やってみたいけど意外と大変なものの一つに、「一人暮らし」が挙げられるのではないでしょうか。反抗期だったあのころ、親とケンカして「家から出て行きなさい!」、「もういい帰って来ない!家出する!一人暮らしする!」と言い合っていたのとはわけが違います。実際にアパートを借りて手続きをしてとなると……苦悩がたくさん待ち受けているかも(筆者は一人暮らし未経験者)。そこで、一人暮らし経験者だからこそ分かる、あるあるトホホネタを集めてみました。調査期間:2010/3/30~2010/4/5アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 497件(webログイン式)今回紹介するのは、この不況下で一番の懸念である【一人暮らしトホホお金問題編】のエピソードです。■腹が減っては……バカにならないエンゲル係数最も多かった声は、やはり食費関連の苦悩。一人暮らしをしてみて初めて、思った以上に食費にお金がかかることに気付くそう。「お金がなくて、パンの耳を食べて過ごした」(20代後半・男性)「調味料があまり買えない」(20代前半・女性)「毎日、卵かけご飯という時期も……」(20代前半・女性)「給料日前にお金も食べ物も底をついて、調味料と水だけで2日過ごした」(20代後半・男性)といったひもじいネタはもちろん、買い物での悩ましいエピソードもちらほら。「スーパーで、野菜や肉の相場を知らなくて、買い物が下手だった」(20代後半・女性)「単身者向け商品はもともと割高。また、いつか使う・あると便利、みたいな商品にお金をかけても一人だと使う機会はない上に、すぐに赤字になる」(20代後半・男性)確かに、買うならば一度に大量に買った方が安いとはいえ、食品系などは一人だとなかなか使い切れないことも……。この世の中、一人暮らしに優しい設計にはなっていないものなのですね。■銀行に行く時間がないのが困る忘れちゃいけない落とし穴がコレ、銀行問題。平日、朝から晩まで仕事をしていると、なかなかお金を下ろしに行く時間がとれないものです。「ATMの終了時間までに仕事が終わらず、財布の中に小銭しかない日が何回かあった」(20代前半・女性)「平日に銀行に行けない。家族に頼めないので、有休をわざわざとって行っていた」(20代前半・女性)今の時代、たいていはクレジットカードや、カードのチャージで事足りますが、「宅配便などで代引きで注文したのを忘れてお金がなかった」(30代前半・女性)など、急に現金で支払わなければならない局面もあります。銀行の営業時間外や、コンビニでばかり下ろしていては、手数料貧乏になってしまいます。庶民たるもの、1回数百円とはいえ手数料をバカにはできません。打倒・手数料、といった気概は日々持ち続けたいものです。■快適な生活を送りたければ……必要なのは金だ金!「BGM代わりにテレビをつけっぱなしの生活をしていたら、電気代が思いのほかかかって、驚いた」(20代後半・女性)「暑い夏や寒い冬に冷房、暖房を使いすぎて高額な電気代の請求が来た」(20代前半・男性)実家で暮らしているときはみじんも気にせず使い放題だった光熱費。生活を快適にすべく、軽い気持ちで使っていては、恐ろしいことになるようです。■こんなこともあるのね……!あなどりがたし一人暮らし「結婚式のご祝儀に、新札がない!!焦った。実家なら誰かが何かしら持ってたので……」(20代後半・女性)といった細かいけれど捨て置けない話もありました。こうした小さいけれども不便な話はまだまだ出てきそうです。「ある日突然目が開かなくなったり、大きな虫歯が発覚したり、急に足を骨折したり……予想外の医療費がかかりすぎて、生活費がなくなった」(20代後半・女性)この方はずいぶん大変な目に遭っておられますが、急なケガや病気は誰にでもありうること。お金がないから食費を削り、その結果栄養不足になって病気になる、という悪循環には気をつけたいものです。■面倒だけど避けられない、手続きあれこれ悲喜こもごも最後に、一人暮らしにおける最大の壁といっても過言ではない、手続き問題についてです。「新聞を頼んでいて、口座引き落としで料金を支払っていたときの話。途中で担当の営業所が変わったのだが、新旧の営業所から二重にお金を徴収されていた。文句を言おうにも仕事や生活が忙しくて面倒くさくなってしまった」(20代後半・女性)「公共料金などの支払いの時間がなく、危うく延滞料を払わなければいけないところだった」(20代前半・女性)口座引き落としでさまざまなことを済ませていると、ごくまれにミスがあった場合に気が付きにくく、自分でいちいち毎月支払いをする場合は、ウッカリ忘れないようにしなければなりません。「ついつい家賃を払い忘れた」(20代後半・女性)なんて声もありましたが、「ついつい友達に借りたお金返し忘れちゃったヨー☆」のような軽いノリで済まないところに一人暮らしの厳しさを感じます。ただ、ギリギリの生活をする必要がなければ、お金持ちでありさえすれば、【一人暮らしのお金問題】について思い悩むこともありません。「結局、人生お金。お金がほしい」、そんな気持ちを胸に、来る一人暮らしに向けてせっせと働こうと思います(あーあ、原稿料、たくさんほしいなぁ)。(朝井麻由美/プレスラボ)【関連リンク】カップヌードルの以前の「謎肉」と「コロチャー」どっちが好き?カップ麺は一人暮らしの味方衝撃!長野県にはゴキブリがいないって本当!?ゴキブリは一人暮らしの敵「一人暮らし」と「実家暮らし」は就活の合否に関係ある?できれば、そんな理由で不採用になりたくはないですよねお金がなくなったとき切り詰める費用ランキング恋人がいなくて寂しいと感じる瞬間ランキング
2010年04月21日COBS ONLINEの会員に対して、2009年6月9日から6月14日にかけて「夏の電気代に関するアンケート」を実施した(N=1,000)。■夏の一人暮らしの電気代の最高額は、5,000~10,000円まず、現在の居住形態を見ると、「家族と同居」が68.4%、「一人暮らし」21.3%となった。一人暮らしをしていると答えた人を対象に、夏の電気代最高額を尋ねたところ、「5,000~10,000円」の範囲が46.4%ともっとも多くなった(図1)。10,000円を越えたことがあるのは13.2%で、最高額は23,000円だった。一方、全体の9.4%は最高でも3,000円以内に収めて過ごしている。夏の最高の電気代の平均額は、5632.8円だった。また、居住形態を問わず回答者全員に「夏場、自宅の冷房設定温度は何度ですか?」と尋ねると、全体では「28度」という答えが26.5%ともっとも多かった(図2)。これは国民的プロジェクト「チーム・マイナス6%」が推奨する冷房の温度と同じである。なお、男女別に見ると「23度以下」、「24度」、「25度」といった温度では男性の割合が多く、「26度」、「27度」、「28度」という温度においてはそれぞれ女性の割合が多くなった。平均は男性「25.6度」、女性「25.9度」と、女性の方がわずかに高めの温度に設定していることが分かる(図3)。■電気代節約のために、20代が工夫していること「夏場の電気代をどのように節約していますか?」と問うと、中には「光熱費込みの物件だから節約は意識していない(女性 22才以下 年収:200万円未満)」というような声もあったが、お金をかけずに涼しく過ごすためのさまざまな工夫が挙げられた。●扇風機、換気、すだれなどの日よけ。(男性/28才/年収:400~500万円未満)●カーテンを遮光性の高いものに変えた。(女性/25才/年収:300~400万円未満)●窓際にアサガオなどを植えて、緑のカーテンを作り、日差しカットする。(女性/25才/年収:200~300万円未満)●休日は図書館など涼しくてお金がかからない場所で過ごすようにする。(女性/27才/年収:300~400万円未満)●部屋が狭く、冷房だとすぐに部屋が冷たくなってしまうので、すぐに冷房を切り、扇風機に切り替える。(女性/27才/年収:300~400万円未満)●寝るとき以外は窓を開けっ放し。風鈴があれば尚良し。(女性/23才/年収:200~300万円未満)●夜は氷枕をして寝る。(女性/25才/年収:300~400万円未満)●大学生のときは寮生活だったので、ペットボトルに水を入れて凍らせ、それを抱いて寝た。夜中に冷蔵庫を開けるのが禁止だったので、喉が渇いてきた時にも役立った。(女性/24才/年収:200~300万円未満)●扇風機を二つ回して、部屋の中の空気がうまく循環するように配置する。(女性/23才/年収:200~300万円未満)さらに、冷房以外に通年で行える電気の節約術も聞いた。こまめに電源を切ったり、無駄な時間帯の電気消費をなくすことにより節約を図っていることが分かる。●長期不在のときは冷蔵庫の電源をオフにする。(男性/28才/年収:400~500万円未満)●あまり夜更かしをせずに早く寝る。(女性/23才/年収:200万円未満)●職場に行く際、ブレーカーを落とす。契約アンペアを低くする。(女性/26才/年収:200~300万円未満)●朝、昼、夜のうち、昼に付けると値段が高くなるので(編集部注:料金体系は契約プランによります)、必要のないときは高くなる前の朝や夜に電気を使用している。(男性/24才/年収:200万円未満)●無駄なライトや主電源を切る。たまにはテレビもつけずに静かにするのもいい。(女性/25才/年収:200~300万円未満)COBS ONLINE会員アンケート「夏の電気代に関するアンケート」より抜粋(期間:2009年6月9日~14日、集計人数:1,000名完全版(画像などあり)を見る
2009年07月02日