『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』(久保田競、久保田カヨ子著、ダイヤモンド社)は、脳科学の権威である久保田競さんと、“久保田式育児法(クボタメソッド)”を確立したことでも知られる久保田カヨ子さんによる育児バイブル。もともとは1983年にベストセラーとなったもの。一時期はアマゾンのマーケットプレイスで1万円以上の値がついたという名著を復活させたものです。また久保田カヨ子さんは、2009年に放映された『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)や『エチカの星』(フジテレビ系)で「脳科学おばあちゃん」として取り上げられたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。いわば、その原点というべきが本書だというわけです。対象にしているのは、0歳から1歳。激しく成長・発達する赤ちゃんに、脳の発達の時期に応じて「なにを与え、なにをさせればよいか」を、脳研究の専門家ならではの知識、そして実際に子育てをした経験をもとに書かれたものだそうです。育児に役立つ実践的な内容が魅力的ですが、きょうはそのなかから、数字に関係する記述をご紹介したいと思います。■赤ちゃんは育て方ひとつで変わるお父さん、お母さんから受け継いだ遺伝的なものを持っているとはいえ、人間の赤ちゃんは自分ひとりでは生きていけない「たよりない生きもの」。いうまでもなく、他の四足動物のように、生まれたその日から歩いたり、走ったりはできないわけです。しかし、どの赤ちゃんも呼吸して、「泣く子こと」と「吸うこと」はできます。個人によって、働きの差もそれほどありません。でも、外からいろいろな刺激を与えて育てていくことで、いろんな働きをおぼえます。その結果、生後6ヶ月もすると頭の働きには個人差が出てくることに。つまり、頭の働きのよい子に育てるのも、働きの悪い子に育てるのも、育て方次第。こうして、からだの成長と頭の働きの発達も、性格、考え方、知能も違ってくるというわけです。■「三つ子の魂百まで」の本当の意味「三つ子の魂百まで」という格言をご存知だと思います。人間としての頭の働きの基本が3歳ごろまでにほぼできあがってしまい、それがいつまでも残ると、昔の人は考えたということ。しかし、「たしかに、そのとおりなのです」と認めたうえで、著者は次のようにつけ加えてもいます。「ことばがしゃべれるようになり、他人とつきあえるようになって、人間の頭の働きの基本がほぼ決まってしまう、2~3歳のころに教育すればよいということではない」ということ。2~3歳ごろに十分教育できるよう、その前、具体的には「歩きはじめるころまでに教育しておかないといけない」ということなのだそうです。この時期の赤ちゃんの反応は限られていますし、与える刺激も単純。そのぶん苦労は少ないものの、手抜きをすると、よい結果は得られないと著者は断言します。そこでお母さんは、自信を持って育児にあたることが大切だという考え方。*医学的根拠と実体験がミックスされているだけに、とても応用しやすい内容だと思います。赤ちゃんがいる方は、ぜひ手にとってみてください。(文/印南敦史)【参考】※久保田競、久保田カヨ子(2015)『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』ダイヤモンド社
2015年10月13日6月20日に公開される特撮映画『KIRI -「職業・殺し屋。」外伝-』の完成披露舞台あいさつが9日、池袋・HUMAXシネマズで行われ、釈由美子、久保田悠来、文音が登壇した。『KIRI -「職業・殺し屋。」外伝-』は、漫画誌『ヤングアニマル』(白泉社)で連載中の西川秀明による漫画『職業・殺し屋。』を原案とする特撮映画で、メガホンをとるのは、国内外の特撮・アクション映画界で絶大な支持を誇る坂本浩一監督。古武道の黒帯を持つ釈由美子が主人公・キリとして、『修羅雪姫』以来14年ぶりに本格アクションに挑戦している。キリと対峙する殺し屋役リョウ役は、『仮面ライダー鎧武』の呉島貴虎/仮面ライダー斬月役も記憶に新しい久保田悠来が担当。キリの妹分・ルイを演じる文音は本作が本格アクション映画デビューだが、母親である元祖アクションヒロイン・志穂美悦子の血を受け継ぐ注目株だ。釈は役柄について「キリは幼少の頃にさらわれて、殺し屋として育てられました。心に孤独を抱えていますが、強さの中にも儚さや憂いがある、かっこよさの奥で瞳が濡れているようなキャラクターを目指しました」と説明。キリのアクションの注目は、ナイフを使った殺陣で、釈は「古武道とは型が違うんですが、監督と打ち合わせを重ねながら教えてもらいました。独特の動きがあるんですが、映像の中で見ればちゃんとアクションしていると思います」とアクションにも自信をのぞかせた。久保田が演じるワイヤー使いのリョウは二面性があるキャラクター。久保田は「演じ分けにバイトの掛け持ち感がありましたが、いつでも心は変態サラリーマンのつもりで演じていました。変態サラリーマンは違和感なくできましたよ」と語ると、会場は大爆笑。女性陣が真冬の撮影にも関わらずショートパンツにキャミソールのような衣装だったのは、坂本監督の趣味? と振られた久保田は「間違いないですね」と、ニヤリとしながら断言していた。久保田はワイヤーアクションにも挑戦しており「ワイヤーは絡まりやすいし、扱いを間違えると怪我もすると思うんですが、その努力が画面には全く出ないのがポイントですね」と語るが、共演者たちから「CGでも良かったんじゃ?」というつっこみがあったらしく苦笑いしていた。文音は役柄と撮影の苦労について「撮影が12月の半ば、山梨の山奥だったんです。でも女性陣はショートパンツにキャミソールとかなので、震えながらアクションをしたのをとても覚えています。ルイは怒りと悲しみ、闇を抱えた女の子なので、スクリーンの中で表現できていたらいいなと思いました」と振り返る。普段撮影の際には母・志穂美悦子にアドバイスをもらうこともあるが、今回はその暇もないほどタイトなスケジュールで充実した撮影だったことを明かしていた。舞台あいさつの後半には、釈と久保田のサプライズバースデーも。釈が「(久保田と)誕生日が近いからサプライズがあるんじゃないかと思ってました」と語ると、久保田は花束を受け取りながら「(サプライズに)生まれてきて良かったと思いましたが、この映画が『殺し屋。』なのは皮肉ですね」と大人のコメント。締めのあいさつでは久保田が「映画の中で躍動する女性陣の鍛えられた肉体を見て、会場の女性の皆さんは『キリザップ』で鍛えてもらえたらと思います」と笑わせ、最後は釈が「皆さんも学校や会社、ご家庭で戦っていると思うので、一緒に戦っている気持ちで楽しんでもらえたらと思います」ときっちりと締め、劇中で敵対しているとは思えないコンビネーションを見せていた。映画『KIRI -「職業・殺し屋。」外伝-』は、6月20日より全国公開予定。
2015年06月10日久保田利伸が4月24日(金)神奈川・ハーモニーホール座間大ホールより全国ツアーを開催する。【チケット情報はこちら】同ツアーは3月18日(水)に発売された約3年半振りとなるオリジナルアルバム『L.O.K』を引っ提げて開催。アルバムには、ヨコハマタイヤ ブルーアースCMソングとしてオンエア中の『Loving Power』など13曲を収録。ツアーは10月4日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館まで、41公演行なわれる。チケットぴあでは10月3日(土)・4日(日)に行なわれる代々木公演のプレイガイド最速先行を実施中。受付は3月29日(日)午後11時59分まで。■アルバム『L.O.K』3月18日(水)発売【通常盤】(CDのみ)SECL1656/3,100円(税込)【初回生産限定盤】(CD+DVD)SECL1654~1655/3,600円(税込)
2015年03月19日久保田利伸が2015年4月24日(金)より神奈川・ハーモニーホール座間大ホールより全国ツアー「TOSHINOBU KUBOTA CONCERT TOUR 2015 “L.O.K"」を開催。同ツアーは7月28日(火) 岡山公演まで、33会場で41公演が行なわれる。ぴあでは、関東公演である4月24日(金)神奈川公演、5月23日(土)・24日(日) 東京公演、6月3日(水)埼玉公演、6月6日(土)神奈川公演のプレイガイド最速先行を実施。受付は12月16日(火)午前11時から24日(水)午前11時まで。
2014年12月15日