妊娠・出産・育児に関する情報を発信する「ベビーカレンダー」では、Youtube公式アカウントにて「ふにゃふにゃベビー動画」を続々と公開中です!また、ベビーカレンダーでは「ふにゃふにゃベビー動画」に出演する、赤ちゃん動画を大募集! モデルデビューも夢じゃない! ぜひチェックしてみてくださいね。 癒し満点!赤ちゃんの笑顔が詰まった「ふにゃふにゃベビー動画」 赤ちゃん動画を応募してモデルデビューしよう♪ベビーカレンダーでは、公式YouTubeチャンネルにて公開中の「ふにゃふにゃベビー動画」に出演する、赤ちゃん動画を大募集中です。「赤ちゃんのかわいい時期を記念に残したい」「うちの子かわいい!」というママ、パパの皆さん、ぜひお子さまの動画を送ってください! たくさんのご応募お待ちしております! 【ご応募いただきたい動画】赤ちゃんの日常の様子でかわいいと思われた瞬間を、動画に収めてご応募ください。例:うれしそうに笑っている、何かを訴えて泣いている、抱っこされて安心している、一生懸命ミルクを飲んでいる、気持ちよさそうに寝ているなど【赤ちゃんの対象月齢】※撮影時の月齢生後0カ月~2カ月※その他の詳しい応募概要は、下記応募フォームからご確認ください。 ▼動画の応募フォームはこちら!▼<ベビーカレンダー編集長 二階堂美和>ベビーカレンダーは「赤ちゃんの笑顔でいっぱいに」をミッションに、世の中をラクに便利にしていきたいと思い活動をしています。その中で「赤ちゃんってかわいい」「赤ちゃんがいる生活もいいな」と思ってもらえるような情報を発信しています。その一環としてベビーカレンダーの想い、スローガンを伝えるために、赤ちゃんのかわいらしさや命の素晴らしさを集めてギュッと閉じ込めた「ふにゃふにゃベビー動画」を配信中です。赤ちゃんがもたらす幸せを日本中の皆さんに伝えていきたいと思っています。ぜひ、皆さんもご覧になっていただき幸せを感じていただけたら、そして多くの方に広めていただけましたら幸いです。ベビーカレンダー公式YouTubeでは、他にもママの出産動画なども公開中。感動する出産動画をぜひご覧ください。
2022年09月06日8月5日(金)、ベビーカレンダーは公式YouTubeチャンネルにて、ベビーカレンダーふにゃふにゃベビー動画を公開しました。幸せが詰まった動画をぜひご覧ください。また、ベビーカレンダーでは順次公開予定のふにゃふにゃベビー動画に出演する、赤ちゃん動画を大募集! ぜひチェックしてみてくださいね。 【初公開】ベビーカレンダー ふにゃふにゃベビー動画をお披露目! <ベビーカレンダー編集長 二階堂美和>ベビーカレンダーは「赤ちゃんの笑顔でいっぱいに」をミッションに、世の中をラクに便利にしていきたいと思い活動をしています。その中で「赤ちゃんってかわいい」「赤ちゃんがいる生活もいいな」と思ってもらえるような情報を発信しています。この度、その一環としてベビーカレンダーの想い、スローガンを伝えるために、赤ちゃんのかわいらしさや命の素晴らしさを集めてギュッと閉じ込めた「ふにゃふにゃベビー動画」を配信しました。赤ちゃんがもたらす幸せを日本中の皆さんに伝えていきたいと思っています。ぜひ、皆さんもご覧になっていただき幸せを感じていただけたら、そして多くの方に広めていただけましたら幸いです。また、みなさんのお子さんの幸せな瞬間を切り取った動画も募集しています。こちらもぜひご応募ください。赤ちゃんのかわいい瞬間をおさめた動画を大募集! ベビーカレンダーでは、公式YouTubeチャンネルにて公開中の「ふにゃふにゃベビー動画」に出演する、赤ちゃん動画を大募集中です。「赤ちゃんのかわいい時期を記念に残したい」「うちの子かわいい!」というママ、パパの皆さん、ぜひお子さまの動画を送ってください! たくさんのご応募お待ちしております! 【ご応募いただきたい動画】赤ちゃんの日常の様子でかわいいと思われた瞬間を、動画に収めてご応募ください。例:うれしそうに笑っている、何かを訴えて泣いている、抱っこされて安心している、一生懸命ミルクを飲んでいる、気持ちよさそうに寝ているなど【赤ちゃんの対象月齢】※撮影時の月齢生後0カ月~2カ月※その他の詳しい応募概要は、下記応募フォームからご確認ください。 ▼動画の応募フォームはこちら!▼ベビーカレンダー公式YouTubeでは、他にもママの出産動画なども公開中。感動する出産動画をぜひご覧ください。
2022年08月05日サカイクに届く「うちの子は運動が苦手で、動きが鈍いように見えるんです......」という悩み。運動が苦手な子は、何から始めれば良いのでしょうか?いわきスポーツクラブのアカデミー、ドームアスリートハウスアスレティックアカデミー(以降DAHAA)のアドバイザーを務め、選手育成に長年携わる小俣よしのぶさんに聞く、運動能力向上のポイント。後編では、運動の基礎となる身体機能である姿勢維持と重心コントロール機能、運動が上手になるための能力である自己観察能力、運動好きを育てるために必要な「運動有能感」の重要性と大切さについて伺いました。(取材・文:鈴木智之写真:)裸足なのもポイント。DAHAAではあらゆるスポーツの基礎となる体力運動能力向上を図る長期育成プログラムを通してスポーツ万能キッズの育成を行っています<<前編:「うちの子運動神経が悪くて」と悩む親必見!「サッカー以前」に必要な運動スキルとは■猫背はイライラ、エネルギー不足の原因に小俣さんは運動が上手になる前提として「まずは姿勢ですね。猫背などが運動に必要な身体機能の低下を引き起こしたり、あるいはその現れと見ることができます。姿勢は運動が上手になるためには必要なんです。ここから改善する必要があると思います。」とアドバイスを送ります。「いまの子どもたちは携帯ゲームやスマートフォンなどの利用時間が多く、その間は長時間にわたり下を向いていることが多いです。このような姿勢が猫背につながると言われています。猫背は身体機能低下やケガ障害につながるとも考えられていますから猫背である場合は、改善が必要だと思います。まずは背筋を伸ばして骨盤を立てるイメージを作ること。これが運動の基本姿勢になります」人間は地球上で生活する限り重力の影響を受けています。立ったり、座っている、歩いたり、飛び跳ねたりする時にも身体を支える、言い換えると重力に抵抗しながら姿勢を維持しなければなりません。その姿勢を支える筋肉群(抗重力筋群)があるのですが、猫背などによってそれらの筋力や柔軟性が低下します。それによって身体を支えられなくなる、重心のコントロールが苦手になるということが現代の子どもに起きているそうです。「筋肉の中には姿勢を支えたり、重心をコントロールするために必要な身体の状態を感知するセンサーが入っています。運動不足などによる姿勢を支える筋群などの低下はこれらのセンサー機能の低下にもつながります。重力に抗って姿勢を維持できなくなってくると、それが猫背となって現れます。長時間、猫背でいると身体にさまざまな弊害が起こります。例えば、猫背になると前かがみ姿勢になるので胸が圧迫されます。これは言い換えると肺も圧迫されることになり、肺をしっかりと膨らませることが難しい姿勢です。酸素を体内に取り込む器官が肺で、それが圧迫されると呼吸が浅くなります。その結果、酸欠になったりしてイライラしたり、疲れやすくなるとも言われています。さらに人間は酸素を利用して活動のエネルギーを作ります。酸素を取り込む量が少なくなったり、その器官がうまく働かないと運動スポーツに必要なエネルギーも不足してしまいます。」また、腹圧を高めて踏ん張ることができないため、ボールを蹴るときやヘディングなどでジャンプ、あるいはコンタクトするときに力の発揮が弱くなるそうです。「良い姿勢を作ったり、維持することは、運動を行う上でとても大切です。いわきFCでは食事中の姿勢なども注意するようにしています。またDAHAAでは裸足で運動を行い姿勢維持機能の強化を図っています」■運動能力を高める3つのポイント、平衡、リズム、定位とは?姿勢維持が前提要件として整った上で、あるいはそれを改善するために様々な運動をすること。それが結果として、サッカーのパフォーマンス向上につながります。運動能力を高めるための3つのキーワードが「平衡」「リズム」「定位」です。平均台を渡る子どもたち。運動ではバランスが崩れながらもコントロールできることが大事まずは「平衡」とはどういう事を指すのかと伺うと、こんな回答をいただきました。「平衡(へいこう)」というのは、バランスと言えますが、バランスを安定させるだけはなく、バランスを崩したり、崩れたバランスを立て直したり、目まぐるしく変化する運動の中で姿勢を維持するなど、どのような体勢であっても姿勢と重心をコントロールする能力です。これはすべての運動の基礎となります。」と教えてくれました。さらに「器械体操のウルトラH難度やフィギュアスケートの4回転ジャンプ、サッカーのオーバヘッドキックやGKのダイビングキャッチなどは、この姿勢と重心コントロールが適切であるから成せる技なんです。バランスを鍛えるエクササイズというとバランスボードなどの不安定な物の上に乗ってバランスを崩さないようにするエクササイズや、身体の安定性をねらって体幹トレーニングなどをします。これらのエクササイズは、静止状態でのバランスの安定性を作るものであって運動やスポーツに必要なバランスとは異なります。本来、バランスは崩れないと運動できません。走ったり、跳んだり、投げたり、蹴ったりなどの運動はバランスの安定と不安定が目まぐるしく変化する中で行われるのです。したがってバランスを安定させるエクササイズや体幹を強化するだけではなく、バランスが崩れながらもコントロールできる能力が必要なのです」続いては「リズム」について。小俣さんは「運動が上手、運動の勘が優れた選手の特徴として、運動の変化の中における力を入れたり抜いたりする能力に優れています。熟達者のスキルなどが流れるような、あるいは力感を感じられないのはスキルの流れの中で適切に力の出し入れ、それに伴う動きの速度の抑揚とメリハリがスムーズであるからです。サッカーのドリブルで相手を抜くときは、動きの経過と力発揮の強弱が動きの速度の抑揚を生み出し、この動きがリズミカルに見えるので、メッシやネイマールのドリブルの中にリズムを感じ取るのです。力発揮の強弱がぎこちない、あるいはバラバラだと、スムーズに動くことができません。幼児の運動、例えば走ったり、投げたりなどの複雑な運動を見るとロボットのような動きをすることがありますが、あれは動きの中での力発揮の強弱ができていないために、あのようなぎこちない動きなるのです。リズムと言っても、これは音楽のリズムとは異なるものです。例えばダンスをやったところで養成できる能力ではありません。音楽のリズムは『二拍子』や『三拍子』などのビートという単位で構成され、アクセントを持つ音の強弱が連続するものです。音が基本となります。運動のリズムは身体の動きの中に現れる力の強弱と速度の緩急によるものですから、運動と音楽のリズムは根本的に異なります。最近では音楽に合わせてステップワークを行うエクササイズを見かけますが、あれが上達しても運動スポーツの上手さにはつながりません」最後に「定位」ですが、自分と自分の周辺の状況や状況の変化を把握する能力で、例えば自分がグラウンドのどのあたりいるのか、ボールと自分、相手との位置関係はどうかといったことを感覚的に捉えて運動や姿勢を変化させる能力のことを言うのだそうです。小俣さんはサッカーのスキルで例を示して「ドリブルでディフェンダーの間を突破する際に、この定位能力が必要となります。自分をカバーしているディフェンダーとの距離感(間合い)やディフェンダーの動きの変化、それに対して、どちらに切り返してカバーを外すのかを判断して自分の運動(ドリブル)とそれに伴う姿勢や体勢を適切に変化させます。あるいは相手ゴールを背にしてパスを受け、反転してゴールに向かってシュートを蹴る場合、自分とゴール、カバーしているディフェンダーとの位置関係を瞬発に判断してカバーのいない方向に反転します。その際にトラップから反転しながらキックへの運動の変化があり、それに伴い姿勢と重心が変化し、振り返ってゴールまでの距離を瞬時に読み取りながらシュートを打つために適切な力発揮度合いの変化が生じます。このような振り向きざまのシュートにも定位能力が関わっています」「これらの能力が整っていない、あるいは統合されていない、未発達であったりすることが、運動ができない=運動神経が悪いとみなされているのだと思います。これら3つの能力は、運動の基礎をなす要素ですから、これらの発達度合いや養成は非常に重要だと思います。その中でも特に平衡は運動のすべての根幹となります。姿勢の維持と重心のコントロールが適切でないとリズムや定位にも狂いが生じます。これらの能力を鍛えるには、前編で紹介した36の運動にある『姿勢の変化や安定性を伴う運動』と『重心の移動を伴う運動』が効果的であると言われています。サッカーがうまくなるためにドリブルやリフティングなどの練習だけをするのではなく、体育でやっているような器械体操、マット運動、鉄棒、さらに遊びの中に含まれるさまざまな運動など、一見サッカーと関連しない、あるいはサッカーから離れた運動が大事なのです。サッカーがうまくなりたいからといってサッカーばかりしすぎると、特定の能力は鍛えられますが、体力や運動能力が偏ったり、身体形態の健全な発育を阻害したり、それらがロコモティブシンドロームやケガ障害の要因になったりします。サッカーの基礎はスポーツ万能、言い換えると高い基礎体力運動能力です」■自己観察能力は、自分で体験しないと身に付かない小俣さんはスポーツが上達する上で欠かせないのは「運動の最中に、自分の身体や運動を常に感じ取る、自分自身を観察する能力」だと言います。動物の動きをする子どもたち。自分の身体をどう動かせばいいのか常に意識する能力は、子どもが体験の中で身につけていくしかない「このような行為を内省や自己観察と言うのですが、自分の体はどうなっているのか、どう動いたのか、どこに力が入ってるのか。そして、どうやったらうまく出来たのかということを常に意識したり感じ取る能力です。これは動画などの映像を使って自分の運動を見ることとは違います。動画もスキル習得にとって適切な方法ではありますが、そもそもこの自己観察能力がない、あるいは低い選手や、特に競技経験の浅い子どもには適していない指導です。自分の身体と運動の感覚が備わっていない選手に動画を見せて動きを指示したり、イメージを伝えても、それらを理解して指示やイメージ通りの運動に変えることは非常に難しいです。自己観察能力が備わるとスキル習得や運動学習の効率も高くなると言われています。こればかりは、大人が教えるものではなく、子どもが運動体験する中で身につけていくものです」「遊びやスポーツ活動の中で、自分の身体と運動に向き合い自己観察を行いながら感覚を研ぎ澄まし習得するものです。しばしば選手たちに、例えば、練習中にシュートを打った後などに、直ちに蹴った時の感覚を振り返れと言います。チームメートとおしゃべりしたり、ほかのことを考えていると感覚を忘れてしまいます。自己観察は感覚を通して行うものですから運動の最中や直後の感覚の振り返りが重要なのです。また指導者が1プレーごとに細かく指導したり、動きを指摘することも感覚を失わせる行為です。指導者は、選手の動きに変化が見られた時などに『今、どんな感じだった?』とか『今の動きと、さっきまでの動きは、どのように変わった?』などの質問をして選手が自己観察するきっかけを作ることが自己観察能力の養成には肝要です。ブリース・リーの有名なセリフに『Don’t think!Feel!』というのがありますが、正にあれです」「人間は本来、走ったり、投げたり、蹴るなどの複雑な運動を行う能力を持っています。運動ができない子、苦手な子は体験機会がないことが原因のひとつで、運動機会を与えるうちにできるようになるんです」そのときは、なるべく大人がやり方を教えず、自分でチャレンジすることで、自然と身につけていくと言います。「例えば、ボール投げ運動であれば、ボール投げが上手、あるいはフォームが整っている場合は野球のピッチャーの投げ方を指導することも可能で、その際には大人が介入して教えることはできると思います。しかし、元々ボール投げが苦手、あるいはその運動体験や運動感覚が乏しい子どもに高度な体力運動能力が要求されるボール投げ運を教えるのは難しいです。投げる運動が苦手な子どもには投げ方を教えるのではなく、先ずボール投げの楽しさに気づかせて、その後は自分の好きなように投げさせてみることが大事です。投げる運動を繰り返す中で投運動に必要な体力運動能力が鍛えられ、かつ運動の感覚が養われていきます。投運動の基本が備わってきたら、高度な投げ方を指導するというように段階的に取り組むほうが合理的です。これはサッカーのスキル習得も同じです」もともと運動体験が乏しいのに専門的な指導をしてもつまらないのでやる気も出ないし上達しません。まずは「楽しさ」に気づかせてあげましょうスポーツ教室などに行くと、子どもたちが取り組む姿を、近くで保護者が見守っています。微笑ましい光景ですが、小俣さんはその際「できたことを褒めるだけでなく、認めることがポイント」と言います。「子どもは何かの運動に取り組んで、上手にできると保護者の方をチラっと見ます。『いまできたよね、すごいでしょ』という感じで。これは、認めてもらいたいという要求があって、それを認めてもらうと自信ややる気につながります。運動を通して自信や動機が高まることを『運動有能感』と言います。自分はうまくできたんだ、やればできるんだ!という気持ちは心身の健全な成長にとって欠かせません。特に子どもは、運動を通してこれらの能力を身につけやすいと言われています。運動が、子どもの自信や性格を作るんです」■子どもを伸ばす褒め方のコツ登ったり、跳んだり、様々な遊びを通して運動能力を高めていくのです。そして、自信を持つことで積極的にチャレンジするようになりますそして保護者に向けて、次のようにアドバイスを送ります。「子どもの頃は自分に自信を持つことが大切で、この頃に形成された精神構造などは、それ以降の自身のあり方に影響するということも聞きます。うまくできたときに、子どもが『見て!見て!』と言うのは、自分の有能感を示して褒めてもらいたいからなんです。有能感が芽生えると、次はこういうことをやってみようという、チャレンジする気持ちが沸き上がってきます。それが積極性を生み、苦手な運動にも積極的に取り組むようになり、結果として体力運動能力の向上につながるのです」子どもを褒めるときにも、コツがあるようです。それは「他の子と比べずに、できたことを見つけて褒めること」です。「ただし褒めすぎると、子どもは褒められることが目的になり、褒められないと刺激になりません。つまらなく感じてしまいます。だからこそ、認めることが大事で、『いま、できたね。どうやったらできたの、ママに教えて?次はこれをやってみれば』というふうに持っていってください。それが、運動が好きになり、上達するためのひとつの方法です」いかがでしょうか。運動神経云々ではなく、運動機会が子どもたちの体力運動能力の向上につながるのです。前編でもお伝えした36の基本運動は、親子で海や山、川などの自然体験をしたりアスレチック体験など一緒に楽しみながらできるものです。遠出しなくてもご家族で近場の自然でアクティビティを楽しんだり、公園などで一緒に運動体験をしてみてはどうでしょうか。そして楽しみながら「褒めるポイント」を実践して、お子さんのチャレンジする力を引き出してあげましょう。<<前編:「うちの子運動神経が悪くて」と悩む親必見!「サッカー以前」に必要な運動スキルとはドームアスリートハウスアスレティックアカデミーとはアンダーアーマー日本総代理店である(株)ドームのトップアスリート専用のパフォーマンス開発機関「ドームアスリートハウス」が運営するスポーツ万能キッズを養成するアカデミー。その特徴は、①あらゆるスポーツや運動の基礎となる体力運動能力からパフォーマンスアップのための専門的フィジカルを鍛えるプログラム、②日本最高レベルのトレーニング施設、③トップアスリートを指導するパフォーマンスコーチによる専門性の高い指導。育成年代のスポーツや運動についてのご相談やお問い合わせは下記までDAHアスレティックアカデミー>>小俣よしのぶ(おまた・よしのぶ)いわきスポーツクラブ(いわきFC)アカデミーアドバイザードームアスリートハウスアスレティックアカデミーアドバイザーWaisportsジャパン(筑波大学発ベンチャー企業)研究員石原塾アドバイザー筑波大学大学院修了体育学修士育成システム、競技スポーツの一般トレーニング学の研究を専門とし、その知見を活かしJリーグ、競技団体、プロ野球、自治体などの指導者研修や講演活動を行っている。
2020年01月29日「うちの子は運動神経が悪くて......」「他の子と比べて、動きが鈍いのよね......」。そんな感想を持つ保護者の方から、サカイクに相談のメールがよく届きます。そこで今回は、子どもや成長期のスポーツ選手たちの育成について多くの知見を持つ、いわきスポーツクラブアカデミーアドバイザー、ドームアスリートハウスアスレティックアカデミー(以降DAHAA)アドバイザーの小俣よしのぶ氏に話を聞きました。(取材・文:鈴木智之写真:新井賢一)DAHAAではあらゆるスポーツの基礎となる体力運動能力向上を図る長期育成プログラムを通してスポーツ万能キッズの育成を行っています■サッカーをするための基礎的な運動体験が大事スポーツの現場でよく使われる、運動神経が良い、悪いという表現。耳慣れた言葉ですが、小俣さんは「そもそも、運動神経に良いも悪いもありません」と穏やかな笑みを浮かべて言います。「運動は神経を介して筋肉、骨、関節などの運動器が脳と繋がって行うものなので、神経が良い、悪いというものではないんです。人間の基本構造に優劣はありません。」では、運動ができる子と苦手な子の違いはなんでしょうか?小俣さんは「一番の大きな違いは、運動体験です。運動の得意な子どもは遊びなどの運動を通して、運動に必要な体力と運動能力を身につけています」と教えてくれました。しかし、近年、子どもが外で遊ぶ機会や場所が減り、遊びを通した運動体験を得ることが難しくなっています。代わって、身体活動による遊びではなく、スマートフォンやTVゲームなど運動量の少ない静的な活動時間が多くなっていると言われています。昨年12月、スポーツ庁より平成31年(令和元年)の体力運動能力調査の結果が発表されましたが、それによるとスマホやゲーム機、パソコンの利用増加が体力運動能力低下要因の一つではないかと報告されています。「子どもたちをサッカースクールに入れると、サッカーも運動もできるようになると考える保護者の方もいると思いますが、そもそもいまの子どもたちはサッカーをするための基礎的な運動体験から得られる体力運動能力が低いため、サッカーのスキル習得を中心とした練習や運動をしても、サッカーの難しいスキルをなかなかうまくできないし、体力運動能力も向上しないんですね。その様子を見て、うちの子は運動神経が悪くて...と思う人が多いのではないでしょうか」そのような現状を踏まえて小俣さんがアドバイザーをしている、いわきスポーツクラブが運営する『いわきFC』の中高校生はボールを使ったサッカーの練習と並行して、基礎的な運動体験による体力運動能力の向上を図るトレーニングを行っており、サッカーのスキル練習よりも重要視しているそうです。さらにDAHAAでは、あらゆるスポーツの基礎となる体力運動能力向上を図る長期育成プログラムを通してスポーツ万能キッズの育成を行っています。■じっと立っていることすらできない子が増えている小俣さんによると、現代の子どもたちには、運動スポーツ活動や日常生活に影響を与える大きな3つの問題があるそうです。1つがエネルギー系体力不足、2つ目が子どもロコモティブシンドローム、3つ目がそれらに伴う運動に必要な身体機能の低下や未発達です。小俣さんは、それぞれどのようなことなのかを説明してくれました。「まず、エネルギー系体力とは、大きな力を発揮したり、力の発揮を維持する能力です。体力テストでは握力や立ち幅跳び、持久走などがそれらにあたります。エネルギー系体力不足とは筋力の不足とも言い換えられ、その現象が例えば、すぐに疲れたと言って運動を止めてしまったり、体がフニャフニャしていて運動に力強さを感じられない、あるいはサッカーに多く見られますが腕立て伏せなどの筋力発揮運動をしっかりとできない、ロングパスを蹴ることができない、ジャンプしてのヘディングが苦手というものです。エネルギー系体力不足による運動への影響は、身体活動の基礎となる姿勢維持にも及びます。これは言い換えると立っているときに身体を支える力が弱いんです。人間は重力の影響を受けているので、身体に力を入れないと倒れてしまいます。サッカーの基本である走る運動も身体を支える力が必要です。走運動は、片足ジャンプを交互に連続する運動で、50m走なら50mにわたって交互連続ジャンプをすることと言い換えられ、この間ずっと姿勢を維持し続けなければなりません。そう考えると一見単純に見える走る運動でも、かなりの体力が必要であることを理解できると思います。走るフォームを直してほしいという要望をよく聞きますが、走る運動は総合的な体力運動で、子どもにとっては高負荷の運動なんです。さらに昨今は学校体育のゆとり化の影響、外遊びから得られる運動体験による体力運動能力向上が見込めないため、運動の基本である姿勢さえも維持できない子どもが増えています」。続いては「子どもロコモティブシンドローム」です。以前、サカイクでも取り上げましたが、ロコモティブシンドロームとは、骨、筋肉、関節、靭帯などで構成されている運動器に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった日常生活を送るために欠かせない機能が低下している状態のことを言います。片足ジャンプをする子どもたち。一見単純に見える「走る」運動は、総合的な体力運動なのです小俣さんは「ロコモティブシンドロームは、本来高齢者の疾患として認知されていましたが現在では子どもにも蔓延している疾患なんです」と注意をうながします。ある報告によると中学生の約1割が目を開けて片足立ちを5秒以上できない、約4割は前屈して指先を地面につけることができない生徒がいたりするのだそうです。さらにはロコモティブシンドロームはスポーツを専門的に行っていても起こるそうです。そのような観点から幼少期から競技に専門特化することは危険なのです。3つ目が「運動に必要な、身体機能の低下や未発達」です。「いまの子どもたちは遊びの中で運動をする機会が少ないこともあり、運動が苦手な子が多く、運動をしたがりません。その結果、運動に必要な機能が低下するという悪循環に陥っているケースも少なくありません」小俣さんはいわきFCアカデミーやDAHAAのほかに、若年層向けフィジカルトレーニングの指導をしていますが、そこでは運動に必要な「運動動作スキル」の習得に役立つ、基礎運動をメインに取り組んでいるそうです。「運動をするためには筋力や持久力、スピードなどの体の力、いわゆる『体力』と、身長や体重、体型や体格などの『身体形態』が密接に関わってきます。これら体力と身体形態を総合したものが『フィジカル』となります。そして、このフィジカルをまとめて、難しい運動やスポーツを行う、あるいはスポーツの難しいスキルを習得したりする力を『運動能力』と定義されています。運動能力は、言い換えると『コオーディネーションや巧みさ』でもあり、走る、投げる、跳ぶ、蹴るといった運動を器用に行う能力です。この体力と運動能力を一体化させることで運動動作スキルが向上しますから、これらを総合的に養成することが大事になります。さらに、こう続けます。「体力と運動能力は、異なる要素です。よって保護者の方は、お子さんが運動が苦手なように見えたら、体力が低いのか、あるいは運動能力が低いのかという視点で見るといいと思います。例えば、体力や身体形態が同年代の子どもと比べても大きいほうであるが、速く走ることが苦手だったり器用さに欠ける場合は、体力は高いが運動能力が低いと判断できます。逆に身体は小さくて力も弱いが、すばしっこかったり器用だったりする場合は、体力は低いが運動能力は高いと見ることができます。」■家庭でできる身体機能を整える運動そう言って、運動が苦手なお子さんの運動機能を向上させるために、家庭でもできる「身体機能を整える運動」を教えてくれました。36の基本運動(出展:『あんふぁん』 フジサンケイ新聞社 2008年10月号より)36の基本運動で、次のような運動があります。【姿勢の変化や安定性を伴う運動】立つ/両手を相手と組む/乗る/逆立ち/渡る/起きる/ぶら下がる/浮く/回る【重心の移動を伴う運動】走る/登る/歩く/跳ねる/泳ぐ/垂直に跳ぶ/くぐる/滑る/這う【人や物を操作する運動】持つ/支える/運ぶ/押す/当てる/操る/蹴る/押さえる/捕る/振る/漕ぐ/渡す/投げる/倒す/引く/打つ/つかむ/積む※36の基本運動についてはNHKエデュケーショナルの「遊育(あそいく)」ページなどでもご確認いただけます上記の運動をどのように取り入れているかを伺うと、いわきFCやDAHAAで実践していることを明かしてくれました。「これらのアカデミーでは、姿勢の変化や安定性を伴う運動と、重心の移動を伴う運動が整ってきたら、人や物(ボールなど)を操作する運動へと移っていきます。サッカーをするためには、姿勢と重心のコントロールを無意識に行いながら、ボールなどを巧みに操作する能力が必要です。姿勢や重心のコントロールができずに、フラフラした状態でボールを扱っても上手くいきませんよね。運動経験の少ない現代の子どもたちにとっては、基礎的な運動ができるようになってから、サッカーなどの専門種目に取り組むのが良いと思います。算数の難しい問題、例えば四則計算や文章問題なども九九を暗記しているという基礎があるから解けます。運動スポーツも一緒で基礎体力運動能力が整っているから上手くなったり、楽しくなります。36の基礎運動を遊びを通して体験することで体力運動能力を向上させ、それがサッカーなどのスポーツに活かされるのです。現在、サッカー界で流行している例えば体幹トレーニング、ファンクショナルやムーブメントトレーニングは、そもそも基礎体力運動能力が備わっている大人がやるものです。運動体験が未熟だったり体力運動能力が低い子どもがやっても、ねらった通りの効果を得ることは難しいと思います。」次回は、サッカーがうまくなるために必要な姿勢と、子どもが運動が好きになるにはどうしたら良いかについて紹介します。ドームアスリートハウスアスレティックアカデミーとはアンダーアーマー日本総代理店である(株)ドームのトップアスリート専用のパフォーマンス開発機関「ドームアスリートハウス」が運営するスポーツ万能キッズを養成するアカデミー。その特徴は、①あらゆるスポーツや運動の基礎となる体力運動能力からパフォーマンスアップのための専門的フィジカルを鍛えるプログラム、②日本最高レベルのトレーニング施設、③トップアスリートを指導するパフォーマンスコーチによる専門性の高い指導。育成年代のスポーツや運動についてのご相談やお問い合わせは下記までDAHアスレティックアカデミー>>小俣よしのぶ(おまた・よしのぶ)いわきスポーツクラブ(いわきFC)アカデミーアドバイザードームアスリートハウスアスレティックアカデミーアドバイザーWaisportsジャパン(筑波大学発ベンチャー企業)研究員石原塾アドバイザー筑波大学大学院修了体育学修士育成システム、競技スポーツの一般トレーニング学の研究を専門とし、その知見を活かしJリーグ、競技団体、プロ野球、自治体などの指導者研修や講演活動を行っている。
2020年01月21日プリン体といえば、摂り過ぎると痛風をもたらすというイメージがあります。しかし、プリン体は、わたしたちのカラダのなかで作られる成分でもあり、食品にだけ含まれるというものではありません。プリン体とはどんなものなのかを知り、上手にコントロールしましょう。プリン体とは?遺伝情報をつかさどる核酸からできるのがプリン体。生命活動が続く限り体内で作られるプリン体は、あらゆる生物の体内に存在するため、ほとんどの食品に含まれています。プリン体は、最終的には尿酸となって排泄されますが、調整のバランスが崩れてしまうと、尿酸過剰となって高尿酸血症・痛風の原因となります。プリン体のできる仕組み3パターン1.新陳代謝によって生成細胞の新陳代謝で古い核酸が分解されるとプリン体ができます。2.体内でエネルギーを作り出すときに生成体内にはエネルギーの貯蔵や利用に関わるATPという分子が存在します。ATPは、息が切れるほど激しい運動をすると消費され、プリン体を経て尿酸へと変わってしまいます。3.食べ物から摂取プリン体は主に細胞の核酸に存在します。そして、肉・魚・野菜といった食品も、細胞からできているので、プリン体が含まれています。なかでも、プリン体が多いのは、レバー・あん肝・白子など、動物の内臓にあたる食品です。食事から摂ったプリン体の5~9割は、24時間内に体外に排出されるとされています。しかし、排出される量はほぼ一定であるため、摂り過ぎると体内にとどまりやすくなります。 プリン体ができるには、上記のように細胞内で生成されるルートと、食事から作られるルートがあります。生成されるプリン体量は、食事から作られるものより、細胞内で生成されるものの比率の方が多く、プリン体を含む食品を厳しくカットすれば痛風にならないというわけではありません。 (※2)(※3)(※4)(※5)プリン体が過剰にならないようにするポイント5つ1.適切な体重を維持する太り過ぎていて尿酸値が高い人は、減量することで尿酸値が正常に近づくことが分かっています。減量は、すでに痛風を発症している患者さんの治療の基本でもあります。2.バランスのよい食事をとる偏食を避け、年齢や活動量にあった適切なカロリーの食事を摂ることが大切です。プリン体の多い食べ物ばかり食べていたり、食事の量が多すぎたりすると、プリン体の摂取量が多くなってしまうためです。かといって、食事の量を減らして摂取カロリーを制限しすぎるのもよくありません。細胞がダメージを受け、核酸からプリン体が放出されてしまいます。また、体内から尿酸が排泄されにくくなって尿酸値が上昇してしまいます。(※3)3.プリン体の摂り過ぎを避けるプリン体はカラダの中にも存在しているので、完全にカットする必要はありません。ですが、プリン体を含む食品を食べ過ぎないようにするのがベターです。「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、1日のプリン体摂取量が400mgを超えないようにすべきであると示されています。例えば、レバーの焼き鳥3本ほどでプリン体は300mg近く摂取してしまうことになるので、カシコク食品を選ぶようにしたいものです。(※6)4.アルコールは控えめにするアルコール飲料は、それ自体にプリン体を多く含んでいなくとも、体内でのプリン体生成を促進し、尿酸の排泄を抑える作用があります。さらに、から揚げ・お刺身・焼き鳥などプリン体の多い動物性食品をおつまみにすることも多くなりがち。アルコールの作用で食欲が増し、肥満になる可能性もあります。お酒は、ほどほどを楽しむようにしましょう。5.水分を十分に摂るプリン体から作られる尿酸を体外に排出するためには、1日の尿量が2リットル以上になるようにすることが理想です。したがって、毎日2リットル以上の水分を摂るようにしましょう。このとき、お酒・清涼飲料水を水分の供給源とするのはNGです。水かお茶などを選んでくださいね。他にも、ウォーキングのような軽い運動をすること、精神的なストレスをうまく緩和することも大切です。(※7) プリン体は水に溶けやすい性質があり、鶏ガラスープや豚骨スープなどにも溶け込んでいます。ラーメンのスープなどは残すようにしましょう。塩分の摂り過ぎを防ぐのにも役立ちます。(※8) 【参考・参照】(※1)Minds(マインズ)ガイドラインセンター 高尿酸血症・痛風とは?〈〉(最終閲覧日 2017/02/20)(※2)e-ヘルスネット 高尿酸血症の食事〈〉(最終閲覧日 2017/02/20)(※3) 糖尿病ネットワーク 31. 痛風・高尿酸血症と糖尿病〈〉(最終閲覧日:2017/02/20)(※4)e-ヘルスネット アデノシン三リン酸/ATP〈〉(最終閲覧日:2017/02/20)(※5) 食品に含まれるプリン体について 帝京大学 金子希代子ほか〈〉(最終閲覧日:2017/02/20)(※6)高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第2版〈〉(最終閲覧日:2017/02/20)(※7)公益財団法人 痛風財団 痛風の原因と対策「日常注意するポイントは?」〈〉(最終閲覧日:2017/02/20)(※8)東京都病院経営本部 食事療法の進め方 高尿酸血症・痛風の食事〈〉(最終閲覧日:2017/02/20) 【執筆者】コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2019年04月08日よく「彼と体の相性が悪くてうまくいかなかった」という話を聞きます。なんとなく「気持ち良くなかったんだな…」というのは分かります。でも具体的にはどんな風に相性が悪かったのでしょうか。カップルにおいて、切っても切れないセックスという行為!こればかりは試してみないと、相性が良いかどうかなんてわかりませんよね。でも万が一「相性が悪い」と感じた時、どうすればよいのでしょうか。ここでは、「体の相性が悪い」と感じてしまう瞬間や、改善方法までご紹介します。体の相性が「悪い」と感じてしまう瞬間とは?体の相性が良いというのは主に、セックス自体が流れるようにスムーズで、挿入だけでなくひとつひとつの行為が最高に気持ち良いという場合です。それも独りよがりではなく、お互いがそう感じることが重要ですね。では相性が悪い場合はどうなのでしょうか。単純に経験不足なら、今後技術を高めていくことで改善できそうですが、どうにも改善できない相性の悪さもあるようです。身体的な相性の悪さや精神的なもの、考え方の違いなどをご紹介します。サイズが合わない性器のサイズが男女で合わずに、相性が悪いと感じることはよくあります。男性のほうが大きすぎたり小さすぎたり、彼女のほうが広めだったり狭めだったりする場合ですね。お互いに相手のせいにしがちですが、こればかりは体の問題なので改善は難しいと思われがちです。また身長の違いでセックスの相性の悪さを感じることもあります。どちらかの背が低すぎたり、高すぎる場合です。ほかに肌の触れ合いがしっくりこないという身体的相性もあります。セックスしたいタイミングにズレがある性欲の強さや、性欲がわくタイミングは人それぞれです。それでも二人のHしたいタイミングがあまりにも違えば、それは「相性の悪さ」につながってしまいます。一人が性欲が強くてセックス大好きなタイプ。ところがもう一人は、淡白でどちらかというとセックスが好きじゃない。こうなると、二人のタイミングを合わせるのはとても困難になります。セックスに対する考え方が違う恋愛や男女間においてセックスが中心で最も大切なものと考える人と、セックスはオマケみたいなもので重要なのは心のつながり、そう考える人もいますね。そもそもの考え方が真逆な2人が付き合うと、相手に合わせるのに我慢をしなければならないことも出てきます。考え方や価値観は、その人が長年培ってきたものなので、変えることはなかなかできません。体の相性が悪い一つの事例と言えますね。こういったことも付き合う前に確認するのは難しい事柄です。体の相性は改善できる?改善方法は体の相性が悪いというのはほとんどの場合、改善できるものなのです。相性が悪いという理由で彼氏と別れてしまのは勿体ないですし、逆に別れるのが怖くて、セックス中に気持ちが良いふりをするのも虚しいですよね。二人で努力して相性をよくしていく作業は、二人の仲もグッと縮めることになり、絆もより一層深まります。それでは体の相性の改善方法を見ていきましょう。パートナーと恥ずかしからずに本音トーク性器のサイズの違いを改善することは難しいですが、パートナーとの話し合いで体の相性を改善できる部分もあります。体位や角度を変えてみることで、サイズ違いを乗り越えてよりよい快感を得ることができたというカップルも珍しくありません。このままだと「あまり気持ちよくない」と正直にパートナーに話しましょう。きっといろいろ試してみてくれますよ!万が一、自分本位のセックスをするような相手なら、この先別のことでもうまくいかないことが出てきます。そんな彼氏とは本当に「相性が悪い」ということでお別れも視野に入れても良いでしょう。普段からセックスに対する考え方について雑談するセックスに対する考え方の違いを乗り越えるには、やはり話し合いが一番の近道です。あらたまって議論するのではなく、気軽な雑談でできればOKです。例えば「友達の話なんだけど、彼氏とHしてたら…」という話から始まって、「私はこう思う」という考えを伝えてみましょう。彼のほうもそれに対する考え方をきっと教えてくれるでしょう。そんな雑談からの話し合いで、「この人はこういう考えなんだな」ということがお互い分かっていきます。いきなりHの話題が出しにくければ、ラブシーンのある映画を二人で鑑賞して、その感想を言い合うのでも良いでしょう。まとめ性格も体の相性もばっちり!という彼氏に出会う事って難しいのではないでしょうか?性格を変えていくのはとても難しいです。でも体の相性はお互いを思いやる心や、愛する気持ちで改善できるものなんですね。むしろ最初から体の相性がばっちりのカップルよりも、多少、相性が悪い状態から徐々に努力で改善していったカップルのほうが、絆が強く長続きします。また、相性が悪いな?と思った時点で早めに本音トークしたほうが良いでしょう。時間が経てばたつほど「今までは我慢していたの?早く言って欲しかった」という結果になりがちです。written by さとうまい
2019年01月03日体幹とは? 「体幹」とは、簡単にいうと胴体の部分のこと。人の体は、大きく分けると、四肢(しし)と体幹に分けられます。四肢というのは両腕と両脚のことで、体幹はそれ以外の部分です。だから、実は、骨盤から上の胴体部分に加えて首や頭も、広い意味での「体幹」に含まれます。この広い意味での「体幹」の中でも、特に大切なのがお腹周り。骨盤と、肋骨の下にある横隔膜(おうかくまく)とで囲まれる部分を、まずはしっかりと鍛えることが、体幹トレーニングの基本になります。では、この部分を鍛えると、どのような“良いこと”があるのでしょうか? まずは、お腹がへこみます!これだけでもモチベーション十分かもしれませんが、さらに、以下のような“良いこと”もあるんです。 体幹トレーニングの良いところ ・お腹がへこむ・姿勢がよくなる・肩こり・腰痛がなくなる・カロリー消費が増える・太りにくい体質になる・安全で効果的な運動ができる・脚・二の腕を効果的に引き締められる・疲れにくい体になるなど、これだけいいこと尽くめなので、体幹トレーニングはもてはやされるわけなのです。いかがですか?さっそく取り組んでみたくなったのではないでしょうか。 体幹力テスト 体幹トレーニングを始める前に、まずは今のあなたの体幹力をチェックしてみましょう! 1.床に四つんばいの姿勢になります。このとき、手首を肩の真下、ひざを股関節の真下につき、尾てい骨から頭のてっぺんまでを一直線にします。2.非利き腕を前方に、その反対の脚を後方に、同時にまっすぐ伸ばして、3つ数えたら元に戻します。 3.続いて、利き腕を前方に、その反対の脚を後方に、同時にまっすぐ伸ばして、3つ数えたら元に戻します。 4.「2」~「3」を交互に3回ずつ繰り返します。 ■体幹力テスト結果 最初からふらつく:体幹力低め何回か繰り返すとふらつく:体幹力そこそこ何回やっても完璧!:体幹力ばっちりいかがでしょうか?体幹力低めの人は、まずは次で紹介する「プランク」からやってみましょう! 体幹力そこそこ~ばっちりの人は、「サイドプランク」もOKでしょう。さらには、最後にご紹介する中級レベルの体幹トレーニングにもチャレンジしていきましょう! 体幹を鍛える「プランク」 1.うつぶせになり、ひじを肩の真下につくようにします。2.腰を浮かせて、ひざ~腰~肩が一直線になるようにします。 3.おへそをへこませるように意識をしながら、一直線の姿勢を30秒キープします。※できる人は、ひざも浮かせてみましょう! ■サイドプランク 1.床に横向きに寝て、右ひじを肩の真下につくようにします。2.もも・腰を浮かせて、足首~頭まで体の中心線が一直線になるようにします。 3.おへそをへこませるように、より強く意識をしながら、一直線の姿勢を15秒キープします。4.天井に向かって左手をまっすぐ伸ばし、ゆっくりと円を描くように回しながら、同じ姿勢を15秒キープします。 5.反対側も同じように行います。※できる人は、かなりキツイですが足も回してみましょう! 中級レベルの体幹トレーニング それでは、しっかりとした体幹力を身に付けるエクササイズを解説していきます。まず初めに、今回紹介するエクササイズは、中級レベルのエクササイズです。体幹力の足りない人がいきなりやると、体を痛めてしまう恐れもあるので要注意!先ほど触れた「プランク」がきちんとできるようになってから、以下のエクササイズに取り組むようにしてください。 ■ペタンコお腹をゲットするエクササイズ~シザーズ 1.床に仰向けに寝て、両ひざを立てます。このとき、腰の下に手のひらがちょうど入るくらいの隙間ができているか確認します。2.息を吐きながらゆっくりと片脚ずつ浮かせ、伸ばした両脚を45度持ち上げた状態で20秒キープします(キープ中は普通の呼吸を続けます)。 3.「1」の姿勢に戻って、30秒休憩します。4.再び両脚を45度持ち上げたら、今度は両脚を大きく開閉する動きを10~20回繰り返します。 ※エクササイズ中は、「1」の隙間を維持します。つらくなってきて、腰が浮いてしまったらそこで終了します。 ■姿勢美人になるエクササイズ~Yスーパーマン 1.床にうつぶせになり、両手をそれぞれ45度の方向へ開きます(体全体でYの字になるように)。 2.息を吐きながら、左右の肩甲骨をYの字の合流地点に引き寄せるようにして、上体を持ち上げます(脚は自然に浮いてOKです)。 3.3つ数えたら元に戻します。10~20回繰り返します。※エクササイズ中は、あごを軽く引いた状態をキープします。さあ、いかがでしたか?今回ご紹介したワンランク上の体幹トレーニングで、さらなる美ボディを目指していきましょう! wellfyより
2018年09月28日恋愛経験をある程度積んだ同世代の男性は、女性を上手に騙すテクニックを身につけています。甘い言葉で誘われてその気になってホテルに行ったらそれっきり連絡が無い。そんなツラい経験をした女性も結構多いのではないでしょうか。20代そこそこの女性なら騙されるのも経験とプラスに取る事ができるかもしれませんが、30代の女性には泣きをみて苦しんでいる時間なんて無いはずです。体だけを目的にする「お体頂戴男」を見抜いて上手に恋愛を進めていくコツをアドバイスします。1. 体だけを目的にした「お体頂戴男」の5つの特徴 (1) ルックスが良い当然ですが、ルックスが良い男性は警戒するのが正解です。見た目だけで女性に言い寄られる事が多いので、本命がいても遊ぶ女性には困らないなんて人も結構います。ルックス良い男性がそれほど接点がないのに誘ってくる時は注意して!とりあえず誘っておけば引っかかるかもなんて軽い気持ちでいるのかも。相手を深く鋭く観察する洞察力が必要でしょう。 (2) お付き合いの期間が短い誘われた男性に対して「あやしいな」と疑いを持ったら、その男性に今までのお付き合いの期間を聞いてみましょう。そこでお付き合いが半年以内ばかりという男性はやめておくのが正解。そういう男性は、色々な女性と付き合いたいという考えなのかも。たとえ真面目にお付き合いを考えていたとしても、付き合った後に付き合い方の考えの違いや女性問題などから長続きしない可能性は高いです。どちらにしても避けるほうが身のためです。 (3) 肝心な言葉を言わない体だけを目的にしている男性は、決して「好き」とか「付き合って」という言葉を口にしません。その場の雰囲気でも下手に言ったら自分の言葉で首を絞めかねないと分かっているからです。あなたを誘う時も「かわいい」と見た目だけを褒めたり、「大切に思っている」「そばに居て欲しい」という曖昧な言葉で攻め込んできます。 (4) 突然デートに誘うただ体だけが欲しい男性というのは相手の予定はお構いなしでデートに誘ってきます。なぜだと思いますか?それは男性の性欲が盛り上がった時に誘うからです。「Hしたいな」と思った瞬間にスマホを手に取り女性に連絡、上手く誘い出せればセックスできるという安易な考えがこのような行動を引き起こすのです。「○月○日」というようにデートの日を前もって決めるのではなく、突然思い立ったようにしか連絡が来ない男性には十分注意してくださいね。 (5) 会う場所が密室ばかり体目的で女性に近づく「お体頂戴男」は、デートの場所もイチャイチャできるところを重点的に攻めてきます。最初からホテルというと警戒されるとわかっているので、カラオケや個室居酒屋などに誘い出し、ボディータッチをして相手をその気にさせようという作戦を立てているもの。その女性を大切にする男性は、そういう所に連れて行ったら警戒されて嫌われてしまうかもという気持が優先されるので、最初の頃のデートは必ず人目に付く場所を選ぶものです。2. お体頂戴男が”騙しやすい”女性のタイプもちろん、女性を都合よく使おうと考える男性が一番悪いのですが、騙される女性にも原因があります。体だけ目的にして女性に近づく男性は、どのようなタイプであれば確実にホテルに引きずり込めるかという事を常に考えていて、そういう女性を見つけては声をかけるという行動を繰り返します。まずは女性側が壁を作り、そういった男性に誘われやすい状態から脱する事が、騙されずに済む近道になります。お体頂戴男が、騙しやすそうと感じる女性のタイプは以下の通りです。● 自分の意見を強く言わないタイプ● 自分の容姿に自信が無いタイプ● 彼氏を欲しいのが見てわかるタイプ● 下品な話をするタイプ(下ネタなど)簡単に言えば、バカにされているのです。逆らわなそうだからとりあえず声をかけてみるかとか、ちょっと優しくしたら抱けそうなんて思われているんです。自分がこのような性格だと感じた女性は、男性と知り合うきっかけがある時には「自分は騙されていない?」「信じていいい人なのか」と特に注意深く相手を観察しましょう。体目的で近づいて、やったらポイッと捨てられる悲惨な状況を避けるためには、相手をしっかりと観察し、誘われても断る勇気を持つことです。「このこチャンスを逃したらこの人は離れていくかも」と不安になってしまうかもしれませんが、本当に愛情を持っている男性は1度や2度断られたくらいで離れていったりはしません。相手の気持ちを確かめるためにも、2、3回はセックスの誘いを断ることが悲しまない恋愛への近道と言えるでしょう。written by 亀ぱんだ
2018年07月08日知っておくと楽しいエクササイズ情報をお届け。ここでは、体幹(コア)トレで30歳を越えてから体が大変化したという、体幹トレーナー・村田友美子さんに注目します!細いだけじゃなく、適度な筋肉と締まったお腹が印象的な、村田友美子さん。「もともとは何も運動していない、ただの主婦だったんです。脚が太いのは悩みでしたが、30歳を越えているし、どうせ痩せないだろうと思っていたので、正直諦めてました。でも35歳のとき、ひょんなことからママ友に体幹トレーニングを習うことになったんです。やってみたら、器具を使わずできることにまずびっくり。内容は結構キツかったんですが、その疲労感が意外と嫌いじゃなくて。ハマってしまいそのまま週1回続けていたら、3か月くらいで体がぐんぐん変わりはじめて。まず持っていた洋服がゆるくなった。そして諦めていた脚が徐々に締まってきた。さらに悩んでいた肩こりもなくなった!そこからもっと夢中になり、学校に通い、整体を学び、結果、トレーナーになってしまいました(笑)」5年経った現在は、トレーナーとしてクラスを持ち、さらにご自身のトレーニングメソッド本を出版。ちなみにプライベートでは、3児の母でもあります。「私は、骨盤底筋群、横隔膜、腹横筋、多裂筋の4つを鍛えることを重視しています。それらが鍛えられていると、内臓を正しい位置でしっかり支えることができ、内臓の働きが改善されて代謝が上がり、痩せやすい体になります。鍛えるためには、女性の場合は膣を締める。膣を締めるとインナーマッスルがキュッと持ち上がり、筋肉が刺激されます。座るとき、立つとき、常に膣を締めることを意識すれば、いつでも“ながら体幹トレーニング”ができるんですよ。同時に呼吸を深くして、肋骨をしっかり開いて閉じる。内臓が正しい場所にとどまれるよう、体の中にスペースを作ることを意識することも大事です」村田さんのレッスンには、モデルやスタイリストなど、美に敏感な人たちが多数通っている。「私のメソッドで、人が美しく、そして健康になってくれるのが本当に嬉しい。体幹トレーニングは体ひとつでできる運動なので、ぜひトライして、体の変化を実感してほしいですね」ここではそんな村田さんオススメの“ながらメソッド”を実際に2つご紹介。日常生活の中でも体幹トレはできるんです!村田さんオススメの“ながらメソッド”腹斜筋をほぐすことで、くびれを作る準備ができるエクササイズ。机に横向きに座り、膣を締め、上半身をひねって顔は机の正面に。10秒くらいキープして、反対側も。背骨が整い膣が締まりやすい姿勢。電車に乗るときにはこの姿勢を意識して。背筋を伸ばし、顎の下に柔らかい桃を挟んだイメージで顎を引く。首を後ろにスライドさせる。むらた・ゆみこコアトレーナー、yumicorebody主宰。1977年生まれ。著書『くびれ母ちゃんの、最強ながらトレーニング』(光文社)が発売中。©曽根将樹※『anan』2018年6月13日号より。写真・中島慶子イラスト・菜々子(by anan編集部)
2018年06月08日子どもの低緊張とは出典 : 低緊張とは、自分の体を支えるための筋肉の張りが弱い状態のことをいいます。専門的には、筋緊張低下症といわれており、その状態の子どもをフロッピーインファント(floppy infant)ということもあります。フロッピー(floppy)とは「ぐにゃっとした」、インファント(infant)は「子ども」という意味で、それらをつなげた言葉です。低緊張の子どもは、姿勢がよくなかったり、体がふにゃふにゃとしていたりするという印象がもたれます。というのも、低緊張の子どもは体を支えるための筋肉の張りが弱く、思うように体の動きをコントロールすることができないためです。低緊張の子どもは、体の筋肉の張りの弱さゆえに、運動発達に遅れがみられる傾向にあります。首や腰がすわるのが遅れることにより、その症状が顕在化し、乳幼児健診の際に医師から指摘されることが多いようです。低緊張には2つの種類があります。一つめは、良性筋緊張低下症といわれるもので、生後間もなくは、体がだらんとした状態にあるものの、発達の経過とともに低緊張が改善される場合です。二つめには、何らかの疾患や障害があり、その症状の一つとして体がだらんとした低緊張の状態が現れる場合です。例として、筋ジストロフィーやダウン症候群などが挙げられます。体がふにゃふにゃしている、長い間立っていられない、など低緊張の状態に気付いた場合には、原因となる疾患や障害がないかどうか調べ、専門的なアプローチを行うことが必要です。疾患や障害の程度にもよりますが、適切なリハビリを行い、筋肉を十分に使うことで少しずつ改善されていきます。低緊張の子どもの具体的な症状出典 : 低緊張の具体的な様子を知る前に、体の筋肉の緊張について理解しておくとよいでしょう。筋肉の緊張は、テントの張りに例えられます。テントがきちんと立つためには、適当な力でロープを張らなければなりません。ロープが緩んでいる状態だとぐらぐらとしてしまいます。筋緊張が低いお子さんの場合は、ロープの役割をする筋肉の張りが弱いために、テントとなる体は不安定になります。低緊張の子どもの特徴としては以下のようなものが挙げられます。◇口元・よだれがよく出る◇姿勢・うつぶせの姿勢から手だけで体を起こそうとする・立ち上がるときに、足の小指が浮いている・移動するときに、おしりを床につけてずりばいする・歩くときにおしりを後ろに突き出し、足を横に大きく広げている◇関節の極端な柔らかさ・足首を曲げたときに、足の甲がすねにつく・手のひらを内側に曲げたときに、腕につく低緊張の子どもの中には、同時に関節や靭帯(じんたい)の機能が弱い場合もあり、股やひざの関節に脱臼(だっきゅう)を起こすことがあります。足や手の左右に形の差がないかどうかを確認してみてください。立てた膝の高さや、足や手のしわが非対称の場合には、脱臼を起こしている可能性があります。低緊張の子どもは動くのを嫌がることがあります。筋肉の張りが弱く、体がぐらぐらとするために体を動かすことに対して不安を抱きやすいのです。また、低緊張の子どもは、疲れやすいという特徴もあります。というのも、不安定になる姿勢をなんとかまっすぐに保とうとするために、力が入る部分を過度に緊張させるからです。そのような行為が生活の中で幾度となく繰り返されるため、体の筋肉がアンバランスになることもあります。安藤忠/編『新版ダウン症児の育ち方・育て方』2002年 学研/刊 p173-175低緊張に関わる疾患、障害出典 : 低緊張には二つの場合があります。一つは、病気が原因ではなく、単に筋緊張や筋力が弱い場合です。このタイプの低緊張は、時間の経過とともに筋肉の緊張は元通りになります。二つ目には、疾患、障害の症状の一つとして低緊張が現れている場合です。それらは、筋肉に関する疾患、染色体異常による症候群、中枢神経系の障害という3つに分けることができます。このタイプには、先天性筋ジストロフィー、先天性ミオパチー、先天性筋強直性ジストロフィーなどの病気が含まれます。これらは、筋細胞膜を安定させる遺伝子が変異することによって筋肉の性質が変わったり、壊れてしまったりする疾患です。筋力の低下により、体がだらんとする低緊張の症状が現れます。また、他に見られる症状としては、母乳やミルクがうまく飲めない、呼吸困難がある、転倒しやすい、などが挙げられます。疾患が進行して筋力が低下すると、体の力が入らなくなったり、歩けなくなったりなど体の各部分の運動機能に障害がみられるようになります。合併症がある場合もあります。具体的に合併しやすいのは、中枢神経の障害や難聴、知的障害、発達障害、けいれん、白内障や網膜症などです。筋ジストロフィー/医学小知識通常の場合、人には46本の染色体があります。ですが、何らかの原因により染色体に異常が起こると、その数が多くなったり少なくなったり、変形したりします。染色体の異常は、妊娠中または出生後まもなく、血液検査により発見されることが多いです。染色体異常があって生まれた子どものうち、低緊張の状態が表れるのは、ダウン症候群、プラダー・ウィリ症候群などです。◇ダウン症候群通常、21番目の染色体が1本多くなっていることから「21トリソミー」とも呼ばれます。筋肉の緊張度が低く、場合によっては知的な発達に遅れなどを特徴とする症候群です。心疾患などを伴うことも多いです。ダウン症の出現率は、国や人種によらず800~1000人に1人といわれています。◇プラダー・ウィリ症候群低緊張、また、お乳を吸うための筋肉が弱い哺乳障害、幼児期からの過食と肥満、発達の遅れ、低身長などを特徴とする症候群です。15000人に1人の頻度で発生します。ダウン症を授かったご家族へ|公益財団法人 日本ダウン症協会プラダー・ウィリ症候群|難病情報センター中枢神経系の障害とは、脳の機能に障害が起こることです。脳の中枢神経系が未成熟な場合には、発達全般に遅れが生じます。筋肉の緊張が低く、だらんとした姿勢になることがあります。運動発達面の他には、言語、認知面にも遅れが生じる場合があります。低緊張が引き起こる中枢神経系の障害には主に以下の2つが挙げられます。◇脳性まひ中枢神経系の障害の一つです。脳性まひは出生前、もしくは直後に脳のダメージを受けることにより起こる運動障害のことです。同時にてんかんや知的障害を併発する場合もあります。◇広汎性発達障害・自閉症スペクトラム障害アスペルガー症候群などを含む広汎性発達障害(『DSM-5』では自閉症スペクトラム障害と診断名が変更されました)のある子どもの中には、身体的発達に遅れが見られる場合もあります。身体的発達の遅れている子どもが、同時に低緊張の状態を見せることがあります。広汎性発達障害・自閉症スペクトラム障害に関して、その特徴や診断方法が以下のページに詳しく載っているので、ご覧ください。筋疾患患者の診察|国立精神・神経医療研究センター病院乳児健診で運動発達遅延を指摘されたフロッピーインファントの神経学的予後について低緊張が心配な場合には、専門家に相談を出典 : 低緊張かな、と思った場合や子どもの発達について気がかりなことがある場合には、以下に紹介する専門機関に相談するとよいでしょう。診断や医学的な診察を受けたい場合には、小児科へいくとよいでしょう。運動発達以外にも心配がある場合には、子どもの発達に関する悩みごとの相談にも乗ってくれます。また、子どもの発達に詳しい療育機関などの情報も持っており、地元の専門機関を紹介してくれる場合もあります。行政や自治体が実施主体となって行っている事業です。子育て中の親子が気軽に集い、交流や子育ての不安・悩みを相談できる場を提供することを目的として各地域に設置されています。無料で相談をすることができます。リハビリを受けたい場合には、ここに相談をしてみましょう。0~17歳の児童を対象として、育児の相談、健康の相談、発達の相談など、さまざまな相談を受け付けています。必要に応じて、発達検査を行う場合もあり、無料で医師や保健師、心理士、言語聴覚士などから支援やアドバイスをもらうことができます。基本的に予約制なので、あらかじめお住まいの市町村のHPなどを見て確認するようにしましょう。児童発達支援施設とは、小学校就学前の6歳までの障害のある子どもが主に通い、支援を受けるための施設です。日常生活の自立支援や機能訓練を行ったり、保育園や幼稚園のように遊びや学びの場を提供したりといった障害児への支援を目的にしています。児童発達支援は、支援が必要であると認められた未就学の障害のある子どもが対象の福祉サービスです。利用は有料となりますが、自治体に申請を出し、通所受給者証を取得することで、1割以下の自己負担でサービスを利用することができます。受給者証の取得については、以下で詳しくご紹介しています。また、以下のリンクから、全国の子どもの発達支援を専門に行っている施設や機関を検索することができます。児童発達支援事業所の情報|LITALICO 発達ナビ低緊張の治療法って?出典 : 低緊張が、何らかの疾患が原因となっている場合には、もととなる疾患に対する治療行為を行うことで、体の機能を向上させることを目指します。また、低緊張そのものを改善するために、理学療法と呼ばれるリハビリを行うことも多いです。筋肉の緊張を含めて、体の機能全体を向上を目指した支援を受けることができます。理学療法は、運動機能に改善の余地のある人に対して、体を動かしたり、筋肉に電気や熱をあてたりするなどして、運動機能を向上する治療法です。理学療法では、生活をする上で欠かせない基本的な動きをスムーズにこなせるようにリハビリを行います。例えば、歩く、座る、立ち上がる、寝返りをうつ、などです。リハビリを行うことで、全身の筋肉の活動を活発にしていき、運動能力の向上や、血流の改善といった効果を目指します。理学療法を行うのは、国家資格をもつ「動作のプロ」と呼ばれる理学療法士です。乳幼児期には、寝返り、お座り、ハイハイなどの基本動作をできるようになるための訓練を行います。そして、幼児期から学童期にかけては、歩行や走行、階段の上り下り、ボールを使った遊びなどをしながら、体を大きく動かす運動を中心に行い、体の不器用さを軽減するためにリハビリを行っていきます。また、施設によっては、リハビリだけではなく、ご自宅や学校などで行えるトレーニングや、生活で取り入れられる工夫の提案や、必要に応じて靴や椅子などの補装具の検討などを行ってくれる場合もあります。理学療法を受けたい場合には、かかりつけの主治医や、市町村保健センターや保健師へご相談ください。まとめ出典 : この記事では、低緊張の子どもの具体的な症状、発達障害との関連、治療法、相談先などをご紹介しました。低緊張とは、自らの体を支える筋肉の張りが弱い状態であり、その後の運動面の発達に影響を及ぼします。低緊張の子どもは、自分の体を支えるための筋肉の張りが弱いために疲れやすく、動くことを嫌がることもあります。周囲の大人が無理に動くことを強要するのではなく、低緊張ゆえに生じる疲れや心理的な不安を理解してあげることが大切です。体の基礎となる筋力は理学療法などの専門的なリハビリだけでなく、遊びを通して養うこともできます。保護者が抱っこして、くるくる回ったり、おんぶをして背中にしがみついたりするなど、大人が子どもの体を支えながら、自分の体を使う経験をさせてあげましょう。
2016年12月15日