アカデミー賞作品賞『グリーンブック』主演の名優ヴィゴ・モーテンセンの初監督作品『フォーリング 50年間の想い出』より、予告編と場面写真が解禁された。『グリーンブック』など、3度アカデミー賞にノミネートされた名優ヴィゴ・モーテンセンが満を持して監督デビューを果たした本作。モーテンセンは認知症の父を持つ息子ジョン役で出演したほか、半自伝的な脚本と魂に語りかけるような音楽も手掛け、認知症を抱える父とその息子の再会をきっかけに、言葉にできなかった想いを確かめ合う親子の絆を描く至極のヒューマンドラマを作り上げた。父親ウィリス役は『エイリアン2』や『ターミネーター』のランス・ヘンリクセン、若き日のウィリスは『ホルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』のスヴェリル・グドナソン、ジョンの妹は『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』のローラ・リニーが演じている。このたび解禁となった予告編は、フライト中の飛行機の中で、ウィリス(ランス・ヘンリクセン)が妻の名前を叫ぶシーンから始まる。息子のジョン(ヴィゴ・モーテンセン)はすぐに止めに入るが、父親の認知症は悪化の一途を辿っていた。そんな状態の中、親子で過ごした50年間の記憶が甦っていく。結婚当時は幸せな家庭を築いていたものの、徐々に亭主関白になってしまい、妻に愛想をつかされ、子どもを連れて家を出て行かれてしまうウィリス。そんな過去の出来事がありながらも、昔と変わらない父親に対して、ついにジョンはいままで秘めていた想いを伝える。そして、2人の本音がぶつかり合うことで、父親のウィリスにもずっと心の内に隠していた優しさがあることに気づくのだった…。また併せて場面写真8点が追加解禁。幼いジョンを連れて親子でハンティングをする様子や、孫に対して優しく微笑むウィリスの様子が切り取られている。『フォーリング 50年間の想い出』は11月12日(金)より、kino cinema横浜みなとみらい、kino cinema立川高島屋 S.C.館、kino cinema天神ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フォーリング 50年間の想い出 2021年11月12日よりkino cinema横浜みなとみらい・立川髙島屋S.C.館・天神ほか全国にて公開© 2020 Falling Films Inc. and Achille Productions (Falling) Limited· SCORE © 2020 PERCEVAL PRESS AND PERCEVAL PRESS INC. · A CANADA - UNITED KINGDOM CO-PRODUCTION
2021年10月01日コロナ禍の令和に、大人のプラトニックラブ再び。野村宗弘さんによる、コミック『うきわ、と風鈴。―友達以上、不倫未満―』。配偶者の浮気に悩む麻衣子と二葉は、社宅で隣同士。静かに惹かれ合う大人の恋愛を描いたドラマ『うきわ―友達以上、不倫未満―』(テレビ東京系)もいよいよ佳境。「映像化の流れもあって、担当さんから『令和の「うきわ」を描いてください』と言われたんですね。僕は結構大喜利的にネタを作っていくんです。うきわや風鈴も浮気や不倫のダジャレみたいなものだし、『かけおちはスクーターに乗って』という作品の『スクーター』も“救う人”という意味だし(笑)」似た設定での新連載はハードルが高いという気持ちもあったが、コロナ禍の日常を記録しておきたいマンガ家魂にも後押しされた。「赤い風鈴は厄除け、病除けになるというのを偶然知って、タイミング的にもいま描くべきだなと」かくて誕生したのが、野村宗弘さんの『うきわ、と風鈴。』だ。広島から、夫婦で上京してきた美以子。だが夫は、仕事の都合で妻の孤独には無頓着だ。美以子が寂しさを紛らわそうとベランダの彩りに風鈴を吊るしたことがきっかけで、マンションの隣に住む元シェフの牛久さんとのささやかな交流が始まる。時系列を行きつ戻りつ、近づきたい本能と近づけない理性との狭間で揺れるふたり。またも涙腺を刺激された。「前作の『うきわ』自体が、うきわを投げ合って救う/救われるというテーマだったんですよね。救ってあげる/救ってもらうではうまくいかない。自分で泳げるようにならにゃ。本作も、同じように配慮というのが仇になっていくというか。僕は配慮ってずるいところもあると思っとるんで。相手を傷つけないため、慮るためにするのが配慮だけど、自分を守るための配慮もある。美以子と夫は配慮しすぎて心が離れたわけだし、時にはそれを捨てないと難しい関係ってあると思うんです」野村さんのマンガは、ほんわか親しみやすい画風も魅力的。美以子の表情豊かな愛らしさ、牛久さんの朴訥な雰囲気は、野村さんのタッチだからこそ伝わってくる。「今回は、デカちびコンビでいこうと思って。僕、男性は大きくて四角い感じの人が好きなんです」この秋に発売予定の2巻では、牛久さんと牛久さんの奥さんの状況もわかってくるらしい。「現象や感情の中には言葉に存在しない、言語化できないことがあると思う。もしかしたら、そこにとても良い答えがあるかもなと。たぶん皆さんもモヤモヤしたところに答えを持ってる。それをマンガなら表現できるかなと思いながら描いてます」『うきわ、と風鈴。―友達以上、不倫未満―』1美以子と牛久さんのベランダ越しの交流でもう一つ大切なモチーフになっているのが牛久さんが育てているバジル。野村さんもべランダ菜園を楽しんでいるとか。小学館650円©野村宗弘/小学館のむら・むねひろマンガ家。広島県出身。2007年、自身の経験を描いた「とろける鉄工所」でデビュー。『うきわ』(全3巻)が原作のドラマが放送中。※『anan』2021年9月29日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2021年09月26日モーガン・フリーマンが『Sniff』に出演することになった。フィルムノワールで、監督はテイラー・ハックフォード(『愛と青春の旅立ち』『ディアボロス/悪魔の扉』)。アル・パチーノ、ダニー・デヴィート、ハックフォードの妻であるヘレン・ミレンも出演する。フリーマンが演じるのは引退した刑事ジョー。高級な高齢者施設でふたりの住人が不審な死を遂げた時、ジョーは、元パートナーのウィリアム(デヴィート)に協力を求められる。パチーノとミレンは悪役を演じるようだ。撮影は来年前半に行われる予定。文=猿渡由紀
2021年09月08日マーベルが新型コロナウイルスのワクチン接種促進キャンペーンとして、特別な「アベンジャーズ」のコミックをリリースした。マーベルは、ニューヨークのヘルスケアネットワーク「SOMOS Community Care」とタッグを組み、黒人、ラテン系の人々、アジア人に対してワクチン接種を促進する3か月間の公共広告キャンペーンを展開。キャンペーンサイト「somosvaccinations.com」で「アベンジャーズ」のコミックを公開している。コミックに登場するのは、アイアンマン、キャプテン・マーベル、ハルク、ブラックパンサー、ブラック・ウィドウの5人のヒーローたち。ヴィランのモードックが手下を連れてワクチン接種会場に現れ、大暴れしようとするところにアベンジャーズたちが駆け付け戦う。わずか4ページであるものの、「ワクチン接種の大切さ」が説かれている。「SOMOS」の共同設立者のヘンリー・R・ムニョス氏は、「回復への道は、有色人種の移民コミュニティにも開かれています。彼らはパンデミックの影響を大きく受け、ワクチン接種の導入では不公平さやデマが広がったことで取り残されてしまいました。マーベル・エンターテインメントと団結し、『SOMOS Community Care』の医師たちが信頼できる声を寄せることで、(ワクチン接種の必要性の)認識を深めてもらえます。これはとても大きなことです」と語っている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpantherキャプテン・マーベル 2019年3月15日より全国にて公開ⒸMarvel Studios 2018ブラック・ウィドウ 2021年7月8日より映画館 & 7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開© Marvel Studios 2020
2021年08月26日自意識が渦巻く教室で、主人公になりたかった私たちへ。谷口菜津子さんによるコミック『教室の片隅で青春がはじまる』をご紹介します。「ラジオが好きで“学校あるある”を投稿するコーナーを聴いていたんですけど、痛々しい記憶が多いんですよね。恥ずかしい思い出でしかないんだけど、みんなと共有することで微笑ましくなったり、楽しい記憶になるのがいいなと思って。私も読む人が、過去の失敗や恥ずかしい記憶を優しく思い出せるマンガを描きたくなって、自意識が暴走していた高校時代の教室を舞台にしました」谷口菜津子さんの『教室の片隅で青春がはじまる』は、同じ教室で机を並べる女子高生のオムニバス。彼女たちはみな自分を特別視し、小説にしたらベストセラーになるような人生を送りたいと願い、信じてもいるけれど、それが難しいことも心のどこかでわかっている。たとえば有名になりたい吉田まりもは、ユーチューバーデビューをしても空回り。おまけに周りと合わせることができず、いつも浮いている。「私も浮いていた時期があったんですよね。いま思うと、あれはクスクス笑いじゃんみたいな(笑)。ほかにも周りで浮いていた人の気持ちを想像して、笑われがちだけどだんだん目が離せなくなってしまうようなキャラクターにしてみました」まりもの人生初の友達となるネルは、宇宙からの留学生。自分の星ではまったくモテず、地球だったら特別になれると信じてやって来たが、結局マスコット扱いされてしまう。「飼い猫が巨大化して、人間の恋人が欲しいと思ったらどうなるんだろう、と想像してできたキャラです」ほかに登場するのは、オタクであることを隠している美少女のニカ、SNSの裏アカで完璧な女子高生を演じるめぐみ、宇宙人と地球人のハーフでどちらにも属し切れないサイリ、存在価値を男で見出し、自分を空っぽだと感じるマイ。彼女たちは理想と現実の乖離に悩みながら、やがて自分らしさを見つけていく。「他人にはっきり教えてもらって変わるのではなく、他人と接することで変わるきっかけが見えたり、気づけるようにしたかったんです。実際今の自分がいるのは、いろんな出会いの積み重ねによるものだから、その一部を描きたいと思いました」恥ずかしい以外の何物でもなかったはずの過去の記憶が、大人になった自分を形作る、かけがえのない思い出へと変わることもあるのだ。「最後はとにかくみんな幸せになってくれ、と思いながら描きました。当時の私に対しても、やっぱり幸せになってほしかったんですよね」今よりずっと不器用で、窮屈だったあの頃の友や自分を、優しく抱きしめたくなるような作品だ。『教室の片隅で青春がはじまる』女子高生の自意識と友情をそれぞれの視点で描くオムニバス。「自分が思い込んでいたマンガの描き方を捨てて、自由帳的に描いた」という絵も必見!KADOKAWA924円©谷口菜津子/KADOKAWAたにぐち・なつこマンガ家。著書に『レトルト以上・ごちそう未満! スキマ飯』『彼女と彼氏の明るい未来』など。イラストも数多く手がける。※『anan』2021年8月11日‐18日合併号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2021年08月12日レオンとクレアに最大の危機が迫る、現在「Netflix」にて配信中のアニメーション作品「BIOHAZARD:Infinite Darkness」より、極限までリアリティを追求した本作の制作過程や撮影の舞台裏を収めたメイキング映像が公開された。「バイオハザード」シリーズ初の連続CGドラマとなる本作は、人気キャラクター、レオン・S・ケネディとクレア・レッドフィールドの2人を軸に物語が展開するホラーアクション作品。週末のデイリー総合TOP10(日本)で1位を獲得し、海外の国や地域でもTOP10の上位を占め、世界中で反響を呼んでいる。ファン必見のホラーアクションシーンはもちろん、ビギナーにも楽しめる“真の恐怖”をキーワードに繰り広げられる物語、豪華製作陣によるハイクオリティの映像など見どころ満載の本作だが、中でもレオンが数々のクリーチャーと対峙し、激しいアクションを披露しているシーン、羽住英一郎監督の演出によって組み立てられたドラマシーンでは、キャラクターたちの髪の質感、瞳の表現、細かな顔の表情や自然な動きなどといった圧巻の3DCGアニメーションには驚きを隠せない。そんな演出の全ては、クリエイターによって仕掛けられた“計算づくしの世界”だった。今回到着した映像では、モーションキャプチャーを駆使した制作現場の様子と共に、細かく計算された制作過程とエピソードが披露されている。レオン役のNick Apostolidesと、クレア役のStephanie Paniselloが撮影をふり返るインタビューと、アクションシーンが映し出される冒頭から、CGプロデューサーの宮本佳が「人間の動きは色々なノイズがのっていることで自然な動きが表現できるので、モーションキャプチャーを使用することで、”雑味”が出ることは、リアルを追求する上では欠かせない技術ではないか」とこだわりを語るシーンへ続く。また、羽住監督も「物理的なアクションはもちろん、心理的な表現を(モーションキャプチャーを通じて)生身の人間で実施できたことは安心しました。もしモーションキャプチャーが使えなかったら、アプローチを変える必要がありました」と本作においてモーションキャプチャーがとても大切だったことを明かす。そしてより実写に近づけるため、撮影方法にも工夫を凝らしている。撮影監督のジュン ワタナベは「今回一番こだわったのは、CGなんだけれど、リアリティを出すために実写の撮影と同じようにしましょうと。例えば、一歩右にカメラマンが動くときに、バーチャル的にもカメラマンが右に移動するという動きを真似してアニメーションを作りました」と話し、CGディレクターの清水智弘は「1ショット毎に羽住監督と事前に話をしながら、綿密に動画を撮りました。レオンはどんなシーンでもレオンに見えなければならないので、窮地に追い込まれた状況でも、リアリティを崩さずに、本来のレオンを見せれるかというのがすごく大変でした」と苦労を語っている。さらに映像では、「シリーズの歴史の中で、最近登場していない人気のキャラクターもいるので、まだまだ色々な作品を作っていきたいと思います」と新作制作へ意欲を覗かせる、今後が楽しみなコメントも寄せられている。Netflixオリジナルアニメシリーズ「BIOHAZARD:Infinite Darkness」は全世界独占配信中(全4話)。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年07月14日ウェス・アンダーソン監督が近未来の日本を舞台に描き、渡辺謙、夏木マリ、山田孝之、池田エライザなど日本から豪華なキャストが参加したストップモーション・アニメーション映画『犬ヶ島』が、ディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)にて7月16日(金)より配信開始されることになった。本作は、『グランド・ブダペスト・ホテル』でアカデミー賞4部門を受賞し、最新作『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』が第74回カンヌ国際映画祭で上映されたばかりのウェス・アンダーソン監督が、日本を舞台にドッグ病の感染拡大を恐れ、犬ヶ島に追放されてしまった愛犬を探す少年と島に暮らす犬たちとの絆を描いたストップモーション・アニメ。第68回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(監督賞)を受賞した。声優には、ビル・マーレイ、エドワード・ノートン、ブライアン・クランストン、フランシス・マクドーマンド、スカーレット・ヨハンソン、オノ・ヨーコら多彩な才能を持ったハリウッドスターやアーティストが集結。日本からも渡辺謙、夏木マリ、野村訓市、野田洋次郎、山田孝之、池田エライザほか豪華絢爛な俳優陣がオリジナルキャストとして名を連ねている。全米公開の際には、黒澤明作品や宮崎駿作品をはじめとする日本映画へのオマージュに満ちた本作を絶賛するレビュアーが多数出現し、大きな話題となった本作。近未来ながら、どこかノスタルジックな独特の世界観で描かれた少年と犬たちの冒険物語には驚きの展開が待っている。『犬ヶ島』は7月16日(金)よりディズニープラスにて配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:犬ヶ島 2018年5月25日より全国にて公開©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
2021年07月13日第1回「ウーマンエキサイトコミック大賞」の募集を終え、ついに結果発表! 編集部による厳正なる審査の結果選ばれた、コミック部門・ストーリー部門の受賞作品を紹介します。コミック部門・金賞(賞金10万円)「慣らし保育が教えてくれたこと」/転勤族ママぽんさん ウーマンエキサイト編集部コメント:人見知りだった娘さんの慣らし保育が、スムーズに進んだ理由…。そこには、過去の慣らし保育で苦しい経験をした3歳の息子さんの存在が。つい目の前のことに精一杯になりすぎて見落としがちな「大切なこと」に、主人公のママが気づく展開に編集部一同、涙、涙…。 まさに今回のコミック大賞がテーマに掲げていた「人生が愛おしくなるコミック」作品でした。作品に込められた想いが、日々の小さな幸せに気づく機会を与えてくれます。表情豊かなお子さんたちの、ほっこりかわいらしいイラストにも癒されること間違いなしです! 作品を読む! ・銀賞(賞金5万円)「"育児の疲れを増幅させているモノ"の正体に気がついた。」/冷え田やっこさん ウーマンエキサイト編集部コメント:作品に込められた「すべてのお母さん方、自分にやさしくあれ!」の一言は、まさにウーマンエキサイトが読者の皆さんに発信していきたいメッセージのひとつ。自分と対話する描写もコミックだからこそなせる技を巧みに使われていてお見事! おもわず「あるある、そういうとき!」と頷いてしまう、納得感のある展開でした。冷え田やっこさんのように「ママなんだからこうしなくちゃ」と自分で自分を追い詰めてしまう読者のみなさんに、この作品を読んでいただきたいと思いました。 作品を読む! ・銅賞(賞金3万円)「ダンナおとぎ話」/わじおさん ウーマンエキサイト編集部コメント:すぐに寝てしまうパートナーを「眠りヒゲ」と皮肉りつつ、実はご自身も朝が弱い「朝起きレンジャー」であると自虐し、最後は幸せな結末へと締めくくる展開に脱帽! 夫婦関係をおとぎ話の登場人物に例えるギャグセンスの高さにおもわずクスッと笑ってしまいます。ママに余裕がないとついパパへの不満も多くなってしまいがち。しかし、完璧なパートナーなんてなかなかいないはず。一緒に過ごしてくれていることに感謝し、いいところも見つけあえる関係性でいられたら…そんなことを気づかせてくれる作品です。 作品を読む! ストーリー部門ストーリー部門は当初「金賞」のみ発表予定でしたが、素敵な作品が数多く集まったため「特別賞」を2枠設け、全部で3作品の発表となりました!受賞した3作品は、後日ウーマンエキサイトにてコミック化されますので、お楽しみに!・金賞(賞金5万円)「育休明けの家事分担はお早めに」/せりママさん<あらすじ>2人の未就学児を持つ主人公。働きながらワンオペ育児をうまくこなそうと努力した結果、ストレスで倒れてしまう。結果的に夫が苦労することになり…。ウーマンエキサイト編集部コメント:主人公がワンオペ育児に奮闘する姿は身につまされるものがあり、働くママの苦悩が具体的に描かれていて、ついコミック化したくなるストーリーでした。3話では夫との家事分担のコツなども盛り込まれていて、日常の参考にもなる作品です。 作品を読む!(PDFファイルが開きます) ・特別賞(賞金3万円)「ロジハラ夫」/ツキノ マコトさん<あらすじ>何かと理屈っぽく、正論を振りかざす「ロジハラ夫」に辟易していた妻。しかしあるとき、娘からの一言で夫はタジタジに…。ウーマンエキサイト編集部コメント:夫をギャフンと言わせた娘の一言にあっぱれ! 起承転結の流れとテンポも良く、具体的なセリフや主人公の感情も描かれていて物語が想起しやすいこともポイントとなりました。夫への愚痴だけで終わらせるのではなく、夫がきちんと成敗されつつ反省した描写まで描かれていて、読後にスカッとする作品でした。 作品を読む!(PDFファイルが開きます) ・特別賞(賞金3万円)「娘が転校先で馴染めなくて」/ゴウルドさん<あらすじ>夫の転勤で転校した小2の娘が、友だち作りに失敗。心配症ですぐに感情的になってしまう主人公と、フォローが上手な夫が試行錯誤をする。ウーマンエキサイト編集部コメント:すぐに怒って行動してしまうママと冷静なパパの対比が面白い! つい主人公の主観で進んでしまいそうなテーマであるにもかかわらず、夫と話し合い、自分の悪いところはすぐに反省する主人公ママに好感が持てます。子どものトラブルを夫婦で見守る姿勢も素敵で、対処の仕方についても勉強になります。 作品を読む!(PDFファイルが開きます) 受賞作品の発表は以上となります。6名のみなさま、この度はおめでとうございます。そして、作品を応募してくださったみなさま、誠にありがとうございました!今後、第2回「コミック大賞」も開催予定です。ぜひウーマンエキサイトのサイトを随時チェックしてくださいね。
2021年07月09日第1回「ウーマンエキサイトコミック大賞」の募集を終え、ついに結果発表! 編集部による厳正なる審査の結果選ばれた、コミック部門・ストーリー部門の受賞作品を紹介します。コミック部門・金賞 「慣らし保育が教えてくれたこと」 /転勤族ママぽんさん・銀賞 「"育児の疲れを増幅させているモノ"の正体に気がついた。」 /冷え田やっこさん・銅賞 「ダンナおとぎ話」 /わじおさんストーリー部門・金賞「育休明けの家事分担はお早めに」/せりママさん・特別賞「ロジハラ夫」/ツキノ マコトさん・特別賞「娘が転校先で馴染めなくて」/ゴウルドさん※ストーリー部門は後日ウーマンエキサイトにてコミック化されます。お楽しみに!今回は、コミック部門「銅賞」に選ばれた、わじおさん「ダンナおとぎ話」を紹介します。わじおさん、銅賞受賞おめでとうございます! 他の受賞作品を読む!
2021年07月09日全身全霊で愛したいだけ!体当たり、血まみれの自分探し。板垣巴留さんによる、コミック『ボタボタ』とは?満面の笑みで鼻血が“ボタボタ”と流れている、インパクト大のカバー。氷刈真子(ひがりまこ)は汚いものに触れると鼻血が出る特異体質の持ち主。汚いものといってもいろいろだが、彼女自身は欲しているのに叶わないのが男女の営み、つまりセックスだ。「真子のセリフにもあるのですが、みんな『セックスしてません』みたいな澄ました顔をしながら、実はしている。異常と思える半面、大切ともいえるその価値について描きたくて、こういう体質にしてみました」普通に人を愛し、愛されたいと願う真子は、徹底した衛生管理のなされた食品容器工場の同僚や、反対に彼女が最も汚いものだと思っているお金を扱う銀行員など、受け入れてくれそうな男を見つけたら猪突猛進。美人でルックスは申し分ないので、男たちは喜々として応じるのだが、いよいよという段になると鼻血が盛大に噴き出し玉砕してしまう。「拒否反応を鼻血にしたのは、画面を派手にしたかったから(笑)。潔癖症の真子がどんな汚さに挑戦していくのか、大喜利みたいな感覚で男性のキャラクターを考えていきました。鼻血を出すシーンは見せ場でもあるので、能力バトルの必殺技じゃないですけど、『くらえ!』というイメージで勢いよく描きました」そもそもなぜ真子がこんな体質になってしまったのか。その原因が家族、特に母親との関係にあることも少しずつ見えてくる。「母親という存在に興味があるんです。娘は母親の反応に少なからず囚われてしまうものだし、母親自身にも母としての顔と、ひとりの女性としての顔がマーブル模様で出てくるもの。そのいびつさに惹かれます」ヒット作『BEASTARS』では動物のキャラクターを通して、人間社会に渦巻くさまざまな欲望を浮き彫りにした板垣巴留さん。血まみれになって愛を乞う真子は、実に動物的だったりもする。「たしかに人間を描いても動物っぽいとは言われます(笑)。普通ではない現象が起きたとき、本能的にどうするかを重視してキャラを描いているところがあるので、口や目などの誇張のしかたは動物でも人間でもあまり変わらないかも。ただ今回は短期集中連載だったので、思いきりの良さを発揮できた気がします。エロとホラーはいいコンビといわれるだけあって、裸の真子が血まみれで動いているだけで私の好きな絵になる。描くのが楽しかったです!」真子は、本当に愛する人と結ばれることができるのか……。裸一貫、体当たりの自分探しが清々しい。『ボタボタ』汚いものに触れると鼻血が止まらない特異体質ゆえに、セックスができない氷刈真子の愛とトラウマにまつわる物語。短編「白ヒゲとボイン」も収録。日本文芸社770円©板垣巴留・日本文芸社いたがき・ぱるマンガ家。2016年デビュー。『BEASTARS』(全22巻)はアニメ化も。そのほかに自伝的エッセイ漫画『パルノグラフィティ』など。※『anan』2021年6月30日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2021年06月27日エミリア・クラークが、コミック作家デビューすることが分かった。「Variety」誌が報じた。ロンドンで育ったエミリアは幼い頃、地元のコミックショップに「女性お断り!」という雰囲気を感じており、いつも兄のおさがりのコミックを読んでいたという。22歳のときに自身の代表作となった「ゲーム・オブ・スローンズ」をひっさげ、初めて「コミコン」に参加したときは、「ほとんど全員が男性であることにびっくりしました」とも。「でもその後、業界の風向きは変わり、#MeToo運動が始まりました。それは注意を引かれることであり、私もそういう視線でコミュニティーを見るようになりました」と時代の変化についても語っている。そうして、「自分の視点によるコミックを作りたい」と思うようになったエミリアは、“全員女性”のクリエイティブチームを結成。「M.O.M:Mother of Madness」(原題)を7月に発売することになった。DCコミックスやマーベル・コミックスを手掛けてきたマルゲリート・ベネットとともに物語を考え、作画はレイラ・レイズが担当している。同作の主人公は、シングルマザーでスーパーヒーローのマヤ。女性は生理期間に落ち込みがちだがエミリアはそれを逆手に取り、マヤを生理期間にすごい力を発揮するスーパーヒーローとして描いたという。全体的には『デッドプール』のようなアクションと「Fleabag フリーバッグ」みたいなコメディだといい、「マヤは腋毛でスパイダーマンみたいにぶら下がったりできるんです」とのこと。(Hiromi Kaku)
2021年06月09日SNS上で話題となっている、セブン-イレブン(以下、セブン)の『紅茶ポーション(アールグレイ)』。水や牛乳などで割ってアイスティーを作ることができる、甘くて濃い紅茶のもとです。しかし、人気なのはドリンクで割るよりスイーツにかける使い方!特にアイスにかけて楽しむ人が多く、『明治 エッセル スーパーカップ』にかけても紅茶好きにはたまらない一品ができあがるようです。アイスとどちらが上!?紅茶ポーションのアレンジ紅茶好きの筆者も、話題になり始めた当初より紅茶ポーションが気になっていました。多くの人がオススメしているため、まずはアイスにかけてその実力を確かめます。紅茶ポーションのふたを開けると、アールグレイの香りが心をわしづかみにしてきました!期待を胸に、惜しむことなくアイスにかけます。食べてみると、確かにアールグレイのアイス…!紅茶味のアイスはどこでも売っているわけではないので、いつでも作って食べられるのは魅力的ですね。ほかのミルク系アイスにかけてもおいしそうです。セブンイレブンの『金のカップアイス』シリーズを食べ比べ!濃厚だけど甘さ控えめこれで満足してはいけない…真打登場アイスはとてもおいしかったのですが、実はほかにも紅茶ポーションをかけてみたいスイーツを用意していました。それが、セブンの独自商品であるカスタードプリン『きみだけのプリン』!紅茶味に変身させることができるスイーツが見つかるほど、紅茶好きの人たちの世界は豊かになっていくはずです。「アイスがいけるのなら、きっと似たクリーム感のあるプリンも問題ない」という安直な考えで、迷うことなく紅茶ポーションをかけていきます。迷いがなさ過ぎて、1個分を注ぎきるつもりだったのですが…。「あ…あ…あ…」紅茶ポーションの層が13に迫る厚さに!さすがに、プリンに紅茶ポーション1個分は多かったようです。下にカラメル、上に紅茶ポーションという板挟み状態のプリンは、はたしてどんな味なのでしょうか。食べてみると…紅茶をぜいたくに使ったプリンの味がして、コンビニスイーツの域を越えそうです。「この組み合わせは、アイスより衝撃的なのでは!?」と思わずにはいられません!そういえば、紅茶ポーションの甘さやほんのりと感じられるほろ苦さは、カラメルと共通のものでした。双方が仲よく溶け合い、プリンに深みを与えてくれています。「プリンのカラメルが好き」「もっとカラメルいっぱいでプリンを食べたい」という人の要望にも応えている、紅茶ポーションのアレンジ。紅茶ポーションは213円(税込)と価格も手ごろなので、紅茶好きだけでなく、コンビニスイーツ好きやプリン好きな人たちも試してみてください![文・構成/grape編集部]
2021年05月14日ステイホームが呼び掛けられている今年のGW。いつもより長めのおうち時間に、ちょっぴり刺激的なウーマンエキサイトのコミック記事をイッキ読みしてみませんか?今回は、これまでに掲載した「夫婦問題」や「ママ友問題」をテーマにした完結済みコミック作品の中から、編集部おすすめの作品を一挙ご紹介!ぜひ楽しんでください!■夫へのイライラをスカッと退治してくれる3作品・やってもらうのが当たり前夫 記事はここから ・酒癖の悪い夫 記事はここから ・料理が苦手なママに小言を言う夫 記事はここから ■ママ友との付き合い方を考えさせられる4作品・おねだりしてくるママ友への制裁 記事はここから ・SNSでキラキラした投稿をするママ友との付き合い方 記事はここから ・「よそ者」を排除し続けるママ友との戦い 記事はここから ・ママ友がモラハラ被害を受けてる? 記事はここから ■こうやって乗り越えた、夫婦間の問題3作品・夫との温度差が埋まらず産後クライシスに 記事はここから ・信じてた夫がママ友と不倫!? 記事はここから ・結婚から7年、夫から告げられた離婚の意思 記事はここから 今回ご紹介した作品は、実際に起こった実話をもとにしたフィクションです。同じ境遇の方、似たような経験をした方の心に少しでも寄り添えるよう気持ちのこもった作品ばかりです。ゴールデンウィークのおうち時間にサクッと読めるので、ぜひ周りに方にもおすすめして頂けると嬉しいです。
2021年04月28日シャネル(CHANEL)と、人気コミック『約束のネバーランド』を手がけた白井カイウ、出水ぽすかがコラボレーション。シャネルにインスパイアされたコミック『miroirs(ミロワール)』が2021年4月30日(金)に発売され、連動した展覧会を銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて2021年4月28日(水)から6月6日(日)まで開催する。尚、展覧会は「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」に巡回予定だ。“ミロワール=鏡”がテーマのマンガ&展覧会シャネルと、『約束のネバーランド』の原作者・白井カイウ、作画家・出水ぽすかによる新プロジェクトが始動する。テーマは“鏡”を意味する「ミロワール」。パリ・カンボン通りにあるガブリエル シャネルのアパルトマンの、鏡張りの螺旋階段や、ガブリエル シャネル自身が語ったとされる「鏡は厳しく私の厳しさを映し出す それは鏡と私の闘い 私という人間をあらわにする」という言葉から着想を得ている。白井カイウがガブリエル シャネルについて調べていく中で感じ取ったガブリエル シャネルの多面性を、アパルトマンに連なる鏡に見立てたという。ガブリエル シャネルの人生や哲学から着想のオリジナルストーリーシャネルとその創業者、ガブリエル・シャネルの人生と哲学から着想を得たコミック『miroirs』では、現代の東京を舞台にしたオリジナルストーリーを展開。ガブリエル シャネルのユニークなフィロソフィーや強いパッションを体現する3人のキャラクターを中心にしたエピソードが描かれる。「世界を塗り替えるココ」をテーマにしたメインビジュアルでは、新しいビジョンを提示し、女性たちのスタイルを新たに塗り替えてきたガブリエル シャネルと鏡面のようなイメージを表現。リトル ブラック ドレスを着た女性の足元には、油彩の道具を思わせるフレグランスボトルが無数に置かれている。シャネル×マンガの出会いを追体験できる展覧会そして、シャネル・ネクサス・ホールで開催される展覧会「MIROIRS – Manga meets CHANEL / Collaboration with 白井カイウ&出水ぽすか」ではマンガ作品『miroirs』をもとに、ストーリーに込められたメッセージやシャネルの貴重な資料を立体的に表現。日本ならではの文化として認知されている「マンガ/MANGA」を、シャネル・ネクサス・ホール独自の視点で展覧会として構築する。『miroirs』の3つの物語を表現、アイコニックなアイテムにまつわる資料も会場に足を踏み入れると、東京のナイトスケープの映像と、マンガ『miroirs』に登場する3人の主人公を描いたイラストのインスタレーションを展開する「鏡のコリドー」がお出迎え。その先に、マンガ『miroirs』の3つの章に合わせて構成される3つの空間が続く。それぞれの空間には、マンガ作品とともに、フレグランス「シャネル N°5」、リップスティック、リトル ブラック ドレスといったアイコニックなアイテムにまつわる資料が登場。白井カイウ&出水ぽすかのマンガとシャネルの時代を超えた出会いを追体験することができる。第1章 Sorcières –魔女–本や空想の世界が大好きな少女の物語が描かれる第1章「Sorcières –魔女–」を表現したスペースでは、見えないものに対して神秘的な探求を行っていたガブリエル・シャネルを彷彿させる幻想的な空間を演出。フランク ホーヴァット、カール ラガーフェルドらによる伝説的な鏡張りの螺旋階段の写真や、風刺画家セムが「シャネル N°5」の誕生を記念して制作したリトグラフなどが展示される。第2章 Menteuse –嘘つき–第2章「Menteuse –嘘つき–」では、「シャネル N°5」にフォーカス。“女性そのものを感じさせる、女性のための香り”を生み出したいというガブリエル・シャネルの思いから生み出された「シャネル N°5」を、『miroirs』の原作を担当した白井カイウは、自由気ままに生きる主人公の謎めいた人物像や深層心理の象徴、もしくはアイデンティティを形作る香りとして表現したという。第2章の部屋では、出水ぽすかが描き出したイラストとともに、「シャネル N°5」にまつわる貴重な資料や、ジャン ドゥ ゲヌロンによるガブリエル シャネルの肖像画などを展示する。第3章 Corneille noir –カラス–出水ぽすかが構想段階で描いた“少年とリップスティック”のイラストから着想を得て生み出されたのが、ステレオタイプな価値観のなかで息苦しさを抱える少年の物語を描いた第3章「Corneille noir –カラス–」。第3章の部屋では、自らの道を切り開こうとする少年たちのイラストとともに、シャネルの反骨精神やパラドックスを表現した空間が広がる。1950年代当時のリップスティックやその広告ビジュアル、ガブリエル シャネルの手書きメッセージが添えられたジャン・モラルによるガブリエル・シャネルの写真などが勢揃いしている。尚、会期中はシャネル銀座ブティックのマロニエ通り側ショーウィンドウに展覧会のスペシャル展示が登場。『MIROIRS』の世界観が銀座の街を彩る。【詳細】展覧会「MIROIRS – Manga meets CHANEL / Collaboration with 白井カイウ&出水ぽすか」会期:2021年4月28日(水)~6月6日(日)〈事前予約制〉会場:シャネル・ネクサス・ホール住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F開館時間:11:00~19:30入場無料・要予約 ※詳細はウェブサイトに記載。URL: ※4月30日(金)~、会期後半となる5月17日(月)~6月6日(日)分のオンライン予約受付をスタート。※状況により開催日時等が変更となる場合あり。来館前に、ウェブサイトにて最新情報の確認を推奨。※会期終了後、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」に巡回予定。■書誌情報『miroirs(ミロワール)』発売日:2021年4月30日(金)レーベル:ジャンプコミックス定価:977円(税込)原作:白井カイウ作画:出水ぽすかISBN:978-4-08-882695-0発行:株式会社集英社【問い合わせ先】シャネル・ネクサス・ホール事務局TEL:03-3779-4001
2021年04月06日2018年、タイでサッカーチームの少年12人とコーチが洞窟に閉じ込められた事故の映画化作品に、ヴィゴ・モーテンセン、コリン・ファレル、ジョエル・エジャートン、トム・ベイトマンらが出演することになった。タイトルは『Thirteen Lives』。監督はロン・ハワード。事故が起きたのはタイ北部のタムルアン洞窟。突然の大雨に襲われて水位が上昇し、少年たちとコーチは奥へ奥へと逃げ、出られなくなった。数日後、13人が洞窟の奥の突き出たところにいるのをイギリス人ダイバーが発見したが、救出が困難な場所で、世界各国の救助チームが救出に当たることになる。モーテンセンは、この救助活動でメダルを授与されたイギリス人リチャード・スタントンを演じる。ファレルが演じるのは、やはりメダルを授与されたダイバーのジョン・ボランセン。撮影はタイとオーストラリアで行われる。文=猿渡由紀
2021年03月12日ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンというハリウッドの3大レジェンドが、肩の力を抜いてドタバタ劇を愛らしく繰り広げる『The Comeback Trail』(原題)が、邦題『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』として6月4日(金)より公開されることが決定した。物語の舞台は、1970年代ハリウッド。他人を騙してナンボのハリウッドとはいえ、詐欺スレスレどころか絶対アウトなダメ男マックスに扮するのはロバート・デ・ニーロ。自殺願望を持ちながらも意外な大活躍を見せる元・西部劇スターのデュークにトミー・リー・ジョーンズ。そして極悪なギャングのボスで映画マニアのレジーにモーガン・フリーマン。世界の映画ファンに愛されてきた重鎮3人が、映画に魅せられた永遠の映画少年のごとくの輝きとともに、ドタバタ珍騒動を楽しそうに演じているのが大きな魅力のひとつだ。レジェンドの3人に加え、マックスの甥っ子でお人好しのビジネスパートナーに『終わりで始まりの4日間』のザック・ブラフ、マックスの弟子から宿敵となった若手プロデューサーに『イントゥ・ザ・ワイルド』のエミール・ハーシュが扮し、芸達者なコメディ演技でさらなる笑いを誘う。監督と脚本を務めたのは、デ・ニーロに王道エンタメの道を開いたアクションコメディ『ミッドナイト・ラン』の脚本で知られるジョージ・ギャロ。ギャロは18歳のときにたまたま『The Comeback Trail』という映画のラフカットを観る機会があり、そのアイディアに魅せられて長年に渡ってリメイクの可能性を模索していたという。同作は70~80年代に多くのB級映画を手掛けたハリー・ハーウィッツ監督が自主製作したもので、正式に劇場公開されたことがなく、観たのはわずかな業界人のみという幻のカルト映画として一部で話題になっていた。やがてギャロは偶然ハーウィッツの未亡人と知り合ってリメイク権を獲得。さらに旧知のデ・ニーロから「何か愉快な作品をやりたい」と言われたことで、ほぼ半世紀に渡る念願の企画を実現させることになった。そんな本作は、映画業界のオモテとウラを扱っているだけあり、名画や往年の名優たちにまつわるオマージュや小ネタも満載。映画を愛することがやめられない登場人物たちの会話に思わず笑みがこぼれるだろう。ビジュアルでは、見るからにうさん臭いプロデューサーの雰囲気を漂わせるマックス、タフな西部劇スターの貫禄たっぷりのデューク、ギャングらしい凄みを見せるレジーの3人を大きく捉えながら、劇中劇の主演俳優であるデュークが見舞われる絶体絶命のピンチの数々もちりばめられ、映画の撮影の行方も気になる愛らしいデザインとなっている。『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』は6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カムバック・トゥ・ハリウッド!! 2021年6月4日より全国にて公開© 2020 The Comeback Trail, LLC All rights Reserved
2021年02月25日最期に食べたいものから、その人の生き様が見えてくる!?おおひなたごうさんによるコミック『星のさいごメシ』。誰もがきっと一生に一度は考えるであろう永遠のテーマ“もし明日死ぬとしたら、何を食べるか”。食べ方について侃々諤々と意見を戦わせたギャグマンガ『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』(以下『目玉焼き』)のおおひなたごうさんが、次に選んだのがまさにその“さいごメシ”だ。「『目玉焼き』が完結に向かっていってるときに次回作も考えておかなければと思い、温めていたネタなんです。なんなら『目玉焼き』の最終回で取り上げようと思ったくらいなのですが、1~2話では描き切れない大きなテーマになりそうな予感がして、新たな作品になりました」物語は、編集者の天城星乃(あまぎほしの)がある晩、婚約者の一平に別れを告げられるところから始まる。失意のどん底で仕事も手に付かなくなるが、行きつけの居酒屋で常連が盛り上がっていたさいごメシの話題をヒントに、グルメ新連載をスタートさせる。「よく考えたら『目玉焼き』も第1話でカップルがケンカ別れするんですよね(笑)。さいごメシということで、最初は料理に重点を置いて考えていたのですが、誰が作っているのか、誰と一緒に食べるのかが実はポイントだったりする。星乃も最初は、『人のさいごメシなんか知ったところでどうなるの?』みたいな感じなんですけど、彼女の気づきは僕の気づきでもあるんです」取るに足りない話と思いきや、大切にしているものや人生観まで見えてくる、さいごメシ。1巻では食事制限がつきもののボクサーを取材するのだが、職業面からのアプローチもたしかに興味をそそられる。「『目玉焼き』のときもそうでしたが、たくさんの人に話を聞いて脚色していく作り方を心がけています。自分の想像だけで描こうとすると、嘘っぽくなってしまうので」いつになくシリアスな雰囲気を漂わせているが、そこはやはりおおひなたさん。油断すると“膝カックン”的にギャグが入り込んでくる。「さいごメシをテーマにしている以上、死は避けられないですし、いつか自分にも降り掛かってくるものなのだと少しでも意識しながら読んでほしいという思いがあります。でもシリアスになるほどギャグの破壊力も大きくなるので、そこは描いていて楽しいところだったりもします」さまざまな人のさいごメシを通して、自らの人生とも向き合う星乃。「好きなものを食べて死ねる人なんて、実際はほとんどいないのかもしれません。だけどそれができたらいい人生だったと思える気がするし、その場面を描いてみたいですね」『星のさいごメシ』1さいごメシから浮かび上がる人生観が味わい深い、グルメ&ギャグ&人間ドラマ。「月刊コミックビーム」のウェブサイトで、読者のさいごメシを紹介中。KADOKAWA700円©おおひなたごう/KADOKAWAおおひなたごうマンガ家。1991年デビュー。『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』はアニメ化、実写ドラマ化もされ話題に。京都精華大学新世代マンガコース専任教員。※『anan』2020年11月25日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年11月18日今年設立15周年を迎えるスタジオライカ最新作として、ストップモーション・アニメ史上初となるゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞を受賞した『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』から、メイキング映像が解禁となった。対象物を小刻みに操作して、個々にコマ撮りを行うことで、連続して再生したときに対象物が動いているように見せる撮影法“ストップ・モーション”を用いて製作された本作。今回、その製作過程を見て取れる見応え抜群のメイキング映像が到着。大の大人が何人も入り込める壮大なセットから、人が1人入るのがやっとという限られたスペースでの細かな作業の様子が映し出される。パペットのキャラクターたちは、少しずつ動かされていくことで生命が吹き込まれていく。その動きは滑らかで、まるで本当に生きているかのよう。CGや最先端技術も使われているとはいえ、全てが手作業で生み出される映画の世界に圧倒され、目を疑う驚きの映像に仕上がっている。ライカのアニメーターたちは小刻みな画像を1秒に24コマという最大数で撮影。約2時間の映画を完成させるまでには、途方もない地道な労力が必要になる。気が遠くなるほどの時間と手間をかけ、世界最高峰のクリエイターたちが血と汗のにじむ努力をして初めて完成させることのできるライカ作品。彼らの魂が込められているからこそ、観客はスクリーンに映っているのが身長30センチのパペットであるということを忘れ、いままで見たことのない世界を冒険できるのだ。『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 2020年11月13日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2019 SHANGRILA FILMS LLC. All Rights Reserved
2020年11月18日今年設立15周年を迎えるスタジオライカ最新作のストップモーション・アニメ『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』は、人類進化の秘密である“失われた環=ミッシング・リンク”の謎に迫る冒険物語。この度、ライオネル卿、Mr.リンク、アデリーナの3人が世界中を巡る様子が切り取られた特別映像が解禁となった。本作では、自分勝手で風変わりな英国紳士ライオネル卿が、生きた化石・Mr.リンクを“秘密の相棒”にして、旅の途中、伝説の地図を持つ女性アデリーナも仲間に加わり、ロンドン、アメリカ、スイス、イタリア、エジプト、果てはインドにヒマラヤまで、文字通り地球を横断しながら、想像を超える出会いと驚きに満ちた世界を見せてくれるアドベンチャームービー。そんな本作を製作するにあたって、監督のクリス・バトラーは影響を受けた3つの作品に言及している。一つが、インディ・ジョーンズシリーズの第1作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』。本作の劇中で描かれる胸躍るような冒険劇は、『レイダース』のアクション・シーンの完成度の高さに心を奪われた監督が、あの映画にある「弧を描くような物語の流れ」を再現しているそう。もう一つが、アーサー・コナン・ドイルによる「シャーロック・ホームズ」シリーズ。ライオネル卿とMr.リンクの凸凹コンビっぷりやコメディ感たっぷりの掛け合いは、ホームズとワトソンの関係に影響を受けたのだとか。そして最後、ジュール・ヴェルヌ原作の映画『八十日間世界一周』から、冒険のスケールの大きさや、鮮やかな色彩の世界観にインスパイアを受けており、時代を越えて愛される名作たちの息吹を感じられる作品だ。特に、『レイダース』には強い影響を受けたそうで、バトラー監督は「アクション、ドラマ、ロマンス、そしてコメディまで、幅広いジャンルを駆け巡る魅力的な登場人物たち―私は、アニメの世界にもあのようなヒーローが必要だと思った。どこかインディ・ジョーンズのようで、シャーロック・ホームズのようでもある存在。情熱的で風変り、そして目的のために何でも乗り越える人。そう考えるうちに、ライオネル卿が誕生した。そこから彼と対照的なキャラクター、Mr.リンクが生まれたんだ」と、キャラクター誕生秘話を明かしている。到着した映像内では、壮大な荒野を走る馬車の姿や豪華列車の旅、大海原を行く巨大な船での船旅の様子など、色鮮やかな美しい映像が流れる中、それぞれのキャラクターを演じたヒュー・ジャックマン、ゾーイ・サルダナ、ザック・ガリフィアナキスが本作の魅力をアピール。現在の状況では気軽な海外旅行は夢のまた夢...。そんな中、大きなスクリーンを通して世界中をめぐり、伝説の地を目指して冒険を繰り広げる本作で世界一周気分を味わえそうだ。『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』は11月13日(金)より新宿バルト9ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 2020年11月13日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2019 SHANGRILA FILMS LLC. All Rights Reserved
2020年11月11日最新作『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』の公開を記念し、ストップ・モーションアニメの最高峰スタジオライカの全過去作の特集上映が決定した。今回、最新作となる本作の公開を直前に控え、上映劇場である新宿バルト9ではスタジオライカの過去作である『コララインとボタンの魔女』『ボックス・トロール』『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』などの特集上映が決定したほか、これらの作品に使用された本物の人形たちが集結する人形展が開かれることが決定。さらに、スタジオライカ15周年と新宿バルト9などを運営するティ・ジョイ20周年を最新作のキャラクターたちが祝う特製のコラボポスターが到着したほか、本作公開日となる11月13日(金)からは特製ポストカードセット(2枚1組)の入場者特典の配布も決定した。カードのデザインは、1枚目は『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』の作品の中から、主人公Mr.リンクとライオネル卿、そして旅を共にするアデリーナが象に乗ってヒマラヤに向かう印象的なシーンのイメージ画をデザインしたもの。2枚目は、今年15周年を迎えるスタジオライカのこれまでの5本の作品の主人公たちのキャラクターが一緒になった記念ビジュアルに。どちらのデザインも、スタジオライカ特製のものとなっている。『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』は11月13日(金)より新宿バルト9ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラノーマン ブライス・ホローの謎 2013年3月29日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開2012,アメリカ,東宝東和KUBO/クボ 二本の弦の秘密 2017年11月18日より新宿バルト9ほか全国にて公開ⓒ 2016 TWO STRINGS, LLC. All Rights Reserved.ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 2020年11月13日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2019 SHANGRILA FILMS LLC. All Rights Reserved
2020年11月02日ストップモーション・アニメと最新VFXが鮮やかな融合を見せるスタジオライカ最新作『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』。本作で主人公のヴィクトリア朝時代の探検家ライオネル卿を演じたヒュー・ジャックマンの特別映像が解禁された。物語の舞台はヴィクトリア朝時代のロンドン。自分勝手で風変わりなライオネル・フロスト卿を主人公に、生きた化石を“秘密の相棒”にして、人類の“失われた環”の謎に迫っていく冒険物語が描かれる本作。『ウルヴァリン』シリーズや『グレイテスト・ショーマン』などハリウッド随一のエンターテイナーとして活躍し、大の日本好きでも知られるヒューがライオネル卿に扮した。ライカが作り上げる物語は、『コララインとボタンの魔女』や『パラノーマン ブライス・ホローの謎』『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』など子どもが主人公となる作品が多く、英国紳士である大人が主人公になるのは今回が初めて。映像では、「ライカから連絡をもらって興奮した。知性にあふれるライオネル卿が大好きだ」とオファーを受けた当時の心境を明かすヒューの姿と共に、アフレコに挑んでいる様子や、ストップモーションと最新の技術を駆使して作られる映画のメイキング映像も映し出されていて見応えもたっぷり。孤独で野心家、偏屈で自己中心的な性格だが、ヒュー自身も含めて周囲の人間を魅了してしまうライオネル卿。「未知の生き物をみつけて、映画を通して本当の冒険に行くんだ。楽しくて、おもしろく、ユニークでエンタテインメントなんだ」と映画の魅力を楽しそうに明かすヒューの表情からは、映画の中で心底ワクワクする冒険物語が描かれていることが伺える。さらに「彼はとてもおしゃれなんだよ」とも明かすように、ディテールまで作り込まれた英国紳士ライオネル卿が着こなす衣装や身だしなみにも要注目。『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』は11月13日(金)より新宿バルト9ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 2020年11月13日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2019 SHANGRILA FILMS LLC. All Rights Reserved
2020年10月29日水曜日(現地時間)、ダンサーで女優のマージ・チャンピオンが亡くなった。享年101。息子のグレッグ・チャンピオンが「Times」誌に明かした。マージは1919年9月2日に誕生。父はハリウッドの著名なダンス・バレエ教師アーネスト・ベルチャーで、教え子にフレッド・アステアやシャーリー・テンプルなどがいた。父がウォルト・ディズニーと友人であったことから、マージは1937年にディズニーのアニメ映画『白雪姫』の白雪姫のモーション(動きの)モデルを務めることに。同作に携わっていたアニメーターたちは全員男性で周囲に若い女性がいなかったため、ヒロインの白雪姫の動きをどのようにリアルに描くかが課題になっていた。そこでマージがドレスを着たりして動きを見せたのだという。その後、マージは『ピノキオ』のブルー・フェアリー、『ファンタジア』のヒヤシンス・ヒッポのモデルも務めた。振付師としての才能も発揮し、1975年に『Queen of the Stardust Ballroom』(原題)で振付賞を受賞している。私生活ではディズニーのグーフィーのキャラクターを作ったアニメーターのアート・バビットと1937年に結婚するが、わずか3年で離婚。1947年に父の教え子で同級生でもあったダンサーのガワー・チャンピオンと結婚すると、2人で『ショウ・ボート』など多数のMGM作品に出演したり、ブロードウェイのショーの振り付けを行ったりと活躍を見せた。ガワーとは2人の息子をもうけたが1973年に離婚。1977年に映画監督のボリス・セイガルと結婚したが、1981年にボリスがロケ中に事故で亡くなり、以降再婚はしなかった。(Hiromi Kaku)■関連作品:白雪姫 1950年9月26日公開
2020年10月23日11月27日(金)から12月13日(日)までの期間、ポーラ ミュージアム アネックス(東京・中央区銀座)にて、チャリティーオークション「Christmas Smile」展が開催される。今回の展示は、コロナ禍でも「今できることを提供できれば」という思いから企画され、その想いに賛同したアーティスト20名が参加。“クリスマス”をテーマに、それぞれが制作した計20点の作品が展示される。さらにオンラインからも、サイレントオークション形式(入札形式のみのオークションで、競りは行なわず入札された方の中で最高額をつけた方が落札者となる)にて入札可能。サイトは11月30日(月)からオープンする予定だ。なおオークションで得た収益は、新型コロナウィルス感染症対策に関する活動を目的とした日本赤十字社への全額寄付を予定している。【開催情報】「Christmas Smile」展 チャリティーオークション会期:11月27日(金)〜 12月13日(日)<17日間>※会期中無休開館時間:11:00~18:40入 場:入場無料/web による事前予約制(入場枠に空きがある場合のみ当日入場可能)会 場:ポーラ ミュージアム アネックス(〒104-0061 中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階)アクセス:東京メトロ 銀座一丁目駅 7番出口すぐ/東京メトロ 銀座駅 A9番出口から徒歩6分主 催:株式会社ポーラ・オルビスホールディングスU R L: ※状況により変更になる場合がございます。ギャラリーHPで最新の情報をご確認の上、ご来館いただきますようお願い申し上げます。<出展作家>青木美歌、イイノナホ、今井昌代、今城純、開発好明、柏原由佳、菊池敏正、舘鼻則孝、田中圭介、束芋、津上みゆき、中村弘峰、野口哲哉、ヒグチユウコ、福井利佐、増田セバスチャン、水野里奈、ミヤケマイ、Ryu Itadani、渡辺おさむ
2020年10月20日ストップモーション・アニメ『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』で主人公のライオネル卿を演じたヒュー・ジャックマンが本日52歳の誕生日を迎え、本作の日本公開に向けてメッセージが到着した。本作でヒュー・ジャックマンが演じるのは、野心溢れる探検家で、貴族の集まる貴族クラブに自分の功績を認めさせるため、Mr.リンクを利用しようと共に旅にでるライオネル卿。自分勝手で風変わりな英国紳士という、ちょっとクセが強めのキャラクターだ。『ウルヴァリン』シリーズや『グレイテスト・ショーマン』などハリウッド随一のエンターテイナーとして活躍、大の日本好きとしても知られるヒュー。「日本で『ミッシング・リンク』が公開されるということ、とても嬉しいです。本作は素晴らしいスタジオライカが手掛けていて、私は主人公のライオネル卿を演じています。とても楽しい作品です」と語り、「CGではなく全てストップモーションアニメで撮影されていて、実際のスタジオも本当に素晴らしいところです。楽しんでください」と、ストップ・モーションアニメの最高峰「スタジオライカ」を称賛する。また、本作への出演にあたっては、ライカの大ファンという息子から彼らがどのように映画製作に挑んでいるか、説明を受けたのだとか。ライオネル卿のオファーを受けた時のことを「ライカの映画が大好きなので、とても興奮しました。僕自身もいつも熱心に見ていたんだけど、特に息子は大好きで。娘もすごく気に入っているけど、息子はとりわけ大ファンなんです。あの子はストップモーション・アニメが大好きで、ライカについて僕より断然、詳しい。伝統的なやり方でどうやってアニメを作っているか教えてくれました」と明かす。今回は、このメッセージと共に彼自身が演じたキャラクター“ライオネル卿”との2ショット画像が到着。実はこのライオネル卿は、監督がキャラクター・スケッチの段階からヒューをイメージしていたそうで、どことなく容姿も似ているユニークなキャラクターとなっている。そんなライオネル卿について「自己中心的で、冒険好き、そして勇敢な男」と分析しつつ、「演じていてすごく楽しかった」と語るヒュー。彼が生命を吹き込んだキャラクターは、本編でどんな冒険に挑むのだろうか。『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』は11月13日(金)より新宿バルト9ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 2020年11月13日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2019 SHANGRILA FILMS LLC. All Rights Reserved
2020年10月12日ストップ・モーションアニメの最高峰、スタジオライカの最新作『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』から、Mr.リンクを演じたザック・ガリフィアナキスとアデリーナを演じたゾーイ・サルダナのインタビュー映像が到着。2人のアフレコ映像も収められている。今回到着したのは、ヒュー・ジャックマン演じる英国紳士・ライオネル卿の相棒となる不思議な生物Mr.リンク役を演じたザック・ガリフィアナキスと、世界に飛び出し冒険へと挑むパワフルな女性アデリーナ役を演じたゾーイ・サルダナのインタビュー&アフレコ映像。大ヒットシリーズ『ハングオーバー』3部作(09~13)で一躍人気者になったザックは、少しおっちょこちょいで感情豊かな“生きた化石”と呼ばれるMr.リンクというキャラクターを好演!唯一無二の魅力を放つリンクを演じるにあたり、「脚本には描かれないMr.リンクのことを想像するんです。森の生活はどんな感じなのか、多分、寂しがりやで優しいんだろうなと。脚本には彼の優しさがたくさん書かれていました。森以外の世界を知らなくて、自分自身のことを探して世界に飛び出していく。そんな彼の声がどんなものか、監督と相談していったんです」とふり返っており、まさにハマり役と言える個性豊かなキャラクターが誕生した。一方、ゾーイが扮したアデリーナは、ライオネル卿やリンクと共に旅をする仲間の一人。夫が亡くなり、世界を閉ざしていた彼女の元に、ライオネル卿とリンクの2人が訪ねてきたことがきっかけで、誰よりも力強く、エネルギーに満ち溢れた本来の自分自身を取り戻していく役どころ。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや『アベンジャーズ』シリーズのガモーラ役では、華麗なアクションと苦悩する内面の演技を披露した彼女が、ライオネル卿とリンクを勇気づけ、ときに優しく包み込むアデリーナをより魅力溢れるキャラクターに仕上げている。スタジオライカとの仕事について、「これまでになかった映画の中の芸術の形なんです。今では絶えつつある職人の芸術の形をライカは作っていて、とても尊敬しています。スタジオはとても整然としていて美しく、夢に出てくるような工場のようで、全ての人が大きなものを完成させるために小さな細かい作業に向かって少しずつ進めています。ライカはまるで別世界のよう」とふり返っており、そのスピリットと卓越した技術に称賛を贈る。本作にはほかにも、アカデミー賞女優エマ・トンプソンをはじめ、スタジオライカ15周年にふさわしい超一級の豪華キャストが結集。彼らが生命を吹き込んだ、個性溢れるキャラクターたちの冒険を味わうことができる。『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』は11月13日(金)より新宿バルト9ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 2020年11月13日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2019 SHANGRILA FILMS LLC. All Rights Reserved
2020年10月08日タブレットでメイク体験ができる株式会社理経は、同社が提供しているモーションポートレート株式会社の「ARメイクシミュレーション」を株式会社ファンケルが採用し、実店舗にてサービスが開始されたことを2020年9月29日に発表した。株式会社ファンケルでは、2019年よりタブレットを用いた接客を開始。写真を利用した「メイクアップシミュレーション」を全国の店舗で採用している。今回新たに採用したシミュレーターは、顔の各パーツを正確に認識する独自の顔認識技術と、質感や色再現性の高いAR技術により、鏡の前でメイクアップを行っているようなリアリティの高いシミュレーションを実現。自然派の色も再現したよりリアルなメイク体験ができる。また、直感的で使いやすいユーザインターフェースと早いタッチ操作の反応・動作によりスピーディーに体験できる。限られた時間のなかで簡単に何度でも試し、バリエーション豊富な提案が可能になった。パーソナルカラー診断による提案機能さらに、パーソナルカラー診断からその人にあったメイクを提案する追加機能も搭載。英語、中国語にも対応しており、幅広い客層のニーズに応じる。(画像はプレスリリースより)【参考】※理経ニュースリリース
2020年10月01日伝説の音楽レーベル「モータウン」創設者のベリー・ゴーディJr.が引退直前に初めて密着を許可した、ドキュメンタリー映画『メイキング・オブ・モータウン』。今回、ベリーが映画『ドリームガールズ』でも描かれたダイアナ・ロスとの恋について明かすインタビューシーンの一部が到着した。1960~70年代、モータウンの黎明期から隆盛期をモデルに描かれた映画『ドリームガールズ』。ジェイミー・フォックスが演じた役のモデルがベリー・ゴーディで、ビヨンセ・ノウルズが演じた役のモデルは、「スプリームス」のメンバーだったダイアナ・ロスだったとされている。映画劇中で描かれていた様に、実際に結婚と離婚を3回繰り返したベリー・ゴーディとダイアナ・ロスは恋人同士だった。「スプリームス」は、ベリーの強力なプッシュの元、1964年に「愛はどこへ行ったの」で初の全米1位を獲得すると、シングルが5作連続で全米1位を獲得。黒人グループとして初めて「エド・サリバン・ショー」に出演するなど、全米トップクラスのアーティストとなった。1967年には、ベリーのあまりのダイアナをゴリ押しするやり方に、「スプリームス」のメンバーだったフローレンス・バラードがアルコール中毒になったこともあり解雇に至る事件もあった。映画本編では、当時のモータウンにとってダイアナを中心とした「スプリームス」が、いかに大きな存在だったのかが貴重なライブ映像とともに綴られている。この度到着した本編映像でベリーがふり返るのは、マンチェスターでのステージ。初めて「You’re Nobody Till Somebodhy Loves You」を披露した「スプリームス」。そのステージにベリーは手応えを感じるが、観客の反応が悪かったため、ダイアナはベリーに「二度と歌わない」と宣言する。信頼関係を壊すダイアナの発言に怒りを感じたベリーは、「ホールの観客と俺のどちらかを選べ」と言葉を投げる。その上で彼女がとった行動とは!?2人が親密になるきっかけを思い出すベリーの貴重なシーンとなっている。『メイキング・オブ・モータウン』は9月18日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メイキング・オブ・モータウン 2020年9月18日 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開©2019 Motown Film Limited. All Rights Reserved
2020年09月06日『コララインとボタンの魔女』『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』などを生み出し、ストップモーション・アニメ史上初のゴールデン・グローブ賞受賞の快挙を成し遂げたスタジオライカ最新作『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』。この度、日本版本予告とともに場面写真とメイキング写真がお披露目された。日本版予告編では、今年15周年を迎えるスタジオライカの過去作品『コラライン』、『KUBO』の映像紹介とともに、英国紳士ライオネル卿と“生きた化石”Mr.リンクの超ユニークなバディがお互いの利害のためとはいえ、人類進化の謎に迫る世界横断の壮大な旅に出ていく様子が描かれる。その後、世界の常識を覆す彼らの旅をよしとしないダンズビー卿の邪魔にあいながらも旅のなかで利害のために手を組んだはずのライオネルとMr.リンクが次第に心を通わせていくドラマも見て取れる。旅先の美しい映像とともに、主演のライオネル卿を演じるヒュー・ジャックマン、相棒のMr.リンクを演じるザック・ガリフィアナキス、旅を共にするアデリーナを演じるのはゾーイ・サルダナも紹介。そして、本作の5年間におよぶ製作の裏側であるメイキング・シーンも目が離せない!さらに、今回予告映像と併せて場面写真とメイキング画像も到着。こちらでも撮影の裏側を目の当たりにできる。なお、9月10日までを予定していた新宿バルト9での人形展(※)は延長も決定している。『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』は11月13日(金)より新宿バルト9ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 2020年11月13日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2019 SHANGRILA FILMS LLC. All Rights Reserved
2020年09月04日9月18日(金)より劇場公開される『メイキング・オブ・モータウン』の公開に先駆け、13歳のスティーヴィー・ワンダーのパフォーマンス映像が公開された。モータウンはビートルズやローリング・ストーンズも影響を公言し、今なお日本を含む世界の音楽に影響を与え続けている。本作はモータウンの創設者であるベリー・ゴーディが初めて自身への密着を許可したドキュメンタリー映画だ。彼が長く副社長を務めたスモーキー・ロビンソンと時代を作った数々の楽曲を背景に、レーベルの歴史や名曲誕生秘話などの軌跡を辿る。なおゴーディは昨年89歳で引退することを発表しており、本作がモータウン在職中に密着した最初で最期の作品である。公開された映像は1962年6月のコンサートにおいて、13歳のスティーヴィー・ワンダーが演奏する『フィンガーティップス』の一部。彼はライブを終えステージを去ろうとしていたが、注がれる観客の大歓声を受けてステージに戻り、観客を煽りながら最高のパフォーマンスを披露。そして彼のパフォーマンスに注目していたゴーディは、この模様を録音した音源をリリース。スティーヴィーは11歳のデビューからヒットに恵まれていなかったが、このシングルによって初めて全米チャート1位に輝く。当時ライブ音源での首位獲得は誰も成し遂げたことのない偉業だった。また映画本編では、彼が初めてモータウンを訪れた時の逸話を自身やゴーディをはじめ、元スプリームスのメアリー・ウィルソンらの証言で振り返る。スモーキーに「あなたより歌えるよ」と言い放ち、グランドピアノ、ドラム、オルガン、ボンゴ、ハーモニカを次々に演奏したという、スティーヴィーの衝撃をぜひ映画で確認してほしい。『メイキング・オブ・モータウン』9月18日(金)全国公開
2020年09月03日移民たちが直面する問題を、ときに温かく、ときにシリアスに描くコミック『バクちゃん』。その著者が増村十七さんだ。バクちゃんが直面する移民あるある。現実世界とも重なる、エモいSF。「バク星生まれの男の子〈バクちゃん〉は、田河水泡『のらくろ』の犬の上等兵以降、初めての真っ黒な主人公かもしれません(笑)」(増村十七さん)バク星では彼らの大切な「夢」が枯れてしまったために、バクちゃんは地球で研究者として働くおじを頼ってやってきた。東京に永住し、夢を食べて暮らせたらと考えているが、のっけから厳しい入国審査や満員電車などの洗礼を浴びる。偶然、名古屋から上京してきた女の子ハナと知り合い、ハナの親戚の遠とおえん縁小こまき牧さん宅に居候できることに…。「私がワーキングホリデーを含めて2年弱カナダに住んでいた頃の、経験や心情を反映させています。カナダは移民が暮らすにはトップレベルに住みやすい国ではあるんですが、それでも新天地での生活には仕事探しや習慣の違いなど自国にいたときには想像もしなかったハードルがあって大変なこともありました」作中で、バクちゃんは移民センターでいろいろな星の人たちと異文化交流したり、仕事探しの愚痴を言い合ったり。同じ星出身者同士は小さなコミュニティを作り、助け合う。バク星からの移民であり、バイト仲間でもあるダイフクは、バクちゃんと出自も性格も考え方も違う。「ダイフクは、カナダ時代の知人をふたりくらい混ぜてできたキャラ。セリフも彼らから実際に聞いた言葉が多いです。理にかなったことを歯に衣着せぬ言い方で、真正面からバクちゃんに投げ、物語を発展させてくれる。重宝する人物です」ちなみに、バクを主人公にしたのは、「描いてみたら可愛くて、半ば直感的に決めた」そう。「ただ、考えてみれば、バクは夢を食べる捕食者だし、地球では誰もが夢を見る。移民はみな夢を求めてやって来ます。そんなふうに夢でつながる部分もあって、バクというアイデアは悪くなかったなと。画一的な線できっちりしたフォルムの生き物が、奇想天外な小さな冒険をしていくというのは、『ドラえもん』など藤子不二雄マンガの影響を受けているかも。落ちる、走るなど、できるだけ機敏に動いてもらっています」読者をたちまち虜にする、健気さやキュートさの塊がバクちゃん。活躍を、これからも見守りたい!オリジナル版は左開き、オールカラーのBDスタイルで自費出版され、文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。その後、商業誌連載へ。以下続刊。KADOKAWA740円©増村十七/KADOKAWAますむら・じゅうしち東京都出身。成員1名のマンガ・イラスト制作集団。商業誌デビューは2012年。※『anan』2020年9月2日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2020年09月01日