ピアニストの阪田知樹が「第32回 出光音楽賞」を受賞した。「出光音楽賞」は将来有望な若手の育成という観点から、意欲・素質・将来性などに重きを置き、新進の音楽家を顕彰するもの。1990年に制定され、第32回は阪田、亀井聖矢、森野美咲が選ばれた。阪田知樹は、2016年にフランツ・リスト国際ピアノコンクールで第1位に輝き、6つの特別賞を受賞。東京芸術大学を経て、現在ハノーファー音楽演劇大学大学院ソリスト課程に在籍している。第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールでは最年少19歳で入賞するなど、多くのコンクールで称賛を浴びる気鋭のピアニストだ。また、作曲・編曲活動も行っており、横浜アーツフェスティバル実行委員会の委嘱を受けて編曲を行い、横浜音祭り2019オープニングコンサートを初演。昨年5月には「阪田知樹ピアノ編曲集ヴォカリーズ」が出版された。今年9月にはラフマニノフ生誕150周年を記念した協奏曲全曲演奏会を行うなど、精力的に演奏活動を続けている。なお、「第32回 出光音楽賞」の授賞式と受賞者による「出光音楽賞受賞者ガラコンサート」が開催される予定だ(日時・会場未定)。■チケット情報
2023年03月29日出光美術館では、2023年1月7日(土)より、『江戸絵画の華』展が開催される。2019年、同館のコレクションに加わった旧プライス・コレクション約190件のなかから、選び抜いた80数件を、初めて御披露目する展覧会だ。プライス・コレクションとは、アメリカの美術コレクター、エツコ&ジョー・プライス夫妻(プライス財団)によって収集された、江戸時代の絵画を中心としたコレクションのこと。近世美術は没個性で面白みに欠けると思われていた時代に伊藤若冲を発見し、江戸絵画がいかに豊かで多彩な魅力にあふれているかということを、日本人に教えてくれたコレクションといっても過言ではない。プライス・コレクションといえば、とくに有名なのは、伊藤若冲のコレクションである。ジョー・プライス氏が24歳の時、日本美術好きな建築家フランク・ロイド・ライトと入ったニューヨークの古美術商で時に若冲の《葡萄図》に出会い、大学の卒業祝いにもらっていたメルセデス・ベンツの代金を、本作につぎ込んだというエピソードが知られている。作品では、屛風いっぱいに細かく引いたマス目をひき、そのひとつひとつに色を入れながら、動物たちのパラダイスを描いた《鳥獣花木図屛風》や、晩年の軽妙な水墨画なども有名だ。1月7日(土)~2月12日(日)の第1部「若冲と江戸絵画」で、これら若冲の世界や肉筆浮世絵の作品などを紹介。2月21日(火)~3月26日(日)の第2部「京都画壇と江戸琳派」では、旧プライス・コレクションの精華である円山応挙とその周辺の画家たち、また酒井抱一や鈴木其一など江戸琳派の作品を紹介する。第1部の若冲とともに、応挙が57歳の時に手掛けた《懸崖飛泉図屛風》や、源琦、山口素絢、岸駒といった応挙の教え子や強い影響を受けた画家たちの作品、また江戸琳派の、洗練された洒脱な作品など、第2部のコレクションも、心ゆくまで堪能したい。<開催情報>『江戸絵画の華〈第1部〉若冲と江戸絵画 〈第2部〉京都画壇と江戸琳派』会期:〈第1部〉2023年1月7日(土)~2月12日(日)、〈第2部〉2023年2月21日(火)~3月26日(日)会場:出光美術館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(1月9日は開館)、1月10日(火)、 2月13日(月)~2月20日(月)料金:一般1,200円、大高800円※事前予約制公式サイト:
2023年01月06日アイドルグループ・SixTONESの楽曲「Lifetime」が出光興産の新企業CMに採用されたことが27日、わかった。同曲が使用されているのは、「人と人がつながるエネルギー。」をキーワードとする新企業CMのうち「世界の日の出」編と「街の顔」編。「世界の日の出」編は英語バージョンも制作し、グローバル展開も検討されているが、英語バージョンにも同様に「Lifetime」が採用された。「Lifetime」は、SixTONESの1stアルバム『1ST』に収録されている壮大なバラード。『1ST』は、1月12日発表の「オリコン週間アルバムランキング」で初週売上46.7万枚を記録し、初登場1位を獲得した。YouTubeで公開された「うやむや」の全編アニメーションのミュージックビデオが再生回数540万回を突破するなど、アルバムオリジナル曲も注目を集めている。
2021年01月27日TBS系時代劇『水戸黄門』、『大岡越前』らに出演した俳優の出光元さん(享年82)が、8日午前8時43分に肺腺がんのため死去した。 17日に所属事務所が公式サイトで発表した。葬儀、告別式はすでに近親者のみで執り行った。出光さんは昭和10年に佐賀県で生まれ、NHK『まんてん』、『父帰る』、映画『新・男はつらいよ』などドラマや映画に多く出演した。
2017年08月17日岡田准一が11月14日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われた主演最新作『海賊とよばれた男』の完成披露試写会に出席。本作で出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにしたとされる主人公・国岡鐵造を演じ、特殊メイクで60代以降の晩年期も熱演しており、「僕が不安に思っているのを察して、皆さんが『60代に見えるよ』と一言くださり、救ってくれました」と演技を後押しした共演者の“エール”に感謝を述べた。完成披露試写会その他の写真2013年度本屋大賞第1位に輝いた百田尚樹の同名ベストセラー小説を、同じく百田原作の『永遠の0』を大ヒットに導いた岡田准一主演×山崎貴監督のタッグで映画化。石油の将来性を見抜いた名もなき一青年が常識を覆す奇想天外なアイデア、型破りな行動力を武器に、激動の時代を生き抜き、石油事業を通じて戦後の日本に勇気と希望を与える姿を描いた。完成披露試写会には岡田と山崎監督に加えて、吉岡秀隆(東雲忠司役)、染谷将太(長谷部喜雄役)、鈴木亮平(武知甲太郎役)、野間口徹(柏井耕一役)、ピエール瀧(藤本壮平役)、綾瀬はるか(鐡造の妻・ユキ役)、堤真一(盛田辰郎役)、國村隼(鳥川卓巳役)、小林薫(甲賀治作役)が顔を揃えた。岡田の感謝コメントに対し、「大好きなはずの准一くんが目の前にはいない。その代わりに、憎たらしいことしか言わない国岡のジジイが目の前にいました」(國村)、「映像ではもちろん違和感ないんですが、(現場で)近くで見ても60歳くらいにしか見えなかった」(鈴木)と岡田の“なりきり”ぶりに太鼓判を押した。また、紅一点の綾瀬について、岡田が「数日間だったんですが、綾瀬さんが現場に来たときの喜び方といったら」と男だらけの舞台裏を明かすと、当の綾瀬は「わずかな日々でしたが、活気ある“国鐵商店”に参加できてよかったです。私も男性だったら混ざりたいと、うらやましく見ていました」と照れくさそうに撮影を振り返った。『海賊とよばれた男』12月10日(土)全国東宝系ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年11月14日出光クレジット、MasterCardおよび三井住友カードは10月1日、全国の出光サービスステーションで使えるプリペイドカード「出光キャッシュプリカ」の会員が、MasterCardのオンライン加盟店でより安全にネットショッピングをすることを可能にする「ネットdeプリカ」の提供を開始した。このたびの提携により、MasterCardの決済ソリューションであるIn Control(イン・コントロール)を活用して、出光キャッシュプリカをオープン化(独自仕様のシステムやネットワークなどを、より汎用性の高いものと組み合わせること)することを実現し、全国約340万人の出光キャッシュプリカ会員は、新たにプリカ残高の範囲で、インターネット上のMasterCard加盟店でショッピングすることが可能になる。また、実店舗に於いては従来通り、出光サービスステーションにて、プリカ会員価格でガソリン等を購入することができる。「ネットdeプリカ」は、ハウスカードとしての出光キャッシュプリカの機能を維持したまま、会員に対して、より利便性の高いMasterCardの決済機能を付与するという画期的な取り組みになるという。また、「ネットdeプリカ」は、1回のみ利用可能なバーチャルカード番号による安心・安全の決済サービス。出光キャッシュプリカ会員は、出光クレジットの提供する会員専用サイトにインターネット経由でアクセスし、MasterCardのオンライン加盟店で利用してもらうためのカード番号を取得するだけで、簡単にサービスを利用できる。取得したカード番号は、一度の取引でしか利用のできない使い捨てのカード番号のため、不正利用されるリスクが大幅に低減され、安心・安全なネットショッピングを可能にするとしている。出光クレジット、MasterCard、三井住友カードの3社は、利便性と安全性の両立を実現する「ネットdeプリカ」の提供をはじめ、今後も消費者にとって付加価値の高いサービスを提供していくとしている。
2014年10月02日出光興産は10月28日、キャッサバからタピオカスターチ(でんぷん)を製造する際の残渣(キャッサバパルプ)を使ってエタノールを製造する技術の実証のため、タイ国内にパイロットプラントを建設し、運転を開始したことを発表した。今回の取り組みは、東南アジアにおける再生可能エネルギーとして有望なバイオ燃料事業への取り組みの一環として、タイ最大のスターチメーカーSanguan Wongse Industries(SWI)の工場敷地内にパイロットプラントを建設し、SWIの協力の下、技術実証のための運転を開始したというもの。今回開発されたバイオエタノール製造プロセスは、原料であるキャッサバパルプに対する特別な前処理が不要なほか、発酵槽での撹拌を行わないで済むといった特長があり、低コストでバイオエタノールの製造を可能にするもの。パイロットプラントの製造能力は年産50klで、同社では技術の実証を行った後、プロセスデータの採取を行い、商業化を目指す計画としている。
2013年10月28日クラシックの新進音楽家に与えられる「出光音楽賞」の第22回受賞者が発表された。「金子三勇士」の公演情報出光興産株式会社が主催する同賞は、『題名のない音楽会』(テレビ朝日系)の放送25周年を記念して1990年に制定。主にクラシック音楽の活動を対象に、育成という観点から、意欲、素質、将来性、昨年度の活躍などを選考基準とし、原則30歳以下の若手の音楽家に贈られてきた。これまでの受賞者は、『題名のない音楽会』の司会を務める佐渡裕(指揮)、リヨン国立歌劇場首席指揮者の大野和士(指揮)、ベルリン・フィルのコンサートマスターに内定した樫本大進(バイオリン)など。受賞後に世界の舞台へ大きく飛躍を遂げたアーティストも数多い。今回発表された第22回受賞者は、ピアニストの金子三勇士、マリンバ奏者の塚越慎子、ピアニストの萩原麻未。金子三勇士は2008年のバルトーク国際ピアノコンクール優勝。塚越慎子は2006年のパリ国際マリンバコンクール優勝。萩原麻未は2010年のジュネーヴ国際コンクール ピアノ部門・日本人初優勝。いずれも国際コンクールで多くの入賞歴をもち、今後の音楽会を担う新進演奏家として期待を集める逸材たちだ。「第22回出光音楽賞」の授賞式と受賞者によるガラ・コンサートは年内に開催され、その模様はテレビ朝日系で全国放送される予定。
2012年03月16日