2020年11月18日 20:40
もし明日死ぬとしたら、何食べる? コミック『星のさいごメシ』が味わい深い
最期に食べたいものから、その人の生き様が見えてくる!?おおひなたごうさんによるコミック『星のさいごメシ』。
誰もがきっと一生に一度は考えるであろう永遠のテーマ“もし明日死ぬとしたら、何を食べるか”。食べ方について侃々諤々と意見を戦わせたギャグマンガ『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』(以下『目玉焼き』)のおおひなたごうさんが、次に選んだのがまさにその“さいごメシ”だ。
「『目玉焼き』が完結に向かっていってるときに次回作も考えておかなければと思い、温めていたネタなんです。なんなら『目玉焼き』の最終回で取り上げようと思ったくらいなのですが、1~2話では描き切れない大きなテーマになりそうな予感がして、新たな作品になりました」
物語は、編集者の天城星乃(あまぎほしの)がある晩、婚約者の一平に別れを告げられるところから始まる。失意のどん底で仕事も手に付かなくなるが、行きつけの居酒屋で常連が盛り上がっていたさいごメシの話題をヒントに、グルメ新連載をスタートさせる。
「よく考えたら『目玉焼き』も第1話でカップルがケンカ別れするんですよね(笑)。さいごメシということで、最初は料理に重点を置いて考えていたのですが、誰が作っているのか、誰と一緒に食べるのかが実はポイントだったりする。