijo13. 告白14. 蒲公英En01. 202En02. 天神En03. 生き別れ【特典CD収録曲】※「初回限定盤DEMO」のみ01. good job - demo02. so who? - demo03. rendez-vous - demo04. Adieu - demo05. Tokimeki - demo06. Gokigenyo Sayonara & Tanpopo - demo07. Ikiwakare - demo08. Aishiteru - demo<特典情報>■先着購入者特典「早期予約特典」に加えて、下記の各ショップにて予約・購入いただいた方にはそれぞれ特典がございます。・タワーレコード特典:yonawo×HIGHTIDE ジェネラルパーパスケース A7(浪漫 ver.)yonawo『遙かいま』タワーレコード特典 yonawo×HIGHTIDE ジェネラルパーパスケース A7(浪漫 ver.)・HMV特典:yonawo×HIGHTIDE ジェネラルパーパスケースA7(ごきげんよう さようなら ver.)yonawo『遙かいま』HMV特典 yonawo×HIGHTIDE ジェネラルパーパスケースA7(ごきげんよう さようなら ver.)・disk union特典:yonawo×HIGHTIDE ジェネラルパーパスケースA7(夢幻 ver.)yonawo『遙かいま』disk union特典 yonawo×HIGHTIDE ジェネラルパーパスケースA7(夢幻 ver.)・bud store特典:yonawo×HIGHTIDE ジェネラルパーパスケースA7(sofu ver.)yonawo『遙かいま』bud store特典 yonawo×HIGHTIDE ジェネラルパーパスケースA7(sofu ver.)・応援店特典:yonawo×HIGHTIDE ジェネラルパーパスケースA7(The Buzz Cafe ver.)yonawo『遙かいま』応援店特典 yonawo×HIGHTIDE ジェネラルパーパスケースA7(The Buzz Cafe ver.)・楽天ブックス特典:オリジナル缶バッジyonawo『遙かいま』楽天ブックス特典 オリジナル缶バッジ・Amazon.co.jp特典:メガジャケ※特典なしのカートもございますのでご注意ください。※応援店特典の対象店舗は後日発表いたします。※一部取扱いのない店舗もございます。※特典はなくなり次第終了とさせていただきます。※特典の有無に関するお問い合わせは直接各店舗へご確認下さい。「哀してる」先行配信リンク:『遙かいま』予約リンク:<ツアー情報>yonawo 2nd full album 「遙かいま」 release one man live tour10月2日(土) 名古屋DIAMOND HALL(愛知)開場 17:00 / 開演 18:00前売:4,500円(スタンディング / ドリンク別)問い合わせ:JAILHOUSE 052-936-6041(平日11:00〜15:00)10月3日(日) なんばHatch(大阪)開場 17:00 / 開演 18:00前売:4,500円(1F・2F全席指定席 / ドリンク別)問い合わせ:YUMEBANCHI 06-6341-3525(平日12:00〜18:00)11月13日(土) 仙台Rensa(宮城)開場 17:00 / 開演 18:00前売:4,500円(自由席 / ドリンク別)問い合わせ:GIP 0570-01-9999(24時間インフォメーションダイヤル)11月14日(日) 札幌 PENNY LANE24(北海道)開場 17:15 / 開演 18:00前売:4,500円(自由席 / ドリンク別)問い合わせ:WESS 011-614-9999(平日11:00〜15:00)11月20日(土) UNITEDLAB(福岡)開場 17:00 / 開演 18:00前売:4,500円(スタンディング / ドリンク別)問い合わせ:BEA 092-712-4221(月水金12:00〜17:00)11月21日(日) SECOND CRUTCH(広島)開場 17:15 / 開演18:00前売:4,500円(スタンディング / ドリンク別)問い合わせ:夢番地広島 082-249-3571(平日12:00〜18:00)12月2日(木) USEN STUDIO COAST(東京)開場 18:00 / 開演 19:00前売:4,500円(1Fスタンディング・2F全席指定 / ドリンク別)問い合わせ:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999(平日12:00〜15:00)■一般発売:7月10日(土)ぴあ / ローソン / イープラス<ライブ情報>rockin’on presents JAPAN’S NEXT 渋谷JACK 2021 SUMMER7月11日(日) TSUTAYA O-EAST / duo MUSIC EXCHANGE / TSUTAYA O-WEST / clubasia / TSUTAYA O-nest / TSUTAYA O-Crest / DESEO mini(東京)たとえば ボクが 踊ったら、presents『Chillaxx』7月17日(土) 服部緑地野外音楽堂(大阪)ODD SAFARI vol.3 Revenge Match【延期公演】8月9日(月・祝) 味園ユニバース(大阪)FUJI ROCK FESTIVAL ’218月22日(日) 新潟県湯沢町 苗場スキー場(新潟)関連リンクyonawo Official HP: Twitter: Instagram: Facebook: Youtubeチャンネル:
2021年07月08日プロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE 20-21」のCHAMPIONSHIPが1日、都内で開催され、avex ROYALBRATSが初代王者に輝いた。「D.LEAGUE(Dリーグ)」は、日本のダンスの発展と普及、ダンスのプロフェッショナルの輩出を目指して発足。今年1月10日に開幕し、9チームによるレギュラーシーズンを勝ち抜いた4チーム、総合1位のFULLCAST RAISERZ、同2位のavex ROYALBRATS、同3位のSEGA SAMMY LUX、同4位のKOSE 8ROCKSが、CHAMPIONSHIPへと進んだ。CHAMPIONSHIPはトーナメント方式で行われ、セミファイナルを勝ち抜いたFULLCAST RAISERZとavex ROYALBRATSがファイナルに進出。そして、自分たちが得意とするヒップホップで勝負したavex ROYALBRATSが最終決戦を制し、初代王者に輝いた。なお、3位決定戦も行われ、SEGA SAMMY LUXが3位となった。優勝したavex ROYALBRATSのリーダー・KAITAは「この6カ月間楽しく終わりました。全員が挑戦の意味でやったことないことをやったり、挑戦した6カ月間になりました。Dリーグという機会を与えてくださったみなさんに感謝しています。本当にありがとうございました」と涙。「6カ月間やってきてDリーグは素晴らしい大会だなと実感しました。シーズン2も、この先もさらに盛り上がると思うので、これからもDリーグをチェックしてください。盛り上げます!」と熱く語った。大会後、報道陣の取材に応じたavex ROYALBRATS。ディレクターのRIEHATAは「最高にうれしいです。今までの12人の努力が報われたなというのを噛みしめています」と喜びを爆発。最終決戦を振り返り、「ステージに立つ8人が一つの脳、一つの心でステージに立っているというのを感じていました。8人一体となって、8人以外の4人の顔も思い浮かび、ROYALBRATSで心が一つだなと考えていました」と心境を明かした。
2021年07月01日高円宮杯プレミアリーグU-18に所属する流通経済大柏高(千葉)の系列クラブであるクラブ・ドラゴンズ柏U-15(千葉)が、現小学6年生を対象としたセレクションを行います。クラブ・ドラゴンズ柏では能力任せのプレーばかりしていると能力が通用しなくなったときに何もできなくなくなる、上のレベルを目指すためには考えることも必要、という育成哲学のもと、サッカー選手に必要な技術と思考、メンタルを指導します。サッカーの原理原則の理解をさらに深め、個の育成とグループ戦術の徹底がU-15のテーマ。クラブ・ドラゴンズ柏でプレーしたい選手は、詳細をご確認の上お申し込みください。クラブ・ドラゴンズ柏の育成方針、チームフィロソフィーはこちら>>募集対象現小学6年生(新中学一年生)会場・参加費会場:流通経済大学柏高等学校サッカー場参加費:2,000円(当日受付にて)セレクション日程7月6日(火)18:00~20:00(受付:17:30~)7月8日(木)18:00~20:00(受付:17:30~)7月11日(日)18:00~20:00(受付:17:30~)セレクション内容試合形式運動能力テスト※当日の持ち物や駐車場など詳細は下記をご確認くださいクラブ・ドラゴンズ柏U-15セレクション参加申し込みはこちら>>
2021年06月30日にしなが新曲「U+(ユーアンド)」を2021年6月23日(水)に配信リリース。にしなの新曲「U+」自身初となる完全書き下ろしCM曲にしなはスポティファイ(Spotify)の次世代アーティスト応援プログラム「レーダー:アーリーノイズ 2021(RADAR:Early Noise 2021)」に選出されるなど、高い注目を浴びる新人アーティスト。ノスタルジックな歌声とどこか懐かしくまどろむように心地良いメロディーラインが印象的なシンガーソングライターだ。そんなにしなが今回リリースする新曲「U+」は、自身初となる完全書き下ろしのCMソング。同楽曲は、GMOクリック証券の新テレビCM第二弾「もうきっと大丈夫」篇のCM曲として起用されている。なお、楽曲の配信リリースと合わせてミュージックビデオも公開。にしなの唯一無二の歌声と歌詞、ミュージック・ビデオの不思議な世界を体感してみて。【詳細】にしな「U+」配信リリース日:2021年6月23日(水)
2021年06月26日ザック・スナイダー監督版の『ジャスティス・リーグ』が配信されてからまもなく3か月。主役の1人のアクアマンを演じたジェイソン・モモアが、このスナイダーカットの『ジャスティス・リーグ』に関してある発言をし、ファンを驚かせている。先日、ジミー・ファロンが司会を務める「ザ・トゥナイト・ショー」に出演したジェイソン。ジミーから『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』について感想を求められると、「ザックのことが大好きです。私が8年前に出演契約したのは、どんな風であれ彼のヴィジョンを形にするためでした」と語り始めた。「最高だったのは、4時間の作品になりましたが、私の再撮影が全くなかったことです。あれが(以前に撮影した)すべてです」と、アクアマンの登場シーンはスナイダー監督が降板する前に撮影したものでまかなわれたことを明らかにした。「だから、みんなに『すごくよかったよ。詳細に描かれていた。たくさんのことが明らかになったね』なんて言われるのがおもしろくて。私は『そうそう、これがみんなで(再)撮影して作ったものなんです』と言ったりするのですが、私自身はなにもやり直しをせずに済んだのです」と語った。2017年に公開されたジョス・ウェドン監督の『ジャスティス・リーグ』は、当初スナイダー監督がメガホンを取っていたが、娘の死によりスナイダー監督が降板。ウェドン監督が引き継いで完成させたものの、ファンが「スナイダーカット版が観たい!」と長年にわたって声を上げ続けたことで、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が実現。今年3月にアメリカなどで配信された。ジェイソンは「ザックの芸術をリリースすることができて本当にうれしいですし、たくさんのファンも喜んでくれました。最高の4時間ですよ!」と満足げだった。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット 2021年夏、デジタル配信開始©2021 Warner Media Direct, LLC All rights reserved. HBO MAX(R) is used under license.
2021年06月14日ジェニーハイが、ちゃんみなをゲストに迎えた新曲「華奢なリップfeat.ちゃんみな」のMusic Videoを6月11日0時にプレミア公開することが決定した。今回のMVは、小籔千豊、くっきー! 、川谷絵音、新垣隆の男性メンバーがホテル従業員に、中嶋イッキュウ、ちゃんみながホテルのゲストに扮した映像となっており、意外なシーンも含まれているとのこと。なお同曲はMVプレミア公開と同日の6月11日に配信リリースされる。ジェニーハイ「華奢なリップfeat.ちゃんみな」MV※6月11日(金) 0時 プレミア公開<リリース情報>ジェニーハイ「華奢なリップ feat.ちゃんみな」2021年6月11日(金) 配信リリースジェニーハイ「華奢なリップ feat.ちゃんみな」ジャケット配信リンク:関連リンクジェニーハイ オフィシャルサイトジェニーハイ Twitterジェニーハイ instagram
2021年06月09日5月13日に開幕した、Bリーグチャンピオンシップ。締め切りの都合上、取材時点でセミファイナル進出チームは未定だったが、今シーズンの戦い方などを振り返り、総合情報サイト「バスケット・カウント」編集長の鈴木健一郎さんに、優勝候補4チームについて話を伺った。コロナとも戦った今シーズン、最後に栄冠に輝くのは…。「リーグ戦の成績から考えると、優勝に最も近いのは東地区1位の宇都宮と、天皇杯決勝で宇都宮に勝った川崎でしょうね。川崎は天皇杯では、帰化選手のファジーカスと外国籍選手2人を同時に起用する“ビッグラインナップ”が見事にハマった。Bリーグで一番点を取るファジーカスが2人のアシスト役に回り、チーム全体の得点力がアップ。リーグ戦よりこのシステムが機能していたので、今回も期待できます。しかし、本命はやはり、今シーズンの勝率が圧倒的だった宇都宮です。徹底したディフェンスとリバウンドへの意識。苦しいときでも全員でハードワークできる。先発と控えの戦力差も小さく、安定した強さがあります。チームの戦い方に選手をはめる宇都宮と対照的に、選手一人一人の持ち味を生かすことを優先しているのが、西地区1位の琉球です。クーリーはディフェンスに戻るよりオフェンスリバウンドを狙う。岸本は、味方の位置やリングまでの距離に関係なく自分のリズムで得意のスリーポイントを放つなど、個々の強みを出す戦い方をチームで共有していますね。さらに、NBAのような最新鋭のアリーナが今春完成。琉球は熱狂的なファンも多いし、ホームアドバンテージはどこよりも大きいかもしれません」また多くのチームがコロナとの戦いも強いられた。その影響で、シーズン終盤にハイペースで多くの試合をこなしてきた千葉もその一つ。「おそらくここに向けての調整が難しかったはずですが、エースの富樫勇樹は『ひたすら試合をして上げていく方法もあるし、逆にそっちの方がやりやすい』とも。それが上手くいっていれば、この記事が出る頃には千葉も面白い存在になっているかも。外国籍選手枠のルール上、帰化選手を擁しているチームが有利なのは間違いない。誰が最強の帰化選手か、下で紹介した3選手の競り合いも見どころの一つだと思います」優勝候補の4 チーム。日本に帰化した選手に注目を!【宇都宮ブレックス】ライアン・ロシター ©TOCHIGI BREX INC.2019年12月に日本国籍を取得。日本代表に選ばれアジアカップ予選に出場。ポジションはPF/C。テーブス海 ©TOCHIGI BREX INC.厳しいチームバスケの中でタフに揉まれながら、生き生きとプレーする東京五輪候補。【川崎ブレイブサンダース】ニック・ファジーカス ©KBT2018年4月に日本国籍取得。代表の中心選手として‘19年W杯に出場。ポジションはC。【千葉ジェッツ】ギャビン・エドワーズ ©B.LEAGUE2020年1月に日本国籍取得。2017年、三河より移籍。日本代表候補。ポジションはPF。新アリーナも完成、ダークホース的存在!【琉球ゴールデンキングス】ジャック・クーリー ©B.LEAGUE2019年に琉球に加入。1試合平均4.9のオフェンスリバウンドはリーグ断トツ。ポジションはC。岸本隆一 ©B.LEAGUE地元出身のエース。ロングのスリーポイントを自分の武器と言えるのは彼だけだ。ポジションはG。B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2020-21セミファイナルは5月21日~25日。ファイナルは5月29日・30日、横浜アリーナにて開催。第1戦はNHK総合、第2戦は日本テレビ系列、NHK BS1で生放送予定。バスケットLIVE、スポーツナビなどでも配信。※記事内容は4/30時点での情報です。※『anan』2021年5月26日号より。(by anan編集部)
2021年05月19日最後のチャンピオン争いは、とうとう4強に絞られた。『ジャパンラグビー トップリーグ2021』プレーオフトーナメントが準決勝に突入。勝ち残ったのは『トップリーグ』優勝5回の最多タイ記録を持つサントリーサンゴリアスに優勝4度で続くパナソニック ワイルドナイツ、最後のシーズンで初優勝を目指すトヨタ自動車ヴェルブリッツ、そして初のトップ4入りを達成したクボタスピアーズだ。準決勝の組み合わせはトヨタ自動車×パナソニックとサントリー×クボタ。カンファレンス1位の強豪に、初の日本一を目論むチャレンジャーが挑む形となった。5月12日・13日には準決勝進出チームの監督(ヘッドコーチ)・キャプテンによる取材機会が行われた。大一番を前に指揮官・主将たちは意気込みを語った。トヨタ自動車はここまでタフな戦いを積み重ねて来た。レッドカンファレンス第5節・サントリー戦では後半37分に追い付き引き分け濃厚と思われたラストプレーでニュージーランド代表司令塔ボーデン・バレットのサヨナラペナルティゴール(PG)を喫して36-39、第7節・クボタ戦では逆にラストプレーで自陣22mラインからセンターCTBロブ・トンプソンがゲインラインを破り、パスを受けたフルバック(FB)チャーリー・ローレンスが距離を稼ぎ、最後はウイング(WTB)高橋汰地が走り切りトライ!SOライオネル・クロニエがゴール(G)を決めて25-24と大逆転劇をやってのけた。プレーオフ準々決勝でもNTTドコモレッドハリケーンズの勢いに乗ったアタックに苦しみながらも33-29の逆転勝ち。サイモン・クロンヘッドコーチ(HC)は準決勝に向けて「我々は一試合一試合集中し積み上げたことをさらに磨いていきたい。キックオフから今季の成果を見せたい」と自信を口にした。さらにHCは「パナソニックという素晴らしい相手と戦えるのは光栄。素晴らしい選手が揃い、素晴らしいシステムを持ち、キッキングゲームを得意とする。FWを使って前へ出ることもできるし、ターンオーバーからもスコアできる」と評価しつつ、「パナソニックと対する時は攻守の切り替えが大事になる。アタックからディフェンス、ディフェンスからアタックの切り替えはトヨタも得意としているところ。パナソニックはFWを使ってゲインラインを切りに来るので、トヨタとしてはいかにラックスピードを抑えていくかが大事」とポイントを挙げた。また5月11日の取材機会では「フェーズを重ねてプレッシャーをかけたい。パナソニックはキックが多いので、自分たちとしてはテリトリーとボールポゼッションを大事にしたい」とも語った。共同主将を務めるナンバーエイト(NO8)キアラン・リードは「(ロビー・ディーンズは)素晴らしいコーチ。最初の2年間(『スーパーラグビー』クルセイダーズで)彼のもとでプレーできたのは幸運。パナソニックと対戦する時はディシプリンが大事。弱みを見せると徹底的に突いて来る。長い間プレーをしてさまざまな経験を積んできた私にとっても、次は非常に重要なゲーム。決勝へ行けるよう、仲間のために戦いたい」と誓った。同じく共同主将のスクラムハーフ(SH)茂野海人は11日のオンライン取材でパナソニック戦のポイントに「ディフェンスラインの幅であったり、ブレイクダウンに誰が入るのかなどを修正したい。1週間で全部改善できるとは思わないが、できる限り修正してパナソニック戦に臨みたい」と挙げた。また茂野はニュージーランド代表オールブラックスの前主将リードとオーストラリア代表ワラビーズの現主将マイケル・フーパーのリーダーシップを「リードからはチームに向けての話し方を学んでいる。リードは伝え方がうまい。毎回みんなの頭に残る話し方をする。フーパーはポジティブなことしか言わない。ネガティブな問題が発生してもポジティブな言い方をする。このやり方はまだ取り入れられていないので今後取り入れていきたい」と手本としていた。一方のパナソニックはここまで危なげない戦いを見せて来た。競った試合は雨のコンディションで行われ13-13に終わった第6節・神戸製鋼コベルコスティーラーズとのホワイトカンファレンス首位攻防戦のみ。9試合で100失点という鉄壁のディフェンスを誇っている。準々決勝もスコアを見ると32-17とキヤノンイーグルスが善戦したと思われかもしれないが、20-3と前半を支配したパナソニックが終始余裕を持って試合を進めた。ロビー・ディーンズ監督は「チームとしてすべての局面で成長している。大事なのはディシプリン。今季はアタックでもディフェンスでもディシプリンを発揮している。チームの人間関係は非常にいい。ラグビーは究極のチームスポーツ。今チームモラルは非常に高いところにある」と手応えを語るとともに、好調の要因を「今季は代表選手がチームで長い時間を過ごしている。彼らが長くいればいるほど、チームは成長できる。今季はディフェンスも強化してきた」と分析した。もちろん、ディーンズ監督に抜かりはない。「プレーオフはリーグ戦とは全く異なる戦いになる。トヨタは全力で向かって来るし、今までやってこなかったようなイノベーティブなプレーも用意しているだろう。タフな80分間になる。トヨタは素晴らしいチームだ。そもそもトップ4に残るチームはみないいチーム。トヨタは大きくボールを動かしてくる。我々も最大限のパフォーマンスを見せたい」と警戒した。ケガのため準決勝はメンバー外となったフッカー(HO)坂手淳史主将も「毎週の準備の形がよくなっている。ノンメンバーが練習でゲーム以上のプレッシャーをかけてくれる。ディフェンス、アタックとともにペナルティが少ないのもワイルドナイツの強み。今季は強みを出せている」と手応えを口にした。準決勝が無観客試合で実施されることについては「僕らのやることは変わらない。ファンがスタンドで見ていないが、テレビで見ているという違いだけ。残念だが、テレビ越しで応援してくれると感謝しながらプレーしたい」とコメント。さらに今季限りで引退する同期のWTB福岡堅樹について、「堅樹は堅樹らしいプレーをしてくれている。ピッチ外で勉強があってもピッチ内のパフォーマンスは変わらない。キャプテンとして心強い。アタックでもディフェンスでもいい仕事をしてくれる。もったいないと言うか、もっと一緒にプレーしたい気持ちもあるが、堅樹の夢も叶えてほしい。多くてあと2試合、楽しみたい」と複雑な胸中を明かした。もうひとつの準決勝サントリー×クボタは同カンファレンスの戦いである。第6節ではSOバーナード・フォーリーのシンビン(10分間の一時退場)があり前半に23-7と突き放されるも、後半はクボタが巻き返し、後半29分には残り5mでのラインアウトからドライビングモールをFLトゥパ フィナウが押し込んで26-26の同点。勝点2を分け合う好試合と思われたが、ノーサイド間近にSOバレットが絶妙なランラインでトライを奪い、Gも決めてサントリーが33-26で勝利を手繰り寄せたのだった。サントリーはそのまま全勝でレッドカンファレンス(RC)を1位突破、NECグリーンロケットとのプレーオフ2回戦も76-31と一蹴。リコーブラックラムズとの準々決勝は中止となり、準決勝が2週間ぶりの試合となる。敗れたクボタも逆転負けのショックは完全に払拭した。サントリー戦の翌週のトヨタ自動車戦でもショッキングな逆転負けを喫し、RC3位となったクボタはプレーオフ2回戦から難敵ヤマハ発動機ジュビロと対峙。ここで2連敗の苦い教訓を生かした。前半から主導権を握り、コンスタントにスコアしていった。試合開始早々にトライを許しても、一家言持つスクラムで押されても、決して焦れずにゲームをコントロールし、終わってみれば46-12の完勝を収めた。続く準々決勝・神戸製鋼戦では前半30分を待たずにフォーリーが一発退場となるピンチに陥るも、そこから驚異的な運動量と粘りのディフェンスを展開し続け、後半31分についに前回王者に逆転を許す。クボタの善戦もここまでかと思われた中、残り燃料をすべて注ぎ相手陣内に攻め入ると36分にペナルティを獲得し、WTBゲラード・ファンデンヒーファーのPGで23-21と再逆転、その後は泥臭く体を張り続けてノーサイドの笛を聞いたのだった。初のトップ4入りを果たしたフラン・ルディケHCは準決勝へ向けて、「自分たちフォーカスに変わらない。これまでずっと自分たちにフォーカスしてきたし、今週も変わらない。自分たちのベストゲームをすることによって、勝利が近付く」とこれまでと同じセリフを言い、初のタイトルへ向けても「今週末にフォーカスしている。できることにフォーカスしたい。今週勝ってから決勝については考えたい」とした。これまでと変わらぬ姿勢を強調する指揮官だが、それは逆に5季目の今季に対する自信の表れでもある。ルディケHCは「5季やってきてチームとして成長してきた。今季はオールラウンドにできている。アタックやキック、ディフェンス、ひとつのことで勝っているわけではない」と胸を張った。立川理道主将も「1試合1試合学びを感じて成長している。特にメンタル。試合に出た選手は同じミスをおかさないよう選択ができている。一戦一戦学びを生かせているし、このプレーオフに入ってからも成長を感じている」と同意する。だからこそ、豪州代表71キャップの司令塔フォーリーに3試合の出場停止を課せられても指揮官にも主将にも気後れはない。「スコッド全員がクボタウェイを知っている。確かに10番はドライブしなくてはいけないし、コントロールしなくてはいけないし、判断をしなければいけない重要なポジション。ファレヌイ・ハウェラや岸岡智樹、10番になる得る選手はしっかりしたパフォーマンスを見せてくれると思う」(ルディケHC)「神戸戦はあの状況でもコントロールできたのは同じページを見ていたから。FWのがんばりがあったから。14人でもボールを持ってアタックできたことは自信を持っていい。フォーリーは試合に出る出ないに関係なく、チームの準備に関わっている。アタックもリードしてくれているし、ゲームメンバーをサポートしてくれている」(立川主将)立川もまたサントリー戦へ向けて「いいプランを持っているので実行したい。FW戦で優位に立ち、いいアタックをしたい。相手のBKのキーマンはバレットであり、CTB中村亮土主将。(SOかCTB)どっちに入っても、自分の力を出して目の前のその選手をしっかり抑えていきたい。でもそこの勝負にこだわるのではなく、23名の勝負で勝っていきたい」と決意を新たにした。ルディケHCとは対照的にミルトン・ヘイグ監督は優勝を意識した上で狙うとキッパリ。「最終的な目標は優勝すること。期待されているので、そこに対してプライドを持って優勝へ突き進みたい」準決勝の相手を「クボタは神戸戦でいいプレーをしたし、チームとして仕上がっている。リーグ戦でもかなり接戦になったし、今季はボールをキープし、フェーズを重ねてアタックして来る。フォーリーのようなインターナショナルレベルの選手の不在は影響があるだろうが、神戸戦では14名であれだけ素晴らしいプレーをした。自信を持っているだろうし、決して油断はできない」としながら、「リコー戦がなくなり、フレッシュな状態でプレーできると思っている。最後の20分で差を見せられと思っている」と日程の追い風を口にした。また指揮官は8試合で496点という爆発的なアタックについて「自分たちのストラクチャーの中いい判断でプレーできている。スキルをエクスキューション(遂行)するトレーニングをしているが、その結果が71トライという数字に表れているだろう」と評価しつつ、直近2試合で62失点を喫しているディフェンスについては「私はディフェンス中心に見ているので責任を感じる。50点差ついても集中力を切らしてはいけない。個人の判断が入りすぎた局面があったし、スイッチオフし軽いプレーも見られた。ただNEC戦から修正した。これからはいいディフェンスを見せられるだろう」と修正済みだとした。中村主将もクボタ戦へ「前回も厳しい戦いになった。また違った戦いを見せられと思う。お互いにプレースタイルをわかった中での遂行力が大事。勝負のポイントでの判断が大事になって来る。いちリーダーとしていい判断をしたいし、いちプレイヤーとしてベストプレーをしたい」と意気込み、同じCTBの立川理道について「ハルさんがいるので負けられない。僕がずっと見て来たCTBが目の前にいるので意識する。今季は(中野)将伍と組むことが多いが、彼が持っていないものを持っているので生かしてあげたいし、将伍がいるから自分も生きるということもある」とマッチアップを楽しみにしていた。楽しみはマッチアップだけではない。中村主将はヒリヒリするこの準備期間を楽しんでいた。「(準決勝がなくなり)先週くらいは試合勘がどうとか、リカバリーで有利だとか考えていたが、今週からはそんな言葉が出ないくらい自分たちに集中している。現段階で気になっていない。緊張感も出て来たし、これまでよりも負ける可能性も高まったが、この緊張感も楽しみたい。このチームでラグビーができるのも長くて2週間。色々準備があるので早く試合がしたいとは言わないが、この準備期間が楽しい。試合がすごく楽しみ」西の聖地・花園ラグビー場で東の聖地・秩父宮ラグビー場へのキップを手に入れるのはタイトルの常連であるパナソニック、サントリーか、それとも初タイトルに燃えるトヨタ自動車、クボタが割って入るのか。『第58回日本選手権』兼『トップリーグ2021』プレーオフ準決勝・トヨタ自動車×パナソニックは5月15日(土)、サントリー×クボタは5月16日(日)、場所は同じく花園ラグビー場にてキックオフ。試合は無観客で実施。決勝は上限5000人の有観客にて5月23日(日)・秩父宮ラグビー場で開催。チケットは5月16日(日)午前10時~17日(月)午後11時59分まで先行抽選販売、20日(木)午前10時より一般発売。試合の模様は3試合ともNHK総合にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報
2021年05月15日いよいよ5季目の『B1リーグ』がポストシーズンへ突入する。『B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2020-21』が今週末開幕するのだ。5月11日、『B.LEAGUE QUATERFINALS 2020-21』対戦カードごとにオンライン取材を実施。8強に勝ち残った選手たちが意気込みを語った。5月14日(金)・15日(土)・17日(月)宇都宮ブレックス(東地区1位)×サンロッカーズ渋谷(東地区5位)ブレックスアリーナ宇都宮レギュラーシーズンの成績は宇都宮の3勝1敗。――『CS』へ向けての意気込みは?「東地区1位のプライドを持って『CS』に臨みたい。自分たちは優勝できる戦力を持っているので思うので、しっかりタイトルを狙っていきたい」(宇都宮・比江島慎)「個人的には久しぶりの『CS』、楽しみにしている。自分たちも優勝できるメンバーだと思うので、優勝を目指してやっていきたい」(SR渋谷・ベンドラメ礼生)――相手の印象は?「ベンドラメ選手は渋谷の中心選手。ベンドラメ選手が乗るとチームも乗って来るので、しっかり抑える必要がある。マッチアップする機会があればしっかりプレッシャーをかけてリズムを崩したい。自分の役割はドライブであったり、点を取ること。しっかりやっていきたい」(比江島)「比江島選手は勝負どころで活躍する印象があるので、重要な局面で自由にやらせない、ボールを持たせないようにしていきたい。ディフェンスでは身長差がありインサイドで攻めて来る印象があるので、一発目は押し出してファウルでもいい。オフェンスなら外からドライブでスピード勝負を仕掛けられれば」(ベンドラメ)――相手チームの印象は?「マークする選手はベンドラメ選手とライアン・ケリー選手。ふたりが渋谷の得点源なので、しっかり対応したい。それに渋谷の激しいディフェンスにハマらないにしたい。こっちもディフェンスで激しくいきたい。渋谷とやる時は高さが武器になる」(比江島)「ビッグラインナップできるメンバーが揃っているので、リバウンドをチーム全員で取りにいかないといけない。ライアン・ロシター選手や渡邉(裕規)選手が活躍すると乗ってくるので、そこを抑えるようにしたい。僕らはディフェンスにこだわってやっている。これまでも77点以内に終えるようにやって来たので、そのように抑えたい。トランジションからの3Pをやられると勢いに乗られるので、そこは注意したい。今季はディフェンスでじわじわとダメージを与えてきたので、『CS』でもディフェンスからのトランジション、速いバスケをやっていきたい」(ベンドラメ)――『CS』へ向けてのチームの雰囲気は?「緊張感のある練習をしているし、チームの雰囲気はいい。ワクワク感がある。優勝できるチャンスはあると思うので、優勝に向けて仕上げていきたい」(比江島)「連敗もあったが、『CS』に出られたので結果オーライ。今何か大きく変えるのはできないし、変える必要もない。最後の3連敗も何か影響しているわけではない。昨日の千葉戦を終えたミーティングでも、『CS』という言葉がたくさん出た。ライアンもずっと言っていた。チームとして『CS』を楽しみにしている」(ベンドラメ)5月15日(土)~17日(日)大阪エヴェッサ(西地区2位)×川崎ブレイブサンダース(東地区3位)おおきにアリーナ舞洲レギュラーシーズンの成績は川崎の2戦2勝。――『CS』へ向けての意気込みは?「僕自身もクラブとしても初出場なので挑戦する気持ちで優勝を目指してがんばりたい」(大阪・角野亮伍)「去年コロナでレギュラーシーズンが途中で終わってしまったので、まず『CS』までたどり着けて良かった。いよいよ本番、チームもいい雰囲気なので、『CS』が楽しみ。ここから優勝に向けての戦いが始まるということで、みんなテンションも上がっているし、練習もいいインテンシティでできている。いよいよ始まるぞという空気になっている」(川崎・篠山竜青)――相手の印象は?「最初の対戦の時は僕たちが練習でやって来たオフェンスが全部先読みされているような感じで、こんなディフェンスされたことはなかった。ディフェンスの上手な選手など色々いる中、まとめる選手がいるのは脅威。声とか目線とか、先読みされていると感じた。僕は結構大きくてフィジカルが強いと思うので、そこを生かして体でやっつけたい」(角野)「前回の対戦は開幕してすぐだったのであんまり覚えていないと言うか、それだけ長いレギュラーシーズンを戦って来た。角野選手は学生の時から得点力が光る選手だと思っていた。シーズン序盤よりもフィットしてきて、オフェンスの核の選手になってきた。角野選手が乗って来るとチーム全体が乗って来ると思うので、時にはファウルを使って、止めていきたい。角野選手を自由にさせないというのが川崎のひとつの鍵になる」(篠山)――相手チームの印象は?「川崎さんの試合を何試合か見てスカウティングしているが、抑えどころがたくさんあって、どうやってポイントを絞るか、今監督陣も模索していると思う。まず気持ちで負けないようにしたい。2連敗して終わっているので、挑戦するだけ」(角野)「対戦した時は外国籍選手も合流していなくて、今とは別のチーム。(ディージェイ・)ニュービル選手が入ってからは爆発力がある。対戦した回数少ない分、不気味な部分があるなという印象。レギュラーシーズンは高さでアドバンテージ取ってきたが、大阪ほどの高さはない。この準備期間が大事になる」(篠山)――自チームの相手のキーマンは?「うちはニュービル選手が入ってから彼が得点源だし、ディフェンスでも鍵を握る。彼に期待している」(角野)「川崎は全員で戦うチームなので全員と言いたいが、あえてひとり挙げるならばパブロ(・アギラール)選手。日本のバスケにも慣れてきてぐんぐん調子を上げてきているので、パブロ選手がこのまま『CS』でも活躍してくれれば、チームの推進力になる」(篠山)――無観客試合についてどう思うか?「単純に普段練習している体育館で試合ができることと移動がないことがアドバンテージ。ファンがいれば相手にプレッシャーをかけられたけど、やることは変わらない。アドバンテージとか考えずにやりたい。大阪のブースターは熱くて熱狂的な人が多いので、あの声援がないのは単純に寂しい」(角野)「僕としては寂しいという気持ちしかない。『CS』でどっちがホームアドバンテージを取れるかということでレギュラーシーズンやっていたので。それが取れずに、アウェイに乗り込む形になるが、無観客なのは寂しい」(篠山)『B1リーグ 2020-21』第27節・千葉ジェッツ×シーホース三河より(C)B.LEAGUE5月15日(土)~17日(日)千葉ジェッツ(東地区2位)×シーホース三河(西地区3位)船橋アリーナレギュラーシーズンの成績は1勝1敗。――『CS』へ向けての意気込みは?「シーズンが続いて『CS』まで戦えることをうれしく思う。目標の東地区1位は達成できなかったが、最後9連勝で勢いを持って『CS』へ臨めること、ワクワクしている。(2度新型コロナウイルス陽性者が出て)練習できない時期や3連敗があったが、チームでやるべきことをやった結果が9連勝。『FINAL』で2回負けている悔しさはあるが、横浜の前にふたつ倒さないといけない相手があるので、まずはそこに集中したい。一昨年、その前と『FINAL』で負けた悔しさがあるので、今年は笑ってシーズンを終えたい」(千葉・富樫勇樹)「チームとして終盤なかなかタフな状況が続き、無事『CS』出場できたこと。残念ながらホームアドバンテージは得られなかったが、まずはタフな千葉戦、チーム一丸となって戦いたい。アルバルク(東京)では『CS』に出ていなかったので、初めての『CS』という緊張感はある。でもやることは変わりない。そこまで緊張感はない」(三河・シェーファー アヴィ幸樹)――自チームの相手のキーマンは?「僕はシャノン(・ショーター)選手かなと思う。やっぱり、彼のボールへのアタックを含め、最近の試合でいいパフォーマンスを見せてくれているので、チームとしてもやりやすいし、雰囲気も良くなる。シャノン選手とふたりでチームを引っ張っていきたい」(富樫)「キーマンは(ダバンテ・)ガードナー選手。千葉に勝った時は彼が40点取った。ビッグマンがいない中、彼がどれだけ取れるか、どれだけ彼を手助けできるか。自分がもっとアグレッシブに行く、スクリーンに行く、チームの潤滑油になるよう、チームがプレーしやすいようにしたい。このチームは相手のプレッシャーがどうしてもガードナー選手、金丸(晃輔)選手に偏るので、自分たちが得点して、彼らの負担を軽減させないといけない」(シェーファー)――警戒する相手選手は?「金丸選手とガードナー選手だと思う。ガードナー選手はなかなか1対1では止められないので、チームでピッグマンを助ける。金丸選手にはボールを持たせない。でも両選手とも20得点くらい取ってくると思うので、取られ方とか大事になる。自分たちとしては走ること。しっかりリバウンド取って走ること、それが一番、三河戦では大事になって来る」(富樫)「千葉はリバウンドが激しい、(セバスチャン・)サイズ選手とか激しいので。前回はやられたので、ディフェンス面でリバウンドを取り切る、しっかり身体を当てることを意識したい。警戒するのはやはり富樫選手。大事なゲームになればなるほど彼は活躍するので、彼を抑えないと、僕らの勝利はないと思っている」(シェーファー)5月15日(土)~17日(日)琉球ゴールデンキングス(西地区1位)×富山グラウジーズ(東地区4位)沖縄アリーナレギュラーシーズンの成績は1勝1敗。――『CS』へ向けての意気込みは?「短いようで長いようなレギュラーシーズンが終わって、いよいよ『CS』が始まる。やっとスタートラインに立った気持ち。『CS』は特別な舞台。プレーしたくてもできないチーム・選手が多い中、みんなが責任を持ってプレーすべき場所。優勝を目指すのは当然、特別な舞台、特別なゲームでいかに普段通りに過ごし普段通りにプレーできるかが大事。普段通りにプレーしたい」(琉球・岸本隆一)「僕自身初めての『CS』、今まで通りのプレーができるようにしたい。なかなかどういう舞台がわからないが、チームもとしても個人としても後悔のないようプレーしたい」(富山・岡田侑大)――相手チームの印象は?「富山はオフェンスが強いチーム。40分間通して攻め続けるチームという印象がある。うちとしてはディフェンスがキーになると思う。攻撃力が高い選手、外国籍選手が長い時間出て来るので、どう守っていくか。岡田選手もシーズン後半から活躍してきた、彼を警戒したい」(岸本)「オフェンスとディフェンスのバランスがいい。オフェンスはインサイドでもアウトサイドでも得点できるのでしっかり対応したい。琉球のキーは(ジャック・)クーリー選手と岸本選手。クーリー選手と(ジョシュア・)スミスのマッチアップになる。岸本さんには3Pをやらせないのが大事。徹底的に潰していきたい」(岡田)――相手の印象は?「岡田選手はボールを持ったら脅威になるだけではなく、ボールを持たせず、岡田選手が不快に感じるようにプレーしたい。3Pが入らないからと言ってゲームに負けるわけではない。自分のプレーに固執せずにチームの勝利のためにプレーしたい」(岸本)「ひとりで岸本選手を止めるのは無理だと思うので、3Pはタフに打たせるようにしたい。オフェンスでは何度かイライラさせられたので、大きな舞台だが平常心でプレーしたい」(岡田)――自チームのキーマンは?「キャプテンの田代直希。去年ケガで離脱したこともあり、今季にかける思いが強い。キャプテン田代を中心に戦っていきたい」(岸本)「前田悟さん。シーズン後半に3Pが入らず悩んでいたので、『CS』で爆発してほしい」(岡田)――西地区のプライドを持っているか?「過去の『FINAL』のカードを見ても東地区が多く、意識しないと言うと嘘になる。自分たちが優勝することによって、その印象を壊せると思うので、みんなの持っている印象を壊していきたい。東の上位陣はディフェンスが格段に違う。3年くらい前なら西地区はオフェンスがいいチーム、東地区はディフェンスがいいチームというイメージだったと思うが、西地区のチームもディフェンスの強度は年々上がって来たと思う」(岸本)――各地区の違いについてどう思うか?「東地区のチームと当たって思ったのはマッチアップするのが代表選手が多いこと。ただ上位チームになると東地区と西地区の違いはあんまり変わらないというのが僕の印象」(岡田)『B.LEAGUE SEMIFINALS 2020-21』は来週末に開催。『B.LEAGUE FINALS 2020-21』は5月29日(土)・30日(日)・6月1日(火)・横浜アリーナにて開催。
2021年05月12日『ジャスティス・リーグ』のレイ・フィッシャーを筆頭に、過去手掛けた「バフィー~恋する十字架~」「エンジェル」のキャストからも横暴な振る舞いが暴露されたジョス・ウェドン監督。このたび、『ジャスティス・リーグ』のガル・ガドットも、同作の撮影中にウェドン監督からキャリアを台無しにしてやると脅される経験をしていたことを明らかにした。ガルの母国イスラエルのメディア「N12 News」に語っている。「ジョスと私には問題がありましたが、なんとか対処しました。彼は私のキャリアを脅かしました。もし私がなにかをしたら、『キャリアを台無しにしてやる』と言われたんです」。今年4月、「The Hollywood Reporter」は『ジャスティス・リーグ』の撮影中に、ガルが新たに作られたセリフに疑問を呈するとウェドン監督が「私は脚本家でもある。だまってセリフを言え。そうでなきゃ、この映画の中でお前をものすごくバカに見せることもできるんだぞ」と脅迫したことを報じていた。上記のガルの発言はこの件について語ったものと思われる。ワーナーメディアは、『ジャスティス・リーグ』の撮影現場で起きたとされるウェドン監督のひどい言動や態度に対する調査を行い「是正措置が取られた」と発表したが、その具体的な内容は明らかにしていない。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2021年05月10日ザック・スナイダー監督が思い描いた全てが結実した『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が、5月26日(水)よりデジタル配信開始、6月25日(金)よりリリース。この度、日本語版予告編が解禁となった。本作は、2017年に公開され、全米NO.1大ヒットを記録した『ジャスティス・リーグ』製作中に降板したザック・スナイダー監督の初期構想に基づき、150分にもおよぶ蔵出し映像や新たに撮影された4分の新映像を加えて、再編集し製作された約4時間にわたる超大作。スナイダー監督が伝えたかった全てが詰め込まれている。あの“ジョーカー”やブラックスーツを纏うスーパーマンの姿も!2017年版『ジャスティス・リーグ』には登場しなかったジャレッド・レト演じる“ジョーカー”が、予告編映像ではほんの一瞬だけだが姿を見せる。どのようなシーンで、宿敵バットマンとどのような会話を交わすのか注目が高まる。また、ブラックスーツ姿のスーパーマン、スーパーヴィランのダークサイドや、ジョー・マンガニエロ演じるデスストローク、初登場となるマーシャン・マンハンターや、戦闘シーンにはグリーン・ランタンの姿も!?次々と登場するDCキャラクターに一時も目が離せない。ヒーローたちのサイドストーリーが明かされる本作では、アクアマン、フラッシュ、サイボーグのサイドストーリーが丁寧に描かれ、特にレイ・フィッシャーが演じたサイボーグについてはその苦悩や、家族との関係がより分かるストーリーに。ヒーローである以前に、様々な悩みを抱える等身大の姿が作品にさらなる深みを与えている。なお、2017年版『ジャスティス・リーグ』と同じ声優キャストで日本語吹替版を収録。約24分の映像特典には、スナイダー監督とベン・アフレックやヘンリー・カヴィル、ガル・ガドットらジャスティス・リーグ6名のキャストインタビューも収められ、『マン・オブ・スティール』『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』の製作を通しての思いを語る貴重な映像に。セル商品にはストーリーをジェフ・ジョーンズ、作画をジム・リーが担当した28ページにわたる「ジャスティス・リーグ」コミックブック(日本語版)が日本限定で封入される。『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』は5月26日(水)よりダウンロード販売/デジタルレンタル先行配信開始、6月25日(金)より4K ULTRA HD&ブルーレイ発売。(text:cinemacafe.net)
2021年04月16日熱戦続きのリーグ戦最終節から1週間、『ジャパンラグビー トップリーグ2021』がいよいよプレーオフトーナメントに突入する。来季スタートする新リーグ1部入り、そして最後のチャンピオンを決する戦いが始まるのだ。それにしても、リーグ戦は最後の最後まで目が離せなかった。4月10日・花園ラグビー場ではNTTドコモレッドハリケーンズが躍動。昨季0-97と記録的大敗を喫した神戸製鋼コベルコスティーラーズを相手に80分経過時点でリード、ラストプレーでモールからトライを許し29-31の逆転負けとなった。惜しくも金星を逃したヨハン・アッカーマンヘッドコーチ(HC)は、試合後の会見で「今日のパフォーマンスをひと言でまとめると、非常に誇らしい」と胸を張った。翌日の花園でもラストプレーでドラマが起こった。トヨタ自動車ヴェルブリッツとクボタスピアーズのスリリングなシーソーゲームは、自陣22mラインでの連続アタックからオフロードパスを受けたWTB高橋汰地が独走トライ、SOライオネル・クロニエが決勝コンバージョンを決め25-24とカンファレンス2位を獲得したのだった。前節・サントリーサンゴリアス戦に続き2試合連続逆転負けとなったクボタだが、「結果は残念だが、ここから立て直すことが大事。この負けがプレーオフへ向けて重要な糧になるようにしっかり修正していきたい」(立川理道主将)、「この試合はいい学び、ポジティブに捉えて成長していきたい。自分たちにフォーカスして、ノックアウトステージを戦っていきたい」(マルコム・マークス)と前を向いた。各カンファレンスの順位、個人賞は次の通り。【レッドカンファレンス(RC)】1サントリーサンゴリアス7勝・420得点129失点・勝点342トヨタ自動車ヴェルブリッツ6勝1敗・288得点186失点・勝点283クボタスピアーズ5勝2敗・236得点130失点・勝点254NTTコミュニケーションズシャイニングアークス3勝1分3敗・236得点254失点・勝点175東芝ブレイブルーパス3勝4敗・224得点229失点・勝点166Honda HEAT1勝6敗・133得点240失点・勝点67三菱重工相模原ダイナボアーズ1勝1分5敗・123得点309失点・勝点68宗像サニックスブルース1勝6敗・139得点322失点・勝点5【ホワイトカンファレンス(WC)】1パナソニック ワイルドナイツ6勝1分・318得点76失点・勝点312神戸製鋼コベルコスティーラーズ6勝1分・289得点138失点・勝点293NTTドコモレッドハリケーンズ4勝3敗・175得点175失点・勝点174リコーブラックラムズ3勝4敗・179得点184失点・勝点175キヤノンイーグルス3勝3敗・176得点230失点・勝点166ヤマハ発動機ジュビロ3勝4敗・239得点240失点・勝点157日野レッドドルフィンズ1勝5敗・90得点238失点・勝点78NECグリーンロケッツ7敗・139得点324失点・勝点1※第6節・日野×キヤノンは中止、規定により引き分け扱い、勝点2ずつ加点。個人賞【最多トライゲッター】テビタ・リー(サントリー)/マロ・ツイタマ(ヤマハ発動機)10トライ/初受賞【得点王】ボーデン・バレット(サントリー)128得点(6T/37G/8PG)/初受賞【ベストキッカー】田村優(キヤノン)キック成功率(G:21回中19回成功/PG:3回中2回成功)87.0%/初受賞RC1位・サントリーのアタックは凄まじいものがある。420得点ということは1試合平均60点である。カンファレンスが異なり一概に比較はできないが、得点2位のパナソニックに100点差以上付けているのだから恐れ入る。合計60トライもダントツだ。トライ数2位はパナソニックと神戸製鋼の43トライである。最終節でもサントリーのアグレッシブなアタッキングラグビーは全開となった。センター(CTB)中村亮土主将、フルバック(FB)尾崎晟也らを温存、スクラムハーフ(SH)流大、スタンドオフ(SO)ボーデン・バレット、ウイング(WTB)/CTB中野将伍をベンチスタートに回しながらNTTコムを94-31と粉砕。圧巻はバレットだ。後半22分にピッチへ入ると、相手に触れさせないピンポイントのライン取りを見せてハットトリック、文句なしの得点王に輝いた。得点ランキング2位がクロニエの76得点と言えば、いかにバレットの128得点が傑出しているかわかるだろう。試合後、ミルトン・ヘイグ監督も「バレットはワールドクラスの選手だということを毎回言っているが、現役のオールブラックスでもある。20分間で挙げた3トライは、彼のワールドクラスの実力をしっかり示してくれたものだ」と全幅の信頼を口にした。第5節・サントリー戦ではバレットのサヨナラPGで勝点2を逃したトヨタ自動車だが、2位の座を死守。サイモン・クロンHCも「この7試合でどんなコンビネーションがいいのか探り、自分たちのプロセスと確固たるチームカルチャーを確立することができた。いいリーダー陣、いい選手が揃っている。トーナメントへ向けて自分たちのやるべきこと、プロセスに集中したい」と手応えを口にすれば、茂野海人共同主将も「目標は変わらない。日本で一番のチームになること。でもあまり先のことを見過ぎても仕方ないので、目の前の試合、自分たちの果たすべき役割に集中したい」とキッパリ。WCではパナソニックが最終節に先発を7位に入れ替えながら、強さを見せ付けた。4月10日・熊谷ラグビー場でプロップ(PR)グレイグ・ミラー、フッカー(HO)堀江翔太、SO山沢拓也らが先発、PR稲垣啓太、SH内田啓介、SO松田力也、WTB福岡堅樹がベンチに回りヤマハ発動機と対峙。開始早々56秒でミスを突き、WTB竹山晃輝が独走トライを決めると、CTBディラン・ライリーのハットトリックなどで55-19と難敵相手に危なげない勝利を飾った。試合後、ロビー・ディーンズ監督は「今日はチームとしても特別な日。堀江翔太選手がワイルドナイツとして通算150試合出場の試合だった。コーチとしてこのような選手を指導できること、一緒にラグビーができることを光栄に思う」とゲームキャプテンを称えるとともに、「トーナメントはやるか、やられるかの戦いになる。さまざまなことを準備していきたい」と次なる戦いを見据えた。第6節のパナソニック戦は13-13の引き分けながら、勝点2差で2位なった神戸製鋼だが、プレーオフには3試合出場で9トライを量産したNO8ナエアタ ルイが帰って来る。デーブ・ディロンHCは「パナソニックに次いで2位通過であるが、大きく離されていない。成長しなければならないが、コロナ禍で開幕が延期となり準備が難しい中、リーグ戦を終えてハッピーだ」と及第点を与えた。最後尾からチームを見続けたFB山中亮平は第4節・リコー戦に続き、最終節も苦戦を強いられたことを反省。「勝つ時はいいラグビーができるが、リコー戦など取り切るところで取り切れない。取り急いで普段の自分たちを出し切れていない。試合中の早い段階で修正できればいいが、今日は最後まで引きずった」と課題を口にした。プレーオフでは『トップチャレンジリーグ2021』1位・豊田自動織機シャトルズ、2位・近鉄ライナーズ、3位・コカ・コーラレッドスパークス、4位・清水建設ブルーシャークスも戦いの輪に入って来る。下部リーグと侮ってはいけない。豊田自動織機がイングランド代表フレディー・バーンズ&サモア代表トゥシ・ピシという屈指のゲームメーカーを揃えれば、近鉄にはSHウィル・ゲニア&SOクウェイド・クーパーという元ワラビーズハーフ団とともに1月の『第57回全国大学選手権大会』で天理大学を初の日本一へ導き、4月12日の日本代表候補にも選出されたCTBシオサイア・フィフィタも名を連ねる。プレーオフトーナメントの組み合わせは以下の通り。【1回戦】4月17日(土)M57三菱重工×コカ・コーラパロ瑞穂ラM58豊田自動織機×NEC花園4月18日(日)M59清水建設×日野たけびしM60宗像サニックス×近鉄秩父宮【2回戦】4月24日(土)M61東芝×リコーパロ瑞穂ラM62サントリー×M58勝者秩父宮M63クボタ×ヤマハ発動機江戸川M64M57勝者×神戸製鋼花園4月25日(日)M65M60勝者×パナソニック花園M66トヨタ自動車×M59勝者秩父宮M67NTTコム×キヤノン江戸川M68Honda×NTTドコモパロ瑞穂ラ【準々決勝】5月8日(土)M69M67勝者×M65勝者熊谷M70M66勝者×M68勝者えがおS5月9日(日)M71M63勝者×M64勝者エコパM72M62勝者×M61勝者昭和電ド【準決勝】5月15日(土)M73M70勝者×M69勝者 花園5月16日(日)M74M72勝者×M71勝者 花園【決勝】5月23日(日)M75M74勝者×M73勝者秩父宮初戦から興味深いカードがズラリと揃う。豊田自動織機×NECと宗像サニックス×近鉄は、トップチャレンジ勢が下克上を果たすのか、トップリーグ勢が意地を見せるのか、注目される。WC3位となったクボタは2回戦でヤマハ発動機と当たる厳しい組み合わせとなった。清水建設×日野の勝者と対峙するトヨタ自動車とはカンファレンス2位と3位の大きな隔たりが生じたと言える。4月11日、キヤノンで今季初出場初トライをマークしたNO8アマナキ・レレイ・マフィはいきなり古巣NTTコムと顔を合わせる。東芝×リコー、Honda×NTTドコモなどという好カードも並ぶ。NTTドコモ大躍進の原動力であるTJ・ペレナラはプレーオフへ向けて、「3位はうれしいし、誇りに感じるが、勝てる試合を落としている。もっと勝ち切り、成長しなければならない。トーナメントは全部勝ちにいくつもり。まずは目の前のことをひとつずつやり、ビッグチームに対して最後のもう一歩を改善していけば、どのチームでも勝てると思う」と鼻息が荒い。『トップリーグ2021』プレーオフトーナメントは4月17日(土)に開幕。1回戦のチケットは発売中。2回戦のチケットは4月21日(水)午前10時より一般発売。準々決勝のチケットは4月25日(日)午前10時~26日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、5月1日(土)午前10時より一般発売。準決勝のチケットは4月25日(日)午前10時~26日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、5月12日(水)午前10時より一般発売。決勝のチケットは5月9日(日)午前10時~10日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、5月19日(水)午前10時より一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)トップリーグ特設ページジャパンラグビートップリーグ2021プレーオフトーナメントチケット情報
2021年04月16日Vaundyが新曲「しわあわせ」を4月11日に配信リリースし、同日0時にMVをプレミア公開することが決定した。「しわあわせ」は医療の資格と就職を保証する専門学校の首都医校・大阪医専・名古屋医専の2021年度TVCMのために書き下ろされた楽曲。先日放送されたNHK『シブヤノオト 卒業ソングSPECIAL』にて16人編成のオーケストラを従え生パフォーマンスで突如披露され、放送直後にはTwitterトレンド入りするなど話題となっていた。同曲が起用されたCMは4月21日より全国でTV放映がスタート。それに先駆け首都医校・大阪医専・名古屋医専のホームページでは本日4月6日よりCMが先行公開されており、「しわあわせ」の一部を聴くことができる。■首都医校 HP:■大阪医専 HP:■名古屋医専 HP:なおYouTubeでは「しわあわせ」のMVティザー映像が公開されている。Vaundy「しわあわせ」 MVティザー映像<リリース情報>Vaundy 配信シングル「融解sink」2021年2月24日(水)配信リリースVaundy「融解sink」配信ジャケット配信リンク:「融解sink」MV<ツアー情報>Vaundy one man live “KATARIBE”5月15日(土)Zepp Tokyo(東京都)開場 17:00 / 開演 18:005月22日(土)Zepp Namba(大阪府)開場 17:00 / 開演 18:006月12日(土)Zepp Haneda(東京都)開場 17:00 / 開演 18:00チケット代:6,900円(税込)※ドリンク代別途必要一般発売日:5月8日(土) 12:00〜関連リンクVaundy オフィシャルHP: オフィシャルTwitter: オフィシャルInstagram:
2021年04月06日『ジャパンラグビー トップリーグ2021』第6節でふたつの全勝対決がラインナップされた。ホワイトカンファレンスの神戸製鋼コベルコスティーラーズ×パナソニック ワイルドナイツと、レッドカンファレンスのサントリーサンゴリアス×クボタスピアーズだ。『トップリーグ』初代王者であり前回覇者でもある神戸製鋼に最多タイの優勝5回を誇るサントリー、優勝4度のパナソニックと強豪ひしめく中、クボタが堂々と名を連ねる。これまでクボタはトップ4に入ったことすらない。最高位は6位である。2011・2012年度は下部リーグでの戦いを余儀なくされた。シーズン不成立となった昨季も4勝2敗に終わっている。立川理道(クボタスピアーズ)(C)スエイシナオヨシそれが今季は開幕5連勝を飾った。第6節・サントリー戦の結果次第ではターゲットであるトップ4入り、さらには悲願である日本一も見えて来る。大一番を前にさぞや気合も入っているだろうと思われたが、3月31日・オンライン取材に出席した立川理道主将には気負いもなければ気後れもなかった。「この試合が特別な試合だとは思ってはいない。全勝対決はうれしく思う。ポイントのセットピースで強みを出していきたい。セットピースで優位に立てれば、クボタのラグビーができるのでは」決してサントリーを軽んじているわけではない。今季のレギュレーションはリーグ戦後のプレーオフトーナメントで覇権を争う。勝負の時はまだ先である。主将は目の前の試合にフォーカスする重要性を説く。「この試合はレギュラーシーズンの1試合。自分たちはまだ優勝したことがないので、プレッシャーはない。今までやって来たプロセスを信じてやるだけ。あまり先を見ずに目の前の一戦一戦を見ていくことが重要」フラン・ルディケヘッドコーチ(HC)はサントリー戦へ向けて、興奮を隠そうとはしなかった。「エキサイティングな気持ち。この試合のために36週かけてきたと言っても過言ではない。ピークを迎えられるよういい準備をしている。我々のプランもある。土曜日の試合でどれだけベストなパフォーマンスを出せるか。両チームともレベルが高く、互いに強みがある中、鍵はいかに状況に応じたプレーができるかだ」2016-2017シーズンに就任して以来、チームを強化し続けて来たHCは今季の快進撃をこのように説明した。「過去5シーズンハードワークしてきたが、今季はいいスタートを切り、コンスタントにいいパフォーマンスができている。それはメンタルの成長が大きい。あとリクルートの部分。ライアン・クロッティ、マルコム・マークス、バーナード・フォーリーが加わり、彼らがチームを助けてくれている」今季加入した南アフリカ代表33キャップのフッカー(HO)マークスについて、指揮官が「ほかのチーム、どこに行ったとしても試合に出られる選手。フロントロウにもラインアウトにも自信を植え付けている」と称せば、主将も「これまでもセットピースに自信を持っていたが、彼が入ってトップリーグトップクラスのセットピースに押し上げてくれた」と評した。ここまでMVP級のパフォーマンスを披露しているマークスもサントリー戦を楽しみにしていた。「サントリーがいいチームなのは理解しているが、まず自分たちのやるべきことにフォーカスしたい。サントリーのアタックがいいことは知っているが、自分たちのラグビーに集中したい。(セットピースでは)すごいに戦いになるだろう。サントリーはセットピースが強いが、我々もセットピースに自信を持っている」所属2年目となるニュージーランド代表48キャップのセンター(CTB)クロッティもマークスらFW陣を頼もしく感じている。「FWパックは我々の強み。デカくて強い彼らもエキサイティングな気持ちだと思う。クボタのインパクトはトップリーグでも上位だと思う。自分は自分の仕事をするのみ。ハイスタンダードで臨めば、自分たちのラグビーはできるはず」ピッチ上の仕事だけではない。今季は外国人登録の関係でフル稼働できていないが、クロッティは問題ないと語る。「私の仕事はチームをよくすること。試合に出てなくてもほかの選手の成長に貢献できることはたくさんある。現在はノンメンバーがエネルギーを持ち、アグレッシブに準備することでチームの成長につながっている。このチームがうまくいっているのはクボタのチームカルチャーがよく影響している」勝利のためにできることはすべてやる。オーストラリア代表71キャップのスタンドオフ(SO)フォーリーに、オールブラックスのチームメイトだったボーデン・バレットの弱点は伝えたとクロッティは笑う。「バレットとは代表でも長いことやってきた。『スーパーラグビー』では敵同士だったが、日本で対戦するのは楽しみ。彼のプレースタイルを考えると、ディフェンスで時間とスペースを奪うのが大切。彼のラン、パス、キックを取り除けば効果的に止められる。フォーリーはアタックで多くの役割を担っているので、バレットの秘密もすべてを話した(笑)。今自分はクボタのキャップをかぶっているので、チームのために話した」ボーデン・バレット(サントリーサンゴリアス)(C)F.SANO対するサントリーここまで一切隙を見せていない。スコアから両軍の力関係は計れないが、これまでの戦いぶりを振り返ってみたい。【第1節】クボタ43-17宗像サニックス三菱重工7-75サントリー【第2節】東芝7-39クボタHonda14-31サントリー【第3節】クボタ34-24NTTコムサントリー75-10宗像サニックス【第4節】クボタ38-7Honda東芝5-73サントリー【第5節】クボタ32-17三菱重工トヨタ自動車36-39サントリー改めて見ると、サントリーの圧勝ぶりが際立っている。しかも、前節はトヨタ自動車との接戦を制した。ブレイクダウンでトヨタが優位に立ち、前半は12-26とリードを許すも、後半に早々にテビタ・リー&中野将伍のウイング(WTB)勢の連続トライで主導権を握る。すると、19分にスクラムハーフ(SH)流大のトライでついに同点と思われたが、長いTMOによってトライは無効となった。並のチームならばここで流れを失うのだが、サントリーは慌てず騒がず。23分にテビタ・リーがこの日2本目、リーグトップタイに並ぶ9トライ目を奪い、あっさり同点に。その後1本ずつトライとコンバージョンを決めて36-36で迎えた41分、10mラインを超えた左側からサントリーはペナルティゴール(PG)を選択。ここまで6本中3本成功とショットの精度を欠いていたバレットだが、最後の最後でポールに当てながら成功、劇的勝利となったのだ。ワンサイドゲームで圧倒するだけではなく、負けパターンでも最後に勝利を手繰り寄せる勝負強さをサントリーは見せ付けたのだ。試合後にミルトン・ヘイグ監督は「接戦となったがボールがよく動いたいいゲームだった。前半はミスが多く、トヨタにプレッシャーをかけられた。後半はフェイズをしっかり重ねることで修正できた。後半の出来には満足しているが、試合を通して自分たちのプレーを出せなかった」と反省の弁を忘れなかった。またCTBを務める中村亮土主将は苦戦する展開にも「試合前から80分でポイントを勝っていればいいというマインドセットで臨んだ。前半からプレッシャーをかけ、これが後半に効いてくると思っていたので、余裕を持ってプレーできた」と想定内だったと明かした。さらにクボタ戦へ向けて「今まで大勝の試合が続いていた中、こういうタフな接戦を経験できたのは今後2試合、トーナメントへ向けてもいい反省ができるのがよかった。次もこれまでと同じようにベストの準備をすること。メンバー・ノンメンバー含めて一体感を持っていい準備をしたい」と続けた。シビれる場面でのキックを託されたバレットも「(最後のPGは)接戦だったが、その中でも落ち着いて自分のプロセスを大事に蹴られるように常にトレーニングしている。重要なキックだと理解しているが、落ち着いてキックできた。風の向きがコロコロ変わって難しかったけど」と落ち着き払った様子だった。キックオフ48時間前に発表される試合登録メンバーは以下の通り。【サントリー】1森川由起乙、2中村駿太、3セミセ・タラカイ、4ハリー・ホッキングス、5辻雄康、6飯野晃司、7小澤直輝、8ショーン・マクマーン、9流大、10ボーデン・バレット、11テビタ・リー、12中村亮土、13中野将伍、14江見翔太、15尾崎晟也、16堀越康介、17石原慎太郎、18垣永真之介、19小林航、20西川征克、21齋藤直人、22田村煕、23サム・ケレビ【クボタ】1海士広大、2マルコム・マークス、3山本剣士、4デーヴィッド・ブルブリング、5ルアン・ボタ、6トゥパ フィナウ、7ピーター・ラピース・ラブスカフニ、8バツベイ シオネ、9井上大介、10バーナード・フォーリー、11山崎洋之、12立川理道、13テアウパ シオネ、14ゲラード・ファンデンヒーファー、15金秀隆、16杉本博昭、17羅官榮、18北川賢吾、19青木祐樹、20末永健雄、21藤原忍、22岸岡智樹、23ライアン・クロッティサントリーは中野が満を持して本職CTBで初先発、トヨタ戦でフィニッシャーの役割を担ったオーストラリア代表33キャップのサム・ケレビはベンチで戦況を見つめる。一方のクボタ、天理大を『大学選手権』初優勝に導いたSH藤原が早速メンバー入り。中野、SH齋藤との再会を「早稲田の同期のふたりがいるサントリー戦、彼らもおそらく出てくるので、自分自身もメンバーに入って勝負したい」と待ち望んでいたSO岸岡もメンバーに名を連ねた。今季もサントリーが勝利し、対クボタ12連勝をマークするのか、今季こそクボタが白星を獲得し、2004-2005季以来の勝利を飾るのか。果たして、全勝をキープするのはどっちか。『トップリーグ2021』レッドカンファレンス第6節・サントリーサンゴリアス×クボタスピアーズは4月3日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年04月02日抜群のスピードとテクニックに視線集中、バスケットボール界の注目株、Bリーグ・宇都宮ブレックスのテーブス海選手に迫ります。今のバスケ選手には賢さが必要。そこが魅力でもある。国内男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE(Bリーグ)」の宇都宮ブレックスに所属するテーブス海選手。アメリカの大学でのプレーを中断し、チームに加入したのが昨年1月。試合に出場するや主戦力として早々に活躍し、Bリーグがバレンタイン時期に実施している「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦」では、ダントツの投票数で今年の1位に。でも、本人は謙遜気味。「ブレックスは本当にファンが多いチームですから。それで僕も応援してもらえたんだと思います(笑)。もちろん応援してもらえるのは嬉しいですし、プレーでもっとカッコよさを見せていきたいと思うようになりました」ファンから「セクシー」と言われる低めの声と、あどけなさが残る顔立ちとのギャップもテーブス選手の魅力。「本当はヒゲを生やしたいんですけど、なかなか生えなくて。チームでは僕が一番年下で、メンバーは見た目も大人なので、ベビーフェイスが目立ってしまうんです」とはいえプレーでは、その存在感を遺憾なく発揮。スピードに乗ったアグレッシブなオフェンスで会場を魅了。「アメリカでやっていた頃は対戦する相手の体が大きかったので、自分もパワーを重視していたんですけど、日本に帰ってきたら、体の大きさはあまり関係なく、とにかくみんな速い。そうなると自分もスピードを重視しなければと思い、9kgくらい体重を落としました」今のバスケットボールは、日本はもとより世界的にも、身長よりスキルやバスケットIQの高さが重要視される傾向に。テーブス選手も、バスケットボール選手の魅力は、そんなクレバーさにあると言う。「たとえば対戦相手が自分よりも身体能力があって、身長も大きかったとします。でも、自分のほうが賢いプレーをできたら勝てることもあるスポーツなので、そういうところが面白いし、カッコいいんじゃないかなって思います。僕のポジションはポイントガード(PG)といって、メンバーに指示を出す司令塔のような役割だから、まさにバスケットIQが必要。誰がどこにいるか、試合の流れや、相手のディフェンス、自分たちのオフェンスなど、常にいろいろ考えないといけないので、難しいポジションではありますが、やりがいも大きいんです」ベビーフェイスとは言うけれど、バスケットボールを語る真っすぐな眼差しや、しっかりとした考え方からは成熟した内面が窺える。そんなテーブス選手に、色気を感じる魅力的な男性について聞いてみると、「僕は、性格だと思います。顔とか髪型とか、見た目がカッコいい人はいますけど、実際に会って性格がそんなによくなかったら、そうは思えなくなってしまう。逆ももちろん、ありますよね。僕が思う色気のある人とは、自信を持っていて、頼りになる人。親切で、自分の感情を表せる人。子どもの頃は、お父さんがその理想像でした。見た目は怖かったけど(笑)」現在、ブレックスはBリーグ東地区1位※をひた走る。「昨シーズンも強かったけど、残念な終わり方で(コロナ禍で中断)。今季はなんとしても優勝したいです」※2021年3月12日現在てーぶす・かい1998年9月17日生まれ、兵庫県出身。身長188cm。高校2年でアメリカに渡り、高校、大学でプレー。NBAを視野に日本で腕を磨こうと、2020年、宇都宮ブレックスに加入。©B.LEAGUETシャツ¥15,000腰に巻いたスウェット¥26,000ショーツ¥27,000(以上アクネストゥディオズ/アクネ ストゥディオズアオヤマ TEL:03・6418・9923)※『anan』2021年3月31日号より。写真・天日恵美子スタイリスト・中根美和子取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2021年03月29日■前回のあらすじ離婚準備が進む中、大切なことに気づいたふゆ。Uの提案を断ることができたのでした。Uさんとは離婚後、少しゴタゴタしましたが、息子との面会はしています。面会のときに少し話しますが、細かいことは話さないのでどんな生活をしているかは分かりません。離婚直後は、「今まで我慢していたから」とUさんが散財している様子がSNSに投稿されていて…。SNSではUさんと共通の知り合いと繋がっていたので、どうしても目に入ってしまって…。それもあって、離婚後は一旦全部のアカウントを作り直してスッキリしました。Uさんと離婚してイライラやヒステリックになることも減って、子どもとの時間が楽しく穏やかに過ごせている今がとても平和で幸せです。もちろんいろいろトラブルは起こりますが、その都度子どもと向き合って、お互い反省と成長をしていけたらなと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました!3月28日(日)21時からは、わさびさんの新連載「耳がきこえないかもしれないと思っていた6ヶ月間」が始まります。お楽しみに!
2021年03月27日Coccoが、11枚目のオリジナルアルバム『クチナシ』に収録される「青葉」のミュージックビデオを明日3月23日24時にプレミア公開することが決定した。同曲はピアノの音色に美しく清らかな歌声が鳴り響く合唱曲で、レコーディングにはシンガーソングライター・中村 中率いる元・少年少女合唱団が参加している。MVは出会いと別れ、新たな始まりの季節へと添えられる優しさに溢れており、すでに公開されている昭和歌謡ムード漂う楽曲「女一代宵の内」と同じくCoccoによる完全セルフプロデュース作品となっている。Cocco「青葉」 DIY Music Video※3月23日(火) 24:00~プレミア公開リリース情報Cocco 11th Album『クチナシ』2021年2月17日(水) リリース『クチナシ』配信URL: 11th Album『クチナシ』ジャケット画像●初回限定盤A(完全生産限定SPECIAL BOX仕様)1,111セット限定販売定価:8,700円(税込)・クチナシ段ボールSPECIAL BOX・クチナシヴィーナスTシャツ・CD+DVD 7インチ紙ジャケケース入り●初回限定盤B(CD+DVD クチナシ段ボールスリーブケース仕様)定価:5,200円(税込)●通常盤定価:3,200円(税込)<CD収録内容>1. White dress2. 女一代宵の内3. Supernova4. 悲しい微熱5. ひとひら6. 花咲か仁慈7. ダンシャリアン8. アイドル9. 青葉10. 潮満ちぬ11. Rockstar12. ソリスト13. 夜喪女14. 想い事15. 真白の帆<DVD収録内容>※初回盤A、B共通「Cocco 生配信ライブ 2020 みなみのしまのはなのいろ」1. 花爛2. 2.243. 濡れた揺籃4. ドレミ5. Ho-Ho-Ho6. Gracy Grapes7. take me home8. Hush-a-bye-the-world9. フリンジ10. くちづけ11. Come To Me12. 願い叶えば13. 強く儚い者たち14. 結い15. ひばり16. 7th floor17. インディゴブルー18. RockstarCocco「潮満ちぬ」Music VideoCocco「女一代宵の内」DIY Music VideoCocco「ひとひら」Music Videoこっきー先生による「ひとひら」エクササイズビデオ関連リンクCocco オフィシャルサイト: アパレルブランドサイト:
2021年03月22日■前回のあらすじ触れられるだけで、聞くだけで、いるだけでUに嫌悪感を抱くようになったふゆ。その気持ちがつい表に出てしまいます。ここでは大人しく描いてますが、息子は抱っこしてても泣くし暴れるしで大騒ぎでした。それでも抱っこしてないよりはマシかな… というくらい。夫婦としての関係は、負の連鎖に入っていきます…。次回へ続く
2021年03月19日『ジャパンラグビー トップリーグ2021』は4試合を終えて、全勝は5チームのみ。ディフェンディング王者の神戸製鋼コベルコスティーラーズに最多タイとなる優勝5回を誇るサントリーサンゴリアス、優勝4回で続くパナソニック ワイルドナイツ、最後のシーズンで初優勝を狙うトヨタ自動車ヴェルブリッツとともにクボタスピアーズが名を連ねる。クボタはここまでタイトルはおろかトップ4に入ったこともない。2014年度から4シーズン連続でふた桁順位に甘んじた。最高位は6位である。2018-2019シーズンは7位、シーズン不成立となった昨季も4勝2敗だった。決して強豪とは言えないクボタだが、開幕4連勝はフロックではない。2016-2017季にフラン・ルディケヘッドコーチ(HC)が就任して種は蒔かれた。2019-2020季にはオーストラリア代表71キャップを誇る司令塔バーナード・フォーリーとニュージーランド代表48キャップのセンター(CTB)ライアン・クロッティが、今季は南アフリカ代表33キャップのフッカー(HO)マルコム・マークスら正真正銘のワールドクラスも加入。確かな成長を続けて来たクボタは今季結実の時を迎えようとしているのだ。最後の『トップリーグ』を前にチームはトップ4、さらに日本一をターゲットに定めた。シーズン前、ルディケHCが「勝つラグビーをする。応援してくれるファンに誇りに思ってもらえるよう戦っていきたい。チームの仕上がりは順調。新加入選手たちもチームの戦術をよく理解し、激しい競争が生まれ、チームや選手個人の成長を生んでいる」と語れば、立川理道主将も「経験豊富な外国籍選手やベテランがチームを牽引し、11人の新加入選手がチームに勢いを与えるバランスのいいチームに仕上がっている。みなさんが誇りに思ってもらえるようなプレーで、優勝を目指す」とキッパリ。開幕戦では宗像サニックスブルースを相手に43-17と大勝。シンビン(10分間の一時退場)が2回出るなど数的有利を生かすとともに、マークスがセットピースで違いを見せ付けた。早速2トライをマークしたマークスを指揮官は「彼の加入はストロングセットピースを我々にもたらした。彼はフィールドにおいてもほかの選手の見本」と評価したが、当の本人は「最初のトライはチームの奮闘があったからこそ。私はラインを越えてボールを置いただけ。2本目のトライはインターセプトできてラッキーだった」と謙遜した。翌週にはサントリーと並び最多Vを記録する東芝と激突。肉弾戦に一家言持つ東芝を接点で圧倒し、多種多様なアタックを見せて39-7の完勝を収めた。ルディケHCが「スクラムは我々にとって大事なカギ。しっかりプレッシャーをかけて東芝を苦しめた」とセットピースの手応えを語れば、立川主将は「アタックではいろんな形で取り切ることができたのは収穫」とアタックを評価した。第3節では千葉ダービーが実現。NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦ではフォーリーに代わってルーキー岸岡智樹がスタンドオフ(SO)で初スタメン、ケガの立川に代わりクロッティがCTBに今季初先発。マークス、ロック(LO)ルアン・ボタ、フランカー(FL)ピーター・“ラピース”・ラブスカフニらFW陣が強さを見せるとともにウイング(WTB)タウモハパイ ホネティがハットトリックを決めるなど34-24と逃げ切った。初めて10番を背負った岸岡は試合後、「サントリーでは中野将伍選手、齋藤直人選手が各試合でそれぞれスタートした。私自身、彼らの活躍に負けていられないなと思う」と早稲田大の盟友に対抗心を燃やした。先週の第4節はHonda HEATと対峙。得意のスクラムではペナルティを取られるなどフラストレーションが溜まる展開にも焦れずにスクラムハーフ(SH)井上大介の早いリスタートや自陣で相手パスをインターセプトした新人フルバック(FB)金秀隆の80m独走トライなど隙を見逃さない試合巧者ぶりで38-7の圧勝。試合後の記者会見ではHCと主将が開幕4連勝の要因を明かした。「継続の力。グループとして毎週毎週ハードワークを積み重ねてプロセスを信じてやって来てこういう結果につながった。プランをどれだけ遂行できるか、プロセスにフォーカスし、バランスよく準備してきた結果が試合に出せている」(ルディケHC)「ルディケが来てから積み上げてきたことをこの1・2年でしっかり試合で出せるようになった。もちろん、外国人選手の力は大きいが、ただの助っ人としてではなく、しっかりチームに力をもたらしてくれている。試合に出られないメンバーも含めてチームのために動いている。チームとしての力を感じている」(立川主将)立川理道(クボタスピアーズ)(c)スエイシナオヨシまた3月16日には新入団選手オンライン取材が行われた。4月以降、『トップリーグ2021』に出場可能となる日本体育大LO・FLの玉置将也、帝京大のLOオト ジョシュア輝恵、中央大SO侭田洋翔、法政大ユーティリティバック(UTB)根塚洸雅は次のように意気込みを語った。「体がまだまだ小さいので、体を大きくして、レギュラーに定着できるようがんばりたい。まずはLO。でも試合に出て日本一に貢献したいので、チャンスがありチームに貢献できるならバックローという気持ちもある」(玉置)「これからクボタが優勝できるようチームに貢献し、自分も試合に出られようにがんばりたい。大学からラグビーを始め、4年間もケガがあり、満足する結果も出せなかった。自分がどれだけできるかチャレンジしたくて、チャンスをくれたクボタでチャレンジすることになった。フィジカルやボールキャリーには自信ある、バスケをやっていたのでラインアウトのジャンプとかも得意」(オト)「今上昇しているチーム、僕も波に乗れるよう上昇していければ。試合を何試合か見て、クボタの雰囲気がいいと思ったので、入りたいと思った。(同じポジションのフォーリーや岸岡ら)素晴らしい選手がいる環境でやらせてもらった方が僕自身のレベルも上がると思ったので、この選択をした。まず1年目はチームに慣れて身体作りをし、2年目からしっかり試合に出てチームの役に立てれば」(侭田)「クボタに入団して、乗っているチームのいい雰囲気を実感している。クボタの好きなファミリー感も楽しんでいる。自分らしさを生かして、日本最高峰のリーグでどれだけできるかやっていきたいし、自分の味を出していきたい。クボタでは何番とは絞っていないけど、バックスリーに絞ってやっていきたい。兄(HondaのSH根塚聖冴)とは大学で同じチームだったので、次は敵として競り合った方が自分自身もお客さんも楽しめるかなと思った」(根塚)ちなみに天理大を悲願の日本一へ導いたSH藤原忍はひと足早い2月10日にオンライン取材を受けた。その際、藤原はこう意気込んでいた。「僕はまだ身体が小さいので、もっともっと身体を大きくしながら、『1年目から絶対にレギュラーで出るんだ』という強い気持ちを持ってやっていきたい。クボタは日本一を目指していると聞いた。天理と同じでまだ日本一にはなっていないチームで、一緒に日本一になりたいと思った。ボールを持ち出して自分から仕掛けることもできるし、早いテンポのパスでBKを動かすこともできるので、そこはクボタでもやっていきたい。井上さんのいいところをマネして、自分のいいところを出して、9番をしっかり取れれば。その後日本代表で活躍したい」クボタは2月28日(日)・江戸川区陸上競技場で三菱重工相模原ダイナボアーズ、4月3日(土)・秩父宮ラグビー場にてサントリー、4月11日(日)・東大阪市花園ラグビー場にてトヨタ自動車と対戦する。三菱重工相模原戦のチケットは3月20日(土・祝)午前10時より一般発売、サントリー戦のチケットは3月21(日)午前10時から22日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ。クボタは負けられないプレーオフトーナメントを前に勝負のサントリー戦、トヨタ自動車戦へ挑む。文:碧山緒里摩(ぴあ)トップリーグ特設ページクボタスピアーズチケット情報
2021年03月17日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとプロ野球 セントラル・リーグ6球団(以下、セントラル・リーグ)は、双方間におけるイベント・パートナーシップ契約締結を記念して、セントラル・リーグ各球団の代表選手やマスコットたちを迎えた発表イベントを開催した。この契約は招待形式の大規模イベントを2019年から検討しているセントラル・リーグが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの賛同を得て、パークを貸し切り、セ・リーグファンを招待。イベントを実施する内容だ。それだけでなく、各球団の本拠地球場のビジョンに球団マスコットとパークの人気キャラクターたちが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが20年間の集大成として贈る参加型ダンス・ショー「NO LIMIT! タイム」にも登場する「NO LIMIT!ポーズ」で盛り上がる様子を映し出すなど、球場側でもパーク20周年イベントと連携する企画もスタートする。発表イベントには、代表選手たちがリモートで参加。会場と一緒に野球の応援歌を連想させるトランペットや太鼓の音をポップにアレンジしたアップテンポな音楽に合わせ、「NO LIMIT!ポーズ」に挑戦した。ソーシャルディスタンスが必要なニューノーマルな社会でも、離れた仲間と一緒に盛り上がり、絆を深められることを体現していた。以下、各チーム代表選手のコメント●読売ジャイアンツ岡本和真選手子供のころ、よく遊びに行っていたユニバーサル・スタジオ・ジャパンとパートナーシップを結んだことを聞いたときは、本当にうれしく思いました。今年は皆さまを超元気にできるプレーをして、優勝!そして、日本一を目指してがんばりたいと思います。●阪神タイガース近本光司選手チームスローガン「挑・超・頂」は、挑戦する姿勢、自分自身を超える、頂点に立つことを意識し、強い意志で1年間しっかり戦っていこうという思いが込められています。自身も3年連続の盗塁王をめざして、自分の可能性を超えていきたいと思います。●中日ドラゴンズ高橋周平選手今回のパートナーシップ契約の中で、「セ・リーグ フェスティバル」に一番、興味をもちました。ぜひ参加したいです!●横浜DeNAベイスターズ三嶋一輝選手セーブのかかった場面、そうでない場面もマウンドに立って、チームのために、そしてファンの方々が超元気になってくれるようなプレーをがんばりたいと思います。●広島東洋カープ大瀬良大地選手僕にとって、手術明けのシーズンになるのですが、チームスローガンの「バリバリバリ」のように、超元気でバリ熱いプレーをファンの皆さんにお届けしたいなと思っております。ぜひ、球場に足を運んでいただきたいです。●東京ヤクルトスワローズ村上宗隆選手チームスローガン「真価・進化・心火」の通り、成長するためには進化することが大事なので、とにかく失敗を恐れずに、超元気にがんばりたいと思います。画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(C)&(R) Universal Studios. All rights reserved.(text:cinemacafe.net)
2021年03月16日府中ダービーである。『トップリーグ』最多優勝5回を誇る名門チーム同士の対決でもある。東芝ブレイブルーパス×サントリーサンゴリアス。オールドファンを沸かせてきた名勝負数え歌が3月13日(土)『ジャパンラグビー トップリーグ2021』第4節にラインナップされているのだ。東芝は前節やっと今季初勝利を挙げた。開幕戦ではトヨタ自動車ヴェルブリッツ相手に後半怒涛の追い上げを見せるのも33-34とわずかに届かず、第2節はクボタスピアーズに後半何もさせてもらえず7-39の完敗を喫した。まさかの連敗発進にトッド・ブラックアダーヘッドコーチ(HC)はフレッシュなメンバーを組み込んだ。第3節・三菱重工相模原ダイナボアーズ戦では前節から8名先発を入れ替え、ルーキーのロック(LO)伊藤鐘平が初めてスタメンに名を連ね、スクラムハーフ(SH)ジャック・ストラトンがスタンドオフ(SO)に回り、2年目のSH高橋昂平も初先発、新人フランカー(FL)佐々木剛も初めてメンバー入りするなど、23名の試合登録選手は25歳以下の若手が半数近くを占めた。高橋昂平(東芝ブレイブルーパス)(C)スエイシナオヨシ東日本大震災から10年、3月6日・釜石鵜住居復興スタジアムで東芝のフィフティーンは躍動した。この日は相手に「痛い」と嫌がられる東芝伝統の強烈なタックルが炸裂。LO小瀧尚弘、FLリーチ マイケル、ナンバーエイト(NO8)山本浩輝、センター(CTB)ジョニー・ファアウリがハードタックルを連発した。アタックでは12分に連続攻撃からCTBセタ・タマニバルがトライを決めると、20分には自陣トライライン手前から高橋が90m以上を走り切る独走トライ。小瀧がディフェンスラインのギャップを突いたかと思えば、ドライビングモールから佐々木が2本目のトライを奪い、ロングパスからWTB松延泰樹が2本抜け出すなど、取りも取ったり9トライ。これまでのうっ憤を晴らすかのようなトライラッシュを披露したのだった。試合後、ブラックアダーHCが「チームが素晴らしい準備をしてきたことをいいパフォーマンスで証明できてうれしい。我々がやろうとしたこと、準備してきたことを試合に出せるようになった。ディフェンスもセットピースのプラットフォームもうまくいった。改善しないといけなのは規律の部分。80分通して満足している」と満足げな表情を見せれば、ゲームキャプテンを務めたリーチも「東芝としては2連敗して今週の準備、自分たちにフォーカスしていい形でできた。反省点があるとすると、それはディシプリンの部分」と同意した。若手たちの活躍について質問が飛ぶと、指揮官は「高橋だけではなく、チームが成長していると感じている。選手はよくなっている、自信が徐々についている。この試合で新しい選手を起用したが、それはプランではなく、ベストなメンバーを選んだ結果。彼らにチャンスを与え、彼らがチャンスをつかんだ。チームの競争としていいことだ」と歓迎した。さらにリーチは「サントリー戦は本当にタフな試合になる。フィジカルでもいい準備をして臨みたい」と気を引き締めた。中野将伍(サントリーサンゴリアス)東芝とは対照的にサントリーは開幕3連勝を飾った。開幕戦では11トライを量産し、三菱重工相模原に75-7と大勝。ニュージーランド代表の司令塔のSOボーデン・バレットが1トライ8ゴールで21点を叩き出せば、ウイング(WTB)テビタ・リーは5トライをマーク。WTB中野将伍もデビュー戦で初トライを記録した。続く第2節はHonda HEATの魂のこもったタックル、粘り強いディフェンスに手を焼きながらも31-14ときっちり勝利。初スタメンを果たしたSH齋藤直人が自ら2トライを奪うなど、ボーナスポイントも手繰り寄せた。早稲田大ルーキーコンビは、それぞれ初先発した試合後に「(WTBは)初めてのポジションだったので、最初はうまくいかない部分もあったが、練習をする中で、自分の持ち味であるフィジカル、突破力を活かせるように周りとコミュニケーションを取っている。WTBでもCTBでも出場できるように準備し、自分の持ち味を発揮したい」(中野)、「(バレットとのコンビは)今後のために経験を積めている。1日1日、1試合1試合学ばせてもらっている。9番でもリザーブでもチームとして準備してきた。サントリーで自分を成長させたい」(齋藤)と前向きなコメントを発した。先週行われた第3節では宗像サニックスブルースを75-10と圧倒。世界トップクラスのCTBサム・ケレビが3戦連続となるトライを2本決めれば、FLツイ ヘンドリックも2トライ、1トライ10ゴールのバレットは25点を積み重ねた。サニックス戦後、ミルトン・ヘイグ監督は「内容に関しては満足している」としつつ、「これから取り組まなければいけない課題もある。80分間通して、自分たちのやりたいことを体現できていない。これからもっとできる部分はある」と課題を口にした。サニックスのコーリー・ブラウンHCが「ポジティブな部分で言えば、ケガ人が出なかったこと。今日の試合でケガ人が出なかったことはポジティブだと考えている」と脱帽するほどの圧勝ぶりにも実に淡々としたものだった。さらにヘイグ監督は「シーズンが始まってから毎週改善していかないといけない点はある。自分たちの現在地は次の東芝戦を終えれば、明確に見えるのではないか。チームとしてのポテンシャルは、これからまだまだいい方向に仕上げていけると感じている」と先を睨んだ。中村亮土主将に代わってCTBで先発した梶村祐介は激しいポジション争いについて、「CTBはいろいろな選手がいい持ち味を持っているので、違いを出さないといけないと思っている。僕はボールを持った時のプレーや外を生かすスキルの高さで差をつけていきたい。練習の強度が上がる日が週に1日ある。やはりみんな試合に出たいので、僕も紅白戦でトイメンがサム・ケレビだと、その強度が試合以上になる。試合ほど長い時間はやらないが、強度で言えば試合以上」と明かした。キックオフ48時間前に発表される両チームの試合登録メンバーは以下の通り。【東芝】1金寛泰、2橋本大吾、3知念雄、4梶川喬介、5小瀧尚弘、6リーチ マイケル、7マット・トッド、8山本浩輝、9小川高廣、10ジャック・ストラトン、11松延泰樹、12ジョニー・ファアウリ、13セタ・タマニバル、14ジョネ・ナイカブラ、15豊島翔平、16平田快笙、17三上正貴、18深村亮太、19サム・トムソン、20佐々木剛、21高橋昴平、22巴山凌輔、23宇薄岳央【サントリー】1森川由起乙、2堀越康介、3垣永真之介、4トム・サベッジ、5ハリー・ホッキングス、6ツイ ヘンドリック、7小澤直輝、8テビタ・タタフ、9流大、10ボーデン・バレット、11テビタ・リー、12中村亮土、13サム・ケレビ、14中野将伍、15尾崎晟也、16中村駿太、17石原慎太郎、18中野幹、19飯野晃司、20ショーン・マクマーン、21齋藤直人、22田村煕、23塚本健太『トップリーグ』以降、直接対決の通算対戦成績は東芝の12勝11敗とほぼ互角。直近のゲーム『トップリーグ2020』開幕戦でも東芝が26-19で勝利している。果たして、サントリーが開幕4連勝で対戦成績を五分に戻すのか、東芝が下馬評を覆して『プレーオフトーナメント』に希望を見せるのか。最後の『トップリーグ』での府中ダービーは3月13日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケットは予定枚数終了。文:碧山緒里摩(ぴあ)トップリーグ特設ページ東芝ブレイブルーパスサントリーサンゴリアスチケット情報
2021年03月12日米動画配信サービスHBO(R)maxにて配信される『Zack Snyder’s Justice League(原題)』が、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』として日本国内でもデジタル配信及びBlu-rayリリースされることが決定した。2017年に公開され、全米No.1大ヒットを記録した『ジャスティス・リーグ』。その製作中に降板したザック・スナイダー監督が、初期構想に基づき追加撮影、再編集の上で製作したのが『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』。『ジャスティス・リーグ』では見られなかった、ジャレッド・レト扮するジョーカーの登場ほか、約4時間に及ぶ本編の内容に多くの注目が集まっている。なお、米配信開始に先駆けて、アメリカで開催される先行オンライン試写会(英語版のみ/字幕なし)に日本から限定招待する応募もスタート。本作の劇場公開予定は無く、詳しいリリース情報は4月16日(金)に発表を予定しているという。『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』は初夏、デジタル配信&Blu-rayリリース予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2021年03月09日オールドファンもにわかも、ラグビーを心行くまで満喫していることだろう。『ジャパンラグビー トップリーグ2019-2020』は前半でシーズン中止となり、『トップリーグ2021』開幕は延期、ラグビーファンの飢餓感がピークを迎えた中、最後の『トップリーグ』は開幕した。今季も世界各国の超大物たちが大挙して来日。ニュージーランド代表の司令塔ボーデン・バレット(サントリーサンゴリアス)やオーストラリア代表現主将マイケル・フーパー(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)、元スコットランド代表スクラムハーフ(SH)グレイグ・レイドロー(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)、オールブラックスでハカのリーダーを務めるTJ・ペレナラ(NTTドコモレッドハリケーンズ)らが全国各地で超一流のスキルを披露しているのだ。待ちに待った甲斐があるというものである。ナエアタ ルイ(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)さて『トップリーグ2021』は2節を終えたところ。優勝候補たちのパフォーマンスを見てみたい。初代『トップリーグ』チャンピオンであり、連覇で最後の王者を目指す神戸製鋼コベルコスティーラーズは開幕戦でらしくない姿を露呈してしまう。昨季1勝も挙げられなかったNECグリーンロケッツを突き離せず、47-38と苦しんだのだった。初戦で守備と規律に課題を突き付けられた神戸製鋼だが、そこは王者。1週間後に一発回答して見せた。キヤノンイーグルスを相手に11トライを量産し、73-10と粉砕。5トライをマークしたNO8ナエアタ ルイが「コロナの影響でトンガに帰ることができず、日本でずっとトレーニングを積んできた。昨季より走れている。トライはみんながハードワークしてくれたおかげ」と語れば、デーブ・ディロンHCも「今日はキックオフから80分まで攻める姿勢を保ってくれた。最後のトライを見てもらえればわかるだろう。選手、コーチ陣を誇りに思う」と称えた。また2トライを決めたフランカー(FL)トム・フランクリン共同主将は「選手みんなで『トップリーグで優勝できるチームを2チーム作ろう』と言い合っている」と胸を張った。NZ代表50キャップのスタンドオフ(SO)アーロン・クルーデン、日本代表51キャップのSH日和佐篤、日本代表PR(プロップ)中島イシレリら主力を欠いてこのトライラッシュなのだから恐れ入る。テビタ・リー(サントリーサンゴリアス)サントリーも11トライを挙げた。東芝ブレイブルーパスとともに最多優勝5回を誇るサントリーは三菱重工相模原ダイナボアーズとの開幕戦で75-7の大勝。神戸製鋼がNO8なら、サントリーはウイング(WTB)である。テビタ・リーが5トライをマークした。リーは緩急と初速のスピード、キレキレのステップで相手を置き去りにしたのだ。続く、Honda HEAT戦では相手の強烈なタックルと粘り強いディフェンスに苦しみ、ペナルティもおかしながらもサントリーは31-14と連勝した。試合後、センター(CTB)中村亮土主将は「思っていた以上にプレッシャーを感じ、ペナルティが多く、自分たちがゲームを壊してしまった。もっと自分たちでコントロールできる部分を増やしたい。ここを調整しないと今後厳しい試合が続くので、修正したい」と課題に目を向けた。神戸製鋼然り、サントリーも然り。今季の『トップリーグ2021』はV候補と言えども、完勝の連続とはいかない。事実、第2節・クボタスピアーズに7-39で敗れたリーチ マイケル(東芝)は「トップリーグのレベルが上がっている。それぞれのチームのディフェンスのレベルが上がって、トライを取るのが難しくなかった。外国人選手のインパクトが大きい」と口にしている。山沢拓也(パナソニック ワイルドナイツ)そんな中、パナソニック ワイルドナイツはリコーブラックラムズに開幕戦で55-14と快勝すると、第2節も日野レッドドルフィンズに60-12の会心の勝利。リコー戦では前へ出るディフェンスからシンプルかつスピーディなアタックで7人がトライを奪えば、日野戦ではSOに入った山沢拓也が多彩な足技を駆使して2トライ5ゴール1ペナルティゴール・23点をマークする大活躍を見せた。試合後、名将ロビー・ディーンズ監督が「見ていただいたように、これぞ山沢というプレーをしてくれた。彼は誰も真似できないようなプレーをしてくれる選手だと評価している」と称えるも、当人は「前半のようなゲームマネジメントをしてしまうと国を代表するような試合に出場するのは難しいと思う。どんな試合でも、しっかりと勝ち切る、チームに勢いを戻せるプレーヤーにならないといけない。自分の持ち味は消さず、ゲームマネジメントを勉強、経験していきたい」とさらなるレベルアップを誓った。優勝4度を数えるパナソニックだが、最後のタイトルは2015-2016シーズン。リーグ随一の選手層を誇る野武士軍団は神戸製鋼、サントリーとともに優勝戦線の中心を担っていくことだろう。茂野海人(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)初優勝をターゲットにするトヨタ自動車も連勝スタートを切った。東芝との開幕戦は前半こそ24-7とこれまでとの違いを見せたが、後半は一転して東芝ペースに。ミスからトライを奪われたが、34-33と辛くも勝点4を手にした。続くNTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦も前半を25-8で折り返し、終盤に35-29と迫られも同じ轍は踏まなかった。最後に立て続けにトライを奪い、最終的に47-29とボーナスポイントも手繰り寄せた。連勝発進にSH茂野海人共同主将は「課題に関しては簡単に修正できると思うので、来週改善していきたい。一試合一試合を通してチームとして成長している。今週より来週の方がいいチームになっていると思う」と確かな手応えを口にした。バーナード・フォーリー(クボタスピアーズ)あと開幕2連勝を飾ったのはクボタとNTTドコモ。五郎丸歩のラストシーズンを日本一で送り出そうとチーム一丸となっているヤマハ発動機は第2節・リコーブラックラムズ戦では前半に10個ものペナルティをおかし22-23で敗れた。まさかの敗戦に堀川隆延監督は「この敗戦から何を学ぶのか。次は生まれ変わったつもりでヤマハスタイルを発揮したい」と巻き返しを約束した。果たして、リーグ戦7試合を経て行われるプレーオフトーナメントではどのような結末が待っているのか。神戸製鋼が連覇を飾るのか、サントリーが最多Vで締め括るのか、パナソニックが5季ぶり優勝を決めるのか、トヨタが悲願の初優勝を達成するのか、それとも……。優勝トロフィーの行方はわからないが、これだけは言える。5月23日(日)のプレーオフ決勝までかつてない熱戦が全国各地で繰り広げられるはずだ。今週末も『トップリーグ2021』が日本を熱くすることだろう。文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報トップリーグ特設ページ
2021年03月05日■前回のあらすじ結婚準備が進む中、地元への出張があるUは、結婚前にかつて片思いをしていた人に「好きだった」と告白したいと言い出して…。Uさんのお友だちもご両親も、温かく迎えてくれました。ただ私は、実家でのUさんの態度が少し気になっていたのでした。次回へ続く
2021年03月02日■前回のあらすじしばらく付き合ってみると、Uはこだわりが強く、自分の知らない世界を理解しようとしないようで…。ぼんやりとしていて、はっきりとしない求婚でした。価値観の違いもあり、Uさんと結婚したいのか正直わからなかったけど、このときは誰かと一緒にいないと、結婚できるうちにしないと…という、変な焦りがあったと思います。次回へ続く
2021年02月28日『トップリーグ』初優勝の可能性を計るひとつの試金石と言える。トヨタ自動車ヴェルブリッツにとって『ジャパンラグビー トップリーグ 2021』第2節は重要な戦いと言える。NTTコミュニケーションズシャイニングアークスとの一戦は、レッドカンファレンスの勢力図を見る絶好のカードである。オーストラリア代表100キャップを超える超大物フランカー(FL)マイケル・フーバーが加入し、優勝をターゲットにするトヨタ自動車だが、日本一は1998年度までさかのぼらなければならない。前身の『全国社会人ラグビーフットボール大会』の時の話である。『トップリーグ』では2007年度の3位が最高位。2017-2018・2018-2019シーズンはともに4位。4位はじつに6回とトップ4の壁をなかなか超えられずにいる。シーズン不成立となった昨季は3勝3敗……。黒星を喫したのはヤマハ発動機ジュビロ、パナソニック ワイルドナイツ、サントリーサンゴリアスといずれも強豪だが、不本意な成績に終わっている。グレイグ・レイドロー(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)(C)スエイシナオヨシ一方、NTTコムも元スコットランド代表主将だった世界的スクラムハーフ(SH)グレイグ・レイドローを獲得し、悲願のトップ4入りへ向けて虎視眈々。昨季はサントリーとクボタスピアーズに敗れて、4勝2敗。2016-2017・2018-2019季は5位と4強入りまであと一歩に迫ってきた。ここ3試合のリーグ戦での直接対決を見ても、2018-2019第6節・Nコム36-38トヨタ、2017-2018第12節・トヨタ22-15Nコム、2016-2017第7節・Nコム19-13トヨタといずれも熱戦を繰り広げている。そう、トヨタ自動車としてはNTTコムに勝利しない限りトップ4の先は夢のまた夢、Nコムとしてもトヨタを超えない限りトップ4は見えてこないのだ。ライオネル・クロニエ(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)(C)JRFUここでそれぞれの開幕戦を振り返りたい。2月20日『トップリーグ 2021』開幕戦でトヨタ自動車はホームにサントリーとともに最多優勝5回を誇る東芝ブレイブルーパスを迎え撃った。4分、ラインアウトからのサインプレーでウイング(WTB)ヘンリー ジェイミーが抜け出すとそのままトライ。12分には東芝に22mラインを超えたところまで攻められるも、密集でのこぼれ球を南アフリカ代表61キャップをマークするフルバック(FB)ウィリー・ルルーが拾い、70m超の独走トライを披露。26分は鮮やかなパスワークからFLフェツアニ ラウタイミが右隅へトライ。スタンドオフ(SO)ライオネル・クロニエはこの難しい角度からのコンバージョンゴール(CG)を含め3本とも成功し、21-0と早々に試合を決めにかかる。キアラン・リード(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)(C)JRFUしかし2分後、インゴールまで10mと迫った東芝にラインアウトからドライビングモールで1本返されたが、34分にはクロニエのペナルティゴール(PG)が成功し24-7、接点で優位に立ちポゼッションをコントロールしたトヨタ自動車はしてやったりの展開で前半を終えた。だが、後半は試合内容とスコアが一変。44分にPGで27-7とするも、その後2本東芝にトライを決められたのだ。8点差に迫られたトヨタだが、慌てず騒がず。すぐさまWTB高橋汰地がトライを奪い返し、CGも決めて34-21。残り20分、どのように試合を締めるか注目される中、東芝の勢いは止まらなかった。69・75分と立て続けにトライを決められてわずか1点差に詰め寄られたのだ。だが、最後はトヨタ自動車が時間を効果的に使い、ノーサイド。34-33の薄氷を踏む勝利で白星発進した。茂野海人(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)(C)F.SANO試合後、指揮官も共同主将も反省の弁を口にした。サイモン・クロンヘッドコーチ(HC)が「前半はかなりいい形で試合を進められた。アタックもポゼッションもよかった。後半はスキルエラーもあり、簡単に攻められてしまった」と振り返れば、SH茂野海人も「前半は自分たちのラグビーができたが、後半はポゼッションのところのミスで自分たちのラグビーはできなかった」と課題を挙げた。50分からピッチへ投入され、日本デビューを果たしたフーパーは「ハードワークだった。疲れた。とてもフィジカルで、ボールの動きも速い。スコアも最後までわからない激しいゲームだった」と口にしつつ、元ニュージーランド代表ナンバーエイト(NO8)キアラン・リードとのコンビに「リードとはたくさん試合をしてきたが、まさか一緒にプレーするとは思わなかった」と感慨深げに話した。ウィリー・ルルー(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)(C)F.SANOまた、スプリングボクスのエースとして君臨したルルーはオールブラックス前主将リード、ワラビーズ現主将フーパーと同じチームでプレーすることについて「今までニュージーランド、オーストラリア、南アフリカと異なるチームで対戦してきたが、同じジャージを着てトレーニングしていて、彼らから学ぶことはとても多い。敵ではないことが本当にうれしい。NZ代表や豪州代表でキャプテンをしてきた彼らは、どんな状況でも冷静にチームメイトに話している」と歓迎した。フレッチャー・スミス(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)(C)スエイシナオヨシ対するNTTコムは2月20日にHonda HEATと激突。NTTコムはSHレイドロー、SOフレッチャー・スミスの新しいハーフ団がアタックをリードし、自らも1本ずつトライを奪いながらも風下に苦しみ、Hondaを突き離せずに19-13で前半を折り返す。後半に入り、風上に立つとNTTコムが完全にゲームを支配する。50分にレイドローのPGで先にスコアを動かしながら、57分にロック(LO)ジミー・トゥポウがシンビンで10分間の退場……。一気にスコアを縮められるピンチに陥るも、3分後にはFLリアム・ギルが逆にトライをゲット。さらに集中力切れた相手のミスや隙を逃さずに33・40分ときっちりトライに結びつけ、終わってみれば41-13の快勝スタートとなった。金正奎(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)(C)F.SANO試合後、ヒュー・リース・エドワードHCが「例年、初戦は苦しい展開になりがちだが、勝点5を得られ、この結果に満足している。ボーナスポイントを取りつつ、課題をたくさん見つけられた。チームにとっていい勝利となった」と喜べば、金正奎共同主将も「勝って反省できるのはいいこと。伝統的にファーストゲームを落とす、またはギリギリの状態で勝つ試合が多かったので、例年と違ったシャイニングアークスを見せることができた」と胸を張った。さらにHCは日本デビューで13点をマークしたレイドローを「彼は、誰もが認めるワールドクラスの選手であり人間。今日も球出しをうまくコントロールしていた。味方がシンビンの時は、10番としてもプレーした。すぐに求められるポジションをこなせるワールドクラスの実力があることを証明してくれた」と評価した。続いて第2節の試合登録メンバーを見てみたい。キックオフ48時間前に登録選手は以下の通り。【NTTコミュニケーションズシャイニングアークス】1上田竜太郎、2三浦嶺、3三宮累、4中島進護、5ジミー・トゥポウ、6リアム・ギル、7金正奎、8ヴィリー・ブリッツ、9グレイグ・レイドロー、10フレッチャー・スミス、11張容興、12池田悠希、13シルヴィアン・マフーザ、14石井魁、15安田卓平、16セコナイア・ポレ、17齊藤剣、18平井将太郎、19佐藤大樹、20目崎啓志、21湯本睦、22石橋拓也、23トロケ マイケル【トヨタ自動車ヴェルブリッツ】1三浦昌悟、2彦坂圭克、3淺岡俊亮、4秋山大地、5マイケル・アラダイス、6フェツアニ ラウタイミ、7佐藤穣司、8キアラン・リード、9茂野海人、10ライオネル・クロニエ、11ヘンリー ジェイミー、12マレ・サウ、13ロブ・トンプソン、14高橋汰地、15ウィリー・ルルー、16加藤竜聖、17吉田康平、18崔凌也、19タウファ オリヴェ、20マイケル・フーパー、21滑川剛人、22岡田優輝、23チャーリー・ローレンス三浦昌悟(トヨタ自動車ヴェルブリッツ/中央右手前)(C)JRFUトヨタ自動車は2月23日のオンライン記者会見を実施。指揮官、ルルー、プロップ(PR)三浦昌悟がNTTコム戦へ向けて、次のように意気込みを語った。「ポゼッションとテリトリーのコントロールをしたい。ワールドクラスのコーチがいて、パワフルなプレーが強み。相手の弱みがどこにあるか探り、自分たちの強みを出せるようプレーしたい」(クロンHC)「開幕戦でハーフがいいプレーをしていた。9・10番はキック、ラン、パスすべてでよかった。彼らのオプションにうまく対応しないといけない」(ルルー)「NTTコムはHonda戦でスクラムを修正していた。僕らも第1節はいい形で組めたが、まだ個々の強さに頼ったスクラム。8名で組んだ方向性が次の課題。もっともっと成長できるように貪欲に戦っていきたい」(三浦)果たして、トヨタ自動車が初優勝への階段を一歩ずつ進んでいくのか、NTTコムが4強入りをしっかりと視界にとらえるのか。『トップリーグ2021』第2節・NTTコム×トヨタ自動車は2月28日(日)・ユアテックスタジアム仙台にてキックオフ。チケット発売中。チケット情報トヨタ自動車ヴェルブリッツコミュニケーションズシャイニングアークストップリーグ特集ページ
2021年02月27日