皆さんは、生理の予定じゃないのに出血を経験したことはありますか?排卵による出血などもありますが、中には疾患が隠れていることもあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Sさんの場合……私の場合は、卵巣嚢腫でした。気づいたきっかけは、生理でもないときに出血をしたこと(いわゆる不正出血)です。なぜ不正出血を起こしたのか、その当時はわかりませんでした。ただ、お腹が妊婦さんと同じくらいパンパンに膨らんでいたので、病気を疑いました。どんな治療を受けましたか?最初にかかりつけ医へ行き、お腹を診てもらいました。その結果、「卵巣が腫れている。卵巣嚢腫だと思うからすぐに大きい病院へ」と言われ、紹介状を書いていただきました。近隣で一番大きい隣市の総合病院の婦人科へ行き、内診、腹部エコー、CT、MRを受けました。血液検査などすべての検査をした結果、「巨大腫瘍で卵巣嚢腫だと思うがお腹を開いてみないとわからない。卵巣がんの可能性も高いから開腹手術となります」と言われ、開腹手術となりました。開腹手術をして、左側の卵巣を全摘出。世の女性陣へ伝えたいことは?卵巣嚢腫は、私のように不正出血や腹部膨満感、お腹の膨らみが出てくるまでわからない怖い病気です。私の場合、幸いにも命は助かりましたが、このまま不正出血も何も起きず放置していたら「卵巣破裂を起こして危険な状態だった」とはっきり言われました。大事なことは、年に一度の婦人科検診を受けることです。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。卵巣嚢腫って?不正出血とお腹の膨らみは、卵巣嚢腫が原因だったというSさん。Sさんは手術を受け、事なきを得られたようですね。卵巣嚢腫は、子宮の左右に一つずつある卵巣は通常2~3cmぐらいの大きさですが、ここに発生した腫瘍が「卵巣嚢腫」となります。症状として、お腹が張って苦しくなったり頻尿になったりなどあるようです。しかし、小さいうちは無症状で経過することが多いようです。皆さんも、「いつもと違う」と感じたときは、早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月18日生理の期間や出血量は、人により大きく異なります。同じ人でも月により差があることもあるため、少しの変化ならつい放置してしまうこともあるでしょう。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医:新見正則新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャートコロナ後遺症漢方薬』はAmazonでベストセラーに。Aさんの場合……良性ではありますが、ポリープが見つかったことがあります。きっかけは、生理後も2週間ほどの出血があったためです。本当に少量で、ティッシュで拭いても付くか付かないかくらいの出血でした。また、子宮内膜が厚くなっていることも指摘されました。どんな治療を受けましたか?受診したその場ですぐに摘出していただき、内膜が厚くなっていたので子宮体癌の検査も同時に受けました。結果は陰性でしたが、自分では気づけない症状もあるのだと実感しました。すぐ検査していただける設備は大事だと思います。世の女性陣へ伝えたいことは?少しでも違和感があったら、そのままにせず病院に行くことをおすすめします。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。違和感があるのなら病院を受診しよう生理後も続いた出血は、ポリープが原因だったというAさん。Aさんは無事に適切な治療を受けることができたようですが、少量でもあまりにも長い期間出血が続くのなら何か原因があるのかもしれません。少しでも「おかしいな」と感じたら、近くの婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:新見正則医院院長、新見正則※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月21日ホルモンバランスが変化すると、女性の体にはさまざまな変化が表れます。症状は個人により大きく異なるものの、生理の出血量が増えてくると一体何があったんだろうと心配になってしまうこともありますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患にきづいたきっかけエピソード」をご紹介します。主婦Cさんの場合……40代になりホルモンバランスが変化した影響からか、あまりに生理の出血量が多くなり病院を受診しました。結果「過月経」と診断され、このような症状にも名前があることをはじめて知りました。どんな治療を受けましたか?投薬治療により、生理の症状を軽くすることができました。半年ごとに検査をし、閉経まで投薬することで驚くほど楽になりました。きちんと検査をして、データで体の状態を確かめてもらえる病院を選ぶといいと思います。世の女性陣へ伝えたいことは?「生理にはつらい症状があって当たり前」と思い我慢をしていました。しかし、年齢など色々な事情から妊娠を望んでいないのなら、薬などの治療でとても楽になりますよ。痛みなどのつらい症状を我慢する必要はない出血量が多く検査をしたら、過月経というはじめて聞く症状が判明したCさん。Cさんは症状が改善し本当に良かったですが、生理やPMSでのつらい症状を我慢する必要はありません。治療で改善できる場合もあることをぜひ覚えておき、婦人科医に相談するのも躊躇しないようにしたいですね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。治療に関するコメントはあくまでCさんの感想で、治療の効果には個人差があります。(MOREDOOR編集部)
2023年04月10日これまでずっと生理不順や不正出血に悩まされ、中用量ピルでの治療を続けてきたひぽぽさん。しかし、時には大量に出血してしまうことも。2018年6月某日、夜から明朝にかけて大きな血の塊が次々と出て止まらなくなってしまい、貧血になり床に倒れてしまいます。その後、気づいた夫によって病院に担ぎ込まれたのですが……!? 子宮筋腫ではなくて、実は…自宅で大量出血を起こし、貧血と出血性ショックで床に倒れてしまったひぽぽさん。医師によると「子宮筋腫ができていて、それが子宮の外にまで飛び出してしまっています」とのことで、筋腫を切除する手術を受けたのち、取り除いた腫瘍は病理検査(顕微鏡で細胞を調べる検査)に出されました。 貧血状態が続いているひぽぽさんは、経過観察のため、数日ほど入院生活が続きます。そんな中、いろいろなことが重なって精神的にうつになってしまい、「早く退院して家でゆっくり休みたい」という気持ちが強くなっていき……。 手術が終わったあとは特に必要な処置もなく、ただ貧血状態が回復するのを待っているひぽぽさん。術後の微熱やおなかの気持ち悪さは続いていましたが、病院にいても家にいても寝ているだけなら家のほうがいいと判断し、医師に「退院したいです」と相談します。 すると、「まだ貧血がひどいので心配ではありますが……出血さえなければ大丈夫なので、夕方に内診して異常がなければ退院OKとしますね」と言ってもらえました。 夕方の内診を受けたとき、病理検査の結果も教えてもらったのですが……子宮筋腫だと思っていたものを顕微鏡で調べてみると、実は子宮内膜ポリープだったのだとか。いずれにせよ、大量出血の一因となっていたものを取り除くことはできたので、あとは退院に向けて体調を回復させるだけです。 しかし…… せっかく医師から退院許可をもらえたのに、再び出血してしまいました。 「そろそろ生理がくる時期なので、数日ほど出血が続くかもしれません」と医師に相談すると、「退院するのは大丈夫なのですが、貧血はあいかわらずひどいので……出血量が増えそうな場合はプラノバール(中用量ピル)を飲んで、一旦生理を止めてくださいね」との指示が。 2018年6月某日に大量出血して床に倒れ、子宮内膜ポリープの切除手術を受けたひぽぽさん。 約2カ月後の同年8月、大学病院の免疫血液内科と婦人科で検査を受けるも数値は悪いままで、持病のSLE(全身性エリテマトーデス)やリウマチの症状である、体の痛みやしびれは悪化する一方です。さらには貧血もひどいままで、医師に「子宮筋腫や子宮内膜ポリープができやすい体質」と言われているため、今後また病気が再発するおそれもあります。 ーー私の体はこれからどうなってしまうんだろう…… どこもかしこも痛く、先に見えない未来に不安になってしまうひぽぽさん。しかし、 ーー私の体なんだから、どれだけ大変だったとしても、一生付き合っていかなくちゃいけないんだーー泣いていても体が良くなるわけじゃない。できることを一つずつやっていこう……! と気持ちを切り替え、前を向いて一歩踏み出したのでした。 SLE(全身性エリテマトーデス)は難病指定されており、60年以上前には不治の病とまで言われていたそうです。現在はステロイドと免疫抑制薬で、症状をある程度コントロールできるようになったのですが、それでも完治は難しく、つらい症状と長期間付き合っていかなければなりません。ひぽぽさんの場合は、こういったSLEやリウマチの持病を抱えながら、婦人科系疾患とも闘わなければならないのです。 本作を通じて、ひぽぽさんはとても心がやさしく繊細な人なのだと感じました。これからは『私の体が弱いせいで誰かに迷惑がかかる』なんて思わず、体がつらいときや心が折れそうになったときは、家族を頼ったり、作品を通じて読者に弱音を吐いたりしてほしい。心からそう思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ひぽぽコミックエッセイで体験談を描いてます。SLE(全身性エリテマトーデス)とリウマチの持病がある私が、妊娠とその後にまつわる婦人科系疾患の治療の日々を漫画で綴っています。*2018年10月MEA手術後、子宮線筋症と診断されました。
2023年03月18日閉経後に出血があると、「もしかして閉経じゃなかった?」と思ってしまうかもしれません。けれど、不正出血はさまざまな病気の初期症状であることも。そこで、閉経後に不正出血があるとき考えられる原因と、対処について産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。★関連記事:閉経から3年後、不正出血が! 子宮がん検診で擬陽性になり、 子宮内膜の組織を採取した結果閉経後にリスクが高まる“子宮体がん”閉経後に突然出血があった場合、まず検査したいのが“子宮体がん”であると駒形先生は言います。「子宮体がんは、子宮体部の内側にあり、胎児を育てるための子宮内膜から発生するがんです。 40代後半から増加し、50~60代がピークです。子宮体がんの発症には卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンが関係していますが、原因の約8割がプロゲステロンが出ないことによるエストロゲンの過剰分泌に遺伝子異常が加わったものだと考えられています。そのため、ホルモンバランスが崩れやすくなる閉経後は特に注意が必要なのです」(駒形先生)また、閉経後が危険なのは、生理が子宮体がんを防いでいたから、と先生は言います。生理により子宮内膜が剥がれれば子宮内の炎症は起きないため、子宮体がんのリスクを抑えられていたのだそうです。自覚症状は不正出血以外にもあるのでしょうか。「茶色いおりものが分泌されたら、不正出血と思ってください。進行すると排尿しづらい、または排尿時に痛みを感じる、性交時に痛みがある、下腹部や腰の痛みなどがあります」(駒形先生)子宮体がんのリスクになるその他の要因そして、閉経以外にも子宮体がんにかかりやすい要素はあると先生は言います。「まず肥満です。脂肪細胞が多いと、エストロンというエストロゲンに似た物質が出るのですが、これはホルモンバランスを乱す原因になります。次に妊娠出産の経験がないこと。生理は子宮体がんを防ぐ働きがありますが、何十年も絶え間なく毎月生理が来ることは子宮に大きな負担がかかるためです。また、ホルモン補充療法も原因になることがあります。女性ホルモンを補充すると子宮内膜が厚くなりますが、子宮内膜が厚いのに剥がれない状態は子宮体がんのリスクを高めます」(駒形先生)もし3つのうち1つでも当てはまることがあれば、注意が必要です。がん検診のときは必ずエコー検査を!子宮体がんは不正出血があってもホルモンバランスの乱れとされ、見逃されることも多いそうです。そのため、健康診断が早期発見のカギになります。「自治体や企業の婦人科のがん検診は子宮頸がんが中心で、今のところ子宮体がんはオプション検査となることが多いようです。しかし、発症リスクが高い40代後半以降なら、年に1回はエコー検査を受けてほしいですね」(駒形先生)子宮体がんも、他のがんと同様、発見が早ければ早いほど完治の可能性は高くなると言います。オプションとなると二の足を踏みがちですが、積極的に受けたいものです。まとめ閉経前でも生理不順が長く続いていたり、乳がんの経験があったりすると子宮体がんのリスクが高まるそうです。更年期や閉経後の不正出血は軽く捉えず、婦人科を受診してみましょう。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。イラスト/きびのあやとら著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年03月12日20代後半のころ、生理痛がひどくて鎮痛剤も効かず、痛みが増すいっぽうだったため、婦人科を受診しました。診断結果は「子宮内膜症とチョコレート嚢胞(のうほう)」。ホルモン療法もおこないましたが、最終的には開腹手術をして、チョコレート嚢胞を摘出。おかげで30代は特別ひどい生理痛もなく、2人の子どもに恵まれ、落ち着いて過ごすことができました。ところが40代に突入したころから生理前後の頭痛が気になるようになり、突然生理痛が復活。「落ち着いていた子宮内膜症の症状が悪化したのかも」と気持ちが沈みました。婦人科を受診してわかった原因は……。★関連記事:「子宮が張り裂けそう!」深夜に突然下腹部が痛み出した原因は… #アラフォーの気にし過ぎな毎日 26体調を記録しておくと診察がスムーズ生理痛が復活してから、しばらくは生理が来るたびに鎮痛剤で対処していました。しかし、3~4カ月おきに鎮痛薬も効かないくらいひどい痛みに襲われたり、出血が10日以上続いたり、生理が終わっても腹痛が治らなかったりと、明らかに生理前後の体調が異常でした。そして、「子宮内膜症の症状が悪化した?」と不安な気持ちで婦人科へ行きました。婦人科を受診する際、以前通院していた医師からもらった「毎朝の検温と体調を記録しておくと良いよ」というアドバイスを思い出し、手帳に生理の周期や痛みがひどかった日などをメモしてから行きました。そのかいあって自分の体の状況をしっかり伝えることができ、診察はスムーズに進みました。内診の結果は「子宮腺筋症(しきゅうせんきんしょう)、骨盤子宮内膜症」。私は子宮内膜症の症状が悪化した事実にショックを受けました。また、初めて耳にする子宮腺筋症という名前にも戸惑いを覚えました。子宮腺筋症とはどんな病気なのかを医師に聞いてみると、子宮内膜に似た組織が子宮の筋肉内に生じてしまう病気とのことでした。もともと子宮内膜症は、本来月経となる子宮内膜が子宮の内腔ではない場所にできてしまう状態。卵巣にできれば行き場のない子宮内膜がたまってチョコレート嚢胞になり、子宮の筋層内にできれば筋肉が厚くなって子宮腺筋症となるそうです。結果、経血量が増え、生理痛がひどくなるということでした。低用量ピル「ヤーズ」の作用と副作用受診した当時、私は間もなく40代後半。近々更年期を迎えるかもしれないということが頭をかすめ、そんな私に合った治療方法があるのか内心不安でした。医師から勧められたのは、低用量のピル「ヤーズ」の服用。それまで、ピルは若い人に処方される薬だと思っていた私は、ピルと言われて最初は戸惑いましたが、ピルを服用することで排卵を抑えるため、月経量が減少し生理痛も軽くなるのだと聞き、納得しました。また、ホルモンのバランスを一定にするので、生理前のイライラなどの不調を改善することも期待できるそうです。副作用としては、吐き気、めまい、頭痛、不正出血などがあり、また重篤なものには血栓症を発症する危険があるので注意が必要とのこと。特に40代は慎重に考える必要があるようで、喫煙歴や今までかかったことのある病気によってはピルの服用ができない人もいるそうです。ピル以外にもホルモン剤の選択肢はあるようですが、私の場合、喫煙者ではないこと、適度な運動をしていることを考慮してくださって、服用OKとなりました。服用開始から3カ月ぐらいで体調に変化が病院を受診した次の生理の初日から、ピルの服用をスタートしました。28日間で1シートになっており、毎日同じ時間に服用します。副作用の1つに吐き気があるということでしたが、服用初回の夕食後にやはり気持ち悪くなりました。副作用の症状や程度は人それぞれかと思いますが、私は我慢できるレベルでしたので、気持ち悪いながらも家事をこなすことができました。そして「ヤーズ」を服用し始めて約1~2カ月間は、気持ち悪さは続きましたが、「ヤーズ」が3シート目になったころから服用後の気持ち悪さは徐々に薄らいできました。私の場合、吐き気のほか、生理期間が終わったあとに少量の不正性器出血が10日間くらい続きました。これもピルを服用した場合に不正性器出血することもあると医師から聞いていたとおりでした。血栓が疑われるような足の痛みや腫れ、息切れなどの症状はありませんでした。生理痛はピルを服用し始めたからといってすぐになくなるわけではありませんでした。そのため医師に確認の上、市販の鎮痛剤を服用していました。しかし、吐き気同様「ヤーズ」が3シート目になったころから経血量が減少し、生理痛もかなり緩和され、鎮痛剤を服用しないで過ごせるようになってきました。本当にうれしい変化でした。まとめ現在「ヤーズ」は5シート目になり、体調は安定しています。妊娠・出産以外で婦人科を受診するのはなんとなくおっくうだなと思っていましたが、毎月続くひどい生理痛が緩和され、薬のおかげか生理前後の頭痛の回数も減少。うれしい変化が多く、受診して本当によかったと思います。ホルモンのバランスが一定になったことで、精神的に落ち着いていることも日々実感しています。合併症のリスクなども含めて先生と相談しながら、「ヤーズ」もしくは他の薬剤変更も検討して閉経まで乗り切りたいと思います。体と心がラクになったことにあぐらをかくことなく、日々健康に留意しながら穏やかに過ごしていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/Pたろー(44歳)間もなく40代後半へ。根っからのミーハー心で、これから迎える更年期もポジティブに過ごしたい。
2023年01月21日閉経を迎え、やっと生理のわずらわしさから解放されました。ところが思いがけず、不正出血が起きました。そこで子宮がん検診をしたところ擬陽性と診断され、子宮内膜全面掻爬術(しきゅうないまくぜんめんそうはじゅつ)をおこなってもっと詳しく調べることに。急にがんと隣り合わせになり、不安な日々を送る私に伝えられた検査の結果は……。★関連記事:生理ではないときに出る微量の不正出血…その原因は「子宮内膜ポリープ」だった!がんの可能性が高いって…閉経後、突然の不正出血49歳で閉経し、生理のない生活を快適に思っていました。閉経後3年くらいたった2019年3月27日、朝トイレで親指ほどの大きさの薄い赤色のものがトイレットペーパーについていることに気付きました。血かどうか確認のために、もう一度ペーパーを腟の入り口に押し当ててみると、また赤色が付きました。それは不正出血でした。慌てて、SNSで不正出血の原因を検索。閉経後の出血は、危険な場合が多いので病院に行くようにと、多くのサイトで書いてあったのですぐに会社に電話をして午前中の有給休暇を取りました。毎年子宮がん検診をしてもらっている近所の病院へ。いつもと同じように、経腟エコーと細胞を採取する検診をおこないました。結果はまさかの擬陽性検査を受けた10日後、結果を聞きに病院へ向かいました。いつもテンション高めで明るい女医さんから「今回、擬陽性って出ちゃったのよね~」と告げられました。初めて聞く「擬陽性」という言葉にショックを受け、顔がひきつる私に先生は「擬陽性だからってがんって決まったわけじゃないのよ。少しのサンプルじゃわからないから、もっとたくさんの細胞を採取することになると思うわ。はっきりしたほうが安心でしょ? 紹介状書くからね、行ってきて」と励ますような口調で言いました。不正出血があった日から約1カ月後、私は紹介された大学病院へと行きました。産婦人科の待合室には多くの人がいましたが、半分は定期健診を受ける妊婦さんでした。小さい子ども連れの方もいて、幸せそうにおなかに手を当てていました。がんかもしれなくて不安でたまらない私は、子どもの声も妊婦さんの姿も疎ましく感じました。予約時間を大幅に過ぎたころ、名前を呼ばれて医師の元へ。医師からは「採取した細胞を見直しましたが、私も擬陽性だと思います。閉経後の不正出血はがんである可能性が極めて高いので、子宮内膜全面掻爬という手術で検査しましょう」と言われました。そして「これからすぐ入院の手続きはできますか?」と聞かれ、入院の手続きをすることになりました。子宮内膜全面掻爬術とは、子宮内膜の全面をかき出して組織を採取し、顕微鏡で検査する手術です。この手術はがんか内膜増殖症という子宮内膜が厚くなってしまう病気か診断が確定できなかった場合におこなうのだそう。その場で、同年5月16日〜5月18日にかけて2泊3日の入院と手術が決定。引き続き入院手続きのオリエンテーションがあり、さらに血液検査や心電図、胸部X線など手術に向けた検査が次々とおこなわれました。不正出血からすでに1カ月たっており、その間にインターネットでさまざまな情報を読みあさっていたので不安は日に日に募ります。がんを前提とした悪い未来ばかりが頭に浮かんでいました。子宮内膜全面掻爬術の検査結果は5月16日、午前中に入院予定通り5月16日に入院し、まず内診とエコー検査を受けました。午後からは、子宮の入り口を広げる処置をしました。これが大変痛いと、ネットの情報を読んでいたので、痛みに弱い私は恐ろしくてたまりませんでした。「ちょっと痛いよ。すぐ済むからね」と声をかけられ、カーテンの向こうから何か大きめの器具が挿入されました。本当に痛くて、「うっ!」と大きな声が出ました。この器具は手術まで入れっぱなしにしておくとのこと。「ガーゼなどが出てきたら教えてね」と看護婦さんに言われたので、器具以外にガーゼも入っていたようです。その後の痛みはありませんでしたが、器具が入っている違和感がずっと続きました。子宮の入り口を広げる処置の後は静かにベットで過ごし、食事の制限もありませんでした。5月17日、手術当日翌日の手術は、午後1時に開始予定でした。起床時より絶食で何も食べることができませんでした。というのも全身麻酔をかけるので、麻酔中の誤嚥(嘔吐したものが気管や肺に入ること)を防ぐためなのだそう。午前9時から点滴開始。手術30分前に麻酔を効きやすくする筋肉注射を打ちました。10分前に手術室に移動し、心電図と血圧計、鼻に酸素が流れるチューブがつけられました。手術室のベッドに横たわると、鼻のチューブを抜く代わりに酸素マスクがつけられて、静脈麻酔が点滴の横から投与されました。大学病院なので研修生が何人かいて、恥ずかしいなあと思っているうちに記憶がなくなりました。目が覚めると元の病室のベッドの上にいました。その後は術後観察で、体温測定や抗生物質の内服のために看護婦さんがたびたび病室に来てくれました。術後の痛みはあまり感じなかったです。経過に問題はなかったので、晩ご飯は食べることができました。5月18日、朝に退院翌朝、午前9時には退院して電車に乗って帰宅しました。術後の出血も痛みもほとんどなく、退院した翌日からいつものように出勤できました。退院してからも医師の「閉経後の不正出血はがんである可能性が極めて高い」という言葉が、何度も思い出され、その都度泣きたくなりました。しかし、仮にがんであったとしても、子宮を摘出すれば命を落とすことはないだろうと、自分に繰り返し言い聞かせていました。5月31日、結果は…手術から約2週間後、結果を聞くために病院を訪れました。結果がどうなのか緊張する中、いよいよ名前が呼ばれました。こぶしをぎゅっと握って医師の前に座ると、「明らかな悪性所見は認められませんでした」との言葉が。それからエコーで内膜肥厚(ないまくひこう)なし、掻爬した細胞に異型は見つからなかったと説明がありました。その瞬間、「よかった、がんではなかった!」と一気に体の硬直が解けました。診察室を出てからすぐ、夫と子どもたちと会社の上司に電話をかけ、喜びの報告をしました。帰りの電車の中では安心感で頬が緩み、外の景色も前回とは別のもののように見えました。手術にかかった費用は、3割負担で39,796円でした。医療保険に加入していたので、手術の保険金が支払われました。半年後に経過確認のために大学病院の産婦人科の再診を受けました。その後の不正出血の有無を聞かれ、内診とエコーの診察がありました。異常がないようでしたので、これで一連の検査が完結しました。そして最初の病院に検査報告を持って行ってくださいと書類を渡され、やっと病院を後にすることができたのです。最初の女医さんは結果を聞いて、「狂い咲きしちゃったかしらね〜」と冗談っぽく言っていました。その後は毎年自分の誕生月に、必ず子宮がん検診を受けることにしています。実は手術を受けた2年後、また少しですが出血がありました。悪夢の再来かと、会社を途中で抜けて慌てて病院へ。幸いそのときも異常なしでことなきを得ています。なぜ出血するか明確な理由はわかっていません。なのでトイレに行くたびにパンツに血がついていないかチェックしています。まとめ子宮内膜全面掻爬術とは本当におどろおどろしい言葉です。擬陽性と聞いてから、急にがんが身近なものとなり不安な暗い毎日を送っていました。年を取ると病気にかかることが多くなります。実は夫も健康診断で、前立腺がんに関わる数値が高く出て、検査入院することになりました。長生きができてしまう世の中になった今、病気の早期発見で少しでも軽症で済ませ、残りの人生を明るく送りたいものです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/中村聖子自宅で学研教室を開校していた。海外で働いていたこともある。趣味はゴルフ。
2023年01月11日私の生理周期は安定しており、初潮以来大きく乱れることはありませんでした。しかし、25歳のころ、生理が終わったばかりにもかかわらず、またすぐに生理がきたような出血が見られたのです。不正出血に、「何か病気なのかもしれない」と婦人科へ急ぐと……。 規則正しかった生理周期が突然…25歳ごろのことです。生理が終わったばかりのある日、トイレで出血していることに気がつきました。「不正出血?」と思いましたが、「まぁ、生理も終わったすぐだしこういうこともあるのかな」とこのときは軽い気持ちで考えていた私。 しかし、次の日には生理2日目の経血と同程度の出血が。焦りながらも「たまたまだよね。気にしなくても大丈夫だろう」と自分に言い聞かせていましたが、2、3日後も同じように出血が見られたのです。 もしかして病気かも? 急いで産婦人科へ「おかしい! 何かの病気かもしれない!」と、さすがに心配になった私は、仕事の昼休憩中に、かかりつけの産婦人科へ行くことに。不正出血があることを伝え診察をしてもらいましたが……結果、特に異常は見つからず。 すると、先生からは「疲労やストレスが関係しているかもしれない」と言われたのです。そこで私はハッとしました。実は、数カ月前に昇進して異動になった私は、環境が変わったばかりであるのと、慣れない仕事に手こずっていたため、連日残業が続いていたのです。 気分転換や休息の大切さに気づいた仕事は忙しかったですが、気を張っていたせいか、私自身としてはあまり疲れを感じていませんでした。先生に指摘されて初めて、疲労やストレスが溜まっていることに気がついたのです。自分が気がつかない間に、体は悲鳴を上げていたのかもしれません。 先生と相談し、治療として低用量ピルを処方してもらうことになりました。それと同時に、先生からの休息を意識的にとったり、ストレスを溜めないよう好きなことをしてリフレッシュしたりするようすすめられました。 その後、処方された低用量ピルのおかげで不正出血もなくなり、生理の周期は元に戻りました。また、先生のアドバイスのもと休息をしっかりとり、自分の好きなことに没頭する時間をつくるようにしたおかげか、それ以来、生理周期は安定しています。1カ月の間に何度も出血したときはとても不安でしたが、病院へ行ったことで、結果的に自分の体のことを考えるいいきっかけにもなったと思っています。 著者/高埜 紫作画/おみきさん監修/助産師 REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2022年11月17日6年の交際を経て結婚。入籍から3カ月後、妊娠が判明! しかしその翌朝、大量に出血し流産してしまいました。初めての子育てに奔走して、すぐに2人目を考えられなかったりほさんでしたが、子育てが落ち着いてきた、長男ハルくんが2歳半のころ。 生理がこないため、検査薬を試したところ結果は陽性!しかし、新居へ引っ越しする日が迫っていたこともあり、妊娠を喜びつつ細心の注意を払って作業を進めるりほさん夫婦。無事に新居へ移り、生まれてくる赤ちゃんを含めた、4人家族の暮らしを想像していましたが…… 12週の壁 ※りほさんが前回流産したのは、妊娠8〜9週のときでした。一般的には、妊娠12週までの早期流産の確率は10〜15%と言われています。 検診→健診 ※妊娠12週〜22週未満の後期流産は1〜2%と言われています。 妊婦健診を受け、胎嚢を確認できてホッとするりほさん。前回の流産の経験がどうしても頭をよぎり、不安になるものの、「そう何度も起こらない、大丈夫、きっと大丈夫」と自分に言い聞かせます。 妊娠8週目を過ぎたころからつわりが始まり、2回目の妊婦健診では無事に心拍も確認できました。 さらに食べづわりが始まり、唯一食べられるコンビニの冷やし中華を1日かけて食べて過ごしていました。 そして妊娠9週目を過ぎたころ。トイレに行くと少量の出血が! 念のために病院へ連絡すると、「生理のときのような出血や、痛みが出てきたらまたご連絡ください」と、様子を見るように言われました。 一般的には流産の8割が妊娠12週未満に起こるため、12週の壁を越えれば流産の可能性が低くなると言われています。 「つわりがあるのは赤ちゃんが元気な証拠きっとこの子は大丈夫」そう思っていたりほさんでしたが、願いとは裏腹に、ごく少量の出血は5日間止まることはありませんでした……。 次回、誰か助けて! 多量の鮮血が出て、血の気が引いて……!? 監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2022年11月05日高いところから落下し、意識がないトラくん。トマトさんはトラくんに付き添い、救急車で病院へ向かいました。医師の診察の結果は……?診察の結果は… 救急車内で「内出血しています」と告げられたトマトさん。病院に着いて待つ間、頭が真っ白になり、うまく呼吸もできなくなってしまいます……。 そして、診察の結果、トラくんは頭蓋骨骨折、脳内出血していることがわかり、緊急入院することになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年11月04日私は35歳を過ぎたころから、原因不明の不正出血に悩まされるようになりました。生理と関係のないタイミングで発生する微量の出血、原因がわからない症状に日々不安は募るばかり……。しかし、そのころ再開した不妊治療の中で、1つの原因へとたどり着くことになりました。★関連記事:「月に2回生理が来ることも」子宮内膜症と更年期と思われる症状が重なり、症状緩和のためにしたことは排卵時出血と思いきや…30代も後半になったある日、トイレに入ると、ちょっとした違和感に気付きました。なぜかトイレットペーパーに、うっすらとしたピンク色の血液がついていたのです。このときまで出血といえば生理に関することと思っていたため、「きっと生理前の排卵期出血だろう」と、あまり気にも留めず、トイレを後にしました。しかし、この日に不正出血が起こって以降、度々トイレットペーパーにうっすらとしたピンク色の血液が残るようになったのです。初めは「タイミングが一定なら、排卵期出血や生理の初日だろう」と思い、記録を続けていましたが、そこに規則性はありませんでした。となると、思い当たる原因はなく、発生時期も頻度もバラバラ……。私は次第に、不安を抱えるようになりました。ちょうどそんなとき、これまで休んでいた不妊治療を再開し婦人科に通院することにしました。不妊治療のこと、そして不正出血のことも相談すると、医師はすぐに内診をおこなってくれました。「これでやっと原因がわかる」と、安心したのもつかの間……。「内診で見える範囲に問題はない」と医師から告げられました。むしろ、子宮はきれいで心配する必要なしとのこと。すると、ここまで続いている不正出血の原因は一体何なのか、気になるばかりです。子宮鏡検査で原因が判明その後もしばらく不正出血が続いたまま、私は不妊治療を続けていきました。しかし、なかなか妊娠には至らず、体外受精へとステップアップすることになったのです。人工授精と比べて、高度な治療が必要な体外受精。医師からは、受精卵を子宮へと移植する前に、念のため子宮環境を詳しく調べる子宮鏡検査をおこなうようすすめられました。子宮鏡検査とは、胃カメラのように細いカメラを子宮の中に入れて、内部を直接観察するとのこと。医師によれば、これまでの超音波検査による内診などではわからない症状も、この子宮鏡検査で見つかることがあるというのです。こうしてすすめられた通りに子宮鏡検査をおこなったところ、子宮の中にイボのような盛り上がっている場所があることがわかりました。それは「子宮内膜ポリープ」というものだそう。検査を終えると、「以前から相談を受けていた不正出血も、子宮内膜ポリープに関係している可能性が高い」という見解が示されたのです。無麻酔の日帰り手術でポリープを切除医師によると、子宮内膜ポリープは不妊治療においても着床の妨げになる可能性が高いとのこと。手術をすすめられ、私はポリープを切除することに決めました。「体内のポリープを除去する手術なのだから、大掛かりになるのだろう」と、どうやって仕事の休みを取ろうかと思案していたところ、なんと日帰りで対応しているクリニックがあると教えられました。仕事の調整をせずに済むので私はすぐに紹介状を書いてもらうと、2日後にはそのクリニックへと向かいました。再び子宮鏡検査がおこなわれると、やはり子宮内にはポリープが1つあるとのこと。そこで、医師からは手術をおこなうための具体的な説明を受けました。聞いていたように日帰りで手術をおこなうこと。そして当日の手術は無麻酔でおこなうとのこと……。日帰りという魅力につられてやってきた私に、無麻酔での手術という衝撃的事実がつきつけられた瞬間でした。私が行った婦人科クリニックでは子宮用の細い内視鏡を使用することで、無麻酔での手術を可能にしていました。正直、痛みに対する不安はありましたが、結局手術を受けることに決めました。覚悟を決めていたつもりでしたが、緊張と不安はぬぐい切れず、手術前に心拍数は上がり続ける一方。あまりの上がり具合に、一時は医師から中止を提案されたほどでした。手術がスタートしてしまえば痛みは耐えられないものでなく、20分ほどで手術は終わりました。当初は5分ほどで終わると伝えられていた手術でしたが、どうやら手術日までにポリープが増えており、時間が延びたようでした。この日を境に、不正出血はぴたりと止まり、不妊治療で妊娠することができました。現在は出産を終え、すでに生理は再開していますが、今でもあのときのような不正出血はありません。そう考えると、やはり子宮内膜ポリープが不正出血に影響していたのだろうと感じています。まとめ不妊治療をしていため超音波検査は度々おこなっていましたが、子宮鏡検査をするまでは子宮内膜ポリープの指摘を受けたことはありませんでした。しかし、今後不正出血があったときには、私はまず子宮内膜ポリープを疑うでしょう。手術日までに子宮内膜ポリープが増えていたため、これからも安心とは言いきれませんが、うまく自分の体と付き合っていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/さとうのりこ(35歳)産後のからだの変化に驚愕しながら、日々どうにかしようと奮闘する1児の母。体験談をはじめ、幅広い記事を執筆しています。
2022年10月18日oriko(@HideOriko)さんの夫は10年前、くも膜下出血を発症しました。後遺症により、夫は身体を動かすことができず、気管を切り開いたために声を出すこともできません。コミュニケーションを取ることが難しくなったのです。しかし、10年もの間、懸命なリハビリを続けた結果、夫は文字を書けるようにまで回復。orikoさんは、朝に夫が紙に書いてくれたひと言を見て、涙を流しました。くも膜下出血の重い後遺症で自分で身体を動かせない気管切開で声も出せない意思伝達装置も上手く使えなくてなかなか詳細なコミュニケーションがとれない夫が10年リハビリ頑張って少し動かせるようになった左手で今朝書いてくれた一言。朝から号泣した pic.twitter.com/wKN5jTiyFx — ori旧垢@新垢開設しました (@ori_oekaki) January 5, 2022 夫が紙に書いたのは、「幸せ」のひと言。夫は、発症から10年間、orikoさんに支えられて暮らしていることに幸せと感謝を感じ、紙に書いて伝えたのでしょう。orikoさんは、夫が書いた言葉を見て、「なかなか言葉を伝えることが難しい夫がこんな言葉を書いてくれるなんて…。こんな夫と夫婦になれて本当に幸せです」と振り返っています。2022年6月現在、orikoさんの夫は、笑顔を浮かべることができるようになりました。夫は、orikoさんと前を向きながら、今後も幸せに暮らしていくはずです。くも膜下出血という重い病気に立ち向かい、多くの困難を乗り越えてきたのですから。[文・構成/grape編集部]
2022年06月14日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。ある日、すごい血の塊が出たため医師が診察すると、血腫が消えていることがわかりました。早産の確率が下がりホッとした鳥野さん。おなかの張りはあるものの、出血や腹痛も治まってきました。ようやく、MFICUから一般病棟へ移ることに。そして出血などが治まってホッとしたのもつかの間、今度は別の不安に襲われる事態に……! やっと出血が治まったと思ったら… 血腫が消えて出血や腹痛が治まった鳥野さん。しかしつわりはあったため、一般病棟(大部屋)への移動はきついものでした。 そして妊娠25週、26週の健診で、羊水が減っていることがわかります。やっと血腫が排出されて腹痛が治まったと思ったら今度は羊水の減少。 鳥野さんはまた不安になりました……。 対処法があるわけではなく、ひたすら安静に過ごす毎日。 すると、26週5日目、事態は急展開します。 朝、トイレへ行くとナプキンにかなりの水分が含まれていたのです! 「まさか破水?」「羊水だったらどうしよう……」 ナースコールをすると、羊水反応検査をするために看護師さんがナプキンを預かってくれました。 ◇◇◇ 助産師さん曰く、正常な破水は子宮口全開大ごろに起こりますが、陣痛開始後、子宮口全開大になる前に起こることもあれば、陣痛開始前に起こることもあるそうです。そのため、もし羊水が流れたような感じがしたときは、自分で破水かどうか判断するのは難しいので、かかりつけの産院に診てもらうことが大切なのだそうです。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年05月22日■前回のあらすじ医師から「黄体機能不全」と診断された私。治療する術もなく、その後5年ほど症状は変わらぬまま。しかしあるとき、それまでとは違う体調不良の日が続き…。■これってもしかして…?仕事の帰りに、ドラッグストアに立ち寄りました。妊娠検査薬。これを使ったのは、もう9年前のこと。「妊娠なんてね… まさか…」という気持ちと、「でもやっぱりこの状態はおかしいよね…」という気持ちで少しドキドキしながら妊娠検査薬を使うと…。妊娠なんて何年も前のこと。年齢的にも体力的にも昔と全然違う。しかし、妊娠は素直に嬉しく、もちろん「出産する」と夫婦で決めましたが、嬉しさの反面、不安もありました。その数日後。今まで妊娠中に出血をしたことがなかった私は一気に不安になり、すぐに産婦人科へ電話をし病院へ向かいました。産婦人科にはたくさんの妊婦さんが待合室で待っていて、私が診察できたのは産婦人科に着いてから2時間後ぐらいたった後でした。診察してもらうと…「妊娠していますね。出血がまだ続くようならまた来てください。それとね…」■不正出血の原因はほかにあった?何年もモヤモヤしていた不正出血…「筋腫のできている部位によっては、月経以外に出血する」と検索していた時に見た気がする…。ずっと黄体機能不全だと思っていたけど出血の原因には、筋腫も絡んでいたのではないのかな…?その後の妊娠の経過は至って良好で、妊娠初期につわりがあったものの中期にはおさまり、仕事も臨月近くまで続けることができました。幸いにも筋腫が大きくなることがなく、無事出産。しかしそれから2年後のこと。生理が再開してしばらくして…再び生理ではないのに出血が…!どういう事だろう…、また黄体機能不全? それとも筋腫かな…? どちらにせよ、また出血が続くあの日々がまた続くのは、イヤだな…。筋腫は出産したときに取れたはずなのに…、何が原因なのだろう?次回に続く「子宮筋腫に何年も悩まされた話」(全7話)は7時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年12月18日冬は気温が下がるため、身体の血管が収縮することによって血圧が上昇します。血圧は、全身に血を届けるポンプの状態を表す数値。大きく変動することで、病気を引き起こすこともあるのです。寒くなり始めた2021年10月、みもふ(@mimohu)さんは家族に恐ろしい出来事が起こったといいます。72歳になる、みもふさんの母親を突然襲ったのは、くも膜下出血でした。母親が急に『くも膜下出血』で倒れ…くも膜下出血は、脳の血管が破れることによって起こる症状。その日、みもふさんは体調不良を訴える母親を心配しながら見守っていたのですが…。母親の発症によって、家族にも変化が…母がクモ膜下出血で倒れました(実録)4/4 pic.twitter.com/AmMIftjUQZ — みもふ@C99 大淀合同誌 (@mimohu) December 1, 2021 くも膜下出血の主な前兆は、頭痛や吐き気、めまいとされています。みもふさんの母親のように、強い頭痛が出ない場合もあるのだとか。発症した場合は速やかに救急車を呼び、一刻も早く病院で治療を受ける必要があります。みもふさんが母親の異常にすぐに気付き、速やかに対応したこともあり、みもふさんの母親は無事に日常生活を取り戻すことができました。しかし、くも膜下出血は一度発症したら後遺症が残る可能性があり、最悪の場合は命を落としてしまう恐ろしい症状なのです。みもふさんの母親はグレード1~2で比較的軽傷だったものの、再出血すれば亡くなってしまう危険性が高い状況だったといいます。漫画を通してみもふさん一家の体験談は多くの人に広まり、「自分も健康に気を付けよう」「怖すぎる」といった声や、同じようにくも膜下出血でつらい目に遭った人からコメントが寄せられました。くも膜下出血を予防するには厚生労働省によると、くも膜下出血の最大の原因は高血圧。ほかにも、高血圧は多くの病気を引き起こします。また、たばこや飲酒、肥満も、くも膜下出血のリスクを高くするとのこと。対策としては定期的な検査や、ウォーキングなどの適度な運動を行うことが推奨されています。発症したら一刻一秒を争う命の危機にひんする、くも膜下出血。自分や大切な人を守るためにも、日頃から生活習慣に気を遣うようにしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年12月04日6年の交際を経て結婚。入籍から3カ月後、妊娠が判明!しかしその翌朝、大量に出血し流産してしまいました。初めての子育てに奔走して、すぐに2人目を考えられなかったりほさんでしたが、子育てが落ち着いてきた、長男ハルくんが2歳半のころ。 生理がこないため、検査薬を試したところ結果は陽性!しかし、新居へ引っ越しする日が迫っていたこともあり、妊娠を喜びつつ細心の注意を払って作業を進めるりほさん夫婦。無事に新居へ移り、生まれてくる赤ちゃんを含めた、4人家族の暮らしを想像していましたが…… 12週の壁 ※りほさんが前回流産したのは、妊娠8〜9週のときでした。一般的には、妊娠12週までの早期流産の確率は10〜15%と言われています。 ※妊娠12週〜22週未満の後期流産は1〜2%と言われています。 妊婦健診を受け、胎嚢を確認できてホッとするりほさん。前回の流産の経験がどうしても頭をよぎり、不安になるものの、「そう何度も起こらない、大丈夫、きっと大丈夫」と自分に言い聞かせます。 妊娠8週目を過ぎたころからつわりが始まり、2回目の妊婦健診では無事に心拍も確認できました。 さらに食べづわりが始まり、唯一食べられるコンビニの冷やし中華を1日かけて食べて過ごしていました。 そして妊娠9週目を過ぎたころ。トイレに行くと少量の出血が! 念のために病院へ連絡すると、「生理のときのような出血や、痛みが出てきたらまたご連絡ください」と、様子を見るように言われました。 一般的には流産の8割が妊娠12週未満に起こるため、12週の壁を越えれば流産の可能性が低くなると言われています。 「つわりがあるのは赤ちゃんが元気な証拠きっとこの子は大丈夫」そう思っていたりほさんでしたが、願いとは裏腹に、ごく少量の出血は5日間止まることはありませんでした……。 次回、誰か助けて! 多量の鮮血が出て、血の気が引いて……!? 監修/助産師REIKO監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2021年11月28日高いところから落下し、意識がないトラくん。トマトさんはトラくんに付き添い、救急車で病院へ向かいました。医師の診察の結果は……?診察の結果は… 救急車内で「内出血しています」と告げられたトマトさん。病院に着いて待つ間、頭が真っ白になり、うまく呼吸もできなくなってしまいます……。 そして、診察の結果、トラくんは頭蓋骨骨折、脳内出血していることがわかり、緊急入院することになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2021年10月21日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ内診の日まで不安で仕方なかったけれど、胎嚢が見えた瞬間、とても幸せな気持ちになりました。■ある日トイレに行くと…■出血は止まるどころか増えてしまい…一気に事が進み始めました。腹痛が出始めた時には「これはヤバイやつだ!」という考えに…。病院に電話するよりも職場に電話して報告することが一番緊張したのを覚えています。次回に続く(全20話)「大事な我が子を産むまで」連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年08月24日閉経後に出血があると、「もしかして閉経じゃなかった?」と思ってしまうかもしれません。けれど、不正出血はさまざまな病気の初期症状であることも。そこで、閉経後に不正出血があるとき考えられる原因と、対処について産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。閉経後にリスクが高まる“子宮体がん”閉経後に突然出血があった場合、まず検査したいのが“子宮体がん”であると駒形先生は言います。「子宮体がんは、子宮体部の内側にあり、胎児を育てるための子宮内膜から発生するがんです。 40代後半から増加し、50~60代がピークです。子宮体がんの発症には卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンが関係していますが、原因の約8割が、プロゲステロンが出ないことによるエストロゲンの過剰分泌に遺伝子異常が加わったものだと考えられています。そのため、ホルモンバランスが崩れやすくなる閉経後は特に注意が必要なのです」(駒形先生)また、閉経後が危険なのは、生理が子宮体がんを防いでいたから、と先生は言います。生理により子宮内膜が剥がれれば子宮内の炎症は起きないため、子宮体がんのリスクを抑えられていたのだそうです。自覚症状は不正出血以外にもあるのでしょうか。「茶色いおりものが分泌されたら、不正出血と思ってください。進行すると排尿しづらい、または排尿時に痛みを感じる、性交時に痛みがある、下腹部や腰の痛みなどがあります」(駒形先生)子宮体がんのリスクになるそのほかの要因そして、閉経以外にも子宮体がんにかかりやすい要素はあると先生は言います。「まず肥満です。脂肪細胞が多いと、エストロンというエストロゲンに似た物質が出るのですが、これはホルモンバランスを乱す原因になります。次に妊娠出産の経験がないこと。生理は子宮体がんを防ぐ働きがありますが、何十年も絶え間なく毎月生理がくることは子宮に大きな負担がかかるためです。また、ホルモン補充療法も原因になることがあります。女性ホルモンを補充すると子宮内膜が厚くなりますが、子宮内膜が厚いのに剥がれない状態は子宮体がんのリスクを高めます」(駒形先生)もし3つのうち1つでも当てはまることがあれば、注意が必要です。がん検診のときは必ずエコー検査を!子宮体がんは不正出血があってもホルモンバランスの乱れとされ、見逃されることも多いそうです。そのため、健康診断が早期発見のカギになります。「自治体や企業の婦人科のがん検診は子宮頸がんが中心で、今のところ子宮体がんはオプション検査となることが多いようです。しかし、発症リスクが高い40代後半以降なら、年に1回はエコー検査を受けてほしいですね」(駒形先生)子宮体がんも、ほかのがんと同様、発見が早ければ早いほど完治の可能性は高くなると言います。オプションとなると二の足を踏みがちですが、積極的に受けたいものです。まとめ閉経前でも生理不順が長く続いていたり、乳がんの経験があったりすると子宮体がんのリスクが高まるそうです。更年期や閉経後の不正出血は軽く捉えず、婦人科を受診してみましょう。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2021年07月15日38歳で結婚した私。「年齢的に早めに妊活したほうがいいよね」と夫と話し、妊活を始めたものの、なかなかよい結果が出ないままでした。あるとき「今回もダメだったかぁ」と残念会をした翌朝のこと、まさかの出来事が起きたのです。 その日のうちに私たちは産婦人科へ。すると、エコーで胎嚢が見え、「妊娠5週目です」と言われました。出血のことも話しましたが、特に原因はわかりませんでした。 その後、残念会でお酒を飲んでしまったことを思い出し、罪悪感を感じましたが、「過ぎてしまったことは仕方ない!」と思いなおし、その後は控えるようにしました。そうして誕生した娘はもう1歳に。元気に育ってくれています! よく聞く妊活は女性が頑張っている印象がありましたが、男性も頑張らないとうまくいかないなと思いました。 夫はたとえ朝忙しくても、時間に余裕がない日でも頑張ってくれました。 だからこそ、私は「本当に子どもが欲しいと思ってくれているんだな」と思えましたし、夫婦の大切なスキンシップの時間にもなったので、妊活中も心は安定していました。今となっては夫婦の気持ちを合わせる良い機会だったと思っています。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 原案/小森風子さん作画/まっふ
2021年05月30日独身時代は「下着に出血=生理」と思っていた私。でも、出血するのは生理のほかにも理由があることを、身をもって学んだ私の体験エピソードです。 結婚前から生理が重く、周期も不安定な私私は、結婚前も結婚後も生理が重く、生理周期も安定しているとは言えません。だから勝手に「私は妊娠しづらい体なんだろうな……」とずっと思っていました。 実は、私の周りには、不妊で悩んでいる先輩が何人かいたのです。そういう環境だったこともあって、余計にそう思い込んでいたのかもしれません。 生理と思ったらまさかの…あれは新婚旅行が終わり、ほっとしていたとこのこと。トイレに行くと、下着に血液がついていました。「あ~、おなかが痛くなってきたし、またつらい生理が始まるのか……」と憂うつになったのですが……。 いつもなら、どんどん経血の量が増えていくのに、今回はまったく増えません。それどころか、どんどん量が少なくなっていくのです。 「何かの病気かも……」と心配になった私は夫に相談。夫は「もしかして妊娠じゃない?」と言い、念のため妊娠検査薬を使ってみることに。すると、驚いたことに陽性反応! 私はてっきり生理だと思っていたのでとてもびっくりしましたが、すぐに病院へ。そして、病院で妊娠を確認できたのです。その際、出血について産婦人科の先生に確認すると「それは着床出血で間違いないですね」とのことでした。 出産間近に生理2日目のような出血が!その後は順調に妊娠生活を送り、いよいよ出産間近というとき。またしても下着に生理2日目のような出血が! 不安になって病院へ行くと、「それは“おしるし”ですね。子宮口も4cm、開いていますよ」と言われたのです! 「おしるし」で思った以上の出血があったこと、そして子宮口も開いていたことに驚きましたが、それから順調に陣痛が始まり、無事に出産することができました。 「下着に血液=生理」とは限らないということを身を持って学びました。私は妊娠も出産も、「出血」で気づかされました。そして、いつもは生理のたびにブルーな気分になっていましたが、生理は大切な命を授かるための大事な期間であることを改めて感じることができました。次にくる生理には感謝したいくらいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO----------文/こんゆきさん
2021年04月23日2018年の夏、私は33歳でした。10代はスポーツに、20代からは仕事をバリバリしていました。ただ、生理は不規則で、 1カ月に2回きたことや、1カ月以上こなかったことなどもありました。しかし、30代になってからは規則正しくなり、6日間くらいの生理が、だいたい30日周期でくるように。規則的になると、準備がしやすくなりました。 このときも、「きっと生理とかぶるなぁ」と思いながら、小豆島へ2泊3日の旅行へ。すると、初日からおなかが重くなり、トイレへ行くとやっぱり生理がきていました。予想はしていたので、持っていた生理用ナプキンをつけて、旅行を楽しんでいました。 普段だと生理2日目は量が多いのですが、このときは、2日目も3日目も、1日目とほとんど変わらない量。色はいつもよりは少し黒いような気もしましたが、「いつもと違う!」とはっきり確信が持てないくらいの微妙な違いで……。体調はいつもと変わらず元気だったので、あまり深くは気にせず、たくさん歩き、走り回って、旅行を楽しんでいました。そして、楽しい旅行はあっという間に終わり、出血もいつも通り6日目で止まりました。いつもと違っていたのは、この6日間、出血量があまり増えず、ずっと同じくらいの少量だったことくらいでした。 そして、次の月。「また来週くらいから生理だなぁ」と思ったころから、体調が悪くなりました。気持ち悪く、食欲もなく、寝転んでいる時間が長くなったのです。まったく動けなくはないですが、食べ物のにおいも気になるように。それが、3日、1週間、2週間、と続いていたなかで「あれ?そういえば今月、まだ生理がきてないな」と気づきました。その後、赤ちゃんは順調に育ち、無事に出産することができました。今回のことを経験して、体調がいつもと変わらなくても、色や量など経血の状態に気になることがあったら、婦人科を受診したほうがいいのかな、と感じました。受診すると、不安だったことがすっきりと解決することもあるし、 自分自身が安心でき、体を守ることができるなと思いました。 監修/助産師REIKO--------原案/西川りんさん作画/まっふ
2021年03月20日複数の映画やテレビドラマに出演し、端正な顔立ちと安定感のある演技力が人気を博している、俳優の清原翔さん。2020年6月に、感染性心内膜炎による脳内出血を発症し、緊急手術を行いました。報道から半年以上が経った現在もなお、ネット上では彼の身を案じ「ゆっくり療養してほしい」といった応援の声が相次いでいます。清原翔の所属事務所が発表「現在復帰に向けてリハビリに専念」2021年2月1日に、所属事務所は清原さんの現在の状況についてコメントを発表。「現在は復帰に向け、医師の指導を受けながらリハビリに専念している」と報告しました。清原は2020年6月12日に感染性心内膜炎による脳内出血を発症し、緊急手術を行いました。その後複数回の手術を経て、現在は体調も安定し、脳に関しても異常はないとの診断結果を受けております。また、現在復帰に向け、医師の指導を受けながらリハビリに専念しております。STARDUSTーより引用また、清原さんに対して励ましの言葉や手紙、千羽鶴などの贈り物をもらったことについて「清原もみな様のあたたかい気持ちに大変感謝しております」とつづっています。復帰に向けてもうしばらくお時間をいただくかと存じますが、また皆様に元気な姿をお見せできるよう、今後も本人、ご家族と共に前向きに取り組んでまいりますので、どうかお待ちいただけますと幸いです。STARDUSTーより引用所属事務所は最後に報道関係者に対して「自宅周辺や実家、親戚、医療機関などへの取材行為はご遠慮いただき、引き続き温かく見守ってください」とコメントしました。ネット上では次のような反応が寄せられています。・ずっと気になっていたので、近況を知ることができてホッとしました。・気長に待っているので、焦らず、リハビリに専念してください。・ご無事で何よりです。また清原さんの演技が見られる日を楽しみにしています!芸能活動への復帰は、しばらく時間がかかるとのこと。清原さん自身のペースでリハビリをこなし、いつかまた元気な姿を見せてくれる日を、多くの人が願っています。[文・構成/grape編集部]
2021年02月01日教育番組『おかあさんといっしょ』(NHK)で、『うたのお兄さん』を務めた今井ゆうぞうさんが、2020年12月21日に脳内出血で急死したことが明らかになりました。今井さんは、2003年から5年間、『うたのおねえさん』の、はいだしょうこさんとペアを組んで10代目の『うたのお兄さん』として多くの子供たちに歌や笑顔を届けてきました。同月28日に今井さんと同郷で、過去に共演をしていたシンガーソングライターのKEiさんがTwitterで公表。遺族の代わりに報告をしたといいます。「ミライCool!!」でご一緒していただいた、10代目うたのおにいさん『今井ゆうぞうさん』が、2020年12月21日、脳内出血のためお亡くなりになりました。ご遺族に代わりまして、僕からご報告させていただく事をお許し下さい。 pic.twitter.com/dFHiGeOpRj — KEi (@KEi_Geranium) December 28, 2020 今井さんは同月15日に自身のブログを更新しており、目が真っ赤に腫れている写真を公開して「免疫力が落ちているのが自分でも分かる」と、早めに病院にかかることを宣言していました。今井さんの訃報には、多くの人がショックを受けました。・え、信じられない…。言葉にならないです。・子供がとてもお世話になった時代のお兄さん。絶句した。・ウソでしょ…。ちょっと唐突すぎて…。お兄さんの笑顔が好きだった。また、はいださんを心配する声もたくさん上がっていました。突然の訃報に、多くの人が気持ちの整理ができていないことでしょう。今井さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2020年12月28日私が31歳、結婚して2回目の夏でした。そろそろ子どもを……という予定はありましたが、もともと生理が重かったためピルを5月まで飲んでいて、やめたばかりでした。すると、夏休みで帰省しとときに茶色い出血が続くようになったのです。 茶色い出血が続くも特に気にせず…結婚して実家から離れたところで過ごしているため、3週間くらいの夏休みは地元の友人との飲み会や姪っ子と遊ぶ予定でびっしり。実家に戻り8月の初旬、ちょっと予定日よりも早い生理1日目のような茶色い出血が……。 私は少し早く生理が来たのだろうとしか思わず、予定通り友人との飲み会も姪っ子との遊びもフェスもがんがん楽しみました。しかし、その間も生理1日目のような茶色い少量の出血は、ずっと止まりませんでした。 病院に行かず2週間が経過夫には「病院に行けよ」と言われていましたが、お盆休みだったのと、実家近くの病院に行っても……と、病院には行かずに2週間が過ぎました。今まで1週間以上出血が続いたこともあるけれど、ここまで長いのは初めてでした。そこで、実家から家に帰るとすぐに病院へ。 すると判明したのは、まさかの妊娠!!!! 私はてっきり生理だとばかり思っていたのですが、妊娠にともなう出血だったようです。しかし、処方された薬を飲むと約1カ月後には出血が止まりました。 おなかの中で元気に育ち、無事出産!その後、赤ちゃんは順調に育って妊娠40週3,400gで立派に生まれてくれました。今もすくすくと育ってます。ピルをやめてすぐだったのと、そんなに簡単には妊娠しないだろうとたかを括っていた私。お酒を飲んだり、フェスで大暴れしたり……本当に本当に過酷なおなかの中を体験させてしまったなと、反省しました。 幸い子どもは無事におなかにい続けてくれましたが、もし流産してしまっていたら後悔し続けていたと思います。やはり生理が来なかったり、出血が続いたりするなど、少しでも何か変だなと思ったら婦人科へ行かなければいけないなと思いました。基礎体温もちゃんと測ろうと思っています。 監修/助産師REIKO-------------文/きらやかまなさん
2020年11月19日妊娠8週の妊婦健診で無事に赤ちゃんの心拍を確認。そして前から気になっていた出血の原因もわかります。 この日、妊娠8週での妊婦健診だったのですが、先生がなにやら子の大きさを測り、その大きさをもとに「8W2d」と変更しているようでした。※w=week(週)、d=day(日) そして生理予定日から長く悩まされていた茶色い出血ですが、どうやら前に見つかったポリープが原因ということがわかりました! 赤ちゃんには影響がないようなのでほんと一安心……! 「安定期入ったら取るかどうするか考えます」とのことでしたが、結局取らずに済みます。 あとこの日は子宮頸がんとクラミジアの検査もしていただきましたが、相変わらず何も感じず一瞬でした! 【第71話につづく】 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 漫画家 まっふ令和元年5月1日生まれの男の子を子育て中の漫画家。多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を備忘録としてブログにのんびり4コマで更新中。ベビーカレンダーでは妊娠中のお話「妊婦レベル1 まっふの冒険記」を連載中。息子とのお昼寝と一日の終わりにするゲームがなによりの至福。
2020年11月10日「あれ、生理?」「もしかして着床出血?」「生理にしては早くない?」「生理にしては茶色い?」……これって妊活している方にとっては一喜一憂の出来事ですよね。ただの生理だと思って放っていたら、取り返しのつかない事態に発展する恐れも…。そこで、私が「危なかった…」と感じた妊活中の体験を紹介します。 妊娠判定日の1週間前、茶色い出血がダラダラと…妊活歴が2年ほど経過し、ついに体外受精までステップアップしたときのことです。凍結胚移植も無事終わり、あとは妊娠判定日を待つばかりでした。 しかし、妊娠判定日の1週間前くらいから、茶色い出血がダラダラと出始めました。生理の終わりかけのような、茶色いおりものという感じ。私は毎月の生理前後にも茶色いおりものがダラダラと続く体質だったので、特に変だとは思わず、「あ、ダメだったか。生理が来たのかな」と勝手に解釈し、仕事も毎晩20時くらいまで普通に残業して働いていました。 担当医からのひと言は予想外!しかも、思わぬ危機までそして、いざ妊娠判定日になり、病院を受診しました。「きっとダメなんだろうな」と思いながら、血液検査を受け、担当医の診察へ。すると、担当医から発せられたのは「妊娠しています」というひと言でした。私は、「じゃあ、あれって生理じゃなかったの!?」と、とても驚き、そして混乱しました。 さらに驚いたのは、担当医からの「切迫流産です、今すぐ安静に過ごしてください」という通告でした。「え、流産?」思わず声が出ました。生まれて初めて妊娠できたのに、喜ぶ暇もなく、いきなり流産の危険性を指摘されてしまったのです。「切迫流産」は、まだ流産しているわけではなく、そのリスクの中にあるという状況。通常は、自宅安静もしくは入院をして出血が収まるまで様子をみます。 私は、診察後に美容院の予約を入れていたのですが、医師には「美容院も、仕事もダメ。とにかく自宅安静か入院を選ぶように」と言われました。 担当医の言葉で思い知った「妊娠って奇跡」私は当初、自宅安静を選びましたが、数日後にさらに大量出血。怖くなって入院に切り替えました。担当医からは、「妊娠判定1週間前の出血があった時点で、なぜもっと早く受診しなかったの? 毎日、仕事も残業もして動き回っている状況で、本当に流産する恐れがあったよ」と注意されました。そこで改めて怖くなり、妊娠がいかに奇跡なのかを思い知りました。 2週間の入院中は、毎日薬を飲み、診察を受けながら寝たきりで過ごし、その後は、また自宅安静。実家に帰ってお世話になり、ここでもほとんど寝たきりで過ごしました。仕事は、結局2カ月ほど休職しました。 この体験から学んだことは、不正出血があったらすぐに病院に相談してみること、そして必要があればすぐに受診したほうがいいということ。そして、決して妊娠がゴールではないということです。私と同じように毎月不正出血があるような人でも、妊活している時期には、たとえ不正出血でも、病院に相談したほうがいいのだなと思いました。 監修/助産師REIKO-----文/佐川ゆきさん
2020年08月27日お産は千差万別、何があるかわかりません。私と長男に起きたできごとをご紹介します。 第1子妊娠中の話です。妊娠36週の健診では特に問題もなく、子宮口もまだ開いていないし赤ちゃんもあまり下がっていなかったため、マタニティ生活を満喫していました。ところが!健診から2日後、破水?と思って便座を覗くと、まさかの大量出血でした。すぐに病院に行くことになりました。その間も出血は止まらず……。当日は土曜日で家に夫がいたため、すぐに車を出してもらい、 数十分後病院へ到着。当直の先生に診てもらうと先生の顔色が一変、そのまま緊急帝王切開で出産することになったのです。原因は常位胎盤早期剥離でした。 夫は先生から説明を受けて手術同意書にサインをし、双方の実家に電話をして両親や兄弟が駆け付けてくれました。病院に到着してからあれよあれよという間に長男が誕生しました。病院到着からされるがままでしたが、長男の泣き声を聞いたときはホッとして涙が溢れました。 私は大量出血したこともあり貧血に悩まされましたが、長男は何の問題もなく2人揃って1週間で退院できました。 何の予兆もなく突然の出血からの帝王切開手術。出産はいつ・何が起こるかわからないので、入院準備は早めにしておいたほうが安心だと思いました。また、子どもの名前も決めていなかったので、早めに考えておけばよかったと後悔しました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 原案/タカハシユウ作画/和田フミ江
2020年08月11日■あらすじ夫に理不尽な言い方をされカチン…! しかし残りの招待状は夫がやってくれることになりました。職場に迷惑がかかると思って、通院を選びました。次に続きます。\いくたはなさんのブログはこちらから↓/ いくたの前向記後向記 \人気作家の動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年07月10日「自分は重い病気にはならない」そう思っていました。そして病気になったときに思うのです。「まさか私が…」「あのとき、早く病院に行っていたら……」。 私の場合、大事には至りませんでしたが、そんな気持ちに直面した体験をお話します。急遽、実家の母に来てもらい息子を預けて病院に行くと、先生から思いがけない言葉が返ってきました。 「右卵巣がすごく腫れてるね。チョコレート嚢胞(のうほう)でしょう。これ以上大きくなりと手術も考えていかなきゃいけないね」 チョコレート嚢胞は、子宮内膜症という病気のひとつで、卵巣に月経血成分が貯留することで卵巣が腫大した状態のことを言うそうです。最悪、卵管が捻れてしまったり、卵巣が破裂してしまうと、命の危険もあるとのことでした。 私は、頭が真っ白に。とりあえず、その日は痛み止めをもらい、帰路につきました。結果としては、何事もなく大丈夫だったのですが、いつ誰でも婦人病になる可能性があること、そして定期検診は必須だということを初めて感じました。 また、産後に排卵出血がある人も多いそうです。いつもと違うな、と感じたらすぐに受診したほうがいいと実感した出来事でした。 原案/浜切 瞳作画/まっふ
2020年06月16日