ニュージランド政府観光局とニュージランド航空は10月22日、映画「ホビット 決戦のゆくえ」の日本公開(12月13日)に先立って開催された「ホビット・ファン・コンテスト」の最新情報を公開。中つ国への夢の旅をかけた同コンテストには世界約30カ国から14万人以上が応募し、世界中から最大で75人の勝者が、11月2日より夢の旅へ出発する。○ニュージーランド5日間の探検へコンテストではまず、ピーター・ジャクソン監督にポストカードを送り、自分こそ勝者にふさわしいとアピールすることが求められた。そして、ホビットに関するクイズに答え、ビデオ・メッセージでホビット・ファンとしての熱い思いを語るなど、ホビットにまつわる熱意を示す課題が設けられた。勝者は家族や友人など同伴者ひとりとともに、ニュージーランド航空の中つ国行きの飛行機に搭乗し、11月2日にオークランドに到着、5日間の探検に出発する。旅ではジャクソン監督に会うほか、「ロード・オブ・ザ・リング」と「ホビット」シリーズのロケ地として知られるニュージーランドの北島と南島の各所を巡る。オークランドからニュージーランドの古くからの景勝地ロトルアに向かい、そこでニュージーランドの先住民マオリの文化的パフォーマンスや伝統的なハンギ料理(地面に穴を掘り、そこに食材を入れ蒸し焼きにする料理)を体験。 そして、ワイカト地方のマタマタ近郊にあるホビット庄の撮影に使われたセットにて、ビルボ・バギンズの故郷である「ホビット庄」の美しい風景を満喫する。ホビット族のご馳走に舌鼓を打った後は、南島のクィーンズタウンへ。 クィーンズタウンはニュージーランドの「冒険の首都」とされ、「ホビット」シリーズの数々の戦闘シーンの舞台となっている。ファン一行はパラダイスで憧れのヒーロー達の跡を辿るほか、「王たちの柱」のロケ地を訪れる。旅の締めくくりは、ニュージーランドの首都であり、ジャクソン監督の故郷でもあるウエリントンにおける「ホビット 決戦のゆくえ」のプライベート試写会を実施。「ウエリウッド」として知られるこの街はジャクソン監督の映画製作の拠点であり、中つ国を訪れる映画ファンが必ずと言っていいほど立ち寄るスポットとなっているという。ワーナー・ブラザース映画ワールドワイド・マーケティング&インターナショナル・ディストリビューションのプレジデントのスー・クロール氏は、「世界中のホビット・ファンとこのような草の根レベルで関われることにとても感激しています。ピーター・ジャクソン監督とともに体験する中つ国への素晴らしい最後の旅に、情熱と冒険心あふれるファンたちを招待できることをうれしく思っています」とコメントしている。(C)ニュージーランド政府観光局
2014年10月23日全世界1億人の読者を持つといわれる、J.R.R.トールキンによる冒険物語「ホビットの冒険」を完全映画化したシリーズ最終章『ホビット 決戦のゆくえ』。このほど、13年間に渡って描かれてきた『ロード・オブ・ザ・リング』に繋がる完結編のストーリーに触れた最新ビジュアルとともに、第2弾ポスターが解禁となった。前作『ホビット 竜に奪われた王国』で、邪悪な竜“スマウグ”をはなれ山から世に解き放ってしまったビルボ・ギンズ(マーティン・フリーマン)たち。彼らの行く手に、さらなる強大な魔の手が迫る。復活を遂げた冥王サウロンが、オークの大軍勢を放ち、はなれ山に奇襲を仕掛けていたのだ。取り戻した財宝に執着し、友情と名誉を犠牲にしてようとするドワーフの長トーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミティッジ)。中つ国を二分する壮絶な戦いが迫る中、対立が深まるドワーフ、レゴラス(オーランド・ブルーム)たちエルフ、そして谷の王バルド(ルーク・エヴァンズ)ら人間たちは、結束するか、滅ぼされるか、究極の決断を迫られる。ビルボはその最終決戦の中で、仲間の命を守るために立ち上がるのだった…。『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』でアカデミー賞史上最多11部門受賞という偉業を成し遂げ、本シリーズも手掛けるピーター・ジャクソン監督は、完結編の編集作業が最終段階を迎え、「正直言って、撮影が終わったときが一番心を揺さぶられる瞬間だったよ」と高揚しながらふり返る。「この映画を完成させることには、ちょっと変わった感じで興奮させられるものがあった。なぜならそこには、少なくとも3本の映画に繋がる可能性があるからだ。僕自身は、本作にとても興奮しているし、とても満足している。この作品を世の中に出すことに誇りに感じている」とコメント。集大成ともいえるシリーズにピリオドを打つ監督は、作品に目下、全力で臨んでいるようだ。解禁となったポスターは、破壊の限りを尽くそうとする恐るべき邪竜“スマウグ”が谷間の町を覆うように迫り、それを阻止するべく対峙する谷の王バルドの後ろ姿を捉えた迫力満点のビジュアル。さらに、横長のビジュアルには、ビルボと旅の仲間たちに待ち受ける最後のアドベンチャーが描かれた、一大絵巻のようなタペストリー仕様となっている。試される旅の仲間たちとの友情と絆、そして訪れる永遠の別れ…。“中つ国”を描く13年に及ぶシリーズ最高のラストがますます楽しみになってきた。『ホビット 決戦のゆくえ』は12月13日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて3D/2D/IMAX3D同時公開(一部劇場にてHFR3Dも公開)。(text:cinemacafe.net)
2014年09月29日『ロード・オブ・ザ・リング』につながる『ホビット』シリーズ最終章、『ホビット 決戦のゆくえ』(12月13日公開)のポスター第2弾と最新ビジュアルが29日、公開された。『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』でアカデミー賞史上最多11部門を受賞したピーター・ジャクソン監督による『ホビット』シリーズ。このたび公開された最終章のポスター第2弾では、一頭で一国を滅ぼすと伝えられる邪悪な竜"スマウグ"と、それを阻止するべく対峙する谷の王バルドの姿を捉えたビジュアルとなっている。そして、横長のビジュアルでは、ビルボと旅の仲間たちに待ち受ける最後の冒険が描かれている。前作で、ビルボらは、スマウグを世の中に解き放ってしまい、本作では、スマウグが湖の町の人々を襲う。一方、ドワーフの長トーリン・オーケンシールドは、取り戻した財宝に執着し、友情と名誉を犠牲にしようとする。さらに、復活を遂げた冥王サウロンが、オークの大軍勢を放ち、はなれ山に奇襲を仕掛ける。対立が深まるドワーフ、エルフ、人間たちは、団結するか滅ぼされるか。最終決戦の中で、ビルボは仲間の命を守るために立ち上がる。編集作業が最終段階を迎えるピーター・ジャクソン監督は、「正直言って、撮影が終わった時が一番心を揺さぶられる瞬間だったよ。この映画を完成させることには、ちょっと変わった感じで興奮させられるものがあった。なぜならそこには、少なくとも3本の映画に繋がる可能性があるからだ。僕自身は、本作にとても興奮しているし、とても満足している。この作品を世の中に出すことに誇りに感じている」と本作への思いを語っている。なお、主人公ビルボ・バギンズにはマーティン・フリーマン。ドワーフの指導者トーリン・オーケンシールドはリチャード・アーミティッジ、灰色の魔法使いガンダルフはイアン・マッケラン、エルフの王子レゴラスはオーランド・ブルームが演じる。また、エルフ族のタウリエルをエヴァンジェリン・リリー、エルフ王スランドゥイルをリー・ペイス、谷の王バルドをルーク・エヴァンズ、そして、スマウグの声はベネディクト・カンバーバッチが務める。(C)2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2014年09月29日ソチ五輪のフィギュアスケート女子シングルは、20日0時より決戦の火蓋が切って落とされる。浅田真央選手に金メダル獲得の期待が高まる中、最大のライバル、キム・ヨナ選手(韓国)だけではなく、15歳の新鋭、ユリア・リプニツカヤ選手(ロシア)も一躍金メダル候補に躍り出た。20日のショートプログラム(SP)を観戦する前に、3人の特徴をチェックしておこう(時間はすべて日本時間)。○トリプルアクセルを減らし、着実な得点を狙う浅田日本のエース・浅田選手最大の武器といえば、ジャンプの「トリプルアクセル」(3A)。6種類あるジャンプの中でも最も難しいとされているが、銀メダルを獲得した2010年のバンクーバー五輪では、SPとフリーを合わせて五輪史上初めて3回の3Aを成功させた。ただ、今大会ではSPとフリーで1回ずつの計2回にすることを、ソチ入りする前に明言している。フリーで3Aを2回飛ぶと体力の消耗が激しいとされているため、体力を温存してジャンプミスのリスクを抑えると同時に、3Aよりも基礎点が高い3回転-3回転のコンビネーションジャンプをフリーに入れることで、着実に得点を重ねる作戦のようだ。○3回転ジャンプの完成度が高いキム・ヨナ浅田選手最大のライバルとされているのが、前回バンクーバー五輪の覇者であるキム・ヨナ選手だ。2011-2012シーズンは休養のために全試合を欠場しており、バンクーバー五輪以降の主要大会への出場は少ないものの、2013年の世界選手権では浅田選手を下して1位となっている。また、バンクーバー五輪で出した228.56というスコアは、いまだに破られていない女子フィギュアスケートの世界記録。銀メダルだった浅田選手(205.50)を20点以上も突き放した高得点の原動力となっているのが、3回転ジャンプの精度だろう。高いジャンプをいかした高難度の3回転ルッツ-3回転トゥーループのコンビネーションジャンプの基礎点は10.10。浅田選手の武器である3Aの基礎点(8.5)を上回り、キム・ヨナ選手の得点源とされている。ソチのリンクでも3回転のコンビネーションジャンプを度々成功させるなど、好調を維持しているようだ。正確無比の3回転コンビネーションを武器に、女子では史上3人目となる五輪連覇に挑む。○「キャンドルスピン」と地の利を武器にするリプニツカヤ今大会で一躍脚光を浴び、メダル候補に名乗りをあげたのが15歳のリプニツカヤ選手だ。その最大の武器は柔軟性をいかしたスピンだろう。自身が命名したという「キャンドルスピン」は、背中ごしに片足をまっすぐ垂直に上げた状態で回転。まっすぐに美しく姿はまさに1本のキャンドルのようだ。柔軟性をいかしたオリジナルスピンを武器に、9日の団体女子SPでは浅田選手を含む10人の中でトップの72.90をマークしている。また、団体フリーでは基礎点が1.1倍になる後半、普通の選手よりも1回多い5回のジャンプを飛んでいる。後半は疲労がたまってくるため、ミスのリスクも高まるが、個人戦でも高得点狙いで5回飛んでくる可能性はありそうだ。ロシアの女子フィギュアスケート界は競争が激しい。近年は今大会に参加しているアデリナ・ソトニコワ選手のほか、ソトニコワ選手のライバルとされるエリザベータ・トゥクタミシェワ選手、2013年の世界ジュニア選手権1位のエレーナ・ラジオノワ選手ら10代の実力者が急増している。彼女らとのし烈な五輪代表争いをくぐりぬける中で、成長してきたであろうリプニツカヤ選手。地元開催という「地の利」を生かして、浅田選手、キム・ヨナ選手の2強に割ってはいることができるか。熱戦必至のフィギュアスケート女子シングルは、SPが20日0時から、フリーが21日0時から開始予定。注目の滑走順は、キム・ヨナ選手が17番目、リプニツカヤ選手が浅田選手と同組の25番目、そして浅田選手は大トリの30番目となっている。
2014年02月19日J.R.R.トールキンによる名作「ホビットの冒険」を、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督が再び完全映画化するシリーズ第2章『ホビット 竜に奪われた王国』。このほど、本作のエンディング・テーマソングを担当した、どことなく“ホビット”を思わせる雰囲気漂う英国歌手エド・シーランのミュージック・ビデオ「I See Fire(アイ・シー・ファイア)」が公開となった。第1章では平和なホビット庄から魔法使い・ガンダルフ(イアン・マッケラン)に誘われて、思いがけない冒険へと旅立ったビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)。今回の第2章では、巨大な邪竜“スマウグ”(ベネディクト・カンバーバッチ)に奪われたドワーフの王国を取り戻すため、ビルボたち一行はさらなる壮大な冒険を繰り広げることとなる――。このたび公開されたミュージック・ビデオは、映画本編のシーン映像をフィーチャーし、壮大な世界観を表現したもの。まるで一大叙事詩のような楽曲と歌声で、本作への期待をいっそう高めるものに仕上がっている。映し出されたレコーディング風景には、監督のピーター・ジャクソンの姿も。「I See Fire」を歌うエド・シーランは、ホビット族の主人公・ビルボに似た雰囲気を持つ22歳の若手シンガー・ソングライター。卓越したメロディーメイクのセンスと、ずば抜けたグライム(ラップ)のスキルを携えた彼のメジャー・デビュー・アルバム「+(プラス)」は、新人アーティストでありながら初回出荷が10万枚を越え、発売前にもかかわらず「ゴールド・ディスク」を獲得、全英アルバム・チャートで堂々の初登場1位を飾った。2012年にはフジロック・フェスティバルで来日しており、先日発表された第56回グラミー賞では、見事「最優秀新人賞」のノミネートも果たし、プライベートではテイラー・スウィフトの恋のお相手としても一時期注目を集めるなど公私共に人気者だ。本作の劇場公開を前に2月26日(水)には、この「I See Fire」も含む、全15曲を収録したオリジナル・サウンドトラックも発売決定。『ホビット』3部作の音楽を担当するハワード・ショアは、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で米アカデミー賞を3度受賞した映画界の重鎮でもある。ピーター・ジャクソン監督は、ハワード・ショアについて「高揚し、豊かに鳴り響く彼の音楽は、単なる映像の伴奏以上の役割を果たしている。ほかに類を見ない、ユニークなサウンドだ」と敬意を込めて絶賛。さらに、「あと1年も経てば、『ホビット 思いがけない冒険』から始まり『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』で幕を閉じる、総計20時間に及ぶ音楽物語のすべてを聴くことができるはずだ」と、全6部からなるトールキンの世界の映像化にはショアの音楽も重要な要素であったことをコメントを寄せている。すでに全世界で800億円以上の大ヒットとなっている本作。壮大なスケールと革新的な映像で描かれるアクション・アドベンチャーを、新旧の実力派が奏でる音楽からも注目してみて。『ホビット 竜に奪われた王国』は2月28日(金)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:ホビット 竜に奪われた王国 2014年2月28日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYERPICTURES INC.
2014年02月05日アカデミー史上最多受賞を果たした巨匠ピーター・ジャクソン監督が放つ、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の前日譚を描く3部作『ホビット』シリーズ。その第2弾となる『ホビット スマウグの荒らし場』(原題)から、『ロード・オブ・ザ・リング』でお馴染みのキャラクター、オーランド・ブルーム演じるレゴラスのビジュアルがついに初公開となった。平和なホビット庄から魔法使い・ガンダルフに誘われて、ビルボ・バギンズが思いがけない冒険へと旅立つ第1弾『ホビット 思いがけない冒険』は、アトラクションのような爽快感あふれるダイナミックなアクションの連続、細部まで作り込まれた“中つ国”の世界観と最新のVFX、13人のドワーフたちの勇気と熱い友情のドラマが世界中の観客の胸を打ち、大ヒットを遂げた。第2部の本作では、恐るべき巨大な邪竜“スマウグ”に奪われたドワーフの王国を取り戻すため、“小さな巨人”ビルボとドワーフの一行は、さらなる冒険を繰り広げることに――。オーランドが演じるレゴラスといえば、『ロード・オブ・ザ・リング』で指輪を持つフロドを導いた、シリーズ屈指の人気キャラクター。12年前当時と変わらぬ美しい姿が印象的なレゴラスが、本作でビルボとどのような旅を繰り広げるのか、早くもファンだけでなく世界中から注目が集まっている。先日、ニュージーランドでの追加撮影のクランクアップを無事迎えたオーランドだが、ピーター・ジャクソン監督は彼に敬意を表し、トリビュート・ビデオ「Goodbye Orlando」を製作し、YouTubeにアップ。ノリノリで無邪気に喜ぶオーランドの姿が収められた動画は、すでに約800万回を越えて視聴されている。主人公ビルボのマーティン・フリーマン、灰色の魔法使い・ガンダルフのイアン・マッケランに加え、リー・ペイス演じる闇の森に住むエルフの王・スランドゥイル、エヴァンジェリン・リリー演じるエルフ族のタウリエル、ルーク・エヴァンズ演じる谷の王・バルドなど、新たなキャラクターも登場することが判明している本作。全世界待望のファンタジー・アドベンチャーに帰ってきたオーランドの勇姿は、まずはこちらの特報からチェックしてみて。『ホビット スマウグの荒らし場』(原題)は2014年3月、全国にて公開。『ホビット ゆきて帰りし物語』は2014年12月17日(現地時間)より全米公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホビット スマウグの荒らし場 2013年12月13日全国にて公開
2013年07月18日俳優になったきっかけは「読書」、性格はというと「僕はシャイだし、大勢の前で話すのが元々苦手なんだ…(苦笑)」と語る男が、世紀の冒険ファンタジーを描いた『ホビット 思いがけない冒険』では一転、屈強なオークやドラゴンと戦いを繰り広げる勇敢で猛々しい“戦士の王”を演じている。リチャード・アーミティッジ、全世界で大ヒットを記録している本作で一躍スターへの道を駆け上がっている真っ最中の彼に話を聞いた。J・R・R・トールキンの不朽の名作を映画化した『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で、世界中で空前のファンタジー・ブームを巻き起こしたピーター・ジャクソン監督が、その60年前の中つ国を舞台に新たなる指輪物語を描いた新シリーズの第一弾『ホビット 思いがけない冒険』。本作でリチャードが演じたのは、恐るべきドラゴン“スマウグ”に奪われた王国を取り戻すため立ち上がる12人の個性豊かなドワーフ戦士たちを率いる頼もしきリーダー、トーリン・オーケンシールド。しかし、前述の通り「読書」が趣味という彼は、この壮大なファンタジーの世界に入っていくことはそれほど難しくなかったと語る。「いまほど詳しくはなかったけど、でも(原作の)本は読んでいたよ。『ホビット』は子供の頃に読んでいたし、その歴史的な側面から得た知識は、魔法のようだと思っていたし、彼が作り上げたイマジネーションの世界には夢中になっていたんだよね。11歳のときに読んだんだけど、本当に感動して、秘密のドアがあったりとか、コードとか、カギとか、そういう物はどんな子供達も大好きだと思うからね。だけど、この映画にキャスティングされたから、もう一度細かいところまで調べてみたんだけど、彼がこの本を書くにあたってどんなところからインスピエーションを得たのかとか、北欧の影響を受けて付けた名前とか、そういうことを調べてすごく面白いと思ったんだよね。いまでも彼の伝記を読んだりして、彼がどんな人生を送ったのかとか、どうして彼がこういう本を彼の子供たちに書くことになったのかとか。そういうことを知ると、いまだに感動するよ」。役になりきるうえで、100人の俳優がいれば、100通りの方法がある。この読書好きのインドア男子は、どのように“戦士の王”トーリンに近づいていったのだろうか?「読書をたくさんしていたことで、想像力が常に刺激されていたんだと思うんだ。人によっては、俳優になるためには、人生で辛い経験しなくてはいけない、という人もいるけど、でも僕は必ずしもそうである必要はないと思っているんだ。僕の場合は、非常に豊かなイマジネーションを持っていたことが俳優になるきっかけだった。トーリンという名前は、北欧の神話の中では“雷”を意味することを知ってびっくりしたりとかね。さらに、イギリスの民話においては、“刺のある茂みの隣に住んでいるような人”という意味でもあるんだ。だから、この男(トーリン)は心に雷を抱えているような人なんだ、と知るだけでも、たくさんのインスピレーションを得られるからね。とにかく、(原作者の)トールキンからすごくたくさんのインスピレーションを得たんだ」。徹底的に物語そして言葉の中に隠された意味を、研究学者のようなアプローチで紐解いていく。新たな知識を得て、どんどんとその力は増していく。役者リチャード・アーミティッジは戦士というよりも、どちらかと言えばガンダルフのような魔法使いのようだ。今回彼が演じたトーリンは、仲間たちを先導する、頼りがいのあるリーダーである。『スター・ウォーズ』でいうところのハン・ソロのような、主人公ではないが俗にいう“おいしい”役どころだ。彼自身、そんなおいしい役柄を存分に楽しんだと明かす。「彼は戦士だし、僕が役づくりのときに一番中心に考えたこともそれだった。戦士の王であるというところが一番面白いと思えたところなんだ。でも僕の役は、経験によって年を取っていくわけで、つまり、年を取っていればいるほど、戦場では優れた才能を持っているという風に描かれているんだ。ピーターは、僕をキャスティングしたことで、実際より若くしてしまった。年を取った戦士は、経験を重ねたことでより優れた戦士になっているから、エネルギーを使わずに効率的に戦うことができるんだよ。でも、僕はより若い男としてトーリンを演じなくてはいけなかったら、彼の戦い方はバズーカのような感じだっただろうなと思ったんだ。それで、実際に戦闘シーンを演じたときも、そういうことを自覚しながら演じられたから、とても楽しかったんだよね。僕が暴力的になれるから、という訳ではないよ(笑)」。さらに、トーリンへの役づくりの際には意外な人物を参考にしたとも。「実はピーター(・ジャクソン監督)自身を参考にしたんだ。彼は、権威のある存在でありながらも、絶対大きな声で怒鳴ったりしないし、それに、彼と仕事した人たちというのは、必ず再び彼と仕事したいと思うもので、つまり彼は、人が忠誠心を抱くタイプの人なんだよね。僕もそれを全部真似てやれと思ったわけではないんだけど、彼の仕事の仕方を見て、トーリンもああいう人物なはずだと思ったんだ。非常に静粛でありながらも、権威があるというね。そして、いざ戦地で戦うときが来て、『オレと一緒に戦ってくれ!』と言ったときに、みんなが付いて来てくれるような。毎日静かにしている人が、いざ大きな声を上げたら、みんな聞いてくれるというね」。最後に、こんな質問を投げかけてみた。『ロード・オブ・ザ・リング』に出演したイライジャ・ウッドやオーランド・ブルームらは、その後、話題作に引っ張りだこのスターとなったが、リチャードもそんなスターダムを駆け上がる心の準備はしているのだろうか?「うーん…僕はとにかく作品を観た人たちが映画を楽しんでくれたらいいな、とそれだけを願っているんだ。一度観て、気に入って、またほかの友達や家族を連れて観に来てくれたら嬉しいしね。僕はゲイリー・オールドマンが大好きなんだけど、彼がその役を演じているのを忘れてしまうくらい、その役になりきっているのを観るのが大好きなんだよね。僕も彼みたいな演技をすることを目指しているんだ」。© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月26日『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する3部作の第1弾『ホビット 思いがけない冒険』を手がけたピーター・ジャクソン監督と共同脚本のフィリッパ・ボウエンのインタビュー映像が届いた。特別映像本作は、大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く3部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。「すべての工程を3人で一緒に作っているんです。彼女たちも監督の隣にいて、一緒に演出をします。常に3人で行動していて、誰かひとり欠けてもダメなんです」。ジャクソン監督の前作『ラブリー・ボーン』のPRのために来日した女優シアーシャ・ローナンは繰り返し「“ピーター・ジャクソン”とは、ジャクソンと共同脚本のフラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエンの3人のことを指す」と説明した。確かに『ロード…』以降のすべてのジャクソン作品にはふたりの女性が参加している。さらに『ホビット』シリーズではギレルモ・デル・トロが脚本に加わり、4人が“旅の仲間”として共同で脚本執筆にあたったようだ。それだけではない。撮影のアンドリュー・レスニー、音楽のハワード・ショア、映像工房WETAのリチャード・テイラーらも『ロード…』に続いて『ホビット』に参加。インタビュー映像でジャクソン監督は「旧知の友が集まって和やかな現場だった」と振り返る。しかし、本作は『ロード…』を観ていなくても存分に楽しめる“新作”だ。ジャクソン監督は本シリーズを「これは別の物語なんだ。作品の雰囲気も全然違う」と強調する。ちなみに本作は世界各国で公開を開始し、多くの観客から高い評価を集めており、ジャクソン監督と仲間たちが描いた“新たな冒険”は、『ロード…』のファンだけでなく、本作から観賞した観客をも魅了しているようだ。『ホビット 思いがけない冒険』公開中
2012年12月21日日本でも今月14日(金)に公開されたばかりの『ホビット 思いがけない冒険』が、全米ボックス・オフィスの12月の金曜日公開作品として興行収入3,750万ドル(約31億円)という新記録を叩き出した。ワーナー・ブラザースによれば、同作はこの週末にかけて8,480万ドル(約71億2,000万円)もの興行収入を稼ぎ出し、12月の週末興行収入としても歴代第1位となる新記録を達成している。全米以外では12日(水)に公開された後の3日間で5,700万ドル(約48億円)の興収に達しており、現在は世界中で9,450万ドル(約79億円)にも上っている。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前を描いた同作には、同シリーズの監督ピーター・ジャクソンやイアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、ヒューゴ・ウィーヴィング、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが続投しており、新3部作の第1作目となっている。イアン扮する灰色の魔法使い・ガンダルフに、ミドルアースへの旅の一員として選ばれ、13人のドワーフたち一行に加わることになった主人公ビルボ・バギンズをマーティン・フリーマンが演じている。マーティンは今回、同シリーズに参加したことについて「僕がフォーカスした主な事は、このシリーズで良い演技をするってことさ。だって僕はいままで300人くらいしか観ないようなマイナーな映画を作ってきたからね。誇りには思っているし、お金のためにやってたことじゃないんだ。でもこのシリーズでは、批判は僕が受けることになるわけさ。僕はこのシリーズが好きだし、膨大な数の世界中の観客のみんなも気に入ってくれるといいな」と語っている。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月18日フロドとゴラム。多くのファンにとっては彼らの復帰が何より嬉しい。たとえ今回、新たに製作された『ホビット』シリーズの主要キャラクターではなくても、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作公開から8年が過ぎようとフロドとゴラムなしでは“中つ国”の物語は始まらないのだ。イライジャ・ウッドは『ロード・オブ・ザ・リング』の物語から60年も前の出来事が中心に描かれるとあって「フロドはまだ生まれてもないわけだから、僕にとってはまさに“思いがけない”ことだし、贈り物のような機会をもらえたと思ってるよ」と笑顔で出演の喜びを語る。アンディ・サーキスも『ホビット』シリーズ製作の可能性がささやかれる中で「当然、そのときは原作にも出てくるゴラムは戻ってくると思ってたけど、実際に知らせをもらったときは興奮したよ」と明かす。この新たな冒険三部作を2人はどのような思いで見つめているのか?公開を前に話を聞いた。フロドや仲間たちが命を賭けた旅に出るきっかけであり、ゴラムの人生を永遠に変えることになったあの指輪はそもそもどのような経緯でフロドの養父・ビルボの手に渡ったのか?『ホビット』シリーズではその詳細が描かれ、若き日のビルボが仲間たちと共に冒険を繰り広げる。イライジャにとっては、『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』で別れを告げたはずの中つ国。2年ほど前にこの新シリーズのオファーを受けたが、自身の出演に関して「素晴らしいアイディアだし、美しいことだなと感じた」と語る。「観客も含めてみんなが前三部作の記憶を持っている。それをうまく使いながら、老いたビルボが昔を思い出して語り出すことで物語の信憑性が増したと思う。みんなが慣れ親しんだフロドやビルボに再び出会い、その後で新しい冒険に飛び出していくというのは素晴らしい流れだなと思ったよ」。アンディが「原作者の(J・R・R・)トールキンは最初に『ホビットの冒険』を執筆した後に『ロード・オブ・ザ・リング』を書いたけど、彼はまた『ホビット』に戻って詳細を書き足したりしてるんだよね」と語ると、イライジャが「ホントに?ジョージ・ルーカス(の『スター・ウォーズ』)みたいだね!」と大興奮。さらにアンディが続ける。「僕にとっては初めてまともに読んだ本が『ホビット』だったんだ。子供心に一番興奮したのがビルボとゴラムの指輪をめぐるやりとりだったから、そのシーンを演じられるというのはすごく嬉しいことだったよ」。それにしても、『王の帰還』公開からイライジャにオファーが届くまで約7年もの月日が流れていたのだ。アカデミー賞では史上最多タイの11部門(※『王の帰還』)を制したこの世界的な三部作を終えた後で、彼はこのキャラクターとどのような距離を取り、フロドではない7年を過ごしてきたのだろうか?「そうだね、シリーズで4年も演じたフロドだったからもう皮膚の奥まで知り尽くしてる存在だったし、だからこそ僕にとって役者としての一つの章が終わったという感じで少し距離を置いてたところはあったかな。でも、全ての役に言えるけど自分で演じたキャラクターの“影”というのは自分の背後にゴーストのように残っているものなんだ。特にこの三部作もフロドというキャラクターも映画を超えたある種のポップカルチャーとなってある意味で、僕だけのものではないみんなのものになってしまってるんだ。毎日とは言わないけど、頻繁に思い出されることがあったよ。特に自分の役者人生においても最高に素晴らしい時期の経験だったし、それだけ特別な存在だからね。いい意味でフロドの“コダマ”が僕の中にいるような感じだったよ」。では、もう一度フロドになることは難しいことじゃなかった?「今回演じるのは『ロード・オブ・ザ・リング』の1作目よりも以前のほんの一部分ということで、いろんな重みをまだ抱えていないイノセントな時期のフロドだったから気持ちは楽だったよ。でも撮影の初日、あの衣裳を着て『もうバッチリだ』という気持ちになって鏡を見て『お、フロドがいるよ』なんて思ったんだけど(笑)、いざ撮影が始まったらナーバスになっちゃったんだ。あまりに慣れ親しみ過ぎていたから、スッと役に入れたのはよかったんだけど、やるとなったら『いい演技をしなくちゃ』って思い始めてしまったんだ。そこからフロドを再発見した感じかな?ちゃんと戻ってきてくれたよ」。アンディもフロドの言葉に頷きつつ「イライジャの言うとおり、これだけポップカルチャーの一部になったことで声をかけられたり、『ゴラムの声で何か言ってくれ』と頼まれることも多かったから常に思い出される微妙な距離感だったよ(笑)」とニヤリ。一方で新たな三部作でゴラムを演じて強く感じたのは、数年の間における撮影の技術的な部分での進化だったという。「12年前の撮影では1度演じたら今度はモーションキャプチャー用の演技をもう一度スタジオで撮り直す必要があったんだけど、いまの技術なら1度で全てが済むんだ。カメラを僕につけて顔の筋肉の動きを収めることもできるからビルボとの“対決”も1回きりだったんだ。それは演じながら面白さを感じたところだったね」。だが技術が進化しても変わらないのはピーター・ジャクソン監督の作品づくりの姿勢であるという。アンディは今回、役者としてのみならずスタッフとしても参加し、セカンドユニットのディレクターを任された。そこで改めてジャクソン監督から多くのことを学んだという。「僕にゴラムを演じてほしいというのは、彼が単にSFX(特殊効果)を使って『どうだ?この映像はすごいだろう!』というものを作りたいってわけじゃないことの証左と言えるだろうね。ストーリーテリングであれ、キャラクターであれ、常に真実を追求する監督なんだ。そこにはフロドが(ゴラムに対するときに)テニスボールを相手に演技しなくていいようにという思いもあるだろうし、どんな派手な演出をしようと感情移入や思い入れを持つことができなければ観客が付いて来ないってことも知ってるんだ」。イライジャもまた「語るべきことが多すぎて一つを選べないけど」と前置きし、ジャクソン監督の現場についてこう証言する。「現場にヒエラルキーがないんだ。助手や使い走りのスタッフだろうが、良いアイディアなら誰の言葉にも耳を貸すし賛同もする。関わっている者全員に『参加している』という感覚を深いレベルで味わわせてくれるんだ。それはこれだけの大作では珍しいことだと思う。そういう現場だからこそ、俳優として、共同で仕事をする仲間として『最高のものを提供しなくちゃ』という気持ちにさせられるんだ」。アンディは言う。「ストーリーテリングが人間にとって重要であるというのは不変だけど、いまの時代にその重要性や意味は増したと言えるかもしれない。政治や心情の変化、宗教観念も変化していく世の中で物語にモラルや指針を語ってほしいという欲求は高まっているのかもしれないね。だからこそ、いまの時代はファンタジーのルネサンス(再生・復興)の時期と言えるのかも」。『ホビット 思いがけない冒険』を皮切りに、『ホビット スマウグの荒らし場』が2013年、そして『ホビット ゆきて帰りし物語』が2014年に公開となる。この新たな三部作は世の中にどのように求められ、そして何をもたらすことになるのか?楽しみに待ちたい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:ホビット ゆきて帰りし物語 2014年7月18日より全国にて公開ホビット スマウグの荒らし場 2013年12月13日全国にて公開ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月14日『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する3部作の第1弾『ホビット 思いがけない冒険』が明日14日(金)から公開される。前シリーズから約10年のブランクを経て届いた新作だが、すでに日本だけでなく世界中で前作を劇場で観ていない“新世代ファン”が登場している。予告編動画本作は、大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く3部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。数々の映画賞に輝き、映画史にその名を残る傑作シリーズとなった『ロード…』だが、最終章『王の帰還』が日本公開されたのは2004年。映画『世界の中心で、愛をさけぶ』が大ヒットした年、と言えば「懐かしい」と思ってもらえるかもしれない。そんなシリーズの新たな物語を描く『ホビット…』だが、往年のファンだけでなく10~20代の若いファンが増加中だ。その証拠にWEBサービス“LINE”で本作の特製スタンプを展開したところ、開始から1週間で利用回数が2000万回を突破。若い年齢層の利用が圧倒的に多く、配給会社は“思いがけない”反応に驚いているという。中でもスタンプの利用総数の4分の1以上を劇中のキャラクター“ゴラム”がしめている。ゴラムは『ロード…』にも登場した人気キャラクターで、“指輪”の魔力に魅せられて身も心も毒されてしまった元ホビット族だ。数百年に渡って洞窟で孤独に生きてきたゴラムは痩せ細り、髪は抜け、目はくぼんだ恐ろしい形相で、ずる賢く、スキさえあれば相手を喰おうとし、正義感のかけらもなく、つねに何かに脅えている。しかし『ロード…』のファンはその強烈なビジュアルや、指輪に魅了されてすべてを失ってしまった彼の内面に魅了され、ゴラムはシリーズの“アイコン”と呼ぶべき存在に成長した。ちなみに現在、ゴラムを大々的にフィーチャーしたテレビCMも放映されており、こちらも好評を博しているという。前作からブランクのあるシリーズ映画は、観客層の世代の入れ替わりに対応できず興行的に苦戦を強いられることが多い。しかし、本シリーズは時を超えて読み継がれてきた人気文学を基にした作品だけあり、すでに幅広い層の観客が新作の公開を待ちわびているようだ。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー
2012年12月13日『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督が、世界中で1億人が読んだと言われるJ.R.R.トールキンによる伝説の冒険小説を映画化した『ホビット 思いがけない冒険』がまもなく日本でも公開を迎える。先日“ジャパン・ホビット・フェスティバル”と銘打ち、キャスト陣と共に来日を果たしたピーター・ジャクソン監督だが、その来日イベント中に、国民的ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親として知られる堀井雄二氏と対談を行っていたことが明らかとなった。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前を描いた本作。ホビット族のビルボが魔法使いの誘いに乗ってドラゴン退治の旅の一行に加入し、様々な困難を乗り越えて成長していくさまを描く。“ドラクエ”の愛称で1986年の第1作発売以来26年もの間、不動の人気を誇り、シリーズ累計約4,000万本の国内出荷本数を記録する国民的RPGゲームの生みの親である掘井氏。片や、日本国内興行収入シリーズ累計272億円を突破した『ロード・オブ・ザ・リング』を手がけた名監督ピーター・ジャクソン。一流の作り手2人による今回の夢のような対談は、先日発売された最新作「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」が、壮大なストーリーや手に汗握る戦闘だけでなく、運命に翻弄される主人公、そしてその仲間たちとして登場するエルフ族やドワーフ族といった、『ロード・オブ・ザ・リング』、『ホビット』シリーズに通じる世界観を持つことから実現したもの。20代の頃にJ.R.R.トールキンの冒険小説に触れたという堀井氏は、今回一足先に本作を鑑賞したが、「素晴らしい映像でした。トールキンの世界観を、誰もが納得できる映像にしたな」と大満足の表情。さらに、主人公・ビルボに対しても「『ドラゴンクエスト』の中でも、ごく普通の少年が突然主人公に選ばれて冒険に出るという設定が結構多いんですよね。『ホビット』と、とても近いものがあると思います」と「ドラゴンクエスト」との共通点を解説する。ジャクソン監督も「私が好きなストーリーは“思いがけないヒーロー”がいるものなんです。正にビルボがそうなんですが、彼は好んで冒険するわけでもないし、戦士でもなければ剣も使えない。本当は家に居たいというキャラクターなのに旅に連れて行かれてしまいます。彼に共感しながら一緒に冒険ができる。私たち自身がビルボの気持ちになれると思います」と本作に込めた自信を伺わせていた。今回の対談企画の全文は、12月20日(木)発売のエンタメ誌「オトナファミ」で掲載される。『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より全国にて公開。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月11日ピーター・ジャクソン監督が世界中を席巻した『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続き、英文学者J・R・R・トールキンのベストセラーを映画化した『ホビット 思いがけない冒険』がついに完成。1日に“ジャパン・ホビット・フェスティバル”と銘打ち、都内で来日記者会見とジャパンプレミアが開催され、来日したジャクソン監督をはじめ、主人公ビルボ・バキンズ役のマーティン・フリーマン、ドワーフのトーリン・オーケンシールドを演じるリチャード・アーミテージ、ゴラム役のアンディ・サーキス、フロド・バキンズに扮するイライジャ・ウッドが新たな“冒険”の幕開けをファンと祝した。その他の写真トールキンの『ホビットの冒険』を原作に、『ロード…』から60年前の“中つ国”を舞台にした壮大な冒険を描くファンタジー巨編。「再び冒険に出た理由? それは他の誰にも『ホビット』は渡したくなかったからさ(笑)。私が再び中つ国に戻る方法は、この映画を撮る以外ない。実際、今までで一番楽しい冒険だったよ」(ジャクソン監督)。ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと挑む旅路が、最新鋭の3D技術、HFR3D(ハイ・フレーム・レート3D)で撮影され、「映画鑑賞の手段が増えた現在、映画館で映画を観る理由を求めていた。観客の皆さんを映画館に呼び戻す機会になれば」と期待を寄せていた。大役に抜擢されたフリーマンは、「世界レベルの大がかりな作品なのに、まるで学生映画を撮っているような和気あいあいとした雰囲気。僕が迷ったときには、常に誰かが手を差し伸べてくれる親密な現場だった」。アーミテージはもともと『ロード・オブ・ザ・リング』のファンだったといい、「責任や期待の重さも感じたのは事実。それでも(ロケ地)ニュージーランドでの18か月は人生で最も思い出深い、貴重な時間だった」と振り返った。一方、『ロード…』3部作から続投したサーキスとウッドは、「ニュージーランドの旧友との再会ほどうれしいことはない。それに僕にとってゴラムは一生の友人だからね」(サーキス)、「フロドは原作には登場しないから、今回映画に出演できるのは文字通り“思いがけない”こと。フロドとして戻れたことが大きな贈り物になったよ」(ウッド)と感無量の面持ちだった。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『ホビット スマウグの荒らし場』2013年12月13日(金)、全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2014年7月18日(金)、全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2012年12月03日あの『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の前日譚にあたる新シリーズ第1章『ホビット 思いがけない冒険』のピーター・ジャクソン監督、主演のマーティン・フリーマンにリチャード・アーミティッジ、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの主要キャストで本作にも出演しているイライジャ・ウッド、アンディ・サーキスが揃って来日。12月1日(土)に記者会見が行われた。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前を描いた本作。ホビット族のビルボが魔法使いの誘いに乗ってドラゴン退治の旅の一行に加入し、様々な困難を乗り越えて成長していく様を描く。前シリーズに続いて本シリーズを手がけたジャクソン監督は、再び“中つ国(=ミドルアース)”の物語を自ら手がけた理由について「正直に言うならほかの誰にもこのシリーズを撮られたくなかったから」と説明。自らの映画作りの根源にあるものは「(現実からの)逃避」であると明かし、「全く違う世界に連れて行ってくれる作品を作りたいし、みなさんにもそういう体験をしてほしい」とうなずいた。この新シリーズで主役を務めたマーティンは、ニュージーランドでの撮影を「ファミリーのようなとても親密な雰囲気で、世界でも一番大がかりと言っていい映画なのに学生たちが寄り集まって作っているような和気あいあいとしたムードでした」と笑顔でふり返る。マーティンが演じるホビットのビルボと、リチャード演じるドワーフたちのリーダーで戦士のトーリンが種族の垣根を越えて絆、友情を深めていく様が描かれるが、マーティはリチャードについて「物静かだけど強い決断力を持ち、他人の仕事に敬意を払い、芯がありつつも謙虚でシーンごとに常に何かをもたらしてくれる存在でした。一緒にジムでトレーニングしたときにはすごくハードで僕はスポーツドリンクで命を繋いでいたんだけど(笑)、彼は冷静に耐え続けてストイックな一面を見せてくれました。18か月間の撮影は疲れるしホームシックにもなるけど、その積み重ねこそがこの映画という結果になっている。彼はそんな中で毎日変わらず、まさにトーリンそのものであり続けていたね」と称賛を送った。そんなマーティンの言葉に少し照れくさそうな笑みを浮かべつつリチャードは「僕は撮影の前夜にアルコールを摂ると翌日のセットで役に立たなくなるから、撮影中は決して人付き合いが良いとは言えず申し訳ない気持ちです。マーティンは僕が見る限り素晴らしい俳優です。僕が撮影に入ったときはすでに彼はクランクインから2週間ほど経ってたんだけど、そのときに僕が見たのはジャズミュージシャンがリフを試すようにあらゆること試みる彼の姿でした。僕にとってベンチマークと言えるくらいの役者としてのさまに称賛を抱きました」とこちらもマーティンに最大級の賛辞を送った。そして、久々にフロドとして中つ国の物語に帰って来たイライジャは「今回の映画で繰り広げられる旅は僕らが『ロード・オブ・ザ・リング』でした旅の写し鏡のよう。情熱と愛情を持ったスタッフがまた集まったところを見られただけでも素晴らしいことでした。フロドとしてまたそこにいられたことは、僕にとっては贈り物のようなもの。ガンダルフ役のイアン・マッケランや(年取ったビルボ役の)やイアン・ホルムにまた会えたのも喜びでした。もちろん、新キャストのみんなに会えたこともね。彼らを通してまた冒険を感じました」と喜びを口にした。そして異形のキャラ“ゴラム”を再び演じたアンディは、あのゴラム口調で「オハヨウゴザイマイマス…」と日本語で挨拶し、会見場は爆笑の渦に包まれた。本作では俳優としてのみならず、セカンドユニットのディレクターというスタッフ部門の大役を兼任したが、「新しい冒険を楽しめたし、チャレンジングな日々でピーターからいろんなことを学べました」と充実した表情を見せた。『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より全国にて公開。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月01日『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する3部作の第1弾『ホビット 思いがけない冒険』を手がけたピーター・ジャクソン監督らが明日、日本でイベントを行うが、ついに映画を完成させたジャクソン監督から日本のファンに向けたメッセージビデオが到着した。ピーター・ジャクソン監督 メッセージビデオ本作は、大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く3部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。このほど公開された映像は、ジャクソン監督が日本のファンに向けてメッセージを送っている短い映像と、本作の最新予告編を組み合わせたもので、12月14日(金)の日本公開に向けて期待が高まる内容に仕上がっている。現在では世界中の映画ファンがその完成を待ちわび、先ごろニュージーランドで行われたワールドプレミアには13万人ものファンを集めた『ホビット…』だが、前シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』完成前は多くのファンや関係者がその完成度にたいして半信半疑だった。というのも、トールキンの『指輪物語』は壮大なスケールと入り組んだ物語・設定・世界観から“映像化は不可能”と言われており、故郷ニュージーランドでコツコツと秀作をつくり続けていたジャクソン監督が映画化を手がけることについて不安を表明する声も多くあがっていた。しかし、完成した映画『ロード・オブ・ザ・リング』は、それまでの不安をすべて覆す“奇跡”を起こした。細部まで作りこまれた映像とダイナミックなアクション、そして何より観客の胸をうつドラマを見事に描き、第一部の『旅の仲間』の公開時から絶賛が殺到。三部作で29億1750万ドルもの世界興収を記録し、シリーズ累計で17のオスカーを獲得するなど、映画史にその名を刻む名作シリーズとなった。そのため『ホビット』シリーズでは逆に全世界の期待は相当に高いが、ジャクソン監督ら製作陣は前シリーズを超えるだけのクオリティが提示できると確信した段階で撮影に踏み切ったはずだ。再び、スクリーンで『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのような“大冒険”が始まるのは来月14日(金)。今回も三部作での公開が予定されている。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『ホビット スマウグの荒らし場』2013年12月13日(金)、全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2014年7月18日(金)、全国ロードショー
2012年11月30日動物に対する正しいケアを怠ったため、『ホビット』の撮影現場で27匹の動物が死んだという報道に対し、ピーター・ジャクソン監督と映画のプロデューサーが否定の声明を発表した。一方で別の動物愛護団体は製作側のケアの怠りを非難する声明を出している。その他の情報『ホビット』の現場で動物が死んだと非難しているのは、動物愛護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)。動物が管理されていた場所に危ない要素が多数あったことが原因だったという。映画の現場における動物の扱いを監視するアメリカン・ヒューマン・アソシエーションは、この映画の撮影中に動物のケガはいっさいなかったとしているが、同団体は通常、動物が管理されている場所まではチェックしていない。この報道を受けて、アメリカン・ヒューマン・アソシエーションは「私たちには、撮影現場の外まで監視することはできません。現場の外での事故は、あまりに多すぎます。この状況を止めるべきです。製作中のどの段階にあっても、動物を守らなければいけません」と声明を発表した。一方でピーター・ジャクソンとプロデューサーは、動物のケアに怠りはなかったと主張。「我々は動物に対して最高の基準のケアをしています。事故があった場合は即座に検証し、正しい処置を取っています。27匹の動物が死んだという報道を、我々は断固として否定します。動物が出てくるショットの55%はCGで、アクションやストレスを与えるシーンに動物は使っていません」とコメントしているようだ。(C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.
2012年11月20日ファンタジー・アドベンチャーの金字塔『ロード・オブ・ザ・リング』3部作。その60年前の世界を舞台にした新たなる指輪物語『ホビット 思いがけない冒険』がこの冬、ついに日本公開となる。今年7月に226日間にも渡る撮影を終えたばかりの本作を引っ提げて、ビルボ・バキンズ役のマーティン・フリーマンを始め、『ロード・オブ・ザ・リング』で主人公フロド・バギンズを演じ、本作でも出演を果たすイライジャ・ウッドなどのキャスト陣に加え、ピーター・ジャクソン監督ら総勢6名の豪華メンバーの来日(※予定)が発表された。指輪をめぐる大冒険を三部作で描いた『ロード・オブ・ザ・リング』の前章にあたる、小さなホビット族のビルボ・バギンズの冒険を描いたこの12月14日(金)より全国にて公開シリーズ。フロドの養父であり、指輪の前の所有者であるビルボを主人公に、ドワーフ族の王国を救うため“思いがけない”冒険に旅立ち、指輪を手にするまでの物語が3部にわたって描かれる。今回、明らかとなった来日メンバーは、本作の主人公・ビルボ役のマーティンと前作の主人公・フロド役のイライジャの2人を始め、恐るべきドラゴン“スマウグ”に奪われたドワーフの王国を取り戻すため立ち上がるドワーフの指導者トーリン・オーケンシールド役のリチャード・アーミテージ、エルロンド役のヒューゴ・ウィービング、本作で撮影監督デビューを果たし、ゴラム役でもお馴染みのアンディ・サーキス、そして監督・脚本・製作を手がけたピーター・ジャクソンの豪華6名。11月28日(現地時間)にニュージーランド、ウェリントンで開催されるワールド・プレミアに出席後、その足で日本にやって来るようだ。12月1日(土)に行われる、都内会場で行う来日記者会見と、六本木ヒルズで開かれるジャパン・プレミアの2本立てとなる“ジャパン・ホビット・フェスティバル”と銘打たれたイベントに急遽参加することが決定した。全世界のキャンペーンの合間を縫ってのイベントとなり、滞在時間はなんと1日のみ!プレミアイベント会場では、本作にちなんだコスプレ衣装をまとった熱狂的なファンの参加も予定されており、六本木の街が『ホビット』一色になること必至だ!『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より全国にて公開。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年11月16日『ロード・オブ・ザ・リング』3部作を手がけ、アカデミー史上最多受賞を果たした巨匠ピーター・ジャクソン監督が放つ、新しい“指輪”物語「ホビットの冒険」を完全映画化したファンタジー・アドベンチャー超大作『ホビット』シリーズ。その第1作目となる『ホビット 思いがけない冒険』の予告編、さらに重要キャラクター総勢17名のビジュアルが解禁となった。舞台は、フロド・バギンズの“指輪”を巡る旅が描かれた『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前の世界。フロドの養父であり、指輪の前の所有者であるビルボ・バギンズを主人公に、彼が国を救うための冒険で指輪を手にするまでの物語が3部にわたって描かれる。ファンタジー作品ならではの、個性豊かなキャラクターが魅力的な本作シリーズ。今回解禁されたキャラクタービジュアルでは、ビルボ・バギンズ、灰色のガンダルフ、ガラドリエル、ゴラムらに加え恐るべきドラゴン“スマウグ”に奪われた王国を取り戻すため立ち上がるトーリン・オーケンシールド率いる13人の個性豊かなドワーフたちが美しいタッチで描かれている。みな頼りがいのある戦士に見えるが、マーティン・フリーマン扮するビルボだけが、なんだか頼りなさそうに剣を構える姿は『ロード・オブ・ザ・リング』のフロドを彷彿とさせる仕上がりだ。さらに共に解禁となった予告編では、ドワーフ戦士たちのリーダー・トーリンが歌う「Misty Mountain(霧ふり山脈)」に乗せて雄大な中つ国の世界が映し出される。そこでは、ドワーフ王国を取り戻すために“思いがけない冒険”へと駆り出されたビルボが、オークやトロルといった怪物と激しい戦いを繰り広げる姿も!そして、ラストには「いとしいしと」を探し求めるゴラムの影が…。観る者すべての心を躍らせるこの壮大なファンタジーを、まずはこちらの予告編から体験してみて。『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年11月13日全世界で大ヒットを記録した『ロード・オブ・ザ・リング』3部作を手がけた巨匠ピーター・ジャクソン監督が、再びJ.R.R.トールキンの原作を完全映画化する『ホビット』シリーズ。今年7月に226日に渡る撮影が終了し、12月14日(金)に日本公開を予定している第1部『ホビット 思いがけない冒険』の待望の予告編が解禁となった。舞台は、フロド・バギンズの“指輪”を巡る旅が描かれた『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前の世界。フロドの養父であり、指輪の前の所有者であるビルボ・バギンズを主人公に、彼が国を救うための冒険で指輪を手にする物語が3部構成で描かれる。ごく普通の生活から突然、14人目の旅の仲間として思いがけない冒険へ繰り出すこととなった主人公ビルボ・バギンズ。公開となった予告編では、ピーター・ジャクソン監督が共感を覚えるほど人間味にあふれた彼が、勇気・知恵・大きな信念を持ってヒーローへと成長していく姿、そしてゴラムと中つ国の運命を変えることになる指輪との出会いが描かれている。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでおなじみのメンバー、イアン・マッケラン(ガンダルフ役)、ケイト・ブランシェット(ガラドリエル役)、アンディ・サーキス(ゴラム役)、ヒューゴ・ウィーヴィング(エルロンド役)も予告編に登場しており、特に若かりし日のガンダルフやゴラムの姿はシリーズファンのみならずとも必見!想像を絶する美しいニュージーランドの自然の中、大規模なロケ撮影を敢行した本作。明日(9月22日)は、『ロード・オブ・ザ・リング』の主人公フロド・バギンズ、『ホビット』の主人公ビルボ・バギンズの誕生日ということで今週末はまさに“ホビットウィーク”!劇場版予告編は、9月29日(土)より全国の劇場で上映予定とのこと。ホビットに共感できる理由を「僕は家にいるのが好きな少年だった。僕はできることなら家で横になってくつろぐのが好きなんだ。そして僕はアドベンチャータイプじゃない。だからいつもホビットたちや、究極のホビット物語としてビルボ・バギンズのストーリーに共感できるんだ」と語るジャクソン監督。原作発刊75周年となる記念すべき日に解禁となった、ジャクソンからのサプライズプレゼントとも言える最新映像をひと足お先にチェックしてみて!『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年09月21日ピーター・ジャクソン監督が『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する3部作の第1弾『ホビット 思いがけない冒険』の予告編映像が公開された。『ホビット 思いがけない冒険』予告編本作は、それまで“映像化不可能”と言われてきた大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く3部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。全世界の映画ファンがその動向を注視している本作は、すべての撮影を終えた後に、その完成度の高さからスタジオが2部作から3部作への変更を決めたことでも大きな話題を呼んでいる超大作だ。75年前の1937年に原作『ホビットの冒険』が発売されたのと同じ9月21日に解禁された新予告編は、前3部作の世界観とキャラクターを引き継ぎながら、まだ誰も知らない冒険の一端を描いている。映像は、身体は小さいが俊敏で静かに動けるホビット族のビルボの家に、13人のドワーフが押しかけてくる場面から始まる。大きな身体と屈強な肉体、そして忠誠心、誇り、信念のすべてをもつドワーフたちは、なぜか“14番目の旅の仲間”にビルボを指名する。映像は、過酷な旅を続けるビルボたちの姿をダイジェストで紹介しながら、“なぜ、ビルボは旅の仲間になったのか?”を問いかける。決して身体的には強くない平凡な男ビルボはなぜ、この物語の主人公なのか? そこに描かれているドラマは、壮大な景色や手に汗握るアクションに負けないほどの見どころになりそうだ。なお、本予告編映像は、29日(土)から順次、全国の劇場でも上映される予定。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『THE HOBBIT: THE DESOLATION OF SMAUG』2013年12月13日(金)、全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2014年7月18日(金)、全国ロードショー
2012年09月21日二部作の予定で製作されている『ホビット』が、三部作になるかもしれない。撮影を終了したピーター・ジャクソン監督は、3つ分の映画を作るに十分な素材があると判断し、スタジオも大賛成のようだ。しかし決定するには、権利の保持者や出演俳優の同意が必要となる。その他の情報『ロード・オブ・ザ・リング』のプレクエルにあたる『ホビット』は、第一部が今年12月、第二部が来年12月に公開される予定。撮影は2作まとめて行われ、最近終了した。しかし、今になってジャクソン監督が、三部作にしたいと考え始めたようだ。そのほうが当然全体の興行成績がより大きくなるため、配給のニューライン・シネマを傘下に持つワーナー・ブラザースも大賛成。『ハリー・ポッター』に次いで、『ダークナイト』という大ヒットシリーズが終了してしまう今、ワーナーにとっては、まさに大歓迎のニュースと言える。しかしゴーサインが出るためには、出演俳優や、この作品の権利を分かち合うさまざまな人たちの同意を得なければならない。俳優たちは2作分の契約をしているため、3作できるとなると、当然ギャラは再交渉ということになる。マーティン・フリーマン、イアン・マッケランとの交渉は、すでに始まっているらしい。『ハリー・ポッター』や『トワイライト・サーガ』シリーズは、最終章をふたつの映画に分けて成功した。『ハンガー・ゲーム』シリーズも原作は三部作だが、3作目をふたつに分けることが決定している。だが、これらの作品では、ふたつに分割することは最終章の撮影開始前に決められており、『ホビット』のように撮影が終わってから変更されるのは珍しいことだ。文:猿渡由紀
2012年07月27日『ホビット 思いがけない冒険』のワールドプレミアがニュージーランドで開催されることが明らかとなった。日本では12月14日(金)より公開予定の同作が、世界公開に先駆けたワールドプレミアを、撮影が行われたニュージーランドの首都・ウェリントンにあるエンバシー・シアターで11月28日(現地時間)に開催するという。同作の監督を務めたピーター・ジャクソンは「撮影の始まったこの地以外で本作のベールを解くことは考えられない」とコメント。ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキンの小説を基にしている本作は、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の物語の60年前を描いており、マーティン・フリーマン演じる主人公のビルボ・バギンズが失われたドワーフ王国を邪竜・スマウグから奪還するために冒険に出るというストーリーである。『ロード・オブ・ザ・リング』3部作にも出演していたイライジャ・ウッド、オーランド・ブルーム、イアン・マッケランは同じ役柄を引き継いでおり、さらにアンディ・サーキス扮するゴラムもモーションキャプチャーを駆使して再登場する。本作は2部作となる予定で、後編『ホビット ゆきて帰りし物語』は2013年12月13日(金)に日本公開される予定。■関連作品:ホビット ゆきて帰りし物語 2013年12月13日より全国にて公開ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年06月11日日テレ・ベレーザが6月10日(日)に国立競技場で行われる対INAC神戸レオネッサとの首位決戦を前に、6月5日会見を行った。会見には、日本女子代表(なでしこジャパン)メンバーに選出された岩清水梓、阪口夢穂、有吉佐織、練習生として代表チームの国内合宿に参加する永里亜紗乃、木龍七瀬が出席、口々に首位決戦に向けて意気込みを語った。日テレは現在、首位のI神戸に勝ち点2ポイント差に迫るリーグ2位。リーグ戦中盤を迎えての大一番、国立競技場という大舞台で勝利して、後半戦へと弾みをつけたいところ。キャプテンの岩清水梓は「(I神戸には)先シーズン勝っていない。無失点を目指して、最後は笑顔で終わりたい」と勝利宣言、さらに「多くのお客さんを前にゲームができるのは女子サッカーにとっても大きなチャンス。いい試合をしたい」と力強くアピールした。日テレ・ベレーザ対INAC神戸レオネッサは、東京・国立競技場で6月10日(日)12:30キックオフ。現在チケット発売中。
2012年06月06日来る5月6日、フランスでは注目の大統領選挙の決戦投票がいよいよ行われる。最大野党・社会党のオランド候補との一騎打ちで、現職のサルコジ大統領の苦戦が囁かれる中、大統領夫人でありフランスを代表する歌手のカーラ・ブルーニがファーストレディでいられるのか否か?ということにも注目が集まる。命運を賭けた戦いを控える彼女だが、自身のキャリアの中で既に新たな一歩を踏み出している。彼女を新境地に導いた人物こそ、巨匠ウディ・アレン。彼の最新作にして最高傑作との呼び声高い『ミッドナイト・イン・パリ』で、カーラは本人役以外で映画初出演を果たしているのだ。昨年のカンヌ国際映画祭でのオープニング上映以来、各国でウディ・アレン監督のキャリア史上最大のヒットを記録している本作。パリを舞台に、オーウェン・ウィルソン扮する現実逃避ぎみな男が夜ごとに1920年代の花咲くパリへとタイムスリップを繰り返し、偉大な芸術家たちに巡りあうという奇想天外な物語だ。そこに登場するロダン美術館のツアーガイドを演じるのがほかでもない、現ファーストレディのカーラである。アレン監督ほどの巨匠とはいえ、大統領夫人を役者として抜擢するのには相当の勇気が要りそうなものだが、その経緯にはこんなエピソードが。実は、アレン監督は妻と妹と3人で、サルコジ大統領夫妻に朝食に招待された際に、ほとんど冗談のようにカーラに役のオファーをしたそうなのだが、それまで監督は彼女が高名なシンガー・ソングライターであることは知らなかったとか。カーラとお喋りする中で、彼女の美しさとチャーミングな魅力の虜になったアレン監督はオファーすることを思いついてしまったのだという。「彼女には『そんなに長い時間は使わせないし、リハーサルする必要もない。2、3日やってきて撮影するだけだよ』と話したんだ」とアレン監督。「そしたら『ええ、それは楽しそうね。私の孫に、おばあちゃんはちょっとだけど映画に出たのよ、って話せるようになりたいわ』と言ったんだ」と。カーラにとっては本人役以外での映画出演は初めてだったが、アレン監督は「全てのシーンを彼女はとてもうまくやってくれた。もっと大きな役でも、同じくらいうまくやったんじゃないかと思う。でも映画の撮影に7週間休みをもらうっていうのは、彼女には現実的ではないと思ってね」と手放しで絶賛。共演したオーウェン・ウィルソンも「彼女はとても優雅で、僕にもクルーのみなにも親切だった。あの国の最高の大使だよ」と彼女のファンの一人になった様子。知性あふれる美しさで男性陣をたちまち虜にしたカーラ。果たして、彼女はこのままファーストレディのままでいられるのか?『ミッドナイト・イン・パリ』は5月26日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ミッドナイト・イン・パリ 2012年5月26日より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開Photo by Roger Arpajou -(C) 2011 Mediaproduccion, S.L.U., Versatil Cinema, S.L. and Gravier Productions, Inc.■関連記事:ウディ・アレンがパリにかけた魔法『ミッドナイト・イン・パリ』試写会に15組30名様ご招待【アカデミー賞】脚色賞に『ファミリー・ツリー』、脚本賞はウディ・アレン監督へ【ハリウッドより愛をこめて】“笑い”でオスカー助演俳優部門を席巻する、注目の2人『アーティスト』快進撃はさらに続く!監督協会賞も受賞し、オスカーに王手いよいよ決戦!アカデミー賞候補発表『ヒューゴ』VS『アーティスト』の一騎打ち?
2012年05月04日ピーター・ジャクソン監督が『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する2部作の前編『ホビット 思いがけない冒険』の最新イメージ画像がこのほど公開された。その他の写真本作は、それまで“映像化不可能”と言われてきた大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く二部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。このほど公開された画像は、主人公ビルボがドアを開け、壮大な冒険へと旅立とうとしている瞬間を捉えたもの。『ロード…』シリーズにも登場した丸い窓とドアのビルボ邸には陽の光が差込み、過酷な冒険へと出かけていく彼の姿を照らしている。また、ドアの向こうには緑豊かなホビット庄の風景が広がっており、シリーズのファンにはたまらないビジュアルに仕上がっている。現在、ワーナー・ブラザース・オフィシャルfacebookでは、ピーター・ジャクソン監督が自ら解説を務める撮影現場レポ―ト映像が公開されており、ジャクソン監督は「ロード・オブ・ザ・リングの世界に戻ることに、実はずっと消極的でした。でも今ではすっかり考えが変わった。映画製作は大変ですが、仲間に恵まれれば楽しくなる。本作品では懐かしいメンバーが再会し、新たな友人たちも加わりました。全員の力を組み合わせるのが楽しみです」と意気込みを語っている。『…思いがけない冒険』は今年12月14日(金)に、後編『…ゆきて帰りし物語』が2013年12月13日(金)に日本公開される。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2013年12月13日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー(C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.
2012年03月01日ピーター・ジャクソン監督が『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する2部作の前編『ホビット 思いがけない冒険』の予告編がこのほど公開された。『ホビット 思いがけない冒険』予告編本作は、それまで“映像化不可能”と言われてきた大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く二部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。全世界の映画ファンを熱狂させた『ロード…』3部作から約8年。このほど公開された予告編は、年齢を重ねた後のビルボが若き日に想いをはせる場面で幕を開け、魔法使いガンダフルがビルボを壮大な冒険へと誘うシーンや、彼と旅を共にするドワーフ団の紹介シーンが登場。さらにはドワーフたちの歌に乗せて、本作のシーンの数々が編集されている。本作でも雄大な大自然の映像と、緻密のつくられたCG映像が見事に融合しており、スクリーンにしか存在しない“中つ国”の様子を存分に堪能できる。また、ケイト・ブランシェット演じるエルフのガラドリエルや、イライジャ・ウッド演じるホビットのフロドも登場しており、『ロード…』のファンも見逃せない内容に仕上がっている。本予告編は、14日(土)より順次、全国の劇場でも上映される。『…思いがけない冒険』は今年12月14日(金)に、後編『…ゆきて帰りし物語』が2013年12月13日(金)に日本公開される。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2013年12月13日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー
2012年01月10日世界的大ヒットとなった『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのプロローグにあたる物語を描いた作品として二部作で公開されることになり、注目を集める『ホビット 思いがけない冒険』、『ホビット ゆきて帰りし物語』。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに出演していた俳優陣が多く参加しているが、そのうちのひとりでイアン・マッケランが演じる人気キャラクターのガンダルフの最新ビジュアルが解禁!その役柄、そして物語の概要についても少しずつ明らかになってきた。指輪をめぐる大冒険を三部作で描いた『ロード・オブ・ザ・リング』の前章にあたる、小さなホビット族のビルボ・バギンズの冒険の旅を描いたこの『ホビット』シリーズ。ビルボの旅の目的は、ドラゴンに支配され失われてしまったエレボールのドワーフ王国を再建することにあったが、旅の過程で様々な出会いを果たし、めくるめく冒険を繰り広げる。そこでビルボは、自身の人生を永遠に変えてしまうクリーチャー、“ゴラム”に出会ってしまう。ゴラムと言えば『ロード・オブ・ザ・リング』でもおなじみのキャラクターだが、ビルボは彼と一緒に過ごす時間の中で己の持つ意外な狡猾さや勇気を発見する。さらに、ゴラムが“いとしいしと”と呼ぶリングを手に入れるが、そのことが中つ国(ミドルアース)の運命の全てを巻き込む『ロード・オブ・ザ・リング』の冒険へとへとつながっていくことになるのだ。マッケラン演じるガンダルフは『ロード・オブ・ザ・リング』でも賢く剣術にも長けた優秀な魔法使いであり、“師”のような存在として主人公・フロドら一行を導く。“白のガンダルフ”と呼ばれる、真っ白な髪と衣裳の印象が強いが、本作で登場する際は灰色のローブをまとい“灰色のガンダルフ”の異名で呼ばれており、ビルボを未知の冒険へと誘う、欠かすことのできない役どころとなっている。今回、解禁となった画像ではガンダルフらしからぬ(?)疲れてやさぐれたような様子で大木にもたれかかっている姿が…。手には杖と本のようなものを持ち、思案に明け暮れているようにも見えるがいったい何を考えているのか…?映画は現在もニュージーランドで撮影中だが、ガンダルフ同様にガラドリエル役のケイト・ブランシェット、ゴラム役のアンディ・サーキス、そしてフロド役のイライジャ・ウッドも『ロード・オブ・ザ・リング』に続いて出演。この懐かしい顔ぶれがまたひとつのシーンで登場し、会話を交わすことがあるのかも気になるところだ。このたび後編の『ホビット ゆきて帰りし物語』の公開日も2013年12月13日(金)に決定。まだまだ完成は先のこととなるが、今後、少しずつ明らかになる物語や登場人物の詳細などから目が離せない!『ホビット 思いがけない冒険』は2012年12月14日(金)より、『ホビット ゆきて帰りし物語』は2013年12月13日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ホビット ゆきて帰りし物語 2013年12月、全国にて公開ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:イアン・マッケラン、創業300年を誇る文豪縁のパブのオーナーに「ホビット」2部作邦題決定!イライジャ・ウッド&K・ブランシェットらも再登場
2011年10月21日ピーター・ジャクソン監督が『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する2部作『ホビット 思いがけない冒険』(2012年12月14日公開)と『ホビット ゆきて帰りし物語』(2013年12月13日公開)の新画像がこのほど公開された。その他の写真本作は、それまで“映像化不可能”と言われてきた大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く二部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。このほど公開された画像はマッケラン演じる魔法使いのガンダルフの姿を捉えたもの。『ロード…』では、主人公フロドの旅の仲間であり、良き助言者だったガンダルフだが、『ホビット…』では主人公ビルボ・バギンズを未知の冒険へと誘う役割を果たすという。本作は、最先端の3Dカメラを用いて、現在、ニュージーランドを中心に撮影が進められており、主人公たちの冒険はもちろん、“これまでにない3D映像体験”が楽しめるのではないかという期待も高まっている。本作は前編『…思いがけない冒険』が来年12月14日(金)に、後編『…ゆきて帰りし物語』が2013年12月13日(金)に日本公開される。『ホビット 思いがけない冒険』2012年12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2013年12月13日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー
2011年10月21日ピーター・ジャクソン監督が『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する『ホビット』2部作の邦題が『ホビット 思いがけない冒険』(2012年12月14日公開)と『ホビット ゆきて帰りし物語』(2013年12月公開)に決定した。それまで“映像化は不可能”と言われてきた大著『指輪物語』を実写映画化し、世界各地で圧倒的な興行的成功を記録し、さらには最終章『王の帰還』では米アカデミー賞で11部門を受賞した『ロード・オブ・ザ・リング』3部作を手がけたジャクソン監督とスタッフたちが、今度はトールキンの『ホビット』を2部作で映画化する。本作は『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く。前3部作が映画史に名を残す大傑作として語られているだけに、ジャクソン監督は前作のスタッフを再結集させた。ジャクソン監督、フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、そして本作を監督する予定だったギレルモ・デル・トロが脚本を執筆。撮影監督にアンドリュー・レスニー、美術にダン・ヘナ、コンセプトデザイナーにアラン・リーとジョン・ハウ、作曲にハワード・ショアら“伝説”を作り上げたスタッフたちが再び顔をそろえた。また、主人公のビルボ役には英国人俳優マーティン・フリーマンが抜擢され、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが再登板する。本作の撮影は監督の本拠地ニュージーランドのウェリントンですでに始まっており、第一部『思いがけない冒険』が来年12月に、第二部『ゆきて帰りし物語』が1年後の2013年12月にワーナーブラザースの配給で日本公開される。『ホビット 思いがけない冒険』2012年12月14日(金)、3D全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2013年12月、3D全国ロードショー
2011年09月07日『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督が、そのプロローグにあたる「ホビット」を2部作で映画化することで注目を集めているが、その邦題が『ホビット 思いがけない冒険』と『ホビット ゆきて帰りし物語』に決定!そのビジュアルが公開され、イライジャ・ウッド、ケイト・ブランシェットが『ロード・オブ・ザ・リング』に続いて出演していることも明らかになった。『ロード・オブ・ザ・リング』の原作(「指輪物語」)を手がけたJ.R.R.トールキンのもうひとつの代表作である「ホビットの冒険」は『ロード・オブ・ザ・リング』にも登場する中つ国(ミドル・アース)の60年前を舞台にしたプロローグ的な作品。本作ではホビット族のビルボ・バギンズを主人公に彼の冒険の旅路が描かれる。ビルボはドラゴンに支配されて失われてしまったドワーフ王国の再建のために旅に出ることに。魔法使いのガンダルフに声を掛けられ、伝説的な戦士トーリン・オーケンシールド率いる13人のドワーフから成る一団に参加。さらに旅を続ける中で、彼は自身の人生を永遠に変えてしまうクリーチャー、ゴクリ(※『ロード・オブ・ザ・リング』3部作ではゴラム)と出会う。しかも、ゴクリ(ゴラム)が「いとしいしと」と呼ぶあのリングをも手に入れる。そのシンプルなリングは、ビルボが到底知りえない、中つ国の運命と深く結びついていた――。主人公のビルボを演じるのは、ピーター・ジャクソンを「ビルボを演じるために生まれてきたと思える俳優。知的で愉快、勇敢なマーティンは、まさにビルボ」と言わしめたイギリスのマーティン・フリーマン。『ラブ・アクチュアリー』で女優と恋に落ちる俳優役を好演し、近年では『こわれゆく世界の中で』、『レンブラントの夜警』、『恋愛上手になるために』などに出演してきたマーティンがホビットに扮して大冒険を繰り広げる。また、名優イアン・マッケランがガンダルフを再び演じるほか、ガラドリエル役のケイト・ブランシェット、ゴクリ(ゴラム)役のアンディ・サーキス、そしてフロドのイライジャ・ウッドも『ロード・オブ・ザ・リング』に続いて出演!7年の時を経て、懐かしい顔ぶれに新たな面々も加わり、また中つ国のめくるめく物語が展開する。撮影は今年3月にスタート。監督の故郷、ニュージーランドのウェリントンにあるストーン・ストリート・スタジオを中心に、ニュージーランド周辺で行われている。『ホビット 思いがけない冒険』は2012年12月14日(金)より、『ホビット ゆきて帰りし物語』は2013年12月、いずれも3Dで全国にて公開予定。■関連作品:ホビット ゆきて帰りし物語 2013年12月、全国にて公開ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2011年09月07日