博物館は独特な雰囲気があってワクワクしますよね。好奇心旺盛な子どもなら、博物館と聞いただけでよろこぶことでしょう。博物館は子どもが自発的に学べる最高の学び場です。博物館大好きな私が親子一緒に博物館で楽しく学ぶポイントを解説します。■ジャンルやプログラムなど、場所によってさまざま博物館には、恐竜博物館や歴史博物館、電力博物館、携帯博物館など数多くあります。私は子どものころ、歴史博物館が好きでした。両国の江戸東京博物館では、鹿鳴館の模型の屋根が時間ごとに開いて、なかの舞踏会の様子を見ることができました。展示室では模型のなかの人たちが和服を着ていて、とても驚いた記憶があります。男の子にいちばん人気があるのは恐竜博物館でしょうか。よく展示されているのが実物大で復元した骨格。迫力満点でインパクトがあります。博物館は展示品を見るだけでなく、自分でつくって楽しむワークショップや専門家が説明してくれる講座など、多彩なプログラムが用意されているところもあります。予約が必要な場合もあるので、事前に調べておくといいでしょう。■子ども自身が感じて学べるような雰囲気づくりを博物館の魅力は体験できること。恐竜なら図鑑で見るよりも実物大の複製を見たほうが「もっと詳しく知りたい!」と思うはず。「勉強しなさい」と言うよりも、「こんなにおもしろいものがあるよ」と導いてあげたほうがスムーズに受けいれてくれることでしょう。子どもが興味をしめしたら、積極的に学ぶチャンスです。ほかの来場者に迷惑をかけず、館内ルールを守っているかぎり、自由に学ばせてあげましょう。親があれこれ解説するよりも、子ども自身に読ませ、聞かせ、さわらせる。子どもが自発的に学ぶ力をはぐくむことができるような雰囲気づくりをしましょう。■質問されたら一緒に調べて考えよう子どもと博物館へ行くと、好奇心が旺盛なことに驚くでしょう。私も展示物について片っぱしから父に聞いていました。父は教えるのが好きで博識だったので、くだらない質問にも、いつもていねいに答えてくれました。展示物を見ているときに、子どもから質問されることもあるでしょう。知りたい気持ちが高まっている証拠なので、質問されたらできる範囲で答えてあげてください。問題を追及する力が養われます。答えられない質問をされた場合は、一緒に考えてみることをおすすめします。「なぜブラックホールはものを吸いこむの?」なんて聞かれても即答できませんよね。そういうときは、「調べてみよう」と親子で答えを探してみましょう。大きな博物館では学芸員が常駐しているところもあります。子どもと一緒に質問をしてみるのもいいですね。お台場の日本科学未来館では、親子で科学に触れることができる、”おや?”っこひろばや、科学技術の簡単な質問に答え、自分の意見を発信できるオピニオン・バンクなどのアクティビティが用意されています。博物館ならではのプログラムをどんどん活用しましょう。子ども時代に好きだったものは将来にも影響を与えます。いろいろな博物館を訪れて、好奇心が刺激される経験ができるといいですね。最高の学び場で、お子さんと一緒にたくさんの知識を蓄えましょう!(雨宮紫苑<フォークラス>)
2016年08月13日大好きな彼からの突然の別れ…辛くてなかなか立ち直れないですよね。そんな苦しい失恋、ただただ時間が癒してくれるのを待っているだけじゃもったいないんです!失恋を学びに変えて次へのステップへと繋げましょう!相手も自分も否定しないことまず、失恋から学ぶ為に「誰のことも否定しないこと」が絶対条件です。相手の不貞や性格、価値観、そして自分の魅力や努力など。あなたの所為で…どうせ私なんて…と失恋の原因をどちらか一方に欠点があったからだと、相手または自分を否定しているだけではきっとまた同じことが起こってしまいます。恋愛だけでなく、人間関係が破綻してしまう要因の多くは気持ちの「行違い」です。誰が悪いのかではなく、なぜ行違いが起きてしまったのか?を考えることが大切なんです!恋人に求めていたものは何か?別れる原因は様々ですが、その根っこの部分はやはり「価値観の違い」ではないでしょうか?それぞれが恋人に求めているもの、相手との距離感や束縛度合いなど。どちらかが我慢していたり不満を抱えている場合、付き合い続けることが難しくなります。では、今回の恋愛では自分はどんなことを相手に求めていたのでしょうか?関係が上手く行かなかったときほど自身の「価値観」が浮き彫りになります。自身の価値観を知ることが、次の恋愛でよりピッタリなパートナーを見つける武器となるでしょう。恋人に求められていたものは何か?人間関係の破綻は「行違い」から起こる、と言うことは自分だけではなく、相手の我慢や不満についても考える必要がありますよね。相手はあなたに何を求めていたのでしょうか?受け入れ、歩み寄ることは出来ていたでしょうか?そもそも理解しようとしていたでしょうか?これらのことを考えることは最も自身を成長させます。たとえそれが今の自分には受け入れがたいことでも、多くの価値観に触れることが理解力や広い心を育て、結果あなたの魅力を高めるのです。「学ぶ」ことで気持ちを未来に向けましょう!
2016年08月10日長い夏休みが始まりました。長期間、園や学校に行かない生活は、普段と違ったことをするチャンスといえるでしょう。お出かけも楽しみな季節ですが、時には家でゆっくりと親子クッキングをするのはいかがでしょうか。どんなお手伝いをさせたらよいのか、気を付ける点はどんなことかを知って是非チャレンジしてみましょう。まずはできることから始めよう料理のお手伝いといっても、年齢やその子の手先のレベルによってできることは様々です。しかし「この子にはまだできないから」と決めつけるのではなく、些細な事からで構わないのでやる気がある子にはどんどん挑戦させてあげましょう。簡単にできるものは「丸める」「混ぜる」「こねる」「卵を割る」などがあります。特に丸める・こねるは遊びに似ているため子どもがとても好きな作業です。まずは大人が手本を見せて、子どもが行う時には手を添えて教えてあげましょう。粉類をまぶす場合は、ポリ袋に粉と材料を入れて口を閉じれば簡単に、しかも手を汚さずに混ぜることができます。1つできたらたくさん褒めてあげ、徐々にレベルアップしていくと子どもに自信がつきますね。年齢別のお手伝い内容とはお手伝いをさせる内容は年齢だけで決められるものではありませんが、ある程度の目安を知っておきましょう。2~3歳は真似をしたがる時期です。手でできる「洗う」「(炊飯器などの)スイッチを押す」「パンに具を乗せる」などをやらせてみましょう。その際、必ず最初に手を洗ってから行うことを教えます。毎回教えることで自然と習慣になります。4~6歳は手先も器用になるので、調理器具を使ったお手伝いも取り入れてみましょう。包丁がまだ早いと思えばピーラーを使うなど、工夫するといいですね。IHも含めた火の扱いはまだ行わない方が無難でしょう。その代わり、火の危険性をしっかりと教えます。他にも、生肉は食べない、生のものを触ったら必ず手を洗う、など、理解力が増す時期に基本的なことを徐々に教えていくと良いでしょう。小学生になったら、当然親の監視のもととなりますが料理を最初から最後までやり遂げるところを目標としましょう。火を使わず、電子レンジやホットプレートなどを使用すると安全にできますね。学年があがってくれば、徐々に「焼く」「茹でる」「揚げる」などの調理にも挑戦しましょう。包丁の使い方を覚えましょう包丁を使い始める年齢については、早い子では3歳という子も、小学校にあがってからという子もいます。器用さや性別などを考慮して判断しましょう。始めに使い方をしっかりと教える必要があります。まずは正しい姿勢と持ち方。おへその中央がまな板の中心になるように、踏み台などを使用してセッティングします。持つ際は柄の真ん中を利き手でしっかりと握ります。左手(利き手と反対の手)はネコの手が基本です。力加減は、子どもの後ろから手を添えて一緒に切ってみるといいですね。最初は柔らかいものから挑戦し、固いものを切る時はしっかりとつかんで切ることを教えましょう。また、意外と忘れがちなのが包丁の置き方です。まな板と平行に、刃を人と反対側に向けて遠い位置に置くということをしっかりと教えましょう。適当に置く習慣がついてしまうと、いざという時に落ちてケガをする可能性があります。使い方と一緒に、始めにしっかりと教えましょう。 私の息子は年中になってからとても手伝いをしたがるようになり、最近は必ず卵を割る・混ぜるを行います。たったそれだけでも食事をする際は「僕が作ったご飯おいしいね」と喜んで食べます。一緒に料理を体験して得た達成感や満足感は、食の大切さを実感することにもつながるでしょう。是非たくさん時間がとれる夏休みに、親子でクッキングを楽しんでみてください。
2016年07月28日テレビを見れば不倫の報道ばかり。よくよく考えてみればあの知り合いがしていることも不倫だったりします。そんな世に蔓延する不倫なのですが、私の元にこのような相談事が舞い込んできました。「いつまで経っても彼が奥さんと別れてくれない。どうしよう・・・」よくある相談事です。ですが相談してきたのは50代も半ばの女性です。同じ男性との不倫関係を何十年と続けているというのです。「すぐに別れるから」 彼女が彼と何十年も不倫を続けている理由。それは彼の甘い言葉にあります。「妻とはすぐに別れるから」この「すぐに」が「子どもが成長してから」になり、「子どもが成長してから」が「子どもが成人してから」になり、子どもが成人すれば「両親が死んでから」になり、両親が他界しても自身の介護のことを考えて中々離婚しようとしないのです。社会的地位を脅かされることを恐れる では、なぜ離婚をしようとしないのか。それはですね、男性が離婚によって今まで築き上げてきた社会的地位を脅かされることに怯えているからです。これは何も離婚に限ったことではありません。どのようなことでも、男性は自身の社会的地位が脅かされるリスクを回避する傾向にあります。離婚が本当にそのような危険性があるのかは関係ありません。そのような危険性があるかもしれないと男性が判断すれば、離婚しないのです。離婚して良かったと周囲から思われるならもし、あなたが不倫をしていたとします。そのときの不倫相手はどのような状況でしょうか。環境は?周囲の人間関係は?そもそもその男性の資質は?離婚に抵抗があること自体はいいことです。もしあなたと結婚したとするならば、離婚しようとしないのですから。しかしながら、あなたは考えなければなりません。不倫相手の状況が、もし離婚をしても、周囲から「離婚して良かったね」と思われるような状況かどうかを。離婚にダメージがない状況であれば、その男性は、奥様と別れる決断をするでしょう。
2016年07月11日フランスでは「人は死ぬまで恋愛をするが、その相手は変わる」と言う諺があります。日本では愛する対象を変えることは悪いこととされていますが、フランスでは生きてたらそういうことってけっこう有るよね、で終わります。フランス人の恋愛感とは愛は育てることができますが、ある一瞬で消えてしまいます。恋愛は臆病な小鳥のようなもの。捕まえようとジタバタすると余計遠ざかってしまいます。フランス人の心とはフランス人は自分と他人は「違う」ことを徹底的に教えられます。これは他人の「心」を想像しない、ということです。自分の心や意識は瞬間でハラハラと変わります。他人の心も同じように変わることを幼児の頃から叩き込まれます。以下は、フランス人が考えないことです。一方、あなたはどうですか?×あの人はこう思っているに違いない×今、こっちを見たから私のことを考えているに違いない×こうしたら、こういう人だと思われちゃう×嫌な人だと思われたかも×いわなくても判ってくれるはずフランス人は他人と自分が違うからこそ、余計恋愛を喜ぶ違うからと人の気持ちを無視したり、否定するとのではありません。違う人間が集まっている、そこで何かしらの接点があったことを喜びます。フランス人は他人と共感することを好みます。さいごにいかがでしたでしょうか。フランス人の恋愛感をご紹介させていただきました。あなたの恋愛のお役に立てれば幸いです。愛を込めて。
2016年07月01日猫の性格と言えば「ツンデレ」という言葉を思い浮かべる人が多いでしょう。ツンデレとは、ツンツンとした素っ気なさとデレっと甘えるという二面性を持つ性格のこと。勝手・我が儘と言われてしまうこともありますが、ツンデレには人を惹き付ける力があります。猫のツンデレから、その魅力について考えてみましょう。狩猟本能をくすぐる「ツン」猫は自由気ままな動物です。「撫でてちょうだい」と喉をゴロゴロ鳴らしながらすり寄って来た猫を撫でていたら、ある時点で急に「シャー!!!」と猫パンチをくらってしまった、という経験がある方も多いのでは?人間であれば、例えばさっきまで会話が弾んでいたのに急にだまりこくってしまったり、好きなのに「嫌い!」と言いながら逃げていくような状況に似ています。こんなふうに態度を変えられると、ツンツンしている時に人は何故か構いたくなってしまう心理状態になります。逃げて行く獲物を追いかけたくなる、狩猟本能をくすぐられるんですよね。ただし、ツンツンしている猫を構うと更に怒られるのが現実。構いたくても程々にしておいたほうが良いでしょう。リラックスモードの可愛い「デレ」猫がデレデレしている時はリラックスしている時です。安心して母猫に甘えているような気分になっています。動物が意志を伝えるための仕草を「カーミングシグナル」と言いますが、目を細めて見つめてくるのは愛情表現のカーミングシグナル。もしあなたにこのシグナルを送ってきたのなら、喜ばしいことに猫があなたを慕っている証拠です。人間も、甘えられる相手は信頼できて心を許せる人ではありませんか?普段は仕事などで頑張っている人も、リラックスしている時は信頼できる誰かに甘えて素直な自分を出しやすくなります。つまり、猫でも人でも「デレ」た姿が見られるのは信頼されている人だけの特権なのです。ツンデレ猫は人を惹き付けるこのように、人は「ツン」の時に構いたくなったり「デレ」の時は態度の大きなギャップによって可愛さを更に強く感じさせられたりします。「ツン」と「デレ」という相反する態度は相乗効果があり、人をより惹き付けるのです。これが、猫の「ツンデレ」の魅力…というより、もはや魔力。甘えたい時には甘え、それ以外の時には知らんぷりというツンデレな猫は、人間にとっても構いたいときだけ構うという自由な付き合い方が出来る素敵な動物でもあります。ちなみに、猫は毛色によって性格の傾向があると考えられており、最もツンデレ率が高いのが三毛猫。日本ではメジャーな三毛猫ですが、海外では珍しい毛色のひとつです。人間の恋愛にも「ツンデレ」は使える?人間の場合は、普段はツンツンしていて二人きりになった時に甘える人が一般的にツンデレな人と言われます。恥ずかしさやプライドが高くて素直に愛情表現ができずにツンツンしてしまうことが多いようです。その「ツン」が人に「何を考えているんだろう」と興味を持たせたり、「悪い事しちゃったかな」と動揺させたり、はたまた「またツンツンして強がってるな」などと可愛く感じさせたりします。強がっているのは本当は弱い証拠。それを見抜ける人には「守ってあげたい」とすら思わせる効果があるのです。また、「デレ」が出るのは猫と同じくリラックスしているとき。普段は見られない笑顔や思い切り甘えた姿、優しい言動や素直さにはたまらない魅力があります。「ツン」と「デレ」のギャップが異性の心を揺さぶり、恋愛感情を高めていくと言われています。特に追い掛けることが好きな人はツンデレな態度に惹かれることでしょう。このようにツンデレは人間同士においても魅力的なのですが、あまり激しくツンツンデレデレし過ぎるのは良くありません。我が儘、気分屋などと思われ、相手を疲れさせてしまいます。もし、異性を惹き付ける武器として意図的にツンデレを使うのであれば程々にしておいて、相手を労る気持ちも忘れないようにしましょう。
2016年06月16日オシャレな海外セレブの着こなしはとっても参考になります。中でもセレブカップルのデートコーデは私たちが男性と一緒にデートするときにも参考にしたいポイントが沢山!ステキな海外セレブカップルの着こなしをチェックしてみましょう♪オリヴィア・パレルモ♡ヨハネス・ヒューブルPhoto:jp.pinterest.com2人でのコーデがいつも注目されているカップル。おしゃれすぎて真似したくなるポイントが沢山!流行のサロペットは透けシャツと合わせてレディに着こなす♡可愛さの中にセクシーさもプラスする着こなしがステキ!カラーをさりげなく合わせてお揃い感も◎ジジ・ハディッド♡ゼイン・マリクPhoto:jp.pinterest.com元ワンダイレクションのゼイン・マリクと、大人気モデルのジジ・ハゼット。話題の二人はブラックコーデでステキに決めて。ペアルックではなく、似たよなカラーやアイテムで合わせるリンクコーデは日本でも流行中。トレンドのクラッシュジーンズもブラックでまとめてロックテイストに。イベントなどがあるときは、こんなコーデで合わせても楽しいかも♪デヴィット&ヴィクトリア・ベッカム夫妻Photo:jp.pinterest.com大人な雰囲気がステキなベッカム夫妻。ホワイトのスーツがオシャレでスタイリッシュなヴィクトリア!デヴィットはスーツにトレンチを合わせて紳士な着こなしに。ディナーデートなどにオススメのコーデです♪アン・ハサウェイ♡アダム・シュルマンPhoto:jinclude.comネイビーのコートでさりげにお揃いコーデ。アダムはグレーの小物でまとめて、アンは華やかなカラーのマフラーで差し色を入れたオシャレコーデに。オトナのデートコーデとして参考になりますね♪他にも色々な海外セレブカップルが居ますが、今回ご紹介したカップルたちは特にオシャレ!と人気です。他にも色々な写真がパパラッチされているのでチェックしてみては??
2016年05月30日今回からはTkinterというPythonのGUIライブラリを使って、GUIアプリケーションの使い方について学んでみたいと思います。GUIは初心者向けとは言いづらいところがありますが、自分が作りたいものを想像しやすいオブジェクト指向に慣れ親しむのに向いているという点から、初級者から中級者になるためのステップとしてはベストなものだと私は考えています。PythonでGUIを使うといってもさまざまなライブラリがあり、Tkinterがベストではない場合もあります。また、そもそもPythonではなくほかの言語を用いて作るべきである可能性すらあります。今回はあくまでも学習目的メインなので、そのあたりのことはご容赦ください。また、本連載はGUIをメインとしているわけではないので、当然ながらTkinterのすべてはカバーしきれません。簡単な使い方紹介や実例をとおして、GUIの仕組みやオブジェクト指向について理解してもらうことを目標にしているので、興味があるかたはほかのWebページや本などを活用してください。○Tkinterの紹介と本連載で作るサンプルWindowsやMac上のアプリケーションも当然ながらプログラムで作られています。それらを思い浮かべると、ある共通点があることがわかりませんか。まず一般的にアプリケーションはウィンドウという形で提供され、そのなかにボタンやテキストを書く領域、それにメニューなどが存在しています。GUIはこれらの「見た目」を作ることに特化したライブラリです。ライブラリの特定の関数を呼び出すことでウィンドウやメニューを作成したり、場合によってはライブラリのクラスを継承することで細かい挙動や見た目を作ったりします。TkinterもこういったGUIのライブラリであり、Pythonで利用されます。ただ、TkinterはPythonで一から作られたものというよりは、Tkという汎用のGUIのツールキットをPythonで利用できるようにしたものです。この仕組みを以下の図に記します。上記図にあるように、まずTkと呼ばれているGUIのツールキットがあり、Pythonがそれを「ラップ」しているようなイメージです。そのラップされたPythonのライブラリをTkinterと呼んでいます。Tkはほかの言語でも利用されていて、たとえば図にあるように、Rubyでも利用されています。今回はこのTkinterとPythonを使って、以下のようなカウンターを実装することを目標にします。見てもらうとわかりますが、clickと書かれているボタンを押すと表示されているカウンターの数が増えます。○GUIの基本的な考え方GUIといってもブラウザ上で動くものやデスクトップアプリとして動くものなどいろいろあります。ただ、ある一定の規模のGUIのアプリを構築する場合、基本的にGUIのウィンドウは入れ子構造で構成されている場合が多いです。たとえば以下の図のようになります。左側にアプリの画面の概念図、右側に GUIのパーツの階層構造が書かれています。みてわかるようにFrame1はFrame2, 3を内部に持っていて、それらを縦に並べて表示させています。そしてFrame2も中にWidget1,2,3,4を持っており、それを横に表示。Frame3はWidget5,6を持ち、縦に表示といった具合です。このとき大切なのは、Frame1,2,3 やWidgetは必要に応じて適切なものが選ばれ、場合によっては「継承」でカスタマイズされているということです。このあたりの話は後半で扱います。○Tkinterの作法詳しいGUIの使い方を理解するためには、まず基礎となる作法を学ぶ必要があります。そのため、簡単なものから順を追って説明していきたいと思います。まず最初に以下の図のものを作ります。これを実現するコードは以下となります。import Tkinter as tkfont=("Helevetica", 32, "bold")label = tk.Label(text="Hello Tkinter", font=font, bg="red")label.pack()label.mainloop()コードの解説をすると、まず最初にTkinterを使うためにライブラリをインポートしています。import X as Yとすると、XというライブラリをYという名前で使うことができます。Tkinterという名前が長いのでtkとしています。次にfontの定義ですが、これは単にタプルでフォント、文字サイズ、大文字と指定しているだけです。tk.Label()関数でGUIのパーツである「ラベル」と呼ばれているWidgetを作成します。名前付き引数を使って作るパーツの詳細をオプションとして指定していますが、今回は表示する文字列を "Hello Tkinter" とし、フォントは定義したもの、背景色(BackGround)を赤としています。そして、作成されたラベルのpack()と呼ばれているメソッドで label を配置し、mainloop()メソッドでGUIを表示するという流れになります。今回はラベルひとつだけを表示するので比較的簡単でしたが、複数のウィジェットと呼ばれているGUIパーツをまとめたアプリケーションを作る場合はもうちょっと複雑になってきます。○複数のWidgetの利用先程はラベルひとつだけの単純なパーツ構成だったので、今回はもう少し複雑なものを作ってみます。とはいっても単純で、以下のような2つのラベルを表示するだけのアプリケーションです。これを実現するためにはFrameを使うのが簡単です。Frameはその中にWidgetを複数持つことができ、それらをどのように表示するかを管理してくれます。まぁ、まずは簡単なのでコードを見てみましょうか。import Tkinter as tkframe = tk.Frame()font=("Helevetica", 32, "bold")label1 = tk.Label(frame, text="Hello Tk", font=font, bg="red")label2 = tk.Label(frame, text="Hello Python", font=font, bg="blue")label1.pack()label2.pack()frame.pack()frame.mainloop()上記のコードで気をつけてもらいたいのは、まずtk.Frame()関数によりFrameのインスタンスを作っているところです。そして次に、先ほどと同じようにtk.Label()関数でラベルを作っているのですが、その第一引数に親となるFrameを与えています。このようにすることで新しく作られたラベルは先程のFrameの中に格納されます。要するにラベルがFrameの子要素となったということです。そして、ラベル、Frameというように内側から順にpackメソッドを呼び出していき、最後に一番外側のFrameに対してmainloop を呼び出します。簡単ですね。GUIのフレームワークにより、このパーツの親子関係の指定方法は変わってきます。今回は子に親を指定していますが、どちらかというと親に対して "親のパーツ.addChild(中のパーツ)" というような形で指定することのほうが一般的かもしれません。基本となる思想はそれほど変わらないので、フレームワークの流儀に合わせてください。○Frameの表示オプション先ほどのフレームでの表示はちょっと雑だったので、オプションを付けてもう少し丁寧に表示してみます。オプションはpackメソッドの中で「どのように表示するか」を指定できます。たとえば以下のようなものがあります。基本的にFrameの中に「縦に並べるか」「横に並べるか」を指定し、あとは細かい調整をするという考え方でいいと思います。今回は割愛していますが、中に格納するWidget間のスペースといったことも調整できます。○Frameの入れ子構造複雑なWidgetの配置をしたい場合は、Frameの中にFrameを入れるという入れ子構造にします。たとえば以下のような配置にしたいとしましょう。これは次のようにすれば大丈夫です。import Tkinter as tkframe1 = tk.Frame()# Child1frame2 = tk.Frame(frame1)font=("Helevetica", 32, "bold")label1 = tk.Label(frame2, text="Hello Tk", font=font, bg="red")label2 = tk.Label(frame2, text="Hello Python", font=font, bg="blue")label1.pack(side=tk.LEFT)label2.pack(side=tk.LEFT)frame2.pack()# Child2label3 = tk.Label(frame1, text="Hello Wodld", font=font, bg="green")label3.pack(fill=tk.X)frame1.pack()frame1.mainloop()注目して欲しいのはframe2の親にframe1が指定されていることです。frame2の中には2つのラベルが入っていますが、これはframe1から見るとframe2というひとつの要素に過ぎません。そしてlabel3は、frame1にとってframe2と同じく自分の子供となります。つまりframe1にとってはlabel1,2は孫で、label3は子供になります。誰が誰の親で、中から外に順にpackしていくということに注意を払えばそれほど難しくないですね。○Widgetの継承今まで利用してきたGUIのパーツはFrameとLabelだけでしたが、実際にはボタンやテキストボックスなど、さまざまなものが存在しています。ただ、よく考えてください。ボタンやラベルにはそれぞれ共通した役割である「フレームに格納可能」「画面に表示される」「クリックなどのイベント処理が可能」といった共通した特性があります。これらの共通した特性を複数のクラスで実現する必要がある場合は、前回お話ししたように「継承」が便利です。GUIはコンポジションより継承をするべき場面です。たとえばTkinterというよりも、一般的なGUIのライブラリでは、以下のようにラベルやボタンといったパーツは基本となるWidgetから継承される場合が多いです。こうすることで基本機能はWidgetに搭載し、その差分のみ子クラスであるボタンやラベルで実装すれば機能を実現できます。この基本ルールは自分でGUIのパーツを新しく作る際もあてはまります。確認のために簡単なGUIのパーツを作ってみます。冒頭でお話したカウンタを作ります。これを実装する場合、別に継承を使わないでも実現可能です。たとえば以下のようなものもそうです。import Tkinter as tkclass Counter:def __init__(self, value):self.value = valueframe = tk.Frame()font = ("Helevetica", 32, "bold")self.label = tk.Label(frame,text=self.getText(),font=font, bg="red")button = tk.Button(frame, text="Click",command=self.clicked)self.label.pack()button.pack()frame.pack()frame.mainloop()def clicked(self):self.value += 1self.label.configure(text=self.getText())def getText(self):return "Count:{}".format(self.value)c = Counter(0)コードを読んでみるとわかりますが、クラスCounterは、特にTkinterのパーツを継承しておらず、その初期化の際にFrameを作り、その中にラベルとボタンを格納して表示するという仕組みになっています。なお、ボタンが押されたときのアクションは、登録されたメソッドが呼び出されるというものになっています。一方、同じことを継承を使って実現することもできます。こちらのほうが一般的な GUIアプリの作り方だと思います。import Tkinter as tkclass Counter(tk.Frame):def init(self, master=None, value=0):self.value = valuetk.Frame.__init__(self, master)font = ("Helevetica", 32, "bold")self.label = tk.Label(self,text=self.getText(),font=font, bg="red")self.button = tk.Button(self, text="Click",command=self.clicked)self.label.pack()self.button.pack()def clicked(self):self.value += 1self.label.configure(text=self.getText())def getText(self):return "Count:{}".format(self.value)f = tk.Frame()c1 = Counter(value=0, master=f)c2 = Counter(value=5, master=f)c1.pack()c2.pack()f.pack()f.mainloop()ちょっとコードが複雑になっていますが、Counterはtk.Frameを継承して作り、自分自身の中にラベルとボタンを配置するという構成になっています。また、継承を使わないコードと使うコードの最後の部分を見比べてもらうとわかりますが、継承をしない場合はあくまでも「俺ルール」で表示をさせているのに対して、継承を使う場合はほかのtkのウィジェットのGUIパーツとほとんど違いなく利用できています。ほかのGUIパーツのように使えるので、今回はFrameの中に入れて2つ利用するということをやっています。これは継承を使わないコードでは「俺ルール」で仕組みを作らないと実現できませんし、そんなコードは汎用性が低くて使いにくいです。GUIのアプリケーションはパーツとパーツが複雑に絡み合うため、大規模なものを作るとなると難易度が一気に増えます。ただ、そのような問題をいかに乗り越えるかということに四苦八苦し、自分でいろいろ考えたアイディアを試したり先人の知恵を借りたりして解決していくということを繰り返すことでプログラマとしてのレベルが上がってくれるのではないかと思います。今回でオブジェクト指向編は終わりです。また演習の解説と回答、およびコラムを挟んだうえで、今までの話でカバーできなかった例外処理などの話題を扱っていきたいと思います。
2015年11月16日働く女子を刺激するAnother Action、ウーマンタイプがお送りするランチタイムのお慰みコラム【ビバ!ばら色人生から学ばせて】の、今回のテーマは「自己矛盾・炎上人生の沢尻エリカに学ぶ自己受容のススメ」。知名度、お騒がせ度、ケツ出し度、どれをとっても申し分のない女、沢尻エリカ。「女が嫌う女」ランキングでは常に上位に食い込む逸材、姿を現したと思ったらヒゲのドラァグ・クイーンと原宿でお買い物、記者会見では「悪女なエリカか、聖女なエリカか、どちらが好きか拍手でこたえてください」という懇親のギャグで会場を氷点下へと誘う……いつでも登板バッチコイというくらいネタをばらまきまくってくれている沢尻さんですが、いざコラムにしようとするとこれがまぁ書き辛いことこの上ない。映画『ヘルタースケルター』の公開迫る中での謎の休業宣言と、なんだか不吉な予感いっぱいの中、敢えてこのタイミングで沢尻さんの攻略を試みようとする冒険心をお許しください。さてさて、例えば当コラムのような「10%の情報、70%の決めつけ、20%の僻み」といったゲーセワ話におきましては、話をぷっくりと膨らますイースト菌のような存在が必要不可欠。「なんでそんなに紗栄子嫌いなの?かわいいから?」「えー眞鍋かをりのツイッター超面白いじゃーん」と小3の脳みそでのたまう男性諸氏には分からないでしょうが、「子どものために生きてまぁす」「私って本当にイタイ女」というアピールの裏側にある強かさを見咎めるのが、女という生き物。その強かさこそがイースト菌となり私の妄想をいかんなく発酵させ……ゼニビッチ紗栄子パンも、ビジネス非リア眞鍋パンもなかなか香ばしい焼き上がりに。一方で沢尻さんにはこの強かイーストがないのです。ワガママ、生意気、外国かぶれの目立ちたがり……材料はこんなに揃っているのに、膨らまないのが沢尻パン。要するに、ベタ過ぎるんです。ほら、「学校一のヤンキーが、おばあちゃんの手をひいて横断歩道を渡っていた」なら萌えますが、沢尻さんの場合「ヤンキーが駅前でカツアゲ」というステレオタイプ。だから萎える。面白くない。ワビサビがない(言いたい放題)。さて、気になるこの記事の続きは「 自己矛盾・炎上人生の沢尻エリカに学ぶ自己受容のススメ 【連載:ビバ!ばら色人生から学ばせて Vol.8】 」で読んでみよう。
2012年06月09日働く女子を刺激するAnother Action、ウーマンタイプがお送りするランチタイムのお慰みコラム【ビバ!ばら色人生から学ばせて】の、今回のテーマは「世界的な女・冨永愛に学ぶ「表現オンナ」の生きる道」。最近の「キングオブどうでもいいニュース」といえば、何はさておき冨永愛⇔塩谷瞬⇔園山真希絵による二股騒動ですね。このどうでもいい具合、このコラムが配信されるまでに果たして何人の方が(この騒動を)覚えているのか不安なほど。知名度が微妙な俳優さんの恋愛ラプソディーが、こんなにもメディアを賑わせた理由はただ一つ。何を隠そうそのお相手が、世界に名だたるトップモデル、あの冨永愛だったからです。2001年にNYコレクションでランウェイデビューを飾って以来、名だたる有名ショーに出演されているまさにスーパーモデル、それが冨永愛。スーパーモデル知識がナオミ・キャンベルから更新されていない私でも、おそらくスゲー人なんだろうと想像つきます。とにかくスタイルは、“日本人離れ”を超えて“人間離れ”の領域に突入してます。モデルとしての輝かしい実績を引っ提げ、最近ではバラエティ番組でもちょくちょくお見かけするようになりました。テレビでの彼女は特に面白いことを言うわけでも、私生活ネタをさらけ出すわけでもなく、ただそこに座りニヤっと笑っているだけ。しかし冨永さんがいるだけで「この番組……世界的だわ!」と思わせる何かが……きっとあるのでしょう。いややはり存在感は抜群です。猫も杓子もモデルを名乗るこの時代、冨永愛に「アンタ……モデルなんだって?」と上から見下ろされたら、そこいらの読モ連中などそれこそ蛇に睨まれた蛙。ピン子に睨まれた若手女優。さて、続きは「 」で読んでみよう。
2012年05月21日働く女子を刺激するAnother Action、ウーマンタイプがお送りするランチタイムのお慰みコラム【ビバ!ばら色人生から学ばせて】の、今回のテーマはズバリ元モー娘。藤本美貴に学ぶ「女のステルスマーケティング」 。モーニング娘。に関して特に思い入れもなく(世代的にちょいズレます)過ごしてきた私ですが、娘。さんたちのその後の人生は波乱万丈で結構好み。大所帯アイドルの先輩であるおニャン子たちが割と堅実な人生を歩んでいるのに対し、娘。さんたちはまるで「勢いと憧れだけで芸能界に入るとこんなんなるで!」というお手本のようであります。さて、そんな「女ののど自慢」的半生の娘。たちの中で、ひとり手堅く強かに立ち回る猛者が本日の主役、藤本美貴。通称「ミキティ」です。松浦あややに寄せられる「本当は40代ですよね?」という疑惑も、辻ちゃんへの「ウィンナーに火ぃ通してませんよね?」という疑念も、「加護ちゃん、すぐ離婚だよ離婚!」と心のみのもんたが発動されることもない。微妙な立ち位置で娘。時代を過ごし、微妙な立ち位置の芸人と結婚し、現在飽和状態のママタレ界に首の皮一枚で繋がらんとする女。そんなミキティの人生から今回学ばせて頂きたいのが、「女のステマ」についてです。この度、無事男子をご出産された藤本美貴から学ぶべき処世術とはどんなものか?続きはウーマンタイプにてお楽しみください。>> 元モー娘。藤本美貴に学ぶ「女のステルスマーケティング」 【連載:ビバ!ばら色人生から学ばせて Vol.4】
2012年04月10日