オンライン診察でピルを処方するサービス「スマルナ」を運営するネクイノは、スマルナユーザーを対象に、SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)に関する「自己決定とその支援」について意識調査を実施しました。■「ワタシらしい人生を選べる世の中へ」SRHR意識調査SRHRは、「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」の略で、「性と生殖に関する健康と権利」という概念。スマルナではこれまで2回にわたりSRHRについてのユーザー調査を重ねてきました。※これらの調査結果や数多くのユーザーコメントから“SRHRの重要性については認識しているものの、自分自身の決定を尊重して実行することに対しては、ハードルを感じている人が多い”ということがわかりました。これを踏まえ、今回の調査ではSRHRに関する「自己決定とその支援」をテーマに、一人ひとりの自己決定が尊重される社会の実現に必要な情報アクセスやコミュニケーションのあり方について調査しました。※このレポートで記載している「女性」とは生物学的女性を指しています。■性や生殖に関する情報アクセスの現状◇これまでに学校や社会・家庭で性教育を受けた人は約9割にまず、性や生殖について学ぶ機会である性教育の現状について調査しました。「これまでに学校や社会・家庭などで性教育を受けたという認識があるか」と聞いたところ、46%が「あるが詳しく教えてもらっていない」と回答。性教育を受けた認識はあるものの「詳しく教えてもらっていない」と感じている人が約半数であることが明らかになりました。◇適切な避妊方法や家族計画は約7割が「学べていない」と感じている性教育で学んだ内容について聞いてみると、生殖器の構造や機能、生理周期、妊娠、出産については94.9%が学んだと回答しているものの、「適切な避妊方法や家族計画について」は約7割の人が学んでいないという認識だという結果となりました。また、「性感染症のリスクと予防策について」は約半数、「性的同意について」は約8割の人が学んでいないと認識しているということが明らかになりました。◇「自分の身体のことは自分で決められる」という概念を学んだ人は約2割また、性教育を受けたことがあると回答した人のうち、「自分の身体のことは自分で決められる」という自己決定の重要性について学んだと回答した人は20.6%にとどまり、性教育における「自己決定」と、避妊・性感染症の予防などの「自己保護」に関する情報が大幅に不足している傾向が見受けられました。さらに、「性に関する知識や考え方を、学校や社会・家庭などで十分に得られたと思う」と回答した人は12.4%と、約1割にとどまりました。◇性に関する知識や考え方について「もっと情報を得たい」人は約7割性に関する知識や考え方について、もっと情報を得たいと思っている人は66.1%と約7割に上り、うち「もっと知りたいと思う項目」については「避妊について」がトップ、次いで「妊娠について」「性教育について」でした。10〜40代を年代別に見ても、25〜29歳以外はいずれの年代も「避妊について」がトップで、「避妊」は知っておきたい知識としてとても大きな関心を得ていることがうかがえる結果となりましたが、2位以降を見てみると年代によって知りたい項目が変化していくことがわかりました。18〜24歳では「性感染症」、25〜29歳では「妊娠・出産」、30〜34歳では「不妊」、35歳以上では「性教育」が知りたい項目の上位に挙がりました。このような結果から、女性は年齢やライフステージによって異なる知識を必要としており、適切なタイミングで必要な情報にアクセスできる環境の重要性が明らかになりました。◇悩んだ時の情報源は「インターネット」が全年代トップ続いて、自分の身体や性について悩んだ時、どうやって情報を得るかという質問には、全年代で「インターネットで検索する」がトップ、次いで「SNSで検索する」となりました。インターネットやSNSの情報はすぐアクセスできることがメリットである一方、誤った情報にアクセスしてしまう可能性もあるため、注意が必要です。■性や生殖に関する悩みと自己決定への認識続いて、性や生殖に関する悩みを抱えている人の割合や、自己決定の重要性に関する認識について調査しました。◇自分の性のあり方に悩んだことがある人は15.7%まず、SRHRの中でもセクシュアルヘルス/ライツに関わる自分の性のあり方(どのような性別の人を好きになるか、自身の性自認などについて)に悩んだことがある人は15.7%いることがわかりました。悩んだ理由としては以下のコメントがありました。・誰のことも好きになれないとき、どちらの性も好きになることがあると知ったとき、自分の性的指向が分からなくなった(20代)・女性を好きだと思ったときに、自分は変なのかなと悩んだ(20代)・思春期に、自分が持つ恋愛感情が周りとは違うような気がして、なんとなく友人と恋愛の話をするのが苦手だった。ここ数年で、自分がデミセクシャルではないかと気付き、腑に落ちた(30代)・好きな人とセックスの相性が合わないことで、好きではなくなる自分がいて、常に性が付いてくる自分が変な人間ではないか?と悩んだ(40代)・セックスをしたいと思わない。結婚したが必ず男性に求められたらセックスをしなきゃいけないという暗黙のルールみたいなものが苦痛(30代)・小学校低学年の頃、自分は父と同じ性になると思っていた。あるとき病院で男の子に間違われたとき母が激怒し、「らしさ」について悩んだ(30代)・女性として生まれたが、男性的に見てもらえるのが嬉しい時期と、女性らしくいたい時期が交互に来る(20代)これらのコメントからは、自分自身の性に関するあり方を考えたり悩んだりすることが決して珍しいことではない、ということがわかりました。続いて、SRHRの中でもリプロダクティブヘルス/ライツに関わる「妊娠・出産・中絶・不妊治療などの生殖に関する選択について悩んだことはありますか?」と言う問いに関しては44.2%が悩んだことがあると回答しました。どんなことについて悩んだか聞いたところ、以下のコメントがありました。・子どもが出来た時に就職が決まっていたので中絶するか産むか悩んだ(10代)・避妊のためにピルを飲み始めるとき、デメリットも考え悩んだが、デメリットが起こる具体的な数字を見て、私にとってのメリットの方がはるかに高いと判断して飲み始めた。クリニックでの説明も受けた(30代)・自分のキャリアについて悩んだ。妊娠出産すると仕事続けられるのかな……と(20代)・出産は自分には無縁だと思っていたが、周りで出産経験者が多くなるにつれ焦りというものを感じるようになった(30代)・出産するにはある程度の年齢制限があるからいつどの時期に何人などの家族計画を、いつ立てるべきか悩んでいる(20代)・女性は妊娠の適齢期があるが、自分が「産む」という選択をするのならその年齢までに結婚、妊娠をした方がいいと思っていた。しかし、それによってパートナーを選ぶ時間などに制約がかかる。自分の人生を考える時間が限られていると感じ、悩んでいる(30代)・自分は子どもを望んでいないと親に伝えたところ、孫の顔が見れないなんて不幸だと泣いて説得してこようとする。自分は親を泣かせるほど悪いことをしているのかと自問自答をしている(30代)・子どもを持つことについて。自身は子どもを持ちたいとは思っていないが、周囲(夫や親など)の子どもが欲しいという思いには応えたいと思っている。自分が納得する答えが出せていない(30代)コメントからは、自分自身の考えだけでなく周囲の意見や環境が影響し合って悩んでいる様子がうかがえました。特に「子どもを持つか・持たないか・いつ・何人持つか」という決定には、家族やパートナーをはじめ周囲とのコミュニケーションが重要となる場合があります。リプロダクティブ・ライツの観点から、本人の意思を尊重し、その決定をサポートする周囲の理解の重要性がうかがえました。◇「自分の身体についての決定は尊重されるべき」と思う人は9割超続いて、「自分の身体についての決定は尊重されるべきだと思いますか?」と言う質問には93%が尊重されるべきであると回答しました。一方で、「自分の身体に関する重要な決定をする際、あなたは自分の意見を尊重していますか?」という質問に「はい」と回答した人は78.3%と、前述の質問の回答より約15%低くなりました。この結果から、多くの人が自分の身体についての決定は尊重されるべきという認識はあるが、現実に自分の意見を尊重するためには何らかのハードルがある様子がわかりました。■自分らしく生きるための自己決定支援最後に、自分らしく生きるためにどのような自己決定支援があれば良いと感じているかを調査しました。◇性別による理不尽さやモヤモヤ、約6割が「しかたない」と諦めている「性や生殖に関することについて、どんな意識の変化やサポートがあると自己決定がしやすいと思いますか?」と質問したところ、約7割が「固定概念や偏見がなくなること」「正しい情報にアクセスできること」への意識の変化やサポートがあれば自己決定がしやすいと考えていることがわかりました。また、性別による理不尽さやモヤモヤを感じた時、自分の意志に反して「しかたない」と諦めてしまったことはありますか?と言う質問には63.7%の人があると回答しました。◇諦めざるを得なかった理由は「現実的な選択肢が限られている」がトップあると回答した人に諦めざるを得なかった理由について聞いてみると、いちばん高かった理由は「現実的な選択肢が限られており、諦めるしかなかった」に。次いで「性別による不平等や不公平な状況に立ち向かうことが難しいと感じた」「社会的な期待やジェンダーステレオタイプに従わざるを得ないと感じた」が挙がりました。性別による社会的な役割や期待に合わせようとすることで、本来の自分の意志とのギャップを感じ、「しかたない」と諦めることが一時的な解決策として考えられるかもしれません。しかし、その背景には、性別に関する固定概念や社会的な偏見などの影響があることがあります。そのため、より包括的で多様な視点を持つことや、自分自身を理解し、自己の価値観や選択肢を尊重することが重要だということが浮き彫りになりました。今回の調査により、多くの人々が避妊や性感染症、性的同意など、性行為に関連する重要な概念や自己決定権、自己保護の手段についてもっと学びたいという意志があるということがわかり、学校や社会、家庭において、性教育を包括的に学ぶ機会が不足しているということが明らかになりました。また、固定概念や偏見がなくなり、正しい情報にアクセスできる環境が整うことが、自己決定の支援につながるということもわかりました。さらに、スマルナユーザーのコメントからは、自身の心や身体に関する悩みの一因として周囲の意見も影響しているということが明らかになり、一人で課題に向き合うのでなく、社会全体で理解し、解決していくべきものであるという重要性が伝わってきました。■調査概要調査対象:スマルナユーザー702名(生物学的女性)実施期間:2023/10/12〜2023/10/30調査方法:インターネット調査回答者年齢分布:10代(18〜19歳) 3.6%、20代 43.1%、30代 35.1%、40代 15.5%、50代以上 2.6%スマルナ:(エボル)
2023年12月08日以前は公には語りづらい雰囲気があった、セックスや体に関するあれこれ。でも最近風向きが変わってきた印象。もっと広く情報を共有し、みんなで考えていこうという動きがあちこちで起こっています。リプロダクティブ・ヘルスにまつわる、気になる社会の動きをご紹介します。社会全体で、生理の理解を深めよう。ユニ・チャームが行う「みんなの生理研修」、受講した感想を聞いてみた。生理用ナプキンなどのメーカーであるユニ・チャームが、生理にまつわる知識向上と、職場における相互理解を促進するため、企業向け研修プログラム「みんなの生理研修」を、昨年から実施中。女性だけでなく、男性も参加できるこの研修。昨年参加したIT企業のサイボウズの広報の方によると、「比較的オープンな雰囲気の社内ですが、生理に関する悩みは話しづらい雰囲気がありました。これを機に、コミュニケーションしやすい環境を作れれば…と、前向きな期待を持ち、この研修を導入しました。受講した男性社員の中には、生理のメカニズムや困りごとを初めて具体的に聞いたという人も。また“生理に限らず、体調優先で休める体制づくりをしたい”という感想も寄せられました。このように知る機会を作ることが、他者との協働の大切な一歩になるのでは、と思います」「事前打ち合わせのときには、“男女一緒だと研修がやりづらいのでは”といった声も出ましたが、終わってみると“高校の保健の授業以来の講義で、とても新鮮でためになった”と言っていただけたので、とても嬉しかったです。今年は地方自治体などでも開催をしているので、知識の共有がもっと広がったらいいですよね」(ユニ・チャーム広報担当者)こちらは、サイボウズさんの、実際のオンライン研修の様子。男女ともに、かなり興味津々で話を聞いていたそうです。研修で使う資料。生理が起こる女性の体の仕組みに加え、生理用品のバリエーションやケア方法なども解説。おそらく男性には、目からウロコな情報もたくさんあるのでは…。続々出版されている、性教育にまつわる書籍。大人の学び直しにも、大いに役立ちます。若い世代向けのもの、子どもを持つ親に向けて書かれたもの。多数出版されている性教育本の中から、おすすめをご紹介。大人世代の性知識のアップデートに。『思春期の性と恋愛 子どもたちの頭の中がこんなことになってるなんて!』アクロストン著にじいろ制作協力著者は医師のご夫婦で、思春期の子どもがいる親が知っておくべき、体の変化、セックス、ジェンダーについてまとめた本。デザインが美しく、とてもわかりやすい。思春期保健相談士・にじいろさんが制作協力で参加。主婦の友社1540円2万人の調査から生理を徹底分析。『生理で知っておくべきこと』細川モモ著佐藤雄一、奈良岡佑南監修6年間の調査結果とアプリで集めたデータから日本女性の生理やPMSについての最新情報をまとめた一冊。正しいデータを知ることで、ケア方法や、病気かもしれないと気がつける知識を身につけることの助けにも役立つ。日経BP1705円性の話をオープンに。シオリーヌさん著。『CHOICE 自分で選びとるための「性」の知識』シオリーヌ(大貫詩織)性教育YouTuberの経験から、現代の若者に伝えたいと思う性にまつわる知識や情報をギュッと詰め込んだ著作。体のことから、自分らしく生きる方法まで、いま必要な情報がたっぷり。親近感のある文章なので読みやすい。イースト・プレス1430円弁護士ママが考えた今の男子の子育て論。『これからの男の子たちへ』太田啓子息子を育てるシングルマザー、そして弁護士としての経験を通し、正しい性の知識と、他者へのリスペクトを持った人に育てるにはどうしたらいいか。その思考をまとめた一冊。彼氏や夫に読ませたいと、大人世代にも人気です。大月書店1760円仏国でベストセラー、異色のセックスガイド。『あなたのセックスによろしく 快楽へ導く挿入以外の140の技法ガイド』ジュン・プラ著吉田良子訳高橋幸子医療監修セックスは他者同士が行う最も親密な行為ゆえに、相手の心と体に敬意を持つべき、という基本姿勢のもとに書かれたおしゃれなセックスガイドブック。著者は、フランスで85万人のフォロワーを持つインスタグラマー。CCCメディアハウス1760円※『anan』2021年7月14日号より。写真(書籍)・安田光優(by anan編集部)
2021年07月11日自分の体と相手の体を重ね合うセックス。もっと充実した時間を過ごすためには、自分の体について深く知ることが必要です。今、きちんと知りたい“私たちのリプロダクティブ・ヘルス”について、性教育YouTuber・シオリーヌさん、思春期保健相談士・にじいろさんにお話を伺いました。リプロダクティブ・ヘルスとは?【性と生殖に関する健康】広辞苑には「安全な性生活を営む権利が女性に認められるべきだとする理念」という記載も。1994年カイロで開催された国際人口開発会議で提唱された概念で、日本では「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」と、“生殖に関する自由”を持つ権利とともに語られることが多い。最近の動画の感想に、みなさんの意識の変化を感じています。2年半ほど前から生理や避妊などにまつわる情報を扱う動画の配信を始めた、助産師で、性教育YouTuberのシオリーヌさん。「開始当初は、“女性が顔を出し、性の話をおおっぴらにするなんて…”みたいな反応がすごく多かった。でも最近は、“大事なことですよね”とか、“これを見て婦人科に行きました”“彼女のために勉強しようと思います”など、いただくコメントが変わってきた。そして、情報を得て、アクションを起こす人が増えている印象があります。以前は、女性が性に関して積極的に情報を知ろうとすることを、“はしたない”と見る視線が強かったですよね。関心を持っているだけで、人になにか言われるんじゃないか、みたいな不安を抱えていた人も多かったと思います。でもSNSが当たり前の世界になったことで、人の視線を気にすることなく、性に関して学べたり、人と話ができるようになってきた。少しずつですが、性の話がタブーではなく、“日常の中に存在する話”になれている気がして、個人的にはとても嬉しい」今はまさに、過渡期なのではないかと、とシオリーヌさん。「昔に比べて正しい性教育の情報が手に入りやすくなったのは事実。でも今はまだ“知ろうとする人にしか届かない”状況です。リプロダクティブ・ヘルスの情報は、本来ならば学校教育で提供されるべきもの。自らリーチしない層にも広く知らせる努力を、これからも続けていきたいと思います」知識を得ることで、より自分らしく自由に生きられる。現在30代後半の、思春期保健相談士のにじいろさん。学生時代、いわゆる性教育をしっかり学んだ記憶があまりない、と言います。「30歳を越えてから、体の不調を感じて初めて婦人科に行った人や、妊娠出産を考えたときに初めて、生理や体の仕組みに詳しく触れた、といった女性が本当に多い。大人になり自ら知識を得て初めて、生理をラクにする方法があったことや正しい避妊法を知り、“これを若いときから知っていたら、どんなにラクだったか…”という経験をした人が、私の周りにもたくさんいます。かつて10代、20代にとっては、リプロダクティブ・ヘルスにまつわる話は、どこか遠いところにあった。でも、ここ数年、風向きが大きく変わってきた印象がありますね」性にまつわる話題がゴールデンタイムのニュースで取り上げられたり、番組が作られたり。また生理用品や、避妊方法の選択肢が増加。昔より性に対しての向き合い方に、ポジティブな雰囲気が漂っている、とにじいろさん。「情報が増え、自分だけでなく社会としても知識が増えることで、“生理は我慢しなくていいんだ”とか“人と話して共有できる”と思えるようになり、今まで一人で苦しんでいたことが、少しずつ解消されるようになる。生理や避妊に対して受け身だった女性が、方法や生き方を選べるようになる。本当に良いことだと思います。これを読むみなさんもぜひ、性と人生の選択肢を増やしてほしいです」シオリーヌさん助産師、性教育YouTuber。本名・大貫詩織。新卒で助産師として総合病院産婦人科病棟で勤務。2019年よりYouTubeチャンネルに性教育にまつわる動画を投稿。著書に『CHOICE 自分で選びとるための「性」の知識』(イースト・プレス)が。にじいろさん思春期保健相談士。元養護教諭。現在はフリーランス性教育講師として小中高校を中心に活動中。大人向けの講座も開催。医師夫婦・アクロストンの著書『思春期の性と恋愛 子どもたちの頭の中がこんなことになってるなんて!』制作協力を。※『anan』2021年7月14日号より。(by anan編集部)
2021年07月10日