三菱一号館美術館で『イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ― モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン』展が開かれています。イスラエル博物館が誇る珠玉の印象派作品がまとまった形で展示されるのは日本初。「光」をテーマにした“眼福すぎる”美しい絵画たちをご紹介します!どんな展覧会?【女子的アートナビ】vol. 229本展では、エルサレムにあるイスラエル博物館から、印象派を中心にバルビゾン派、ポスト印象派やナビ派などの作品69点が来日。そのうちの59点が初来日です。1965年に開館したイスラエル博物館は、古代から現代までの50万点を超える作品を所蔵。なかでも印象派とポスト印象派のコレクションは、画家たちのピーク時の傑作を数多く取り揃えています。コローやドービニーからはじまり、モネ、ルノワール、セザンヌやファン・ゴッホ、ゴーガン、ボナールなど、会場に展示されているのは巨匠の作品ばかり。日本とイスラエルの外交関係樹立70周年を記念して開催されている展覧会ということで、展示内容はかなりゴージャスです。本展のタイトルは『印象派・光の系譜』。印象派の光と色彩が、ポスト印象派以降どのように受け継がれ変わっていったのか、展示を通して画家たちの光の系譜をたどれるようになっています。美しい…!モネの光それでは、展示作品のなかから3点ピックアップしてご紹介します。まずは、クロード・モネの《睡蓮の池》。展覧会のメインビジュアルにもなっている大変美しい作品です。描かれているのは、画家が愛していた庭の池。フランス・ジヴェルニーにあるモネ宅の裏庭には、睡蓮を栽培できるように改修した池がありました。モネは池の水面に映る空や木々、光の美しさに魅了され、後半生に「睡蓮」の連作を制作。本作品も、そのうちのひとつです。モネの睡蓮をさらに深く理解できるよう、本展では特別展示として日本国内にある睡蓮作品3点も見ることができます。ぜひ、イスラエルの作品と見比べて、楽しんでみてください。明るい!ファン・ゴッホの光次にご紹介するのは、フィンセント・ファン・ゴッホの作品《麦畑とポピー》。ファン・ゴッホは、初期のオランダ・ハーグ時代には暗い色調の絵が多かったのですが、パリで印象派の作品に出会ってから色彩が鮮やかに変化していきます。アルルに移り住んだファン・ゴッホが最初に激しい発作を起こし、自分の左耳を切り落としたのが1888年の12月。本作品は、恐らくそれより前の時期に描かれています。赤いポピーの色彩がパワフルで美しく、この絵を見ていると不思議と明るい気分になれます。画家も楽しい気分で描いていたのかな、と思わせるような元気の出る作品です。都会的!ユリィの光最後は、個人的に大好きな作品、レッサー・ユリィの《夜のポツダム広場》をご紹介します。描かれているのは、戦前のドイツ・ベルリンの中心地だったポツダム広場。傘をさした人たちの姿や近代的な建物が暗い色彩で表され、濡れたアスファルトには夜の光が反射しています。100年前の作品とは思えないほど、クールでステキな作品です。ユリィはユダヤ系ドイツ人画家。ベルリン分離派展などに出品し、1922年、60歳のときに開かれた大規模展覧会で名声を確立します。本作品は、ベルリン・ユダヤ人団体美術品コレクションに入り、1933年設立のユダヤ博物館に収蔵されますが、同館は1938年に強制閉館となり作品は没収されます。その後イスラエルに返還され、今はイスラエル博物館のコレクションとなっています。戦時中のドイツで本作品が生き残り、こうして日本で見られるというのも奇跡。この絵を見るために何度も美術館に足を運びたくなる、強く惹きつけられる作品です。どの作品も、写真ではほとんど魅力を伝えることができません。ぜひぜひ美術館で、本物をご覧になってみてください。『イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ― モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン』展は1月16日まで。その後、大阪のあべのハルカス美術館に巡回します。Information会期:~ 2022年1月16日(日)※休館日: 月曜日*と年末年始の12月31日、2022年1月1日*ただし、12月27日と1月3日・1月10日は開館会場:三菱一号館美術館開館時間:10:00~18:00(最終入場時間 17:30)(祝日を除く金曜と会期最終週平日、第2水曜日は21:00まで)観覧料:一般¥1,900、大高生¥1,000、中学生以下無料※最新情報などの詳細は公式サイトをご覧ください。
2021年12月10日ルノワールやゴッホ、ドガなど名作絵画をモチーフにしたクリスマス限定腕時計「オリジナル絵画ウォッチ」が、2021年12月16日(木)より全国ブルーブルーエ(Bleu Bleuet) 全店舗にて発売される。西洋絵画の名作が腕時計にブルーブルーエの「オリジナル絵画ウォッチ」は、誰もが一度は見たことがある西洋絵画の名作をモチーフにした腕時計。額縁を思わせるゴールドのスクエアフレームに、モネやフェルメール、ミュシャといった巨匠の絵画モチーフの文字盤を収めたデザインが特徴で、時計を見る度に“絵画鑑賞”のような気分を楽しめる。ドガやルノワール、ブグローのクリスマス限定ウォッチそんなアート好き必見の「オリジナル絵画ウォッチ」に、クリスマス限定の新柄が登場。エドガー・ドガ「舞台の踊り子」、ウィリアム・アドルフ・ブグロー「アムールとプシュケー、子供たち」、オーギュスト・ルノワール「春の花束」といった3種の柄が新たにラインナップする。それぞれの絵画の色味と連動した、上品なレザーベルトのカラーにも注目だ。ゴッホ「星月夜」もクリスマスカラーのベルトで再販新柄に加えて、人気のフィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」を再販売。ベルトカラーをクリスマスカラーのグリーンに変更した限定仕様で再登場する。【詳細】オリジナル絵画ウォッチ クリスマス限定発売日:2021年12月16日(木)展開店舗:ブルーブルーエ 全国179店舗、オンラインストア※オンラインストアでは、発売に先行して予約受付。価格:各2,530円・エドガー・ドガ「舞台の踊り子」・ウィリアム・アドルフ・ブグロー「アムールとプシュケー、子供たち」・オーギュスト・ルノワール「春の花束」・ヴィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」※店舗によって取り扱いアイテムは異なる。※実際の商品と仕様が異なる場合あり。※商品の入荷日・販売日が若干前後する可能性あり。※都合により入荷しない場合あり。※アイテムがなくなり次第終了する場合あり。
2021年12月09日特別展「ゴッホ展―響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」が、福岡市美術館にて2021年12月23日(木)から2022年2月13日(日)まで開催。東京展に続く、巡回展となる。ファン・ゴッホの代表作「糸杉」傑作が16年ぶりに来日特別展「ゴッホ展―響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」は、20世紀初頭にフィンセント・ファン・ゴッホに魅了された世界最大の個人収集家、ヘレーネ・クレラー゠ミュラーのコレクションを紹介する展覧会。ヘレーネが収集した、初期から晩年に至るまでのファン・ゴッホ作品52点を主軸に、ルノワールやスーラなどの近代美術絵画も含めた総数72点の作品が一堂に集結する。先に行われた東京展会場の様子も併せて要チェックだ。注目は、ファン・ゴッホの代表作「糸杉」シリーズの集大成である《夜のプロヴァンスの田舎道》。最晩年に制作された「糸杉」の傑作が、16年ぶりの来日を果たす。また、ヘレーネのコレクションに加え、ファン・ゴッホの没後に弟テオ、テオの妻ヨー、そしてその息子へと引き継がれた、ファン・ゴッホ美術館のコレクションから、《黄色い家(通り)》など4点も特別出展される。シナモロールコラボグッズ展示室内グッズコーナーでは、展覧会関連グッズを販売。シナモロールとファン・ゴッホのコラボレーショングッズも登場する。「ゴッホ展」コラボメニューもまた、福岡市美術館内レストラン「プルヌス」では、「ゴッホ展」をイメージしたスペシャルコースを会期中限定で提供。ゴッホの母国オランダや滞在先の南仏で親しまれている料理や、作品のキーカラーである「黄」と「青」で彩りを添えたフードなど、味わいも見た目も楽しいコースに仕上げている。加えて、パンナコッタにグラニテ、月のクッキー、星のゼリーを飾り《夜のプロヴァンスの田舎道》の星空をイメージしたパフェも提供する。【詳細】ゴッホ展―響きあう魂 ヘレーネとフィンセント会期:2021年12月23日(木)~2022年2月13日(日)会場:福岡市美術館住所:福岡県福岡市中央区大濠公園1-6休館日:月曜日、12月30日(木)~1月1日(土)、1月4日(火)、1月11日(火)※ただし1月3日(月)、1月10日(月・祝)は開館。※12月28日(火)・29日(水)、1月2日(日)・3日(月)はゴッホ展のみの開催となり、コレクション展示室等は閉室。開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)観覧料:一般 2,000円、高大生 1,300円、小中生 800円※土日祝日、1月2日(日)・3日(月)は日時指定チケットの事前購入を推奨。各入場時間枠ごとにチケット販売数に上限あり。※会期中は会場の当日券売所でも購入可能。※当日券売所は状況により待ち時間が発生する場合あり。※土日祝日、1月2日・3日の当日券売所は直近の時間枠にて案内。来場時に予定枚数が終了している場合あり。※電子チケットは購入の際に各種手数料が発生する場合あり。※大学生以下の方は入場の際、学生証や生徒手帳等を提示。※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の提示者とその介護者1名、および特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者の提示者、および未就学児は観覧料無料。【問い合わせ先】・チケット・イベント関連:西日本新聞イベントサービス TEL:092-711-5491(平日9:30~17:30)・展覧会関連:福岡市美術館 TEL:092-714-6051
2021年12月09日東京都美術館で『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』が開かれています。本展では、オランダのクレラー=ミュラー美術館のコレクションから選りすぐりの作品が来日。さらにファン・ゴッホ美術館からの特別出品作もあり、あわせて52点のゴッホ作品が展示されています。16年ぶりの来日となる糸杉の傑作や、日本美術から影響を受けた美しい作品《草地》もご紹介!ゴッホをメジャーにした女性、ヘレーネ【女子的アートナビ】vol. 223本展のタイトル『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』にあるフィンセントとは、画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)のこと。では、ヘレーネとはいったい誰でしょう?ヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869-1939)は、ゴッホ作品における世界最大の個人収集家で、クレラー=ミュラー美術館の初代館長をつとめた女性です。まだ世の中であまり知られていなかったゴッホの作品を1908年から集めはじめ、90点以上の油彩画と約180点の素描・版画を収集しました。東京都美術館学芸員の大橋菜都子さんによると、ゴッホの作品に高い精神性を感じたヘレーネは、自ら楽しむためではなく、同時代の人々や後世の人にも芸術を伝えていくというビジョンをもって作品を購入。収集するだけでなく、公開・継承することでゴッホの評価形成に大きな役割を果たしたそうです。日本の芸術家に憧れて…では、いくつか展示作品をピックアップしてご紹介していきます。まずは、日本が大好きだったゴッホが、日本美術などからインスピレーションを受けた作品《草地》。春の花が咲く草地を描いた明るく美しい油彩画です。ゴッホは、「ただ一本の草の芽を研究する」日本の芸術家たちに憧れていました。シンプルなものに本質を見いだす日本美術に触れたことで、自身も素朴な草地の魅力を見つけ、作品に昇華させました。研究熱心だったゴッホは、印象派やパリの前衛芸術なども調べていたそうです。結婚25周年のプレゼント《悲しむ老人(「永遠の門にて」)》は、ゴッホが昔描いた自身の版画をもとにした油彩画です。両拳で顔を覆い悲しみに暮れる人の姿は、胸に迫るものがあります。この作品は、ヘレーネの夫アントンが妻に内緒で購入。結婚25周年のとき、サプライズでプレゼントしました。ヘレーネの喜びの手紙には「驚いて気を失いそうになった」と書いてあったそうです。糸杉の傑作!最後にご紹介するのは、糸杉の傑作《夜のプロヴァンスの田舎道》。ゴッホは糸杉をモチーフにした絵をいくつか描いていますが、本作品はそのなかでも傑作のひとつです。死を象徴するともいわれる糸杉ですが、まっすぐ天に伸びる木の姿から強いエネルギーも感じられます。現実の風景だけでなく、記憶と想像力を駆使して描かれたもので、南仏滞在のおそらく最後に描かれた集大成です。この作品を描いた約2か月後、ゴッホはピストル自殺をはかり亡くなりました。生前はほとんど作品が売れなかったゴッホですが、死後に弟のテオや、その妻ヨー、さらにヘレーネのような収集家たちが大事に管理し、公開してくれたおかげで遠く離れた日本でも彼の作品を楽しむことができます。ゴッホが現代まで愛される基盤をつくった立役者のひとり、ヘレーネにも思いをはせながら、ゴッホ作品を楽しんでみてはいかがでしょう。Information会期: ~12月12日(日)※休室日月曜日、ただし、9月27日(月)、11月8日(月)、11月22日(月)、11月29日(月)は開室会場:東京都美術館企画展示室開室時間: 9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)観覧料:一般¥2,000 / 大学生・専門学校生 ¥1,300 / 65歳以上 ¥1,200※日時指定予約制です。詳細は公式サイトをご覧ください。※高校生以下無料(日時指定予約が必要)問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)※最新情報は、展覧会公式サイトをご確認ください。
2021年09月29日世界最大のゴッホコレクターとして知られているヘレーネ・クレラー=ミュラー。彼女が収集したゴッホ作品を軸に、近代絵画も展示する展覧会『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』が、東京都美術館で9月18日(土)に開幕した。色に溢れたゴッホの作品が生まれるまでの課程をつぶさにたどる展覧会だ。実業家の家に生まれたヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869-1939)は鉄鋼業と海運業で財を成した夫、アントンの支えのもと、1907年より近代絵画の収集を開始。生涯に11000点を超える作品を収集した。その過程で彼女はゴッホの作品に出会う。当時、ゴッホの作品は評価の途上であったものの、作品のなかに深い精神性や人間性を感じとり、強く心を惹かれたヘレーネは積極的に収集を開始。世界最大のゴッホコレクターとなっていった。そして1938年には自身の名を冠したクレラー=ミュラー美術館を開館。初代館長に就任する。彼女の熱心な収集と展示によって、多くの人たちがゴッホに関心を寄せることとなり、現在まで続くゴッホ人気が作り上げられた。ヘレーネはゴッホの評価を引き上げた立役者でもあるのだ。展示風景本展は、ヘレーネが収集したコレクションよりゴッホの絵画28点と素描20点、そしてヘレーネが収集したほかの画家による作品20点を展示する。加えて世界最大のゴッホコレクションを持つアムステルダムのファン・ゴッホ美術館の4点も紹介。4部構成の展示を見ていくことで、ヘレーネの審美眼や当時の美術の流れも俯瞰できるようになっている。第1章「芸術に魅せられて」は、ヘレーネの肖像と、彼女のブレーンとなった美術批評家で美術教師のヘンク・ブレマーの肖像を展示する。ブレマーは、作品を近くで鑑賞する機会をできるだけ作るため、生徒たちに美術作品の収集を推奨、ヘレーネが絵画収集を始めるきっかけを作った。フローリス・フェルステル《ヘレーネ・クレラー=ミュラーの肖像》(1910)クレラー・ミュラー美術館蔵第2章「ヘレーネの愛した芸術家たち」は、彼女が収集した絵画作品を展示する。《それは遠くからやって来る》は、ヘレーネが初めて収集した作品の一つ。この作品の購入をきっかけに、ヘレーネはミレーやルノワール、スーラにルドン、トーロップにアンソール、ブラックにモンドリアンなど、ジャンルの枠を越え、幅広く画家の作品を精力的に収集していった。パウル・ヨセフ・コンスタンティン・ハブリエル《それは遠くからやって来る》(1886頃)クレラー・ミュラー美術館蔵オディロン・ルドン《キュクロプス》(1914頃) クレラー・ミュラー美術館蔵そして、第3章「ファン・ゴッホを収集する」では、27歳で画家になることを志したゴッホのスタイルを時系列でたどっていく。対象を真摯に描いたオランダ時代の素描や油彩は、ひたむきに描く農民や街の人々をモデルに描いている。第3章 展示風景よりオランダ時代のゴッホの素描クレラー・ミュラー美術館蔵フィンセント・ファン・ゴッホ《じゃがいもを食べる人々》(1885)クレラー・ミュラー美術館蔵第3章「ファン・ゴッホを収集する」の途中、ゴッホのオランダ時代とパリ時代の合間に挟まれるように第4章の「ファン・ゴッホ美術館のファン・ゴッホ家コレクション」の作品4点が展示されている。コンパクトな章ながら《黄色い家(通り)》など鮮やかな色彩の作品は、それまでの色彩に抑制をきかせていたゴッホの作品とは明らかに異なっている。これらはゴッホが弟のテオのすすめでパリにやってきて以降に描かれたもの。印象派や新印象派の画家たちや浮世絵版画と出会い、あたらしい表現を模索し始めたゴッホは、またたく間に独自の色彩表現を身につけたのだ。フィンセント・ファン・ゴッホ《黄色い家(通り)》(1888) ファン・ゴッホ美術館蔵フィンセント・ファン・ゴッホ《サント=マリ=ドラ=メールの海景》(1888) ファン・ゴッホ美術館蔵展覧会の順路は再び第3章に戻り、だれもが思い浮かべる色鮮やかで激しい筆致の作品が並ぶフィナーレへ到達する。フィンセント・ファン・ゴッホ《サン=レミの療養院の庭》(1889)クレラー=ミュラー美術館蔵フィンセント・ファン・ゴッホ《種まく人》(1888)クレラー=ミュラー美術館蔵フィンセント・ファン・ゴッホ《夜のプロヴァンスの田舎道》(1890)クレラー=ミュラー美術館蔵《夜のプロヴァンスの田舎道》は、サン=レミ時代のゴッホの代表作。南仏滞在の最後に描かれたものと考えられている本作は、日本では16年ぶりの公開となる。合計52点のゴッホ作品を一堂に鑑賞でき、ヘレーネ・クレラー=ミュラーの足跡にも触れられる貴重な展覧会。この機会にしっかりと鑑賞しておこう。【開催情報】『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』9月18日(土)~12月12日(日)、東京都美術館にて開催
2021年09月22日フィンセント・ファン・ゴッホの世界最大の個人収集家であったヘレーネ・クレラー=ミュラーの収蔵品を中心に、ゴッホを軸とした近代絵画の流れを紹介する『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』が9月18日(土)より東京都美術館にて開催される。同展のアンバサダーに就任したのは、数多くの映画やドラマで活躍する女優・浜辺美波。音声ガイドにも初挑戦を果たした彼女に、ゴッホ作品の魅力と展覧会の見どころを語ってもらった。同世代の人たちにもぜひ見に来てほしい−−先程、収録を終えたとお伺いしました。音声ガイドのナレーターを務めるのは初めてとのことでしたが、やってみていかがでしたか?まずは鑑賞の邪魔しないようにしながら、感情をこめてゆっくりと話すことを念頭に置き、鑑賞される方が展覧会をより楽しめるといいなと思いながら取り組みました。今回の音声ガイドでは、ゴッホが作品を描いていた当時はどのような人生を送っていたのか、また、個人としては世界最大級のゴッホ作品のコレクターであったヘレーネ・クレラー=ミュラーの考え方などについて主に朗読しています。展覧会の展示作品は彼女が熱心に収集したコレクションが中心になっているんです。収録の前は台本だけでなく、作品や美術館に関する資料もたっぷり送ってもらいました。事前に資料を読んでいると、この作品を生で見てみたいとか、この画家はこんな体験をしていたなんて! など驚くこともたくさんありました。−−普段から美術展などにはよく行かれるんですか?職業柄、いろいろなものに触れて感性を磨いていきたいと思っていて、ここ数年は意識して美術館に足を運ぶようにしています。とはいうものの、そこまで美術に詳しいわけではないので、このお話をいただいてからは、より意識的に本を読んだり資料を見たりしていました。アンバサダーを務めるということで、展覧会の素晴らしさを伝えるだけではなく、自分でもなにかを掴みたいと考えています。同世代の人たちにもぜひ来てもらいたいですね。感情を揺さぶられるゴッホやルドンの作品−−具体的に楽しみにしている作品はありますか?フィンセント・ファン・ゴッホ 《夜のプロヴァンスの田舎道》 1890年5月12-15日頃油彩、カンヴァス90.6×72cmクレラー=ミュラー美術館蔵(c)Kröller-Müller Museum, Otterlo, The Netherlandsやっぱり16年ぶりに来日する《夜のプロヴァンスの田舎道》ですね。ゴッホが亡くなる2か月前に描いた作品で、ゴッホの代表的なモチーフである「糸杉」シリーズのなかでも傑作とされているものです。もうひとつ、強く心に残った作品は《祈り》です。この作品は、ゴッホが当時お付き合いしていた女性がモデルになっている作品です。それまで私が抱いていたゴッホの作品とは色調が異なることも印象に残ったのですが、画面の女性がなにかを思って、願って、祈っていることが伝わってきて、感情が揺さぶられました。実際の作品を見たら、自分はどういう気持になるんだろうと今から見るのを楽しみにしている作品です。みなさんにも会場で見てみてもらいたい作品のひとつです。フィンセント・ファン・ゴッホ 《祈り》 1882年12月/1883年4月鉛筆・リトクレヨン・淡彩・版画用インク・油彩・不透明水彩、紙62.4×39.8cmクレラー=ミュラー美術館©Kröller-Müller Museum, Otterlo, The Netherlands−−今回は、ゴッホの才能をブレイク前に見抜き、さまざまな作品を収集したヘレーネ・クレラー=ミュラーの審美眼も見どころのひとつですね。オディロン・ルドン 《キュクロプス》 1914年頃油彩、板に貼った厚紙65.8×52.7cmクレラー=ミュラー美術館蔵©Kröller-Müller Museum, Otterlo, The Netherlandsヘレーネは、ゴッホ以外の作品も収集していたんですよ。そのなかでオディロン・ルドン の《キュクロプス》は実際の絵を見てみたい作品の一つです。ギリシャ神話に出てくる一つ目の巨人を描いた絵です。巨人が片想いをしている女性を見つめている絵なのですけれど、この作品について勉強していたのが深夜だったこともあって非常に印象に残りました。ぞわぞわしましたし、巨人に心の奥底まで見透かされてるような感じがして。この巨人にはかなわないなあって軽く敗北感も感じました。この作品を実際に生で見たらどんな感情になるのだろう? と、いまから楽しみにしています。――ゴッホ、そして同時代の画家たちの作品も楽しめる充実した内容ですね。この展覧会は作品に加えて、私がナレーションを務める音声ガイドのほか、説明文や、展示順番など、だれもが予備知識なく楽しめる構成になっていると思います。ゴッホ作品だけでも52点も展示されていますし、そのほかの作品も充実しています。この貴重な機会を逃さずに、ぜひ気軽に見に来ていただけるといいなと思っています。取材・文:浦島茂世撮影:源賀津己【開催情報】『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』9月18日(土)~12月12日(日)、東京都美術館にて開催※日時指定予約制。詳細は公式サイトへ。
2021年09月15日絵画の見方が変わる!クローン文化財で創作の秘密に迫る、「東京藝術大学スーパークローン文化財謎解き『ゴッホと文化財』展つくる文化∞つなぐ文化」が開催!会場にずらりと並ぶゴッホの傑作、オルセー美術館が誇るセザンヌやゴーギャンの名画の数々……実はこれらはすべて複製品。東京藝術大学のチームが最新テクノロジーを使って作品を分析、色の配合からテクニックまで再現した「スーパークローン文化財」と呼ばれるもの。とはいえ、なぜ、こうした高精細複製品が作られることになったのだろう?そもそも世界中の文化遺産、芸術作品のうち、博物館や美術館に収蔵、保護されているのはごく一部。古代遺跡や石仏などの中には、自然災害や盗難、最近では紛争による破壊などで失われたものも少なくない。一方、収蔵されている作品でも、展示による劣化を防ぐため、保存を優先し一般公開されない例もあるとか。こうした実際に目にすることが困難な文化財も含めて、その価値を広くシェアするためにスーパークローン文化財が注目されているのだという。本展の見どころは、なんといっても複製技術の高さ。ゴッホを中心にしたオリジナルのDNAを受け継いだ“クローン”を見比べる面白さに加え、ゴッホ独自の波打つような筆のタッチ、厚塗りの技法を3Dで再現した展示を見れば、作品の秘密により迫ることができる。そのほか歌川広重らの浮世絵をCGでアニメーション化したり、マネの《笛を吹く少年》を立体的に再現したり。浮世絵の世界が動き出し、絵画から登場人物が原寸大で飛び出してくるのは新鮮な驚き。作品鑑賞に新しい体験を吹き込んでくれるクローン文化財の数々と、ぜひリアルに向き合ってみて。作者の試行錯誤が浮かび上がる!?左・ゴッホは色を混ぜず並べて描くことで、網膜上で色彩が混じり、鮮やかに見える「視覚混合」を狙っていた!右・歌川広重の《名所江戸百景 亀戸梅屋舗》をトレース。完全に重なり合うゴッホの模写。左・フィンセント・ファン・ゴッホ《自画像》(再現)原本所蔵オルセー美術館原本年代1889年右・フィンセント・ファン・ゴッホ《ジャポネズリー梅の開花》(再現)原本所蔵ファン・ゴッホ美術館原本年代1887年名画の登場人物が三次元に。左・印象派の先駆者といわれるマネの油彩画《笛を吹く少年》を、平面で複製。右・オリジナルの絵画を計測してデータ化、三次元で再現。等身大の少年が飛び出してきたかのよう。左・エドゥアール・マネ《笛を吹く少年》(再現)原本所蔵オルセー美術館原本年代1866年右・エドゥアール・マネ《笛を吹く少年》(立体再現)原本所蔵オルセー美術館原本年代1866年「スーパークローン文化財」とは。伝統的な模写・模造技術と最先端のデジタルテクノロジーを組み合わせ、高精度に複製された文化財のこと。例えば壁画を再現する場合は同じ素材を用い、質感の表現はもとより、技法も元の様式に則って再現。時代背景やスピリットまで反映させるという。芸術家の専門知識と感性が必要とされるプロセスである。大正時代に実業家が購入。1945年、神戸空襲で焼失したゴッホの幻の作品、通称“芦屋のひまわり”がスーパークローン文化財として甦る!東京藝術大学スーパークローン文化財謎解き「ゴッホと文化財」展つくる文化∞つなぐ文化そごう美術館神奈川県横浜市西区高島2‐18‐1そごう横浜店6F開催中~8月31日(火)10時~20時(入館は閉館の30分前まで。8/18は19時閉館。※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合あり)会期中無休一般1100円ほかTEL:045・465・5515※『anan』2021年8月11日‐18日合併号より。文・松本あかね(by anan編集部)
2021年08月14日メディコム・トイ(MEDICOM TOY)とMoMAデザインストアがコラボレーション。フィンセント・ファン・ゴッホの絵画デザインの限定ベアブリック(BE@RBRICK)を、2021年8月7日(土)よりMoMAデザインストア 表参道などで発売する。ゴッホの名画「星月夜」デザインの限定ベアブリックメディコム・トイとMoMAデザインストアのコラボレーションによって誕生したベアブリックは、ゴッホの代表作の一つとして知られる絵画「The Starry Night(星月夜、1889年)」がモチーフ。頭や胴体、手足などベアブリックを構成する9つのパーツそれぞれに、繊細なタッチで描かれた鮮やかな絵画が落とし込まれている。また、個体によってグラフィックの出方が異なるのもポイント。1点1点見た目が異なる、スペシャルなベアブリックとなっている。サイズは、全高約70mmの100%と約280mmの400%の2体セットに加え、約700mmの1000%の2種類をラインナップする。【詳細】MoMA Starry Night ベアブリック発売日:2021年8月7日(土)販売店舗:MoMAデザインストア(表参道・京都・心斎橋)、MoMAデザインストア at ロフト(池袋・渋谷・銀座・札幌・仙台)、MoMAデザインストア オンラインストア価格:100%&400% 16,500円、1000% 66,000円※店頭発売分は事前抽選により当選者のみへの販売。(URL:※池袋店、仙台店、札幌店は100%&400%2体セットのみ取り扱い。
2021年07月29日アイドルグループ・関ジャニ∞の安田章大が主演を務めるパルコ・プロデュース『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』が10日、初日を迎えた。小説家・原田マハが5月26日に発売する自身の作品を自ら戯曲化した同作。フィンセント・ファン・ゴッホと彼にまつわる物語を、現代に生きるオークショニストの目線で描く。舞台版では、ゴッホが実際に活躍した19世紀当時を物語の舞台とし、謎に満ちたゴッホとゴーギャンの愛憎入り混じる関係にフォーカスしていく。ポスト印象派の画家としてフランスで活動し、20世紀の美術に大きな影響をもたらしたフィンセント・ファン・ゴッホに安田章大、ゴッホのライバルであり一時期は共に創作活動をしていたポール・ゴーギャンに池内博之、画商としてゴッホを献身的に支える弟のテオに大鶴佐助、ゴッホとゴーギャンの謎に迫るオークショニスト・冴に北乃きい、共に謎を解き明かす社長・ギローに相島一之、同僚・JPに細田善彦、医師・レイほかに金子岳憲、謎の少女クロエとゴーギャンの妻ヴァエホの二役に東野絢香と実力派俳優が集結。今でこそオークションに登場すれば100億円を超える高値で取引され、誰もが知る有名な画家ゴッホ。が、生前はたった一枚しか絵が売れなかったともいわれている。では誰が、何が【ゴッホ】=アートの価値を決めるのか。今回の舞台「リボルバー」では、かつて現実の世界で生きていた生身の人間・ゴッホを描くことで、価値のあるなしにかかわらず、画家が作品に込めた思いは普遍的なのだというテーマをあぶり出す。奇しくもゴッホの享年と同じく今年37歳となる安田が、孤高のアーティスト・ゴッホの謎に満ちた生涯を、等身大の人物として演じていく姿に注目となっている。○原田マハ コメント文字の世界で生まれた登場人物たちが、舞台上で立ち上がり、動き出す。まるで夢を見ているよう。ゴッホとゴーギャンの間に何が起こったのか、歴史の目撃者になる気分です。ゴッホの圧倒的な魂の叫び、ゴーギャンのゴッホに対する嫉妬と賛美、テオと冴のゴッホの絵を巡るデュエット、ギローのオークションさばき、JPのオタク炸裂の長セリフ、医師レイと警官が放つ真逆のゴッホ評、ヴァエホの切ない涙。いずれのシーンもそれぞれに圧巻です。稽古場を見学した際に、ゴッホとゴーギャンが反発し合いながらも最終的には心を通わせ、パラレルに進む現代のゴッホ研究者・冴と仲間たちが次第に彼らに心を寄り添わせていく。微妙な心情の変化が演技によって醸し出されるのには引きつけられました。演劇ならではの臨場感と、稽古を重ねていくほどに進化する様子には心が躍りました。ゴッホとゴーギャンとともに濃厚な時間を共有し、彼らの情熱を受け止めて下されば嬉しく思います。○行定勲 コメント稽古期間は、ゴッホとゴーギャンを歴史に残る偉人として描くのではなく、俳優たちと共に彼らの心情を探りながら意見を交わし、ひとりの人間として純粋に芸術に向き合う姿を追い求める貴重な時間でした。この作品は、芸術家や表現者なら誰しもが共感するような苦悩が描かれています。そして、人間は何をみて価値を決めるのか、その尊さや愚かさを感じて頂けたら嬉しいです。この状況下で大変なときに、足を運んでくださる観客の皆様に感謝します。この一年は、芸術は本当に必要なのか?何のためにあるのか?と真剣に、考えてきました。奇しくもこの作品が、今上演されることに大きな意味を感じます。芸術の価値はどうやってつけられるのか、観たあとに考えてみて欲しいです。出来れば画集を開いて劇中に登場するゴッホやゴーギャンの残した絵画を改めて観て欲しいです。きっと、今までにない感情が湧き起こるはずだと信じています。○安田章大 コメント作品を通して、これまでの過去にない、みなの創造を越えた人間らしい19世紀の人達が生き還りました。「19世紀と21世紀が織り混ざりいつの間にか観てる自分も引き込まれている」というのが印象的です。僕自身の役柄的見どころといえば、神格化されていない人間・ゴッホが、現代口語を使って会話している所かもしれませんね。作品全体の魅力は19世紀の人々、21世紀の人々を演じる役者8人が絶妙に絡み合う事で物語が加速していき、気がつけば知らない時空に、誰もが当事者としてタイムトリップしていくと思います。皆さんはどの真実を信じますか?あなたが"視て、聴いて、感じた確かなモノ"を"人生の糧の種を"を手に入れるチャンスかもしれません。リボルバーに翻弄され過ぎませんように。○池内博之 コメント日々の稽古で色々な発見があり、常に進化しているのではないかと思っています。お恥ずかしい話、ゴッホやゴーギャン、ひまわりの絵や名前は知っていましたが、詳しくは知らなかったので、原田マハさんの小説は非常に面白く、勉強になりました。稽古期間中に皆さんで、美術館へ「ひまわり」を見に行ったのですが、まさかこんな近い所にあるなんて!と、びっくりしました。確かに、当時の他の作品と全く違う、なんとも言えない強さと怖さ、そしてキャンバスから今にも飛び出しているかのような不思議さを感じました。私が演じるゴーギャンはもう完全にゴッホとは真逆のタイプですよね。僕が好きなのは2人の共同生活の場面。たった2ヶ月だけど、これが歴史に残る程にまでなった期間です。もう凄すぎます。最終的にはバラバラになってしまうタイプの違う2人がここで色々と刺激し合うわけです。確かに、2人の作品を見るとそれがよく分かるし、そんなドラマがあったのかと知りながら実物を見たらたまりませんね。是非とも公演を観た後、美術館へ足を運んで、本物のゴッホ、ゴーギャンの作品に触れてみてください。あの絵の前に立つとほんと引き込まれていきそうです。アートになじみがない方にも、よくご存知な方にも楽しめる作品になっていると思います。是非楽しんでいってもらえると嬉しいです。○大鶴佐助 コメントまずは無事幕が開けられる事に感謝の気持ちでいっぱいです。稽古場では、安田さん池内さんと毎日沢山ディスカッションし、21世紀メンバーの皆さんとも意見交換をし、マハさんの地図を頼りに行定さんの舵取りを信じ、みんなで初日に漕ぎ着けたと思います。でもここからが本当の船出で、公演ごとに皆さんと一緒にどんな旅ができるのか楽しみです。世界で初めてゴッホの作品を目撃し、魅了され、愛し、苦悩したテオの兄への愛憎。ゴーギャンに「星月夜」を情念の炎を燃やし冴と共に語りかけるシーン、ゴッホの生き様、ゴーギャンの後悔、ギローJPの心の変化、絵では無くリボルバーを通して21世紀の人達が彼等と繋がっていくのがとても儚くも美しく感じました。たった1つのリボルバーが時空を超え人々を翻弄する。皆さんもその翻弄される人の1人にする事ができれば嬉しいです。劇場でお会いしましょう。○北乃きい コメントこの状況下でのお稽古だからこそ絆や結束力がより深まったと思います。美術館でキャストの皆様とゴッホのひまわりを鑑賞したり、ゴーギャンの作品を観に行った時に、マハさんに解説をして頂いたのですが、そのお姿を観察して冴の役作りとして、ゴッホとゴーギャンに対する情熱や純度を上げていく上でとても良い経験になりました。そして、繊細で迫力があり、いつまでも心に残り続ける作品を作られる行定さんの演出によって、毎日少しずつ冴ができあがっていくのがとても嬉しいですし、そこにしがみついていくのに必死ですが、そんな時間が幸せです。作品だけではなく、登場人物一人一人のキャラクターも心に残ると思います。彼ら全員が夢に向かって生きています。そうやって、人が何かを追い求めて一生懸命生きている姿は、観ている人に何かを伝える力になると思います。彼らの姿、そしてゴッホの生き様を観て頂きたいです。キャスト、スタッフ全員、全身全霊で取り組み、作り上げたこの作品を皆様に届けられる事をとても嬉しく思います。お客様の心にどう届くのか。それがとても楽しみです。撮影:宮川舞子
2021年07月10日2021年5月21日付にて、YouTubeチャンネル『ヴァンゆんチャンネル【VAMYUN】』では、ファッションショーの動画を配信中です。YouTuberのヴァンゆんは、2020年8月にアパレルブランド『UMVAMY(アンバミー)』を立ち上げており、今回は同ブランドの新作発表で、ヴァンゆんのヴァンビさんとゆんさんがモデルとしてファッションショーを披露。美男美女といわれる2人が『1週間のカップルコーデ』を着用し、ショーが展開されていきますが、ただのファッションショーではないようです。まずは、動画をご覧ください。前半のヴァンゆんの2人は、『脱いでもスゴイ』という設定のようで、登場の仕方がなかなか強烈でした。アナウンスに合わせ、まるで海外のホームドラマのようなコントを交えた展開もとてもユニーク。服の方も、同じデザインでも『色違い』というだけで、服の印象がガラリと変わってしまうところに配色のセンスが感じられました。ロゴデザインもオシャレで、ところどころに工夫がほどこされ、『おうち時間』に心地よく着られそう。隠れ巨乳や隠れマッチョ姿では服がはち切れんばかりでしたが、2人の息の合ったコンビネーションで楽しく演出しながら、どんな服もモデルのように着こなしてるところも、さすがでしたね。それにしても、あの巨乳とマッチョのコスプレ衣装は、どこで手に入れたのでしょうか…。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年06月28日原田マハの小説『リボルバー』が舞台化。『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』として、2021年7月10日(土)から8月1日(日)まで東京・パルコ劇場で、8月6日(金)から8月15日(日)まで大阪・東大阪市文化創造館で上演される。主演は、関ジャニ∞の安田章大が務める。原田マハの小説『リボルバー』が舞台化『リボルバー』は、「ひまわり」などの作品で親しまれる有名画家フィンセント・ファン・ゴッホの死をめぐる謎に、現代のオークショニストが迫るアートミステリー小説。同作品を舞台化した『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』では、原作者である原田マハ自身が戯曲を手掛け、謎に満ちたゴッホとゴーギャンの愛憎入り混じる関係にフォーカスする。<あらすじ>パリの小規模なオークション会社に勤めるオークショニスト・高遠冴はゴッホとゴーギャンについての論文を準備中だった。そんな彼女のもとに古びた拳銃が持ち込まれた。出品者はゴッホの自殺に使われたものだという。その真実を探るために冴は、ゴッホとゴーギャンの謎に満ちた関係の調査を始める。そして、誰も知らない歴史上の真実を掘り当てる。それは、ゴッホの死にゴーギャンが関わっているという驚くべきものだった…。ゴッホ役に関ジャニ∞の安田章大『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』で、ポスト印象派の画家としてフランスで活動したゴッホを演じるのは、関ジャニ∞としてはもちろん、俳優としても活躍する安田章大だ。池内博之や北乃きいも出演また、ゴッホのライバルであり一時期は共に創作活動をしていたゴーギャン役には、『アウトレイジ 最終章』『食べる女』などの池内博之を起用した。その他、ゴッホとゴーギャンの謎に迫るオークショニスト・冴役を北乃きいが務めるほか、大鶴佐助、相島一之、細田善彦、金子岳憲、東野絢香も参戦。若手からベテランまで実力派の俳優陣が、孤高のアーティスト・ゴッホの謎に満ちた生涯を描いた作品に挑む。演出に『世界の中心で、愛をさけぶ』『劇場』の行定勲演出は、『世界の中心で、愛をさけぶ』『劇場』など映画監督として数々の名作を生みだしてきた行定勲が担当。15年に演出を務めた「タンゴ・冬の終わりに」で第18回千田是也賞に輝くなど高い評価を受けている行定が、6年ぶりに舞台演出を手掛ける。詳細『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』期間・会場:・2021年7月10日(土)~8月1日(日):パルコ劇場・2021年8月6日(金)~8月15日(日):東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール作:原田マハ演出:行定勲出演:安田章大、池内博之、大鶴佐助、北乃きい、細田善彦、金子岳憲、東野絢香、相島一之美術:堀尾幸男音楽:斎藤ネコ照明:佐藤啓音響:井上正弘衣裳:伊藤ハンス衣裳スーパーバイザー:阿部朱美ヘアメイク:鎌田直樹演出助手:長町多寿子舞台監督:本田和男■チケット<東京>発売日:2021年6月12日(土)チケット料金:12,000円(全席指定・税込)プレイガイド:チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス※チケットの申し込みは、一人1公演につき2枚まで※各プレイガイドでのチケット取扱いは先行販売、一般発売ともウェブのみとなる問い合わせ先:パルコステージTEL 03-3477-5858(時間短縮営業中)<大阪>発売日:2021年7月3日(土)チケット料金:S席12,000円A席11,000円(全席指定・税込)プレイガイド:チケットぴあ、ローソンチケット 、イープラス、CNプレイガイド問い合わせ先:キョードーインフォメーションTEL 0570-200-888(11:00~16:00/日祝休業)
2021年06月05日関ジャニ∞の安田章大が主演を務めるパルコ・プロデュース「リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~」の全キャストが決定。併せてビジュアルが公開された。原作は、5月26日(水)に発売された原田マハの『リボルバー』(幻冬舎刊)。フィンセント・ファン・ゴッホの死をめぐる謎に、現代のオークショニストが迫るアートミステリーだ。本作の舞台化に当たり、原田自らが初めて舞台戯曲の筆を執り、小説版とは異なる新たな物語として立ち上げる。舞台版は、ゴッホが実際に活躍した19世紀当時を物語の舞台とし、謎に満ちたゴッホとゴーギャンの愛憎入り混じる関係にフォーカス。2015年の『タンゴ・冬の終わりに」で第18回千田是也賞を受賞するなど高い評価を受けた映画監督の行定勲が6年ぶりに舞台演出を手がける。そして、ポスト印象派の画家としてフランスで活動し、20世紀の美術に大きな影響をもたらしたフィンセント・ファン・ゴッホを演じるのは、関ジャニ∞としては、もちろんのこと、俳優としても活躍がめざましい安田章大。さらにこの度、ゴッホのライバルであり一時期は共に創作活動をしていたゴーギャンに池内博之、画商としてゴッホを献身的に支える弟のテオに大鶴佐助、ゴッホとゴーギャンの謎に迫るオークショニスト・冴に北乃きい、共に謎を解き明かす社長・ギローに相島一之、同僚・JPに細田善彦、医師・レイほかに金子岳憲、謎の少女クロエとゴーギャンの妻ヴァエホの二役に東野絢香と、若手からベテランまで実力派の俳優陣が顔を揃えた。併せて、ゴッホの象徴でもあるひまわりの生花をリボルバーにみたて、こめかみにあてた安田のメインビジュアルが公開に。今でこそオークションに登場すれば100億円を超える高値で取引され、誰もが知る有名な画家ゴッホ。しかし、生前はたった一枚しか絵が売れなかったともいわれている。では、誰が、何が【ゴッホ】=アートの<価値>を決めるのか。今回の舞台「リボルバー」では、かつて現実の世界で生きていた生身の人間・ゴッホを描くことで、価値のあるなしにかかわらず、画家が作品に込めた思いは普遍的なのだというテーマをあぶりだす。奇しくもゴッホの享年と同じく今年37歳となる安田が、孤高のアーティスト・ゴッホの謎に満ちた生涯を、等身大の人物としてどう演じるのか注目してほしい。【公演概要】パルコ・プロデュース「リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~」作:原田マハ / 演出:行定勲出演:安田章大 池内博之 大鶴佐助 / 北乃きい 細田善彦 金子岳憲 東野絢香 相島一之企画・製作:株式会社パルコ公式サイト: ●東京公演会場:PARCO劇場公演日程:2021年7月10日(土)~8月1日(日)チケット発売日:2021年6月12日(土)チケット料金:12,000円(全席指定・税込)お問合せ:パルコステージ 03-3477-5858(時間短縮営業中)●大阪公演会場:東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール公演日程:2021年8月6日(金)~15日(日)チケット発売日:2021年7月3日(土)チケット料金:S席 12,000円 / A席 11,000円(全席指定・税込)お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00 / 日祝休業)
2021年05月28日関ジャニ∞ 安田章大主演舞台、パルコ・プロデュース『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』が、7月より東京・PARCO 劇場、8 月より大阪・東大阪市文化創造館 Dream House 大ホールにて、上演されることが決定した。本作は、2020年2月から2021年2月まで『小説幻冬』(幻冬舎)で連載された原田マハ著『リボルバー』を舞台化した作品。本作の舞台化に当たり、原田自らが筆を執り、小説版とは異なる新たな物語として立ち上げる。舞台版は、ゴッホが実際に活躍した19世紀当時を物語の舞台とし、謎に満ちたゴッホとゴーギャンの愛憎入り混じる関係にフォーカスしていく。演出を手掛けるのは、映画監督として数々の名作を生みだしてきた行定勲。舞台演出としても、2015年に演出を手掛けた『タンゴ・冬の終わりに』以来、6年ぶりの舞台演出を手掛ける。主演を務めるのは、約1年半ぶりの舞台出演となる関ジャニ∞の安田章大。オランダに生まれ、ポスト印象派の画家としてフランスで活動し、20世紀の美術に大きな影響をもたらしたフィンセント・ファン・ゴッホを演じる。●安田章大 コメント実在する人物を演じるのは初めてで、しかもゴッホというすごく著名な人。でも、現時点でこの世に生きている人は、誰も彼の実際の姿を知らないし、正解の人物像もない。本当の正解を知らないからこそ、人それぞれのゴッホ像があり、可能性が無限にあると感じています。なので、ご覧いただいた方皆さんに納得してもらえるように演じる自信がありますし、そういう覚悟を持ってステージに立ちます。PARCO劇場で上演された三谷幸喜さんの「12人の優しい日本人」が大好きで何度もDVDを見ていました。ついに、その場所に立てるなんて、不思議な感じです。関ジャニ∞のメンバーは、まだ誰も立っていない舞台なので、ほかのメンバーにもきちんと、バトンを繋げることができたらうれしいです。昨年はグループでの活動をメインに集中しようと自分の中で決めていたので、今作が1年半ぶりの舞台となります。ライブということをとても大切に感じている僕としては、この状況下で、ファンの方と直接会える環境を作れて幸せですし、観に来てくださる方々の心を動かす作品にしたいです。作品に触れることで、心の機微を感じることができ人生を動かすこともある、それがアートだと思っています。無名の画家だったゴッホは、死後その名を世界中に轟かせ、いまや作品は億を超える価値となっているので、この「リボルバー」の1公演も、お客様にとってそのくらいの価値と感じていただけるような舞台にしたいです。●行定勲 コメントゴッホとゴーギャンという誰もが知っているスターであるふたりの愛憎関係とゴッホの死への境地。卓越した視点で美術史に深く切り込んできた小説家の原田マハさんが革新的な解釈でふたりを照射する。安田章大さんは、どことなく風貌がゴッホに似ているじゃないか。彼がゴッホと同化する姿を想像するだけで楽しみです。私にとって6年ぶりの舞台演出になりますが、これまでにない時空を超えたスケールに緊張するとともに胸が高鳴っています。●原田マハ コメントゴッホは自殺したと言われているが真相は定かではない。本作は、ゴッホが自殺に使ったとされる拳銃がパリのオークションに登場した事実に取材し、ゴッホがいかにして“ゴッホ”になったかを読み解く物語である。ゴッホ役の安田章大さんはまっすぐアートに向き合う等身大の“ゴッホ”を演じて下さるだろう。演出の行定勲監督は芸術家たちの心情をあぶり出すに違いない。この舞台で、誰も見たことがない“ゴッホ”が誕生するはずだ。パルコ・プロデュース『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』東京公演:2021年7月 PARCO劇場京都公演:2021年8月 東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール作:原田マハ演出:行定勲主演:安田章大※詳細は随時発表:
2021年03月15日アイドルグループ・関ジャニ∞の安田章大が、パルコ・プロデュース『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』の主演を務めることが14日、明らかになった。小説家・原田マハが5月26日に発売する自身の作品を自ら戯曲化した同作。フィンセント・ファン・ゴッホと彼にまつわる物語を、現代に生きるオークショニストの目線で描く。舞台版では、ゴッホが実際に活躍した19世紀当時を物語の舞台とし、謎に満ちたゴッホとゴーギャンの愛憎入り混じる関係にフォーカスしていく。演出を手掛けるのは、映画監督として数々の名作を生みだしてきた行定勲。15年に演出を手掛けた『タンゴ・冬の終わりに』で第18回千田是也賞を受賞するなど高い評価を受けており、6年ぶりの舞台演出を手掛ける。主演の安田は、オランダに生まれ、ポスト印象派の画家としてフランスで活動し、20世紀の美術に大きな影響をもたらしたフィンセント・ファン・ゴッホ役に挑む。共同アトリエ「黄色い家」でゴーギャンと切磋琢磨して創作活動に挑むも、生前は決して評価されずに37年の生涯を閉じたゴッホを演じていく。舞台としては2019年の『忘れてもらえないの歌』より約1年半ぶりの出演となる。東京公演はPARCO劇場にて2021年7月、大阪公演は東大阪市文化創造館 Dream House 大ホールにて2021年8月を予定している。○原田マハ コメントゴッホは自殺したと言われているが真相は定かではない。本作は、ゴッホが自殺に使ったとされる拳銃がパリのオークションに登場した事実に取材し、ゴッホがいかにして【ゴッホ】になったかを読み解く物語である。ゴッホ役の安田章大さんはまっすぐアートに向き合う等身大の【ゴッホ】を演じて下さるだろう。演出の行定勲監督は芸術家たちの心情をあぶり出すに違いない。この舞台で、誰も見たことがない【ゴッホ】が誕生するはずだ。○行定勲 コメントゴッホとゴーギャンという誰もが知っているスターであるふたりの愛憎関係とゴッホの死への境地。卓越した視点で美術史に深く切り込んできた小説家の原田マハさんが革新的な解釈でふたりを照射する。安田章大さんは、どことなく風貌がゴッホに似ているじゃないか。彼がゴッホと同化する姿を想像するだけで楽しみです。私にとって6年ぶりの舞台演出になりますが、これまでにない時空を超えたスケールに緊張するとともに胸が高鳴っています。○安田章大 コメント実在する人物を演じるのは初めてで、しかもゴッホというすごく著名な人。でも、現時点でこの世に生きている人は、誰も彼の実際の姿を知らないし、正解の人物像もない。本当の正解を知らないからこそ、人それぞれのゴッホ像があり、可能性が無限にあると感じています。なので、ご覧いただいた方皆さんに納得してもらえるように演じる自信がありますし、そういう覚悟を持ってステージに立ちます。PARCO劇場で上演された三谷幸喜さんの『12人の優しい日本人』が大好きで何度もDVDを見ていました。ついに、その場所に立てるなんて、不思議な感じです。関ジャニ∞のメンバーは、まだ誰も立っていない舞台なので、ほかのメンバーにもきちんと、バトンを繋げることができたらうれしいです。昨年はグループでの活動をメインに集中しようと自分の中で決めていたので、今作が1年半ぶりの舞台となります。ライブということをとても大切に感じている僕としては、この状況下で、ファンの方と直接会える環境を作れて幸せですし、観に来てくださる方々の心を動かす作品にしたいです。作品に触れることで、心の機微を感じることができ人生を動かすこともある、それがアートだと思っています。無名の画家だったゴッホは、死後その名を世界中に轟かせ、いまや作品は億を超える価値となっているので、この『リボルバー』の1公演も、お客様にとってそのくらいの価値と感じていただけるような舞台にしたいです。
2021年03月14日男女YouTuberコンビ・ヴァンゆんが7日、大阪・京セラドーム大阪で開催されたファッションイベント「KANSAI COLLECTION(関西コレクション) 2021 SPRING & SUMMER」にスペシャルゲストとして登場した。2人は昨秋に日本初上陸したばかりの韓国の人気セレクトショップ「ALAND」のステージに登場。ヴァンビはピンクのニット帽にビックサイズのトップスとパンツ、ゆんは透け感のあるシャツに白のロングブーツというスタイル。ランウェイの先端では、ヴァンビが膝を立ててしゃがみ、その膝にちょこんとゆんが座り2人でお揃いのポーズをキュートに決めていた。「KANSAI COLLECTION(関西コレクション)」は2011年2月に大阪で誕生した日本最大級のファッションイベント。20回目となる今回は「つきぬけろ。」をテーマに、ファッションショーやアーティストライブなどを開催する。なお、昨年3月に開催予定だった「KANSAI COLLECTION 2020 SPRING & SUMMER」が新型コロナウイルスの感染拡大によって中止となり、今回の開催は約1年半ぶりとなる。
2021年03月07日話題のYouTuberヴァンゆんがつかんだ夢。本当はカップル?気になりすぎる二人が現在の人気について、これからの野望について語ります。――最近嬉しかったことや辛かったことはなんですか?ヴァンビ:テレビに出るようになったらファン層が広がって、子連れの主婦の方からも声をかけてもらったり、同級生から連絡が来るようになったこと。自慢の同級生になれたのは嬉しい。胸を張って同窓会に行けるようになりました!(笑)ゆん:私は、家族みんなが大好きなテレビ番組『逃走中』に出られたことが嬉しかった。16歳でアイドルになり、何度も挫折を繰り返しながら10年間夢を諦めずに頑張ってきたという過程は辛かったけど、今ようやく、テレビに出られるくらい有名になるという夢が叶いました。ヴァンビ:積み上げてきた失敗があったからこそ成功できたのかも。ゆん:私たち似てるよね。私はアイドル、ヴァンビくんはバンドマンで挫折して、ハングリー精神とストイックさだけでここまでやってきたけど、今年はついに歌やスタイルブックまで出せるようになれた。正直、こんなふうになれると思ってなかったから、苦しかった10代の自分に教えてあげたい。「そのまま信じて頑張って」って。――デビューシングル『ラ・ラ・ランデヴー!』はカラオケで盛り上がりそうな楽しい曲ですね。ヴァンビ:1曲で、見て、歌って、踊って楽しい究極のエンターテインメントです。令和を代表するカラオケソングにしたい!ゆん:“ランデヴー”ってキャッチーなフレーズだから、みんなにたくさん歌ってもらいたいね!――そしてスタイルブック『ヴァンゆんの万有引力~人を惹きつける魅力の秘密~』は、二人の幼少期の話から人気YouTuberになるまで盛りだくさんの内容で。ヴァンビ:ここまで過去を掘り下げて、YouTuberになるまでの経緯を明かしたのは初めて。ゆん:私たちの秘密がいっぱい詰まっているし、メイク方法や体力対決、100の質問やレシピ…いろんな企画に挑戦しました。最後に手紙を書き合ったんだけど、これは本が発売になるまでお互いに見ないでおこうねって約束なの。(※取材時は書籍発売前)ヴァンビ:楽しみだね。ゆん:ヴァンビくん、まさかふざけて書いてないよね?ヴァンビ:それはどうかな~(笑)。――今後の野望を教えてください。ゆん:私はなんでもやりたい。商品プロデュースもやってみたいし、今年は歌を出せたから、いつかは武道館にも立ちたいな!ヴァンビ:僕の一番の夢は、死んでからも歴史に名を残す“時空を超えたエンターテイナー”になること。ひとまずその第一歩として、来年はギネス取ります!“パンツの早ばき”は僕らすでに動画でやっていて、ギネス記録超えてるんで、正式記録にすればOK!あとは靴下の早脱ぎとかかな…?ゆん:着たり脱いだり(笑)。でもヴァンビくんに言われて私も、それまでNGだった“鼻毛GOSSOでヤクルト何本持てるか”とか“全身タイツ着てローション相撲”とかやるようになったので、そのプロデュース力を信じて、これからも体を張って頑張っていきたいです(笑)。ヴァンビくんへいつも私のことを見て、いいところを引き出してくれるヴァンビくん。そのプロデュース能力を尊敬しています。ヴァンビくんに育ててもらっているおかげで私の引き出しはいっぱい増えたよ。ありがとう。これからもよろしくね!ゆんちゃんへこの前ソロの仕事を受けた時、めちゃくちゃ心細くて…よく一人でテレビに出てるゆんちゃんの気持ちが初めてわかり、すごいなって思った。ゆんちゃんがいるから、そしてヴァンゆんだからヴァンビでいられると再確認しました。VAMYUNヴァンビとゆんの2人組YouTuberで、チャンネル登録者数は220万人超。YouTuberでは初めて大手芸能事務所に所属、デビューシングル『ラ・ラ・ランデヴー!』をリリースしたり、スタイルブック『ヴァンゆんの万有引力~人を惹きつける魅力の秘密~』(KADOKAWA)を出版するなど、快進撃を続けている。Yun12月5日生まれ、愛知県出身。2017年にYouTubeにて「ゆんちゃんねる」をスタート。その後、ヴァンビと「ヴァンゆんチャンネル」も開始。ソロではタレント業やモデル業、商品プロデュースなど活躍の場を多岐に広げている。Vambi7月10日生まれ、東京都出身。ビジュアル系バンドからYouTuberに転身。2017年にゆんと一緒に「ヴァンゆんチャンネル」をスタート。動画編集や映像制作をはじめとしたプロデュース作業を主に行っている。ヴァンビさん・ロングシャツ¥16,500(ケンテ/ケンテ カスタマーセンター TEL:03・4330・0336)カットソー¥12,000(ロットワイラー/アドナスト TEL:03・5456・5821)パンツ¥36,000(ノルノ/ザ・PR TEL:03・6803・8313) ゆんさん・ガウン¥21,900(インティミッシミ/エイチスリーオー ファッションビュロー TEL:03・6712・6180)セットアップ¥12,800(ラヴィジュール/ラヴィジュール カスタマーセンター TEL:03・4330・0336)イヤリング¥13,600(ソムニウム TEL:03・3614・1102)※『anan』2020年12月23日号より。写真・樽木優美子(TRON)スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・NAYA取材、文・若山あや(by anan編集部)
2020年12月23日ユニバーサル・ピクチャーズが、『ヴァン・ヘルシング』をリブートさせることがわかった。プロデューサーはジェームズ・ワン。監督には『オーヴァーロード』のジュリアス・エイヴァリーが決まっている。エイヴァリーは、現在、脚本のリライトを行っているところらしい。キャスティングについてはわかっていない。ヴァン・ヘルシングは、モンスターハンター。1992年の『ドラキュラ』ではアンソニー・ホプキンス、2004年の『ヴァン・ヘルシング』ではヒュー・ジャックマンが演じた。ジャックマンの『ヴァン・ヘルシング」はシリーズ化が想定されていたが、興行成績がふるわなかったことで断念されている。文=猿渡由紀
2020年12月02日男女YouTuberコンビ・ヴァンゆんが歌手デビューし、11月12日に配信シングル「ラ・ラ・ランデヴー」(ソニー・ミュージックレコーズ)を発売することがわかった。11日に開催されたYouTube最大のイベント「YouTube FanFest 2020」(YTFF)でメインMCを務めたヴァンゆん。イベント内で、告知動画と共に自ら歌手デビューを発表した。かつてバンドマンだったヴァンビは「こうやってまたアーティストとして活動出来るなんて夢にも思っていなかったです。一言で言うと激エモ(笑)」と喜びをあらわに。「目標は、アーティストの成功者の証でもある日本武道館でのステージ。いつか必ず実現したいと思います」と決意を語る。元アイドルのゆんも「お互いに、昔はアイドルとバンドマンとして活動をしていましたが、一度諦めた音楽を、こうしてヴァンゆんとして、ふたたび活動ができることを本当に嬉しく思います」とコメントし、「YouTube上でしか会えていなかった方々と、音楽を通じて直接声を耳に、心に直接触れられたら」と期待を膨らませた。
2020年10月12日ヴァン・ヘイレンを初めて聞いたのは、1978年、もうすぐ春休みになるころの中学1年生だった。ラジオから流れたユー・リアリー・ガット・ミーはAMのしょぼいラジオでも、今まで聞いたことのない並外れたディストーションのギターサウンドだった。デビューしたばかりのバンドという紹介だった。当時、ストラトの安物コピーモデルとMaxonのD&S IIを持っていたが、セミの鳴き声みたいな音しか出せなかった。一体何を使ったらこんな荒々しくもクリアなサウンドが出せるのだろう? と鳥肌が立った。次の日、学校が終るとその足で秋葉原の石丸電気に出向き、ヴァン・ヘイレンのデビューアルバム「炎の導火線」を買った。僕は当時、「レコードを買うなら石丸」と決めていた。今では当たり前だが、レコードを買うと10%分程度のレコードポイント券がもらえたのだ。そんなサービス、まだどこもやってなかった。それにLPを1枚買うと、レジカウンターの上に並んでいるポスターが1枚と、なぜか明治ミルクチョコレートも1枚もらえた。考えてみたらLP1枚買うのに電車賃をかけて得なのか損なのかわからないが、正月明けにお年玉を携えて、5枚くらい一気にLPを買うのが何よりも楽しみだった。家に帰りつき、ターンテーブルにLPを乗せ音が出るのを、緊張して待った。なにやら近未来的な音から一転、やはりAMラジオとは比べものにならない、クリアなのに荒れ狂ったようなディストーションのリフが始まった。「Runnin’ with the Devil(悪魔のハイウェイ)」だった。こんな激しいギターサウンドなのに意外なことにコーラスが澄んだ声でとてもキレイだったことに驚いた。ボーカルがあるところではギターのボリュームでディストーションをコントロールしているようで、繊細な歪みが出ていた。2曲目の「Eruption(暗闇の爆撃)」はジャケットを見ながら「なんでこんなに短いんだろう?」と首をかしげていたら、丸ごとギターソロである。また、0:59あたりが何をどうやったらこんなに早く弾けるのだろう? とまた、鳥肌を立てた。当時はロックミュージシャンが動いているところなんて、ライブでも行かない限り見られなかった。テレビでもめったに流れないしYouTubeなんて当然なかった。後に、雑誌Player(だと思う)でエドワード・ヴァン・ヘイレン特集で「ライトハンド奏法」という思いもしなかった右手の人差し指でフィンガーボードを直接叩くというやり方で超絶スピードを実現していたと知った。早速、セミみたいなギターで練習した。意外にそれっぽく聞こえることがわかり感動した。でも全然違った。決定的に異なっていた。ギターソロの凄みに打ちのめされながら3曲目が始まる。ラジオで聞いた「You Really Got Me(ユー・リアリー・ガット・ミー)だった。ステレオでキチンと聞くイントロは本当に、今まで聞いてきたどのロックギターの音とも違った。異次元だった。1音半~2音のチョーキングの多用、一瞬だけ入るライトハンド、こすりつけるようなカッティング、絶妙なトレモロのタイミング、隙があれば挟まれるハーモニクス、どれを取っても素晴らしかった。「炎の導火線」からのプロモーション・ビデオは色とりどりのライト、スモークの演出で笑っていない正統派のハードロック路線だった。ヴァン・ヘイレンの印象が大きく変わったのはアルバム「1984」からの「Jump(ジャンプ)」のビデオからだ。超絶技巧は変わらないが、エディーが終止ニコニコしながら演奏し楽しくてしょうがない感がひしひし伝わってきて、見てるこちらも楽しくなった。同じアルバムから「Panama(パナマ)」もビデオがある。所見ではきっとベスト・ヒットUSAで見たのだと思うが、MTV全盛期のこともあり、これがまあ、バカっぽい(失礼!)楽しい映像だった。ハードロックのギタリストはよく顔をしかめるが(ROLLYさんは「顔で弾く」と言ってます)、エディーはいつもニコニコしていた。このプレイスタイルも既成概念に縛られないエディならではだったろう。エディーのご子息、ウルフギャング・ヴァン・ヘイレンのコメントを引用します。「信じられない思いですが私の父、エドワード・ロードウィック・ヴァン・ヘイレンが今朝がんとの長くつらい戦いに敗れました。私にとって最高の父親でした。ステージのオンとオフ問わず一緒に過ごした全ての瞬間が尊いものでした。心が痛みます。この喪失から完全に立ち直ることは今後ないでしょう。お父さん、本当に愛しているよ」エドワード・ヴァン・ヘイレン2020年10月6日(火)喉頭がんにて死去。享年65。(C)BangMedia僕にとっても、多くの大人になったギターキッズにとっても、この喪失感は消えないだろう。偉大なギタリストのご冥福をお祈り致します。
2020年10月08日タグスワーキングパーティープロダクションズ(TAGS WKGPTY PRODUCTIONS)とゴッホ美術館がコラボレーション。ゴッホの絵画をモチーフにしたウェアやグッズを、ディストリクト ユナイテッドアローズ、ユナイテッドアローズ オンラインストア、トレーディング ミュージアム コム デ ギャルソン 東京ミッドタウンにて2020年10月2日(金)より販売する。タグスワーキングパーティープロダクションズは、グラフィックカルチャーをモチーフにしたデザインを展開するブランド。ウェアから雑貨まで、オリジナルのグラフィックを落とし込んだアイテムを幅広く取り揃える。タグスワーキングパーティー×ゴッホ美術館“大胆”グラフィックプリントのTシャツ今回第2弾となるゴッホ美術館とのコラボレーションでは、ゴッホのコレクションの中でも通好みとされる「Sprig of Flowering Almond in a Glass」、「The Yellow House」、「Sunset in Montmartre」、「Tree Roots」から着想を得たアイテムが登場。白地のTシャツやシャツをキャンバスのように見立て、グラフィックを大胆にプリントした。ゴッホの手紙モチーフ「The Letters」Tシャツから新色もまた、コラボレーション第1弾で発売されたTシャツの限定カラーも展開。ゴッホの手紙「The Letters」を、現代風にアレンジしたグラフィックデザインが印象的だ。ブラック×ホワイトのトートバッグゴッホのメッセージが入ったトートバッグは、黒地に白の文字が映えるシンプルなデザインで、どんなスタイルにも合わせやすそう。コラボレーションならではのスペシャルなアイテムを、ぜひこの機会に。【詳細】タグスワーキングパーティープロダクションズ×ゴッホ美術館発売日:2020年10月2日(金)※一部の商品は10月2日以降の発売取扱店舗:・ディストリクト ユナイテッドアローズ住所:東京都渋谷区神宮前5-17-9 2FTEL:03-5464-2715・トレーディング ミュージアム コム デ ギャルソン 東京ミッドタウン住所:東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン ガレリア1FTEL:03-6804-6607・ユナイテッドアローズ オンラインストア〈アイテム例〉・The Yellow House Tシャツ13,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL・XXL・Tree Roots Tシャツ 13,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL・XXL・Sprig of Flowering Almond in a Glass Tシャツ 13,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL・XXL・Sunset in Montmartre Tシャツ 13,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL・XXL・Tree Roots シャツ 25,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL※ディストリクト ユナイテッドアローズ オンライン限定・Sprig of Flowering Almond in a Glass シャツ 25,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL※ディストリクト ユナイテッドアローズ オンライン限定・ゴッホ メッセージ トートバッグ 8,000円+税カラー:ブラック(2デザイン)※ディストリクト ユナイテッドアローズ限定・パレット Tシャツ 15,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL・XXL※トレーディング ミュージアム コム デ ギャルソン 東京ミッドタウン限定・サイン Tシャツ 15,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL・XXL※トレーディング ミュージアム コム デ ギャルソン 東京ミッドタウン限定
2020年09月28日7月上旬、西新宿に新しいアートスポット、SOMPO美術館が開館しました。ゴッホの超有名な作品《ひまわり》を間近で見られるこの美術館。リニューアル後初の開館記念展『珠玉のコレクション―いのちの輝き・つくる喜び』を取材してきましたので、新しい美術館の内部をたっぷりご紹介します!SOMPO美術館オープン!【女子的アートナビ】vol. 178SOMPO美術館の前身は、現・損保ジャパン本社ビル42階にあった「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」。1976年から43年間もの長い間、ゴッホや東郷青児の所蔵作品を含めたさまざまな企画展を開催していました。同館は2020年3月に閉まり、本社ビル敷地内に建設された地上6階建ての新美術館棟に移転。名称もSOMPO美術館に変更し、この7月にオープンしました。開館記念展では、所蔵作品のなかでも特に人気のある作品約70点を展示。フランス近代絵画や日本画など、多彩なコレクションを楽しめます。5階からスタート新しい美術館の展示室は3つ。エントランスを抜けると、まずはエレベーターで5階に上がっていきます。第1章「四季折々の自然」では、東山魁夷や岸田劉生など日本人画家による作品を紹介。植物や動物、風景を描いた油絵などが並んでいます。この展示室の出口付近にはSOMPO美術館の建築を紹介したコーナーもありました。新しい美術館は、特に外観のフォルムがころんとしてかわいらしいのですが、解説によると「建物自体をひとつの彫刻のようにとらえた」とのこと。訪問の際には、ぜひ美術館の外観もチェックしてみてください。ピカソとも交流…東郷青児って?4階では、第2章「『FACE』グランプリの作家たち」からスタート。『FACE』とは、新進作家を支援するために2012年度から毎年開かれている公募コンクールのこと。そこでグランプリを受賞した現代作家たちによる感性豊かな作品7点がセレクトされています。続く第3章「東郷青児(1897-1978)」では、昭和時代に活躍した画家、東郷青児の作品が並んでいます。1921年から7年間フランスに留学し、ピカソらとも交流のあった東郷の作品は、幻想的な雰囲気の漂う油彩画や甘美な女性像などさまざま。彼の作品のひとつ、《超現実派の散歩》は、美術館のシンボルマークにも使われています。ちなみに、SOMPO美術館は東郷青児の作品約240点を収蔵。1930年代、損保ジャパン(当時の東京火災)は、顧客配布用のカレンダーに東郷の作品を載せたことから画家との付き合いがはじまり、最終的に彼の作品や資料が遺族などから寄贈されたそうです。ゴッホ《ひまわり》が近い!3階の展示室では、第4章「風景と人の営み」、第5章「人物を描く」、第6章「静物画―花と果物」と題して、アメリカの国民的画家グランマ・モーゼスやフランス近代絵画を紹介。ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌにルノワールなど、巨匠の作品も次々と登場します。例えば、ルノワールの《浴女》(写真右)は保存修復された新しい姿で登場。古いニスが除去され、特に肌の部分などかなり明るい色彩になっています。最後を飾るのは、美術館の至宝、ゴッホの《ひまわり》です。以前、42階にあったときには、ほかの作品と一緒に少し高い位置にあり、見上げるようにして鑑賞したのですが、リニューアル後は一点のみ、目線の高さで展示。作品までの距離も近く、花弁の絵の具がこんもりと盛り上がっている様子や勢いのある筆触など、間近で見ることができます。鑑賞後のお楽しみ…鑑賞後は、ぜひ2階のミュージアムショップへ。ひまわり作品のグッズや絵ハガキなどが手に入ります。居心地の良い休憩スペースもあるので、展覧会の余韻を味わいながらひと休みすることも可能。設備も新しいので快適です。なお、SOMPO美術館は日時指定入場制を採用し、入り口では手指の消毒と検温が実施されています。ご来館の際にはマスクもお忘れなく。Information会期:~9月4日(金)休館日:月曜日(ただし8月10日は開館)時間:午前10時~午後6時(最終入館は午後5時30分まで)会場:SOMPO美術館料金:一般 ¥1,000/大学生 ¥700/高校生以下無料※日時指定入場制10時~11時11時~12時12時~13時13時~14時14時~15時15時~16時16時~17時半※時間入替制ではありません。※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しています。
2020年07月17日ピーチ・ジョンが、名画にインスパイアされた「巨匠のブラ」の新デザインを5月27日より発売します。昨年10月に発売された第1弾ではモネ、ミュシャ、ブリューゲルの代表作からインスパイアされた、繊細なレースやプリント、色使いで細部まで表現したデザインで、大きな話題となりました。第2弾となる今回は、フィンセント・ファン・ゴッホの<ひまわり>からインスパイアされた「ゴッホイエロー」を展開します。鮮やかなひまわりを繊細な刺繍で再現し、ゴッホが愛した、南フランスの太陽、ユートピア象徴であったといわれている向日葵を感じさせる1枚に仕上げました。名画の魅力を活かしつつ、女性らしいデザインにもこだわり、名画ファンだけではなく、たくさんの方に楽しんでいただけるブラに仕上げました。また発売を記念して、PEACH JOHN公式インスタグラムのストーリーズにてプレゼントキャンペーンをも実施します。「巨匠のブラ」特設ページ:ゴッホイエロー印象派の巨匠、フィンセント・ファン・ゴッホの代表作<ひまわり>からインスパイアされた1枚。繊細な刺繍で鮮やかな向日葵を贅沢にデザインし、ゴッホにとっての向日葵である明るい南フランスの太陽、ユートピアの象徴を現しました。巨匠のブラシリーズ巨匠のブラ価格:3,980円(+税)サイズ:B~Fカップ UB65/70/75巨匠のパンティ・ソング価格:1,480円(+税)サイズ:S、M、Lカラー展開:ゴッホイエロー/モネブルー/ミュシャエクリュ(全3色)商品ページ:インスタグラムでプレゼントキャンペーンを開催「ゴッホイエロー」の発売を記念して、PEACH JOHN公式インスタグラムでプレゼントキャンペーンを実施します。期間中、公式インスタグラムのストーリーズでシェアされる「巨匠のブラ」の画像をスクリーンショットした上に、ご自身のインスタグラムアカウントのストーリーズ上でGIFやイラスト、コラージュ機能を用いてオリジナルの名画を作成、シェアすることで、参加が可能です。参加者の中から選考で3名様に、「巨匠のブラ&パンティ」とオリジナル巾着のセットをプレゼントします。<キャンペーン参加方法>1.PEACH JOHN公式インスタグラムをフォロー対象ストーリーズの「巨匠のブラ」の画像をスクリーンショット3.スクリーンショットした画像にGIFなどを使って、ストーリー上で自由にデコレーション4.「@peachjohn_official」と「#巨匠のブラ」を付けてストーリーズに投稿5.ご希望のブラ・パンティサイズをPEACH JOHN公式アカウントのDMに送信6.応募完了※アカウントを非公開設定にしている場合、本プレゼントキャンペーンに参加いただけません。ご注意ください。※本プレゼントキャンペーンについての詳細や注意事項については、公式インスタグラムをご確認ください。<プレゼント内容>・巨匠のブラ<ゴッホイエロー>・巨匠のパンティ<ゴッホイエロー>・オリジナル巾着<応募期間>・2020年5月27日(水)12:00~6/2日(火)23:59企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月28日タグスワーキングパーティープロダクションズ(TAGS WKGPTY PRODUCTIONS)とゴッホ美術館がコラボレーション。フィンセント・ファン・ゴッホの手紙「The Letters」をモチーフにしたウェアやグッズをディストリクト ユナイテッドアローズ、ユナイテッドアローズ オンラインストア、タグスワーキングパーティー ウェブショップにて発売する。タグスワーキングパーティープロダクションズは、グラフィックカルチャーをモチーフにしたデザインを得意とするブランド。「TAGS」ロゴでおなじみのTシャツやオールインワンなどのカジュアルウェアに加え、毎シーズンオリジナルのグラフィックを落とし込んだコレクションを展開している。フィンセント・ファン・ゴッホの手紙「The Letters」がモチーフ今回は、ゴッホ美術館とタッグを組み、フィンセント・ファン・ゴッホの手紙「The Letters」をモチーフにしたウェア・グッズをデザインした。“ゴッホの内面を綴る魂の記録”として知られる「The Letters」を全面にプリントしたパンツや、「TAGS WKGPTY」のロゴを中央にあしらったTシャツなどを揃える。カラーは、ブラック・ホワイトを基調にし、モダンな印象にアップデート。現代的にアレンジされたメッセージデザインは、意外性があり、遊び心に溢れている。また、プレゼントにもぴったりなペンシル、バッグといった小物も揃う。【詳細】タグスワーキングパーティ × ヴァン ゴッホ ミュージアム発売日:2020年5月15日(金)取扱店舗:・ディストリクト ユナイテッドアローズ住所:東京都渋谷区神宮前5-17-9 2FTEL:03-5464-2715・ユナイテッドアローズ オンラインストア・タグスワーキングパーティー ウェブショップ<アイテム例>・パレット T 12,000円+税カラー:ホワイト、ブラック、ナチュラルサイズ:S・M・L・XL・パレット ワークパンツカラー:ホワイト、ブラック・イレース Tカラー:ホワイト、ブラック、ナチュラルサイズ:S・M・L・XL
2020年05月24日平日午後に映画を放送するテレビ東京「午後のロードショー」枠では、4月28日(火)本日、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の『マキシマム・リスク』をオンエアする。南フランスのとある港町で、何者かに追われていた男が命を落とす。男の名はミハイル・スベロフ。地元の刑事アラン・モロー(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)は、相棒のセバスチャン(ジャン=ユーグ・アングラード)に連れられミハイルの殺害現場に向かう。ミハイルの死体と対面したアランはその顔を見て驚く。なんと、ミハイルは自分そっくりの顔をしていたのだ…。ミハイルの宿泊先のホテルからは、アメリカのパスポートとニューヨークへ帰るための飛行機チケットが発見された。アランはこの事件をきっかけに母親から衝撃の事実を告げられる。実はアランには双子の弟がいて、生後間もなく養子縁組に出されており、死亡したミハイルがその弟だったのだ。アランが養子縁組をしたというパリの弁護士を訪ねたところ、弁護士は事務所ですでに殺されていた。アランは謎を探るため、ニューヨークへと向かう。そしてアランはミハイルの恋人・アレックス(ナターシャ・ヘンストリッジ)に遭遇するが、アレックスはアランのことをミハイルと思い込んでおり、アランは彼女からホテルの鍵を渡される。さらにアランが外へ出るとミハイルと間違えられ、マフィア一団の襲撃を受ける…というのが本作の物語。主演は、空手、キックボクシングを武器にハリウッドに進出。軍の実験で蘇ったベトナム兵を演じた『ユニバーサル・ソルジャー』や、時空を超えた犯罪を取り締まる主人公を演じた『タイムコップ』に、日本の人気ゲームを実写化した『ストリートファイター』などで人気アクションスターとなったジャン=クロード・ヴァン・ダム。また『スピーシーズ』で美しきエイリアンを演じ話題となったナターシャ・ヘンストリッジらも出演する。午後のロードショー『マキシマム・リスク』は4月28日(火)13時35分~テレビ東京でオンエア。(笠緒)
2020年04月28日期間限定で発売株式会社I-neは、ボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST(ボタニスト)」から、「ゴッホデザインシリーズ」を2020年2月28日(金)にルクア大阪店にて数量限定で先行販売を開始。3月3日(火)以降は、公式WEBサイトや全国のバラエティショップなどで順次販売を開始する。同シリーズは、Van Gogh Museum(ゴッホ美術館)と日本の消費財ブランドとして初めてコラボレーションし、フィンセント・ファン・ゴッホの世界観を感じられるデザインや香りを採用した全14商品を展開する。今回発売するのは、「ボタニカルシャンプー・トリートメント」「ボタニカルボディーソープ」「ボタニカルハンドクリーム」「ボタニカルバスケアセット」「リードディフューザー」「キャンドル」の6種類。ゴッホの代表作、「ひまわり」と「アーモンドの花咲く枝」の2種をパッケージにデザインした。絵画を表現した香りと美容成分を採用また、それぞれの絵画を表現したこだわりのフレグランスを採用。「ひまわり」コラボは、明るく生命力溢れるひまわりのイメージを表現したサンフラワー&オレンジの香り。「アーモンドの花咲く枝」コラボは、青空とほのかに色づくピンクの花のイメージを表現したアーモンドブロッサム&ペア―の香りを楽しめる。さらに、2つの絵画からインスピレーションを受けた美容成分を配合。「ひまわり」コラボには、ヒマワリ種子エキスやヒマワリ種子油を配合。「アーモンドの花咲く枝」コラボには、アーモンドタンパクやアーモンド油、アーモンドエキスを全て保湿成分として配合している。(画像はプレスリリースより)【参考】※アイエヌイープレスリリース
2020年03月13日ボタニスト(BOTANIST)は、フィンセント・ファン・ゴッホとコラボレーションした「ゴッホデザインシリーズ」のヘアケア・ボディケアアイテムなどを、期間限定で発売する。2020年2月28日(金)よりボタニスト ルクア大阪店にて数量限定で先行販売し、3月3日(火)からボタニスト 東京、公式ウェブサイト・オンラインストア、3月13日(金)より全国バラエティショップで展開する。ボタニスト×ファン・ゴッホのコラボともに「植物への愛」を大事にしてきたボタニストとファン・ゴッホがコラボレーション。自然からのインスピレーションを生涯大切にしたファン・ゴッホによる、『ひまわり』『アーモンドの花咲く枝』の2つの絵画が、ヘアケア・ボディーケア商品、雑貨など全14種のアイテムのパッケージに落とし込まれている。ボタニストがアーティストとコラボレーションするのは今回が初となる。香り・美容成分も絵画から着想また、パッケージに加え、香りや配合されている美容成分もファン・ゴッホの絵画から着想。『ひまわり』コラボ『ひまわり』とのコラボレーションシャンプーやトリートメントなどには、明るくエネルギッシュなひまわりをジューシーなシトラスノートで表現。フローラルとオレンジを中心とした“サンフラワー&オレンジの香り”を楽しめる。シャンプー・トリートメント・ハンドクリームには、毛髪補修とキューティクル保護、肌のバリア機能をサポートし、キメの整った潤いのある肌へと導くヒマワリ種子エキスを配合し、ボディソープには、肌をやわらかくしてくれる保湿成分・ヒマワリ種子油が配合されている。『アーモンドの花咲く枝』コラボ『アーモンドの花咲く枝』をイメージした「アーモンドブロッサム & ペアーの香り」は優しい色彩の青空のように清々しいグリーンフローラル。ほのかに色づく花をローズ、ピーチ、ベリーのフルーツノートで表現している。補修効果のあるアーモンドタンパク配合のシャンプー・トリートメントに加え、アーモンド油を配合したボディソープ、アーモンドエキス配合のハンドクリームなど、アーモンド由来の保湿成分を配合したアイテムが揃う。コラボを記念した限定ドリンクもまた、ボタニスト 東京 2Fの「ボタニスト カフェ」では、「ゴッホデザインシリーズ」発売を記念した限定ドリンク2種を、2020年3月3日(火)から3月31日(火)まで販売する。ファン・ゴッホの絵画『ひまわり』をイメージした「オレンジティーソーダ」は、アールグレイティーソーダに自家製オレンジグラッセを入れ、穏やかな色合いに仕上げたドリンク。『アーモンドの花咲く枝』をイメージした「アマレットソイティー」は、バタフライピーティーの爽やかなブルーが目を引く。アーモンドの香り豊かなアマレットシロップと、ソイティーのさっぱりした風味が相性抜群だ。【詳細】ボタニスト「ゴッホデザインシリーズ」発売日/場所:・2020年2月28日(金) ボタニスト ルクア大阪店 ※数量限定販売・2020年3月3日(火) ボタニスト 東京、公式ウェブサイト・オンラインストア・2020年3月13日(金) 全国バラエティショップ※ボディーソープのみ、直営店での販売は3月6日(金)頃を予定。ラインナップ:シャンプー(モイスト/スムース)、トリートメント(モイスト/スムース)、ボディーソープ(モイスト/スムース)、バスケアセット(モイスト/スムース)、ハンドクリーム(香り2種)、リードディフューザー(香り2種)、キャンドル(香り2種)価格例:・ボタニカルシャンプー 490mL・トリートメント 490g 各1,400円+税・ボタニカルボディーソープ 490mL 各1,000円+税・ボタニカルハンドクリーム 30g 各800円+税・ボタニカルバスケアセット(シャンプー 45mL、トリートメント 45g、ボディーソープ 45mL) 各1,200円+税■ボタニスト カフェ 限定ドリンク販売期間:2020年3月3日(火)~3月31日(火)住所:東京都渋谷区神宮前6-29-2 2F営業時間:11:00~20:00・オレンジティーソーダ 600円(税込)・アマレットソイティー 600円(税込)【問い合わせ先】株式会社 I-neTEL:0120-333-476「ひまわり」:Vincent van Gogh (1853 - 1890)SunflowersArles, January 1889oil on canvas, 95 x 73 cmVan Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)「アーモンドの花咲く枝」:Vincent van Gogh (1853 - 1890)Almond BlossomSaint-Rémy-de-Provence, February 1890 oil on canvas, 73.3 x 92.4 cmVan Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
2020年03月02日6月7日(日)まで三菱一号館美術館にて開催されている『画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン』を紹介します。画家の愛が伝わる子供絵の数々。三菱一号館美術館の開館10周年を記念した本展は「子供」にフォーカスしたもの。19世紀末パリの前衛芸術家グループ「ナビ派」の画家たちの作品を中心に、当時の都市生活や近代芸術を、子供を通して紹介する。ナビ派とは19世紀末にパリで起こった芸術運動のひとつ。ポスト印象派の巨匠ゴーガンやゴッホなどの影響もあり、写実を重んじる伝統的な美術に対して、何気ない日常生活のワンシーンを力強い色彩や単純化された構図で描き出しているのが特徴だ。ナビ派は19世紀と20世紀の美術をつなぐ存在として近年、注目され評価も高まっている。そんな中から今回はピエール・ボナール、フェリックス・ヴァロットン、モーリス・ドニ、エドゥアール・ヴュイヤールら派の中心人物たちが残した油彩・版画・素描・挿絵本・写真など約100点を紹介。家の中で、公園で、と当時のパリ生活と共に描かれた作品からは、画家として、親として、向けられた子供への温かい眼差しが読み取れるはずだ。フェリックス・ヴァロットン≪可愛い天使たち≫1894年 木版/紙 三菱一号館美術館蔵モーリス・ブーテ・ド・モンヴェル≪ブレのベルナールとロジェ≫1883年 油彩/カンヴァス オルセー美術館蔵Photo ©Musee d’Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt / distributed by AMFエドゥアール・ヴュイヤール≪赤いスカーフの子ども≫1891年頃 油彩/厚紙 ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵National Gallery of Art, Washington, Ailsa Mellon Bruce Collection, 1970.17.90フィンセント・ファン・ゴッホ≪マルセル・ルーランの肖像≫1888年 油彩/カンヴァス ファン・ゴッホ美術館蔵Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)『画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン』三菱一号館美術館東京都千代田区丸の内2-6-2開催中~6月7日(日)10時~18時(入館は閉館の30分前まで。祝日を除く金曜、第2水曜、4/6、会期最終週平日は~21時)月曜休館(4/6、5/4、6/1と、トークフリーデーの3/30・4/27・5/25は開館)1700円ほかTEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)※『anan』2020年3月4日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2020年02月28日キル フェ ボン(Qu’il fait bon)から“ゴッホとモネの作品”をイメージした新作タルトが限定登場。 2020年6月22日(月)より順次キル フェ ボン グランメゾン銀座で再販される。キル フェ ボン グランフロント大阪店でも提供予定。“ゴッホとモネの作品”イメージタルト登場キル フェ ボンの新作タルトは、東京・国立西洋美術館と大阪・国立国際美術館で開催予定の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を記念して登場するもの。ヨーロッパ絵画の質の高いコレクションで知られるロンドン・ナショナル・ギャラリーが初来日し、貴重な作品を東京・大阪で披露する。キル フェ ボン グランメゾン銀座では2020年3月に限定発売されたが、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の開幕が延期になったこともあり、好評を受けて再販が決まった。フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》をイメージ「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の中でも注目は、ゴッホの≪ひまわり≫。キル フェ ボンは、フィンセント・ファン・ゴッホの名作をスイーツで表現し、「オレンジとマンゴーのタルト ~ひまわり~」を展開する。ゴッホの力強い画風からインスピレーションを得て、中央にはメレンゲを絞り、オレンジとマンゴーを花のように飾った。アーモンドクリームには、≪ひまわり≫にちなみ、ブルガリア産のひまわりハチミツを使用している。サクサクのタルト生地には、抹茶とマンゴープリンを重ねているので、カットすると美しいカラーコントラストが楽しめる。クロード・モネ《睡蓮の池》をイメージまた、クロード・モネの《睡蓮の池》をテーマにした「緑のフルーツと桃のムースタルト ~睡蓮の池~」も発売。池に広がる睡蓮をバナナや苺、キウイ、ブルーベリーなどの果物で描き出した。タルト生地とフルーツの間には、優しく桃の香りが広がるムースを忍ばせている。なお、キル フェ ボン グランメゾン銀座では、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の出品作品を並べたパネル展も開催される。【詳細】ロンドン・ナショナル・ギャラリー展×キル フェ ボン取扱店舗:キル フェ ボングランメゾン銀座、グランフロント大阪店・「オレンジとマンゴーのタルト ~ひまわり~」1ピース 736円、ホール(25cm) 7,365円・「緑のフルーツと桃のムースタルト ~睡蓮の池~」1ピース 732円、ホール(25cm) 7,322円※価格は税込(8%)。カフェの場合は税率が異なる。<発売スケジュール>■グランメゾン銀座ゴッホイメージタルト:2020年6月22日(月)~7月1日(水)モネイメージタルト:2020年7月2日(木)~7月11日(土)パネル展:2020年6月22日(月)~7月11日(土)■グランフロント大阪店未定、決まり次第発表。※当初下記日程で提供予定だったが、展覧会の延期を受け、提供時期を調整。モネ イメージタルト:2020年7月7日(火)~8月中旬ゴッホ イメージタルト:2020年8月11日(火)~9月中旬
2020年02月23日ファン・ゴッホと彼に大きな影響を与えたハーグ派と印象派に焦点をあて、その関係を紹介する展覧会『ゴッホ展』が、兵庫県立美術館で1月25日(土)から3月29日(日)まで開催される。ファン・ゴッホ(1853~1890)の人生において、ハーグ派と印象派との出会いは、技法や手法、モチーフの捉え方などさまざまな面で影響を与えた。この展覧会では、ハーグ派と印象派の作家たちの作品も併せて紹介しながら、ファン・ゴッホの絵の基礎である初期から独自のスタイルを確立するまでの過程を追っていく。展覧会の第1部では、ファン・ゴッホの初期となる絵画や版画、さらにハーグ派の中心的画家のひとりであり、ファン・ゴッホの唯一の師とも言われ、親戚関係にあったアントン・マウフェら、ハーグ派の画家たちの作品が並ぶ。対象の観察力、画材の基本的な扱い方といったものをファン・ゴッホは彼らから学んだ。第2部では、その後パリに出たファン・ゴッホが印象派と出会い、変化していく過程を取り上げる。印象派の画家たちに見られる、原色を用いた明るい画面作りや筆触を残す描き方をファン・ゴッホも追求していった。展覧会場では、ファン・ゴッホとつながりが深かったピサロやモネらの作品も見ることができる。ファン・ゴッホの故郷であるオランダの美術館に加え、世界10か国・地域27ヶ所から作品を借りた、これまでにない展覧会となっている。また作品には、ファン・ゴッホ自身の言葉が添えられている。これは弟テオや友人らに送った手紙から抜き出したもので、作品の内容や作品に関連した事項に触れられている。鑑賞の楽しさも増すに違いない。ゴッホ展()アントン・ マウフェ《4 頭の曳き馬》 制作年不詳油彩・板19.5 × 32cmハーグ美術館 (c)Kunstmuseum Den Haagフィンセント・ファン・ゴッホ《農婦の頭部》 1885 年油彩・カンヴァス46.4×35.3cmスコットランド・ナショナル・ギャラリーフィンセント・ファン・ゴッホ《ジャガイモを食べる人々》 1885 年4-5月リトグラフ(インク・紙)26.4×32.1cm ハーグ美術館 (c)Kunstmuseum Den Haagフィンセント・ファン・ゴッホ《モンマルトルの家庭菜園》 1887 年6-7 月油彩・カンヴァス97.5×129.5㎝ アムステルダム市立美術館 (c)Stedelijk Museum, Amsterdamカミーユ・ピサロ《エラニーの牛を追う娘》 1884年油彩・カンヴァス59.7×73.3cm埼玉県立近代美術館フィンセント・ファン・ゴッホ《麦畑》 1888 年 6 月油彩・カンヴァス50 × 61cmP. & N. デ・ ブール 財団 (c)P. & N. de Boer Foundation
2020年01月25日大人女子には、休みの日に日常から離れて美術館巡りをして過ごしているという人もいるのでは?そのなかでも、人気の高い画家のひとりといえばフィンセント・ファン・ ゴッホ。現在、日本ではゴッホ展も開催されており、人気を博していますが、今回は新たなゴッホ像を描いている話題作をご紹介します。その作品とは……。感動体験を味わえる『永遠の門 ゴッホの見た未来』!【映画、ときどき私】 vol. 274パリでまったく評価されていなかった画家のゴッホ。“新しい光”を見つけるため、南フランスのアルルへと向かうことを決意し、春を迎えると同時にその願いは叶えられるのだった。そんななか、ゴッホは心酔していたゴーギャンと共同生活を始める。しかし、それも長くは続かず、ゴッホは再び孤独となってしまう。自らが見た世界をひたすらカンバスへと写し取り、創作へとのめり込むゴッホが最期に見ていたものとは……。本作は主演のウィレム・デフォーがヴェネチア国際映画祭で男優賞を受賞し、アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされるなど注目を集めていますが、今回はゴッホに対して並々ならぬ思いを持っているこちらの方に、見どころをお話いただきました。ジュリアン・シュナーベル監督!『夜になるまえに』や『潜水服は蝶の夢を見る』などで高く評価されているシュナーベル監督。映画監督としてデビューする前から、画家として活躍していることもあり、劇中で使われているゴッホの絵を自ら描くほど、細部にまでこだわりを見せています。そこで、ゴッホへの思いや作品の裏側について語っていただきました。―脚本家のジャン=クロード・カリエールさんをオルセー美術館に誘い、一緒にゴッホの作品を見たことが本作を手掛けるきっかけにもなったそうですが、やはり絵からインスピレーションを受けた部分が大きかったのでしょうか?監督そうですね。ただ、私はカリエールとオルセー美術館に行く前、つまり映画を作るもっと前からゴッホの絵には興味がありました。そんなふうにもともとゴッホの絵を見ていたからこそ、この映画ができたのであって、カリエールからもまるでゴッホが私に話しかけているような気がしたとも言われたほどです。とはいえ、ゴッホをテーマにした映画はすでに山のように存在しているだけに、「我々はどうやって作ったらいいんだろうか?」というのは悩みましたよ。そこで思いついたのは、「彼に起こったかもしれないことやありえたかもしれない場面を作ってしまったらいい」ということでした。そうすれば、ほかの人が作った作品とは別のものができると考えたんです。―実際に、どのような場面を作り出したのでしょうか?監督たとえば、彼が兵士としてアルジェリアに行ったときのエピソードやキリストについての話、そして私が絵画について持っていた考えなどをゴッホを通して語れることに気がつき、入れることにしました。それから、ゴッホに絵の教養があったことをも見せたかったので、私が思いついたのは、ルーヴル美術館のなかを彼に歩かせること。そこで、ウジェーヌ・ドラクロワやフランシスコ・デ・ゴヤ、ディエゴ・ベラスケスの絵を目にしますが、ゴッホが生きていた当時は、ゴヤやベラスケスの絵はルーヴル美術館にはありませんでした。それでも、私がゴッホにそれらの絵を見せたいと思い、あえて入れることにしたのです。そんなふうに、私が伝えたいと思うストーリーを入れ、「絵とは何か」ということを表しました。―この作品を作ったことによって、監督自身が学んだこともありましたか?監督この映画を作るなかで、私はゴッホの考え方に深く入り込んでいったつもりです。と同時に、デフォーについてもいろいろと知ることができました。なぜなら、彼が演じるゴッホの自画像を私が描いたからです。そうやって見ることで学び、繰り返すことで、そのものに対する理解を得ることができました。そして、それによって私がどう変わったのかを考えることができたのです。私はすでに自分が知っていることを例示するために映画を作ったのではなく、作る過程で知らない何かを発見するために作ったと言えると思います。絵画は写真よりも雄弁に人を語っている―キリスト教に関する描写も印象的でしたが、それも制作のプロセスのなかで発見して作品に反映したのでしょうか?監督ゴッホの残した手紙を読むと、キリストについてかなり書かれており、彼は自分のことをキリストとみなしていたところがありました。劇中のゴッホと司祭の会話は私自身が作り上げたものですが、なかでもおもしろいと思ったのは、「キリストは死後30~40年経つまで誰も知らなかったんだよ」と彼らに言わせたことです。実際、ほとんどの人はそのことを知らず、死んだときすでにキリストは有名だと思っている人もいるくらいですから。だからこそ、名声と謎、神秘について話すのが興味深いと感じました。―そのほかにも、監督がこだわったセリフなどはありましたか?監督あとは、精神病院のなかでゴッホにベトナムについて話をさせるのも私にとってはおもしろいことでした。もちろん、患者同士でどのような会話をしたかという記録はなかったので、あの会話も私たちが作り上げたものですが、そこから生まれる感情は少なくとも私にはリアルに聞こえました。同じような意味で言うと、ゴッホが人を描いた絵のなかには、写実的ではないがゆえに見た目が本人には似ていないものもありましたが、そのなかに描かれているものは、写真よりも雄弁にその人を語っているように感じたのです。つまり、絵というのは、それ自体が現実であり、ある意味では写真よりも本人に近いものだと私は思っています。―本作を制作するということは、そんなふうにゴッホが何を見て、何を感じ、何を考えていたかをつねに考える作業でもあったと思いますが、もし彼に直接質問できるとしたら、聞いてみたいことはありますか?監督うーん、何を聞きたいかまったく思い浮かばないなぁ。でも、もしこの映画を観てくれたら、どう思ったかは聞きたいかもしれないね(笑)。―では、劇中で医師がゴッホに「どうして絵を描くのか?」と聞くシーンがありましたが、監督自身はなぜ映画を撮っているのでしょうか?監督もし「なぜ絵を描くのか?」と聞かれたら、私も同じように「考えを止めるため」と言うと思うけど、映画について聞かれたら、「もうその映画のことを考えなくて済むから」と答えると思いますよ。私にとっては、映画であれ、彫刻であれ、何かを描くことであれ、やりたいと思っていることをやっているだけ。そこにはロジックも理由もなく、ただやりたいからという思いだけです。だから、それに関わりたい、やっていたいという欲望に従っているということですね。そのなかで私のなかにあるルールはひとつだけで、それは「妥協しない」ということ。最初に思ったことや自分のベストを尽くすことだと思います。もしラッキーなら完成したときに、それに近いか思っていた以上のものができあがることがありますから。観客がゴッホ自身になれるように意識した―なるほど。また、今回はゴッホの視点から見たカメラワークにもなっているところもありますが、それは監督自身が主人公と重なって物語を作り上げていこうと思ったからですか?監督見ている人がまるで自分に起こっているような感じを受けるようには意識しました。つまり、観客がゴッホを見ているのではなくて、観客がゴッホになるということがアイディアのもとになっているのです。私は『潜水服は蝶の夢を見る』でも同じような手法を取りましたが、カメラが一人称を語るとき、違う機能を持つと考えています。それについて語るのではなく、それそのものになるということです。映画のなかで人は何度でも死を経験することができるように、映画を通じてその人の人生を生きることもできます。たとえば、死んでしまった詩人が描いた言葉が後世の人にも何かを感じさせることはできますが、それは絵画も映画も同じことなのです。―本作では、67歳のデフォーさんが37歳のゴッホを演じていますが、年齢を超越した存在感は見事でした。現場で、デフォーさんの役者としてのすばらしさを感じた瞬間があれば教えてください。監督もちろん、何度もありました。特に、彼とは長年の友人でよく知っていますが、作品のなかでは私の知らない人になっていたと感じるほどで、本当に素晴らしい俳優だと思います。私の妻も、彼の変貌ぶりには本当に驚いていたほどです。『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックがアカデミー賞の主演男優賞を獲りましたが、私からすれば、デフォーは去年の作品のなかで最高の演技だったと思います。とはいえ、彼らを比べることは、株の売買人とバスケットボールの選手を比べるくらいまったく違うものですけどね。でも、私は今回のデフォーの演技を見て誇りに思いましたし、彼と一緒に仕事ができたことは光栄なことでした。彼の演技というのは、映画が続く限り、ずっと残っていくものだと感じています。―確かに本当に素晴らしい演技だったと思います。それでは、最後に日本の観客にひと言お願いします。監督映画のなかには、ずっと日本に行きたがっていたゴッホが、マダガスカル行きを決めたゴーギャンに「日本がいいんじゃないの?」と言う場面があります。結局はフランスのアルルまでしか行けず、ゴッホは一度も日本には来ることができませんでしたが、日本に来たくて何とかしようとしていたのです。ちょうどいまは日本でも大きな展覧会が開催されていますが、私たちの映画も同じ時期に日本にやってきました。日本のみなさんがこの映画を観に来てくれたらきっとゴッホも喜ぶと思いますし、私たちもうれしいです。天才の見た景色を追体験する!これまでさまざまな形で描かれてきた天才画家ゴッホ。短い生涯のなかで、彼がどんなふうに世界を見て、私たちに何を伝えようとしていたのかを本作では体感することができるはずです。実際の絵を見ることできるいまの時期だからこそ、より深くゴッホの世界に浸ってみては?魂に訴える予告編はこちら!作品情報『永遠の門 ゴッホの見た未来』11月8日(金)新宿ピカデリー他全国順次ロードショー配給:ギャガ、松竹© Walk Home Productions LLC 2018
2019年11月06日