メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」にて、「初期研修を受ける病院」に関する調査を実施。その結果、6割近くは一般病院での初期研修を選択した。調査期間は5月7日~13日、2,779件の有効回答を得た。「もし、もう一度初期研修を行うなら、大学病院と一般病院のどちらで研修したいか」に回答した医師の中で、「大学病院で研修した医師」は全体の63%、「一般病院で研修した医師」は29%だった。どちらのカテゴリも「一般病院で研修したい」という回答のほうが多く、大学病院で研修を受けた医師は54%、一般病院で研修を受けた医師は、87%にのぼった。一般病院で研修を受けるメリットとして、「一般的疾患をたくさん診る機会がある」「広範囲にわたって多くの症例を勉強できる」「より実践的な知識が身に付く」というコメントがあった。一方で大学病院のメリットとしては、「先端医学は大学でしか経験できない」「医者の数が多く、時間的に余裕がある」「論文の読み方、書き方を教えてくれる」などが挙げられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月26日メドピアは5月2日~8日、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」で「指示漏れの対策と対応」に関する調査を実施し、2,638件の回答を得た。「翌日の点滴指示について、指示漏れ対策(システム)があるか」という問いに対して、「対策あり」と回答した医師は34%、「対策なし」は59%だった。対策としては、「注射切れ・処方切れは担当医と病棟看護師で二重チェック」、「日勤帯に看護師がチェックする」といった例がみられる。対策のあるなしにかかわらず、指示漏れ対策の対応として最も多いのは、「当直医が対応」だった。いずれも半数以上を占め、「主治医が対応」は2割以下にとどまっている。全体のコメントの中には、「お互いさまなので」という表現が所々に見受けられた。基本的には当直医が対応するが、「判断に迷うものは主治医に連絡して確認」というスタンスが一般的なようだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」で「認知症患者の運転」に関する調査を実施した。調査期間は4月27日~5月3日、2,580件の回答を得た。「認知症患者の運転に対してどのように対応しているか」という質問に対して、39%の医師が「運転を禁止する」と回答。「運転しないよう強く指導する」という意見もあるが、「最終判断は本人、家族に委ねている」というコメントが目立つ。「医師が運転禁止を勧告しても何ら法的に拘束がない」という歯がゆさがあるようだ。「認知症のランクに応じて禁止する」は26%、「説明のみ行う」は16%。過疎地など、車を運転しないと、仕事や日常的な買い物などができないことを問題視する意見も多い。高齢化に伴い、定期的な運転適性検査、代替となる交通手段の整備など、行政の役割が強く求められている。なお、認知症のほかに危険運転につながる症状を起こす病気としては、てんかん、低血糖、統合失調症などが挙げられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」にて、「呼び出し用携帯電話の支給」に関する調査を実施。調査では、病院からの呼び出し用携帯電話の支給について、「個人の端末を利用し補助はない」という回答が67%を占めた。調査期間は4月25日~5月1日。有効回答数は2,714件。「病院からの呼び出し用携帯電話の支給」についての問いには、「個人の端末を利用し補助はない」という回答が67%を占めた。「端末を2つ持つのはわずらわしい」というコメントが多く、支給されていても、あえて個人の端末を病院からの連絡用に使う例もあるという。「ほとんど着信しかしない」「かけなおすときはフリーコールを利用している」といったコメントもみられた。また、「施設から端末が支給される」とした回答者は25%。院内外で使えるPHSが支給されていることが多いようだ。「着信専用」「インターネット不可」「病院との通話以外できないようにカスタマイズされている」など、利用が制限されているケースも多い。なお、「個人の端末を利用するが補助がある」との回答は3%にとどまっている。「端末支給か補助を選べる」というコメントもあった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月19日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」にて、「終末期医療に使用する鎮静薬」に関する調査を実施。最も多かったのは「ミダゾラム」で、全体の43%を占めた。調査期間は4月25日~5月1日。有効回答数は1,753件(複数回答)。「終末期医療において、どの鎮静薬を選んでいますか?」という問いに対して、最も多かったのは「ミダゾラム(商品名:ドルミカムなど)」で、全体の43%を占めた。続く「塩酸モルヒネ」は34%、「ハロペリドール(商品名:セレネースなど)」33%、「ジアゼパム(商品名:セルシンなど)」21%という結果に。それ以外の選択肢はいずれも10%以下となった。また、使う薬剤の理由については、「いろいろな薬剤を症状に合わせて組み合わせている」「個々の症例に応じた対応をしている」「使い慣れた薬剤を使用する」「呼吸抑制の少ないものを使用する」といったコメントがみられる。鎮静に用いる薬剤は、施設や経験によりさまざまだということがわかった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月19日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピア株式会社は、4月18日~24日にかけて会員医師に対し「医師の喫煙と禁煙指導」についてのポスティング調査を実施した(科目限定)。1,597件の有効サンプルが寄せられた。今回の調査では、回答者の医師全体の約78%が非喫煙者で、喫煙者は全体の約21%。「患者に禁煙指導をしているかどうか」についての質問では、医師が非喫煙者の場合「禁煙指導を行っている」が一番多い割合で48%。理由については、喫煙指導を積極的に行っているというコメントよりも「患者さんの個性もあるのでケースバイケース」「禁煙を決意したら外来で相談にのれると伝えている」というものが多かった。続いて多い意見は医師が非喫煙者の場合「患者へ禁煙指導は行っていない」が30%。「しっかり説明してもほとんどの人はやめない」「喫煙は個人の嗜好の問題」といった意見が目立つ。一方、医師が喫煙者の場合「患者へ禁煙指導を行っている」は14%。「強くは言えないが、推奨はする」「禁煙外来で禁煙指導している」というコメントのほか、産婦人科医が「妊婦は絶対に喫煙をしてはいけないので指導している」、循環器内科医が「循環器的疾患がある人や悪性腫瘍がある人には特にすすめる」など、診療している科目ならではの理由も寄せられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月12日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピア株式会社は、4月18日~24日にかけて会員医師に対し「勤務時間外の看取」についてのポスティング調査を実施した。2,634の有効サンプルが寄せられた。まず、「入院患者が勤務時間外に亡くなった際、看取りや見送りを誰が行っていますか?」という質問に対して、「主に主治医」と回答した医師は40%だった。その理由として「よほどの事がない限り主治医が呼ばれる」「初期対応は当直医がするが、必ず主治医が最後には行く」「家族の心情など考えるとやはり主治医」といったコメントが寄せられた。「見送りまで行うので、呼び出されてから帰宅するまで2時間かかる」など、主治医の負担についてコメントする医師もあった。一方、「主に当直医」という回答は37%。理由は「(主治医の)自宅が遠いので駆けつけるのに時間がかかる」「看取り前の家族とのコミュニケーションが十分ならば、主治医が看取らなくてもうまくいく」というものが挙げられた。また、当直医との連携も必要で、「死亡診断書をあらかじめ用意しておく」といった例もあるようだ。「いちいち主治医を呼ぶことは、医師の疲弊につながり、医療が崩壊する」という意見もあった。また、「看取りは当直医で見送りが主治医や看護師」は13.6%、「看取りは主治医で見送りが当直医や看護師」はごくわずかで1.6%だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月12日メドピア株式会社は、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」の会員医師に対して「外来患者の香水」についてアンケートを行った。8割以上の医師が「外来患者の香水について注意しない」という結果が出た。調査は4月16日~4月22日にかけて、MedPeer会員医師を対象にオープン回答型の「ポスティング調査」で実施。2,781件の有効サンプルが得られた。「外来患者の香水がきつい場合に注意しますか?」という問いに対して、82%が「注意しない」と回答。その理由として「個人の嗜好(しこう)の問題」、「医学的に問題無ければ、注意する理由がない」という意見が多かった。一方、「トラブルの原因になるので無視する」「職員なら注意するが、患者さんにはできない」というコメントも寄せられた。一方、「遠回しに注意する」は10%。その方法としては「看護師に注意してもらう」「注意書きを提示する」というものがあった。「はっきりと注意する」は3%で、理由は「ぜんそく外来なので発作を起こすことがある」「産婦人科ではつわりや化学療法でにおいに敏感な患者さんがいる」など、診療する科独特の事情があるようだ。また、香水のほかに、困ったにおいとして、タバコや体臭などを挙げた医師もいた。対策としては、「マスクをする」「消臭スプレーを使う」などのコメントがあった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピア株式会社は、会員医師に対して「今まで勤務した施設数」についてアンケートを実施した。その結果、半数近くの医師は4~6施設で経験を積んでいたことがわかった。調査は4月13日~4月19日にかけて、MedPeer会員医師を対象に「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチで実施した。有効サンプル数は2,850。「勤務した施設数」についての質問では「4~6施設」という回答が最も多く46%だった。中でも医局人事で、「1~2年ごと」「2~3年ごと」に異動するケースが多いようだ。医師からのコメントとしては「いくつかの施設を経験することは有意義」「広い視野が身につく」といったものが多かった。続いて「7~10施設」と答えた医師は21%。「経験が浅いうちに多くの施設に勤められたことがよかった」という意見がある一方、「引っ越しに金と時間ばかりかかった」「退職金で不利になる」という意見も寄せられた。同じく「2~3施設」と回答した割合も、21%。「希望が通りやすい環境だった」「医局に属していない」というコメントがみられた。また、「10施設以上」と回答した医師は10%。「赴任して数カ月で大学の医局命令で異動。非常勤を含めると30弱になる」という医師がいる一方、「医局員が少ないため、大学から出られない」と「1施設だけ」と回答した人は2%だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイトMedPeerにて、同サイトの会員で、かつ麻酔に従事している医師を対象に「筋弛緩拮抗薬の使用状況」に関する調査を実施。その結果、29%の医師が「ネオスチグミンのみ使用している」と回答した。同調査の結果によると、「筋弛緩拮抗薬の使用状況」については「ネオスチグミンのみ使用」が29%で最多。「使い慣れている」「スガマデクスの使用経験がまだない」といった回答が多くみられた。「スガマデクスのみ使用している」は17%。「迅速に確実に筋弛緩状態から回復できる」「安全性に優れている」「薬価は高いが、効果は圧倒的に優れている」といったコメントが目立った。また、スガマデクスとネオスチグミンを併用していて、「ネオスチグミンの方が多い」は14%、「スガマデスクの方が多い」は13%。スガマデスクの薬価が高いので、状況によって使いわけているという声が多かった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月01日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイトMedPeerで、会員医師を対象に「NCD(※)への症例登録」について調査を実施した。調査の結果、半数以上がNCDに登録したことがないことが明らかになった。※NCDとは、臨床に関連する学会が連携し、医療の現状を把握するため設立された一般社団法人。調査は4月4日から10日まで、MedPeer会員医師を対象に「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチで実施。703件の有効回答が得られた。今回は診療科目を限定し、一般外科、人工臓器・移植外科、循環器外科、消化器外科、呼吸器外科、脳神経外科、乳腺・内分泌外科、泌尿器科、腫瘍外科、整形外科・スポーツ医学、形成外科、美容・アンチエイジング、小児外科、口腔外科、血管外科の医師対象に実施した。調査の結果、「NCDへの症例登録」について、「登録したことがない」と回答した医師が51%。泌尿器科、整形外科、脳神経外科の医師が目立つ。「要求されるデータ量が膨大で登録期限も短い。悪戦苦闘されている先生が多いと聞く」「かなり大変のようで正確に入力されるかどうかが問題」などの理由のほか、「NCD自体を知らなかった」というコメントもあった。一方、「自分で入力している」という回答は16%。「自分で管理しているがなかなか登録しにくい」「サイトの反応が遅い」といった不満があり、改善を求める声は多いようだ。「医療秘書など医師以外が入力している」も16%で「手術の片手間でできる仕事量ではない」「細かすぎる」「医師だけではとても無理」などの声が寄せられた。また、「途中であきらめた」と回答する医師も2%いた。その理由としては「大事なことなのだろうが、かなり負担になるので諦めた」「正確で詳細なデータには細部に及ぶたくさんの入力が必要で医師に余裕なない」などがあった。NCDとは、臨床に関連する学会が連携し、医療の現状を把握するため設立された一般社団法人。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月22日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアは、会員医師に対して「治療を拒否する患者さんへの対応」についてアンケートを実施した。その結果、約半数の医師が、本人の意思を尊重すると回答した。調査は、3月30日から4月5日にかけて、MedPeer会員医師を対象に「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチで実施。2,719件の有効回答が得られた。「治療を拒否する患者さんへの対応について」という質問に対して、治療を拒否する患者さんを担当したことがある医師が「本人の意思を尊重する」という回答が最も多く39%だった。担当したことがない医師が「本人の意思を尊重する」と回答したのは9%で、両方あわせると、約半数の医師が「本人の意思を尊重する」と回答した。その理由として「本人はもちろん家族も含めて十分説明しても、本人が拒否されれば、本人の意思を尊重するしかない」「最大限治療を要する説明をするが、基本的には本人の納得いかないことはすべきではない」「十分に話した上であれば、個人の意思を尊重するのもまた医療」というものがあった。一方、治療を受けるように本人に対して説得すると回答した医師は、治療を拒否する患者さんを担当したことがある医師の場合は22%、担当したことがない医師は4.4%だった。「がんについての認識が悪い人がいる。できるだけ何回も分かりやすく説明し治療をすすめる」「説得し続ける。説得する際には、カウンセラーにも手伝ってもらう」などの意見が寄せられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月14日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアは、会員医師に対して「新薬の情報はどのように集めていますか?」というアンケートを行った。その結果、50%の医師が「MR」から情報を得ていると回答した。調査は、3月21日から3月27日に、MedPeer会員医師を対象に「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチで実施。2,561件の有効回答が得られた。「新薬の情報はどのように集めていますか?」という質問に対して、50%の医師が「MR」から情報を得ていると回答。その理由として「情報が早い」「聞きたいことが効率よく聞ける」「自分で調べる手間が省ける」といった意見が寄せられた。その一方、「自社の宣伝に偏りがち」「客観性に欠ける」といった意見もあった。MR以外から情報を収集すると回答した50%は「講演会」「製薬企業のホームページ」「学会誌」などから、能動的に情報を収集すると回答。全体的に、「新薬をすぐに使うわけではない」という意見が多く、採用までじっくり様子をみている様子がうかがえる。まずMRから情報収集し、その後、学会や講演会で調べるといった方法で多角的に情報を入手しているようだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月09日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアは、MedPeer会員医師を対象に「卒乳の時期」についてアンケートを行った。「卒乳の時期」について、45%の医師が「1歳~2歳未満」と回答したことがわかった。調査は3月28日から4月3日まで、MedPeer会員医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチで実施。417件の有効回答が得られた。調査の結果、「授乳を中止する適切な時期はいつだとお考えでしょうか」という質問に対し、45%の医師が「1歳~2歳未満」と回答。「離乳食が十分食べられるようになったら」「栄養面でも精神面でも母乳の役割が終わる時期に」というコメントが寄せられた。その一方、「乳児が望むなら年齢に関係なく与える」と答えた医師は36%。「スキンシップという意味あいもあるので、無理にやめる必要はない」「2歳以上いつまででも、というのがWHOの世界標準」という声が寄せられた。また「5カ月から1歳未満」とした医師は13%。「長い授乳は母体の低エストロゲン状態を引き起こす」といった産婦人科の医師ならではの意見が寄せられた。※今回の調査対象となった医師は、一般内科、総合診療、呼吸器内科、アレルギー科、感染症科、小児科、小児外科、耳鼻咽喉科、救急医療科、家庭医療。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月09日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアは、MedPeer会員医師2,564名を対象に「生活習慣病の指導」についての調査を実施した。調査によると、生活習慣の指導について62%の医師が「なるべく指導をしている」と回答していたことがわかった。調査は3月14日から20日まで、MedPeer会員医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチで実施。有効回答は2,564名。生活習慣の指導について62%の医師が「なるべく指導をしている」と回答していたが、「繰り返すと嫌がられることがある」「いい過ぎると逆効果になることもある」といった意見も見られ、あまりしつこくなりすぎないように医師が気をつけている様子がうかがえる。また、「必ず毎回指導をしている」と答えた医師は10%で、「根気強く継続することが重要」「毎回必ず指導をしていると、頑固な患者も少しずつ理解してくれるようになる」といったコメントが寄せられた。一方「最初の数回は指導する」と答えた医師は10%、「最初だけ指導する」と答えた医師は5.2%。「最初はこまめに指導するが、しつこいのも嫌がられるので折にふれて指導」「何回も同じことを言うのは無駄なケースが多い」といったコメントがあった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月25日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営する株式会社メドピアは、会員医師を対象に「スキンステイプラーの使用」について調査を実施した。調査の結果、スキンステイプラーの使用について、「縫合技術次第である」と回答した医師が29%にのぼることがわかった。調査は人体の傷口の縫合に使用する「スキンステイプラー」について、MedPeer会員医師を対象に3月7日から3月13日までインターネットで実施。818件の有効回答が寄せられた。スキンステイプラーの使用について、「縫合技術次第である」(29%)と回答した医師が最も多く、次いで「従来通りの縫合が良い」(26%)という結果に。「スキンステイプラーが良い」という回答は13%で「時間などの状況次第である」(16%)という意見のほうが多かった。全体的に、スキンステイプラーは、「頭部に使用するが、顔面には使用しない」という意見が多くみられる。その理由として「ステイプラーは独特の「ハサミ痕」が残る。埋没縫合と表層の縫合が理想的(40代、形成外科)」、「きちんと縫合したほうが術後創の状態はよい(40代、皮膚科)」などがあげられた。一方、時間的に余裕のないERや、縫合が困難な小児などはステイプラーが重宝されているようだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月18日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」にて、「専門外の患者が紹介されてきた場合どうしますか?」をテーマとした調査を実施し、結果を発表した。調査手法は、「MedPeer」会員医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチ。調査期間は3月9日~3月15日で有効回答数は 2,655件となっている。専門外の患者が紹介されてきた場合の対応について、「無用な検査はせずに、専門の病院へ紹介状を書く」という医師が最も多く、36%となった。理由として、「紹介先で再検査となることがあるので」「時間とお金の無駄になってしまうことが多い」「中途半端な検査診断は、患者負担になる」といったコメントが挙がっている。「自院でできるだけの検査をして、その結果を添えて専門の病院へ紹介する」は30%。専門医が近くにいない地域では「簡単に紹介ということができない」という理由もあるようだ。「患者さんの希望を確認して、希望すれば出来る範囲のことは対応する」というコメントが多い。「自院での診察前に専門の病院を教える」は18%。初診料が2倍かかってしまうのを避けるため、「受付しないで専門医を紹介する」というコメントがみられた。「MedPeer」は医師の会員制コミュニティサイト。医師同士のディスカッション、情報交換を目的としており、その仕組みを利用して各種医師向けリサーチ調査が可能となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月18日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティーサイト「MedPeer」にて、「散剤処方時の『成分量』と『製剤量』について」の調査を実施し、結果を発表した。調査手法は、「MedPeer」会員医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチ。調査期間は3月7日~3月13日で、有効回答数は 2,638件となっている。散剤処方時の「成分量」と「製剤量」について、「原則的に成分量で統一すべきである」という回答が61%で最多となった。その理由として、「錠剤との整合性という意味で成分量がベター」「同製剤で成分量(%)が異なることもある」「成分量に統一したほうが、過量投与などの危険がない」といったコメントが寄せられた。「原則的に製剤量で統一すべきである」は22%。「調剤ミスを防ぐには製剤量での統一が望ましい」「保険請求は製剤量なので」という意見がある。薬剤師からの問い合わせに対応する手間を避けたいといった理由もあるようだ。「現在のまま、統一しなくてよい」という意見は10%。「施設によって統一できてればよい」「無理に統一しようとすると、現場が混乱する」といった意見が挙がった。「MedPeer」は医師の会員制コミュニティーサイト。医師同士のディスカッション、情報交換を目的としており、その仕組みを利用して各種医師向けリサーチ調査が可能となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月18日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピア株式会社は、MedPeer会員医師2,660名を対象に「診療場面において本人と家族の意思どちらを尊重しますか?」という質問を行った。調査によると、6割の医師が「重症度・理解度等を考慮し、ケースバイケースである」と回答したことがわかった。調査は、MedPeer会員医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチ。調査期間は、2月29日~3月6日。2,660件の有効回答が寄せられた。診療場面において「本人と家族の意思どちらを尊重しますか?」という質問に対して、「重症度・理解度等を考慮し、ケースバイケースである」と回答した医師は6割。「主に本人の意思を尊重する」と答えた医師は31%だった。回答と同時に寄せられた意見では、「本人の意思決定能力や本人への告知などにより異なる」「高齢者の場合、家族の意見にも十分配慮しないと後にトラブルとなる」というものがあった。高齢者、重症患者の場合はやはり家族の意見も重視されるようで、「家族と見解の相違があるときは、家族・本人間で話し合いをしてもらう」といった意見もあった。「主に家族の意向に従う」と答えた医師は7%で、高齢者、終末期の患者など、「家族の協力が不可欠」な場合は家族の意向に従うことも多いとみられる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月13日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピア株式会社は、MedPeer会員医師2,310名を対象に「癌の症例検討会」についての調査を実施した。調査によると、半数以上の医師は「癌の症例検討会」に参加したことがないことがわかった。調査は2月29日から3月6日まで、MedPeer会員医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチで行った。有効回答は2,310名。癌の症例検討会についての質問では、52%が「参加したことがない」と回答。半数以上が癌の定例検討会に参加経験がないことが明らかとなった。「参加したことがない」と答えた医師のうち7割以上が「参加したいが機会がない」と回答していることもわかった。忙しくて時間が取れないという意見も多い。また「参加したことがある」と回答した医師のうち、7割は「役に立ち、診療の参考にしている」と回答。「他科の先生の考えを聞くのは勉強になる」「多角的な意見がでて有意義」といった意見が寄せられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月13日医師限定のSNS「MedPeer」を運営するメドピア株式会社は、運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」で、医師会員を対象に「冬の血圧上昇に関する対応」に関する調査を実施。6割近くの医師から、一時的に降圧剤を増量しているという回答が出た。同調査は、医師コミュニティサイト「MedPeer」で、一般内科、総合診療、在宅医療、循環器内科、循環器外科、神経内科、脳神経外科、腎臓内科・透析、整形外科・スポーツ医学、血管外科、家庭医療、薬剤の会員医師を対象に行われた。「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチで、2012年2月22日~28日に実施。有効回答数は1,363件だった。「冬の血圧上昇に関する対応」について、「一時的に降圧剤を増量または追加する」という回答は57%。その理由として「季節や病状に応じてコントロールする」「冬場など血圧上昇時には降圧剤を増量し、暖かくなって血圧が低下したら減量する」などの回答が寄せられた。それに対して「降圧剤の増量または追加をしない」は33%。「薬物に頼らないで生活を改善するように指導する」「極端に高めでない限り経過観察」という回答があった。そのほかの意見として、「画一的に増量や追加はしない。患者さんによってケース・バイ・ケース」「薬の切り替えや増量で血圧の低い時により低くなってしまうことは危険なので、急には変えない」という声もあった。
2012年03月26日医師限定のSNS「MedPeer」を運営するメドピア株式会社は、運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」で、医師会員を対象に「救急車を利用する際の金銭負担関するアンケート」を実施。その結果、従来通り金銭負担はなしと答えた医師は約1割、有料・ケースによっては有料と答えた医師は約9割になることがわかった。同調査は、医師コミュニティサイト「MedPeer」で会員医師を対象に2012年2月24日~3月1日に実施。「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチによるもので、有効回答数は2,727件だった。救急車を利用する際の金銭負担について、「入院や緊急の処置をした場合など例外を除き有料が良い」という回答は48%。「すべて有料が良い」は40%で、何かしら患者に金銭的負担を求める医師は約9割だった。「明らかに軽症、緊急性がない場合、有料とすべき」「軽傷患者や、悪質なリピーターに負担を求める」といった意見があるほか、「一度料金を払ってもらい、本当に必要だった場合には返金する」「例外を設けると、現場が混乱しトラブルのもとになる」というコメントもあった。有料か無料かどうかの判断を行うことは、医師にとっては過大な負担になるようだ。また、「従来通り無料が良い」は9%。「有料にすると、重傷者の救急要請をちゅうちょさせてしまう」「お金で解決できる問題ではなく、モラルの問題なので教育・啓蒙が必要」というコメントが寄せられた。そのほかの意見としては、「公平に判断するのは難しい。死ぬかと思って救急車を呼んだものの、到着してみたらそれほどでもないということはよくあること」「収容先の確保は無料で、搬送代は有料という2段階の運用方法もあるのでは」というものがあった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月26日医師限定のSNS「MedPeer」を運営するメドピア株式会社では、「外来の待ち時間対策」に関するインターネットリサーチを行った。メドピアに会員登録をしている医師を対象とした調査で、有効回答数は2,665件。「基本的に予約制だが、空いている時間帯に予約外患者を振り分ける」と回答した人は全体の45%。予約外患者は予約患者の間に挟んだりなどして対応しているようだ。患者数が多い施設では「詰め込んでいくので、予約であっても待ち時間が長くなる」といった悩みも多いようだが、予約枠を長めにとる、予約数に上限を設けるといった対策をとっている例もあった。予約制にしても時間どおりには進まないためかえってクレームになることが多いとして、あえて予約制にしていない施設も多かった。予約であっても遅れてくる患者もいるため、全体的な待ち時間の削減は医師個人の力では対応しにくいという声も。また、待てない患者には他の施設を紹介しているというコメントもあった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月19日