マームとジプシー主宰/演劇作家の藤田貴大が演出を手掛ける舞台「ロミオとジュリエット」が、2016年12月10日(土)から21日(水)まで、東京芸術劇場プレイハウスで上演される。宿命的な出会いと短かく悲しい破局をむかえる話はあまりにも有名であり、様々な悲恋物語のモチーフとなっている作品「ロミオとジュリエット」。シェイクスピア没後400年を迎える2016年、気鋭の若手演劇作家の藤田貴大が、誰もが知る名作戯曲をまったく新しいオリジナルな切り口で現代に蘇らせ、これまで取り組んだことのない古典作品に挑む。キャストには、藤田作品にはおなじみの青柳いづみ、川崎ゆり子、吉田聡子らのほか、オーディションによって選出された12名の女性キャストが出演。1980年代を代表する伝説的なサブカルチャー雑誌「Olive」を支えてきたスタイリスト・大森伃佑子が手掛けるの衣装にも注目だ。【概要】「ロミオとジュリエット」作:ウィリアム・シェイクスピア翻訳:松岡和子上演台本・演出:藤田貴大会期:2016年12月10日(土)〜21日(水)※12/12、12/19は休演日時間:・12月10日(土)・11日(日) 18:00〜・12月13日(火)〜16日(金)、19日(月) 19:00〜・12月17日(土)・18日(日)※1 13:00〜・12月21日(水) 14:00〜※1=視覚障害者のための「舞台説明会」及び、聴覚障害者のための「ポータブル字幕機提供」実施(要事前申込)。会場:東京芸術劇場 プレイハウスチケット発売日:2016年10月15日(土)チケット料金(全席指定):S席5,500円(税込)、A席4,500円(税込)ほか※未就学児は入場できない。チケット取扱い:・東京芸術劇場ボックスオフィスTEL:0570-010-296(休館日を除く 10:00〜19:00)URL: 携帯)ほか各種チケットサービス<スタッフ>音楽:石橋英子、須藤俊明、山本達久照明:富山貴之音響:田鹿充、角田里枝映像:召田実子衣裳:大森伃佑子演出助手:吉中詩織舞台監督:森山香緒梨宣伝美術:名久井直子宣伝イラスト:ヒグチユウコ衣裳装飾:YUKI FUJISAWA衣裳協力:DOUBLE MAISON/きものやまと<出演>青柳いづみ、あゆ子、石川路子、内堀律子、花衣、川崎ゆり子、菊池明明、小泉まき、後藤愛佳、西原ひよ、寺田みなみ、豊田エリー、中神円、中村夏子、中村未来、丹羽咲絵、吉田聡子、石井亮介、尾野島慎太朗、中島広隆、波佐谷聡、船津健太、山本達久(ドラマー)【問い合わせ先】東京芸術劇場ボックスオフィスTEL:0570-010-296(休館日を除く10:00〜19:00)
2016年11月15日ポール & ジョー(PAUL & JOE)は、2016-17年秋冬の新作ウォッチ「ジプシー(Gipsy)」を2016年8月から発売する。クリエイティブディレクター ソフィー・メシャリーの愛猫「ジプシー」の名前を冠した新作は、キュートなデザインのキャットウォッチ。時計の傍らから、キラキラ光るアーモンドアイで見つめる子猫は、時間を確かめるたびに、ふっと笑顔にしてくれそう。カラーは全3色。ダイアル、針、レザーストラップを同色でまとめてシックに仕上げた。コーディネートのアクセントにもなる新作ウォッチ、ぜひ手にとってみて。【詳細】ポール & ジョー 2016-17年秋冬の新作ウォッチ「ジプシー」全3型発売時期:2016年8月価格:21,000~23,000円+税仕様:ガラス:ミネラルクリスタル/ムーブメント:国産クォーツ/防水性:3気圧/ケース&ブレスレット:ステンレススティール(IP メッキ)【問い合わせ先】ワグ インクTEL:03-5791-1501
2016年07月03日蜷川幸雄さんや野田秀樹さんからその才能を高く評価され、“演劇”の枠を超えた人気を獲得しているマームとジプシー。いま最もホットな劇団が、新たに誕生するホール「LUMINE 0」のオープニングを飾る。主宰であり作・演出の藤田貴大さんが上演作に選んだのは、「海外に持っていくことを念頭に」作った『てんとてん…』と『カタチノチガウ』、そして「思い入れがある」という『あっこのはなし』の3作。「演劇って、どこか高尚で敷居が高いイメージがありますよね。それをもっとカジュアルにできないかというのが今回のテーマなんです。セレクトショップみたいに、服や化粧品を買ったり、CDを選ぶのと同じ線上に演劇を並べることができないかと思うんです。そういう軽やかさが新しい時代に行く演劇なのかなと」(藤田さん・以下同)近年、東京芸術劇場や彩の国さいたま芸術劇場と組んだ作品づくりなどもおこなっている藤田さん。しかしその一方で、「小さな空間で、かぶりつきで観る演劇ならではの質感とか尊さも大切にしたい」と話す。「正直、3作品を同時に稽古しているわけで、それはすごく大変なことではあるけれど、それと同時に面白さもあるんですよね。ツアー公演の時に、僕らが持っていくのって、せいぜいスーツケースひとつぶん。役者さんが床に線を引いて荷物を広げたら、すぐに芝居が始められるんですよ。今回も、同じ舞台に物が少し置かれただけで作品が変わるわけです。展示替えのように、3日おきに新作が入荷しました、みたいに見えたらいいですよね」◇4月28日(木)~5月8日(日)ルミネ ゼロ4月にオープンしたJR新宿駅直結の複合施設、NEWoMan内。東京都渋谷区千駄ヶ谷5‐24‐551作品4000円マームとジプシーTEL:070・5454・7311mum_gypsy@yahoo.co.jp◇ふじた・たかひろ1985年、北海道生まれ。'07年にマームとジプシーを立ち上げ、全作の作・演出を担当。'11年に岸田戯曲賞受賞。'14 年に野田秀樹作『小指の思い出』を上演し話題に。※『anan』2016年5月4日‐11日合併号より。写真・小笠原真紀インタビュー・文・望月リサ
2016年05月02日2月18日、彩の国さいたま芸術劇場でマームとジプシーの公演がスタートした。マームとジプシー主宰である藤田貴大が蜷川幸雄を題材とした戯曲『蜷の綿-Nina’s cotton-』を書き下ろし、蜷川演出版を大ホールで、藤田演出版を小ホールで同時上演するというプロジェクトは、発表されるや演劇界の大きな話題をさらった。公演チケットはこちらしかし、年明けに蜷川の体調不良による延期が発表された。その事態に直面し、藤田らが選んだのは『夜、さよなら』『夜が明けないまま、朝』『Kと真夜中のほとりで』という3作を再構成して上演すること。「この空いた期間に何をするかということは、やっぱり少し悩みました。ただ、この期間に蜷川さんのことを上演するというそれ自体は、『蜷の綿』が延期されたからといってなくなってしまうものではない。いかに蜷川さんのことを考えながら待ち続けられるかと考えたとき、いまのこの状況を過去作品で表現するとしたら”夜”のタイトルがついたこの3作だろうと思ったんです」『Kと真夜中のほとりで』は2011年に上演され、マームとジプシーのマスターピースとの呼び声も高い“いなくなってしまった人を待つ”物語。「そのトーンが、蜷川さんを待っているこの特別な時間とすごく似ているなと思った」と語る藤田。しかし単純にこの作品を再演するのではなく、2009年上演の初期作品『夜が明けないまま、朝』、さらには彼がマームとジプシー結成前、20歳の時に書いた『夜、さよなら』(2006年初演)を組み合わせるという発想はどこから来たのか。「僕はふだん、役者さんと企画をどうするかという話はほとんどしない。でも今回は延期が決まってから、すごく話し合ったんですよ。ここ数年、僕らは大きな作品が増えて、『cocoon』をやって、野田秀樹さんの『小指の思い出』をやって、寺山修司の『書を捨てよ町へ出よう』をやって……と、自分たちを振り返る時間なんてなかった。でも今回、急に立ち止まることになったわけです。そこでみんなで話し合って、『Kと真夜中のほとりで』1本を再演するよりは、僕らの10年間を夜というテーマに吹き込もうという話になった。『夜、さよなら』を書いたのは20歳の2月、本当にちょうど10年前なんです」ここ数年、演劇界のレジェンドや他ジャンルの才能とコラボレーションを重ねてきたマームとジプシー。その中でも最大のプロジェクトが延期になったことで、はからずも、ある面で彼らのこれまでを総括するかのような、集大成とも言える作品が生まれることになりそうだ。「もちろん、『蜷の綿』を待っていてくれた人がたくさんいるから、手放しで“よかった”とは言えない。でも結果的に僕らはいま、とてもいい時間を過ごせている。もしかしたらこの状況さえも、蜷川さんの演出のひとつなんじゃないかな、とさえ思います」公演は2月28日(日)まで彩の国さいたま芸術劇場 小ホールにて。取材・文/釣木文恵
2016年02月19日まさに、彗星のように現れた、とは彼のような人のことを言うに違いない。藤田貴大さんが、自身で作・演出をつとめる演劇ユニット、マームとジプシーを立ち上げたのは、‘07年のこと。それが瞬く間に話題になり、新聞や雑誌の劇評を賑わすようになった。そして旗揚げから4年目には劇作家にとって最高の栄誉とされる岸田國士戯曲賞を受賞。つねに挑戦的な姿勢と、尖ったセンスで演劇界に新たな潮流をもたらし、いまや現代演劇シーンの中心人物のひとりとなっている。その藤田さんの生み出す舞台は、いわゆる“小劇場”のイメージとは大きくかけ離れている。デザイン性の高いチラシやパンフ。シンプルで美しい舞台装置。そして、いまやマームとジプシーの代名詞のようになっている、同じシーンを何度も繰り返し物語のなかに挿入し、印象を重ねていくリフレインの手法。どれもが圧倒的に洗練されているのだ。anan読者には、この春まで連載していた、女子へのフェチ的な妄想を綴ったエッセイ「おんなのこはもりのなか」でおなじみの人でもある。―――蜷川幸雄さん、野田秀樹さんという演劇界の頂点にいるおふたりがともに、いま、藤田さんのことを新しい才能として高く評価しています。とくに蜷川さんとは、来年上演する、蜷川さん自身の半生を描いた舞台『蜷の綿 -Nina‘s Cotton-』の脚本を手掛けてもいます。そんないまのご自身の状況を、どんなふうに感じているんでしょうか。藤田:確かにお世話になっているし、いろんなことを学ばせてもらってはいるんですよ。でも、これは昔から言ってることだけど、この人たちと同じやり方で頑張れば、同じくらいの成功を収めることはできる可能性はありますけど、超えることはできない、とは思っています。そういうことを僕は直接本人を前に言っちゃうから、かわいがられている一方で、生意気だとも思われているんじゃないかな。―――むしろおふたりは、それを面白がっているのかもしれません。藤田:僕は、昔から彼らにコンプレックスを感じていて、それが作品の原動力になっていたところがあるんです。一回の舞台に使える予算が圧倒的に違うわけですけど、だからクオリティが違うとは絶対に言われたくない。じゃあ、お金もコネもない自分がどう対抗するかを考えて、彼らが美味しいごはんを食べているような時間まで稽古をしたり、寝ている時間にも作品のことを考え続けたりしてやってきたんです。でも、ある時から僕の作品を観てもらえるようになって、話してみると、それまでの印象とは全然違いました。意外と地味だし、湯水のようにお金を使っているわけでもなく、とても謙虚に作品に向き合っているんです。野田さんと僕は少し似ていて、自分の才能を信じている部分があるけれど、蜷川さんは、自分へのコンプレックスが強くて誰よりも謙虚な人。そういうことがわかってよかったですね。―――原動力だったコンプレックスは解消されてしまったわけですが。藤田:それまでの僕は、自分の表現を誰かに評価してもらうにはどうしたらいいかを考えていたんです。でも、26歳の時に岸田賞をもらって、そこは満足できてしまった部分があった。演劇界なんてそもそも小さな業界ですが、そこにおける地位にはこだわってないし、そのなかでの評価を高めていきたいとは、もう思わない。僕が貪欲に求めていきたいのは、作品をつくる環境がどれだけ良くなるかということなんですよね。「お金」というのは、やりたいことを実現できる環境が揃えられるという意味でのたとえなだけで、それ自体が欲しいわけではない。そこへの努力をしているだけなんで、僕、じつは意外に地味だと思いますよ。ただ、周りは僕をそうは見ていないかもしれないですけど。まあ、同世代とか少し上の世代にはウザがられてると思うし。――それは藤田さんがつくる舞台のセンスの良さだったり、その整ったルックスと無関係じゃないように思います。なにも演劇のような時間も手間もかかるジャンルにこだわらなくてもいいじゃないか、と同業者からやっかみが入るのも、少しわかる気がします。藤田:僕自身の見た目のこととかはまったくわからないですけれど、今度演出する寺山(修司)さんの舞台『書を捨てよ町へ出よう』でミナ ペルホネンとコラボするとか、来年、蜷川さんと一緒に舞台をやるとか、何となく派手なことをしているように見えるんでしょうね。でも、じつはそこに辿り着くために、地味な努力を続けてきたんだけど。結果がすべてなんで、そんなことは語ってもしょうがないし、そう思われてても別にいいんですけど。――彼らはもう、眼中にない?藤田:そもそも最初からないです(笑)。でも、どうもこだわっている人がいるとは聞きますよね。ただ、ディスるならもっと面と向かってやれとは思うんですよ。ツイッターのエアリプとかじゃなくて。夜道を歩いていたら刺しにくる、とか。そういうくらいの感じとかないんですかね。――いきなりのバイオレンス!?藤田:いま、寺山さんや蜷川さんのような、‘’60年代、‘70年代に演劇で戦っていた方々の舞台の準備をしている真っ最中だから、思考がどうしても過激な方向にいっちゃうんです(笑)。僕らの時代に置き換えたら、どうなんだろうとか。◇寺山修司作品初演出の舞台『書を捨てよ町へ出よう』は、12月5日より東京芸術劇場にて上演( 東京芸術劇場ボックスオフィスTEL:0570・010・296)。新作『蜷の綿 -Nina‘s Cotton-』は、蜷川幸雄さん演出と藤田さん演出の2バージョンで来年2月に彩の国さいたま芸術劇場にて上演( 彩の国さいたま芸術劇場TEL:0570・064・939)。◇ふじた・たかひろ1985年生まれ、北海道出身。‘07年にマームとジプシーを旗揚げし、ハイペースで新作を発表。‘11年に発表した『かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。』で岸田國士戯曲賞を受賞。‘14年には野田秀樹の戯曲『小指の思い出』を演出し、大きな話題となった。◇演劇界の芥川賞といわれる岸田賞を26歳で受賞。今年、次代を担う人として雑誌の表紙も飾り、ジャンルを超えて注目を集める藤田貴大さん。穏やかな容姿には似合わず発言は意外に過激!?※『anan』2015年12月9日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ
2015年12月02日フランスのバンド、Gipsy Kings(ジプシー・キングス)が10月24日大阪・大阪フェスティバルホールより14年ぶりの来日公演を行う事が決定した。【チケット情報はこちら】ジプシー・キングスは情熱的なフラメンコ、ルンバ、サルサを融合したポップサウンドで、これまで全世界で2000万枚を超えるアルバムセールスを記録。キリンビールの発泡酒「淡麗」のコマーシャルソング『ボラーレ』でもおなじみだ。チケットの一般発売は9月5日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけて抽選先行を実施。受付は8月8日(土)昼12時から12日(水)午後11時59分まで。■KIRIN 淡麗極上<生> presentsThe Gipsy Kings Featuring Nicolas Reyes and Tonino Baliardo Japan Tour 201510月24日(土)大阪フェスティバルホール(大阪府)10月26日(月)オーチャードホール(東京都)10月27日(火)オーチャードホール(東京都)10月28日(水)赤坂BLITZ(東京都)★★以下のリンクより「Gipsy Kings(ジプシー・キングス)」をお気に入り登録して、情報をゲット!
2015年08月05日