さくらインターネットは1月27日、「さくらのVPS」の新プランとして安定性に優れた物理サーバ1台を専有できる「さくらのVPS ベアメタルプラン」の提供を2016年2月3日から開始すると発表した。さくらのVPSは、専用サーバの自由度とクラウドの拡張性を合わせ持つコストパフォーマンスに優れた仮想専用サーバサービス。月額685円から使える手軽さと、台数無制限の複数台構成に対応するスケーラビリティを兼ね備えている。今回、さくらのVPSの新プランとして、さくらのVPS ベアメタルプランを追加。同プランはCPU、メモリ、ストレージといった物理リソースを利用できるため、他のユーザ―の影響を受けることなく、安定したパフォーマンスを実現する。特に共用サーバでボトルネックになりがちなストレージのI/O性能に優れるため、データベースサーバとして使用することで、より安定したサーバ運用を可能としている。また、さくらのVPSのコントロールパネルにより、物理サーバ(さくらのVPS ベアメタルプラン)と仮想サーバ(既存のさくらのVPS)をシームレスに一元管理することができる。さらに、同コントロールパネルからの操作で物理サーバと仮想サーバ間でのローカルネットワーク接続が可能なため、物理と仮想それぞれのメリットを生かしたハイブリッド構成を容易に実現できるという。メモリは8GB、ストレージ容量はSSD(RAID1)で111GB、CPUは物理2コア、ネームサーバは10ゾーン、ゾーン(サーバ設置場所)は東京となる。価格は月額料金が7776円、初期費用が4万8600円(いずれも税込み)。
2016年01月28日ANAは1月25日より、国内線機内インターネット「ANA Wi-Fiサービス」を開始する。すでに開始している国際線に続き、国内線でも無料のエンターテイメントコンテンツおよび有料のインターネット接続を提供する。同サービスでは、国内線で初めて上空にてテレビ番組を視聴できる無料サービス「ANA SKY LIVE TV」を開始する。LIVE TVでは、国内最大の衛星多チャンネル放送サービス「スカパー! プレミアムサービス」で放送中の3チャンネル(日テレジータス、日テレ NEW24、スカサカ! 24時間サッカー専門チャンネル)を、乗客所有のスマートフォンやタブレット等で楽しめる。そのほかの無料サービスとして、ビデオ番組ではANAオリジナル番組を中心にキッズやバラエティー等全10~15番組を、オーディオ番組ではクラシックやジャズ、ジャパニーズソング、キッズ等の幅広いジャンルの音楽全20~25番組を、電子書籍ではANAオリジナル機内誌(翼の王国、Wing Span)をはじめ雑誌、コミック、観光書、全20冊前後等も展開する。さらに、ANAオリジナル商品を取りそろえたショッピングサイト「ANA STORE@SKY」を新たに開設する。1月25日からの導入機材はB777-300型機1機で、同機は羽田発着の千歳/福岡/沖縄路線を中心にサービスを開始する。今後国内線機材に順次展開し、2017年度末までに合計約100機にて、Wi-Fiサービスを提供する予定となっている。現在計画している対象機材・クラスは、B777,B787,B767,B737,A320の全てのクラスで、B737-500とB737-700は同サービス対象外の機材となる。また、Q400型機においてはビデオ番組、オーディオ番組、電子書籍サービスのみのサービスを予定している。利用可能機器は、乗客所有のスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどの無線LAN対応端末で、ブラウザの利用では一部閲覧できないコンテンツがあるため、同サービスの利用にはANA公式モバイルアプリ(iPhone, iPad, Android)の利用を推奨している。有料Wi-Fiサービスは時間制のプランで、40分プランは550円、フルフライトプランは1,050円となる。なお、支払いはクレジットカードのみで、大容量コンテンツをダウンロードするとインターネット回線のスピードが遅くなる場合もある。「ANA SKY LIVE TV」などの「ANA Wi-Fiサービス」 は、Panasonic Avionics Corporationによる 航空機内インターネット接続サービス「eXConnect」および、航空機内衛星テレビサービス「eXTV」 を介して提供される。また、「ANA SKY LIVE TV」などの「ANA Wi-Fiサービス」 は、スカパーJSATが保有する通信衛星を利用する。
2016年01月25日ひとり暮らしだからペットは飼えないそう思っていませんか? そんな人にはハリネズミをおススメします。ハリネズミはとても飼いやすいペットなんです。ここではハリネズミのよいところと、飼うために必要なことを紹介します。■ハリネズミってどんな生き物?ハリネズミのチクチクとしたボディは、私たちをひきつけてやみません。いままであまりメジャーなペットではありませんでしたが、“ハリネズミ★まるたろう”のブームなどをきっかけとして、その知名度はずいぶん上がってきました。背中から生えている針、クリクリとした目、ボールのように丸くなる習性など、いろいろな表情をみせてくれます。■ハリネズミのよいところハリネズミのどのようなところがひとり暮らしに向いているのでしょうか? 理由はいろいろありますが、「特にこれは」と思う3つのことを挙げてみます。・夜行性であるハリネズミは夜行性な上に、一日のほとんどを寝て過ごします。そのため、仕事で昼間家を空けていても安心です。・ケージの中で飼えるハリネズミを飼うのには、それほど広いスペースを必要としません。たとえ狭いアパート暮らしでも、ラクラク飼えちゃうんです。・お財布にやさしい病気などをしなければ、毎月かかるお金はご飯と床材くらいです。しかもそのご飯もあまりたくさんは食べません。経済的にも負担が少ないペットです。■飼うために必要なものハリネズミを飼うためには、どのような飼育用品やエサが必要なのでしょうか? 次のようなものを用意するとよいでしょう。・水のどが渇くことのないように、常にたくさんの水を用意してあげましょう。給水ボトルを使うと、水をこぼしたり、排せつ物で汚したりすることがないので便利です。・ハリネズミ専用フードハリネズミは食虫動物です。そのため、虫を主原料に作られたハリネズミ専用フードを与えてください。フェレットフードで代用することもあるようですが、それでは高タンパク・高脂質なので太らないよう注意が必要です。・ミルワーム、コオロギ、ピンクマウスなどの生餌野生下では、ハリネズミは昆虫などを捕まえて食べています。そのため、定期的に生餌をおやつとして与えてください。とてもよろこんで食べてくれます。そしてなによりハリネズミの心の健康を保つ意味で重要なもの。もし、「どうしても虫をあげるのは抵抗がある」という方は、鶏肉や豚肉を小さく切ってゆでてから与えてもよいでしょう。・床材快適に生活できるように、床材選びはとても重要です。床材には敷き牧草やウッドチップ、ペットシーツ、トイレ砂、新聞紙などを使うことができます。それぞれにメリット・デメリットがあるので、飼い方のスタイルに合ったものを選びましょう。・巣箱ハリネズミはとても臆病で、明るい場所を嫌います。安心して眠れるように、身を隠せる巣箱を用意してあげましょう。・回し車ケージの中で生活させるのなら、運動をさせてあげてください。成長を考えると回し車は直径30cm以上の大きいサイズが理想的です。・冷暖房ハリネズミは、寒暖の変化にとても弱い動物。そのため、常に快適な温度を保ってあげるようにしましょう。チクチクとしてかわいらしいフォルムのハリネズミ。「一人暮らしだけどペットを飼いたい」と思っている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
2016年01月24日ANAは、国内線での機内インターネット接続サービス「ANA Wi-Fi サービス」を1月25日から開始する。「ANA Wi-Fi サービス」では、衛星多チャンネル放送サービス「スカパー!プレミアムサービス」のテレビ番組(3番組)、キッズやバラエティなどのビデオ番組(10~15番組)、クラシックやジャズなどのオーディオ番組(20~25番組)、雑誌やコミック、観光書などの電子書籍(全20冊前後)、ショッピングサイト、情報サイト、テキストニュースなどを、PCやタブレット、スマートフォンといった手持ちのWi-Fi機器で楽しめる。また、利用者向けの有料インターネット接続サービスも提供する。利用料金は、40分プランが550円、 出発から到着までのフルフライトプランが1,050円。支払いはクレジットカード。導入は2016年1月25日からで、羽田発着の千歳、福岡、沖縄路線を中心にサービスを開始。機内入口に「ANA Wi-Fi サービス」ロゴが付されている機材が対象となる。サービス開始時点での対象機材はB777-300型機1機のみ。国内線の対象機材は、25日から順次拡大する予定で、2017年度末までに合計約100機での導入を目指す。対象機材はB777、B787、B767、B737、A320の全クラス。B737-500型機、B737-700型機はサービスの対象外。Q400型機ではビデオ番組、オーディオ番組、電子書籍サービスのみ提供する。
2016年01月23日BBソフトサービス(BBSS)は1月18日、「インターネット詐欺リポート(2015年12月度) 」を公開した。レポートは、WebブラウザでアクセスしたWebサイトを解析するセキュリティソフト「Internet SagiWall」が2015年12月に検出・収集した情報を基に作成している。これによると、総検知数は84万4679件で前月比7.0%の増加となった。種類別では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが60.60%(前月比2.18ポイント減)、フィッシング詐欺サイトが32.94%(前月比1.5ポイント増)、マルウェア感染サイトが0.29%(前月比0.14ポイント増)、ボーガスウェア配布サイトが4.86%(前月比0.59ポイント増)、ぜい弱性悪用サイトが1.31%(前月比0.05ポイント減)だった。OS別に分類すると、Windowsはフィッシング詐欺サイトが57.88%と最も多く、Androidは「ワンクリック・不当請求詐欺サイト」が78.3%と大半を占めた。iOSはフィッシング詐欺サイトが55.01%、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが44.13%であった。12月度は、スポーツ用品販売に特化した詐欺サイトに大きな変化が見られた。スポーツ用品販売の詐欺は以前から多く見つかっているが、12月は以前からあるサッカーや野球の用品販売を偽ったサイトのほか、剣道の道具などを販売する詐欺サイトも見つかるなど、サイトの数が拡大した。スポーツ用品販売の詐欺サイトは、中高生をターゲットとした悪質なものが多く、ブランドのスポーツ用品をあたかも安い価格で販売しているように見せかけている。サイトのデザインも巧妙に作られており、詐欺だと気付かずに商品を買ってもすぐにだまされたことに気付きにくい。誤って商品を購入したことに気付いても、保護者や警察に相談をしなかったケースが多かったという。年始の時期は、お年玉をもらった未成年者を狙う詐欺サイトが多い傾向にあり、保護者は家族が被害に遭わないように注意する必要がある。万一被害に遭った場合は、地域の警察署や国民生活センターなどの窓口に相談するように呼び掛けている。
2016年01月19日NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は1月7日、同社の会議系サービスである「Arcstar Conferencing」において、機能拡充として、テレビ会議のインターネット対応とビデオ会議のVPN対応を行うと発表した。テレビ会議の機能拡充は同日より提供開始、ビデオ会議の機能拡充は2016年4月に提供開始予定。。テレビ会議のインターネット対応は、テレビ会議専用端末と専用のネットワークを利用して高品質な映像会議を提供する「TV Conferencing(テレビ会議)」において、外出先などのインターネット回線を経由してマルチ・デバイスでの参加を可能にするもの。これにより、社外も含めた通常の会議ではインターネット回線からの参加も実施し、機密性や品質を重視する役員会議は専用ネットワークのみを利用するといった使い分けを実現する。利用料金は月額40万円(税別)から。TV Conferencingの契約・利用料金に加え、「Web Conferencing(Web会議)」の契約・利用料金(1IDあたり月額1万3000円×5ID~)が必要。ビデオ会議のVPN対応は、高品質の映像会議をマルチ・デバイスで実施可能な「Video Conferencing(ビデオ会議)」について、セキュアな企業向け閉域網(VPN)である「Arcstar Universal One」からの利用を可能にするもの。既にArcstar Universal Oneを利用しているユーザー企業は、インターネットの帯域を増加することなくビデオ会議の利用が可能になり、効率的に回線を活用することができるとしている。同社は今後、、会議系サービスに加えて、ユニファイド・コミュニケーション・サービスである「Arcstar UCaaS」との連携も進め、同サービスからArcstar Conferencingの各種会議系サービスを起動できる機能などを順次提供する予定とのこと。
2016年01月08日NTTデータは12月21日、「NTTデータ地銀共同センター」に参加銀行で、法人向けインターネットバンキングの同一金融機関の本支店間振り込み「24時間365日対応サービス」を2016年1月18日より開始することを発表した。NTT地銀共同センターは、NTTデータの最新鋭機能を有する次世代バンキングアプリケーションであるBeSTAを使用した地銀・第二地銀向け共同利用型センター。2004年1月のサービスを提供開始から、現在14銀行に採用されており、サービス提供当初より24時間365日稼働を実現している。NTTデータでは、2015年5月より地銀共同センター参加銀行における個人向けインターネットバンキング、自行ATMによる本支店間振り込みの24時間365日対応を実施してきたが、このたび法人における即時振り込みの時間延長ニーズに対応すべく、原則24時間365日いつでも法人向けインターネットバンキング同一金融機関での本支店間における即時振り込みが可能となるサービスを行うことを決定した。NTTデータは、地銀共同センターの参加銀行に対し本サービスの提供を推進するほか、今後も金融機関におけるさまざまなニーズに迅速に対応することで、地銀共同センター参加銀行のビジネスを支援していくという。
2015年12月22日ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)は、同社提供のMVNOサービス「DTI SIM」のデータプラン、データSMSプラン、音声プランにおいて、月間のデータ容量3GBのプランを提供開始した。初期費用は3,000円、月額基本料金はデータプランが840円、データSMSプランが990円、音声プランは1,490円(いずれも税別)となっている。「DTI SIM」は、NTTドコモが提供する3G/LTE網に対応したモバイル高速データ通信サービス(MVNO)。今年9月にサービスをスタートさせている。これまで月額1GB、5GB、10GBのプランの提供を行っていた。新たに月額3GBのプランを追加したことで、SIM中級者にも利用できる、幅広いラインアップとなった。3GBのプランはフォーイットとの協業により、本サービスとフォーイットのポイントサイト「スマイルモール」と連携することで、業界最安値を実現しているという。対応SIMは、標準、microSIM、nanoSIM。通信速度は上りが最大50Mbpsで、下りの最大が225Mbps。音声通話料(国内)は30秒20円、最低利用期間(音声プランのみ)は12カ月となっている。なお、現在サービス提供を記念して「『DTI SIM』半年タダでお試し! キャンペーン」を実施している。新規に3GBプランを申し込んだユーザーから先着5,000名に、お試し料金が適用されるというもので、データプランとデータSMSプランは利用開始月から最大6カ月間月額料金が無料に、音声プランは利用開始月から最大2カ月間月額料金が無料となる(ともに初期費用は必要)。キャンペーン期間は2016年1月31日まで。
2015年12月21日視聴行動分析サービスを提供するニールセンは、スマートフォン視聴率情報Nielsen Mobile NetView(ニールセン・モバイル・ネットビュー)、および、PC版インターネット視聴率情報Nielsen NetView(ニールセン・ネットビュー)のデータをもとに、2015年の日本におけるPCとスマートフォンの2スクリーンでのインターネットサービス利用者数ランキングを発表した。2015年におけるPCからの利用者数TOP10サービスをみると、2014年と比較して10サービス中9つのサービスで利用者数が減少しているという。その中、「Yahoo!」は2位の「Google」と比べて1.5倍以上の利用者数を維持し首位をキープし、順位を上げていたのは、「Naverまとめ」が好調だった「Naver Japan」で10位(2014年度は14位)。また、減少幅の小さかった「Facebook」が4つ上げTOP10にランクインした(2014年度は12位)。そのほか、減少率が1ケタ台であった「Rakuten(楽天)」や「Amazon」もそれぞれランクを2つ上げた。一方スマートフォンは、利用者数TOP10サービスのうち9つのサービスで利用者数が2ケタ増となり、1位は「Google」、2位は「Yahoo!」で、共に月間約4,000万人以上に利用されていたという。6位の「YouTube」(2014年度は7位)や10位の「Naver Japan」(2014年度は13位)は増加率が高く、共にランクを上げた。アプリの利用状況を見ると、最も利用者数の多かったアプリは3年連続「LINE」で、2位以下と1,200万人以上の差をつけた。TOP50アプリの中で最も増加率が高かったアプリは「メルカリ」で、2014年度と比較して3倍以上の利用者数となった。また、「Instagram」や「Facebookメッセンジャー」も利用者数を2倍以上に伸ばしている。同社シニアアナリストの高木史朗は、「2015年はPC利用者数の減少が落ち着き、スマートフォンでは昨年に比べれば穏やかですが、利用者数が伸長していました。そうした中で、サービス毎に成長率に差が出てきている様子がうかがえました。来年以降も、PCではどのようなサービスが継続して利用されていくのか、スマートフォンでは次にどのようなサービスが利用者数を拡大するのか、引き続き利用動向を注視していく必要があるでしょう。また、今回はアプリに注目しましたが、スマートフォンのウェブブラウザからの利用も無視できません。例えばECのように、ブラウザからの利用者も含めるとTOP10入りするサービスもあります。利用者にとっては、アプリかブラウザかは重要ではなく、使いやすいかどうかが重要になります。2016年も、ユーザーがどのようにデバイスとアプリやブラウザを使い分けているのかを把握し、ユーザーにとって利便性の高いサービス開発に投資を集中していくことが重要となるでしょう」と述べている。
2015年12月15日『怪盗グルー』シリーズや『ミニオンズ』を手がけるイルミネーション・スタジオの新作映画『ペット』が来夏に公開されるが、映画に出演するペットたちが登場するクリスマス映像が公開になった。クリスマス映像『ペット』は、飼い主たちが出かけた後のペットたちの日常をユーモアたっぷりに描いた作品で、劇中には個性豊かな動物たちが次々に登場する。このほど公開になった映像は、ペットがクリスマス用の撮影に来ている場面を描いたもので、ペンタトニックスの美しい歌声にのせて、ペットたちがクリスマスを祝う。赤と白の愛らしい衣裳を着てごきげんなペットもいれば、なぜか落ち着かないペットも。犬だけでなく、ネコやモルモットも登場し、最後まで思わず笑みがこぼれる映像になっている。『ペット』2016年夏全国ロードショー
2015年12月15日米AppleによるTV配信サービスだが、2016年開始といわれた計画が中止されたようだ。Apple自身はサービス提供を諦めておらず、将来的な提供に含みを持たせているという。とはいえ、9月に発表したApple TVの目玉として提供が予想されていたTV配信サービスを断念したことで、tvOSプラットフォームは当面の間はサードパーティ製アプリ頼りとなる、これにより普及台数と開発者のモチベーションの両面で厳しい状況となる可能性が出てきた。同件は米Bloombergが報じている。それによれば、CBS CorporationのCEOであるLes Moonves氏が12月8日に米ニューヨーク市内で開催されていたカンファレンスでAppleの計画についてコメントしたもので、現在Appleはインターネット経由のTV配信を「保留」状態にしているという。もともとの計画は今年2015年春ごろに複数のメディアによって報じられていたもので、"Skinny Bundle"と呼ばれるフル形式ではない簡易版の主要チャンネルを25局前後まとめ、月額10~20ドル程度で有料配信するというものだった。米国ではここ数年、プレミアムチャンネルを多数束ねた高額なCATV(もしくは衛星TV)の月間契約に嫌気がさして解約するユーザーが増えており、TVネットワーク経由での配信収入減がTV各社を悩ませている。NBCのように、Appleの計画から一歩引いたTV局もあるが、CBSはサービスのローンチパートナーの1社になるとみられており、特にAppleのサービスがライトユーザー層をうまく取り込んで、収益拡大のきっかけになることに期待をかけていたと考えられる。だが、AppleのTV配信サービスは、新型Apple TVローンチ直前である8月になって2016年への延期が伝わるようになり、今回の報道で2016年中の提供にも赤信号が灯った状態となった。新型Apple TVの目玉はこのTV配信サービスとtvOSによるアプリのエコシステムにあったといわれ、現在もなお片翼飛行を余儀なくされているといえる。だがMoonves氏によれば、計画そのものはまだ保持されており、将来的に30~40ドルの価格帯でライトユーザー層を取り込むサービスとして登場する可能性があるという。これがMoonves氏らTV会社らの願望なのか、あるいはAppleの実際の希望なのかは不明だが、当初噂された月額10~20ドル程度の簡易TVプログラム配信に比べると、(85ドル程度のフルプログラム配信ほどではないものの)かなり高い価格帯へとシフトしており、これがユーザー層の拡大につながるかどうかは微妙なラインにあると筆者は考えている。tvOSそのものは2016年前半に大規模アップデートが行われるという話はあるものの、当面はアプリ頼みの状況が続きそうだ。
2015年12月11日イオン銀行はこのたび、インターネットを活用した投資信託に関するサービスとして、投資信託と定期預金を組み合わせた商品「しっかり運用セットNEO(WEB版)」および、インターネットサイト内で顧客の投資スタイルに沿った投資信託の商品構成(ポートフォリオ)を提案するサービス「らくらく分散投資ナビ」の取扱いを開始した。○最大年7%という定期預金金利のメリットを享受できるイオン銀行は、インストアブランチ(イオンショッピングセンター内に設置する有人店舗)において、イオンのショッピングセンターへ来店する顧客の幅広い資産運用ニーズに応え、資産の形成を手伝うため、原則、365日年中無休、毎日10時から19時まで、専門スタッフが資産運用に関するさまざまな相談を受けている。資産運用の相談においては、投資信託と定期預金を組み合わせることで資産の分散化を図りながら、組み合わせの割合により最も高い金利で年7%という定期預金金利のメリットを享受できる「しっかり運用セットNEO」が好評だという。イオン銀行によると「『しっかり運用セットNEO』については、これまでインストアブランチに限定して取扱いをしていたが、家の近くにインストアブランチがない顧客や、忙しく時間に余裕のない顧客はインストアブランチに行くことができないため、インターネットで取扱いを開始してほしいという要望があり、この声に応えるため、『しっかり運用セットNEO』のインターネットでの取扱いを開始することにした。投資信託は、インストアブランチでは初心者の方でもわかりやすいような厳選した25銘柄が対象で、WEBでは160超の銘柄が対象」としている。また、どのような投資信託の銘柄に投資してよいのかわからないがインストアブランチに相談に行くことが難しい顧客から、自分に合った銘柄を教えてほしいといの声があり、これに応えるため、顧客に合った投資信託の商品構成(ポートフォリオ)を提案する「らくらく分散投資ナビ」導入することにしたとしている。○しっかり運用セットNEO(WEB版)の特徴投資信託と定期預金をセットで申し込むと、組み合わせの割合により、定期預金(3か月もの)の金利を最大年7%に定期預金とセットする投資信託商品は160銘柄超の投資信託より選択可能(インストアブランチでは25銘柄より選定)金利の適用期間は2016年3月31日まで(継続する場合がある)。○らくらく分散投資ナビの特徴イオン銀行インターネットサイト内で、顧客の投資スタイルや考えを入力すると、同行が取り扱う投資信託240銘柄から、顧客に合った投資信託ポートフォリオを自動的に提案所要時間は5分程度
2015年12月04日レペット(Repetto)がピンクゴールドのスターモチーフを施したクリスマスコレクションを発売した。星はフランス語で「エトワール」。レペットとゆかりの深いパリ・オペラ座ではバレリーナの頂点である「プリマバレリーナ」をこう呼んでいる。同コレクションは、そんな特別なモチーフをレペットのアイコンであるバレリーナシューズやレザーグッズ、ダンスバッグに散りばめた。ダンスバッグでは、ポーチ「カルラ」(9,000円)、ダンスバッグ「アンナ」(1万4,000円)を展開。またレザーグッズではバレリーナシューズ「サンドリオン」(3万7,000円)、コインケース「パキータ」(1万7,000円)、バッグ「カタリーナ」(5万2,000円)が販売される。また12月25日までの期間はレペットショップ全店にてクリスマス・フェアを開催。税込3万円以上を購入した人に、先着でオリジナルミラーをプレゼントする。
2015年12月04日かっこは12月1日、インターネット通販事業者向けに、不正な注文を検知するASPサービス「O-PLUX」の機能追加や価格体系の変更を行い、サービス提供を本格化させると発表した。かっこ 代表取締役社長 岩井裕之氏によれば、インターネット通信販売(以下ネット通販)の決済方法は、大まかにクレジットカード(63.4%)、コンビニエンスストアなどでの後払い(15.5%)、宅配便などでの代金引換(14.5%)の3種類があり、この中のクレジットカード決済と後払い決済(注文した商品が届いた後に、コンビニや郵便局で支払いができる決済方法)で不正が多いという。クレジットカード決済では、不正に取得したクレジットカード情報で所有者になりすまして注文する詐欺被害があり、後払い決済では、代金が未払いになる事態が発生しているという。後払いによる不正手口としては、ウィークリーマンションのような一時滞在場所で商品を受け取ってその後引き払ってしまうケースや、請求先の住所を他人や架空の情報にして商品を配送中の配送会社営業所で受け取って請求を逃れる方法などがあるという。同社のサービスを利用しているケースでは、不正注文率は、クレジットカード決済では1.83%、後払い決済では5.85%になるという。そこで同社では、インターネット通販事業者向けに、不正な注文を検知する「O-PLUX」を提供している。同サービスは、注文者の入力情報や端末情報を同社のデータベースと照合し、購入頻度等の異常値を検出する「注文時不審情報」、同社が収集した不正に使われやすい住所と照合する「不審送付先情報」、導入店で蓄積した「共有ブラックリスト」、複数の導入店での異常傾向と一店舗での詳細な異常傾向を常にモニタリングして、新たな手口の傾向をつかみスコアリングした「大型詐欺手口モニタリング情報」、「導入店既存ノウハウ」の5つの情報をビッグデータ解析で複合的に審査して点数化し、「OK」、「保留」、「NG」を判定する。また、新しい機能としては、これまでネット通販事業者から注文データを受け取る際には、APIまたはCSVを用いていたが、新たにタグ方式を加え、導入が簡易で低費用で利用することができるようにした。同サービスはすでに2000サイトに導入されているが、これまでは大手サイト向けにカスタマイズ対応型でサービスを提供していた。今回は新たに決済別、注文件数規模いによる料金体系も追加し、導入しやすい体系とした。今後は、新たに決済代行業者を通じた販売も開拓し、月商数百万円程度の小規模なECサイトでの導入を推進していくという。
2015年12月01日インターネットイニシアティブ(IIJ)は11月25日、社外から社内ネットワークへ接続する既存サービスの「IIJ GIOリモートアクセスサービス」にWebアクセスに特化した新たな品目として「IIJ GIOリモートアクセスサービス/タイプB」を追加し、2015年12月1日より提供開始することを発表した。価格は個別見積で、初期費用は100端末の場合、月額8万8000円(税別)~。IIJ GIOリモートアクセスサービスは、スマートデバイスやモバイルPCなど端末の種別を問わず、自宅や外出先などからインターネット経由で顧客の社内ネットワークにセキュアに接続できる環境を提供するクラウド型のリモートアクセスサービス。昨今、モバイルデバイスの利用が広がり、紛失による情報漏えいリスクが高まる中で、より安全性と利便性を強化したIIJ GIOリモートアクセスサービス/タイプBをiOS/Android端末向けに提供し、企業におけるモバイルデバイスの業務利用を支援する。新サービスはソリトンシステムズのリモートアクセス製品「Soliton SecureBrowser」および「Soliton SecureGateway」をそれぞれ採用し、VPN機能内蔵のセキュアブラウザによる容易なアクセスと、端末にデータを残さない安全な利用環境を実現している。新サービスの特徴として特長として専用のアプリケーションを起動すると自動的にVPN接続し、ログイン(パスコード、パターン、Touch IDに対応)するだけで即時に社内やクラウド上にあるWebシステムにアクセスできるほか、HTML5やJavaScriptなどによる動的なWebコンテンツの表示にも対応していいる。また、セキュアブラウザは主要なファイル形式に対応した専用のビューアを内蔵しており、ドキュメントファイルは端末へのダウンロードやコピーなどを禁止でき、セキュアブラウザ内の安全領域で表示する。セキュアブラウザの終了時に、閲覧していたドキュメントのデータは自動的に消去されるため、安全にWord、Excel、PowerPoint、PDFなどのドキュメントが閲覧できるという。さらに、IIJのエンジニアがシステムソフトウェア保守や設定管理、障害対応など24時間365日で運用を行い、接続の異常切断、機器の異常動作を検知した際は、障害時連絡先として登録した担当者への通知、または顧客専用ポータルへの障害報告掲載を実施し、迅速な復旧作業を行う。
2015年11月25日ブロードバンドタワーは11月24日より、同社のデータセンターとMicrosoftが提供するクラウドサービス「Microsoft Azure」をインターネットを介さずに直接接続する専用線接続サービス「dc.connect(ディーシー・ドット・コネクト)for Azure」を提供開始すると発表した。同社は今年6月より、AWS Direct Connectを用いて顧客のオンプレミス環境とAWS上に構築されたシステムとの相互連携を支援する「dc.connect for AWS」を提供してきた。さらに、ハイブリッド環境への移行を検討する事業者に対してより多くの選択肢を提供するため、新サービスの提供を開始したという。同サービスは、低レイテンシーかつ安定したパフォーマンスでAzureと同社のデータセンター間を接続する。そのため、同サービスにより、オンプレミス環境からクラウド環境にシームレスに移行できる。インターネット経由でAWSやAzureを利用する場合と比べ、データ転送費用単価が安価になるため、一定量以上の通信を行うクラウドユーザーは、通信コストを大幅に削減できる。また、同社のデータセンターとAzure ExpressRouteサービスのロケーション間は、同社がサービス専用の広帯域回線を用意するため、顧客が独自に回線を手配する場合と比べ、短納期で開通が可能。
2015年11月25日インターネットイニシアティブ(IIJ)は11月17日、複数のシステムを一元的に管理・運用する「IIJ GIO統合運用管理サービス」においてAPIを開発し、オープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix」との連携を開始したことを発表した。「IIJ GIO統合運用管理サービス」は、IIJのクラウドサービスをはじめ、利用者のオンプレミス環境や他社クラウドサービスなど、複数の拠点に点在するシステムを、IIJが利用者に代わり一元的に監視・運用するサービス。小規模システムの簡易な運用から大規模システムの高度な障害復旧まで、運用の範囲を細かく設定することができる。同サービスが提供するAPI機能を利用することで、オープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix」との連携が可能になった。これにより、利用者は現状のシステム監視の環境を変更せずに、「IIJ GIO統合運用管理サービス」の監視対象に含めることができるほか、複数あるサーバの監視アラートの統合的な運用や、監視アラートのレポートをサービスポータルの参照など、システム全体の効率的な運用が利用できる。価格は、初期費用は無料、月額利用料は税別1万9000円から。なお、同社では今後も、Zabbixと連携可能な監視ソフトウェアを拡充していく予定だという。
2015年11月17日楽天銀行は16日、海外からの送金の受け取りがインターネットで完結する、個人及び個人事業主の顧客向けの新しいサービスを開始した。○楽天銀行口座を持っている顧客は申し込み不要で利用できるこのたびのサービスは、すでに楽天銀行口座(個人口座もしくは個人ビジネス口座)を持っている顧客であれば、申し込み不要で利用できるという。また、送金の到着案内から最短で当日に顧客の口座へ入金するとしている。楽天銀行では、個人及び個人事業主の顧客向けに海外への送金サービスを2013年6月より開始し、安価な送金手数料とインターネットで送金手続きが完結する利便性により、高い評価を得ているという。また、海外からの送金受取サービスを、2014年10月より法人の顧客向けに開始しており、多数の顧客に利用されているとしている。楽天銀行によると「このたび、個人及び個人事業主の顧客からも、海外からの送金受取サービスを開始して欲しいとの声が多数寄せられたため、期待に応えるべく、同サービスを開始した。個人の場合では、たとえば日本にいる外国人留学生が自国からの仕送りを受けるために利用するケースなどがある」としている。○楽天銀行の個人向け海外送金受取サービスのメリット安価な送金受取手数料送金受取手数料は、送金金額に関わらず、1件あたり2,450円。また、同サービス利用開始時の初期導入手数料や毎月の利用に伴う月額使用料は一切かからない送金受取手続きは24時間インターネットで完結同サービスへの申し込みは不要。また、24時間インターネット上で簡単に受取手続きが可能。銀行窓口に出向いて、煩雑な書類手続きをする必要はない外貨、もしくは円貨での受取が選択可能外貨で到着した送金は、「同一通貨で外貨普通預金口座に入金」もしくは「円に交換のうえ円普通預金口座に入金」のいずれかを選ぶ○個人及び個人事業主の顧客向け海外送金受取サービスの概要楽天銀行は、今後も顧客にとって利便性の高いサービスの提供を続けていくとしている。
2015年11月17日広島銀行は9日、住宅ローンを利用の際に加入する「団体信用生命保険」について、インターネットから申込みできるWeb申込サービス「クイック審査くん」の取扱いを開始した。○手間や時間が削減でき、審査結果の回答までの日数が短縮団体信用生命保険のWeb申込サービスにより自宅などで申込手続きが可能となり、画面案内にそって告知事項を入力することで、告知書記入にかかる手間や時間が削減できるとともに、審査結果の回答までの日数が短縮されるという。広島銀行によると「従来、銀行の窓口などで受け付けていた団体信用生命保険の申込みが、お客様の自宅からネットを通じて直接保険会社にできるので、審査結果の回答までの日数が平均で4~5日程度は短縮できる。このたびのサービスは、中四国に本店を置く金融機関では初めての取扱いとなる」としている。○Web申込サービス「クイック審査くん」概要利用できる顧客:「〈ひろぎん〉がん保障特約付き住宅ローン」または「〈ひろぎん〉三大疾病保障特約付き住宅ローン」を利用予定の人利用方法:広島銀行ホームページの「住宅ローン」から「クイック審査くん」の専用バナーをクリックし、専用サイトへアクセスする対象となる保険:カーディフ生命保険会社が引受保険会社となる「団体信用生命保険」およびカーディフ損害保険会社が引受保険会社となる「就業不能信用費用保険」広島銀行は、今後も顧客に満足してもらえるよう、魅力ある商品・サービスの提供に努めていくとしている。
2015年11月09日三井住友銀行は26日、ITの進化がもたらすコミュニケーション手法の変化に対応し、顧客とのコミュニケーションレベルの一層の向上を図るため、インターネットバンキング(SMBCダイレクト)を契約の顧客向けに提供している「インターネット相談(※1)」に、新たに「チャット受付」サービスを追加した。(※1)「インターネット相談」とは、インターネットバンキング(SMBCダイレクト)内で、相談の入力・送信、及び三井住友銀行からの回答内容を確認できるサービス。相談の受付は、24時間、土・日・祝日も対応している(SMBCダイレクトの定期メンテナンス時間帯(毎週日曜日21:00~翌月曜日7:00)を除く)。○「チャット受付」サービスの概要利用できる人/SMBCダイレクトを契約している顧客サービス提供時間/平日9:00~17:00(12月31日、1月1日~3日と5月3日~5日を除く)問い合わせ内容/SMBCダイレクトの操作に関する問い合わせ(操作方法や照会先の案内など、画面案内のみ)チャネル/パソコン、スマートフォン三井住友銀行によると「お客様からのお問い合わせに対して、チャット形式にすることで、お客様が開いている画面を閉じることなく、リアルタイムに回答できるので、ネットバンキングの利便性を高めることができる。チャット形式で回答するので、平日の午前9時から午後5時までの間、専任の人員を配置して対応。今後も顧客のニーズに合わせて利便性の高いサービスの提供に努めていく」としている。
2015年10月27日大日本印刷(以下、DNP)は10月26日、アプリやモバイル機器同士のセキュアな通信環境を低価格で構築できるインターネット Virtual Private Network(以下、VPN)となる「DNP Multi-Peer VPN」を開発したことを発表した。同製品は、アプリやモバイル機器に組み込んで通信データを暗号化するソフトウェア開発キット(SDK : Software Development Kit)と、クラウド環境またはオンプレミスに設置するVPNマネジメントサーバで構成。VPNマネジメントサーバが、複数のモバイル機器を自動的に認証するため、高度な情報セキュリティ環境の中でインターネット通信することができる。同社によると、個人情報など機密性の高いデータ通信には従来、主に専用回線が使われていたが、近年は、VPN技術を利用した価格の安いインターネット回線が使われている傾向があるという。しかし、この利用形態においては、VPN装置に経路などさまざまな情報を設定する必要があり、ネットワーク構成の変更や拠点増加のたびに作業が発生することが課題となっていた。これに対しDNPは、アプリやモバイル機器に組み込むSDKによってセキュリティ性を高めるとともに、通信機器同士のインターネットVPNを安価で安全に構築できる「DNP Multi-Peer VPN」を開発。通信に使用するモバイル機器をVPNマネジメントサーバに事前登録しておくだけで、モバイル機器間同士のインターネットVPNがいつでも可能となる。また、同SDKは、拠点間通信にくわえ、普及が進むIoTや、すべてのインターネット(IoE : Internet of Everything)通信における安全な通信環境の実現も容易に行うことができる。同製品のサーバソフトはLinuxに対応し、SDKはiOS・Android・Windows・LinuxなどのさまざまなOSに対応する。同社は今後、サービス事業者やソフト・機器の開発事業者、ICT販売事業者などに同製品を提供し、2018年度の1年間で7億円の売上を目指す。
2015年10月27日インターネットイニシアティブ(IIJ)は10月22日、日本マイクロソフトのパブリッククラウドサービス「Microsoft Azure」の閉域網接続サービス「ExpressRoute」を利用し、Azureと利用者のオンプレミス環境を接続するサービス「IIJクラウドエクスチェンジサービス for Microsoft Azure」の検証環境を無償で提供すると発表した。同社は同検証環境を日本マイクロソフトの大手町テクノロジーセンターに構築し、利用者は同センターにおける検証サービスとして、11月1日より無償で利用することができる。「IIJクラウドエクスチェンジサービス for Microsoft Azure」は、IIJのバックボーン上に利用者専用のプライベートネットワークを構築する「IIJ GIOプライベートバックボーンサービス」を経由し、ExpressRouteに閉域接続できるサービス。利用者は、社内ネットワークから同サービスのゲートウェイに、専用線やWAN回線を経由した接続を行うことで、ExpressRouteを通してAzureリソースに閉域網を介して接続することが可能になる。IIJでは、大手町テクノロジーセンターにIIJクラウドエクスチェンジサービス for Microsoft Azureの設備を構築し、日本マイクロソフトと共同で、専用線まで含めた検証環境を提供する。利用者は、回線の持ち込みも不要で、検証用機材を設置するだけで、無償でExpressRouteの検証を行うことが可能になる。接続回線帯域は10Mbps/50Mbps/100Mbpsから選択でき、利用期間は14日間となっている。
2015年10月23日ペット里親募集サイト「ペットのおうち」は、有事の際に飼育しているペットを守るための新サービス「ペットプロフ」を開始し、1カ月で5,000頭を超えるペットが登録されたと発表した。○ペットが保護された時に役立つ「ペットプロフ」にはペットの情報を登録しで、万一の事態でペットと離れ離れになった際に保護した際に情報を伝えることができるというサービス。内容は、普段食べているフード、飲んでいる薬、アレルギー・持病、かかりつけの動物病院などで、「ペットプロフ」登録後、飼い主の元に5円玉と同じ大きさのステンレス製のタグ「PET-IDタグ」が届く。タグには「迷子札」の文字と「ペットのおうち」URL、ペットのID番号が刻印されており、「ペットのおうち」にアクセスしID番号を入力すると「ペットプロフ」に登録された情報を確認できる。その際「ペットのおうち」を経由して飼い主に発見情報を伝えることもできるが、飼い主の個人情報は守られているという。「ペットプロフ」は無料で登録することができ、「PET-IDタグ」の発行はペット1頭につき500円だが、現在、犬猫のみ数量限定で「PET-IDタグ」のプレゼントを行っている。
2015年10月23日インターネットイニシアティブ(IIJ)は10月21日、ワイヤレスM2M(Machine to Machine)専用のデータ通信サービス「IIJモバイルM2Mアクセスサービス」の機能を拡充すると発表した。11月4日より、月間の通信量の増量と通信速度の引き上げを実施する。同サービスは、M2M、IoT(Internet of Things)用途に特化したアクセス回線として、M2Mデバイス用の回線を提供する。NTTドコモのLTE/3Gエリアに対応した「タイプD」と、KDDIのau 4G LTEエリアに対応した「タイプK」がある。IoTが本格的に普及するにつれ、M2M・IoT通信量の増加やリアルタイム性を必要とする案件が増えていることから、顧客ニーズに対応するために実施した。22時~翌日6時まで夜間のみ高速通信が可能な「プランA」と、低速で24時間通信が可能な「プランB」で、基本料金に含まれる月間の通信量を30MBから500MBに増量する。加えて、プランBの下り通信速度を最大256kbpsに向上させるとともに、上り通信速度の制限も解除する。プランA・Bとも、初期費用は3万円/契約、登録手数料が3000円/契約。月額基本料金は、プランAが300円/回線、プランBが460円/回線で、どちらのプランにおいても、月間の総通信料が500MB×契約回線数を超えた場合は、0.01円/128byteの従量課金となる。
2015年10月22日青森県の津軽鉄道はこのほど、1日限定で活動する「ペット車掌」の募集を開始した。犬や猫などペットに専用の帽子を着用させて駅で記念撮影を行い、一緒に津軽鉄道の列車に乗ることもできる企画だという。今回の企画では、「車掌」としての業務が求められるわけではなく、車内では津軽鉄道が用意するキャリーケースまたは飼い主持参のケージやキャリーケースに入ることに。このため、「ペット車掌」への応募も、ケージやキャリーケースに入れる大きさの犬・猫・うさぎなどに限られる。参加費用は無料だが、撮影したペットの写真や動画を津軽鉄道の広告として利用することに同意することが条件となる。「ペット車掌」として活動する当日は、飼い主とその家族をはじめ、同行者全員に津軽鉄道のフリー乗車券が支給される。実施期間は10月24日から11月30日まで。1日1匹限定となる。希望者は乗車希望日の7日前までに、郵便はがきか専用メールアドレスへのメールで申し込む必要がある(先着50名限定)。応募方法の詳細は津軽鉄道ウェブサイトで確認できる。※写真は本文とは関係ありません。
2015年10月09日総務省は9月30日、国内インターネットにおけるトラヒック(通信量)の実態を把握するためインターネットサービスプロバイダ(ISP)5社(インターネットイニシアティブ、NTTコミュニケーションズ、ケイ・オプティコム、KDDI、ソフトバンク)、インターネットエクスチェンジ(IX)5団体(インターネットマルチフィード、エクイニクス・ジャパン、日本インターネットエクスチェンジ、BBIX、WIDE Project)、研究者(江﨑浩東京大学教授、加藤朗慶應義塾大学教授、長健二朗インターネットイニシアティブ研究員、福田健介国立情報学研究所准教授、関谷勇司東京大学准教授)の協力を得て、2015年5月の集計・試算を公表した。集計したトラフィックの種類は契約者別のトラヒック、ISP間で交換されるトラヒック、国内主要IXにおけるトラヒックの3種類。2015年5月の国内のブロードバンドサービス(FTTH、DSL、CATV及びFWA)契約者総ダウンロードトラヒックは推定で前年同月比53.5%増の約4.4Tbps、総アップロードトラヒックは推定で同35.5%増の約1.2Tbpsとなり、前年に引き続きトラヒックは増加している。また、1契約当たりの推移ではダウンロードトラヒックは推定で前年同月比46.5%増の約117.8kbps、アップロードトラヒックは同29.0%増の約32.5kbpsと増加。さらに、協力ISPの時間帯別トラヒックの変化ではブロードバンドサービス契約者の時間帯別トラヒックのピークは21~23時で土曜・日曜日は日中時間帯の利用も多い。加えて、移動通信トラックの総ダウンロードトラヒックは前年同月比41%増の約1.2Tbpsとなった。
2015年10月01日さくらインターネットは、北海道石狩市にある郊外型大規模データセンターである石狩データセンターを拡張し、新しいコンセプトをもつ3号棟の建設を決定したと発表した。竣工時期は2016年冬を予定している。3号棟では、既存棟の直接外気冷房方式から空調コンセプトを変更し、室外機と空調機の間を循環する冷媒を外気で冷やしてサーバルームを冷却する、間接外気冷房方式を導入。外気を室内に導入しないため湿度変動がなく、除湿器・加湿器、加湿のための給水などが不要となり、ランニングコストをさらに削減できるという。また、サーバルーム内の空調には、新たに上部壁吹き出し方式を採用し、送風ロスの低減と作業空間の快適性を両立する。設備面では、将来的な大型機器の導入や大量搬入に対応するために、搬入口からサーバルームまで電動フォークリフトでの走行を可能とし、あらかじめラックにサーバを搭載した状態で納品を受ける、セットアップラックへの対応も可能。配電設備においては、従来のケーブル方式ではなくプラグイン分岐機構をもつバスダクト方式を全面的に採用し、ラック増設、供給電力変更時などの電気工事を不要とする。さらに、3号棟の収容ラック数、スペース効率が大幅に向上し、従来棟比で約1.6倍のラック収容密度を実現、最大収容ラック数は1,900ラックとなり、既存棟をあわせた石狩データセンター全体での最大ラック数は、3,000ラックになるという。
2015年09月30日最近ニューヨークでも見かけるようになった、ノマドなフリーランサーのひとたち。きまった場所にオフィスを持たない彼らは、気軽に長居できるインターネットカフェで仕事をするのが、最近の定番になっています。コーヒー1杯、3~5ドル(500円以内)で無料インターネット接続のサービスがあり、息抜きにローカルメイドのペイストリー、色とりどりのカップケーキを食べることができるなんて、魅力的な環境ですよね。そこでいま、ニューヨークで人気のインターネットカフェを2店舗ご紹介します。■ブルックリン ロースティング カンパニー(ブルックリン区ダンボ)最近ますます流行の発信地として注目されている、ニューヨーク市のブルックリン地区。摩天楼のマンハッタンとは違い、高層ビルも少なく、のんびりとマイペースに過ごせる雰囲気があります。ブルックリンに住む人たちをはじめ、ブロガーやノマド系ワーカーを中心に定評があるBrooklyn Roasting Companyは、2010年にコーヒーの自家焙煎コーヒー屋として、ダンボ地区でスタートしました。創立5年目の若い会社ですが、オーナーのコーヒーへのこだわりの姿勢と美味しさで、多くの人を魅了しています。ダンボの本家カフェは広く、天井が高いのが魅力で、さまざまなデザインのアンティークの椅子やテーブルがセンスよく置かれています。週末などの混雑時でも、意外と座れる場所があるので、諦めないで探してみましょう。Brooklyn Roasting Companyはダンボ本店以外にも姉妹店が3店舗あり、なんと大阪にも1店舗あるので、機会があればぜひ行ってみてくださいね。 ■ザ・ビーン(マンハッタン区イーストビレッジ) 「ネイバーフッド(近所)のためのアートなネットカフェ」といわれているThe Beanは、世界の旅行者に大人気のイ ーストビレッジに個性的な外観の店を構えています。ブルックリンやハーレムなど、地価の多少安い場所に比べると、スタバのようにテーブル&椅子セットがやや混み合っている印象ですが、焙煎ひきたてコーヒーが美味しく、無料Wi-Fiを使いながらゆっくりできます。こちらは、サンドイッチ、サラダ、スイーツのほか、ヴィーガンオプションもあるカフェで、一番人気はベリーのたくさん乗っているミニフルーツタルトです。2003年3月に創立されて以来、マンハッタンに3店舗を構えるほどになりました。店内外の壁を彩るユニークなアートを楽しみながらカプチーノを飲んでいる人、1人でショッピングの合間に休憩している人、パソコンを持ち込んで仕事をかたずける人など、さまざまな人たちが寛ぎの時間を過ごしています。おしゃれでクリエイティブ、おまけにコーヒーがフレッシュでおいしい! 至れり尽くせりのカフェですね。・ BROOKLYN ROASTING COMPANY ・ The Bean
2015年09月27日インターネット上で提供されるサービスは、いつでも稼働しているわけではない。煎じ詰めれば人間が造り出したもので、知られざる不具合が潜んでいたり、その不具合を突き外部から攻撃されたり、といったアクシデントもありうる。Appleが提供する「iTunes Store」や「iCloud」などのオンラインサービスもまた然り、予期せぬサービス停止は避けられない。システムのメンテナンスやサービス内容の大幅な変更に備え、故意にサービスを停止することもある。なぜかつながらないと調べたところ、メンテナンスのためサービスを停止させる旨のメールが届いていた、などという経験は誰しもあるはず。サービスの安定化と質的向上を図るためには、ときには故意にサービスを一時停止させる必要があるのだ。Appleの場合、それ以外のタイミングでサービスが停止することがある。そう、新製品が発表されるかどうかというイベント直前のタイミングだ。Appleが公式に認めているわけではないが、オンラインストアはそれが"お約束"に近く、iPhoneが発表される(かも)というイベントの直前は高確率で臨時のメンテナンスに突入する。しかし、一般ユーザにとってオンラインサービスの停止理由が過失か故意かは関係ない。止まっているのならば理由はなにか、いつ頃復活しそうかを知りたいだけだ。そんなとき利用したいのが、Appleは自社オンラインサービスの稼働状況を一覧できるページを用意している(リンク)。iCloudメールを送信できない、オンラインストアを表示できない、iTunes Storeにアクセスできない……という場合は、このページにアクセスしてみよう。意外に使う機会があるので、ホーム画面にアイコンとして登録しておくことがお勧めだ。
2015年09月19日さくらインターネットは9月3日、Microsoft Azureテクノロジを利用するプライベート・クラウドを、同社が北海道石狩市に持つ石狩データセンターで構築可能な「さくらプライベートクラウド powered by Windows Azure Pack」を提供開始した。新サービスは、オンプレミスの堅牢さとホスティングの手軽さ、Azureと一貫したエクスペリエンスを持つとするプライベート・クラウド・サービスです。石狩データセンター内にユーザー専有のラック・スペースを用意し、オンプレミスと同等という堅牢な環境を実現、使用するハードウェアも全て専有型で提供する。ライセンスも含めて全てサービス利用費のみで使えるため、ユーザー自身が資産を持つ必要が無いという。所有でも利用(共有)でもない、“専有"という第3の選択肢を提供する。同サービスでプライベート・クラウド基盤として採用した「Windows Azure Pack」は、Windows ServerおよびSystem Center上でAzureと一貫したユーザー・エクスペリエンスとサービスを実現するもので、Microsoft Azureテクノロジの集合体。同サービスは、Azureとのハイブリッド・クラウドを実現するための最適なソリューションだと同社はいう。また同サービスはハイブリッド・クラウドの課題を解決するために、パブリック・クラウドであるAzureとのハイブリッド利用を前提に開発したとのこと。Azureとの連携に加えて、同社のサービスである「さくらの専用サーバ」「さくらのクラウド」との接続も可能とのことだ。同サービスを運用する石狩データセンターは、2011年11月に開設。地震・津波・液状化リスクの低い安全な立地であり、耐障害性およびセキュリティの高い設備を備えているという。北海道の冷涼な外気を活用した外気冷房によるエネルギー効率の向上、東京ドームの約1.1倍というスケールメリットを実現する。同サービスは、Windows ServerおよびSystem Centerを基盤とする。これらを一元管理するシステムとしてWindows Azure Packを適用することで、Azureのような管理が可能とのこと。多数の導入実績を誇るというWindows ServerとSystem Centerをベースにしているため、安心して運用できるという。サーバなどの機器の購入や日々の運用は同社が対応する。ユーザーはサーバなどの機器資産を持つ必要が無くハードウェアの故障対応も同社に任せられるため、管理工数を大幅に削減できるとしている。さらに同サービスは、Azureや同社が提供するIaaS型クラウド「さくらのクラウド」と組み合わせて、ハイブリッド・クラウドとしての利用も可能とのこと。また、石狩データセンターで提供する「さくらの専用サーバ」などとのL3接続も可能だという。
2015年09月04日