いつか結婚して住む家のことを考えると、夢が広がりますね。庭付き一戸建てや高層マンションなど選択肢はいろいろありますが、最近はリノベーションで理想の住まいを手に入れる人が増えているそう。リノベーション会社が開催するセミナーをきっかけに購入を検討する人も多いのだとか。インテリックスグループで中古マンションを買ってリノベーションしようと決めた市川市に住むDさんご夫婦もそうでした。結婚してから住んでいた賃貸マンションの契約更新をきっかけに、マンションの購入を検討。たまたまインターネット検索で見つけたインテリックスのセミナーに参加されたそう。将来のために、Dさんご夫婦の経験を聞いてみましょう。今回のセミナーでは、リノベーション工事中の解体現場を見学し、ポイントの解説を詳しく聞くことができたそうです。Dさんご夫婦は、住宅設備や内装すべてを取り払った状態の部屋を見て、一から理想のお部屋に作り変えることができることを知り、興味を持ったそう。また、リノベーションで出来ること、出来ないことを詳しく説明してくれたことで信頼感や安心感につながったとのこと。そして、実際にマンションの購入が決まると、プランナーさんとリノベーションの内容について、じっくり話し合いが始まります。Dさんご夫婦は、床を無垢材(むくざい)にすることやリビング、玄関、キッチンスペースを広くすることなどの希望を伝えました。その結果、リビングは広くなり、ラックをパーテーション代わりにして区切ることで、読書やパソコンを利用するためのデスクスペースも生まれました。すると来客時の見栄えもとても素敵になったとか。広い玄関にはバイクラックを設置。自転車をディスプレイしながら収納でき、まるでサイクルショップのよう。キッチンは作業スペースが増えたことで、料理の段取りがしやすく、レパートリーも増え、さらに充実したクッキングタイムに。また、食器棚を置きたくなかったので、可動棚の収納スペースを多めにしてもらうといったことも。その他にも、プランナーさんからは、リビングを通らずにお風呂場から寝室にいける)間取りの提案がありました。生後間もないお子さんのために、お風呂や洗面台からベビーベッドのある寝室にすぐに行ける導線は、とても便利だそう。その導線上にはクローゼットもあり、朝の出勤準備もとてもスムーズになったとか。このようにプランナーさんとの二人三脚で、しっかり話し合って決めたリノベーションの結果、理想の住まいを作り上げていくことができたので、Dさんご夫婦は住まいに大変満足されているそうです。中古マンション購入+リノベーションの魅力は、新築マンションよりも割安に、かつ、理想のお部屋や間取りが手に入ること。将来のために、このことはしっかり覚えておくと役に立ちそうですね。まずはホームページやセミナー参加からリノベーションのことをもっと詳しく知っておくのもよさそうです。・インテリックス空間設計(リノベーション) 公式サイト ・インテリックス住宅販売(不動産仲介) 公式サイト 公式サイト セミナー開催情報は こちら
2014年09月08日いつか結婚して家族を持ったときには、自分の城がほしいと思っている人は多いかも。けれども、新築の物件ともなれば、手が出ない気もしますよね。そこで気になるのが、“リノベーション”。よく耳にしますが、実際にはどんな風なものなのか、今から詳しく知っておいて損はなさそうです。出産を機会に住宅探しを考えている筆者が、リノベーションを選択肢のひとつに考えてみたいと思い、インテリックス住宅販売の湯本さんにお話をお伺いしてきました。リノベーションと少し似たようなものに、“リフォーム”がありますが、リフォームは、「汚れた壁紙を張り替える」といった部分的な修繕をさす言葉。リノベーションは、間取りやキッチンの位置など、お部屋全体を変えることができます。つまり、住まいを一から生まれ変わらせて、自分のライフスタイルに合わせることができるのですね。リノベーションで住まいを購入する方法としては、2種類あります。まずは、すでに不動産会社によるリノベーション済みのマンションを購入する方法。住宅の利点を知り尽くしたプロがリノベーションしたマンションがすぐに手に入るのが利点ですね。もうひとつは、中古マンションを購入して、リノベーションをする方法です。これだと、「友達がたくさん集まれるようにリビングは広めに!」や「お風呂は大きなバスタブで最高のリラックス空間に!」といった自分のこだわりを反映させられるので、よりライフスタイルに合った住まいになりそうです。どちらの場合でも新築を買うよりは割安感があり、手が届きづらいエリアの選択も可能になるのが、うれしいところです。通勤時間を短縮できたり、アフターファイブを充実させられたりする場所を選べるから、理想の暮らしが満喫できそう。さて、そこで実際にどんな会社で購入したり、リノベーションを依頼したりするかが問題になってきますね。インテリックスグループでは、不動産とリノベーション施工のどちらも理解しているスタッフが担当してくれるから安心。購入希望者の要望を聞きながら、リノベーション済みマンションの購入、もしくは中古マンション購入+リノベーションのどちらが理想に近い住まいに近づくか、方向性選びの段階からアドバイスをしてくれるのだとか。そのうえで、物件選び・リノベーション施工・納品まで“ワンストップ”で手伝ってくれるから、安心して任せられますね。中古マンションを買ってリノベーションする場合、マンションによっては、“壁が壊せない”などの希望のリノベーションができない構造のものもあるとか。ですから、物件探しの段階からプロの目でみてもらうことが大切になってくるのですね。リノベーションを検討したり、少し話を聞いてみたい! と思ったら、まずはセミナーや個別面談の予約をしてみるのがオススメ。セミナーや無料相談は随時開催しているので、興味があれば、まずは気軽に足を運んでみては?まだ先のことと思っているかもしれませんが、将来に向けて知識はどれだけあっても無駄にならないもの。将来のステキな暮らしに向けて、セミナーに参加するなどして、今から積極的にリノベーションについて知っておくのもよさそうです。・インテリックス住宅販売 公式サイト セミナー開催情報は こちら
2014年06月12日秋は引っ越しのシーズンです。職場の異動にともない転居する人、環境をリセットして心機一転を狙う人・・・、物件探しの動機はそれぞれですが、新しい部屋でハッピーに暮らしたいのはみな同じ。そこで、住んで運気を上げるためのお部屋探しのヒントをご紹介しましょう。サイキック(霊能者)に訊いた究極の物件探しとは?■部屋は似たもの同士を引き寄せ合う!?格安で好条件の物件に入居したのに、トラブル続きで別のところへ引っ越さざるを得なくなった。新たな暮らしがスタートしたのに、なんだか前よりツイてない気がする。そんなお客様の訴えに、「大切なのは「部屋のオーラよ!」と力説するタロット占い師のTさん。サイキックなセンスに長けた彼女は、オーラ視もなさる鑑定師さんです。彼女いわく物件探しは「部屋が自分を呼んでいて」、なおかつ「それを自分で感じ取れるか」が重要なのだとか。というか、部屋に意思があるんですか?「正確には前の住人のオーラ、ですね。オーラって人の心や感情と結びついて、その人自身の生命力をあらわしているんですよ。これは命を持たない品物や、身の周りの環境にも投影することができますよ」とTさん。目には見えない前の住人の痕跡が、部屋のオーラと考えることもできるならば、こうしたものと自分の間には、相性が存在しても不思議ではない。しかも「事故物件と呼ばれる部屋には、以前そこに住んでいた人の負の感情(オーラ)が壁に染みついており、次の入居者に影響を及ぼすこともある」ですって。うわあ、怖ッ。でもわざわざ下見に行って、自力で部屋のオーラを見るわけにもいかないし。どうすれば良いのでしょう?■運気を下げる部屋とは?そこでオーラが見えない人のために、地雷物件を回避する方法をうかがってみました。彼女によると、換気と日当たりは特に重要とのこと。また、部屋に入った瞬間、□妙にひんやり冷たい感じがする□湿っぽい□すえた臭いがする□窓が小さいところは避けたほうがよいのだそう。いずれにせよ気の流れが滞るような部屋は開運にふさわしくないようです。また、いるだけで肩や腰が重くなったり、落ち込みやすくなるような部屋もエネルギー的には厳しいので、用心に越したことはないとのこと。■寂しい独身男性が住んでいた部屋に注意!そして常識の範囲内で、と前置きしたうえで「不動産屋さんに前に住んでいた人のことは教えてもらったほうがいい」とも。実は女性の運気を下げる物件に、直前まで「寂しい1人暮らしの男性」が住んでいた部屋が挙げられるそうです。にわかには信じがたい話ですが、その理由は?「オナニーのし過ぎです」はい?「だからオナニーばかりしている寂しい男の人が住んでいた部屋はおすすめしません」・・・いきなり人前で何を言い出すのかこの人はと、冷汗が噴き出しましたが、彼女はいたって大真面目。実際に彼女がいて、AVや雑誌をオカズにする分には問題はないが、理想の女性を自分のイメージの中だけで造り上げ、ひとりエッチに励むような男が住む部屋は難ありとのこと。「悶々としたエネルギーが部屋中に蓄積され、ネガティブなオーラの渦巻く家が生まれやすい」らしいです。「そういった思念はすぐに消えてなくなるものではないので、開運するなら避けたほうが賢明ですね」と話をまとめにかかるTさん。つまりそれは三次元の彼女はOKで、脳内彼女はNGということでしょうか?あ、あと、オナニーばかりしている女性が住んでいた部屋の場合はどうなんでしょうか、実際のところ。とにかく、寂しい一人暮らし男性が住んでいた部屋は避けた方が良いようですね。■おわりに強いエネルギーというのは、よくも悪くも周囲を巻き込む性質があるようです。それが住環境にかかわるものならなおのこと。幸せな暮らしを手にいれるために、普段から五感のセンサーを研ぎ澄ませておきましょう。あなたにぴったりの素敵な新居が見つかるといいですね。(逢坂杏/ハウコレ)
2013年09月29日団地再生事業協同組合は14日~16日まで、すすき野団地(神奈川県横浜市)にて、リノベーション物件の内覧会を開催する。同内覧会は、同組合の「団地再生プロジェクト」の第1弾としてリノベーションした1室を、地域周辺住民、行政、投資家、建築関係者を対象に公開するというもの。同組合は、社会情勢の変化に対応した、首都圏の大規模団地の再生事業を行っている。このリノベーションでの特徴は、昭和49年建設当時の内装を、現代のライフスタイルにマッチしたものに変えている点となっている。懐かしさを感じる、ヴィンテージな空間に仕上げた。販売予定価格は1,550万円。場所は、神奈川県横浜市青葉区すすき野3丁目3-2-19-501(すすき野団地 19号棟 501号室)で、時間は11時~17時。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年09月13日建設中の物件が、例えば台風などで倒壊してしまった場合、その後の工費などの補償はどうなるのでしょうか?今回は、そういった建設途中の物件が自然災害に巻き込まれた場合の補償について、不動産業者の方に聞いてみました。――建設途中の物件が台風や地震などの自然災害で倒壊してしまったりして、一から建て直しをしないといけなくなった場合、工費などの補償はあるのでしょうか?建設途中の物件にトラブルが起きた場合ですが、まず火災は施工業者が加入(支払いは建築主側へ)している建設工事保険でカバーされます。しかし、地震や洪水などの自然災害の場合は、施工業者側には補償の義務がありません。というのも、ほとんどの建設工事保険は自然災害をカバーしていないのです。――そうなんですね!? では建設中に地震や洪水で被害を受けた場合はどうすればいいのですか?まず、建設する前の段階で、対応した保険に加入しておくことが必要です。地震の場合は地震保険、洪水の場合は水害を補償する火災保険へ加入しないとダメですね。また、どちらも「建設中の物件」に対応したタイプの保険でないといけません。火災保険や地震保険は完成後、施工業者から建築主側に引き渡されてから有効になるものもあるので注意が必要です。建築請負工事を締結する際に、施工業者がどのような保険に入っているかも確認しないといけませんね。――そうした保険に入っていない場合は……補修費用は全額建築主側負担となります。ただ、保険に入っていても満額補償されるわけではありません。洪水の場合は、全損でも火災保険で支払われる満額の70%が上限です。――地震保険はどうなのですか?地震保険は火災保険の契約のオプションという形の契約になります。単独での契約はできません。また地震保険の保険金額は、主契約である火災保険の金額の30~50%の範囲内での契約になります。――ということは、火災保険の保険金額が2,000万円だと、地震で被害を受けた際の補償金は最大で1,000万円までしか契約できないということですよね?そうなります。――地震の際の支払い金額というのは、どんな割合なのですか?地震で全損した場合は保険金額の100%の支払いになります。先ほど言われました、1,000万円の地震保険をかけていた場合は1,000万円が支払われる形ですね。また、『地震火災費用保険金』という保険も存在しますが、こちらは最大で300万円の補償になります。自然災害に少しでも対応するには、これらの保険に加入しておくしか方法はありませんね。――なるほど。これらの火災保険や地震保険は、どこまでカバーできるものなのですか?住宅用の保険は保険会社によって種類や名称は異なりますが、基本的には・住宅総合保険……火災や落雷、風災や雪災など、住宅の総合的な被害を補償するもの。・火災保険……火災・雪・風などの被害を補償。一番ポピュラーな「住宅火災保険」と呼ばれるもの。水害を補償してくれるタイプもある。・地震保険……地震による火災や倒壊、また津波による被害を補償する保険。ほかに噴火による被害も補償。火災保険に加入しないと入れない。といった保険で、火事や水害、地震のトラブルはカバーできます。ただし、どの保険も加入しているからといって、必ず満額補償されるわけではないので、注意は必要です。建設中でも完成後でも、自然災害に対する補償というのはなかなか難しいようです。地震保険も補償額のパーセンテージを考えると、入っておくべきか入らないほうがいいのかは悩ましいところですね。(貫井康徳@dcp)
2013年03月07日マンションやアパートなど、家探しをしている時に、まれに同じ建物で同じ階層、さらに同じ間取りの物件なのに家賃が違ったりすることはありませんか?これは一体どういうことなのでしょうか?不動産屋さんにその理由を聞いてみました。――同じマンションで同じ間取りの物件なのに、家賃や値段が微妙に違っていたりすることがあるのですが、これはなぜなのでしょうか?それは恐らく管理している業者の話ではなく、大家さんが違う場合がほとんどだと思います。例えば分譲マンションだと、マンションを購入された後に、その部屋を人に貸す方もいらっしゃるんです。そうすると同じマンションで同じ間取りでも、それぞれ大家さんが違うので家賃や敷金などの金額の差が出てくるんですね。――なるほど。Aさんが7万円で貸し出すけど。Bさんは8万円で貸し出す、という感じですね。そうですね。大家さんそれぞれで値段のつけ方が変わるので、まれにそういった同じような物件でも家賃や値段の違う場合が出てくるのです。早く借り手が見つかってほしいからほかよりちょっと安くする、という人もいれば、8万円でも借り手は多いはず、という人もいますので。――確かに同じ間取りでほかより安いと魅力的ですもんね。あとは同じような物件でも敷金・礼金が違ったりしますね。敷金・礼金が違う場合も大家さんが違っていたりするケースがほとんどだと思います。うちはどうしても早く貸したいから敷金・礼金は0に、という大家さんもいますので。――そうなるとますます強気な大家さんとのギャップが開いていくわけですね(笑)。そうなります(笑)。あと、同じ物件でも家賃の差がついている場合は管理費とかに注目してみるといいですね。例えば同じ間取りで家賃5万円と家賃4万円の物件があるとして、管理費は5万円の方は管理費なし、4万円の方は管理費1万円、合計してみると支払う金額は変わらない、ということもありますね。――それはどういう意図でそういった金額付けがされているんですか?インターネットで検索する際、やはり低い家賃で検索に引っかかった方が注目されますからね。――なるほど。同じ間取りで5万よりは4万って書いてあるほうがヒキはありますね。ただ結局は借りる際にバレちゃうことなんですが(笑)。でも見てもらわないことには始まらないと思いますし。――なるほど……貸し手側もいろいろと考えているんですね。同じような物件でも家賃や価格が違うからくりの謎は「大家によって家賃のつけ方が違う」ということでした。似たような物件を持つ者同士ですし、そのへんのかけ引きというのも存在するのでしょうね。また、支払額は同じでも、見栄えがいいように家賃を安くしている物件があるのも驚きでした。物件探しの際は、いくつもの業者で比較してこうした少しでも安い家賃設定の物件を探すのがかしこいやり方かもしれませんね。(貫井康徳@dcp)
2012年11月25日現役の不動産屋さんに、今まで取り扱った中で一番高かった物件の金額と、安かった物件の金額を聞いてみました。下世話な話ですが、上と下ではどれくらい違うのでしょうか? またその値段の理由も聞いてみました。――これまで取り扱った物件の中で「一番高かった」のはいくらですか?うちは戸建ての販売がメインなので、そんな数十億とかはないのでそんなに高い物件はないのですが、私が担当した案件の中では「7,000万円」が一番高かったですね。――一般人の視点だと、かなり高額な物件ですよね。それはどういった物件だったんですか?練馬区の江古田の物件ですね。江古田の一部の地域にはちゃんと道路に接道している良い物件がいくつかあって、そこそこの値段なんです。これもその中の1つでしたね。入手する際は高く買いましたけど、高く売れました。――ここ最近だと7,000万台ってなかなか成立しないですよね。そうですね。リーマンショック以降、あまりないですね。――そのほかに高額だった案件はありますか?戸建てではなく「土地」なんですが、「9,700万円」というのがありました。――約1億円! どこの土地だったんですか?秋葉原ですね。坪単価250万円ぐらいでした。――さすが秋葉原、けっこう高いですね……。コインパーキングとして使われていた土地だったんですが、4台しかスペースがなかったわりにはかなり回っていまして、それも影響しましたね。――買った人はどんな方だったのですか?それはさすがに言えません(笑)。ただ、現金で一括購入できるほどのお金持ちの方とだけ言っておきましょう。――う~ん、1億円をいつもニコニコ現金払いですか……うらやましい。では逆に安かった物件というのはいくらですか?やっぱり戸建て販売が中心なので、そこまで安い物件はないんですが……安いのは「3,000万円」ぐらいでしょうか。――なるほど。もっと安い物件も当然ある訳ですよね?そうですね。仲介業者だともっと安い物件がありまして、私も以前仲介業をやっていた時には「700万円」という物件を取り扱ったことがあります。――それは戸建ての物件ですか?ええ、戸建ての物件です。――そこまで安い理由というのは何なのですか?その物件は、測量図上は1.8メートル接道しているはずなんですが、隣家が90センチはみ出してきていまして、実際は90センチしか道路に接道していないんです。――それは迷惑な話ですね……。その物件はどうなったのですか?その物件に面している土地を持つ方に買ってもらいました。23坪だったので坪単価30万円ほどでしたね。――なるほど。ということは上は7,000万円(土地で9,700万円)、下は700万円ということですね。世間にはもっと高額な物件もありますが、私が担当したのはこの金額になります。話を伺った不動産屋さんは一般的な住宅などが中心なのでこれぐらいの金額になるそうで、商業用ビルなどの売買をしている不動産業者だと金額が全く変わるそうです。それこそ数十億、数百億の話になるそうで……一般人からすると意味不明の世界ですよね(笑)。(貫井康徳@dcp)
2012年11月24日住宅物件の中には、建設時期によって耐久性の良い悪い、または構造が危険だったりする物件があるそうです。では、その耐久性の悪い住宅や危険な構造の物件はいつぐらいの年代に建設されたものが多いのでしょうか? 不動産屋さんに、聞いてみました!――物件の建設時期によっては、耐久性の問題など、危ないものがあるそうですが、それはいつぐらいに建設された物件に多いのでしょうか?まずは1980年代後半のバブル期に建設された物件ですね。この時期の物件にはいい加減なものがあります。――バブルの勢いだけで建てたような物件が多いということですか?それもありますが、その時代の物件は高いお金を出して作らせたにも関わらず、外壁屋が適当な施工をしていたるものがあったんです。――それは危ないですね……。あとはバブル期に建設された物件ではどんなのが危ないのですか?あとはデザイン重視の物件はわりと危険ですね。バブル期は見栄えだけに重点を置いた物件も多く建設されたので……。――クールでカッコイイ!という理由で、コンクリート打ちっぱなしの物件とか流行(はや)りましたよね。あ、コンクリート打ちっぱなしもいけませんね。あれはすぐに悪くなってしまうんですよ(笑)。補修工事をしないといけません。――もうすっかり見なくなりましたもんね(笑)。古い話ですが、高度経済成長期に建設されたようなマンションとかはどうなのでしょうか?高度経済成長期の昭和40年代というのは、マンション建設や文化住宅建設の「はしりの時期」でして、けっこう危険な構造の物件が多いんですね。例えば、その時期にマンションの1階部分がすべて駐車場になっている物件が建設されたんですが、そういった物件は築年数が長く経過していると危険です。よく見ると柱に亀裂が走っていたりしますので……。――1階全部が駐車場になっているようなマンションとかたまに見ますけど、かなりリスキーな物件だったんですね。たまに一軒家で1階部分が丸ごと駐車スペースになっている物件がありますが、あれも危険なのですか?そうですね。鉄骨で支えているような感じだとちょっと危険だと思います。構造的にはあまりよろしくないですね。――なるほど。変に凝った物件というのはやはり危険なものが多いのですね。気をつけます。物件探しの際には、これらの物件はできるだけ避けた方が良さそうです。ぜひ参考にしてみてください。(貫井康徳@dcp)
2012年11月22日マンションやアパートなどの多くの物件は基本的にペットを飼うのはNGになっています。しかし、そういったペット禁止の物件でも、隠れてイヌやネコなどを飼っている人が実際にいます。では、ペットを隠れて飼っていたことが大家さんや管理会社にバレてしまった場合、どうすればいいのでしょうか?不動産会社の人に聞いてみました。――ペット禁止の物件で隠れてペットを飼っているのがバレてしまった場合、どうすればいいのでしょうか?え~っと、それは非常に厳しい話ですね(笑)。結論から言うと、バレてしまうと、もう引っ越しをせざるを得ないです。飼いたい方は、バレないようにうまく飼われるのが一番です。――やはりそうなんですね(笑)。もし仮に次の引っ越しまでバレずに飼えたとしても、退居時にペットを飼っていた形跡が残っていたりすると、かなりの金額が請求される場合もありますね。――退居時には、どういった部分から飼っていたことがバレてしまうのでしょうか?例えば部屋のどこかに引っかき傷があったり、あとは「におい」ですね。飼い主さんは気づかないかもしれませんが、実はペットのにおいというのがものすごくて、部屋に染み付いてしまうんです。うまく消臭していたつもりでも、においでバレてしまったりします。――においですか……これは毎日かいでいる飼い主はなかなか気づけないですよね。逆にこういった部分に気をつけると、ペット禁止の物件でもバレずにうまく飼うことができるんですか?不動産屋の立場からはあまりオススメはしたくはないのですが(笑)。まぁとにかく痕跡を残さないようにすることですね。鳴き声などの基本的なことはもちろん、引っかき傷がつかないようガードしたりと……。畳屋やクロスの修復はバカにならないですからね。――なるほど!でも飼い主がわからないにおいについてはがんばって消臭するしかないんですね。というよりそこまで努力をするくらいなら、最初からペットOKの物件に住んでいただきたいですね(笑)。――それはそうなんですが……(笑)。話は戻りますが、バレてしまった場合、なんとかして退居を免れる方法というのはないんでしょうか!?「家族の一員だ!」とか言ったりして……。基本的にはムリでしょうね(笑)。ただ、ペットを飼うのがダメな物件でも入居時にペットを飼いたいと伝えて、敷金や保証金などの部分で交渉するという手はあります。ただ、ペットを飼う場合は原状回復するのが本当に大変なので、嫌がる大家さんは多いのも事実です。――ペットを飼いたい場合は、そういうやり方もある、ということですね。ちなみにペットOKの物件というのは増えているんでしょうか?減っているんでしょうか?私が知っている限りでは、ペットOKの物件の数は以前とほぼ変わっていない感じですね。先ほども述べたとおり、やはり原状回復が難しいので避ける方は多いです。ただ、ペット可の物件にして、物件に付加価値をつける方もいますね。――なるほど。ペットを飼うのも簡単じゃないんですね。「もしかしたらなんとかなるのかも?」と思いつつ専門家に聞いてみましたが、やはりダメのようですね。ペットを飼っているのがバレてしまった場合は、おとなしくペットOKの物件に引っ越すしかないようです。ただ最近ではイヌやネコでも大きさによってはOKの物件もあるようなので、ペットと一緒に暮らしたい人はそういった物件を探してみるのもいいかもしれませんね。(貫井康徳@dcp)
2012年11月22日賃貸物件なのに「どんどん改造してくれてもいいヨ!」というなんとも懐の広い物件が存在します。海外ではそういった物件がわりと多いらしいのですが、最近は日本でも多く見られるようになってきたようです。今回は、そんな改造OKの物件について不動産屋さんにお話を聞いてきました。――改造や改築がOKの物件が増えているといいますが、そもそもこの改築OKという物件はどういうものなのでしょうか?基本的には、古くなった物件などで改造する費用がかかってしまう物件を安く貸し出して、好きにしてくださってもいいですよ、というものですね。例えば京都市内の町家とかにも、そういった物件はあるようです。――なるほど。大家さん側も、古くなったけど物件を借りてくれるし、借りる側も好きに改築できるからお互い好都合なのですね。海外ではこういった物件が多いのですか?やはりアメリカは多いですね。というより、ダメと言っても穴をあけたり棚を増設したり、勝手に改築とか改造しちゃうみたいです(笑)。――それはヒドイ(笑)。こういった物件が日本でも増えてきたというのはやはりいいことですね。そうですね。いい傾向ではあると思います。――こういった改築OKの物件というのは、ぶっちゃけお得なんでしょうか?もちろん借り手側に改築の費用が発生する訳ですから、お金で考えると得ではないと思いますが、自由な間取りや設備にできるという点ではいいですよね。――改築費用の部分さえクリアできれば、夢のような物件ですもんね。最近だと、美術関係の仕事をしている人が古い長屋のような所を自宅兼作業場兼アトリエとして借りている人がいるみたいですね。そうですね。好きなコンセプトに改築できるのでそういった方にはちょうどいい物件かもしれませんね。あと長屋とか町家はいわゆる集合住宅ですので建て替えたくても周囲と同調しないとムリなんですね。なので、個人で中を改築・改造してくださいという大家さんもいますね。――自由に改築した物件は、改築した人がもし出て行った場合、どうなるのでしょうか?それはそのまま貸し出しますね。元に戻すのも難しいですし。――好きに改築している訳ですから、ある意味貴重ですよね。同じ物件はほかにまず見つかりませんよね。そういった意味では、大家さんにとってはいいアピールになる訳です。――なるほど。改造OKの物件は比較的良い事が多いのですね!という訳で改造・改築OKの物件について伺ってきました。「俺だけのオリジナルな物件に住みたい!」という人は、こういった改造OKな物件を探していろいろと手を加えてみるのもひとつの手段かもしれませんね。(貫井康徳@dcp)
2012年11月20日「目黒川みんなのイルミネーション実行委員会」は、使用済み食用油を利用し、エネルギーの地産地消を100%実現したイルミネーション「目黒川みんなのイルミネーション2012」を、11月16日から12月25日、および来年2月9日から2月11日に開催する。同イルミネーションは、五反田ふれあい水辺広場を中心に、目黒川沿いの桜並木を約213,200球のオリジナル桜色LEDで装飾し、イルミネーションによる「冬の桜」を演出する。今年は、発電の仕組みはそのままに、2倍の長さの冬の桜並木を実現。装飾距離は昨年の約760mから、約1,500mまでのびている。電力の発電には、開催エリア周辺の家庭や飲食店から回収した「使用済み食用油」から精製する、バイオディーゼル燃料のみを使用。地域から出る廃棄物を利用して電力を賄うことで、住民でつくる住民のための「みんなのイルミネーション」を体現するという。なお、専用の支援ベンダー(自動販売機)を設置し、イベント開催費用の一部をまかなう取り組みも開始しているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月30日不動産というのは生き物です。常にその価値は変動しています。でも、同じ購入するのであれば、できれば時間が経っても高く売れる、あるいは価値の減りにくい物件にしたいものです。では、価格の下がりにくい物件とはどんなものでしょうか?不動産屋さんに聞いてみました。匿名を条件にお話を伺いました。今回は同じ不動産でも、マンションに関する話です。――価値の下がりにくい物件について知りたいのですが。そういうマンションを購入すると、どういうメリットがありますか?先日、ある中古マンション物件の仲介売買をしました。その方は新築の時に購入したのですが、住宅ローンの残債よりも高く販売できたので、ローンを返済して手元にお金が残りました。価値が下がりにくい物件というのは、住宅ローンに困って手放す際にも価値を発揮します。――そういった物件はどうやって見分けたらいいのでしょうか。まずは立地です。――価格の下がりにくい場所があるということですか。そうです。東京都内で一般的に言われるのは山手線の内側の物件です。まずこれが原則です。ここは価値が下がりにくいですね。――山手線内側と言ってもピンキリだと思うのですが?確かにそうです。最近では山手線内側の高級住宅地と言われているところでも十分に気をつけていないといけません。たとえば、恵比寿というと高級住宅地ですが、最近、ある開発業者が新築物件を完売できなかったと仲間内で話題になりました。――なぜなんでしょうか?物件に対する目が厳しくなっているんです。その物件は、4メール道路に面しているのか、それとも6メートル道路に面しているのか、また何戸入ったマンションなのか、免震設備はどのくらいのグレードのものなのかといった、こと細かにその物件の評価がされます。昔だったら、「免震構造を採用。終わり」だったのがそうはいかないんですよ。こういうポイントを積み重ねてその物件を評価するものですから、物件ごとの評価に大きな差がつくことになるんですね。これが最近の傾向です。ですから、先の恵比寿の例で言えば、高級住宅地の物件ということで、若干気を抜いたところがあったのでしょう。価格と釣り合う物件ではないと評価されたのではないでしょうか。――なるほど。山手線内側の高級住宅地の物件でも油断するなと。山手線内側というだけでなく、価値の下がりにくい理由を持っている場所もあります。一例を挙げましょう。文教地区と言われている、文京区の小石川、ここなどは比較的価値の下がりにくい地域です。教育熱心な親御さんが集まる人気のあるエリアですから。先日、小石川で、4,000万円で購入した2LDKのマンションの物件を4,500万円で売却できた例がありました。しかもその方は売却するまでにローンを完済していました。ただし、小石川だからと言って、どの物件も高く売れるわけではありませんよ(笑)。――他に価値が減りにくい要因はありますか?そうですね。100戸以上の大きな物件を選ぶのがいいですね。その方が価値が下がりにくいと思います。――理由は何ですか?管理費です。100戸以上の物件ですと小額の管理費を集めても大きな金額になるので、将来の補修への積立金が大きくできますし、また充実したサービスが受けられます。きちんとコンシエルジュサービスがあるのは、やはり大きな物件ですよね?なので中古になっても価格も下がりにくいです。――小さなマンションだとやはり大変なのでしょうか?大変です。10戸とか20戸とかのマンションですと、管理費負担が大きくなっていったりますから。安定したサービスを維持できるというのは大規模物件だからと言えますので。聞いてみると、なるほどな話でした。あなたは新築マンションを購入するとしたら、どこに建っているどんな物件を購入しますか?(高橋モータース@dcp)
2012年10月14日安くていい物件を探したい……。賃貸の部屋を探す人なら、誰しもそう願うのではないでしょうか。そんな方法はあるのでしょうか。「快適で安全な一人暮らし」をテーマに活躍する不動産アドバイザー・穂積啓子氏にお話を伺いました。■エレベーターがない+和室+古い=カスタマイズ賃貸の登場「安くていい物件?条件を変えてみればいいのです」と話す穂積さんはまず、共益費が安くなるパターンとその理由について紹介します。「賃料が安くなるパターンに、『エレベーターがない物件』があります。賃料には家賃に加えて共益費が別途必要です。共益費とは、ゴミの処理、廊下や玄関回り、照明など共有部分の使用に関する付加利用料のことですが、エレベーターの維持管理費もこれに含まれています。エレベーターがないということは、共益費にその維持管理費が必要ないわけですから、当然、エレベーターがある物件よりも安くなります。おおむね、類似条件のマンションより、3,000円~5,000円は安くなるでしょう。現在の法令では、エレベーターは6階以上の建物には必須ですから、エレベーターがないということは、5階建て以下の建物になります。近年は3~5階建ての物件にも設置されていることが多いので、エレベーターがない=築年数が経っていると想定できます。古いということはベランダがない、浴室では旧式(バランス釜)のガス設備を使っているなどということもありますが、壁紙や廊下、フロアなどの内装がリフォームされている物件も増えています。これらの情報をあらかじめ知っておくと探しやすいでしょう」(穂積さん)また、共益費の金額について穂積さんは、こう説明を加えます。「共益費は、建物1棟にかかる諸経費を居住戸数で割り、1戸あたりの金額を算出します。よって、1フロアーに1戸など戸数が少ない物件より、大型で入居者が多いマンションのほうが安くなる傾向にあります」次に、「和室タイプも安くなる」と穂積さん。「和室だけの物件はこのごろあまり人気がないので、相場より賃料が10~30%ほど低く設定されていることがあります。こちらも築年数が経っているというパターンですが、都会では駅近くや中心地に建つ物件も多く、うまく出合えたら、近隣の相場より20%ほど安く街中に住めるということもあります」(穂積さん)さらに、古い物件を利用した「カスタマイズ賃貸」というスタイルが今、話題を呼んでいます。「平成23年からUR都市機構が募集を始めてその呼称が広がったようです。賃貸住宅でも、入居者が自分の好みでDIYやリフォームをしてもよいという新しい賃貸のスタイルが登場しています。賃料は近隣の相場より安めで、そのうえ、退去時の原状回復の義務がありません。カスタマイズ賃貸は今、20代を中心に人気で、古さを生かしたカフェ風の空間を自分で作る、アートが似合う部屋にするなど、自分好みの空間で暮らせることが魅力につながっていると言います。築年数が古いがために空室が目立つ賃貸住宅で、本来、家主がリフォームするべきところを入居者にゆだね、賃料を下げて自由なライフスタイルを付加するという方法です。UR賃貸では『DIY賃貸』と呼んで募集をかけていますが、2012年9月現在、『DIYのためのプランニング&DIY施行期間』として、家賃3カ月が無料というサービスを展開しています。また、ウェブサイトで『カスタマイズ賃貸』と検索すると、多種多様な情報が出てきます。ただし、この潮流を受けて、新しい部屋でも、『壁紙をあなた好みにカスタマイズできますよ』というサービスを開始した物件もありますので、カスタマイズ賃貸=安いだけ、とは限らないということもあります」穂積さんは、次のアドバイスも加えます。「ほかに、『定期借家(ていきしゃっか)』と言って、期間限定の分譲賃貸住宅なら、同様の住宅にくらべて20%~30%ほど家賃が割安になることがあります」「安い物件を探していたら、たまたまカスタマイズ賃貸というスタイルに出会った」という人が増えてきました。余剰空室に安い予算でうまく楽しく暮らす方法。その動向に注目したいものです。監修:穂積啓子氏「安全で快適な一人暮らし」、「女性の安全な暮らし」をテーマとして活動する不動産アドバイザー。宅地建物取引主任者。その活躍ぶりは、コミックエッセイ『不動産屋は見た!~部屋探しのマル秘テク、教えます』(原作・文:朝日奈ゆか、漫画:東條さち子東京書籍1,155円)に描かれました。同書の主人公「善良なる大阪の不動産屋さん」は、穂積氏がモデルです。(藤井空/ユンブル)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月28日安くていい物件を探したい……。賃貸の部屋を探す人なら、誰しもそう願うのではないでしょうか。そんな方法はあるのでしょうか。「快適で安全な一人暮らし」をテーマに活躍する不動産アドバイザー・穂積啓子氏にお話を伺いました。■エレベーターがない+和室+古い=カスタマイズ賃貸の登場「安くていい物件?条件を変えてみればいいのです」と話す穂積さんはまず、共益費が安くなるパターンとその理由について紹介します。「賃料が安くなるパターンに、『エレベーターがない物件』があります。賃料には家賃に加えて共益費が別途必要です。共益費とは、ゴミの処理、廊下や玄関回り、照明など共有部分の使用に関する付加利用料のことですが、エレベーターの維持管理費もこれに含まれています。エレベーターがないということは、共益費にその維持管理費が必要ないわけですから、当然、エレベーターがある物件よりも安くなります。おおむね、類似条件のマンションより、3,000円~5,000円は安くなるでしょう。現在の法令では、エレベーターは6階以上の建物には必須ですから、エレベーターがないということは、5階建て以下の建物になります。近年は3~5階建ての物件にも設置されていることが多いので、エレベーターがない=築年数が経っていると想定できます。古いということはベランダがない、浴室では旧式(バランス釜)のガス設備を使っているなどということもありますが、壁紙や廊下、フロアなどの内装がリフォームされている物件も増えています。これらの情報をあらかじめ知っておくと探しやすいでしょう」(穂積さん)また、共益費の金額について穂積さんは、こう説明を加えます。「共益費は、建物1棟にかかる諸経費を居住戸数で割り、1戸あたりの金額を算出します。よって、1フロアーに1戸など戸数が少ない物件より、大型で入居者が多いマンションのほうが安くなる傾向にあります」次に、「和室タイプも安くなる」と穂積さん。「和室だけの物件はこのごろあまり人気がないので、相場より賃料が10~30%ほど低く設定されていることがあります。こちらも築年数が経っているというパターンですが、都会では駅近くや中心地に建つ物件も多く、うまく出合えたら、近隣の相場より20%ほど安く街中に住めるということもあります」(穂積さん)さらに、古い物件を利用した「カスタマイズ賃貸」というスタイルが今、話題を呼んでいます。「平成23年からUR都市機構が募集を始めてその呼称が広がったようです。賃貸住宅でも、入居者が自分の好みでDIYやリフォームをしてもよいという新しい賃貸のスタイルが登場しています。賃料は近隣の相場より安めで、そのうえ、退去時の原状回復の義務がありません。カスタマイズ賃貸は今、20代を中心に人気で、古さを生かしたカフェ風の空間を自分で作る、アートが似合う部屋にするなど、自分好みの空間で暮らせることが魅力につながっていると言います。築年数が古いがために空室が目立つ賃貸住宅で、本来、家主がリフォームするべきところを入居者にゆだね、賃料を下げて自由なライフスタイルを付加するという方法です。UR賃貸では『DIY賃貸』と呼んで募集をかけていますが、2012年9月現在、『DIYのためのプランニング&DIY施行期間』として、家賃3カ月が無料というサービスを展開しています。また、ウェブサイトで『カスタマイズ賃貸』と検索すると、多種多様な情報が出てきます。ただし、この潮流を受けて、新しい部屋でも、『壁紙をあなた好みにカスタマイズできますよ』というサービスを開始した物件もありますので、カスタマイズ賃貸=安いだけ、とは限らないということもあります」穂積さんは、次のアドバイスも加えます。「ほかに、『定期借家(ていきしゃっか)』と言って、期間限定の分譲賃貸住宅なら、同様の住宅にくらべて20%~30%ほど家賃が割安になることがあります」「安い物件を探していたら、たまたまカスタマイズ賃貸というスタイルに出会った」という人が増えてきました。余剰空室に安い予算でうまく楽しく暮らす方法。その動向に注目したいものです。監修:穂積啓子氏「安全で快適な一人暮らし」、「女性の安全な暮らし」をテーマとして活動する不動産アドバイザー。宅地建物取引主任者。その活躍ぶりは、コミックエッセイ『不動産屋は見た!~部屋探しのマル秘テク、教えます』(原作・文:朝日奈ゆか、漫画:東條さち子東京書籍1,155円)に描かれました。同書の主人公「善良なる大阪の不動産屋さん」は、穂積氏がモデルです。(藤井空/ユンブル)
2012年09月27日「モンドデザイン」は14日、使用済みタイヤチューブから作った長財布「ロングウォレットbi-color」を発売した。同商品は、廃タイヤチューブをリユースしたバッグやスニーカーなど、メンズを中心に展開する「SEAL」ブランドとして発売された長財布。主要素材には大型トラックの使用済みタイヤチューブを採用。タイヤ素材をすいて薄くするという新工程により、素材本来の強度や防水性を損なうことなく、財布に必要な軽さを実現したという。サイズは幅190×高さ100×厚さ20mm。重量は約170g。内部はバイカラー仕様で、カラーはクロムイエローとバーミリオンの2色を用意した。価格は19,950円。国内職人による手作り製品のため、初回各色50個の限定販売となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月20日よくオバケの出る物件は家賃が安くなる、なんて話を聞きますが幽霊が出る物件なんてホントにあるのでしょうか?また、そういったいわくつき物件の実情はどうなっているのでしょうか?不動産屋さんに聞いてみました。――ぶっちゃけ、幽霊の出る物件というのはあるんでしょうか?僕は幽霊を見たことはないのですが、実際に「幽霊が出るから住みたくない」と言って退去される方もいますよ。――そうなんですか!? 出る出ないはともかく、そういった人がいるというのは興味深いですね。そういったいわくつきの物件はやはり家賃が安くなるんでしょうか?幽霊という訳ではないのですが、過去に自殺や事故などがあった物件は、やはりいろいろと気にされる方がいるのでその分金額は安くなりますね。――そういったいわくつきの物件というのは教えてくれるんでしょうか?告知義務というのがありまして、基本的には言わないとダメですね。ただその告知義務は明確な規定がなく、グレーゾーンなんです。――グレーゾーンというのはどういうことなのでしょうか?住むにあたって重要な決断を左右されるような事柄は伝えなくてはならない、というだけでどの部分が重要な告知事項かどうかは業者の裁量に任されているんですね。なので「事故後、誰かが一度住んだ後なので告知しない」とか「20年も前の事故なので言わない」といった感じで、業者によってバラバラなんです。――でも言わなかったら問題になりますよね?そうなんです。なので今いろいろ問題になっているんです(笑)。――先ほどおっしゃってました「事故後、誰かが一度住んだ後なので告知しない」という話ですが、業者が事故物件であることを告知しないでいいように、関係者を一定期間住ませてから貸し出す、というのを聞いたことがあるんですが、これは実際にあるんですか?そういう業者は実際にいましたね。そのへんは非常にグレーな部分なので、さまざまな問題があったようです。いまは厳しくなっていますし、告知義務に関する違反は宅建免許はく奪なのでそういった業者はいませんが。――そういったしがらみが多いことも相まって、事故物件というのはやはり安いのですね。どれくらい安くなるかは業者の裁量次第ですけどね。――よく事故物件の一覧が掲載されているサイトがありますが、専門家からするとああいったサイトはどうなんでしょうか?あれは僕たちから見てもおもしろいですよね。「どっから情報が出てるんだ!?」と思ってしまう物件も掲載されていますし、関係者側から見てもなかなか興味深いです。――なるほど。やはりああいった事故物件のサイトの影響力はあるんでしょうか?事故物件だと明らかになることによって、資産価値が下がったりしますよ。サイトのコメント欄にオーナーが「資産価値が下がるので掲載をやめてほしい」なんて書き込みをしたりするくらいですから、影響力はかなりあると思います。――いわくつきの物件を所有する側もいろいろ大変なのですね(笑)幽霊が出る物件というよりも、事故物件のお話が中心になってしまいましたが、やはり幽霊が出る(?)物件というのは実際にあるようですね。また、事故物件に関係者を住ませて告知しないでいいようにする、というのは都市伝説かと思っていましたが、実際にそういったことが行われていたというのも驚きでした。しかしながら、こういったいわくつき物件は本当に安く住めるようです。「オバケとかそんなのは大丈夫!」という人にはいいかもしれませんね。(貫井康徳@dcp)
2012年08月11日賃貸物件を探していると、敷金0、礼金0という、いわゆる「ゼロゼロ物件」というお得なものがあります。借り手にとっては助かる話なのですが、これらゼロゼロ物件は貸主にとってはお得なのでしょうか? 不動産屋さんに聞いてみました。――敷金0、礼金0の賃貸物件がありますが、あれはどういう仕組みになっているのでしょうか。簡単に言いますと、早く借りる人を見つけたいという、スピード重視の設定になっているんですね。――それでもうかるんでしょうか。敷金0、礼金0に設定している大家さんは、複数の物件を持っている人が多いです。例えば、1LDKで85,000円の物件があったとしましょう。大抵2年で契約更新ですから、そこで得られる売り上げは85,000円×24(カ月)=204万円。原状回復費用がざっくり35万円として169万円です。1年では845,5000円。こういった物件を10軒持っていれば年間845万円になります。――不動産収入はスゴイものですね。うらやましい。借り主が見つからないと、これがただの皮算用になってしまうわけです。礼金、敷金などがネックになって借り手が見つからないのは時間のムダですよね。ですから礼金、敷金をなしにして借りやすくした方が得、という考え方なんですよ。――借り手を探すのは難しいものですか?はっきり言って最近は供給過多の傾向があります。やや賃貸物件がだぶついているというのが本当のところです。ですから、借り手を早く捕まえないといけないんですよ。――なるほど。不動産屋さん的にはどうなんでしょうか。敷金0、礼金0の賃貸物件でも仲介手数料が1カ月分というのは変わりませんから、大家さんがいいのであれば、不動産屋的にも特に申し上げることはないですよ(笑)。――仲介手数料が0.5カ月分という不動産屋さんもあるみたいですが?それはもう会社の方針ですね(笑)。借りる人は安い方がいいわけなので、それは0.5カ月の方がいいでしょう。早く借り手が見つかると大家さんにも喜ばれますから、その会社の実績となって、任せたいという大家さんが増える効果があるかもしれません。――なるほど。数で売り上げを上げていくわけですね。最近は空室が増えているので、優先的に案内してもらうため、大家さんが不動産屋さんに広告料というカタチでお金を支払うケースもあります。その分で売り上げを上げることもありますね。(高橋モータース@dcp)
2012年08月11日リノベーション実例ギャラリーサイト「RENOVATION GALLERY(リノベーションギャラリー)」を運営するドーンは、同社が運営するサイトに参画している設計・施工会社を対象に「リノベーションを検討している消費者に向けたアドバイス、業者のホンネ」についてアンケートを実施。このほど結果を発表した。まず、顧客のリノベーションに対するイメージは具体的な方か良いかどうか尋ねると、73%が具体的な方がいいと回答。その理由として「テーマがあると設計しやすい」「ある程度固めておいてくれれば、そこから膨らませていくので」などのコメントが寄せられた。「こんな感じがいい」というものを決めておけば、具体的ではなくてもプロが色々と提案してくれるという。次に「予算は決まっていた方がいいか」と質問。90%が「YES」、10%が「NO」の答えだった。理由については、「予算が決まっていれば提案しやすい」「決まっていた方がいい。これは一番重要なこと」などの意見があった。さらに「土地や建物が決まってからデザインしてもいいいか?」聞くとYESが64%、NOが18%、どちらとも言えないが18%だった。実際の予算については、「マンションだったら坪25万円~」「工事費を含んで1,000万円前後が多い」「マンション・戸建て問わず500~1,000万円。年々上がっている感じがする」などの意見が寄せられたが、700~1,000万円がボリュームゾーンだという。リノベーションを成功させるコツとして、「“波長や感性が合う”ことは重要」「生活、個性を偽りなく教えてもらうと、ズレが少ない」などの意見が寄せられた。ほとんどの設計士が依頼主とコミュニケーションを多く取りたいと考えており、成功の秘訣(ひけつ)は相性のいい設計士を見つけてとことん話すことや、遠慮せずに何でも相談することだという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日社会人の物件探し。会社までの距離やぐっすり眠れる静かな住まいかどうかなど、お部屋選びの条件は多々ありますが、最後の決め手になったのはどんなポイントなのでしょうか?そこで今回「マイナビ賃貸」では、一人暮らしをしている社会人のマイナビニュース会員300人に、お部屋を選んだ決め手について聞きました。通勤時間「通勤ラッシュの電車に乗る時間を少しでも短くしたかったので、会社の最寄り駅まで乗車時間が15分以内の範囲で物件探しをしました」(女性・神奈川県/30歳)「通勤時間を短くして睡眠時間を長くとりたい」(男性・神奈川県/48歳)「最寄り駅よりも、ドアトゥドアで10分以内など、実際にかかる時間で決めた」(女性・東京都/25歳)やっぱり気になるのが通勤にかかる時間。通勤時間が長すぎて、会社に着くまでにぐったり…なんてことでは仕事に支障も出てしまいそうです。セキュリティー面「女性の1人暮らしなので、オートロックや防犯カメラ有りなどセキュリティー面がしっかりしていたのが決め手になった」(女性・千葉県/29歳)「夜遅くに駅から徒歩で帰るのは怖いので、駅近くの部屋を選びました」(女性・東京都/33歳)「仕事で遅くなることが多いので、夜遅くまであいている飲食店やスーパーがあり、家の近くが夜でも明るいところにした」(女性・東京都/25歳)女性にとって重要な項目であるセキュリティー面。マンションの防犯設備だけでなく、周辺環境まで調べた方がよさそうです。建物の向き「南向きだと日当たりがよいため、冬場の光熱費も減らせるから」(男性・神奈川県/41歳)「休日の日中はカーテンなしで過ごしたかったので、目の前に家がない物件を探した」(女性・東京都/27歳)意外に見落としがちな建物の向き。休日を家で過ごす人にとっては、カーテンを閉めっぱなしで一日中日が入らない部屋で過ごすのは、精神的にも良くないかもしれませんね。マンション・部屋の設備「一からそろえたり、転居の際に費用がかかったりするのが嫌だったので家具家電付の家にした」(女性・神奈川県/28歳)「お風呂に追い炊き機能があったのが決め手。仕事の疲れをしっかり癒やすためにも、長風呂がしたかったので……」(女性・神奈川県/26歳)「マンションに不在時用の宅配ボックスがついていること。仕事で日中不在のため、荷物の受け取りができないので」(男性・東京/27歳)別のマンションと悩んだ際、決め手になりそうな設備面。筆者は過去に、室内乾燥機がなく洗濯物を干すのに苦労した覚えがあります。おいしい特典付き「ベランダからスカイツリーが見えたため」(女性・東京都/27歳)「すぐ隣に交番があったのがポイント高かったです。マンションのエントランスが交番の脇にあったので安全でした」(女性・東京都/27歳)ちょっとおいしい特典つき物件。交番の横なら、24時間態勢の監視員がいるようで安心できそうですね。社会人の皆さんは、出勤時間や休日にリラックスできるかどうかなど、自分にとってよりよい就業スタイルを作れそうかどうかを見ているようです。これから一人暮らしを始めるという社会人の方はぜひ参考にしてみてくださいね!(山本莉会/プレスラボ)【アンケート対象】現在一人暮らしをしている、もしくは過去に一人暮らしをしたことがある男女(マイナビニュース会員)調査時期:2012年6月20日~2012年7月8日有効回答:300件調査手法:インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日社会人の物件探し。会社までの距離やぐっすり眠れる静かな住まいかどうかなど、お部屋選びの条件は多々ありますが、最後の決め手になったのはどんなポイントなのでしょうか?そこで今回「マイナビ賃貸」では、一人暮らしをしている社会人のマイナビニュース会員300人に、お部屋を選んだ決め手について聞きました。通勤時間「通勤ラッシュの電車に乗る時間を少しでも短くしたかったので、会社の最寄り駅まで乗車時間が15分以内の範囲で物件探しをしました」(女性・神奈川県/30歳)「通勤時間を短くして睡眠時間を長くとりたい」(男性・神奈川県/48歳)「最寄り駅よりも、ドアトゥドアで10分以内など、実際にかかる時間で決めた」(女性・東京都/25歳)やっぱり気になるのが通勤にかかる時間。通勤時間が長すぎて、会社に着くまでにぐったり…なんてことでは仕事に支障も出てしまいそうです。セキュリティー面「女性の1人暮らしなので、オートロックや防犯カメラ有りなどセキュリティー面がしっかりしていたのが決め手になった」(女性・千葉県/29歳)「夜遅くに駅から徒歩で帰るのは怖いので、駅近くの部屋を選びました」(女性・東京都/33歳)「仕事で遅くなることが多いので、夜遅くまであいている飲食店やスーパーがあり、家の近くが夜でも明るいところにした」(女性・東京都/25歳)女性にとって重要な項目であるセキュリティー面。マンションの防犯設備だけでなく、周辺環境まで調べた方がよさそうです。建物の向き「南向きだと日当たりがよいため、冬場の光熱費も減らせるから」(男性・神奈川県/41歳)「休日の日中はカーテンなしで過ごしたかったので、目の前に家がない物件を探した」(女性・東京都/27歳)意外に見落としがちな建物の向き。休日を家で過ごす人にとっては、カーテンを閉めっぱなしで一日中日が入らない部屋で過ごすのは、精神的にも良くないかもしれませんね。マンション・部屋の設備「一からそろえたり、転居の際に費用がかかったりするのが嫌だったので家具家電付の家にした」(女性・神奈川県/28歳)「お風呂に追い炊き機能があったのが決め手。仕事の疲れをしっかり癒やすためにも、長風呂がしたかったので……」(女性・神奈川県/26歳)「マンションに不在時用の宅配ボックスがついていること。仕事で日中不在のため、荷物の受け取りができないので」(男性・東京/27歳)別のマンションと悩んだ際、決め手になりそうな設備面。筆者は過去に、室内乾燥機がなく洗濯物を干すのに苦労した覚えがあります。おいしい特典付き「ベランダからスカイツリーが見えたため」(女性・東京都/27歳)「すぐ隣に交番があったのがポイント高かったです。マンションのエントランスが交番の脇にあったので安全でした」(女性・東京都/27歳)ちょっとおいしい特典つき物件。交番の横なら、24時間態勢の監視員がいるようで安心できそうですね。社会人の皆さんは、出勤時間や休日にリラックスできるかどうかなど、自分にとってよりよい就業スタイルを作れそうかどうかを見ているようです。これから一人暮らしを始めるという社会人の方はぜひ参考にしてみてくださいね!(山本莉会/プレスラボ)【アンケート対象】現在一人暮らしをしている、もしくは過去に一人暮らしをしたことがある男女(マイナビニュース会員)調査時期:2012年6月20日~2012年7月8日有効回答:300件調査手法:インターネットログイン式アンケート
2012年08月03日賃貸住宅のリノベーションサービスを提供するハプティックは、賃貸物件では原状回復時の制限などにより実現することが難しかった、入居者が部屋をカスタマイズできる新サービスの提供を、6月11日より開始した。同サービスは、入居前の施工時に入居者自身が仕様を選ぶことができるため、さまざまな入居者のニーズに応えた空間提供をすることが可能になるという。対象となる物件は、同社が施工したリノベーション賃貸物件「TOMOS」で、新規契約の入居者限定となる。カスタマイズできる内容は「アクセントの壁紙」「ライティングレール」のカラー、「収納小物の位置」の3つ。工事開始日から二週間以内でカスタマイズが可能。同サービスの利用により、入居日が大幅に遅れることはないという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月07日マンションやアパートを探すときに、「ブラック物件」という言葉を聞いたことはありませんか。いったい、どのような部屋をそう呼ぶのでしょうか。『不動産屋は見た!』(東京書籍)というコミックエッセイで、ブラック物件について説明する主人公のモデルとなった不動産アドバイザー・穂積啓子氏に詳しいお話を聞いてみました。■事件、事故が起こった部屋のこと穂積さんは、ブラック物件についてこう説明します。「ブラック物件とは、事件、事故(自殺、殺人事件、無理心中、放火、孤立死、暴力団事務所、カルト教団などがあって、入居しようとする人が、心理的に嫌悪する可能性がある物件のことを指します。法律用語では『心理的瑕疵(かし)物件』と言います。心理的瑕疵(かし)とは、建物の構造や見た目には問題はなく、環境も良好だとしても、住み心地の良さを欠くという点で不動産に心理的な欠陥があると考えるわけです。このようなブラック物件になった場合、貸主(家主側)は、新しくその部屋を借りようとする人(借り主)に、事前に『それを告知する義務がある』と宅地建物取引業法と民法で定められています。告知義務がある期間は、自殺や殺傷事件の場合は10年間と言われています」言われています、という表現について、穂積さんは、「法律では、告知の期間については決められておらず、これまでの裁判で『10年』という判例があるため、通例的にそうなっています。実際のところ、事件の内容や個人の感覚、事故に関する周辺住民の記憶、当時の報道内容、事故後の物件の使用状況、物件の種類・タイプなど、事例ごとにさまざまのようです」と話します。■誰かが一度住めば、告知義務はなくなるこの告知については、大家にとって「抜け道がある」と穂積さんは言います。「誰かが一度住んで出て行った場合、その後の入居者には、10年未満であっても告知しないでよい、という事例があります。この解釈を悪用する貸主は多く、実際には貸していないのに書面上で身内の名前を使って一度は貸したことにする、という手口です。露呈した場合は違法にあたります」現在、これらの物件が急増しているとして、社会問題にもなっています」では、どのようにしてブラック物件を見抜くことができるのでしょうか。「近隣の相場より格安な部屋を見つけた場合、その理由を必ず業者に聞いてください。また、ブラック物件と知らずに入居した場合、発覚するのは、『近所のうわさで事実を知った』というパターンが多いのです。ですから、近隣のレストランなどお店に入って話を聞いてみるなど、下調べをしておきましょう。また、それらしき情報を耳にしたら、すぐに仲介した不動産業者に真実を確かめて、対応が悪ければ地域の消費者センターに連絡してください」(穂積さん)穂積さんは、次のようなアドバイスも加えます。「一方で、ブラック物件になると、家主は事件や事故に巻き込まれることになり、家賃収入も途絶えて大変困るわけです。ブラック物件は日本中で増えており、いまや、社会問題にもなっています。そこで、あらかじめ告知した上で、おはらいなどを施してから家賃や保証金など条件を改定して借り主を募る家主もいます。また、UR賃貸住宅や公営住宅では、心理的瑕疵(かし)物件であることを公表して家賃を安くしている場合があります」入居してから気付いたのでは遅い、これらの事実。家賃が安めの部屋に遭遇したら、すぐにラッキーだと舞い上がったり即答をせずに、いったん情報を集めるように心がけたいものです。監修:穂積啓子氏。「女性の安全な暮らし」をテーマとして、大阪市中央区を拠点に活動する不動産アドバイザー。その活躍ぶりは、コミックエッセイ『不動産屋は見た!~部屋探しのマル秘テク、教えます』(原作・文:朝日奈ゆか、漫画:東條さち子東京書籍1,155円)に描かれました。同書の主人公「善良なる大阪の不動産屋さん」は、穂積氏がモデルです。(岩田なつき/ユンブル)
2012年06月26日リノベるは22日、シェアオフィスを併設したリノベーションのショールーム「リノベる。名古屋」を、名古屋市中区丸の内にある複合ビル「LINC MARUNOUCHI」にオープンする。名古屋初出店となる同ショールームは、住宅のリノベーションを検討するユーザーが、工事後の内装を実物大で見て、触れて、体感することのできる施設。できあがりがイメージしづらい、請負型リノベーションに対するユーザーの不安を解消するため、ビルのワンフロアに、リノベーションされたマンション1戸をそのまま再現するものだ。今回出店する同ビルは、同社が企画・設計・施工を手がけ、一棟まるごとリノベーションを行っている。1Fに飲食店、2Fにリノベーションショールーム、3F・4Fにはシェアオフィスを併設(開業は10月を予定)。8月には、入居を希望するクリエイターに向けた説明会、新しい働き方に関するイベントも行われる。6月22日は、プレス発表会を兼ねたオープニングイベント(予約制)を開催。また、6月24日15:00~16:00 には、初心者向けのリノベーションセミナー「リノベ徹底解剖 入門編」も行われる。申し込みは同社サイトから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日ドーン株式会社は、「デザインにこだわったリノベーション会社選び」という市場ニーズに応えるため、東京、神奈川、千葉、埼玉など首都圏を対象エリアとしたギャラリーサイト「Renovation Gallery(リノベーションギャラリー)」をオープンした。現在、リフォームやリノベーションを考えている人の多くが、施工会社を探す際に、リフォームのポータルサイトやマッチングサイトを利用しているという。しかし、そのようなサイトの多くが、「掲載社数・情報量が多い」「実績写真、デザイン実例にたどり着くまで時間がかかる(必要クリック数が多い)」などの問題点を持っているという。同サイトは、「シンプルなギャラリー風のトップページに実例写真を一覧表示し、多数の実例を一覧で見比べて好みのデザインを探せる」、「問い合わせ画面へはクリック2回で到達できるなど、直感的でシンプルな操作を実現」、「掲載写真はすべて、厳選された100社のリノベーションの実例」などにより、上記の問題を解消した。同社は、本当に気に入ったデザインでリノベーションをしたい消費者と、本当にデザインに自信のある施工会社の出会いが世の中に増えることを目指していくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月05日不動産総合情報サービスのアットホームは、全国不動産情報ネットワークにおける、2012年4月期の賃貸物件の物件登録数・登録賃料、および成約数・成約賃料について発表した。前年同月比は3.3%増加し、5カ月連続のプラスとなったものの、前年のマイナスをカバーするにはいたらなかったという。4月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は20,734件。前年同月比は3.3%増加し、5カ月連続のプラスとなった。千葉県が18.2%の大幅増に、東京23区が12カ月連続、埼玉県が11カ月連続の増加となっている。カップル向けマンションが全エリアで好調だったとのこと。一方で、神奈川県ではシングル向けマンションがふるわず、5カ月ぶりに減少。東京都下ではシングル向けアパートが大幅減となり、3カ月ぶりに減少に転じた。首都圏全体では前年同月の減少幅(4.9%減)をカバーすることができなかったという。平均賃料は、マンション・アパート、新築・中古を問わず下落。特にマンションの下落が顕著となっており、23区の新築の下落率はファミリー向けの減少で10%を超えたという。また、23区では、新築アパートについてもほかのエリアが堅調ななかで10%近く下落しており、市場に偏りが見られるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月25日クラブメッドはこのほど、大規模リノベーションを完了したタイ・プーケットのリゾート「クラブメッド・プーケット」のパッケージツアーの販売を開始した。同リゾートは、タイの南西に位置するプーケット島にあり、約20haの広大な敷地と1,200mに及ぶパウダーサンドビーチが特徴のビーチリゾート。リゾート全体の大規模なリノベーションが完了し、タイの文化からインスパイアされたデザインのロビーやレセプション、独特の色使いで表現されたバー&ラウンジ、五感をコンセプトに生まれ変わったメインダイニングルーム、フランス・パリの老舗ブランド「Payot」が手かけるスパなどが一新された。さらに、レストランとプールも増設。スペシャリティレストラン「Chu-Da」はプールと海が見下ろせる位置にあり、モダン タイ キュイジーヌを味わえるという。18歳以上の大人専用の「クワイエットプール Zen Pool」では、カタ湾の壮観な眺めを楽しみつつ居心地の良いロングチェアで静かに過ごせるとのこと。デザインについてはフランスの有名なデザイン事務所である「Studio Hertrich & Adnet」が担当。タイの文化、歴史、工芸、建築からインスピレーションを受け、クラブメッドのホスピタリティと融合させて、現代のリゾートとしての独創的なスタイルに仕上げているという。パッケージツアーの販売はクラブメッド公式サイトなどで行なっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月24日大陸に行けば土地が余っているだろうからさぞや家賃も安いだろうと思いますが……。たとえば中国に住むなんてことになったら、賃貸物件の家賃はどのくらいなんでしょうか。不動産屋さんに聞いてみました。「本当のことを言うから名前を出すのは勘弁してくれ」という不動産屋さんに聞いてきましたので、そのつもりでお読みください(笑)。――まず、中国の不動産事情、全体のことを聞きたいんですが。あちこちでもう言われてますが、バブルがはじけ始めています。少なくとも私はそう思います。「鬼城」って何のことかわかりますか?――いえ。ゴーストタウンのことなんですよ(笑)。ディベロップと販売の失敗で、売れないで、すぐに廃墟みたいになってる所もあるようです。鬼城って書かれます。ここに来て、不動産業者が夜逃げしたりとか、そういう現地での話が多いのです。――ということは不動産は下げ基調なんでしょうか?全体としては下げ基調だと思いますね。転売に失敗なんて話は日常茶飯事でしてね。――賃貸物件について知りたいんですが。中国の賃貸物件が一体いくらぐらいなのか日本人にはよくわからないので。みんな物価を計算するのによくやることなんですけど……5~6倍で計算してみるといいですよ。――どういうことですか?たとえばですね、10,000元の物件があるとしますよね。今、1元が13円ぐらいですか。なので、その物件の賃貸料は日本円で130,000円になりまよね。これを5倍すると650,000円。日本で650,000円で借りられる物件を想像すればいいですね。――六本木ヒルズでもそんな値段しないでしょ(笑)。しますよ! 六本木ヒルズって2LDKでも賃料900,000円超えます。それはともかく(笑)、日本の賃料650,000円の物件を想像すると、超高級物件ですよね。だから10,000元というと現地では超高級物件ですよ。――日本語で賃貸物件紹介しているサイトを見ると、10,000元でもワンルームとかありますけど……。同業他社さんの悪口はあまり言いたくありませんが、それは高過ぎるんじゃないですかねえ(笑)。――え、そうなんですか。日本語で紹介する代金と言いますか、宣伝費といいますか、どこかに余分なお金がかかっているんでしょうね。いや、わかりませんよ。すごい設備がしっかりしたマンションなのかもしれませんし。いい「花園」なのかもしれません。――「花園」って何ですか?何と言えばいいですかね……ひとつの町と言いますか。壁で囲って、その中に高級マンションを数棟、生活に必要なお店とかを建てるんですよ。で、周りの都市とは隔離された環境を作るんですよ。この町みたいなものを「花園」と言います。――中国のお城みたいですね。囲っちゃうんだ。ああ(笑)。そうかもしれませんね。アメリカにもお金持ちしか住めません、みたいな、ゲートでくくられた高級住宅街がありますが、あれの中国版みたいなものですね。――高級物件ってそんな風になっているんですか?多いです。特に、日本人の方は治安を気にする方多いですから。花園になっているとゲートで警備されていたりとか、安心なので。――高そうですね。でもないですよ。もちろん都市によりますが、普通なら2,000元~3,000元でありますよ。日本円で40,000円から50,000円出せば2LDK、3LDKの物件が借りられると思いますが。――安いじゃないですか!さっきの倍数を考えてください。3,000元の物件は日本円で39,000円、5倍で195,000円でしょ。日本でも195,000円出せば普通に2LDK、3LDk借りられますよね。そんな感じです。――その5~6倍というのは中国全土で同じ感じですか?いえ、都市によって物価が違います。中国は本当に広いので、もう都市によって価格レベルは全然違います。――一番高価なのはどこですか?上海でしょうね。香港も高いですが、あそこはまた特殊なので。――上海でも3,000元ぐらいで高級マンションを借りられますか?上海ではちょっと無理かもしれません。そうですね、30坪以上の物件が欲しければ6,000元は出さないと無理でしょうね。新しい物件で、となると10,000元は覚悟した方がいいです。――六本木ヒルズみたいな物件に上海で住みたかったらどれぐらい必要でしょうか?そうですねえ。知り合いの業者の話では、13,000元から15,000元ぐらいでしょうか。日本円で200,000円出せばありますね。――一気に高くなりますね。5倍で100万円なので……ちょうどヒルズぐらいではありますが。でもスゴイですよ。プールもジムはあるし、警備員は24時間いますしね。家電は全部付いてますし。50坪もあるんですよ。もちろん3LDK。――そこまで行くと高いんだか安いんだか。現地ではもちろん破格に高い物件です(笑)。駐在員で上海にいる方などは結構こういう物件に住んでいます。会社で借りていたりしますが。――安く借りるにはどうすればいいんでしょうか。一番確実なのは信頼できる現地の業者を紹介してもらうことですね。実際に借りている日本人の方に紹介してもらうのが一番いいと思います。――飛び込みで行くのは無理ですかね?絶対にやめた方がいいです。確実にボラれます(笑)。中国の不動産全体が下げ基調なのは間違いなようですが、上海など、高価な所は高値であまり変わりないようです。でも、どうせ中国に住むのであれば、日本では絶対無理な「広い所」に住みたいですよね!(高橋モータース@dcp)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月18日アパート、マンションなどの集合住宅に、設備として無料インターネットを提供するレジデンシャルインターネットは、全国の一人暮らしの大学生、専門学校生などのための物件検索サイト「大学賃貸.jp」をオープンした。学生に必須の無料インターネット物件の特集や、各種こだわりの設備から物件が検索できる機能を搭載し、学生目線で物件を紹介していくという。同サイトでは、独自のデータベースシステムにより大学ごとに物件を抽出し紹介、利用者は大学名から物件を検索することが可能となっている。また大学を中心とした地図を表示し、周辺の物件を視覚的に検索できる。通学時間からの照会も可能。同サイトでは物件を管理している会社名は記載せず、利用者からの問い合わせはすべて同社に集約され、その後その物件を管理している会社より連絡がいくというシステムを採用。これにより、特定の地域や物件、人気のない物件などの偏った情報を排除し、フェアな立ち位置から本当に学生に必要な物件の紹介が可能となるという。大学の講義や、課題、就職活動にも必須のインターネットの設備を始め、一人暮らしの女性でも安心のセキュリティー管理、バス・トイレ別の部屋など、大学生へのアンケート結果から要望の多かったさまざま設備からの物件検索も可能となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月26日使用済み切手や衣服を寄贈沖縄県の損害保険会社・大同火災海上保険株式会社はボランティア活動の一環として使用済み衣類と切手の寄贈を行いました。同社の代理店・役職員・OBより使用済み衣類を募集し、社会福祉法人ゆうなの会へ寄贈を行いました。ゆうなの会では、使用済み衣類をボランティアによってボタンなどの装飾品を取り外し、一枚の布にした上で洗濯を行い、入居者のおむつとして使用しています。また、同社は那覇市社会福祉協議会へ使用済み切手の寄贈を行いました。同協会では、使用済み切手を換金し、それを紙おむつ交換券へ換え、毎年一度「紙おむつ支給決定交付式」の中で体の不自由な方へ贈っています。「紙おむつ支給決定交付式」には同社のほか、県内の3組織が参加し、40人の方へ一人当たり1万円相当の紙おむつ交換券を贈りました。
2011年01月01日