10月10日に「2022FIFAワールドカップカタール アジア2次予選」が開催されます。え、2次予選? 1次はどうしたの?…っていうか2022年はまだ先なのにもう予選? と思った方に、カタールW杯本大会までの道を超簡単に解説します。中島翔哉選手がananwebだけに語ってくれた意気込みも必見! ラグビーと合わせてサッカーも応援しまくりましょう。写真・大嶋千尋 文・伊藤順子10月10日は、カタールW杯アジア2次予選!国内合同合宿初日。選手のみなさんは笑顔があふれ終始リラックスムードでトレーニングをしていました。奥のジャージ姿の方が森保一監督。ラグビー熱に沸く日本ですが、それにひけを取らない大イベントがあるのをご存知でしょうか。それは、青き11人の勇士たちがピッチを駆け巡るサッカー!来る10月10日(木)に、埼玉スタジアム2002において、「2022FIFAワールドカップカタール アジア2次予選」が開催されます。対戦国は、FIFAランク183位のモンゴル。日本はFIFAランク31位(どちらも2019年9月現在)ですから、はっきり言ってしまえば格下であり、「勝って当然」という声も聞こえます。勝敗よりも、「どれだけ早い時間に誰がどのように点を取るか」に焦点を当ててもいいと言っても過言ではありません。これに先立ち、日本代表の森保一監督は10月3日に代表メンバーを発表、会見を開きました。記者から、格下相手に、海外組メインのセレクトについてを問われると「勝敗は保障されていない。どんな相手でも、いつでもベストを考えて選手を選び、W杯へつなげていきたい。欧州でプレーしている選手は、長距離移動や時差調整など負担が多いが、それでも代表戦に出たいという強い覚悟を持って応えてくれている」とコメント。加えて、海外組の中島翔哉選手も、「(ラグビー日本代表の快進撃を受けて)ラグビー日本代表は毎日厳しいトレーニングしていることは聞いていましたし、今大会の成果はそうしたことの賜物だと思います。明日の試合はラグビー日本代表のようにチーム一丸となって、息のあったプレーで勝利したいと思います」とananwebだけに(!)意気込みを語ってくれました。トレーニング中、常に明るい表情を見せていた中島翔哉選手。帰国したばかりの久保建英選手も合流。ギャラリーから多くの歓声を受けていました。普通に考えれば勝てる試合であり、海外組をお休みさせて、さまざまな選手を「お試し」で起用してみる手もありますが、それよりなによりベストメンバーで絶対勝つ! に重きを置いたわけです。つまりは、それだけ重要な試合ということ。そこでふと思うのが「2次予選」というワード。まず、2018年にロシアW杯が終わったばかりなのにもう予選!? と思いませんか? また、2次というからには、1次もあったはず。そして、3次、4次もあったりするの? と疑問に思う人も少なくないでしょう。今回は、そんな素朴な疑問を解決するべく、2022年カタールW杯本大会までの道のりを超簡単にご説明します!流れはざっと下記の通り。予選は、世界の国と地域をエリア別に6つにわけて開催。ここではアジアに限定してお伝えします。FIFAワールドカップ本大会までの道のりアジア1次予選(2019年6月開催、FIFAランク上位34位以内の国は免除)アジア2次予選……今ココ!(2019年9月~2020年6月開催)アジア最終予選(2020年9月~2021年11月開催)W杯本大会(2022年11月~12月開催)アジア1次予選は、FIFAランク35位以下の12チームを2チームずつに分け、ホーム・アンド・アウェー方式で試合を行います。ここで勝利した6チームと、1次予選免除の34チームの合計40チームが2次予選に進めます。アジア2次予選では、その40チームが5チームずつ8組にわかれ、ホーム・アンド・アウェーの2回総当たり戦を行います。そして、各組の1位計8チームと、各組2位のチームのうち成績上位4チームの、合計12チームが最終予選に行くことができます(※)。日本はグループFで、タジキスタン、モンゴル、キルギス、ミャンマーと対戦。これまで9月10日にミャンマーと戦い、2-0で勝利しています。※但し、既に出場権を獲得済みの開催国カタールが、グループ1位または、各組2位のうち成績上位4チームに入った場合はその分が繰り上がりとなり、各組2位チーム中成績第5位のチームが代わってワールドカップの最終予選に進出できます。アジア最終予選は、2次予選を突破した12チームを2組に分け、2次予選同様にホーム・アンド・アウェーでの2回総当たり戦を行います。そして、各組上位2チームが本大会の出場権を獲得できます。また、各組の3位は4次予選(大陸間プレーオフ)となり、ここで勝利した1チームを合わせて、合計4、5チームが本大会に出場できるというわけです。以上、おわかりになりましたか? 予選でこれだけ多くの戦いをしなければならないと考えると、W杯開催年の翌年から予選が始まるのも納得がいきますね。2022年のW杯はもう始まっています! というわけで、ananwebは、日本サッカー協会(JFA)さんとタッグを組んで日本代表を応援します。今後、代表選手の声とともに、新企画をweb上で展開させていただきますので、楽しみにお待ちくださいね。あの選手が恋愛観を語ってくれるかもしれません! お見逃しなく!ラグビーも応援しつつ、サッカーにも情熱を注ぎ、スポーツの秋を存分に満喫しましょう!
2019年10月09日音楽ストリーミングサービスSpotifyが、日本を代表する作詞家・作曲家・プロデューサーの作品を紹介する新プレイリストシリーズ「Works」を始動した。今回スタートしたのは、時代を超えて愛される名曲の数々を世に送り出してきた作詞家・作曲家・プロデューサーにスポットライトを当て、彼らの作品を国内外の幅広いリスナーに紹介するプレイリストシリーズ。ストリーミングによってジャンルや時代にこだわらず、気に入った音楽を自由に楽しむリスニングスタイルが広がる中、本プレイリストは時代を彩る名曲の魅力を発見・再発見し、偉大なるクリエイターたちの仕事を体系的に理解するきっかけを提供する。初回は、クリエイター16名の作品を紹介する16のプレイリストを公開した。プレイリスト一覧はこちら秋元康()阿久悠()いしわたり淳治()亀田誠治()川谷絵音()川村結花()坂本龍一()Chaki Zulu()筒美京平()つんく♂()冨田ラボ()Nao’ymt()中田ヤスタカ()BACHLOGIC()林哲司()松本隆()今後もプレイリストシリーズを随時更新及び追加し、音楽シーンを切り拓いてきたクリエイターとその作品を紹介していく。
2019年10月04日お笑い芸人の土田晃之が、29日に放送されたニッポン放送『土田晃之 日曜のへそ』(毎週日曜12:00~)で、ラグビーワールドカップに夢中になっていることを明かした。28日に強豪・アイルランド代表を相手に大金星をあげたラグビー日本代表。土田も「普段はサッカーばかり見ているんですけど、昨日は大興奮でございました」と話した。土田は、夜からの再放送も視聴したことを明かし、「本当にあの時、ラグビー部入っときゃ良かったなと思うぐらい」と漏らした。続けて「試合見てたら、すごいスポーツだよね。あんなガタイの良い外国の選手たちに、勇気もってタックルなんていけないじゃん! トラックにぶつかるくらいの感じじゃない。怖いですよ」と評していてた。さらに「スクラムの最前列の人、背骨とか折れない?」としつつ、「そのポジションに、ウチの後輩が背番号18番で途中出てきてやっててさ」と、同じ正智深谷高等学校出身のバル・アサエリ愛に注目しているようで、「愛ちゃん頑張れー!って」と応援していたことを告白した。
2019年09月30日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。いよいろ20日から始まったラグビーW杯。そこで、今回はイケメンラガーマンをイケメン評論家の沖直実さんに教えてもらいました!「イケメンラガーマン探しはお宝発掘感がすごい!そのなかでもハグされたいたくましい肉体を持つ男らしさと、きらきら王子系の部分を併せ持っている選手をご紹介しますね!」と沖さん。まずはラグビー選手のイメージをくつがえすような日本代表選手2人から。■流大(27)「レモンのような爽やかさ!笑顔がかわいいベビーフェースなきらきら系ラガーマンとして私のイチオシです!」(沖さん・以下同)■姫野和樹(25)「『anan』で肉体美を披露したり、バラエティ番組にも登場したりして、ラグビー界の女性人気を高めてくれる日本の至宝よ」そして、海外の代表も甘いマスクを持つ選手の宝庫でした。■AJ・マクギンティ(29)「アメリカ代表選手。一緒に散歩したくなる癒し系なルックスです。子役経験があって、アンジェリーナ・ジョリーと共演したことも!」■ボーデン・バレット(28)「名門ニュージーランド・オールブラックスの選手。司令塔であり顔もいいだなんて天は二物を与えてしまったのね」ほかにも、田村優選手、ロブ・カーニー選手(アイルランド)などたくさん。イケメンを切り口にW杯を楽しんでみて!
2019年09月30日いよいよ9月20日よりラグビーワールドカップが始まる。前回大会、南アフリカに歴史的勝利を挙げ、世界を驚かせたジャパン。2016年、ジェイミー・ジョセフがヘッドコーチに就任して3年、過去に例を見ないほどの強化を進めてきた。「この3年間で信じられないくらい強くなっています」とは、ラグビージャーナリストの村上晃一さん。過去最強といわれる日本代表への期待度を村上さんにズバリ伺った。「選手層も厚くなったし、戦い方のプランも選手たちが理解して、かなり精度高くできるようになっている。フィジカルもフィットネスもレベルアップ。何より、この4年間、ニュージーランドやイングランド、ウェールズなどティア1と呼ばれる最強の10か国すべてと対戦しました。これは過去の日本ラグビー史上なかったこと。本当に世界のトップレベルと戦うことにものすごく慣れたと思います。強豪国と真っ向勝負をするなかで、初めて現実的にベスト8を狙えるところに来たと思います」しかし、前回、3勝しながらも決勝トーナメントに進めませんでした。「4トライ以上に与えられるボーナス勝ち点を取りながら勝つことが大事ですね。前回のジャパンは得点力が高くなかった。強豪国相手に守り勝つのも難しい。なので、いかに攻めの時間を多くし、ずっと日本のペースで試合を進められるか、そこを目指してチームを作ってきました。今のジャパンはどこからでもトライを取れるチームに変わりました」その必勝パターンに持ち込むには、誰がキーマンですか?「10番、スタンドオフの田村優ですね。攻撃パターンの選択、キックの精度、パス、すべてがずば抜けています。彼がいかにゲームをコントロールできるか。それとフォワードです。特にラインアウトでボールを確保できるかどうかが、勝敗に直結してくるでしょう。リーダーはトンプソン ルーク。スローワーの堀江翔太と共に、スクラムも含めてセットプレーの要です。そしてジャパンのアタッキングラグビーにおいて活躍が欠かせないのが、リーチ マイケルやマフィらフォワード第3列の選手たち。相手のタックルをかわして前に出ていく突破力に注目してください」『ラグビーワールドカップ2019日本大会』9月20日(金)~11月2日(土)全国12会場で開催。20チームが5チームごと4プールに分かれ予選リーグを戦い、各プール上位2チームが準々決勝に進む。NHK、日本テレビ、J SPORTSにて放送。日本の試合日程と対戦相手9/20(金)19:45 ロシア9/28(土)16:15 アイルランド10/5(土)19:30 サモア10/13(日)19:45 スコットランド※『anan』2019年9月25日号より。写真・AFP/アフロ(by anan編集部)
2019年09月20日9月20日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は、本日より開幕したラグビーワールドカップの開催を記念して南アフリカのラグビーチームの実話を基にした『インビクタス/負けざる者たち』をお届けする。4年前のイングランド大会で日本と激戦を繰り広げたラグビー南アフリカ代表の実話を、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞作品賞に輝き、『硫黄島からの手紙』『アメリカン・スナイパー』『運び屋』など89歳となる現在も精力的に監督、俳優業を続けるクリント・イーストウッドがメガホンをとって映画化した本作。『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー助演男優賞を受賞、『ショーシャンクの空に』『ダークナイト ライジング』などの作品で知られるモーガン・フリーマンと、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー賞脚本賞を受賞したほか、『オーシャンズ』シリーズや『オデッセイ』などのヒット作に出演するマット・デイモンの共演も話題となった。時は1994年、アパルトヘイト政策が廃止された後の南アフリカ共和国で初の黒人大統領であるネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)が誕生。いまだ人種間の隔たりが大きい同国でマンデラは就任早々、不況や犯罪の増加など数々の問題に直面する。そんなマンデラが注目したのはラグビーの南アフリカ代表チーム“スプリングボクス”。アパルトヘイトの象徴だった“スプリングボクス”は制裁のために国際試合から追放され、南アの黒人たちからも憎まれていたが、マンデラは自らが目指す「虹の国」の象徴になるのではないかと考え、ラグビー代表の強化を決意する。黒人を中心に組織された国家スポーツ評議会がラグビー代表のチーム名やチームカラーを変更しようとするのを阻止し、主将のピナール(マット・デイモン)を大統領執務室に招待、ピナールはマンデラの目的が1年後に迫ったラグビーワールドカップでの優勝だと気づく…という物語。金曜ロードSHOW!『インビクタス/負けざる者たち』は9月20日(金)今夜21時45分~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:インビクタス/負けざる者たち 2010年2月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.
2019年09月20日Y-3(ワイスリー)から、ラグビー・ニュージーランド代表チーム「オールブラックス(All Blacks)」を称えるカプセルコレクションが登場。ユニフォームとスニーカーをセットにしたリミテッドエディションボックスが、2019年9月21日(土)より、伊勢丹新宿店、Y-3 表参道ヒルズ、GR8で発売される。ボックスの中に入っているのは、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)のデザイナーである山本耀司とアディダス(adidas)のコラボレーションレーベルY-3がデザインした、ラグビー・ニュージーランド代表チーム「オールブラックス」のユニフォーム。Tシャツには、「オールブラックス」を象徴するシダの葉のロゴ「シルバーファーン」があしらわれている。ユニフォームとセットになっているのは、すっきりした流線型とワンピース構造が特徴のスニーカー「Y-3 Raito Racer」。ユニフォームと同様にシダの葉をプリントしたブラックのジャカード素材を使用している。シュータンには、ニュージーランドの先住民族であるマオリの守護神「カイティアキ」からインスピレーションを得て、Y-3がデザインした幸福と繁栄をもたらす架空の猫「フクネコ」を描いた。【詳細】Y-3 リミテッドエディションボックス<世界限定300個>発売日:2019年9月21日(土)販売店舗:伊勢丹新宿店、Y-3 表参道ヒルズ、GR8自店販売価格:65,000円+税【問い合わせ先】adidas fashion group showroomTEL:03-5547-6501
2019年09月20日フリーアナウンサーの宇垣美里が19日、都内で行われた「ラグビーワールドカップ2019」ハイネケン パブリックビューイング「爆音ラグビー」PRイベントに、俳優の山本耕史、TRFのDJ KOOとともに出席した。同イベントは「にわかで、いいじゃないか。」をコンセプトに、「ラグビーワールドカップ2019 日本大会」の開幕戦(日本対ロシア)当日である9月20日(金)に、銀座PLUSTOKYO(プラストーキョー)で開催。ぶつかり合う選手たちの肉体から生み出される大迫力の音を、フロアの床面に配した40台のスピーカーで拡幅する新しいラグビー観戦スタイルとなっている。にわかファン代表の山本と宇垣、そしてラグビー経験者のKOOはお揃いのラガーシャツ姿で登場。女性の宇垣がラガーシャツを着ている姿を見ての感想を求められた山本は「女性が着ているのってあまり見たことがないですが、明日からのイベントできっとこういう風に盛り上がる方たちも多いと思うのですごく貴重ですね」と笑顔を見せ、「一緒に着ているだけで仲良しになった気分ですね」とコメント。また、ラグビーとの関わりについて聞かれた宇垣は、2015年にイングランドで開催されたワールドカップを挙げ「番組でもアナウンサーとして何度もプレゼンをさせていただきました」と明かし、さらに「友だちがラグビー部のマネージャーで、よく(試合を)見ているみたいで、それこそ南アフリカ戦のときは、その友だちから『今すぐ見て』ってメールが来て見ましたね」と振り返った。さらに、宇垣がラグビー経験者であるKOOに注目の選手を質問する一幕もあり、これにKOOは田村優選手の名前を挙げ「ボールを蹴ることをパントっていうんだけど、パントの得点力がすごいんです。敵がいないところをうまく使ってキックパスをしたり、突破力がすごいので、10番の田村選手に注目です」とオススメ。そんなKOOがラグビー経験者だと知らなかったという宇垣だが「実際に(ボールを)投げるときの動きですとか、よく見たら(体が)分厚いなって。横からKOOさんを見たことがなかったので、肩しっかりしてるし、投げるときの俊敏さですとか、(質問したら)わかりやすく教えてくださって、これからいろいろ聞いていこうって思いました」と目を輝かせた。イベントでは、実際に「爆音ラグビー」を体験した3人は、感想を聞かれると、宇垣は「圧倒的な臨場感ですよね。音に包まれている中で、みんなとその音と一緒にアドレナリンがバーっと上がった中で1つのチームを応援するのは最高に盛り上がるんじゃないかなと思いました」と声を弾ませ、明日に同大会が開幕し、日本代表も初戦を迎えるが「自国開催ですから、同じ場所にいると思うと、よりたくさん応援の気持ちって届くんじゃないかなと思うので、現場に行けなくても、こういう場所でみんなで盛り上がったり、お家でもいいので一生懸命応援して、少しでも助けになればなって思います」とニッコリ。明日の日本対ロシア戦はどのように楽しもうと思っているかとの問いに、宇垣は「ラグビー部元マネージャーの友人を押さえています(笑)」と明かし、「その子がずっと喋っているので、それを聞きながらお酒を飲んで、たまに私もわからないところを聞くのが1番楽しいのかなと思います」と胸を躍らせた。
2019年09月20日ラグビー・ニュージーランド代表「ALL BLACKS(オールブラックス)」がテーマの期間限定ポップアップストア「INNOVATION OF BLACK」が、9月18日から伊勢丹新宿店 本館1階=ザ・ステージにて開催中。期間は24日まで。本ポップアップストアは、日本で開催されるラグビーの祭典に向けて「ALL BLACKS」をテーマに、スポーツとファッションを融合した新たな情報発信基地として展開。黒を基調とした空間の中で、ロッカールームをイメージした空間にチームのプライドが表現されている。会場では、ワイスリー(Y-3)によってデザインされた公式ユニフォームや限定商品など各アイテムを展示・販売。オープンとなる9月18日より、全世界1,000足限定となるアディダスのラグビースパイク「Predator Y-3」(3万円)が本ポップアップストアおよびアディダス オンラインショップとアディダス ブランドコアストア 渋谷にて発売。通気性と伸縮性に優れたニット生地のアッパーがシューズ内を快適な環境に保ちながら、足元をしっかりと固定。軽量のアウトソールがプレイヤーのスピードを引き出し、ラバーパッドを備えたつま先部分のディテールがピンポイントなキック精度をサポートする。「Y-3 Limited Edition Box」(6万5,000円)ワイスリーから「ALL BLACKS」を称えるカプセルコレクションも登場。エクスクルーシブなバージョンの「All Blacks」ユニフォームと、すっきりした流線型とワンピース構造が特徴のシューズ「Y-3 Raito Racer」がセットになったコレクターズボックス「Y-3 Limited Edition Box」(6万5,000円)が9月21日から発売される。グラフィックには、マオリの守護神である「カイティアキ」から着想を得て、Y-3が新たにデザインした幸福と繁栄をもたらす架空の猫「フクネコ」がフィーチャーされている。取り扱いは、本ポップアップストア、ワイスリー 表参道ヒルズ、GR8の3店舗にて全世界300点限定となる。また、9月14日に発表された「ALL BLACKS」をテーマにしたアートプロジェクト「クリエイターズ ユナイト(#CreatorsUnite)」にて、木梨憲武が制作したアート作品「ROSE」のうち1作品を限定展示する。このプロジェクトは、クリエイタースポーツブランドを掲げる「アディダス」、常にクリエイティビティあふれるプレーで世界中の人々を魅了する「ALL BLACKS」、そして国内外で活躍するクリエイターら、三者のクリエイターによるコラボレーションを通じて、日本を舞台に行われるラグビーの祭典に向けたかつてないアートプロジェクト。木梨憲武に加え、イラスト・書道・グラフィティ・モダンアートなど様々な分野で活躍する幅広いクリエイターたちが集結し「ALL BLACKS」をテーマにビジュアルを制作。それぞれのクリエイティビティがぶつかりあい、生み出された数々の「予想外」なアートワークが世界中に発信される。【イベント情報】ポップアップストア「INNOVATION OF BLACK」会期:9月18日〜9月24日会場:伊勢丹新宿店 本館1階=ザ・ステージ時間:10:00〜20:00
2019年09月18日9月20日にラグビーのW杯が開幕しますね。みなさんも観戦を楽しみにしているのではないでしょうか。サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに5万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧|次回>>負けを認め相手を称えることは、自分の成長にもつながる(写真は少年サッカーのイメージです)■前回大会の南アフリカが見せた「一流のスポーツマンのこころ」ラグビーW杯、自国開催のこの大イベントに私も大いに注目しています。振り返ると、ラグビー日本代表が日本で耳目を集めたのは前回2015年のイングランド大会でした。予選プールの初戦で優勝候補の南アフリカを下す金星を挙げ、世界のスポーツ史上「もっとも人々を驚かせた試合」と言われました。無理もありません。イングランドの地元紙の勝敗予想で「日本が勝つ可能性は1%」とまで言われていたのですから。今回のW杯前、南ア戦で日本が逆転トライを決めた映像はテレビで何度も流れているので、目にした方は多いでしょう。勝利の瞬間、ベンチにいた日本選手もプレーしていた仲間に駆け寄り大喜びでした。そのなかで、チームメイトとは別の視点を持っていた選手がいました。前キャプテンで控えだった廣瀬俊朗選手です。彼は感動的な幕切れの中で印象的だったことを、メディアのインタビューでこう話しました。「南アフリカの選手の態度が素晴らしかった。僕らに負けて悔しいはずなのに、自分たちから日本の選手に駆け寄って健闘を讃えていた。すごいと思いました」彼は続けて「このようなノーサイドの精神がラグビーというスポーツにはある。あらためてラグビーは素晴らしいスポーツだと実感した」と述べています。これこそが「グッドルーザー」の姿です。この連載で何度もお伝えした「スポーツマンのこころ」の大きな柱のひとつです。「負け」という望まない出来事から生じる悔しさや、自分のふがいなさといったマイナスの想いにとらわれることなく、まず先にともに戦った相手をリスペクトする。敬意を示す態度こそが、一流のスポーツマン。そして、それは、プロだけではなく、高校生、中学生、さらには少年スポーツでもあるべき姿です。■負けを糧にできる選手たちの特徴なぜそうあるべきか。自分を負かした相手を潔く称えることができる選手は、負けたことを貴重な体験として自分のなかで認められるので、そのあと強くなることができます。つまり、敗戦から学ぶことができるのです。片や、悲嘆にくれるだけで相手を認める気持ちを持てない選手や集団は、「お前のミスが」とか「相手が卑怯」とか「審判が・・」などと負けた言い訳を探す傾向が強いようです。そうなると、負けたことを糧にできません。日本のスポーツシーンでは、まだまだ後者の傾向が強いようです。そのため、廣瀬選手も「ノーサイドがあるラグビーは素晴らしいスポーツだ」と言ったのでしょう。しかしながら、実際はすべてのスポーツにノーサイドの精神は存在します。私が留学したドイツや欧州ではサッカーやほかのスポーツすべてに「グッドルーザー」の考え方が根付いていたように思います。日本では、ほとんどの選手が「グッドルーザー」という考え方自体を理解していませんから、当然実行できるわけがありません。そして、当然ですが指導者も「グッドルーザー」を理解していないので指導できません。■目の前の子どもたちよりも「自分」が軸になってしまう大人たち少年サッカーでも、負けたあとに審判にクレームをつけたりするコーチがいませんか。高校野球では、試合後に握手をしなかったチームが話題になったことがありました。なぜ日本のスポーツ選手やそれにかかわる大人は、グッドルーザーになれないのでしょうか。講演やセミナーで大人の方に質問すると、「みんな勝ちたいから。勝利至上主義だから」という意見が多いです。その通りだと思います。では、なぜ、何よりも勝つことを優先させる勝利至上になるのか。その理由の一つは、その人たちにとって、スポーツがあまりにも日常に入り込んでいるからです。少年サッカーのボランティアコーチをしている方で、よくあるのがこんな話です。「週末の試合に負けると、翌週はずっと悔しくて仕事が手につかない」「負けると気分が悪くて(お酒を)飲みすぎる」ある大学の先生が、少年スポーツの指導者講習で講義をした際「みなさんは、なぜ子どものスポーツ指導をしておられるのですか?」と尋ねたら、ひとりの男性が「自分の生きがい。自分が元気であり続けるためにやっている」と笑顔で意見を述べたそうです。つまりは「勝っておいしいお酒を飲むためにやっている」ということ。目の前の子どもたちよりも「自分」が軸です。だから、負けることは認められないのでしょう。■スポーツを正しくとらえれば「サッカーだけで勉強しない子」は出てこない大人たちがスポーツを正しくとらえなければならないのです(写真はイメージです)以前にもお伝えしましたが、スポーツは非日常のもの(ゲーム=遊びの一種)だととらえなくてはいけません。非日常だと大人たちが受け止めていれば、「サッカーばかりして勉強しない子ども」は出てきません。児童、生徒にとって、勉強は日常ですから、非日常のサッカーと同一線上に置いて議論すること自体ナンセンスだからです。無論、勉強は苦手だけどサッカーは得意という子はいるでしょう。サッカーシーンで存在感を示すことはその子の自尊感情を高めます。だからこそ、そこで「サッカーをやり抜くことができるのだから、苦手な勉強でやり抜ければ、もっとサッカーがうまくなると思わないかい?」と大人が問いかけてあげてください。『(非日常で)一流のアスリートである以前に、(日常で)一流の人間であれ!』言葉の上では、ずっとずっと昔から言い続けられています。しかし、そんなことを言葉だけでなく、子どもが自分で実感したり、他の人のありようを可視化して学ぶことが必要です。そのためには、世界の一流アスリートが一堂に会するラグビーW杯を見ることは、子どもたちにとってよい勉強になるでしょう。一緒にテレビ観戦する機会があれば、グッドルーザーやスポーツマンシップの視点からぜひ伝えてあげてください。<<前回|連載一覧|次回>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。
2019年09月18日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)より、ラグビー選手のダン・カーターとコラボレーションしたブランド初となるラグビーボール「バロン・ラグビー」が登場。2019年9月20日(金)より、日本国内のルイ・ヴィトン ストアにて112個限定で発売される。今回登場する“伝説のフライハーフ”と称されるラグビー選手、ダン・カーターとタッグを組んでルイ・ヴィトンが制作したラグビーボールは、メゾンのアイコンモチーフを配したエクスクルーシブな一品。カラーはダン・カーター自身が選んだ、ニュージーランド代表のユニフォームを想起させる“ブラック×シルバー”の配色を採用。メイン素材はルイ・ヴィトンの“モノグラム・エクリプス キャンバス”を使用し、ダン・カーターのサイン入りパッチとレースにはブラックカウハイドレザーを用いている。また、各ボールには同素材を用いた持ち運び用ハーネスと台座が付属。なお、限定数となる“112”は、ダン・カーターがニュージーランド代表として2003年から2015年に出場したテストマッチ数にちなんだものとなっている。【詳細】バロン・ラグビー発売日:2019年9月20日(金)販売店舗:日本国内のルイ・ヴィトンストア価格:300,000円+税※112個限定。【問い合わせ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120-00-1854
2019年09月05日新海誠監督作の『天気の子』が、2020年2月9日に開催される、第92回アカデミー賞授賞式の「国際長編映画賞」ノミネート候補作品の日本代表に選ばれた。「The Hollywood Reporter」が報じた。今後、ノミネート入りを目指す。「国際長編映画賞」は、今年までは「外国語映画賞」という名称だったが、グローバルな映画製作コミュニティにおいて「外国」という言葉を使うのが時代遅れであるとの理由で、来年から変更になった。新海誠監督作は、『君の名は。』が第89回アカデミー賞授賞式の「長編アニメ賞」でノミネート候補に挙がったことがある。今回はアニメ、ドキュメンタリー映画も参加可能な「国際長編映画賞」でのエントリーで、日本のアニメがこの部門でノミネート候補となったのは、宮崎駿監督の『もののけ姫』以来だという。北米では『天空の城ラピュタ』、『もののけ姫』などのジブリ作品や『海獣の子供』など、数多くの日本の作品を配給してきた「GKIDS」が配給を担当する。『天気の子』は9月にトロント国際映画祭の「スペシャル・プレゼンテーション部門」に出品されることも決定している。(Hiromi Kaku)■関連作品:君の名は。 2016年8月26日より全国東宝系にて公開© 2016「君の名は。」製作委員会天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年08月27日2019年度のミス・ユニバース日本代表を決定する「2019 ミス・ユニバース ジャパンファイナル」が22日、都内で行われ、兵庫県出身の大学生・加茂あこさん(21)が日本代表に輝いた。この日は41人のセミファイナリストが参加し、その中からファイナリスト16人を選出。そして、スピーチ審査や水着審査などを経て、加茂さんが日本代表に決定した。審査で加茂さんは、シースルー素材を用いた黒のロンドドレス姿や、抜群のスタイルが際立つビキニ姿を披露。堂々としたウォーキングやスピーチで観客を魅了した。イベント後に報道陣の取材に応じた加茂さんは、今大会のために半年から1年かけて13キロ減量したと説明。「自分自身の体型が変わると、自信がついたというか、自分の強さに変わったのかなと思います」と胸を張った。また、今冬に開催される世界大会に向けて「世界という舞台に立つ上で個性を大事にダイナミックにパフォーマンスできるようにしたい」と意気込み、将来の夢を聞かれると「世界に通用する女性になりたいと幼少期から思っていて、自立した美しい心の国際人になるということを目標に掲げています」と語った。(C)Miss Universe Japan
2019年08月24日2019年度のミス・ユニバース日本代表を決定する「2019 ミス・ユニバース ジャパンファイナル」が22日、都内で行われ、兵庫県出身の大学生・加茂あこさん(21)が日本代表に輝いた。この日は41人のセミファイナリストが参加し、その中からファイナリスト16人を選出。そして、スピーチ審査や水着審査などを経て、日本代表が決定した。加茂さんは、自身の名前を呼ばれると感極まり、ともに戦ってきた仲間から祝福されると、喜びの涙を流した。イベント後に報道陣の取材に応じ、日本代表に決定した瞬間の気持ちを「うれしいという気持ちと責任感を持って世界で戦っていきたいという思い」と説明。今冬に開催される世界大会に向けて「世界という舞台に立つ上で個性を大事にダイナミックにパフォーマンスできるようにしたい」と意気込みを語った。将来の夢を聞かれると、「世界に通用する女性になりたいと幼少期から思っていて、自立した美しい心の国際人になるということを目標に掲げています」と返答。尊敬している人物は「マザー・テレサ」で、「彼女の生き方や相手を大切に思って手を差し伸べる姿は目標にしています」と話した。今大会のために半年から1年かけて13キロ減量したという加茂さん。「自分自身の体型が変わると、自信がついたというか、自分の強さに変わったのかなと思います」と胸を張った。撮影:辰根東醐
2019年08月22日ポロ ラルフ ローレン(Polo Ralph Lauren)から、ラルフ ローレン(Ralph Lauren)のアイコン・ポロベアが、世界中でラグビーを楽しむ姿を表現した「キッカー ベア カプセルコレクション」が登場。ブランドデザイナーのラルフ・ローレンの愛するスポーツの1つ“ラグビー”に着想を得て誕生した「キッカー ベア カプセルコレクション」。“世界で最もお洒落なベア”と称されるポロベアは、ラグビーボールを思い切り蹴り上げる“キッカーベア”として、コレクション内のアイテムに登場する。中でも注目は、フランスや日本、イタリアなど、各国のナショナルカラーと国旗のエンブレムを取り入れたバリエーション豊富なラガーシャツ。胸元にあしらわれた“キッカーベア”も、各デザインに合わせたラガーシャツを纏っているのがポイントだ。ラガーシャツは、半袖と長袖の2タイプを揃えるほか、チルドレンウェアも用意。また“キッカーベア”をあしらった、ステンレススチール製ラウンドケースのウォッチも展開される。なお“キッカーベア”の誕生を記念して開催された発表会には、ポロ ラルフ ローレンのスペシャルサポーターであり、ラグビー選手の五郎丸歩と、ラグビーワールドカップ2019開催都市特別サポーターに就任している女優・山崎紘菜が登壇。五郎丸は、タイ付きシャツを差し込んだレイヤードスタイル、山崎はデニムスカートと組み合わせたカジュアルスタイルで、それぞれの着こなしを披露した。【詳細】「キッカー ベア カプセルコレクション」<限定生産>アイテム例:・ラガーシャツ 25,000円・メッシュ ラガーシャツ 21,000円・チルドレン ラガーシャツ 16,900円・ポロ ウォッチ 210,000円スペック(振動数:28,800 振動/時、石数:26石、パワーリザーブ:約38時間、スイス製)展開店舗:・アパレル:全国のポロ ラルフ ローレン ストアにて発売中。・ポロ ウォッチ:9月中旬よりラルフ ローレン 表参道をはじめ、一部のストアにて展開予定。
2019年08月19日約2か月後に迫ったラグビーワールドカップ2019日本大会の開幕。日本ラグビー界の未来を背負う選手たちの一人、松田力也選手にその意気込みを聞きました。スタンドオフという、ゲームをコントロールする重要なポジションを担う松田力也選手。「試合の状況によって、キックを選ぶのか、パスを使うのか、自分が走るのか。色々と選択しながらゲームを組み立てているので、全部注目してほしいですね」代表では、貴重な得点源のプレースキックを担当することも。「蹴るときは、一度無になっていつも通りを意識します。キックに限らず、試合中は失敗してもその瞬間は流して、振り返るのは試合後。自分のせいでチームの雰囲気を悪くしたくないですし。ラグビーはチームスポーツなので」と、頼もしいコメント。その一方で、日常の話題になると。「充電器がついているスマホケースがないと不安なんです。もしものときをすごく考えちゃうタイプなんで。遠征のときの荷物もTシャツとかめっちゃ多い。減らしたいけど、不安だから減らせなくて。意外と繊細なんです(笑)」プレー中の勇ましさと、普段の柔らかさのギャップも魅力。最後にラグビーの面白さとは?「一番はコンタクトの激しさ。ルールは後で覚えてもらえれば大丈夫。一度観て感じてもらえれば、絶対楽しんでもらえるはずです」まつだ・りきや1994年5月3日生まれ。京都府出身。181cm、92kg。パナソニックワイルドナイツ所属。代表キャップ数は16。好きなタイプは、「優しくて思いやりのある年上の女性。どちらかというと、甘えたいタイプですね」※『anan』2019年7月31日号より。写真・小笠原真紀取材、文・野村紀沙枝(by anan編集部)
2019年07月30日Y-3(ワイスリー)がデザインを手掛けたラグビー・ニュージーランド代表「オールブラックス(ALL BLACKS)」の新ユニフォームが、アディダス直営店、アディダス オンラインショップを含む各取扱店にて発売。ラグビーのニュージーランド代表「オールブラックス」の公式ユニフォームが、ニュージーランドの先住民族「マオリ」と日本、それぞれの文化にオマージュを捧げた新たなデザインで登場。手掛けたのは、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)のデザイナーである山本耀司とアディダス(adidas)のコラボレーションレーベル、Y-3だ。モチーフとなったのは、手書きによって描かれたシダの葉と、コルと呼ばれるシダの新芽。これまでの歴代プレーヤー、そして未来のオールブラックスを担うプレーヤーを象徴したものだ。そのモチーフが、ユニフォーム全面にボディと同色でデザインされている。オールブラックスを象徴するシダの葉のロゴ「シルバーファーン」は左胸に、「ラグビーワールドカップ 2019」日本大会の公式ロゴは右胸に配された。間には、アディダスののロゴブランディングがあしらわれている。また、右腕には過去大会の栄光を示すゴールドのトロフィーを配した。デザインだけでなく、機能面もアップデート。シームレスに織り合わされたウーブンテクノロジーを採用し、フィット感が向上。さらに、前回のユニフォームと比較し、約25%の軽量に成功している。なお、本ユニフォームは、日本で開催される「ラグビーワールドカップ2019」にて初披露。「オールブラックス」の初戦となる2019年9月21日(土)の南アフリカ戦にて着用される。ユニフォームの他に、ポロシャツやフーディーなども展開。トレーニングジャージの背面には、マオリの文化で守護神を意味する「カイティアキ」のコンセプトを着想源に、Y-3が新たにデザインした幸福と繁栄をもたらす架空の猫「フクネコ」がデザインされている。【詳細】アディダス オールブラックス 2019 ユニフォーム発売日:2019年7月1日(月)販売店舗:アディダス直営店、アディダス オンラインショップを含む各取扱店価格:・オーセンティックジャージ 16,000円+税・レプリカジャージ 12,000円+税・レプリカジャージ Kids 8,990円+税・サポータージャージ 7,990円+税・トレーニングジャージ 8,990円+税・オールブラックス サポーター ポロ 4,990円+税【問い合わせ先】アディダスグループお客様窓口TEL:0570-033-033営業時間:月~金曜日時間:9:30~18:00
2019年07月11日元日本代表で川崎フロンターレの顔・中村憲剛選手の素顔を2回に渡ってお届けします。共感しまくりの育児論をお話してくれた前編に続き、後編は中村選手を取り巻く女性たちにフォーカス。ほかにライバルや日本代表への思いもご紹介! 多くの人々に愛される中村選手の秘密を公開します!写真・黒川ひろみ 文・伊藤順子僕には母親が3人いたようなもの川崎フロンターレ入団16年目を迎え、いまもなお高みを目指し続ける大ベテラン、MFの中村憲剛選手。プライベートでは3人のお子さんがいる、自他ともに認める「家族思いで子煩悩」パパでもあります。ananwebでは、その素顔を大解剖! 2回に渡りお送りする後編のスタートです!ーー前編では、「育児は夫婦ふたりでするもの」「夫は仕事を言い訳にしない」など、育児奮闘中の全女性をあと押ししてくれる、素晴らしい父親力を語っていただきました。そのような考え方はいつからお持ちになったのでしょうか。中村選手 子どもが生まれる前は、そんなこと全然考えられなかったですね。生まれて、徐々に実感が湧きはじめてから……でしょうか。ーーそのベースには、中村選手が育ってきた環境が深く関わっていそうです。お母さまにお姉さまふたりと、女性のほうが多いご家族ですよね。中村選手 それもひとつにありますね。前編の子どもへのしつけのことでも話していますが、親にされてよかったことを自分でもしています。母は、どんなときも僕が選んだ道をサポートしてくれ、常に味方でいてくれていました。それは親だから当たり前ともいえるし、当時もごく普通のことと捉えていましたが、親もとを離れて寮生活を始めてから、世の中そうじゃない親もいるということに気づきましたね。だから、いまはすごく感謝しているし、自分の子どもに対しても、やりたいことは応援するスタンスであり続けるつもりです。ーーふたりのお姉さまとのご関係は?中村選手 僕、女性のなかにいるほうが気が楽なんですよ。よく、女性と距離を作ってしまったり、女性は怖いと言う男性がいますけれど、僕は真逆ですね。それは、ふたりの姉のおかげだと思っています。年がそれぞれ10と12も離れているので、僕が物心をついたときには、すでにふたりとも大きくて、よく世話をしてくれたんです。優しかったですね。だから、僕にとっては、母親が3人いたようなもの。そんな環境だったから、女性は一緒にいて居心地のいいありがたい存在なんです。妻がいなければ、いまの僕はいませんーー女性に対していいイメージを抱いたまま、奥さまと出会われたわけですね。中村選手 はい。妻も優しくて芯があり強い人です。彼女と付き合いだして、大学で優勝できたり、プロになれたりと、人生が好転したと言っても過言ではありません。助言や叱咤激励など、彼女でしかできないような声のかけ方をしてくれるんですよ。例えば、他の人だったら優しく慰めてくれるところを、彼女は突き放したりする。「そんなのお前しかできねぇよ」といつも感心させられます(笑)。彼女がいなきゃいまの自分はないですよ。ーー奥さま、偉大な方ですね。(笑)中村選手 いつ何時も偉大と思っていて、本当に全幅の信頼を寄せていますね。これでも、表向き僕が主導権を握っているように見せているのですが、実際は妻がしっかり握っていて、僕は手のひらで踊らされているんですよ。家のことは、彼女がやりやすいようにすればうまく回ると思っているので、それがいいと思っています。でも、僕の意見も尊重してくれて、大事なことは一緒に決めてくれますね。ーー多くの夫婦が理想とする、互いを尊重しあう関係なんですね。奥さま、これを読んだら喜んでくれるでしょうね!中村選手 あまのじゃくで照れ屋なところもあるから、どうかな。ほくそ笑んでいるんじゃないでしょうか。(笑)ーーお母さま、ふたりのお姉さま、そして奥さま。中村選手に多大なる影響を与えた方々を通して、改めて中村選手にとっての女性とは?中村選手 これ考えたら深いですよ。世の中男と女しかいないし、男だけでも女だけでも社会は成り立たない。絶妙なバランスで世界は成り立っているのだと思います。だから、ベタですけど、なくてはならない存在ですよね。もっと詳しく言えば、母も姉も妻も、自分を形成するうえで欠かせない人たちだから「自分を豊かにしてくれる存在」という意味で、なくてはならない人々、いや方々ですね。スキマスイッチ・常田真太郎には負けたくない!ーー「方々」と言い直すところにも、中村選手のお人柄が表れていますね。中村選手と女性の密接な関係(!?)がわかったところで、そんな人格者・中村選手はどんな方をライバルとしているのでしょうか?中村選手 スキマスイッチのシンタさん(常田真太郎)です(とキッパリ)。ーー同じサッカー選手を挙げられるのかと思いました!中村選手 デビュー年がほぼ一緒でして、LINEをしあうくらい仲がいい同志でもあります。「全力少年」や「奏」で既に有名になっていた頃に知り合いました。そこから、自分がステップアップしていくごとに、スキマスイッチも活躍されていて、切磋琢磨しあう関係です。よくライブに呼んでもらうのですが、行くたびに「すっげぇ良いライブをやってくれるじゃねーか!」と悔しくなるんですよ。向こうも然りで、僕が優勝やMVPを取ったりすると、喜んでくれるのと同時に「悔しい」と言ってきます。僕が曲の感想を言えば、サッカー好きでも知られるシンタさんは、サッカー選手とは違った視点で意見を言ってくれる。お互い正直に気持ちを言い、高めあえる間柄ですね。ーー某webでは、おふたりでサッカー談義をされる企画もおやりになっていましたね。ではその延長で(笑)、評論家・中村憲剛として、いまの日本代表と森保一監督について、ひと言お願いします。中村選手 言える立場じゃないですが(笑)、日本代表というのは、日本サッカー界におけるピラミッドの頂点なので、子どもたちが憧れるような夢のある試合をしてもらいたいです。僕も代表だったときは、そう思っていたし、ヒーローであり続けなければいけない、と責任を感じていました。また、A代表と東京五輪を兼任している森保監督にかかるプレッシャーは、相当すごいと思います。僕の想像をはるかに超える激務だと思うので、頑張っていただきたいですが、体だけは気をつけてほしい。そんなところでしょうか。(笑)ーー続けて、Jリーグの現状はいかがですか?中村選手 幅広い年代の方に観ていただきたいですね。ピッチでのパフォーマンスも努力すべきですが、ピッチ外でもどれだけ露出できるかが広く知ってもらえるポイントになると思うので、僕としてはこういったインタビューはありがたいです。少しでもいいので興味が出た方は、スタジアムに足を運んでほしいですね。ーーこの記事を読んで中村選手を応援したくなる女性はいっぱいいると思います。これまであまり知らなかった方々のためにも、今一度中村選手のプレーのウリを教えてください。中村選手 パスとしておきましょうか。特にスルーパスです。相手のディフェンスの裏(背中側)にボールを出して、それを受け取る味方のフォワードが相手のゴールキーパーと1対1になるようなパスが得意です。ぜひ注目してください。ーー最後に、来る7月19日には、「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019」があり、日本の王者として、名門チェルシーとの対戦がありますね。中村選手 チェルシーはヨーロッパリーグで5月に優勝した、イングランド・プレミアリーグ1部の伝統的なチームです。そういうビッグクラブに対して、2018年のJ1リーグチャンピオンとして迎え撃つのですが、こんな機会はそう多くないので、超一流のスピード感や雰囲気を楽しんでいただけたらと思います。僕もスルーパスを存分に見せますので、期待していてください!ーー短い時間ではありましたが、ひとつの質問に対して、あれもこれもとさまざまな情報を加えてお話していただけたこともあり、中村選手の人となりに取材陣(オール女性)はみな魅せられてしまいました。川崎フロンターレの選手の方々がみな穏やかで優しく紳士的なのも、クラブの長ともいえる中村選手のその精神が、一端を担っているのではないかと思ったほどです。天井はないと言い切る38歳の中村選手を見習って、私たちも私たちなりの目標に果敢に挑戦していきたいですね。輝く姿をいつまでも応援し続けます!
2019年06月28日「ルーフトップ ビア ガーデン~ラグビー パーク~(Rooftop Beer Garden ~RUGBY PARK~)」が、2019年6月14日(金)から8月31日(土)までの期間、新横浜プリンスホテル屋上で開催される。「ルーフトップ ビア ガーデン~ラグビー パーク~」は、「ラグビーワールドカップ2019日本大会」の開催にちなんだビアガーデン。心地良い風が吹くホテル屋上にオープンする会場では、“ラグビー”をイメージしたオリジナルメニューやバーベキューなどの料理、ドリンクが提供される。料理メニューでは、ラグビー強豪国をイメージした料理と焼台で楽しむセットプランが登場。「ラグビーパークBBQセット」では、ラグビー強豪国からインスピレーションを得た「シェパーズ パイ」「トルティーヤと生ハムロールサンド ピアディーナ風」などの料理と、茎わさびソースで食べるBBQメニューを用意する。また、「ラグビーパークセット」では、「フィッシュ&チップスとグリーンディップ」「骨付きチキンソテー スモークフレーバー」といった、「ラグビーワールドカップ2019日本大会」に出場する各国をイメージしたフードをラインナップ。“ラグビー”に関連した会場の装飾と共に、バラエティ豊かな料理を堪能することが可能だ。なお、ドリンクは飲み放題プランを用意。ハイネケンビールやサワーなど約20種を揃えるカジュアルプランに加え、スパークリングワインなどがメニューにプラスされ、約30種のドリンクを楽しめるプレミアムプランが登場する。【詳細】ルーフトップ ビア ガーデン~ラグビー パーク~開催期間:2019年6月14日(金)~8月31日(土)開催時間:平日 17:30~21:30(L.O.21:00)、土日祝 17:00~21:00(L.O.20:30)会場:新横浜プリンスホテル 7階屋上住所:神奈川県横浜市港北区新横浜3-4■ラグビーパークBBQセット ※1日30名限定料金:1人 6,000円メニュー:アボカドと小海老 スモークサーモンのサラダ、シェパーズパイ、トルティーヤの生ハムロールサンド ピアディーナ風、ポテトフライ、BBQメニュー(帆立貝/海老/イカ串/牛ロース/牛タン/フランクフルト/大王茸/赤パプリカ/ヤングコーン/かぼちゃ)、アップルパイとバニラアイスクリーム■ラグビーパークセット ※1日50名限定料金:1人 5,000円メニュー:アボカドと小海老 スモークサーモンのサラダ、シェパーズパイ、フィッシュ&チップスとグリーンディップ、骨付きチキンのソテー スモークフレーバー、トルティーヤの生ハムロールサンド ピアディーナ風、飲み放題(カジュアルプラン/120分)■涼風セット料金:1人 3,500円メニュー:おつまみ4品、飲み放題120分■飲み放題プラン料金:カジュアルプラン(ハイネケンビール、サワー、カクテル、ソフトドリンクを含む20種) 2,200円、プレミアムプラン(カジュアルプランに加え、スパークリングワイン、漬け込み酒を含む30種) 2,800円※料金はすべて税込み。※仕入れの状況により食材・メニューが変更になる場合あり。※写真はイメージ。【予約・問い合わせ先】新横浜プリンスホテル レストラン予約係TEL:045-471-1115
2019年05月31日カタール1部アル・ドゥハイルに所属するサッカー日本代表MFの中島翔哉選手が26日、自身のブログを更新。人気YouTuber・水溜りボンドと共演を果たしたことを報告した。「夢かなう」と題した投稿で、中島は「ついに、、、水溜りボンドのトミーさんとカンタさんと後輩のキイチさんにお会いすることができました!!!!!!」と、24歳の目標だった『水溜りボンドに会う』という夢が叶ったことを報告。「僕の夢を叶えてくださったスタッフの方々、そして、水溜りボンドのトミーさんとカンタさんとキイチさんには感謝してもしきれないです!」と感謝の思いをつづった。水溜りボンドは、カンタとトミーのコンビで結成された大人気の2人組YouTuber。2015年からYouTubeを始め、都市伝説、検証、実験、ドッキリなど幅広いジャンルの動画を毎日欠かさず投稿している。「5日間本気でキーパーの練習したらサッカー日本代表のPK止められるの?」という企画に出演した中島は、「毎日動画をアップしていて忙しいのに、5日間も僕とのPK対決のために痛みにも耐えつつトレーニングをしてくださって本当にありがとうございました」とつづり、「カメラが回っていても回っていなくてもずっと面白いお二人とともに時間を過ごさせていただいて物凄く幸せでした。。。」と撮影を振り返った。最後は「またお会いできたら嬉しいです!本当に楽しく幸せな時間をありがとうございました!」と改めて感謝。「この感動を文章で伝えるのが難しいので、ここら辺にしておきます。笑今日の20時からYouTubeで動画がアップされると思うので、是非見てください!」と呼びかけた。ブログでは、撮影の様子や水溜りボンドとの3ショットなども公開している。
2019年05月28日●絵本は「後の世代にもつながっていく」2月1日に発売された絵本『らくがきボール』(小学館/作:鈴木のりたけとラグビー選手の仲間たち)。この絵本は、日本ラグビーフットボール選手会会長の畠山健介選手の熱意で実現したコラボ企画だ。そんな畠山選手が絵本が誕生した経緯のほか、自身もリスナーだと語るラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』や、9月から開催される『ラグビーワールドカップ2019』への思いを語った。○■バスケットボール部だった中学時代――まず、畠山さんの小学生時代についてお聞かせください。ラグビーを始められたきっかけは何だったんですか。母がラグビー好きだったので、地元に1つだけあったラグビースクールに兄を通わせていたんです。僕は母の送り迎えについて行っていました。そうしたら、当時から僕はかなり大柄だったので、コーチ陣から熱い勧誘を受けまして(笑)。8歳からラグビーを始めました。――中学時代はバスケットボール部に入られていたそうですね。そうですね。中学校にラグビー部がなかったので。土日はラグビースクールに通っていたんですが、当時は『SLAM DUNK』が流行っていたこともあり、平日はバスケットをしていました。――畠山さんがバスケットボールをされている姿は正直、想像がつきません(笑)。そこまでバスケを苦手に感じたことはなかったんですが、バスケットって接触プレーに対して、厳しくファウルにするじゃないですか。2日で4試合やるという大会があったときに、全試合で5ファウルで退場したことがありました(笑)。僕はすごくバスケットが好きなんですが、バスケットには愛されなかったですね(笑)。それに比べると、ラグビーとの相性はバッチリだったのかなと思います。○■構想から2年で実現した『らくがきボール』――その後は仙台育英高校、早稲田大学のラグビー部に進まれ、現在はプロとしてご活躍されています。今回発売された『らくがきボール』は畠山さんの熱意から生まれたそうですが、アイデアを思いついたきっかけをお聞かせください。僕も出場した2015年の『ラグビーワールドカップ』で、南アフリカに勝利したりと結果を出し、「これで日本の中でラグビーが変わる。メジャースポーツになっていく」と信じてやみませんでした。でも、現実はなかなか上手くいかなくて、もっと一般層にもラグビーを浸透させるには、もうちょっと違う方法が必要かなと考えていました。そんな折、僕は2人の娘がいるんですが、「絵本は自分が幼い頃に読んでいた定番のものを買い与えているな」と思ったんです。妻とも「これ、僕も読んでたよ」とか会話するなかで、「絵本は後の世代にもつながっていくものなんだな」という考えに至りました。――なるほど。ラグビー部がある高校もそんなに多くないですし、大学生や社会人になって初めてラグビーに触れる方も多いと思います。そうすると、ある程度価値観が出来上がった状態で急に現れた転校生感があるので、なじむのって時間がかかるんですよね。ではなくて、小さい頃から人生の一部にラグビーが組み込まれている状態にしたいなと。そういった思いと、先ほどの「絵本は後の世代にもつながっていく」という考えが僕の中でうまくマッチしたんです。――アイデアを思いついてから、絵本発売までどのように実現させていったんですか。日本ラグビーフットボール選手会の会長に就任した際に、その場で「これをやりたい」と提案しました。自分たちには何もノウハウがなかったのですが、選手会に携わっていただいている方のお母様が絵本作家で、小学館の担当の方を紹介いただき、結果的に絵本作家の鈴木のりたけさんに描いていただくことになりました。構想から2年かかりましたが、発売することができました。●有吉弘行『サンドリ』で生まれる化学反応○■絵本で「本当の意味でのダイバーシティが実現した」――鈴木さんの書かれた『らくがきボール』は、ラグビーボールの形をしているのが特徴的です。構想段階の下地を見たときに、震えるくらい感動しました。絵本は四角形だと思い込んでいた、自分の発想力の乏しさを実感しましたね(笑)。鈴木先生の「ボールなのに丸くないのが面白い」という着眼点がすごいですよね。ラグビー選手が企画して書こうと思ったら、押し付けのような説教臭いものになってしまったと思います。すごくキャッチーで面白い絵本にしていただき、本当に感謝してます。――確かに、ラグビーを何十年もやられている立場だと、ラグビーボールの形も当たり前に思ってしまいますよね。そうなんですよ。でも見渡してみると、楕円形のボールは、ラグビーボールとアメフトボールくらいしかないですよね。僕らにとってはそれが当たり前でも、違うジャンルの方がラグビーに触れたときに、こういう化学反応が生まれるんだなと。ラグビーは「ダイバーシティのスポーツ」とよく言われるんですけど、ラグビーと絵本作家さんという本当の意味でのダイバーシティが実現しましたね。――本書の最後には、畠山さんの「ラグビーはみんなでやるから楽しいんだ」というメッセージが書かれていますが、まさに『らくがきボール』も皆さんの協力で実現したんですね。先ほど「絵本は後の世代にもつながっていく」とお話しましたが、ラグビーボールもみんなでつないでいく大事なものです。本とラグビーボールはまったく違うものですが、そこのテーマは共通しているなと思いますね。○■ラグビー部の後輩に「僕も『サンドリ』聴いてます」――ところで、テレビ等のメディアにもよく出演されている畠山さんですが、ご自身は普段、どういった番組をご覧になりますか。ジャンルを問わず、色んなスポーツをずっと流してますね。というのも、自分の子どもにもスポーツを好きになってもらいたいんです。スポーツは、本当に人生を豊かにできると思っているので。あとは個人的に有吉(弘行)さんが好きなので、有吉さんが出ている番組は基本見るようにしています。――畠山さんは"ゲスナー"(ラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』のリスナー)でもありますよね。ご自身も同番組に何度か出演されています。ラジオでの有吉さんの発言がネットニュースになっているのを見て、「ラジオやってるんだ、有吉さんがやってるなら聴いてみよう」と思ったのが聴き始めたきっかけです。ネタを投稿するゲスナーさんの着眼点と文才に対して、「すごいな、頭いいんだろうな」と思って聴いてます。――『サンドリ』(『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』の略称)に出演後、周りの人からの反応はいかがでしたか。早稲田のラグビー部の大学生に会ったときに「自分もラグビー部で、畠山さんの後輩です」より先に、「僕も『サンドリ』聴いてます」と言われたことがありますね(笑)。僕は有吉さんが好きで聴き始めたんですが、有吉さんとアシスタントの芸人さん、ゲスナーさんの化学反応が面白くて、毎週楽しませていただいています。――先ほど『らくがきボール』で化学反応が生まれたと話されていましたが、『サンドリ』にもそれを感じているんですね。そうですね。『らくがきボール』のような…一緒にして良いのか分かんないですけど(笑)。でも、素晴らしいものや人を虜にするものは、絶対に化学反応のようなことが起きているんだと思うんですよ。『らくがきボール』にしても、クリエイティブなことですし、今まで誰もやっていなくて予測がつかなかったんですが、だからこそ挑戦する価値があったのかなと。微力ながら、僕も携われたことを誇りに思います。●『ラグビーワールドカップ2019』への思い○■ラグビーが「こんな僕を真人間にしてくれた」――メディアに出られている畠山さんを拝見していると、かなりトークがお上手だと感じます。『サンドリ』を聴いているような人種なので本当の自分は陰なんですが、「多くの人に好かれたい」「人気者になりたい」という陽の"もう1人の自分"を作って生活しています。この"もう1人の自分"が面白いことをやれば、本当の自分を見せずに、「畠山って良い人なんだ」という評価になるじゃないですか(笑)。――"もう1人の自分"がご自身の中にいるんですね。本当の自分が"もう1人の自分"に近づくのが今の目標です。練習をやらずに、本当は家でゴロゴロしてたいですし、本当の自分とは乖離(かいり)してるんですよ(笑)。でも、勝つためには厳しい練習をしないといけない。ラグビーのおかげで、"もう1人の自分"が引っ張ってくれている状態です。だからラグビーがなかったら、ずっと陰の自分で、今も働かずに実家でラジオを聴いていた可能性も全然あったと思うんですよ。ラグビーをやっていて、本当に良かったです(笑)。――ラグビーが畠山さんを真人間にしてくれたんですね(笑)。そうです(笑)。こんな僕を真人間にしてくれたラグビーはやっぱりすごいんですよ。本当にラグビーには感謝してるので、色んな人に広めていきたいですね。○■『ラグビーワールドカップ』日本代表の注目点は――そういった意味では今年、『ラグビーワールドカップ』が日本で開催されますね。僕個人としては、日本はもちろん、アジア全体にもっとラグビーを広めたいです。今は欧州や南半球の国が覇権を握っていますが、アジアはラグビーをリードできる素養があると思っています。だからこそ、アジアでもっともラグビーが盛んな日本を拠点に、国内のみならず、アジアに向けてもやっていく必要があると思いますね。――畠山さん個人としては、どのように日本開催の『ラグビーワールドカップ』を盛り上げていきたいですか。いくつか段階があると思います。まずはやはり日本代表選手に選ばれることが第一目標です。そしてもし代表に選ばれなくても、悔しい気持ちはありつつも、解説等でメディアに出て携わりたいです。それも「お呼びじゃないよ」と言われたら、ファンとして試合を観に行きたいですね(笑)。どの段階であっても、2019年は日本ラグビーにとってターニングポイントとなる大事な1年ですので、しっかり携わりたいです。――2015年の前回大会は、3勝しながらも惜しくもベスト8入りを逃しました。日本代表における今大会の注目点をお聞かせください。2015年は3勝を挙げましたが、ベスト8に勝ち点差で届きませんでした。僕たちは勝つことだけにフォーカスしましたが、今回はよりスマートに、勝ち点も意識して戦わないといけないと思います。「賢く戦う」試合を何試合見られるかには注目です。――改めて日本開催への思いをお聞かせください。2019年は、公式キャッチコピーにもあるように「一生に一度」だと思います。スペシャルな1年で終わらせるのではなくて、100年後の2119年の人たちが振り返って、「あの大会がきっかけだったね」と言われるような大会にしたいです。そのためには選手はもちろん、関係者みんながハードワークをして良いものを残したいですね。――それでは最後に、『らくがきボール』を通じて、どんなことを伝えたいかお聞かせください。この絵本を通じて、親子の時間をより良い、素晴らしいものにしていただけたらうれしいです。そして、その会話の中にラグビーの話題があると僕はすごくうれしいですね。■『らくがきボール』(作:鈴木のりたけとラグビー選手の仲間たち、定価:本体1,300円+税、発行:小学館)ラグビーの面白さといえば、 なんといっても、 楕円球。ボールなのに丸くない!? ふしぎなカタチ? おかしなカタチ? このちょっとヘンな楕円球に“らくがき”をしたら、 キミには何に見えるかな? 本を開くと、 ラグビーの試合球と同じサイズの楕円になるユニークな絵本の登場!■畠山健介1985年8月2日、宮城県気仙沼市生まれ。仙台育英高、早稲田大ラグビー部で活躍後、サントリーに加入(2月22日に退団を発表)。日本代表として、『ラグビーワールドカップ』2011年、2015年大会に出場。
2019年02月23日注目の若手アスリートが魅せるカラダに注目!「情熱と愛情を持った選手になりたい」と力強く語ってくれたのは姫野和樹選手。その表情には、ラグビー界を牽引していくという決意が表れていました。フィジカルの強さでは、誰にも負けない自信がある社会人1年目という異例の若さで名門・トヨタ自動車ヴェルブリッツの主将を務め、日本代表に定着。名実ともにトッププレーヤーに君臨する姫野和樹選手の持ち味は、108kgの強靭な肉体を生かした圧倒的な突破力!「中学1年時の身長は170cmぐらいで、高校の頃には今(187cm)ぐらいありました。ウェイトトレーニングを開始したのも高校から。競輪選手だった父親譲りなのか筋肉がつきやすく、自然とサイズアップしていきました。今ではフィジカルの強さが一番の武器。特に脚は自慢です。試合中に見てほしいプレーは、ボールを持った時のランですかね。どんなにデカい相手にも当たり負けしない強さを間近で見てほしい!」パワーの源は、やっぱり美味しいごはんだそう。「栄養士さんのアドバイスも受けますが、基本的には好きなものを食べるスタイル。大好物のうなぎと焼き肉は、週に1度必ず食べます!てんこ盛りで!」と、くしゃっと笑う姿は少年のよう。その太陽のような性格でチームを引っ張ってきたのかと思いきや、「初めてキャプテンに任命された時はあまりのプレッシャーにラグビーをやめたいと思うこともあったんですよ」と本音が。「ツラい時期は、中学時代の恩師から言われた“常に一流であれ”という言葉を思い出して乗り越えました。当時は一流の定義なんてわからなかったけど、大学時代に“失敗してもすぐに起き上がれる人間が一流”と教えてもらい、そこからはその言葉が支えになっています。今一番心がけているのは、気持ちに余裕を持つこと。そのほうが大好きなラグビーを心から楽しめるとわかったから」そんな芯の強さが垣間見える姫野選手が惹かれる女性像とは?「品がある女性ですね。周りへの思いやりがあって、電車で席を譲るとか当たり前のことを当たり前にできる人。僕のことを立てて一歩下がってついてきてくれるけど、一緒にふざけ合えるような。好きだなぁ、そういう女性(笑)」ひめの・かずき1994年7月27日生まれ。愛知県出身。帝京大学卒業後、’17年トヨタ自動車へ。FWのNo.8。昨年トップリーグの新人賞を獲得。日本代表。趣味はサーフィン。※『anan』2019年2月20日号より。写真・SASU TEI(W)ヘア&メイク・亀田 雅(The VOICE)取材、文・黒澤祐美(by anan編集部)
2019年02月18日「服は内臓」。 着れば 「俺はこういう奴だったんだっ」とわかって、 この一着さえあれば、 バイクでどこまでもいける、 そんな気分にさせたいの。 ―― 『衣装術2』インタビューよりスタイリストを自称しない日本を代表するスタイリスト、北村道子が新刊『衣装術2』を発売した。同書では、浅野忠信や松田龍平ら人気俳優34人、写真家6人との10年にわたるコラボレーションを記録した写真126点と、録り下ろしインタビューを収録。北村が手がけた比類なき映画衣装やスタイリング、撮影の背景にとどまらず、アートや、仕事論、自身のルーツまで、縦横に語りつくしている。撮影:鈴木親 <登場する俳優>窪塚洋介・松田龍平・新井浩文・安藤サクラ・水原希子・村上淳・門脇麦・東出昌大・りょう・染谷将太・浅野忠信・オダギリジョー・池松壮亮・村上虹郎・高良健吾 他<写真家>鈴木親・高柳悟・鶴田直樹・富永よしえ・大森克己・荒井俊哉【プロフィール】北村道子 (きたむら・みちこ)1949年、石川県生まれ。サハラ砂漠やアメリカ大陸、フランスなどを放浪ののち、30歳頃から、映画、広告、雑誌等さまざまな媒体で衣裳を務める。2007年に映画『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』で第62回(07年)毎日映画コンクール技術賞を受賞した。著書に『Tribe』『COCUE』(以上 品切)、『衣裳術』(小社刊)がある。【書籍情報】『衣装術2』出版社:リトルモアA5判/並製/192ページ 装幀:大橋修、表紙:門脇麦価格:2,000円
2019年02月05日●あまり語られてこなかったMr.Children昨年発売された書籍『日本代表とMr.Children』(2018年11月28日発売/ソル・メディア)。この本は、1998年のワールドカップ初出場を機に国民的コンテンツとなったサッカー日本代表と、モンスターバンドとして90年代から席巻し桜井和寿が大のサッカー好きでもあるMr.Childrenの関係性を、音楽・映画ジャーナリストの宇野維正氏と音楽ブロガー・ライターのレジー氏が読み解くという内容だ。共著者の1人であるレジー氏に、桜井和寿とサッカーとの出会いや、ミスチルの楽曲がサッカー選手に支持される理由などについて聞いた。○■『日本代表とMr.Children』書籍化の経緯は――まず、書籍化の経緯をお聞かせください。『日本代表とMr.Children』というタイトル通り、サッカー日本代表とMr.Childrenの関係性を分析する内容となっています。ロシアワールドカップのベルギー戦が終わり、キャプテンを務めてきた長谷部(誠)が代表引退を表明して、あの世代の日本代表が一区切りついた感がありました。そして、大のミスチルファンでもある長谷部がキャプテンに就任した2010年くらいから「自分たちのサッカー」というのが日本代表を取り巻くキーワードになっていて、それがミスチルの歌ってきた「自分らしさ」とつながる部分があるなと。そんな話をツイッターでつぶやいたところ、共著者の宇野(維正)さんと話が広がり、そのやり取りを見ていたソル・メディアの方からお声がけがあって、結果的に書籍化に至りました。――本書では、長谷部キャプテンを中心とした日本代表を「ミスチル世代」と呼んでいますね。レジーさんご自身もミスチルがお好きとのことですが、ミスチル好きになったきっかけをお聞かせください。最初は小学生のときに聴いた「CROSS ROAD」ですね。今まで自分が聴いてきた音楽とは雰囲気の違うことをやっているバンドが出てきたなと思いました。決定的だったのは、「innocent world」です。中学校のクラスの友達もみんな聞いていましたね。それに関連して言うと、今回の本を書く上でのモチベーションとして、90年代に世間の人が最も接しているコンテンツのひとつとしてミスチルがあるはずなのに語られることが少ない、そういう状況に風穴をあけたいという思いが個人的にはありました。――確かに「小室ファミリー」などについてはよく語られていますが、ミスチルについてはあまり語られてこなかった印象です。人気が落ちておらず、いまだに"現役"であるがゆえに、振り返られないんでしょうね。今回の本の大きなテーマでもある「自分探し」に関連する文脈だと、『エヴァンゲリオン』が90年代の精神性を語るうえでよく話題に挙がるじゃないですか。でも僕の体感としては、『エヴァ』を見ていた人より、ミスチルを聴いて影響を受けていた人の方がたくさんいるような気がするんです。○■重要だった桜井和寿とサッカーの出会い――書籍化にあたり、過去のインタビューなども多く調べたそうですが、なにか発見はありましたか。桜井(和寿)さんがサッカー好きであることはもちろん知っていましたが、こんなにいろんなところでサッカーの話をしてるんだ!というのは改めて驚きました。本の作業を始めた当初は長谷部や名波(浩)といった代表選手がミスチルから影響を受けている、いう話が中心になるのかなと思っていたんです。でも、今まで思っていた以上に桜井さんのサッカーへの思い入れは強烈でしたね。桜井さんのインタビューでは、「サッカーをやっているときは色んなことから解放され、普通の人になれる」という話題がたびたび出ていました。周りが考えるよりもずっと、ご本人の中ではサッカーが大事なものなんだなと。アルバム『深海』『BOLERO』を経て、ミスチルが活動休止したタイミング、ある意味で1人の人間としての"桜井和寿"をやり直そうというタイミングでサッカーと出会ったのは、すごく重要だったんだろうなと思います。――その一方で、サッカー選手をはじめとしたアスリートには、ミスチル好きが多い印象です。レジーさんはその理由をどのように分析されますか。いろいろ理由はあると思いますが、特にアスリートがよく好きな曲に挙げる「終わりなき旅」の「高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいいもんな」という歌詞への共感が強いんだろうなと思います。実際はミスチルはあの時点で高い壁に登った後であり、上に上に目指していこうという歌ではないのですが、アスリートの多くが競技を極めるうえで必要な上昇志向に読み替えて受け取っているのではないでしょうか。また、「終わりなき旅」の本来のメッセージは上昇志向というよりも「自分の中にあるものに対して打ち勝っていく」という話だと思うんですが、それもアスリートの「最大の敵は自分」という考え方とリンクして鼓舞されるんでしょうね。――特にサッカー選手はミスチル好きが多いですよね。これまでの日本代表選手のなかで、桜井さんと似ている面があると感じる方はいますか。やはり長谷部じゃないですかね。一見すると、良い人そうで真面目そうだけど、強烈なエゴのようなものがあり、どちらも天才的というよりはバランスの良さを感じます。桜井さんもすごいソングライターであり、ボーカリストですけど、たとえば宇多田ヒカルのようなアーティストと比べると“天才”というよりも“普通感”があるなと。長谷部も天才肌のプレーヤーというよりは「バランス」「努力」といった言葉が似合うと思うので、そういう部分が共通しているかなと思います。○■2010年以降のMr.Children――確かに桜井さんは、『モヤモヤさまぁ~ず』や『ゴッドタン』を見ていることを明かしたりと、“普通感”がありますよね。そんな長谷部選手は2010年から日本代表キャプテンを務めていましたが、レジーさんは2010年以降のミスチルをどうとらえていますか。桜井さんはあるインタビューで、「『彩り』はあの歌詞があるからあの曲になるけど、『エソラ』はあの歌詞じゃなくても曲のメッセージが伝わるはずだ」というようなことを言っていました。この発言が象徴的だと思いますが、2010年代のミスチルは言葉と音楽の融合について試行錯誤していたフェーズだと思うんです。歌われるテーマについても、「自分探し」は終わり、大量消費されるスーパーマーケットであっても良い(=アルバム『SUPERMARKET FANTASY』)というレベルまでいった後に震災があったりして、ミスチルとして何を歌うかというピントが定まり切らない時期だったんだろうなと。――桜井さんも雑誌『MUSICA 2015年1月号』のインタビューでは「(曲を)当てにはいっているが、難しい」「投げてもすり抜けていく感覚がある」と告白していましたね。そうですね。ただ、10年代の後半の楽曲、「ヒカリノアトリエ」や「himawari」からは何かを掴んだのかなという印象も受けました。今はバンドとして過渡期だと思うので、まだまだもっとすごいのが来るんじゃないかなと期待しています。――最近、Mr.ChildrenはRADWIMPSやくるりなどと対バンをやったり、ホールツアーを行ったりしましたよね。そういった活動でなにか掴んだものがあったんでしょうね。きっとそうなんでしょうね。「大会場で弾けるミスチルが見たいのに何で今さらホールツアーなんてやるんだろう?」とか文句を言ったりもしたんですけど(笑)、ミスチルにとって必要なプロセスだったんだなと思います。●批評することの難しさと重要性○■プロデューサー・小林武史から離れたMr.Children――そして2010年以降のミスチルで大きな出来事といえば、ブレイク前からの関係であるプロデューサー・小林武史から離れたことだったと思います。その点についてはいかがでしょうか。もちろん良し悪しあるんでしょうけど、バンドとして新しい一歩を踏み出すきっかけにはなったんだと思います。個人的には、今のような状況だからこそ「小林武史っぽい曲」をセルフプロデュースでやってみてほしいなと。ちょっと話が逸れますが、最近サザンオールスターズのアルバムをすべて聴いたんですけど、世の中の人が「サザンっぽい」と思っている音の多くは80年代後半~90年代前半に作られていて、それらの楽曲をプロデュースしていたのが小林武史なんですよね。つまり、世の中の人が「サザンっぽい」と思っている音は「小林武史っぽい音」でもあると言えると思います。――「真夏の果実」「希望の轍」「涙のキッス」などは小林武史プロデュースですね。歌謡曲からJ-POPに時代が移り変わるタイミングを小林武史と乗り切ったのは、サザンとしても本当に大きかったんだなと実感しました。小林武史は、桑田佳祐のブルース的というか、土着的な感覚を華やかなものに落とし込むのが得意だったんだと思います。それと同じように、浜田省吾や甲斐バンドに影響を受けていた桜井さんの音楽性をよりポップな方向に開花させたのが小林武史と言えるのかなと。――確かに小林武史はミスチルの初期には、桜井さんに楽曲制作のイロハをマンツーマンで教えていたそうですしね。はい。今のミスチルはそういう「小林武史的なもの」ではない、より生々しいバンドサウンドをやりたいんだと思うんですけど、桜井さんの根底には小林武史とともに培ってきた「ポップソングを作るセンス」みたいなものが今もあると思います。バンドとして身軽になった今だからこそ、僕としては「エソラ」とか「Marshmallow day」のような、ストリングスやホーンががっつり入ってメロディも派手な曲、いわゆる「小林武史っぽい曲」であり「ミスチルっぽい曲」をやったらどうなるのか聴いてみたいです。――色んな経験を積んだ今、改めての「ミスチルっぽい」ですね。そうですね。きっとまたこれまでのミスチルとは違う、でもミスチルらしい、素晴らしい曲ができるんじゃないかなと。桜井さんは『MUSICA』(2018年11月号)のインタビューで、「2020年の東京オリンピックの時に日本を代表するミュージシャンとしてもし僕らの名前が挙がった時に…」と、東京オリンピックに関する話をしていました。五輪のことを挙げるということは、時代の真ん中で色んなものを背負うことに対して自覚的なはずなので、またそういうモードが前面に出てきたときにミスチルがどういう曲を生み出すのか楽しみです。○■ワールドカップ直前に監督交代したサッカー日本代表――2月にミスチルは台湾で初の海外単独公演も予定していますし、新たなステージに進もうとしているのではという感じはありますよね。そして本書のもう1つのテーマ、日本代表の話題でいいますと、今年はワールドカップ直前で監督が交代するというゴタゴタがありました。しかし決勝トーナメント進出を果たしたことで「結果良ければすべて良し」となっている感もありますが、こちらについてはいかがでしょうか。一言でいうと、ちゃんと引き継いでほしいなと思っています。ポジティブな面では、森保一監督は西野ジャパンでコーチをしていた人なので、ワールドカップ後の監督人事としては今までで一番継続性がある人選になっていると思います。ロシアワールドカップでは結果を残して、日本はこういうサッカーをやれば良いんだと見えたものもあったので、それを森保監督がさらに発展させてくれるといいなと思っています。その一方で、大会直前という意味の分からないタイミングでハリルホジッチをクビにして、本来は監督を評価すべき西野(朗)技術委員長が監督になるというおかしなことが起きました。にもかかわらず、16強に進出したことで、そういった経緯が不問になってしまっているようにも思います。その点については、「森保ジャパンいいよね」という話とは別に、引き続きウォッチして何かあれば声をあげなければ、また同じことが起きてもおかしくないなと思います。――「声をあげる」ということはすなわち、「批評する」ということだと思います。しかし、レジーさんは宇野さんとの対談で、「(世の中が)批評が機能しない構造にどんどんなっている」と話していました。「批評が機能しない構造」というのをもう少しかみ砕くと、「本人の発言以外は興味ない」というような風潮、そして何かについて掘り下げて語ること自体への忌避感ということになると思います。前者については、当事者がSNS等で直接発信できるから、当事者の言葉が教典化してしまう。後者は脊髄反射的に反応しがちなツイッターと考察という行為の相性の悪さを感じます。「何難しいこと言ってるの、感じることが一番だよね」とか「本人が話してないから考えても仕方ないよね」というような意見はよく目にしますし、一方でそういうことを言う人たちのことを考察する側の人たちがバカにするような構造もあると思います。そういった分断を少しでもつなぐことはできないものか、というのは文章を書くうえでいつも考えていることです。テーマがメジャーで多くの人にとって自分ごと化しやすい本書を通して、いくつかの出来事を結びつけて考察を深めることって面白いんだなと感じてくれる人が1人でもいればいいなと思っています。いわゆる「批評」を読んだことがなかった人が、論じるって楽しいと思ってくれたらうれしいですね。■レジー1981年生まれ。会社員兼音楽ブロガー・ライター。2012年に立ち上げた「レジーのブログ」での音楽シーン分析が話題となり、その後は一般企業勤めと並行して複数の雑誌やウェブメディアに寄稿。著書に『夏フェス革命 ー音楽が変わる、社会が変わるー』。
2019年01月09日「2019ミス・インターナショナル日本代表選出大会」が23日、都内で行われ、故・岡田真澄さんの一人娘で青山学院大学2年生の岡田朋峰(ともみ)さん(20歳)が日本代表に選ばれた。ミス・インターナショナルは、ミス・ワールド、ミス・ユニバースと並び世界3大ミス・コンテストの一つとされており、この日は、来年に行われる世界大会への出場権を賭けた日本代表選出大会が行われた。書類審査および予選会を勝ち抜いた32人の候補者たちが華やかにステージに登場。着物・水着・スピーチ・ウォーキング審査に臨み、2006年に死去した俳優・岡田真澄さんの一人娘である岡田朋峰さんがグランプリを獲得した。名前を呼ばれて喜びの表情は見せたものの、涙は見せなかった岡田さん。開口一番「このような素敵な場所で日本代表に選んでいただき、光栄に思っています」とあいさつし、「今日まで一緒に頑張ってきたファイナリストのみんな、この大会を支えてくださった国際文化協会の皆さま、セミナーで私たちを温かく教え導いてくださったOGの方々、私の周りで応援してくれた皆さまに感謝しています。ありがとうございました」と感謝の言葉。亡き父・真澄さんのことにも触れて「私には会いたかった人がいます。その人は言葉をかけても会うことはできません。私が7歳の時に亡くなった父です。父はどんな時もエレガントで気品を忘れない女性でいなさいと教えてくれました。私は今日このステージで父と会うことができたと思います」と話すと、会場から溢れんばかりの拍手が巻き起こった。また、今後の目標について聞かれると「日本代表としてこれから1年間活動をしていき、その活動を通過点に女性キャスターになりたいと思っています」と抱負を。亡父と同じ職業でもある役者には「舞台や映画を見ることがすごい好きなので、キャスターや日本代表として同じ表現するというところですごく憧れはありますが、今はありません」と否定的で、「私が通う青山学院大学はたくさんの女性キャスターの出身校でもあります。そんな大学の先輩の皆さんに憧れています」とキャスター志望であることを強調していた。なお、2019準ミス・インターナショナル日本代表には、第2位に東京都出身の文元麻由奈さん(20歳)、第3位に大阪府出身の寺西麻帆さん(22歳)、第4位に埼玉県出身の藤本美咲さん(25歳)、第5位に愛媛県出身の田中蓉さん(22歳)、特別賞のパーフェクトボディ賞に埼玉県出身の大嶋夏実さん(25歳)、ビューティースキン賞に北海道出身の荒木美南さん(20歳)、ハッピースマイル賞に栃木県出身の山田真夕さん(20歳)、WEBジェニック賞に北海道出身の野嶽沙世さん(20歳)がそれぞれ選出された。
2018年10月24日9月のコスタリカ戦、先日12日のパナマ戦と、好調に白星を重ねているサッカー日本代表、森保ジャパン。次なる相手は、ロシアW杯ベスト8の成績を残した、FIFAランク5位の強豪ウルグアイです! そこで、みなさんどの選手に注目しているのか、世間の声をリサーチしました!文・伊藤順子森保ジャパンのキーマンは…?「全員攻撃、全員守備」、ロシアW杯組と次世代若手組との「融合」を掲げる森保ジャパン。これまで2戦、「お試し」といった形ながらも勝利をものにしてきました。明日に迫るウルグアイ戦は、先の2か国とは比べものにならないといっていいほど格上の相手です。積極的に若手を用いた初戦、初戦よりもロシアW杯色を加えた第2戦を経て、森保一監督は何をどう感じ、明日につなげるのでしょうか。そして、世間の人々はどの選手に注目をしているのでしょうか。ananwebは緊急調査を実施、票を集めた戦士トップ3を発表します!日本代表メンバーで注目選手は誰ですか?1位 大迫勇也2位 柴崎岳3位 長友佑都なんとロシアW杯主力組が独占する結果となりました。いくつか理由をご紹介します!1位 大迫勇也選手「W杯で活躍した勢いに期待」(33歳・公務員)「高校時代から衰えぬ輝きと決定力、技術で、年々その実力が進化していっているので」(30歳・公務員)「『半端ない』というイメージから挙げました」(32歳・自由業)3つ目のご意見は世間一般の声を代表しているのかもしれません(笑)。ドイツ・ブンデスリーガで培ったフィジカルと、安定感のある決定力を武器に、SNSや動画サイトで広まった「大迫、半端ないって」が見事マッチし、もはや日本で知らない人はいないといっても過言ではないほどその名が知れ渡りました。森保ジャパンでは前回のパナマ戦で初召集され、明日のウルグアイ戦も出場濃厚といわれています。若手との融合でW杯同様、半端ないプレーを期待しましょう!2位 柴崎岳選手「ゲームメイクに期待。彼がどんなボールを前線に送り込むのか楽しみで仕方がない」(31歳・会社員)「最近、ヘタフェでは活躍できておらず、そのうっぷんを晴らしてほしい」(36歳・事務)「結婚してプレーにどう変化が出るか楽しみ」(32歳・自由業)ロシアW杯では、日本をベスト16に導いた立役者のひとり、柴崎選手ですが、W杯以降、残念ながらヘタフェではほぼ召集外となっているんですね。類まれなるセンスと実力の持ち主ですから、自身もフラストレーションは相当溜まっているかもしれません。前回のパナマ戦もほんの数分かしか出場の機会を得られなかったですし、明日はその悔しさをバネに爆発してほしいものです。3位 長友佑都選手「ここぞというときナイスプレーをしてくれる」(32歳・公務員)「安定感がすごくて気遣いもできる人。プレーが楽しみ」(24歳・公務員)「まだまだ現役で頑張ってほしい」(30歳・自由業)「スーパーサイヤ人になりたかったスーパーゴリラ」と自ら称した金髪で、逆境に負けず前向きに日本代表を盛り上げてくれた長友選手。海外で培ったタフな精神力と、30歳を超えても劣え知らずの豊富な運動量、巧なテクニックは、所属するガラタサライでも健在。その活躍はクラブに大きく貢献しています。それは、森保ジャパンでも然りでしょう。スタメン出場したパナマ戦に引き続き、明日も安定感抜群なプレーをしてくれるはず!もちろん、他選手の名を挙げた人も多くいました。おもな声をご紹介しましょう。「中島翔哉選手。彼なら何かをしてくれそう」(35歳・IT関連)「伊東純也選手。今、Jリーグで1、2を争うくらいのストライカーだと思う。スピードだけでなく足もとの技術も高く、芸術的なゴールを度々放つことがあるので注目している」(30歳・公務員)「堂安律選手。若いのに物怖じしないメンタルが良いと注目しています」(30歳・自由業)「南野拓実選手。彼がもっと若いときにプレーを見て、すごくいい動きをすると思った。あれから、日本代表に入ってくれたのが嬉しい」(33歳・自由業)「東口順昭選手。Jリーグでシュートをたくさん止めていてすごい!」(29歳・会社員)以上、いかがでしたか。森保ジャパンが目指すのは来年2019年1月開催のアジアカップでの優勝です。相手ゴールを果敢に攻め、危険をかえりみず自ゴールを必死に守る。彼らの常に前を向く姿は、心を打たれるだけでなく、「何事も決して諦めない」大切さも教えてくれます。明日もまたきっと彼らに勇気づけられるはず。みなさん、精一杯応援しましょうね!©efks/Gettyimages©Pgiam/Gettyimages©NiseriN/Gettyimages
2018年10月15日フリーアナウンサーの大橋未歩が、12日に放送されたニッポン放送『大橋未歩 金曜ブラボー』(毎週金曜 13:00~17:20)に生出演し、元サッカー日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏に口説かれた過去を明かした。この日の放送では、ラッパーで大のサッカー好きでもあるGAKU-MCがゲスト出演。大橋はGAKUが握手してくれたことを明かし、「昔、スポーツニュースを担当していたときに、サッカー取材に行くとみなさん握手してくださるんです。その文化は野球取材にはなかったんですよ」と振り返った。さらに大橋は、テレビ東京アナウンサー時代の06年にドイツワールドカップのキャスターを務めた際、「CM中にトルシエさんが、私の手の甲に自分の電話番号を書いてこられたんです。だから本番中も口説くみたいな…」と明かした。これには、GAKUも「さすがですね。その文化は僕にはなかったです」と驚いた様子を見せていた。
2018年10月13日俳優の舘ひろしが、2019年9月20日に開幕する「ラグビーワールドカップ2019日本大会」PRキャプテンに就任。開幕1年前の本日20日、都内で行われた「ラグビーワールドカップ2019日本大会 1YEAR TO GO KICK-OFF EVENT~1年前記念イベント」に出席し、意気込みを語った。自身もラグビーを経験し、ラグビーを愛する舘。大会の認知度向上および機運醸成に努め、大会PRの先頭に立つPRキャプテンとして、イベントや大会公式SNSなどで、大会の魅力や楽しみ方を発信する。舘は「アジアで最初のワールドカップが日本で開催されるのが、ラグビーファンとしては大変感激しております」と喜び、「ラグビーをやっていたのは高校の3年間だけだったのですが、そのとき培った友情やそのとき学んだ人生経験、哲学が、今でも自分の人生にすごく影響を与えている気がする。そんな素晴らしいラグビーの魅力を1人でも多くの人に伝えられたら。それが私の使命ではないかなと思っています」と力強く語った。PRキャプテン就任を機に初めてツイッターのアカウント(@Tachi_RWC2019)を開設。「この歳でツイッターを始めました」とやや照れ臭そうに報告し、「ただいま勉強中なんです。勉強しながらやっていこうと思っています」と話した。また、「自撮りも初めてです」と笑い、「少しでもラグビーの魅力が伝わればと思います。何をつぶやくかわかりませんが、頑張ります!」と意気込んだ。イベントには、同大会の日本テレビ中継スペシャルサポーターを務める嵐の櫻井翔、日本代表ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ、大畑大介ラグビーワールドカップ2019アンバサダーも登壇し、4人で熱いラグビートークを展開した。
2018年09月20日アイドルグループ・嵐の櫻井翔が20日、都内で行われた「ラグビーワールドカップ2019日本大会 1YEAR TO GO KICK-OFF EVENT~1年前記念イベント」に出席した。来年9月20日に開幕する「ラグビーワールドカップ2019日本大会」の1年前にあたる日に開催された同イベントでは、俳優の舘ひろしが大会PRキャプテンに就任。そして、同大会の日本テレビ中継スペシャルサポーターを務める櫻井、日本代表ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ、大畑大介ラグビーワールドカップ2019アンバサダーと共に、4人でラグビートークを展開した。櫻井は「本当にわくわくします。多くの方が前回の日本の活躍のイメージが残っていると思いますが、いよいよ1年後、楽しみですね」と期待に胸を膨らませている様子。また、自身とラグビーの関わりについて「小学生のときにわずか2年間やっていただけなんです」と明かし、「そんな私がこの場に呼んでいただいて、身に余る光栄だと思っています」と恐縮した。その後、櫻井がインタビュワーを任され3人に質問。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチには大会での目標などを聞き、コーチは「目標はトップ8に入ること。そこまでチームを押し上げることが自分の任務だと思っています。それまでにビッグマッチが多く控えています。初戦のロシア戦が大事になるので、しっかりと準備して挑んでいきたいと思います」と引き締まった表情で語った。最後に櫻井は「すいません。司会を乗っ取ったようになって…」と笑い、「僕もいちラグビーファンとして本当に楽しみにしていますし、ラグビーに興味がなかったり、そんなに知らないという人たちに、一人でも多く興味をもらえる一助となればいいなと思っています。ぜひ競技場にも足を運んでいただきたいなと思います」と呼びかけた。
2018年09月20日是枝裕和監督のカンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作『万引き家族』が、第91回米国アカデミー賞外国語映画賞部門の“日本代表作品”として出品されることが決まった。一般社団法人日本映画製作者連盟が発表した。第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて、日本人監督としては21年ぶりの最高賞“パルム・ドール”を受賞した本作。リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、城桧吏、佐々木みゆ、樹木希林らが出演し、日本国内では8月12日(日)までに興行収入43億1200万円、約352万人動員を記録する大ヒット公開中。8月3日に約6,000スクリーンにて公開された中国では、週末興行成績が第4位(4,860万元/約7.9億円)を記録し、今年中国で公開された全実写邦画のオープニング成績を超える大ヒットスタートとなり、8月11日には8,390万元(約13.4億円)を突破、昨年公開の『銀魂』の記録を抜いて実写邦画NO.1を達成している。そのほかアジア圏、ヨーロッパ各国、北米など含め現在合計で185の国と地域への販売が決定。9月にスペインで開催される第66回サンセバスチャン映画祭において、是枝監督が生涯功労賞にあたる「ドノスティア賞」を受賞、さらには第36回ミュンヘン国際映画祭では外国語映画賞にあたる「ARR/OSRAM賞」を日本映画初受賞、米国アカデミー賞を占う前哨戦として名高い第43回トロント国際映画祭にも「Special Presentations 2018部門」に出品される予定。(社)日本映画製作者連盟は、米国の映画芸術科学アカデミー(ACADEMY OF MOTION PICTURE ARTS AND SCIENCES)より同アカデミーが主催する米国アカデミー賞外国語映画賞に、日本映画1本を選考し出品する依頼を受けており、外部委員による選考会を行い出品作を決定している。カンヌの常連として知られる是枝監督だが、自身も映画芸術科学アカデミー会員であり、同・外国語映画賞の出品作品に選ばれるのは『誰も知らない』以来14年ぶり。日本の作品が同・外国語映画賞を受賞したのは2009年、滝田洋二郎監督の『おくりびと』が初。近年は、『百円の恋』『母と暮せば』『湯を沸かすほどの熱い愛』などが日本代表として選出されてきたが、最終的にノミネート対象となるショートリスト入りはならなかった。米国アカデミー賞授賞式は現地時間2019年2月24日(日)、日本時間2月25日(月)が予定されている。『万引き家族』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2018年08月25日