“シングルマザー”を小雪が、“エリート弁護士”を伊藤淳史が演じる来年1月期放送の新ドラマ「大貧乏」。この度、そんな2人を支える共演者として成田凌、神山智洋(ジャニーズWEST)、滝藤賢一、奥田瑛二らが発表された。勤めていた会社が突然倒産し、給与も貯金も全てを失い、文字通り“大貧乏”に大転落してしまったシングルマザー・七草ゆず子(小雪)。崖っぷちに立たされ途方に暮れていたゆず子に、縁もゆかりもないエリート弁護士・柿原新一(伊藤淳史)から連絡が。しかし、実は柿原はゆず子の元同級生。非常に小柄で、人が良さそうな風貌から一見頼りなさそうに見えるが、年商107億を稼ぐ敏腕弁護士である柿原。高校生時代からゆず子に憧れ、思いを募らせきたが、ゆず子の置かれた状況を聞きつけ、助けたい(会いたい)一心で勇気をふり絞って連絡してきたという。「会社の倒産には裏がある」と柿原は助言するものの、柿原の提言を断る。だが、「一番大切な家族の穏やかな生活が奪われたことに、疑問を持たないのはどうして?何も理解しようとせずにただ不利益を被るの?」と本質をつく柿原の言葉、そして母親を気遣う子どもたちの姿に心を打たれ、ゆず子は強い母になろうと決心。柿原の粘り強い調査の結果、倒産を引き起こした一端と考えられる謎の大金「30億円」がプールされている可能性が発覚。その核心に迫るにつれ、さらなる大きな渦に巻き込まれていくことに…。果たして彼らは悪の正体を突き止め、反撃することができるのか――?今回決定した新たなキャスト、いま最も注目を集める若手俳優のひとりで『L -エル-』や「逃げるは恥だが役に立つ」など数々の作品にひっぱりだこの成田さんが、ゆず子が務めていた人材派遣会社DOH営業部の若きエース・加瀬春木役、数々の作品で唯一無二のキャラクターを演じ分けるカメレオン俳優・滝藤さんが、DOHの経理部長・浅岡礼司役、名優・奥田さんがDOH代表取締役社長の天満利章役、柿原法律事務所の新人弁護士・木暮祐人役に「ジャニーズWEST」の神山さんがキャスティング。長身の眉目秀麗、頭脳明晰、人心掌握にも長け、人がうらやむものを全て持っている加瀬だが、実はDOHにある思いを秘めており、ゆず子と柿原と共に、DOHの倒産の裏を探るという役どころの成田さん。「僕自身、初めて連続ドラマでのこのボリュームなので、これからの3か月間、楽しみでしかたない」と期待を語る。また、DOH設立の内情を知る数少ない社員の一人であり、DOH倒産をめぐって次々と襲いかかる波乱の展開の鍵をにぎる人物という重要な役どころの滝藤さんは、「座長の小雪さんを中心に、一丸となって痛快なドラマを日曜日の夜に皆様にお届けできるよう頑張ります!」と意気込み、ゆず子が働きやすい環境を整えてくれた恩人でもある社長・天満を演じる奥田さんは、直感で迷うことなく出演を決定したそうで、「年頭から『大貧乏』を掲げる縁起のよさ!それと、まだ一度も共演のない小雪さん。いまから静かにワクワクしております」とコメントしている。「大貧乏」は2017年1月8日より毎週日曜日21時~フジテレビにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2016年12月09日猫を観察して楽しむ人気ゲームアプリ「ねこあつめ」が、俳優・伊藤淳史(32)の主演で実写映画化されることが8日、発表された。タイトルは『ねこあつめの家』。2017年に全国公開される。「ねこあつめ」は2014年10月にリリースされたスマートフォン向けゲームアプリ。庭先に訪れる猫たちを眺めて楽しむもので、"猫あるある"を盛り込んだ内容にファンが急増。1,900万ダウンロードを記録し、CNNで特集されるなど世界規模で反響が広がっている。伊藤が演じるのは、スランプ中の小説家・佐久本勝。心機一転、のどかな土地に移住するも筆が進まず、そんな彼のもとに1匹の猫がやってくる。メガホンを取るのは、『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(11年)の蔵方政俊監督。劇中には、ベテランから新人まで18匹ほどの"スター猫"が登場するという。ちなみに、主人公の前に最初に現れるのは、チョーヤ梅酒「うめほのり」のCMでも話題になったシナモン。伊藤は、「現場で猫と触れ合い、とても癒され、元気をもらいました!」と撮影を振り返り、「命ある存在は、やはり不思議な力を持っていて、希望を与えてくれると、心から感じました」と感慨深げに語っている。(C)2017 Hit-Point/『映画ねこあつめ』製作委員会
2016年11月08日累計ダウンロード数1,900万突破の大人気アプリ「ねこあつめ」が、まさかの実写化。主演に伊藤淳史を迎え、『ねこあつめの家』として2017年、公開されることが決定した。若くして新人賞を取り、ベストセラー作家になった小説家、佐久本勝(伊藤淳史)。だが最近、まったく小説が書けなくなってしまっている。心機一転、のどかな土地に移住するも、調子は上がらない。ある日、途方に暮れて縁側で庭を眺めていると1匹の猫がやってくる。話しかけると、ぷいっと行ってしまう猫。「猫にまで見放されたよ」と落ち込む佐久本。その晩、ドライフードを庭の隅に置いて眠りについた。翌朝見ると、エサがなくなっている!がぜん興味が湧いてくる佐久本。こうして若き小説家の「ねこあつめ」が始まった――。2014年10月のリリース以来、驚異の1,900万ダウンロードを突破、世界中から注目を浴びるスマートフォン向けゲームアプリ「ねこあつめ」。庭先に訪れる猫たちを眺めて楽しむゲームながら、“猫あるある”を盛り込んだ内容にファンが急増、あの「CNN」でも特集されるまでになった。このたびの実写映画化で、主人公となるのはスランプ中の小説家、佐久本勝。心機一転、のどかな土地に移住した彼のもとに、1匹の猫がやってくるところから物語は始まる。佐久本勝を演じるのは、『ビリギャル』で第39回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の水田正平役や、「チーム・バチスタ」シリーズの主人公・田口役などシリアスからコメディまで幅広くこなす演技派の伊藤さん。佐久本の前に最初に現れる猫は、チョーヤ梅酒「うめほのり」CMなどに出演してきたスター猫・シナモン。2ショットの場面写真も到着している。監督は、映画『世界の中心で愛をさけぶ』『舞妓 Haaaan!!!』『なくもんか』など数々の話題作で助監督を務め、長編監督デビュー作『RAILWAYS愛を伝えられない大人たちへ』で笑いあり涙ありの心温まるエンターテインメントを作り上げた蔵方政俊。さらに、映画にはベテランから新人までたくさんの“スター猫たち”が登場!まさに猫が集まり、猫まみれになる本作で、胸キュンなしぐさや表情をたくさん見せてくれそうだ。伊藤さんは「悩み、苦しみ、自信をなくしているところに、猫と出会い、人生が変わっていくという役柄です。猫が、佐久本を変え、大切な人を大切だと気付かせてくれて、未来を感じられる作品になっていると思います」とコメント。「僕自身、現場で猫と触れ合い、とても癒され、元気をもらいました!命ある存在は、やはり不思議な力を持っていて、希望を与えてくれると、心から感じました」と自身もほっこりと癒された様子。また、蔵方監督は「小説を書くことに行き詰まってしまった主人公が猫を眺める物語です。ですので、大きな事件は起こりませんが、猫たちと過ごす何げない時間の中で、主人公の心の中には色々な変化が生まれます。その気持ちの移ろいを丁寧に描きました」と作品へのこだわりを語りながらも、「主人公と一緒に、ゆったりとした気分で猫たちを眺めていただけますと幸いです」とコメントを寄せている。『ねこあつめの家』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月08日佐々木蔵之介と横山裕がW主演を務める異色の“バディ”ムービー『破門 ふたりのヤクビョーガミ』。このほど、本作で佐々木さん演じる、おしゃれなやくざ(?)桑原のファッショニスタぶりを捉えた新場面写真が解禁となった。イケイケやくざ・桑原と、ぐーたらビンボー・二宮の凸凹コンビが映画製作をめぐる儲け話にダマされ、失踪した映画プロデューサー・小清水を追って関西、マカオを奔走。キレた桑原によるハチャメチャな追走劇がまさかの大トラブルへと発展し、追っているはずの2人が何者かに追われるハメになってしまう本作。今回届いた場面写真でまず目を引くのは、メガネ姿のイケイケやくざ・桑原(佐々木さん)の首に巻かれた赤や青の大きなストール。別カットでは、スーツから覗くポケットチーフ、襟元からのぞくスカーフと、場面ごとに巧みに小物を使い分けおり、その身なりからも、桑原という男がファッションにかなりのこだわりを持つ人物であることが伝わってくる。小林聖太郎監督によると、まず、黒川博行の原作に立ち返ったといい、「桑原って一見銀行員風なんだけど、実は暴れまくるみたいな二面性の魅力があるんです。そこで、高級男性ファッション誌の表紙みたいなかっこいい、でも近づいたら目が普通の人ではないし、傷はあるし、態度が違うな…という感じを出そうと思いました」と語る。また、状況に応じて機転を利かせられる一面も持つ桑原は、乱闘もやむなしの場面では、本来ファッションツールであるこれらのストールも、“武器”として活用してしまうことも見逃せない。一方、桑原と絶妙なコンビぶりを発揮する二宮(横山さん)のファッションについて、小林監督は、「服について何も考えてないのがテーマみたいな。途中で服が変わってても誰も気づけへんみたいな感じを意識してます(笑)」と語り、ぐーたらならではのこだわり(?)が生かされた衣装となっているというから、こちらも要チェック!?『破門 ふたりのヤクビョーガミ』は2017年1月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月07日●「イケメンのイェソンです」と自己紹介日本のトップスター・佐々木希と、韓国のトップスター・SUPER JUNIORのイェソンが、沖縄を舞台にハートフルなラブストーリーを繰り広げた、映画『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』(11月3日公開)。並ぶだけでキュートな2人が、韓国語の勉強を通して心を通じあわせていく。イェソンが演じるのは沖縄出張中に会社がつぶれ、急遽語学講師となったヨンウン。そして佐々木はクビ寸前のシングルマザー・さくらを演じた。通訳を介しながらも、一つの作品をつくりあげた2人は互いにどんな印象を抱いていたのか。○満面の笑みで「オッパと呼んで!」――撮影に入って、初めてお互いが顔を合わせたときの状況で覚えていることはありますか?佐々木:イェソンさんは今までも日本で活躍してきたと思うんですけれど、今回は単独でお芝居をされるということで、これまでとは違うプレッシャーや責任を感じられていたり、通訳を介する必要がある環境で演技をする点についても不安に感じられているのかなと思っていたのですが、初めてお会いしたときに、満面の笑顔で「よろしくねー。オッパ(お兄さん)って呼んで!」と明るく言ってくださって。その後も不安な様子を感じさせずずっと裏でも努力されていたので、いろいろな国で活躍されてきたアーティストの方は流石だなと思いました。イェソン:ありがとうございます。韓国で準備をしていたときは大変だったんですけど、沖縄の撮影に入ってからはとても楽しかったです。僕のほうが佐々木さんより5日くらい先に撮影を初めていて、その後に佐々木さんがいらっしゃったんですが、確か事務所のシーンで初めてお会いしたのを覚えています。その時マスクをつけてトイレにいかれるシーンを撮っていたんですが、まだ挨拶をする前で、佐々木さんはどんな方だろうって、すごく気になってたんですね。その後、挨拶して、第一印象がほんとによくて。僕から「よろしくお願いします。SUPER JUNIORのイケメンのイェソンです」って言ったんですけど……。佐々木:あーーー言ってましたね!イェソン:それを佐々木さんが今みたいな感じで率直に、「イケメンだって!」って言ってすごく喜んでくださって。そんな風に第一印象から楽しくて、その後も気分よく撮影ができました。佐々木:優しくて気配りのできる方でしたね。私も距離を縮められたらいいなと思って、恐れ多いんですけど、それからは、「オッパ」って呼ばせていただきました。●ロケバスの前で歌の練習○心で芝居ができた――演技については、何か印象に残っていますか?イェソン:最初は文化の違いがあるので心配していましたが、始まってみたらまったくそういった壁を感じることはありませんでした。撮影の最初は、韓国人の俳優も僕一人ですし、密かに不安もまだ持っていて、自分に「ファイト!」って言い聞かせる感じで頑張ってたんです。気負って頑張ってる感じがあったんですね。でも、だんだん気負わなくてもいい感じになっていきました。周りの方たちもほんとに気遣ってくれて、現場の雰囲気もよかったので、気楽に撮影できるようになりました。佐々木:そうですね、きちんと完璧にセリフを覚えて、それをベースに演技をしていかないと感情がのらないと思うのですが、イェソンさんも同じ気持ちだったようで、今回は、お互いに韓国語と日本語で演じるということが大きな課題で、撮影に入るまでに、お互いに時間をかけて準備をしてきたことで、お互い、母国語での演技ではなかったけれど、心でお芝居できたなという感じはしました。○「素敵な声だな」って思って聴いた練習――映画見て印象的だったのが、カラオケのシーンでしたが、苦労しましたか?イェソン:そうですね。佐々木:撮影の合間の待ち時間に、ロケバスの前の方に座ったイェソンさんが一生懸命に練習されているのを見ていました。覚えるのも早くてらして、なによりも声が素晴らしく、私は「素敵な声だな」って思って聴いていました。イェソン:もともとほかの歌を歌う予定もあったんですけど、監督と話し合った結果、この歌に決まりました。佐々木さんが言われたようにロケバスの中とかで、覚えたんですが、最初のほうは、やっぱりぎこちなかったんですよね。特に、歌いながらふりをつけるのがこの曲に関してはちょっと難しかったし。でも、無事に終わってよかったです。――実際のシーンを見てみると、ぎこちなさはなくて、ヨンウンが日本に来てからずっと歌ってきたカラオケの十八番に見えました。イェソン:じゃあ、撮影がうまくいったということですね!――最後に、ここのシーンがよかったなというところを教えてください。佐々木:完成した映画を観たのですが、効果音も加えられていたりして、面白いポイントがたくさんありました。イェソンさんのシーンだと、佐藤正宏さん、ふせえりさんと3人で尾行しているところが好きですね。変装がむしろおしゃれに見えるくらい決まっていて、本当に面白くて印象に残っています。イェソン:記憶に残ってるのは沖縄の坂道で自転車に乗ったシーンですね。あとさくらとヨンウンがいい雰囲気になりそうなのに……って感じのシーンも好きです。あのときのヨンウンの残念そうな顔とか、さくらの戸惑っているところとか、そういった小さな表情がよくて、そういうことって日常の中でもありそうだし、実際にあったら、やっぱりヨンウンやさくらみたいになると思うので、そこが印象に残っています。
2016年11月01日江戸時代の俳諧師・小林一茶の知られざる半生を描く『一茶』が、来年公開されることが決定。主演にはリリー・フランキーを迎え、伊藤淳史、石橋蓮司、佐々木希、水川あさみ、中村玉緒ら豪華キャストも集結するという。感性と環境によって人は作られる。かつて、環境に根差した感性を武器に、無常を生き抜いた日本人がいた。稀代の俳諧師、小林一茶。牧歌的な人物として語られがちな彼の生涯は、孤独と苦悩に満ちたものだった。継母との折り合いが悪く、家に居場所がなかった一茶は江戸へ奉公に出される。どこの奉公先でも長続きしない一茶だったが、やがて俳句の世界に独自の感性を表現する術を見出し、俳諧師となった。しかし、能力を認められる一方で、耽美な表現を評価する当時の俳諧において一茶の句は田舎俳諧と揶揄され、彼の生活は貧しいものだった。やがて父が逝去し、その遺言を巡って一茶は自らの家族と争うことになる。確執を遺しながらも故郷に戻って家庭を持った一茶だったが、若い妻と幼い子に相次いで先立たれてしまう。深い失意の中でも尚、一茶は自らの性分に突き動かされ、句を詠み続けた。その姿勢は鬼気迫るものであっても、悲壮なものではなかった。何故、句を詠み続けたのか。如何にして「天才」は露の世を生き抜いたのか。そして、人の世に何を見出したのか。ときに憎しみ、ときに悲しみに打ちのめされながらも、最後には笑うことを選んだ彼の感性は、時代を超え、海を越え、現在に至っても多くの人々を感化している。250年前、この世を確かに生き抜いた文人の半生が、いま観るべき物語として語られる――。2016文化庁文化芸術振興基金助成作品として制作される本作は、没後20周年を迎える藤沢周平が遺した傑作「一茶」(文春文庫)を基に映画化。監督は、ドラマ「かぶき者 慶次」「ナイフの行方」「テンペスト」などを手掛けた吉村芳之が務め、『武士の献立』『武士の家計簿』など時代劇を得意とする柏田道夫が脚本を担当する。主演・一茶を演じるのは、『シェル・コレクター』『SCOOP!』『聖の青春』など2016年も出演作が相次いだリリーさん。そのほか、一茶との確執を持ちながらも、彼の作品に強い影響を与え続けた母・さつを中村さん。一茶思いの異母弟・仙六を伊藤さん。父・弥五兵衛を石橋さん。最初の妻・菊を佐々木さんが演じる。さらに、水川さん、立花美優、高橋かおり、内野聖陽、奥田瑛二ら実力派俳優が勢揃いしている。リリーさんは「一茶の句が、何故、いまも人々に愛されるのかを、自分なりに考え、一茶自身の愛しさを伝えることができたらと、恐縮しながら、真摯に向き合いたい」と意気込み。また「一茶のように、低い目線で、人間臭く生きてゆくこと。その在り方と、挫けない気持ちを少しでも定着できるよう、無欲の欲で、作品に献身したい」とコメントした。松田貢エグゼクティブ・プロデューサーは「この映画を見て若者は『一茶』の生き様に衝撃を覚え、中年は困難な人生に前向きに生きることを再認識し、老年は自分の欲求の追及に自信を深めます。全ての人が感銘する映画になることを確信しております」と自信を見せ、「来年モントリオール映画祭に出品する予定です。日本人の素晴らしさを海外で分かってもらえる作品になることと思います」と早くも海外進出への意欲を語った。すでに先月からクランクインしている本作。一茶の故郷である長野県を中心に撮影を行い、11月にクランクアップ予定となっている。『一茶』は2017年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年10月16日モデルで女優の佐々木希が11日、都内で行われた映画『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』(11月3日公開)の完成披露舞台あいさつに、共演したSUPER JUNIORのイェソン、朝原雄三監督とともに出席した。韓国のアイドルグループ、SUPER JUNIORでリード・ヴォーカルを務めるイェソンが初主演を果たし、その相手役に佐々木希が起用された本作。沖縄出張中に会社が潰れたヨンウン(イェソン)が、韓国語をマスターしなければ会社をクビになってしまうシングルマザー・さくら(佐々木希)の先生となり、様々なアクシデントが起きながらも次第に距離が縮まっていく、というストーリーとなっている。佐々木は、胸元全開のセクシーワンピース姿で登場。初めての韓国語を「一番大きな挑戦でしたね。現場にも先生がいらしたし、現場に入る前まで準備をして覚えたんですが、現場に入ったら一番の先生(イェソン)がいらっしゃいました(笑)」と明かすと客席から黄色い声援が飛び、「そこは心強かったです。本当に教えていただきましてありがとうございました」とイェソンに感謝の言葉。そんな佐々木に対してイェソンは「佐々木さんは本当に(韓国語の)関心が高かったですよ。もっと勉強して韓国のドラマや映画に出られるようになればいいですよね」と話すと、佐々木は「その時も先生としてよろしくお願いします。一緒に共演できることを願っています」とラブコールを送っていた。また、演じたシングルマザー・さくらを温かく見守るヨンウンのような男性について佐々木は「素敵ですよね! 自分のことを思ってくれるのもうれしいんですけど、自分が大事にしている子どもも愛してくれるし、よく面倒もみてくれる。そういうところにさくらが惹かれたんじゃないかと思います」と分析した。本作は、今月行われる東京国際映画祭のほか、ハワイ国際映画祭やオーストラリア映画祭への出品も決定しており、佐々木は「テンポが良くて軽やかな映画になっていると思うので、日本の方はもちろん海外の方にも笑って泣いて元気になってもらいたいです」と笑顔を見せていた。映画『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』は、11月3日より全国公開。
2016年10月12日瀬戸内海に浮かぶとある島を舞台に、そこで生まれ育った人々の人間ドラマを描いた湊かなえの連作ミステリー短編集を、広末涼子・伊藤淳史・濱田岳主演でドラマ化する「望郷」が9月28日(水)今夜、テレビ東京系で放送される。今回は短編集から「みかんの花」「海の星」「雲の糸」の3編をそれぞれ広末さん、伊藤さん、濱田さん主演でオムニバスドラマとして放送する。広末さんが主演する「みかんの花」は、富田美里(広末さん)が暮らす白綱島市は全国で唯一残る一島一市だったが、対岸の市に吸収合併されることになった。市の閉幕式の会場で、美里は登壇した人物を食い入るように見つめていた。その人物は小説家の桂木笙子(水野美紀)。20年前に島を出たきり、一度も帰ってこなかった憎き姉だ。なぜ姉は島を出たのか。そしていま、なぜ戻ってきたのか。美里がある疑念を口にすると、重い口をようやく開いた笙子は、驚くべき事実を語り始めた…というストーリー。広末さんと水野さんが今回15年ぶりに姉妹役で共演するほか、姉妹の母・富田安江を倍賞美津子が演じ、田中圭、水橋研二らが共演する。伊藤さんが主演する「海の星」は、浜崎洋平(伊藤さん)は高校時代の同級生、美咲から葉書を受け取った。25年前、洋平の父・秀夫(橋本じゅん)が忽然と姿を消す。事故か事件かそれとも…。毎夜、母の佳子(若村麻由美)と一緒に父の行方を捜す洋平は、ある日、漁師の真野幸作(椎名桔平)と親しくなる。頻繁に洋平の家を訪れるようになった幸作だったが、あることがキッカケで疎遠になってしまった。その娘の真野美咲(平山あや)が、最近、幸作に明かされた話を伝えたいという…という話。伊藤さん、椎名さん、橋本さんのほか若村麻由美、平山あや、紺野まひる、加藤清史郎、平祐奈、モト冬樹らが共演する。そして濱田さんが主演する「雲の糸」は、濱田さん演じる白綱島出身の人気歌手・黒崎ヒロタカが7年ぶりに帰ってきた故郷で海に落ち、意識不明に陥るという物語。有名になったヒロタカだが故郷は知られたくない過去だった。赤ん坊の頃に母の磯貝律子(麻生祐未)が事件を起こし、辛い少年時代を送った場所だからだ。島の同級生(大野拓朗)の強引な誘いで島に戻ったヒロタカだが、盛大な拍手や歓声に迎えられながらも居心地の悪さを覚える。彼はなぜ海に落ちたのか…?濱田さん、麻生さん、大野さんのほかヒロタカの姉・磯貝亜矢役で内山理名が出演する。今回映像化される作品の中でも「海の星」は日本推理作家協会賞で短編部門を受賞、高い評価を得ており、待望の初映像化。もちろん3作とも湊氏ならではの心情描写とストーリー展開に思わず引き込まれること間違いなし。ドラマスペシャル湊かなえサスペンス「望郷」は9月28日(水)21時~テレビ東京系列にて放送。(笠緒)
2016年09月28日3月5日公開の映画『星ガ丘ワンダーランド』の完成披露試写会が10日、東京・新宿バルト9で行われ、中村倫也、新井浩文、佐々木希、管田将暉、市原隼人、木村佳乃、松重豊、柳沢翔監督が出席した。本作は、日本が世界に誇るCMクリエイターの柳沢翔が監督とオリジナル脚本を手掛けた記念すべき長編映画第1作目となる作品。主人公の温人(中村倫也)のもとに、20年前に姿を消した母の訃報が届き、温人は離れ離れになっていた兄(新井浩文)、そして義理の姉(佐々木希)と弟(菅田将暉)と再会して閉ざされた過去が明らかになっていく……というストーリーになっている。主演の中村は「この映画、実は今から4年ぐらい前にお話があったんですが、待てど暮らせど何もなく、やらないんだと思っていました」と明かしながら「急に監督を紹介され、それから脚本が来てちょっとしたら豪華な皆さんがいらっしゃってビックリしました」とトントン拍子に話が進み、戸惑いもあったと告白。兄役の新井とは昨年TBS系で放送された『下町ロケット』で帝国重工の同僚として出演したが、その新井について「贅沢でしたよ。新井さんって寡黙な人かと思ったら、めちゃくちゃ気さくに話しかけてくるし、役者として対峙してスリリングでした」と賞賛、新井も「ちょっとしたある色がテーマなんですが、だから帝国重工にいたんだと分かる色ですよ(笑)」と話して笑いを誘った。そんな2人の姉妹役を演じた佐々木希は、劇中ではほぼスッピンの状態で出演したという。「化粧水などスキンケアはしてもらったんですが、ほとんどメイクをしてない状態でした。なかなかスッピンに近い役はなかったので、すごく新鮮でしたし新しい佐々木希が見られるんじゃないかと思っています」とアピール。また、親自慢のコーナーとなり、佐々木は「手料理です。実家に帰りたい理由になります。炊き込みご飯が大好きです」と話していた。映画『星ガ丘ワンダーランド』は、3月5日より全国公開。
2016年02月11日2015年に活躍したブロガーを表彰する授賞式「BLOG of the year 2015」が2月8日(月)に開催され、佐々木健介・北斗晶夫妻が最優秀賞をW受賞し、佐々木さんが登壇。スピーチでは、佐々木さんが「何でもないような日常ですが、この日常が一番幸せだなと昨年本当に思い知ったので、少しでも多くの笑顔を皆さんに届けられたらと思います」と妻である北斗さんへの愛を惜しみなく述べ、会場が温かい拍手で包まれた。この日のプレゼンターは、最も価値のあるブロガーとして初代「MVB(Most Valuable Blog)」に認定された市川海老蔵が務めた。満面の笑みでトロフィーを受け取った佐々木さんを、市川さんが自身のスマホで撮影する、ブログ授賞式ならではの瞬間も見られた。佐々木さんは受賞したブログについて、「自分は女房、息子たち、愛犬とサザエさん一家のようなブログに憧れて、やらせていただいています。ほんわかした雰囲気ですけども皆さんに見ていただいて本当に幸せです」と感謝を伝えた。そして、北斗さんより受け取ってきたという手紙を音読した。手紙には「昨年、ガンになり闘病生活になってから、毎日を家族や友人と共に、壊れそうな心をずっと支え励ましてくれたのが読者の皆さんでした。元気をもらっていたのは私でした。今では読者の皆さんは私にとって頑張る気力の源です。そして私は元気です」などと綴られており、この日一番の拍手が送られた。佐々木さんは、今朝家を出るときに「『頑張ってこいよ』って言われました(笑)。お弁当をもらって、行きの車の中で美味しくいただきました」とラブラブなエピソードを披露し、照れていた。また、最優秀賞のほか、優秀賞としてオクヒラテツコ(ぺこ)、織田信成、後藤真希、高橋克典、樽美酒研二、土屋太鳳の6名も授賞式に参加。登壇者同士で互いのブログを見ているという話で盛り上がった。特に、市川さんが樽美酒さんに「顔がすごい親近感」と話しかけると、「偽物の歌舞伎で…自分で(メイクを)やってます」と答えた。すると、市川さんが「うまいですね。歌舞伎役者っぽい。すげえうまいですよ」と矢継ぎ早に大絶賛し、樽美酒さんは恐縮しながらも「筆で全部やってます。いやあ、うれしいです」と微笑み合っていた。(cinamacafe.net)
2016年02月08日日々、迷いも不安もある24歳の青年がお寺の住職となり、自分の道を見つけていく、伊藤淳史主演の『ボクは坊さん。』。現在、ジワジワ来ている“お坊さん”ブームを後押しする(?)本作のブルーレイ&DVDが3月16日(水)にリリースされることに合わせ、伊藤さんと真壁幸紀監督からコメントが到着した。白方光円、24歳。突然の祖父の死をきっかけに書店員を辞め、四国八十八ヶ所霊場、第57番札所・栄福寺の住職になったばかり。この寺で生まれ育ったものの、住職として足を踏み入れた“坊さんワールド”は想像以上に奥深いものだった!個性豊かな僧侶との出会いにワクワクしたり、檀家の人たちとの関係に悩んだり。お葬式や結婚式で人々の人生の節目を見守るのはもちろん、地域の“顔”としての役割もお坊さんには必要。職業柄、人の生死に立ち合うことで“生きるとは何か?死ぬとは何か?”と考えたりもする。坊さんとしての道を歩み始めたばかりの光円は、試行錯誤を繰り返しながら、人としても成長していく――。本作は、糸井重里が主宰するWEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載されていた本物のお坊さん、白川密成による人気エッセイを『ALWAYS 三丁目の夕日』のスタッフにより映画化。実話をもとにした生きるヒントがたくさん詰まった、“お坊さん”エンターテインメントだ。主演を『ビリギャル』『劇場版MOZU』の伊藤さんが務めるほか、山本美月、溝端淳平、濱田岳、松田美由紀、イッセー尾形と豪華キャストが集結。開創1200年を迎えた高野山・奥の院で史上初めて映画撮影が敢行された。また、本作には意外なお坊さん専用グッズや心にしみいる仏教用語、さまざまなタイプの僧侶など、知られざるお坊さんの日常が満載、コミックやドラマなどでも取り上げられた“お坊さん”ブームをひそかに後押しする。<伊藤淳史コメント>この作品は、決して特別なことをたくさん描いているわけではありませんが、誰しもが送っている当たり前の日常の中の喜びや悲しみがたくさん詰まった、愛すべき映画になりました。観てくださった方々が、自分の日常とか、身近な存在の人をあらためて『感じてもらえる』作品になっていると思います。映画の中で「僕にはまだまだできないことがある」という台詞があるのですが、僕自身、いまの自分にできることは少ないけど、目の前のことをコツコツやろうとずっと思ってきたので、それをこの映画で再確認できました。悩んだり、エネルギーを使い果たしたときに、ふとこの映画を観て、癒やされたり、大切な人に思いを寄せてもらえたらうれしいです。<真壁監督コメント>「ボクは坊さん。」を映画化するにあたり、大切にした要素の一つとして、「優しさ」があります。原作が持っている読後感や、ロケ地の栄福寺の空気感が、とても優しかったので。「優しい映画を作ろう。けど優しいだけじゃつまらない。じゃあどうしよう」そうやって出来たのが、この映画です。メイキング映像でもわかると思いますが、撮影現場はとても穏やかに進んでいきました。その撮影現場の雰囲気が、そのまま映画の空気になっていると感じます。劇場でご覧になった方も、そうでない方も、肩の力を抜いて、リラックスして観ていただきたいです。見終わった後、温かい気持ちになれると思います。『ボクは坊さん。』は3月16日(水)よりブルーレイ&DVDリリース(※同日レンタル開始)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボクは坊さん。 2015年10月24日より全国にて公開(C) 2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2016年01月14日「ぴあ」調査による2015年10月23日、24日のぴあ映画初日満足度ランキングは、24歳の若さで住職になった白川密成氏のエッセイを伊藤淳史主演で映画化したヒューマン・ドラマ『ボクは坊さん。』がトップに輝いた。2位にプロの運び屋を主人公に描く大ヒットカー・アクションの新シリーズ第1弾『トランスポーター イグニション』、3位に世界的に大ヒットを記録したサバイバル・アクションのシリーズ第2弾『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』が入った。その他の写真1位の『ボクは坊さん。』は、知られざる“坊さんワールド”と、ひとりの住職の成長を丁寧に描いた人間ドラマ。伊藤演じる人情味あふれる住職・光円が、周囲の人々に支えられ、様々な困難を乗り越えながら、住職として、ひとりの人間として成長していく様を描く。出口調査では「お坊さんも生身の人間なんだと思った」「クスリと笑えるポイントがいくつもあった」「お葬式のシーンがとても綺麗」といった感想のほか、「ゆったり流れるような作品で心穏やかに鑑賞できた」「お経のひとつひとつが心に染み込む」「鑑賞後は平穏な気持ちになった」「お坊さんの考えに心が洗われた思い」などの声も聞かれ、笑いや感動はもちろん、本作から“癒し”を得た観客も多くいたようだ。2位と3位にはアクション映画がランクイン。2位の『トランスポーター イグニション』は、リュック・ベッソン製作、ジェイソン・ステイサム主演の人気シリーズを、新鋭エド・スクレインを主演に迎えて再始動させたアクション。観客からは「ステイサムもよかったがスクレインも味がでていてよかった」「これまでのシリーズより格闘シーンも激しくバージョンアップしていた」「ドライビングテクニックはさすが」「思いもよらないシーンがいくつかあって飽きさせない展開」などの感想が寄せられ、前シリーズのファンからも高い満足度を得られたようだ。3位の『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』は、1作目で巨大迷路から抜け出すことができた主人公たちが、さらなる過酷な試練に挑む様を描く。観客からは「最初から最後までスリル満点」「映像のダイナミックさに圧倒された」「自分もランナーとして一緒に走っている感覚で観ていた」「息つく暇もないくらいシーンがドラマチックに切り替わる」など緊迫感あふれる展開を楽しめたようで、シリーズファンからも、「仲間との信頼関係がさらに深まっているのが見どころ」「前作よりホラー要素も加わっていてハラハラできた」「次回作が待ちきれない!」など熱い声が寄せられた。(本ランキングは、10/23(金)、24(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年10月26日「MOZU」のスピンオフドラマ「大杉探偵事務所」や「無痛~診える眼~」などで活躍する伊藤淳史の最新主演映画『ボクは坊さん。』。このほど、先月末に行われた本作の完成披露試写会で、ともにイマドキの“お坊さん”を演じた主演の伊藤さんと共演の濱田岳が苦労エピソードとして触れた修行“護摩行”の画像がシネマカフェにて解禁。さらに、糸井重里や山崎貴監督らからコメントが到着した。24歳で突然住職になった白方光円(伊藤さん)が、想像以上に奥深い“お坊さんワールド”に足を踏み入れ、失敗しながらも成長していく姿を描き、笑って泣いて、人生のヒントがもらえると注目の本作。今回到着したのは、伊藤さんと、お坊さん学校での同級生を演じた濱田さんが、キュートな坊主姿ながら、燃えさかる炎の前で行う“護摩行”に真剣な面持ちでのぞんでいるシーンだ。先日の完成披露試写で2人は、「とにかく熱くて大変だった!」とこのシーンをふり返り、「苦労したのにあまり使わなかったですよね」と真壁幸紀監督に恨み節。だが、監督は「最大限、使ってます!」と自信たっぷりに応じており、真相はスクリーンで確かめてみたいところ。また、本作は愛媛県今治市にある真言宗栄福寺の現役住職・白川密成さんが7年にわたり「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載したエッセイを、『ALWAYS 三丁目の夕日』スタッフが映画化。そこで、「ほぼ日」主宰の糸井さん、『ALWAYS』シリーズの山崎監督からも応援コメントが到着。さらに、フリーマガジン「フリースタイルな僧侶たち」代表で浄土真宗本願寺派の僧侶・若林唯人さん、浄土真宗本願寺派の僧侶でお寺カフェ「神谷町オープンテラス」の“店長”として親しまれている木原祐健さん、アメリカでMBA(経営学修士)を取得し、インターネット寺院「彼岸寺」を立ち上げた浄土真宗東本願寺派緑泉寺の住職・青江覚峰さんら、イマドキのお坊さんから、“仏教フリーク”芸人、尼さん漫画家、お寺出身の大物アーティストなど、“お坊さん”業界の多彩な著名人たちからも大絶賛されている。<コメント>■糸井重里(コピーライター)わぁ、こういうドラマになるのかぁ。現実の坊さんも、ドラマの坊さんもがんばれ~。■南こうせつ(シンガーソングライター)人は煩悩をしょって泣いたり笑ったり、今は亡き父の早朝のお務めの木魚の音が映画と共に鮮明に甦りました。ありがとう光円和尚。■養老孟司(解剖学者)「人生をあきらめるな。」静かに映画は語り、僕らが忘れかけている日常の”大切なこと”を教えてくれた。■「笑い飯」哲夫(一応、漫才師)おっさんは葬式でええこと言うてくれはります。このおっさんにも泣かされるとは思てませんでした。般若心経で笑うとは思てませんでした。■悟東あすか(尼僧漫画家)等身大の若いお坊さんの成長がとてもハートフルに、しかも個性的かつ不思議な味で綴られている映画だと思います。爽やかです!!■比嘉愛未(女優)お坊さんの姿に笑いお坊さんの言葉に泣いた。仏の心に触れ、日本人の美徳や生死観を改めて考えさせてくれた。出逢て良かったと思えるそんな作品です!!■山崎貴(映画監督)坊さんの暮らしを覗いてみたら、そこには沢山の「生きていくこと」へのヒントが詰まっていました。なんだか心がすっと軽くなるような”お参り”のような映画体験でした。『ボクは坊さん。』は10月17日(土)より四国エリアにて先行公開、24日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボクは坊さん。 2015年10月24日より全国にて公開(C) 2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2015年10月08日『ALWAYS 三丁目の夕日』スタッフと「ほぼ日刊イトイ新聞」の人気連載を映画化した伊藤淳史主演の『ボクは坊さん。』。この日本発の“お坊さん”映画が、仏教伝来の道でもある、シルクロード国際映画祭で日本映画“初”のプレミア上映されることが決定。併せて、三蔵法師もビックリするような(?)伊藤さんの“美麗な”坊主姿の新ビジュアルも解禁となった。本作は、24歳で突然、書店員から住職になった白方光円(伊藤さん)が、想像以上に奥深い“坊さんワールド”に足を踏み入れ、失敗しながらも成長していく姿を描いた“お坊さん”映画。9月22日より中国・福州で開催される第2回シルクロード国際映画祭にて、晴れて特別招待作品としてGALAプレミア上映されることになった。シルクロード国際映画祭は、中国が北京・上海に次ぐ第3の映画祭に育てるべく、昨年より始まった注目の映画祭。ジャッキー・チェンが広報大使であり、今回は『さらば、我が愛/覇王別姫』『北京バイオリン』の名匠チェン・カイコー監督が審査委員長を務める。昨年の第1回は、陸のシルクロードの拠点・西安で開催され、第2回目となる今年は、海のシルクロード拠点である福州が開催地となった。シルクロードを通って日本に伝来し、定着してきた仏教。今回、日本映画としては初めての栄誉を得た『ボクは坊さん。』が、現代日本人の心にも響く“お坊さん”映画として、逆ルートで中国に上陸を果たすことになる。現地には真壁幸紀監督と安藤親広プロデューサーが参加予定。真壁監督は、「シルクロードの冠が付いた映画祭で上映できることが大変光栄です。また今回が第二回目という新しい映画祭に、初めての長編監督作品が上映されるということも、とても感慨深く、映画祭と共に私も成長していけたらと思っています」と、喜びのコメントを寄せている。また、併せて解禁された新ビジュアルでは、主演の伊藤さんが美麗な横顔を披露。これまでのポスタービジュアルでは“後ろ頭”だけだったため、「この坊主頭は一体誰?」という問合せも相次いでいたとか。映画の原作者でモデルとなった僧侶・白川密成さんも「本物のお坊さんのような佇まい!」と太鼓判を押す、この美麗な坊主姿も含め、シルクロードを旅した「西遊記」の三蔵法師にも劣らない(?)話題を呼び込むことになりそうだ。『ボクは坊さん。』は10月17日(土)より四国エリアにて先行公開、24日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボクは坊さん。 2015年10月24日より全国にて公開(C) 2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2015年09月18日俳優の伊藤淳史が主演を務める映画『ボクは坊さん。』(10月17日、四国エリア先行公開/10月24日、全国公開)が、22日に開催される第2回シルクロード映画祭での邦画初となるプレミア上映が決定し、新たなビジュアルが18日、公開された。本作は、コピーライターの糸井重里氏が編集長を務める『ほぼ日刊イトイ新聞』に掲載された人気連載「ボクは坊さん。」を原作に、24歳で住職になった伊藤演じる白方光円が、お坊さんの世界に悪戦苦闘しつつも成長していく姿が、愛媛・今治市を舞台に描かれる。特別招待作品としてのプレミア上映が決定したシルクロード国際映画祭は昨年から開催され、中国が北京、上海に次ぐ映画祭に育てるべく、中国電影電視局による重点プロジェクト。広報大使をジャッキー・チェンが務めるほか、今回は『さらば、わが愛/覇王別姫』(1994年)や『北京バイオリン』(2003年)を手がけたチェン・カイコー監督が審査委員長を担当する。昨年の第1回は、陸のシルクロードの拠点・西安で、今年は海の拠点・福州で開催される。映画祭には真壁幸紀監督、安藤親広プロデューサーが出席。真壁監督は、「遣唐使として唐に渡り修行をした空海と中国・シルクロードの関係はとても深いと言われています」とした上で、「そんなシルクロードの冠が付いた映画祭で上映できることが大変光栄です」と感慨を述べている。あわせて公開された新ビジュアルでは、伊藤の端正な横顔を披露。これまで使用されてきたものは、"後ろ頭"だけだったので、「この坊主頭は一体誰?」という問い合わせもあったようだが、今回ははっきりと伊藤と判る。原作者で本作のモデルとなった僧侶・白川密成氏は、この伊藤の坊主姿を「本物のお坊さんのようなたたずまい!」と太鼓判を押しているという。(C)2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2015年09月18日佐々木希が8月31日(月)、パスタ専門店やドレッシングの販売で知られる「ピエトロ」の創業35周年記念イベントに出席した。以前よりピエトロのアンバサダーを務めている佐々木さんは9月よりオンエアされる新CMにも出演。これが6作目のCMとなる。新CM2本のうち1本では、以前から好評のウサギの耳をつけており、森の中でクマと遭遇。そして35周年を記念して制作されたもう1本では、同社の村田邦彦社長と共演し、社長が手作りでドレッシングを作るさまを隣で見守っている。この日も村田社長はコックコート姿で登場し、佐々木さんのためにその場でドレッシングを調理。佐々木さんは「コック姿がカッコいいです」と微笑み、手作りのドレッシングも「最高です!普段のピエトロのドレッシングも美味しいけど、目の前で作っていただき、フレッシュで美味しいです!」と感激の表情を浮かべ、野菜をほおばっていた。35周年にちなんで、佐々木さんが35歳になったら?という質問には「いまは女優の仕事をやらせていただいているので、35歳になってもいろんな役をやっていたい。体力勝負なので、野菜をしっかり摂って健康と美容に気をつけて頑張りたいです!」と8年後を見据えた。報道陣からは「その頃には結婚は?」という質問も飛んだが「どうですかね(笑)?そればっかりはタイミングなので…」と語る。「いつまでに結婚したい」という願望に関しては「ないですね」とキッパリ。「もっと若い、20代前半の頃は早くウエディングドレスを着たいと思ってましたが、現実的になりました」と明かし「どうなってるか自分でも楽しみです」と笑顔を見せた。(text:cinemacafe.net)
2015年08月31日四国八十八ヶ所霊場栄福寺の住職・白川密成さんのエッセイを映画化した『ボクは坊さん。』の公開記念イベントが8月27日(木)、都内で行われ、主演の伊藤淳史が僧侶姿を生披露。共演する山本美月が、伊藤さんの“坊主頭”をナデナデする場面もあった。高野山開創1,200年を記念して製作された本作。祖父の突然の死をきっかけに、24歳という若さで住職になった白方光円(伊藤さん)が、お坊さん独特の世界に悪戦苦闘しつつも成長していく姿を描く。イベントには原作者の白川さんも駆けつけた。昨年11月の撮影以来、約9か月ぶりの僧侶姿に伊藤さんは、「自然と背筋が伸びますね」とキリリ。初めての僧侶役に「役者として、できる限り気持ちを乗せたかったが、お経を読むシーンでは、白川さんから『力み過ぎ』という言葉をいただいて(笑)。力を抜くというのは基本的に、お芝居と真逆なので難しかった」とふり返った。一方、白川さんは「とても熱心に勉強していただき、その気持ちがうれしかった」と伊藤さんの役作りに感服していた。主人公の幼なじみのヒロイン、京子役を演じた山本さんは劇中で“人生初”の白無垢姿を披露しており、「ウエディングドレス派だったんですが、白無垢もいいなと思いました」とニッコリ。伊藤さんは「すっごくキレイでした」と本人を横に照れていた。会場となった東京・新丸ビル7階「丸の内ハウス」では、8月28日(金)~9月6日(日)まで「高野山カフェ in 丸の内ハウス2015」を期間限定オープン。気軽に僧侶と話せる「高野山ライブトークイベント」など、都心で世界遺産・高野山への旅の楽しみを感じるイベントが開催される。イベントでは伊藤さんと山本さんが、山芋を使った精進料理“酢豚もどき”に舌鼓を打った。『ボクは坊さん。』は10月17日(土)より四国エリアにて先行公開、24日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月27日女優の佐々木希が主演を務める映画『縁(えにし)The Bride of Izumo』のメインビジュアルと特報映像がこのほど公開され、佐々木の白無垢姿が初披露された。2014年、60年に1度の大遷宮を迎えた縁結びで知られる島根・出雲大社。本作は、その出雲大社が初めて映画撮影に全面協力し、神話の国・出雲を舞台に人々を結ぶ"縁(えにし)"の物語を描く。佐々木が演じるのは、都内の出版社に勤務する飯塚真希(29)。平岡祐太演じる大手建設会社勤務のエリート・中村和典(30)との結婚式を控えていたが、祖母の遺品を整理する中で白無垢と婚姻届の束を見つけたことで、家族の在り方と自らの縁(えにし)を見つめ直していく。公開された特報では、佐々木がナレーションを担当。『欲望の翼』や『恋する惑星』など多数の映画で、世界的に活躍する撮影監督クリストファー・ドイルによって、出雲大社本殿や出雲の地ならではの神秘的な景観が映し出され、ラストシーンでは、白無垢をまとった佐々木が「私、結婚します」と宣言する。本作でメガホンを取るのは堀内博志監督。出雲を愛するがゆえに周囲と折り合えない充役を『砂時計』(08年)の井坂俊哉、真紀を常に優しいまなざしで見守る婚約者・和典役を平岡、祖母の婚姻届の夫の欄に書かれていた「秋国宗一」を国広富之が演じるほか、りりィや藤本敏史(FUJIWARA)など、共演陣は多彩な顔ぶれ。全国公開に先駆け、作品の舞台で撮影も行われた島根、鳥取の3カ所の劇場で、9月26日から先行公開される。(C)映画「縁(えにし)」製作委員会
2015年08月16日映画『ビリギャル』での塾講師役も記憶に新しい俳優の伊藤淳史が、現役住職の実話をもとにした映画『ボクは坊さん。』(10月公開予定)に主演することが26日、明らかになった。原作は、コピーライターの糸井重里氏が編集長を務める『ほぼ日刊イトイ新聞』に掲載され一日140万を超えるPVを記録した連載「ボクは坊さん。」。24歳の若さで愛媛県今治市にある四国八十八カ所霊場五十七番札所の栄福寺住職になった白川密成氏が、身近なのにあまり知ることのない僧侶生活のエピソードをつづって人気を博した。主演の伊藤は作品について、「当たり前のように繰り返される毎日を描いた作品で、その中で起こる、喜びや悲しみに、生を感じさせてくれる、心温まるストーリーだと思います」とコメント。演じる中で、「お寺の世界の厳しさや、美しさ」を身をもって感じることができたという。本作は、スクリーンに映し出される四国や高野山の風景も見どころの一つで、伊藤も「ロケーションもとても美しいので、ぜひ劇場でご覧ください」とアピールする。原作者の白川さんは、「ただの青年がある日、"坊さん"になって見たシーンは、『ねぇ、こんなことが、あったんだよ』と誰かに話したくなる日々でした。その一人が、あなただったら、なんだかうれしいです。もし、この映画を見た人が、誰かの声を久しぶりに聞きたくなったとしたら、それだけで、ありがたいです」とコメントを寄せている。主題歌は吉田山田が手がけた「Today,Tonight」。共演には、女優の山本美月、溝端淳平、濱田岳ら若手に加え、イッセー尾形、松田美由紀らベテランが脇を固める。『ALWAYS三丁目の夕日’64』で監督助手を務めるなど、第一線の現場でキャリアを積んできた真壁幸紀監督がメガホンを取り、スタッフ陣には日本アカデミー賞最優秀撮影賞を3度受賞している撮影の柴崎幸三氏をはじめとしたベテランが名を連ねた。主人公・白方光円は、祖父の死をきっかけに書店員の仕事を辞め、栄福寺の住職になったばかりの24歳。初めのうちこそ、坊さん専用グッズや、個性豊かな僧侶との出会いにワクワクしていた白方だったが、今では檀家との関係の難しさを感じたり、人の生死に直面して悩んだりする日々を過ごしていた。地域の人々との出会いや僧侶の世界の奥深さに触れることで、試行錯誤を繰り返しながらも成長していく一人の青年の姿を描く。(C)2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会
2015年06月26日映画『ビリギャル』で主人公を慶應合格に導く塾講師を好演中の伊藤淳史が、今度は一転、“お坊さん”となって奮闘する『ボクは坊さん。』。このたび、主役の白川光円を演じる伊藤さん始め、山本美月、溝端淳平、濱田岳ら個性派キャストの出演が発表。併せて、ポスタービジュアル&予告映像が到着した。白方光円、24歳。突然の祖父の死をきっかけに書店員の仕事を辞め、四国八十八ヶ所霊場、第57番札所・栄福寺の住職になったばかり。この寺で生まれ育ったけれど、住職として足を踏み入れた“坊さんワールド”は想像以上に奥深いものだった!人の生死に立ち合うことで、“生きるとは何か?死ぬとは何か?”と考えたりもする光円。坊さんとしての道を歩み始めたばかりの光円に、何ができるのか…。原作は、糸井重里が編集長を務める「ほぼ日刊イトイ新聞」、通称“ほぼ日”に掲載されていた、白川密成さんによる連載「ボクは坊さん。」。1日140万PVを超える人気を誇った、このコンテンツは、24歳の若さで突然、愛媛県今治市にある栄福寺住職になった白川さんの日々を綴ったもの。白川さん本人が「僕が原作の中で伝えたかったことは、もしかしたら、ただひとつ。“そこに坊さんがいること”。ただの青年がある日、“坊さん”になって見たシーンは、『ねぇ、こんなことが、あったんだよ』と誰かに話したくなる日々でした」と語るとおり、日本人の生活に密着していながら、あまり知ることのないお坊さん生活に視点を当てたその内容が話題を呼び、書籍化もされている。お坊さんやお寺というと、なんとなく特別な存在というイメージを持ってしまいがちだが、本作に登場する、伊藤さん演じる光円たちはいたって“普通の人間”。今回解禁となった予告編でも、軽やかな音楽に乗って展開されていくコミカルなシーンは微笑ましいものばかり。主演の伊藤さんも「この映画は、当たり前のように繰り返される毎日を描いた作品で、その中で起こる、喜びや悲しみに、生を感じさせてくれる、心温まるストーリーだと思います」と、その“和み度”に太鼓判を押し、「お坊さんの役を演じさせていただき、お寺の世界の厳しさや、美しさを、身をもって感じる事ができました。共演者やスタッフの皆様と、今治の空気を感じながら、楽しく撮影に臨むことができました」と充実感あふれる撮影となったことを語っている。光円を取り巻く人々を演じるのは、山本美月、溝端淳平、濱田岳、松田美由紀、そしてイッセー尾形など、個性的なキャストたち。実力派の顔ぶれが盛り立てる予告編後半では、前半とは打って変わって、生と死、人として果たす役目など、シリアスなメッセージが込められ、試行錯誤を繰り返しながら成長していく光円の姿を垣間見ることができる。また、場面を盛り上げる主題歌「Today,Tonight」を手掛けた男性デュオ「吉田山田」も、「率直にこの書き下ろしの話をいただいたとき、とても嬉しかったです。通り過ぎてしまえば懐かしく、どこか愛しい“思春期”も、当時は欲求不満と不安と迷いにまみれていました。そんな気持ちを久しぶりに感じさせてもらえて、この曲を作らせてもらえて、とても光栄です」と、コメントを寄せている。『ALWAYS三丁目の夕日’64』で監督助手を務めるなど、第一線の現場でキャリアを積んだ真壁幸紀が監督を務め、日本アカデミー賞「最優秀撮影賞」を3度受賞している柴崎幸三が撮影を担うなど、『ALWAYS』シリーズのベテランがずらりと顔を揃えた本作。そんな腕利きのスタッフがとらえた四国や高野山の美しい風景と、愛すべき人間の営みのどちらも存分に味わうことができる、“坊さんエンタテインメント”の公開を楽しみにしていて。『ボクは坊さん。』は10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月26日佐々木蔵之介が作家志望の“ダンナ”、永作博美が“ヨメ”を演じて大ヒット中の『夫婦フーフー日記』。このほど、佐々木さんと本作のモデルとなった実在の“ダンナ”清水浩司さんとの“ダンナ×ダンナ対談”が実現。その模様を収めた特別動画が、シネマカフェに到着した。17年間友だちで、1年ちょっと夫婦で、そして9か月だけ母親だったヨメ・ヨーコ(永作さん)。四十九日を迎えたある日、ダンナ・コウタ(佐々木さん)の目の前に、“死んだはず”のヨメが現れた!果たして、これは幻影か、現実か?ダンナは死んだはずのヨメと、あの怒涛の日々をブログを通してふり返っていく…。本作の主人公夫婦のモデルとなったのが、清水浩司(ダンナ)さんと睦(ヨメ)さんご夫婦。作家志望で音楽誌編集者だった浩司さんは、睦さんの病気発覚後、離れて暮らす家族や友人へ彼女の病状を伝えるため、“川崎フーフ”という名で「がんフーフー日記」という闘病ブログを開始。やがて、そのブログは、大切な人たちとの繋がりとなっていく。睦さんは、念願の男児を出産し、治療に臨むも、38歳という若さでこの世を去ることに。次々と起こる事態の中で、最期まで精一杯笑って生きた493日の夫婦の日々を綴ったブログは人気を博し、2011年に書籍化され、そして今年、映画として誕生した。映画化にあたっては、死んだはずのヨメと残されたダンナが、一緒に生きた夫婦の日々をふり返る、という設定が加えられ、ブログには書かれなかった夫婦の想い、そして家族の愛がより浮き彫りにされている。ダンナ・浩司さんは、「映画は(本で書いた奮闘記の)その後のストーリーですが、フィクションと分かっていてもダンナに自分を重ねてしまうところはありましたし、ドキッとした部分もありました。生前のエピソードはほぼ原作に忠実に描いてくださり、とても感謝しています」と、メッセージを寄せている。動画では、映画が完成した後だからこそ語れる佐々木さんがダンナを演じた心境、ヨメ役の永作さんとどんな夫婦像を創ろうとしたのかなどを、元編集者でもある浩司さんが怒涛の質問!佐々木さんは、笑いながら涙が溢れる、かつてないストーリーへの思いと、映画同様、“怒涛”の撮影の様子を明かしている。『夫婦フーフー日記』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:夫婦フーフー日記 2015年5月30日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015川崎フーフ・小学館/「夫婦フーフー日記」製作委員会
2015年06月04日佐々木蔵之介と永作博美が10年ぶりに夫婦役を演じる『夫婦フーフー日記』。この度、本作に登場するキュートな赤ん坊“ペ~”に佐々木さんと永作さんが悶絶するシーンが一足先にシネマカフェに到着した。出会って17年、友人の間柄からようやく結婚にこぎつけた“ダンナ”コウタ(佐々木蔵之介)と“ヨメ”ユーコ(永作博美)。入籍直後に妊娠が発覚するという幸せの絶頂のさなか、ヨメの直腸に悪性腫瘍が見つかる。待望の赤ん坊“ぺ~”を出産したのもつかの間、闘病生活の末にこの世を去ってしまうヨメ。落ち込むダンナの元に、夫婦の闘病生活を綴ったブログを書籍化する話が持ち上がる。原稿に向き合うことで現実逃避をするダンナ。だが、そこに死んだはずのヨメが現れ…。今回公開された映像は、ヨメの出産から闘病中の育児に奮闘するダンナとヨメが、日々を“フーフー”駆け抜けながらも、赤ん坊ぺ~の笑顔に悶絶する愛に溢れたシーン。ぺ~が誕生した日の幸せ、杉本哲太、佐藤仁美、高橋周平らが演じる仲間たちと一緒に育児に励んだ日。また、ぺ~が初めて発した笑い声をもう一度聞こうと夫婦で笑わせようと必死になった日など思わず笑顔がこぼれるシーンが詰まっている。撮影現場で苦労したところは、佐々木さんと永作さんの愛しい息子である当時8か月のぺ~とのシーンだったそう。タイトなスケジュールの中、ぺ~に笑ってほしいとき、なかなか思うようにはいかず、ぐずってしまい、佐々木さん、永作さんが現場であやすことも多々あったようだ。出会って17年目にして結婚、1か月後に妊娠発覚。その5か月後にはヨメに悪性腫瘍が発覚…闘病生活の中に笑顔があったのは“ぺ~”存在があったからかもしれない。まずはこちらの映像から佐々木さん&永作さんを魅了するキュートな“ぺ~”をご覧あれ。『夫婦フーフー日記』は5月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月14日佐々木蔵之介と永作博美が10年ぶりに夫婦役を演じることで話題の『夫婦フーフー日記』。実話を基にした本作からこの度、佐々木さんと永作さんの絶妙な掛け合いが印象的なTVスポットが公開された。作家志望のダンナ・コウタ(佐々木蔵之介)は、本好きなヨメ・ユーコ(永作博美)と出会って17年目にしてついに結婚。直後、妊娠とガンが発覚し、幸せな新婚生活は闘病生活へ。ヨメの病状をブログで報告しはじめるダンナ。しかし、入籍からわずか493日後、ヨメは亡くなった。悲しみに暮れるダンナにブログの出版の話が舞い込み、「念願の作家デビュー!」と現実逃避するダンナ。そこへ突然、死んだはずのヨメが現れた。ヨメのいない世界で、死んだはずのヨメと、ヨメが元気だった頃をふり返るダンナ。やがて、生きている間には伝えられなかった、それぞれの想いがあふれ出す――。原作は、実在の夫婦の闘病ブログから生まれた「がんフーフー日記」(小学館刊)。『婚前特急』などで知られる前田弘二監督が映画化する本作では、“死んだはずのヨメと残されたダンナが、一緒に生きた夫婦の日々をふり返る”という設定が加えられ、ブログには書かれなかった夫婦の想い、家族の愛を浮き立たせ、笑いながらも涙が溢れるストーリーに仕上がってる。今回、「黒子のバスケ」や「テニスの王子様」で人気の声優・諏訪部順一がナレーションを務めた映像では、ヨメを失い茫然とするダンナ(佐々木さん)と、死んでもほっとけないダンナの前に突如現れ、明るく、力強く励ますヨメ(永作さん)が登場。佐々木さんと永作さんのツッコミ、ツッコまれる掛け合いは、まるで夫婦漫才を見ているかのよう。特に、最後の出産直前の病室で永作さんが手紙を書いているシーンで、「ありがとうダンナ、大好きだよ」と病気を抱えながらも母親になることを選び、心から喜ぶ永作さんの姿は印象的。まずはこちらの映像からわずか493日の夫婦の日々をふり返り、“フーフー”言いながら生き抜いた佐々木さんと永作さんの姿をご覧あれ。『夫婦フーフー日記』は5月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月09日佐々木蔵之介と永作博美が10年ぶりに夫婦役を演じた映画『夫婦フーフー日記』の完成披露試写会が3月24日(火)に開催され、佐々木さん、永作さんに加え、共演の佐藤仁美、高橋周平、前田弘二監督も出席。撮影時は生後8か月だった息子役の赤ちゃんと久々の対面を果たした。実話をベースに製作された本作。17年間、友達として過ごしたのちに結婚したダンナとヨメ。入籍後すぐにヨメが妊娠するも、時を置かずにがんに侵されていることが発覚し、やがて悲しい別れが訪れる…。そんな様々な事態に直面するも前を向いて仕事、子育てに奔走するダンナの姿を描き出す。佐々木さんは本作の脚本を最初に読んで「ただ悲しい、苦しい、絶望だけでなく、希望にあふれていて笑い泣きしました」と明かす。脚本を呼んで出演を即決したという永作さんも「本当に面白かった。魅力的な人がたくさんいて、こんなに泣いたり笑ったり忙しい脚本はない!感情が揺り動かされて『やりたい』と思いました。闘病シーンがしっかりとある中で、こんなに笑っちゃうなんて…爆笑しましたから」と語る。2人の“夫婦漫才”のような掛け合いも本作の大きな魅力だが、佐々木さんは「(永作さんとの共演は)10年前に夫婦をやって以来ですが、何の打ち合わせもなくやれました」とニッコリ。永作さんは「ボケとツッコミが多くて、生粋の関西人の佐々木さんがいてくださってよかったです!私も(佐々木さんのボケとツッコミを)盗もうとしたんですが、全く盗めなかったです(笑)」と述懐。すかさず佐々木さんから「永作さんのキャリアにそんなのいらないでしょ!」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。改めて久々の共演について、佐々木さんは「アイドルグループの)『ribbon』の頃から全く変わらないかわいさでした。僕が関西の小劇場にいた頃、『ribbon』が古田新太さんの『劇団☆新感線』に客演すると聞いて『え?ribbonが?』と思った頃から変わらないです」と永作さんの変わらぬかわいらしさを絶賛!永作さんは「あいかわらず男らしい方だと実感しました」と役を離れても仲睦まじい様子をうかがわせた。ヨメに先立たれたダンナは父親として仕事、そして“ぺーちゃん”の育児に奔走するが、佐々木さんは「撮影は3週間でタイトなんですけど、ぺーちゃんにはぺーちゃんの時間が流れてる(笑)。笑ってほしい時でも、ぺーさまは、お泣きになられたり、寝ておられたり…(笑)。それでも1回、笑ってもらえると現場が明るくなるんです。(劇中のダンナと)現場がリンクしてました」とふり返る。永作さんはそんな佐々木さんの奮闘について「大変だったと思いますが慣れてらして、上手に抱っこして落ち着いてました」とパパぶりを称える。佐藤さんは「(現場に)いないと思ったらぺーちゃんのところに行ってて、いると思ったら筋トレしてた(笑)」と明かし、会場は再び笑いに包まれた。そして、イベントの最後にぺーちゃんを演じた平井美遥ちゃんが佐々木さんに抱っこされて登場!撮影当時は生後8か月だったが、そこから約1年で大きく成長し、佐々木さん、永作さんらを驚かせていた。『夫婦フーフー日記』は5月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月24日佐々木希が永作博美との共演し、初めて母親役に挑んだ『さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~』がまもなく公開になる。佐々木は「これまでにない難しい挑戦だった」と撮影を振り返った。その他の写真台湾の女性監督チアン・ショウチョンがメガホンを握った本作。東京から故郷・奥能登に帰り珈琲店を開いた岬と、シングルマザーの絵里子の交流が美しい風景を背景に紡ぎ出されていく。元々「子どもは大好き!」という佐々木。子どもたちに触れ合う時間を設けてから撮影に臨んだが、それが功を奏した。「撮影以外の時間も一緒にいるのが当たり前で、子どもたちは“希ママ”と呼んでくれていました。コミュニケーションを取ろうと意識したというよりも好きで自然とそうなりました」と振り返る。だが、絵里子は単に子どもたちを愛するだけの母親ではない。シングルマザーとして家事や仕事に追われる中で、子どもに八つ当たりしたり、子どもたちの気持ちをよそに男に入れあげることもある。「そこはすごく難しかったです。何が正解か分からないまま葛藤していました」と語る。一方で、完璧ではない絵里子に佐々木自身、強く惹かれたという。「上手く言えないけど絵里子のキャラクターは私、好きなんです。前半の出来ない部分も含めて、人間臭いなと思います。『あぁ、こういう人いるなぁ』と思いながらやってました。私自身、彼女の気持ちはよく分かるし、不器用さがかわいいと思えました」。佐々木もまた自らを「不器用なタイプ」と語る。これまでにない難役を前にパニックに陥ることもあったが、映画さながら、永作の言葉に助けられたという。「いろんなことをやろうとして、頭の中に全部入れて現場に行ったらパンクしそうになりまして…(苦笑)。そうしたら永作さんがすっと近づいてきて『自分が思う大事なことひとつだけに絞って、それを信じてあとのことは捨てていいから』ということをおっしゃってくださり、その言葉に救われました」。岬との出会いをきっかけに成長を遂げていく絵里子――それは現在進行形で女優として成長を続ける佐々木そのもの。“女優”佐々木希にとって、忘れられない大切な1作となった。『さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~』2月28日(土)全国公開取材・文・写真:黒豆直樹
2015年02月25日トッコ・クローゼットのイメージキャラクターに採用された『佐々木あさひ』さん!株式会社PETTERSは、『佐々木あさひ』さんをトッコ・クローゼット(tocco closet)アイテムのイメージモデルとして登場させる。トッコ・クローゼットは、ファッション誌に登場する著名人および有名人から愛用されている、フェミニンでキュートなアイテムを手頃な価格で提供している女性用ファッションブランドである。また佐々木あさひさんは、今話題のカリスマモデルで、おすすめのコーディネートを知ることができる動画が12月18日から公開された。動画では“大人かわいい、きれいめコーディネート”が学べる。佐々木さんはコメントの中で、外国のメイクアップビデオを見てメイクを覚えました。動画は“女性に生まれたよろこび”を感じられるようにつくっているので、ぜひ活用していただければと思います。(株式会社PETTERS プレスリリース アットプレスニュースより)と、自身の経験および動画作製の動機を述べた。佐々木あさひさんについて1984年8月生まれで東京都出身。4人兄妹の長女。ユニークなメイクアップから、女性らしいメイクアップまで、バリエーション豊かなメイクアップの動画を配信している。さまざまなメイク方法を知りたい人は、佐々木さんの動画を活用してみては。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社PETTERS プレスリリース (アットプレスニュース)・「トッコ・クローゼット」通販サイト・佐々木あさひ(Facebook)
2014年12月26日東京・銀座に10月30日(木)にオープンした商業施設「キラリト ギンザ(KIRARITO GINZA)」のオープニングセレモニーに、女優の佐々木希が出席した。銀座一丁目近辺にオープンする同施設は、地下1階から地上12階の全52店舗で構成され、物販、飲食、サービスの専門店がテナントしている。名称の「KIRARITO GINZA」には“銀座でいちばん、幸せな場所”との願いが込められているそうだ。店名にちなんで“キラリと輝く晴れの瞬間”を聞かれた佐々木さんは「美味しいものを食べている時」と恥ずかしそうに即答しながら「食べるのが好きなので、友達にも『食べている時の顔が一番幸せそう』って言われますね」とニッコリ。さらに最近キラリと輝いた瞬間も“食事系”で「この間、初めて金目鯛のシャブシャブを食べて幸せになりました。毎日お鍋でもいいくらい好きなので、本当に美味しかった」と食欲の秋を満喫しているようだった。また、そんなキラリとした瞬間をどう祝いたいか?との質問には「友達と皆で集まってのホームパーティもいい。お店の個室を予約して皆でワイワイするのも、いい思い出になるはず」と、美味しい食事を想像するように話していた。(text:cinemacafe.net)
2014年10月30日佐々木希が10月1日(木)に行われたDVD「佐々木希 神々の楽園バリ島 ~バリ舞踊の神髄にふれる~」発売記念トークイベントで、バリ島で伝統舞踊を習いながら学んだことの大きさについて熱く語った。撮影が行われたのは1年半前。佐々木さんが2週間にわたってバリ島に滞在し、現地で伝統舞踊を学ぶ姿をとらえたドキュメンタリーで、今回のDVDには以前、BSで放送された番組にはなかった特典映像なども含まれている。DVDに収められている、佐々木さんが伝統舞踊を習う姿は「体験する」といった類のレベルではない。カメラを気にせず、メイクもなしで汗だくになって真剣に踊る姿が映し出される。佐々木さんは「8年ほど新体操をやってたのですが、新体操は『上へ、上へ』という態勢が多いんですが、バリ舞踊は『下へ下へ』行くのがカッコいい。正反対なんです。イケると思ってましたがナメてました(苦笑)」とその凄まじさをふり返る。当時は24歳だったが「(その年齢で)ここまで打ち込むということ、あそこまで集中することもないと思います。2週間の短い期間でやらないといけないというプレッシャーもありました。でも楽しんでやらないとしんどい!大変だけど楽しい、良いプレッシャーでした」と晴れ晴れと語った。現地の舞踊の先生との出会いも佐々木さんに大きな影響を与えたよう。「多くのものを学びました!」と充実の表情を見せる。「先生と話をして、刺さったのが『どんなことがあっても、他人のせいにせず、自分自身を見つめ直すようにしている』という言葉。日々、忙しくて周りが見えなくなることがあるけど、そういう時こそ自分を見つめ直すチャンスだと考えるようになりました。ちょうど悩んでいる時期でもあったので、ズシッと来ました」と明かし、現地で受け取ったものの大きさをうかがわせた。DVD「佐々木希 神々の楽園バリ島 ~バリ舞踊の神髄にふれる~」は発売中。(text:cinemacafe.net)
2014年10月02日佐々木希が10月1日(水)、自身が出演するドキュメンタリーDVD「佐々木希 神々の楽園バリ島 ~バリ舞踊の神髄にふれる~」の発売を記念したトークイベントに出席した。BS放送でも紹介されたこちらのドキュメンタリーで、佐々木さんは2週間にわたってバリ島に滞在。現地に古代より伝わる伝統舞踊を学ぶ様子をカメラは追いかける。この日から10月とあって、佐々木さんは「秋なのでシックに決めてみました」と紺のワンピースで登場。ファッションショー(GirlsAward 2014 AUTUMN/WINTER)に出演してすぐにこちらの会場に駆け付けたそうで、「フワフワしてます。まだ興奮が…」と語る。佐々木さんが現地を訪れたのは1年半前ということで「ようやくみなさんの手元にお届けできて嬉しいです」と喜ぶ一方で、「結構、前なので『若いな』と思うと思います。いまとちょっと違います(笑)」とも。現地では舞踊はもちろんだが、普段の生活ではなかなかできないことを楽しんだよう。食べ物に関しても「美味しくて、いっぱい食べてました。パパイヤサラダを毎日食べて、暑いのでスイカジュースを1日4杯とか飲んで、スタッフさんに怒られました(笑)」。ビーチでも泳いだそうだが「日本だったら日傘なしで、(海で)泳いだりしたらマネージャーに怒られるんですが、ちょっとした贅沢でした」と楽しそうにふり返る。一方で、舞踊に関しては真剣そのもの。「つらかったですが、つらい分だけ達成感もありました」と述懐。「汗ダラダラで、おじさんみたいにタオルで拭って(笑)、メイクなんてもってのほか!(普段の日本では)カメラを意識しないってこともなかったけど、(現地では)自然体に近かったです。この業界にいてなかなかないことですし、ドキュメンタリーならではの良さですね。恥ずかしいけど、素を見せられるんじゃないかと思います」と充実した表情を見せる。「真剣過ぎて引く人もいると思うけど、本当の自分なので、ファンの方もこれを見て好きになってくれたら最高です」と飾らない自然体の自分をアピールした。「佐々木希 神々の楽園バリ島 ~バリ舞踊の神髄にふれる~」は発売中。(text:cinemacafe.net)
2014年10月01日身長差20センチ以上。日本のドラマ界きっての文字通りの凸凹コンビである。伊藤淳史は言う。「シリーズを通して様々な事件が起こるし、いろんな人が出てくるけど、やっぱり核となるのはここ。田口先生と白鳥さんの関係性なんだなというのは、回を重ねるごとに強く感じるようになりました」。「最初、白鳥にとってのグッチー(=田口)は使い走り以外の何物でもなかった(笑)」。仲村トオルは、シリーズ当初の関係性をそう語る。だがシリーズを重ね、6年の歳月を経て大きな変化を遂げた。「多くの患者や周囲の人間がグッチーの優秀さに助けられたけど、白鳥にとってもそれは同じ。白鳥にとっても田口先生は最良の主治医なんです」。「チーム・バチスタの栄光」から4シーズンを重ねてきた人気シリーズがこのたび待望の劇場版『チーム・バチスタ FINAL ケルベロスの肖像』をもって完結を迎え、田口×白鳥コンビも見納めとなる。当事者2人に、ここまでの6年の歳月を田口×白鳥ばりの深~い観察力でもって分析・解説してもらった。現役医師・海堂尊のベストセラー小説を原作に、“愚痴外来”とも揶揄される特別愁訴外来の気弱ながらも優しい医師・田口と傲岸不遜で“ロジカルモンスター”の異名を持つ厚労官僚の白鳥のコンビが様々な事件の真相を解き明かしてゆく本シリーズ。6年前にシリーズが始まった時、伊藤さんは24歳。初期の思い出を尋ねると「手術」という本シリーズには欠かせない重要ワードを巡るエピソードを明かしてくれた。「撮影に入る前の話し合いの場で、自分の滑舌に自信がなくて『手術』という言葉を『オペ』に代えてもらえませんか?ってお願いしたところからこのシリーズが始まったのを鮮明に覚えてます。僕としては、視聴者の方に毎回“手術”って言葉が出るたびに引っ掛かりを感じてほしくなかったんですが…何で最初にそんなこと言っちゃったのかな(苦笑)。とにかく原作がすごい作品なので、喜びも大きかったですが、新たな人たちと新しいものを作る上で必要な緊張感に包まれていました」。仲村さんが「思い出しました」と言って明かしてくれたのは、最初に撮影に臨んだシーン。白鳥は川に落ちそうになった書類を掴もうとして橋から落ちて病院に運ばれたことになっているが「まさに橋から落っこちる回想のシーンから始まった」と懐かしそうに目を細める。「いま思うと、そこで初めて台本にない(アドリブの)セリフを言ったんですよ。救急車に乗せられる担架の上で、その部下に『アホ!』って(笑)。後で愚痴外来で田口に話すときに『グズでアホな部下が…』って台詞があるのは分かっていたんですけど」。多彩なアドリブ、現場でキャスト陣がスタッフと話し合いながら作り上げていくというのは「チーム・バチスタ」シリーズの現場の大きな特徴とも言えるが、その土壌は第1シーズンの頃から既に存在した。仲村さんがふり返る。「2話目あたりかな?白鳥が『(別の医師から)ひとの気持ちを考えろ!』と言われるシーンがあるんですが、そこで、白鳥に『(田口に)この人いま、僕の気持ち考えてないよ』って言わせたくなって、監督に言ってもいいか聞いたんです。そしたらあっさりと『いいですよ』と。そこで『あぁ、この現場はそういうのアリなんだな』と嬉しくなって、だんだん増えていきました(笑)。伊藤くんもスタッフの大半も初めてご一緒する人ばかりで、最初は探り探り、恐る恐る『白鳥をやらせていただきますね。始めてよろしいでしょうか?』という感じだったんだけどね(笑)」。傲岸で傍若無人の白鳥を「恐る恐る」演じるというのが何とも面白い。先述のシーンと同様に、田口と白鳥の掛け合いに関しても、初期の段階で仲村さんは“手応え”と呼べるものを手にしていたという。「これも第2話目で、白鳥が“アクティブ・フェーズ(※白鳥が駆使する、相手の本音を引き出すためのコミュニケーション術)”として、彼女のいないグッチーを攻めたてる。『だからグッチーは何十年も彼女いないんだよ!』(白鳥)、『1年半ぐらいですよ!!』(田口)、『はい、ホントのこと言っちゃった~』(白鳥)というのをやった時、このリズムだなというのは何となく感じましたね。当時はまだそれをはっきり自覚はしてなかったけど、伊藤くんとのコンビネーションはこういう感じだなって、掴んでいたんでしょうね」。人を人とも思わぬ白鳥が“輝く”のは、その非道ぶりを受け止める田口の存在があってこそ。伊藤さんも「田口先生は素直な役柄で、決して難しさは感じなかった」と語る一方で冒頭でも語っていたように2人の関係性には腐心した。「やっぱり台本で読んでも2人の関係ってすごく面白いんですよ。『ジェネラル・ルージュの凱旋』でも、そのへんの魅力が脚本に余すところなく落し込まれていて、『ここが一番大事なんだ』と改めて感じました。成長もするし、互いを認め合ってレベルアップもするんだけど、一方で最初の頃からの『僕のことバカにしてるんですか?』という感じもすごく大切なんです。(先日放送が終了したドラマ第4シーズンの)『螺鈿迷宮』でも、終末医療という決して軽くないテーマを扱っているからこそ、それを邪魔せずに2人で面白いことやらなくちゃいけないという思いは強かったですね」。そして、満を持しての今回の完結編となる劇場版。最も印象深いシーンとして2人は奇しくも同じ場所を挙げる。それは西島秀俊演じる“ジェネラル・ルージュ”こと速水が君臨し、チームが一体となって救命にあたる東城医大のICU(救命救急センター)。伊藤さんはこのセットに“戻った”瞬間をこう振り返る。「正直、全く変わらないんですよ。2010年の『ジェネラル・ルージュ』の時と全く同じ気持ちで『うわっ』って思いました。西島さんや戸次(重幸)さんがいて…あれから3年くらい経ってるけど、この人たちはずっとここで患者と向き合ってたんだろうなと。懐かしさもあったけど、それ以上に居心地がいいというか、良い意味で久しぶりという感じがしなかったですね」。仲村さんも伊藤さんの言葉に深くうなづく。「『懐かしいね』なんて言いながらセットに入ったけど、西島くんたちを見た瞬間に『あぁ、彼らは3年間、ここにいたんだ』って思えた。うまく言えないけど、3年経って、その間にそれぞれが別の作品で活躍してるのを目の当たりにしてたし、僕自身も違う作品に出ていたけど、でも自分の中にしっかりとこの空間、物語があって、同じ時間が流れていたんだということ――驚きに近いようなその感覚を自分の中で発見しました。そのとき、今回の現場での自分の役割も見つけることができた気がします。それは例えるなら謝恩会の幹事みたいなものかな(笑)?みんなを迎えるというか『西島くん、戻って来てくれてありがとう』『(松坂)桃李、成長したな!』『桐谷(美玲)さん、ようこそ』って(笑)」。白鳥圭輔という希代のキャラクターに関しても、仲村さんは6年越しに「掴んだ」「つながった」と感じた瞬間があったという。「最初のシリーズで白鳥が、亡くなった患者の遺族に土下座して『解剖させてください』と頼み込むシーンがありました。今回、白鳥を演じていて、彼がずっと同じ思いを抱き続けてたんだということに気づいたんです。家族を亡くした遺族の前で『家族を亡くしたのはあなただけじゃないです。真相を知るために解剖させてください』と頼み込み、医師に対しても『苦い思いを抱いてるのはあんただけじゃない』と言い、過去を背負った犯人にも『お前だけが被害者だと思うな』と言う。彼は『あんただけじゃない』って言い続けてきたんだなということに気づいて、最初の『バチスタ』の土下座のシーンを思い出しました。6年前のあの時、僕は込み上げてくるものがあって『でも白鳥はここで泣かないだろう』と思った。同時に『でも、土下座してでも真相を知ろうとする男ではあるよな』とも思ったんです。その気持ちが6年越しに繋がった気がしましたね」。最後にそれぞれ演じてきた田口、白鳥にひと言、声をかけるなら?と尋ねると、仲村さんは「これからも頑張って――本当にそれだけです。彼の根っこにあるのは役人としてやらなくてはという思いや、この国を少しでもよくしようという思い。これからもその調子で頑張ってほしい」と静かに微笑む。伊藤さんは?「田口先生は僕なんかが何かアドバイスしたりできる人間じゃないんです。だからこれからも患者のために頑張ってということ。まあ、彼が行くとこは必ず事件が起こるので『次は何も起こらないことを祈ってます』と(笑)」。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像 2014年3月29日より全国東宝系にて公開(C) 2014 「チーム・バチスタFINALケルベロスの肖像」製作委員会
2014年03月28日