元中日ドラゴンズ監督で野球解説者の谷繁元信氏(53)が29日、自身のYouTubeチャンネル『谷繁ベースボールチャンネル』を更新。これまで乗ってきた“愛車歴”を明かした。2022年1月に同チャンネルで公開した“愛車歴”第1弾では、その当時乗っていた『ベントレー』までを紹介した谷繁氏。今回は、それ以降に乗った車と今気になっている車について言及。まず語られたのは、『ベントレー』の次に乗っていたという『メルセデス・ベンツ マイバッハ GLS』。新車価格で3000万円を超える超高級車だが、谷繁氏は「デカすぎて、あんまり乗らなかった」とサラッと告白。セカンドカーとして、『トヨタアルファード』に乗っていたこともあり、「そっちにいっていた」とその理由を述べた。『マイバッハ』の次に乗った車というのが、『トヨタランドクルーザー』。目を付けた理由を「ランクルも乗ったことなかったし、車高も高いし、なかなか手に入らない」と語り、続けて「オーダーして来るまではマイバッハに乗っていて、来てからランクルと入れ替えて」と人気高級車をリレーしたことを明かした。『ランクル』については、「いい車だったけど、やはり大きいなと。都内を走ったりすると気になるし、コインパーキング止めるのもギリギリだし。SUVのなかでももう一回り小さい車にした」と手放した理由を話した。この『ランクル』と入れ替えたのが、『トヨタクラウンスポーツ』。「発売と同時にオーダーして、一番最初くらいに納車してもらった」という同車は、「サイズ的にもちょうどいいんですよ。ハイブリッドで燃費もよくてね。ひとりでゴルフ行く車にしては最適」と絶賛。以前から乗り続けている『トヨタRAV4』と合わせて、「最近日本車に凝っています」と、お気に入りが高級外車ではないことを告白。今乗っている車の特徴として「乗りやすい・燃費がいい・サイズがちょうどいい」の3点を挙げた。また動画の後半では、同氏が今狙っている車の話や、選手時代にもらった車のエピソードなども披露。自身の車の嗜好について「(落ち着いた車を選ぶことは)年齢とともにそうなるのはしょうがないのかな」と話す一方で、「でももう一回、やんちゃな車もちょっと乗りたいなと考えているので、今品定めですよ。今年54(歳)になりますけど、乗れなくなるまであと何台くらい行けるかなというくらい車が好きなので、これからもいろんな車に乗っていきたいと思います」と今後の希望も語った。
2024年04月30日ギタリスト・布袋寅泰(62)が16日、自身のインスタグラムを更新。“夫目線”で撮影した、妻で歌手・今井美樹(61)の笑顔ショットを公開し、反響を呼んでいる。布袋は「家族と2度目のサンセバスチャン旅行」を報告し、旅先での写真と動画をアップ。おしゃれな街並みを散策する姿や、海で波打ち際を歩く様子など、楽しそうな思い出を紹介した。また、現地で「美樹さんの61歳のバースデー」を迎えたそう。7枚目では、満面の笑みを浮かべる今井の写真を披露し「いつも変わらぬ笑顔をありがとう。いつまでも元気で素晴らしい歌を聴かせてください。今年のツアーも楽しみです」と、愛あふれるメッセージを送った。ほかにも長文で旅先でのエピソードをつづった布袋。ファンからは「美樹さんの笑顔の写真とっても素敵 私が知る限りサングラスかけているとはいえアップ写真初めてではないですかね?!(違ってたらすみません)」「美樹さんの笑顔にうっとりです」「こんな夫婦素敵です」「様々な情景が目に浮かぶコメントで幸せのおすそ分けを頂いた気分です。奥様の笑顔も最高に美しい!」など、さまざまな声が寄せられている。
2024年04月17日自民党の今井絵理子参院議員(40)のXとInstagramのアカウントが、3月22日までに削除された。Xでは「このアカウントは存在しません」、Instagramには「このページはご利用いただけません。リンクに問題があるか、ページが削除された可能性があります」と表示されている。Facebookのアカウントや公式サイトは現在も残っているが、突然のSNSアカウント削除に波紋が広がっている。今井氏のXは約8万、Instagramは約7万フォロワーを抱えるアカウントだった。しかし昨年7月に“炎上騒動”が取り沙汰されて以降、今井氏が投稿を更新するたびに批判の書き込みが絶えなかった。「昨年7月末に自民党女性局が実施したフランス研修で、松川るい議員(53)や広瀬めぐみ議員(57)らがSNSに投稿した写真が“まるで観光旅行のよう”と批判が殺到。研修の目的は少子化対策や政治分野における女性活躍について、現地の有識者や議員らと意見交換することでした。しかし女性局の議員らによるSNS投稿は、エッフェル塔前での記念撮影やフレンチやデザートといったグルメの写真が目立ちました。そのため研修の目的や成果が伝わらず、国民感情を逆なでしてしまうことに。松川議員はSNSを通じて謝罪し、局長を辞任。しかし同じく研修に参加した今井議員は、国民の批判に対して反論に出たのです。SNSで研修が有意義だったと主張し、《無駄な外遊ではありません》と投稿。さらに《また追って活動報告します!!》とも、呼びかけていました。しかし今井議員からフランス研修に関する報告は一向になされず、彼女がSNSを更新するたびに“報告はまだ?”と厳しい声が寄せられていました」(WEBメディア記者)こうした背景もあり、今井氏のSNSアカウントが突然削除されたことに驚く声が上がっている。《今井絵理子に何があったのやら》《えっ 今井絵理子、Twitterでは強気だったのに》《今井絵理子は今度は何をやらかした?》《おーい! 今井絵理子せんせー?! 消したんかーい》《SNSからも逃亡とは。フランス視察の報告はまだ?》そんな今井氏といえば、最近では18日に参院予算委員会の集中審議で質問に立つ姿が注目を集めていた。能登半島地震の被災者に対するお見舞いの言葉を手話を交えて述べ、被災地での障害者への支援などについて岸田文雄首相(66)らに質問を行っていた。「今井議員は3つ目の質問まで手話を交え、ゆっくりとした口調で話していました。しかし4つ目以降からは手話を使わず、話す速度もややペースアップ。こうした今井議員の質疑応答に一部SNSでは疑問視する声が上がり、ネットニュースでも取り上げられていました。いっぽう今井議員のパートナーとして知られる元神戸市議の橋本健氏は、彼女に寄せられる批判に対して《一般の人は好きなだけ言えばいいよ》とXでコメント。その上でメディアに対しては、不快感をあらわにしていました。なお、今井議員のXとInstagramのアカウントが削除されましたが、橋本氏のアカウントはどちらも残っています」(前出・WEBメディア記者)突然アカウントが削除された理由は、果たして――。
2024年03月22日元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏がこのほど、都内にて行われた、動画コンテンツ『マネジメント図鑑』公開収録に参加。落合博満氏との秘話を明かした。○■落合博満氏とトイレで横並びになり…『マネジメント図鑑』は、業界を問わずさまざまな分野で活躍する人物との対談を通じ、マネジメントに役立つノウハウを共有する動画コンテンツで、リクルートマネジメントソリューションズが提供する1on1支援ツール「INSIDES」の特設ページにて配信される。そして、記念すべき初回配信には、元プロ野球選手で中日の監督経験もある谷繁氏が登場。“スポーツの1on1コミュニケーション”をテーマに、リクルートマネジメントソリューションズの荒金泰史氏と対談を行った。中日の監督だった落合氏と風呂場で鉢合わせしたエピソードを披露したのち、谷繁氏は「あとは、落合さんが(中日に)来て年数が経ってから、僕がちょっと試合に出してもらえなくなった時期があったんですね。それは自分のミスもあったし、チームがうまく回っていないとき」と回想。そして、「これは分からないですけど」と前置きした上で、「僕の後のキャッチャーを育てていかないといけないってこともあったと思う。僕は僕でもう一回、常に出られるようになるには何をしないといけないかを、そのときに考えさせられる。その時点で、落合さんからしたら、しめしめだと思うんですよ。自分が考えれば、また自分のレベルが上がる。そしたらチームにとって、いい方向に向かっていく」と推察する。続けて、「そういう時期がちょっとあって」と話を戻し、「試合途中、チェンジになったときに『トイレに行きたいな』と思って。今のバンテリンドームのロッカーから通路を上がってすぐ右側にトイレがあるんですね。そこに入ろうとした瞬間に、『あれ? なんか気配を感じるな』と思って、パッと見たら、監督がサササッと来たんですよ。『トイレ行くんじゃないだろうな……』と思ったら、案の定トイレに入ってきたんですよ(笑)」と茶目っ気たっぷりに語りつつ、「並びでトイレをしながら、そこで『明日から行くぞ』って(告げられた)」と告白。「『ここで言う!?』と思ったんですけど(笑)。それは覚えてますね」としみじみと振り返っていた。
2024年02月03日元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏がこのほど、都内にて行われた、動画コンテンツ『マネジメント図鑑』公開収録に参加。落合博満氏との秘話を明かした。○■落合博満氏と風呂場で一緒になり…『マネジメント図鑑』は、業界を問わずさまざまな分野で活躍する人物との対談を通じ、マネジメントに役立つノウハウを共有する動画コンテンツで、リクルートマネジメントソリューションズが提供する1on1支援ツール「INSIDES」の特設ページにて配信される。そして、記念すべき初回配信には、元プロ野球選手で中日の監督経験もある谷繁氏が登場。“スポーツの1on1コミュニケーション”をテーマに、リクルートマネジメントソリューションズの荒金泰史氏と対談を行った。中日の監督を務めた落合博満氏の話題になると、谷繁氏は「野球に関して話した記憶は5回あるかどうか。でも、その一つひとつの内容っていうのは、いまだに覚えてるところもある。“言わないけど、考えさせる”マネジメントが落合さん」と自身の印象を打ち明ける。それに対し、荒金氏が「たとえば、こんな投げかけ、問いかけをもらったというものはありますか?」と聞くと、谷繁氏は「僕が配球に関してちょっと悩んでる部分があったんですけど、それを風呂場で言われたんですよ。たまたま風呂場で一緒になって、『どうしようかな……先に出ちゃおうかな』って思ったんですけど(笑)」と冗談めかして、笑いを誘いつつ、「その日のゲームは負けたんですね。それも自分がちょっとモヤモヤしてる部分で負けた試合だった。試合後に風呂に入って、シャワーを浴びてるときに、鏡をパッと見たら(落合さんがいた)。サーッと僕の横に来て座るわけですよ。そしたら、その日の試合の配球についてと、それまでの僕の特徴みたいな(ものについて話してくれた)」と回想。さらに、「たとえば、サインを出して、インコースのストライクのストレートを要求したときに、それが逆球でファールになるとするじゃないですか。そしたら、僕は自分のサインを出したボールをずっと追いかけてしまうクセがあったんですね。そうじゃなくて、『来たボールからもう一回リセットして、考え直したほうがお前はいいよ』って言われた。なるほどな、と」と落合氏からの助言の一部を明かすと、荒金氏から「(それまでに)そういう問いかけをされたことはなかったんですか?」と質問が。これに谷繁氏は「なかったですね。それを風呂場で言われて。それは覚えていますね」としみじみと振り返っていた。
2024年02月02日元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏がこのほど、都内にて行われた、動画コンテンツ『マネジメント図鑑』公開収録に参加。“レベルの高いピッチャー”が持つ能力について語った。○■谷繁元信氏のキャッチャーとしての“スタンス”とは『マネジメント図鑑』は、業界を問わずさまざまな分野で活躍する人物との対談を通じ、マネジメントに役立つノウハウを共有する動画コンテンツで、リクルートマネジメントソリューションズが提供する1on1支援ツール「INSIDES」の特設ページにて配信される。そして、記念すべき初回配信には、元プロ野球選手で中日の監督経験もある谷繁氏が登場。“スポーツの1on1コミュニケーション”をテーマに、リクルートマネジメントソリューションズの荒金泰史氏と対談を行った。キャッチャーとして、「バッター主体でいってしまうと、どうしてもピッチャーに無理がいく。だから、基本はピッチャー主体で考えて、バッターの弱点をこちらで考えるスタンス」だったという谷繁氏。「ストレートの走りが悪いのに、そのバッターがストレートに弱いからといって、ストレートでいくと打たれる確率や、カウントが悪くなる確率が高くなる。単純にいうと、そうはしたくなかったということですね」と例示しつつ、ピッチャーのコンディションについても「極端に言うと、肘の高さや手首の角度が数センチ・数ミリでも崩れると、僕のところに(球が)来るまでにさらに(ズレが)広がる。だから、ピッチャーはその再現性が大変だと思います」と解説した。○■修正能力が高いと思ったピッチャーを明かすまた、「キャンプからブルペンに入って、ピッチャーのフォームと球筋を映像として僕の中にインプットできるように心がけていました」といい、「キャンプが進んでいくと、ピッチャーの調子が良くなったり悪くなったりするので、ピッチングフォームにも多少変化がありますよね。その中で、良いフォームと悪いフォームを頭の中に映像として常に残しておく。一軍で投げるであろう投手については、それをほぼ記録していました」と告白。さらに「ゲーム中に悪いほうのフォームだと判断すると、ベンチに戻って、ちょっとアドバイスをするとかはしてましたね」と明かし、「中には、自分で修正できないピッチャーもいますから。やっぱり自分で修正できる能力があるのが、レベルの高いピッチャー。みんなそんなピッチャーだったら、楽で仕方ない(笑)」と持論を述べた。この話を聞き、荒金氏が「修正能力が高いと思ったピッチャーは?」と尋ねると、谷繁氏は「ドラゴンズにいたときでいうと、川上憲伸や岩瀬(仁紀)。ベイスターズのときで言うと……先発陣には正直あんまりいいピッチャーがいなかったんで(笑)」と冗談めかして、笑いを誘いながら、「佐々木(主浩)さんとか、野村(弘樹)さんあたりはやっぱり修正能力がありましたよね」と打ち明けていた。
2024年02月01日元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏がこのほど、都内にて行われた、動画コンテンツ『マネジメント図鑑』公開収録に参加。権藤博氏と落合博満氏のマネジメント法を対比した。○■“12人”の監督の共通点とは『マネジメント図鑑』は、業界を問わずさまざまな分野で活躍する人物との対談を通じ、マネジメントに役立つノウハウを共有する動画コンテンツで、リクルートマネジメントソリューションズが提供する1on1支援ツール「INSIDES」の特設ページにて配信される。そして、記念すべき初回配信には、元プロ野球選手で中日の監督経験もある谷繁氏が登場。“スポーツの1on1コミュニケーション”をテーマに、リクルートマネジメントソリューションズの荒金泰史氏と対談を行った。「強いチームの監督がしていたことは?」という質問に対し、谷繁氏は「僕はすごくたくさんの監督の下でやらせてもらった。挙げていいですか(笑)?」と確認を取りつつ、「古葉竹識さん、須藤(豊)さん、江尻(亮)さん、近藤昭仁さん、大矢(明彦)さん、権藤(博)さん、森(祇晶)さん、山田久志さん、佐々木(恭介)さん、落合(博満)さん、高木守道さん、自分なんですよ」と列挙。そして、「“12人”の監督のもとでいろんなものを見させてもらったんですけど、その中で1つ言えることっていうのは、やっぱり“曲げないこと”。みなさん、自分の野球観の中でやられてるわけですから。自分の野球観を曲げない人が多かったですね」と自身の印象を打ち明けた。○■権藤氏と落合氏のマネジメント法を対比また、「成功・失敗って、結局、勝てば成功なんですよ。どういうやり方でも。で、負ければ失敗なんですよ。プロ野球の世界って。だから、僕にとって、成功された方っていうことを考えると、まずは大矢さん。でも、今考えると、その前の監督も、その当時の僕には必要だったんですよね」と回想しながら、「そのあとに権藤さんが優勝されて、またそのあとに権藤さんとは真逆の森さんが来て。ドラゴンズでは落合さんと8年間一緒にやりましたし。権藤さんのやり方と落合さんのやり方が一緒かというと、違うわけですよね。違うんだけど、両方とも勝つ」と、権藤氏と落合氏のマネジメント法に言及することに。続けて、「権藤さんは、あの時期の僕たち選手のマネジメントにちょうど合ったと思うんですよ。僕たちがある程度、自分たちで何が必要かを考えてやってきたチームだったので、それをさらに(後押しする)『お前たちはプロなんだから、自分たちで考えてやりなさいよ』っていうマネジメントが権藤さんなんですよ。逆に、落合さんっていうのは、本当に何も言わないんですよ。野球に関して話した記憶は5回あるかどうか。でも、その一つひとつの内容っていうのは、いまだに覚えてるところもあるし。言わないけど、考えさせるマネジメントが落合さん」と対比。これに荒金氏が「権藤さんも落合さんも自分で考えさせるという共通点が?」と返答すると、谷繁氏は「確かに、そこに共通点はあるかもしれない」とうなずきつつ、「でも、方法は違うというところなんですね」と締めくくっていた。
2024年02月01日元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏がこのほど、都内にて行われた、動画コンテンツ『マネジメント図鑑』公開収録に参加。横浜ベイスターズと中日ドラゴンズの“強さの違い”を語った。○横浜と中日は「チームカラー的にはかなり違うチーム」『マネジメント図鑑』は、業界を問わずさまざまな分野で活躍する人物との対談を通じ、マネジメントに役立つノウハウを共有する動画コンテンツで、リクルートマネジメントソリューションズが提供する1on1支援ツール「INSIDES」の特設ページにて配信される。そして、記念すべき初回配信には、元プロ野球選手で中日の監督経験もある谷繁氏が登場。“スポーツの1on1コミュニケーション”をテーマに、リクルートマネジメントソリューションズの荒金泰史氏と対談を行った。現役時代、横浜ベイスターズ(横浜大洋ホエールズ)と中日ドラゴンズの正捕手として活躍した谷繁氏だが、荒金氏から「ベイスターズとドラゴンズの強さを一言で言い表すなら?」と質問を受けると、「大洋時代からですが、ベイスターズは元々、明るいキャラクターの選手が多いチームだったので、一言で言うなら……“お祭り好き”でしょうか。“いくら点を取られても取り返しますよ”っていう。でも、ドラゴンズはちょっと渋め。派手な勝ち方はしないんですけど、“試合が終わったら勝ってる”っていう感じのチームですかね」と表現。続けて、「チームカラー的にはかなり違うチームでしたが、僕は両方持ち合わせていたんじゃないですか(笑)?」と茶目っ気たっぷりに話して、笑いを誘いつつも、「やっぱりプロですから、最終的には勝たないといけない。プロ選手の中には、優勝を一回も味わえなかったり、一軍の試合に一回も出場できなかったりする選手も多いと思いますが、最終目標はチームのリーグ優勝、日本一というところ。そのために自分がどれだけチームに貢献できるかが評価になってくる」と真剣な面持ちで締めくくっていた。
2024年01月31日「入口から地下に続く長い階段を下りた先に楽屋とスタジオがあったのですが、その通路を主演のヒデちゃん(中山秀征)や湯江(タケユキ)君、(今井)美樹ちゃんと行き来していたのが懐かしい思い出です。スケジュールがすごくタイトで、撮影が終わるのが27時(午前3時)で、翌朝7時にはまた撮影開始という、“いつ、寝るの?”という日々でした」こう振り返るのは、香坂みゆきさん(60)だ。同ドラマが放送された時期は、ちょうど女優の仕事が増え始めたころだったという。「1977年に歌手デビューしたのですが鳴かず飛ばず。当時の所属事務所と『ドラマを増やそう』と方針転換をしていったんです」1984年に『金曜日の妻たちへ』(TBS系)のパート2に出演するなど、女優としての活躍が制作サイドの目に留まったのだった。「ナベプロ(現ワタナベエンターテインメント)イチオシの新人だったヒデちゃんや湯江君が高校生、私が大学生役で、アルバイト先のハンバーガーショップを舞台にした青春ドラマ。スタジオには本物の調理機材を入れて厨房を再現。有名ハンバーガーショップの社員さんに作り方の指導も受けました。それが面白くて、空き時間にフライドポテトを揚げたりハンバーガーを作って、食べたりしていました。スタジオの中に油のにおいが充満したときは、ちょっと胸焼けしてしまいましたけど(笑)。若い出演者はみんな、歌やドラマ、雑誌の取材で忙しく、アルバイト経験はなかったので、ドラマを通じて、普通の学生が送る青春を疑似体験していました」現場でムードメーカーとなったのは柳沢慎吾だったという。「とにかくいつもしゃべっているんです。楽屋でもメーク中でも、リハーサルでも、本番以外はずっと。だいたい私が相手をしていたのですが、『うるさい』と注意しても、『お前、ウチの姉ちゃんにそっくりだな』って、全然、話をやめようとしないんです」まだ歌手デビューをする前の今井美樹も、アルバイト役として出演していた。「楽屋で『こういう歌が好きなんです』と言って、ユーミンの曲を口ずさんでいました。当時から歌手を目指していて、自分で曲を作ったりしていたようです」同ドラマでは、主演の中山秀征とのキスシーンにも挑戦。「緊張したのは覚えていますが、あまり意識するとその後の演技にも影響するので、平常心で演技したと思います。たまに“ヒデちゃんの初キスシーン”ということで、テレビとかで取り上げられているんですが、ちょっと恥ずかしいですね(笑)」
2024年01月21日1996年に結成し、「東京」や「ばらの花」など数々の名曲を発表してきたロックバンドのくるり。発売したばかりのアルバム『感覚は道標』には、岸田繁と佐藤征史、そして結成当初のメンバーである森信行が参加。また、伊豆で行われたアルバム制作現場に密着した、くるり初のドキュメンタリー映画『くるりのえいが』が公開されることも大きな話題となっている。――なぜドキュメンタリー作品を作ろうと思ったのですか?岸田繁(以下、岸田):バンドのドキュメンタリー作品って諸外国のものも含めていろいろあって。ストーリーが盛りめ、というかゴシップ的な興味をそそるものが多いと思うんですけど、もうちょっと音楽に寄った映像作品を作りたいなということは、前から思っていたんです。そこに、ちょうど映画のお話をいただいたので。曲ができるところからレコーディングまで、わかりやすく組み立てたものにしたいなと。実際、完成した映像を観て、うーん、わかりやすい!って思いました(笑)。あれ以上でもあれ以下でもないという感じで、シンプルにまとまったな、という印象です。――オリジナルメンバーで楽曲を作ることにしたのはなぜですか。岸田:セッションめいたものをやる機会は度々あって。僕らはパーマネントなドラマーがいないバンドで、今は、曲を作る時は僕が作ったデモを佐藤とやりとりしながら構築していくという仕上げ方を緻密にやるんですけど。そうじゃなくて、昔、バンドを組んだ時くらいのソングライティングのやり方に一度、立ち戻ってみよう、そのために彼(森さん)を召喚したいよね、みたいな話が出ていたんです。3人はソウルメイトでもあるので、その感じも含めて映画の題材としても面白そうかなと思いました。――なぜ、当時の曲作りの仕方に立ち戻ろうと考えたのですか。岸田:バンドの作品は、たとえば映画のサントラなどテーマのあるものとは違い、私小説的な面があると思っていて。エゴイスティックな作品を一人で作っていると、一人でしりとりするような感じになるんですけど。今はそれを3人のセッションでやったほうがいいなと思ったんです。自分の意図以外のものが入ってきて、そこに反応して、反応して…という感じで作っていく。「これやん!」「あ、よかった」みたいな感じで場が盛り上がって形になることがあるし、整合性のないものになったり、“何それ”みたいなことも起こる。それがバンドの醍醐味の一つです。あと、一応、実績を残しているこの3人でやったら、こういうものができるんじゃないか、みたいな期待もありました。――完成したアルバムを聴いてみて、いかがでしたか。岸田:思っていたよりも曲の振り幅があるなと。あとは、いいバイブスがあって、割とエネルギッシュというか。若い時だと少し幼稚になってしまうような部分も、おじさんだからちょっといい感じにエネルギーが音にちゃんと入っているかもな、とは思いました。若い時にしかできないこともあったと思うんですけど、普通っぽいことをやっているようで、こだわった部分はほんとにこだわったので。そう、この3人が揃うと、なんか合わないんです。良い意味でも、そうでない意味でも、いろいろなものがズレるというか。だからこその味も出ている感じもするし、はみ出した部分や悪ふざけも、そのままやっちゃっているので。最近は、自分で言うのもあれですけど、おとなしいというか、洗練こそ完成だと思ってやっていたんです。今回はそこに主眼を置かず、素材の味を活かしたり、形が悪いものも楽しむやり方をしています。個人的には洗練されたものも好きだし、土のついた大根みたいなものも好きです。(3人で写っている写真の森さんを指差しながら)いるといないとだと、全然イメージ違う気がするんですよね。――(笑)。岸田さんにとってメンバーとは、どんな存在ですか?岸田:この3人でいうと、“この3人がいるとすごいやろ”というのが大きいというか。というのも、音楽って勝ち負けじゃないんですけど、若い頃、ライブハウスでライブをしていた時は他のバンドに負けたくないという気持ちがあったし、対バンはバトルだったんです。特に、くるりはサークルの中で組んだバンドだから、しょぼい感じは嫌だなと思っていました。あと、“この組み合わせ、ありえへんやろ”という面白さもあったんですよね。3人共通の好みの音楽や性格的な一致点もなくはないんですけど、バラバラな感じが強かった。だから結局、一人が途中でいなくなっちゃったんですけど。さっき、「ソウルメイト」という言葉を使いましたけど、この3人で活動していたら誰かが「いい」と言ってくれて、自分たちでも手応えのある作品を作ることができたので。その実績とかを、もし誇りみたいなものに言い換えたとしたら、そういう誇りを共有している時代があった。この3人でやってなかったら、くるりは多分、この世に存在しなかったと思うので。だから、ただの友だちじゃなくてソウルメイト的というか。そして、メンバーということでいうと、この間、イベントで70歳くらいのバンドを見たんですけど。別に仲よさそうじゃないし、なんやろなと思ったけど、長くやっている人たちは自分の屋号とか楽曲にプライドを持っていると思うし、それが好きで集まっている感じがあるんじゃないかなと。僕は、群れるのが好きじゃないこともあって、何人かで何かをしたり仲がいいというのは、バンドしか知らないんです。横並びでセンターを決めるタイプのアイドルグループと違うことは、楽器が違ったりと役割が明確なところなのかな。そういう意味では、会社とか家族とかに近いようなものなんですかね。――岸田さんにとって音楽活動の軸となっていることは何ですか。岸田:バンドとしては、演奏をしていて楽しいということだと思います。ライブをやると、その2時間半が、自分の感覚としては一瞬で終わるんです。それが健康にいい感じがするというか、生きている感じがするというか。それがあるから、ライブをやりたいなと思いますね。あと、曲を作るとか音楽的な作業においてギアが一段ずつ入っていくと、なんか怪しいですけど、見えないものが見えてきたり、聞こえないものが聞こえてきたりとか…。やばいですよね(笑)。でも、いい匂いがしてきたり、冬なのに春みたいな気持ちになるようなことがあるから、いいなと。そういうことを仲間たちと共有できることも、本当に素晴らしいことです。くるりのオリジナルメンバーによるアルバム『感覚は道標』の制作現場を追いかけるドキュメンタリー映画『くるりのえいが』。伊豆にあるレコーディングスタジオでのセッションをはじめ、結成当時を振り返ったり、新作の方向性について語り合う姿も映される。佐渡岳利監督。10月13日から全国の劇場で3週限定上映、デジタル配信がスタート。きしだ・しげる1976年、京都府生まれ。作曲家。くるりのボーカリスト/ギタリスト。’98年10月にシングル『東京』でメジャーデビュー。『まほろ駅前多田便利軒』をはじめ『ちひろさん』、「リラックマ」シリーズなどの劇伴音楽制作のほか、交響曲などの管弦楽作品や電子音楽作品、楽曲プロデュースも手掛けている。トップス¥35,200(SIDE SLOPE/HEMT PR TEL:03・6721・0882)パンツ¥36,300(UNUSED/alpha PR TEL:03・5413・3546)シューズ¥19,800(PG/PLAYGROUND TEL:03・5738・1872)※『anan』2023年10月11日号より。写真・杉江拓哉(TRON)スタイリスト・森川雅代ヘア&メイク・川島享子インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年10月06日自民党女性局の“パリ視察”がほとんど観光だったと判明し、炎上中の松川るい&今井絵理子。ほかにも、各誌の「嫌いな政治家ランキング」で毎回ランクインしている“嫌われ女性議員”7人。彼女たちに共通するヘアメークの特徴を、ヘアメークアーティストの福川雅顕さんが解説!【今井絵理子(39)】「髪形は比較的若々しく見えるものの、今井さんも先輩議員同様にメークが濃くて、いまっぽさは感じられませんね。眉毛もアイメークも口紅もしっかりめで、王道のONメークという感じ。年配の方からの好感度を考えると、これが正解なのかもしれませんが……」(福川さん・以下同)【生稲晃子(55)】「前髪をくるんと巻き、きっちり感のあるハーフアップはうまくまとまっていると思いましたが、トータルで見るとやはり古い。ファンデもリップもマットな質感で重たいので、どこか1カ所でもいいのでツヤ感を出すと、かなり印象が変わると思いますよ」【杉田水脈(56)】「眉毛を気にしなさすぎです。全然整ってないし、生えっぱなしの印象。アイラインやリップの引き方も雑ですね。化粧が苦手なのかな?少し整えるだけで、かなりのあか抜けが期待できます。また、髪を片方だけ耳にかけると抜け感が出て軽くなりますよ」【松川るい(56)】「髪形が古臭すぎてびっくり!中途半端なハーフアップは、竹の子族みたいです。ひとつに結んですっきりさせればいいのに。眉毛もひどいし、残念ながらぶっちぎりで最下位です。このなかでは若いほうなのに、いちばんオバサン見えしてもったいないですね」【高市早苗(62)】「偉そうに見えるから国会には不向きだと思いますが、難易度が高い紫のリップ×生成色のジャケットは好相性でおしゃれ!演説で“華”を見せるときにはいいのではないでしょうか。でも、とにかく眉毛が問題。“描きました感”があって不自然なので、要改善です」【片山さつき(64)】「7人のなかでいちばんバブルを引きずっているのが片山さん。ふわふわな細かい巻髪や肩パッドが入ったジャケットが’80年代のアイドルみたいです(笑)。ファンデも舞台メークのように厚塗りだし、全体的に重い。まずはヘアスタイルを変えてみてほしいです」【稲田朋美(64)】「眼鏡はアクセントになるので、どこかで引き算しないといけないのに、ここでレースの襟と濃い眉毛……。おしゃれ好きに見えて、センスがないのかもしれません。“ゴテゴテ感”がすごいので、どこか1つ抜け感を作ることを強くおすすめしたいです」■オジサンたちに媚びメークが古い福川さんは、「最年少の今井さんを含め、昭和中期の写真かと思いました」と語る。「ベースのファンデーションが厚塗りで粉っぽく、王道の赤リップ×ピンクチークにしっかり引いたアイラインと弓なりの眉毛……。“引き算メーク”と真逆で、すべてが濃いから古く見えてしまうんだと思います。ただ、流行のツヤ肌やナチュラルメークはカジュアルに見えがち。仕事モードの正統派メークって、女性アナウンサーたちも同じなのですが、どうしてもこうなるのかもしれません」野暮ったい原因は、メークだけでなく髪形にもあるそうだ。「女性アナウンサーの場合、メークは古典的だけど、髪形はいまっぽい人が多いんです。いっぽう政治家の方々は、髪形もひと昔前のスタイル。全体的に重く、ツヤ感や抜け感がない。年配の政治家や有権者からの好感度を意識すると、こういう昔ながらのヘアメークが正解なのかもしれませんが、トレンドとはかけ離れていますね」昭和で止まったままの、オジサン媚びヘアメーク。改善する方法はないのだろうか?「髪はツヤ出しスプレーがおすすめ。ファンデーションはパールが入っている粉にするとか、旬の素材を入れてみるといいですね。また、口紅ではなくオイルリップがいまっぽいツヤ感とぽってり感を出してくれますよ」政策もヘアメークも、アップデートしてほしい!
2023年08月28日大炎上となった自民党女性議員らによるパリ視察。参加していた今井絵理子参議院議員(39)は自身のX(元Twitter)で《「公金を使って無駄だ」という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません」》と頑なだが、自身のTikTokにまで火の粉が降りかかる事態に陥っている。パリ視察をめぐっては、自民党女性局長の松川るい参院議員(52)らが7月下旬にSNSに投稿した写真が“まるで修学旅行”と批判されていた。さらに、8月2日に「Smart FLASH」が3泊5日の視察の中で、純粋な研修に充てられていたのがわずか6時間だったと報道し、なお世間の反感を買い続けている。そんななか、今井議員のTikTokにも炎上が飛び火してしまったようだ。自身のTikTokアカウントで「旅行で使える手話」や「日常で使える手話」を発信している今井議員。現在15件投稿されている動画のうち、6件には「ベトナム視察」、2件には「フランス視察」との文字が。ほかの動画もすべて、空港や海外とみられる場所で撮られたものとなっており、手話動画は旅先で撮影することが多いようだ。8月9日に投稿されたのは、「今日は私が奢るね」という意味の手話をレクチャーする10秒ほどの動画。ヨーロッパ風のカフェテラスで、パスタを前に撮影されたもので、1万8千回ほど再生されている。しかし、この動画のコメント欄には《これが研修!?》《国民の税金で!?》《税金で奢るのですか?よろしいですね!》など批判的なコメントが相次ぐ事態に。同じシチュエーションで撮影された「これ一口ちょうだい」「食事をみんなでシェアしましょう」の手話での伝え方に関する動画にも《フランス研修の成果を発表してください!》《旅費はシェアじゃなくて自腹でね》と厳しい声が。「海外視察自体は内容が伴っていれば何ら問題もありません。しかし、今回の視察の中身や報告の仕方は、いかにも“観光旅行”。その結果、値上げや重い社会保険料負担に苦しむ庶民の気持ちを逆なでしました。手話動画の発信自体は何の問題もありませんが、背景が映える“旅先ばかり”というのも反感を買っている一因でしょう」(政治部デスク)この動画も、パリ視察による成果の1つなのだろうか。
2023年08月10日怒涛の展開がクセになる、坂口健太郎主演のノンストップ・ドクター・エンターテインメント「Dr.チョコレート」。次週放送の第5話に、今井翼と田中道子が出演することが分かった。第4話でその存在が明らかになった闇の組織「め組」。2年前に起こった爆発事件の実行犯・沢入(福山翔大)、城南警察の薮下(石川恋)、海王病院の堤(佐野弘樹)など、そのメンバーも徐々に判明し、ますます目が離せない展開となっている。第5話で今井翼が演じるのは、かつて「め組」の一員だったDr.チョコレートの新たな依頼人・結城鷹也。また、田中道子は「め組」信奉者・白石千尋を演じる。Teacher(坂口さん)のもとに舞い込んだ新たな依頼は肝不全の症状に苦しむ息子を助けてほしいというものだった。しかし、病に苦しむ息子を病院には一切連れて行かずその理由は頑として話さない依頼人・結城(今井さん)の不審な態度、またその暮らしぶりから1億円の報酬を支払えるとは思えないこと、そして、秘密保持契約のサインから結城と息子の関係にある疑惑を持ったTeacherは依頼をうけるべきか迷う。なかなかオペが決まらないことに業を煮やした結城は、Teacherと唯(白山乃愛)のもとに乗り込み、自分が以前「め組」の一員であり、Dr.チョコレートの正体を知っていることを明かす。戸惑うTeacherだったが、結城の息子の病状を見た唯の一言でオペが始まる。オペの最中に結城から明かされた事実は、Teacherの疑惑通り患者は結城の息子ではなく、「め組」の活動を通じて結城が知り合ったシングルマザーの白石千尋(田中さん)の息子・勇気だった。「め組」の活動にのめりこみ、勇気の体調が悪化しても病院にも連れて行かない千尋の姿に正気に戻った結城はDr.チョコレートの手術を受けさせるために勇気を誘拐したのだった。しかし、そんな結城の行動は「め組」に筒抜けになっていて…。今井さんは、「Teacher とDr.チョコレートを中心に個性豊かなメンバーの『カンパニー』の雰囲気がそのまま、撮影現場にも溢れていました」と撮影の様子を明かし、「いったい『め組』とは何なのか。誰が黒幕なのか。是非お楽しみ下さい」とコメント。田中さんは、母親役は初めての挑戦だったそうで、「苦悩の末、思い詰めるシングルマザーの千尋がどう動いていくのかご覧いただけたら嬉しいです!」とメッセージを送っている。「Dr.チョコレート」は毎週土曜日22時~日本テレビにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2023年05月13日鮮やかなストライプが印象的な絵画シリーズを手がける画家・今井俊介(1978-)。東京の美術館における初の大規模な個展が、初台の東京オペラシティ アートギャラリーにて、4月15日(土)から6月18日(日)まで開催される。具象と抽象、平面と立体、アートとデザインという境界を軽やかに行き来しながら、表現の探究を続け、国内外で活躍する今井。美術館での大規模な個展は、2022年に香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催されて話題を呼んだ『今井俊介 スカートと風景』が初となる。今回は、その東京での巡回展。東京展では、初期作品を新たに加え、またオペラシティの空間に合わせた新たな展示として再構成される。展覧会タイトルにある「スカートと風景」は、ある時ふと何気なく目にした知人の揺れるスカートの模様や、量販店に積み上げられたファストファッションの色彩に強く心を打たれた体験が原点となって、今井を特徴づけるポップな色彩感覚の絵画シリーズが生まれたことに由来する。ストライプや水玉といった単純な色と形の組み合わせによる模様が波打ったり歪んだりしながら配置される作品は、絵画に対する飽くなき探求と言える一方で、その色彩や形態への取組みは、立体作品やインスタレーション、ファッションブランドとのコラボレーションや映像作品といった多彩なジャンルにも展開されている。同展では、ストライプを特徴とした絵画シリーズ《untitled》の原点となる2011年から2023年現在に至るまでの10年以上に及ぶ表現が、かつてない規模で一堂に並ぶ。これに初期作品も加えることで、今井の絵画の変遷をたどると同時に、ジャンルを横断した幅広い表現も総覧する。同ギャラリーの広いスペースを活かした、布を使った大規模なインスタレーションも大きな見どころとなるだろう。同展ではまた、オリジナルグッズにも力を入れているという。今井の作品がプリントされた反物から製作したトートバッグやポーチ、エプロンなど、明るく楽しい気分をくれるに違いないグッズが賑やかに並ぶミュージアムショップ 「Gallery5」へ立ち寄ることもお忘れなく。<開催情報>『今井俊介スカートと風景』会期:2023年4月15日(土)~6月18日(日)会場:東京オペラシティ アートギャラリー時間:11:00~19:00(入場は18:30まで)休館日:月曜(5月1日は開館)料金:一般1,400円、大高800円公式サイト:
2023年04月07日竹内涼真主演ドラマ「君と世界が終わる日に」Season4に、今井翼が出演していることが分かった。娘・ミライを何者かに奪われ、終末世界を彷徨っていた響(竹内さん)が、明日葉(玉城ティナ)率いる新山財団グループが拠点とする刑務所に保護され、そこで囚人たちの脱獄・反乱に巻き込まれるという、波乱の幕開けとなった第1話。続く第2話では、人類最後の希望の都市と噂される「ユートピア」の存在を確信した、響と新山財団グループ、そして囚人たちのバトルが勃発。新山財団グループに協力するかと思われた響によるまさかの裏切りが描かれ、リーダー明日葉を囚人たちに引き渡すという、衝撃的な展開で幕を閉じた。4月2日(日)配信の第3話では、ユートピアを巡る人間同士の非道な闘いが加速。その中で、ある謎に関する真相が明かされる。そんな第3話に出演することが明らかになった今井さんが演じるのは、刑務所から離れた森の中に佇む一軒家で、娘・小夜子(野澤しおり)と共にひっそりと暮らす若松鉄平。囚人たちのもとから逃れてきた明日葉と大地(大西利空)をかくまい、水と食料を分け与える。さらに、響のことも拘束するが、若松はどうやら響のことを知っている様子。第3話の予告映像では、響と若松の一触即発の様子も見られる。今井さんは「竹内涼真さんと、同じく娘を想う父親として芝居で向き合えた時間は熱く、感銘を受けました」とふり返り、「彼らの生き様を是非ご覧ください」と呼びかけている。<第3話ストーリー>響の裏切りにあった明日葉は、弟・大地と共に囚人に監禁されてしまう。彼女から“ユートピア”の情報を聞き出そうとする陸斗(姜暢雄)は、海斗(前田公輝)の前で大地を拷問する。しかしそのとき、伊織(桜井日奈子)が突然現れ、ある目的のため、明日葉と大地を逃す。2人を連れ戻そうとする響だったが、伊織の仲間で銃を持つ岩松(今井翼)に取り押さえられる。なぜか岩松は響のことを知っている様子。一方、連れ去られた明日葉たちを救うため、加州(溝端淳平)、佳奈恵(飯豊まりえ)たちは、行方を追っていた。ついに、囚人たちに見つかってしまう明日葉たち。彼女たちが逃げ惑う中、岩松に拘束されていた響はルカ(守屋茜)に解放され、岩松の家で衝撃の事実を知ることに。「君と世界が終わる日に」Season4はHuluにて独占配信中(毎週日曜新エピソード更新/全5話)。(cinemacafe.net)
2023年03月26日10月2日、沖縄コンベンションセンター展示棟で開催されたイベントに島袋寛子(38)、上原多香子(39)、今井絵理子参院議員(39)が登場。“復活”したSPEEDだが、喜ぶ反応だけではないようだ。行われたイベントは、MAXやDA PUMPを輩出した「沖縄アクターズスクール」のコンサート。島袋のステージに、今井と上原がサプライズゲストとして出演し、デビュー曲「Body&Soul」を披露したのだ。この日、新垣仁絵(41)は出演を見送ったものの、メンバーが集結したのは2016年5月以来、約6年4ヵ月ぶり。一世を風靡したSPEEDメンバーが再集結したわけだが、この間SPEEDには穏やかならざる報道が相次いでいた。「今井議員は17年7月に橋本健元神戸市議(42)との“手つなぎ不倫疑惑”が報じられました。当時橋本氏は結婚していましたが、この報道を機に離婚。政務活動費の不正受給により議員も辞職するなど踏んだり蹴ったりでした。現在では橋本氏が今井議員の政治活動をサポートしており結婚間近とも言われていますが、周囲の反応も冷ややかだと聞きいています」(政治部記者)さらに上原も、不倫疑惑が報じられていた。「上原さんは12年にET-KINGのTENNさんと結婚しましたが、TENNさんは14年に自死。TENNさんの遺族が、その原因として上原さんの不倫を指摘し、大きな騒動になりました。上原さんは報道について触れないまま、17年には演出家・コウカズヤ氏(45)との交際が発覚。翌年にはコウさんと再婚し第1子を出産しています。上原さんは最近になって美容家への転身を発表しましたが、不倫報道からのイメージが回復できておらず、応援する声は少ないです」(芸能関係者)久しぶりのSPEEDのパフォーマンスに歓喜の声が集まるかと思いきや、こうした不倫報道の影響からインターネット上では冷ややかな反応が多く上がっている。《よく今井さんと上原さん出れたな。上原さんのファンとか居るんかな?あの一件以来応援する人は少なそう。》《メンバー4人中3人がこうやって揃う光景が見れるのは当時ファンだった自分からすれば素直に嬉しいけど、島袋以外の2人に良いイメージがない、、、やっぱり1度付いたイメージを払拭するのは厳しい、、、》《上原さんも酷いけど、個人的には今井さんへの嫌悪感が一番強いです。今でもカラオケで歌うし、とても好きなグループだったので、綺麗な思い出だけで終わらせて欲しかったです。》
2022年10月03日中秋の名月をお部屋で楽しむ「絶景ムーンロード部屋食 特選会席プラン」を販売伊豆今井浜温泉 今井荘(所在地:静岡県賀茂郡河津町見高127総支配人:伊藤 成彦 客室数:45室)は、2022年9月8日(木)〜11月11日(金)までの期間、中秋の名月や「絶景ムーンロード」を上層階の部屋食プランでゆったりと楽しめる宿泊プランを販売いたします。客室からは、遠く伊豆七島を望む太平洋が一望でき、遠浅の浜は波も穏やかなため、満月の夜には美しい月の道(ムーンロード)がお部屋から楽しめます。「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選2022」もてなし部門2年連続入選2022年で第47回を迎えた「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」は、日本国内にある51,000軒の宿泊施設から、旅のプロである旅行会社の審査・選考により選出される国内で最も歴史のあるホテル・旅館ランキングです。伊豆今井浜温泉 今井荘では、「もてなし部門」の100選に昨年に引き続き、2年連続入選いたしました。中秋の名月を楽しむ絶景と、日本のおもてなしを紡ぐ老舗旅館の部屋食プランで、星空や朝日など、自然が織りなす豊かな絶景に癒される大人の旅をご堪能ください。※プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選 プラン概要[中秋の名月] 上層階限定 絶景ムーンロード部屋食 特選会席プラン期間:2022年9月8日(木)から2022年11月11日(金)まで中秋の名月(十五夜):2022年9月10日(土)満月:2022年10月10日(月)、2022年11月8日(火)料金:日程により異なります(公式サイトより)予約方法:公式サイトまたはお電話対象施設:伊豆今井浜海岸 今井荘 ※プラン販売日は満月の前後3日間より厳選しているため、販売日により料金が異なります。※月が見えなくても全室オーシャンビューのため、絶景による秋の夜長を楽しんでいただけます。※本プランはお部屋食となり、お座敷スタイルにてご提供いたします。※ご夕食時間は、18時または19時からとなり、ご予約状況によりご希望のお時間がお取りできない場合もございます。※お食事時間につきましては、ご予約状況により、チェックイン時にご案内させていただきます。※料金は各施設ルームタイプ、日付によって異なります。※本プランをその他割引と併用することはできません。※サービス内容は変更の可能性があります。[本件に関するお客様からのお問い合わせ先]伊豆今井浜温泉 今井荘TEL:0558-34-1155E-mail: info.imaiso@agora.jp 株式会社 アゴーラ ホスピタリティーズについてアゴーラ ホスピタリティーズは、「美しい日本を集めたホテルアライアンス」をビジョンに掲げ、お客様の期待を超える最高の場所を提供するとともに、地域に貢献できる「街の自慢」となるホテル、旅館の創出を目指します。全国で10施設、客室数1,232室を展開。URL:www.agora.jp<アライアンス ニューストピック>◎アゴーラ 東京銀座、ホテルのスイートルームを利用した会議や講演会など、新しい本格オンライン配信を提供開始 ◎伊豆今井浜温泉 今井荘が、旅して日本プロジェクト主催「温泉宿・ホテル総選挙2021」の「絶景」部門で全国8位 [新型コロナウイルス感染症への対策について]株式会社 アゴーラ ホスピタリティーズが運営するアゴーラ ホテル アライアンスでは、お客様により安心で安全な空間で快適にご滞在いただけるよう、新型コロナウイルス感染予防のガイドラインを策定し、感染予防の強化と衛生管理の徹底のため、以下の対策を取り組んでおります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月25日現在の福岡県久留米市に生まれ、同じ高等小学校で学び、同じ洋画塾で画家を志した青木繁(1882-1911)と坂本繁二郎(1882-1969)の画業を展観する『生誕140年ふたつの旅青木繁×坂本繁二郎』が、アーティゾン美術館にて7月30日(土)より開催される。青木は東京美術学校(現東京藝術大学)在学中に画壇にデビュー。美術と文学において浪漫主義的風潮が高まる時代のなか、《海の幸》(1904年)で注目を集め、若くして評価される。しかし、華々しい活躍は続かず、その後九州各地を放浪。28歳で夭折。短い生涯を終えた。一方、坂本は青木に触発されて上京。数年遅れてデビューを果たし、1921年、39歳でパリ留学。1924年に福岡へ戻り、87歳で亡くなるまで長きにわたって、馬、静物、月などを題材にこつこつと制作に励んだ。上京前、小学校の代用教員を務めていた坂本は、石橋財団の創設者・石橋正二郎に美術を教えていたという縁もあり、石橋は坂本の薦めで青木繁の作品収集を始めたという。青木繁と坂本繁二郎の二人展が開催されるのは1956年に開かれた『青木繁・坂本繁二郎作品展覧会』(旧石橋美術館)以来、66年振りのこと。同じ年に久留米で生まれた二人の画家の、これまでにあるようでなかった競演が、生誕140年という節目の年に実現する。同展は石橋財団コレクションのほか、借用作品も含めて約250点の作品で構成され、デビュー作から絶筆まで両者の作品を展観。青木が伎楽や舞楽などの仮面を写した「仮面スケッチ」と呼ばれる作品群や、坂本の滞欧作《眠れる少女》など、長らく公開される機会のなかった貴重な作品も展示される。日本の洋画が成熟へと向かう時代のなかで、互いを意識して切磋琢磨していたふたり。性格も画風も異なり、対照的な人生を歩んだ彼らの生涯をときに交差させながら「ふたつの旅」を紐解いていく。青木繁《わだつみのいろこの宮》1907年重要文化財石橋財団アーティゾン美術館蔵青木繁《坂本繁二郎像》1902年個人蔵*前期のみ展示青木繁《海の幸》1904年重要文化財石橋財団アーティゾン美術館蔵坂本繁二郎《牛》1919-65年個人蔵【開催概要】『生誕140年ふたつの旅青木繁×坂本繁二郎』会期:2022年7月30日(土)〜2022年10月16日(日)会場:アーティゾン美術館6・5階展示室※会期中展示替えあり(前期展示:9月11日まで、後期展示:9月13日から)開館時間:10:00~18:00、金曜日〈9月23日除く〉は20:00(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(9月19日、10月10日は開館)、9月20日、10月11日料金:日時指定予約制 ウェブ予約チケット1,600円*ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ、美術館窓口でも当日チケット(1,800円)を販売アーティゾン美術館公式サイト: 同時開催:石橋財団コレクション選特集コーナー展示田園、家族、都市(4階 展示室)
2022年07月15日「ちょっとやせたんじゃない?」店主の問いかけに「最近仕事で外に出ることが多くなって」と答えていたのは今井翼(40)。この日は、初主演映画『TELL ME 〜hideと見た景色〜』の完成披露上映会に登壇。劇中で演じたX JAPAN・hideさんの実弟・松本裕士氏と対面し、感極まって涙を見せていた。今井は’14年にメニエール病を発症。めまいや耳鳴り、難聴といった症状が起こる原因不明の難病で、仕事のキャンセルが相次いでしまった。さらに、’18年に再発すると、ユニット「タッキー&翼」の解散とともにジャニーズ事務所退所も決断している。「今井さんは“ひとつのケジメ”と言い残して退所しました。それでも、表現者としてまた舞台に立ちたいという思いが消えなかったそうで、体調を第一にしながらも、’20年から徐々に活動を再開しています」(芸能関係者)体調もかなり回復したようで、大仕事を乗り越えた彼は、不調を一切感じさせず、カウンターに一人座って上機嫌でグラスを口に運んでいた。ここはしょうゆラーメン650円という格安店で、今井は生ビール、酎ハイ、おでん、枝豆などを注文していく。常連が多いこの店にすっかりなじんでいるようで、店員だけでなく、一般客との会話も楽しんでいた。「週に何度も来ることもありますよ。仲のよい野球選手を連れてきたこともありました」(常連客)さらに、店の前でたばこを吸っていた際には、通りがかった女性とも10分ほど談笑。自ら握手の手を差し出すサービス精神を見せた。昨年の秋に一部のファンの“追っかけ行為”に対して、インスタグラムで怒りのメッセージを投稿している今井。ファンとの“距離感”に悩んでいたのだが、それも払拭しつつあるのか。ジャニーズ時代からの今井のファンはこう話す。「翼くんは昔から生真面目で不器用。気分の波を感じることもあるんですが、それでもファンサービスは怠らないんですよね」40代の目標として「自分の家庭を持ちたいという思いはあります」と語っている今井。この幸せそうな笑顔と人懐っこさをもってすれば、決して難しくはないだろう。
2022年06月30日休暇を自由に過ごす今井翼の様子を描いた、松永大司監督が手掛けたドキュメンタリー「#休暇今井」が、保存版としてBlu-ray化、6月22日(水)にリリースされることが決定した。本作は、「FOD」にて配信され、フジテレビでの地上波放送も控える、40歳を目前に休暇を通して初めて見せる、今井さんの“本当の自分”を詰め込んだドキュメンタリー。休暇を与えられた今井さんが自分自身の欲望を見つめ、自由に時間を使う様子をカメラが追っていく本作。「本当にやりたいこと」を思うとき、自然と浮かび上がってくる、その人がこれまで歩んできた人生。“いま、休暇にしたいこと”を見つめることで、今井さんの素顔を映し出す。名匠・山田洋次監督をはじめ、今井さんが会いたい人に会い、胸の内を熱く語り尽くすほか、地元・藤沢や、初公開となる自宅での家飲み、思い出の日生劇場での対談、キャンプなどを通して垣間見えるライフヒストリー。演技やフラメンコなどのダンスにストイックな一面や、野球や料理が好きな一面を、全6話に収めた。また、Blu-rayには休暇での思い出のワンシーンを切り取ったオリジナルポストカードも付いてくる。「#休暇今井」は4月11日(月)25時25分~フジテレビにて放送開始(毎週月曜日24時55分~※関東ローカル)。(cinemacafe.net)
2022年04月08日今井哲也著『ぼくらのよあけ』が映画化されることが発表された。『ぼくらのよあけ』は、『アフタヌーン』(講談社刊)にて連載され、星雲賞候補にもなった傑作SFジュブナイル漫画。舞台は2049年、宇宙とロボットが大好きな主人公の少年は、まもなく地球に大接近するという彗星に夢中になっていた。そんなある日、彼が出会ったのは、宇宙からきたという“未知なる存在”。公開されたティザービジュアルに描かれているのは、何やら怪しく輝く少年らが住む阿佐ヶ谷団地と、その奥にひっそりとそびえ立つ給水塔。そして、黎明の光が差し込む中、団地の屋上に佇む少年とロボットの姿。そんな彼らに訪れた、前代未聞の極秘ミッションとは?あわせて公開された特報映像では、ホルスト作曲の組曲『惑星』第4曲「木星」の有名なフレーズに合わせて、ティザービジュアルに描かれた団地屋上が美しく光り、徐々に朝陽が登っていく様子が映し出され、宇宙の壮大さを感じられる映像となっている。本作の映画化について、原作者の今井哲也からは「たくさんの方がすてきなアイデアを持ち寄って、作品がどんどん出来上がっている最中です。未来ってすごいですね。わくわくしています。みなさんもぜひわくわくしてください」と興奮のコメントが到着。さらには、映画化を祝う描き下ろしイラストも寄せられている。『ぼくらのよあけ』2022年初秋公開(C)今井哲也・講談社/2022「ぼくらのよあけ」製作委員会
2022年03月18日俳優の今井翼が18日、都内で行われたAmazon Originalドラマ『星から来たあなた』配信記念プレミアイベントに登壇。本作で悪役を演じた感想を語った。同ドラマは、韓国で人気を博したドラマの日本版リメイクで、400年間自分の正体を隠しながら地球で大学教授に扮し生活する宇宙人・東山満(福士蒼汰)と高飛車で自由奔放な大人気女優・笹原椿(山本美月)の恋愛模様を描いたラブファンタジー。今井は、椿に思いを寄せる幼馴染・宇和島浩哉(工藤阿須加)の兄・宇和島雅哉を演じた。「初めて悪役をやりましたが、救いようのない悪で癖になりました」とコメント。「『とにかく悪の魅力を出してほしい』ということだったので、どんなことがあっても動じずにポーカーフェイスに、余計なことをせずに演じました」と振り返った。続けて、「現実と離れているからこそ、これはこれで癖になりそうだなと。面白かったですね」とすっかり悪役を楽しんだ様子。また、「雅哉がどんなことを仕掛けていくのかということにもご注目いただきたいです」とメッセージを送った。『星から来たあなた』は、2月23日からAmazon Prime Videoで独占配信(全10話)。会見には、福士蒼汰、山本美月、工藤阿須加、福原遥、光石研も登壇した。
2022年02月18日俳優の今井翼、女優の南沙良、声優の森川智之が26日、都内で行われた「Amazonオーディブル 戦略発表会 2022」に出席した。世界最大級のオーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazonオーディブル(以下、オーディブル)は、1月27日より日本向けの会員プランを定額「聴き放題」制へ移行。オーディブル会員は、12万以上のオーディオブックとポッドキャストの対象作品を聴き放題で楽しめる。この移行に伴い、新たな作品を配信開始する。新たな作品として、DCコミック『The Sandman(サンドマン)』の日本語音声版を制作。ナレーターを今井翼、サンドマン役を森川智之、デス役を南沙良が演じる。今井は「初めてオーディブルに参加させていただいたんですけど、とても重厚感のあるサンドマンが日本に初上陸ということで、記念すべきときにナレーションを担当させていただけるというのは非常に光栄なことですね」とコメント。南は「初めて挑戦するジャンルのお仕事だったので不安はあったんですけど、とても光栄な気持ちで思い切って挑戦させていただきました」と語った。森川は「お話をいただいたときに声優冥利に尽きるというか、声優の起源は、ラジオドラマからなんです」と説明した上で、「時代を経て新しいコンテンツ、オーディブルとして、最新の技術を使ったオーディオでドラマを作れるその一端を担えるということで、すごく光栄に思うしうれしく感じました」と喜びを語った。
2022年01月26日俳優の今井翼、女優の南沙良、声優の森川智之が26日、都内で行われた「Amazonオーディブル 戦略発表会 2022」に出席。森川が、今井の声を絶賛した。世界最大級のオーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazonオーディブル(以下、オーディブル)は、1月27日より日本向けの会員プランを定額「聴き放題」制へ移行。オーディブル会員は、12万以上のオーディオブックとポッドキャストの対象作品を聴き放題で楽しめる。新たな作品として、DCコミック『The Sandman(サンドマン)』の日本語音声版を制作。ナレーターを今井翼、サンドマン役を森川智之、デス役を南沙良が演じる。作品の一部が公開され、森川の声が流れると今井は「やっぱり素敵な声ですね」とうっとり。森川は「いやいやいや、ありがとうございます」と照れていた。今井のナレーションもお披露目されると、森川は「今井さんのナレーション、めちゃくちゃかっこいいじゃないですか! 渋い声ですね。私、声優プロダクションの社長もやっているんですけど、ライバルが出てきちゃったなという感じです。ずっと聞いていたいというか、DC特有のテーマ曲に乗って、今井さんの渋い声のナレーション、一気に世界に引き込まれますよね。かっこいい!」と絶賛。今井は「まだ収録が続くので、ありがたいお褒めの言葉がプレッシャーにも感じていますけど」と恐縮。南も、今井のナレーションについて「聴いていて情景が頭が浮かぶというか、続きがすごく気になる。素敵だなと思いました」と魅力を述べた。森川はまた、デス役の南についても「透明感のある声でとても素敵」と称えていた。
2022年01月26日元SPEEDで参議院議員の今井絵理子氏が20日、都内で行われた「パラリンアート世界大会2021」表彰式に出席した。「パラリンアート世界大会」は、世界各国の障害を持つ人たちからアート作品を募集するコンテスト。今年度の応募数は、日本を含む世界29カ国より862作品。“笑顔(SMILE)”をテーマに国際色豊かなユニークな作品が多数集まり、その中から入賞作品が発表された。表彰式には、受賞者のほか、パラリンアートの理事を務める中山秀征、パラリンアートスペシャルサポーターを務める今井氏が出席。今井氏と中山は、日本テレビ『THE夜もヒッパレ』以来の共演となり、中山は「もう“絵理子”とは呼べない。“先生”です」と話して笑いを誘い、「政治の世界に飛び込んで活躍している姿を見ると感慨深いです」と語った。また、中山が「息子さんは今、プロレスラーとしてリングに上がっているでしょ」と、今井の息子でプロレスラーの礼夢選手について言及すると、今井氏は「そうなんです。一昨年の12月にデビューさせていただいて、今プロレスラーとして頑張っています」と笑顔で話した。また、「親としては心配ですし、毎回試合前には、ケガがないようにお祈りして見守るしかなくて。ただうれしいのは、夢とか生きがいを息子が見つけて本当に変わったんです」と今井氏。礼夢選手は先天性難聴で生まれつき耳が聞こえないという。今井氏は「人間の可能性ってハンディキャップがあろうがなかろうが、無限だなというのはすごく思いました」と語った。
2022年01月20日元SPEEDで参議院議員の今井絵理子氏、タレントの中山秀征が20日、都内で行われた「パラリンアート世界大会2021」表彰式に出席。日本テレビ『THE夜もヒッパレ』以来の共演を果たした。「パラリンアート世界大会」は、世界各国の障害を持つ人たちからアート作品を募集するコンテスト。表彰式には、受賞者のほか、パラリンアートの理事を務める中山、パラリンアートスペシャルサポーターを務める今井氏が登場した。今井氏と中山は、『THE夜もヒッパレ』以来の共演。中山が「もう“絵理子”なんて呼べない。“先生”よろしくお願いします!」と話すと、今井氏は「いやいやいや」と笑った。『THE夜もヒッパレ』当時、今井氏は中学生。中山は「元気な子供たちで、SPEEDという名前も番組の中で決めて発表させてもらったのが昨日のことのように。廊下を走っていて『走るな』って言った日は懐かしい思い出です。時間のない中でリハーサルをして本番に臨む集中力のすごさは、すごい子供たちが出てきたなと思いました」としみじみ。今となっては「先生です」と、再び“先生”と呼んで笑いを誘った。今井氏が母になってから飛行機で会ったエピソードも披露。「お母さんとしても一生懸命やっている姿を見たときに、絵理子もお母さんになって立派になって、お子さんは障害をお持ちだけど、踊りをやったり一生懸命やっていて、親子の関係を育んでいるなと感じて頭が下がる思いで、年は僕のほうが上ですけど、人生経験は絵理子のほうが先に進んでいるのかな、まさにSPEEDが早いなと思いました」と饒舌なトークで盛り上げた。さらに、「政治の世界に飛び込んで活躍している姿を見ると誇らしいですし感慨深い。親心みたいになっちゃいましたけど」と語り、今井氏が「ヒデさん」と呼ぶと、「ヒデちゃんでいいんだよ」とにっこり。今井氏は「障害のある子供を育てていく中で数々の障害のある方とお会いしました。その中ですごく感じたのは、障害というのは一つの個性だなと。その個性を認め合える社会に向けて、そして未来に向けて、ヒデちゃん、頑張って参ります!」と誓った。
2022年01月20日元SPEEDで参議院議員の今井絵理子氏が20日、都内で行われた「パラリンアート世界大会2021」表彰式に出席した。「パラリンアート世界大会」は、世界各国の障害を持つ人たちからアート作品を募集するコンテスト。今年度の応募数は、日本を含む世界29カ国より862作品。“笑顔(SMILE)”をテーマに国際色豊かなユニークな作品が多数集まり、その中から入賞作品が発表された。表彰式には、受賞者のほか、パラリンアートの理事を務める中山秀征、パラリンアートスペシャルサポーターを務める今井氏が出席。今井氏と中山は、日本テレビ『THE夜もヒッパレ』以来の共演となり、中山は「もう“絵理子”とは呼べない。“先生”です」と話して笑いを誘い、「政治の世界に飛び込んで活躍している姿を見ると感慨深いです」と語った。中山が「まもなく参院選。いかがでしょうか?」と切り込むと、今井氏は「しっかり2期目を目指して頑張ります」と宣言。「まだまだ障害政策って課題も山ほどあって、今回のアートもそうですが、文化芸術をもっと障害のある方と楽しむ環境づくりを整備していきたいと思います」と力強く語った。中山が「2期目、頑張ってください」とエールを送ると、今井氏は「2期目、頑張ります!」と笑顔。「障害の世界って、一歩ずつなんですね。息子の聴覚障害もそうですが、さまざまな障害があって、障害に応じた支援策が大切だなと思っています」と話した。
2022年01月20日今井翼が、1998年に急逝したhideの実弟を演じ『TELL ME~hideと見た景色~』で映画初主演。塚本高史、JUON、津田健次郎が共演する。その葬儀には約5万人が訪れ、日本中が早すぎる別れに涙した日本を代表するロックミュージシャン、hide。制作途中だったアルバム、そしてすでに決定していた全国ツアーや数々のスケジュール…。本人不在という異例の状況の中、hideのパーソナルマネージャーを務める弟ヒロシは、hideの意志を形にすべく、hideの共同プロデューサーI.N.A.をはじめとする仲間たちとともに、多くの困難を乗り越えていく。hideさんの実弟・松本裕士の著書「兄弟 追憶のhide」(講談社文庫刊)を基に、hideが遺した音楽を世に届けるため奮闘する弟たちの軌跡を描いた本作。I.N.A.による「君のいない世界~hideと過ごした2486日間の軌跡」(ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス刊)も原案協力。主人公hideの弟・ヒロシ役を務めるのは、本作で映画初主演を果たす今井翼。歌手、俳優、タレントとしてテレビや舞台など多方面で活躍。映画では、『終わった人』(18)、『彼女が好きなものは』(21)に続いて、今回初の主演を務める本作で、駆け出しのマネージャーながら、本人不在のhideプロジェクトを実現すべく奔走するhideの実弟を演じる。hideの共同プロデューサー・I.N.A.役には、『木更津キャッツアイ』シリーズほか多くの映画やドラマに出演、hideのドキュメンタリー映画『JUNK STORY』(15)でナレーションを務めた塚本高史。hideと二人三脚でソロ楽曲の制作を行い、hide with Spread BeaverのメンバーでもあったI.N.A.は、弟ヒロシを支える存在となる。hide役を演じるのは、女優りりィを母に持ち、ロックバンド「FUZZY CONTROL」のギター&ヴォーカル、そしてソロでも活動するロックギタリストのJUON。そしてレコード会社重役・鹿島役は、2020年度「第15回 声優アワード」で主演男優賞を受賞するなど人気声優として活躍、ドラマ「最愛」(21)での好演が話題となった津田健次郎が演じる。今井翼/ヒロシ役「生徒手帳にX JAPANの写真を入れていた」僕は中学生のときにX JAPANを通してhideさんのカリスマ性に魅了されました。世代問わずファンの心に生き続ける唯一無二のアーティスト、hideが遺したものは色褪せることはないと僕も思い続けています。弟であり、更にはアーティストhideのマネージャーとして、純粋で真っ直ぐに生きる彼の姿を誰よりも近くで見てきた裕士さんの想いや意志を胸に、丁寧に描かせていただきます。中学の生徒手帳にX JAPANの写真を入れていた自分が、この様な機会をいただけることは信じられません。hideさん、裕士さんに感謝して皆様に心からお届け致します。是非ともご期待ください。よろしくお願い致します。塚本高史/I.N.A.役「hideちゃんを近くに感じられたら」hideは、僕が小学生の頃に出会った永遠のロックスター。オファーを頂いた時、俺しかいないと思ったのはもちろん、hideちゃんを近くに感じられたらいいなと思いました。I.N.A.ちゃんの存在はhideのファースト・ソロアルバムの時から知っていて、hideのかっこいい音楽を一緒に作った人。I.N.A.ちゃんに寄せようという気持ちもありますが、僕が感じてきたもの、見てきたもの、自分で調べて知ったものをそのままぶつけたいと思います。監督とディスカッションしながら、みんなで恥ずかしくないものをhideちゃんに届けたい。これからhideを知る方々にも、hideはこんなに素敵な人だったというのが伝わる作品を届けられればいいなと思います。JUON/hide役「同じギタリストとして感じる全てを全力で注ぎたい」今回、この映画のお話を頂き、心から光栄に思います。嬉しいとか最高とかのキャパを超えすぎて、今の気持ちを言葉にするのは困難ですが、同じギタリストとして感じる全てを全力で注ぎたいと思っています!I.N.A.さんと楽曲制作をさせて頂いた事があるんですが、僕がギターを弾いて、スタジオで二人で「いいじゃーん」とか「ちょっと違うなー」ってやり取りしていた記憶が今、疑似体験だったかのような不思議な気持ちになります。僕たちの心に寄り添ってくれるhideさんの音楽を聞いて、まるで学生の頃みたいに部屋で汗だくでギター弾いて、弦が切れて、また弦を張って、歌っています。皆様、楽しみにしていて下さい。津田健次郎/レコード会社重役・鹿島役「今、彼の物語は、音楽はどう響く」90年代を駆け抜けたhideさんの映画。今、彼の物語は、音楽はどう響くのでしょう。どんな映画になるのか僕も楽しみにしております。まずは自分の役割をしっかり果たせるように最善を尽くします。どうぞ宜しくお願い致します。『TELL ME~hideと見た景色~』は夏、公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TELL ME ~hideと見た景色~ 2022年夏、公開予定©2022「TELLME」製作委員会
2022年01月19日神尾楓珠が主演、山田杏奈、今井翼らが出演する、小説家・浅原ナオトの「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫刊)を原作にした映画『彼女が好きなものは』。この度、温泉デートの最中に起こるシリアスなシーンのメイキング映像が解禁となった。ある日、紗枝(山田杏奈)の師匠こと奈緒(三浦透子)と、その恋人の隼人(渡辺大知)を交え、グループデートで温泉にやってきた純(神尾楓珠)と紗枝。そこには誠(今井翼)も妻子と共に訪れていた。今回解禁されたメイキング映像は、純と紗枝の温泉デートの最中、とある理由で純と誠のキスシーンを目撃してしまう。思わず手に持っていた水風船を投げつけ、紗枝が問い詰めるというシリアスなシーンの一部。神尾さんと今井さんが対峙するシーンや、戸惑う紗枝の感情の起伏を草野翔吾監督が山田さんに伝え、それに応えようとする彼女の真剣さが垣間見える。また、神尾さんと今井さんが顔を見合わせているところに水風船がぶつかり、弾けさせるという難しいシーンでは、助監督が投げた水風船が絶妙にヒットし、カットがかったと同時に周りのスタッフからは拍手が!水に濡れた神尾さんと今井さんも手ごたえを感じたのか、笑顔を見せる。その後、キャスト、スタッフ全員で映像をチェックすると、一同が「おぉぉぉ!」と声をあげ、草野監督が思わず拍手。監督からの「完璧だ、OK!」という言葉もあり、現場の熱気と和やかな雰囲気が伝わるメイキングシーンとなっている。草野監督は神尾さんについて、脚本を書いているときから“どこか影があって、まとっている空気が純とピッタリだ”と感じていたという。また山田さんについても初めて会ったときに、“この子が紗枝だ!”と直感したとふり返る。誠については、原作を読んだ時からワイルドで色気がある人がいいなと思っていた際、ふと今井さんが思い浮かんだという。ベストなキャスティングに恵まれ、監督とキャストの信頼関係のもと完成した本作で、この温泉デートをきっかけに純、紗枝、誠の関係性が変わっていく重要なシーンとなっている。『彼女が好きなものは』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:彼女が好きなものは 2021年12月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(c)2021「彼女が好きなものは」製作委員会
2021年12月06日今井翼が、リーディング・コンサート『ベートーヴェンからの手紙』で朗読劇に初挑戦する。劇中では、楽聖ベートーヴェンの死後、彼が“不滅の恋人”に宛てたラブレターをめぐるミステリーが、読売日本交響楽団チェリスト・渡部玄一率いるトリオによるベートーヴェンの名曲の生演奏に乗って繰り広げられる。ベートーヴェンの弟子フェルディナント・リースに扮する今井は、どのような想いで作品に取り組もうとしているのか──。稽古前の心境に、耳を傾けた。師匠ベートーヴェンの音楽を毎朝聴いて、弟子リースの役イメージつかむ──台本を拝読して、たった2日間の上演ではもったいない作品だと思いました。本作へのご出演が決まった際の率直な想いをお聞かせください。年齢やキャリアとともに挑戦を重ねていきたい──という思いが役者としてあるので、初めて取り組む朗読劇にワクワクしています。“不滅の恋人”はいったい誰なのか、師匠の愛した女性を探す旅に出かけるリースは、劇中でストーリーテラーの役割を果たします。台本を読むだけでなく、登場人物の想いをきちんと咀嚼して臨みたいですね。──今井さん演じるフェルディナント・リースは、ベートーヴェンの前でどんな弟子だったと思いますか?台本を拝読する限り、リースはベートーヴェンのいちばん近くにいた理解者だと思います。彼のつくる音楽に魅せられ、一緒に過ごす時間も長かった。音楽家として致命傷の難聴になって、絶望に苛まれた師匠の胸の内も察していたと思います。遺された手紙には、会うことが叶わない“不滅の恋人”に一刻も早く伝えたい──という情熱がほとばしっていた。誰よりも繊細であるがゆえに、情熱的な音楽をつくってきたベートーヴェンの横顔を知っていたからこそ、リースは“不滅の恋人”探しに出たんじゃないでしょうか。僕には自然な感情の流れに感じました。──やがてリースは出会った“不滅の恋人”候補の女性たちからベートーヴェンの素顔を知ることになります。いまお話しいただいたような彼の人物像を、今井さんは初めての挑戦となる朗読劇でどのように立ち上げていこうと考えていらっしゃいますか?いまは台本を頂戴したのみで、ベートーヴェン役の宮原浩暢(LE VELVETS)さん、ベートーヴェンが初めて結婚を意識したジュリエッタ・グイチャルディ役の小宮有紗さん、“不滅の恋人”として最も有力視されているアントニー・ブレンターノ役の貴城けいさんとのセッションはこれからなんですよね。だからこれまで意識していなかったベートーヴェンの音楽を聴いて、イメージをたくさん膨らませているところです。朝起きて、すぐベートーヴェンの音楽をリビングで流すようにしています。リーディング・コンサート『ベートーヴェンからの手紙』──本作にはベートーヴェンの名曲が10ほど登場します。リビングで聴いているのは劇中のナンバーですか?いえ、登場しないナンバーも聴いていますね。ビギナーなので、できるだけベートーヴェンのいろんな音楽に触れたくて。毎朝聴いていると気分が高揚してきて、活力になる気がしました。繊細なベートーヴェンだからこそ生まれた情熱的なメロディに、きっと影響されているんでしょうね。──本作に登場する・しないを問わず、今井さんの中で印象に残っているベートーヴェンの楽曲を教えてください。そうですね、いっぱいあって困ってしまいますね(苦笑)。有名な「交響曲第5番(運命)」や「交響曲第6番(田園)」は自然と耳に残りますけど、やっぱり持っているCDの1曲目を一日のはじまりに聴く、という意味で「交響曲第1番 ハ長調」ですね。いまやすっかり生活の一部に溶け込んで、僕に“癒し”をもたらしてくれています。──非常に穏やかな楽曲なんですね。ビギナーでいらっしゃるなら、「運命」や「第九(交響曲第9番:歓喜の歌)」のように、リズムを強調した迫力あるメロディが特徴的な代表曲を選ばれるものかと思っていました。そうですよね、ベートーヴェンといえばたしかに「運命」や年末に合唱される「第九」のイメージが強い。でも台本から受け取った僕のベートーヴェン像は、すごく繊細で。愛する人を原動力に想像力が掻き立てられて、どんどん曲が生まれる。そうした楽曲は力強い旋律ではなく、優しく穏やかな作品が多いんじゃないかな……と感じました。リースとして師匠に寄り添う劇中の旅路を前に、自然とベートーヴェンを理解したい気持ちで聴いているのかもしれません。チャレンジ精神を忘れない東山紀之“先輩”に触発され、初挑戦の朗読劇をこれまで、今井さんは歌やダンスで熱量を見せる舞台に数々出演してこられたと思います。対して自身の声や必要最小限の動きのみで魅せる“朗読劇”は、これまで培ってきた武器が封じられているのかな、と感じるのですが……どのように受け止めていらっしゃいますか?「言葉だけの表現」はおっしゃる通り、なかなか奥深い世界ですよね。ただ自分がやるからには、これまで経験させてもらったこと、病を経て得た実感、活動再開して2年目を迎えた“いま”だからこそ血肉になっていることを、初挑戦となるこの朗読劇に注ぎ込めたら……と思っています。──ちなみにリースにとってベートーヴェンが敬愛した“師匠”であったように、現実世界の今井さんにとってそういった存在はどなたになるのでしょうか?若いころから長くお世話になってきて、事務所は変わりましたがいまでも可愛がってくださる東山紀之さんが、僕にとってのすべてにおいて“心の師”なんですよね。東山さんって、歳やキャリアを重ねる中でも常にチャレンジ精神を忘れない方。その真摯な姿勢を後輩として近くで拝見していたからこそ、僕も初めて朗読劇に挑戦してみようと感じました。いちばん尊敬する先輩であって、僕の行動指針となるような存在ですね。──その東山さんにもしっかり作品世界を届けるには、要所で奏でられるベートーヴェンの音楽も欠かせませんよね。朗読と生演奏(トリオ)が融け合うことで生まれる相乗効果を、今井さんはどのように捉えていらっしゃいますか?僕たちキャストの朗読で“不滅の恋人”に対するベートーヴェンの内面や楽曲が生まれた背景が語られたあと実際に生演奏が入るわけですから……すごく贅沢な空間になる予感がしています。劇場で朗読と生演奏が溶け合う時間を体感したら、より高揚してくるんじゃないかな。まずリースを演じる僕自身が、幸福感を抱きつつ形にしていけたらと思っています。──最後に、お誘いのメッセージをお願いします。舞台に限らず、食事やファッションといった趣味嗜好って自分の好きなチョイスに偏りがちですよね。だけど、これまでと異なる栄養を摂ってみると体に変化が訪れるように「あ、こんな世界もあるんだな」って新たな発見に繋がると僕は常々感じているんです。初挑戦の朗読劇も「尊敬する師匠を理解したい」というリースの旅路と似ていて、まだ見ぬ景色を体感したいから。経験できた喜びを、皆さんとも分かち合うことができたら幸いです。声と音楽による、シンプルながらも上質な空間に身を委ねていただきたいですね。取材・文:岡山朋代リーディング・コンサート『ベートーヴェンからの手紙』日程:2021年12月3日(金)・ 4日(土)会場:彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールチケット情報
2021年12月01日