いま世界一センセーショナルな映画監督と女優として注目を集める、ホン・サンスとキム・ミニの初めてのタッグ作『正しい日 間違えた日』。このほど、話題の2人がお互いへの想いを初めて語ったインタビューコメントがシネマカフェに到着した。現在、タッグを組んだ4作品が連続公開中の2人。第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ホン・サンス監督が公式会見でキム・ミニへの愛を公言したことでも話題となった『それから』(公開中)、同じ年のカンヌ映画祭に2作品同時に出品されたイザベル・ユペールとの豪華共演作『クレアのカメラ』(7月14日公開)、キム・ミニが韓国俳優初のベルリン国際映画祭主演女優賞に輝いた『夜の浜辺でひとり』(公開中)、そしてロカルノ国際映画祭グランプリ受賞作の『正しい日 間違えた日』(公開中)。■『正しい日 間違えた日』はタッグ作の中でも異色のラブストーリー中でも本作は、運命的に出逢った男女が、タイミングの違いによってまったく異なるエンディングにたどりつくまでを、“前半”と“後半”、2通りの展開で見せる異色のラブストーリー。R18指定ながらも大ヒットとなった『お嬢さん』では体を張った演技をみせたキム・ミニが、本作ではアーティストタイプの“ふんわり系美女”となり、小悪魔のような演技で魅了。ホン・サンスは男と女の本音と建前、男の下心と女のプライドを見事に映し出している。しかも本作は、ホン・サンス監督とキム・ミニが運命的な出会いを果たした初タッグ作。妻子ある名匠とスター女優の熱愛に本国・韓国での報道が過熱する中、監督はキム・ミニを主演に精力的に作品を作り続け、今年2月にベルリン国際映画祭でワールドプレミアとなった最新作『Grass』(原題)で5作品目、さらなる新作も準備中という。■キム・ミニ「監督の映画の作り方はとてもユニーク」キム・ミニは、ホン・サンス監督と何度もコラボレーションすることについて、その喜びをインタビューで答えている。「ホン・サンス監督の映画に出られるとは思ってもいませんでした。一緒に仕事を出来て本当に嬉しいです。私にとっては監督と働くことは喜びですし、監督をとても尊敬しています」と語り、「ホン・サンス監督の映画の作り方はとてもユニークなんです。今後もぜひ一緒に仕事をしていきたいです」と、その作風に惹かれたことを明かす。前半と後半で同じシーンが繰り返される本作のような、ホン・サンス監督ならではの映画の撮り方についても、「ほかの映画監督は映画を撮る前にしっかり準備しますよね。映画の尺にあわせてきっちりとしたシナリオやストーリーボードを作って。大概、私たちはこうして用意されたシーンを、そっくりそのまま再現します。出来上がっているスキームに従うことを要求されるし、すぐにカットの声がかかります。だから演技に関して私たちはそんなに自由じゃないんです」と比較をしながら、「まさにそこがホン・サンス監督の全く違う点です。彼はかなり高い自由の余地を役者たちに残してくれます」と語っている。■「なに、この人?」と思いながら「絶対にうまくいくって確信できた」ホン・サンス監督は、撮影当日の朝までシナリオを用意しない独特のやり方で知られている。撮影開始時間も朝だったり、昼だったり、その日によって変わる。その上、長尺の長台詞シーンを繰り返しリハーサルする現場を、キム・ミニは驚きながらも楽しみ、監督の才能に感嘆した様子だ。「1カットがとても長いので、役者たちはより完全に物語の中に入り込むことができます。事前にシナリオを準備せず、当日の朝に書く、よく知られたそんな彼のやり方ですけど、実際に仕事を一緒にしてみるともう本当に驚きですよ。最初の撮影のときに完全にやられました。『なに、この人? 頭おかしいんじゃないかしら』って。でも、そう思うと同時に彼のことを完全に信頼してもいました。絶対にうまくいくって確信できたんです。私が驚いたのは、あれほど計算なしで撮影を進められる彼のその才能です」と、その作風に惚れ込んだという。そして、ホン・サンス監督との初めての仕事で演技に対する考え方に変化が起きたかという質問には、「監督とのこの最初のコラボレーションは、私にとってとても強烈でとても貴重な瞬間となりました。息がぴったりと合うというのは初めての経験でした。いま思い返してみれば、それは初恋のような体験です」と告白。「初めての感情、初めてのときめき。その時を想うと、なぜか空に浮かぶ小さなかわいらしい雲の姿が目に浮かびます。素朴で微笑ましい恋愛詩のようなものです。撮影の終わりはほんとうに辛かった。ずっと続いてくれたらいいのに、と思っていました」と熱い想いを口にした。■数々の名作を生み出したホン・サンス、キム・ミニは「創造の源」一方、キム・ミニから絶大な信頼をよせられるホン・サンスは、カンヌ国際映画祭で『それから』が上映された際の公式記者会見で、「韓国の会見で、『私は彼女を愛している』と言いました」と、キム・ミニへの愛を公言している。「そのとき、いろいろな感情がこみ上げてきました。キム・ミニと仕事をすることで、とても多くのインスピレーションを与えられました。彼女と続けて何本も仕事をしていますが、毎回、まったく違うことがどんどん浮かんでくるんです。退屈しない」と語り、「それは画家にとっての愛するモデルや、何度も繰り返し描く素材や場所があるのと同じかもしれません。画家のセザンヌが、何度も繰り返しサント・ヴィクトワール山を描いても、毎回違う絵になったのと同じです。創造の源なのです」と、セザンヌが生み出した名画にその関係性を例えた。その出会いがいかに運命的だったのか、2人の初タッグ作である本作を観ると一目瞭然。お互いを高め合う、監督と女優の名コンビが誕生した瞬間をぜひスクリーンで確かめてみてほしい。STORY予定より1日早く水原に到着してしまった映画監督のチュンス(チョン・ジェヨン)は、時間をつぶすために立ち寄った観光名所で、魅力的な女性ヒジョン(キム・ミニ)に出会う。2人はコーヒーを飲み、人生について語らい、お酒も入ってほろ酔い加減でいい雰囲気になるのだが…。『正しい日 間違えた日』はヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:それから(2018) 2018年6月9日よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開© 2017 JEONWONSA FILM CO. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年07月08日ディオール(Dior)は、ディオール ファイン ジュエリーの「ローズ デ ヴァン」コレクションの新作を発売。メゾン ディオールの象徴を身に着けるアクセサリームッシュ ディオールのラッキーチャームである星と彼がこよなく愛した薔薇は、メゾン ディオールを象徴するもの。ディオール ファイン ジュエリーのアーティスティック ディレクターであるヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌは、これらをディオールのラッキーナンバーである“8”を表す八芒星のモチーフに再解釈し、「ローズ デ ヴァン」を誕生させた。スタッズイヤリングに2つのサイズが登場風配図のメダイヨンがあしらわれたスタッズイヤリングに、2つのサイズが登場。素材は、ピンクゴールド、ダイヤモンド×ピンクオパール、イエローゴールド、ダイヤモンド×マザー オブ パールの4種類で展開される。また、マラカイトをベースにダイヤモンドとイエローゴールドが輝くドロップタイプも仲間入り。片耳だけつけても十分な存在感を放つイヤリングは、特別な日だけでなく、デイリーにも使いたいアイテムだ。また、新たに登場するブレスレットのチャームには、柔らかに輝くマザー オブ パールとイエローゴールド、そしてダイヤモンドをあわせたデザイン。船のロープを想わせるツイストしたグレインブレスレットが、腕を優しく包み込む。限定ブティックがギンザ シックス内「ハウス オブ ディオール ギンザ」に6月16日(土)から7月16日(月)までの期間は、限定ブティックが 「ハウス オブ ディオール ギンザ」の1階にオープン。定番から新作までの豊富なラインナップの販売に加えて、チョーカー用のピンクのベルベットリボンがセットになった「ローズ デ ヴァン」のピアスと、ピンクのリザードストラップにピンクマザー オブ パールのフェイスが優しく輝く「ラ ミニ デ ドゥ ディオール」の日本限定ウォッチを先行発売する。【詳細】「ローズ デ ヴァン」の新作ファイン ジュエリー ※発売中・シングルスタッズイヤリング(大) YG×MOP×DIA 174,000円+税・シングルスタッズイヤリング(大) YG×PINK MOP×DIA 220,000円+税・シングルスタッズイヤリング(小) YG×DIA 92,000円+税・シングルスタッズイヤリング(小) PG×DIA 99,000円+税・シングルイヤリング YG×MALACHITE×DIA 250,000円+税・バングルブレスレット YG×MOP×DIA 745,000円+税・ロングネックレス YG×DIA×ONYX×OPAL 1,500,000円+税■限定ブティック詳細期間:6月16日(土)~7月16日(月)場所:ハウス オブ ディオール ギンザ住所:東京都銀座6-10-1 ギンザ シックス営業時間:10:30~20:30・先行販売アイテムシングルスタッズイヤリング「ローズ デ ヴァン」 220,000円+税※ハウス オブ ディオール ギンザ限定のチョーカー用ピンクベルベットリボン付きウォッチ「ラ ミニ デ ドゥ ディオール」 538,000円+税※日本限定品。※ケースバックにはローズの刻印と《Japanese Special Edition》の文字入り。※期間中、LINEのディオール公式アカウントと友達になり、限定ブティックに来店すると「ローズ デ ヴァン」のタトゥーシールをプレゼント。【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2018年06月07日パリに本店を構える総合美容専門店「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」が6月7日、京都に日本2号店をオープンさせた。ジャン-ヴァンサン・ビュリー(Jean-Vincent Bully)が1803年に創業した「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」は、ヴィクトワール・ドゥ・タイヤック(Victoire de Taillac)とラムダン・トゥアミ(Ramdane Touhami)夫妻によって2014年に再スタート。パリ、ロンドン、ソウル、台北に次いで、2017年4月に東京・代官山に日本1号店をオープンした。彼らが日本2号店の地に選んだのは、京都。直線的な梁が印象的な数寄屋造りの外観は、日本の茶室に着想を得て聚楽壁(じゅらくかべ)、沓石(くついし)、障子を用いた日本の床の間のようなしつらえを演出した。しかし店内に入ると一転、内装は19世紀のフランスらしいクラシカルな空間へと誘う。オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーを象徴する重厚な薬局棚、ブティックの中央にはオイル・スキンケアを相談しながらセレクトするための大理石のカウンターが設置されている。床は、ヴェルサイユ式の寄木細工を使用。高さ4メートルの天井には、17世紀のパリで流行した肖像画を配置している。古来の製法を守りながらも、最新の美容技術を駆使したオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの製品は、パラベンやシリコンなどを一切使わず、原材料の効能を最大限に引き出した最高級のクオリティーが魅力。スキンケア、ボディケア、ヘアケアを始め、オーラルケアやネイルケア、香水、各種美容ツールまで、幅広い製品を取りそろえている。また、今夏以降は植物オイルボトルのリニューアルや、パリのホテル・クリヨン(Hotel de Crillon)の客室に導入されているミニサイズのアイテムをセットにしたトラベルキットも発売される予定。【店舗情報】オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー 京都店住所:京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL 1階営業時間:11:00~20:00最終更新: 6月7日
2018年06月07日“光の画家”と称されるターナー(美術館にて写真撮影の許可をいただきました) イギリスを代表する風景画の巨匠、ジョゼフ・ウィリアム・ターナー(1775~1851年)。ロンドンの下町であるコヴェント・ガーデンの理髪店に生まれた彼は幼い頃から絵を愛し、14歳でロイヤルアカデミー付属学校に入学。20代で画家としての地位を確立しました。穏やかな田園風景、荒れる海や険しい山岳など、そこで描く自然の様々な表情を優れた技法で表現した風景画は、今尚人々の心を捉えて離しません。独特の光や空気に包まれたターナーの画風は、フランスの印象派をはじめ、後世の芸術家に影響を与えました。本展覧会では、ターナーによる、油彩、水彩、版画約120点を英国各地と日本国内の美術館から集め、出展作品の多くが日本初公開となる大変貴重な機会です。 風景画から旅行を追体験 左)東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館内展示室作品(美術館にて写真撮影の許可をいただきました)右)筆者がオルセー美術館で撮影したセザンヌによるサント・ヴィクトワール山を描いた作品 本展覧会では、「地誌的風景画」「海景‐海洋国家に生きて」「イタリア‐古代への憧れ」「山岳‐あらたな景観美をさがして」のターナーの風景画に見いだすことのできる主要テーマに分けて紹介されています。当時、貴族の修学旅行ともいえるグランド・ツアーが流行り、国外への旅行者が増えたことが大きく関係しているといわれています。毎年、ターナーはイギリス国内はもとより、フランス、イタリア、スイス、ドイツなど、ヨーロッパ各地にも足を運び、膨大な風景をスケッチしました。ターナーが手掛ける絵画作品は、その土地の様子を精巧に描くことで、現代でいうところの『地球の歩き方』のような、旅行のガイドブック的役割を担っていました。是非、会場内を歩みながらヨーロッパ各国を旅する気分を味わってみてください。写真(右)は近代絵画の父と称されるセザンヌが、モチーフとしてよく描いてたサント・ヴィクトワール山。ターナーとの山の表現を見比べてみると表現の違いが明確で面白いですね!ビジネスマンの視点《風下側の海辺にいる漁師たち、時化模様》 1802年展示油彩・カンヴァス91.5×122cm サウサンプトン・シティ・アート・ギャラリーOn loan from Southampton City Art Gallery ©Bridgeman Images / DNPartcom 海が持つパワーを表現しようと果敢に挑戦した《風下側の海辺にいる漁師たち、時化模様》は、ターナーが晩年に買い戻そうとして叶わなかったというエピソードもある名作。荒れ狂う波に流されまいと帆を高く掲げる船や抗おうとする漁師たちの姿だけでなく、優れた技量によって自然の多様性さ、美しさ、ドラマを伝えています。日本と同じ島国であるイギリスでは、海景画は主要な芸術のジャンルだったそう。ターナーが生きた時代は、ナポレオンが率いるフランス軍の脅威にさらされていたため、イギリス国民全体が海に対する関心を共有していました。自然に対する理解と趣味が変化するなかで、より広範囲にわたる流行を認識して、ターナーは作品制作していたのだそう。そういった背景を読み取っていくと彼はビジネスマンの視点を持ち合わせていたことが分かります。作品の美しさだけに触れるのもアートの楽しみ方の一つですが、そういった発見から歴史や着眼点も学べると、もっとアートの楽しみ方が広がっていきますね! 是非、会場に足を運んでみてください。 【情報】 「ターナー風景の詩(うた)」展 会期:2018年4月24日(火)〜7月1日(日)会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1損保ジャパン日本興亜本社ビル42階休館:月曜日(ただし4月30日は開館、翌5月1日も開館)時間:午前10:00〜18:00※5月9日(水)、16日(水)、6月26日(火)〜30日(土)は19:00まで※入館は閉館の30分前まで観覧料:一 般 1,300円 大・高校生:900円 65歳以上:1,100円 中学生以下:無料
2018年05月13日世界各地の映画賞を多数受賞し、アカデミー賞4部門にノミネート、見事「脚色賞」を受賞した映画『君の名前で僕を呼んで』。先日、人気声優の入野自由と津田健次郎を迎えた吹き替え版の上映決定が発表されたが、このほどその吹き替え版予告編が解禁。なお、ナレーションは字幕版予告と同様に人気実力派声優の櫻井孝宏が務めた。80年代の北イタリアの避暑地を舞台に、17歳と24歳の青年の初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描いた本作。吹き替え版では、ティモシー・シャラメ扮する17歳のエリオを入野さん、アーミー・ハマー扮する24歳のオリヴァーを津田さんが担当。そのほか、星野充昭(パールマン教授/マイケル・スタールバーグ)、沢海陽子(アネラ/アミラ・カサール)、下山田綾華(マルシア/エステール・ガレル)、櫻庭有紗(キアラ/ヴィクトワール・デュボワ)、伊沢磨紀(マファルダ/バンダ・カプリオロ)らも参加している。今回到着した吹き替え版予告では、すでに公開されている本作の字幕版予告編と同様、声優・櫻井孝宏(「おそ松さん」「亜人」など)のナレーションで進められていく。映像では、エリオと彼の父の研究を手伝いにきたオリヴァーの出会いからスタートし、2人の揺れ動く感情とその魅力を盛り込んだ内容に。瑞々しさ溢れる2人に、入野さんと津田さんの美声が加わり、新たな魅力が感じられる予告編となっている。『君の名前で僕を呼んで』は4月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:君の名前で僕を呼んで 2018年4月27日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Frenesy, La Cinefacture
2018年04月17日フランスの風景画のコレクションが一堂に来日17世紀から20世紀の風景画が来日します。神話の物語や古代への憧憬、あるいは身近な自然や大都市パリの喧騒、果ては想像の世界に至るまで、描かれた時代と場所を軸にフランス近代風景画の流れをご紹介します。様々な情景を舞台にした風景画は、その土地のにおいや太陽の煌めき、風にそよぐ木々や街のさざめきをも感じさせてくれます。クロード・モネ《草上の昼食》1866年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.なかでも、注目は初来日となるモネの『草上の昼食』。同時代の人物たちとみずみずしい自然の風景が見事に調和しています。印象派の誕生前夜、26歳となる若きモネの魅力溢れる作品です。ほかにもロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーらの作品が集います。初夏の上野で、巨匠たちが愛した光と色彩が躍る美しい風景を巡る「旅」を体感できます。展示構成第1部「風景画の展開クロード・ロランからバルビゾン派まで」1章近代風景画の源流/2章自然への賛美第2部「印象は以後の風景画」3章大都市パリの風景/4章パリ近郊--身近な自然へのまなざし5章南へ—新たな光と風景/6章海を渡って/想像の世界宗教画の背景として描かれていた風景でしたが、17世紀のオランダにおいて「風景画」として独立したカテゴリーになります。フランスの画家たちも次第に関心をしめし、イタリアで目にした古代の移籍や旅先の風景を描くようになります。19世紀に入ると、身近な自然を愛したバルビゾン派の画家たちが人気になります。そして19世紀半ばからは「パリ大改造」が行われ、街並みが大きく変わりました。印象派の画家たちは生まれ語ったパリを歩き、都市の情景を数多く描きます。さらに鉄道網の発達にともない、郊外や南仏の風景を描き、さらには海を渡って、想像の世界へと広がりました。『庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰』ムーラン・ド・ラ・ギャレットはパリのモンマルトルにあったダンスホール。喧騒から少し離れた木陰で楽し気に語らう男女5人が描かれています。後ろ姿の女性はルノワールのお気に入りのモデル・ニ二。その後ろから顔をのぞかせているのは画家のモネです。ピエール=オーギュスト・ルノワール《庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰》1876年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『サント・ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め』エクス・アン・プロヴァンスの近くにあったセザンヌの家の近くから見ることができた。この山はセザンヌが主題にしたモチーフのひとつで、30点以上の油絵と多数の水彩画にしています。ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め》1905-06年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『マタモエ、孔雀のいる風景』1891年、ゴーガンはタヒチ島へ赴きます。タヒチ語のマタモエの意味は議論されてきましたが、ゴーガンはフランス語では「死」というタイトルをつけました。文明化されたヨーロッパ人としての自身の死を示していたと考えられています。ポール・ゴーガン《マタモエ、孔雀のいる風景》1892年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『馬を襲うジャガー』アンリ・ルソーの作品は熱帯のジャングルを舞台にしたものが多数あるが、実際に南国に行ったことはなく、パリの植物園でスケッチしたさまざまな植物を組み合わせて、幻想的な風景を作りあげました。アンリ・ルソー《馬を襲うジャガー》1910年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.展覧会概要会期:2018年4月14日(土)~7月8日(日)会場:東京都美術館企画展示室(東京・上野公園)休室日:月曜日※ただし、4月30(月)は開室開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)夜間開室:金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省お問い合わせ先:TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)大阪会場会場:国立国際美術館(大阪・中之島)会期:2018年7月21日(土)~10月14日(日)主催:国立国際美術館、朝日新聞社、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省
2018年04月12日バーバリー(BURBERRY)は、ブランドのアイコンである「ヘリテージ トレンチコート」を、ヴィンテージを基にリモデルし、新たに発売する。© Courtesy of Burberry/Thurstan Reddingスリムな「チェルシー」、ニュートラルな「ケンジントン」、オーバーサイズの「ウエストミンスター」の3つにフィットを集約。ライナーは60年代のヴィンテージチェックに変更、丈も長めに設定し、よりヴィンテージに忠実なスタイルにアップデートした。カラー展開は定番のハニー、ブラック、ネイビーに加え、ダークミリタリーカーキとミッドグレーが新たに登場。さらに今回の発売を記念し、英国を代表する5人のスタイリスト、ジャック・ボーケット、ルーベン・モレイラ、アンダース・スルヴェステン・トムセン、ヴィクトワール・シモニー、ダニー・リード、フォトグラファーのサースタン・レディングとコラボレーションし、新しい「ヘリテージ トレンチコート」のフォトシリーズ「ヘリテージ トレンチ リイマジンド」を撮り下ろし。フォトシリーズは公式サイト()で公開中。トレンチコートの更なる魅力と可能性を見ることが出来る。同アイテムは、バーバリー新宿・銀座マロニエ通り、公式サイト()にて先行発売し、順次全国のバーバリー店舗にて展開。
2018年04月09日話題の、あの大人気ブランドが待望の2号店オープン!パリ発コスメブランド『OFFICINE UNIVERSELLE BULY(オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー)』の日本2号店が2018年春、京都にオープンすることが決定! 2017年4月に日本上陸を果たし、東京・代官山に1号店を構えた『OFFICINE UNIVERSELLE BULY』。1803年に総合美容薬局としてパリに創業し、世界初の水性香水を発明した歴史のあるコスメブランドだ。フレグランスをはじめ、ボディケア、フェイスケア、オーラルケア用品、美容道具など、豊富なバリエーションを展開している。 創業当初から伝わる製法で丁寧に製品を作ることにこだわっており、原料には現地を訪れて厳選した世界各国の植物を使用。それら高品質な原材料の効能を最大限引き出すように作られたアイテムには、水性香水や化粧水、フェイスクリーム、イニシャルの刻印も可能な植物由来の石鹸などがラインナップ。ブランドが誕生した19世紀当時のパリを彷彿とさせる、ロマンティックなパッケージデザインも他にはない魅力的な特徴だ。 そんな『BULY』の仕掛け人である、ラムダン・トゥアミとヴィクトワール・ドゥ・タイヤック夫妻。日本を愛してやまない2人が2号店に選んだ場所は、日本を代表する美しい古都、京都だった。店舗デザインはもちろんのこと、京都という土地柄を活かし、日本らしさを表現した空間演出になっている。外観は日本家屋、店内に入ると一転、19世紀フランスのクラシカルな世界へと誘うサプライジングな店舗になる予定だ。 【店舗情報】 『OFFICINE UNIVERSELLE BULY(オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー)』京都店(※2018年春オープン)住所:京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL1階営業時間:11:00~20:00
2018年04月04日旅のクオリティを上げるのは絶対必要ではないかもしれないけれど、「あると気分が変わる!」ようなアイテムを連れて行くことだと思う。実用性だけでは時に味気なく、旅の後でやっぱり持っていけばよかった、と後悔したことは誰もがあるのでは。スーツケースの中で場所も取らないコンパクトなものなら、持ち運びも気にならない。より豊かな旅を約束する話題のアイテムをご紹介。チェックインしたホテルのドアを開けて、独特の匂いに顔をしかめたことってありませんか?窓を開けて空気を入れ替えられたらいいけれど、高層階では開閉ができないようになっていることも。「ただ寝るだけだし」と思っても、テンションはやはり下がるもの。そんな時のために、スーツケースに忍ばせておきたいのがお気に入りの香り。空間のリフレッシュはもちろん、旅の緊張感すらほぐしてくれるから。昨年日本に上陸して以来話題を集める、総合美容薬局『オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー』。1803年にフランス・パリで創業した伝説の薬局を、アートディレクターのラムダン・トゥアミと美容専門家のヴィクトワール・ドゥ・タイヤックが華麗に復活させ、たちまちパリジェンヌ、パリジャンたちを虜に。アイテムは伝統の技法を研究し、理念を受け継ぎながら現代の画期的な新しい技術を取り入れた、天然素材がベースの商品を提供する。’中でもひときわユニークな“アラバストル”は、クラシカルな白い磁器の容器に入ったストーンにエッセンスを垂らして、空間を香りづける。数滴落とすだけで吸収性に優れたストーンが瞬く間に香りを蒸発させて、ふわりといい香りが。空間のサイズを問わず、持続的に香りを演出するので、手間も掛からない。エッセンスは全7種あり、お好みのものを。フレグランス ケース(ポースラン)¥3,600フレグランス ストーン(ピエール)¥1,500エッセンス(パルファム・コンサントレ) 5ml¥1,700Officine Universelle Buly(オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー)www.buly1803.com 0120-09-1803(オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー本店)photograph:Masatomo Murakamistyling:Yumika Asaitext : Momoko Yokomizo
2018年04月02日ディオール(Dior)から新作ジュエリー「アーシ ディオール ミリュ ドゥ シェクル(Milieu du Siècle)」が登場。ディオール ファイン ジュエリーのアーティスティック ディレクター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌが生み出すジュエリーコレクション"アーシ ディオール"に、新しく2つのイヤリング「ミリュ ドゥ シェクル」が加わる。このジュエリーは、クリスチャン・ディオールが1949年に発表した、メゾンを象徴するドレス"ジュノン"からインスピレーションを受けたもの。ビーズがあしらわれたチュールが何層にも重なり合う様子が、ピンクゴールドと2つのダイヤモンドによって表現された。1つはアシンメトリーなデザインに、もう1つは左右対称のグラフィカルなデザインに仕上げられ、美しい煌めきを放っている。【詳細】ディオール 新作ジュエリー「アーシ ディオール ミリュ ドゥ シェクル」発売日:2018年3月予定価格:1,850,000円+税、1,450,000円+税【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2018年03月01日東京・渋谷にあるギャラリースペースCASE TOKYOでは、写真家・鈴木理策の展覧会「Water Mirror」を1月20日から2月24日まで開催する。© Risaku Suzuki, Courtesy of Taka Ishii Gallery鈴木理策は1987年に東京綜合写真専門学校研究科修了後、写真による創作活動を始める。1998年に故郷の熊野をテーマに初の写真集『KUMANO』を出版し、2000年『PILES OF TIME』で第25回木村伊兵衛写真賞を受賞。2006年より東京藝術大学美術学部先端芸術表現科にて教鞭をとる。作品は、サンフランシスコ現代美術館、ヒューストン美術館、東京国立近代美術館、東京都写真美術館等に収蔵されている。展覧会では、昨年日本芸術写真協会と刊行した鈴木理策の作品集『Water Mirror』に焦点を当て、オリジナルプリントの鮮やかな色調が印刷によってどのように再現されたのか明らかにする試み。作品集はライフワークともいえる熊野での撮影の他、南仏のサント・ヴィクトワール山、セザンヌのアトリエ、桜、雪の作品群に続く、水面を主題とするシリーズ「水鏡」46点を収録。なお、1月27日の17時には鈴木理策と作品集のデザインを手掛けた田中義久によるトークイベントも開催される。【展覧会情報】Water Mirror会期:1月20日~2月24日会場:CASE TOKYO住所:東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB1時間:11:00~19:00休館日:月曜日、日曜日、祝祭日【書籍情報】『Water Mirror』出版社:CASE Publishingハードカバー/112ページ、作品46点/260×330mm発刊:2017年デザイン:田中義久
2018年01月10日自然由来の美しさを知り尽くしたカップル、ヴィクトワール・ドゥ・タイヤック(Victoire de Taillac)とラムダン・トゥアミ(Ramdane Touhami)による書籍が、東京・代官山にあるパリの伝統的な総合美容薬局「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(L’OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」本店にて販売中。 美の秘訣を求め世界中を旅し、その持てる知識をすべてオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの商品開発に注いできた、ヴィクトワールとラムダン。美しいイラストが描かれた本書『自然美のアトラス(AN ATLAS OF NATURAL BEAUTY BOTANICAL INGREDIENTS FOR RETAINING AND ENHANCING BEAUTY)』(3,000円)は、2人が提案する自然由来のビューティ・シークレットを探求するためのガイド。『自然美のアトラス(AN ATLAS OF NATURAL BEAUTY BOTANICAL INGREDIENTS FOR RETAINING AND ENHANCING BEAUTY)』(3,000円)これまで、ヴィクトワールとラムダンが出会った貴重なレシピや、美しさの習慣を高めるための成分を明らかにする他、様々な種、花、オイル、木、果物、ハーブなど、エキゾチックな植物80種以上の自然由来の効能を深く掘り下げ、アプリコットやアボカド、アルガンオイルやアロエベラに至るまで、自然由来の美容法の由来や伝統的な使用法、単純だけれど効率的な美の解決策として活用する現代的な方法についても解説。美しさへの探求と秘訣、植物原料のすべてが詰まった本書は、世界中の美を愛する人にとって必要不可欠と言える。女性だけでなく、男性への贈り物にもおすすめの一冊。【書籍情報】AN ATLAS OF NATURAL BEAUTY BOTANICAL INGREDIENTS FOR RETAINING AND ENHANCING BEAUTY by Victoire de Taillac and Ramdane Touhami価格:3,000円販売:オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(東京都渋谷区恵比寿西1-25-9 B1F)
2017年12月17日ディオール(Dior)のファインジュエリー「ウィ(Oui)」コレクションより、新作のスタッズピアスが登場。「ウィ(Oui)」は、ポストイットに手書きで書かれた‟Oui”の文字からインスピレーションを得て、2005年に誕生したジュエリーコレクション。フランス語で‟イエス”を意味する、もっともロマンティックでポジティブな3文字の言葉を冠したこのシリーズには、「自分の生き方の肯定」や「誰かの気持ちに答える」「愛を受け入れる」など、身に着ける人すべてにとってパーソナルで前向きなメッセージが込められており、これまでにネックレスやブレスレット、リングなどがラインアップしている。今回登場した新作は、「Oui」の文字そのものを象ったチャーミングなデザインで、ディオール ファインジュエリーのアーティスティックディレクター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ(Victoire de Castellane)がイエローゴールド×ダイヤのシングルピアスとして提案。輝く金色の糸を紡いだように繊細でエレガントなピアスは、単体ではもちろん、手持ちのピアスとのスタイリングを楽しんだり、付属のリボンに組み合わせればチョーカーとして身につけることもできる。なお、同アイテムは現在、ハウス オブ ディオール ギンザ、ディオール表参道、ディオール心斎橋、ディオール名古屋にて取り扱いを開始。その他のブティックについても、順次発売予定となっている。
2017年10月19日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、2018年クルーズ・コレクションから厳選されたアイテムを展開するポップアップストアを、東京・南青山(東京都港区南青山5-2-13)に9月29日オープンした。会期は10月12日まで。日本初開催となった同コレクションショーは、滋賀県信楽のミホ・ミュージアム(MIHO MUSEUM)という自然豊かな環境を舞台に選んだことでも話題を呼んだ。ウィメンズ・コレクション アーティスティックディレクターのニコラ・ ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)が敬意を表す、日本人デザイナー山本寛斎がデザインしたアイコンやシンボル、歌舞伎の面や達磨などのキャラクターがコレクションルックを大胆に飾り、これまでにないルイ・ヴィトンの新たな一面を見せつけた。2フロアからなるポップアップストアは、歌舞伎の面や隈取のようなアイモチーフがウィンドウを飾り、1階では「和」や「祭り」をテーマにしたインスタレーションが訪れた人を迎える。和太鼓を叩く音に反応して動くずらりと並んだ達磨や、魚眼レンズの目に顔を嵌め込んで写真が撮れる大きな達磨のフォトスポットなど、ユニークでアート性の高い仕掛けを設置。実際にコレクションで使用されたというオリジナルテキスタイルも空間を賑やかに演出し、店内奥にはダイナミックな映像も映し出される。2階では、本コレクションからの多彩なアイテムをラインアップ。歌舞伎の面がスパンコールであしらわれたレザーライダースジャケット(56万円)を筆頭に、達磨や大入のモチーフが入ったウエアや小物、レザーグッズを取りそろえる。また山本寛斎によるカラフルでキャッチーなだるまプリントを施した、「ジッピーウォレット(長財布)」(9万4,000円)、「ジッピー・コインパース」(4万6,000円)、「ポルトフォイユ・ヴィクトワール(コンパクトウォレット)」(6万2,000円)、「ミュルティクレ4(キーケース)」(2万7,000円)、「iPhone7フォリオ」(4万3,000円)の5型が、日本限定アイテムとして登場。さらにポップアップストア限定で、歌舞伎の面を落とし込んだエピ・レザー「アルマ PM」(29万3,000円)、隈取やだるまをデザインしたモノグラム・リバース キャンバス「プティット・マル」(59万5,000円)も販売される。ポップアップストア限定の「アルマ PM」(29万3,000円)、「プティット・マル」(59万5,000円)下から)日本限定の「ジッピーウォレット(長財布)」(9万4,000円)、「ミュルティクレ4(キーケース)」(2万7,000円)、「ジッピー・コインパース」(4万6,000円)、「ポルトフォイユ・ヴィクトワール(コンパクトウォレット)」(6万2,000円)、「iPhone7フォリオ」(4万3,000円)
2017年09月29日こんにちは、諸戸佑美です。秋の気配を感じる季節になりましたね。『DRESS』読者の方々は、芸術・美術・アート・美しいものに関心を寄せる人が多いと思います。今回は、芸術の秋特集と銘打って映画『セザンヌと過ごした時間』をPICK UP!ピカソに「我々の父」、マティスに「絵の神様」と崇拝された近代画家の父ポール・セザンヌ。りんごを描いた静物画や風景画は、日本でも広く愛されていますが、セザンヌが現在の不動の評価を得たのは亡くなった後のことでした。太陽の日差しが降り注ぐ南仏プロヴァンス、芸術の都パリを舞台に、不遇の天才画家と不朽の名作「居酒屋」「ナナ」で有名な小説家ゾラとの人生を導く出会いと友情、創造の軌跡。美術コレクターでもあるダニエル・トンプソン監督が、本物のゾラ邸やセザンヌ邸でも撮影を行い、ドラマチックな史実をもとについに映画化。ぜひ、お楽しみいただければ幸いです!©YUMIMOROTO■映画『セザンヌと過ごした時間』あらすじ――南仏プロヴァンス〜芸術の都パリ。画家セザンヌと小説家ゾラ、友情と創造の実話!少年時代に出会ったセザンヌとゾラの絆は、境遇こそ違いますが共に成長し、芸術家になる夢で結ばれていました。初めての出会いは、1852年南仏エクス・アン・プロヴァンスでの中学校時代。貧しいよそ者として学校でいじめられていたゾラをセザンヌが助け、ゾラがお礼にとひと籠のりんごを贈ったのがきっかけでした。セザンヌは裕福な銀行家の息子、パリ生まれのゾラは、イタリア人技術者だった父を幼い頃に亡くし、母とふたり暮らしという境遇でした。その後、セザンヌはりんごの画家とも言われるほど生涯で多くの静物画を制作。「りんごひとつでパリを驚かせたい」としばしば口にしていたのは有名で、男同士の友情に心温まります。仲良くなった彼らが南仏の陽光の中で野山を戯れる光景は、その後の波乱に満ちた人生への忘れ得ぬ懐かしい思い出として印象的です。詩人を目指してひと足先にパリに出たゾラは、小説家としてのデビューを果たします。一方、セザンヌも画家を志しパリで絵を描き始め、アカデミーのサロンに応募するのですが、落選ばかりの創作の日々。巨匠にもこんな時期があったのかと興味深いです。その頃、セザンヌはゾラとともに、ピサロやモネ、ルノワールなどの新世代の画家たちと交流するようになり、その様子が見事に再現され、美術ファンにとっては見どころのひとつでしょう。やがてゾラは、1877年に出版した「居酒屋」が大ベストセラーとなり栄光の階段を上り、セザンヌは父親からの仕送りも断たれ、転落していきます。何もかもが正反対の状況になってしまったふたり。当然のようにギクシャクした関係となるのですが、ひたすら孤独に描き続けるセザンヌを支えたのは、ゾラの心のこもった手紙や援助でした。しかし、1886年ある画家の悲劇を描いたゾラの新作小説「制作」が発表され、セザンヌとゾラの友情に大きな変化をもたらすことに……。晩年、いかにセザンヌが近代画家の父と呼ばれるようになっていくのか、最後まで見逃せません!■フランス実力派俳優ギヨーム・ガリエンヌとギヨーム・カネの熱き競演!セザンヌには、自伝的な舞台を脚色・監督し2役で主演した『不機嫌なママにメルシィ!』がセザール賞作品賞を含む主要5部門に輝き、今やフランスで絶大な人気を誇る俳優ギヨーム・ガリエンヌが抜擢。ゾラには、『君のいないサマー・デイズ』『戦場のアリア』のギヨーム・カネが、落ち着いた小説家ゾラの人物像を深みをもって繊細に演じ、フランス実力派俳優の熱き競演に心躍ります。芸術家の喜びや苦悩をくっきりと浮かび上がらせ、セザンヌの絵画にも多く登場するサント・ヴィクトワール山などの南仏プロヴァンスの美しい風景、そしてパリに集う印象派の画家たちを見事に映像に再現して素晴しいです!観ているだけで、印象派の絵の中に惹き込まれるような感覚になれる、アート映画の決定版ともいえる作品です。嗚呼、フランス旅行に行きたくなりますね!■近代画家の父、ポール・セザンヌ(1839-1906)についてセザンヌは、モネ、ルノワールら同世代の画家から評価されただけでなく、20世紀を代表するピカソやマティスらに多大な影響を与えた画家として近代絵画の父と呼ばれています。セザンヌが影響を与えた芸術運動で最も有名なものがキュビスムでしょう。セザンヌの「自然を円筒、球、円錐によって扱う」「多視点」と呼ばれる表現方法は、ピカソがキュビスムのような斬新な表現に取り組むきっかけとなりました。ピカソは、セザンヌのことを「彼は私たち皆の父親のようなものでした」と語っています。セザンヌは、1895年、50歳代に入ってから開催した個展でようやく評価されるようになり、次世代の画家たちからも支持を得るようになりました。美術批評家のタデ・ナタンソンに「りんごの画家」と称賛され、セザンヌが描くりんごは心を奪われるようなかたちと色彩を持った美しいりんごだと評されました。彼の芸術が、多くの画家の着想の源となり、新たな絵画の表現の出発点となったことから、セザンヌは「近代絵画の父」と呼ばれるようになったのです。■ユーラシア旅行社にて映画公開記念ツアーも企画されています!2018年4月4日(水)発「フランス周遊、珠玉の世界遺産とプロヴァンスの村々へ13日間」ユーラシア旅行社にて2018年春出発!映画公開記念ツアーの企画もございます!セザンヌの生まれ故郷エクス=アン=プロヴァンスやパリへ。セザンヌの終の住処となったエクサンのアトリエも見学します。南仏から大西洋岸、北部、首都パリ、地方の村々までフランスの魅力を堪能する旅、素敵ですね。最小催行人員13名(最大20名)詳細は下記のサイトから資料をご請求ください。(国名のところに「WFY3希望(セザンヌの映画のサイトを見て)」とご記入頂ければ幸いです)映画公開記念ツアー案内ホームページ【旅行のお問い合わせ】株式会社ユーラシア旅行社ヨーロッパ担当03-3265-1640(平日10時~18時)出典:■映画『セザンヌと過ごした時間』作品紹介9月2日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国ロードショー近代絵画の父ポール・セザンヌ没後110年製作公式ホームページ©2016 – G FILMS –PATHE – ORANGE STUDIO – FRANCE 2 CINEMA – UMEDIA – ALTER FILMS原題:Cezanne et moi監督:ダニエル・トンプソン製作:アルベール・コスキ脚本:ダニエル・トンプソン撮影:ジャン=マリー・ドリュージュ編集:シルビ・ランドラ衣装:カトリーヌ。ルテリエ音楽:エリック・ヌブー製作国:フランス製作年:2016年映倫区分:G配給:フランス上映時間:114分■映画『セザンヌと過ごした時間』キャストギョーム・ガリエンヌ=ポール・セザンヌギョーム・カネ=エミール・ゾラアリス・ポル=アレクサンドリーヌ・ゾラテポラ・フランソワ=オルタンス・セザンヌフレイア・メーバー=ジャンヌセピーヌ・アゼマ=アンヌ・エリザベート・セザンヌイザベル・カンディエ=エミリー・ゾラローラン・ストーケル=アンブロワーズ・ヴォラール
2017年09月27日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が、東京・南青山に2018年リゾートコレクションを展開する限定ストアを2017年9月29日(金)から10月12日(木)までオープンする。日本初の開催となったリゾートコレクションは、滋賀県のMIHO MUSEUMが舞台となった。コレクションの中には、日本各地でみられる都市と自然の融合、そして日本の伝統的なモチーフが随所にちりばめられていた。今回の限定ストアでも同じくそのムードを受け継ぐ。店内では、限定アイテムを多数展開するだけでなく、誰もが楽しめるインスタレーション展示も行う。1階 ルイ・ヴィトン流、盛大なる“和”のおもてなしフロアコレクションの中でもひと際存在感を放っていた、山本寛斎のデザインした和の要素たっぷりのシンボル。限定ストアでは、その中でも存在感のあったキャッチーでカラフルなだるまをおもてなしのインスタレーションとして採用した。全面ガラス張りの外観には、モノグラムが配された。ルイ・ヴィトンらしい洗練された外観から、モノグラムを通して見えるのはルイ・ヴィトン流の“和”の世界だ。入口に入るとまず目に飛び込んでくるのは、小さなだるまと大きなだるま。右手側に並んだ小さなだるまの前には、和太鼓が置かれていて、それを「ドン!」と叩く、あるいはフチを叩くと、気まぐれな彼らがあるサプライスを届けてくれる。一方、左側には来場者を見つめる赤い大きなだるまが。中は空洞になっており、人が中に入るとだるまの目にある変化が現れる……。彼らが魅せてくれる“おもてなし”は、思わず写真やムービーで収めたくなる愛らしさだ。また、階段までの道のりには、大きな1枚布が飾られている。色彩豊かなそれらの布は、実際にリゾートコレクションでワードローブとして登場したものばかりだ。実際に近くで見れば見るほど、繊細なクリエーションを感じ取ることが出来るだろう。2階 日本限定&ストア限定アイテム目白押しのフロア2階では、2018年リゾートコレクションから厳選したレザーグッズやプレタポルテ、シューズ、アクセサリーなどのアイテムを取り揃える。また、日本限定コレクション、日本限定バッグ2型も店頭に並ぶ。日本限定コレクション日本限定コレクションでは、山本寛斎によるカラフルなだるまや歌舞伎の面をモチーフにしたアイテムが揃う。スカーフは、大胆にも歌舞伎役者を主役にしたデザインだ。また、シューズ類は3型。なかでも存在感のあるアンクルブーツは、モノグラム・キャンバスのクラシカルなレザーを随所に配置し、かかと部分にはだるまの列を走らせたモノグラム・ラインが配されている。そして、エンブロイダリードレスやジャージープルオーバーには七福神が微笑み、レザーライダーズジャケットには歌舞伎役者が顔を覗かせる。レザー小物も同じく、山本寛斎がデザインしたプリントで登場。ジッピー・ウォレット(長財布)、ジッピー・コインパース(コインケース)、ミュルティクレ4(キーケース)、ポルトフォイユ・ヴィクトワール(コンパクト ウォレット)、iPhone7フォリオ(iPhone7ケース)が揃う。限定ストアだけのバッグ限定ストアのためだけに用意した限定バッグ2型も店頭に並ぶ。なかでも目を引くのは、ハンドバッグ「アルマ」だ。ルイ・ヴィトンのアイコンともいえる同アイテムを、機能性はそのまま、今回のためだけに遊び心たっぷりにアレンジ。歌舞伎の面を迫力満点にバッグ全体で表現した。そしてもうひとつが、ルイ・ヴィトンの伝統的なスタイルで製作された「プティット・マル」。モノグラム・キャンバスと伝統的なトランクから着想を得たこのバッグは、昼夜問わず持てるシルエットが魅力。限定アイテムでは、モノグラム・キャンバスのカラートーンを使い分け、さらにベルト部分とバッグ本体中央部分に和の要素を差し込んだ。ゴールドの金具は、通常モデルと同じように、クラシカルかつ上品なアクセントとなっている。リゾートコレクションのアイテムも合わせてチェック日本の文化からインスパイアされたリゾートコレクションのアイテムも、もちろんここでは手に入る。スパンコールのエンブロイダリーでが配された煌びやかなカクテルドレス、カジュアルに着られるTシャツなども店頭を彩る。いずれも和の文化からインスパイアされている。【詳細】LOUIS VUITTON 2018 CRUISE POP POP-UP STORE at Minami Aoyama期間:2017年9月29日(金)~10月12日(木)住所:東京都港区南青山5-2-13日本限定アイテム:・ジッピー・ウォレット 101,520円(税込)・ジッピー・コインパース 49,680円(税込)・ミュルティクレ4 29,160円(税込)・ポルトフォイユ・ヴィクトリーヌ 66,960円(税込)・ポルト クレ・イリュストレ カブキ ダルマ 24,840円(税込)・バンダナ 27,000円(税込)・バッグチャーム 24,840円(税込)・アンクルブーツ 152,280円(税込)・ミュール 93,960円(税込)・スニーカー 101,520円(税込)・ジャージープルオーバー 190,080円(税込)・レザーライダースジャケット 604,800円(税込)・エンブロイダリードレス 1,414,800円(税込)ストア限定アイテム:・プティット・マル 642,600円(税込)・アルマPM・カブキ・マスク 316,440円(税込)【問い合わせ先】ルイ ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120-00-1854
2017年09月23日ディオール(DIOR)から新作ウォッチコレクション「ラ ミニ デ ドゥ ディオール ローズ デ ヴァン(LA MINI D DE DIOR ROSE DES VENTS)」が登場。「ローズ デ ヴァン」は、ファイン ジュエリー部門のクリエイター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ(Victoire de Castellane)が、ムッシュ ディオールのラッキーチャームである「星」とメゾンのシンボル「薔薇」をモチーフに、旅を象徴するコンパスローズのフォルムを再解釈し誕生したメゾンのエスプリが詰まったアイコニックなジュエリー。その名を冠した新作ウォッチは、持ち主の人生を正しい方向に導てくれる“お守り”のような腕時計だ。リュクスな素材と色彩の調和、そしてスイス時計のサヴォワールフェールが具現化されたウォッチは、ディオールらしい遊び心と詩的な世界が表現されている。女性らしさを引き立てる19mmのケースに、繊細なマザーオブパールとマラカイトの文字盤、ミルグレインに彩られたベゼルやダイヤモンドセッティングのクラウンなど、ファイン ジュエリーのディテールが巧みに散りばめられ、ゴージャスでありながらデリケートに女性の手元を彩る。そして、艶やかなブラックサテンのブレスレットが洗練された雰囲気を印象づけている。また、同コレクションの発売を記念して、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌが 描く「ローズ デ ヴァン」のミニアニメーションシリーズより、新作の「タイムトラベル」が公開された。クリスチャン・ディオールと共に時空を超えた旅に出る物語がカラフルなイラストレーションでポップに描かれている。
2017年09月17日ディオール(Dior)がジュエリーコレクション「ローズ デ ヴァン(Rose des Vents)」に新作が登場する。ローズ デ ヴァン アニメーションシリーズの新作も公開。コレクションの名前にもなっている「ローズ デ ヴァン」とはフランス語で羅針盤の風配図の意。クリスチャン・ディオールが子供時代を過ごしたグランヴィルの館の名前が風配図を区切る32の方位を意味する“リュンブ(Les Rhumbs )”だったことから名付けられた。今回登場するのは、「ローズ デ ヴァン」シリーズの特徴的なモチーフ、メダイヨンをあしらったリバーシブルのスモールリング。このメダイヨンは、コレクション名の由来である風配図・ディオールがメゾンを開く際にお守りとして持っていた星のチャーム・幼いころグランヴィルの館で育てていた薔薇、これら3つの彼にとって重要なモチーフが組み合わされてできたものだ。クリエイターのヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌはこのメダイヨンについて、メゾンの歴史が全て詰まっているとも語る。メダイヨンを中心として指を取り囲むのは、風配図のモチーフにぴったりな、船のロープを思わせるねじれたフォルムのゴールドのグレイン。リッチなこのアーム部分の装飾は、ターコイズ、ピンクオパール、マザーオブパールの全てにぴったりと合い、よりストーンの色合いを美しく見せている。指先に纏うお守りのような「ローズ デ ヴァン」のスモールリング、大切な時にそっと身に着けてみては。【詳細】ディオール「ローズ デ ヴァン」スモールリング発売時期:2017年5月・リング(YG×MOP×DIA) 145,000円+税・リング(YG×TURQUOISE×DIA) 178,000円+税・リング(PG×PINK OPAL×DIA) 185,000円+税【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2017年07月31日ディオール(Dior)のジュエリーコレクション「ローズ デ ヴァン(Rose des Vents)」から、ブレストプレートが登場。星やバラがモチーフのリバーシブルネックレス「ローズ デ ヴァン」は、クリスチャン・ディオールが幼少期を過ごし館の内装や庭に描かれていた風配図と、ディオール自身がいつも持ち歩いていた「星」や、彼が愛した「バラ」のモチーフを重ね合わせた、お守りのように毎日身に着けたいジュエリーシリーズだ。ブレストプレートは、タイガーアイ、カーネリアンが加わり、より豪華な仕上がりに。表面は、大小さまざまなな大きさのモチーフがデザインされ、クラシカルで上品な印象だ。裏面にすると、ストーンの素材を活かした色彩豊かなデザインへと変化するリバーシブルタイプとなっている。ブティック販売記念、アニメーションが公開このジュエリーの販売開始を記念し、ディオール ファイン ジュエリーのアーティスティック ディレクター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌが手掛けたアニメーションムービー「ミルキィウェイ」が公開された。星々がきらめく夜空から、ネックレスのメダリヨンが現れ、星座となってメゾンのコードを描き出す。【詳細】ディオール ファイン ジュエリー「ローズ デ ヴァン」ブレストプレート価格:11,000,000円+税【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2017年07月24日ディオール(Dior)から、新ジュエリーコレクション「ローズ ディオール プレ カトラン(La Rose Dior Pré Catelan)」が登場。ムッシュ ディオールが愛した薔薇。ディオールを象徴するこの大切なフラワーがモダンにアレンジされ、ジュエリーとして姿を現す。手掛けるのは、ディオール ファイン ジュエリー クリエイターのヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ。透明感のあるピンクカルセドニーをローズの形にカッティング。花びらの上にはダイヤモンドをあしらい、さらに花に集まるミツバチたちもモチーフとして起用した。完成したのは、2つのバリエーションのリングとネックレスだ。どれも独創的なデザインと柔軟な発想で選ばれた素材のコンビネーションが際立つ。また、イエローゴールドまたはピンクゴールドに、ダイヤモンドを組み合わせたミツバチモチーフのリングも展開。どれも纏うだけで心が豊かになる、エクスクルーシブな仕上がりだ。【アイテム詳細】ディオール「ローズ ディオール プレ カトラン(La Rose Dior Pré Catelan)」※店頭にて発売中。取扱店舗:ディオールブティック ファインジュエリー取扱店【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2017年07月24日ディオール(Dior)からヴェルサイユ宮殿の庭園をモチーフにしたハイジュエリーコレクション、「ディオール ア ヴェルサイユ, コテ ジャルダン 」が登場する。ヴェルサイユ宮殿の庭園をモチーフにヴェルサイユの庭園に息づく美しい植生。今回のハイジュエリーコレクションは、絶対王政の象徴・ヴェルサイユ宮殿の庭園から着想を得た。みずみずしく豊かに咲き誇る草花の自然の力が人の手により幾何学的に配置され、壮麗な景観を作り出しているさまに自然と文化の調和を見たクリエイター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌは、小さなピースのなかにこれらの世界を再現した。庭園を歩いているかのような物語性をジュエリーに庭園中央に大きく設置された池の水の光の変化によるきらめきを、サファイアやトルマリンといったわずかにニュアンスの異なる石により表現。庭園を歩くなかで出会うだろう池の周りに整えられた花々には、葉についた露を示す透明なダイヤモンドが光る。宮殿の一部を象徴するようなジオメトリックな黄金によるモチーフは、緑の小道を表現したエメラルドにより縁どられている。異なるデザインのカップルが一つとなるイヤリング特に注目したいアイテムは、二つの異なるデザインが合わせられたイヤリング。勝利や豊かさといった幸福な象徴として同時に使われることも多い麦の穂と月桂樹をペアにしたデザインや、装飾のほどこされたデザインの異なる門扉やフェンスをモチーフにしたものなど、見た目こそ異なれど同じ一つのストーリーを示すものがペアになっている。【詳細】ディオール ハイジュエリーコレクション「ディオール ア ヴェルサイユ, コテ ジャルダン 」価格帯:11,000,000~300,000,000円【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2017年07月16日ディオール(Dior)のファインジュエリーコレクション「ローズ デ ヴァン(Rose des Vents)」よりマラカイトを用いたジュエリーを紹介。「ローズ デ ヴァン」は、クリスチャン・ディオールが幼少期を過ごした別荘の内装に描かれていた風配図のモチーフをヒントに作られたジュエリーコレクション。ディオール自身がいつも身に着けていた“星”や、彼が愛したバラのモチーフも共に重ね合わされており、まるでお守りのように毎日身に着けたいジュエリーだ。マラカイトを用いたシリーズは、マラカイトの深いグリーンとゴールドが美しく調和したデザイン。片面はマラカイトストーンの上にゴールドのスターモチーフとダイヤモンドをセッティング。反対の面には、マラカイトのハードストーンがあしらわれており、石の表情をじっくり鑑賞することができる。このダブルフェイスのメダイヨンは、身に着ける人の動きによって自由自在に回転する仕組みになっている。コレクションには、ゴールドチェーンでメダルをつないだブレスレットと、3種類のネックレスが展開される。また、ディオール ファイン ジュエリー クリエイターのヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌによる最新ムービーも公開。彼女が描くファンタジーは、身に着ける喜びを教えてくれるジュエリーコレクションと同じく幸せに満ち溢れている。【詳細】ディオール「ローズ デ ヴァン」・ブレスレット(YG×マラカイト×ダイヤモンド) 220,000円+税・ネックレス(YG×マラカイト×ダイヤモンド) 230.000円+税・ネックレス(YG×マラカイト×ダイヤモンド) 550,000円+税・ネックレス(YG×マラカイト×ダイヤモンド) 1,450,000円+税【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2017年06月15日ときおり、大麻を所持していた疑いで逮捕されるニュースを耳にしますよね。著名人が大麻を所持していたとして逮捕される事案は、珍しくないものになっています。大麻は、大麻取締法により、都道府県知事の免許を受けた者以外による所持が禁じられています。ところで、大麻以外には、どのようなものが所持を禁じられているのでしょうか。*画像はイメージです:■所持が禁止されるには合理的な理由が必要大麻以外にも、覚せい剤などの薬物、ナイフ、児童ポルノなどを所持していたといった事件が、よく報道されています。人には物を所持する自由がありますから、法律で所持を禁止するには、社会に受け入れられる理由が必要です。そのため、所持を禁止されている物の種類から、禁止されている理由がわかるものがほとんどです。所持に刑事罰を与えていることから、それぞれの法律では、所持が禁止される物について、ほとんどの場合、具体的な定義を定めています。今回は、法律上の用語を使って、どのような物の所持が禁止されているか、ざっくりと分類してあげてみます。所持を禁止するときには、特定の目的を持った所持を禁止する場合や、許可等を得ない所持が禁止される場合などがあります。これは、一般には所持を禁止すべき物であっても、医療や学術研究、または適切な管理の下では有効に活用できたり、必要不可欠な場合が多くあるからです。他方で、所持が禁止される物を製造する道具や原料の所持も禁止される場合もあります。これは、所持が違法とされる場合を広く捉えるものといえます。以下、所持が規制・禁止されているものをご紹介します。 ■乱用される薬物薬物乱用は社会だけでなく、使用者へもその悪影響が大きいことから、各種薬物に法規制が行われています。他方で、薬物は医療や学術研究へ有用であることから、許可等を得たときには所持が認められています。「大麻」「向精神薬」「覚せい剤」「あへん」などの所持が禁止されています。医薬品は、医療へ有用ではありますが、その反面、乱用すればその弊害は明らかです。そのため、許可等のない「指定薬物」の所持が禁止されています。危険ドラッグ(違法ドラッグ)と呼ばれるものは、この規制により、所持が禁止されています。 ■毒など危険な物危険の薬品として、「特定毒物」「サリン等」の所持が禁止されています。「サリン等」の所持を禁止する法律は、平成7年に成立しており、その頃宗教団体によって起こされたテロ事件においてサリンが使用されたことがきっかけとなり、制定されました。それまでは直接的に規制する法律が存在していませんでした。刑罰法規は、明確性が求められることから、事前に抽象的に規制をするということが難しく、今後もこのような事後的な対応になってしまう事例が生じる可能性は残されているといえます。また、病気の原因となる、「一種病原体等」「家畜伝染病病原体」も、その危険性から所持が禁止されています。 ■凶器、武器、兵器「鉄砲又は刀剣類」の許可等のない所持も禁止されています。また、刀剣類とまではいえない「刃物」についても正当な理由のない携帯が禁止されています。武器ではない道具についても、その取扱いが制限されているのです。爆発物などの危険物として、「火薬類」「爆発物」「火炎びん」の所持も禁止されています。これらの以上に危険な兵器も、取り締まる法律があります。「対人地雷」「クラスター爆弾」「生物兵器又は毒素兵器」「化学兵器」の所持が禁止されています。更には、一般人はあまり関わりませんが、原子力にかかる物についても、所持が禁止されています。これは、その物の持つ能力や危険性から、取扱いを国として管理する必要が認められるからであるといえます。具体的には、「原子核分裂等装置、放射性物質」「核燃料物質」「放射性同位元素」の所持が禁止されています。 ■わいせつな物昨今、報道されることが多くなってきた、「児童ポルノ」はその所持が禁止されています。平成26年改正前は、他者への提供等の目的による所持が禁止されていましたが、改正により、自己の性的好奇心を満たす目的による所持も禁止され、処罰範囲が拡大されました。「わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物」については、従前から刑法により所持が禁止されています。 ■生活上の注意そのほかにも、所持を禁じる法律はいくつかありますが、日頃生活をしているなかで所持が禁止されているものを手に入れる機会は多くありません。街中のお店で手に入るものであって、必要な理由があって所持しているものであれば、基本的には法律に触れる心配をすることはありません。薬局で買った薬が違法な薬物ではないかとか、観葉植物として購入した植物に違法な病原体や薬物が含まれているのではないかと心配していては、日常生活をおくることもままならなくなってしまいます。しかし、最近ではインターネットで違法な薬物が簡単に入手でき場合もあり、特段の心理的抵抗なく購入したり輸入してしまう場合があります。また、児童ポルノについても、SNSなどのインターネットで違法とは考えずにやり取りしている例が見受けられます。万全の対策というものは難しいですが、ニュースなどで報道されている事件について、自分のまわりに起きる可能性がないかどうか、考えてみると良いと思います。 *著者:弁護士 荻原邦夫(ヴィクトワール法律事務所。刑事事件を主に取り扱っています。お客様に落ち着いていただき、理解していただけるよう対応します。)【画像】イメージです*makaron* / PIXTA(ピクスタ)
2017年06月07日名古屋・ヤマザキマザック美術館にて、展覧会「もっと知りたい名画の世界よそおいの200 年」が、2017年4月22日(土)から8月27日(日)まで開催される。展覧会の見どころ本企画展では、17世紀後半から20世紀初頭にフランスで描かれた絵画を中心に、当時の装飾品や調度品を合わせて展示することで、ヨーロッパの美術と装いの文化が広く紹介される。見所は、フランスを中心とするヨーロッパの、200年もの宮廷ファッションを一望できる展示だ。貴族たちが着ていた豪華なドレスや衣服を、宮廷の部屋の装飾をイメージした展示空間で楽しめる。フランス絵画300年の歴史をファッションの切り口で知る出展される絵画作品は、貴族の肖像画を中心としており、そこから当時のファッションや文化を窺い知ることができる。「太陽王」ルイ14世と17世紀のフランスを代表する俳優にして喜劇作家のモリエールを、ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングルが描いた《ルイ14世の食卓のモリエール》。重い巻き髪や全身リボンの装飾などが見てとれるが、これらは当時流行した宮廷ファッションである。18世紀、ロココの時代に入ると、フランスのファッション産業は大きく開花する。ヴィクトワール・シャルティエの《雅やかな場面》(長坂バロックコレクション)には、優美な羽根飾りやレース飾りを身に纏った煌びやかな女性たちが描かれている。ポンパドゥール夫人やマリー・アントワネットに代表されるように、女性たちが輝きに満ちていた時代であった。古代への興味からローマやギリシャ風のファッションが流行したのもこの時期。エリザベト・ルイーズ・ヴィジェ=ルブランの《リラを弾く女性》には、肌が透けて見えるほど薄く、柔らかな生地でできたガウンを着用した女性が描かれている。古代ギリシャのキトンのようなこのシュミーズ風ガウンは、当時の女性たちの間で好まれていたファッションである。その後、19世紀の王政復古はロココを彷彿とさせるロマンティックな様式のファッションを流行させた。19世紀後半には、袖山を盛り上げ、ウエストを絞り、スカートの裾をベル型に広げた「砂時計シルエット」のドレスが姿を現しだす。自然界の有機的な曲線を理想とした、アール・ヌーヴォー小式の隆盛がさらにこのドレスの曲線を強調したものへと変化させることとなった。当時の風俗を表す調度類も展示さらに、絵画や衣服以外に、18世紀の香水瓶や扇、髪飾りといった小物類も展示されるほか、日本の洋裁教育の学術展示も行われる。なお、ヤマザキマザック美術館は、18世紀から20世紀に至るおよそ300年ものフランス絵画コレクションに加え、アール・ヌーヴォーの家具や工芸品、なかでも質の高いエミール・ガレ最晩年のガラス作品を多く所蔵することで知られている。当時流行したドレスや髪型がわかるファッションプレートもまた会場では、「化粧・女性・美意識」をキーワードに東西の”美”に関する広い研究を行っている「ポーラ文化研究所」の所蔵品も約100点が公開される。当時流行したドレスや髪型、装身具が描かれた華やかなファッションプレートも約40点や、ヘアスタイルを1/2サイズで復元した結髪雛形約20点などを展示。絵画と合わせて見ることで、より貴族たちの華やかで美しい生活や美意識をリアルに楽しむことができるだろう。詳細展覧会「もっと知りたい名画の世界 よそおいの200年」期間:2017年4月22日(土)〜8月27日(日)時間:平日10:00〜17:30、土日祝 10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日※ただし5/1、7/17、8/14は開館。(月曜日が祝日の場合は翌平日休館)会場:ヤマザキマザック美術館住所:愛知県名古屋市東区葵 1-19-30入館料:一般 1,300円、小・中・高生 600円、小学生未満無料※音声ガイド無料サービス※一般10名以上の場合は一人1,100円講演会情報:■「ロココからベルエポックのメークアップ・ヘアスタイル」日時:2017年5月14日(日) 14:00〜講師:津田紀代(元ポーラ文化研究所主任学芸員)■「パリオートクチュールの”裏”側―構成学的な見地から」日時:6月4日(日) 14:00〜講師:滝澤愛(椙山女学園大学講師)■「ヨーロッパのファッション史-王子様とお姫様から紳士淑女まで」日時:7月16日(日) 14:00〜講師:能澤慧子(東京家政大学教授)■「18世紀フランスから現代のコスプレ文化への繋がり」日時:7月22日(土) 14:00~講師:小栗徳丸(イベントプランナー、名古屋文化短期大学講師、和歌山大学客員教授)予約:不要 ※定員80名の先着順参加費無料 ※ただし当日の鑑賞券または半券が必要開催場所:マザックアートプラザ4階会議室(美術館北側隣接ビル)
2017年02月11日ディオール(Dior)が、6月に発売されたファインジュエリー コレクション「ローズ デ ヴァン(Rose des Vents)」の世界観を表現したアニメーションを公開した。「ローズ デ ヴァン」は、フランス語で風向きをあらわあす風配図を意味するもの。同コレクションでは、旅のシンボルである風配図とムッシュ・ディオールが持ち歩いていたラッキースター、彼がこよなく愛した薔薇を重ね合わせたモチーフの「メダリオン」を使ったジュエリーが展開されている。今回は、同コレクションの世界観を手描きのアニメーションで表現。ディオール ファイン ジュエリーのクリエイターであるヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌによって、水中の旅の中で貴重な海賊の財宝である「メダリオン」を見つけるというストーリーが描かれている。動画引用元: (ディオールオフィシャルYouTube:
2016年12月26日11月18日に新作が発売されるディオール(Dior)のファイン ジュエリー コレクション「ローズ デ ヴァン(Rose des Vents)」のキャンペーンヴィジュアルに、エミー賞ノミネート女優エミリア・クラークが起用された。映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』でサラ・コナー役を演じ、『ゲーム・オブ・スローンズ』ではエミー賞にもノミネートされたクラークにとって、ラグジュアリーブランドとのコラボレーションは初めてとなる。撮影はファッション界のトップフォトグラファー、パトリック・デマルシェリエが行った。「ローズ デ ヴァン」は、フランス語で風配図を意味し、クリスチャン・ディオールが子供時代に過ごしたグランヴィルの館“リュンブ”の池の底にモザイクで描かれた風配図「ローズ デ ヴァン」がコレクションのテーマとなっている。星と薔薇を重ね合わせた丸いメダイヨン(=ペンダント)がモチーフの同ジュエリーについて、ディオール ファイン ジュエリーのクリエイター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌは「クリスチャン・ディオールの幼少の思い出である風配図と、彼が持ち歩いていたラッキースターのチャーム、そして彼がこよなく愛した薔薇が折り重なったデザインには、メゾンの歴史のすべてがほのめかされています」と語っている。イエローゴールド、マザーオブパープル、ラピスラズリ、ターコイズ、ピンクゴールド、ピンクオパールを使ったブレスレット、ネックレスは共にリバーシブル仕様となっており、着ける人の動きに合わせてメダイヨンがチェーンの先で反転する。
2015年11月12日ディオール(Dior)が7月、新作ファインジュエリーコレクション「ソワ ディオール(Soie Dior)」を発売した。ジュエリーデザイナーのヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌがデザインを手掛けた同コレクション。「ソワ ディオール」の“ソワ”とは“シルクのリボン”を表しており、このリボンが折りたたんだり、丸めたり、ひねったり、広げたり、ねじったり、ひっくり返したりと、一つの動きからもう一つの動きに移行するまでの一瞬を無作為にとらえて表現したコレクションとなっている。パヴェセッティングされたゴールドやネックレスの形状など、リボンの自由な動きを可能な限り立体的に表現した精密なクリエイションは、ジュエリーの中にシルクのしなやかさを映し出す。ストーンの中にシルクのしなやかさを映し取るため、パリでも屈指のハイジュエリー職人たちが創意工夫を究め、ノウハウの限りを尽くしたという同コレクション。リボンの自由な動きを可能な限り再現するため、いたる箇所でゴールドが連節構造になっています。ダイヤモンドのネックレスでは、トラペーズ、エメラルド、オーバル、クッション、ブリリアントなど様々なカットを駆使したストーンセッティングの高低差がリズムを生み出し、シルクの艶やかなきらめきを立体的に表現するものとなっている。ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌは、今回のコレクションについて「人は直観的にリボンをもてあそび、あっという間に現れては消える形を楽しみます。 私は、そうした自由な動きをそのまま表現したかったのです」とコメントを寄せている。
2015年07月21日写真家・鈴木理策の個展「鈴木理策写真展 意識の流れ」が、東京オペラシティ アートギャラリーにて、7月18日より開催される。9月23日まで。1963年和歌山に生まれた鈴木理策は、1980年代半ばから写真を媒体に創作活動をはじめた。故郷の熊野をテーマとした初の写真集『KUMANO』(1998年)など、連続性のある写真手法や物語性のある表現が評価され、2000 年に第25回木村伊兵衛写真賞を受賞。熊野での撮影をライフワークとしながら、南仏のサント・ヴィクトワール山やセザンヌのアトリエ、桜や雪など、様々な対象を異なるアプローチからとらえ続けてきた。2006年にニューヨークで、2011年にチューリッヒで個展を開催するなど、国際的に活動の場を広げている。本展のタイトル「意識の流れ」は、「見るという行為に身をゆだねると、とりとめのない記憶やさまざまな意識が浮かんできて、やがてひとつのうねりのような感情をもたらすことがある」という鈴木自身の経験に基づいてつけられたものだという。「『見るということ』そのものを提示したい」と語る彼の言葉の通り、説明的ではなく抽象的で、感覚と視覚により訴える作風が鈴木の写真の特徴だ。それを観る者は、写真を見る時間の流れの中で鈴木のまなざしを追体験し、さらに純粋に「見ること」へと導かれていくだろう。2007年以来、約8年ぶりの大規模個展となる本展は、新作および未発表作品を中心に写真作品約100点と映像作品3点を展示する。なお映像作品3点は、鈴木が近年関心を寄せるデジタルカメラで撮影されたもの。“スティル写真”、“動画”、“動画の静止画”による構成からは「見ること」と「見ている時間」をめぐる鈴木の実験精神がうかがえる。【イベント情報】「鈴木理策写真展意識の流れ」会 場:東京オペラシティ アートギャラリー会 期:7月18日~9月23日時 間:11:00~19:00(金・土は20:00まで、最終入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝休日の場合は翌火曜日、ただし9月22日は開館)、8月2日入場料:一般1,200円、大・高生800円、中学生以下無料
2015年07月10日ディオール ファイン ジュエリー(Dior fine jewelry)が、新作ジュエリーコレクション「ローズ デ ヴァン」を発表。このほど、本作のクリエイターであるヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌが描いたイラストが動き出す、可愛らしいショートフィルムがパリから到着した。今回、発表されたのはクリスチャン・ディオールが幼少期に過ごしたノルマンディのグランヴィルの館に今でも残されているという「ローズ デ ヴァン」と呼ばれる“羅針盤の風配図”をモチーフにあしらった、リバーシブルのジュエリー。迷信深いクリスチャン・ディオールがメゾンを始めるきっかけとなった星、そして彼が愛した薔薇を組み合わせたーー正しい方向へ風が導いてくれる、そんなお守り的なジュエリーとなっている。ちなみに、作品のタイトルになっている「Rose des Vents(ローズ デ ヴァン)」とは、直訳すると“風の薔薇”ーー放射状に広がる風配図が薔薇を連想させたことからそう呼ばれているのだとか。今回の作品について、ヴィクトワールは「小さなモチーフペンダントというアイデアから出発したかったのです。そしてメダイヨンほど暗示的なものはないと思いました。風配図は旅のシンボルですが、このメダイヨンにはクリスチャン・ディオールのお守りであった星だけでなく、彼が愛した薔薇も折り重なっています。メゾンの歴史のすべてがほのめかされているのです」とコメントを寄せている。リバーシブルのメダリオンは、マザーオブパール、ピンクオパール、ターコイズ、ラピスラズリの4色で、ブレスレッドは4種類、ネックレスは5種類でそれぞれ6月10日より発売される。
2015年05月07日ナタリー・ポートマンがミューズを務めるパルファン・クリスチャン・ディオール(Parfums Christian Dior)が2月6日、「ルージュ ディオール ブリヤン」を刷新。全12色(限定2色含む、各3,900円)が出そろった。グロスでは再現出来なかったリキッドバームのような濃厚なテクスチャーで、デリケートな輝きを実現させることに成功。くぼみのあるやや硬めのチップは一塗り分の適量を的確にキャッチ。鮮明なカラーをぴたっと密着させ理想的なバランスを生み出す。中でも注目は主役級の存在感を放つ、赤や眩いピンク、オレンジ。999はディオールが求めた理想の赤。ドレスアップした時のように、気分もクラス感も一気にアップ。775「ダーリン」は、ラッカーのような青み掛かったピンク。いつもの自分に変化と刺激を与えたい時に付けてみては。そして808「ヴィクトワール」は、意志のある女性像をイメージしたやや強めのフレッシュコーラルで、個性的かつエレガントな印象となる。シェード掛かったモードルックを手に入れたい方は、この三つのカラーがおススメ。〈問い合わせ先〉パルファン・クリスチャン・ディオールTEL:03-3239-0618
2015年01月27日