キリンMCダノンウォーターズはこのほど、小児科医107人に聞いた「子どもの低体温傾向とその対策に関する調査」の調査結果を発表した。同調査は、全国の小児科医を対象に10月30日~31日にかけて行われたインターネット調査。「近年、平常時の体温が低い子どもが増えていると感じるか」との問いには、2.8%の医師が「増えている」、75.7%の医師が「やや増えている」と答えた。増えていると答えた医師を対象に「いつ頃から低体温の子どもが増えてきていると感じているか」を尋ねたところ、4割の医師が「2~3年前ごろより」と答えた。「5年前ごろから」増えたという医師も36.9%おり、ここ5年内に子どもの低体温化が目立っていることが分かった「低体温の子どもに共通する特徴」について聞いたところ、「やせ気味」が49.5%、「疲れやすい」が38.3%、「集中力がない、落ち着きがない」が18.7%、「動きが緩慢、反応が遅い」が17.8%、「食欲にムラがある」が16.8%などとなった。「子どもの低体温の原因」についての問いには、「代謝の低下」が58.9%、「睡眠不足」と「就寝時刻が遅い」がともに45.8%、「食生活の乱れ」が42.1%、「冷暖房使用による体温調節機能の低下」が41.1%などとなった。「低体温対策として有効なこと」を聞いたところ、は「適度な運動」が72.9%、「十分な睡眠」が65.4%、「食生活の改善」が57.9%などとなった。「適度な運動」の強度については、ジョギングや鬼ごっこなど軽く汗をかく程度の運動を指すとする意見が71.8%、ウオーキングや体操、お遊戯などが52.6%だった。また、必要とされる睡眠時間については、9割の医師が「8時間以上は必要」と答えた。「子どもの低体温傾向改善と水分補給」についての問いには、72.9%の医師が「水分補給は有効」と答えた。また、水分補給の方法は「少量をこまめに」が88.5%となり、温めて飲むよりも「常温を飲む」をあげた医師のほうが2倍以上多かった。「1日に子どもが必要な水分量」は「1.5リットル」という回答が40.2%で最多。「1リットル程度」が32.7%、「2リットル程度」が21.5%で、94.4%の医師が「1~2リットルの水分補給」を推奨した。詳細は「キリンアルカリイオンの水トピックス」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日体のだるさが取れない、太りやすい、風邪をひきやすい……。そんなとき、「低体温症では?」という言葉をよく耳にします。内科医で大阪府内科医会副会長・泉岡医院院長の泉岡利於(いずおか・としお)先生に、その真相と要因や改善法について伺いました。■筋肉がついてなくて、ぽっこりお腹体型は要注意――低体温症の定義はあるのでしょうか。泉岡先生○○℃以下は低体温だという明確な定義はありません。20~30代の成人男女の正常な体温の目安は、36℃前後です。体温は、生まれたばかりの赤ちゃんは37℃程度あり、年齢とともに下がります。ですから、例えば35℃台なら低体温だとは、一概には言えません。ただし、若い世代を中心に、低体温による弊害が叫ばれているという事実はあります。また、家庭用の体温計は汗や室温の影響で低く表示されやすいので、気になったときは環境を整えてもう一度計り直しましょう。このとき、高く表示された方がより実際の体温に近いと考えてください。――どうして低体温になるのでしょうか。泉岡先生原因には運動不足、食事のバランスが悪い、無理なダイエットなどが挙げられます。低体温の場合、正常な体質の人より基礎代謝が低い傾向にあります。基礎代謝とは、人が動かずにじっとしていても、呼吸や内臓の動き、体温を保つことなどに消費するエネルギーのことです。エネルギーの大部分は、筋肉によって消費されます。そのため、同じ体重でも脂肪が少なく、筋肉量が多い人の方が基礎代謝は高くなり、消費するエネルギー量も多くなります。ですので、運動不足による筋肉量の低下、偏食やダイエットで筋肉のもととなるタンパク質の摂取不足の場合、基礎代謝が低下し、低体温となりやすいでしょう。特に、筋肉の中で大きな割合を占める、太ももの前と後ろの両側、胸、背中の4カ所の筋肉があまりついていない、でもお腹はぽっこりという方は、基礎代謝の低下が考えられます。■体がだるい、しんどい、風邪をひきやすい――低体温が原因で起こりうる症状について教えてください。泉岡先生基礎代謝の低下は、自己免疫機能の低下や循環の悪化につながります。ですので、体がだるい、しんどい、寒い、風邪をひきやすい、太りやすくやせにくいなど、さまざまな症状につながります。――低体温かもしれないと思ったときは、どのようにすればいいですか。泉岡先生基礎代謝を高めると、体温も上がりやすくなります。まずは、筋肉量を増やすことを考えてください。適度な運動をする、筋肉のもととなる肉や魚介類、卵、大豆製品、乳製品などのタンパク質をバランスよく摂取しましょう。また、基礎代謝が高くなると消費するエネルギー量が増え、脂肪の燃焼につながります。健康的なダイエットとなるでしょう。「低体温かも」と思い当たるようであれば、まずは生活の状況を見直してください。運動不足、朝食抜き、スナック菓子ばかり食べる偏った食生活、極端なダイエットなど、不規則な習慣に心当たりはありませんか。低体温は乱れた生活習慣が引き起こします。低体温に気付いたら、それは生活を見直すよいきっかけだととらえて、改善しましょう。――ありがとうございました。低体温の原因は、自らの日常生活にあることが分かりました。低体温だけではなく、鏡で自分の姿を見て、「基礎代謝の低下!?」と不安がよぎったときは、日々の習慣を見つめ、改めたいものです。監修:泉岡利於氏。医学博士。内科医、大阪府内科医会副会長。医療法人宏久会泉岡医院院長。泉岡医院大阪市都島区東野田町5-5-8JR/京阪電鉄京橋駅中央出口から徒歩7分 TEL:06-6922-0890岩田なつき/ユンブル)
2012年06月03日キリンMCダノンウォーターズは、4~10歳の子どもと母親400組に対し、「子どもの体温異常に関する調査」を実施した。調査の結果、約4割の子どもが体温異常を抱えており、睡眠や便通などの生活習慣が乱れている子が半数近くいることが明らかとなった。調査は、4月14日~16日・18日・19日・21日に、イオン大宮店 ファンタジーキッズーナに来店した親子(4歳~10歳の子ども、ならびにその保護者400組)を対象に直接回答方式で実施した。アンケート実施時の子どもの体温は、36℃未満の子どもが18%、37℃以上の子どもが19%。調査を行った時間帯(昼過ぎから夕方まで)の子どもの適性体温は36~37℃であるため、実に4割近くが何らかの体温異常を抱えていることがわかった。また、子どもの運動頻度・運動時間と体温との相関関係についても調査。その結果、運動している子どもほど高体温になりにくい傾向があることもわかった。特に1回の運動時間が1時間以上・3時間未満の子どもは標準体温である割合が高く、体温異常を防ぐには適度な運動が有効と考えられる。さらに、水分摂取させる頻度が多い(1日に9回以上)子どもほど体温異常になる割合が低い傾向にあることもわかった。特に、1日11回以上水分を摂取している子どもは、体温異常を抱えている割合が27.3%と、全体平均よりも10ポイント程度低い。水分補給の回数は子どもの健康を守る上で大切であると考えられる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月31日育児用品総合メーカーのピジョン株式会社は、赤ちゃんと体温の研究から生まれた“おでこ”で測る、新しいタイプのベビー用体温計「チビオンTouch(タッチ)」を、2011年8月22日(月)より全国で新発売。「チビオンTouch」は、電源を入れて赤ちゃんのおでこに1秒タッチするだけで、瞬時に体温を測ることができる。ピジョン独自の赤ちゃん専用の体温計測プログラムにより、赤ちゃんの体温(わきの下の温度)を推測演算し表示。寝ている赤ちゃんを起こすことがなく、服を脱がす手間もないので、赤ちゃんにもママにも負担をかけず、毎日の検温習慣に最適だ。赤ちゃんの平熱は36.3度から37.4度と幅があり、大人よりも高め。さらに体温調節機能が未熟なため、周りの環境温度にも影響を受けやすい特長がある。「チビオンTouch」なら誰でもカンタンに短時間で正確な検温ができるため、日々の検温で子どもの平熱を把握して、発熱や体調の変化に早く気づくことができる。お問い合わせ先:ピジョン(株)お客様相談室TEL:03-5645-1188 プレスリリース提供元: 日経プレスリリース
2011年08月10日