20~40代女性4人の物語を通して、等身大の愛と苦悩を描く韓国ラブロマンスドラマ「ラブシーン・ナンバー#」。フジテレビが運営する動画配信サービスFODにて配信中の本作が、7月24日(月)より地上波放送されることになった。本作は、人生のターニングポイントで立ち止まり悩む、20~40代の各世代の女性たちの愛と心の揺れをリアルに綴ったオムニバスドラマ。「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」や「彼女の私生活」、「タッチ~恋のメイクアップレッスン!~」に出演するキム・ボラ、「夫婦の世界」で強い印象を残したシム・ウヌら注目女優が悩める女性たちを熱演する。内容は、4人の女性が主人公の4つの物語。異なる魅力を持つ男性とつきあっている複数恋愛主義者で23歳の大学生。無難な恋愛を経て決まった結婚を前にマリッジブルーに陥る29歳の小学校教師。恋よりも映画監督という夢を選ぶも思うようにいかず困窮している35歳。家具デザイナーとしての仕事は順調だが、健康と夫婦関係に不安を持ちはじめた42歳の4人の女性が登場。恋、仕事、結婚、健康など、4人の年齢、4つの物語を通して、現実的な各世代の悩みを懸命に乗り越えようとする姿と日常を描いていく。「ラブシーン・ナンバー#」は7月24日(月)より毎週月曜26時30分~フジテレビにて放送(関東ローカル)※放送日時は予告なく変更となる場合があります。FODにて全話配信中(全8話)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月17日都心のタワーマンションの最上階のバスルームでシャワーの水を滴らせながら激しく求め合う男女。Netflixオリジナルドラマ「金魚妻」は、そんな濃厚なラブシーンで幕を開ける。このシーンをはじめ、本作における性的な描写や激しい露出を伴うセンシティブシーンにおいて “インティマシー・コーディネーター”として、俳優陣をケアする役割を担っていたのが浅田智穂である。アメリカでは米HBOの「The Deuce」(2017)で初めて採用され、#MeToo運動(※)の広がりもあって、俳優の安全と尊厳を守るためにとハリウッドでも広く導入されるようになったというインティマシー・コーディネーター。日本では現時点で公式に2人しか存在しないインティマシー・コーディネーターのひとりが浅田さんである。6組の夫婦を軸に、禁断の恋に落ちていく妻たちの姿を赤裸々に描いた「金魚妻」だが、俳優たちが渾身の演技を見せている美しく激しいセンシティブな描写も見どころのひとつである。こうしたシーンの撮影の裏で、浅田さんが果たした役割とは?インティマシー・シーンという仕事の意義、今後の課題なども含め話を聞いた。※ハリウッドの有名プロデューサーによる長年の性的虐待疑惑の報道に端を発し、それまで沈黙を守ってきた多くの被害女性たちが「#MeToo」というハッシュタグをつけて性暴力、セクシャルハラスメントの被害を告発したことで、こうした流れが世界中に拡大し、人々の連帯を生み、性犯罪に対する意識の変革、女性の地位向上を求める大きなムーブメントとなった。「俳優と制作チームの明確なコミュニケーションと同意が得られるよう両者の連携を図る」――浅田さんはアメリカの大学を卒業され、エンタテインメント業界で通訳などをされてきたそうですが、どのようなきっかけでインティマシー・コーディネーターになったのでしょうか?きっかけは昨年Netflixで配信された映画『彼女』という作品でした。Netflixがキャストやスタッフが安心して働くことができ、何よりも気持ちよく作品づくりに集中できる環境を整えたいという考えから、「インティマシー・コーディネーターをつけたい」と考えており、W主演のひとりである水原希子さんからも「インティマシー・コーディネーターを導入したい」という申し出があったとのことで、日本でインティマシー・コーディネーターを探されていたという状況でした。その時点で、日本にはまだインティマシー・コーディネーターがいなかったのですが「トレーニングを受けて、インティマシー・コーディネーターを務めてほしい」というお話をいただき、私のほうも「ぜひやりたいです」とお伝えして、オンラインで講習を受けるなどして『彼女』の現場に入らせていただきました。――オファーが来る以前からインティマシー・コーディネーターという職業についてはご存知でしたか?いえ、知りませんでした。いま思えば、そういう記事を目にした機会はあったと思いますが、まさか自分がなると思っていなかったのであまり意識していなかったんですね。お話をいただいて“インティマシー・コーディネーター”という言葉を聞いた時、それを初めて耳にしたかというとそうではなかったと思いますが、詳しい内容や意義について、わかっていませんでした。――講習やトレーニングでは、具体的にどのようなことを学ばれたんでしょうか?コロナ禍ということもあり、すべてオンラインだったのですが、まずはセクシャリティやジェンダーについて、それからどういうことをハラスメントと考えるのか?どんなことがトラウマとなってしまうか?といったことを勉強しつつ、監督や俳優との向き合い方、脚本を読んで、そこから何を抽出し、どういったことを考えなくてはいけないか?現場での役割、あとは実際の前貼り(※俳優が局部を隠すために使用するシール)や保護アイテムの使い方や種類について。それから、疑似セックスシーンをいかに安全な形でリアルに見せるか?といったことも勉強しました。――TV局ですと「考査部」という部署があり、性描写や暴力シーン、セリフなどで使われる言葉や番組の内容について、指摘や指導を行ないます。基本的にコンプライアンスに沿って、番組や描写がTVで放送するのが適切か否かを考える仕事ですが、インティマシー・コーディネーターという仕事は、あくまでも俳優をサポートし、寄り添うために存在するということでよろしいでしょうか?私たちの仕事は、俳優と制作チームの明確なコミュニケーションと同意が得られるよう両者の連携を図ることです。俳優やスタッフが安全かつ安心して撮影を行なうための仕事であり、あくまでも“コーディネーター”ですので、脚本の内容に関しては基本的には口出しはしません。――依頼があってから実際に撮影が行われるまでのインティマシー・コーディネーターの仕事の流れについて教えてください。まず依頼をいただいたら、脚本をもらって読み込みます。“インティマシー・シーン”、もしくは“センシティブ・シーン”という言い方をするんですが、脚本の中から肌の露出や身体的な接触があるシーンを抜粋していきます。その上で、脚本上のト書きではわかりづらい部分などを含め、それらのシーンでどのような演出や描写を考えているか、監督からヒアリングをします。このシーンで何を見せたいのか?もし決まっているのであれば、カメラアングルやサイズをヒアリングをして、次は俳優とその内容について確認します。「ここまではできるのか?できないのか?」「できないのであれば、どのような変更をすれば可能なのか?」といったことを伺って、撮影内容に本人の同意を得て、同意書を作成します。その後、メイク部や衣装部のスタッフと、撮影までにどのような準備が必要か、撮影当日は何をするかといったことを確認します。ここまでが基本的な撮影前の準備ですね。撮影の当日は、前貼りを着けるお手伝いなどもします。また、センシティブ・シーンは俳優が2人以上いる――つまり相手役がいる場合が多いですが、彼らがその日「はじめまして」の場合もありますし、会ったことや共演経験はあっても、その日撮影するシーンについては話をしていないという場合もあります。ですので、撮影当日はそのシーンに関わる俳優と私とで、お互いの許容範囲をきちんと確認して、勘違いや行き違いがないようにします。現場では、センシティブ・シーンをクローズドセットで撮りましょうという方針を取っています。クローズドセットというのは、撮影人員を必要最小限の人数に抑えて撮影をしましょうということですが、そのルールがきちんと順守されているかをプロデューサーとチェックし、確認しつつ、俳優部を側でサポートします。他部署や監督と必要なことを相談したりもします。――インティマシー・シーン、センシティブ・シーンというのは、どのくらいの範囲を指すのでしょうか?ラブシーンはわかりやすいですが、「金魚妻」でいうと、男性がひとりでシャワーを浴びているシーンや、雨に濡れて女性の下着が透けて見えるようなシーンもあります。一般的にはラブシーン以外でも、シャワーで全裸になっているなど、前貼りを貼らないといけないようなシーンは確実に範囲に入ります。濡れて下着が見える場合は、下着の種類やどの程度、見えるのか?という部分に関して俳優部やプロデューサーと相談していく形になります。下着に関しては、事前にどういう下着なのかということは必ず確認します。あとはキスシーンですね。キスの時に舌は入れるのか?口は開けるのか?といったことも大事な部分なので必ず確認します。それ以外でも、肌の露出が多い時点で、そこにセックスが絡んでいなくともセンシティブ・シーンとして私たちが入るものと考えていただければと思います。――男性のみのシーンであっても、インティマシー・コーディネーターが現場に入るということでしょうか?そうですね。肌の露出ということに関しては、女性であればビキニの水着で隠れる部分、男性も水着で隠れている部分を見せる場合に「露出がある」という考え方です。逆に男性の上半身の裸に関しては、基本的にインティマシー・コーディネーターの仕事の範疇には入っていません。――『彼女』、本作「金魚妻」に続いて、大相撲を題材にしたNetflixシリーズ作品「サンクチュアリ-聖域-」でもインティマシー・コーディネーターを務めているそうですが、これは相撲でお尻が露出するからということですか?いえ、相撲のまわしに関しては、あくまでもスポーツのユニフォームということになるので、そちらは私の範疇外です。ただ、この作品でもインティマシー・コーディネーターが必要なシーンがありましたので、参加することになりました。信頼関係を築くためのコミュニケーションの必要性――実際の現場でのコミュニケーションについて伺います。現場において、脚本に書いてある以上のことをアドリブで行なうことを良しとする風潮であったり、「撮影は生モノだ」という考えの下で、インティマシー・コーディネーターの存在をクリエイティブを阻害する存在として煙たがられることなどはないですか?実際の現場で苦労される部分などについて教えてください。たしかに日本ではそういう風潮は強いですし、そういう信念を持ってらっしゃる方も多いと思います。その中で、私はとにかく「同意を得る」ということを大切にしています。先ほども言いましたが、インティマシー・コーディネーターは、あくまで“コーディネーター”なので、何か権限を持っているわけではありません。ただ私がその作品に呼ばれたということは、プロデューサーや制作会社が、インティマシー・コーディネーターの必要性を認識して、俳優の尊厳や安全を守っていこうとしているんだと信じて、現場に入るようにしています。とにかくきちんと話をして、そこで信頼関係ができれば、撮影当日もうまくいくと信じています。とはいえ、まだこの職業が理解されていないこともあって、煙たがられることも当然、あります。ただ、そこできちんと「何のためにインティマシー・コーディネーターが入っているのか?」をお伝えすることで、理解者は確実に増えていると思いますし、特に俳優部のみなさんからはたくさんの好意的な感想をいただいています。俳優のみなさんには、撮影前の最初のヒアリングの面談で「インティマシー・コーディネーターという職業をご存知ですか?」という話から入るんですけど、正直、警戒されていることが多いです(苦笑)。「この人に説得されて、脱がされることになるんじゃないか?」と構えて面談に来られる俳優さん、マネージャーさんもいますが、そうではなくて俳優を守るため、そして良い作品を作るためにいますということを丁寧に伝えることで、インティマシー・コーディネーターという存在を理解していただけています。――「露出が多い=よくやった!体を張った」と評価されがちな傾向がありますが、もちろん「どこまでOKか?」は人それぞれです。でも、なかなかそれを現場で俳優さんから伝えづらいという空気もあると思います。俳優さんにとって、浅田さんは“味方”であると認識してもらうというのは、大事なことですね。はい。特に男性の俳優に対して、どういったケアをしているのか?というところは、想像しづらい部分もあるかと思いますが、実際に話を伺うと、センシティブシーンの相手役の女性を傷つけないようにと気遣いをされている男性の俳優は非常に多いんです。ただ、そうした気遣いをあれこれとしなくてはいけないことによって、その俳優さんの仕事が増えてしまうわけで「お芝居に集中したいけれど、相手のケアもしないと…」という部分に関して「そこは私に全て任せてください。きちんとサポートさせていただきますので」と伝えることで「すごくやりやすくなった」、「負担が軽減された」とおっしゃっていただけることが多いです。――先ほど、講習の段階で疑似セックスシーンについても学ばれたという話でしたが、必要に応じて現場で監督に「こういう撮り方はどうか?」などと提案されることもあるんでしょうか?そうですね。事前に絵コンテなどがある場合は、基本的にその内容を確認しつつ「ここからここにいく時の流れはどんな感じですか?」など必要な質問をし、そこで逆にアドバイスを求められることもあります。そういう時は私なりの考えをお伝えします。また「こういうシーンにしたいけど、この俳優さんが見せられるのはここまでだったら、どうすればいいのか」といった場合に「じゃあ、こういうやり方はどうでしょう?」とか「こういう見せ方なら大丈夫そうです」と監督にお伝えします。あとは実際に現場に行ってみたら、何らかの事情で予定していたカメラ位置が難しかったりとか、さまざまな事情で変更が加わることもあります。そうした場合に新たに提案をすることもあります。俳優が見せられない部分を隠さなくてはいけない時、不自然な隠し方にはしたくないので、それをより自然に見せるための工夫・理由が必要になります。そういった部分で少しアドバイスさせていただくことはありますね。――現場で監督から「できればこっちからの角度でも撮りたい」とか「カメラをこうしたい」など、事前の打ち合わせになかったアイディアをやりたいと言われることも…?ありますね。あまり大々的な新しい提案が当日にあると難しいですが、私のほうで事前にある程度まで想定した上で、俳優さんとのヒアリングをするようにしています。「絵コンテではこうなってるので、こういう撮り方になっていますが、もしかしたら、こういう感じの撮影もあるかもしれません。その場合、ここがもう少し露出することになるかもしれませんが…」といったことはお伝えしておきます。もし当日に監督から「こうしたいんですけど」と変更を提案されても「もう一度、確認はしますが、大丈夫なはずです」と言えるように、全くのゼロからの確認とならないように、ある程度のバッファを想定して準備するようにしています。――「金魚妻」では1話ごとに複数のセンシティブシーンがあり、バリエーションもさまざまですが、特に苦労されたり、印象に残っているシーンを教えてください。やはり冒頭の安藤政信さんと長谷川京子さんのシーンは、作品の大きな「顔」とも言える、この作品を印象づける重要なシーンでしたので制作陣、キャスト全員で「素敵なシーンにしよう!」と頑張りました。そこはすごく印象に残っています。特にシャワーなどで水を使うとなると、撮影はすごく大変なんです。水に濡れると前貼りの粘着力も弱まりますし、濡れた衣装や小道具を乾かすとなるとまた俳優部・スタッフの負担になるので、大変な部分ではありましたが、苦労のかいもあって素敵なシーンになったんじゃないかと思います。このシーン以外にも、たくさんの恋愛のパターンが出てきて、だからこそセンシティブシーンのバリエーションも本当にさまざまで、そこは監督もシーンごとにどんな見せ方、感情表現をするかを考えてらっしゃったので、そこに協力して一緒に良いものを作り上げられたかなと思います。――現場でのコミュニケーションで特に印象深いことがあれば教えてください。現場ではなく、事前のヒアリングの面談の時のことなんですが、先ほども言いましたように、みなさん、どうしても不安な感じで「どんな話をするんだろう?」という感じで来られる方が多いんです。そんななかで、松本若菜さんはすごくニコニコしながら入ってこられたんです。私が「インティマシー・コーディネーターという職業を知っていますか?」と尋ねたら「知ってます!この間、インティマシー・コーディネーターの記事を読んで、こんな素晴らしい職業があるんだ!?と知ったと思ったら、こんなに早くご一緒できる機会があるなんて嬉しいです!」ということをおっしゃってくださって、それは本当に感激しました。今後の課題・改善点「いかに日本のやり方に合わせていくか」――『彼女』「金魚妻」「サンクチュアリ-聖域-」とインティマシー・コーディネーターとしての活動する中で、浅田さんの中でインティマシー・コーディネーターの仕事について考えが変わった部分などはありましたか?また日本において、インティマシー・コーディネーターの重要性がより認識されるために必要なことは何だと思いますか?いま、公式にインティマシー・コーディネーターは私を含めて2人しかいませんので、インティマシー・コーディネーターという職業の向上や成長という意味では、私が成長するしかないという状況なのですが…(笑)。そもそもアメリカにおけるインティマシー・コーディネーターは、俳優組合という後ろ盾があって、そのルールを遵守して仕事をすればよいのですが、日本にはルールやガイドラインがありません。なので、私のほうから「こうしてください」とお願いすることはできても、相手がそれを聞かなくてはいけないというルールも罰則もないんです。私自身、アメリカ式のトレーニングを受けてインティマシー・コーディネーターになったので、1本目の『彼女』のときは、アメリカ式のルールの下でインティマシー・コーディネーターをやらなければいけないという意識が強かったです。日本とアメリカでは映画づくりの慣習などでさまざまな違いがあるということは理解しつつも、どこまで日本の現場に合わせるべきなのか?ということがわかりませんでした。その後、今回の「金魚妻」や「サンクチュアリ-聖域-」、他にNetflix以外の作品でもこの仕事をさせていただくようになっていますが「いかに日本のやり方に合わせていくか?」というのはすごく大事な部分だと感じています。とはいえ、柔軟性をもって日本の現場に合わせたいと思いつつも、柔軟過ぎて個々の現場によってあまりにも違いが出てきてしまってはいけないと思っています。「あの現場ではOKだったのに、この現場ではNGってどういうことなんだ?」となっても困ってしまうので、柔軟に現場に合わせつつ、やはり最も守らなくてはならないのは、俳優の尊厳であるという、そのバランスが大事だと思います。確実に理解者は増えていますし、加えてオーディエンスのみなさんもインティマシー・コーディネーターの存在を知り始めたこともあって、「現場に入っていると安心する」という声を実際に耳にすることも多いです。それは嬉しい変化ですね。――やはりガイドライン、共通のルールなどを策定することが必要となってくるのでしょうか?そうですね。現場によって環境が違うので難しいですが、個人的にはどの現場においても「俳優の同意を必ず得ること。そこに強制が絶対にないこと」、「必ず前貼りをすること。それは衛生面や安全性も考えてのことで『着けません』というのは認めない」、そして「クローズドセットと呼ぶ最少人数で撮影するスタイル」の3点を現場スタッフに守っていただくよう心がけています。この3つの点に関しては、既にきちんと機能し、守られていると言えますが、守るべきルールはそれだけではないので、そこは今後、改善を重ねていかなくてはいけないと思っています。私自身、インティマシー・コーディネーターとして関わった作品はまだ多くはなく、いまの私の経験値では「こういうルールでやっていきましょう」と決められるところにまで到達していませんので、今後、インティマシー・コーディネーターが入ったことによって作品がより良いものになったという事実を積み重ねて、インティマシー・コーディネーターの需要が増えていくという流れになっていけばいいなと思っていますが、現状は自分が経験値を増やしているというところですね。――最後に映画業界を志す人たちにメッセージやアドバイスをお願いします。インティマシー・コーディネーターをする上で、やはり一番大切なのはスタッフや俳優とのコミュニケーションです。いかにきちんと話し合えて、お互いを理解できるか?というのが大事だと思っています。いろんな人と会って、いろんな状況で、いろんな話をするという経験が活きてくると思います。もし、私が20代だったら、今のこの仕事はおそらくできていなかったんじゃないかと思います。俳優と話す時も表面的な話だけではなく、しっかりといろんなことを話し、こちらも相手が言うことを受け止めなくてはいけません。その土台をつくるためには、いろんな人と会い、いろんな経験を積むことが大事だなと思います。それから、自分がこのような職業につくとは想像していませんでしたが、今までの経験とご縁でインティマシー・コーディネーターのお話をいただきました。振り返ってみると、本当に今までの経験すべてが活かせていると思います。その時その時に興味があることに全力投球した経験は、何かにつながるのではないかと思います。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年02月21日唐沢寿明主演、「ボイスII 110緊急指令室」の2話が7月17日放送。増田貴久演じる石川透の“キスシーン”に「動揺が止まらない」「全くラブシーンじゃない」など様々な反応が集まる一方、石川の“苦悩”にも不安の声が広がっている。2019年夏クールに放送された前作に続き、通報から「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙」することを使命とするECU(Emergency Call Unit)を舞台にした本作。前作では妻の命を奪った連続殺人犯・本郷雫を追い、その後は病を抱える息子・大樹の治療のため現場を離れていたが、大樹の治療が終わり横浜に帰ってきた樋口彰吾を唐沢さんが演じ、現在のECU班長・重藤雄二と交際しておりプロポーズを受けていたが、前回、重藤を“白塗り男”に奪われた橘ひかりに真木よう子。父を脅した犯人の命を奪ってしまった過去を持ち、警察官を辞職しようするがひかりに慰留され復帰、現在は生活安全課に勤務する石川透に増田さん。警察大学校を主席で卒業したキャリアで、上昇志向が強い山城早紀に宮本茉由。一見大人しくみえるが、常に冷静で肝が座っている小松知里に藤間爽子。ECU古株のホワイトハッカーで、情報分析官として活躍する緒方拓海に田村健太郎。1話で“白塗り男”に命を奪われた重藤雄二の兄で、ECUや樋口を快く思わない重藤通孝に藤本隆宏。重藤の相棒となる捜査一課の片桐優斗に中川大輔。ECUの捜査員である足達大輔に遠藤雄弥、島田康彦に福澤重文、佐伯和則に宮田佳典、香川俊太に松本博之。ECUの全国展開を強く進める神奈川県警トップの小野田則親に大河内浩といった面々も共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。白塗り男と共犯の二ノ宮純名は樋口の息子・大樹を連れて逃走する。ひかりが犯人の足音に金属音が混じっていることに気づき、白塗り男を追いつめていく。犯人たちを追跡するなかで乗り捨てられた犯行車両が見つかり、樋口と石川は手分けして犯人を追うことに。石川は純名を追い詰めるが、その時純名は体に巻きつけた爆弾を見せると、すぐ後ろにいた園児の集団に向かって走り出す…というのが今回のストーリー。園児に危険が及ぶのを避けるため石川は純名を撃つ。倒れた純名のもとに駆け寄った石川に、純名は「ようこそ、こちら側に」と言い、キスをして息絶える…。SNSでは「まさかのキスシーン」「あのタイミングでキスシーンはまさかまさかだった」など驚きの声が上がるとともに、「全くラブシーンじゃない」「動揺が止まらない」などそのシチュエーションにも衝撃が走っている模様。前作で人を殺めてしまったことに苦悩していた石川だが、再び純名を撃ってしまったことでその苦しみはさらに増しているようで、夜のビルの屋上で大量に服薬するシーンも。こちらにも「屋上で苦し苦しみもがいて薬を飲んで…そんな透ちゃんを見て苦しく思った」「透ちゃん、このあとダメージ受けて悩み続けるのかなぁ…」「薬飲んでたのまじ心配で心配で力になってあげたい」など、苦悩する石川に寄り添うコメントが多数投稿されている。(笠緒)
2021年07月18日観る者を翻弄する“脳”コントロール・スリラー『ジョナサン-ふたつの顔の男-』から、主演アンセル・エルゴートとスーキー・ウォーターハウスのラブシーンが解禁となった。今回解禁された映像には、アンセル・エルゴート演じるジョナサンと、スーキー・ウォーターハウス演じるエレナのラブシーンが収められている。自分が持つもうひとりの人格であるジョンの恋人・エレナへの気持ちを抑えきれないジョナサンは、後ろめたさを感じながらも、「君と離れたくない…」と彼女への気持ちを初めて吐露する。そんなジョナサンを受け入れるエレナは、“経験がない”と打ち明ける彼を優しくリードする。果たして、この恋は成就するのか!?多幸感溢れる2人に思わずドキドキしてしまう映像に仕上がっている。劇中では初々しさ全開のアンセルだが、私生活では高校時代から交際している、バレエダンサーのヴィオレッタ・コミシャンとのラブラブぶりが話題になることもしばしば。しかし、『クリミナル・タウン』ではクロエ・グレース・モレッツ演じる幼なじみに迫られ、草食男子さながら見事に童貞卒業。『ベイビー・ドライバー』では、リリー・ジェームズ演じる運命の女の子と出会ったことをきっかけに、裏稼業から足を洗うことを決意するほど、“初恋”に溺れる青年役を演じるなど、出演作で“初恋”や“童貞卒業役”を演じることが多かった。本作でも、そのドギマギした感情や、片想いのエレナに近づきたいけどなかなか踏み出せない不器用さを見事に表現しているアンセルは、ハリウッド界での“ベスト・オブ・チェリーボーイ”といっても過言でないはず!ビル・オリバー監督は、「特にエレナと恋に落ちる過程を演じる時の、ためらいやオドオド感のような、自分にあまりない部分を表現することは彼にとっても刺激的で面白い体験だったように見えたね」と現場でのアンセルの様子を明かしている。2018年のトライベッカ映画祭で上映され、その知的で刺激的なストーリーとアンセルの高い演技力に絶賛の声が相次いだ本作。彼が1人2役をどのように演じ分けているのかにも注目したい。『ジョナサン-ふたつの顔の男-』は新宿シネマカリテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョナサン-ふたつの顔の男- 2019年6月21日より新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2018 Jonathan Productions, Inc. All Rights Reserved
2019年06月23日女優の篠田麻里子が12月9日(土)、テアトル新宿で行われた映画『ビジランテ』初日舞台挨拶に出席。篠田さんは、大胆なラブシーンを披露するなど、新境地を切り開いた本作について「覚悟の詰まった作品です」と胸を張った。本舞台挨拶には、大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太、入江悠監督も出席した。■2017年最初の仕事が濃厚なラブシーン!本作は、映画『SR サイタマノラッパー』シリーズの入江悠が脚本・監督を務めたオリジナル作品。地方都市を舞台に、まったく異なる人生を歩んでいる三兄弟が、父の死により30年ぶりに再会したことにより巻き起こる運命的な出来事を描いた衝撃作。篠田さんはクランクイン初日の最初のシーンが、夫役の鈴木さんとの濃厚なラブシーンという撮影に「2017年の仕事はじめがそのシーンだったのでとても印象に残っています」と当時をふり返ると「浩介さんとは以前の作品(ドラマ『銭女』)で、お見合い相手の役だったので、その意味では、今回結婚をしたので、続編なのかなと思っていました。浩介さんは優しくて包容力がある方なので、初日にそういうシーンがあったのは、夫婦としての覚悟を決めることができてよかった」と笑顔をみせた。そんな篠田さんの覚悟に、入江監督は「篠田さんのこれまでの経歴や、頑張ってきたことが、この役なら120%出せると思っていた。AKBに在籍していた人はタフな方が多いので、何回もダメ出しさせていただきました。そういったこともスクリーンに刻み込まれていると思います」と本人の持つポテンシャルを引き出せたことに自信を持っているようだ。■ハードな撮影をふり返る!撮影はとにかくハードだったようで、大森さんが「真冬で雪が降っているなか、川に入れられる撮影があったのですが、心臓が止まったらどうしようって思いました。『あれギャラいくらだったっけな?』って思った」とおもしろおかしく過酷な撮影を訴えると、鈴木さんも「監督が『川のシーンは、とても大変なシーンなので、緻密なリハーサルを重ね、10分だったら水のなかにはいっても大丈夫という結論に至った』となにかに書かれているのを読んだのですが、実際水のなかに頭を入れられたら、耳が聞こえなくなるぐらいきつくて…どうして10分という結論になったのか知りたい。3分で限界ですよ!」と抗議していた。さらに桐谷さんも「今回、20年一緒にやっているスタッフが、これまでで一番過酷だって言っていました」と語ると「大変だったけれど、それだけの作品になっています。僕にとっての代表作。こんなに“絶望的に格好いい作品”を撮っていただいて感謝しています」と感無量な表情を浮かべる。俳優たちの奮闘ぶりに入江監督は「いまの自分を反映しているものを三兄弟というキャラクターに託して脚本を書いたのですが、僕の想像をはるかに超える演技をしていただきました」と感謝を述べると「これまで何本か映画を撮ってきましたが、この映画はいろいろなことがあり、頓挫しそうになったことがありました。そのとき、普段は絶対泣かないのですが、スタッフルームで泣いてしまった。それだけ思い入れが深い作品なんです」と、紆余曲折を経て公開に至ったことをしみじみと語っていた。『ビジランテ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年12月09日正直、全編をとおして“情熱的な松潤”には出会うことができません…。映画『ナラタージュ』で松本潤が見せたのは“繊細な男”という新境地。ヒロイン・有村架純を惑わす彼からは、女性を惹きつける30代のリアルな男の哀愁と色気が漂っていました。島本理生の人気小説を行定勲監督で映画化した本作。タイトルの「ナラタージュ」とは、ナレーションとモンタージュからなる造語で、人物の語りや回想によって過去を再現する手法のこと。映画はタイトルどおり、社会人になった泉(有村)が過去を回想する形で進みます。■松本潤イメージを封印!? 本心を秘めた影のある男性教師『花より男子ファイナル』や『陽だまりの彼女』などで、ひとりの女性に対してまっすぐな恋愛をする好青年を演じてきた松本がどのように恋に苦しむ姿を演じるのか。松本が演じる葉山は、高校教師で演劇部の顧問。有村架純演じる泉が高校生だったとき、学校になじめない泉を演劇部に誘う。しかし彼はある過去の出来事を十字架のように背負っていた…。前髪をおろし、松本のチャームポイントともいえる力強い眉毛と目力を封印。メガネをかけ、地味な装い…どういったキャラクターなのか、どういった気持ちなのか最後までつかみきることが難しい! 撮影前、行定監督が松本に伝えたのは「目にブラインドをかけてほしい」というリクエスト。その狙いはみごと的中。目力を普段の40%に抑えることで、30歳を超えた男の悲哀をにじませることに成功。もともと目力が強く、芯のとおったイメージのある松本が演じるからこそ、煮え切らない湿っぽさが、より一層際立っているではありませんか。松本の葉山像について、原作者の島本も「良い意味で普段の松本さんとギャップがあった」と絶賛。MJ独自の王子様キャラどころか、自分の感情すら定まらない教師役…にもかかわらず、哀愁とともにあふれ出る大人の色気。そんな松本潤の新たな魅力が堪能できます。■目力、過去、愛…すべてを封印! ズルい男を松潤が体現あえて“カッコイイ”すら封印した松本ですが、葉山にとっても「封印」はキーワードのひとつ。眉&目力という見た目の封印はもとより、葉山は離婚の成立していない妻との過去を封じ込み、泉へのどうしようもなく湧き出る愛をも抑え込みます。教師と生徒という関係でなくなった今なお、2人が恋愛することが許されない理由はどこにあるのか? なぜ、妻とは離婚できないのか? 許されない恋の再熱とともに、その答えは少しずつ明かされていきます。過去に縛られ、自分を「封印」から解放できない葉山には「お願いだから、自分の気持ちにすなおになって!」と伝えたくなりますが、同時につい手を差し伸べたくなってしまう女の弱さを痛感…。行定監督は「言葉にしたいけど言葉にできない感情」を役者の表情の移り変わりでじっくり見せることにこだわったと話しています。そして、松本は本音を口にせず、すがるような瞳で語りかける男のズルさをみごとに表現。目力を封じることで生まれた松本の物憂げな表情には感服です。■嫉妬心むき出し坂口健太郎×感情を表に出さない松本潤泉に恋をする大学生・小野怜二を演じるのは坂口健太郎。演劇部のOBである黒川と同じ大学に通っており、彼に誘われ卒業公演に参加することになります。練習を重ねるうちに、徐々に泉に惹かれていく小野。泉に対してまっすぐに自分の気持ちを伝える一方で、葉山への嫉妬心を募らせていきます。坂口が魅せたのは、自分に気持ちがない泉に「それでもいい」と言いながら、その言葉に気持ちがついて行けない人間のむなしさと、抑えきれない嫉み。“頼りなくもかわいらしい”はたまた“クール”といった印象の強い坂口が、嫉妬心を爆発させる姿はかなり新鮮!さらに、思い切り感情をぶつける若さあふれる坂口に対して、感情を表に出さない松本から感じられる大人の余裕。正反対の魅力を持つ2人の男性が放つコントラストもまた絶妙です。■松本潤と有村架純のラブシーンは? 映画『ナラタージュ』は、公開前から濃厚なラブシーンがあることが話題になっていました。国民的アイドル・嵐の松本潤と、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』でヒロインを務めた有村架純のラブシーンとなれば、注目されるのも当然のこと。実際、今までの松本、そして有村の清純なイメージを打破する刺激的なシーンであることには間違いなし。けれども、許されない愛であることを互いに受け入れながら、気持ちをぶつけ合うその様は、切なく、儚く、美しいものでした。印象深い雨のシーンをはじめとする映像美が、せわしない日常からフッと別世界へと引込んでくれる本作。徹底的にオーラを封印した松本潤に母性本能をくすぐられる新感覚とともに、心の奥底に秘めた「一生に一度の忘れられない恋」に、思いをはせてみてはいかがでしょうか?『ナラタージュ』10月7日(土)全国ロードショー出演:松本 潤、有村架純、坂口健太郎監督:行定勲 原作:島本理生(「ナラタージュ」角川文庫刊) 配給:東宝=アスミック・エース大学2年の春、泉は高校時代の演劇部の顧問教師・葉山(松本)から、後輩のために卒業公演に参加してほしいと誘われます。葉山はかつて、学校で孤立していた泉を救い出した教師でした。泉は、葉山との誰にも言えない秘密を抱いたまま卒業。しかし、一年ぶりの再会により彼への気持ちが募っていきます。そんな二人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられるのです…。
2017年10月05日前田敦子が数々のラブシーンに挑むことでも話題のドラマ「毒島ゆり子のせきらら 日記」が20日(水)今夜から放送開始となる。本作は「二股」や「不倫」などをテーマにした“深夜の昼ドラ”ともいえる作品。ドラマ「ど根性ガエル」や4月9日に公開された映画『モヒカン故郷に帰る』といった数々の作品でヒロインを務め、女優としての演技力を身につけてきた前田さんが今回挑むのは、二股がやめられない“超・恋愛体質”の新聞記者・毒島ゆり子。あけぼの新聞文化芸能部に勤める毒島ゆり子は、ある朝彼氏から別れを告げられていた。突然の話に落ち込むゆり子…と思いきやすぐに別の彼氏である幅美登里(渡辺大知)に連絡をとっていた。そう、ゆり子は常に複数の男と関係を持つことを厭わない超恋愛体質女だったのだ。そんなゆり子は念願だった政治部への異動を告げられる。しかも与党・誠心党の幹事長・黒田田助(片岡鶴太郎)の番記者という、異例の大抜擢だった。ゆり子は政治部への異動、そしてほかの彼氏に振られたことを美登里に報告。美登里はゆり子の二股を容認しているのだ。しかもゆり子が二股をやめられない理由も理解しているようだ。ゆり子の政治部記者としての初日、国会では黒田が番記者たちを引き連れて質問攻めにあっていた。早速キャップの安斎(近藤芳正)に連れられて黒田番としての仕事を始めるゆり子だが、なかなかほかの記者の様に上手くいかない。そんな中、黒田ではなく側近の上神田(山崎銀之丞)に近づく記者がいた。あけぼの新聞のライバル社、共和新聞の小津翔太(新井浩文)だ。ゆり子の先輩記者・夏目(今藤洋子)曰く、 圧倒的なスクープを連発して、他社のみならず政治家たちからも一目置かれる存在だ。既婚者だという小津のことが気になるゆり子だが、彼女には自分に課したルールがあった。二股、三股を掛ける時は必ず相手に伝える。そして不倫はしない。自分を戒めるゆり子だったが――。前田さんの周囲をかためるキャストには、ゆり子と恋に落ちるエリート政治記者の小津翔太に放送中の大河ドラマ「真田丸」や『俳優 亀岡拓次』などで活躍中の新井浩文。ゆり子の長年の恋人・幅美登里には、ロックバンド「黒猫チェルシー」のボーカルでありばがら、NHK連続テレビ小説「まれ」など俳優業もこなす渡辺大知。ゆり子が担当する大物政治家・黒田田助には片岡鶴太郎。そのほか、グラビアでも活躍、ドラマ「怪盗 山猫」などに出演の中村静香や、ドラマ「デスノート」や「ダマシバナシ」に出演の前田公輝。山崎銀之丞や近藤芳正、橋爪淳なども出演する。今回前田さんが演じるのが過激な恋愛に溺れるヒロインということで、劇中には濃厚なキスシーンやベッドシーンも散りばめられており、地上波での放送に先駆けて行なわれたネット先行配信を見た視聴者からは驚きや今後に期待するという声が続出しているという。どんな第1話に仕上がったのか、前田さんのファンならずとも見逃せない作品になりそうだ。「毒島ゆり子のせきらら日記」は20日(水)24時10分~TBSで放送。(笠緒)
2016年04月20日最新監督&主演作で夫のブラッド・ピットとラブシーンを撮ったアンジェリーナ・ジョリーが「とても気まずかった」と語った。アンジェリーナは「Entertainment Weekly」誌のインタビューで、最新作『By the Sea』(原題)でブラッドとラブシーンを撮った経験を「この世で最も奇妙なこと」とふり返る。「自分の姿が映ってるiPadを手に、バスタブに裸で入りながら、ドアのところにいる夫を演出するのよ。バスタブに入って、私と愛し合うようにって。カメラを持った何人もの男性たちの目の前で」。「ラブシーンは、そもそも奇妙なものだけど」と言うアンジェリーナは、実際の夫婦がラブシーンを演じるには、敢えてその奇妙さを大っぴらに話すことで気まずさを打ち消すしかないとも語る。1カット撮り終えて、裸でモニターを見に行くわけにはいかないので、そのときはブラッドがタオル係になって、妻の体を包んでいたそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年11月13日亀梨和也が1月31日(土)、主演作『ジョーカー・ゲーム』の初日舞台挨拶に共演する深田恭子、伊勢谷友介らと登壇。深田さんとの牛舎でのラブシーンについて「先日の完成披露で話題にしたら、上映中に笑いが起こってしまって…」と反省しきりだった。第30回吉川英治文学新人賞や第62回日本推理作家協会賞を受賞した柳広司の同名スパイ小説を『SR サイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督が映画化。第2次世界大戦前夜を舞台に、上官に背き死刑を言い渡された陸軍士官の青年(亀梨さん)が、軍内の秘密組織「D機関」の結城中佐(伊勢谷さん)に助けられ、嘉藤という偽名と、“ブラックノート”と呼ばれる機密文書を奪取するミッションを与えられる。亀梨さんは「新しい日本映画を…という監督の号令のもと、スタッフ、キャストが全身全霊で取り組んだ作品。今日という日を盛り上げるため、多くの皆さんにご協力いただいた」と感謝の意を表した。一方、謎の女リンを演じた深田さんは「飛び降りるシーンで、監督から『リハは2階からですが、本番は3階からです』と言われて…。実演を大切になさる演出かと思ったら、映像にはそこ(3階からの飛び降り)が活かされていなくて」と苦笑い。すぐさま「クレームではないんですよ」と訂正し、笑いを誘っていた。公開を前に、昨年12月24日から1月28日まで「Dead or Alive(謎解き)キャンペーン」を全国の映画館で実施した本作。この日は亀梨さん本人が、ポイント上位13劇場から、御礼舞台挨拶を行う1劇場を抽選で選ぶことになり、愛知・ミッドランドスクエアシネマに決定した。当初は1劇場のみの予定だったが、亀梨さんからの「もう1つくらい、大丈夫ですよね?」の一言で急きょ、“太っ腹”な再抽選が行われ、長野・松本シネマライツでの舞台挨拶も決定。来月にも亀梨さんと入江監督が、愛知と長野の劇場に駆けつけることになった。また、節分が近いということで、亀梨さんらが豆ならぬ“スッパイ”梅をまく場面も。野球で鍛えた剛腕で、劇場後方まで梅が投げ込まれると、ファンは大歓声をあげていた。『ジョーカー・ゲーム』は1月31日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー・ゲーム 2015年1月31日より全国東宝系にて公開(C) 2015「ジョーカー・ゲーム」製作委員会
2015年01月31日俳優の高良健吾が1月26日(月)、主演作『悼む人』の完成報告会見に共演する石田ゆり子とともに出席。クライマックスで2人が披露するラブシーンについて「パッションです」と語ると、石田さんは「私が言ったコメント、取られた(笑)」と苦情(!?)を入れた。第140回直木賞を受賞した天童荒太のベストセラー小説を映画化。日本各地を旅し、名も知らぬ死者に追悼の祈りを捧げる青年・静人(高良さん)の放浪と、彼を取り巻く人々のドラマを通して、生や死、罪と赦しを問いかける。「“悼む”という行為は、生きているからこそできること」と高良さん。俳優デビュー10周年を迎え、「正解が分からぬまま、現場にしがみついた。僕にとっては特別な作品」と誇らしげに胸を張った。一方、石田さんはかつて夫を殺してしまい、主人公の旅路に寄り添う女性を演じ、「とても重く難しい役柄なので、自分を捨てて集中することでしか演じられなかった。高良さんと同じで、私にとっても宝物のような映画」。共演した感想を聞かれると「消えそうな儚さがある、まるで少女のような方」(高良さん)、「本当に清らかで、キラキラした空気が出ている」(石田さん)と話していた。都内で行われた会見には高良さんと石田さんに加えて、共演する貫地谷しほり、椎名桔平、大竹しのぶ、堤幸彦監督が出席し、「熱意のこもった現場」(貫地谷さん)、「初めての堤組はいい緊張感に包まれながら、自由にいられた」(大竹さん)。本作が2月14日(土)のバレンタインデーに公開されるため、椎名さんは「ぜひチョコレートに映画のチケットを添えて、大切な人と観てほしい」とアピールしていた。「かれこれ40本近く映画を作ってきたが、初心に帰ったデビュー作のような存在。すでに完成はしたが、深い内容でもっともっと追究できる。もちろん、皆さんの演技も素晴らしかった」と語るのは、かつて本作の舞台版でも演出を手がけた堤監督。会見では平和への願いを込めて、キャスト陣が折鶴に挑戦していた。『悼む人』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月26日3月2日(金)に開幕するブロードウェイ・ミュージカル『キャバレー』の公開リハーサルが東京国際フォーラム ホールCにて行われ、主演の藤原紀香がラブシーンを熱演した。ブロードウェイ・ミュージカル「キャバレー」 チケット情報本作は、ナチズム台頭前夜のドイツ・ベルリンにあるキャバレー“キット・カット・クラブ”を舞台に、歌姫サリー・ボウルズ(藤原)やアメリカ人作家クリフォード・ブラッドショー(大貫勇輔)ら登場人物たちが、信じる道を力強く生きる姿を描いたミュージカル。2010年に藤原紀香を主演に迎え上演された本作。ファンの熱い要望に応え再演される。リハーサルで公開されたのは、恋仲になったサリーとクリフが、幸せな暮らしへの希望を見出そうとするシーン。ベッドに横たわる藤原を大貫が優しく抱擁、しばらく見つめ合うふたりは熱いキスを交わし、愛を確かめあった。その後、新しい人生のスタートを歌った『今度こそ』を藤原がダイナミックに熱唱し、豊かな美声をふるわせた。また、ミステリアスなストーリーテーラーのMC役を演じる諸星和己は、『マネーマネー』でコミカルでキレのあるダンスと歌を披露した。再演となる藤原は「初演の時はいろいろ考えちゃったけど、プレッシャーは全然ないの。今回は伸び伸びとサリーの人生を生きれていると思います」と役柄さながらに自信をのぞかせた。諸星は「観に来てくださっているお客さんとの距離を初演よりも縮めたいです。それが僕の役割なので。自分がどこまで成長しているか確かめつつ演じてみたいと思います」と意気込みを語った。今回が初参加の大貫は「ベテランの方たちについていくのは大変で、脳みそが沸騰するような毎日でした。でもやっとクリフという役を形作れたと思います」と手ごたえを感じているようだった。本作の見どころについて「『キャバレー』という作品が問いかけてくるメッセージを感じて、つかみ取ってほしい」と口をそろえる3人。上演を待つ緊張感が漂う中、自然と笑顔もこぼれ、準備は万端のようだ。ブロードウェイ・ミュージカル『キャバレー』は、3月2日(金)から18日(日)まで東京国際フォーラム ホールC、3月23日(金)・24日(土)石川・北陸電力会館 本多の森ホール、3月30日(金)・31日(土)・4月1日(日)大阪・梅田芸術劇場 メインホール、4月7日(土)・8日(日)愛知・中日劇場にて上演される。チケットは発売中。取材・文:門宏
2012年03月02日村上春樹の同名人気小説を映画化した『ノルウェイの森』の、ラブシーンを取り入れた新たなポスタービジュアルと「涙は涸れても、愛は枯れない」という一般公募によるコピーが発表された。自殺した高校時代の親友の恋人だった直子と、大学で出会った緑という2人の全く異なる女性の間で揺れ動くワタナベの姿を通じて、青春時代における葛藤や喪失、愛すること、生きることの意義を静かに描き出した本作。『青いパパイヤの香り』、『シクロ』など、その色彩、映像の美しさで日本にもファンの多いトラン・アン・ユン監督がメガホンを握るだけに、どのような映像世界が展開されるのかと期待が高まるが、ポスタービジュアルからもその世界観の一端が明らかに!今回新たに公開されたポスターは2種類。原作小説の装丁と同じ印象的な赤と緑のものと、もう一つは森を背景に、松山ケンイチ演じるワタナベのラブシーンをイメージさせるデザインのもので、後者は書店で使用される予定となっている。赤と緑のポスターに刻まれているコピーは、一般からの応募から選ばれた言葉。3,000を超える応募の中から大賞に選ばれたのは、大阪在住の名引佑季さんが投稿した「涙は涸れても、愛は枯れない」というコピー。ちなみにこちらのキャンペーンでは、反響の大きさから急遽、電通のCMプランナーでソフトバンクモバイルの「ホワイト家族24 予想外な家族」などのCMを手掛けた澤本嘉光氏も審査員として参加することになり、白熱した審査の結果、今回の大賞が決定した。東宝宣伝部の菊地裕介氏は「“涙”という文字が感動を、“枯れる”という文が森を連想させて、なおかつ映画の持つ深さもうまく表現している」と称賛のコメント。なお、このコピーに加え、ポスターの背景には、宣伝部に届いたほかのコピーがうっすらとプリントされている。また、今回寄せられたコピーに優秀なものが多いことから、急遽、予定外の特別賞、審査員特別賞が追加され、東京都在住の日野原良行さんが投稿した「愛は、どんな森よりも深い」が特別賞を受賞。こちらは、先述の松山さんの写った書店用ポスターに起用されている。また、澤本氏が絶賛したという「どうにもならない。」を投稿した高知県在住の小原麻衣さんが審査員特別賞に選ばれた。澤本氏は審査を終えて「個人的には上手なコピーよりは、映画的ではなくても強いコピーが好きなので審査員特別賞を作っていただきましたが、大賞も、特別賞も、映画の内容をうまく想像させるとても良いものだと思っています」との論評を寄せている。なお、11月23日(火・祝)には映画の舞台となった早稲田大学で、ジャパン・プレミアが開催されることが決定しており、この場で一般の観客向けに初めて本作が披露されることになる。『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…松山ケンイチ&瑛太が初共演コメディで“鉄ちゃん”コンビ結成!「運命的な感じ」『ノルウェイの森』に糸井重里、YMO細野晴臣&高橋幸宏が出演坂本龍一は凛子絶賛『ノルウェイの森』の撮影が行われたレストランで“赤”と“緑”の特別メニュー誕生
2010年11月12日