サッカーの指導者の悩みで一番よく聞かれるのが「保護者対応」。最近ではインターネットの記事や動画で情報を得る方も多くなり、サッカーの経験がない親御さんも指導者に「ネットにはこんな指導が良いと書いてあった」「うちの子は●●が得意なので■■選手のようなポジションが合っていると思います」など注文を付けてくる方もいるそうで、頭を悩ませている指導者たちも少なくないようです。サカイクでは指導者たちのリアルな悩みを聞くために、オンライン座談会を実施しました。そこで聞いた現場の声をお届けします。写真は少年サッカーのイメージ子どもが心からサッカーを楽しむために大事にしてほしい親の心得「サカイク10か条」>>■上手い子の親たちが選手起用に意見してくる3、4年生を指導するAコーチのチームでは、学年の担当コーチに対して保護者から練習方法や選手起用について口を出されることが多いのが悩みだそう。チームの結果より自分の子が活躍したかどうかを重視し、勝ちを求めるために試合のメンバーについても「あの子たちと組ませてください」「あの子は外してください」など意見されることも多く、その対応に困っているとのこと。子どもたち同士はうまい下手に関わらず仲良く練習しており、指導者としても小学生年代は楽しむことを一番に、サッカーを嫌いにならないように全員を試合に出したりしているのに、親たちの方が勝利にこだわっており、その結果チームに不満が生じアレコレ言ってくる現実があることに悩んでいると教えてくれました。■わが子のポジションを指定してくるチームを指導して22年のベテラン指導者Bさんも、近年保護者の要求が変わってきたと感じている方の一人です。海外のリーグも気軽に視聴できる環境が整ったり、インターネットの普及もあり情報があふれた最近では、子どもの得意なプレーに照らし合わせて、例えば「うちの子はドリブルが得意なのでメッシ選手のようになれるでしょうか」のように、親から見てプレースタイルが似ていると思う有名選手のようになれるか聞いてくる保護者や、「うちの子はボールコントロールが得意なのでMFが適正だと思います(MFにしてください)」など、わが子のポジションを指定してくる保護者が増えているのだそう。また、試合では「ボールを持ったらドリブルしろ」など直接プレーを指導する保護者や、チームへの要望ではなく自分の子だけに親がやってほしいプレースタイルを指示する方もいるなど「チームスポーツをしているはずなのにまるで個人競技のようになっている」と教えてくれました。わが子の試合よりも、サッカー動画を見ることが多い保護者もいるそうで、動画で切り出されたプレーを見ていることで、サッカーの流れの中でのプレーより一瞬の技術にばかり注目して、それをわが子に求める方も増えつつあることを嘆いていました。■個人偏重は指導者にも原因が?低学年を担当するCコーチは、保護者のサッカーの個人偏重には、サッカーというスポーツの理解によるものではないかと言います。パスが通った、ゴールが決まったなど、結果が見えやすい、分かりやすい部分ばかり評価されることで、サッカー経験のない保護者の方々は結果ばかりに注目してしまう。これはチームとしてのやり方にも問題があると感じる、とCコーチは言います。そこでCコーチは、結果につながる一つ前のプロセスもしっかり褒めるなど、保護者に「いいプレーとは何なのか」を理解してもらうように心がけているのだとか。また、いわゆる「お父さんコーチ」として関わる保護者コーチもいるそうで、最初は子どもがサッカーを楽しめばそれでいいと思っていたお父さんコーチが、公式戦などが始まる年代になると「勝たせたい」という思いから勝利重視に変わってしまうことがあることが残念だと教えてくれました。保護者の方が勝ちたい思いが強くて、いつの間にかレギュラーメンバーを固定してしまったりするのだそう。そして、それまでは全員で楽しめればいいと思っていた保護者の方も「勝たせるメンバー選考」に賛同してしまうことが多いのだとか。チームとしては、小学生年代は楽しませることを重視し、中学以降もサッカーを続けてもらいたいので出場時間を平等にするなどの工夫をしていることをいかに理解してもらうか、という部分で苦心していると教えてくれました。■サッカー経験者の保護者が勝利を求めてくる同じく低学年を指導するDコーチも、チームとしてはサッカーを楽しいものと思ってもらいたいという方針で指導育成に当たっているのに、保護者の中でも学生時代にサッカー部だった方(主に父親)が勝利を求めてくることに歯がゆさを感じているのだと言います。試合に勝つためにはこんな風にした方が良いのではないか、といった練習内容や戦術についての提案に留まらず、「あの子たちを出すなんて負けに行くつもりですか?」など、出場メンバーについてほかの保護者がいる前でも心ないことを仰ることに心を痛めているとのこと。もちろん、チームとしての方針があるので全員出す理由を伝えはするものの、そういった保護者の方はなかなか納得してくれず、日々悩んでいるとそのつらい心の内を明かしてくれました。■指導者はアップデートしているのに......学生スポーツのニュースというと、どうしても旧態依然とした厳しい指導や暴力暴言での被害にまつわる記事が多いので、そのようなスパルタ指導者が多いと思う方も多いのかもしれません。ですが、近年サッカーの指導者は、ライセンス更新のタイミングや、様々な「子どもを伸ばす指導」の発信により、かつての指導と同じではいけないと常に情報をアップデートしている方がたくさんいます。逆に親御さんは、学生時代にサッカーを経験していてもそこからいったん離れ、わが子がサッカーをするようになってから再び関わる際に、自分の現役時代と同じ感じで関わってしまうことが多いので、このような指導者と保護者の感覚に乖離が生まれてしまうこともあるようです。今回お伝えしたのはほんの一部ですが、指導者のみなさんが様々な事情で保護者の方への対応に苦慮していることがうかがえました。子どもにいい指導を受けさせたい、と思う親御さんは多いでしょう。しかし、子ども以外の理由で指導者になりたい人が減ってしまったら、いい環境・いい指導者のもとに置くこともできなくなるのです。サカイク10か条では、保護者の心得として「サッカーのことはコーチに任せよう」としていますが、それは「親は一切口を出すな」ということではありません。よくわからないことや疑問に思うことは質問して話し合ったり、子どもたちのために何が一番いいのかを判断して一緒にサポートするということを大事にして、親御さんもわが子のサッカーを思いきり楽しんでください。子どもが心からサッカーを楽しむために大事にしてほしい親の心得「サカイク10か条」>>
2022年04月19日大人気マンガシリーズ、今回は永遠の厄年2人組(@eiennoyakudosi)さんの投稿をご紹介!「SNSの罠で不登校になった話」第7話です。なんと自粛明けに学校に登校するとA梨さんがお兄さんに付きまとわれてると噂になっていた…!生徒指導室出典:instagram間違いないよね?出典:instagram一方的出典:instagram勘違いだろ!!出典:instagram生徒指導室に呼ばれたお兄さん。不自然にメッセージを消されお兄さんが送ったものだけが残っている証拠を突き付けられました。生徒指導の教師から罵倒され怖くなったお兄さんは無理矢理認めてしまいました…。次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@eiennoyakudosi)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年03月10日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。今回は新人指導中のお話です。緊張している新人社員に指導していると「見ないで欲しいです!」と言われてしまい……。★前回:「あんたがわがままやったんやろ?」冗談付きの患者さんから衝撃のひと言 #看護師でシングルマザーな私の話 1こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。看護師は患者さんの生命を預かるお仕事。当然ミスがあってはいけませんから、厳しく指導することもあります。頭ごなしに怒るなんてことはありませんが、このときばかりは怒ってしまいそうになりました。そこで頭によぎったのは息子のこと。太郎がどんな職種に就くのかはわかりませんが、ミスをして指導されることもあるでしょう。そのとき彼にそれを乗り越えられるだけの力があるのか……指導者と母の心が交差して心配になってしまいました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「正直なめてた…」保健所の指示のもと、PCR検査を受けに行ったら… #新型コロナ奮闘記 #五十路日和 36★関連記事:「ついに始まる…」乳がん告知から約1カ月後、術前抗がん剤がスタート #40歳独身で乳がんになりました 11★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年02月06日株式会社プラドラーニングスタイル(本社:東京都新宿区、代表取締役:西岡 悟)が運営する個別指導の進学塾「プラドアカデミー」は、個別に質問ができるオンライン自習室「ヒントライン」を2月1日より開講いたします。ヒントラインロゴ■ヒントラインのねらい勉強をしていて問題につまずいたとき、解答を見て、わかった気になったという経験はありませんか。でも、次にまた同じような問題に出会ったときに解き方を思い出せない…。ヒントラインの講師たちは解答を教えません。教えるのはあくまで解き方の「ヒント」です。ヒントラインは、生徒に自分で課題に向き合わせ、自力で解決させることによって、問題の理解と定着を図っていきます。【ヒントライン5つの特徴】1. 講師が教えるのはあくまで解法のヒント生徒が自分で課題に向き合い、自力で解決する力を育てるために、講師は答えを教えるのではなく「ヒント」で手引きしていきます。2. 予習・復習での利用で個別授業との相乗効果授業では理解したと思っていても曖昧な部分があるとき、ヒントライン講師からのアドバイスで再確認すると内容の定着度が増します。3. 見えるのは自分と講師の先生たちだけ(他の生徒の姿は見えません)ヒントラインはオンライン自習室ですが、他の生徒たちの姿が画面に映ることはありません。同様に自分の姿や声が他の生徒に伝わることもないので周りを気にせず質問できます。4. 日曜・祝日も開講生徒の学習計画をやり遂げるために、日曜・祝日も開講しています。5. 用意するのはスマホ or タブレットだけヒントラインはアプリです。お持ちのスマートフォンorタブレットにアプリをインストールするだけで、その場がすぐに自習室になります。プラドアカデミーの教室でも利用可能です。【サービス開始日】2022年2月1日(火)■プラドアカデミーについてプラドアカデミーは、実績36年の個別指導進学塾です。高田馬場校・巣鴨校・西日暮里校・王子校・板橋校・南千住校・木場校の7教室で、教科担任制による個別指導を行っています。プラドアカデミーでは、生徒一人ひとりに合った志望校合格までの学習プランを作成し、最後までやり遂げる力を徹底的にサポートします。【画像】自宅が自習室に教室でも利用できます講師は解き方のヒントを教えます■会社概要商号 : 株式会社プラドラーニングスタイル代表者 : 代表取締役 西岡 悟所在地 : 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-29-4 新陽ビルIII 7F設立 : 1985年2月事業内容: 個別指導塾の運営、通信制高校サポート校の運営資本金 : 1,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月31日株式会社スプリックス(本社:東京都豊島区)は、「個別指導なら森塾」の新たな校舎として2022年の春期講習より9校舎(東京エリア4校、埼玉エリア2校、千葉エリア1校、茨城エリア2校)を開校いたします。▼東京エリア(あいうえお順)森塾 赤羽校:JR京浜東北線・宇都宮線・高崎線・湘南新宿ライン・埼京線 赤羽駅 徒歩5分東京都北区赤羽2-16-2 赤羽総合ビル2階 森塾 河辺校:JR青梅線 河辺駅 徒歩5分東京都青梅市野上町4-4-5 藤村ビル4階 森塾 西台校:都営地下鉄三田線 西台駅 徒歩1分東京都板橋区蓮根3-9-6 サンビスタ西台2階 森塾 八王子みなみ野校:JR横浜線 八王子みなみ野駅 徒歩1分東京都八王子市兵衛1-3-1 ミクリスシティ3階 ▼埼玉エリア(あいうえお順)森塾 蓮田校:JR宇都宮線 蓮田駅 徒歩1分埼玉県蓮田市東5-2-9 蓮田NKB2 2階 森塾 八潮校:つくばエクスプレス 八潮駅 徒歩1分埼玉県八潮市大瀬6-1-4 KMビル4階 ▼千葉エリア(あいうえお順)森塾 新検見川校:JR総武線 新検見川駅 徒歩1分千葉県千葉市花見川区南花園2-2-20 スぺランザ新検見川3階 ▼茨城エリア(あいうえお順)森塾 赤塚校:JR常磐線・水戸線 赤塚駅 徒歩5分茨城県水戸市赤塚1-2016-10 1階 森塾 古河校:JR宇都宮線 古河駅 徒歩3分茨城県古河市東本町1-3-12 白戸ビル2階 【森塾について】個別指導の学習塾「森塾」は1教室に通う生徒さん数で「日本一」*の個別指導専門塾。東京、千葉、埼玉、神奈川、静岡、茨城、群馬、新潟で保護者や生徒さんからの絶大な評価を受けています。*自社調べ▼Webサイト:個別指導なら森塾: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月19日痩せ方をパーソナライズド株式会社Buildsの運営する超・個別最適化の完全オンライン型パーソナルトレーニングサービス「CLOUD GYM(クラウドジム)」は、入会者全員に「遺伝子検査ダイエットBOOK」の提供している。同サービスは、遺伝子タイプに合わせてダイエットを提案するクラウドジムが、遺伝子検査を活用してタイプ別の食事方法やトレーニング方法を伝授するものだ。自分に合ったダイエット方法を伝授株式会社Buildsの実施した調査によれば、コロナ禍でのダイエット経験者のうち約6割の人がダイエットに成功しておらず、「自分に合った方法が分からない」という結果が出ている。自分に最適なものを求める「パーソナライズド化」が進む中で、遺伝子検査ダイエットは、フィットネス業界における個別最適化のニーズに応えるダイエット方法だ。遺伝子検査で、筋肉を発達させやすいトレーニング方法が分かる筋肉繊維タイプやどのような食事をとると代謝が悪化するかが分かるエネルギー代謝タイプを解析。「遺伝子検査ダイエットBOOK」ではタイプ別の食事の注意点やレシピ、トレーニングのメニューやポイントを紹介している。(画像はプレスリリースより)【参考】※「CLOUD GYM」サービスURL
2021年12月02日株式会社オプティマ(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:森田 宏樹)は、2020年11月より提供しておりますオンライン個別指導システム“RimoGaku”にて、お客様が更に利用しやすい機能を追加し今秋にバージョンアップしました(追加機能:書画カメラの左右上下反転、カメラの自動追加、全画面表示切替など)。“RimoGaku”は、オンラインでの1対1の個別指導を強化するシステムです。生徒の通塾不要で、指導者の指導場所の自由を実現します。また、2台のカメラを使い指導の質を向上させます。URL: “RimoGaku”は下記のような不安を解決します。<指導者側>・対面での指導を避けたい・・・・優秀な指導者を確保出来ない、指導者の人手不足・・・・指導者をテレワークに出来ないか・・・<生徒側>・通塾での夜道が危険・・・・部活が忙しく通塾の時間が取れない・・・このような課題を解決してくれるのが、オンライン指導システムです。場所を選ばずどこからでも指導が出来ます。また、生徒は通塾不要で指導を受けられます。その中でも、個別指導をより強化するシステムが“RimoGaku”です。【RimoGakuの特徴】■クラウドサービスを採用<POINT>PCとインターネット環境があれば、場所を選ばず利用可能です。■シンプルなUIを採用<POINT>システムに不慣れな方・お子様でも使えます。■手元カメラを採用し指導を強化<POINT>先生は、生徒側(カメラ1:顔を映す、カメラ2:手元を映す)の映像を見て問題を解く過程を把握出来るため、生徒の理解度をしっかり把握出来ます。■生徒ひとりひとりに専用ルームを設定<POINT>画面共有、チャット、ファイル添付が可能で、更に過去の授業の記録から復習が出来ます。【ご利用イメージ】・双方(生徒・指導者)の表情が見える・生徒は手元カメラ(書画カメラなど)とPCカメラで2つの映像を指導者に共有・指導者は生徒の手元映像(回答を解いている様子)を見ながら指導■ご利用イメージ【ご利用機器】・指導者:PCまたはiPad 1台・生徒 :PCまたはiPad+手元カメラ※生徒側は手元カメラを利用する場合、iPadのご利用は不可となります。■ご利用機器【機能一覧】■機能一覧【価格表】■価格表【あなたに合った指導が見つけられます】<指導者側の企業様>・コロナ禍で対面を避けたい→オンラインで顔を見ながら非対面指導を実現・地方だと指導者の確保が難しい→物理的な距離に捉われず指導者の確保が全国各地が可能<生徒側>・生徒の親は塾の送迎が大変→通塾せずに家で指導を受ければ送迎の手間は無し・部活が忙しく塾に通えない→通う必要が無くなり移動時間を自宅でのオンライン指導の時間に費やせる【無償トライアルのご案内】1ヶ月間のお試し利用が可能です。試用環境をそのまま本番環境に移行いただくことも可能です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月01日■前回のあらすじ受験が近づき足りない偏差値がみえてくると、我が子を志望校に入れるために親の熱意も増してくる。そして家庭教師や個別指導を頼む親たちがいると先輩ママから聞かされて…。 >>1話目を見る 塾代だけでも高いと思っていた私でしたが、中学受験でお金がかかるのは塾だけではないという話を知り、ただただ驚くばかり。中学受験開始する前には「入れるところが一番縁のあるところ」と思っていましたが、始めてしまうと「やっぱり少しでも良い学校に」といった気持ちになることがあります。実際のところ輝自体の成績は、塾でも一番下のクラス。「あと偏差値が10高かったらこの学校も志望校になるのにな」と思うことがあり、ママたちがお金を注ぎ込んでも子どもに期待したくなる気持ちはすごくわかります。だからこそ、そんな気持ちがより強くなるだろう来年。輝が6年生になったときに私自身がどう変化していくのかが少し怖くなってきました。次回に続く(全8話)毎日8時更新!※この漫画はフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ ふゆ
2021年09月18日シンキングリード株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:金丸 隆、以下 シンキングリード)は、選び抜かれた現役東大生・プロ講師によるマンツーマン指導を行う個別指導塾の株式会社螢雪会(本社:東京都新宿区、以下 東大螢雪会)へ高機能オープンソースCRM『F-RevoCRM』の導入を行いました。今回、「紙で情報を管理する文化を一新したい」という考えのもと、どうやって課題解決したのかを取材し、そのインタビューの様子を資料としてご紹介しております。東大螢雪会インタビューF-RevoCRMサイト: 特設ページURL : 【学習塾・スクール業界の現状】大学全入時代に入り、少子化の流れを受け今後確実に厳しくなると予想される学習塾・スクール業界。しかし一方で、教育に熱心な家庭の塾・スクールに対するニーズはさらに高まってきています。そこで学習塾存続のためのカギになるのが、経営資金を維持した生産性の向上への取り組みです。【東大螢雪会のシステム導入の目的】東大螢雪会は紙管理からシステム化という塾運営の課題を掲げ解決すべく、顧客管理(CRM)システムの導入を検討することになりました。その際、特に意識したのは、顧客管理(CRM)システム導入という手段の中で塾特有の要望が叶えられるかということでした。この要望を満たし採用となったのがF-RevoCRMでした。【カスタマーポータルの構築で塾・生徒・保護者間のスムーズな情報連携が実現】F-RevoCRM採用の大きな決め手となったのは、今までの塾運営を変えることなくF-RevoCRM側が歩み寄ってくれるサービスであるということでした。特にF-RevoCRMの情報を顧客に開示できるカスタマーポータルの構築は、生徒と講師のマッチング作業やお問い合わせ窓口など、塾・生徒・保護者間での情報のスムーズな連携を可能にしました。また、紙管理からF-RevoCRMシステムへ管理形態を移行したことで、郵送物や事業報告書類などの経費削減にもつながりました。【東大螢雪会インタビューのさらに詳しい内容をダウンロードできます】東大螢雪会へのシステム導入インタビューは、F-RevoCRM特設サイトから資料をダウンロードできますので是非ご覧ください。東大螢雪会資料ダウンロード特設ページURL : F-RevoCRMサイト: ■F-RevoCRMについて『F-RevoCRM』は、マーケティング、営業支援、問合せ管理、販売管理などの標準機能を有する高機能オープンソースCRMアプリケーションで業種、業界、規模を問わず活用する事が可能です。オープンソースであるため、各種システム連携、アドオン開発も容易で、ユーザーライセンスによる課金がない為、利用者数を気にせず活用する事が可能です。また、項目操作などの簡単な設定がUI上で可能なので、幅広い分野での活躍が期待できます。【F-RevoCRM の特長】●オープン&フリーライセンス費用が発生しないため、運用にかかるコストを大幅に削減可能です。●統合型CRMマーケティング、営業、保守サポート、販売管理など幅広い領域にて利用可能です。●多機能一般的なCRM機能の他にWebToリード機能、顧客ポータル機能、メール連携機能、見積書作成管理機能など、豊富な機能を標準で有しています。●簡易操作多機能でありながら、シンプルで直感的に理解しやすいインターフェースとなっています。<会社概要>社名 : シンキングリード株式会社代表者 : 金丸 隆(カナマル タカシ)設立 : 2008年7月28日資本金 : 1,285万円事業内容 : クラウドを活用したアプリケーションサービスの提供オープンソースを活用したシステム構築その他法人向けシステム開発、アウトソーシングサービスURL : 製品サイト: Facebook : Twitter : <導入企業情報>社名: 株式会社螢雪会本社: 〒160-0007 東京都新宿区荒木町12-2 アミティ四谷URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月08日株式会社プラドラーニングスタイル(本社:東京都新宿区、代表取締役:西岡 悟)は、運営している個別指導の進学塾「稲門学舎」を9月1日より「プラドアカデミー」に名称変更いたします。プラドアカデミーロゴ■プラド(Prad)の意味プラドアカデミーのプラド(Prad)とは、Professional×Adviser×Praise×Advantageを掛け合わせた言葉です。私たちがこうありたいという思いを、「プラド」というブランド名で表現しています。それは、生徒一人ひとりの個性をよく見て、褒めて伸ばす。長所や強みを見出して成長のきっかけを与える。そうしたプロフェッショナルな視点を備え、子どもたちの“やり遂げる未来”を創造するアドバイザーでありたいという思いです。■名称変更の目的目的は二つ。一つは、パンデミックという未曽有の事態の最中、株式会社プラドラーニングスタイルのプラドに統一した名称にすることでグループ全体の結束力を高め、いかなる困難にも立ち向かっていくという強い気持ちを表現し、もう一つは、クオリティの高い新サービスの開発で、更なる合格実績の向上を成し遂げる決意のためです。【変更日】2021年9月1日(水)なお、塾名変更に伴う事業内容、所在地、電話番号等の変更はございません。■プラドアカデミーについてプラドアカデミーは個別指導の進学塾です。生徒一人ひとりに志望校合格までの学習プランを策定し、最後までやり遂げることを徹底的にサポートする個別指導です。高田馬場校・巣鴨校・西日暮里校・王子校・板橋校・南千住校・木場校の7校舎で、一流の講師陣が教科担任制で志望校合格へ導きます。オンライン授業の併用も可能です。■会社概要商号 : 株式会社プラドラーニングスタイル代表者 : 代表取締役 西岡 悟所在地 : 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-29-4 新陽ビルIII 7F設立 : 1985年2月事業内容: 個別指導塾の運営、通信制高校サポート校の運営資本金 : 1,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月01日新型コロナウイルスの影響で外出を控える人が増え、健康維持のために自宅で運動するようになった人もいることでしょう。ウクライナに住むある家族も、自宅でトレーニングができるように運動器具などをそろえたといいます。この家族は、全員がスポーツ好きなのだそう。その中にはスコティッシュフォールドのロッキーも含まれます。ロッキーは、家族の誰かがトレーニングを始めると、積極的に参加してくるのだとか。しかし、ロッキー自身が運動をするのではありません。では、ロッキーはどのようにしてトレーニングに加わっているのでしょうか。その様子がこちらです。「いいぞ、その調子だ。もっと頭を床に近付けるニャ!」ロッキーは厳しいトレーナーだった!腕立て伏せをする飼い主さんの頭を触って、指導しているように見えるロッキー。この動画を見た人たちは大笑いし、たくさんのコメントが寄せられています。・かわいすぎて笑った!この猫に励まされたら、やる気が出そう。・最高のパーソナルトレーナーだ!・ロックダウン中にこのトレーナーがいたら、俺は絶対に太らないだろう。飼い主さんいわく、ロッキーは動画のように、トレーニングをしている人の動きをコントロールしようとするのだそう。していることはまさに、パーソナルトレーナーのようです。家にこんなにかわいいトレーナーがいたら、モチベーションが上がって、毎日しっかり運動を続けられそうですね![文・構成/grape編集部]
2021年09月01日夏休み前、双子たちの個別懇談にて。先生に気を遣わせてしまったかもしれないと反省した話です(苦笑)。■最終的にアノ話が出るほど問題なければ、特に聞くこともないかなって。無言もなんなので「夏休みの過ごし方」や「お友だちとの遊び方」などで気をつけることがないか、ひねり出して聞いてみたけど(おたよりを見れば載ってる話でした、ごめんなさい)、それでも時間が余ってしまって、最終的に先生が天気の話し始めて申し訳なかったよーごめんなさい先生。のまめのほうは、過去の懇談で「休み時間は本を読んでいます」以外の答えを聞いたことがなくて。図書室に行ける時間が規制されてる今、何をしているんだろうって気になっていたのであっという間に過ぎました(汗)。お友だちと仲良くしているようで良かった。
2021年08月14日個別の教育支援計画ってなに?個別の教育支援計画とは、障害のある子どもに対して関係機関と連携し、切れ目のない教育支援を継続して実施するために学校が中心となり作成される個別の計画です。個別の教育支援計画では、子ども本人や保護者の現在の困りごとや願い、将来に向けた希望、教育上必要な合理的配慮などについて、学校のみでなく、家庭、 医療、福祉などが共通理解を図り、それぞれの場における支援目標や内容と関連づけながら計画に記載をします。「平成15年度から実施された障害者基本計画 においては、教育、医療、福祉、労働等の関係機関が連携・協力を図り、障害のある児童の生涯にわたる継続的な支援体制を整え,それぞれの年代における児童の望ましい成長を促すため、個別の支援計画を作成することが示された。この個別の支援計画のうち、幼児児童生徒に対して、教育機関が中心となって作成するものを、個別の教育支援計画という」(小学校学習指導要領(平成29年告示)開設総則編より引用)個別の教育支援計画の対象者は誰?現在、通級による指導を受けている子ども、特別支援学級や特別支援学校に在籍している子どもについては作成が義務付けられています。通常の学級に在籍している子どもについても、作成することが推奨されています。このことについて、平成29年及び平成30年に改訂された小中学校や高等学校の学習指導要領では、次のように示されています。「今回の改訂では、特別支援学級に在籍する児童や通級による指導を受ける児童に対する二つの計画の作成と活用について、これまでの実績を踏まえ、全員について作成することとした。また、通常の学級においては障害のある児童などが在籍している。このため、通級による指導を受けていない障害のある児童などの指導に当たっては、個別の教育支援計画及び個別の指導計画を作成し、活用に努めることとした」(小学校学習指導要領(平成29年告示)解説総則編より引用)参考:小学校学習指導要領(平成29年告示)解説総則編 | 文部科学省なぜ個別の教育支援計画が必要なの?障害のある子どもの生活の場は学校のみでなく、家庭や地域があります。例えば放課後等デイサービスなどの福祉施設、さらに、医療による支援を受けている場合もあります。個別の教育支援計画を作成することで、それぞれがバラバラの支援をするのではなく、生活場面全体を視野にいれた包括的かつ一貫した教育支援を実施することが必要です。作成の際には、現在の困りごとや制約のみに焦点を当てるのではなく、例えば3年後どうありたいか、何ができるようになっていたいか、など長期的な視点を持つことで、 子ども本人、ご家庭、 学校、各種関係機関で目指す方向性を共通理解することができます。また、個別の教育支援計画を進学時・進級時に引き継ぐことで、切れ目のない教育支援を実施するために活用していくことが大切です。なお、個別の教育支援計画の作成にあたっては、多くの関係者が関与することから、保護者の同意を事前に得るなど個人情報の適切な取扱いに十分留意した上で、情報共有をすることが必要とされています。個別の指導計画との違いは?通級による指導を受けている子どもや特別支援学級に在籍している子どもについては、個別の教育支援計画と共に、個別の指導計画の作成も義務付けられています。個別の指導計画とは、子ども一人ひとりの実態に応じて、きめ細やかに各教科等でどのような目標に基づきどのような指導をするか、またどのように教えるか、などを記載している計画です。個別の教育支援計画は関係機関と連携を図り、長期的な視点を持ちながら作成しますが、個別の指導計画は、子どもが在籍している学級の教育課程に基づいて、1年ごと、1学期ごとの学校における学びを具体的に記述する計画です。個別の教育支援計画の項目令和3年に文部科学省から「個別の教育支援計画の参考様式について」各自治体に通知が出されました。本通知においては、統合型校務支援システムなどのICTを活用して、学校内外で必要に応じて個別の教育支援計画のデータを蓄積や共有ができる仕組みの必要性を踏まえ、個別の教育支援計画の参考様式を示しました。Upload By 野口あきな参考:参考資料(「障害のある子供の教育支援の手引」関係) p.422 p.424-425個別の教育支援計画作成のポイント1.本人、保護者と共に本人を中心とした計画を作る計画は学校が中心となり作成するものの、計画の主体者は子ども本人と保護者です。そのため、子どもや保護者の願いや困りなどを置いてきぼりにした計画にならないことが大切です。子どものわかる方法でご本人のニーズを聞き、計画に反映しましょう。例えば言葉でのやりとりが難しい場合は、絵や写真、選択肢などを活用することで、子ども本人の希望を聞くことができます。2.関係機関と連携し作成・共有する平成30年に、家庭・教育・福祉の連携を推進する「トライアングルプロジェクト」の報告がなされました。このプロジェクトにおいて、学校と放課後等デイサービスが連携する方法の一つとして、個別の教育支援計画を通して連携をすることが明記されました。Upload By 野口あきな放課後等デイサービスなどの関係機関における支援内容を確認し、学校での支援内容についても共有をすることで、連携や役割分担をしながら、一貫した教育支援をすることができます。前述の通り、情報共有の際はご本人・保護者に希望を尋ねた上で連携をする必要があります。3.合理的配慮について記載する2016年に施行された障害者差別解消法において、合理的配慮を提供することが義務付けられました。教育における合理的配慮とは、学校で過ごしたり学んだりする上での困難さがある場合に必要な個別の配慮や調整することを指します。子ども本人が学校生活を送る上でどのような配慮や調整があったらより過ごしやすく、学びやすくなるかについて子ども及び保護者と話し合い、合意した合理的配慮の内容を個別の教育支援計画に記載しておきましょう。合理的配慮は障害のある人の権利として、学校のみでなく、受験時や就労時にも使える制度です。特に受験の際などは、これまでにどのような配慮を学校で受けてきたか?が根拠となり、そのような根拠がない場合は配慮を受けることが難しい場合もあります。そのため、個別の教育支援計画において、どのような合理的配慮を現在受けているか、を記載し引継ぎをすることが大切です。4.定期的に見直して更新する個別の教育支援計画は1回作って終わりではなく、定期的に見直すことが大切です。1年に1回は変更点がないか見直すことをお勧めします。例えば子どもの状況が変わったり、支援機関が変わったりすることがあります。その場合は修正を加えることで更新をしましょう。5.進学先に引き継ぐ障害のある子どもや保護者は、学級や学校が変わるとまた0から情報共有をしなければならないことが負担になっていることがあります。過去の支援内容に関する記録がないために、これまで受けてきた支援が継続して受けられない場合もあります。切れ目のない支援のためにも、本人及び保護者の意向を尋ねた上で、進級先・進学先に計画を引き継ぐことが望ましいとされています。おわりに本記事では個別の教育支援計画の定義やどのような内容が含まれていることが望ましいかについて書きました。子どもを中心とした一貫した支援のために、個別の教育支援計画を活用してみてください。執筆/野口あきな
2021年08月06日8人制サッカーが全日本少年サッカー大会(現:全日本U-12サッカー選手権大会)に導入され、今年で10年になる。日々、子どもたちの指導にあたる指導者は、8人制のメリットやジュニアサッカーの変遷について、どのように感じているのだろうか?全日本少年サッカー大会で優勝経験のある、センアーノ神戸の大木宏之監督に、COACH UNITED ACADEMYユーザーからの質問に答えてもらった。(取材・文:鈴木智之)ジュニアサッカーの専門指導者を育成「8人制サッカー指導者資格」はこちら>>■主導権を握ってサッカーをするチームが増えてきたQ:11人制から8人制に移行し、現状をどう見ていますか?11人制のときは50m×80mの中に22人の選手が入り乱れていて、いま思うとかなりごちゃごちゃしていましたよね。ゴールキーパーがボールを持っても、人がいるところを省いて、ロングキックを蹴るチームがほとんどでした。ディフェンスラインではボールをつなぐリスクを負わず、大きく前に蹴って、球際のしのぎ合いをがんばるチームが、試合に勝ちやすかった印象があります。最後はドリブル勝負みたいなところがあって、相手の人数が多い中で1人、2人と剥がせる力を持った選手がいると、得点になるという。それが8人制になり、選手一人あたりのプレースペースが増えた結果、選手の判断を大事にして、主導権を握ってサッカーをするチームが増えてきたと感じます。Q:8人制になったことで、指導に変化は生まれましたか?かつてはドリブルなどの技術を中心に教えていましたが、8人制になったことで、ドリブルでの個の突破部分も大切にしながらオフ・ザ・ボールの動きも重視するようになりました。相手チームがボールを保持して攻めてくる中で、どう守備をすればいいかなどのトレーニングも増えました。ほかには、どのポジションの選手であっても、攻撃も守備も求めるようになりましたね。8人制の場合、守備の選手がゴール前に攻め上がることも、攻撃の選手が自陣ゴール前で守備をすることもあります。その影響からか、攻守にいろんなことができる選手が増えてきた印象があります。■オフ・ザ・ボールの動きの指導についてQ:COACH UNITED ACADEMYユーザーから、「攻撃面のオフ・ザ・ボールの動きを、どう指導すればいいでしょうか?」という質問が多くありました。アドバイスをいただけますか。私の場合、低学年と高学年に分けて考えています。小学2、3年生であれば、2対2などを通じて「まずは、自分のことをマークしている相手を、どうすれば攻略できるかを考えよう」と言います。自分のマーカーを見て、その選手を外すことを考えさせるのです。具体的には「マーカーから隠れるポジションをとること」を指導していきます。相手の背後に隠れることや、相手の動き、目線を見て、ボール保持者に近づいてパスを受けた方がいいのか、相手の背後のスペースで受けた方がいいのかなど、マーカーに対して駆け引きをするようにアドバイスをします。低学年の場合、最初は手でボールを投げるところから始めてもいいので、相手を見てプレーすることを意識させます。Q:5、6年生になると、どのように指導が変化していくのでしょうか?味方がどこにいて、相手がどこにいて、ゴールがどこにあるのかといった空間認知の部分や、ゴールまでの道筋を2つ、3つ持ちながら、チームメイトの動きを意識する部分に働きかけていきます。そのためには、オフ・ザ・ボールのポジショニングが大切です。練習中は、ゲームの中でフリーズをすることもあります。子どもたちの考えを否定せず、できるだけアイデアを聞いてあげて、その中で「こういうやりかたもあるよ」と提案をしながら、ゴールへの道筋を複数持てるようにしていきます。●センアーノ神戸のオフ・ザ・ボールのトレーニングはこちら>>■サッカーで大切なのは相手を観察することQ:守備の指導では、「プレスのかけ方」と「カバーリング」について難しさを感じている指導者が多くいました。この2点において、注意すべきことはなんでしょうか?低学年の場合は、ボール保持者に対して積極的にチャレンジさせます。当然、失敗することもあります。相手の方が技術的に上であったり、スピードがある場合、何も考えずに向かって行くとかわされるので、フリーズを入れながら「相手に抜かれちゃったけど、どうしてだろう?」などの問いかけを通じて、子どもたちに考えさせます。サッカーで大切なのは相手を観察することなので、相手の様子を見て、どのぐらいの距離で守るのかなどを、体験しながら身につけていきます。自分がマークしている選手が、いま何を考えてるのかを想像しながら距離を詰めることや、相手と駆け引きをすることにもアプローチします。Q:高学年には、どのような指導をしますか?高学年になると、相手を誘導して、味方同士で挟み込んで奪うといったように、グループでの守備を意識させます。ピッチのどこで相手がボールを保持しているのか、点差はどうなのかなど、状況によって守備の仕方が変わってくるので、試合の流れを見ながら守備をすることの大切さも教えています。そして、選手の判断で「ボールを奪いに行ける!」と思うのであれば、積極的にトライさせます。そのかわり「抜かれたら、必死に戻るんだ!!」と言います(笑)。■指導者が学びチャレンジし続けることが大事Q:8人制サッカーについて、大木監督はポジティブにとらえていますか?圧倒的にポジティブに受け止めています。2年前にヨーロッパに行かせてもらって、スペインの7人制、ドイツの5人制を経験しました。同世代の子たちと試合をしたところ、彼らの方が戦術眼に優れていました。少人数の中でプレーの原理原則、攻守の関わりなどを身につけているのだと思います。私が小学生年代で重視してるのが、サッカー脳を鍛えることです。プレーの原理原則をベースに、クリエイティブな発想を具現化できる技術を持たせてあげたい。それがあれば、8人制から11人制に変わっても、困ることはないはずです。8人制サッカーの指導者資格ができましたけど、育成に携わる人たちが、同じ方向性のもとに指導ができることは、大きな発展だと思います。A代表やU-24代表を見ても、日本にも賢い選手が増えてきました。今後も、我々指導者がそこにチャレンジしていくことが、日本サッカーの将来につながっていくのではないかと思っています。ジュニアサッカーの専門指導者を育成「8人制サッカー指導者資格」はこちら>>●センアーノ神戸のオフ・ザ・ボールのトレーニングはこちら>>
2021年07月02日個別の教育支援計画とは?「個別の教育支援計画」は、特別な支援を必要とする幼児や児童・生徒について、本人・保護者や学校・関係機関も含めた関係者で情報共有するためのツールです。作成する目的は、児童・生徒の一人ひとりのニーズを正確に把握し、長期的な視点で、一貫して的確な教育的支援を行うことです。幼稚園などで作成された個別の教育支援計画を活用して、その後の小学校や中学校など就学先に支援の情報などを引継ぎ、断続的な支援や指導に生かしていきます。教育・医療・福祉・労働等が連携協力することが望ましいとされます。長期に渡り多くの人が関与するものなので、個人情報などの保護も十分に留意した取り扱いとなっています。対象となる障害の範囲には、視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由、病弱、言語障害、情緒障害、LD、ADHD、高機能自閉症などが含まれます。通常学級に在籍している児童・生徒や、発達障害の診断が出ていない児童・生徒でも、特別な教育的支援を必要とする場合は対象となります。関連するものに「個別の指導計画」がありますが、こちらは子どもの実態に応じて適切な指導を行えるよう、指導目標や指導内容及び指導方法を明確にしたものです。「個別の教育支援計画」が長期的な支援計画であるのに対し、「個別の指導計画」は学期ごと・単元ごとなど、短期的かつ具体的な計画であるといえます。「個別の指導計画」の作成にあたり、「個別の教育支援計画」も参考にされます。今回の記事では、個別の教育支援計画について詳しく説明します。(3)個別の教育支援計画と個別の指導計画(文部科学省)特別支援学校教育要領・学習指導要領解説総則編(文部科学省)個別の教育支援計画について(文部科学省)個別の教育支援計画の具体的な内容は?個別の教育支援計画に盛り込まれる情報は、以下のようなものがあります。・本人や保護者の願い・障害による困難な状況・学校での支援・指導の内容・合理的配慮の提供の状況・生育歴・相談歴・通院・福祉サービスの利用状況・関係機関における支援の内容Upload By 発達障害のキホン具体的な項目やフォーマットは、各自治体や学校ごとに異なります。一例として、東京都教育委員会が公開している「小・中学校用支援シート」をご紹介します。Upload By 発達障害のキホンUpload By 発達障害のキホン自分の学校や自治体における個別の教育支援計画の内容については、各教育委員会のHPや、学校の特別支援教育コーディネーターへ問い合わせてみてください。これからの個別の教育支援計画(東京都教育委員会)小・中学校用支援シート(東京都教育委員会)個別の教育支援計画は、誰がどのように作成するの?個別の教育支援計画は、児童・生徒の状況や活用の必要がある場合に作成されます。例:・就学時や卒業後への移行期・学校外の関係機関との連携した支援が必要な場合・保護者から作成の要望があった場合など作成プロセスは、以下のとおりです。1. 障害のある児童・生徒の実態把握2. 実態に即した指導目標の設定3. 具体的な教育的支援内容の明確化4. 評価個別の教育支援計画は、1度作成して完了するものではありません。子どもの状況にあわせて適宜見直しを行い、PDCAサイクルを回しながら作成していきます。また、進級・進学などのタイミングで関係者間で引き継ぎを行い、その内容を踏まえた計画を作成することで、長期的な視点に立った支援を行うことができます。就学段階においては、盲・聾・養護学校又は小・中学校、もしくは高等学校が中心となって作成します。なかでも学級担任や、学校内や他機関との連絡調整役となる特別支援教育コーディネーターが中心となって、具体的な内容を確定します。保護者や関係機関との連携協力により、校内委員会(※)や支援会議で検討していきます。※校内委員会:児童・生徒の担任の先生のほか、校長、教頭、学年主任等、養護教諭などで組織され、効果的な指導や対応に向けて情報を共有し、全校的な支援体制をとるもの個別の教育支援計画について(文部科学省)「個別の教育支援計画」作成の手引き(千葉県教育委員会)個別の教育支援計画を作成したあとの、活用方法は?個別の教育支援計画は、学級担任や特別支援教育コーディネーターが中心となり、校内委員会や校外の関係機関と連携しながら作成されます。作成後は計画をもとに、それぞれの機関・立場からできる支援を実施します。学校内の指導や、放課後等デイサービスなどの支援機関においては個別の教育支援計画をもとに「個別の指導計画」を作成し、単元ごとや学期ごとの具体的かつ短期的な指導内容を定めたうえで支援を進めることもあります。また、定期的に実施内容とその結果を共有し、計画の評価を行なったうえで、より状況に即した計画を定めます。進級・進学時には計画の引き継ぎを行うことで、継続した支援へとつなげていきます。学校や支援機関、家庭など、さまざまな場所における支援と評価を行い、児童・生徒の様子を多角的に観察して計画に盛り込むことが、個々に合う支援のために大切です。本人や保護者の要望は、どのように反映されるの?保護者には計画の作成・実施・評価の場面それぞれで常に共通理解を図ることになっており、積極的な参加を求めるとされています。多くの場合、学級担任や特別支援教育コーディネーターが、保護者の直接の窓口になるため、保護者が個別の教育支援計画の作成を希望する場合やその内容の修正を求める場合は、相談してみてください。また、計画には、児童・生徒本人の願いや要望も盛り込まれます。学級担任や特別支援教育コーディネーターを中心に本人へのヒアリングを行うのか、保護者が間に入るのか、お子さんがコミュニケーションをとりやすい方法を一緒に検討していけると良いでしょう。まとめ出典 : 個別の教育支援計画を作成する目的は、特別な支援を必要とする児童・生徒の一人ひとりのニーズを正確に把握し、長期的な視点で、一貫して的確な教育的支援を行うことです。そのため、作成にあたって保護者や学校の関係者・校外の支援機関などさまざまな立場からの情報共有と目標のすりあわせが行われます。一貫した支援が必要だと感じたら、個別の教育支援計画の作成や活用を検討してみてください。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年06月30日職場での人間関係に悩んだことがある人は少なくありません。いじわるな先輩や上司に『指導』という名目で理不尽な態度を取られ、つらい想いをしてしまうケースも。こうした上下関係を利用したパワーハラスメントは、近年問題視されています。『職場のおつぼね様』川田大智(@daichi_kwd)さんがTwitterに投稿した創作漫画『職場のおつぼね様』をご覧ください。先輩からのいじめを受けて転職をした1人の女性が、新たな職場で出会ったのは…。〈〈〈【職場のおつぼね様】〉〉〉 #仕事探しはスタンバイ pic.twitter.com/IJpQpsudgp — 川田大智 (@daichi_kwd) June 11, 2021 女性の指導係になったのは、本物のお局さま…!『お局さま』というと、気に入らない相手に対して、きついいい方をしたり、意地悪をしたりといったよくない印象があります。しかし、漫画に登場するお局さまは、悪しき習慣を否定し、後輩を励ましてくれる素敵な先輩でした。読者からは「最高の先輩」などの声が寄せられています。・お局さまが超絶かっこいいです!継承すべき伝統と悪習の違いが分かっている。・「そなたの仕事をなされ」って、最高の先輩ですね。こんな人に出会えたら人生が変わると思います。・まさか正真正銘のお局さまが登場するとは…。インパクトが強くて笑っちゃいました!尊敬できるお局さまの下、女性は今度こそ充実した社会人ライフを送ることができるでしょう。漫画に多くの人が、クスッとさせられました。[文・構成/grape編集部]
2021年06月25日■前回のあらすじ大手の集団塾の体験に通うも向いていないようで、疲労困憊となる娘。個人指導に変更したところ楽しそうに勉強するようになったのですが、成績がまったく伸びなくて…!>> 1話を読む 楽しく個別指導塾に通い始めたものの、まったく成績が伸びない優。しばらくして、その理由に気づく出来事が起こりました。個別指導塾での授業の様子や宿題などをきちんと確認したところ、さまざまな問題が見えてきました。娘の成績をあげるためにはどうすればいいんだろう…。優が通い始めた個別指導塾はアルバイトの先生が多く、先生が頻繁に変わり、さらには引継ぎがうまくいっていないことがわかりました。塾の指導レベルには少しガッカリしましたが、こだわりが強い娘だけに、今から別の塾に変えるというのも難しく…。そこで、塾の室長に相談することにしたのです。先生の固定、塾で問題を解くだけで時間が終わるのではなくわからないところをきっちり教えてくれる内容に、さらに宿題のレベルも娘の成績に合わせて対応いただくなど、かなり細かい要望を出しました。正直、「うるさい親だな…」と思われる心配はあったのですが、私たちのゴールは「娘が希望の学校に入学できること」、だったらそのためには塾をきっちり利用させてもらおうと思い直しました。こちらの思いをすべて伝えると、室長も真摯に受け止めてくれました。今後も、アルバイトの先生が指導してくれることに変わりありませんが、まずはこのまま個別指導塾に通わせることにしました。先生と年齢が近く、私立中学のリアルな話が聞けるのは、優にとって大きなメリットでした。そして、そんな学校生活への憧れから、優のモチベーションも次第にアップし、成績は少しずつ上がり始めました。しかし…この後も学校をどう選んだらいいか、娘が反抗的な態度を取りはじめる…など、次々に問題が起こっていったのです。次回は新たな家族が登場します。原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ ふゆ
2021年06月19日小1の9月、放課後等デイサービスに通い始める小学校に入学したばかりのころ、通級以外の療育や習い事には通っていませんでした。塾や放課後等デイサービスの見学に行くも、ミミの反応がイマイチだったので申し込まなかったんです。少し経って療育を受けられるところをネットで探していると、近所に放課後等デイサービスがオープンするとわかり、体験を申し込みました。ミミは担当の先生のことが大好きになり、楽しくて仕方ない様子。1時間があっという間に過ぎました。ミミが自分から「通いたい!!」と言ったのですぐ申し込みました。Upload By taeko放課後等デイサービスの後、ミミは満足そうにしていて、毎週楽しく通っていました。1ヶ月が過ぎ、2年生の男の子と一緒に活動することに。S君はミミをリードしてくれて、お互いに良い関係になりそうだなと楽しみに思いました。初日は良い感じで終了。ところが、2回目からミミの「指摘グセ」が出始めました。S君はおっとりした性格。負けず嫌いなミミは、勝てると思って?上から目線でいろいろ言います。さらに、初めて取り組む負けそうな活動は、「やらない」と言うように。ヒヤヒヤするけど、マジックミラー越しに様子を見守っていました。S君のママと子どもの話ができて私は楽しかった…。今思うと、ミミは楽しくなかったのかもしれない。Upload By taeko少しずつ態度に変化が…3ヶ月くらい経ったころ、放課後等デイサービスの方針で、ミミが大好きな先生との関わりを少しずつ減らしていくと知りました。ミミにも早めに伝えました。その影響もあってか、ミミの放課後等デイサービスでの乱れが目立つように。部屋に入るのを嫌がる、椅子に座らず床に寝そべる、パーテーションの後ろに隠れる、ホワイトボードに書かれた文字を消す、今日の活動内容を知り、興味が湧かなかったら全く取り組まないなど。S君が「やろうよ」と誘ってくれても効果なし。パパと行ったときもグダグダで、パパから怒鳴られてしまい涙を流して帰ってきたのでパパに頼むのはやめました。やりたくない気持ちや、興味のないことはやらなくても仕方ない、と思って私は叱らないで見守りました。工作で太巻をつくる活動があった日も、ミミはつくりませんでした。S君は頑張ってつくり、できた太巻をお母さんに渡していました。ミミは私に「つくって欲しかった?」と聞いてきたので「ううん、ミミは太巻好きじゃない(食べない)からつくりたくないんだよね、いいよ」とは言ったものの、何でつくらないのかなと思ってしまいました。その後もグズグズが続いて…。ボール遊びは好きだけど、新しいルールの場合は参加しない。先生に対しての言葉遣いが荒い。保育園のころに通っていたリトミックや運動療育で、何の活動にも参加しなかったときのことを思い出しました。Upload By taeko個別指導が合うのかも?4月から2年生になり、引き続き通級と放課後等デイサービスに通うミミ。放課後等デイサービスは先生が変わり、再び個別指導になりました。個別といっても、同じ部屋にパーテーションを隔てて3組で活動しています。隣が気にならないかと心配したけど、同年代の友達と競い合うことなく安心して取り組んでいます。ミミには個別のほうが合っているのかも。通級はどうなるかな?2年生のミミをゆっくり見守っていきたいです。Upload By taekoLITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年05月21日「スカートはヒザ丈にすること」「髪色は黒のみ」「男女ともに髪が肩につく長さは禁止」など、学校によっては厳しい規則が定められていることも。校則は風紀の乱れを取り締まるためのもの。しかし、行きすぎた校則は成長途中の若者に悪影響を与えるとして、問題視され始めています。『厳しすぎる生徒指導』漫画家の川田大智(@daichi_kwd)さんが描いたのは、新米教師が主人公の創作漫画。主任の鬼瓦先生は、厳しい生徒指導を行うことで有名です。鬼瓦先生が女子生徒の髪にハサミを入れるのを目にし、新米教師は胸を痛めますが…。〈〈〈【厳しすぎる生徒指導】〉〉〉 #仕事探しはスタンバイ pic.twitter.com/ds6b1SHQV9 — 川田大智 (@daichi_kwd) May 14, 2021 女子生徒のだらしなく伸びた前髪を、散髪用のハサミで見事にイメチェンさせた鬼瓦先生。強面な外見の持ち主の彼ですが、繊細な手つきで生徒たちのヘアスタイルをよりよいものにしてあげたのです!鬼瓦先生の凄まじいギャップに、漫画を読んだ多くの人が一瞬で心を奪われてしまいました。・こんなにも素晴らしい頭髪検査なら、喜んで受けます!・最高にかっこいい先生…。鬼瓦先生のような大人になりたい。・自分の学校は校則が『拘束』になってたなあ。こんな先生がいればよかった。「自分の学校にもこんな先生がいたらいいのに」という言葉が数多く寄せられた、今回の作品。きっと鬼瓦先生は伝説の教師として、たくさんの生徒の未来を明るくしていくことでしょう…![文・構成/grape編集部]
2021年05月15日2021年6月東京、7月大阪にて上演されるTXT vol.2「ID」のキービジュアル、個別キャラクタービジュアル、そしてこれらを公開する特設HPがリニューアルされた。本作は、『仮面ライダーゼロワン』など、仮面ライダーシリーズでメインライターを務める高橋悠也と、その仮面ライダーシリーズを手がける東映が手を組み、新たなコラボレーション作品を生み出していくプロジェクト“TXT(テキスト)” 第2弾。高橋が作・演出する完全オリジナルの新作演劇作品で、とある委員会の極秘実験にて、意図的にデザインされた男女=アバターが、委員会の都合によって一方的に人格が書き換えられていく不条理な実験の中で狂おしくも美しく生きようとする姿を描く。今回、主演・崎山つばさ演じる生徒会長のビジュアルで、本作の世界観を表現したキービジュアルと、崎山、松田凌、井上小百合、萩谷慧悟(7ORDER)、小野塚勇人、砂川脩弥、鈴木蘭々らキャストの個別のキャラクタービジュアルが公開された。本作の中で出演者は、生徒会長、学級委員、広報委員、図書委員、保健委員、美化委員、風紀委員、教授という委員会のメンバーと、アバターと呼ばれる存在の二役を演じる。公開されたキャラクタービジュアルでは、各々が演じる2つのキャラクターが一つひとつのビジュアルに描かれた。それぞれの衣裳やヘアメイク、カラーなど、細部にまでこだわり作り上げたビジュアルにも注目してほしい。キービジュアルと個別キャラクタービジュアルは、本作特設HP( )にて公開となる。また5月17日(月)23:59まで、e+(イープラス)・ローチケ・チケットぴあにて、各プレイガイド先行が受付となっているので、お申し込みをお忘れなく。【公演概要】TXT vol.2 「ID」作・演出:高橋悠也出演:崎山つばさ 松田凌 井上小百合 萩谷慧悟(7ORDER)小野塚勇人 砂川脩弥 / 鈴木蘭々黒川一樹(M) / 勝亦利恵(F) (Wキャスト)日程・会場:2021年6月17日(木)~27日(日) 東京・よみうり大手町ホール2021年7月2日(金)~4日(日) 大阪・サンケイホールブリーゼ企画・プロデュース:東映公演特設HP: 公演公式Twitter: >
2021年05月10日私は中学生のころ、ある件がきっかけで「生理=恥ずかしいこと」「生理だということは周りに知られてはならないこと」という認識を持つようになりました。私が中学生のころに経験した出来事についてお話しします。 放課後に呼び出された女子生徒中学1年生の秋ごろのことでした。帰りのホームルームが終わる直前、担任の教師が女子生徒たちに向かって「女子はホームルームが終わったら、体育館へ行くように」と伝えたのです。それだけではなく、男子生徒たちに向かって「体育館に近づかないように」と告げました。 怒られるようなことをした覚えはありません。クラスメイト全員が疑問符を浮かべたまま解散。男子生徒は部活へ行く者と帰る者に分かれ、女子生徒は荷物を持って体育館へ移動しました。 女性教師による生理指導私が到着したころはすでに数十人集まっており、1年生の女子のみが集められていました。教師の指示で、女子生徒はクラス毎に整列し、ほかの生徒や教師の到着を待つこと、数分……。 全員が集合したあと、私は教師を含め、この場にいる全員が女性であることに気が付いたのです。「何の話をするのだろう」「長引くのは嫌だな」と呑気に考え事をしていると、教師の1人が未使用のナプキンを取り出しました。 生理指導は1時間以上教師によると、先日1年生のクラスが並ぶ階の女子トイレにあるサニタリーボックスに捨てられていた使用済ナプキンが小さくまとめられていないままだったとのこと。そのナプキンは経血が丸見えの状態だったため、指導が必要だということになったのでしょう。指導のなかでは、「経血が見えてしまうのは恥ずかしいこと」「隠さなければいけない」と聞かされ続けました。 その後、1人ひとりに未使用のナプキンが配られ、開封し小さくまとめる練習が始まりました。きれいにできない子やできたけれど粘着力が甘く開いてしまった子は教師から指導が入り、まとめ直す練習に入るのです。じょうずにできた子から帰されましたが、できなかった子はなんと長時間練習をさせられたようでした。 しかし、この指導で私に印象に残ったのは、経血が丸見えにならないように生理用品のまとめられるようになることではありませんでした。指導にあった言葉から、「生理は恥ずかしいことなんだ、隠さなければいけないものなんだ」ということが胸に刻まれてしまったのです。 その後しばらくは、生理=恥ずかしいものという考えが私の心に根付いてしまっていました。今思えば、あの指導で教師たちが伝えたかったのは、「生理のマナー」だったのだと理解できます。しかし、あの指導方法で、私の心に残ったことは、残念ながらそのことではありませんでした。生理についての大切な指導も、伝え方次第では違ったものになってしまうのだなと残念に思う出来事でした。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO--------著者/佐藤里桜
2021年04月28日猫から前脚で叩かれる『猫パンチ』。猫を飼っていない人でも、猫パンチというワードを聞いたことがある人もいるほど、知られています。パンチをするのは、猫の狩猟本能の1つ。猫ならば習わずとも、本能で猫パンチを繰り出すことができるようです。しかし、保護猫のクウちゃんは、『猫パンチ講座』を開いて講習をしていたのだとか。飼い主さん(@kunyan_kainyan)が撮った写真がこちらです。「猫パンチは、脇を『ギュッ!』と縮めてから…」「『パッ!』と出す」猫パンチは脇をギュッ!と縮めて〜パッ!と出す pic.twitter.com/wU0HJ9jN6U — クウとカイ (@kunyan_kainyan) April 13, 2021 ボクシングジムのコーチのように気合の入った顔で、猫パンチ講習を行うクウちゃん。一緒に暮らしている猫のカイちゃんも、クウちゃんに猫パンチを夜な夜な教わっていたのかもしれません。投稿は反響が上がり、さまざまな声が寄せられていました。・漫画『あしたのジョー』ならぬ『あしたのネコ』ですかね。・面白すぎる!パンチの時に爪も出すんですね。・熱血指導をされていますね。とても人間味がある猫ちゃん!指導に熱が入るクウちゃん。これからの猫パンチは、より強烈なものになっているかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年04月15日2021年4月に池袋・あうるすぽっとにて上演されるFICTIONAL STAGE「亡国のワルツ」の出演者個別イメージビジュアルが公開となった。さらに、すでにFICTIONAL STAGE「亡国のワルツ」への出演が発表されている前山剛久、廣瀬友祐、北原里英、荒井敦史、廿浦裕介、長谷川太郎、多和田任益(梅棒)、奥田達士、小川菜摘に加え、今回、新たに“下野紘”の声の出演が決定。そして、キービジュアルで既出の前山、廣瀬を除く、出演者の個別イメージビジュアルが初公開となる。本作は、毛利亘宏(少年社中)が作・演出する完全オリジナルの新作演劇作品。革命家たちに紛れ込んだスパイを探すというスリリングな密室劇であり、激しいダイアローグがぶつかり合う会話劇だ。虚構の“日本”を舞台に、毛利がこれまでにない社会派エンタテインメントを届ける。そんな「亡国のワルツ」のチケット一般発売が4月11日(日)10:00、各プレイガイド(e+、ローソンチケット、チケットぴあ)にて開始した。公演内容やチケットの販売など、本作の詳細は随時公式HPにてアップされるのでチェックしてほしい。【公演概要】FICTIONAL STAGE「亡国のワルツ」作・演出:毛利亘宏(少年社中)出演:前山剛久 廣瀬友祐北原里英 荒井敦史 廿浦裕介 長谷川太郎多和田任益(梅棒) / 奥田達士 / 小川菜摘下野紘(声の出演)日程:2021年4月16日(金)~29日(木・祝) 22st会場:あうるすぽっと(〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル2F・3F)公演公式HP: 主催:東映・シャチュウワークス
2021年04月13日20年以上に渡ってスペインで指導者として現場に立ち、アトレティコ・マドリードやビジャレアルのアカデミーなどで活動してきた、佐伯夕利子さん。なかでも2014年にビジャレアルのアカデミーが実行した「育成改革」には、指導者人生を揺るがすほどの影響を受けたと言います。インタビュー第3回では、佐伯さん自身の変化について、話をうかがいました。(取材・文鈴木智之)ビジャレアルが行った育成改革改革のおかげで、これまで選手をジャッジして来たことに気付いたと佐伯さんは語ります(写真はサッカー少年のイメージ)<<第2回:そのコーチングは「指導者が考える正解」では?ビジャレアルが将来を見据えて行った指導者改革■「これまで選手をジャッジし続けてきた」と気づいた――ビジャレアルの育成改革では指導風景を撮影し、映像をもとに指導者間でディスカッションしたとおっしゃっていましたが、佐伯さん自身フィードバックを受けて、どのような変化があったのでしょうか?まず、選手に対するアプローチの仕方が、ガラリと変わりました。なかでも強く感じたのが「私はこれまで、選手をジャッジし続けてきたんだ」ということです。たとえば、「この選手は良い選手」「この選手はそうでもない」というのもジャッジです。誰しも指導者にはお気に入りの選手がいて、どんな状態でもピッチにいてほしい。説明のつかない信頼感を寄せている選手がいます。その子に対するジャッジは、文句なしに「良い選手」です。でもいま振り返ると、それは思い込みだったのではないだろうかと。もしかすると、良い選手であるという先入観のもと、ラベリングをしていたのかもしれません。――ご自身の考えを、客観的に見られるようになったのですね。他に変わったのが、口から出る言葉です。人間は無意識のうちに、習慣化した言葉を使っています。指導中にも、頻繁に口をついて出ます。ビジャレアルの育成改革ではメソッド部門のメンタルコーチたちが、私の近くに影のように寄り添い、練習中にカメラを回し、メモをとりながら「佐伯コーチは練習中、何を言っているのか?」を記録しました。そして、私の口から出てくる言葉を全部「仕分け」してくれるんです。ポジティブな言葉とネガティブな言葉を分け、選手に対してポジティブなフィードバックが多かったのか、ネガティブなフィードバックが多かったのかに分けます。■言葉を可視化したことで、選手が自分の言葉をどう感じるかに気付けた――どんな言葉をかけているか、可視化されるわけですね。そうなんです。たとえば、90分の練習でA君に18回、B君に8回、C君に2回、声をかけたとします。「この数字を見て、佐伯コーチは何を感じますか?」と質問をされます。そこで私は「A君に18回も声をかけている。すごく執着しているな」とわかるわけです。次に、A君にかけたポジティブな言葉とネガティブな言葉を仕分けされた表を見せられます。すると、18回のうち15回がネガティブで、3回がポジティブなワードを使っていたことがわかりました。――A君に対して、ネガティブに執着していたわけですね。そこで私は自分の考えを正当化するんです。「でも、あの子には、これまで何度も注意しているんですよ。それなのに、状況を見ないでボールを受けてしまって、それから何をしようかを考えるから、ボールを奪われることが多くて。何度言っても改善されないんです」というように。指導者というのは自分を正当化させたら天下一品で、いくらでも言葉が出てきます。でも、はたして本当にそうなんだろうか? というところを、メソッド部のコーチが掘り下げてくれるんです。一つひとつ踏み込んで、「この言葉は、A君に対してどのように伝わってったと思う?」「このように言われたら、A君はどのように思ったと思う?」と、あえて指摘せず、質問を投げかけることで私自身にその答えを出させるのです。それを繰り返すことによって、「こんな言葉を使ってしまった」「こんな言い方をしてしまった」「A君は、いまどう思っただろう?」という意識が芽生えるようになりました。自分の指導を俯瞰できるようになったというと、おおげさに聞こえるかもしれませんが、いままでそんなことは思ったことがなかったので、一番の成長だと思います。――すごいアプローチですね。例えば同じシチュエーションで同じミスをした時に「また?」と指導者が言ったとします。その「また?」が、言われた選手に与えるインパクトは、どのようなものがあるだろうか?「また?」と言われた次のアクションで、結局あなたが望むプレーをA君はできた?と聞かれるわけです。同じミスをしたときに、指導者に「また?」と言われたら、次から身体が縮こまってしまい、より良いアクションは起こせないですよね。メソッド部門の人たちはそのような対話を通じて、私を変えてくれました。■スペインでは勘違い指導者の居場所がなくなりつつある――キャリアのある指導者を変えるのは、大変なことだと思います。変える方も、変わる方も。私だけでなく、スペイン国内の大多数の指導者は、多くの勘違いのもとに指導をしてきたのだと思います。幸運なことに、私はそれに気がつくことができました。さらに申し上げると、スペイン国内では指導者のプロファイルが変わってきていると感じています。これまではパフォーマンス系の指導者、例えば吠えるタイプの指導者やミスをした選手がいたら、ピッチサイドで地面にペットボトルを投げつけてみたり、審判に食ってかかったりするような指導者が多くいました。審判にプレッシャーをかけることイコール、チームへのプラスになるという変な信仰があったり。まだまだそのような指導者は少なくありませんが、流れが変わってきて、徐々にそういった指導者の居場所がなくなってきていると感じています。■知識があっても現代のやり方に合わない指導者は求められていない――そのような指導者はかつては「熱心な指導者」と言われていましたが、世の中が変わってきた中で、求められる指導者像も変化してきたのでしょうか?そう思います。先日、スペインの有名なスポーツダイレクターと話をしたのですが、同じことをおっしゃっていました。「○○監督はフットボールの知識があって、4-3-3について語らせたら、自分がいままで出会ってきた中でナンバーワンだ。だけどスポーツダイレクターの立場から考えると、彼を監督して招聘するのはありえない。なぜならもうそういう時代じゃないし、彼のやり方は求められていないんだよね」と言っていました。選手とのコミュニケーション方法やチームの作り方、自分の知識の伝え方など、時代とともに求められるやり方も変わってきているのだと思います。――オールドスタイルの指導者の居場所がなくなってきているのですね。はい。スペインで言うと、1980年代、90年代の指導スタイルから、進化していない人達の居場所がなくなってきているように感じます。そういう人達は、海外に居場所を求めています。なぜならばアフリカやアジアなどは、ヨーロッパと比べて人権への意識が低い地域もあるので、そのような指導がまだ認められるからです。もちろん、アフリカやアジアで仕事をしている指導者全員がそうだと言っているのではありません。そこは誤解なさらないようにしてほしいです。中には実力が認められて、海を渡った指導者もいます。でも、そうでない人がいるのも事実です。■過去にもてはやされた手法をなぞることがイケてると勘違いしていた――日本のスポーツ界にも、指導者のパワハラは根強く残っています。ハラスメント系の指導者というのが、一昔前はイケている指導者だった時期がありましたよね。「あの監督は情熱がある」といったように、色々な言葉で正当化されてきたんです。私もそう思っていた時期もありました。例えば、「メンバーリストは相手のチームよりも後に出せ」とか、色々なことを教えられました。でも時代は変わり、指導者がメンバーリストをいつ出すかに気を取られている間に、そのエネルギーを選手に向けて、選手のことを考える時間に当てたほうがよっぽど良いですよね。――そう思います。試合前というのは、選手が試合に向けてどのような気持ちでいるか。それに指導者は寄り添っていなければいけないはずなのに、つまらない信仰のようなものを、私達はたくさん作り上げてきてしまいました。それをなぞることが、イケている指導者だと勘違いし、そのような指導者をスペインのサッカー界は大量生産してしまったのです。しかし現在、先進的なクラブは、そのようなプロファイルの指導者は求めていません。ビジャレアルが2014年に改革しようとしたのは、まさにその部分で、それが遅かったのか、早かったのかはわかりませんが、私に多くの影響を与えてくれました。■ひどい指導者たちを批判するだけでは何も変わらない。指導環境改善のためにできること――過去の誤った振る舞いに気がついたとき、どのように感じたのでしょうか?私はメソッド部門のコーチに「いままでの自分はひどい指導者だったんだと、恥ずかしく思う」と言いました。すると、「いいんだよ。キミに非があるわけではないんだから。キミは、そのやり方しか知らなかっただけなんだ。それが正しいと思っていただけなんだ」と。さらに、こう言われました。「キミがやってきたことと、違ったアプローチがあることも知ってほしい。こういうやり方もあるんだと知ることで、指導者として豊かになれるはず。指導者をそのように育ててきた、スペインのスポーツ文化にも責任はある。人間は知っていることしか見えない。キミたちはひとつのやり方しか教わってきていないから、見えるものも見えなくなっているんだ。知ることによって、見えるものも変わるはずだから、『知る』を増やそう」と。――深い言葉ですね。日本のスポーツ界には未だにハラスメントがあり、子どものスポーツに対して、ひどい指導をしている人も多いと聞きます。でもそこで、「ここにひどい指導者がいる」「あそこにもいるぞ」と批判を繰り返すだけでは、何も変わりません。なぜならばそのような指導者達は、言い訳でなく、他のやり方を知らないんです。そして、いままではそのやり方で試合に勝ったり、大会に優勝したりと、機能してきてしまったのです。なので、その部分に対する『学びくずし』と言うか、そこに取り組むためのきっかけや、サポートする人がいない限り、指導者は変わることができない。私の経験上、そう思います。(第4回に続く)<<第2回を読む佐伯夕利子(さえき・ゆりこ)1973 年10月6日生まれ/イラン生まれ92 年にスペインに移住し、93 年から指導者の道を歩み始める。レアル・マドリードのスクールをはじめ、スペイン男子3 部リーグ、アトレティコ・マドリッド女子チームなどで監督経験を積む。08 年からビジャレアルに在籍し、男子U19のコーチ、レディースの監督、女子部統括責任者などを歴任。18 年に公益社団法人日本プロサッカーリーグの特任理事(非常勤)に選任され、2020年3月からJリーグ常勤理事。
2021年02月16日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の流行は、大人のみならず、子供たちの日常にも大きな変化をもたらしました。感染拡大を防ぐための臨時休校や学校行事の中止または時間短縮が発生し、教育現場では新しい生活様式に合った学習環境の提供が求められています。地域や各校の取り組みに多少の差が出ることは避けられないため、一部では「教育格差が生じるのではないか」といった声も上がっているようです。個別指導塾『英才個別学院』がコロナ禍の教育支援をスタート!1都3県に95教室を展開する、個別指導塾『英才個別学院』。小中高生を対象に、テストから受験対策まで幅広く指導しています。『英才個別学院』を運用する株式会社エイサイコミュニケーションは、コロナ禍で思うような学習環境を確保できない子供たちのために、教育支援を行う『教育を止めるな!応援プロジェクト』を実施。コロナウイルスの影響により、休業や失業を余儀なくされ、収入が減少した保護者とその家庭の子供を対象に、総額1千万円分の個別指導を提供することを発表しました。『英才個別学院』は、今回の支援を決意した理由として、次のようなメッセージをつづっています。本当に困っている方たちが、ただただ苦しい思いをしていることは違う。互いに手を取り、力になれる時に力になる。よりよい世の中を創生する、これこそが教育の本義のはずです。ならば今、私たちにできることを行動しよう!少しでもできることをしよう!という思いから今回の個別指導の無償提供を決定しました。実施教室の所在地域である東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県を対象に、受付人数は100名限定とのことです。「学習の遅れを感じている」「集中して勉強に臨める学習環境が欲しい」といった悩みを持ちながらも、経済的な理由で一歩踏み出せずにいた人は、検討してみてはいかがでしょうか。【受付期間】2021年2月15日~3月31日【対象学年】小学生・中学生を対象 ※2021年3月31日時点【提供内容】週2回、85分の個別指導を全16回分【申請要件】コロナウイルスによる収入減のご家庭詳しくは以下のサイトをご確認ください。【教育を止めるな】応援プロジェクト受付開始[文・構成/grape編集部]
2021年02月16日30年近くに渡ってスペインで活動し、サッカー指導の現場で奮闘してきた佐伯夕利子さん。スペインの指導ライセンスレベル3(日本のS級に相当)を取得し、アトレティコ・マドリードの女子チームやビジャレアルのアカデミーで指導を行ってきました。2020年よりJリーグの常勤理事となり、現在は日本を拠点に活動(11/30-2/1まで一時帰国中)しています。選手の育成について多くの知見を持つ佐伯さんに「子どもたちを伸ばすために、指導者が変わらなければいけない理由」をテーマにインタビューを行いました。第2回はビジャレアルが行った育成改革の内容に迫っていきます。(取材・文鈴木智之)ビジャレアルが行った育成改革改革の第一歩は、指導者が自分を知ることから始まったそう(写真はサッカー少年のイメージ)<<第1回:1人ひとりの個性を見て個別最適化がチーム強化に。スペインの名門ビジャレアルが育成改革に取り組んだキッカケ■育成はすぐに結果が出るものではない。「今」だけ見ていて良いのか――サカイクでは、「子どもを変えるには、大人が変わらなければいけない」というメッセージを打ち出しています。ビジャレアルの育成改革は、まさに大人(指導者)が変わることで、子どもたちの変革をうながしたそうですが、どのような取り組みをしたのでしょうか?それまでの私達はサッカークラブの指導者なので、普段からサッカーの話ばかりをしていました。どんなシステムがいいのか、サイドバックの選手に求める要素は...といった形です。あるとき、ビジャレアルの育成改革を推進したコーチに「そんな話を何十年もしてきて、これから先の何十年も続けていくのか?」と言われたときに、はっとしたのです。指導者として、それはあまりにも貧しいのではないか。そうではなくて、もっと広い視野で選手を育てるべきなのではないかと。ご存知のとおり、育成はすぐに結果が出るものではありません。目の前にいる選手が8年後、10年後にこうなっていてほしいという理想像に向かって、進んでいかなくてはなりません。8年後、10年後に、今いるコーチが引き続き、ビジャレアルにいるとは限りませんが、選手たちの将来にとってプラスになるのであれば、より良いアプローチを模索するべきだということで、まずは指導者に対して様々な取り組みが行われました。■選手には「自分で考える」を求めていたのに、指導者が具体的に指示しすぎていた――どのようなことが行われたのでしょうか?改革の第一歩は、指導者が自分を知ることから始まりました。「理想の選手を育成するにあたって、それに適した指導を、私達指導者が行っているか」に目を向けました。ビジャレアルアカデミーが掲げる理想の選手像は、自ら積極的に考えて、判断して実行できる選手であり、試合中、変わっていく状況に対して適応できる能力を備えた選手です。そう言っている割には、攻撃パターンを3つぐらい作って、それをただ繰り返すドリルのようなトレーニングをさせていたり、「自分で考えてプレーしよう」と言いながら、指導者が「右に蹴れ、左に蹴れ、いまのは違うだろ」と言い続けていました。――多くの指導者にとって、耳の痛い話ですね。ビジャレアルアカデミーでは、私達指導者がどのような振る舞いをしているのか、それを自分たちの目で確かめるところから始めました。具体的には、アクションカメラの「Go Pro」をつけて指導の現場に立ち、いつもどおりトレーニングをします。「Go Pro」は自分の目線と同じなので、選手の反応が撮影されています。その映像を見ると、多くの発見がありました。練習前後に選手を集めて、指導者がトレーニングについての話をするのですが、いつもうなずいて聞いているように見えたA君が、実は聞いている素振りをしているだけだったり、聞いていなさそうに見えたB君が、話を理解しようとしていたりと、指導者が持つ印象と映像に映っている事実が異なっていました。その理由は、指導者が選手にするラベリングにあります。指導者のレッテルや主観が、事実を違うように映していたのです。――映像で見るからこそ、多くの情報を客観的に得ることができるわけですね。もう一つはハンディカムで指導者自身を映し、トレーニング中や試合中にどのような指示出し、振る舞いをしているかを、コーチングスタッフ全員でチェックし、ディスカッションをする場を設けました。これは週に1回、2時間の学びの場なのですが、自分の指導の様子がみんなの前で映し出され、選手とどのようなコミュニケーションをとっているか、どのような言葉を使っているかなどにフォーカスし、ディベートをしました。■そのコーチングは指導者が考える「正解」では?――そこでは、どのようなディスカションがなされるのでしょうか?映像には試合の様子は映っておらず、指導者の姿だけが収められています。そこで試合中、私が選手のあるプレーに対して「いまのはパスじゃなくて、ロングキックでしょ!」と言ったとします。すると進行役が映像を止めて、「いまのコミュニケーションについて、他の指導者はどう思う?」と意見を聞いていきます。そうやって、指導者の振る舞いを一つひとつ検証していくのです。――指導者からするとハードな学びの場ですね。はい。たとえば他のコーチから「この前のスタッフミーティングで、『自主的に物事を考えられる選手になってほしい』という話をしたよね。でも『ロングキックでしょ!』というコーチングは指導者であるあなたが考える正解であって、パスをした選手の判断や選択肢を否定することになっている。結局、あなたが言うとおりのプレーをしないと、ネガティブなフィードバックをされる。つまり、ダメな選手と評価されるわけだ。それは私達の目指す方向性ではないし、言っている事とやっている事が違うよね」といったフィードバックを受けます。それを1年間繰り返しました。■20年の指導歴で初めて自分が成長できる機会だった――指導者のみなさんは、そのフィードバックをすんなりと受け入れることができたのでしょうか?大人になると、誰しも自分をさらけ出すのは嫌ですよね。自分の指導の様子を撮影されて、みんなの前でフィードバックを受けるのは居心地が悪く、怒りや恥ずかしさなど、いろいろな感情が混ざり合います。私達にとっては、すごく難しい時間であり空間でしたが、その経験をしたことで、「使用前、使用後」と呼べるような変化がありました。中にはふてくされて、自分の殻に閉じこもってしまった人もいて、学びという面では残念なことではありますが、そこまで踏み込んで、指導者を改革しようとしてくれたビジャレアルというクラブは勇気があるなと感じました。――佐伯さんご自身は、それらの取り組みによる変化をどのように感じたのでしょうか?ビジャレアルの育成改革がスタートしたのが、2014年です。私はそれまで、20年ほど指導者をしていましたが、これまでの20年間、何をしていたのだろうと思うぐらい、使用前と使用後の変化を感じました。「選手を育成する」ということについて、間違えてとらえていたのだと気がつくことができたのです。時間が経てば経つほどその想いが強くなり、自分の中で整理できなかった思考が、緩やかなスピードではありますが固まってきました。それまで、選手に対するアプローチに違和感を覚えたことはありませんでした。自分のやっていることに間違いはないと思っていましたし、周りから疑問を投げかけられることもありませんでした。つまり20年以上の指導歴で、自分が成長する機会は一度もなかったのです。(第3回に続く)<<第1回を読む佐伯夕利子(さえき・ゆりこ)1973 年10月6日生まれ/イラン生まれ92 年にスペインに移住し、93 年から指導者の道を歩み始める。レアル・マドリードのスクールをはじめ、スペイン男子3 部リーグ、アトレティコ・マドリッド女子チームなどで監督経験を積む。08 年からビジャレアルに在籍し、男子U19のコーチ、レディースの監督、女子部統括責任者などを歴任。18 年に公益社団法人日本プロサッカーリーグの特任理事(非常勤)に選任され、2020年3月からJリーグ常勤理事。
2021年02月09日1992年よりスペインで暮らし、サッカー指導の現場で奮闘してきた佐伯夕利子さん。2003年には日本人女性初となる、スペインの指導ライセンスレベル3(日本のS級に相当)を取得。アトレティコ・マドリードの女子チームやビジャレアルのアカデミーで指導を行ってきました。2018年にJリーグの特任理事に選任されると、2020年に常勤理事となり、スペインより(11/30~2/1まで一時帰国中)帰国することになりました。育成について多くの知見を持つ佐伯さんに「子どもたちを伸ばすために、指導者が変わらなければいけない理由」をテーマにインタビューを行いました。ビジャレアルの育成改革を中心とした、濃密なインタビューを4回に渡ってお届けします。(取材・文鈴木智之)育成の名門ビジャレアルが「ピッチ外」という育成で一番大変な面に目を向けるようになったキッカケとは(写真はサッカー少年のイメージ)■小中学生で親元を離れるのは良いことなのか――佐伯さんが所属していたビジャレアルは、育成に定評のあるクラブです。スペインの年代別代表に選手を輩出し、トップチームにも多数の選手を送り込んでいます。育成に実績のあるクラブが、なぜ改革をしようと決断したのでしょうか?私が所属していたビジャレアルが、アカデミーの指導改革を行ったのが、2014年です。ビジャレアルはご存知のとおり、育成に特化してクラブを運営してきました。アカデミーからトップチームへと選手が昇格し、クラブとしても欧州チャンピオンズリーグなどで上位に食い込む中で、国内外から評価を得るようになりました。ビジャレアルはスペイン全土から選手をスカウトし、寮に入れて育成していきます。一番下は小学6年生です。小学生、中学生という多感な時期に、親元を離れて生活するのが良いことなのか。まずそこに葛藤がありました。スペインは地域性が色濃い国です。ビジャレアルはバレンシア州にあるのですが「バレンシア語」といって、使う言葉も違います。――別の地域から来た子どもは、馴染むのが大変ですね。そうなんです。遠方から来た子達を地元の学校に入れても、授業がバレンシア語なので、何を言っているかわからない。そのため、学校に馴染むことができないといった問題がありました。そのような経緯があり、(小学生年代で越境させる子はほとんどいなくなりました)。やはり、多感な時期は親元で生活するのがいいだろうという結論に達したのです。このように様々なトライアンドエラーを繰り返しながら、選手の育成をしてきました。寮生活をしている子は100人ほどいますが、それだけの数がいると、人間性の部分での指導、アプローチが行き届かないこともあります。そこであるとき、気がついたのです。「私達はプロクラブの指導者と名乗っておきながら、グラウンドの中で行われることだけを指導しているのではないか」と。やれ4-4-2だ4-3-3だという話ばかりで、グラウンドを一歩離れた選手の姿に、どれだけ関心を持って指導していたのだろうかと省みたのです。■アカデミー生の90%以上はプロになれない――ヨーロッパのトップクラブのアカデミーが、そのような観点を持ったことは、非常に興味深いです。ビジャレアルのアカデミー生は"フットボールバブル"と呼ぶべき、恵まれた環境でサッカーに取り組んでいます。全額クラブ負担で衣食住のケアがされていて、寮には栄養士もランドリーサービスもあります。Tシャツにさえ、アイロンをかけてもらえる環境です。学費はクラブが負担し、サッカーをすることで報酬も得ています。一般の中高生ではありえない環境ですが、その状態で長く育ってしまうと、いつしかそれが普通になってしまいます。そして18歳になると高級車を買ったり、iPhoneの最新版を持ったり、ブランド品を身につけたりという感覚になってしまうわけです。――まさにバブルですね。普通の中高生の感覚からかけ離れた状態をクラブが作っておきながら、彼ら全員がプロ選手になれるわけではありません。プロとして契約書にサインできる選手が、アカデミーの中で何人いるかと考えた時に、ビジャレアルのようなエリートアカデミー選手でも6~7%という数字が出てきました。つまりアカデミーの93%の選手は、プロとして生計を立てて行くことができないわけです。クラブもそれを理解しながら、選手に投資をしています。プロになった1%の子だけに目を向けて、その他の 99%の子達に責任を持たなくていいのでしょうか。「トップチームに何人昇格した」「他のクラブに高額で移籍させることができた」というのが私達の勲章ではなく、いま面倒を見ているアカデミーの選手達が、サッカー選手ではなくなった時、もっと言うとビジャレアルというバックグラウンドがなくなった時の姿に責任を持つことが、私達指導者の責務ではないかという反省が、改革のきっかけになりました。■ピッチ外という一番大変な面に向き合うようになったキッカケ――非常に考えさせられますね。ごくまれに、ユース出身の選手が犯罪を犯したというニュースを耳にします。でも、その段階ではもう自分たちのクラブの選手ではないので、大抵が知らん顔をします。「何年か前に、そんな選手いたよね」「ひどい人生を送っているね」と話をするだけで、彼らがビジャレアルのアカデミーにいた時、つまり成長段階で彼らの周りにいたのは、他ならぬ私達です。アカデミーを巣立っていった選手が、そのような状況になっていることに対して、「私達は責任を感じなくていいのだろうか?」といったことを指導者間でディベートし、内省を行いました。――責任感あふれる行動だと思います。指導者として勇気を持って、一番大変でエネルギーを吸い取られるところに、あえて向き合っていく。それがプロフェッショナルクラブの指導者と言えるのではないか。指導者とはそういう仕事なのではないかという考えに基づいて、改革をしました。たとえばAという選手がいたとして、彼は学校では生徒会長であり、彼女の前では恋人であり、クラブではおとなしいキャラクターだけど、親の前ではよく喋る子だったりと、様々な側面をもっています。しかし、私達は「サッカークラブにいるA君」という面でしか見ておらず、判断していませんでした。105m☓68mのグラウンドの中にいるときのA君に対してしか、アプローチしていなかったのです。――サッカー選手としてだけでなく、ひとりの人間として包括的に見ることの大切さに目を向けたのですね。サッカー選手としての価値を高めていくことが、最終的なクラブの目標としてはあるけれども、「価値とは何だろう?」と考えた時に、ボールを上手に扱えることなのか、速く走れることなのか、デュエルでたくさんボールを奪うことができることなのか......。そうではなく、もっと壮大なものではないだろうかという結論に達しました。つまり「人として豊かになれば、ピッチ上でのパフォーマンスにもプラスに現れてくるのではないか」ということです。なぜならばフットボールは、スピードやパワー、持久力など数値で測れるものを競う競技ではなく、様々なファクターの中から瞬時に判断し、たくさんの選択肢を持った中から、最適な行動を自分で選び取ることが必要なスポーツだからです。そこにスキルが加わり、クオリティの高いパフォーマンスに変わっていきます。■学校と連携して選手の日常を知る取り組み――どのようにして、サッカー以外の部分に目を向けていったのでしょうか?ひとつは学校との連携です。勉強に対してどのように取り組んでいるのか、学校ではどのような生徒なのか、先生との関係性はどうかなど、学校に対してクラブの指導者が積極的に関わるようになりました。いまでは学校の職員会議に、ビジャレアルのスタッフが参加する関係性です。さらに「Google Drive」というITソフトを使い、その選手に関わる多くの人と情報を共有し合う仕組みを作りました。Aという選手には、サッカーの指導者、寮の生活指導スタッフ、勉強を担当する先生、掃除や洗濯など身の回りのケアをする人など、たくさんの人が関わっています。そこで「Google Drive」の中に、Aという選手のファイルを作り、その日にあった特筆事項などを共有します。――現代的な仕組みですね。たとえば、学校の先生が「A君は同級生のB君と激しい言い争いをして、気が立っているので、寮に戻ったときの態度が悪いかもしれません」と記入しておけば、寮の生活指導の先生も「なんだこいつは。態度悪いな」となるのではなく、A君を取り巻く環境を理解することで対応も変わり、コミュニケーションも豊かになります。コーチはA君の身に起きた出来事を知っているので、練習場に来る時はふてくされているだろうなと、前もってイメージすることができます。そうすると、A君と接するときの指導者の態度も変わってきます。■一人ひとりが豊かになることがチームの強化につながる――それをチーム全員分するというのは、時間もエネルギーも相当かかりませんか?はい。チームに選手が20人いるとして、それぞれの人格や置かれている状況、バックボーンは全員違います。そうであるにも関わらず、私達はチーム全体にメッセージを発したり、フィードバックを行ってきました。それらの意味のなさに気がつき、すごく反省しました。個々にアプローチをし、個別に最適化を図ること。その結果として、選手一人ひとりが豊かになることが、チームの競技力や強化につながるのではないかと、考えが変わりました。そのような取り組みを行い、一つひとつ改革をしていきました。(第2回に続く)佐伯夕利子(さえき・ゆりこ)1973 年10月6日生まれ/イラン生まれ92 年にスペインに移住し、93 年から指導者の道を歩み始める。レアル・マドリードのスクールをはじめ、スペイン男子3 部リーグ、アトレティコ・マドリッド女子チームなどで監督経験を積む。08 年からビジャレアルに在籍し、男子U19のコーチ、レディースの監督、女子部統括責任者などを歴任。18 年に公益社団法人日本プロサッカーリーグの特任理事(非常勤)に選任され、2020年3月からJリーグ常勤理事。
2021年02月02日2020年11月29日、タレントの武井壮さんはTwitterを投稿。その内容が反響を呼んでいます。武井さんは、スポーツ競技の指導者が、試合に負けた選手に『しがちな対応』について、苦言を呈しました。試合に負けた罰に『グランド10周走ってこい』なんてのは指導じゃねえ。。試合に負けたら各選手に必要な能力を分析して、それを獲得するのに必要で有効なトレーニングや技術練習を与えて、栄養補給の知識を与えて、休養時のデータを取らせて、体を育てつつ技術を上げ、自分は戦術を学ぶもんじゃないか?— 武井壮 (@sosotakei) November 28, 2020 部活動などで試合に負けた際、指導者が選手に「グラウンドを10周走らせる」といった行為はよく聞かれます。武井さんはこれを批判し、指導者がすべきなのは「分析と戦術を学ぶこと」だと話しました。ネット上では、投稿に賛同する声が相次いでいます。・正論に拍手。いまだに根性論がまかり通っている。息子の部活顧問にアナウンスしたいくらいです。・罰を受けるべきは指導者です。そもそも『負けた罰』という意味がよく分かりませんね。・本当にその通り。負けたら指導者の力不足。勝利は選手の頑張りです。・負けると罰が待っているとなると、「罰を受けないために失敗しちゃいけない」と思ってスポーツを楽しめなくなる。負けた選手を責めるのでなく、次の時のためにしっかり対策をすることの大切さを述べた武井さん。スポーツだけでなく、さまざまな分野でいえることかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月30日ピラティス第二世代ティーチャーが直接指導全国に約100店舗ヨガ・ピラティスの専門スタジオ「zen place」を運営するZEN PLACEが、2020年10月17日(土)からオンラインワークショップ、『プレ・ピラティス・テクニーク』を開催します。講師にはピラティス第二世代指導者、デボラ・レッスンを迎え、全3回の開催予定です。デボラ・レッスンはピラティス創始者のジョセフ・ピラティスの直弟子であるキャローラ・ストラウス・トリアからピラティスメソッドの指導法を学んだ正当な指導者です。アメリカからの生配信を受講同ワークショップでは、ピラティスの基本となる基礎概念についてデボラ・レッスンがアメリカ・ニューヨークからオンライン配信を行います。スケジュールは初日が2020年10月17日(土)8:00から09:30で、3週に渡り土曜の朝に開催されます。受講者であれば当日の出欠に関わらず、ワークショップの録画を翌週の火曜日23:59まで視聴可能です。受講料は1回のみ7,000円(税込み)、3回セットで18,500円(税込み)です。(画像はプレスリリースより)【参考】※zen place academy『プレ・ピラティス・テクニーク』
2020年10月16日いくら歳を重ねても逃れることはできない、人間関係のトラブル。学校や会社、家族での関係をこじらせると、ストレスの原因になります。中でも大人の悩みで多いのは、職場の人間関係でしょう。いくら好きな仕事をしていても、人格に問題がある人と一緒だと疲れてしまうものです。横柄な研修医に、指導医がスカッとする対応!病棟で看護師として働いている、ぱれちに(paretiny)さんが描いたのは、ある病院で起こったエピソード。その病院には、やたらと態度が大きい研修医の男性がいたといいます。横暴な言動をする研修医に対し、周囲の人たちはストレスを感じていました。看護師を見下しているのか、研修医は人を不快にさせる発言を連発。これらの暴言はパワーハラスメント(通称:パワハラ)といえます。しかしある日、指導医は彼のミスをズバリと指摘!「態度がデカいわりに」という言葉を聞くに、指導医は彼の看護師に対する横柄な態度をしっかりと見ていたのでしょう。同僚の前で恥をかいたためか、自分の態度の悪さを反省したのか、その日から研修医は態度を改めたそうです。・スカッとした!叱るんじゃなくて、ちゃんと指摘する指導医さん、かっこいい!・どこにでもいるんですね、こういう態度がデカいのに仕事ができない人。・あるあるですね…。頭がよくても人間性が悪いともったいないですよね。悪い部分を指摘してくれる人がいるのは、ある意味幸せなこと。この研修医は、早いうちに気付くことができてよかったのではないでしょうか。彼が今回の出来事を受け、しっかりと改心することを願うばかりです。[文・構成/grape編集部]
2020年09月26日