夫が単身赴任になり、森田さんが半年間ワンオペ育児をすることになったお話を紹介します。息子は来月から小学校に入学、娘は1歳半でイヤイヤ期というタイミングでパパが単身赴任となった森田家。寂しいながらも気丈に振る舞う息子と、何も理解していない娘……。 そんな子どもたちへの申し訳ない気持ち、これからの生活に対する不安でいっぱいになった森田さんの、半年間のワンオペ育児奮闘エピソードです。半年間のワンオペ育児が始まる… 穏やかな春の始まりのような日に、夫の単身赴任を見送った森田さん。この日から半年間、ワンオペ育児が始まることになったのです。 夫が単身赴任になっても、家事に関しては大変な思いをすると思っていませんでした。単身赴任前、夫の家事育児というと、ゴミ捨て、子どもをお風呂に入れる、たまに食器洗いと洗濯物を畳むぐらいでした。 家事のほとんどを、森田さんが1人でやっていたのです。 しかし、いざワンオペで家事をしてみると……。夫が子どもの相手をしてくれていたから、家事がスムーズにできていたことを思い知る森田さん。 「パパが帰ってきたら感謝の気持ちを伝えよう」 このときは、そう思っていたのです。 ◇◇◇ 旦那さんの存在は大きかったのですね。けれど、忙しい日々の中ではなかなか気が付かないものなのかもしれませんね。当たり前の毎日だからこそ、お互いに感謝し合えると良いですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 森田家5歳差の息子と娘を育てている、マンガとアニメと猫が大好きなワーママです。育児の大変さを笑いに変換し、マンガを描いています。
2022年10月26日2016年にロンドンで開幕し、世界で上演されている『ハリー・ポッターと呪いの子』。アジアでは初上演となる日本公演も、次々に飛び出す魔法に驚き、ハリー・ポッターの世界観を体感できると話題だ。演者もまたその魅力を大いに感じながら舞台に立っているようである。ハーマイオニー・グレンジャーを演じている早霧せいなの言葉が、それを証明してくれる。「エマ・ワトソンのようにかわいく演じたかったなという気持ちもありました」──6月にプレビュー公演が開幕し、7月に本格的に初日を迎え、好評のうちに上演が続いています。実際に舞台に立ってどんな手応えを感じておられますか。お稽古が始まるまでは、正直、不安だったんです。ロングラン公演ですから、体力的にもメンタル面でも、自分がどうなるのか想像がつかなくて。でも、4月に稽古が始まってから半年くらい経ちますが、飽きることも全くなく、日々楽しく、やりがいを感じながら演じられています。──魔法の仕掛けなど、いろいろ気をつけなければいけないこともあって、大変だろうと想像はします。自分がセリフを言うとこれが発動するとか、ここに立たないと何かができないといった、きっかけになるものが演技の中に多くあって、そこをシビアに守らないとこのお芝居の内容をちゃんと伝えられないので。安全面を含め、やはり、通常の舞台とは気を遣う部分も少し違いますね。でも、そのおかげで常にちょっとピリッとした緊張感があって、それによって鮮度が保たれているのかもしれません。──そもそも、「ハリー・ポッター」シリーズは小説も映画も大人気の作品で、その中でもハーマイオニー・グレンジャーは、人気の高いキャラクターのひとりです。演じるにあたっては、プレッシャーなどもあったのでしょうか。「ハリー・ポッター」については、メガネをかけた男の子が主人公の魔法の話、ということくらいしか知らなかったんです。だから、ハーマイオニー・グレンジャーのことも、魔女のひとりなんだろうな、それにしても長い名前だな、とかしか思っていなくて(笑)。後にハリーの友だちだと知ったので心してオーディションには向かったんですけど、そんなスタートだったからか、あまりプレッシャーを感じずにオーディションは受けられたんです。ただ、ハーマイオニー役が発表されてから、「小さい頃から大好きなキャラクターです」とか「自分のバイブルでした」といったお手紙をたくさんいただいて、こんなにハーマイオニーを好きな女性がいらっしゃるんだとわかって。これはちゃんとやらなきゃいけないなと、そこで改めて感じるものはありしました。ハーマイオニー・グレンジャー役扮装写真(C)HIRO KIMURA(W)でも、これまでの小説や映画で描かれてきたハーマイオニーと、この舞台でのハーマイオニーは、年齢も重ねているし、やはり違うと思うんですね。魔法大臣になっていることも、魔法族ではないマグルに生まれたコンプレックスを抱えながらそこまで上りつめるには、どれだけ大変な思いをしてきたか。その信念や意志の強さを背負って、この舞台では存在していると思うんです。だから、映画のエマ・ワトソンのようにかわいく演じたかったなという気持ちもちょっとありました(笑)。──残念だったなと(笑)。はい(笑)。でも、強がっている分、その裏には弱さもあって。そういう見かけとは違う面を見せられる相手がいて、それがロンであるというところが彼女の魅力でもあると思うので。そのキュートさはにじみ出ているのではないかなと思っています。──実際にどんなふうに役を作っていかれましたか。舞台のハーマイオニーは、背負っているものが強いこともあって、誰かや何かに怒っていることが多いんですね。だからまず、エネルギッシュにスピード感を持ってやるということを演出からは言われました。左より)早霧せいな、宮尾俊太郎、竪山隼太、馬渕英里何、藤原竜也撮影:宮川舞子最初は、ダブルキャストの中別府葵ちゃんと、「こんなに怒る必要ある?」「強すぎるんじゃない?」と心配したんですけど、ちょっと柔らかくすると、「もっと強く怒って」と言われたので(笑)。この作品のキャラクターとして打ち出すものをしっかり表現しないとお客さんも迷ってしまうだろうなとも思って、強く、エネルギーを持って相手に向かうということを叩き込んでいきました。ただ、強く出るばかりではその強さ自体にも幅が出ないので、抜くところは抜いて緩急をつけたいなとは思っていて。そのいかに緩めるかというところは、例えば笑いのポイントを、ロンと一緒に夫婦で試行錯誤しながらやっていきましたね。稽古ではもう誰も笑ってくれなくなって自信をなくしましたけど(笑)。中央左より)藤原竜也、早霧せいな撮影:宮川舞子でも、お客様が入って反応してくださったことが自信になっていったので、じゃあ、こうしてみようああしてみようと日々チャレンジができていて。やはり、お客様が育ててくれるんだなと実感しています。目力とエネルギーの藤原ハリーと可愛さの滲む石丸ハリー、探求心をくすぐる頭脳派の向井ハリー──今回の東京公演は、海外スタッフと共に作り上げられています。クリエイションの過程では、どんなことが印象に残っていますか。演出や動きは、海外で上演されているものと共通しているんですけど、海外チームは、演じている人の個性をすごく大切にしてくれるんですね。ダブルキャストの場合も、ここでここに立つなど、やらなければいけないことは同じなんですけど、私のハーマイオニーはこうしてみていいんじゃない? という導き方をしてくれる。言ってみれば、目指す山の頂上は同じだけどどのルートで登ってもいいよという自由度があるんです。なので、今日はこっちを通ってみようかなというふうに、役者側が新鮮にトライしてみようという気持ちになれる。それが、最初にお話したような、日々楽しくやれている要因なんだと思います。──ハリーを演じられているのは、藤原竜也さん、石丸幹二さん、向井理さんの3人。それぞれの魅力もぜひ教えてください。私はお稽古もほぼ藤原さんとしかしていなくて、石丸さん、向井さんとは、直前に少し合わせたくらいなんですけど。藤原くんはとにかくこの作品が持つエネルギーやスピード感をキャッチするのが速くて、ロン役の竪山(隼太)くんと、「藤原さんの速さに合わせていたら上っ面しかできないから、私たちは私たちのペースでやろう」と言い合ったくらい集中力あって。本番でも、すっごいエネルギーと目力なので、すっごい負けないようにしています(笑)。また、そのハリーと対峙するシーンの後は、今日も楽しい芝居ができたなという爽快感というか、これまでにないくらいの充実感が味わえるんです。舞台上でセリフを交わせて本当に幸せだなと思っています。それから石丸さんは、やさしさがにじみ出てしまっているかわいいハリーという印象です(笑)。かわいいなんて失礼かもしれないんですけど、一生懸命に理想の父親になろうとする姿が、石丸さんのやさしさとフィットして、ハリーを支えてあげたくなるんですよね。そして向井さんは、いわば頭脳派ハリーで、ハリーが一生懸命考えていることが目のお芝居で伝わってきて、何を考えているのか、何をしようとしているのか、ハーマイオニーとして探りたくなるんです。危なっかしいことをしようとしているんじゃないか、だったら止めなきゃと思わせるハリーですね。「今、お芝居が楽しくて仕方がないんです」──今、これまでにない充実感という言葉も出てきましたが、この作品との出合いは、早霧さんの役者人生にどんな刺激を与えてくれているでしょう。宝塚時代から数えると、お芝居を始めて21年目になります。宝塚では、新人公演の主役やバウホール公演の主役などを経て、男役のトップを務めさせてもらって、徐々に自分の中に責任やプレッシャーを抱えるようになっていきました。退団して一旦その荷を下ろしたものの、呼んでもらった以上はこれまでの経験を踏まえて舞台に立たなければいけない、期待以上のものを出すことが自分の仕事だと、やはり責務を果たさなければという思いが変わらずにあったんです。でもそれが、この『ハリー・ポッターと呪いの子』をやっているうちに取れていったんですね。それは私にとってはいい意味であって、ただただ役と向き合って、作品と向き合って、目の前にいる人とお芝居をして、お客様に何かを届けるという、シンプルなところに立ち返れた気がするんです。まるで宝塚の下級生の頃に戻ったようで、「そうだ、私はこの感覚を楽しいと思っていたんだ」と思い出せて、お芝居ってこうだったというところにいき着けた。最初は不安に思っていたので、こんな気持ちになるなんて思いもしなかったですけど、今、お芝居が楽しくて仕方がないんです。──そう思えた一番の理由は何でしょうか。それはもう、リスペクトし合える仲間がいることです。信頼し合える雰囲気を海外チームが作ってくれたから、安心感の中で役と向き合うことだけに集中できる。そしてそうなれる根本には、戯曲がいいということがあると思うんです。いい戯曲だからみんなが何の鬱屈も疑いも持たずに目標へ向かっていける。──その戯曲の魅力も教えてください。未だに私、最後のシーンが終わると、「今日もいい話だった」と思ってお客様と一緒に拍手しているんですけど、本当にいい話だなとしみじみ思うんです。魔法界を救ったヒーローのハリーも、子育てにはこんなに苦労するんだと親近感も湧きますし。親も子も成長していく物語で、子どもから大人までどの世代にも響くセリフが散りばめられていて、たぶん観るたびに響くところが変わったり、何度観ても違う感覚になったりすると思うんです。本当に飽きない。いい戯曲ってこういうことなんだなと思います。取材・文:大内弓子撮影:源賀津己ヘアメイク=飯嶋恵太(mod’shair)スタイリスト=田中雅美ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★早霧せいなさんのサイン入りポラを抽選で2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!2023年5月公演まで販売中!舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』チケット情報はこちら:
2022年10月12日猫を飼っていると頭を抱えるのが毛の悩み。洗濯前も洗濯後も毛を取る作業に追われ毎日衣類をコロコロ、ソファーやベットをコロコロ。日々毛と戦うそんな母をねぎらったのか末っ子おとじろう、お昼寝中のミロをめがけて直にコロコロ。微笑ましい気持ちでしばらく眺めていましたがしましまの模様がくっきりわかるほど、強粘着のコロコロの表面にびっしりとついた抜けた毛……。うらめしい目をしたミロと視線が合い、少し不憫な気持ちになるのでした。次回は、"きみの友だちはぼくの友だち"というお話です。PROFILEmitoさん東京都在住。2匹の猫と3歳&0歳の息子たちとたまーーに帰国する夫と暮らしております。ブラック企業の社畜を経て専業主婦に。Instagram(@sitter_nico)やブログ(意識低い系妻のワンオペ育児)で絵日記やエッセイを描いています。
2022年10月12日私は小学生の娘と幼稚園児の息子の母です。夫とは離婚に向けて別居中で、ワンオペ育児に日々奮闘しています。自分のことを後回しで必死に子育てしているうちに、気づけば、年齢を重ねたサインを体のあちこちで自覚するようになりました。エステに通う費用や美容家電を使う余裕はありません。そんななか見つけた高級ヘアドライヤーは、子どもたちのためにも、自分の美容にも使えて一石二鳥! 実際に使ってみた感想をお伝えします。必需品なのに!ヘアドライヤーの故障わが家の小学生の娘はダンスを習っているため、髪が長く、洗髪後は乾かすのにとても時間がかかっています。幼稚園児の息子は熱いドライヤーの風を当てられるのが大嫌い。ちゃんと乾かさないと髪がからまって後頭部がクモの巣のようになってしまうので、いつもひと苦労です。 私は子どもたちの髪が乾いたあと自分の長い髪を乾かさないといけないので、いつも自然乾燥で済ませ気味。髪も傷みやすくなっていました。そんなある日、長年使っていたヘアドライヤーが壊れて、突然冷風しか出なくなってしまったのです。仕方なく、新しいヘアドライヤーを買うことになりました。 ランキングサイト1位のヘアドライヤー これまで、ヘアドライヤーは安価でシンプルな物を使っていましたが、ふと興味が湧いて、今どんなヘアドライヤーが売れているのか調べてみました。すると、あるランキングサイトで1位になっている、Panasonicの「ナノケア」 という商品の売り文句に、「ツヤ感を出す」とか、「毛先の傷みが気になるときに」とか、トリートメント剤の説明かな? というような文言が連なっていたのです。 気になってよく見てみると、ナノイーという水分をたっぷり含んだ微粒子イオンの働きで、髪がうるおう上に、うねりを抑えてくれるということ。目に見えないものの作用なので、本当かな?という気持ちもありましたが、それ以上に試してみたい気持ちが膨らんで、思い切って購入することにしました。購入先はオフィシャルで購入しようか迷いましたが、ポイント加算が増量中だったので、楽天市場の電気店で、「ナノケア EH-NA0G」を税込み29,000円で購入しました。 高級感で気分が上がり、効果も◎ 届いた商品はパッケージも高級感があり、商品そのものも上質な雰囲気で、テンションが上がりました。そして早速娘の髪に使ってみると……飛ばされそうなくらいものすごい風量! これまでは娘の長い髪を乾かすのに時間がかかって困っていたけれど、明らかに時間が短縮されました。 さらに娘の髪のうねりも軽減され、しっとりとまとまった感触! 息子の髪は、冷温ではない低温モードがあったので助かっています。さらに驚いたことに、ナノイーの効果でヘアカラーの持ちが良くなったり、スキンモードでは肌のうるおいがアップしたり、大人の女性にうれしい効果がたくさんあるそうなので、これからが楽しみです。 今回購入したヘアドライヤーは、ドライヤーとしてはお値段は高かったですが、その分日々の満足度も高いです。そして子育て中の忙しい毎日、美容家電を使うことは簡単ではないですが、子どもたちのお世話をしながら、ついでにきれいを目指せるということは、母にとってはうれしいアイテム! 思い切って購入してよかったと思える商品でした。 著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年10月02日ツナ缶さんご一家は、ご実家の会社の経理担当として働く妻、1歳5ヶ月の娘さんとの3人家族。ツナ缶さんは専業主夫として毎日に奮闘されています。『【ツナ缶ち】ワンオペ専業主夫の育児vlog』では、専業主夫のワンオペ育児の様子や、お出かけの記録、娘さんの成長などをyoutubeで発信されています。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=『新しい家族のカタチ』について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 今回は、専業主夫として家事育児をするツナ缶さんが、子育てをする上で困ったことについてご紹介いたします。 専業主夫になったきっかけ東京生まれ、東京育ちのツナ缶さん。一般企業に就職し、接客の仕事をしていました。上司や同僚、お客様にも信頼され充実した社会人生活を送っていた頃、現在の奥さんと交際を始め入籍することに。奥さんが実家のお店で働くことになり、会社を退職して奥さんの実家近くに引越しを決めました。 その後すぐ新型コロナウイルスが流行し始め、新天地での仕事が決まらず、十分な転職活動もできませんでした。ただ、その間奥さんは実家で働いていたこともあり、世帯収入はあったと言います。 ようやく仕事が決まり、スタートしたのは4月。その月は、娘さんが生まれる予定の月でもありました。やる気に満ち溢れて入社したのですが、いざ入ってみると当初の予定とは異なる新規事業に配属され、肉体労働をすることに。社長と意見が合わず、ある日事実上の解雇勧告を受けてしまいます。 娘さんが誕生し、新生児育児が始ると同時に、再度転職活動もスタート。当時を振り返りツナ缶さんは「3時間ごとの授乳やおむつ替え。毎日時間があっという間に過ぎていき、妻と交代しながら協力することで、体力的に大変な時期を乗り切ることができました」と話します。 この時期、お二人は仕事や生活についてたくさん話し合いました。ツナ缶さんが働いた場合、転職して給与は今までよりも低くなる可能性があり、引越しも必要。奥さんが働いた場合は、基本的に生活水準は変えずに今までと同じような生活ができる……。 両方のメリットデメリットを検討した結果、奥さんが外で働き、ツナ缶さんが専業主夫になるという今の形を選択しました。 男性が育児をする上で困ることって?専業主夫のハードルはまだまだ高い…専業主夫となったツナ缶さん。実際に育児をしていくと、いろいろと問題点も見えてきたそうです。ここでは、ツナ缶さんご自身が困った体験談を紹介いたします。 その1:男性用トイレにおむつを替えるスペースが少ない乳幼児期の子連れ外出で重要なのが、おむつ替えスペース。最近の商業施設では、授乳室があったり、フードコートにも赤ちゃん用スペースがあったりして、比較的子連れに優しい印象がありますよね。しかし…… ツナ缶さん「確かに施設としては、赤ちゃん連れにぴったりだと思うんです。でも、あくまで女性が育児をすること前提だなと感じる部分もあります。例えば、男子トイレでのおむつ替えスペースについて。そもそも男子トイレにおむつを替えるスペースがないことが多く、あったとしてもとても使いづらいことがあります」 ツナ缶さん「この写真の場合、スペースが狭くて横からしかおむつを換えられません」 確かに……!!この向きのおむつ替えは難しいですよね。ツナ缶さんは、他にも娘を持つ父として気になる点があると言います。 ツナ缶さん「男性用トイレのおむつ替え台で多いのが、トイレに入ってすぐ洗面台のあたりに設置されていること。一見、スペースも広くとれて問題がないように思われるかもしれませんが、不特定多数の男性が自由に行き来できる場所で、娘のおむつを替えることに抵抗があります」 女性用トイレしか使用しない母親には気付かない問題です。確かに、男性が後ろを通っている中で娘のおむつを替えるのは気になりますね。 ツナ缶さんは、男性用トイレにおむつ替え台がある場所しか外出ができないため、行動範囲が限られてしまうとのこと。最近、女性用トイレ等にはおむつ交換台があることが当たり前になってきましたが、男性用トイレではまだまだ少ないんですね。 その2:育児グッズは女性向けのものが一般的最近、とても便利な育児グッズが多数発売されています。しかし育児グッズも、女性が使うことが前提として作られているものが非常に多いそうです。 ツナ缶さん「例えば、抱っこひも。スポーツをしていて身体ががっしりしている私にとっては、小さすぎて使えないんです。その他にも、育児グッズの多くは『ママも安心』や『お母さんのための』など、最初から『育児=女性』という概念の元に作られて販売されているように思います。これも男性の育児参加を妨げる原因の1つになっていると感じます」 その3:男性が育児をしていると珍しい目で見られてしまう 男性の育児参加について推奨されるようになってきましたが、ツナ缶さんが実際に専業主夫として育児をしていると、珍しい目で見られたり、心無い声をかけられることもあるそうです。 ツナ缶さん「私が娘の定期検診に行くと『今日はお母さんは来られなかったの?』と当然のように聞かれます。『私が専業主夫で面倒をみています』と伝えると、驚かれたり、怪訝そうな目でみられることもあります」 世代によって『女性=子育て』という意識が強いのかと思いきや、同世代でも同じような考えを持つ方がいらっしゃるようで……。 ツナ缶さん「久々に会った友人に専業主夫をしているという話をすると、『お前、男なんだから働けよ、みっともないなあ』と言われたこともあります。その言葉を聞いて、『育児をなんだと思っているのだろう』と内心ではとてもムカついていましたが、笑ってスルー。その友人は結婚をして子どももいます。奥さんは1人で育児を頑張っているんだろうなと同情してしまいました」 世間では「男性の育児参加」「男性にも育児休暇を」と言われていますが、その本来の意図を理解できていない人があまりにも多すぎると感じているツナ缶さん。このような考え方によって、専業主夫の肩身が狭くなり、男性の「本当の意味での育児参加」が増えない原因になっているのではと話します。 ◇◇◇ 実際に専業主夫として子育てをすると、女性の視点では見えない不便な点がたくさんあるんですね。社会全体として、男性が育児をすることへの認知は広がってはきていますが、個人のレベルではまだまだなのかもしれません。 ツナ缶さんのような育児をしている男性が具体的な声をあげていくことで、これから続く専業主夫の方がより育児をしやすくなるのでは……と感じました。 育児に男性・女性は関係ありません。もっと大きなやさしい視点を持って、社会全体で子育てできるようになれば、孤立する親も減るのかもしれませんね。 『【ツナ缶ち】ワンオペ専業主夫の育児vlog』では、専業主夫のワンオペ育児の様子や、お出かけの記録、娘さんの成長などさまざまな情報をyoutubeで発信されています。こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。 著者:ライター 福島絵梨子
2022年09月30日夫が単身赴任になり、森田さんが半年間ワンオペ育児をすることになったお話を紹介します。 娘が眠くてぐずぐず泣き始めたのを見て、「おーいっ! これ、あんこちゃん眠いんじゃないの?」「どうすんの? スマホいじってないでさー」と、夫が森田さんに言いました。 娘は夫の子どもでもあるのに、他人事のような言い方をする夫に腹が立った森田さん。「なんでっ!! いつも私がやんなきゃなの!?」と、自分でも驚くほど大きい声を出してしまいました。 いつもなら折れて謝ってくる夫も、このときは余裕がなかったようで、言い返してきました。 しかし森田さんも、一度溢れ出た怒りの感情を止めることはできませんでした。 子どもたちの目の前で史上最大の夫婦喧嘩は続いてしまったのです……。息子の涙を見た私は… 夫婦喧嘩はその後も続き、お互いがわれを忘れて怒鳴りつけてしまう展開に……。 すると、「やめてよっ!」と泣きながら息子が懇願してきました。自分のせいで、喧嘩をしていると思い込んで、必死になって喧嘩を止めようとしてくれていたのです。息子の涙を見て、森田さんは頭が冷えました。 そして子どもたちを寝かしつけた後、夫婦2人で話し合うことに。森田さんは自分が想像していたよりも、ワンオペ育児が大変だったこと、仕事との両立が難しいこと、子どもの命を守る責任に重いプレッシャーを感じていることなどを夫に打ち明けました。 すると、夫は「大丈夫って言っていたからわからなかった」と言って、森田さんに「ごめん」と謝りました。そして「実は単身赴任の生活がきつくて、今まで通りの生活をしているママがうらやましかったのかもしれない」と、心に抱えていたものを森田さんに話してくれました。 ◇◇◇ 森田さんは、旦那さんと喧嘩をしたとき、「頭に血が上る」とはこのことだと身を持って感じたのだとか。そして、子どもの前でけんかをしてしまったことを大反省したようです。みなさんは、ついつい旦那さんと言い合いになり、子どもの前でけんかをしてしまった、ということはありますか? あるいは、喧嘩しそうになったとき、どんな風に対応していますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 森田家5歳差の息子と娘を育てている、マンガとアニメと猫が大好きなワーママです。育児の大変さを笑いに変換し、マンガを描いています。
2022年09月27日夫が単身赴任中の生活娘が幼稚園年少の一年間、夫が単身赴任となり、私と娘は二人きりで過ごしていました。夫は月に1、2回ほどのペースで赴任先から自宅に泊まりに来ていましたが、近くに親戚もいないなか、私は孤軍奮闘の日々を送っていました。ずっと家にいると煮詰まってしまうので、平日は幼稚園のあとはそのままの流れで近くの公園で遊んだり、お友達を家に呼んだりお呼ばれしたりしていました。週末は娘と二人で電車に乗って、娘の好きなキャラクターグッズが並ぶお店巡りをしたり、子ども向けの無料遊園地などに行っていました。夫が帰省中に起きたハプニングある週末、単身赴任先から帰ってきていた夫が、娘と二人で映画に行くと言いだしました。夫は私をねぎらうつもりだったのかもしれません。夫と娘二人だけの長時間のお出かけは初めてで、少し心配ではありましたが私は二人を見送りました。子ども向けとはいえ、映画なら帰ってくるまで二時間ぐらいはかかるかな?さて何をしよう?久しぶりに座ってゆっくり紅茶を飲む?ゴロゴロしちゃう?掃除する?いやいや、それはないな…降って湧いた一人の時間をどう過ごすかを考えていた私。でも二人は一時間もしないうちに帰ってきました。何があったのか夫に尋ねると「映画館の駐車場で車を降りるように言ったら“降りないっ!”って大暴れしてさ。車のダッシュボードを蹴って壊したから映画を見るのはやめてそのまま帰ってきたんだ」ばつの悪そうな顔で話す夫を横目に、急いで娘の様子を確認すると、涙の跡が残る頬が、うっすら赤くはれていました。Upload By 荒木まち子たまにしか娘に会わない夫が、一人で娘の癇癪(かんしゃく)の対応ができるわけがなかったのです。夫は娘を叩いてしまったことに、とても落ち込んでいました。私は自分が一緒に行かなかったことを後悔しました。Upload By 荒木まち子先生の顔色が変わる翌日は幼稚園でした。幼稚園の入り口で娘の頬を見た担任の先生は間髪入れずに私に尋ねました。「お母さん、これはどうしたのですか?」先生は娘の特性のことをよく理解していました。そして夫が単身赴任でたまにしか娘に接する機会がないことも知っていました。私と先生は、お迎えの時や連絡帳、電話や面談などの頻繁なやり取りによって、すでに何でも気さくに話し、相談できる間柄になっていました。なので私は前日の出来事も包み隠さず先生に話しました。そして「娘本人にも話を聞いてみてください」とも伝えました。それは見守りの証--時間をかけて培った信頼関係があったからこそ娘が幼稚園でお友達とトラブルになったり、癇癪を起こしたりすることがあると、担任の先生と私は連絡を密に取り合い、娘にどう接するのが良いのかを一緒に考え、試行錯誤してきました。以前もコラムで書きましたが、私は入園前からプレ幼稚園の先生にも子育ての相談に乗ってもらっていました。幼稚園と療育先の連携もとれていて、担任の先生だけでなく主任先生や補助の先生など、園全体で娘を見てもらえていました。それらの積み重ねによって私たちの間には深い信頼関係ができていました。私にとって子育ての協力者はまさに『遠くの親戚よりも近くの他人』でした。あのとき、いつもニコニコしている先生の表情が一瞬で変わったことを、私は20年経った今でも鮮明に覚えています。そしてそれは先生が私たち親子を注意深く見守ってくれている証だと感じ、とても心強く思ったことも――。後日談Upload By 荒木まち子Upload By 荒木まち子執筆/荒木まち子(監修:初川先生より)癇癪やパニックがある、障害の特性によって育てづらさがある、そうなるとどれだけお子さんのことを大切に思っていても、子育てで煮詰まってしまったり、お子さんに対して不適切なことをしてしまう場合がある……。幼稚園の先生方はそのあたりも分かってお子さんの様子をよく見ていてくださったのですね。つまり、お母さん・お父さんとの関係も含めて見守っていてくださったということ。これはとても心強いですね。お子さんと大人が2人きりでいると、どうしても煮詰まりやすいです。大人の目が複数あると不適切な関わりを避けやすい面もありますが、単身赴任であるとか、単身赴任中だからお子さんとの関わりに空白の期間があるとすると、誰のせいでもなく、やむなく大人一人で対峙する時間が多かったり、久しぶりに会うお父さんとだとお子さん側も安心できる「いつも通り」に事が運ばず戸惑ったりします。先生方がそうした中で、冷静にお子さんの様子を見てくださり、そこについて避けることなく言及し、保護者と話し合える関係性を築いてくださっているのはとても大切なことです。読者の方にとっても、そうした支援者がお近くにいらっしゃるといいなぁと思います。
2022年09月26日2人目と3人目を年子で出産した私。しかし、夫は仕事が忙しくて平日は子どもが寝た後に帰宅し、どちらの両親にも頼れないため、週5日は完全にワンオペ育児でした。ひとりで5歳と1歳、生後0カ月の子どもたちのお世話をした、ワンオペ年子育児を乗り切った方法をお伝えします。現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。 時間と心に余裕がなくてイライラする日々3人目を出産したとき、2人目は1歳1カ月になっていましたが、まだ1人歩きができない抱っこが必要な赤ちゃんでした。2人目が泣いたら3人目もつられて泣き、3人目が抱っこを求めると2人目も抱っこを求めるような状態でした。 さらに、5歳の長男も甘えん坊なので、ママに相手をしてもらえなくてぐずぐずしがち。おねしょをする回数も増えました。生後0カ月児と1歳児を1日中抱っこし続け、長男もぐずぐずしているなかで、私は時間にも心にも余裕がなくイライラしてばかりでした。 いつまで“孤育て”しないといけないの?ちょうど同じ時期に年子の子どもを出産した友だちがいましたが、どちらの両親も徒歩圏内に住み、旦那さんは育休を取っているようでした。友だちの恵まれた家庭環境を聞いて、うらやましい気持ちになり、余計にストレスを感じたことも……。 日中の家事・育児が一段落しても、すぐに年子の2人の夜泣きが始まる日々。いつまでこんな生活を送らないといけないのか……と、絶望した気持ちになったこともありました。仕事ばかりしている夫は、一応話は聞いてくれますが、どこか他人事のようでした。 一時保育の利用を決意「余裕のない日々を少しでもラクにしたい」という一心で頼ったのが、一時保育でした。一時保育を利用したのは、自治体が運営する子育て支援サービスのなかで一番家から近かったためです。それまで一時保育へ預けることに後ろめたさがありましたが、自分の心が壊れる前に利用しようと決意し、3人目が生後4カ月のときに利用登録の申し込みをしました。 昼間は1人目と2人目は保育園へ通っていたので、3人目だけ一時保育に連れて行きました。一時保育の先生は「赤ちゃんは癒やされる」と言って、快く預かってくれるので、こちらも後ろめたい気持ちにならずに済みました。たった2時間でしたが、自分のペースで生活できるひとときはすごく貴重で、リフレッシュできました。 頼れる家族がいないからこそ、子育て支援サービスに助けを求めるのはとても大切だと思いました。利用するまでに電話したり、面談したりと手間がかかりますが、登録さえすれば子育ての負担が軽減し、心と体が解放されたような気持ちになりました。同じようにワンオペで育児している方に、子育て支援サービスの良さを伝えたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じてお住いの保育課や子育て支援施設に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:花野あやせ3児のワーキングマザー。幼児をワンオペ育児しながら会社勤めをする難しさに悩み、会社員からフリーランスに転向。現在はライターとして活動中している。企業のブログや育児、恋愛コラムなどを執筆。
2022年09月24日1人目を出産した1年後に2人目を妊娠した私。出産後、私を待ち受けていたのは年子の育児でした。それも、誰にも頼れないという状態で……。平日はほとんどワンオペ状態で、延々と続くおむつ替えや授乳に寝不足も加わり、疲弊していった私は……!? ワンオペで年子育児産後半年もしないうちに始まった生理。もともと生理が重く、生理前も不調を感じるタイプだった私は、2人目を出産後、不調がより強く現れるようになりました。2日目は生理痛に加え、めまいの症状もあり、1日中ぐったりと寝ていることしかできない日もあって……。それでも、私はワンオペでなんとか育児や家事をこなしていたのです。 毎日のように子どもたちと外遊びに出かけたり、一緒にお菓子作りをしたりと、初めての年子の育児を私は精一杯頑張っていました。今思えば「頑張りすぎていた」のですが、当時は「このくらいやるのが当然」だと感じていたのです。 結婚後に夫の実家近くに引っ越したためママ友はゼロ、実家も離れていて両親にも頼ることもできません。夫は仕事で帰りが遅く、ひとりで抱え込んでしまった私は、次第に追い詰められるような気持ちになっていったのです。 イライラが爆発することが多くなり…そのうち、生理前になると、子どもに怒りをぶつけてしまうことが多くなりました。「言いすぎたな」「そんなに怒ることじゃないのに」とあとで反省するのですが、そのときは自分で止めることができないほどイライラしてしまうのです。 やんちゃな上の子から常に目を離せず、精神的に緊張した状態が続いていました。特に、2人を同時にお風呂に入れる時間は、あまりの大変さに怒りが爆発してしまうことも。すると次第に、上の子が私を怖がるようなしぐさをするようになって……。 PMDDと診断される怖がるようなしぐさをした子どもを見て「このままじゃダメだ」と思った私は、勇気を出して産婦人科を受診。「生理前は特に、怒りが爆発してしまうときがあります」と伝えると、医師から「PMS(月経前症候群)が重くなったPMDD(月経前不快気分障害)ですね」と言われたのです! PMSは知っていましたが、PMDDという病名は初耳でした。生理が重くて月に1週間くらいしか調子がいい日がないこともPMDDの原因の1つだと言われ、薬で生理を止めることに。医師から提案された薬が私には合っていたようで、症状は少しずつ治まっていったのです。 もともと症状の重かった生理に、周りの人への頼り方も手の抜き方もわからない状態で始まった育児が加わって、ホルモンバランスが乱れてしまったのかもしれません。 「何とかしないとダメだ」という思いから、勇気を出して病院を受診してよかったです。現在は、薬の力を借りつつ生理の症状をコントロールすることで、健康で穏やかな日々を過ごせるようになりました。 著者/加藤祐希監修/助産師 REIKO作画/モリナガアメ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ動物とゆめかわが好きな漫画家。自身の場面緘黙症の経験を綴ったコミックエッセイ「かんもくって何なの!?」「話せない私研究」発売中。グッズ制作やデグーの漫画を描いたりもしています。
2022年08月30日皆さんは不思議な体験をしたことはありますか…?原因がよくわからない何かに巻き込まれた、なんて経験した方も中にはいらっしゃるようです…。今回は実際に募集した「奇妙な体験エピソード」をご紹介します。呪いは実在する?私はアラサー時代、海外に住んでいました。当時所属していた野外活動サークルのメンバーの結婚式が決まり、私は新郎の友人として受付を頼まれました。式の前日、早くから会場に到着しないといけなかったため、いつもより早く就寝。眠りについて3時間ぐらい経ったころ…突然窓の外からすごい騒音が。スポーツカーやスーパーカーのエンジン音のような、普段の生活ではあまり聞かない音。当時私が住んでいた部屋はアパートの1階、窓の外は隣の家との間にある塀と、私と同居人が使ってる洗濯機のみでスポーツカーのエンジン音を出すような物は、何もありません。うるさいなと思いつつ、明日のため起き上がらずそのまま寝ました。翌日体調万全で会場に向かったはずなのに、受付を開始してから1時間後、ひどい頭痛が私を襲いました。私は頭痛もちではないので、「珍しいな……」と思いつつ、なんとか受付を続行。式が始まる20分程前になった時、ある女性が到着しました。その女性は、同じサークルのメンバー。普段の活動には参加しなかった人ですが、当時私といい関係だった男性を横取りした女性。理由は私が地味な見た目なのにサークルでは活躍していたのが気に入らなかったから。式の間中、彼女が近くに来ると頭痛がひどくなり、離れると頭痛が和らぐ…そんなことの繰り返しでした。出典:lamire後日、占い師に別件で相談事をしていたら、占い師から「あんた呪いをかけられているね」と言われてしまい…。結婚式前夜と当日のことを話してみたところ、前夜の騒音は「前被りだね」という返答でした。この相談の3か月後、占い師は行方不明になり、別の占い師に相談したら「その占い師、あんたが受けてた呪いの身代わりになったんだよ」と言われました。当の私は何事もなく生きていますが…不気味な出来事でした…。(女性/自営業)お守りパワー夫の地元に引っ越したのを機に、十数年ぶりに車の運転をはじめました。乗って数か月たった頃、夫の京都出張があり、お土産として有名なお寺の交通安全守をもらいました。車に入れて乗っていたところ、急に第6感?直観?が働くようになりました。路地から車が飛び出してくるのをなぜか事前に察知して事故を回避できたり、急カーブではみ出してきた対向車を奇跡的に回避できたり、バイパスで煽られていたら偶然パトカーが来たりなど…偶然にしては出来すぎなほど毎回守られています。(女性/研究職)みなさんの周りにもこんなこと、ありませんか?不思議な出来事が偶然なのか、はたまた“何か別のもの”なのかはわかりませんが…。誰かが実際に体験した話には、何か奇妙な説得力がありますよね。以上、奇妙な体験エピソードでした。次回の「体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年08月20日長女を出産したころ、夫は仕事で帰りが遅く、私はいつもひとりで家事や育児をこなす日々を過ごしていました。ワンオペ育児に不満がたまる中、長女が生後10カ月のときに職場復帰。家事や育児にフルタイム勤務が加わり、私はストレスがたまる一方で…… ワンオペ育児に不満がたまる日々ワンオペ育児に不満がたまる中、私は夕飯づくりに時間がかかりイライラ。その横でのんびりしながら「何をそんなにイライラしてるの?」と言う夫の言葉にさらにイライラが増し、「代わりに食事くらい作ってよ! 私は家政婦じゃないし!」と言い残し、家を飛び出してしまいました。 人生最初で最後のプチ家出衝動的にバッグだけ持って家を飛び出し、行くあてもなく車に乗ってドライブ。何となく近所の高台にある公園に行き、自動販売機で買ったコーヒーを飲みながら夜風にあたって冷静さを取り戻しました。不満がたまっていたとはいえ、当たってしまったことや、いくら夫がいても子どもを置いてきてしまったことなどを反省……。 家を出てから2時間ぐらいたったので家に帰りました。これが私にとって、人生最初で最後になるであろうプチ家出です。家に帰ってみると作りかけの食事はそのままでしたが、夫は長女に離乳食のストックをあげてお風呂に入れてくれていました。 話し合いで家事・育児を分担長女を寝かしつけたあと、きちんと夫婦で話し合いをしました。仕事から帰ってひとりで長女の相手をしながら食事を作って食べさせ、お風呂に入れて寝かしつけ。食事の片づけに洗濯物にと、ワンオペ育児に疲れていたこと、それが当たり前だと思っている夫にイライラが募っていたことなど伝えました。 夫は、「短時間でもひとりで家事や育児をしてみて大変だった。いつもひとりで全部させて申し訳ない」と言ってくれました。とはいえ、仕事が終わって帰る時間が遅いことは変わらないので、食事の片づけや洗濯物をたたむなど急いでしなくてもいい家事を分担することに。これが夫がイクメンになる1つのきっかけとなった1日でした。 その後は、家事や育児を一緒にしてくれるイクメンになった夫。料理だけは苦手で滅多にしてくれませんが、アイロンがけや掃除機をかけてくれるなど頼もしい存在です。不満をためて爆発してしまうより、夫婦で話し合って協力体制を作ることが大切だと実感しました。 イラストレーター/さくら監修/助産師 松田玲子著者:小林更紗中1・小4・2歳の三姉妹の母。通関士資格保有。長女が小学生になるタイミングで、勤めていた通関業者を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年08月12日長女を出産したころ、夫は仕事で帰りが遅く、私はいつもひとりで家事や育児をこなす日々を過ごしていました。ワンオペ育児に不満がたまる中、長女が生後10カ月のときに職場復帰。家事や育児にフルタイム勤務が加わり、私はストレスがたまる一方で…… ワンオペ育児に不満がたまる日々ワンオペ育児に不満がたまる中、私は夕飯づくりに時間がかかりイライラ。その横でのんびりしながら「何をそんなにイライラしてるの?」と言う夫の言葉にさらにイライラが増し、「代わりに食事くらい作ってよ! 私は家政婦じゃないし!」と言い残し、家を飛び出してしまいました。 人生最初で最後のプチ家出衝動的にバッグだけ持って家を飛び出し、行くあてもなく車に乗ってドライブ。何となく近所の高台にある公園に行き、自動販売機で買ったコーヒーを飲みながら夜風にあたって冷静さを取り戻しました。不満がたまっていたとはいえ、当たってしまったことや、いくら夫がいても子どもを置いてきてしまったことなどを反省……。 家を出てから2時間ぐらいたったので家に帰りました。これが私にとって、人生最初で最後になるであろうプチ家出です。家に帰ってみると作りかけの食事はそのままでしたが、夫は長女に離乳食のストックをあげてお風呂に入れてくれていました。 話し合いで家事・育児を分担長女を寝かしつけたあと、きちんと夫婦で話し合いをしました。仕事から帰ってひとりで長女の相手をしながら食事を作って食べさせ、お風呂に入れて寝かしつけ。食事の片づけに洗濯物にと、ワンオペ育児に疲れていたこと、それが当たり前だと思っている夫にイライラが募っていたことなど伝えました。 夫は、「短時間でもひとりで家事や育児をしてみて大変だった。いつもひとりで全部させて申し訳ない」と言ってくれました。とはいえ、仕事が終わって帰る時間が遅いことは変わらないので、食事の片づけや洗濯物をたたむなど急いでしなくてもいい家事を分担することに。これが夫がイクメンになる1つのきっかけとなった1日でした。 その後は、家事や育児を一緒にしてくれるイクメンになった夫。料理だけは苦手で滅多にしてくれませんが、アイロンがけや掃除機をかけてくれるなど頼もしい存在です。不満をためて爆発してしまうより、夫婦で話し合って協力体制を作ることが大切だと実感しました。 イラストレーター/さくら監修/助産師 松田玲子著者:小林更紗中1・小4・2歳の三姉妹の母。通関士資格保有。長女が小学生になるタイミングで、勤めていた通関業者を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年08月12日夫の両親からも私の両親からも、遠く離れた場所で私の子育ては始まりました。夫は朝から晩まで仕事、私はいわゆるワンオペ育児です。買い物などに出かけるときはいつも娘を連れて行き、グズらないように急いで帰宅。お風呂のときは脱衣所で待たせておき、自分の体を急いで洗って娘をお風呂に入れていました。ひとりでゆっくりする時間はまったくない日々でした。※コロナ禍前の体験談です うめき声をあげる娘娘が生後8カ月くらいのころでした。おすわりもだんだんしっかりできるようになり、周りの物にも興味を持ち始めました。けれどもまだおしゃべりもできないし、ずりばいやハイハイもできず、興味を持った物の場所まで自分で行けません。 私が用事をしていてかまってあげられないでいると、「うぅ~あぁ~」となんとも言えないうめき声をあげるのです。まるで、「退屈だ~」と訴えているようでした。私は、娘がうめき声をあげないよう、ピリピリしながら常に娘の様子に気を配っていました。 イライラ爆発、ついに怒鳴るだんだんと娘の何とも言えないうめき声にイライラし、神経質になっていました。常に娘とべったりのワンオペ育児に疲れていた私は、ついに生後8カ月の娘に向かって「うるさい!」と大きな声で怒鳴ってしまったのです。 娘は突然の大きな声にびっくりして、体を飛び上がらせました。まだ言葉の意味もわからない娘に怒鳴ってしまった私は、罪悪感でいっぱい。娘を抱きしめて「ごめんね」とつぶやきました。 ホッとしたひとりの時間あるとき、家のすぐそばの保育園が数時間からでも子どもを預かってくれるということを知り、2時間だけ預かってもらうことにしました。私はその2時間でずっと気になっていた窓の掃除をして、ひとりでゆっくりコーヒーを飲みました。ひとりの時間は神経が解放されるよう……。 「ちゃんといい子にしているかな、泣いていないかな」と心配でしたが、2時間後に迎えに行くと娘は楽しそうにしていて、私も娘を愛おしく感じました。思い切って保育園に預けてみてよかったと思いました。 わが子でも、ずっとべったり一緒にいるのはつらいときもあります。私はこの保育園の一時預かりをきっかけに、ファミリーサポート制度にも登録し、月に数時間預かってもらっていました。子どもの様子を気にせず自分の時間を持つことは、私自身とてもリフレッシュになったのです。ママの余裕のある笑顔は、子どもを最高の笑顔にしてくれると気づきました。 イラストレーター/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:仲 かおり9歳の1人娘と認知症の姑との3人暮らし。夫は単身赴任中。趣味の野菜作りとライターの活動で自分の時間を楽しんでいる。
2022年08月05日私と夫の両親は遠方に住み、かつ仕事もしているので、子育ての支援をお願いすることは難しい状況でした。そのため、私は産後ワンオペ育児が待っていると覚悟していましたが、夫の会社に妊娠報告をすると、産後に夫が週3日の休みをとることが認められたのです! この配慮に喜んだでいたのですが、予想外の事態に発展し……。現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。 友だちもうらやむ私の子育て環境夫の仕事は週休2日ですが、その休みにも急な仕事が入ることが頻繁にあり、残業も当たり前。慢性的に人手不足で、激務な職場でした。そのような職場のため、育児休暇をとる人はいません。それでも当時の夫の上司は育児に理解があり、現実的に長期休暇は難しいものの、優先的に休みをとる許可をくださいました。 そして私が出産した後の3カ月間、夫は週3日の休みをとることが認められたのです。先輩のママ友にそのことを話すと、「うらやましい! うちは仕事ばかりで育児には無関心。その上司も理解ある人でよかったね!」と言われました。 こんなに恵まれた環境なのに現実は…産後、私は夫と協力して子育てができると期待していました。ところがいざ休みの日になると、夫は朝10時ごろまで寝ています。起きたらのんびり顔を洗ってゆっくりと朝食を済ませ、朝寝をしている子どもの横に寝転がりスマホをいじっています。夫はそのまま寝落ちして、子どもが起きても気づきません。夕方のお風呂は夫の担当ですが、子どもと一緒に入るだけです。お風呂の準備や入浴後に子どもの体にクリームを塗ったり、育児用ミルクをあげたりするのはすべて私の担当でした。そのころ、夫はのんびりと湯船に浸かっているのです。家事もほぼ何もしません。同じ家に夫がいるのに、私はひとりで子育てをしている感覚でした。 「俺は育児をやっている!」夫の言い分最初は「夫も仕事で疲れているんだろう」と思っていましたが、休みの日すべてをマイペースに過ごす夫にモヤモヤがたまっていました。1カ月ほど経ったとき、夫へ「もっと協力してほしい」と伝えました。すると夫は「お風呂は俺がやっている! 俺は母乳が出るわけじゃない。これ以上求められても困る」と言い、自分は十分に育児をしている気でいたのです。私は「それでは足りない! 毎日することがどれだけあると思ってるの!」と、あまりの夫の言い分に強く言い返してしまい、喧嘩になりました。それから何度も話し合いましたが、夫自身が「自分は育児ができている」という感覚が抜けず、話は平行線のままでした。 夫が週3日休んでいた3カ月間はあっという間に過ぎ、その間、私はすぐ隣に夫がいるのにほぼひとりで子育てをしていたのです。子どもは現在4歳。子どもの成長と共に私自身も子育てに余裕が出てきて、今は“孤育て”を感じることは減りました。いくら環境が整っていても、夫の子育てに対する理解や、協力をしてもらわなければ孤育てになってしまう、ということを身をもって感じました。 イラストレーター/ライコミ 著者:海原えめ4歳の男の子を育てるアラフォー母。幼児食インストラクターの資格を保有。育児において食生活を大切にすることを重視している。
2022年08月04日■前回のあらすじあゆみが少しでも「いい子」からズれるとヒステリーを起こす母親と無視をきめこむ父親。両親に見捨てられないよう、あゆみは幼少期から常に親の言うことを全てきいて育つことになるのでした。■大人になっても「いい子」は続き…■幼い頃の呪いに苦しめられるあゆみ幼い頃の呪いに縛られ、常に孤独を感じていたあゆみ。「誰かに必要とされたい」 そんな思いを恋愛で埋めるようになるのでした。次回に続く「優しかった夫の裏の顔」(全35話)は21時更新!
2022年08月01日コロナ禍で子どもたちの保育園が登園自粛を要請してきたことで焦った私。夫は朝から晩まで仕事でワンオペ状態なのに、さらに1日中子どもと過ごさなければならなくなった私は絶望しました。そんな私の、ワンオペでも子どももママも気持ちよく過ごすため、朝食に少し工夫をした体験談です。 登園自粛がワンオペ育児をさらに苦しめるコロナ禍以前、平日は子どもたちの朝の登園準備から帰宅後の夕食・お風呂・寝かしつけまでほぼワンオペでこなしていた私。1日子どもたちと過ごすなかで、私が特にイライラするタイミングは朝。園でおなかが空いてしまっては困ると、朝起きて機嫌が悪い子どもたちの機嫌を取りながら必死に食べさせるのです。 ただでさえ大変なのにコロナ感染者が急激に増え、3歳と1歳の子どもたちが通う保育園から登園自粛の依頼がきました。夫はコロナ禍でも変わらず激務で、ワンオペ状態の私。登園自粛の依頼は私にとってとてもつらいものでした。 頑張りすぎていた自分に気付いてやめた自粛期間中、登園の時間制限がないことでだらだらとしてしまっているのがとても嫌でした。子どもたちが保育園へ行っているときのように時間通りにきっちり朝の支度をするように、イライラしながらお世話をしていた私。 そんなとき手抜きをする自分を許すことが大事だとテレビで言っているのを何気なく見ていて、私は頑張りすぎているのかもと気づきました。もういっそのこと時間どおりきっちりすることはあきらめようと思いました。そのかわり、朝食をいかに楽しんで食べられるかを考え、試したのは朝食にホットプレートを使うことでした。 ラクになるために試したら大成功!食卓にホットプレートを出して、ホットケーキミックスと焼けそうな冷蔵庫の残り物を焼いて朝食を作ることにしました。自分が選んだ物が焼けていく様子を見るのが、遊びのような感覚だったのでしょう。楽しむことでがぜん食欲が出た様子。いつもはイヤイヤ食べる朝食を、パクパク食べてくれました。その姿を見て、私もうれしく楽しい気持ちになりました。準備に手間がかかったり、やけどなどに配慮する必要があったりするけれど、1日のスタートを楽しい気分で過ごせるように。 「母親として子どものお世話はしっかりしたい。保育園でしてもらっていることを自粛中の家でも同じようにきちんとしなければ!」と頑張りすぎていた私。それに気付けたのがラクになれたきっかけです。子どもたちも私も気持ちよくイライラせずに1日が始まっているので、朝ごはんに子どもが楽しめる要素を取り入れて親子ともに楽しむことは大切だと感じています。 ※ホットプレートなどの調理器具は、調理中だけでなく調理後も高温になることがあります。子どもが手を伸ばしても触れないところに設置し、子どもから目を離さないないように注意しましょう。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2022年08月01日子どもが生まれ、生活を子ども中心にシフトせざるを得なかった私。一方で、夫は産前と変わらないペースで仕事を続け、家事や育児にはあまり参加してくれず。そんな夫が積極的に家事を手伝い、イクメンに変わるまでの話をお伝えします。 ワンオペ育児がつらい!子どもが生まれてからも、夫の仕事は相変わらず激務。朝早くに出勤し、帰宅は夜遅くで、私が寝てから帰ってくることもあるほど。土日は好きな時間まで寝ているので、私はひとり、育児や家事に追われている状態でした。 初めのころは、「夫は仕事で疲れているから」と自分に言いきかせていました。しかし、だんだんと疲労が積み重なってきてしまい……。限界を迎えた私は、夫に「もう少し育児や家事に時間を割いてほしい」「ワンオペ育児がつらい!」と訴えました。 私が夫にやった2つのことどうしたら夫が育児や家事に協力してくれるだろう、と考えた結果、私は夫に対して2つのことを実践することにしました。 1つ目は、わが家の現状をありのままに伝えること。夫が仕事に出ている間に家で何が起こったか、何に困っているのか。感情的にならないように、事実として起きていることをありのままに話しました。すると、夫は自分がいない時間に家でどんなことが起きているのか、関心を寄せるようになりました。 2つ目は、私の話を聞いたうえで、夫に何ができるのか考えてもらうことです。話をしたあとで、私は「何かできそうなことはない?」と夫に尋ねるようにしました。その結果、夫は「早く帰るようにする」「育児や家事の時間を作るようにする」と、家事や育児を自分事として捉えてくれるようになりました。 夫に対してやらなかったたった1つのこと逆に、夫に対してやらなかったことが1つあります。 それは、具体的に指示を出すことです。家事や育児には流れがあります。流れを理解していないと、効率的に動くことはできません。私は、夫にまずは家事や育児の流れを理解してもらい、そのうえで仕事の状況や体力も踏まえて、可能な範囲で家事や育児に協力してほしい、と思っていました。そのため、あえて具体的に指示は出さず、自分でできることを考えさせたのです。 今では、夫は平日は洗濯、ゴミ出しなどを自発的にしてくれるように。また、土日は子どもを連れ出して一緒に遊んだり、遊び相手になったり、寝かしつけをしてくれたりするようにもなりました。 育児や家事をひとりですべてこなすのは難しく、夫婦の協力は不可欠だと思いました。当然のようにこなしているように見えても、実際はとても大変な思いをしています。パートナーにその思いが伝わっていないこともあります。 そんなとき、パートナーの協力を得るためには、言葉を選ぶ必要があると私は思いました。今回の件を通じて、人はやはり自発的に動くときが一番変わるのだと学びました。 著者/nanoka22作画/こいでちゃこ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ漫画のお仕事をしています。インスタグラムでグルメ備忘録を更新中。
2022年07月29日私が長男を出産して、1カ月ごろのお話です。仕事が忙しい夫は家にいる時間が少なく、私はワンオペで育児をしていました。長男は抱っこでないと寝てくれず、私の疲れはたまっていく一方。それでも孤育てを頑張っていましたが、ふと私は、自分が笑えなくなっていることに気付き、ある人に頼ることにしました。現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。 初めての“孤育て”私は長男を出産してから約1カ月間、実家へ里帰りしていました。そして長男の1カ月健診を終えてすぐ、夫が待つ自宅へと戻りました。 そこから3人での生活が始まりましたが、夫は職業柄、夜勤などがあり、基本的に1度出勤すれば翌日までは帰ってきません。忙しいときは数日間帰って来られないこともあり、私は初めての育児をほとんどひとりでおこなうことになりました。 疲労がたまっていく初めての育児で不安ななか、なんとか長男を育てなければと奮闘していました。しかし長男は授乳を終えても、なかなかうまく寝てくれません。抱っこすれば寝てくれたのですが、布団に降ろすと起きてしまうため、一晩中抱きっぱなしで過ごすこともありました。 そんなことが続くなか、疲労がたまっていた私は、「1日だけでもいいから、夫に長男の寝かしつけを代わってほしい」と感じるようになっていました。しかし夫は相変わらずの激務。寝不足になりながら頑張って仕事をしている姿を見ていたので、とても代わってほしいとは言えませんでした。 笑う余裕すらない孤育てが続くなか、私は肉体的にも精神的にも限界が近づいていました。気付けば長男に笑いかけてあげる余裕もなくなり、「これはよくない」と感じて母に相談することに。母も働いていたため相談するか迷いましたが、私の話を聞いた母は「どうして早く言わなかったの! 仕事なんてなんとでもなるんだから、全力でサポートするよ!」と言ってくれました。 私は申し訳ない気持ちになりながらも、1週間ほど実家でお世話になることに。長男がなかなか寝てくれないときは母が代わってくれたため、いつもより睡眠をとることができました。そのおかげで、自宅に戻ったあとは余裕も生まれ、「また頑張ろう!」と思い直すことができたのです。 夫が激務であることと、母親が仕事をしていることから、私は「誰にも頼っちゃいけない。自分でやらなきゃ」と思い込んでいた部分がありました。しかし、意を決して母親に頼ってみると、全力でサポートしてくれました。そのおかげで私は余裕を取り戻し、また育児を頑張れるように。今回のことで、「限界が来る前に誰かを頼るべきだ」と、強く実感しました。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2022年07月29日平日、2児のワンオペ育児で疲労しきった私の癒やし。それは、仕事から帰ってきた夫にその日あった話を聞いてもらい、「お疲れさま」とねぎらってもらうことでした。ところが夫の態度がある日を境に変化して、夜の時間も雰囲気が悪くなり……。話を聞いてもらえない私は、だんだんと不満がたまっていきました。ワンオペ育児、私は頑張っている!私は現在専業主婦として、7歳と生後8カ月の年の差兄弟を育てています。平日は会社員をしている夫が不在のなかで、ほとんどのすべての育児を私がこなす状況。とはいっても、主婦の仕事は子育てだけではありません。 小学生の長男の宿題を見たり配布物の確認をしたり、それに加えて0歳の次男はまだまだずっと手がかかる状況。日々を大量の家事と子育てに費やし、ようやく週末を迎える……そんな毎日。とにかく、身も心も疲れていました。 話を聞いてほしいのに…夫の態度が変化?私の平日の楽しみといえば、夫が帰宅して子どもたちが寝てからの大人の時間。話し相手がいない私は、夜にまとめてその日にあった子どもの話などを聞いてもらって、疲れを発散していました。ところがあるときを境に、夫は少しずつ変わっていきました。顔が暗く、ため息が多い様子で、私もそんな夫に話をしづらくなってしまい……。 「どうして疲れた私に、そんな態度を見せるの?」「仕事だけをしているあなたと、私は違うのに……」と、私の心のなかでは夫を心配する気持ちよりも、そんな不満が膨らんでいきました。 ある日、長男と夫から…そしていつの間にか迎えた私の誕生日。自分でもすっかりそんなことは忘れていました。ところが、当日にそわそわしている長男と夫。突然、長男から「はい、これあげる」と1枚の絵を渡されました。そこには私の似顔絵とともに『おかあさんいつもありがとう』と長男からのメッセージが! 驚いている私に夫が「これも」と、おいしそうなケーキをプレゼントしてくれました。どうやら長男と夫は数日前から密かにこの計画を立てていたようで、サプライズの成功に2人は顔を見合わせて笑っていました。 驚きのサプライズに涙2人からのプレゼントに、私はうれし涙が止まりませんでした。すると夫が、「いつも子育てに家のことまで、ありがとう。お疲れさま」とひと言。この言葉に私は、頑張りを聞いて褒めてほしかっただけの自分が恥ずかしくなりました。 夫だって仕事でつらいこともあるはずです。そんななかいつも頑張ってくれていたのに、私は自分のことでいっぱいになって気にかけることができなかった……自分を恥ずかしく感じました。 夫が一時期元気がなかったのは仕事でのミスが原因で、疲れた顔をした私にそんな話もできずに黙って抱えていたことを聞かされました。お互いにどんな小さな思いでも伝えあっていたら、もっとお互いを労ることができたと思います。自分のことだけでなく、日ごろから「ありがとう」の気持ちを忘れずに過ごしたいと感じた出来事でした。 著者:岡田 ちえこ離婚→再婚を経てステップファミリーとなったポジティブママ。「ゆるく・楽しく」をモットーに7歳、0歳の息子と共に過ごす日々のなかで感じたことをお伝えしていきます。
2022年07月28日毎朝4時に「お腹がすいた」と起こしにかかるネコたち。私自身を起こしても無駄だと学習したのか、何度も無視して寝ていると、おとじろうの足をガブリ……甘噛みだけど痛いもんは痛い。末っ子を泣かせれば私が起きるとわかっているの賢い三男:ミロ(苦笑)4時に1歳児を起こされるのはご勘弁なのでおとじろうの足を噛まれる前に最近はがんばって起きるように努めている母なのでした。次回は”お手本はお兄ちゃん”というお話です。PROFILEmitoさん東京都在住。2匹の猫と3歳&0歳の息子たちとたまーーに帰国する夫と暮らしております。ブラック企業の社畜を経て専業主婦に。Instagram(@sitter_nico)やブログ(意識低い系妻のワンオペ育児)で絵日記やエッセイを描いています。
2022年07月13日1歳の女の子のママ、なおママさん(仮名)の“孤育て”体験談をマンガ化。夫は夜勤で育児は基本ワンオペ、周りに頼れる存在はいない。だんだん育児という責任が重くのしかかるようになってきて……。 育児のつらさに耐えられなかった私は……子どもが1歳になる前、私は当時27歳でした。里帰りから帰って半年以上経ったころ、子育てをすべて1人でやらなければいけない責任を重く感じるようになりました。 子どものことを相談できる友達はおらず、親か夫に近況を話すだけ。育児に関する悩みやつらさを夫にわかってほしくても、すれ違いの生活が続き、ちゃんと理解してくれているのか、共感してくれているのかがわからず、不満が募っていきました。 ついに夫に八つ当たり、離婚の危機へそのうち育児ストレスのせいで、夫への八つ当たりを繰り返すようになりました。叩いたり暴言を吐くこともあり、一時は夫から「精神的苦痛で別れたい」と言われるほどでした。 不安と孤独が入り混じり、「このままでは将来子どもを1人で育てていくことになるかもしれない」と、とても怖かったです。 大人と話す機会が増え、ストレスが消えた子どもと2人きりだとだんだんやることが減ってくるので、地域の集いの広場などに頻繁に顔を出すようになりました。 すると、同じように子育て中のママさんや子どもたちがいて、お互いに悩みやつらさを話すことで、自然とストレスが解消。子どもが歩けるようになった頃には散歩など外出する機会も増え、自転車に乗って遠くへお出かけすることもできるようになり、行動範囲が広くなりました。 今では夫とも仲直りして良好な関係に戻り、子どもも楽しそうにしてくれています。 体験談/なおママさん作画/Michika著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2022年07月12日TBS開局70周年記念として上演される舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』Sponsored by Skyが7月8日、藤原竜也を主演に迎えた日本オリジナルキャストにて開幕。数カ月にわたる改装工事を経て、ハリー・ポッター劇場として生まれ変わったTBS赤坂ACTシアターでは、藤原とともにトリプルキャストでハリー・ポッターを演じる石丸幹二と向井理に加えて、綾瀬はるか、市村正親、井上尚弥、鹿賀丈史、鈴木亮平ら、観劇に訪れた豪華著名人が登場するレッドカーペットイベントが行われた。左から)石丸幹二、向井理(c)阿部高之シリーズ最終巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』の19年後を舞台に、原作者のJ・K・ローリングらが創作した8番目の物語。父親になったハリーとその息子アルバスの悩める親子関係を軸に、新たな冒険の扉が開かれる。これまでにロンドン、ニューヨークなど世界6都市で上演されており、アジアでは初めての上演。一流スタッフが知恵と技術を結集して創り上げた「ハリー・ポッター」の世界観を、次々と飛び出す魔法の数々、幻想的な舞台美術と衣裳、独創的で心躍る音楽とともに体感できる珠玉の舞台が、ついに日本で開幕した。石丸幹二(c)阿部高之「いよいよ待ちに待った初日を迎え、この日が来たんだなとジワっときています」と声を弾ませる石丸は、「演出には必ずビックリすると思います。あっという間の3時間40分。瞬きも惜しい時間を過ごしてほしい」と自信のコメント。「ハリー役としては、親子の絆の再確認に注目してほしい」と見どころを語った。向井理(C)渡部孝弘一方、向井は「魔法の世界へようこそ!」と来場者を歓迎。「一緒にたくさんの汗を流してきた」と4月から積み重ねた稽古を振り返り、「魔法やイリュージョンの演出を含めて、いろんなことが起こりますし、子どもたちにバトンタッチをする内容なので、誰もが楽しめる演目になっています」と力強くアピール。「映画にはない体感する音と台詞、舞台でしか感じられない体験を味わってほしい。自分もこれからハリーを演じる一人として楽しんでもらえるように、努力したい」と抱負を語った。初回終了後には、観劇した著名人が取材に応じ、思い思いに味わった感動を語った。<綾瀬はるか>本当に映画で観てきた世界観が再現されていて、ぐっと引き込まれて、不思議なこともたくさんあって。あれはどうやって浮かんでいるんだろうとか、どういう仕組みなんだろうと、びっくりすることがたくさんありました。笑えるシーンもあれば、最後は親子のドラマになっていくので、グッとくる瞬間もあり、いろんな感情になりましたね。魔法の仕掛けもすごいので、テーマパークに来たようなワクワク感を楽しんでもらえれば。<市村正親>ああいう幕切れになるとはね。長男と一緒に観ていたので、父親として、まだ学ばなければいけないことがあり、身につまされる作品になった。映画とはまた違う、舞台ならではの“生の感動”があるなと。楽しかったです。仕掛けもね、あそこまでビュンビュンやるとは。とにかく絶対観た方がいいなと思える出来だと思いますね。息子も今まで見たミュージカルの中で、これが一番だと言っていた。スケールの大きな、いっぱい宝物が詰まった作品になっています。<井上尚弥>舞台の迫力に終始圧倒され、ずっと興奮しっぱなしでした。ストーリー性に魔法の演出、引き込まれるシーンが多かったです。ものすごく楽しめました。<鹿賀丈史>素晴らしい舞台でしたね。キャストとスタッフの英知が一体化し、リズム感もあって、繊細かつ大胆。素晴らしいストレートプレイでした。装置、照明、演技も素晴らしいです。<香川照之>お芝居を拝見するのは久しぶりですが、ジーンと感動しましたね。大変素晴らしい舞台だったと思います。申し訳ないが、「ハリー・ポッター」は全然拝見したことがないが、丁寧に作られているので、観ているうちに、難しい固有名詞やつじつまなども「なるほど」と理解できた。事前情報ゼロから観ても得るものが大きく、この世界観が「ハリー・ポッター」なんだと楽しめる。これから映画を観て、ピースをつなげていきたい。<鈴木亮平>すごかったですね。まったく、魔法でしたね!火は出るわ、人は飛ぶわ、びっくりしました。仕掛けを探るの、諦めましたもんね。魔法がすごいのはもちろん、親子の物語にも最後泣いちゃいましたね。びっくり、興奮、感動。とにかく感情が忙しいです。<和田アキ子>長い芸能生活で、いろんなミュージカルや舞台を観てきましたが、この舞台のスピード感とスケール感は、日本ではちょっとなかったでしょうね。ロンドンで大ヒットしていると聞いたが、それも分かる気がしますし、日本の演劇もここまで来たんだと。感激しました。圧倒されますし、心に残ると思います。ああいう風に魔法が使えればいいですね、私は悪い方に使っちゃいそうですけど(笑)。取材・文=内田涼<公演情報>舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』会場:東京・TBS赤坂ACTシアター無期限ロングラン公演チケット発売中!
2022年07月08日娘が生まれたあとも、仕事と自分にしか興味がなく育児を他人事のように思っている夫。妻は、家族に関心がなく、育児も家事も妻がやって当然だと思っている夫に期待することを諦めた。夫はその後も、妻や娘に心無い対応を続けている。毎晩数時間おきにミルクをあげたり、おむつ替えをして、寝不足つづきの妻が、さらに一人で娘のお世話も家事もする……それが当たり前だと思っている夫。 休みの日、昼すぎに起きてきた夫は「寝すぎじゃない?」という妻の言葉に、 「だって俺、平日は働いてるし、仕事の疲れ取りたいじゃん」 と答えた。 妻は娘が生まれてからずっと、どれだけ疲れていても、朝まで眠ったことなんてない。それなのに、夫はさらにヒドイ言葉を続けて……!? 「家事と育児だけでしょ?」驚愕の発言が! 私は娘が生まれてから夜中に何度も起きる生活をしている……そう訴える妻に、 「でもさー、家事と育児だけで、日中は昼寝もしてるんでしょ?」 「まったく寝てないわけでもないじゃん?」 「対人関係のストレスがないから、疲れの程度が違うっていうか」 妻は「家事と育児だけしか」していないから、俺より疲れていない。 赤ちゃんのワンオペ育児がどれだけ大変か、わかってもいない。主婦を軽視する発言に呆れ果て、言葉も出なくて……。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年07月04日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ久しぶりに長女と2人でお出かけするも、疲れが蓄積していたため眩暈を起こしてしまい…。帰宅後体調不良だった長女はインフルエンザ陽性が判明。双子のワンオペ育児と長女の看病でますます追いつめられていきます…。いつも気づけば夕方そろそろ限界この頃の日記を読み返すと当時のことを生々しく思い出します。新生児期の双子をもっとちゃんと愛でたかった…。生かすことと生きることで精一杯でした。次回に続く 「長女+双子育児が過酷すぎた話」(全11話)は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2022年06月27日大企業に勤める転勤族の夫と結婚し、第一子に恵まれた純菜さん(仮名)。しかし、夫は仕事を理由に育児も家事も一切協力してくれず、純菜さんにすべて押しつけてきたそう。その生活が続いたことで純菜さんは鬱気味になったと言いますが、その最中に、夫からの強い希望で二人目の妊活に入りました。しかし夫は妻が二人目を妊娠したあとも家庭にまったく関わろうとせず、純菜さんはどんどん追い込まれてしまったと言います。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、そんな壮絶な体験をした女性のエピソードをご紹介します。二人目を妊娠してもワンオペ育児を強いる夫…「二人目ができたら、夫も少し変わってくれるかも」という期待から、夫の希望を受け入れる形で第二子の妊活を開始した純菜さん。そのあと、第二子を妊娠するも生活は変わらず、次第に純菜さんの心と体は悲鳴を上げ始めたのだそう…。「そのころ、私は赴任先で就職した中小企業で働いていました。夫が大企業勤務で十分なお給料をもらっているとはいえ、社会との関わりを持ち続けたかったのと、二人目が生まれたら養育費がもっとかかるだろうと思い、二人目の妊活とほぼ同時に息子を保育園に預けて仕事を始めていたんです。だけど二人目を妊娠したら、どうも体の調子が悪く、思うように働くことができず…。会社と相談して時短勤務に切り替えてもらい、出産までの間も仕事を続けさせてもらうことにしたんです」ところが、もともと夫に対して不満があった純菜さんは、二人目を妊娠しても変わらない夫を見てメンタルが不安定になり、鬱っぽい自分にイライラする毎日を送っていたといいます。さらに、妊娠中の体には仕事とワンオペ育児や家事が負担になってしまったようで、純菜さんは妊娠中に出血してしまい、急いで病院に駆け込んだところ、医者から切迫流産の診断を受けたそう。「このままだと赤ちゃんが危ないかも」「そんな状況で『このままだと赤ちゃんが危ないかも』と伝えても、夫は第一子である息子の面倒を見ないどころか、家事もしないんですよ。それで我慢できなくなった私は実家に相談し、帰省することにしました。夫はそのときですら『帰省したほうが君も楽だろうし、よかったよ』なんて呑気なことを言っていましたね」純菜さんはそのあと、実家の近くの病院で第二子である娘を出産。驚くことに、出産後も夫はほとんど純菜さんの実家に顔を出さないままだったそうです。「そんな夫と離れたことで、私は夫がいなくても生きていけることに気づいてしまいました。要するに、愛想が尽きたってことですよね。今はまだ息子と娘が小さいので離婚に踏み切っていませんが、私がきちんと仕事に復帰できるようになったら離婚しようと考えています。ちなみに、夫は先日、痛風を発症したそうですよ。激烈な痛みで2、3日は全く歩けない状態になったそうです。そんな夫から『家のことができないから、助けてくれ』って連絡がきましたが、それでも私は夫のもとには帰りませんでした。そこで夫は、初めて妻と子どもの存在の大きさに気づいたと言っていましたが、それが本当なのかも疑わしいと思っています。私のなかではまだ夫を許すことができませんし、おそらくこの先も許せないんじゃないかなって気がしていますね」ワンオペ育児をしながら仕事に家事にといろんなことを妻が一人でこなさなくてはならない環境は、想像以上に過酷でしょう。体や心が悲鳴を上げ始めてからも無理をして頑張り続けてしまうと、後悔する結果になってしまう恐れも。夫にきちんと話をしても理解や協力を得られないのであれば、純菜さんのように自分の心や体を最優先に考えた選択をしたほうがいいのかもしれません。©d3sign/golfcphoto/gettyimages文・並木まき
2022年06月25日夫が子育てにまったく協力してくれない場合、妻が過酷なワンオペ育児に追い込まれることもあるようです。今回は、そんな夫と結婚し、出産後に壮絶な体験をした女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。転勤族の夫は育児にまったく関与せず…純菜さん(仮名)は、大企業に勤める転勤族の夫と結婚後、第一子に恵まれました。しかし、夫は仕事が忙しいことを理由に、まったく育児に関わろうとせず、家事までもすべて妻任せ。妻が体調を崩して育児も家事もままならない状況のときですら、「俺は仕事が忙しいから」と知らん顔を続けたそうです。「夫は私が体調不良で寝込んでいるときでさえ育児をしてくれなくて、私は完全なるワンオペ育児状態でした。私が高熱を出していても生理中でお腹が痛くても、どんなときも夫は知らん顔で、『君が子どもの母親なんだから、君が面倒を見て当然でしょう』と私に育児をすべて押しつけていました。それでいて家事もまったくしてくれないので、本当に夫がするのは文字通り仕事だけ。そのうえ、“仕事”を言い訳に結構な頻度で飲み会やゴルフにも行っていて、休日でも家にいないような夫でした」夫が転勤族だったため純菜さんは数年に一度、夫の転勤によって全国を転々とする生活を送っていたそう。もともと明るく誰とでもわけ隔てなく関わることができる性格の純菜さんではありましたが、転勤先のどの土地も地元から離れていたことから、実家や友だちにもなかなか頼ることができず、だんだんと鬱気味になってしまったと言います。育児をしない夫が「二人目が欲しい」と強引に夜の生活を求めるように…夫が家庭のことに非協力的すぎて、鬱っぽくなっていた純菜さん。そんな彼女に対し、あるときに夫はいきなり「二人目が欲しい」と言ってきたのだそう。そしてそのときから、夫は毎晩のように純菜さんに夜の生活を求めるようになったと言います。「こっちは鬱みたいになっていて毎日イライラ。とてもそんな気持ちにはなれないのに、夫はとにかく強引でしたね。本当は夫とそういう行為をするのは嫌だったけれど、子どもには兄弟がいたほうがいいのかなという気もしたので、拒絶せずに夫を受け入れることにしたんです」そして純菜さんは、夫の望み通り二人目を妊娠。そのときに純菜さんは「二人目ができたら、あんな夫でも少しは育児をするようになるかもしれない」と少し期待したそうです。子どもを欲しがるのに育児に協力してくれない夫に悩まされる妻は、まだまだ少なくないのかもしれません。ワンオペ育児に追い込まれた妻は育児に家事に、場合によっては仕事に介護にとすべてを一人でまかなうことになるので、そのストレスは計り知れません。実家や友人が手伝ってくれたとしても、本来は父親である夫が妻と一緒に家事や育児に取り組むべきでしょう。©staticnak1983/Witthaya Prasongsin/gettyimages文・並木まき
2022年06月25日ママたちの間でもよく話題になる「ワンオペ育児」。夫は仕事が忙しく不在がち、両親も遠方にいて頼れない。育児も家事も仕事も全部ひとりで抱え込んでいっぱいいっぱいになってしまう……。何を隠そう私もそのひとりでした。そんな私の経験から、ワンオペ育児を乗り切るコツを皆さんに紹介したいと思います。 「疲れたら家事を休んでもいい」と思う私にとって、一番悩ましいのが毎日の食事作りだったのですが、ワンオペ育児が始まったころは、毎日食事を作ることに必死で、子どもとの食事を楽しむ余裕もありませんでした。金曜日の夜にくたくたになりながらキッチンに立ち、せっかく作ったのに食べてくれない子どもにイライラしたこともあります。なんとなく「子どもには手作りのごはんを食べさせなくちゃ」という思い込みがあり、それが結局は自分を苦しめていました。 でも、ただでさえ毎日いっぱいいっぱいのワンオペ育児、家事にまで完璧を求めなくてもいいと思い始めました。疲れているときはスーパーで出来合いのお惣菜を買ってもいいし、ファミレスなどで外食をしてもいい。どうしても手作りにこだわるなら、野菜などの食材がカット済みの料理キットを活用してもいいなと思考が変わっていきました。「疲れたら手抜きをしてもOK」くらいの心構えでいるのが、ワンオペ育児に苦しまないコツの1つだと思います。 ワンオペ育児において重要なのは、ママが頑張りすぎないことだと痛感。家電など使えるものは使って、たまには手も抜いて、いつでも子どもと笑顔で向き合っていられるようにしていきたいです。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/星田つまみ著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2022年06月20日舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』のプレビュー公演が、6月16日TBS赤坂ACTシアターにて開幕した。舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者J.K.ローリングがジョン・ティファニー、ジャック・ソーンと共に舞台のために書き下ろした物語で、2016年のイギリス・ロンドンでの初演以降、ニューヨーク、メルボルン、サンフランシスコ、ハンブルク、トロントと世界6都市で上演。目の前で魔法が繰り広げられているかのような演出や、観る人を魔法の世界に引き込むストーリーで世界中の観客を魅了してきた。舞台はハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法界を救ってから19年後。かつての暗闇の世を思わせる不穏な事件があいつぎ、人々を不安にさせていた。魔法省で働くハリー・ポッターはいまや三人の子の父親。今年ホグワーツ魔法魔術学校に入学する次男のアルバスは、英雄の家に生まれた自分の運命にあらがうように、父親に反抗的な態度を取る。幼い頃に両親を亡くしたハリーは、父親としてうまくふるまえず、関係を修復できずにいた。そんな中、アルバスは魔法学校の入学式に向かうホグワーツ特急の車内で、偶然一人の少年と出会う。彼は、父ハリーと犬猿の仲であるドラコ・マルフォイの息子、スコーピウスだった。二人の出会いが引き金となり暗闇による支配が加速していく。左より)藤田悠、 向井理舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』プレビュー公演より公演の会場となるTBS赤坂ACTシアターは、本作のために2021年より周辺エリアとあわせて大規模な改修を実施。ハリー・ポッターシアターとして生まれ変わり、16日のプレビュー公演が新たな劇場エリアのお披露目日となった。TBS赤坂ACTシアター外観併せて、大人になったハリー・ポッター役を務める藤原竜也、石丸幹二、向井理をはじめとした日本オリジナルキャストたちが、実際の衣裳を身につけた写真を公開。また、吉田鋼太郎がルード・バグマンの声として出演することも決定した。左より)ハリー・ポッター役:藤原竜也、 石丸幹二、 向井理吉田鋼太郎さらに、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の2023年1月から5月公演のチケットが、7月8日よりホリプロステージにて先行販売される。販売期間は、7月28日の23時59分までとなっている。<公演情報>舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』■プレビュー公演(全22公演)2022年6月16日(木) ~7月7日(木) TBS赤坂ACTシアター■本公演2022年7月8日(金) ~2023年5月31日(水) TBS赤坂ACTシアター※上演時間はプレビュー公演、本公演ともに3時間40分(予定)※休憩あり主催:TBS ホリプロ The Ambassador Theatre Group特別協賛:Sky株式会社【チケット料金】SS席:17,000円S席:15,000円S席(6歳~15歳):12,000円A席:13,000円B席:11,000円C席:7,000円9と4分の3番線シート:20,000円(特典付き)ゴールデン・スニッチ チケット:5,000円※全席指定 / 税込、プレビュー公演&本公演ともに同金額※未就学児入場不可※ゴールデン・スニッチ チケットは、 前週に抽選販売。※各公演枚数限定で、 座席はお選びいただけません。※正規販売サイト以外のネットオークションや転売サイトなどでご入場券をお買い求めになられた場合、 ご入場をお断りする場合がございます。■2023年1月~5月公演チケット 先行発売2022年7月8日(金) 10:00~7月28日(木) 23:59■一般発売2022年7月30日(土) 10:00~チケットはこちら:問い合わせ:ホリプロチケットセンター03-3490-4949(平日11:00~18:00 / 定休日 土・日・祝)ホリプロステージ:【キャスト】ハリー・ポッター:藤原竜也 / 石丸幹二 / 向井 理ハーマイオニー・グレンジャー:中別府 葵 / 早霧せいなロン・ウィーズリー:エハラマサヒロ / 竪山隼太ドラコ・マルフォイ:松田慎也 / 宮尾俊太郎ジニー・ポッター:馬渕英里何 / 白羽ゆりアルバス・ポッター:藤田 悠 / 福山康平スコーピウス・マルフォイ:門田宗大 / 斉藤莉生嘆きのマートル:美山加恋ローズ・グレンジャー・ウィーズリー:橋本菜摘デルフィー:宝意紗友莉 / 岩田華怜組分け帽子:木場允視エイモス・ディゴリー:福井貴一マクゴナガル校長:榊原郁恵 / 高橋ひとみ安藤美桜 / 安楽信顕 / 千葉一磨 / 半澤友美 / 川辺邦弘 / 小松季輝 / 前東美菜子 / みさほ / 扇 けい / 尾尻征大 / 岡部雄馬 / 織詠 / 大竹 尚 / 大内慶子 / 佐竹桃華 / 佐藤雄大 / 篠原正志 / 鈴木翔吾 / 田口 遼 / 田中彩乃 / 手打隆盛 / 上野聖太 / 渡邉聖斗 / 薬丸夏子 / 横山千穂ルード・バグマンの声:吉田鋼太郎※名前の表記はアルファベット順※ハリー・ポッター役の藤原竜也は、 2022年9月末までの出演です。【スタッフ】オリジナルストーリー:J.K.ローリング脚本・オリジナルストーリー:ジャック・ソーン演出・オリジナルストーリー:ジョン・ティファニー振付・ステージング:スティーヴン・ホゲット翻訳:小田島恒志 / 小田島則子関連リンク舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』公式Webサイト公式Twitter公式Instagram公式Facebook公式YouTube
2022年06月17日子育てをしながら7年間、何度か職場を変えながら共働きを続けてきた私。夜間はほぼワンオペ育児状態だったことに加えて、その大変さが夫になかなか伝わらないことがつらいと感じていたときの体験談です。 不満ははっきりと言葉で伝える夫があとから打ち明けてくれたのですが、「子育てが大変なのはわかっても、何がどれくらい大変なのか、そのために具体的に何をすればいいのか、言ってもらわないとわからなかった」とのこと。 以前の私は、不満やイライラを感情的に夫にぶつけることはあっても、具体的に「何がどう不満なのか」「何をしてほしいのか」をはっきりと伝えていませんでした。不機嫌な表情で「もっと私の気持ちを察してよ!」という態度をとるのは、大人げなかったと思います。お互いに忙しい中、双方が納得できる「落としどころ」を見つけるためにも、やはり不満や改善してほしいことを言葉ではっきりと伝えなければいけない、ということに気づかされました。 わが家では家事や育児を完全に分担することは難しいのですが、夫に大変さを言葉ではっきり伝えたこと、そして夫ができる範囲で大変さを肩代わりしてくれたことが、大きな助けになりました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/市田スナオ著者:大川香織小学2年生と1歳、2男の母。共働き。編集プロダクションや出版社で、子育て情報誌などの制作に携わった経験をもとに、さまざまなテーマで執筆。
2022年06月17日地元の九州から関東へ嫁いだ妹。土地勘も、知り合いもいない場所で、生後10カ月の赤ちゃんをワンオペ育児。誰かと話したい、悩みや思いを共有したい……「ママ友が欲しい」。意を決して、大きい児童館へ子どもと2人で行ってみることにしました。この児童館で、思いもよらない出会いをするとは知らずに……。児童館で子どもの月齢の近い「優しそうな人」と出会った妹さん。悩みを相談することができる人に出会えて、心が躍ります。 【前回】:「私はグループに入れない」ママ友はすぐできると思ったけれど… #ママ友になりませんか 2 児童館での出会い 始めて訪れた児童館で、初めて話しかけてくれた「優しそうな人」。 子どもの月齢が近く、離乳食の悩みなどを話せたことがうれしかった妹さん。 「身近に相談できる人がいなくて……聞いてくれてうれしいです」 「私、九州出身で結婚して関東に来たんです」 妹さんの話を聞き、不敵な笑みを浮かべるママさん……。 初めての「ママ友」はできる……?! 著者:マンガ家・イラストレーター ちひろ3児の母です。長男たつ(6歳)・次男とも(3歳)・3男よし(1歳)しょうもない日常の漫画やイラストを描いてます。福岡出身、東京で旦那に出会い、ただいま関西在住です。
2022年06月12日