季節の変わり目になると疲れがたまりやすくなりますよね。そんなときは、「家庭薬膳」の知恵が役に立ちます。今回は、〔ロート製薬〕のビジター利用OKの社員食堂〔旬穀旬菜(しゅんこくしゅんさい)カフェ〕へ行ってきました!「家庭薬膳」の考え方を取り入れながら、丁寧に作られたランチメニューとともに、家庭でもできる季節や体調にあった食材の選び方をご紹介します♪体をつくり、心を満たす。ロート製薬〔旬穀旬菜カフェ〕〔旬穀旬菜カフェ〕は、港区にある〔ロート製薬〕の〔スマートキャンプ東京〕内にあり、旬の食材を使った「一汁三菜」のメニューをほぼ日替わりで提供しています。もともとは、毎日の「食」に意識を向ける「食育」を目的として、〔ロート製薬〕本社のある大阪で社員が予約制で薬膳料理を食べられるようにしていたそう。そこから、ビジターでも利用できる〔旬穀旬菜カフェ〕が生まれました。ランチタイムのみの営業ですが、手の込んだ料理を1,000円程度で食べられるということで、連日にぎわいを見せています。〔旬穀旬菜カフェ〕が日替わりで扱うメニューは、なんと全部で4,000種類!すべてのメニューに「食」を見直す「家庭薬膳」の知恵が盛り込まれていますよ♪旬穀旬菜カフェが提案する「家庭薬膳」って?「薬膳」と聞くと、漢方や生薬を使った料理や、「難しいもの」というイメージが浮かびますが、「家庭薬膳」は、身近にある旬の食材をふんだんに使った、ヘルシーなメニューのことです。〔旬穀旬菜カフェ〕が開発したオリジナルメニューは、2008年の開店当初は約2,000種類でしたが、今では約4,000種類にまで増えたそう。栄養満点の食事を楽しみながら、自分の体を労わる時間を持つことができますよ♪旬の食材を知ることから「家庭薬膳」を始めよう伺ったのは秋も本格的になってきたころ。この日の提供メニューを一部ご紹介します♪この日のA膳の主菜は、《秋鯖と木耳の香味焼き》。旬の鯖と、木耳(キクラゲ)、香味野菜を使った中華風の料理で、疲れが気になる方に食べてほしいとのこと。とろみのあるタレを絡めて食べると、五香粉やクミンの香りがふわっと鼻に抜けるのがたまりません♡鯖は脂が乗っていて、舌の上でふわりととろけ、ご飯が進みます。B膳の主菜は、《牛しぐれのコロッケ》。スタミナがつく牛肉と、旬のごぼうをしぐれ煮にし、じゃがいもとともに香ばしく揚げたコロッケです。外はカリッと中はホクホク、ほんのりと甘いじゃがいもと、牛しぐれの甘じょっぱい味の組み合わせがくせになります。こちらは、風邪を引かないために栄養を取りたい!という方におすすめだそうです。当日のメニューには、国際薬膳師による解説が書いてあります。じっくり読みながら食べれば、旬の食材への理解が深まります。知識を持ち帰って、スーパーで“旬の食材探し”をするのもいいですね♪秋に摂りたい旬の食材それでは、秋はどのような食材が旬なのでしょうか?〔旬穀旬菜カフェ〕がおすすめする秋の食材は、梨、柿、玉ねぎ、にら、大根、里芋、山芋、れんこん、きのこ類、栗、銀杏、さつまいも、いわし、さんまなど。いまやスーパーでは1年中同じ食材が並んでいますが、売り場でいつもより種類が多かったり、安くなっているものが旬の食材であることが多いそう。「日本人にあう薬膳は、春夏秋冬、日本人が昔から食べてきたもの。日本人にとっての薬膳は季節の食材を取り入れた和食なんです。」という通り、「家庭薬膳」の基本はとっても簡単。家庭の食事にもすぐに取り入れられそうです♪迷ったら家庭薬膳のプロに聞こう「冷えが気になる」「疲れがたまっている」など、なんとなく感じている体の悩みに、どのメニューがあうのか迷ったら、ぜひ店員さんに声をかけてみましょう。〔旬穀旬菜カフェ〕ではホールに国際薬膳師の資格をもつスタッフが常駐しているので、質問すると自分の悩みにあうメニューを提案してくれますよ♪営業時間はランチタイムのみで、数に限りがあるとのこと。売り切れてしまう場合もあるので、早めに行くのがおすすめです。一汁三菜のアイデアはマンネリ化しがちで、なかなか新しいバリエーションが生まれませんよね。ここでなら「家庭薬膳」をおいしく食べながら、家庭の献立を考えるヒントが得られるかもしれません!【店舗情報】●店名旬穀旬菜カフェ●住所東京都港区芝1-7-5ロート製薬1Fスマートキャンプ内●営業時間11:30〜14:00●定休日土日、祝日、年末年始旬穀旬菜カフェウェブサイトはこちら●写真・書き手宇治田エリ
2017年11月20日『ヒマラヤ聖者の太陽になる言葉』(相川圭子著、河出書房新社)の売上が好調で、Amazon総合ランキングでは上位をキープし続けています。ヒマラヤ5,000年の知恵を凝縮したこのちいさな本が、これだけ求められる現代とはどんな時代なのか?また、いまの世の中で幸せに生きるにはどうしたらいいのか?著者であるヨガマタ相川圭子さんに直接お会いして、詳しい話をお聞きしてきました。■内側と外側のバランスを上手にとることが大切相川さんは著書のなかで、「本当の自分になることが真の幸福を得ることになる」と繰り返し説いています。しかし、本当の自分や真の幸福といったことは、経済的成長や、個人の成功といった現代の価値観とは相反するように感じます。現代社会に生きながら、どうやったらその方向に近づいていけるのかをお聞きしたところ、相川さんはまずこうおっしゃいました。「心はすばらしいのですけどね」本書のなかに、「幸福は心が喜ぶことではない」、というくだりがあります。そして、心は「人間だけに与えられたもので、いろいろ便利なものをクリエイティブにつくり出してきた」と相川さんはいいます。心が悪いのではなく、私たちが心とどうつきあうのかが大事なのですね。「人間は自分の外にあるものばかりに目を向けて、自分たちのなかにある無限の存在、見えない力でつくり出された不思議な力には目を向けません。そのために、多くの人が競争社会の中で疲弊してしまっている状態なのです」たしかに、現代人は増え続ける情報や複雑な人間関係に囲まれて、知らないうちにかなり疲れてしまっているのかもしれません。それは私たちが、外側にあるものにしか目を向けていないからだと相川さんはいいます。「もっと自分の内側を見つめ、そこになにがあるのかに気づいてください」大切なのは「バランス」。内側にある根源の自分を知った上で、外側の世界に生きることは可能なのだそうです。■現代人が苦しむのはエネルギーが放電のせい?「より多くの人が自らの内側に目を向けて、つながっていくと、もっと愛を持って世の中がつくられていく」と相川さんは続けます。「破壊的ではなくて、愛や調和を盛り込むことで、世の中がもっと平和になって、みんなの心が安らいで、本当の幸せに近づいていきます」さらに、長年のヒマラヤでの修行を経て、相川さんには人がなぜ苦しむのか、どうしたら苦しまないようになれるのか、どうしたら才能を開発できるのか、といったことまで、わかるようになったというのです。「ヒマラヤの教えっていうのはヨガを取り入れているんですけど、ヨガはもともと『調和』っていう意味なんです。単なる健康法ではなく、本質に出会っていく、そういう教えなんです。本質のクオリティーというのは神聖なんです。愛がいっぱいあるし、生命力がいっぱいある。そこにつながることで、いくらでも汲み出すことができるんだけど、現代人はそこにつながらないでただ頑張ってやっているから、エネルギーが放電しちゃうんですね」そして本書のなかには、いくつか聞きなれない言葉も出てきます。そのひとつが「ディクシャ」。これは、ヒマラヤの秘法を伝授する儀式の名前だそうです。どんなものなのか興味があっても、儀式やカルマという言葉に、若干抵抗を感じる人もいるかもしれません。そう思って聞いてみたところ、相川さんは破顔一笑、「カルマはストレス、儀式はセミナーですね」なるほど、一気に現代風になりました。「幸せのなり方を習うセミナーっていうのかしら」■普段の生活でも簡単にできる「ヒマラヤの知恵」そうはいっても、誰でもすぐに瞑想の機会を持てるとは限りません。普段の生活のなかでできることはないか、お聞きしてみました。暗い気持ちで落ち込んでいる人に、相川さんはときどきこういうそうです。「無理をしてでもいいから、声を出して笑ってみて」と。なにも考えず、お腹から声を出して笑うだけで、気にしていたことやわだかまりを発散することができ、気持ちが変わるそうです。お話の途中で、突然、相川さんが笑い始めました。それも、ただの笑いではない、大笑いです。筆者も、周りにいた人たちもつられて大笑い。「笑いの瞑想っていうのがあるんです。わははと笑っていただいて、その後少し静かにしていただくんです。形から入るんですね、おかしくなくても」その他に、普段からできることとしては、「感謝すること」を挙げてくださいました。「いろいろなことに感謝するんです。否定的なことにも、気づかせてくれてありがとうございますって」ちいさなことからでも、普段からできることはありそうですね。*相川さんは世界で2人しかいないシッダーマスターだと伺っていましたが、お話してみると、まったく飾らないお人柄で、いつもニコニコ、しかも自然な笑いを絶やすことがありませんでした。自分の内側を見つめて、そこにある輝きをみつけること、それは少し前に大流行した「ありのままの」自分になることと同じことなのかもしれませんね。(文/Kinkiii)【取材協力】※ヨグマタ相川圭子・・・ヒマラヤ大聖者、サマディマスター、シッダーマスター。日本で40年以上にわたり瞑想・ヨガの第一人者として活躍。1985年より高度5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える厳しい修行を重ね、女性として史上初めて、瞑想の最高の境地である「究極のサマディ」に到達。1991年より世界各都市で、現代人のための科学的かつ効果的で安全な瞑想法、自己変革法を指導・監修。一人一人の内なる平和こそが世界の平和につながるとして、個人のレベルから世界に愛と平和の輪を広げる運動「ワールドピースキャンペーン」を行っている。日本では、真の幸せと悟りのための各種研修とリトリートを開催し、人々の意識の進化と能力開発をガイド。インド無医村への救急車寄贈、学校建設などチャリティ活動も行い、日本からの愛を伝え、日印友好にも大きく貢献している。【参考】※相川圭子(2015)『ヒマラヤ聖者の太陽になる言葉』河出書房新社
2015年12月06日お金ではなく、「愛」や「知恵」、「時間」などでショッピングができる、新しい形のオンラインセレクトショップ「WITHOUT MONEY SALE」が2月27日(金)オープンした。欲しいもの、買いたいものがあれば、お金で購入するのが当たり前の世の中で、グローバリゼーションの名のもとに、地域の産業も、価格競争に巻き込まれている。「本当にいいものやモノの、モノの正しい価値が、実はよく分からなくなっているのではないか」そんな風に考えてみたことはないだろうか?そんな市場に一石を投じたのが、お金以外の価値として「愛」「知恵」「時間」を挙げて、お買い物ができるオンラインショッピングサイト「WITHOUT MONEY SALE」だ。「ほんとうは、多くのモノには、お金では測りきれない、お金を超える価値があるはずだ。」誰もが心の奥底でうっすらと感じているこんな感覚を形にしようということから、この企画はスタートしている。企画を立ち上げたのは、社会をよくする数々のプロジェクトの発起人としても知られている電通の並河進氏だ。気になる商品の販売のやり方は、こんな感じだ。商品を買いたい人から、お金のかわりに、「愛」(たとえば、その商品への愛をこめた原稿用紙数枚)や「知恵」(たとえば、その商品をよりよくするためのアイデア)、「時間」(たとえば、商品をつくった人に弟子入りする)などをもらう形。商品を、お金では売らないことで、その商品に、購入者からお金以上の価値を感じてもらえることを目指しているという。なるほど、確かにモノを買うとき、モノの価値を値札の金額を基準にして考えてしまうところがあるのではないだろうか。でも、作り手側からすれば、心を込めて作っている商品に、値段以上の価値を感じてもらいたいというのが本音かもしれない。「WITHOUT MONEY SALE」のルールはこうだ。出品商品は毎回1つで販売個数も事前に決まっている。商品はお金ではなく、愛や 知恵、時間など、お金以外のものとの交換によってのみ手に入る。出品者は公募される。第一弾となる商品は、国産のオーガニックコスメ「アムリターラ」がプロデュースによる徳重紅梅園「鶯宿梅の幻の梅干し」。鶯宿梅は、平安時代に詠まれた「鶯宿梅」という有名な歌の題材になっていて、1200年の伝統を誇る古来品種の梅だという。その鶯宿梅を、有機の滋養に満ちた大地で無農薬栽培し、同じく無農薬の紫シソ、天日塩だけを原料に、先祖伝来の製法に従い、9年間樽の中でじっくり熟成させたのが、今回の梅干しだ。この梅干しを、購入する方法は「愛で買う」「知恵で買う」「時間で買う」の3種類。「愛で買う」なら、梅干しへの愛原稿用紙3枚。「知恵で買う」なら、梅干しを盛り上げるアイデア3つ(ただし、知恵を感じない場合、購入が不成立となる場合もありとのこと)。「時間で買う」なら、梅干しを深く理解する時間、2時間(宮崎県 徳重紅梅園の生産者徳重文子さんの梅への想いを聴き、梅干しづくりを学ぶ)となる。販売個数は、限定10個。限定数に達し次第、販売終了となる。さて、あなたは「愛」「知恵」「時間」どれで商品を買う? (販売数が限られているため、既に販売終了の場合があります)(text:Miwa Ogata)
2015年03月03日「お金について詳しくなることは、その子どもにたくさんの可能性を授けることです」と言うのは、本田健さん。複数の会社を経営する「お金の専門家」であり、豊かな暮らしを体現されている本田さんに、「子どもに教えたいお金に知恵」についてお話を伺った。■あなたとお金の関係をチェックしてみよう本田さんは「あなたとお金の関係が、子どもの未来を決めるのです」と言う。親がお金と健康的に付き合えていれば、子どもも自然とお金と良好な関係が築ける。反対に、親がお金に関して混乱していると、子どもも混乱を受け継いでしまう。だから子どもがお金と健康的に付き合うための第一歩は、親が「自分とお金との関係」について自覚することなのだ。お金との関係は大きく分類すると、次の8つのイメージがある。あなたのお金に対してのイメージはどれが近いだろう? チェックしてみよう。■お金の8つのイメージ(『子どもに教えたい「お金の知恵」』より抜粋)■お金に対しての価値観を検証しよう「驚かれるかもしれませんが、お金と健康的につきあっている人にとって、お金は“単なる紙と金属”にしか見えません」と、本田さん。「一般的に、人はお金に対して“自由を与えてくれるもの”“安心、安定”など、象徴的な意味を持たそうとします。こうして考えてみると、お金は、その人の価値観が投影されたものであるとも言えます」あなたが家族から影響を受けたお金に対する価値観と、現在あなたが持っているお金に対する価値観を比べてみよう。その価値観は、あなたの人生にどのように反映されているだろうか?「もし、お金に対して不安があるのなら、その感情を手放していくようにしましょう」■案外知らない!「お金の3つの機能」お金に対しての不安を手放していく方法として有効なのは、お金について学ぶこと。「お金には3つ機能があり、それがお金に関しての混乱を引き起こす原因です」では、お金には実際に、どんな機能があるのだろうか?<お金の3つの機能>(『子どもに教えたい「お金の知恵」』より一部抜粋)「自己責任が問われる時代に突入し、お金に使われてしまうのではなく、お金の持つ複数の機能を使い分ける智恵や知識が必要になっています。また、日常生活でのお金の流れについて意識するというのも、とても大切です」と、本田さん。そんな本田さんが記した「この1冊で子どもは将来、お金に困らない!」というメッセージブックが『子どもに教えたい「お金の知恵」 一生お金に困らない子に育つ47のルール』だ。 『子どもに教えたい「お金の知恵」 一生お金に困らない子に育つ47のルール』(PHP研究所)定価:本体560円(税別)【連載:子どもに教えたい「お金の知恵」特集】・ お金の流れを呼び込む鍵とは?(子どもに教えたい「お金の知恵」特集2) ・ 幸せなお金持ちの「お金の教育」(子どもに教えたい「お金の知恵」特集3) ・ 人生の幸せは“お金のIQ”と“お金のEQ”のバランスで決まる!(子どもに教えたい「お金の知恵」特集4)
2014年11月03日